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  • MotoGP | ホンダ:開幕戦 カタールGP 予選レポート

    MotoGP | ホンダ:開幕戦 カタールGP 予選レポート

    2019年のMotoGP開幕戦 カタールGPの予選は、終日、強い風が吹き付ける厳しいコンディションの中で行われ、初日のフリー走行でトップタイムをマークしたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、この日も好調をキープし、フロントロー3番グリッドを獲得した。

    カタールGPの行われているロサイル・インターナショナル・サーキット(5.380km)は、これまでマルケスが苦手としてきたサーキットだが、2013年にMotoGPクラスにデビューしてからの7年間で6回目のフロントロー獲得となった。

    決勝ではこれまで過去1勝を含む4回の表彰台に立っている。昨年12月に手術をした左肩も順調に回復しており、2年連続5回目の表彰台と5年ぶりの開幕Vを目指す。

    初日のフリー走行で思うような走りができず13番手へと順位を落としていたカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が、Q1でトップタイムをマークしてQ2へと駒を進めると、12人で競われるQ2ではさらにタイムを上げて6番グリッドを獲得した。これまで、最高峰クラスでは、3勝を含む16回の表彰台に立ってきたクラッチローだが、カタールGPでは2012年と昨年の4位が最高位。2列目6番手からスタートするクラッチローが、今年はカタールGP初表彰台に挑む。

    前日のフリー走行で12番手。わずかの差でダイレクトでのQ2進出を逃した中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、Q1ではクラッチローに続いて2番手タイムをマークしてQ2進出を果たした。そして迎えたQ2では、1本目の新品タイヤで自己ベストを更新する1分54秒239で2番手タイムをマーク。2本目のアタックでは、マルケスとダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ)を視野にアタックしたが、お互いに牽制しあったことでペースが上がらず、タイム更新のチャンスを逃した。しかし、MotoGPクラスでベストグリッドの9番手を獲得。決勝では、昨年のバレンシアGPの6位をしのぐリザルトが期待される。

    初日11番手とまずまずのスタートを切ったホルヘ・ロレンソ(Repsol Honda Team)は、FP3のセッション開始早々に転倒を喫し、このセッションをほとんど走れなかった。ナイトセッションとなったFP4では、確認作業をしながらの走行となり15番手。そして迎えたQ1では、1本目の新品タイヤのアタックでトップタイムをマーク。2本目のタイヤでさらにタイム更新に挑んだが、この日、2度目の転倒を喫し、タイム更新を果たせませんだった。その結果、15番グリッドから決勝に挑むことになったが、決勝では後方からの追い上げレースが期待される。

    この日は強い風と低い気温のためにMotoGPクラスは延べ14人が転倒する厳しいセッションだった。明日の決勝も厳しい戦いが予想される。

    マルク・マルケス(MotoGP 3番手)
    「このサーキットはいつも苦戦するサーキットなので、フロントローを獲得するためには、戦略通りに取り組まなければなりませんでした。フロントロー獲得という目標を達成できてうれしいです。特に今日は、風が強く、とても寒い一日でした。明日もこのようなコンディションになったら、厳しい戦いになると思います。しっかり最後まで走り切らなければいけません。昨日はマシンに強さがありましたが、今日は難しい走りを強いられました。すぐにも転倒しそうなフィーリングで、リスクを避けなければなりませんでした。明日は気温がかなり変わりそうなので、コンディションに合わせて準備をしたいです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 6番手)
    「今日は昨年と同じようなジオメトリーに変更したのですが、その結果、マシンの状態はかなりよくなりました。よりプッシュできるようになり自信もつきました。一番の課題は、ブレーキをリリースするときの(昨年フィリップアイランドでケガをした)右足首です。ブレーキペダルとステップを調整しなければいけないかもしれません。ベストラップを出した周回は、少しミスをしました。それでも2列目を獲得することができました。トップグループで戦える準備が整っていることを確信しました。今夜はとても寒かったです。このサーキットは、路面コンディションが周回する毎に変わる可能性があるので、明日のコンディションをしっかり見極めたいです。目標はこの勢いをキープ、多くのポイントを獲得し、笑顔でここを去ることです」

    中上貴晶(MotoGP 9番手)
    「今日は風が強く、気温も低いという厳しいコンディションの中での予選となりましたが、ベストグリッドの9番手を獲得できて、とてもうれしいです。Q1は、チームメートのカルに、ロレンソ、バレンティーノという強豪もいて、厳しい戦いになりました。その中で2番手タイムをマークしてQ2に進出することができました。そして、休む暇もなく、速いライダーがたくさんいるQ2に挑みましたが、1本目の新品タイヤのアタックで2番手タイム。2本目はタイムを更新できず9番手までポジションを下げましたが、ベストグリッドを更新することができました。準備はできています。明日はいいスタートを切ってベストを尽くしたいです。今日はFP3、FP4でレースディスタンスにトライして、まずまずのペースで走ることができました。もう少しアベレージをあげられれば、さらに、いいレースができると思います。明日の決勝はトップ10を目標に、8位、9位を狙っていきます」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 15番手)
    「背中に少し痛みがあるので休息が必要です。明日の朝、体調がどうなっているのかを確認しなければいけません。最初の転倒はとても残念でした。ひどい痛みを伴う転倒でしたが、さまざまな要因が重なったための転倒でした。予選Q1の転倒は、とても寒かったことが原因でした。今日はあまりいい日にはなりませんでした。僕はまだRC213Vの経験が浅いので、しっかり経験を積んでいきかなければなりません。まだ、身体に痛みもあります。厳しいコンディションなので、明日はサバイバルレースになると思います」

  • MotoGP | スズキ:開幕戦 カタールGP 予選レポート

    MotoGP | スズキ:開幕戦 カタールGP 予選レポート

    スズキは、MotoGP 開幕戦カタールGPの予選でアレックス・リンスが10番手、ジョアン・ミルが11番手だった。

    ロサイル・インターナショナルサーキットでの開幕戦2日目の挑戦は路面コンディションの変化により、アレックス・リンス、ジョアン・ミルに予想以上の厳しい試練を与えることとなった。

