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  • マーク・ウェーバー 「100%でドライブできた」

    マーク・ウェーバー 「100%でドライブできた」

    マーク・ウェバーが、骨折以来、約3か月ぶりのF1復帰となったヘレステストを振り返った。

    マクラーレンやBMWに匹敵するとの前評判のレッドブルの新車RB5のステアリングを握ったウェバーは、復帰テストを“かなりうまくいった”と評価。

    「マシンは第一印象はかなりいいね」

    「やらなければならない仕事はある。まだ最速ではないしね。でも、遅くもないのは確かだけどね」

    「かなり励みになったけど、今の時点で予測するのは自殺行為だね」

    レース距離を走行した11日(水)は、ヘイキ・コバライネン(マクラーレン)からコンマ5秒遅れにつけたマーク・ウェバー。治療を終えたばかりの脚で、厳しい作業を行ったウェバーだが、翌日は“素晴らしい気分”で目覚めたという。

    「残りの冬季テストは、完全に普通の状態でテストに取り組めるだろう。とても励みになるね」

    「100%でドライブできるがわかった。事故に遭ったときのことを考えると、かなり驚くべきことだよね」

  • 【動画】 レッドブル RB5 発表会&シェイクダウン

    【動画】 レッドブル RB5 発表会&シェイクダウン

    2月9日(月)に行われたレッドブル RB5の発表会の動画。

    レッドブルは、スペインのヘレスサーキットで行われた発表会を開催。セバスチャン・ベッテルとマーク・ウェバーが新車のアンベールを行い、その後、セバスチャン・ベッテルがシェイクダウンを担当した。

    レッドブル RB5 発表会&シェイクダウン 動画

  • セバスチャン・ベッテル:インタビュー (RB5初走行後)

    セバスチャン・ベッテル:インタビュー (RB5初走行後)

    レッドブル RB5での初走行を担当したセバスチャン・ベッテルが、インタビューに答えた。RB5での初テストはギアボックストラブルでわずか14周で中断となったが、ベッテルはRB5の大胆なデザイン哲学が、力強い結果をもたらすと確信している。

    セバスチャン、RB5の初走行の名誉を得ましたね。RB5は、現時点ですでに最も美しい2009年マシンと考えられていますが、ドライブしてみてどうでしたか?
    これまでは全てに満足しているよ。残念ながら、多くのマイレージを稼げなかったけど、マシンのフィーリングは素晴らしいよ。見た目も最高だよね!2日目と4日目にもう一度RB5をドライブするチャンスがあるので、かなり良いアイデアがえられるだろう。また木曜日に聞いてよ。

    何人かのドライバーは、ピットから出た瞬間に新車の素性がわかると主張しています。どう感じましたか?
    今日はあまり走行ができなかったし、全速力ではなかったので難しいね。朝早くにギアボックスに問題が生じてしまった。温度が上昇して、はっきりとした理由がわからなかったのでマシンを止めることに決めたんだ。現時点で準備ができている唯一のRB5だし、全部のテストを台無しにしたくはないからね。

    昨年と比較してダウンフォースの変化を知るのに十分に速く走ることはできましたか?
    昨年末のテストで、僕たちは今年と似たようなダウンフォースで走行した。マシンは現時点では、システムをチェックするために走行することの方が重要なんだ。だから、明らかに最終版ではない。でも、まったく悪い感じはしなかったね。リアウイングのサイズは見た感じ怪しいけど、大きな問題ではないと思うよ。非常に異なっているのは確かだけど、マシンの中はかなり似ているよ。

    より幅の広いフロントウイングは1周目の1コーナーで問題になりそうですか?
    そうなるかもしれない。フロントウイングはとても広いし、最初の数周は縁石にヒットしないか心配だったけど、その後は問題なかったよ。でも、確かにレースではフロントウイングが過去よりもかなり広いことを覚えていなければならない。気を付けないと、簡単に接触していまうと思う。そして、フロントウイングが無くなったことに気付くだろう。

