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  • MotoGP | ホンダ 第11戦 オーストリアGP 決勝レポート

    MotoGP | ホンダ 第11戦 オーストリアGP 決勝レポート

    終日、青空が広がったMotoGP オーストリアGP決勝は、今季4度目のポールポジション(PP)から2周目にトップに立ったマルク・マルケス(Repsol Honda Team)と、予選3番手のホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)の一騎打ちとなり、後半追い上げた後半追い上げたロレンソが優勝、マルケスは惜しくも2位だった。終盤は何度も首位を入れ替える激しい戦いとなったが、レッドブル・リンクで2連勝中のドゥカティは今年も強さをみせた。

    レッドブル・リンク初制覇にあと一歩に迫ったマルク・マルケスは、「優勝はできなかったがチャンピオンシップで2位以下にリードを広げられた」と笑み。レッドブル・リンクで3連勝のドゥカティを相手にすばらしい戦いを挑んだマルケスに、スタンドにつめかけた大勢のファンから大きな拍手が送られた。

    これでマルク・マルケスは、総合首位をキープするだけでなく、総合2位で今大会6位に終わったバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)との差を49ポイントから59ポイントに広げ、3年連続5度目のチャンピオンに向けて、また一歩前進した。総合3位のホルヘ・ロレンソとは71ポイント差。総合4位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)とは72ポイント差と、大きなリードを築いた。

    今大会、序盤は、マルケス、ロレンソ、ドヴィツィオーゾの3人がトップグループを形成。中盤過ぎからはドヴィツィオーゾがトップの2人からジリジリと遅れ、そのロレンソに迫ったカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が4位でチェッカーを受けました。クラッチローは、今大会も表彰台争いを視野に入れるも、あと一歩届かず。しかし、シーズンを通して苦手とするサーキットでトップグループを追撃する走りを披露、クラッチローのホームGPとなる次戦イギリスGPに向けて手応えある走りとなった。

    昨年の大会で3位表彰台に立ったダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、今年は表彰台争いに加われず7位だった。予選9番手から追い上げに気合満点のペドロサでしたが、オープニングラップに他車と接触して14番手までポジションを落とした。それから全力で追い上げ、終盤ダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ)、ロッシとし烈な5位争いのグループに加わり、僅差の7位でフィニッシュした。

    以下、予選21番手から決勝に挑んだ中上貴晶(IDEMITSU LCR Honda)が、追い上げて15位でフィニッシュ。6戦ぶりにポイント獲得となった。予選16番手のフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、リアにソフトコンパウンドを選択したことで、結果的に序盤からペースを上げられず、19位だった。チームメートのトーマス・ルティもタイヤのパフォーマンスを引き出せず22位。悔しい結果に終わった。

    マルク・マルケス(MotoGP 2位)
    「今日はとてもレースを楽しみました。2位でフィニッシュしましたが、全力を尽くしました。ブルノでは十分な自信がありませんでしたが、ここではがんばりました。序盤、ギャップを広げるためにリアにハードタイヤを選んだので、最初から一生懸命プッシュしました。なぜならドヴィやロレンソがレース終盤、タイヤが消耗したときにとても速くなることが分かっていたからです。これが今日の戦略でした。前半は、それがうまくいくと思いましたが、再び彼らに追いつかれてしまいました。すばらしいバトルでした。自分のラインを変えて守ろうとしましたが、不可能でした。このサーキットは彼らがとても強いところです。特にストレートが強いです。このような状況ではベストを尽くだけです。今日はブレーキングとコーナーエントリーに強みがありました。もちろんこの強みをほかのサーキットでも活かしていきます。ここまでの戦いでは、常に表彰台に上がっています。これはもっとも重要なことです。ロレンソに対してわずか5ポイント失っただけで、ランキング2位のバレンティーノに対してはさらに差を広げました。この結果には満足しています。すばらしい仕事ができました」

    カル・クラッチロー(MotoGP 4位)
    「今日は表彰台争いはできませんでしたが、レースウイークが始まる前にトップ6でフィニッシュできたらうれしいと話しました。それを達成できました。うまく走ることができましたが、スタートでは、前のライダーたちについていけませんでした。ハードフロントタイヤではタイヤが温まらず、それは不可能なことでした。それは1周目の4コーナーで危うく転倒しかけたことでも明白でした。今日の結果にはとても満足しています。ここ数年は15位だったので、今日の4位は大きな一歩でした。獲得してきたポイントと、ここ数戦の力強いフィニッシュは、2週間後のシルバーストンで勝負に出られることを意味しています。トップ5フィニッシュは論外ではありません。ホームのファンの前で表彰台に上がることが目標です」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 7位)
    「スタートしてから1コーナーまで少し混乱していましたが、なんとか大丈夫でした。でもその後、僕とスミス、ロッシ、そしてザルコとの間で何かが起きました。ほかにだれがいたかは分かりません。僕はコースを外れ、ポジションを5つか6つ落とし、かなり後方に下がりました。序盤は、いつものようにグリップに苦戦しました。そのためいいリズムをつかむまで時間が少しかかりました。快適になってきてから何人かパスをして、状況はどんどんよくなっていきました。速いペースで走れるようになったころにはレースは後半に入っていました。次のレースでは、この点を解決する必要があります」