    しかし両ライダー共、初日の堅実なパフォーマンスによりQPは揃ってダイレクトにQ2へ。1000分の1を争う大接戦、さらに夜になって路面コンディションが悪化するため、ダイレクトQ2行きは大きなアドバンテージとなった。Q2終了後の最終ポジションはリンス10番手、ミルが11番手で、明日の決勝は揃って4列目スタートとなる。

    アレックス・リンスはFP3、FP4共に、初日に抱えていたタイヤのグリップに関する問題を解決するべく課題に集中するも、両セッション共2コーナーで転倒。リンス以外にも数人のライダーがフロントの切れ込みにより、同様の転倒を喫した。リンスは転倒により本来のリズムをキープできず、タイムアップに苦戦し、Q2を10番手で終える。

    MotoGPクラス初レースとなるジョアン・ミルは、周回を重ねながら確かな方向性を掴むことに集中し、着々とタイムアップ。難しいコンディションとなったQ2でも揺らぐことなくペースを維持し、デビューレースを11番グリッド、チームメイト同様の4列目からスタートする。

    ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
    「予選結果はもっと上位を期待していましたが、今日は非常に難しいコンディションだったので仕方がないでしょう。10番手からスタートするアレックスはレース序盤が厳しいと思いますが、レースペースは安定していますし、フィーリングも良いようなので、決勝では期待に応えてくれるだろうと期待しています。ジョアンは初のMotoGPクラスでダイレクトにQ2に行き、最終予選結果も11番手という素晴らしい活躍を見せてくれました。デビューレースをとても楽しみにしています。」

    アレックス・リンス
    「FP3とFP4で2回転倒してしまったために、Q2で頭を切り替えてうまくプッシュすることができなかった。それに加えて路面のコンディションが悪く、思うようなパフォーマンスができなかったよ。でも、単独で走っていてもタイムを上げることができるし、中古タイヤでも安定して速いタイムで走れるから、明日は楽しいレースができると信じているんだ。とにかく明日の決勝に集中するのみだよ。」

    ジョアン・ミル
    「FP4のフィーリングでは、予選でもっとタイムを上げられると思っていたんだけど、予選ではフィーリングが変わってしまって同じようにプッシュできず、思うようにタイムアップできなかった。でもMotoGPクラス最初の予選だから、このスタートポジションはそんなに悪くないと思っているよ。ペースは安定しているから、決勝ではトップライダー達からできるだけたくさんのことを学びつつ、ベストを尽くすよ。」

  • MotoGP | カタールGP 予選:マーベリック・ビニャーレスがPP獲得

    MotoGP | カタールGP 予選:マーベリック・ビニャーレスがPP獲得

    2019年のMotoGP 開幕戦 カタールGPの公式予選が3月9日(土)にロサイル・インターナショナル・サーキットで行われ、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)がポールポジションを獲得した。

    気温17度。路面温度16度のドライコンディションの中、マーベリック・ビニャーレスは1分53秒546をマーク。昨年11月の最終戦バレンシアGPから2戦連続、当地で2年振り2度目、最高峰クラスで7度目、キャリア通算18度目のポールポジションを奪取した。

    2番手には0.198秒差でアンドレア・ドヴィツィオーゾが入り、15年以来4年ぶりに1列目に進出。3番手には0.199秒差でマルク・マルケス(ホンダ)が続き、6年連続の1列目を確保した。

    2列目にはジャック・ミラー(アルマ・プラマック))のファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)、カル・クラッチロー(LCR・ホンダ)。3列目にはダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)、フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)、そして、中上貴晶(LCR・ホンダ)が並ぶ。

    スズキ勢はアレックス・リンスが10番手、ジョアン・ミルが11番手。アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)が12番手に続いた。

    バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は14番手。ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)は15番手だった。

    2019年 MotoGP 開幕戦 カタールGP 予選 結果n

    Pos. No. Rider Team Time
    1 12 マーベリック・ビニャーレス モンスターエナジー・ヤマハMotoGP 1分53秒546
    2 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ミッション・ウィナウ・ドゥカティ 1分53秒744
    3 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分53秒745
    4 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング 1分53秒809
    5 20 ファビオ・クアルタラロ ペトロナス・ヤマハSRT 1分53秒946
    6 35 カル・クラッチロー LCRホンダ・カストロール 1分54秒095
    7 9 ダニロ・ペトルッチ ミッション・ウィナウ・ドゥカティ 1分54秒200
    8 21 フランコ・モルビデリ ペトロナス・ヤマハSRT 1分54秒236
    9 30 中上貴晶 LCRホンダ・イデミツ 1分54秒239
    10 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分54秒257
    11 36 ジョアン・ミル チーム・スズキ・エクスター 1分54秒390
    12 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分54秒917
    13 63 フランセスコ・バグナイア アルマ・プラマック・レーシング 1分54秒472
    14 46 バレンティーノ・.ロッシ モンスターエナジー・ヤマハMotoGP 1分54秒537
    15 99 ホルヘ・ロレンソ レプソル・ホンダ・チーム 1分54秒563
    16 44 ポル・エスパルガロ レッドブルKTMファクトリー・レーシング 1分54秒740
    17 88 ミゲール・オリベイラ レッドブルKTMテック3 1分55秒122
    18 53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング 1分55秒428
    19 29 アンドレア・イアンノーネ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分55秒464
    20 17 カレル・アブラハム レアーレ・アビンティア・レーシング 1分55秒642
    21 5 ヨハン・ザルコ レッドブルKTMファクトリー・レーシング 1分55秒797
    22 55 ハフィス・シャーリン レッドブルKTMテック3 1分55秒937
    23 38 ブラッドリー・スミス アプリリア・ファクトリー・レーシング 1分56秒036
  • MotoGP | ホンダ:開幕戦 カタールGP 初日レポート

