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  • アイザック・ハジャー レッドブルF1昇格に意欲「2026年なら話は別」

    アイザック・ハジャー レッドブルF1昇格に意欲「2026年なら話は別」

    アイザック・ハジャーは、今季中のレッドブル・レーシング昇格には関心を示さない一方で、全チームが次世代マシンを投入する2026年のレギュレーション刷新を見据えれば魅力的な選択肢になると認めた。

    先週末のザントフォールトでF1初表彰台を獲得したばかりのハジャーは、近い将来、4度のF1世界王者マックス・フェルスタッペンのチームメイト候補として有力視されている。

    しかし当面のところ、このフランス人は新人シーズンの勢いを固めることに集中しており、木曜にモンツァで記者団に語った。

    「正直に言うと、シーズン序盤に『今年レッドブルに飛び込む準備はできているか』と聞かれたけど、その答えは今でもノーだ。今はそうする意味があるとは思っていない」とハジャーは説明した。

    2026年は新たなスタート
    ハジャーはシーズン途中での移籍を考えていないが、2026年の大規模な技術レギュレーション刷新は変化の自然なタイミングだと捉えている。

    「でも『26年は別の話だ。チームにとって全く新しいスタートになるからだ。『セカンドカー』の話なんて出ないだろう」とハジャーは続けた。

    「なぜなら全員にとって新しいマシンだからだ。クルマを正しい方向に導く必要がある段階に入る。だから、これは本当に面白いと思う」

    20歳の彼は、レッドブルのシートは常に頭の片隅にあるものの、焦点はあくまで2025年残りのレースにあると付け加えた。

    「もちろん頭の中にはある。まだ9レース残っていて、良い仕事を続けられることを証明しないといけない」と語った。

    アイザック・ハジャー F1 レッドブル・レーシング

    レッドブル首脳との会話はまだなし
    レッドブルは近年、大幅なドライバー入れ替えを行ってきた。2024年末でセルジオ・ペレスと袂を分かち、2025年にリアム・ローソンを起用。その後、ローソンの短い在籍を経て角田裕毅をトップチームに昇格させた。

    好調なパフォーマンスを見せているにもかかわらず、ハジャーはレッドブルのモータースポーツアドバイザー、ヘルムート・マルコやレーシングブルズのチーム代表ローラン・メキースと将来の昇格についてまだ話していないことを明かした。

    「僕自身は(会話を)していない。近いうちに始まるとは思うけど、正直急いではいない」と彼は認めた。

    ハジャーのルーキーシーズンはここまで37ポイントを獲得しランキング10位につけるなど、2025年の新人の中でも際立つ存在となっている。

    オランダでの表彰台はその潜在力を証明した一方、キャリアの進め方を慎重に見極める姿勢も示した。

    2026年にF1の次世代マシンが登場すれば、ハジャーの忍耐は実を結ぶかもしれない。今後の活躍次第では、レッドブルの長期的な将来における中心人物となる可能性が高い。

  • 角田裕毅 F1オランダGPの戦略上の不運をレッドブル代表メキースが説明

    角田裕毅 F1オランダGPの戦略上の不運をレッドブル代表メキースが説明

    角田裕毅は、F1オランダGPで12番手スタートから9位でフィニッシュした。リアム・ローソンと交代してレッドブルに加入して以来、ポイントを獲得したのはわずか4回目の週末だった。しかし、このレースは角田にとって「本来なら」という要素が多く、レッドブルのローラン・メキース代表が戦略面での苦戦を明かした。

    25歳の角田は、これまでマックス・フェルスタッペンのチームメイトを務めてきたドライバーたちと同様に、セカンドカーでのパフォーマンスに苦しんできた。

    今回のザントフォールトでの結果は、レッドブル加入後13戦でスプリントを除いて4度目のポイント獲得にとどまった。一方でフェルスタッペンは表彰台を獲得している。

    角田裕毅はソフトタイヤで12番グリッドからスタートし、最初のピットストップ前にはポイント圏内を走行していた。クリスチャン・ホーナーの後任として新たにチーム代表に就任したローラン・メキースは、ピット戦略とセーフティカーのタイミングが角田に不利に働いたと説明した。

