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  • MotoGP | ホンダ 第10戦 チェコGP プレビュー

    MotoGP | ホンダ 第10戦 チェコGP プレビュー

    2018年のMotoGP後半戦のスタートとなる第10戦チェコGPが、8月3日(金)~5日(日)の3日間、チェコ第2の都市ブルノで開催される。チェコGPは、1993年にスタートして今年で26回目。チェコスロバキア時代を含めると、今年で42回目という長い歴史を誇る。

    8月開催のグランプリとして定着しているチェコGPは、毎年10万人を超える大観衆が、オートモトドラム・ブルノ・サーキット(以下、ブルノ)に集まる。

    2011年は15万5400人、12年は13万9232人、13年は14万2030人、14年は13万8312人、15年は13万8752人。3日間合計では毎年20万人以上の最多入場者数を記録し、15年は24万8434人にも上った。しかし、オーストリアGPとの連戦となった過去2年は、決勝日が8万人台、3日間合計でも18万人から19万人と例年に比べて観客数がやや減少しているが、今年はどの大会も観客数が増加しているだけに、チェコGPも決勝日に10万人、3日間で20万人を超える観客が予想されている。

    チェコGPの開催されるブルノは、自然の地形を利用した中高速コーナーが連続するサーキットで、パッシングポイントも多く、毎年、熱戦が繰り広げられる。最大の特徴は、コース中盤に設けられた7つのコーナーで一気に73mを下り、その下った分を最終コーナーに向かうストレートで一気に駆け上がる独特なレイアウト。リズム感あふれる走りが実現するため、選手たちにも好評なサーキットだ。

    Repsol Honda Teamは過去7年で5勝を挙げている。11年にケーシー・ストーナー、12年にダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)、13年にマルク・マルケス(Repsol Honda Team)、14年に再びペドロサ、15年はHonda勢は優勝を逃したが、16年はカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)、昨年は“フラッグ・トゥ・フラッグ”という難しいレースをマルケスが制した。

    シーズン前半戦を総合首位で折り返したマルク・マルケスは、相性のいいサーキットの一つであるブルノで今季6勝目を目指す。過去の戦いでは、12年にMoto2クラスでブルノ初優勝、MotoGPクラスでは、史上最年少記録でチャンピオンを獲得した13年に優勝。開幕戦から10連勝を達成した14年は大きなプレッシャーも影響したのか4位に終わったが、15年は2位、16年も3位と着実に表彰台に立ってきた。そして昨年はウエットからドライへと路面コンディションが変化する難しいレースで、圧倒的な速さで優勝した。

    マルク・マルケスにとって今大会は、MotoGPクラスで100戦目を迎えまる。99戦を終えて40勝というすばらしい勝率を誇るマルケスだが、節目となる100戦目のレースで今季6勝目、最高峰クラスでの通算41勝目を目指す。

    今シーズンを最後に引退することを表明しているチームメートのダニ・ペドロサにとって、後半戦は、一戦一戦が現役生活にけじめをつける大会となる。その中でも、チェコGPの開催されるブルノは得意とするコースで、125cc(03年)と250cc(05年)で優勝。MotoGPクラスでは12年と14年に優勝している。15年の大会はフリー走行の転倒で左足を痛めたことから、決勝では苦戦を強いられ5位。16年はウエットからドライへと路面が変化していく難しいレースで12位と大苦戦したが、ウエットからドライへと変化、マシンを乗り換えての“フラッグ・トゥ・フラッグ”となった昨年は、マルケスに続いて2位でフィニッシュした。今年もマルケスとのダブル表彰台、そして1-2フィニッシュが期待される。

    16年の大会で優勝しているカル・クラッチローは、2年ぶりの大会制覇と今季2勝目を目指す。過去2年、不安定な天候の中で決勝レースが行われ、おととしは優勝、昨年は5位。シーズン前半戦の締めくくりとなるドイツGP後には、チェコで2日間のプライベートテストを実施、万全の体制でチェコGPを迎える。前戦ドイツGPでは転倒リタイア。悔しいレースに終わっているだけに、その雪辱に挑む。

    第8戦オランダGPのフリー走行で転倒、左手を負傷したフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が、3戦ぶりに完全復帰を果たす。前戦ドイツGPは、初日のフリー走行を走ったが、左手の状態が完全ではなく、欠場を決めた。Moto2時代は優勝経験のあるサーキット。3戦ぶりの復帰戦に闘志を燃やしている。

    ドイツGPを終えて、鈴鹿8時間耐久ロードレースにTeam HRCから参加、2位でフィニッシュした中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は休む暇もなく後半戦に挑む。Moto2時代の昨年も8耐に参戦してチェコ、オーストリアの連戦に挑むハードスケジュールを経験している。今年も夏休みのない厳しいスケジュールとなったが、過酷なレースとなる8耐で得た経験を、後半戦に活かす意気込みだ。

    前半戦の9戦を終えていまだポイント獲得のないトーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)も、得意とするブルノに気合を入れている。ドイツGP後のテストにも参加、準備万端の状態で挑む。

    前戦ドイツGPで、モルビデリの代役として急きょ出場して16位という結果を残したステファン・ブラドルが、今大会はワイルドカードで出場する。今年はHRCのテストライダーとして、RC213Vの開発テストに携わってきた。2戦連続の出場となる今大会はポイント獲得を目指す。

    マルク・マルケス(MotoGP 総合1位)
    「ブルノではいいテストが行えました。過去2戦は、アッセンとザクセンリンクという全く違う2つのサーキットで優勝しました。アッセンは全力を尽くすバトルとなり、ザクセンリンクは戦術的なレースとなりました。この2戦での優勝は大きな自信になりましたね。また、数日間のバケーションではしっかり充電することができたので、これから待ち受ける残り10戦という長い戦いに向けて備えることができました。ライバルたちはどのサーキットでも、どんな状況でも速いので、毎回最良の戦略を取らなければなりません。チームやHRCのエンジニアたちとは、とてもうまく仕事ができています。この調子をキープしなければなりません。今あるチャンピオンシップのアドバンテージのことは考えず、0ポイントの気持ちでブルノへ向かいます。日曜日の目標はがんばって優勝することですが、それが無理であれば、できる限りいい結果を出せるようにがんばります」

    カル・クラッチロー(MotoGP 総合8位)
    「夏休みは必要だったと思います。8月は3レースがあり、さらに、19日にミサノでテストもあり、忙しい一カ月になります。ブルノは、2016年にMotoGPで初優勝してから僕にとっては特別なサーキットとなりました。ドイツGPでは、僕のミスで転倒して表彰台争いのチャンスを逃してしまいました。でもポジティブな面を持ち帰ることができたし、今週末に向けて準備を整えなければなりません。総合順位を見ると、4位のライダーとはわずか9ポイント差。ここからは最良の結果を出せるように、チームと一緒にがんばらなければなりません」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 総合12位)
    「数日間の休みがありました。本当の夏休みではありませんでしたが、よかったです。これからブルノへ向かいます。ここは大好きなサーキットの一つなので、速く走れることを願っています。そのためにいいフィーリングやマシンのセットアップを進めなければなりません。なぜならここまでのところ、いろいろな問題に直面しているからです。主にコーナリングを改善しなければなりません。今はコーナーリング中とコーナー出口で十分な速さがありません」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 総合17位)
    「左手の状態はかなりよくなっています。ドイツのあとの休息は、ブルノへ向けてできる限り体調を万全にするためにも必要なものでした。先週からトレーニングに戻りました。今大会は、あまりリスクを負い過ぎずに走れる自信があります。また、マシンを改善させるためにチームと引き続きいい仕事をしていく自信もあります」