    MotoGP | ホンダ:開幕戦 カタールGP 初日レポート

    2019年の開幕戦カタールGPのフリー走行は、青空が広がる絶好のコンディションとなった。日中に行われたFP1(15時40分~16時25分)は、日射しが強く、気温も26℃まで上昇、厳しいコンディションとなったが、ナイトセッションとなったFP2(20時~20時45分)は、21℃まで気温は下がり、その結果、路面コンディションはよくなり、ラップタイムも大幅に向上した。

    その中で4年連続タイトル獲得に向けて新しいシーズンのスタートを切ったマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、FP1では1セットのタイヤで40分間のセッションを走って3番手だったが、FP2では1.784秒タイムを短縮。ロサイル・インターナショナル・サーキットのベストタイム(1分53秒680)を0.3秒短縮する快走でトップに浮上した。

    2番手に0.474秒の大量リードを築いたマルケス。連続周回でも1分54秒台を連発し、14年以来のポールポジション(PP)と優勝に向けて大きく前進した。

    Repsol Honda Teamに移籍し、新たなチャレンジのシーズンとなるホルヘ・ロレンソは、初日11番手とまずまずのスタートを切った。FP1ではHonda勢トップの2番手、FP2でも2番手から14番手まで1秒差という厳しい戦いの中で11番手。オフにケガをした左手の状態はまだ完ぺきではないが、RC213Vのパフォーマンスを着実に引き出す走りは、予選、決勝に向けて大きな期待を抱かせた。

    ウインターテストで常にトップ10入りしていた中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、目標としてきたトップ10に0.042秒差の12番手に終わり、悔しい一日となった。FP2では、事前テストでマークした自己ベストタイム(1分54秒789)を0.345秒更新したが、セッション終盤に装着したリアのソフトタイヤがうまく機能せず、わずかの差でトップ10を逃した。土曜日のFP3、そしてQ1でQ2進出を目指す。

    カル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、ロレンソ、中上に続き13番手。FP1はセットアップが進まず1分55秒869で17番手だったが、FP2ではセットアップを進め、1.068秒のタイム短縮に成功し13番手へとポジションを上げた。この日はソフトタイヤを装着してのアタックでミスをしたため、さらなる上位進出を逃したが、土曜日のFP3と予選では、その雪辱に挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP 1番手)
    「今日はとてもポジティブでした。ダイレクトにQ2へ進めるよう集中しました。ラップタイムはよかったのですが、大事なのはいいリズムで走ることでした。もう少しリズムの改善に取り組む必要があります。どうすればいいのかという方向性も見つかっています。しかし、全体的には、今日の結果はとてもうれしいです。このサーキットでは、いつも苦戦してきましたが、今日はいい感触で走ることができました。まだフリー走行なので引き続き、最も重要な日曜日に向けてセットアップに取り組みます」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 11番手)
    「今日はとてもうれしい一日でした。自信もつきました。マシンも快適です。ポテンシャルの高さを感じました。いい仕事ができています。そしていい結果を出せると信じています。とてもいいスタートが切れたと思います。FP1はとても速かったのですが、気温が下がったときのマシンの挙動をもっと理解する必要があります。正しいセッティングが見つかれば、まだまだ強くなれると思います」

    中上貴晶(MotoGP 12番手)
    「ウインターテストからキープしてきたトップ10を逃し、とても残念です。FP1は10番手、FP2も常にトップ10内で走行していましたが、ソフトタイヤを装着してからのアタックでは、わずかの差でトップ10に届きませんでした。ミディアムタイヤではかなりいいペースで走れていました。しかし、セッション終盤になると、みんなソフトタイヤでアタックを開始し、まるで予選のようになりました。日中に行われる明日のFP3でタイムを更新するのが難しいため、結果的にFP2はとても大事なセッションとなりました。自己ベストを更新できたことはうれしいのですが、アタックした周回ではスライドが激しく、完ぺきなものにはなりませんでした。天候やコンディションがどう変わるかは分かりませんが、明日の予選ではQ2に進めるように全力を尽くします」

    カル・クラッチロー(MotoGP 13番手)
    「今日は少し残念な結果に終わりました。FP1は苦戦しましたが、FP2では大きくタイムを更新することができました。しかし、Q1からの予選になってしまうと思います。日中に行われる明日のFP3は、気温が高く、タイムの更新がとても難しいからです。みんなが必死にプッシュしていたのはそのためでした。今日は2本のソフトタイヤを使いました。最初のアタックは大きなミスをしてタイムにはつながりませんでした。しかし、タイヤのパフォーマンスはとても満足のいくものでした。それだけに自分のミスに腹が立ちました。しかし、ケガをした3ヵ月前には、こうして開幕戦に出場していることは考えられなかったし、ポジティブに受け止めたいと思います。まだ、チャンスが残っているので、Q2に進出できるようにがんばります」

  • MotoGP | ヤマハ:開幕戦 カタールGP 初日レポート

    MotoGP | ヤマハ:開幕戦 カタールGP 初日レポート

    Monster Energy Yamaha MotoGP、開幕戦カタールに準備万端
    Monster Energy Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシはVisitQatar Grand Prixのフリープラクティス・セッションを心待ちにしていた。ふたりは2週間前に同サーキットで行ったテストで決定したセッティングを基に、さらにステップアップを目指して仕事に取り組んだ。マーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシはそれぞれ2番手と16番手となった。

    マーベリック・ビニャーレスは第1セッションの序盤から安定したペースを見せ、システマティックにセッティング作業を継続。ラップタイムでは16人が0.9秒差にひしめく大接戦となったなかマーベリック・ビニャーレスはコーナリング性能の向上に集中し、セッションを通じて着実に前進しながら最終ラップでベストタイムをマークした。1分55秒312の記録はトップから0.264秒差の6番手。

    昨年同様、夜になって気温が下がると全体のペースが上がってくるため、第2セッションはよりハードなプッシュが必要。開始早々に3番手に浮上したマーベリック・ビニャーレスはセッション終盤で1分54秒台の壁を破り、1分53秒854のベストタイムでトップに0.474秒差と迫る2番手を獲得した。

    一方のバレンティーノ・ロッシは第1セッションで新しいセッティングをテスト。45分間のセッション終盤には1分55秒048を記録してトップに立ち、後続に0.079秒差をつけた。