    中上貴晶(MotoGP 15位)
    「天気が回復していいコンディションになりました。朝のウォームアップでセッティングを少し変えて決勝に挑みました。セッティングの変更がタイム短縮につながりました。前半はビニャーレスについていけたし、それからもいいスペースを見つけてペースをキープできました。過去5戦、ポイントを獲得できないレースが続いていたので、1ポイントですが、獲得できてよかったです。終盤、アレイシ・エスパルガロをかわせてよかったです。今週はサンマリノGPの行われるミサノでテストがあるので、この数戦の課題をしっかり確認して改善したいです」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 19位)
    「自分のパフォーマンスにはかなり満足していますが、残念ながらタイヤの選択を誤ってしまいました。リアにソフトを選んだため、一緒に戦ったグループのほかのライダーよりは最初からグリップがありませんでした。終盤へ向けてグリップがさらに落ちたので、ソフトタイヤはいい選択ではありませんでした。でも自分のライディングとマシンのパフォーマンスには満足しています。シルバーストンのレース前に行われるミサノのテストが楽しみです」

    トーマス・ルティ(MotoGP 22位)
    「レースではいいリズムがつかめず、また今日は暑かったにもかかわらず、タイヤが温まらず難しいレースとなりました。忘れたい週末となりました。この問題の原因を確認して次のシルバーストンへ進みたいです」

  • MotoGP | ドゥカティ 第11戦 オーストリアGP 決勝レポート

    MotoGP | ドゥカティ 第11戦 オーストリアGP 決勝レポート

    2018年 MotoGP 第11戦のオーストリアGPが8月12日にレッドブル・リンクで開催され、ドゥカティ・チームのホルヘ・ロレンソが見事な勝利を飾った。

    予選3番手、フロントローからスタートしたロレンソは、前後ともにソフト・タイヤを選択。オープニングラップを首位で通過したが、その後マルク・マルケス(ホンダ)にオーバーテイクされ、18周目までチームメイトのアンドレア・ドヴィツィオーゾとともにマルケスを追う展開となる。

    次の周にマルケスをパスすることに成功するが、その後は最終ラップまで激しいバトルを繰り広げた。最終的には、わずか0.130秒差でロレンソがマルケスをかわしてフィニッシュラインを通過した。

    今回の勝利でポイントを130に伸ばしたロレンソは、ランキング3位に浮上。ドヴィツィオーゾは1ポイント差(129ポイント)の4位につけている。ドゥカティは、MotoGPがオーストリアに復帰して以来、レッドブル・リンクで3連勝を飾っている(2016年:イアンノーネ、2017年:ドヴィツィオーゾ、2018年:ロレンソ)。

    3位でチェッカーフラッグを受けたドヴィツィオーゾにとっても、素晴らしいレースとなった。土曜日の予選で2番手となり、フロントロー・スタートとなったドヴィツィオーゾは、フロント/リアともにミディアム・タイヤを選択。18周目までは、ロレンソ、マルケスとともにトップ・グループを形成するが、ターン1で小さなミスを犯してわずかにペースダウン。優勝したチームメイトと1.656秒差の3位でフィニッシュラインを通過した。ドヴィツィオーゾは、今回3位に入ったことで、ケーシー・ストーナー(24回)に次いで、ドゥカティのMotoGP史上2番目に多くの表彰台を獲得したライダーとなった。

    次回の第12戦イギリスGPは、8月24日~26日にシルバーストン・サーキットで開催される。

    ホルヘ・ロレンソ(Ducati MotoGPチーム #99) 1位
    「信じられないようなレースだった。これまでの自分のキャリアの中でもベストなレースのひとつだろう。とにかく凄いレースだった!これまで勝利したことのないこのサーキットで、マルケスとの接戦を制してドゥカティで優勝できて格別な気分だ。レース前に、どんな戦略を採るかを考えていたが、前回のブルノと同様にタイヤを労わって後半で勝負することに決めた。とくに今回のレースでは、ソフト・タイヤを選択した数少ないライダーとなったので、タイヤに優しいライディングを心がけて最後までもたせることができた。マルケスとのバトルで、彼をパスすることは難しいことが分かったので、デスモセディチGPの加速性能を最大限に活かして勝負する戦略に切り替えた。これが見事に功を奏した。チャンピオンシップ・ポイントでも3位に浮上することができたが、なにより僕たちのチームの仕事に誇りを感じているし、本当に満足している。マシンは、レースを重ねるごとに良くなっているので、今後のレースで何度も優勝争いができるだろう。今日は、チーム全員で勝利に酔いしれたい。彼らと仕事ができて本当に嬉しく思っている」

    アンドレア・ドヴィツィオーゾ(Ducati MotoGPチーム #04) 3位
    「レース序盤で、残念ながら今日はトップ争いをすることができないと思った。ホルヘよりも良いタイムを出していたにもかかわらず、彼をパスすることができなかった。そこでリア・タイアを使い過ぎて、終盤の10周はグリップが大幅に低下して、レースに少し影響が出てしまった。そこから先は、思った通りにコーナリングするのが難しくなり、全力でプッシュできなくなった。今日はブレーキングが良かっただけに残念だが、レースでは毎回いろんなことが起こる。タイヤを最大限に活かすことを常に考えてレースを戦うことが重要だ」

