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  • レーシングブルズF1、VCARB03のノーズに“ダブルフラップ”という新発想

    レーシングブルズF1、VCARB03のノーズに“ダブルフラップ”という新発想

    レーシングブルズは時間を無駄にしなかった。バルセロナで行われているプレシーズンテスト初日から、すでに興味深い空力的イノベーションを投入している。

    ティム・ゴス率いる技術スタッフは、ノーズ上に2枚の小型フラップを配置するという解決策を提示し、今後の開発の方向性を切り開いた。このアイデアは、間違いなく他チームにも影響を与える可能性がある。

    バルセロナでの合同テスト初日は、単なるデータ収集に終始するものだと考えていた者は、大きな見当違いだった。2026年型F1マシンは安定した走行を重ねているだけでなく、すでにいくつかのチームが最初の技術的アップデートを持ち込んでいる。新レギュレーション下では、開発すべきソリューションを磨き上げる時間が限られており、早期の投入が重要になるからだ。

    レーシングブルズは、リアム・ローソンがドライブするマシンでモンメロを走行しているが、今回使用しているノーズは、先週水曜日にイモラのエンツォ・エ・ディーノ・フェラーリ・サーキットで実施されたフィルミングデー仕様とは大きく異なっている。

    まず目を引くのは、先端部がより細くなり、全体的に丸みを帯びた形状を採用している点だ。これは空気抵抗の低減を狙ったデザインと見られるが、真の注目点は、ノーズ上に新たに追加された2枚の翼型プロファイルである。

    レーシングブルズ / ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    VCARB03の開発を統括するテクニカルディレクター、ティム・ゴスの指揮のもと、レーシングブルズの空力部門はフロントのダウンフォースを増加させるための巧みなアイデアを形にした。非常に厳しいレギュレーションの枠内であっても、革新的なコンセプトを試す余地があることを示している。

    ノーズ上のダブルフラップは、創造性に富んだ解決策であると同時に、ファエンツァのファクトリーで達成された高い製造品質をも物語っている。工場全体を統括するマッテオ・ピラッチーニのもとで構築された作業体制の完成度が、こうしたディテールに表れている。

    レーシングブルズは、非常に興味深い開発の道筋を切り開いた。今後数日のうちに、他チームのマシンにも同様のコンセプトが採用されていたとしても、驚くことではないだろう。

  • レーシングブルズF1、シェイクダウンで判明した「巨大エアボックス」の狙い

    レーシングブルズF1、シェイクダウンで判明した「巨大エアボックス」の狙い

    レーシングブルズは、多くのチームが来週の合同テストを前に詳細を伏せるなか、イモラで行われた控えめなシェイクダウン走行で、意図せずも非常に目を引くデザイン要素を明らかにした。

    ファエンツァを拠点とするレーシングブルズは火曜日、冷たく湿ったコンディションのイモラ・サーキットで2026年F1マシンを走らせた。その際、ルーキーのアービッド・リンドブラッドがグラベルに滑り込む場面があった。

    大事には至らなかったものの、マシンがレッカー車でピットに戻される過程で、フォトグラファーに車体を詳細に観察される結果となった。

    最も強烈な印象を残したのは、エアボックスだった。

    初期レンダリングの段階でも、コクピット上方のインテークは大きく見えていたが、実車ではそれ以上だった。上下が扁平で、下側よりも“屋根”部分が明らかに広い形状となっており、現地で目撃した関係者は「ここ数年のF1で見た中でも最大級のエアインレットのひとつだ」と評している。

    この異様なサイズは、レーシングブルズのエンジニアが何を狙っているのかという憶測を即座に呼んだ。現在はレッドブル・フォードのパワーユニットを搭載しているが、1.6リッターV6ターボという基本レイアウト自体は大きく変わっていないため、単純に吸気量を増やす必要があるとは考えにくい。

    レーシングブルズ / ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    より現実的な説明は冷却だ。この巨大なエアスクープは内部で複数の通路に分割されているように見え、気流を電子機器やハイブリッド関連コンポーネントへ導いている可能性がある。伝統的に、この手法はリアウイングへ向かう気流を乱すという代償を伴うが、その代わりにサイドポッドをよりスリムにし、他の部分でタイトなパッケージングを実現できる利点がある。