    第2セッションも同様のセッティングを使用したが、ラップタイムを更新できないまま17番手で終了。1分55秒137でトップから1.757秒離された。総合順位では第1セッションの記録が採用され、トップに1.668秒差の16番手となった。

    PETRONAS Yamaha SRT、絶好調でシーズンスタート
    PETRONAS Yamaha SRTは2019シーズンを絶好調のスタート。フリープラクティスではファビオ・クアルタラロが5番手、チームメイトのフランコ・モルビデリは転倒もあったものの7番手を獲得した。ふたりとも先週のテストの成果を発揮し、Q2進出の暫定ポジションにつけている。

    フランコ・モルビデリはフリープラクティス第1セッションで1分55秒324を記録。MotoGP2年目をYZR-M1でスタートし、並み居るトップライダーに割って入る7番手獲得と健闘した。一方、ルーキーのファビオ・クアルタラロは第1セッションで11番手。1分55秒509のタイムでトップとの差はわずかコンマ4秒だった。

    第2セッションも好調が続き、ファビオ・クアルタラロが1分54秒154、フランコ・モルビデリが1分54秒275と、それぞれ1.4秒0.9秒を更新。フランコ・モルビデリは残り20分の第1コーナーで転倒があったものの怪我はなく、再びコースへ戻ってベストタイムを叩き出した。

    ロサイル・インターナショナル・サーキットでの最初の夜を絶好調のうちに終えたPETRONAS Yamaha SRTは明日も作業を継続し、2回のフリープラクティスと予選セッション(現地時間20:00~20:25)に臨む。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス (フリー走行総合2番手/1分53秒854)
    「全体のペースがとても速かったので、そのなかでトップ10に入ることがとても重要でした。2回のタイムアタックを予定していたのですが、結局は1回しかできなかったのは少し残念です。でもマシンの状態には非常に満足。トップスピードではかなわないところがあるので、さらに改良が必要ですが、コーナリングは本当に素晴らしくなってきています! 明日はもっと頑張ります。とくに最終コーナー立ち上がりの加速を上げていきたいと思っています。マシンのポテンシャルの高さは間違いないので、あとはひたすらハード・ワークを続けるのみというところです」

    バレンティーノ・ロッシ (フリー走行総合16番手/1分55秒137)
    「今日は奇妙な一日と言っていいかもしれません。今の私たちは、おそらく今日の第1セッションほど良くはないけれども、第2セッションほどひどくもありません。第2セッションではほとんどモディファイせずに臨みましたが、フロントタイヤに問題が出てバランスが悪く苦戦することになってしまいました。その結果、とても遅かったのです。終盤は路面のグリップが上がって多くのライダーがラップタイムを更新し、そのベストはラップレコードを上回りました。ところが私にとっては非常に厳しい結果になったのです。現時点でQ2から外されていることは大問題。明日のフリープラクティス第3セッションは、コンディションの影響があってラップタイムの更新は難しいと思います。このままではQ2に進出できないので、何か方法を見つけなければなりません」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「カタール・テストの最後の状態からフリープラクティスをスタートしたので、ベース・セッティングは十分に出来上がっていました。マーベリックは第2セッションで第1セッションからさらに上げて、セッティングも向上して非常に気持ちよく乗れているようです。バレンティーノのほうは第1セッション終盤でセッティング変更を試みてさらなる改良を目指しましたが、第2セッションでは、おそらく路面温度が変化したせいで成果をあげることができませんでした。明日のフリープラクティス第3セッションではQ2進出を狙っていきますが、ロサイルの午後は気温が高く、路面コンディションはタイム更新に最適というわけにはいきません。また、決勝に向けたタイヤチョイスも明日の重要な課題のひとつ。今日の時点で80%くらいまでしか決まっていないので、確定を目指します」

    PETRONAS Yamaha SRT
    ファビオ・クアルタラロ (フリー走行総合5番手/1分54秒154)
    「ハイペースをキープし、好タイムも記録することができました。最初の走行ではあまりフィーリングが良くなかったのですが、そのときはフルタンクだったことが理由かもしれません。タイヤを履き替えたあとはいくつかミスをしてしまったにもかかわらず、54秒1が出たのには自分でも驚きました。つまり53秒台後半や54秒台のもっと前も可能だったかもしれないということですからね。今日の結果とチームの仕事を本当にうれしく思っています。でも慌てることなく、このあとも冷静に、同じやり方で仕事を続けていくことが大切です。明日の第3セッションで手ごたえをさらに確実なものにし、第4セッションでは決勝用セッティングに集中します。そしていよいよ予選に臨みます」

    フランコ・モルビデリ (フリー走行総合7番手/1分54秒275)
    「最初の数ラップで好感触をつかみ、リズムよく走ることができました。他のライダーたちがどうだったのかを見てみなければなりませんが、現時点で私自身はとても満足しています。それでもまだ改善の余地がたくさん残っているので、これからその作業に取り組んでいきます。明日に向けて必要なことは、状況を把握し、トップライダーとの差を縮めるほる方法を見つけることです。転倒については、新しいセッティングを試して理解しようとしていた最初の周だったので、ユーズドタイヤだったにもかかわらずハードにプッシュしてしまったのだと思います。おそらく、タイヤが私の激しいプッシュを予期していなかったのでしょう。だから基本的に私のミスということです。でもスペアマシンでコースに復帰すると、すぐにフィーリングをつかみ直すことができましたし、新しいセッティングでハイペースを維持できたので問題ありません。ただ残念だったのは、そのセッティングでは多くの周回を重ねることができなかったこと。ユーズドダイヤでもっとたくさん走る予定だったのですが…。少ないラップのなかでもデータを収集できたのは良かったと思います」

  • MotoGP | カタールGP FP2:マルク・マルケスが初日総合トップ

    MotoGP | カタールGP FP2:マルク・マルケスが初日総合トップ

    2019年のMotoGP 開幕戦カタールGPのフリー走行2回目は3月8日(金)にロサイル・インターナショナル・サーキットで行われ、マルク・マルケス(ホンダ)がラップレコードを更新するトップタイムをマークした。