    中上貴晶(MotoGP 総合21位)
    「この2カ月はとても忙しかったです。レース、事前テスト、鈴鹿のテスト、そして8時間耐久レースがありました。僕にとって夏休みとは縁のない毎日でした。でも鈴鹿の結果はうれしく思っています。そしてここからは、シーズン後半戦に向けて集中するときです。残念ながらドイツではいいチャンスを逃しました。トップ10でフィニッシュできるポテンシャルがありましたが、転倒してしまいました。後半戦への目標は、まず、ベストリザルトとなるシングルフィニッシュの獲得。そしてさらに上位を狙うことです。ブルノではドイツGPのあと、一日だけテストすることができました。そのデータを活かし、初日から勢いをつけたいです」

    トーマス・ルティ(MotoGP 総合24位)
    「今週末にブルノでチームとマシンに戻るのがとても楽しみです。このサーキットでテストを行ったのはそれほど前ではありません。そのため、セットアップではいいインフォメーションがあります。今年はMotoGPマシンで初めて走るサーキットばかりですが、今回は事前に経験しているサーキットになります。これが自分のアドバンテージになることを願っています。ザクセンリンクを振り返ると、多くのポジティブなことがありました。ブルノでもその方向で続けられることを願っています。はっきりとした目標はポイント圏内に初めて入って、シーズン後半でできる限りいいスタートを切ることです」

    ステファン・ブラドル(MotoGP ワイルドカード参戦)
    「ドイツでフランキー(モルビデリ)の代わりに出場できたことは、ブルノとミサノのワイルドカード参戦のためには最高のプラクティスとなりました。今年はMotoGPマシンにわずか6日しか乗っていないので、ドイツGPではFP1を走っていないこともあり、あまり多くは期待していませんでした。とにかくレースを楽しみたいと思っていました。チェコGPでも目標は同じです。ここではテストをしていませんし、テストプログラムのサーキットに含まれていません。でもドイツGPの一週間あとに、もてぎでマシンに乗りました。ポイント圏内で争える自信があります」

  • MotoGP | ヤマハ 第10戦 チェコGP プレビュー

    MotoGP | ヤマハ 第10戦 チェコGP プレビュー

    3週間の夏休みが終了し、Movistar Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスは今週末、チェコのブルノ・サーキットで2018MototGP World Championshipの後半戦をスタートする。

    ランキング2位につけているバレンティーノ・ロッシは、トップとの46ポイント差を縮めるべく第10戦に挑む。前回のザクセンリンクでは2位表彰台獲得と好調ぶりを見せており、今回は勢いをそのままに、相性の良いこのコースでもう1ステップ上を狙う。

    バレンティーノ・ロッシは1996年、ここブルノ・サーキットで125ccクラス初優勝を成し遂げた。1999年には250ccクラスで、2001年には500ccクラスで、2003年、2004年、2008年、2009年にはMotoGPクラスでそれぞれ優勝を果たし、このほかにも何度も表彰台に上っている。

    チームメイトのマーベリック・ビニャーレスも、前回のザクセンリンクで3位獲得と調子を上げている。チャンピオンシップではランキング3位につけているが、ここからさらに上を目指すために、この3週間も日々のトレーニングを欠かさなかった。昨年のブルノでは3位表彰台を獲得。2013年にはMoto3クラスで2位を獲得している。

    ブルノ・サーキットで初めてグランプリが開催されたのは1930年。当初は村や町の西部を走る公道コースで行われていたが、1980年代になって新たにサーキットが建設された。そして1987年にはFIMチェコ・グランプリを初開催。雰囲気の良さと景観の素晴らしさで、ファンにもライダーにも非常に好評だった。自然のくぼ地を利用して設計されたコースには多くのアップダウンと高速コーナーが設けられ、ライダーとエンジニアの力量が問われることになる。

    夏季休暇を終えたMonster Yamaha Tech 3 Teamは、今週末に迫った第10戦Monster Energy Grand Prixのスタートを心待ちにしている。ヨハン・ザルコはシーズン序盤のような好調を取り戻すことを課題にしており、チームメイトのハフィス・シャーリンはルーキー・オブ・ザ・イヤー候補のトップを維持することが目標。第10戦チェコGPのフリープラクティス第1セッションは、現地時間、金曜日の9:55にスタートする。

    バレンティーノ・ロッシ
    「もっと長い夏休みが欲しかった! みんながそう言っています。1週間は休むことができたけれど、本当はもう少しエンジョイしたかったと思っています。でもこういうスケジュールなので仕方がありません。これからまたレースに集中していきます。ブルノは素晴らしいコースで、昨年はとても速く走ることができたのですが、MotoGPでは何が起きるかわかりません。今年はどのような展開になるか、注意深く見ていかなければならないと思っています。決勝翌日の月曜日には、ここでテストをすることになっていて、これもとても重要なものとなるでしょう。今週と来週は2連戦となり忙しくなります。チャンピオンシップにおいても重要な時期になるので、チェコとオーストリアでいいレースをして、シーズン初優勝を成し遂げたいと思っています」

    マーベリック・ビニャーレス
    「夏休みを満喫しました。シーズンの真ん中で、このような区切りがあるのはとてもいいことだと思っています。この間に力を蓄えて、シーズン後半戦の戦いに挑みます。ここから先はミスは許されません。だからこそこの夏休みの間もハード・トレーニングを続け、チェコとオーストリアに向けて準備をしてきたのです。このふたつは大好きなコースなので、表彰台を目指していけると思っています。前回までの好調を維持し、ここでもまた一歩、前進してチームを喜ばせたいのです。アッセンとザクセンリンクではマシンがとてもよく走ってくれて、私自身のフィーリングもとても良くなってきています。ようやく正しい道に戻ることができたと思っているので、決してあきらめず、これからもハード・ワークとハード・ファイトを続けていきます。ここ数日は少しリラックスして過ごしましたが、リラックスし過ぎたということはありません。この間も集中を切らさず、最大限のトレーニングを行うと決めていたからです。昨年よりはマシンのことが理解できるようになっていると思うので、良い気分でこのレースに臨めそうです」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
    「短いサマー・ブレイクが終わり、わたしたちはここブルノでレースを再開します。シーズン前半をザクセンリンクでのダブル表彰台という好結果で締めくくることができたので、今回も勢いを維持して、力強く戦っていきたいと思います。夏休みはライダーたちにとってとても重要です。彼らは後半の10戦に備えてバッテリーをチャージし、まずこの2連戦に臨むというわけです。3週間もYZR-M1と離れていたのですから、再会が待ち遠しくて仕方がないはず。わたしたちもコースインをとても楽しみにしています。この2連戦はチャンピオンシップにとって非常に重要なので、金曜日に始まる第1セッションから全力を尽くします」

    ヨハン・ザルコ
    「ブルノ・サーキットはとてもナイスなコースで気に入っています。コース幅が広く、そのような場所ではスピードを上げるのが楽しいので、ザクセンリンクとはまったく違うタイプです。ここでもまた良いフィーリングをつかんで、チームに貴重な情報を提供したいと思っています。トップ5に復帰できれば素晴らしいと思いますが、天候なども気になるところ。昨年のように雨が降るかもしれないので、そうなればレース結果に影響もあるかもしれません。昨年はかなり苦戦したので、今年はもっといい走りができるように頑張ります。夏休みを終えて気分は爽快です。この間にいろいろなことを分析し、とにかくプッシュするのみだと決意しています」