    新車を手に入れるのに何ヶ月も待って、初日が予定通りに行かなかったことは、フランストレーションが溜まりましたか?
    フラストレーションはないよ。でも、同時に期待していたものでなかったのは明らかだし、うまくいかなったし、満足ではなかった。僕たちは昨晩、初走行のためにとても一生懸命作業していたし、中止を決断しなければならなかったけど、数日間でもっと多くの走行できるのは間違いない。今日のシェイクダウンは良かった。もっと多く走行するべきだっととしても、それが人生さ。

    マシンがメルボルンの前に初期の問題を消し去るためには、何日くらいの走行が必要ですか?
    16日。それで十分でなければならない。それは他の全てのチームも同じだ。確かに、テストが非常に制限されたので、時間がとても貴重だろいうことを忘れてはいけない。

    レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーによって発せられた「今、セバスチャン・ベッテルは我々のために走っている」というフレーズは、あなたとともにチームが完全に集中していて、成功がすぐそこまで来ていることを示唆しているように思います。それはプレッシャーになりませんか?
    そうなるべきだね!僕たちは成功するために集中しなければならない。僕も成功したいし、チームも成功を望んでいる。僕はチームが成功を望んでいることを理解している。僕たちは素晴らしいポテンシャルがあると思っている。僕たちはマシンを発表したけど、良いか悪いかを言うにはまだ早過ぎる。でも、僕はみんながとてもモティベーションを持って、最後まで行くと思っている。それが僕たちがここにいる理由だ。あまりプレッシャーは感じていないけど、チームの中で良い影響力を持っていると感じているし、それは良いことだね。だから、ベストでそれを使いたいね。

    あなたはチームの“リーダー”ですか?
    そうは思っていない。F1はチーム代表からトラックの運転手まで全員が重要なチームスポーツだと思っている。全体として機能しなければ、まったく機能しないんだ。

    3チームが、高い温度が新しいスリックタイヤのためにより有益なデータを与えると考えて、テストのためにバーレーンに行くことを決定しました。12月のように、スリックタイヤで十分な経験を得られないなら、ヨーロッパでのテストは問題になると思いますか?
    事実、この前テストした12月は、特にタイヤに関しては寒すぎた。僕たちは1年で決して直面しないコンディションに直面した。それが理由で、テストのためにバーレーン行くことは賢い移動だと思うけど、ここヨーロッパでテストするよりも高価であることも確かだ。今日は太陽が出ていて20度近くあってOKだった。でも、ポルトガルの12月のテストで見たように、ここヨーロッパでのリスクは非常に高い。悪天候は4日間のテストを台無しにするからね。

    あなたは2つの新しいヘルメットデザインを持っています。それらには、どんなストーリがありますか?
    たいていはレッドブルの同じデザインだ。でも、上部は遊びたいし、変えたい。上部と前面はいつも異なる見た目にしたいんだ。ヘルメットデザイナーと一緒に知恵を絞って、装飾的なモチーフを探して、スタイルを混ぜているよ。

    主要諸元表:レッドブル RB5

  • レッドブル、トタルとパートナー契約

    レッドブル、トタルとパートナー契約

    レッドブルは9日、トタル(TOTAL)とパートナー契約を結んだことを発表した。

    世界最大級の石油・ガス企業のトタルは、燃料とエンジンおよびギアボックス用のオイルを供給する。

    レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは「我々はトタルをレッドブル・レーシングに迎えられ、とてもうれしく思う」とコメント

    「トタルは、我々のテクニカルパフォーマンスに多大な貢献をしてくれるだろう。KERのS導入で負担が増し、新しいルールでは、エンジンはこれまでで最も長いサイクルで使用していかねばならない。潤滑剤はエンジンだけでなくギアボックスにとっても信頼性を確実にする際に重要な役割を果たすだろう」

    「我々のエンジンパートナーであるルノーと密接に働く上でも、適切な燃料と潤滑剤はエネルギー出力と燃費にポジティブな効果をもたらすことができる」

    トタルは今シーズン、ルノーとスポンサー契約を結んでいる。

  • レッドブル RB5の空力処理

    レッドブル RB5の空力処理

    レッドブル RB5が満を持して登場した。レッドブルは、他チームよりギリギリまで設計に時間をかける戦略をとった。

    エイドリアン・ニューウェイによりデザインされたRB5は、ニューウェイらしい大胆なデザインが特徴だ。

    RB5は、マシン全体の面積を最小限に抑えて重心を低く抑えることで、縮小されたディフューザへの気流に重点を置いて設計されているように思われる。

    RB5は、フロントウイングから非常に複雑な形状を採用している。基本的にメインプレートは、2段にスリッドが入れられ、3つのエレメントで構成されたデザインとなっている。その上に、エンドプレートから2つに分割されたフラップが装着され、部分的に可変する仕組みとなっている。エンドプレートは、外側に湾曲しフロントタイヤ周りの気流を整える。