    気温21度。路面温度21度のドライコンディションの中、マルク・マルケスは1分53秒380をマーク。昨年11月の最終戦バレンシアGPに続き2戦連続、開幕戦では15年以来4年ぶりとなる初日総合トップタイムに記録した。

    2番手には0.474秒差でマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)3番手には0.528秒差でジャック・ミラー(アルマ・プラマック・レーシング)が続いた。

    4番手にはダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)ファビオ・クアルタラロは新人勢の最高位となる5番手。アンドレア・ドヴィツィオーゾが6番手に続いた。

    フリー走行1で10番手の中上貴晶は、1.064秒差の12番手。2004年以来15年ぶりにシーズン最初のセッションで1番手発進を決めたバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は1.757秒差の17番手、初日総合16番手に後退した。

    2019年 MotoGP 開幕戦 カタールGP フリー走行2回目

    Pos. No. Rider Team Time
    1 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分53秒380
    2 12 マーベリック・ビニャーレス モンスターエナジー・ヤマハMotoGP 1分53秒854
    3 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング 1分53秒908
    4 9 ダニロ・ペトルッチ ミッション・ウィナウ・ドゥカティ 1分54秒053
    5 20 ファビオ・クアルタラロ ペトロナス・ヤマハSRT 1分54秒154
    6 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ミッション・ウィナウ・ドゥカティ 1分54秒256
    7 21 フランコ・モルビデリ ペトロナス・ヤマハSRT 1分54秒275
    8 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分54秒320
    9 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分54秒367
    10 36 ジョアン・ミル チーム・スズキ・エクスター 1分54秒402
    11 99 ホルヘ・ロレンソ レプソル・ホンダ・チーム 1分54秒428
    12 35 カル・クラッチロー LCRホンダ・カストロール 1分54秒444
    13 30 中上貴晶 LCRホンダ・イデミツ 1分54秒452
    14 63 フランセスコ・バグナイア アルマ・プラマック・レーシング 1分54秒801
    15 53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング 1分55秒032
    16 44 ポル・エスパルガロ レッドブルKTMファクトリー・レーシング 1分55秒053
    17 46 バレンティーノ・.ロッシ モンスターエナジー・ヤマハMotoGP 1分55秒137
    18 5 ヨハン・ザルコ レッドブルKTMファクトリー・レーシング 1分55秒412
    19 29 アンドレア・イアンノーネ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分55秒432
    20 88 ミゲール・オリベイラ レッドブルKTMテック3 1分55秒635
    21 17 カレル・アブラハム レアーレ・アビンティア・レーシング 1分55秒654
    22 55 ハフィス・シャーリン レッドブルKTMテック3 1分56秒437
    23 38 ブラッドリー・スミス アプリリア・ファクトリー・レーシング 1分56秒834
  • MotoGP | カタールGP FP1:バレンティーノ・ロッシがトップ発進

    MotoGP | カタールGP FP1:バレンティーノ・ロッシがトップ発進

    2019年のMotoGP 開幕戦カタールGPのフリー走行1回目が3月8日(金)、ロサイル・インターナショナル・サーキットで行われ、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)がトップタイムを記録した。

    気温26度、路面温度29度のドライコンディションの中、バレンティーノ・ロッシは1分55秒048をマーク。昨年8月の第10戦チェコGPのフリー走行3以来となるトップタイムをマーク。ホンダ車からヤマハ車に乗り換えた2004年以来15年ぶりにシーズン最初のセッションを制した。

    2番手には0.079秒差でホルヘ・ロレンソ、3番手には0.116秒差でマルクス・マルケスとホンダ勢、4番手には0.169秒差で、5番手には0.219秒差でドゥカティ勢が続いた。

    マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)は6番手、中上貴晶(LCRホンダ)は0.448秒差の10番手だった。

    2019年 MotoGP 開幕戦 カタールGP フリー走行1回目

    Pos. No. Rider Team Time
    1 46 バレンティーノ・.ロッシ モンスターエナジー・ヤマハMotoGP 1分55秒048
    2 99 ホルヘ・ロレンソ レプソル・ホンダ・チーム 1分55秒127
    3 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分55秒164
    4 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ミッション・ウィナウ・ドゥカティ 1分55秒217
    5 9 ダニロ・ペトルッチ ミッション・ウィナウ・ドゥカティ 1分55秒267
    6 12 マーベリック・ビニャーレス モンスターエナジー・ヤマハMotoGP 1分55秒312
    7 21 フランコ・モルビデリ ペトロナス・ヤマハSRT 1分55秒324
    8 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング 1分55秒396
    9 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分55秒409
    10 30 中上貴晶 LCRホンダ・イデミツ 1分55秒496
    11 20 ファビオ・クアルタラロ ペトロナス・ヤマハSRT 1分55秒509
    12 44 ポル・エスパルガロ レッドブルKTMファクトリー・レーシング 1分55秒620
    13 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分55秒778
    14 36 ジョアン・ミル チーム・スズキ・エクスター 1分55秒828
    15 29 アンドレア・イアンノーネ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分55秒828
    16 63 フランセスコ・バグナイア アルマ・プラマック・レーシング 1分55秒835
    17 35 カル・クラッチロー LCRホンダ・カストロール 1分55秒869
    18 88 ミゲール・オリベイラ レッドブルKTMテック3 1分56秒061
    19 5 ヨハン・ザルコ レッドブルKTMファクトリー・レーシング 1分56秒206
    20 17 カレル・アブラハム レアーレ・アビンティア・レーシング 1分56秒249
    21 53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング 1分56秒289
    22 55 ハフィス・シャーリン レッドブルKTMテック3 1分57秒181
    23 38 ブラッドリー・スミス アプリリア・ファクトリー・レーシング 1分57秒189
  • MotoGP | ホンダ:2019年 開幕戦カタールGP プレビュー

    MotoGP | ホンダ:2019年 開幕戦カタールGP プレビュー

    2019年シーズンのMotoGPの開幕戦となるカタールGPが、現地時間3月8日(金)から10日(日)までの3日間、ドーハ郊外にあるロサイル・インターナショナル・サーキット(5.380km)で開催される。カタールGPは、今年で16回目を迎える。