    ハフィス・シャーリン
    「ブルノとは相性がいいと思っているので、今回もベストを尽くします。ルーキー・オブ・ザ・イヤーを目指すためには、最後まで走り切ってできるだけ多くのポイントを獲得し、フランコ・モルビデリをはじめとしたライバルたちとの差を広げていかければなりません。夏休みが終わり、身体的にも精神的にもレースへ戻る準備ができています。まずはここチェコで、それからさらにあと9戦、ルーキーのチャレンジを続けていきたいと思います。昨年のような難しいコンディションにならず、好天に恵まれるよう期待しています」

    エルベ・ポンシャラル (チームマネジャー)
    「短い休暇でしたが、チームのみんなが大いにエンジョイできたことと思います。今週と来週は2連戦。そして8月は3回もレースがあるのでとても忙しくなりますが、シーズン後半戦に向けてしっかり準備を整えてきています。ここブルノで後半戦を迎えるときは、いつもとてもうれしい気持ちです。というのもここはパドックが広大で全体の雰囲気が素晴らしく、皆がフレンドリーに夏休みの経験を話したりしているのです。コースも美しくてライダーと観客を楽しませてくれますが、同時に非常にテクニカルできついところでもあります。すでにテストを行っているチームもありますが、わたしたちは参加していません。昨年はプラクティスまではとても好調でしたが、決勝日は雨に見舞われ、フラッグ・トゥ・フラッグになるなど大変なレースになってしまいました。その結果、予想だにしない展開になったのです。でもわたしたちのふたりのライダーはこのコースが気に入っているようですし、ヤマハもいつもいい戦いをしています。ファンも大勢来てくれますし、チームのメインスポンサー、モンスターが冠スポンサーとなっているので、わたしたちにとってはいつも以上に重要なレースと言えます。ここで輝きを放ち、強い印象を与えたいと思っています。シーズン後半戦を好調にスタートすることはとても重要。ハフィシュはここまで非常に良い成績を残していますが、ヨハンのほうはシーズン序盤のような好調ぶりが見られなくなっていたので、カタール、アルゼンチン、テキサス、スペイン、フランスのときの彼が戻って来ることを期待しています。彼と直接、話もしましたが、非常にポジティブで熱意にあふれ、復活を強く望んでいます。ハフィスのほうはマレーシアへ戻って家族や友人と過ごしてエンジョイしてきたようです。ふたりともシーズンの再開を楽しみにしています」

  • MotoGP | ヤマハ、モンスターエナジーとタイトルスポンサー契約

    MotoGP | ヤマハ、モンスターエナジーとタイトルスポンサー契約

    ヤマハは、モンスターエナジーとタイトルスポンサー契約を締結。2019年のMotoGP選手権からヤマハのファクトリーチームは『モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム』として参戦する。

    2014年からヤマハのファクトリーチームはスペインの通信企業モビスターがタイトルスポンサーを務めてきたが、今シーズン末で契約は終了する。

    モンスタエナジーは、2013年からヤマハMotoGPチームのオフィシャルスポンサーを務め、2015年のトリプルクラウン、2016年にチームタイトルを獲得している。

    ヤマハのライダーを務めるバレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスは、二人ともモンストエナジーとアスリート契約を結んでおり、2019年からはMotoGPシーズンでよりブランディングが強化されることになる。

    2019年からは両ライダーのレーシングスーツ、YZR-M1を含め、ヤマハMotoGPチームのすべての所有物にモンスターエネジーのロゴが掲載される。

    ヤマハとモンスターエナジーは、スーパークロス、AMAモトクロス、MotoAmericaスーパーバイク&スーパークロス、FIMモトクロス選手権、鈴鹿8耐などですでにコラーボレーションしており、MotoGPにおけるタイトルスポンサー契約は両社にとってさらに重要な意義を持つことになる。

    ヤマハMotoGPチームのマネージングディレクターを務めるリン・ジャービスは「我々のファクトリーチームの新しいタイトルスポンサーとしてモンスターエナジー社と契約を締結できたことを嬉しく思う」とコメント。

    「新しいパートナーシップは、バイクレーシング界の頂点であるMotoGPクラスにおけるモンスターエナジーの存在感をさらに高めることになるだろう」

    「モンスターエナジーは、世界中でかなりアクティブな非常にダイナミックなブランドであり、このコラボレーションによって両社のブレンド露出はさらに強化され、マーケティング活動のための素晴らしいプラットフォームを提供してくれるだろう」

    「また、新しい契約は、世界的なオンロードおよびオフロードプログラムのコラボレーションをさらに強化するというヤマハとモンスターエネジーの意向を示している」

  • MotoGP 第9戦 ドイツGP 結果:マルク・マルケスがポール・トゥ・ウィン

    MotoGP 第9戦 ドイツGP 結果:マルク・マルケスがポール・トゥ・ウィン

    MotoGP 第9戦 ドイツGPの決勝レースが7月15日(日)にザクセンリンクで行われ、マルク・マルケス(ホンダ)が優勝した。

    気温27℃、路面温度48℃のドライコンディションで30周のレースはスタート。ホールショットを奪ったのは3番グリッドのホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)、2番手にダニロ・ペトルッチ(アルマ・プラマック)、3番手にマルク・マルケスという順でオープニングラップを終える。

    5周目にはマルク・マルケスが2番手に浮上。トップのホルヘ・ロレンソはファステストラップを出しながら逃げに入る。その差はコンマ5秒。ここで今シーズンベストタイの12番グリッドからスタートした中上貴晶(LCR・ホンダ)が転倒によりリタイアとなる。

    9周目にはバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が3番手に浮上。11周目には5番手まで追い上げていたカル・クラッチが転倒。LCR・ホンダの2台が姿を消した。

    13周目、マルク・マルケスが最終コーナーでロレンソを抜いてトップに浮上。ハード&ソフトのマルケス、ソフト&ミディアムのロレンソ、ミディアム&ミディアムのロッシと異なるタイヤ選択のドライバーがトップ3でレースは後半戦に突入する。

    16周目にホルヘ・ロレンソが11コーナーの手前でミスをしてバレンティーノ・ロッシが2番手に浮上。マルク・マルケスは約1秒差をつけている。

    残り10周でマルク・マルケスがチャージをかけてファステストを連発しながらバレンティーノ・ロッシを引き離しにかかる。

    残り5周、ダニル・ペトルッチがホルヘ・ロレンスを抜いて3番手に浮上。ロレンソはマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)、残り3周にはアルバロ・バウティス(アンヘル・ニエト)にも抜かれて6番手に後退する。

    残り2周、マーベリック・ビニャーレスがペトルッチを抜いて表彰台圏内の3番手に浮上。

    優勝はマルク・マルケス。今シーズン5勝目、2戦連続、9年連続となるポール・トゥ・ウィンを達成した。2位はバレンティーノ・ロッシが続いて今季最高位。3位にはマーベリック・ビニャーレウが続いてヤマハがダブル表彰台を獲得した。

    以下、ダニエル・ペトルッチ、アルバロ・バウティスタ、ホルヘ・ロレンソ、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)、ダニ・ペドロサ(ホンダ)、ヨハン・ザルコ(ヤマハ・テック3)、ブラッドリー・スミス(KTM)までがトップ10入り。

    ポイントランキングではマルク・マルケスが165ポイントで首位。2位には46ポイント差でバレンティーノ・ロッシ、3位には56ポイント差でマーベリック・ビニャーレスとなった。