    ルイジ・ダッリーニャ(ドゥカティ・コルセ・ゼネラルマネージャー)
    「ここレッドブル・リンクで、週末を通して高い戦闘力を維持することができて嬉しい。天候に関係なく、フリープラクティスでもレースでも我々のマシンは速かった。ホルヘの走りは素晴らしかったし、さまざまな面で印象的だった。シーズンを通して、彼のブレーキングは非常にハードで、この面で彼のスキルは大きく向上した。アンドレアは残念だった。もっと上を狙えたと思うが、いずれにしても表彰台はすばらしいリザルトだ。敵ながらマルケスの走りも素晴らしかった。理論上は我々の方が有利なはずだが、そう簡単には優勝させてくれなかった。彼はよくやったと思う」

  • MotoGP 第11戦 オーストリアGP 結果 | ホルヘ・ロレンソが今季3勝目

    MotoGP 第11戦 オーストリアGP 結果 | ホルヘ・ロレンソが今季3勝目

    MotoGP 第11戦 オーストリアGPの決勝が8月12日(土)にレッドブル・リンクで行われ、ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)が優勝した。

    27.1℃、路面温度42.1℃のドライコンディションで28周の決勝レースはスタート。ホールショットを奪ったのは2番グリッドからスタートしたアンドレア・ドヴィツォーゾ(ドゥカティ)。だが、オープニングラップでは目まぐるしく順位が入れ替わる。

    1周目を終えてトップに立ったのはホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)。だが、すぐにマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)がトップを奪い、2番手にホルヘ・ロレンソ、3番手にアンドレア・ドヴィツィオーゾというトップ3が後続を引き離す形でレースは展開していく。

    4番手争いはカル・クラッチロー(LCR・ホンダ)、ダニロ・ペトルッチ(アルマ・プラマック)、アレックス・リンス(スズキ)が接戦を演じている。

    今シーズン初めてQ1敗退を喫して14番グリッドからスタートしたバレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ)は6周目には9番手まで順位を上げている。

    レースの折り返し地点となる14周目を終えた時点でマルク・マルケスがトップをキープ。その1秒以内で後方では前後ソフトタイヤのホルヘ・ロレンソと前後ミディアムタイヤのアンドレア・ドヴィツォーゾのドゥカティ勢が約0.1秒差で激しい2位争いを繰り広げる。トップ3と後続との差は5~6秒に開いている。

    残り10周、1コーナーでホルヘ・ロレンソがマルク・マルケスを抜いてトップに立つ。すぐにマルケスが3コーナーで抜き返すが、再びロレンソが抜きかえすという激しいバトル。アンドレア・ドヴィツォーゾはコーナーで膨らんでやや差が広がる。

    終盤はホルヘ・ロレンソとマルク・マルケスがコンマ2秒以内の激しいバトルを展開。マルケスのタイヤはフロントにミディアム、リアにハードと前後ともにロレンソよりも硬い。

    残り3周。3コーナーでインにつけなかったホルヘ・ロレンソを抜いてマルク・マルケスがトップに浮上。だが、ロレンソも負けじと前に出る。翌周、再び3コーナーでマルク・マルケスが前に出る。

    だが、ファイナルラップの1コーナーでホルヘ・ロレンソが前に出る。これまで抜かれていた3コーナーでもマルケスを抑えたロレンソがトップでチェッカー。今シーズン3勝目を挙げた。

    2位にはマルク・マルケス、3位にはアンドレア・ドヴィツィーゾが続いて、ドゥカティが2戦連続でダブル表彰台を獲得。

    4位にはカル・クラッチロー、5位にはダニロ・ペトルッチ、6位にはバレンティーノ・ロッシが入った。以下、ダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)、アレックス・リンス(スズキ)、ヨハン・ザルコ(ヤマハ・テック3)、アルバロ・バウティスタ(アンヘル・ニエト)がトップ10入り。

    21番グリッドからスタートした中上貴晶(LCR・ホンダ)は15位でフィニッシュ。6レースぶり、今シーズン5度目となるポイントフィニッシュを果たした。

    ランキングはマルク・マルケスが201ポイントでトップ。2位には53ポイント差でバレンティーノ・ロッシ、今回優勝のホルヘ・ロレンスは71ポイント差で3位に浮上した。

    2018年 MotoGP 第11戦 オーストリアGP 決勝 順位結果

    順位 No. Rider Team
    1 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム
    2 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム
    3 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム
    4 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール
    5 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング
    6 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP
    7 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム
    8 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター
    9 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3
    10 19 アルバロ・バウティスタ アンヘル・ニエト・チーム
    11 53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング
    12 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP
    13 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター
    14 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
    15 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ
    16 55 ハフィス・シャリン モンスター・ヤマハ・テック3
    17 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ
    18 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング
    19 21 フランコ・モルビデリ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS
    20 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ
    21 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム
    22 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS
    RT 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング
  • MotoGP | ヤマハ 第11戦 オーストリアGP 予選レポート

    MotoGP | ヤマハ 第11戦 オーストリアGP 予選レポート

    MotoGP 第11戦 オーストリアGPで、Movistar Yamaha MotoGPはマーベリック・ビニャーレスが11番手で4列目、バレンティーノ・ロッシが14番手5列目から決勝へ挑むことになった。