    「裕毅は最初のセーフティカーのタイミングで少し不運だった。ピットを済ませていたのは彼とシャルルだけで、だから4〜5ポジションを失った。みんなが安い(ピット)ストップを得られたからね。でもその前はアントネッリの前にいた。普通のサイクルを考えれば、最終的に7位あたりにいたはずだ。だから少し不運だった」とメキースはオランダGPでメディアに語った。

    ルイス・ハミルトンが23周目にクラッシュしたのは、角田がピットを終えた直後であり、それによってライバルたちは安いピットストップを得た。それでも角田はクラッシュやペナルティに助けられながらも順位を上げ、ポイントを獲得することに成功した。しかし、不運なセーフティカーのタイミングだけが角田を苦しめたわけではなかった。

    角田裕毅 F1 オランダGP

    ローラン・メキース、オランダGPでの角田裕毅の最終スティントの問題を説明
    角田裕毅が最終ピットストップを終えた後、彼はオリバー・ベアマン、ランス・ストロール、そしてフェルナンド・アロンソの後ろでコースに戻った。ベアマンとストロールは、古いタイヤを履いたアロンソをオーバーテイクすることができたが、角田はパワーユニットに問題を報告した。メキースはレース後にその状況を明かし、次のように語った。

    「誤解のないように言うと、PUの問題ではなかった。最終スティント後に間違ったマップにロックされてしまったんだ。基本的に、ピットレーンに入るときにマップを変えるんだけど、戻さないと残りの時間ずっとそのままになる。今回それが起きてしまった。だから彼は最後を本当に扱いにくいスロットルマップで走らざるを得なかった」

    角田裕毅は現在、フルタイム参戦ドライバーの中でランキング最下位の19位に沈んでおり、獲得ポイントはわずか12にとどまっている。

  • ヘルムート・マルコ 「ハジャーはレッドブルF1の2台目の重圧に耐えられる」

    ヘルムート・マルコ 「ハジャーはレッドブルF1の2台目の重圧に耐えられる」

    オスカー・ピアストリがF1タイトル争いで完璧な一日を過ごした一方で、オランダGPの最大の勝者はアイザック・ハジャーだったかもしれない。

    ハジャーは自身初の表彰台を獲得し、その内容も印象的なものだった。新人ながらレーシングブルズを予選4番手に並べ、決勝でも冷静に走り切った。後方からの激しいプレッシャーにも屈せず、ランド・ノリスのリタイアで順位をひとつ上げ、F1初の表彰台を確保した。

    その走りは、レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコに強い印象を残した。

    「彼は本当にハードに戦わなければならなかったんだ」レース後にマルコはMotorsport.comに語った。「僕はラッセルが何度も彼に仕掛けるのを見た。そしてもう一人はルクレールだ。彼らは本気で挑んだが、彼は冷静さを保ち、何も間違えなかった。だから、そうだね、いいやつが出てきたよ」

    マルコはSky Sportsに対しても「仮に4位でも大きな成果だったが、今は表彰台だ。これはさらに驚きだ。彼はそれに値する」と称賛を送った。

    “リトル・プロスト”と呼ばれる才能
    マルコは以前からハジャーを“四度の世界王者アラン・プロストを彷彿とさせる『リトル・プロスト』”と呼んできた。プロストは分析的かつ知的なレース運びで知られるが、マルコはハジャーにその資質を重ねている。

    「我々が彼を選んだのは、特別なものがあると知っていたからだ。初期の頃から彼を『リトル・プロスト』と呼んでいたが、人々は笑っていた。だが今や彼は結果を示した」

    「新しいサーキットに来ても3周で競争力を発揮する。金曜にはエンジントラブルでセッションを丸々ひとつ失い、もうひとつも半分しか走れなかった。それでも彼は気にせず『自分には速さがある。予選でトップ5に入る』と言ったんだ。そしてその通りに2列目を獲得した」