    カタールGPは、04年に第1回大会が行われ、08年には史上初のナイトレースとして開催され、大きな話題となった。

    11年からは、夜間の作業を軽減するため、通常3日間の開催を4日間に分散する変則スケジュールとなったが、昨年からはナイトセッションの走行時間を減らし、セッション開始時間を早める措置が取られ、再び、3日間開催となった。

    スケジュールの変更で、Moto3クラスの決勝はデイタイム、Moto2クラスは日没前後、MotoGPクラスは、午後8時からのスタートとなる。

    すでに、新しいスケジュールにあわせ、2月23日から25日までの3日間、午後4時にスタートして午後9時までの5時間で公式テストが行われ、Honda勢は、本番に向けて準備を整えた。

    49年にスタートしたロードレース世界選手権(WGP)は、シーズン6戦でスタートした。70周年の節目を迎えた昨年に続き、今年も15カ国で19戦という史上最多開催数となる。

    昨年、3年連続5回目(3クラス通算7回)のタイトルを獲得したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、マレーシア、そしてカタールテストと着実にテストメニューを消化した。昨年12月に脱臼癖のついた左肩の手術を行ったマルケスは、マレーシアテストは周回数をセーブしたが、肩の回復に合わせ周回数を増やし、カタールテストでは、ほぼ、通常の周回数を消化できるまでに回復した。これまでは、左肩に不安を抱えてのシーズンだったが、今年は不安を解消してのシーズンとなる。

    今年は、年明けのウインターテストがマレーシアとカタールの2回・計6日間と短いものだったが、長いシーズンに向けてマルケスは、どんな状況にも対処しようと多くのメニューを消化、開幕戦に向けて最終確認を終えた。

    マルケスは、125ccとMoto2クラスで26勝、MotoGPクラスでは6シーズンを戦い44勝を挙げ、グランプリ歴代5位の3クラス通算70勝を獲得。3クラス通算で80回というポールポジション記録は、史上最多記録を更新中。今年の2月に26歳になったマルケスは、これまで数々の史上最年少記録とグランプリ記録を塗り替えてきた。今年はいくつの記録を更新するか注目される。過去、カタールGPでは、14年に優勝経験はありますが、シーズンを通して苦戦するサーキットの一つ。しかし、昨年はし烈な優勝争いを繰り広げての2位。今年は、よりパフォーマンスを向上させた2019年型RC213Vで5年ぶりの開幕Vと2年連続の開幕戦表彰台獲得が期待される。

    今年から新たにRepsol Honda Teamに加わったホルヘ・ロレンソは、心機一転のシーズンを迎える。昨年のシーズン中に発表された移籍のニュースは、世界中に大きな話題を提供した。昨年の最終戦バレンシアGP後に行われた注目の公式テストは、シーズン中のケガが完全に回復していない状態だったが、MotoGPクラスで過去3度のタイトルを獲得した実力をしっかりと証明した。

    年明けのテストも、トレーニング中のケガのためにカタールテストのみの参加となったが、ケガは順調に回復し、本番に向けたセットアップを進めた。このテストでは完全なアタックはしなかったが、それでも上位とほとんどそん色ない走りを披露。世界中が注目する中で開幕戦を迎えることになる。ロレンソは、これまで通算68勝を挙げている。この記録はチームメートのマルケスに続き歴代6位の優勝数を誇る。Repsol Honda Teamとしては、25年の歴史の中で初めて、チャンピオン2人が肩を並べるシーズンとなる。これまでマルケスにとって最大のライバルの一人だったロレンソが加入し、チームの総合力はアップ。4年連続のライダーズタイトルとコンストラクターズタイトル、そして3年連続のチームタイトルと3冠獲得を目指す。

    昨年のオーストラリアGPで右足を負傷し、オーストラリアGP、マレーシアGP、バレンシアGPの3戦と11月の公式テストを欠場したカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、ケガをした右足も順調に回復し、ほぼ万全の状態で開幕戦を迎える。クラッチローは、15年シーズンに現チームに移籍して今年で5年目のシーズンとなる。昨年は、シーズン終盤のケガの影響でランキング7位だったが、今年はその悔しさをぶつけるシーズンになる。クラッチローは、17年シーズンからHRCライダーの仲間入りを果たした。これまでRepsol Honda Teamとともにニューマシンの開発に携わってきた。高いモチベーションで挑む19年シーズン。これまで通算3勝を挙げているが、16年のシーズン2勝を超える活躍が注目される。

    MotoGPで2年目のシーズンを迎える中上貴晶(LCR Honda Idemitsu)は、今季、最高のモチベーションで開幕戦を迎える。昨年11月のバレンシアとヘレスのスペインテスト、そして年明けのマレーシア、カタールとすべてのテストをトップ10内で終えた。デビューした昨年よりはるかに高いステージで戦えることをしっかり証明し、今年の飛躍が期待される。マシンは2018年型チャンピオンマシンのRC213V。ウインターテストで、エンジン、車体ともに高いパフォーマンスを感じ取っているだけに、開幕戦カタールGPでは、昨年のベストリザルトとなった最終戦バレンシアGPの6位以上が期待される。

    マルク・マルケス(MotoGP 18年チャンピオン)
    「やっと新しいシーズンが開幕します。この冬は左肩の手術をしたので、いつも違うオフシーズンとなりました。開幕戦をベストコンディションで迎えるために、毎日5時間、理学療法を行ってきました。そのため、カタールテストでは、マレーシアテストのときよりもかなり状態はよく、今はほぼ100%の状態になりました。マシンを改善するためにHondaは一生懸命がんばってくれました。カタールは、いつもあまり相性がよくないサーキットですが、テストでは強さを感じることができました。でも引き続き前進しなければなりません。カタールはいつも特別なラウンドです。開幕戦だから、というだけではなく、路面コンディションも特別だからです。気温には特に注意を払い、決勝に向けて集中しなければなりません」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 18年総合9位)
    「カタールGPのグリッドに並ぶ自分の姿を、オフシーズン中、ずっとイメージしてきました。僕とチームの新しい時代の始まりであり、Repsol Honda Teamのライダーとして走る特別な瞬間の到来です。Hondaですばらしい結果を達成するために全力を尽くす準備はできています。残念ながら、まだこのマシンでは、限界の力を出せていませんが、いい結果を達成できると信じています。MotoGPクラスはこれまで同様、厳しい戦いになることは間違いありません。しかし、すばらしいバトルができるパッケージがあります。大きな成果を上げられると確信しています」

