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  • MotoGP | ヤマハ 2019年 第5戦 フランスGP 決勝レポート

    MotoGP | ヤマハ 2019年 第5戦 フランスGP 決勝レポート

    ロッシが5位でチェッカー、ビニャーレスはリタイア
    Monster Energy Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシが表彰台争いを展開し、終盤まで1分32秒台のハイペースをキープしたがわずかに届かず5位でゴール。チームメイトのマーベリック・ビニャーレスはアクシデントによりリタイアとなった。

    バレンティーノ・ロッシは5番グリッドから絶好のスタート。序盤のタイトなコーナーでポジションを維持したあと1台をパスして1周目終了時点で4番手につけた。

    前を行くA・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)を追ううちにトップ2台との距離が開きはじめると、すぐさま反応してペースを上げ、J・ミラー(ドゥカティ)、M・マルケス(ホンダ)に追いついて4台のトップグループを再形成。さらに前を目指すもトップのペースには及ばず、追い上げてきたD・ペトルッチ(ドゥカティ)に先行を許すこととなった。しかしそこであきらめず、単独5番手となりながらも100%のプッシュを続けるロッシ。残り6ラップでは再び集団の背後に迫り、最後の勝負を仕掛けるがわずかに届かなかった。この結果、トップから3.053秒差の5位でチェッカーとなった。

    一方、11番グリッドからスタートしたビニャーレスは、序盤からペースアップを図るも中段の混戦に巻き込まれて14番手へ後退。その後ひとつ上げてリズムをつかみ、A・リンス(スズキ)とバトルを展開した。7ラップ目には12番手に上がってさらにA・エスパルガロ(アプリリア)に仕掛けようというところだったが、他車に接触されて転倒し、そのままリタイアを余儀なくされた。幸い怪我はなかったが、ノーポイントという結果となった。

    ランキングではロッシがトップから23ポイント差の4位。ビニャーレスはランキング10位へ後退し、トップとの差が65ポイントに広がった。コンストラクターズランキングは3位へ浮上した一方で、Monster Energy Yamaha MotoGPはチームランキングをひとつ下げて3位となっている。

    PETRONAS Yamaha SRTのふたりがそろってトップ10を達成
    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamが好調を維持し、フランコ・モルビデリが7位、ファビオ・クアルタラロはファステストラップを記録して8位を獲得した。

    モルビデリはCOTA、ヘレスに続いて3戦連続のトップ10入り。6番グリッドから絶好のスタートを切り、安定したペースをポジションをキープして7位でチェッカーを受けた。これによってシリーズポイントを合計34に伸ばし、ランキング8位につけている。

    一方、10番グリッドからスタートしたクアルタラロは出遅れてしまったが、レース後半ではペースを上げて残り7ラップでファステストラップを記録するなどポジションをアップ。トップグループと同等の速さを見せ、初のホームGPで8位を獲得した。シリーズポイントでは合計25ポイントのランキング12位。ベストルーキーとしてリードを拡大している。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ(5位)
    「表彰台を狙っていました。残念ながら届きませんでしたが、前回のヘレスよりはよかったと思っています。好スタートを切ってペースも上々。終盤まで好調を維持してライバルたちに近づいてゴールすることができました。残念だったのは加速性能で及ばなかったこと。彼らはコーナー出口で非常に速かったので、どうしてもついていくことができませんでした。しかし全体的に見れば好調なウイークでしたし、マシンも速く走ってくれました。そしてハードな走りが求められるいくつかのコーナーでは、自分の力を十分に発揮することもできたと思っています。終盤はますますフィーリングがよくなってドビツィオーゾ、ペトルッチ、ミラーを追走。なんとかミラーをパスしたかったのですが、アタックを仕掛けるにはわずかにスピードが足りませんでした。これからまたすぐに次のムジェロのことを考えはじめます。もう少し速く、強くなれるようチームとともにベストを尽くします」

    マーベリック・ビニャーレス(DNF)
    「正直なところ、私にはどうすることもできませんでした。まさにエスパルガロに仕掛けようとしていたところでした。私に言えることは、このウイークのなかで自分たちがおかしてきたミスについて考えなければならないということです。とくに土曜日の予選セッションでの作戦ミスによってグリッド11番手からのスタートとなってしまった時点で、レース中のこのようなアクシデントの可能性があったのです。ですから、私たちは改良、改善を求めてハードワークを続けなければなりません。ウイークはパーフェクトな状態でスタートしましたが、最後の結果はノーポイント。このことからしっかり学ばなければなりません。リズムはよかったので、もっと順位を上げられたはずですし、表彰台だって、わずか2秒差と決して遠くはありませんでした。もっとプッシュして差を詰めることができたはずですが、後方からでは非常に難しいのです。同じミスを繰り返さないために、予選で好位置を獲得してグリッドの1列目か2列目に並ぶことに注力していきたいと思います」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「今週は天気の行方が見えず翻弄されました。どちらになったとしてもタフな戦いを覚悟していたわけですが、決勝は結局、ドライになりました。ロッシ選手は好スタートを切ったものの、レース中盤はトップグループについて行くのに苦労していました。それでも全力でプッシュし、終盤にはペースを上げて表彰台にかなり近づくことができました。もっと上の順位を期待していたことは確かですが、金曜日のドライでの彼の状況を考えれば、今日の11ポイントは大いに評価できるものです。ビニャーレス選手は不運にも他のライダーに接触されてしまいました。でも、混戦のなかでは、残念ながらこのようなことが起こってしまうのです。私たちはこのことから学び、チームのホームGPとなる次戦イタリアGPに生かさなければなりません」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    フランコ・モルビデリ(7位)
    「いいレースができました。トップグループの大接戦を後ろから見ていましたが、追いつくことはできませんでした。レースのフィーリングは今までで最高だったので、これは私たちが常に前進していることの証だと思います。これからも同様に仕事に取り組み、進化し続けなければなりません。具体的な目標としては毎回、ポイントを獲得することです。今回はドライでもウエットでも、またその中間のときでも好調を維持することができました。とてもハッピーで、よい形でホームGPを迎えることができるのがうれしいです」

    ファビオ・クアルタラロ(8位)
    「序盤が悔やまれます。スタートで遅れ、6台もひしめく接近戦のなかではオーバーテイクが非常に難しい状況でした。でも終盤になるとペースが上がってきたのはよかったと思っています。トップ5と同等の速さで走れたということは、トップ5獲得も不可能ではないという自信になりました。今日はトップ8を目標にしていて、それをしっかり達成できましたし、タイヤをコントロールする方法についても多くを学ぶことができました。次のムジェロは最も難しいコースのひとつですが、今日の経験をプラクティスから生かせるようにベストを尽くし、これまで通り作業に取り組みます。今週の仕事には満足しています。ムジェロにも期待します」

    ウィルコ・ズィーレンベルグ (チーム・マネジャー)
    「ふたりの成績にとても満足しています。モルビデリ選手は非常に安定した走りとレース運びで7位を獲得。昨日の状況やライバルたちの強さを考えれば十分に評価できる結果です。クアルタラロ選手は、喜びと同時に悔しさもあると思います。レース中にファステストラップを記録しましたが、グリッドが悪く、序盤の数ラップでなかなかオーバーテイクできませんでした。でも総合的に見れば、ふたりが7位と8位を獲得したことを私としてはとてもうれしく思っています」

    ラズラン・ラズリ(チーム代表)
    「ふたり揃ってトップ10に入ったことを非常にうれしく思います。クアルタラロ選手がもし、もっとよいスタートを切っていたら、トップグループで戦うことができたでしょう。クアルタラロ選手もモルビデリ選手も表彰台を狙うポテンシャルを持っていることは明らかです。これからもチーム一丸となって努力を続け、目標を達成したいと思います」

    鷲見崇宏(MS開発部モトGPグループリーダー)
    「プラクティスでは、セッティングに難航していたロッシ選手でしたが、決勝日のウォームアップでよいバランスを見出すことができ、レースでは一時TOPグループに迫りましたが、表彰台には及ばず5位でフィニッシュ。サテライトのモルビデリ選手は着実な走りで7位を獲得しました。一方、プラクティスで常にTOPレベルを維持していたビニャーレス選手、クアルタラロ選手は、思わぬ苦戦を強いられてしまいました。序盤の中位グループ争いの中で、ライダー+M1の持ち味が発揮できず、他車を抜きあぐねる状況になったのです。ビニャーレス選手はリズムを取り戻そうとした矢先に他車のクラッシュに巻き込まれてリタイヤという非常に残念な結果。クアルタラロ選手はその後ファステストラップを刻みながらすばらしい追い上げを見せ、母国のファンを多いに沸かせてくれました。両ライダーとも車両の仕上がりは上々だっただけに、不安定な天候に左右された予選でよいグリッド位置を確保ができなかったことが響きました。過去からル・マンはM1との相性がよく、今年もマシンのパフォーマンスを高めトップ争いができる準備をして臨みましたが、期待に及ばない結果になってしまいました。今回の苦い結果から学ばなければなりません。我々に足りていないものをきちんと見極めて、マシン作り、レース戦略を練り直して、勝利獲得に向けて取り組んでいきます。次戦はロッシ選手、モルビデリ選手の地元イタリアGPとなります。ご声援よろしくお願いします」

  • MotoGP | スズキ 2019年 第5戦 フランスGP 決勝レポート

    MotoGP | スズキ 2019年 第5戦 フランスGP 決勝レポート

    不安定なコンディションに翻弄され続けたMotoGP フランスGPは、チームスズキエクスターライダーのふたりを最後まで苦しめ、ジョアン・ミルは3度の転倒、アレックス・リンスはチャンピオンシップポジションを死守する懸命なバトルと、それぞれが厳しい闘いを強いられることとなった。

    シーズン第5戦を迎えたル・マンサーキットでの決勝は、天気予報に反し雨は逃れたものの、気温が上がらず寒い1日に。

    ウォームアップラップがスタートし、ライダー達が一斉にコースに飛び出してしばらくすると、ふたりのライダーがほぼ同時に転倒。映像に映し出されたのはミルとアブラハム(ドゥカティ)だった。ミルはすぐにピットに戻ったが、スタートシグナルはすでに消えた後で、素早くスペアマシンに乗り換えてピットレーンから遅れてスタートを切る。ミルは最後まで孤独な闘いを続け16位でゴール。しかしこの週末はテクニカルなル・マンサーキットでウェットの難しいコンディションを経験し、さらに経験値を上げた。

    一方、決勝を後方19番手からスタートしたアレックス・リンスは、27周のレースで徐々に順位を上げ、ミスを避けて安定したリズムを刻み10位でゴール。チャンピオンシップは3番手に順位を落とすが、確実にポイントを追加し、次戦に挑む。

    河内 健 テクニカルマネージャー
    「我々スズキにとって非常に厳しい週末でした。アレックスは悪いグリッドポジションから全力で挽回してくれましたが、それでも10位という結果がやっとでした。決勝中のパフォーマンスも決して満足のいくものではなかったので、今回の結果をしっかり解析して、次からリスタートしたいと思います。ジョアンはサイティングラップの出来事が何故そうなってしまったのか、まだはっきり掴めていないのですが、まずはライダーに怪我がなく、完走してくれたことが唯一救いだと思っています。これから転倒の原因を調査し、二人とも次のムジェロでまた新たなスタートを切れるようしっかりと準備して挑みたいと思います。」

    ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
    「今週末は我々チームにとってかなり苦戦の週末でしたが、アレックスは確実にポイントを追加して、そのお陰でチャンピオンシップランキングをひとつ落としただけで済みました。ジョアンはウォームアップラップでの転倒によってピットスタートとなり、さらに苦しいレースを強いられてしまいましたが、そこから学ぶことも多くあったと思っています。時には思うように事が運ばないのがレースですが、そんな中でもアレックスが着実にトップ10でフィニッシュしたことを誇りに思いますし、前向きな気持ちで次のムジェロに向かいたいと思っています。」

    アレックス・リンス
    「今週末は予選の戦略ミスもあったし、色々なことが思うようにいかなかった。自信もあったし、自分ではもっともっと良い結果を残せると思っていたから残念だよ。予選の挽回を決勝でするつもりだったのに、コーナーの進入が思うようにいかなくて予想以上に苦戦し、10位が精一杯だった。でも今日はコンディションのせいで転倒のリスクが高かったし、実際Moto3、Moto2でも多くのライダーが転倒していたから、6ポイントを獲得できたことをポジティブに考えるようにするよ。まだまだシーズンは長いし、次に向けて気持ちを切り替えてまたムジェロでは全力で頑張るよ。」

    ジョアン・ミル
    「ウォームアップラップでの転倒は残念としか言いようがないよ。ハードなブレーキングをしたわけでもないし、ブレーキングが早すぎたわけでもなかったから、どうしてあんなことが起こったのか自分でも理解できないんだ。タイヤが十分に温まっていなかったのかも知れないね。今週末は4度も転倒してしまったけど、自分ではプッシュしすぎた感覚はなかったから、原因をしっかり追求して、もう一度初心に戻って学ぶべきことをしっかり学ばなくちゃいけないと思っている。次のイタリアGPが待ち遠しくて仕方ないよ。」

  • MotoGP | フランスGP 結果:マルケスが優勝&ホンダが通算300勝達成

    MotoGP | フランスGP 結果:マルケスが優勝&ホンダが通算300勝達成

    MotoGP 第5戦 フランスGPの決勝レースが5月19日(日)、ルマンのブガッティ・サーキットで行われ、マルク・マルケス(ホンダ)が優勝した。

    ポールポジションからスタートしたマルク・マルケスは、序盤から完全にレースの支配権を握り、前戦スペインGPから2連勝、通算47勝目、そして、ホンダに最高峰クラスでの300勝目をもたらした。

    気温15度、路面温度19度。ホールショットを奪ったマルク・マルケスは、5周目にジャック・ミラー(プラマック)に一時リードを許すが、2週後に挽回。その後、リードを広げ、ミラーとの差を1秒以上に広げる。

    スタートで7番手まで順位を落としていたアンドレア・ドヴィツォーゾ(ドゥカティ)が反撃をみせ、ジャック・ミラーを攻略して2番手に浮上。さらにダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)もジャック・ミラーを抜いてチームメイトバトルを展開する。

    だが、アンドレア・ドヴィツォーゾがポジションを守って2位でフィニッシュして3戦ぶり3度目の表彰台を獲得。ダニロ・ペトルッチは、2.142秒差の3位に入り、ドゥカティ移籍後初となる表彰台を獲得した。

    ジャック・ミラーは2.940秒差の4位に入り、今季3度目となるインディペンデントチームライダー部門の最高位に進出。以下、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、ポル・エスパルガロ(KTM)、フランコ・モルビデリ(ヤマハSTR)、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハSRT)はコースアウトで17番手まで後退したが8位まで挽回し、カル・クラッチロー(LCR・ホンダ)、アレックス・リンス(スズキ)がトップ10入り。8番グリッドのホルヘ・ロレンソは、今季の最高位となる11位でフィニッシュ。

    7番グリッドの中上貴晶(LCR・ホンダ)は、12番手走行中の19ラップ目に週末2度目、今季2度目の転倒を喫してリタイアした。

    チャンピオンシップは、ポイントリーダーのマルク・マルケスが25ポイントを加算。総合2位に再浮上したアンドレア・ドヴィツィオーゾに対して、アドバンテージを8ポイント差に広げた。

    次戦イタリアGPは、ムジェロ・サーキットことアウトードロモ・インテルナツィオナーレ・デル・ムジェロ5月31日に初日、6月2日に決勝レースが開催される。

    2019年 MotoGP 第5戦 フランスGP 結果

    Pos No Rider Team
    1 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム
    2 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム
    3 9 ダニロ・ペトルッチ ドゥカティ・チーム
    4 43 ジャック・ミラー プラマック・レーシング
    5 46 バレンティーノ・ロッシ モンスターエナジー・ヤマハMotoGP
    6 44 ポル・エスパルガロ レッドブルKTMファクトリー・レーシング
    7 21 フランコ・モルビデリ ペトロナス・ヤマハSRT
    8 20 ファビオ・クラルタラロ ペトロナス・ヤマハSRT
    9 35 カル・クラッチロー LCRホンダ・カストロール
    10 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター
    11 99 ホルヘ・ロレンソ レプソル・ホンダ・チーム
    12 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ
    13 5 ヨハン・ザルコ レッドブルKTMファクトリー・レーシング
    14 55 ハフィス・シャーリン レッドブルKTMテック3
    15 88 ミゲール・オリベイラ レッドブルKTMテック3
    16 36 ジョアン・ミル チーム・スズキ・エクスター
      30 中上貴晶 LCRホンダ・イデミツ
      29 アンドレアイアンノーネ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ
      12 マーベリック・ビニャーレス モンスターエナジー・ヤマハMotoGP
      63 フランチェスコ・バニャイア プラマック・レーシング
      17 カレル・アブラハム レアーレ・アビンティア・レーシング
      53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング
  • MotoGP | ホンダ 2019年 第5戦 フランスGP 予選レポート

    MotoGP | ホンダ 2019年 第5戦 フランスGP 予選レポート

    MotoGP 第5戦フランスGPの予選は、終日、小雨が降り続く難しいコンディションとなり、フリー走行で総合2番手のマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、Q2でトップタイムをマーク。2戦ぶり今季3度目のポールポジション(PP)を獲得した。

    午前中のフリー走行はウエットコンディションとなり、前日の総合順位で予選Q1、Q2のグループ分けが決まった。

    そのためマルケスは、FP3とFP4でレインタイヤのテストに集中した。難しいコンディションとなった両セッションだが、FP3で2番手、FP4でトップタイムをマークしたマルケスは、さらに難しく不安定なコンディションとなったQ2でライバルを圧倒した。

    この日は各セッションともに転倒車の多い難しいコンディションとなり、マルケスもFP4とQ2で転倒した。しかし、決勝もウエットコンディションになれば、この経験が活きることは間違いない。大会2連覇、そして今季3勝目に向けて、ドライ、ウエットともに万全の状態を作り上げることに成功したマルケスが、Hondaの最高峰クラス300勝に向けて大きく前進した。

    金曜日のフリー走行で9番手タイムをマークした中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、FP3とFP4でウエットコンディションのセットアップに集中。Q2で自己ベストグリッドとなる7番手タイムをマークした。スペインGPに続き、ダイレクトでQ2進出を果たした中上は、セッション序盤からペースを上げる作戦が功を奏し、ベストグリッド獲得につながった。

    初日4番手と好調なスタートを切ったホルヘ・ロレンソ(Repsol Honda Team)が、今季自己ベストの8番グリッドを獲得した。最も路面が濡れていたFP3では7番手タイムをマーク。そしてQ2では今季ベストの8番グリッドを獲得した。難しい路面の中で、RC213Vのパフォーマンスを確実に引き出し、安定した走りを見せたロレンソの決勝の走りに注目される。

    初日12番手とやや出遅れたカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、予選Q1からQ2進出を目指したが、5番手タイムに終わり、15番グリッドが確定した。今季初めてQ2進出を果たせなかったクラッチローだが、決勝では5列目からの追い上げに挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP ポールポジション)
    「今日はとても難しい一日となりました。雨が小降りのときは、スリックタイヤがいいのか、レインタイヤがいいのか走ってみないと分かりませんでした。予選では、まだ路面に水が少ない1周目からプッシュしようと決めました。そのあと雨が段々強くなり、水の量も増えてさらに難しいコンディションになりました。そういう状況の中でポールポジションを獲得できてうれしいです。今日のようなコンディションでは、慎重にならないといけません。ミスをすると後方のグリッドになってしまうからです。明日の天候がどうなるか分かりませんが、コンディションに合わせてベストを尽くします」

    中上貴晶(MotoGP 7番手)
    「厳しい予選でした。FP4とQ2は特に路面コンディションが複雑で、どのタイミングでどのタイヤを装着すればいいのか、本当に悩む状況でした。そういう状況の中でQ2では、前後ミディアムを装着して早いタイミングでタイムを出すことができて、ベストグリッドの7番手を獲得することができました。この時点ではタイヤの選択はよかったと思うのですが、セッション終盤にリアをミディアムからソフトに換えてコースインしたときは、3コーナーでフロントがプッシュされる状態となり転倒してしまいました。幸いにも低速コーナーだったのでケガはありませんでしたが、こんなに集中して走った予選は初めての経験でした。今日は、FP3、FP4、Q2とトップとのタイム差を確実に縮めることができました。明日は”フラッグ・トゥ・フラッグ”になる可能性が高いので、マシンチェンジのタイミングなど、これからチームとしっかりミーティングする予定です。明日も全力を尽くします」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 8番手)
    「今日の予選はとてもトリッキーなコンディションでした。フルウエットで、グリップが全くないセクターがあった一方で、ほかの部分はほぼドライでした。転倒しないように走行するのがたいへんでした。今日は2列目までのグリッドを獲得できたかもしれませんが、まずはユーズドのソフトタイヤで走り、次にミディアムを使いました。もし、ミディアムを先に使っていたら、もっと前のグリッドを獲得できたかもしれません。しかし、今年のベストグリッドポジションを獲得できました。これはポジティブです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 15番手)
    「昨日は、FP2で転倒したため、予選はQ1からのスタートになり、Q2へ進めませんでした。とても残念です。最後のラップは満足のいくものでしたが、路面が思ったより濡れていました。Q1は思いのほか路面が乾いていたので、スリックで走ればよかったのではないか、というのは簡単です。しかし、僕はスリックタイヤよりも、ミディアムのレインタイヤの方が速く走れるのではないかと感じていました。ところが僕がピットに戻ったとき、バレンティーノがスリックタイヤで最速タイムをマークしていました。スリックに替えてコースに戻ったときには遅すぎて、タイヤを温めることができませんでした。予選15番手になりましたが、レースペースは15番手ではないことは確かです。このようなウエットコンディションでは厳しい戦いになることは間違いありません。明日はドライレースになることを願っています。そうすればいいペースで走れると思います」

  • MotoGP | ヤマハ 2019年 第5戦 フランスGP 予選レポート

    MotoGP | ヤマハ 2019年 第5戦 フランスGP 予選レポート

    ロッシが5番手セカンドローを獲得、ビニャーレスは11番手
    Monster Energy Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシが予選で健闘。Q1では雨の残る路面でスリックタイヤを履く賭けに出てトップタイム。Q2に進出して5番グリッドを獲得した。チームメイトのマーベリック・ビニャーレスはタイヤチョイスのミスでペースが上がらず11番手に留まった。

    フリープラクティス第3セッションはウエットコンディションとなり、ウイーク初日に順位を上げられなかったロッシはQ1に進むこととなった。午後も雨が降り続くなか、第4セッション終盤を走りながらQ1に向けての作戦を立てたという。そして出場ライダーのなかでは唯一、スリックタイヤを選択。路面温度15~17度という状況に最初のラップは11番手に留まったものの、ロッシは次のアタックで1分39秒074秒を叩き出して一気にトップに立ち、さらにそのあとも更新を続けた。

    タイヤが暖まると1分37秒667を記録。これで2番手以下に1.595秒の大差をつけた。この頃になるとライバルたちもピットに戻ってスリックへ交換をはじめたが、ロッシのトップは維持されてQ2進出を決めた。

    Q2も同様の作戦で臨んだが効果が得られなかったため、素早くウエットタイヤに交換して最初のトライで8番手。次のラップでもうひとつ上げて7番手となった。そのあともタイムを更新して1分41秒655のベストラップを記録し、最終的にはトップから0.703秒差の5番手でセッションを終了した。

    一方、チームメイトのQ1での活躍を見ていたビニャーレスは、自身もスリックタイヤを選択してQ2に出場。クリアスペースを確保するために最後まで待ってからコースに入ったが、雨が激しくなったためすぐにまたピットに戻りウエットタイヤに交換した。

    この時点で残り時間は11分弱。最初のトライで9番手につけたビニャーレスだが、全体のペースが上がると10番手に後退。4ラップ目では1分42秒555に更新したものの、順位ではさらにひとつ下げて11番手に留まった。トップとの差は1.603秒。決勝は4列目からのスタートとなる。

    モルビデリがセカンドロー、ホームGPのクアルタラロは4列目
    PETRONAS Yamaha SRTのフランコ・モルビデリとファビオ・クアルタラロは難しいコンディションなかで健闘し、ともにトップ10入りを果たした。モルビデリはQ1で好走してQ2で6番手を獲得。クアルタラロはホームGPを10番グリッドからスタートする。

    フリープラクティス第3セッション、予選セッションともにウエットコンディションとなり多くの転倒車が続出するなか、前日に暫定でQ2進出を決めているライダーたちに変更はなかった。しかしウエット用のセッティングとタイヤをテストするために走行し、クアルタラロはフリープラクティスで1分44秒197の13番手となった。

    一方のモルビデリはフリープラクティス第3セッションでしばらくトップに立ったあと1分44秒403の16番手となったが、今季初めて出場したQ1では、ウエットタイヤで1分39秒262を記録して2番手を獲得。これでQ2進出を決めると、そのQ2では1分41秒681のタイムで6番手とし、グリッド2列目をもぎとった。

    モルビデリは終始ウエットタイヤを選択したが、クアルタラロはスリックでQ2をスタート。ところがこのあとウエットに交換を余儀なくされ時間を費やしたことで、1分42秒509の10番手にとどまることとなった。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ (予選5番手/1分41秒655)
    「Q2進出を逃してしまったので、スターティングポジションを上げるために何かしなければならないと思っていました。そこでQ1ではギャンブルに出て、前後タイヤにスリックを選んだのです。これが正解でした。もちろんリスクはありましたが、路面の水の量が多くなかったこともあってスリックの利点を生かすことができ、Q2出場を決めることができたのです。これが非常に重要でした。Q2では、ウエットコンディションでウエットタイヤを履いてしっかり力を発揮し、5番グリッドを獲得しました。明日の決勝がウエットコンディションなら、いい戦いができるでしょう。昨日のドライではペースが上がらなかったのでセッティングのモディファイに取り組むべきでしたが、今日はそのための時間はありませんでした。だからこのあとは、明日のコンディションの行方を注意深く見守らなければなりません」

    マーベリック・ビニャーレス (予選11番手/1分42秒555)
    「作戦がうまくいきませんでした。Q2の序盤でスリックタイヤを履きましたが、そのあと雨が激しくなってしまいました。そしてタイムアタックのための最適な時間帯の2~3ラップを無駄にしてしまったのです。それでも、全体的に見ればここまでよい仕事ができています。常に進化を目指しており、実際に今日のウエットコンディションでも大きく前進できました。ドライコンディションでは好調ですから、コースとの相性がとてもよいのです。今回は11番グリッドからのスタートとなってしまいましたが、そこから表彰台を目指してベストを尽くします。速く走る方法を熟知していますし、マシンは非常に好調ですから自信を持って臨みます。不可能なことなど何もありません。明日の決勝ではプッシュし、ベストを尽くし、その結果、何かを得られると思っています。とくに前半でのオーバーテイクが重要になるでしょう」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「今日もまた、ふたりが明暗を分ける結果になりました。フリープラクティス第3セッションがウエットコンディションになり、ロッシ選手はQ1からの出場となりました。この間にもコンディションが刻々と変化していましたが、いずれにしてもフルドライやフルウエットではなかったので、スリックかウエットかの判断が非常に重要な鍵だったのです。そして、Q1の初めにスリックを履くというギャンブルがロッシ選手には功を奏しました。Q2でも同じ作戦をとりましたが、雨が再び強くなったため、ウエットタイヤに交換。ここで少し時間を費やすことになりましたが、そのあとしっかり力を発揮して5番手を獲得することができました。今朝までの状況を考えれば、非常にうれしい結果です。
    ビニャーレス選手もまたスリックタイヤでQ2をスタート。しかしこの作戦がうまくいかず11番手に留まる結果になってしまったことは非常に残念です。これは本来の実力を反映するものではありません。グリッド4列目からのスタートは大きなチャレンジになりますが、彼のすばらしいペースをもってすれば挽回が可能でしょう。私たちチームはウエットのデータを集めてセッティングの調整を続けます。しかし明日のウォームアップでそれを試せるかどうかは天候次第になります。どちらにしても、私たちは完全なウエットか完全なドライでレースができるよう願っています」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    フランコ・モルビデリ (予選6番手/1分41秒681)
    「Q1は順調でした。ウエットタイヤで好タイムが出て、フィーリングも上々でした。ロッシがスリックで速かったのを見て多くのライダーが交換しましたが、その間にまた雨が降り出しました。私もピットに戻り、皆の様子を見守っていましたが、ニュータイヤを持っていなかったので自分たちにできることをしただけ。その結果、Q2に進むことができたのです。そしてQ2では1分41秒6というタイムで6番手を獲得しました。明日の天気がどうなるかわかりませんが、私はどうやらドライよりもウエットのほうが少し速いようです。でも同時に、金曜日のドライのときのペースももっと上げられると信じています」

    ファビオ・クアルタラロ (予選10番手/1分42秒509)
    「Q2でいい走りができず悔しい気持ちです。でも私たちとしてはスリックを試さざるを得ませんでした。結果的にその判断が間違っていたことになりますが、ウエットタイヤで好タイムが出たことはよかったと思っています。最初のラップがベストで、そのあと雨が激しくなりました。いろいろトライしましたが、それ以上、短縮できませんでした。今日のコンディションを考えれば、最終的なタイムは決して悪くないと思います。グリッドポジションは期待通りではありませんが、マシンのフィーリングはとてもよく、明日の決勝のための準備は整っています。フリープラクティス第3セッションではウエットタイヤでいいペースが出ていたので、決勝がどちらになっても不安はありません」

  • MotoGP | スズキ 2019年 第5戦 フランスGP 初日レポート

    MotoGP | スズキ 2019年 第5戦 フランスGP 初日レポート

    ル・マンサーキットで行われた土曜日の予選は、この地方では珍しくない雨が降ったり止んだりの典型的なコンディションの1日となり、チームスズキエクスターは困難を強いられる。

    金曜のドライコンディションでトップ10から外れていたふたりのライダーは、予選でのリカバーに向けて気合を入れてセッションに望むも、トリッキーな路面コンディションに翻弄され、揃ってタフな1日となった。

    ルーキーのジョアン・ミルはGSX-RRで初のウェット走行を経験。FP3では一度転倒もあったがライダーに怪我はなく、周回を重ねて雨のフィーリングを習得することに集中。一方、チームメイトのアレックス・リンスはこのセッションを4番手で終えて好調な滑り出しを見せ、午後のFP4でも5番手につける。

    Q1セッションは雨がほぼ上がった状況でスタートしたが、路面は水分を含んで完全にドライではなく、タイヤ選択が極めて難しい状況に。リンス、ミルはそれぞれウェットタイヤでセッションをスタートするが、路面が乾き始め、2度目のピットアウトではタイヤをスリックに履き替えてタイムアタック。滑りやすい路面に細心の注意を払って慎重にタイムアタックするも、タイムは思うように伸びず、リンスはQ1を9番手で終え、決勝グリッドは19番手。またミルはQ1でリンスの1ポジション上の8番手で締めくくり、決勝グリッドは18番手となった。

    ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
    「残念ながら今日のQ1は我々の期待通りには進みませんでした。路面が非常に 微妙な状況で、とにかく限られた短い時間の中でタイヤ選択をいかにうまく行うかが鍵となったのですが、そこを誤ってしまいました。ふたり共グリッドがかなり後方になり、決勝はドライでもウェットでも厳しいレースになると思いますが、とにかく諦めずに1ポイントでも多く獲得できるよう努力します。」

    ジョアン・ミル
    「今日午前のFP3は自分にとってMotoGPクラスで初めてのウェットコンディションだったんだけど、かなり良い感じで乗れたんだ。Q1では雨が降ったり止んだりで、スリックとウェットのタイヤを履くタイミングが悪かったせいでうまくタイムアタックができなかったけど、全体的にフィーリングは悪くないよ。今日みたいなコンディションで戦略をまとめるのは大変だったけど、いずれにしても良いペースで走れていると思う。決勝はできればドライなのを望むけど、いずれにしても順位を少しでも挽回できるように頑張るよ。」

    アレックス・リンス
    「予選は路面のコンディションがかなり微妙な状況だったから、セッションをどう組み立てるかの戦略を立てるのが難しかったよ。僕はウェットタイヤでスタートしたんだけど、雨が降り出してしまってプッシュできなかった。一度ピットインしてスリックタイヤでピットアウトしたんだけど、予選時間が短くてきっちりタイムアタックができなかった。決勝グリッドはほぼ最終列という結果になってしまったけど、とにかくどんなコンディションであっても、ひとりでも多くのライダーをオーバーテイクするのみさ。」

  • MotoGP | フランスGP 予選:マルク・マルケスがポールポジション

    MotoGP | フランスGP 予選:マルク・マルケスがポールポジション

    MotoGP 第5戦フランスGPの公式予選が5月18日(土)、ルマンのブガッティ・サーキットで行われ、マルク・マルケス(ホンダ)がポールポジションを奪取した。

    気温15度。路面温度17度のウェットコンディションの中、転倒を喫したマルク・マルケスだが1分40秒952をマーク。2戦連続3度のトップグリッド、最高峰クラスで55度目、当地で2年連続4度目、キャリア通算83度目となるポールポジションを獲得した。

    2番手には0.360秒差でダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)が入り、昨年7月の第9戦ドイツGP以来今季初めて1列目に進出。3番手には0.414秒差でジャック・ミラー(プラマック)が入り、昨年10月の第16戦日本GP以来今季初めて1列目を獲得した。

    以下、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、フランコ・モルビデッリ(ヤマハSRT)が2列目に続く。

    中上貴晶(LCR・ホンダ)は、今季初転倒を喫して1.107秒差だったが、最高峰クラスで自己最高位となる7番手に進出した。

    2019年 MotoGP 第5戦 フランスGP 予選

    Pos No Rider Team Time
    1 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分40秒952
    2 9 ダニロ・ペトルッチ ドゥカティ・チーム 1分41秒312
    3 43 ジャック・ミラー プラマック・レーシング 1分41秒366
    4 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分41秒552
    5 46 バレンティーノ・ロッシ モンスターエナジー・ヤマハMotoGP 1分41秒655
    6 21 フランコ・モルビデリ ペトロナス・ヤマハSRT 1分41秒681
    7 30 中上貴晶 LCRホンダ・イデミツ 1分42秒059
    8 99 ホルヘ・ロレンソ レプソル・ホンダ・チーム 1分42秒067
    9 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分42秒450
    10 20 ファビオ・クラルタラロ ペトロナス・ヤマハSRT 1分42秒509
    11 12 マーベリック・ビニャーレス モンスターエナジー・ヤマハMotoGP 1分42秒555
    12 44 ポル・エスパルガロ レッドブルKTMファクトリー・レーシング –
    13 63 フランチェスコ・バニャイア プラマック・レーシング 1分39秒982
    14 5 ヨハン・ザルコ レッドブルKTMファクトリー・レーシング 1分40秒029
    15 35 カル・クラッチロー LCRホンダ・カストロール 1分40秒114
    16 88 ミゲール・オリベイラ レッドブルKTMテック3 1分40秒385
    17 17 カレル・アブラハム レアーレ・アビンティア・レーシング 1分40秒482
    18 36 ジョアン・ミル チーム・スズキ・エクスター 1分40秒606
    19 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分40秒706
    20 53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング 1分41秒351
    21 55 ハフィス・シャーリン レッドブルKTMテック3 1分41秒717
    22 29 アンドレアイアンノーネ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分41秒786
  • MotoGP | ホンダ 2019年 第5戦 フランスGP 初日レポート

    MotoGP | ホンダ 2019年 第5戦 フランスGP 初日レポート

    MotoGP 第5戦フランスGPは、午前中は青空が広がるも、午後になって雲の多い天候となった。最高気温は20℃までしか上がらず、やや肌寒い一日となり、3クラスともに転倒者の多い一日となった。

    その中で、大会2連覇とフランスGP3勝目に挑むマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、トップから1秒差に16台という接戦の中で、2番手タイムをマークした。

    決勝を想定したロングランでは、フロントにミディアム、リアにハードを装着、1分32秒台で連続周回を刻む好走を見せた。土曜日、日曜日と不安定な天候が予想されるが、ドライコンディションでは、ライバルを一歩リードした格好で初日を終えた。

    マルケスは、前戦スペインGPでは予選3番手から好スタートを切って後続を引き離す快走で今季2勝目を達成した。今大会は、ウエットコンディション、もしくは、“フラッグ・トゥ・フラッグ”の可能性もあるが、これまで、どんなコンディションでも安定した速さを強さを見せるマルケスだけに、今季初の2連勝と今季3勝目に向けて、まずは一歩前進の一日となった。

    チームメートのホルヘ・ロレンソ(Repsol Honda Team)が、前戦スペインGP同様、初日4番手と好調なスタートを切った。今大会は、FP1で転倒したが、FP2は安定した走りを見せた。連続ラップでは1分33秒台とマルケスからはやや遅れているが、今季ベストグリッドとベストリザルトを期待させる初日となった。スペインGPでは、予選で転倒を喫し11番手へとポジションを落としたが、過去5回優勝しているル・マンだけに、今大会は今季ベストグリッド、ベストリザルトが期待される。