    また、このエアボックスは、2026年F1レギュレーションで導入されるFIAのより厳格なロールオーバークラッシュテストを背景に登場している。新基準では大幅に高い荷重耐性が求められるが、現時点でレーシングブルズの解決策が構造的に問題を抱えている兆候はない。

    来週のグループテストで各チームが本格的に姿を現す前に、レーシングブルズは意図せずして、2026年F1マシンの設計思想を象徴する“巨大なヒント”をコース脇に残した形となった。

  • レーシングブルズF1、ダン・ファロウズをテクニカルディレクターに起用

    レーシングブルズF1、ダン・ファロウズをテクニカルディレクターに起用

    レーシングブルズは、元レッドブルおよびアストンマーティンのエンジニアであるダン・ファロウズを、2026年F1シーズンに向けたテクニカルディレクターとして迎え入れた。ファロウズは2024年にアストンマーティンを離れており、今回がF1の現場への復帰となる。

    ファロウズは、レーシングブルズの最高技術責任者であるティム・ゴスの下で、設計、空力、パフォーマンスを横断するチーム全体の技術的方向性を統括する役割を担う。チームは声明で、彼が「チーム全体の技術的な方向性に責任を持つ」と説明している。

    「このチームにとってエキサイティングな時期にVCARBに加われることをとても嬉しく思っている」とファロウズは語った。

    「明確なビジョンと強い技術的な野心があり、ティムやエンジニアリンググループ全体と緊密に協力しながら、パフォーマンスを前進させ、将来に向けてチーム作りを続けていくことを楽しみにしている」

    チーム代表のアラン・パーメインも、その経験値を高く評価している。

    「ダンは非常に豊富な経験を持っており、その技術的理解力とリーダーシップは、我々が競争力を高めていく上で大きな財産になる。彼をVCARBに迎えられることを嬉しく思っている」

    ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム / レーシングブルズ

    ファロウズは2006年から2021年まで姉妹チームのレッドブル・レーシングで空力部門に在籍し、チームリーダー、チーフエンジニアを歴任した。それ以前には、フォード傘下だったジャガー時代の2001年から2004年にかけて、シニア・エアロダイナミシストを務めている。

    2022年にはアストンマーティンF1チームにヘッドハンティングされ、契約を巡ってレッドブルとの間で紛争も生じたが、最終的にはローレンス・ストロール体制下のテクニカルディレクターとして就任した。しかし、在任期間は3年未満にとどまり、2024年後半にチームを去ることになった。

    当時、パフォーマンスディレクターのトム・マカローは次のように説明している。

    「今年のチームのパフォーマンスは、我々全員が望んでいたレベルには届かなかった。そこは達成できていなかったし、それがチームとして下した判断だ」

    「彼がここに来てから2〜3年、ずっと隣で一緒に仕事をしてきたが、2022年、2023年のマシン開発には非常に大きな影響を与えてくれた。正直に言って、彼は多くのものをチームにもたらしてくれた」

    「ただ、2024年に関しては、我々自身が期待していたレベルの結果をコース上で出せなかった。マシン開発は難しく、結局のところこれはパフォーマンスの世界だ。チームは変更を決断した」

    アストンマーティンを離れた後、ファロウズは2025年6月に自身の会社「ハイパフォーマント」を設立。「F1で培った幅広い専門知識を、高性能エンジニアリングおよびビジネス開発プロジェクトに応用する」と説明していたが、今回レーシングブルズで再びF1の第一線に立つことになった。

  • レーシングブルズF1:シェイクダウン版VCARB03で見えたレーキ回帰

    レーシングブルズF1:シェイクダウン版VCARB03で見えたレーキ回帰

    レーシングブルズF1が2026年F1シーズンに向けて実施したVCARB03のシェイクダウン走行により、新レギュレーション下でのマシン思想の一端が明らかになった。

    イモラで行われた限られた走行距離の中でも、フロントおよびリアサスペンション構成やフロア形状から、従来とは異なる空力アプローチが読み取れる。とりわけ注目されるのは、2022年以降の低レーキ潮流から一転し、レーキを積極的に活用する方向性が見えた点だ。

    元F1テクニカル責任者のゲイリー・アンダーソンは、VCARB03の実走映像をもとに、アンダーフロア、サスペンション、バージボード周辺の設計を分析し、このマシンが示す「レーキ回帰」の意味を読み解いている。

    ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    フロントサスペンションに表れたアンチダイブ低減
    VCARB03のフロントサスペンションは、プッシュロッド式を採用している。トップウィッシュボーンのジオメトリーを見ると、前年と比べてアンチダイブ量が明確に抑えられていることが分かる。

    ゲイリー・アンダーソンは、この変更がライドハイトの上昇、そして何よりレーキ増加と整合していると指摘する。アンダーフロアトンネルが縮小され、ディフューザーも小型化された2026年規則下では、2022年以前のコンセプトに近いアプローチが再び有効になりつつあるという見立てだ。

    レーキ増加が生むアンダーフロア空力
    レーキを増やすことで、車体前方から後方にかけてアンダーフロア下の空気流を加速させることができる。アンダーソンは、これによりアンダーフロアダウンフォースが増加すると説明する。

    さらに、ブレーキング時にレーキが増すことで、理屈の上ではダウンフォースも増えることになる。単純化した考え方ではあるものの、VCARB03が示している空力思想の方向性としては十分に示唆的だとしている。

    マルチリンク化が示唆するタイヤ最適化
    フロントサスペンションには、単純なAアームとは異なるリンク構成も確認できる。アンダーソンは、これがマルチリンク式である可能性に言及している。

    この構成であれば、ステアリング舵角の変化に応じてキングピン角やキャンバー角を大きく変化させることができ、タイヤの接地面最適化に大きな自由度をもたらす。VCARB03では、そうした特性が活用されている可能性があるという。

    フロントウイングとエンドプレートの変化
    2025年型との比較では、フロントサスペンションの変更に加え、フロントウイングエンドプレートの形状変化も明確だ。垂直部分は内側へ移動し、全体の構成も簡素化されている。

    一方で、下側の水平トレイは脆弱に見え、ハースやキャデラックで見られた幅広の上部ブレードと同様、接触時の破損リスクを抱えているようにも映る。3枚構成となったフロントウイングは、スロットギャップが減少したことで、フラップ角を抑えた運用が求められる。

    ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム / レーシングブルズ

    リアサスペンションが支えるハイレーキ哲学
    リアサスペンションもプッシュロッド式のインボード構成だ。トップおよびロアウィッシュボーンには、十分、もしくはそれ以上のリアアンチリフト量が確保されている。

    アンダーソンは、これは高レーキ運用と密接に関係していると見る。ブレーキング時にレーキが過度に増え、フロア側面の空力シーリングが破綻すれば、必要な局面でリアダウンフォースを大きく失う。その事態を避けるための設計だという。

    フロアとバージボードに見える開発余地
    車体中央部では、大きなフラットフロアを支えるボディステイが確認できる。アンダーソンは、このフラットフロア領域が、今後最も早く開発が集中するエリアになると予測している。

    また、フロア前縁下のスプリッターは、2022年以前の単純な曲率定義とは異なり、新レギュレーション下でより大胆な設計が可能な領域となっている。バージボードエリアも、2021年型を想起させるマルチエレメント構成への回帰が見られ、フロア側面をシールするための渦生成デバイスが今後発展していく余地がある。

    レーシングブルズ VCARB03 エンジン・エアインテーク

    ラディカルなエンジン・エアインテーク
    しかし、実走で確認されたレーシングブルズのマシンにおいて、最も目を引いた要素は、エンジンのエアボックス形状と、そのフロント部分が極端にワイドである点だった。それは、実に異例な寸法を持つ二等辺台形の形状をしている。

    その表面積を考えると、一般的なエアインテークと比べてほぼ倍に近い大きさであると主張することもでき、ラジエーターや熱交換器の配置を強く示唆している。これが、側面が極端に絞り込まれたプロファイルを採用している理由だ。

    実際、このサイズは、当初想像される3分割構造以上に、内部に非常に複雑なダクト構成が存在することを示している。

    この大型エアインテークには、2024年のRB20のように、コクピット両脇に2本ずつ設けられていたケースと同様、追加のダクトが組み込まれている可能性がある。

    VCARB03はレッドブル本隊の前触れか
    今回のシェイクダウンは、レッドブル・パワートレインズが自社開発したDM01パワーユニットの初走行という意味でも重要だった。ノーズやサイドポッドに見られる小さなフォードロゴが象徴するように、その関与は限定的に映る。