    カル・クラッチロー(MotoGP 18年総合7位)
    「こうしてまた、レースができることをとてもうれしく思います。フィリップアイランドでケガをしてから、マレーシアで再びマシンに乗るまで、とても長く感じました。セパンではいいテストを行えましたが、カタールテストは完ぺきとは言えませんでした。Hondaもチームもいい仕事をしています。これまでのテストで得たデータを懸命にチェックしています。マシンのフィーリングをさらに改善するためになにが必要なのかということは分かっているので、いい状態になるはずです。ここはあまり相性がいいサーキットではありませんが、とにかく、またレースができることがうれしいです。昨年はここで4位とすばらしい走りができたので、そこからさらに前進できることを願っています。一番の目標は、レースウイークをしっかり走り切って、今後のレースへ向けて、右足首の力をつけていくことです」

    中上貴晶(MotoGP 18年総合20位)
    「今年のマシンのフィーリングはとてもいいので、レースがとても楽しみです。また、オフシーズン中の努力が、決勝に向けてどのように役立つのか楽しみです。2週間前にカタールでテストをしたとき、チームととてもいい仕事ができました。ペースはとてもよくて、開幕戦がとても楽しみになりました。開幕戦は期待も大きく、ナイトレースは特別な雰囲気があります。Hondaとチーム、そしてすべてのスポンサーとファンのためにベストを尽くします」

  • MotoGP | ヤマハ:2019年 開幕戦カタールGP プレビュー

    MotoGP | ヤマハ:2019年 開幕戦カタールGP プレビュー

    Monster Energy Yamaha MotoGPが、カタールで2019シーズンをスタート
    Monster Energy Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスは、今週末に迫った2019シーズン開幕戦に出場するためカタールへ向かった。舞台となるロサイル・インターナショナル・サーキットでは2週間前に最終テストを完了。好感触を得てこの日を迎えている。

    ウイークのスタートを楽しみに待つのは、同コースで数々の好成績を残してきたバレンティーノ・ロッシ。カタール・テストの最終日にはYZR-M1に好感触をつかみ、オフシーズンの努力の成果を実感している。過去には優勝4回(2005年、2006年、2010年、2015年)、2位4回(2007年、2009年、2013年、2014年)、3位2回(2017年、2018年)などの大活躍。

    チームメイトのマーベリック・ビニャーレスは昨年の同大会で6位に留まったが、今年はトップ争いの候補のひとりとして表彰台への返り咲きを狙う。一昨年の2017年にはヤマハでの初レースで優勝を果たし、2012年と2013年にはMoto3でそれぞれ1位と2位を獲得している。

    ドーハの郊外に建設されたロサイル・インターナショナル・サーキットは、2004年に初めてMotoGPを開催。その4年後からはMotoGPで唯一のナイト・レースを行ってきた。中速コーナーと高速コーナーが組み合わされた(左コーナー:6、右コーナー:10)コースは、中ほどの流れるようなレイアウトがヤマハのマシンと好相性。それとは対照的に1㎞を越えるロングストレートでは、数々の激しいオーバーテイクがファンを楽しませてくれる。

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team、歴史的なMotoGP初レースに意欲満々
    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamの夢が現実となる日が近づいている。2018年5月のチーム誕生以来、10か月にわたってハードワークを続けてきた同チームは、この金曜日、ついにその努力を実らせて開幕戦を迎える。テストのなかでも能力をアピールしてきたフランコ・モルビデリとファビオ・クアルタラロの手により、マレーシアのチームがついに走り出す。

    フランコ・モルビデリはバレンシア、マレーシア、カタールで行われたすべてのオフィシャル・テストでトップ10入り。MotoGPですでに1シーズンを経験しているフランコ・モルビデリは、テストで見せた確実な走りをレースのなかでも再現しようと意気込んでいる。

    一方のファビオ・クアルタラロはMotoGP出場ライダー中、最年少のライダーとしてデビューする。経験不足を補うためにバレンシアとマレーシアのテストではマシンに慣れることに集中。そしてカタールでの最終テストでは総合2位まで順位を上げ、トップに0.233秒差と迫る成長ぶりを見せた。これで手ごたえをつかみ、自信をつけたファビオ・クアルタラロは、昨シーズンはフランコ・モルビデリが獲得したルーキー・オブ・ザ・イヤーの候補のひとりとなった。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ
    「シーズン開幕戦のスタートが迫ってきました! セパンとカタールでのテストはいずれも非常に意義あるものとなり、大きく前進することができたと思っています。課題もまだ残っていますが、ここまでとても順調で、良い方向へ進んでいることは間違いありません。金曜日にシーズン初めてのレースウイークが始まり、ますますいろいろなことを理解できるようになるでしょう。フリープラクティスのなかでマシンをさらに向上させ、決勝に照準を合わせて全力を尽くします。フィーリングは上々。オフシーズン中のトレーニングもしっかりできました。チームやヤマハのスタッフとともに、新しいシーズンをスタートする準備ができています」