    マルク・マルケス (優勝)
    「9年連続の優勝を達成できて、とても嬉しい。インクレディブルだ!毎年プレッシャーが高くなり、今年は木曜から質問攻めにあったけど、経験を活かして、プレッシャーを上手くマネージメントした。今日は違う展開になることを期待していた。タイヤのパフォーマンスが最初に落ちたのは9ラップ目。残り9ラップでもう一度落ちた。異なる状況に対する準備をしていたけど、スタートは完璧でなかったことから、序盤は簡単ではなかった。ロレンソとペトルッチに抜かれてしまい、ポジションを2つ落とした。巻き返すのは簡単ではなかったけど、2人を抜いてからは、引き離すためにプッショを始めた。「クレージーにならずに、最後までタイヤを維持できるようにコントロールしたけど、バレンティーノが接近していると指示を受け、ピットボードからコンマ6秒差に迫っていることを確認したとき、ペースアップを決断した。2、3ラップはタイヤのパフォーマンスを最大限に引き出すために無理しなければいけないと理解した。そこで最速ラップを叩き出して、アドバンテージを広げることができた。優勝を祝っているときに、26番のキャップを被っているマーシャルを見つけたから、それを借りて、ファンの前に祝った。今週末はダニが主役。僕は彼らから沢山のことを学んだ。引退してしまうことは寂しい。僕たちはホンダと一緒に良い仕事をしているから、後半戦もこれまでと同じように仕事を続けなければいけない」

    バレンティーノ・ロッシ (2位)
    「シーズンのベストレースだった。ベストリザルトでもある。それも過去にヤマハと僕にとって快適さが見つからなかったザクセンリンクだから嬉しい。今年のベストパフォーマンス。スタートから速かった。この数日間は懸命に働いた。ここはヤマハに適したトラックではないけど、ジョナス・フォルガーが昨年グッドなレースをしたから、僕も同じことをしなければいけないと考えた。ビデオで走行ラインを学習して、グレートなレースとなった。昨年のバイクは良くなくて、30ラップを苦しんだけど、今年は強く走れることが分かっていた。ロレンソとのバトルはナイスだった。彼を抜く必要があったけど、ドゥカティはストレートで速く、僕の方はコーナーで少し勝っていた。抜く度に抜き返されたけど、彼よりも僕が少しだけ上回っていたから、抜くことができた。目標は優勝だけど、このカテゴリーで表彰台は難しい。ダブル表彰台を獲得できて嬉しい。僕たちは素晴らしいなチーム。良い仕事をした。最適な手段で夏休みに入って行ける」

    マーベリック・ビニャーレス (3位)
    「ヤマハが僕の望むように機能し始めたから嬉しい。序盤は残念。新品タイヤを楽しむことができないようなバイクだったけど、強さを感じていた。ドゥカティの後方で多くの周回を費やしてしまったのは残念。オーバーテイクが不可能だった。グッドなスタートが切れていたら、優勝争いができていただろう。僕はライディングスタイルの改善に取り組んでいる。改良された電子制御が届かなければ、僕自身が違いを出さなければいけない。このことに集中している。バイク自体はグレートなレベルにある。幾つかのことが不足しているだけ」

    2018年 MotoGP 第9戦 ドイツGP 決勝 結果

    順位 No. Rider Team
    1 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム
    2 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP
    3 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP
    4 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング
    5 19 アルバロ・バウティスタ アンヘル・ニエト・チーム
    6 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム
    7 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム
    8 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム
    9 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3
    10 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
    11 55 ハフィス・シャリン モンスター・ヤマハ・テック3
    12 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター
    13 53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング
    14 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング
    15 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ
    16 6 ステファン・ブラドル エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS
    17 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS
    18 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム
    19 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング
      35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール
      30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ
      42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター
      44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
  • MotoGP 第9戦 ドイツGP | スズキ 決勝レポート

    MotoGP 第9戦 ドイツGP | スズキ 決勝レポート

    スズキは、MotoGP 第9戦 ドイツGPで、アンドレア・イアンノーネが12位でフィニッシュ。アレックス・リンスは1周目の3コーナーで他車と接触し転倒リタイアに終わった。

    ドイツGP決勝は、アンドレア・イアンノーネ、アレックス・リンスがそれぞれ8番手グリッド、11番手グリッドからスタート。

    週末を通し、レースペースに自信を持っていたふたりのライダーは、序盤でのポジションアップを狙うべく、揃って1コーナーにアグレッシブに飛び込む。しかしその直後の3コーナーで他車に接触され、イアンノーネは転倒を回避するためにコースを大きくオーバーラン。リンスは転倒を回避できず、そのままグラベルまで転がり、リタイヤを余儀なくされた。リンスは怪我こそ免れたものの、スタートからわずか数十秒でレースを終える苦い結果となった。

    オーバーラン後にコースに戻ったイアンノーネは18番手まで大きくポジションダウンするも、リアにダメージを負ったマシンで猛追撃を図り、12位までポジションをリカバーして貴重なポイントを獲得した。

    アンドレア・イアンノーネ (12位)
    「僕のレースは1周目の3コーナーで終わってしまったよ。ポル・エスパルガロ(KTM)には今日の行為に対してきっちり反省してもらいたいね。あの時彼が通れるラインもスペースも絶対になかったはずなのに、彼は無理矢理マシンを倒し込んできたんだ。真後ろにマシンの音が聞こえたから、接触を避けるために意識的にちょっとマシンを立てたんだけど、結局接触は避けられずにリアにダメージを負い、そのうえオーバーランのせいで大きくポジションを落としてしまった。かなりタイムロスしてしまったから、必死で追い上げてもなかなか追いつけなかったよ。でもラップタイム自体は悪くなかったから、あのアクシデントがなかったら、少なくとも5位から8位くらいの間ではフィニッシュできただろうね。決勝では誰もが序盤で猛プッシュをするのは当たり前のことだけど、特にMotoGPの場合は危険だから、皆それぞれが注意しなくちゃいけないよ。この数戦良いペースで走れるようになっているから、次のブルノが待ちきれない思いさ。」

    アレックス・リンス (リタイア)
    「1周目の3コーナー進入で、僕はちゃんとライン上にいたのに、ポル・エスパルガロ(KTM)が僕のインに入ってマシンを倒し込んできたから本当にビックリしたよ。ポルはアンドレアと接触して転倒し、逃げ場がなかった僕はそこに巻き込まれてしまったんだ。今週末、チームの皆と懸命に作り上げてきたものが、こんな形であっけなく終わっちゃうなんて本当に悔しいね。シーズン序盤の転倒を除けば、今年は順調に成長できているし、トップグループでバトルもできるようになった。僕もチームもかなり良い状態だから、サマーブレイクを終えてまたサーキットに戻るのを楽しみにしているよ。」

    河内健 (テクニカルマネージャー)
    「我々のレースは残念ながら1周目の3コーナーで終わってしまいました。スタート直後のアクシデントに我々のライダーがふたりとも関わってしまい、アレックスはそのまま転倒・リタイヤ、アンドレアはコースアウトして後方からの追い上げを強いられることとなってしまいました。レースペースには自信を持っていたので、非常に残念な結果ですが、アンドレアにはギブアップせずに最後までレースを追い上げてくれて「ありがとう」と言いたいです。2週間のブレイクの後にまた新たな気持ちでチャレンジを続けたいと思いますので、引き続き応援をよろしくお願いします。」