    マーベリック・ビニャーレスは、Q2で2回のピットインを行う作戦をとり11番手。チームメイトのバレンティーノ・ロッシは、ウエットコンディションとなったフリープラクティス第3セッションでトップ10入りを逃しQ1に臨んだが、Q2進出にはわずかに届かず14番グリッドとなった。

    Q2に進出したマーベリック・ビニャーレスは、序盤から積極的にペースを上げて一旦は6番手へ浮上。その後ピットに戻ると、8分強を残して2度目のトライに臨んだ。ここで1分24秒831を記録したが順位を上げることはできないまま、残り4分半で再びピットイン。作業を終えると残り時間は2分半となり、この時点で順位は12番手まで後退していた。

    残されたチャンスはあと2回。1回目で1分24秒284へ更新して11番手に上がり、さらにアタックを続けて最後の周回を全力で走り切ったが、タイムを更新することはできなかった。明日の決勝はグリッド4列目の真ん中からスタートする。

    一方、Q1からの挽回を狙ったバレンティーノ・ロッシは、テールについて来ようとする大勢のライダーを牽制するため序盤はペースを抑え、最初のアタックで8番手につけた。その後、2周続けてタイムを更新し、この日、初めて1分25秒台の壁を破って5番手に浮上した。

    残り6分強でピットに戻り、素早く作業を終えてコースに復帰。この間に一旦は7番手に後退していたが、ペースを上げたバレンティーノ・ロッシは2番手に浮上したろがすぐに4番手へと後退してしまう。残り2回のチャンスで区間最速を1回、区間自己ベストを2回記録して1分24秒309へ更新したが、ポジションを上げることはできず、決勝のグリッドは14番手、5列目となった。

    Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコは予選を作戦通りに走り切って6番手を獲得。午前中に行われたフリープラクティス第3セッションではウエットとドライ半々のコンディションのもとでデータを収集し、Q2ではその成果を生かして前日のベストタイムを0.880秒も短縮した。

    チームメイトのハフィス・シャーリンは、フリープラクティス第3セッションで9番手を獲得する大健闘を見せた。ドライコンディションに恵まれた予選でも初日の第1セッションから0.760秒短縮するなど好調を維持しており、決勝ではグリッド6列目からポジションアップを狙う。

    Movistar Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス (予選11番手/1分24秒284)
    「明日はトップ10に入って何としてもポイントを獲得しなければなりません。マシンには課題がありますが、まだ答を見つけられていないため、明日のウォームアップで修正できることを期待します。また、決勝用のタイヤも決まっていませんが、どうなったとしてもベストを尽くして戦うのみ。明日の決勝をしっかりと戦うため、さらに次のシルバーストンによい形でつなげるためにも、チーム一丸となってハードワークを続けます」

    バレンティーノ・ロッシ (予選14番手/1分24秒309)
    「今回はとてもアンラッキーでした。Q1までにドライは初日の午前中しかありませんでしたが、その時にマシンの調子が悪く、もう一方のマシンに乗り換えましたが、なかなかペースを上げられなかったのです。さらに、予選でソフトタイヤを試したときによいフィーリングを得られずQ2に進出することができませんでした。このような状態なので、決勝に向けてはセッティングを改善する必要があります。明日は5列目からのスタートですが、まずは最初の混戦をしっかりとこなしたいと思います」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「難しい予選になりました。フリープラクティス第3セッションはウエットだったので、ロッシ選手はQ1に回ることとなってしまいましたが、ビニャーレス選手はQ2に進むことができました。午後になってコンディションが変化したので、第4セッションではドライ用の様々なセッティングを試すこととなりました。また予選は思うようには進まず、ライダーたちは十分な結果を得ることができなかったので、チームとしてはこれから解決策を見つける作業を行います。決勝ではスタートが非常に重要になり、4列目と5列目から早いうちに前へ出ることが求められます。もちろんフルドライかフルウエットを望みますが、どんな天気になろうとウォームアップでしっかり調整していきます。今週はここまで厳しい状況ですが、ふたりが上位で戦えるマシンにすることが、私たちチームの責任。全員が一丸となって課題を解決し、この状況を乗り切ります」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ (予選6番手/1分23秒887)
    「フリープラクティス第3セッションはウエットコンディションになりタイムを更新できませんでした。第4セッションが始まる頃には路面が乾いており、加速ではやや苦戦するところもありましたが、タイムは順調に上がっていきました。全体的にマシンのフィーリングがよかったので好タイムを期待していたのですが6番手に留まったのは残念です。ライバルたちが非常に速く、彼らと競り合うのは決して簡単ではないでしょう。でもこの位置から好スタートを切り、序盤から最大限の力を尽くして戦い、表彰台に近づけるようにがんばります」

    ハフィス・シャーリン (予選18番手/1分24秒834)
    「18番手と後方からのスタートになりました。コンディションが目まぐるしく変わるなかでよいフィーリングをつかむことができず、リアのスピンに苦戦しました。必要なグリップと適正なリズムをつかみたかったのですが難しかったですね。でも少しずつ解決方法が見えてきています。明日の午前中のウォームアップでもう一歩、前進できるようがんばります」