    マーベリック・ビニャーレス
    「カタールで新しいシーズンをスタートするのをとても楽しみにしています。もう待ちきれないような気持ちです! ウインター・テストは好調のうちに終了し、ここカタールでは3日間を通して速さをアピールできたので、ポジティブな気持ちで開幕戦を迎えることができます。ロサイルでの開幕戦は、冬の間の仕事の成果を確認するためにとても重要。マシンは現時点で様々な強みを持っており、限界までプッシュしながら気持ちよく乗ることができています。昨シーズンから一歩前進して良い方向へ進んでいるので、今回は表彰台を目指して戦えると確信しています。ヤマハとともに迎える新たなシーズンを楽しみにしており、これからも引き続き、表彰台や優勝を狙えるようなマシン作りに集中します。ヤマハに加入して初めて出場したレースでの優勝を忘れることができません。このサーキットには特別な思い出があるので、それが大きなモチベーションになっています」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「数か月のテスト期間が終了し、わたしたちはついに2019シーズンを迎えることになりました。開幕戦では実践のなかで自分たちのポジションを、より正確に確認することができます。セパンとカタールのテストはいずれも順調だったので、レースの再開をとても楽しみにしています。バレンティーノとマーベリックも絶好調。ここ数か月の彼らの働きぶりは素晴らしく、多くのフィードバックに助けられてきました。我々が準備したマシンをふたりが気に入ってくれたので、チームとしてはとても満足です。ここまでの成果を見れば、方向性が間違っていないこと証明してくれていると思いますが、これからは実践で試しながらさらに前進していかなければなりません。常に進化の余地があるのです。スリリングなレースを期待し、全力をかけて力強くシーズンをスタートしたいと思っています」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    フランコ・モルビデリ
    「シーズン開幕戦を楽しみにしています。しっかり準備を整えて臨みます。ロサイルで実際にウイークをスタートするまで目標は設定せず、テストのなかで行ってきたことをすべて注入することだけを考えています。カタール・テストの2日目にはペースが上がり、ライバルたちに近づくことができました。シーズン開幕戦に全力で臨み、このコースでのヤマハのマシンの強さを十分に発揮できるよう頑張りたいと思います」

    ファビオ・クアルタラロ
    「MotoGPライダーとして初めてのチャレンジに自信を持っています。すでにテストを行ったコースなので、不安なく臨むことができそうです。シーズン開幕戦でポイントを獲得できたらとても素晴らしいと思いますが、テストのときの感触から考えればもっと上を目指したい気持ちもあります。しかしそれと同時に冷静さを忘れることなく、レースに集中しなければならないこともわかっています。結果はそのあとについてくるでしょう」

  • MotoGP カタール公式テスト最終日:ヤマハのビニャーレスが最速タイム

    MotoGP カタール公式テスト最終日:ヤマハのビニャーレスが最速タイム

    MotoGPクラスの公式テストが2月25日(月)にいロサイル・インターナショナル・サーキットで最終日を迎え、複数の参加者たちが13日後の決勝レースが開催されるスタート時間(20時00分)に合わせて、レースシミュレーション(22ラップ)やロングランを実施した。

    トップタイムを記録したのはヤマハのマーベリック・ビニャーレス。1分54秒台を最多の5回刻み、初日に続き2度目のトップタイムをマーク。開幕ダッシュを決めた17年以来、2年ぶりに同テストで総合1番手タイムを記録した。

    2日目に新人勢の最高位となる3番手タイムを記録したファビオ・クアルタラロは、1分54秒台を2回記録。0.233秒差の2番手タイムを記録した後、連続14ラップのロングランを行った。

    バレンティーノ・ロッシは、1分54秒台を4回記録して0.443秒差の4番手に躍進すれば、フランコ・モルビデッリは、0.452秒差の6番手タイムを記録。

    ホンダのマルク・マルケスは、6コーナーで初日に続き2度目の転倒を喫したが、1分54秒台を3回記録して、0.405秒差の3番手タイムを記録。ホルヘ・ロレンソは、2コーナーで初転倒を喫したが、1分54秒台を1回記録して、0.445秒差の5番手にジャンプアップ。

    中上貴晶は、初日に続き2度目の転倒を喫したが、1分54秒台を1回記録して、0.581秒差の8番手。2日目9番手のカル・クラッチローは、16コーナーで転倒を喫して17番手に後退。

    ポル・エスパルガロは、1分55秒台を1回、1分54秒台を1回記録して、0.562秒差の7番手タイムを記録。ミゲール・オリベイラは、15コーナーで転倒を喫して18番手。ヨハン・ザルコは、2コーナーで転倒を喫して22番手。ハフィス・シャリンは、最後尾の23番手。

    ダニロ・ペトルッチは、1分54秒台を1度記録した後、連続22ラップのレースシミュレーションを実行して9番手。2日目12番手のジャック・ミラーは、連続14ラップのロングランを実行した後、1分54秒台を2回記録して10番手。

    フランセスコ・バグナイアは、2コーナーで転倒を喫したが、連続15ラップのロングランを行い11番手。ティト・ラバットは、14コーナーで2日間連続の転倒を喫して14番手。

    アンドレア・ドヴィツィオーゾは、連続16ラップのロングランを行い、15番手。2日間連続20番手のカレル・アブラハムは21番手。

    2日目にMotoGPクラスで初めて1番手タイムを記録したアレックス・リンスは、2コーナーで転倒を喫して0.644秒差の11番手に後退すれば、ジョアン・ミルは、連続17ラップのロングランに取り組んで12番手。

    アンドレア・イアンノーネは、1.135秒差の16番手。アレイシ・エスパルガロは、連続22ラップのレースシミュレーションを実行して19番手。2日目22番手のブラッドリー・スミスは、15コーナーで転倒を喫して20番手だった。

    MotoGPクラスは、プレシーズンの全日程が終了。開幕戦カタールGPに参戦するため、10日後の3月7日に当地に再集結する。

    オフィシャルテスト3日目
    1. マーベリック・ビニャーレス: 1分54秒208
    2. ファビオ・クアルタラロ: 1分54秒441(+0.233秒)
    3. マルク・マルケス: 1分54秒613(+0.405秒)
    4. バレンティーノ・ロッシ: 1分54秒651(+0.443秒)
    5. ホルヘ・ロレンソ: 1分54秒653(+0.445秒)

    サーキットレコードラップ:1分54秒927(16年/ホルヘ・ロレンソ)
    サーキットベストラップ:1分53秒680(16年/ヨハン・ザルコ)
    オフィシャルテストベストラップ:1分54秒029(18年/ヨハン・ザルコ)