    ダビデ・ブリビオ (チームマネージャー)
    「自分達のミスではなく、アクシデントでこんな風にレースを終えることになってしまい、本当に残念です。我々チームのライダーがふたりとも同じアクシデントに巻き込まれてしまうなんて、不運としか言いようがありません。アンドレアはうまく転倒を免れ、諦めずに最後まで追い上げレースをしてくれましたが、事実上、あのアクシデントの瞬間、我々の今日のレースは終わってしまいました。しかし、気温が上昇し、厳しいコンディションの中で、アンドレアがうまくタイヤをマネージメントしながら12位までポジションアップし、ポイントを獲得してくれたことにはとても感謝しています。ザクセンリンクはタイトなサーキットで、ライダー達も皆それを十分理解していたはずなので、こんな形で終わってしまったことが残念でなりません。」

  • MotoGP 第9戦 ドイツGP | ヤマハ、今季初のダブル表彰台を獲得

    MotoGP 第9戦 ドイツGP | ヤマハ、今季初のダブル表彰台を獲得

    Movistar Yamaha MotoGPは、MotoGP 第9戦 ドイツGPの決勝レースで、バレンティーノ・ロッシが序盤からハイペースでレースを進めて2位、マーベリック・ビニャーレスは終盤に追い上げて3位に入り、今季初めてダブル表彰台を達成した。

    バレンティーノ・ロッシは6番グリッドからスタート。第1コーナーを抜けたあとビニャーレスとアンドレア・・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)を抜いて4番手に浮上すると、序盤からペースを上げてゆく。

    そしてトップ2から離されまいと目の前のダニロ・・ペトルッチ(ドゥカティ)にプレッシャーをかけ、9ラップ目の第1コーナー進入でとらえて3番手に上がった。

    この時点でホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)、マルク・マルケス(ホンダ)との差は1秒以上あったが、ロッシは懸命に追い上げ、トップ2がバトルする間に差を詰めると、3ラップ後にはロレンソが第10コーナーでミスをおかしたためロッシが2番手に浮上。ロレンソもついて来たが、ロッシは少しずつアドバンテージを広げていった。終盤はマルケスの追い上げに転じたが、ロレンソとのバトルに時間を割いたことが響いて差を詰めることができず、2位でチェッカーを受けた。マルケスとの差は2.196秒。

    一方のマーベリック・ビニャーレスはロッシに先行されて5番手でレースをスタート。ところがリズムをつかむまでに時間がかかり、5ラップまでにカル・クラッチロー(ホンダ)とドビツィオーゾに抜かれ、さらにアルバル・バウティスタ(ドゥカティ)にも先行を許したが、クラッチローが転倒したため7番手とする。

    3ラップ後、ビニャーレスは1分21秒台にペースを上げて4番手争いのグループに接近すると、ドビツィオーゾの背後に迫り、残り8ラップでこれをパス。さらにバウティスタとロレンソも抜いて4番手に浮上した。その後ペトルッチを追ったビニャーレスは、残り2ラップとなったところでかわし3番手とすると、最後までプッシュし続けて3位でチェッカー。トップとの差は2.776秒だった。

    2位を獲得したロッシはポイントを119に伸ばしてランキング2位をキープ。ビニャーレスは10ポイント差でランキング3位につけている。コンストラクターズ・ランキングではヤマハが2位に浮上し、トップを40ポイント差を追う。Movistar Yamaha MotoGPは依然、チーム・ランキングで首位を守っており、2位との差は14ポイントとなっている。

    Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコは14番グリッドからのスタートと厳しい展開を強いられたが、オープニングラップでふたつ上げ、そのあともプッシュを続けて9位まで浮上。貴重な7ポイントを獲得し、サテライト勢トップの位置を確保して夏季休暇を迎える。ザルコのチームメイトのハフィス・シャーリンも健闘。グリッド5列目からスタートすると1台1台と抜いてゆき、11位でゴールしてポイントを獲得した。

    MotoGPはこのあと短い夏休みに入る。第10戦は8月3~5日、チェコのブルノ・サーキットで開催される。

    Movistar Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ (2位)
    「ザクセンリンクはこれまであまりよい成績を残せていませんでしたが、今日はダブルで表彰台に上ることができとてもうれしいです。チームの仕事もとてもよかったと思います。そして私自身も序盤からよいレースができましたし、最後までミスなく走りきれたことに満足しています。先週、改めて去年のレースのビデオを見て “フォルガーがよい走りをしたのだから、私たちも同じことをしなければいけない”と。終わってみれば去年の彼と同じポジションに立つことができました。だから今はとてもうれしいし、よい流れで休暇を迎えられてうれしいです」

    マーベリック・ビニャーレス (3位)
    「正直に言えば、とても厳しいレースでしたが、チームとともに今回は最後の10ラップの戦い方を改善することに集中してきました。これがとてもよかったのだと思います。そして実際、終盤はかなりいい走りができたと思いますが、チームとしても私自身も、もっとやれることがあると感じています。ここから夏休みになりますが、この間にまたハードワークをして、マシンのさらなる改善を目指します。今日はオーバーテイクがほとんどできませんでした。トライはしたけれども、コーナーで何度もはらんでしまったのです。でも終盤は多くのライバルを抜くことができました。そのときは1分21秒8から1分21秒9が出ていて、予定通りのペースになっていました。ここまでともに一歩ずつ進んできましたが、これからも同様のことを続けていきます」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
    「今日のダブル・ポディウムはチームにとって最高の結果です。ウイークを通じて改善を試み、一歩一歩、着実に前に進んでマシンを仕上げることができました。ザクセンリンクで私たちはいつも苦労させられてきたので、それだけに、ここで2位と3位を獲得できたことはすばらしいのです。ロッシ選手は好スタートを切って、序盤からトップ2についていきました。タイヤをよくコントロールしていましたが、これは、グリッド上でミディアムタイヤに変更するという彼の判断のおかげ。マーベリックのほうはよい位置からスタートしましたが、序盤で順位を下げてしまいました。ところがそのあと見事なリカバーを見せ、終盤に数々のオーバーテイクを見せてふたりが表彰台に上ってくれたのです。ここから休暇になりますが、しっかりとエネルギーを注入して、シーズン後半戦に臨みます」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ (9位)
    「昨日までの難しい状況を考えれば9位はよい成績だと思います。結果には満足していますが、表彰台が見えず、ペースでは大きく離されたことが残念です。チームとともに懸命に仕事に取り組んできましたが、今回は正しい解決策を見つけ出すことができませんでした。シーズン後半戦では問題を解決し、フィーリングを向上させて、またハイペースで走れるようがんばります。セッティングを向上させる方法は必ず見つかるはず。きっとまた、表彰台に上れるようになると確信しています。ランキング4位と同ポイントの5位ですが、やはりトップ3に入りたいと思います。そうなれることを信じています」

    ハフィス・シャーリン (11位)
    「まず初めに、チーム・クルーのみんなにお礼を言いたいと思います。セッティングについて本当にすばらしい仕事をしてくれたからです。それによって、シーズン序盤と同じようなフィーリングを得られるようになったのです。とてもトリッキーで難しいこのコースでポイントを獲得できたことはとてもよかったと思います。ヨハンのグループについて行くこともできました。終盤でタイヤのグリップが落ちてしまったのですが、これはわたしにとっては大切な勉強のひとつです。ここ数戦は厳しい状況が続いていましたが、現時点で11位は私にとって最高の結果でまたベスト・ルーキーを取り戻すことができました。夏休みの間はフィジカルのコンディションを維持するために、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを目指ししっかりトレーニングを続けます」