  • MotoGP | スズキ 第11戦 オーストリアGP 予選レポート

    MotoGP | スズキ 第11戦 オーストリアGP 予選レポート

    スズキは、MotoGP 第11戦オーストリアGPの予選、アンドレア・イアンノーネが8番手、アレックス・リンスが10番手と共にトップ10スタートを獲得した。

    オーストリアGP初日は午後から雨に見舞われ、時に雷を伴う大荒れの天候となったが、走行2日目となる土曜の朝は空が明るくなり、天候は回復の兆しを見せる。しかし午前のFP3では路面が完全に乾かず、気温も上昇しなかったため、ストレートQ2入りを逃したアレックス・リンスはタイムアップのチャンスなく、ウエットセッションを8番手で終了。

    午後のFP4は完全に雨が上がり、スリックタイヤで走行。イアンノーネ、リンスはそれぞれドライセッティングで好調な走りを見せ、イアンノーネはセッションを4番手で終える。

    Q1では路面が完全に乾き、トップ2を巡って激しい争いが繰り広げられる中、リンスはミスのない走りで2番手タイムをマークしてQ2行きを獲得。しかし、続くQ2ではタイム争いはさらに熾烈なものとなり、イアンノーネ、リンス共にポールからわずか1秒以内の差でありながらも、それぞれ8番手、10番手で終え、明日の決勝はイアンノーネ3列目、リンス4列目からのスタートとなった。

    アンドレア・イアンノーネ (8番手)
    「マシンのフィーリングはいいんだけど、うまくタイムが出せないんだ。フィーリングは良くないけど順位は良いっていう逆のパターンの方がどちらかと言うと好ましいけどね。グリップ感が低くて常に滑っているから、アクセレーションで遅れ、トップスピードにも影響する状態なんだ。うまくコントロールできなくて苦労しているよ。このサーキットは僕らのマシンとあまり相性の良くないサーキットだけど、とにかく決勝ではベストを尽くすよ。」

    アレックス・リンス (10番手)
    「Q1でのマシンのフィーリングが良かったから、Q2に行くために110%の力を出し切って走ることができたよ。Q2は10番手で終わったけど、自分では楽しく走ることができたし、ベストも尽くした。決勝はいつも同様にスタートを決めて、速いライダー達とのバトルを楽しみたいね。このサーキットはタイトだから10番手スタートはちょっと厳しいけど、なんとかトップグループに食らいついていきたいね。」

    ダビデ・ブリビオ (チームマネージャー)
    「天候のせいで難しい1日ではありましたが、そんな中で、アレックスがQ1をうまくマネージメントし、ふたりのライダーが揃ってQ2に行けたことはポジティブだったと思います。もう少し上を目指していたのは確かですが、アンドレアはタイヤのポテンシャルをうまく使えず、またアタックラップでミスしてしまいました。アレックスも思うようなタイムアップができず、順位を上げることができなかったのですが、雨の影響で路面のグリップが落ち、どのライダーもそれぞれ苦労したのではないかと思っています。決勝は再びかなり大きなグループの接戦になると思うので、ふたりには最後までトップグループで戦ってもらいたいですね。」

  • MotoGP 第11戦 オーストリアGP 予選 | マルク・マルケスがPP獲得

    MotoGP 第11戦 オーストリアGP 予選 | マルク・マルケスがPP獲得

    MotoGP 第11戦 オーストリアGPの公式予選が11日(金)にレッドブル・リンクで行われ、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)がポールポジションを獲得した。

    気温22度、路面温度31度のドライコンディションの中、ポイントリーダーのマルク・マルケスが今季4度目、最高峰クラスで49度目、当地で2年連続2度目、キャリア通算77度目のポールポジションを奪取した。

    2番手には0.002秒差でアンドレア・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)が入り、2年連続の2番グリッド、2戦連続3度目の1列目を獲得。3番手には0.135秒差でホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)が入り、ドゥカティ勢がフロントローに並ぶことになった。

    2列目にはダニロ・ペトルッチ(アルマ・プラマック)、カル・クラッチロー(LCR・ホンダ)、ヨハン・ザルコ(ヤマハ・テック3)。3列目にはティト・ラバット、アンドレア・イアンノーネ(スズキ)、ダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)が並ぶ。

    モビスター・ヤマハは、マーベリック・ビニャーレスが4列目11番手。バレンティーノ・ロッシは、公式予選1で0.114秒差の4番手となり今季初めて公式予選2に進出できず、5列目14番グリッドからスタート。

    中上貴晶(LCR・ホンダ)は、公式予選1で0.983秒差の11番手。明日の決勝レースを7列目21番グリッドから迎える。

    2018年 MotoGP 第11戦 オーストリアGP 予選結果

    順位 No. Rider Team Time
    1 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分23秒241
    2 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分23秒243
    3 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 1分23秒376
    4 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング 1分23秒503
    5 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール 1分23秒812
    6 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分23秒887
    7 53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング 1分23秒922
    8 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分24秒091
    9 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分24秒124
    10 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分24秒227
    11 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分24秒284
    12 19 アルバロ・バウティスタ アンヘル・ニエト・チーム 1分24秒342
    13 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分24秒245
    14 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分24秒309
    15 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分24秒762
    16 21 フランコ・モルビデリ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分24秒767
    17 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング 1分24秒805
    18 55 ハフィス・シャリン モンスター・ヤマハ・テック3 1分24秒834
    19 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング 1分24秒868
    20 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分25秒067
    21 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ 1分25秒178
    22 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分25秒310
    23 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム 1分25秒339
  • MotoGP | KTM、ダニ・ペドロサとテストライダー契約について交渉