    アンダーソンが最後に投げかける疑問は明確だ。レーシングブルズがジュニアチームである以上、今回実走したVCARB03は、果たしてレッドブル・レーシングが実戦で投入するマシンに、どこまで近い存在なのか。その答えは、今後の開発と実戦投入で明らかになっていくことになる。

  • アービッド・リンドブラッド レーシングブルズの2026年F1マシン初走行でスピン

    アービッド・リンドブラッド レーシングブルズの2026年F1マシン初走行でスピン

    レーシングブルズの2026年F1マシン「VCARB03」は、イモラで行われたデモ走行で初走行を迎えたが、若手ドライバーのアービッド・リンドブラッドにとっては波乱のデビューとなった。雨に濡れた路面でスピンを喫し、マシンをグラベルに止める結果となった。

    この日、チームはファエンツァの本拠地から約15kmに位置するアウトドローモ・エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリでデモデーを実施した。

    デモデーでは走行距離が最大15kmに制限されており、今回はわずか3周のみが許可されていた。

    午前中にはリアム・ローソンが最初のシェイクダウンラップを担当。路面が濡れたコンディションだったが、インスタレーションラップを問題なく終えている。

    午後にステアリングを託されたアービッド・リンドブラッドは、ウエットコンディションの中、バリアンテ・ヴィルヌーヴ(5〜6コーナー)でスピン。VCARB03はグラベルに乗り上げ、そのまま走行を終えることになった。SNSに投稿された映像では、マシンがフラットベッドトラックでガレージへ戻される様子が確認できる。

    チームによれば、リアム・ローソンとアービッド・リンドブラッドは翌日、同じイモラで実施される200km上限の撮影日(フィルミングデー)に臨み、より本格的なシェイクダウンを行う予定だ。

    レーシングブルズ / ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    その後の更新として、アービッド・リンドブラッドは再びコースに復帰しており、スピンの原因がテクニカルトラブルだったのか、ドライバーエラーだったのかは現時点では明らかにされていない。

    VCARB03にとっては新時代の第一歩となる初走行だったが、限られた距離のデモ走行で起きた一幕に過ぎない。レーシングブルズは翌日の走行でデータ収集を進め、本格テストに向けた準備を加速させる構えだ。

  • レーシングブルズ、2026年F1マシン「VCARB03」をイモラでシェイクダウン

    レーシングブルズ、2026年F1マシン「VCARB03」をイモラでシェイクダウン

    レーシングブルズの2026年F1マシンが、ついにサーキットでその姿を現した。チームはイモラでデモンストレーションイベントを実施し、新車VCARB03の初走行を行っている。

    今回の走行は、F1チームに年間2回まで認められているデモンストレーションイベントのひとつとして実施されたものだ。多くのチームと同様、レーシングブルズF1もプレシーズン段階でこの機会を活用し、新車のシェイクダウンを行う選択をした。

    イモラで始動したVCARB03
    レーシングブルズF1は火曜日、イタリアのイモラ・サーキットでデモンストレーション走行を実施し、2026年F1マシンVCARB03をコースに送り出した。

    現時点で詳細な情報は多くは明らかになっていないが、走行時のヘルメットから、ステアリングを握っていたのはリアム・ローソンだった可能性が高いとみられている。

    レーシングブルズF1は水曜日にも再びイモラに戻り、今度はチームに年間2日まで認められているフィルミングデーの一環として走行を行う予定だ。

    フィルミングデーでは、最大200kmまでの走行が許可されており、この距離上限は最近のレギュレーション変更によって、従来の100kmから倍増された。

    フィルミングデーと専用タイヤ
    デモンストレーションやフィルミングデーを実施する際、チームは専用に用意されたピレリのタイヤコンパウンドを使用する必要がある。

    フィルミングデーは、プロモーションやマーケティング素材の撮影という目的だけでなく、プレシーズンに実施される場合には、冬休み明けの感覚を取り戻すための貴重な走行機会としても機能する。

    イモラでの走行を終えた後、VCARB03は本格的な公式テストプログラムに臨む。公式テストは、1月26日から30日までの5日間、バルセロナで開催される予定だ。

    レーシングブルズ / ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    開幕戦前から加速する開発競争
    チーム代表のアラン・パーメインは、新レギュレーション初年度となる2026年シーズン序盤では、開発競争が極めて激しくなると見ている。