    アイザック・ハジャー F1 ヘルムート・マルコ レッドブル・レーシング

    レッドブル・レーシング昇格への可能性
    当然ながら、この走りはハジャーが来季レッドブルに昇格する準備が整っているのかという議論を呼び起こす。ここ数年、マックス・フェルスタッペンはすべてのチームメイトを圧倒してきたため、あまりに早い昇格はキャリアを危うくするリスクもある。

    しかしマルコは「アイザックは違う」と強調する。20歳の才能がレッドブルのセカンドシートの重圧に耐えられるかと問われると、オーストリア人はうなずき、同意を示した。

    「自己信頼も際立っている」とマルコは述べた。「彼の精神的な強さは、オランダGPの週末を通して証明された」

    ただし、ハジャーの将来についての最終判断はまだ下されていない。レッドブル昇格が有力視される一方で、マルコは「それは後で決める」と言葉を濁した。

  • フェルスタッペンとハジャー レッドブルF1でコンビ結成の可能性を語る

    フェルスタッペンとハジャー レッドブルF1でコンビ結成の可能性を語る

    F1オランダGP後の記者会見で、表彰台に立ったマックス・フェルスタッペンとアイザック・ハジャーが、将来レッドブルでチームメイトになる可能性について問われ、ユーモアを交えて答える場面があった。

    ジャーナリストから「今日の結果を受けて、ハジャーが将来レッドブルに昇格した場合、チーム内のダイナミクスはどうなるか?」と質問されると、フェルスタッペンは笑いながら「ひどいことになるね。冗談だよ」と返し、会場を沸かせた。

    すかさずハジャーも「マックスの隣には行きたくない。彼が嫌いだから(笑)」と冗談で応じ、会場はさらに大きな笑いに包まれた。

    しかし、その後のやり取りでは互いの実力を認め合う発言が続いた。ハジャーはフェルスタッペンについて「彼はずっと僕のリファレンスだった。レースを通して2、3秒後ろで走り、彼と一緒に母国で表彰台に立てたのは本当にクールだ」と敬意を示した。

    一方のフェルスタッペンもルーキーの快挙を称賛。「新人でこのクルマに乗るのは簡単じゃない。彼がここで表彰台を取ったのは完全にふさわしいことだ。週末全体で素晴らしかったし、レースも立派だった」とコメントし、若きチームメイト候補に太鼓判を押した。

    冗談と敬意が交錯したやり取りは、将来の“レッドブル・コンビ”を想像させるものであり、会見場を大いに盛り上げた。

    マックス・フェルスタッペン アイザック・ハジャー F1 オランダGP レッドブル

  • 角田裕毅 レッドブルF1での2026年去就「急ぐ必要ない」とメキース代表

    角田裕毅 レッドブルF1での2026年去就「急ぐ必要ない」とメキース代表

    角田裕毅(レッドブル)は2026年の去就が依然として不透明な状況にある。今季第3戦から起用されて以降、苦戦が続きランキング18位にとどまっているが、直近のベルギーGPでは予選7位を獲得するなど改善の兆しも見せている。

    レッドブル代表のローラン・メキースは、角田裕毅の今後について「急ぐ必要はない」と強調。シーズン残り10戦でのパフォーマンスを見極めたうえで判断を下す方針を示しており、2026年のドライバーラインナップ決定は先送りされることになった。

    レッドブル代表のローラン・メキースは、マックス・フェルスタッペンのチームメイトを誰にするかという2026年の決定について「急ぐ必要はない」と語った。

    4度のワールドチャンピオンであるフェルスタッペンの現在のチームメイトである角田裕毅は、2025年シーズン第3戦からリアム・ローソンに代わって起用されたものの、これまでにわずか7ポイントの獲得にとどまり、ランキング18位に沈んでいる。そのため角田はまだ来季の契約を得ていない。だが、レッドブルは長年この“2台目のシート問題”に頭を悩ませており、角田のみならずローソン、セルジオ・ペレス、アレクサンダー・アルボン、ピエール・ガスリーといった歴代セカンドドライバーも苦戦を強いられてきた。