    RB5:複雑な形状のフロントウイング RB5:ノーズは細く、前方に延ばされている

    細いノーズは、トヨタTF109のように高い位置に設定されるが、RB5はノーズ先端が長く前方に伸びている。丸みを帯びた形状が美しい。

    ノーズ上部の処理は非常に特徴的。中央部がえぐられ、両端が張り出した形状となっている。ある種ホーンウイング的な処理を狙っているように感じられる。

    ノーズ下部は、美しい曲線で絞り込まれ、後方にはゴルフクラブのヘッドのようなツールが装着されているが、これはデータ収集用のセンサーとのこと。ステアリングアームは、上下のウィッシュボーンの間に設置されている。

    RB5:ノーズ上面の処理は個性的 RB5:大型のポッドウイングとターニングベーン

    サイドポッドは、フェラーリF60のように前方を短くし、大型のポッドウイングとタニングベーンが装着される。サイドミラーは、サイドポッドに脚部を取り付け設置。RB4でも初期にこの形を採用したが、その後コックピット脇に移動された。吸気口は広く高い形状。これは冷却よりも整流を重視した形状といえる。

    マシン後半は、どこかマクラーレンを連想させるデザイン。サイドポッド自体は非常に小さく、後方に向かって低く細く絞り込まれ、リアホイールとの間のスペースを最大化している。下部にアンダーカットは施されず、その代わりに床面がリアタイヤ周囲に広げられている。

    RB5:マシン後方は細く絞り込まれ、スペースを最大化 RB5:インダクション下部にはマクラーレン式の支柱を採用

    インダクションボックス下部には、マクラーレンのように下部に2本の支柱が設置される。エンジンカバーにシャークフィンは採用されていないが、後部が極端に落ち込んだ独特の形状を採用している。エンジンカバーの両側には、熱気を逃すための取りはずし可能な2枚のパネルがある。1枚はエンジンカバーの先端近くにあり、もう1枚は排気管上のペイントされていない部分にある。

    RB5のリア部分はかなりコンパクトにまとめられており、リアダンパーにはプルロッドのような解釈が用いられている。アームは、ホイールからエンジンとギアボックスに向けて下向きに通してあり、マシンの重心を低く抑えている。

    RB5:ディフューザの処理はトヨタのとった手法に似ている RB5:リアウイングのエンドプレートの処置は独特

    ディフューザ形状は、上向きに傾斜しており、トヨタと同様の解釈といえる。ビームウイングは、上部ウィッシュボーンの巧妙な形状により補強され、完全にギアボックスの上に位置している。こうすることにより合法的なウイングレットとなり、ビームウイングに対する気流を改善できる。

    リアウイングにも独自の解釈がみられ、エンドプレートはディフューザの高さまで延長されている。

    主要諸元表:レッドブル RB5

  • レッドブル RB5

    レッドブル RB5

    RED BULL RB5 RENAULT
    レッドブルの2009年F1マシン「RB5」。デザインはエイドリアン・ニューウェイが手掛け、細いフロントノーズや流れるようなボディワークが特徴。ルノー製エンジンを搭載。

    レッドブル RB5主要諸元表

    シャシー コンポジット・モノコック構造、ルノーV8エンジン搭載(ストレスメンバー)
    トランスミッション 縦置き7速ギヤボックス
    油圧式パワーシフト及びクラッチ・オペレーション
    APレーシング社製クラッチ
    ホイール OZ Racing社製
    フロント:12.7インチ x 13インチ
    リヤ: 13.4インチ x 13インチ
    タイヤ ブリヂストン
    サスペンション アルミニウム合金製アップライト、カーボン製上下ウィッシュボーン及びプッシュロッド、トーションバー・スプリング、アンチロールバー、マルチマチック社製ダンパー
    ブレーキ ブレンボ社製キャリパー、ブレンボ社製カーボンディスク及びパッド
    電子部品 FIA(MES製)標準コントロールユニット
    燃料 トタル・グループ
    KERS ルノーF1 / マネッティ・マレリ
       
    レッドブル RB5 フロント レッドブル RB5 サイド
       
    <エンジン>  
    エンジン ルノーRS27エンジン
    シリンダー数 8
    排気量 2,400cc
    バルブ数 32
    最大回転数 18,000rpm
    シリンダーバンク角 90度
    エンジン構造 アルミ鋳造製シリンダーブロック
    エンジン・マネージメント FIA(MES製)標準コントロールユニット TAG310B
    オイル トタル・グループ
    点火装置 マニエッティ・マレリ社製
    重量 95kg (FIA最小重量)

    関連:レッドブル RB5の空力処理

  • セバスチャン・ベッテル:コメント (レッドブル RB5発表会)

    セバスチャン・ベッテル:コメント (レッドブル RB5発表会)

    セバスチャン・ベッテル (Sebastian Vettel)
    「大きなトラブルなくクルマを走らせることができて良かったが、パフォーマンスについてコメントするにはまだちょっと早すぎる」

    「昨年度のクルマとは大きく異なるので、今は全てのシステムのチェックに専念している。再びレースカーを走らせることができて嬉しい。まるで、これからオーストラリアに行くみたいな気分だ。」

    「ミラーを見た時は変な気分だった。ウィングの端も何も、後ろに何も見えないんだからね。見えるのはリヤタイヤだけ。かなり殺風景だね。ノーズの形も違うので、前から見た感じも以前とは異なる。でも、すぐに慣れるだろう」

    関連:トヨタ TF109の空力処理

  • マーク・ウェバー:コメント (レッドブル RB5 発表会)

    マーク・ウェバー:コメント (レッドブル RB5 発表会)

    マーク・ウェバー (Mark Webber)
    「退屈なインスタレーションラップや走り込みはセブにやらせようと思ってね」

    「骨折以来初めてF1カーに乗るので、水曜日はクルマのテストであると同時にぼくのテストでもある。メルボルンへ向けてトレーニング・プログラムを組んでいるので、今回のテストを足掛かりに、ホームレースまでにレースを戦えるコンディションに持って行きたいと思う」

    「クルマは素晴らしい仕上がりなので、運転するのが楽しみだ」

    関連:トヨタ TF109の空力処理

  • クリスチャン・ホーナー:コメント (レッドブル RB5 発表会)

    クリスチャン・ホーナー:コメント (レッドブル RB5 発表会)

    クリスチャン・ホーナー (レッドブル チーム代表)
    「今日のここヘレスでの走行は、レッドブル・テクノロジーとレッドブル・レーシングのメンバー全員の何ヶ月にも及ぶ努力の積み重ねがあったからこそ実現した」

    「新車発表というのは、興奮と緊張の瞬間だ。チームのオペレーションに関しては以前に増して安定しているので、今年はそのメリットがあると思う。技術チームのキープレイヤー全員がチームに2年以上いるメンバーだし、彼らがデザインしたクルマによってセバスチャン・ベッテルは2008年度のレース優勝を果たしている。新しいルールになったから優勝できないという理由はない」

    「ふたりのドライバーに関しても期待している。マークは脚の骨折から短期間で素晴らしい回復を遂げ、シーズン前の準備への影響を最小限にとどめることができた。セバスチャンは今F1で最も期待されている若手ドライバーだ。ルーキーイヤーで素晴らしい結果を出して今後へ繋げていこうと考えているだろう」

    関連:トヨタ TF109の空力処理

  • エイドリアン・ニューウェイ、RB5の設計を語る

    エイドリアン・ニューウェイ、RB5の設計を語る

    レッドブルのチーム・テクニカル・オフィサーであるエイドリアン・ニューウェイが、レッドブル RB5のデザインの経緯を語った。

    ルール変更の感想は?
    大規模なルール変更は久しぶりなので、今日は緊張している。なぜなら、新ルールは新しいアイデアが生まれるチャンスでもあるが、他のチームが自分が考えにも及ばなかったような事を考えている可能性も十分にある。ここ数ヶ月は、短期間にやらなければならないことが多すぎてマクラーレンの初年度以来の忙しさだった。昨年4月にスタートして以来全力で取り組んできた。