    「ほとんどのチーム、我々も含めて、オーストラリアにアップデートを持ち込むと思う」とパーメインは、2025年末に行われたPlanetF1.comの独占インタビューで語った。

    「バルセロナでテストするマシンと、メルボルンに持ち込むマシンは同じではない。大きなアップデートが入るはずだ」

    さらに彼は、開発スケジュールと性能の関係についても言及している。

    「レギュレーションは以前から分かっていた。我々は2025年1月1日から風洞でマシン開発を進めることができた」

    「今は、全チームがまったく同じ課題に直面している」

    「単純に言えば、開発を後ろに引けば引くほど、マシンは速くなる。できるだけ長く風洞にかけたいし、メカニカル設計はできるだけ遅くまで確定させたい」

    「エンジンの搭載やラジエーター配置はサイドポッド設計に影響し、それがフロアに影響し、最終的にはダウンフォースに影響する」

    「すべて、すべての作業がパフォーマンスのために行われている。だからこそ、そのタイムラインは自分たちで決めていくことになる」

    レーシングブルズF1にとって、VCARB03のイモラ初走行は単なるデモンストレーションではなく、2026年F1シーズン本番に向けた開発競争のスタートを告げる重要な一歩となった。開幕戦が行われるメルボルンまでの限られた時間の中で、マシンはすでに進化を続けていくことになりそうだ。

  • レーシングブルズF1、開幕前に“別マシン級”アップデート投入を予告

    レーシングブルズF1、開幕前に“別マシン級”アップデート投入を予告

    レーシングブルズは、2026年F1開幕戦オーストラリアGPに向けて「大きなアップデート」を投入する計画だ。チーム代表のアラン・パーメインが明かした。

    この動きは、フェラーリF1代表のフレデリック・バスールが、新型SF-26にBスペックを用意し、2026年のバーレーンテストに持ち込むと明らかにした流れを受けたものでもある。

    レーシングブルズとレッドブル・レーシングは、デトロイトで行われたフォードのシーズンローンチイベントで、2026年F1マシンのリバリーをいち早く公開したチームだった。

    2026年F1シーズンは、シャシーとパワーユニットのレギュレーションが同時に刷新される大転換期となる。パワーユニットは電動比率が約50%に引き上げられ、完全持続可能燃料とアクティブエアロダイナミクスが導入される。レッドブル陣営にとっては、ホンダとの提携終了後、パワートレインズ部門を通じて初めて自社製エンジンを投入する年でもある。

    フェラーリはすでに、2026年型マシンを段階的に投入する方針を明らかにしている。1月26日から30日にかけて非公開で行われるバルセロナテストでは、信頼性確認と走行距離の確保、設計コンセプトの検証を目的としたベース仕様のSF-26を使用する。その後、2月11〜13日および18〜20日に予定されているバーレーンテストでは、パフォーマンス重視のBスペック車両を投入する計画だ。

    パーメインは、レーシングブルズも同様のアプローチを取ることを認めている。

    「ほとんどのチームがそうだと思うが、我々もアップデートを持ち込むつもりだ」

    「バルセロナでテストするマシンが、メルボルンに持ち込むマシンと同じではない。間違いなく大きなアップデートが入る」

    レーシングブルズ / ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    さらにパーメインは、2026年マシン開発において各チームが直面している共通の課題についても説明した。

    「レギュレーションは以前から分かっていたし、2025年1月1日から風洞での作業も可能だった」

    「ただ、今は全員がまったく同じ問題に直面している」

    「単純に言えば、開発を遅らせれば遅らせるほど、クルマは速くなる」

    「できるだけ長く風洞に入れておきたいし、メカニカルな設計は可能な限り遅く確定させたい」

    「エンジンの搭載方法、ラジエーターの配置、それらはサイドポッドのレイアウトに影響し、さらにフロアに影響し、最終的にはダウンフォースに影響する」

    「すべて、すべての作業がパフォーマンスのためにある。だからこそ、開発のタイムラインは自分たちで決めることになる」

    2026年F1では、テスト用マシンと開幕戦仕様が大きく異なるケースが珍しくなくなりつつある。フェラーリに続き、レーシングブルズも“開幕前進化型”という流れに乗る形だ。新レギュレーション初年度において、どこまで開幕時点で完成度を高められるかが、序盤戦の明暗を分けることになりそうだ。