    レッドブルは、ジュニアチームのレーシングブルズをF1に擁するという“贅沢な立場”を背景に、素早いドライバー交代で知られている。しかしメキースは、直近2戦で角田に改善が見られ、特にベルギーGPでは今季最高の予選7位を記録したことから、現時点での即断は不要だと判断している。

    角田裕毅 F1 レッドブル

    「現実的に言えば、我々には急ぐ理由がない」と、7月のクリスチャン・ホーナー退任後にチーム代表に就任したメキースはCanal+に語った。

    「我々は角田をマシンに乗せられていることを幸運に思っているし、レーシングブルズも非常にうまく機能している。そこでは若手ドライバーの評価も可能だ。角田はスパで、そしてブダペストでも、マックスとの差という点で確かな前進を見せた。ブダペストでは我々全体が競争力を欠いていたためあまり目立たなかったがね」

    「だから様子を見ている。リアムはレーシングブルズで大きな進歩を遂げているし、アイザック(ハジャー)はシーズン序盤から並外れた働きを見せ、毎レース我々を驚かせ続けている。レッドブルの立場からすれば、なぜ急いで決断しなければならないのか理解しがたいだろう」

    メキースは、したがってレッドブルの焦点は2025年残りシーズンにあると強調した。現在チームはコンストラクターズ選手権4位につけ、3位メルセデスとの差は42ポイントだ。

    「我々は周囲からの質問や焦りの声を理解している」と彼は付け加えた。「だが我々にとっては、まず残りシーズンでドライバーたちを可能な限り良い状況に置くことが最優先だ。そして数か月後にどこにいるかを見極める。まだ10戦残っている。その上で、関係する全員にとって最良の決断を下すことになる」

  • 角田裕毅 レッドブルF1での将来は「10月頃まであと数戦を観察」とマルコ

    角田裕毅 レッドブルF1での将来は「10月頃まであと数戦を観察」とマルコ

    角田裕毅は、レッドブルF1での将来を懸けて重要な戦いに挑んでいる。来季のチーム体制はいまだ確定しておらず、モータースポーツアドバイザーのヘルムート・マルコは「10月頃まであと数戦を観察する」と述べ、判断を先送りする考えを明らかにした。

    昇格後は苦戦が続いた角田裕毅だが、最新のアップグレードを受けてからは改善を見せ、直近のレースでは手応えを感じ始めている。残留を目指す角田裕毅にとって、この数戦が大きな試金石となる。

    マックス・フェルスタッペンの2026年のチームメイトが誰になるのかは、いまだ不透明だ。リアム・ローソンはセルジオ・ペレスのシートを与えられたが、わずか2戦でレッドブルから降ろされた。角田裕毅はチームでのチャンスを得てから苦戦を強いられ、わずかなポイントしか獲得できていない。特に今年印象的な活躍を見せているアイザック・ハジャーの存在を考えれば、レッドブルが変更に踏み切る可能性は高い。ハジャーは今季のF1ルーキー・オブ・ザ・シーズンと広く見なされているが、フェルスタッペンと渡り合う準備ができているかは不明だ。

    マルコは少なくともあと1カ月は決定を下さないことを認めた。Skyドイツに対してマルコはこう語った。
    「我々はオプションを延長した。正確に言えば、ドライバーたちが我々との契約を延長したんだ。だから9月か10月頃まで、あと数戦を観察したいと思っている。それから決定を下すことになる」

    角田裕毅はレッドブル昇格後、全体的には失望させる結果が多かったが、ここ数戦で改善を見せている。これは、レッドブルから最新のアップグレードパッケージを与えられ、マシン性能が平等になったことが大きい。

    角田裕毅 レッドブル F1 レッドブル・レーシング

    将来について問われた角田裕毅は「もしかすると、ヘルムートは僕をレーシングブルズに戻すことを頭の片隅で考えているかもしれません。正直、彼が何を考えているのか僕にはわかりません」と語った。

    「でも今のところは、彼が僕にパフォーマンスを示してほしいと思っているのは理解しています。実際、この2戦はアップグレードを受けてからなので、あのパフォーマンスからの評価が少しはあったと思います。実際、それ以前とは大きな違いがありました。それが彼にとっても僕にとっても、この状況をもう少し見極めるための時間を与えてくれていると思います」

    「彼は僕をかなりサポートしてくれました。ただ当然ですが、彼はとても率直な人物です。彼はチームのためにここにいて、できるだけ多くのポイントを獲得したいと思っています。だから僕は確実に結果を出さなければなりません」

    「でも、僕の理解が正しければ、彼はまだレッドブルにとって何がベストかを決めるのを少し待っているんだと思います。そしてレーシングブルズがどうなるかはわかりませんが、彼らは今かなり良いパフォーマンスをしていますし、僕が長く所属してきたチームです。だから、もちろん僕の最大の目標はレッドブルに残ることです。でも、どうなるか見てみましょう」

  • レッドブル F1ベルギーGPに向けてRB21に5つの大型アップグレードを投入

    レッドブル F1ベルギーGPに向けてRB21に5つの大型アップグレードを投入

    レッドブル・レーシングは、2025年のF1世界選手権第13戦ベルギーGPに向けて、RB21に今季最大級のアップグレードを施した。今回の変更は、来季マシン開発への完全移行前に行われる最後の大規模アップデートのひとつと見られている。

    今回のアップグレードは、直近のフロア改良に続くもので、複数の重要エリアに渡っている。対象となったのは、フロントウイング、サイドポッドのインレット、エンジンカバーなどだ。

    フロントウイング
    第1および第2エレメントのキャンバーと迎角(インシデンス)が変更され、それに伴い他のフラップもボディワーク規定に適合するよう調整された。
    これにより、最初の2つのエレメントにおける圧力分布を見直し、ダウンフォースの増加を狙っている。

    レッドブル・レーシング F1 ベルギーGP フロントウイング

    サイドポッドインレット
    エンジン冷却が重要となるサーキットへの対応として、従来2つに分かれていたインレットを1つに統合。さらに上部開口部を拡大している。

    レッドブル・レーシング F1 ベルギーGP サイドポッドインレット

    エンジンカバー
    サイドポッドインレットの変更に伴い、トップボディワークの分割ラインが変わったため、エンジンカバーも空力的に整合させて再設計された。これにより、フロアへの空気の流れとの連携が強化されている。
    加えて、リアサスペンションのシュラウド(覆い)も新たなボディ形状に適応するように変更された。

    レッドブル・レーシング F1 ベルギーGP エンジンカバー

    フロントサスペンション
    インボード側のフェアリングにキャンバーが追加され、新型サイドポッドインレットに必要な圧力供給を助ける設計となっている。

    レッドブル・レーシング F1 ベルギーGP フロントサスペンション

    ブレーキダクトボディワーク
    リアホイール周辺のロアカスケード(下層の空力構造)にわずかな変更が加えられた。より大きなキャンバーが付与され、エンドプレートにはトレーリングエッジのトリムが施されており、追加のダウンフォース生成が狙いとされている。

    レッドブル・レーシング F1 ベルギーGP ブレーキダクトボディワーク

    ちなみに、F1ベルギーGPでこのアップグレードが投入されるのはマックス・フェルスタッペンのみ。角田裕毅は、本人曰く「2ステップ遅れたパッケージ」を走らせる。

  • 角田裕毅への信頼をレッドブルF1代表メキースが強調「スピードは消えない」

    角田裕毅への信頼をレッドブルF1代表メキースが強調「スピードは消えない」

    レッドブル・レーシングの新チーム代表ローラン・メキースは、2025年F1ベルギーGPを迎えるにあたり、角田裕毅に対する信頼と期待を明確に示した。

    F1.comとの独占インタビューで語った内容からは、速さを備えた角田裕毅をチーム全体で支え、課題の解決とポテンシャルの最大化に取り組んでいる様子がうかがえる。

    「裕毅は速い。それは間違いない。そして、スピードというのは簡単に消えるものじゃない」とメキースは断言した。

    現在、レッドブルはチームとしてパフォーマンスの再構築に取り組んでおり、特にドライビングが難しいとされるマシンを角田が操っている状況だ。そうした中でも、チームは全力でサポートしているという。

    「状況は厳しいが、チームは彼を全面的に支えている。今つなげるべき点をひとつずつつないでいこうとしているんだ。チームとの関係も非常に良好だし、近いうちに彼本来の力を発揮してくれると確信している」

    メキースは角田の前任地であるレーシングブルズでともに仕事をしており、彼の能力とチームとの融合力を間近で見てきた人物だ。その経験が、現在のレッドブルにおける角田のポジションと将来に対する明確な見通しにつながっている。

    ローラン・メキース(レッドブル・レーシング)ローラン・メキースは、かつてレーシングブルズで角田裕毅を率いていた経験を持つ。

    フェルスタッペン残留の鍵は「最高のマシンを用意すること」

    また、もう一人のレッドブルのキードライバー、マックス・フェルスタッペンの去就も注目される中、メキースはチームとして変わらぬ支援を続ける姿勢を強調した。

    「真実は、我々はマックスに全力を尽くしているということ。だからこそ、彼に最高のクルマを提供することが我々の最優先なんだ。それがチーム全員の望みなんだよ」

    「マックスはこのプロジェクトの中心だ。彼の魔法はサーキットで不可欠だし、長年チームに貢献してきたからこそ、次なる競争力を築くうえでも彼の意見が必要なんだ」

    フェルスタッペンは2028年まで契約を結んでいるものの、チーム状況やパフォーマンスの低迷を背景に去就が取り沙汰されている。メキースとしては、ドライバーにとって理想的な環境を整えることが最良の説得材料であるとの考えだ。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)スパでメディア対応するマックス・フェルスタッペン。

    「才能ある人材の力を引き出す環境を整える」

    メキースは現在、就任からわずか2週間という短い時間ながら、チームの内部に深く入り込み、再建への足がかりを模索している。焦点を当てているのは、何よりも「人」だ。

    「要は、才能ある人々が力を発揮できる環境とツールを整えること。その魔法を引き出せるようにね」

    その中にはもちろん、角田裕毅も含まれている。

  • F1とFIA、抗議金の大幅引き上げを検討 レッドブルの抗議が議論の導火線

    F1とFIA、抗議金の大幅引き上げを検討 レッドブルの抗議が議論の導火線

    F1とFIA(国際自動車連盟)は、抗議・上訴・再審請求にかかる保証金の大幅な引き上げを検討している。これは7月23日(水)にロンドンで開催されたF1コミッションの会合で正式に議題として取り上げられたもので、抗議制度が戦略的に乱用されているとの懸念を受けた動きだ。

    会議はF1 CEOのステファノ・ドメニカリとFIAシングルシーターディレクターのニコラス・トンバジスが主導し、現行の保証金額──抗議にはわずか2000ユーロ──では、根拠のない抗議を抑制するには不十分だとの認識が共有された。

    レッドブルの抗議が議論の導火線に
    今回の検討の引き金となったのは、レッドブルがメルセデスのジョージ・ラッセルに対して起こした2件の抗議だ。

    1件目はマイアミGPで、レッドブルはラッセルが黄旗下で十分に減速しなかったと主張したが、FIAはこれを却下。
    2件目はカナダGP後に提出されたもので、ラッセルがセーフティカー中に不安定な走行を行ったと訴えたが、これも退けられた。

    こうした一連の抗議が、「現状では費用負担が少なすぎるため、戦略的な嫌がらせとして抗議が乱発されかねない」との不安をチーム関係者や関係筋の間で強める結果となった。

    FIAは公式声明の中で、次のように言及している。

    「抗議、上訴および再審請求の保証金について、金額の見直しを前提とした評価を行うことで合意された。さらに、調査開始に対する料金の導入についても議論された」

    F1 国際自動車連盟(FIA)

    ザク・ブラウン「言うなら金を出せ」
    マクラーレン・レーシングCEOのザク・ブラウンは、メルセデスのトト・ヴォルフとともに、制度改革の必要性を強く訴えている一人だ。

    PlanetF1のインタビューでブラウンは、レッドブルを名指しすることなく、「あるチームが、実体のない訴えを競争妨害の手段として用いている」と指摘した。

    「FIAの貴重な時間とリソースが無駄にされている。われわれのような競技団体が、FIAにそんなことをさせている場合じゃないと思う」と語る。

    その上で、抗議は本質的に必要な制度であるとしつつ、軽率な申し立てを抑制するために金銭的なハードルを設けるべきだと強調した。

    「もし他チームに何か言いたいなら、もちろん構わない。ただし、しかるべきプロセスに従って、相応の金を出すべきだ。その金額は簡単には無視できない額であるべきだし、コストキャップの中に含まれるべきだ」

    「もし疑いが事実と判明すれば、その金は返還される。しかし、根拠がなかったり、軽率だったと判断されれば、金は返ってこないし、コストキャップにも影響する」

    「チームが『この抗議に2万5千ドル、あるいは5万ドルかかるけど、単なる嫌がらせのためだけにそれだけ払うか?』と悩むようになれば、その金はむしろ新しいフロントウイングかリアウイングの開発に使った方がいいと思うはずだ。現状は行き過ぎている」

    ブラウンはさらに、FIAに対して誠実でない行動を取るチームに対しては厳しい対応が必要だと訴えた。

    「FIAに対して不誠実な態度をとったり、根拠のない主張をするようなことは、見過ごされてはならない。本当に他チームに不正があると信じているなら、構わない。でも、言うなら金を出せ、ということだ」

  • フェルスタッペン レッドブルF1のホーナー解任は「去就に影響しない」

    フェルスタッペン レッドブルF1のホーナー解任は「去就に影響しない」

    マックス・フェルスタッペンは、クリスチャン・ホーナーのレッドブルからの退任が、自身の2025年以降のF1キャリアに何ら影響を与えないと強調した。

    ホーナーの20年にわたるチーム代表としての任期が今月初めに終了したことで、フェルスタッペン残留を目的とした決定ではないかとの憶測が広がっていた。一方でメルセデスへの移籍を巡って、フェルスタッペン陣営と同チームが水面下で交渉を進めているとの報道も過熱している。

    しかし、フェルスタッペンはベルギーGPでメディアの取材に応じ、ホーナーの後任にローラン・メキースが就任した件について「自分は決定に関与していない」と改めて否定。さらに次のように語った。

    「自分の将来の決断に関して、(ホーナーの退任は)全く関係ないと思っている」

    「結局のところ重要なのは、マシンを改良して、可能な限り速くするために努力することだけだ」

    「この1年半は、我々が目指すレベルには届いていなかった。今シーズンはもう少し競争力を取り戻そうとしているけど、もちろん新レギュレーションに向けてもしっかり取り組んでいるよ」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル F1

    「2028年までレッドブルで走るつもり」──長期契約への姿勢を改めて明言
    メルセデスのチーム代表トト・ヴォルフは最近、2026年シーズンに向けてドライバーラインアップを維持する意向を明かしており、フェルスタッペン獲得の可能性に冷水を浴びせた。

    それでも注目が集まるフェルスタッペンの動向について、本人は2028年末までの現行契約を完遂する意思を改めて示した。

    他チームへの移籍の可能性について問われたフェルスタッペンは、こう応じた。

    「明日起きないかもしれない──そういう可能性もあるわけで、運転どころの話じゃない。人生って予測不可能なものだから」

    「でも基本的に、今の環境にとても満足している。新しい契約を結んだときの目標もそこにあったし、キャリアの最後までここで走るというのが、そのときに掲げた目標だった」

    また、休暇中にヴォルフと同じイタリアの島で過ごしていたと報じられた件についても、次のように一蹴した。

    「そのとき、自分は海で泳いでいたよ。誰がどこにいるかなんて気にしてない」

    「友達や家族と一緒に休暇を過ごしていただけだし、他の人が同じタイミングでそこにいたとしても、そういうことは起こり得る。あの島にいたのは自分とトトと家族だけじゃない。そんなの、偶然起こることさ」