    エルベ・ポンシャラル (チーム・マネジャー)
    「金・土と非常に厳しい状況で、予選もウォームアップも同様に苦戦してきました。ところがザルコ選手とシャーリン選手は、プラクティスで直面してきたすべての問題を克服しようと努力し、その結果、考え得るなかで最高の順位を獲得してくれました。ザルコ選手はペドロサ選手とバトルを繰り広げ、わずかに届きませんでしたが、それでも9位を獲得したことでドビツィオーゾ選手と並んでランキング4位タイに立つことができました。本当にすばらしい成果です。シャーリン選手のほうは、カタルニアでは残り周回数わずかというところまで9位を走っていながらミスをしてしまいましたが、今日は、そこから学んだことをしっかり証明してくれたのです。多くのベテランライダーとバトルし、最後にはイアンノーネ選手と戦ってゴールライン上で前に出て11位。これは私たちにとっても非常に誇らしいことです。シャーリン選手はまた、ベスト・ルーキーの座も奪回しました。これはチームと彼との今シーズンの最大の目標となります。この後、ザルコ選手はフランス南部で、シャーリン選手はクアラルンプールへ戻って家族と過ごすことになるでしょう。そして残りの10戦も頑張ります」

  • MotoGP 第9戦 ドイツGP | マルケスが9年連続ポール・トゥ・ウィン

    MotoGP 第9戦 ドイツGP | マルケスが9年連続ポール・トゥ・ウィン

    MotoGP シーズン前半戦の締めくくりとなる第9戦ドイツGPは、今季3回目のポールポジションから挑んだマルク・マルケス(Repsol Honda Team)がフリー走行、予選の走りを見事に再現し、今季5勝目を挙げた。オープニングラップでは3番手へとポジションを落としたが、5周目にダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ)をパス。13周目にホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)を抜くと、着実にリードを広げた。

    その後、中盤から後半にかけてバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)がマルケスとの差を縮めるが、それまでタイヤをセーブしていたマルケスは一気にペースを上げて引き離し、終盤は2位のロッシとの差を約4秒まで広げての独走優勝だった。

    これでマルク・マルケスは、前戦オランダGPからの2連勝で今季5勝目を達成。ドイツGPはMotoGPクラスにデビューしてから6連勝、125cc、Moto2時代を含めて9連勝という偉業を達成した。

    今回の結果によりマルク・マルケスは、前半戦を終えて総合2位のロッシとの差を41点から46点へ、総合3位のマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)との差を56点へと広げることに成功。3年連続5回目のチャンピオン獲得に向けて、大きく前進した。

    予選10番手から決勝に挑んだダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は8位でフィニッシュした。決勝日当日はレースウイークを通じて最も暑い27℃、路面温度も48℃という厳しい条件となったが、着実な走りで見事、完走を果たした。今大会は、開幕前日に今季を最後にMotoGPから引退することを表明しての最初のレース。初日こそ20番手と大きく出遅れたが、予選で10番手、さらに決勝では8位へとポジションを上げた。ザクセンリンクでは過去に250ccクラスで2勝、MotoGPクラスでは4勝を挙げているペドロサ。得意とするサーキットなだけに、フラストレーションをためるレースとなったが、後半戦は現役生活の総決算として、一戦一戦を今まで以上に全力で挑むことになる。

    前戦オランダGPで痛めた左手が完全ではなく、FP1を走行後、今大会の欠場を決めたフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)の代役としてFP2から走行したステファン・ブラドルは、地元ファンの声援を受け、ポイント獲得まであと一歩の16位でフィニッシュ。チームメートのトーマス・ルティは17位と、今大会も惜しくもポイント獲得を果たせなかった。

    カル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、5番手を走行していた10周目の12コーナーで転倒してリタイア。12番手を走行していた中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、5周目の13コーナーで転倒し、リタイアとなった。

    マルク・マルケス(MotoGP 優勝)
    「今日の結果にはとても満足しています。そして、とてもうれしいです。ここで9回目の優勝を達成するなんて信じられない気持ちです。それにしても、年を追うごとにプレッシャーは大きくなっています。なぜなら、木曜日からたくさんの人が日曜日は優勝できますか?と聞いてくるからです。確かにこれまでいろんな展開、コンディションで優勝を経験してきました。そして今日のレースはこれまでと違う戦いを期待していました。今日はタイヤのグリップの低下が2回ありました。最初は9周を終えたとき、もう一度はラスト5周から7周くらいでした。今大会もあらゆる状況に対応できる自信はありましたが、最初のドロップは簡単ではありませんでした。スタートがあまりよくなく、2つポジションを落としました。それをリカバリーするのは簡単ではありませんでした。ダニーロ(ペトルッチ)とホルヘ(ロレンソ)を抜いてからは後ろにギャップを作ろうとプッシュしましたが、レース終盤までタイヤをセーブしようと、冷静に走りました。そのあとバレンティーノ(ロッシ)が2人を抜き、タイム差が0.6秒になったので、再びプッシュしてアドバンテージを築きました。チェッカーを受けたあと、ダニの26番のキャップをかぶっているマーシャルがいました。今大会は、今季を最後に引退する彼が主役だと思うし、彼の帽子を振って祝福しました。我々とHondaは、とてもいい仕事をしています。後半戦もこの調子を続けたいです」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 8位)
    「残念なレースでした。なぜなら、このサーキットではいつもいいレースができているからです。しかし、今大会はセットアップに苦労しました。セッションをこなすたびに着実に改善できましたが、最後まで完ぺきなフィーリングにはなりませんでした。今日はスタートからゴールまで一環したペースで走ろうと努力しましたが、十分な速さがありませんでした。引き続き、フィーリングを改善するためにセットアップに集中していきます」

    カル・クラッチロー(MotoGP リタイア)
    「フロントから転んだときはいつも理解に苦しみます。なぜなら、3ラップ前にはそれより速いペースで走っていたのに全く問題はなかったからです。気持ちよく乗れていましたし、グループの中で快適な気分でした。状況をもう少し理解しなければいけないのかもしれませんが、それまではすべてうまくコントロールしていました。それなのに12コーナーでフロントを失い、転んでしまいました。チームの仕事も順調だったし、マシンの状態もよかったです。夏休み前のレースを、こうして転倒で終えるのはとても残念です。今日の状態で次戦のブルノ(チェコ)をもう一度走ってみて、改善できるかどうかを見極める必要があります。今日は自分の後ろを走っていたマーベリック(ビニャーレス)が表彰台に立っています。彼はリアにソフトを履いていました。それだけにとても残念でした」

    中上貴晶(MotoGP リタイア)
    「完全に自分のミスで転倒してしまいました。今日は(ヨハン)ザルコとスタート直後からバトルになったのですが、お互い速いポイントが違っていたので、無理をせず彼についていこうと決めました。しかし、最終コーナーのブレーキングで入りすぎてフロントから転んでしまいました。タイヤはフロントがハード、リアがソフトで、選択はよかったと思います。今日はスタートもよかったし、ザルコについていけばトップ10はいけたと思うので、とても残念です。シーズン前半の締めくくりのレースとしては残念な結果ですが、内容としては次のチェコにつながるものだったと思います。次は鈴鹿8耐なので、鈴鹿ではしっかり結果を残したいです」

    ステファン・ブラドル(MotoGP 16位)
    「最後まで走り切ることができてとてもうれしいです。ホームグランプリでMotoGPにカムバックすることができて、夢が叶いました。短い走行時間だったことを考えれば、自分としてはいいレースができたと思うし、まだMotoGPライダーとしてパフォーマンスがあると感じました。次戦ブルノでは、フランコがさらに強くなって復帰することを願っています」

    トーマス・ルティ(MotoGP 17位)
    「レース序盤はいい感じでした。タイヤをセーブしながら何人かをキャッチすることができました。しかし、後半はリアタイヤのレベルが大きく落ちて苦戦しました。今大会は、いいレースができるんじゃないかと期待していました。後半戦最初のチェコGPでいいレースができるようにがんばります」