    MotoGP | KTM、ダニ・ペドロサとテストライダー契約について交渉

    MotoGPに参戦するKTMは、2019年は2人のテストライダーを起用。ダニ・ペドロサ、ブラッドリー・スミス、ジョナス・フォルガーが候補であることを明かした。

    KTMは10日、ホームレースとなる第11戦オーストリアGPのフリー走行1終了後、レッドブルリンクのプレスカンファレンスルームでプレスカンファレンスを行い、2019年のプロジェクトに関して説明した。

    今週末にワイルドカード参戦を予定していたが、第9戦ドイツGPのフリー走行2で転倒を喫した際に右膝の靭帯を損傷して欠場を強いられたテストライダーのミカ・カリオを来季も継続して起用することを発表。

    モータースポーツディレクターのピット・バイラーは、「来年は2人のテストライダーを起用します。ミカは将来の計画に入っていますが、複数のライダーたちと交渉しています。ブラッドリー・スミスも可能性があります。我々と共に嘗てない度良い仕事をしています。来年は我々と共に参戦しないことを承知の上で、レースで幾つかのテストを依頼した際には、快く受け入れてくれました」とブッドリー・スミスとの貢献度を高評価。

    「KTMは競技規則に従い、ポル・エスパルガロが欠場する場合に備えて、次戦のシルバーストンを視野にジョナス・フォルガーと連絡を取りましたが、今年は参戦をしないと返答をもらいました。来年のテストライダーに関してはオープンな状態です。彼は我々のワークショップから僅か40分の距離に住んでいます」

    「我々はダニ・ペドロサと交渉しています。我々に重要なことを与えてくれることは確かでしょう」と、今季末で現役からの引退を発表したペドロサを招集する意向を説明。

    初日終了後、ダニ・ペドロサはKTMとの交渉に関して「ここまで発言した通り、将来に関しては、まだ何も決断を下していない。幾つかのことを確認するために時間を費やしているところ」と説明した。

  • MotoGP | ホンダ 第11戦 オーストリアGP 初日レポート

    MotoGP | ホンダ 第11戦 オーストリアGP 初日レポート

    MotoGP 第10戦チェコGPからの連戦となった第11戦オーストリアGPの初日は、午前中は青空が広がったものの、午後は断続的に強い雨が降るあいにくの一日となった。そのため、MotoGPクラスは午前中に行われたFP1のみで初日の総合順位が決まり、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が4番手、チームメートのダニ・ペドロサが6番手に。カル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は7番手で初日を終えた。

    午前中のフリー走行で4番手につけたマルク・マルケスは、今大会もセッションを通して1セットのタイヤで走り続けた。そのため、走り出して6周目がこの日のベストタイムとなったが、それ以降もベストタイムに匹敵する1分24秒から25秒台で周回を重ねた。マルケスより速いタイムを出した上位3選手は、セッション終盤にニュータイヤを装着してタイムを更新しているだけに、4番手タイムでも内容ではトップグループに匹敵、もしくはそれを上回る内容で初日を終えている。

    ウエットになった午後のセッションは、強い雨のためにセッション開始が15分遅れたが、そんな難コンディションの中でもマルク・マルケスは7ラップを刻み、2番手のスコット・レディング(ドゥカティ)に0.543秒、3番手以下には約1秒以上のリードを築き、トップタイムでセッションを終えている。ドライでもウエットでも、ほぼ万全の状態で初日を終えたマルケスは、レッドブル・リンクの初制覇に向けて好スタートを切った。

    チームメートのダニ・ペドロサも順調なスタートとなった。ドライコンディションとなったFP1では1分25秒台で連続周回し、最後は新品タイヤで1分24秒台のベストタイムを記録。この日は、前後ともにソフトとミディアムのテストを行い、決勝に向けての準備を進めました。

    カル・クラッチローはペドロサとわずか0.017秒差、トップから0.661秒差で7番手とまずまずのスタートを切った。クラッチローもペドロサ同様、ソフトとミディアムのテストを行い、決勝に向けて準備を進めた一日となった。

    以下、中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)がトップから1.181秒差の16番手。フランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)がそれと僅差で17番手と続き、トーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は23番手でした。Honda勢3人のルーキーは、2日目のフリー走行、予選でのポジションアップに挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP 4番手)
    「今日はいい日でした。午後は雨になり、コースに出ることに対して懸念がありました。なぜなら明日の午後と日曜日はドライになりそうだからです。でもとにかく走ってみようということになり、電気系統とセットアップをチェックするために数周、走りました。すぐにいい感触と自信を得ることができました。でも最も大事なことは、午前中のドライでいい感触があったことです。午後は雨が降る可能性があったので、ミディアムスペックでセッションを通して走ることにしました。そしていつものようにレースに向けて取り組みました。明日はほかのタイヤスペックを試したいと思います。ここではドゥカティ勢が速く、特に(アンドレア)ドヴィツィオーゾは速い走りをしていますが、それほど離れているわけではありません」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 6番手)
    「午前中は路面が完全にドライだったので速く走れるよう、できる限りがんばりました。FP2はかなりの確率で雨が降りそうでしたからね。セッションをフルに活用して、コースとタイヤをなるべく理解できるようにがんばりました。ウエットコンディションではタイヤとグリップを確かめるために数周走っただけでしたが。思ったよりよかったです。もし雨がさらに激しくなっていたら、たいへんなセッションになっていたと思います。今日の天気は本当に変わりやすかったので、とにかく、そのときのフィーリングを確かめることはとても重要でした。でも明日は天気がよくなると思います」

    カル・クラッチロー(MotoGP 7番手)
    「雨でもすばらしいグリップがあるサーキットはありますが、ここはかなり滑りやすかったです。このサーキットはドライでも、最も安全なサーキットというわけではありません。まして雨のときはさらに慎重にならなければなりません。でもほかのライダーたちから遅れるわけにはいかないので、コースに出なければなりませんでした。全体的にはポジティブな日でした。ドライでも雨でもいい感触がありましたが、日曜日のレースに向けてセッティングを改善できるように考えなければなりません。コーナリング中のスライドのフィーリングをもっとよくしたいです。ドライとウエットでは3カ所でそういう走りになります。それを改善できるようにセッティングに取り組みます」

    中上貴晶(MotoGP 16番手)
    「FP1はドライでした。そして、走り出しからまずまずの走りができました。最後にうまくタイムを出せませんでしたが、全体的には悪くなかったと思います。今日はセクター2でロスしていますが、そのほかはいい走りができました。ウエットコンディションは久しぶりで、リズムをつかむのにちょっと時間かかりました。今日は雨量の変化が大きく、順位は悪かったのですが、まずまずの走りができました。今日はドライ、ウエットともにしっかり走り込めたのでよかったです」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 17番手)
    「FP1の走りにはまずまず満足しています。自分たちの仕事にかなり満足できましたが、もっと前進したいと思っています。ウエットコンディションになったFP2では、ウエットの経験があまりないので、加速に苦戦しました。もっといいセットアップが必要です。でも、雨の中を楽しく走りました。FP1では、コース上でアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)をスローダウンさせてしまったようなので、レースでは3グリッド降格のペナルティーが科せられます」

    トーマス・ルティ(MotoGP 23番手)
    「今日の順位は僕のポテンシャルを反映していません。ブルノのテスト、そして今日のFP1と本当にいい感触でスタートし、途中は13番手までポジションを上げることができました。午後は雨の予報があったので、ソフトのリアタイヤでアタックしましたが、最終コーナーの出口で失敗し、23位になってしまいました。マシンの感触がとてもポジティブだったので残念です。そのあとFP2では雨が降り始めましたが、雨の中で初めて乗るMotoGPマシンはおもしろかったです」

  • MotoGP | ヤマハ 第11戦 オーストリアGP 初日レポート

    MotoGP | ヤマハ 第11戦 オーストリアGP 初日レポート

    Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシはMotoGP 第11戦 オーストリアGPのウイーク初日、ドライコンディションで行われた第1セッションでは決勝を見据えてセッティングに専念。午後は雨に見舞われてコンディションが変化したため、ウエット用セッティングへの変更を余儀なくされた。ラップタイムの総合順位では第1セッションのタイムが採用され、それぞれ10番手と11番手で初日を終えている。

    サーキット上空には朝から雨雲が垂れ込めていた。午後には降り出すと予想されたため、午前中のうちに決勝用のセッティングで手応えをつかもうと作業を進めたマーベリック・ビニャーレスは、順調にペースを上げると1分24秒835を記録し、トップから約1秒差の10番手につけた。

    ウエットコンディションとなった第2セッションでは、しばらく状況を見てからコースイン。前回ブルノの転倒から復帰したばかりのマーベリック・ビニャーレスは、終始、慎重な走りを心がけて1分38秒174で20番手だった。

    チームメイトのバレンティーノ・ロッシは、第1セッションの最初の走行でトラブルに見舞われたが、すぐにコースに復帰すると少しずつ順位を上げていった。しかしセッション終盤では午後からの雨を予測したライバルたちも一気にペースアップ。バレンティーノ・ロッシはトップ10に入っていたものの、11番手にポジションを下げてセッションを終了した。ベストタイムはトップから約1秒差の1分24秒884だった。

    第2セッションではウエットコンディションでのデータ収集を行いながら、着実にラップタイムを短縮。1分36秒327を記録してトップから2.332秒差の10番手としたが、総合順位では第1セッションの記録により11番手となった。

    月曜日にブルノサーキットで行われたテストで手応えをつかんだヨハン・ザルコが、ここスピールベルクでも健闘。1分24秒767のベストタイムで9番手を獲得した。ウエットとなった第2セッションも真っ先にコースに飛び出して周回を重ね、ヤマハ勢トップで初日を終えた。

    チームメイトのハフィス・シャーリンはヨハン・ザルコに0.817秒遅れる1分25秒594で21番手。2人は現地時間の明日、9:55からスタートするフリープラクティス第3セッションでもセッティングを進めペースアップを狙う。

    Movistar Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス (フリー走行総合10番手/1分24秒835)
    「午前中のセッションは苦戦しました。いくつか問題があったので、それを解決するために様々な解決策を試しました。課題は残っていたのですが午後はウエットになり、フィーリングはよくありませんでした。このような状況なので、明日も引き続きハードワークしたいと思います」