    開幕から5戦連続トップ10フィニッシュを目指す中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が、大接戦のフリー走行で9番手につけた。FP1は、決勝に向けて前後ミディアムでセットアップに挑んだが、土曜日、日曜日の天候が下り坂のため、予定を変更してFP2ではリアにソフトを入れてアタック、目標のトップ10につけた。予選では前戦スペインGPの8番手を越えるベストグリッドを目指す。

    カル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、FP1で11番手、FP2で転倒を喫し初日総合12番手と厳しいスタートとなった。幸いにもケガはなかったが、土曜日のFP3がドライコンディションになれば、ダイレクトでのQ2進出を目指す。ウエットコンディションになった場合、Q1からQ2進出に挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP 2番手)
    「フィーリングはとてもよく、いい内容で初日を終えられました。とてもうれしいです。いつもなら、FP2は同じタイヤでセッションを走り続けますが、明日の天気が不安定になりそうなので、今日は新品タイヤで走りました。新品タイヤでいいタイムを出しておくことがベストだと思ったからです。今日はFP1で危うく転倒しそうになりましたが、なんとか持ちこたえました。2度目のアタックのときでしたが、とてもバンピーなので少し驚きましたが、いい映像が撮れたと思います。速いライダーがたくさんいます。天候も変わりやすいので、集中力を維持してがんばります」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 4番手)
    「今日はFP1で転倒してしまったので、決して、いいスタートというわけではありません。コーナーでマシンを寝かせすぎてしまい、セーブできませんでした。FP2では力強い走りができました。マシンのセッティングを一つだけ変えました。そのおかげでコーナー進入時のフィーリングがかなりよくなり、いいリズムで走ることができました。いろいろなことにトライし、もっと自信がつくようにしたいです。明日はコンディションがどうなるかわかりませんが、今日はとてもポジティブでした」

    中上貴晶(MotoGP 9番手)
    「予報では明日の天気が悪くなりそうなので、初日トップ10以内に入ることに集中しました。今大会、ミシュランが用意したタイヤは昨年と同じで、路面も変わっていません。そこで、FP1は前後ミディアムで走りましたが、午後はリアにソフトを入れてアタックしました。なんとか9番手に入れましたが、今日はソフトもミディアムもエッジグリップがうすく、うまく旋回につなげられませんでした。特に、4コーナーと5コーナーでスピードを上げられず苦戦しました。今日はトップタイムを出したマーベリック(ビニャーレス ヤマハ)の後ろで何ラップかしましたが、データ通り、4コーナーと5コーナーで離されてしまうので、明日、もしドライになったら、その部分をしっかり改善したいです。いずれにしても、明日、明後日と不安定な天候になりそうなので、今日トップ10にいることはとても重要なことでした。どんな天候になっても、明日、明後日と、ミスのないように走りたいです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 12番手)
    「4コーナーの進入で転倒してしまいました。まだフロントエンドの感触が完ぺきではありません。新品のリアタイヤを使いプッシュしたら、フロントから転倒しました。特別変わったことはしていませんでした。セッション中はリアタイヤのフィーリングがよく、アタックするとすぐにタイムを出すことができました。しかし、ル・マンで金曜日にトップ10に入ることができなかったのは残念でした。なぜなら、明日は雨が降る可能性があるからです。明日のFP3では全力でがんばらなければなりません。ドライになることを願っています」

  • MotoGP | ヤマハ 2019年 第5戦 フランスGP 初日レポート

    MotoGP | ヤマハ 2019年 第5戦 フランスGP 初日レポート

    ビニャーレスが初日総合トップ、ロッシは総合14番手
    Monster Energy Yamaha MotoGPがフランスGPのフリープラクティスに臨み、このコースを得意とするマーベリック・ビニャーレスが第2セッションでトップタイムをマーク。チームメイトのバレンティーノ・ロッシはセッティングに専念して14番手で終えた。

    初日から強さを発揮したいと考えていたマーベリック・ビニャーレスは予定通りにプラクティスセッションを進め、午前中の第1セッションからトップを争った。

    一旦、自らのペースに自信を持つと、タイムよりもセッティングに重点を置きながら1分32秒203を記録。トップから0.217秒差の4番手でセッションを終えた。

    午後になってコース上に雲が出始めるなか、第2セッションでもまた素早くペースを上げてトップ3へ。終盤のタイムアタックでは1分31秒428へ更新してトップに浮上した。2番手との差は0.190秒。

    一方のバレンティーノ・ロッシは第1セッション序盤、スペインGP後にヘレスサーキットで行ったテストの成果を確認。ところが中盤になるといくつか問題が発生したため計画変更を強いられることに。素早くピットに戻ってスペアマシンに乗り換えると終盤で1分32秒760へ更新したものの、トップから0.774秒離されて10番手となった。

    この遅れを取り戻そうと第2セッションも引き続きセッティングを追求。最後の4分でリアタイヤをソフトコンパウンドに履き替えてタイムアタックを行ったが、トップ10入りを逃して13番手に留まった。初日の総合成績では1分32秒320のベストラップで総合14番手。トップのビニャーレスとの差は0.892秒となっている。

    クアルタラロがホームGPで好調スタート
    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのファビオ・クアルタラロが、フランスGPのウイーク初日に絶好のスタート。フリープラクティス第1セッションでトップタイムをマークし、総合成績でも3番手と大健闘を見せた。チームメイトのフランコ・モルビデリも多くの時間帯でトップ10圏内を維持していたが、最終的には総合11番手で初日を終了した。

    ホームレースを迎えたクアルタラロは第1セッションから注目される存在。前後タイヤにソフトコンパウンドを履いた最初のラップで1分31秒986を記録し、唯一31秒台をマークして見せた。最高峰クラスのフリープラクティス第1セッションでトップに立ったのは自身初となる。

    一方のモルビデリは先週のヘレステストで試した新型ウイングレットを実戦使用。第1セッション中盤では一時、5番手まで上げていたが、終盤で少しずつ後退して12番手。ベストタイムは1分32秒887秒だった。

    午後からの第2セッションでは、ふたりとも第1セッションと同様の作業を継続。クアルタラロは終始、上位をキープし、終盤のタイムアタックで1分31秒713に更新して総合3番手を獲得。モルビデリも1分32秒239へと更新してトップ10に入っていたが、終盤で順位を下げて11番手となった。

    ウイーク2日目は、前回のスペインGPで1-2を獲得したように、ホームGPでもう一度、その再現を目指す。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス (フリー走行総合トップ/1分31秒428)
    「ウイークを非常に好調にスタートすることができました。素早くセッティングが決まったので、多くの周回を走ることができ、マシンのフィーリングも上々でした。タイヤもまた何も問題はありませんでしたが、最後まで手を止めることなく作業を続けました。それでもまだ改善したい点がありますし、自分のライディングスタイルについても考えたいと思っているので、明日はまた多くの仕事が待っています。あとは天気の行方を注意深く見守ること。そして予選セッションで上位を目指し、決勝で有利な位置を確保したいと思います。フルウエットで走ったことはありませんが、COTAではウエットタイヤによいフィーリングを持つことができました。もし雨が降ればかなり素早い判断が求められることになるので、明日も状況を見極めて方向性を決め、さらに前へ進めるようがんばります」

    バレンティーノ・ロッシ (フリー走行総合14番手/1分32秒320)
    「問題がいくつかあり、一日中、悩まされてしまいました。もっとうまく走れると思っていたのですが、まったくペースが上がりませんでした。第2セッションの最後に1ラップだけソフトタイヤでアタックしましたが、トップ10に入ることができませんでした。これから夜を徹して作業を行い、明日までに解決策を見つけ出さなければなりません。そしてフリープラクティス第3セッションでタイムを更新するため、ドライコンディションになるよう願うばかりです」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「明暗を分ける結果となりました。ビニャーレス選手のは非常にフィーリングがよく、決勝用セッティングで好調だっただけでなく、ソフトコンパウンドを履いたタイムアタックではそれ以上の強さを見せてくれました。その一方でロッシ選手は第1セッションでうまくペースをつかめず、この後れを取り戻すために第2セッションでは別のセッティングにトライ。その結果、タイムアタックは1ラップしかできず、トップ10入りを逃してしまったのです。天気予報通りなら、明日はウエットコンディションになります。そうなれば彼はまたQ1を走らなければなりません。私たちチームとしては、もう少しセッティングを向上させるためにもドライを期待するしかありません。明日が雨で、明後日が晴れなら、今日のデータが重要になります」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    ファビオ・クアルタラロ (フリー走行総合3番手/1分31秒713)
    「非常に好調でした。第1セッションの初めはブレーキングの状態に少し悩みましたが、第2セッションではよくなっていい走りができました。ペースも上々で、マシンのフィーリングもとてもよかったので満足しています。ビニャーレスの速さを見ればわかるように、このコースはヤマハのマシンに合っているのだと思います。私自身はホームGPをエンジョイしており、プレッシャーを感じたりせずにファンとともにいい戦いができています。明日はグリッドを決める重要な日になるので、このまま好調を維持して作業を続けていきたいと思っていますが、やはり天候は気になるところです」

    フランコ・モルビデリ (フリー走行総合11番手/1分32秒239)
    「今日は全体的に順調な一日でした。ミディアムコンパウンドのタイヤが好調で、すべてにおいてよいフィーリングをつかむことができました。でもソフトコンパウンドを履いたときは思ったほどではなく、少し滑る感じがありました。この点については明日までに状態を把握して解決策を見つけたいと思っています。改善のために作業を続けることは当然ですが、現時点でも決してペースは悪くありません」

  • MotoGP | フランスGP:マーベリック・ビニャーレスが初日のトップ

    MotoGP | フランスGP:マーベリック・ビニャーレスが初日のトップ

    MotoGP 第5戦 フランスGPのフリー走行が5月17日(金)、ル・マンのブガッティ・サーキットで行われ、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)がトップタイムをマークした。

    フランスGPは、1951年に第1回大会が行われ、今年で56回目を迎える。ル・マンでは、1969年に初めてグランプリが開催された。その後、ポール・リカール、ノガロ、マニクールなどを経て、2000年に再びグランプリの舞台となり、今年で20年連続、ル・マンでは通算32度目の開催となる。

    初日のトップタイムを記録したのはヤマハのマーベリック・ビニャーレス。1分31秒428をマークし、今季4度目のトップタイム、第3戦アメリカズGP以来今季2度目の初日総合1番手に進出した。

    2番手には0.190秒差でマルク・マルケス(ホンダ)、FP1でキャリアで初めて1番手発進を決めたファビオ・クアルタラロ(ヤマハSRT)が0.285秒差の3番手につけた。

    以下、ホルヘ・ロレンソ(ホンダ)、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)、ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)、ポル・エスパルガロ(KTM)、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)、中上貴晶(LCR・ホンダ)、フランコ・モルビデリ(ヤマハSRT)がトップ10入り。

    カル・クラッチロー(LCR・ホンダ)は今季3度目の転倒を喫して12番手、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は14番手、アレックス・リンス(スズキ)は16番手だった。

    2019年 MotoGP 第5戦 フランスGP 初日総合順位

    Pos. No. Rider Team Time
    1 12 マーベリック・.ビニャーレス モンスターエナジー・ヤマハMotoGP 1分31秒428
    2 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分31秒618
    3 20 fビイオ・クラルタラロ ペトロナス・ヤマハSRT 1分31秒713
    4 99 ホルヘ・ロレンソ レプソル・ホンダ・チーム 1分31秒716
    5 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分31秒736
    6 9 ダニロ・ペトルッチ ドゥカティ・チーム 1分31秒899
    7 44 ポル・エスパルガロ レッドブルKTMファクトリー・レーシング 1分31秒923
    8 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分32秒132
    9 30 中上貴晶 LCRホンダ・イデミツ 1分32秒203
    10 43 ジャック・ミラー プラマック・レーシング 1分32秒238
    11 21 フランコ・モルビデリ ペトロナス・ヤマハSRT 1分32秒239
    12 35 カル・クラッチロー LCRホンダ・カストロール 1分32秒270
    13 63 フランチェスコ・バニャイア プラマック・レーシング 1分32秒285
    14 46 バレンティーノ・ロッシ モンスターエナジー・ヤマハMotoGP 1分32秒320
    15 36 ジョアン・ミル チーム・スズキ・エクスター 1分32秒322
    16 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分32秒385
    17 5 ヨハン・ザルコ レッドブルKTMファクトリー・レーシング 1分32秒574
    18 17 カレル・アブラハム レアーレ・アビンティア・レーシング 1分32秒999
    19 29 アンドレア・イアンノーネ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分33秒141
    20 88 ミゲール・オリベイラ レッドブルKTMテック3 1分33秒401
    21 53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング 1分33秒431
    22 55 ハフィス・シャーリン レッドブルKTMテック3 1分33秒903