    一番大変だったことは?
    KERSを扱うにあたっての重量配分は難しい挑戦だった。スリックタイヤの復活でウェイトを少し前主軸寄りにしなければならないことは明白だったのだが、KERSで車体後方が重くなってしまうんだ。これは、バラストを動かすことで調整できる余地がほとんどないことを意味する。ドライバーの体重もこの問題に影響を与える。ホイールベースを通してクルマを動かすこともできるが、これは空力的な不利益が発生する可能性が高い。

    ライバルチームよりもクルマの発表が遅かったことは有利でしたか?
    もちろん他のクルマの写真は見たが、研究する余裕はなかったので、そういった意味ではメリットはなかった。しかし、その時間を使って自分たちの解決策をより細かく検討することができた。他のチームよりもスタッフの人数が少ない分、風洞実験にかけることができる時間も少なかった。リソースが少ない部分を補うために時間をかけたということだ。

    新レギュレーションによって、オーバーテイクにも変化が見られるようになるのでしょうか?
    これほどの規模のレギュレーション変更なので、ポールポジションと最後尾のクルマのラップタイムが昨年度よりも大きく開くだろう。昨年度はタイムも僅差で、異なる4、5のメーカーがレース優勝を果たすという、F1では久しぶりに見るシーズンだった。今年はそうはならないだろう。たとえオーバーテイクの数が増えたとしても、クルマの性能の差が大きくなるという事実は変わらない。

    コックピット内のドライバーの足位置の高さは昨年度と大きく異なりますか?
    昨年よりも高い位置だが、それほど大きな変化はない。

    クルマの外観の変化は明らかですが、その他に新しい点はありますか?
    シャシー底面がこれまでのようにフラットではなく、V字のセクションがある。

    リヤサスペンションにはプッシュロッドではなくプルロッドが用いられていますが、なぜですか?また、フロントウィングがあのような形状になったのはなぜですか?
    ひとえに新しい空力パッケージに合わせるためにやったことだ。車体後方にきれいな空気の流れを作りたかった。その解決策のひとつとしてプルロッドを使った。フロントウィングに関しては、結果的にあのような形になった。解決策は様々あると思うが、大規模なルール変更があった時のクルマのデザインは、自分たちがレギュレーションに一番適していると感じる一般的なルートやコンセプトで妥協しなければならない。全てのチームが同じルートを辿るわけではない。しかし、どのデザインがベストかは2,3年のうちに分かる。そのぐらい経てば、クルマのデザインがひとつに集中してくるからだ。しかし今年はチームによってかなりの差が出るだろう。

    新ルールになったことによって、トップチームとの差を縮めることができますか?
    それは分からない。しかし、レギュレーションの変更がある時は楽しい。すでに出来上がっているテーマを少しずつ進化させる作業ではなく、白紙からスタートするチャンスだからだ。これがレッドブル・レーシングにとってメリットになるか否かは何とも言い難い。最高の解決策を見出すことができればチームのためになるが、ルール変更は様々な方法を模索できる規模の大きなチームだけにしか適さない場合もある。

    RB5のデザインは、あなたのアグレッシブさの表れだと言えますか?
    そうだ。過去のものとはかなり異なったアグレッシブなデザインだが、エンジニアリング的にも理に適ったものであることを願う。思いつきだけではなく、本当にパフォーマンスにメリットがあるということを確認するだけの理性が必用だ。ただ、目立つためにやるだけではだめだ。RB5はその結果だ。

    KERSはオーストラリアで使いますか?
    準備ができたと感じた時に使うつもりだ。その方が断然メリットが大きい。コスト的にも見合わないとレースに投入できない。例えば海外の遠征レースには高額の輸送費がかかる。現時点では、KERSがドライバーのオーバーテイクの際の助けになるのか、まだはっきりしていない。KERSを使わないことの一番のリスクは、おそらくスタートもしくはセイフティカー導入時の再スタートでオーバーテイクされる可能性があるということだろう。

    主要諸元表:レッドブル RB5