  • レーシングブルズF1 フォード提携の意義を強調「2026年新時代を支える土台」

    レーシングブルズF1 フォード提携の意義を強調「2026年新時代を支える土台」

    レーシングブルズF1代表のアラン・パーメインは、デトロイトで行われた2026年シーズン発表イベントで、フォードとの提携が持つ意義について言及した。

    歴史的建造物ミシガン・セントラル駅を舞台に行われた今回の発表は、技術規則が大きく刷新される2026年F1シーズンに向けた、チームの新たな出発点となった。

    2026年シーズンからF1は車体とパワーユニットの両面で大きな転換期を迎える。レーシングブルズは、レッドブル・フォード・パワートレインズとして新時代に挑む体制を築き、その初年度を迎えることになる。

    イベントでは、レーシングブルズのCEOを務めるピーター・バイエルとチーム代表のアラン・パーメインが登壇し、今回の発表が単なるリバリー披露にとどまらないことを強調した。

    「この発表は、レーシングブルズがブランドとして、そしてレーシングチームとしてどこへ向かおうとしているのかを示すものだ。フォードとのパートナーシップを象徴する場所としてデトロイトを選び、ファンやクリエイター、コミュニティを巻き込んだ形で発表できたことは、我々の姿勢そのものを表している」とピーター・バイエルはコメント。

    「我々はカルチャーを重視するチームであり、次の世代と本物の形でつながりたいと考えている。この瞬間は、サーキットの内外で我々が取り組んでいることの延長線上にある」

    レーシングブルズF1代表のアラン・パーメインは、技術面から見たフォード提携の重要性について語った。

    「2026年は、F1がこれまでに経験してきた中でも最大級の技術的変化のひとつだ。その最初の段階からフォードとパートナーを組めることは、我々にとって非常に重要なスタートになる」

    レーシングブルズ / ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    レッドブル・フォード・パワートレインズのプロジェクトについても、強い手応えを示している。

    「このプロジェクトは、世界トップレベルのエンジニアリング、革新性、そしてレーシングDNAを結集したものだ。新時代に向けて、我々を強い立場に押し上げてくれると確信している」

    さらに、これまでの準備段階についても言及した。

    「我々はレッドブル・ファミリーと非常に密接に連携しながら準備を進めてきた。開発されてきたものを誇りに思っているし、数週間後にその成果がサーキットで形になるのを楽しみにしている」

    大きな技術的転換期を迎える2026年F1シーズン。レーシングブルズは、ピーター・バイエルが示すブランドと組織のビジョン、そしてアラン・パーメインが率いる技術体制のもとで、フォードとの提携を軸に新たな時代への一歩を踏み出そうとしている。

  • レーシングブルズ、2026年F1マシン『VCARB03』のリバリー発表

    レーシングブルズ、2026年F1マシン『VCARB03』のリバリー発表

    レーシングブルズは今夜、歴史的なミシガン・セントラル駅を舞台にした記念イベントで、2026年F1マシンのリバリーを披露し、新ドライバーのアービッド・リンドブラッドを発表した。

    荘厳な建築美を誇る会場を背景に、この夜はレーシングブルズ、フォード・レーシング、レッドブル・レーシングが一堂に会し、革新、スピード、エンジニアリングの卓越性を祝う場となった。

    これは、レッドブル・フォード・パワートレインズとして初のパワーユニットを共同開発するパートナーシップの始動を告げるものでもあった。

    イベントの幕開けでは、デトロイト出身でBETアワード7回受賞、マルチプラチナを誇るアーティストのBig Seanが、特別に制作された60秒のレッドブル・ラップでチームを紹介。さらに「IDFWU」「Bounce Back」といった代表曲でイベントを締めくくった。

    この発表は、チームにとって戦略的な節目となるもので、今後の方向性、構築のあり方、そしてファンが2026年シーズンに期待できるものを示す場となった。

    NEW LIVERY
    リアム・ローソンとアービッド・リンドブラッドは、CEOのピーター・バイエル、チーム代表のアラン・パーメインとともに、1,500人の来場者、そしてYouTubeとRed Bull TVを通じて世界中のファンに向けて新リバリーを披露した。

    昨季にファンから高い支持を集めたオールホワイトの基調は維持され、そこにフォードとのパートナーシップをさりげなく示すアクセントが加えられた。シャシーの輪郭に沿って施された洗練されたブルーのラインが、よりシャープで流麗な印象を与えている。