  • MotoGP | ホンダ:第9戦 ドイツGP 予選レポート

    MotoGP | ホンダ:第9戦 ドイツGP 予選レポート

    MotoGP シーズン前半戦の締めくくりとなる第9戦ドイツGPの予選は、予想通り、厳しいアタック合戦となり、フリー走行で決勝レースの準備を進めたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が2戦連続今季3回目のポールポジション(PP)を獲得した。

    マルク・マルケスは、大接戦となったフリー走行では、初日5番手、2日目午前中のFP3では6番手と1つポジションを落としたが、ダイレクトで予選Q2に進出した。

    そして、上位12台で行われた予選Q2では3回のアタックを行い、マルケス自身が15年大会でマークしたサーキットベストタイム(1分20秒336)を3年ぶりにブレイクする同20秒270を叩き出し、125cc、Moto2時代を含め、9年連続でPPを獲得した。史上最多PP記録を更新中のマルケスは、これでPP獲得記録を「76」とした。

    今大会のマルケスは、レースウイークを通じて天候が安定していることもあり、決勝に向けてタイヤテストに集中した。ソフト、ミディアム、ハードの組み合わせでロングランに集中し、フリー走行では総合6番手をマーク。これだけでもマルケスの仕上がりのよさを強烈に感じさせるものだったが、予選では、フリー走行で温存した新品タイヤを3セット使い、見事、PPを獲得した。予選に続き、決勝では9年連続の優勝が期待される。

    初日9番手のカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が、フリー走行で3番手に浮上。大接戦となった予選では、マルケスから0.405秒遅れの7番手につけて3列目を獲得した。今大会はこれまでにない大接戦となり、フリー走行ではトップから1秒差に16台。予選Q2では、トップから12位までの差が0.668秒という厳しいものだった。予選のアタックでミスをしたというクラッチローは、目標とする2列目にはわずかに届かなかったが、好スタートを切ってトップグループに加わる意気込みだ。

    初日、フロントのフィーリングが決まらず20番手と出遅れたダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が、2日目のフリー走行で10番手に浮上。大接戦の予選でも10番グリッドを獲得した。ペドロサにとっては納得のいくグリッドではないが、過去6勝しているザクセンリンクで今季ベストを狙う。

    初日ベストリザルトの7番手タイムをマークした中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、2日目のFP3で16番手へとポジションを落とし、Q1からの予選となった。このセッションで中上は、1分20秒963で2番手タイムをマークしてQ2進出を果たす。今季2回目となったQ2では、ポジションアップこそ果たせなかったが、今季ベストタイの12番グリッドを獲得。決勝では目標とするシングルフィニッシュを目指す。

    急きょ、代役として出場することになったステファン・ブラドル(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、セッションをこなすごとにタイムを短縮して21番グリッド、チームメートのトーマス・ルティは22番グリッドから追い上げのレースに挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP ポールポジション)
    「正直、今日はPPを獲れるとは思っていませんでした。それだけにすばらしい一日になりました。チームは3本のタイヤでアタックしようと完ぺきな戦略を立てました。それが見事にPP獲得につながりました。今日は2台のドゥカティが速いことを知っていました。しかし、ミディアムのフロントで行った2回目のアタックのときにハードならもっといけるということを確信しました。最後のアタックでは、いくつかのミスを犯しましたが、0.025秒差でPPを獲得しました。PPをほぼ手中にしていたダニーロ(ペトルッチ、ドゥカティ)には申し訳ない気持ちですが、1番重要なのはフロントローからスタートすることです。明日の30周の決勝は、前半と後半で二つのレースがあると思っています。前半は速いライダーが多いと思いますが、タイヤのパフォーマンスが落ちる後半が勝負の鍵を握っています。フリー走行では21秒台でロングランできるようにがんばってきました。とても厳しい走りを要求されましたが、明日の決勝はもっと厳しい戦いが待ち受けていると思います」

    カル・クラッチロー(MotoGP 7番手)
    「チームはいい仕事をしてくれました。昨日よりもフィーリングはよかったです。ザクセンリンクで3列目スタートは決していいグリッドとは言えませんが、自分がいくつかミスを犯してしまったからです。PPを獲得したマルクは信じられないラップをこなしましたが、セクターあたり0.1秒差なので、それを思うと残念でした。しかし、決勝に向けて今日は大きな進歩を達成しました。明日はいいバトルができると思うし、ポジティブな一日でした。明日はいいスタートを切ってトップグループで戦いたいです。明日のレースを楽しみにしています」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 10番手)
    「昨日よりセットアップを前進させることができました。しかし、いくつかのパートで思うような走りができず苦戦しました。予選では、新品タイヤのパフォーマンスを十分に引き出すために全力を尽くしましたが、ラップタイムがとても接近していて、期待したようなポジションではありませんでした。全体的には、マシンの状態はよくなりレースペースも改善できました。明日の決勝では、スタートを決めなくてはいけません。タイヤのマネージメントが重要になると思います」

    中上貴晶(MotoGP 12番手)
    「今日はFP3でトップ10に残りQ2に進出する予定でしたが、FP3が思っていた以上のアタック合戦になり、16番手にポジションを落としました。結果的にいつも通りQ1から戦うことになりましたが、Q1では1分20秒台に入れることができ、2番手タイムでQ2に進出し、ここでもQ1とほぼ同じ20秒9を出しました。現状ではこれが自分の限界。ベストは尽くせたと思います。明日の決勝に向けて、フロントはハードでいくことにしましたが、リアはミディアムかソフトかまだ決めていません。昨日のフリー走行同様、後半セクションはいい感じです。タイムをロスしているセクター1と2をウォームアップと決勝で攻略して目標のシングルフィニッシュを目指します」

    ステファン・ブラドル(MotoGP 21番手)
    「今日の自分のベストタイムには満足していますが、タイムが上がるにつれて難しくなっています。今日はいくつかセッティングの変更を行いましたが、3回のセッションだけでは、自分のライディングスタイルに合わせることはできませんでした。とは言っても、自分にとってはホームGPとなるので、こうしたチャンスを与えてくれたHondaとすばらしい仕事をしてくれたチームに感謝しています」

    トーマス・ルティ(MotoGP 22番手)
    「予選ではグリップを多少改善しスピードを上げることもできました。しかし、自分のラップタイムにはがっかりしました。トップから離れすぎているので、フラストレーションを抱えることになりました。明日のレースはタイヤの選択が非常に難しいと思います。タフなレースになると思います」

  • MotoGP | スズキ:第9戦 ドイツGP 予選レポート

    MotoGP | スズキ:第9戦 ドイツGP 予選レポート

    MotoGP ドイツGP2日目午前に行われたFP3セッションは、アンドレア・イアンノーネがコースレコードからわずかコンマ1秒落ちのトップタイムをマークし、変わらぬ強さと好調ぶりを見せつける。チームメイトのアレックス・リンスもまた着々とセッティングを煮詰め、セッション後半にトップ10にジャンプイン。チームスズキエクスターライダーはふたり揃ってストレートQ2行きを果たすこととなる。トップから11人がわずか0.477秒差という接近戦は、セッション終了間際に次々と順位が入れ替わり、前戦オランダGPに続くスリリングな展開となった。

    午後の予選はさらに気温が上がり、イアンノーネ、リンス共にフロントミディアム、リアソフトのコンビネーションで、15分間のセッションで2度のタイムアタック。好調な滑り出しで、どちらも全力のアタックでタイムアップを目指すも、期待通りのタイムには届かず、トップからわずか0.5秒差ながら、イアンノーネが3列目8番手、リンスが4列目11番手に甘んじることとなった。

    アンドレア・イアンノーネ
    「昨日なかなかうまく解決策が見つけられなかったタイヤマネージメントが良い方向に向かっているので、僕自身は今のところポジティブな気持ちだよ。あともうちょっとというところなので、明日の朝に最後の調整をしてみる予定なんだ。FP4ではペースも良かったし、フィーリングもかなり良かったけど、問題はレース周回をいかにコンスタントに走れるかなんだ。特に中盤から後のペースが大事だね。正直予選ではもっと上にいけると思っていたんだけど、気温が上がったせいでタイヤがスピンしてしまい、思い通りのアタックができなかったのが残念だね。明日もいつも同様、全力でベストを尽くすよ。」

    アレックス・リンス
    「1周のタイムアタックはうまくいかなかったけど、タイムシートで見ると、中古タイヤでのペースは悪くないんだ。グリッドは後ろだけど、序盤に順調にポジションをリカバリーできるよう全開で行くよ。決勝はきっと面白い展開になるだろうね。ここはタイヤのグリップが12~13周で悪くなってしまうだろうから、そこからどんな走りができるかが勝負の鍵になるだろうね。このサーキットはタイム差が少ないから予選は苦戦してしまったけど、僕らのレースペースは悪くないし、コンスタントに走れているから、 あとは決勝を全力で戦うのみさ。」

    ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
    「明日の決勝に向けての準備という意味では順調に進めることができたと思っていますし、両ライダーとも良いペースだと言えるでしょう。 残念なことに予選では我々のポテンシャルをうまく出し切ることができず、8番手、11番手という悔しい結果となってしまいました。グリッドが後方になってしまったことで、決勝はより厳しいものになると覚悟していますが、決勝に向けて最後の調整をして、良いスタートを切って、順位を上げて行ってもらいたいと願っています。」

  • MotoGP | ヤマハ:第9戦 ドイツGP 予選レポート

    MotoGP | ヤマハ:第9戦 ドイツGP 予選レポート

    Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシは、MotoGP ドイツGPの決勝をグリッド2列目からスタートする。

    Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスは予選セッション序盤でトップ争いを展開したあと4位を獲得。チームメイトのバレンティーノ・ロッシは、Q2に出場した12人が0.7秒差にひしめくなかで、激しい競り合いの末に6番手となった。

    ビニャーレスは15分間のセッションを好調にスタート。最初のアタックで一時トップに立ったあと、少し緩めて態勢を整える。そして2回目のアタックでは1分20秒441へ更新し、改めてトップの座を確実にした。

    残り8分半でピットに戻ると、ほとんどのライダーピットレーンを離れるまで待ち、クリアスペースを確保してからピットアウト。残りの3ラップでポールポジションを狙っていったが、ベストラップを更新することができず最後の4分間で4番手に後退した。トップとの差はわずかに0.171秒だった。

    一方のロッシは予選セッション序盤で苦戦。2回目のアタックで1分21秒台の壁を破り、1分20秒972で7番手につけたあとピットインを行った。

    残り時間は約6分。新品タイヤを装着してコースに戻った時点で8番手に後退していたため、なんとか順位を上げようと果敢に攻めてゆく。そして4回目のアタックで1分20秒532に短縮して5番手に浮上。しかし最後のラップではラップタイムを更新することができず、ひとつ下げて6番手で終了した。トップとの差は0.262秒。決勝はビニャーレスと同じ2列目からのスタートが決定した。

    Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコとハフィス・シャーリンは、ドイツGP決勝をそれぞれグリッド5列目と6列目からスタートする。

    Q1に臨んだザルコはフリープラクティス初日のタイムを1.431秒短縮したが、シーズン中で最も短いコースで多くのライダーのラップタイムが接近した結果、0.116秒の僅差でQ2進出を逃すこととなった。

    一方のシャーリンは、特徴的なザクセンリンクのコース攻略に苦戦。金曜日の午前中から土曜日の午後までに1.5秒以上を短縮したにもかかわらず、決勝グリッドは6列目に留まっている。

    Movistar Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス (予選4番手/1分20秒441)
    「予選セッションは好調でした。とくに最初の走行は本当に良かったと思います。2回目の走行でも同様にプッシュしていきましたが、すでにフロントタイヤを消耗していたので思い通りの走りができませんでした。本来なら、今日はポールポジションも不可能ではなかったと思っていますが、それよりも明日の決勝のほうに照準を定めています。明日までにもう少し改良したいところもあるので、その成果に期待しています。おもな課題は電子制御システムとわたし自身のライディング・スタイルですが、どちらもきっとうまくいくと信じています」

    バレンティーノ・ロッシ (予選6番手/1分20秒532)
    「昨日よりはずっと良くなりました。電子制御システムを活用して、マシン・バランスと加速性能が向上したのです。ペースはそれほど良くはありませんでしたが、同時にそんなにひどい状態でもありません。今シーズンはもう何度も経験していることですが、大勢が非常に接近しているので、2列目に並べたことはとても良かったと思います。ここから好スタートを決め、そのまま最初の数ラップを順調に走ることが重要なのです。そのあとは様子を見なければなりませんが、とくにリアタイヤの選択が鍵を握ることになると思っています。どれにするかはまだ決まっておらず、どのタイヤがベスト・チョイスなのかもまだ把握できていません。これからデータをチェックし、作業に取り組み、明日もまたそれを続けて決勝に備えます」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
    「ザクセンリンクの2日目はとても忙しい一日になりました。昨日もお話ししたように、今日はマシン・セッティングと決勝用タイヤ・スペックのテストに集中し、これだけでふたつのセッションのほとんどを費やすこととなったのです。マーベリックはQ2の序盤で自信にあふれる走りを見せてくれました。そしてセッションの残り3分まで暫定トップに立っていたのはとても良かったと思います。ただ2回目の走行でラップタイムを更新できなかったことが残念です。バレンティーノのほうは、それとは反対の状況になり、最初のトライでは1分20秒台に入れることができずに苦しみました。それでも2回目の走行でなんとか6番手まで上がってきて、結果的にふたりともグリッド2列目に並ぶことになったのですから、まずまずの成果と言っていいと思います。このサーキットはとくにオーバーテイクが難しいところなので、グリッド位置がとても重要なのです。もちろん、依然として激しいレースになると予想しています。明日のウォームアップ・セッションまでにさらに改善を試み、もう一歩前進できるよう頑張って仕事に取り組んでいきます」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ (予選14番手/1分21秒059)
    「とても難しい一日になりました。何がいけなかったのか、未だにはっきりとは理解できていない状態です。ウイークのスタートからここまでずっと、ペースが上がらず状況は少しも好転しません。明日の決勝でどこまでやれるかわかりませんが、いつものように戦いに挑むつもりです。いずれにしても、非常に厳しい状況です。早くここから抜け出せるよう願っています」

    ハフィス・シャーリン (予選18番手/1分21秒460)
    「セッティング向上を目指して作業に取り組みましたが、フリープラクティス第3セッションでは、それがなかなかうまくいきませんでした。でもそのあとでチームがとても良い状態に仕上げてくれて、プラクティスの第4セッションでは決勝を想定してロングランも行いました。予選終盤は少しナーバスになっていましたが、それでもあとコンマ2~3秒は短縮できると考えていたので、もしそうなっていればトップ15に入れたかもしれません。結局そこには届きませんでしたが、かなり近づくことができました。明日は好スタートを目指し、チームのために少しでもポイントを獲得できるよう頑張ります。同じくルーキーの中上選手が今回はとても好調なので、彼とバトルできればうれしいです」