    バレンティーノ・ロッシ (フリー走行総合11番手/1分24秒884)
    「トラブルによりマシンを乗り換えて走行を再開しましたが、いくつかのことが異なっていたこともあり、最終的にトップ10入りを逃してしまいました。もしも明日の午前中にコンディションが悪ければ、ラップタイムを更新することが困難になってしまいます。午後からのウエットコンディションでもペースは上がりませんでしたが、スプレー・デフレクターがうまく機能し、タイヤ周りの水を取り除いてくれたのは良かったと思います。ここはハイドロプレーニング現象が起きやすく、ストレートでもマシンをコントロールすることが難しくなります。明日もウエットになれば、この機能をもっと上手に使えるようになりたいと思います」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「ライダーたちは午前中のドライコンディションでフィーリングをつかめず苦労しましたが、午後から雨になってしまったため、解決方法を見つけ出せないまま終わってしまいました。第2セッションではウエットコンディションでのパフォーマンス向上に集中。今シーズンはウエットのセッションがあまり多くなかったので、この作業は重要でした。結果的にはラップタイムを十分に短縮することができなかったので、明日はハードワークが必要になります。明日のフリープラクティスがドライとなり、そのなかで決勝に向けた準備を進められることを期待しています」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ (フリー走行総合9番手/1秒24分767)
    「ウイーク初日の結果は残念です。午前中のドライコンディションではエンジョイすることができたのですが、十分なフィーリングはつかめませんでした。このコースでトップからコンマ9秒離されてしまったのは残念です。でもこれからの作業で、ドライでのパフォーマンスを上げていくことができると信じています。第2セッションは雨に見舞われ、コース状態がわからなかったので慎重に走行しました。自信がつかめるまで周回を繰り返し少しずつ調子を上げていったのですが、ラップタイムを上げようとしたところで雨が激しくなり結果に結びつけることができませんでした。でもウエットのフィーリングはとてもよかったと思います」

    ハフィス・シャーリン (フリー走行総合21番手/1分25秒594)
    「天候変化に苦しみました。午前中はドライだったので、本来ならそこから学んだことを第2セッションに生かしたかったのですが、午後は雨に見舞われ、私としては初めてのフルウエットを経験することとなりました。そのなかで1ラップ1ラップ、コンディションとマシンの反応を理解するよう努めながら、少しずつ前進できたと思います。でも十分に手応えをつかみ、対応できるようになるにはもう少し時間が必要です。セッティング変更は行いませんでしたが、ウエットでは、フロントのフィーリングをつかむための何らかの対処が必要だと思いました。明日は好天を期待します。そしてポジションアップを目指します」

  • MotoGP 第11戦 オーストリアGP | A.ドヴィツィオーゾが初日総合1番手

    MotoGP 第11戦 オーストリアGP | A.ドヴィツィオーゾが初日総合1番手

    MoroGP 第11戦 オーストリアGPが8月10日(金)にレッドブル・リンクで開幕し、2度のフリー走行が行われた。FP2は今季初のウェットセッションとなり、初日の総合1番手はFP1でトップタイムを記録したアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が記録した。

    フリー走行1回目は、気温23度、路面温度31度のドライコンディションで行われ、1分23秒830をマーク。2番手には0.215秒差でホルヘ・ロレンソ、3番手には0.490秒差でダニロ・ペトルッチが入り、ドゥカティ勢がトップ3に進出した。

    フリー走行2回目は、今季初のウェットセッションとなった中、気温20度、路面温度25度でスタート。ポイントリーダーのマルク・マルケス(マルク・マルケス)が今季24度目のトップタイムをマーク。スコット・レディング、ダニエル・ペトルッチ、ホルヘ・ロレンソ、アンドレア・ドヴィツィオーソがトップ5入りした。

    スチュワートパネルは、総合17番手だったフランコ・モルビデッリがフリー走行1で他車の走行に影響を及ぼす低速走行を行ったことから、グリッドポジションを3つ降格するペナルティを課すことを発表した。

    2018年 MotoGP 第11戦 オーストリアGP 初日総合結果

    順位 No. Rider Team FP1 FP2
    1 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分23秒830 1分35秒514
    2 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 1分24秒045 1分35秒488
    3 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング 1分24秒320 1分34秒981
    4 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分24秒411 1分33秒995
    5 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分24秒436 1分36秒384
    6 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分24秒474 1分39秒911
    7 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール 1分24秒491 1分36秒202
    8 53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング 1分24秒676 1分37秒296
    9 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分24秒767 1分37秒361
    10 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分24秒835 1分38秒174
    11 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分24秒884 1分36秒327
    12 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分24秒904 1分37秒552
    13 19 アルバロ・バウティスタ アンヘル・ニエト・チーム 1分24秒938 1分38秒892
    14 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分24秒939 1分35秒985
    15 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分24秒973 1分35秒970
    16 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ 1分25秒011 1分39秒349
    17 21 フランコ・モルビデリ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分25秒107 1分37秒105
    18 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング 1分25秒184 1分36秒135
    19 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分25秒354 1分34秒538
    20 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム 1分25秒541 1分37秒876
    21 55 ハフィス・シャリン モンスター・ヤマハ・テック3 1分25秒594 1分38秒072
    522 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング 1分25秒752 1分36秒950
    23 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分25秒979 1分37秒772