    レーシングブルズ 2026年のF1世界選手権

    NEW DRIVER
    アービッド・リンドブラッドは、刷新されたドライバーラインアップの一員としてチームに加入する。スピードと強い決意で知られるリンドブラッドは、2021年にランド・ノリスへ「グリッドで会おう」と語ってからちょうど5年後、今季グリッド最年少にして唯一のルーキーとしてF1デビューを果たす。

    レッドブル・ジュニア・プログラムを通じた着実なステップアップの中で、ジュニア・シングルシーターカテゴリー全体で強い印象を残してきた。

    NEW PARTNERSHIPS
    2026年、レッドブルはフォードとともにパワーユニット・マニュファクチャラーとして新たな一歩を踏み出す。このプロジェクトは、21年前にF1の舞台に登場して以来、常識に挑み続けてきたレッドブルの精神を体現するものだ。

    125年以上にわたる歴史、革新、そしてパフォーマンスへの絶対的な献身を誇るフォードは、チームを突き動かす競争心と共鳴する存在である。このパートナーシップは、レースへの情熱と限界を押し広げる意志で結ばれたグローバルブランド同士の結集と言える。

    また、今夜披露されたリバリーにも見られるように、オクターブがアセット・ライフサイクル・マネジメント・パートナーとしてチームに加わった。ヘキサゴンABからスピンアウトした同社は、戦略的および運営上の意思決定プロセスの広範な領域でチームを支援する。詳細は近日中に明らかにされる予定だ。

    ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    NEW CREATORS
    2026年最初の「クリエイター・プラットフォーム」企画として、写真家のジャン・イカターがイベントの撮影を担当した。サンフランシスコ・ベイエリアを拠点とする彼の作品は、コミュニティとスポーツをつなぎ、真正性、クラフト、そして人間的なつながりを重視している。

    移民の両親を持つ家庭で育った経験は、彼の創造性にレジリエンス、アイデンティティ、そして集合的な体験に根差した視点を与えている。また、VCARBゲスト向け公式リストバンドをファンがデザインするコンペティションも実施され、上位5作品がファン投票に進出。最優秀デザインに選ばれたアイルランド出身のマグダレナ・オレックは、イベントに招待され、自身のデザインを現地で目にする機会を得た。

    NEW THREADS
    今週初め、チームは2026年シーズン用のチームキットとレーシングスーツを発表した。パフォーマンス、ファッション、コミュニティを融合させたこの新キットは、次世代のファンとのつながりを意識したものとなっている。

    リアム・ローソンとアービッド・リンドブラッド、そしてクリエイティブな先駆者たちによって披露されたスタイリングは、境界を押し広げ、新たな声にF1とファッション文化の未来を形作る場を与えるという、チームの継続的な取り組みを象徴している。

  • 【速報】 レーシングブルズ 2026年F1マシン『VCARB03』のリバリーを披露

    【速報】 レーシングブルズ 2026年F1マシン『VCARB03』のリバリーを披露

    レーシングブルズは、ミシガン州デトロイトで開催されたフォードのイベントにおいて、2026年F1マシン『VCAR03』のリバリーを正式に披露した。

    この発表は、同日行われたレッドブルとの合同イベントの一環として実施され、レーシングブルズにとって2026年F1レギュレーション下で初めて公開される新車のカラーリングとなった。

    VCAR03のリバリーは、レーシングブルズのアイデンティティを強く反映したデザインが採用されており、チームの新時代を象徴するビジュアルとしてお披露目された。2026年に向けた体制移行を印象づける形となっている。

    このイベントでは、F1マシンのリバリー公開に加え、レッドブル陣営全体としての2026年F1参戦プロジェクトが改めて強調された。フォードとのパートナーシップを軸とした新パワートレイン時代に向け、レーシングブルズも本格的な準備段階に入ったことが示された。

    ステージには、レーシングブルズのドライバーであるリアム・ローソンとアービッド・リンドブラッド、そしてチーム代表のアラン・パーメインが登壇し、2026年シーズンに向けた新たな一歩を踏み出した。

    レーシングブルズは、レッドブルと並んで2026年F1マシンのリバリーを最初に公開したチームとなり、新レギュレーション時代へのスタートを切った。

    レーシングブルズ / ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム