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  • レッドブルF1はハジャーよりボルトレトを選ぶべき?ハーバートが持論展開

    レッドブルF1はハジャーよりボルトレトを選ぶべき?ハーバートが持論展開

    ガブリエル・ボルトレトはイタリアGPで再び輝きを放ち、サウバーから8位入賞を果たした。6戦連続でチームメイトのニコ・ヒュルケンベルグを予選で上回り、ルーキーながら存在感を強めている。

    そんな中、元F1ドライバーのジョニー・ハーバートは「レッドブルはアイザック・ハジャーよりもボルトレトを起用すべきだ」と持論を展開。将来のシートを巡る争いに、新たな注目が集まっている。

    ブラジル出身のルーキー、ガブリエル・ボルトレトはイタリアGPで再び素晴らしい走りを見せ、その評価を一層高めた。サウバーの経験豊富なチームメイト、ニコ・ヒュルケンベルグを6戦連続で予選で上回り、決勝では力強い走りで8位に入り、6戦中4回目のポイント獲得を果たした。

    そしてボルトレトの活躍は見逃されていない。Sky Sports F1のピットレポーター、テッド・クラビッツは「すべてのトップチームが彼に関心を持っている」と述べている。

    「ガブリエル・ボルトレトは、F1の将来有望なスターであることを証明した。そしてすべてのトップチームが彼に関心を持っている」とクラビッツは先週日曜のレース後に放送された『テッドのノートブック』で語った。

    「だが彼は、サウバーとアウディに残り、未来に向けた彼らのエキサイティングなプロジェクトに取り組むと言っている。今日8位に入り、予選での好パフォーマンスを結果に結びつけたんだ」

    ボルトレトは2026年にサウバーがアウディのワークスチームへと変貌する際にも残留する予定だ。

    アイザック・ハジャーとガブリエル・ボルトレト F1 レッドブル

    ボルトレト、レッドブル入りの可能性は?
    一方で、3度のグランプリ勝者ジョニー・ハーバートは、レッドブルは同じルーキーであるアイザック・ハジャーよりもボルトレトの起用を検討すべきだと考えている。

    ハジャーもまた印象的なF1デビューシーズンを過ごしており、来年レッドブルのシニアチームで角田裕毅の後任となる最有力候補とされている。しかし、ハーバートはなぜボルトレトの方が適任だと思うのか、その理由を説明した。

    「僕ならレッドブルのシートをボルトレトに与えるだろう」とハーバートはRacing Tipsterに語った。

    「彼はF3とF2の選手権を連続して制した。だが彼に有利に働いている本当にポジティブな要素は、オスカー(ピアストリ)がマーク・ウェバーを持っているのと同じように、フェルナンド・アロンソがマネージャーであるということだ」

    「アロンソは彼に成長を続けさせるための特別な要素を与えることができるだろう。一方でハジャーにはフェルナンドのような存在はいない。彼は自分で全てを学ばなければならない」

    「ボルトレトは史上最高のひとりであるアロンソと戦い、レース中の洞察を得ている。そしてレース後にはそれについて話し合うんだ」

    「だからそれが彼にアドバンテージを与える。しかも彼はRB(レーシングブルズ)のマシンほど良くないと言えるクルマで非常に印象的な走りをしている」

    シーズン開幕前、レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコはボルトレトを単なる「Bドライバー」と呼び、物議を醸していた。

  • マックス・フェルスタッペン完勝 レッドブルF1復活の5つの要因

    マックス・フェルスタッペン完勝 レッドブルF1復活の5つの要因

    レッドブル・レーシングはモンツァでマクラーレンに痛烈な敗北を与えた。マックス・フェルスタッペンは1周でもロングランでも速かった。この「奇跡」には5つの理由がある。モンツァでの勝利を受けて、今後もこの流れが続くのかという疑問が浮かぶ。

    モンツァはF1の世界をひっくり返した。マックス・フェルスタッペンはイモラ以来初めてグランプリに勝利し、マクラーレンは全く歯が立たなかった。

    その2戦前までは、ランド・ノリスとオスカー・ピアストリがライバルを圧倒していた。マクラーレンはモンツァが少しは接戦になるだろうと予想していたが、史上最速のレースでの完敗は友も敵も驚かせた。

    マクラーレンが意識していたのはフェラーリやメルセデスだった。レッドブルはまるで何もないところから現れた。前年のモンツァではチームは完全に迷走し、フェルスタッペンはマシンを「モンスター」と罵っていた。

    しかし金曜フリー走行が終わる頃には、マクラーレンは発想を切り替えなければならないと悟った。脅威はレッドブルにあったのだ。予選での僅差の敗北はまだ受け入れられたが、決勝での切り札は通用しなかった。フェルスタッペンが初めてノリスより遅いラップを記録したのは15周目のこと。36周を終えた時点でフェルスタッペンのリードは5.4秒に達していた。

    最終的にオランダ人ドライバーはマクラーレン勢に19.2秒差をつけてゴールした。ただしこの大きな差は実力差を誇張している。フェルスタッペンが37周目にピットインした後、マクラーレンはセーフティカーや赤旗での「無料ピットストップ」を期待してタイヤ交換をできるだけ遅らせた。その間だけで10秒を失っていた。

    それでも「待ち」の戦術は、シーズン16戦中12勝を挙げていたチームがどれほど追い詰められていたかを物語っていた。チーム代表アンドレア・ステラはこう認めた。
    「レッドブルは単純に速かった。その大きさには驚かされた。我々が一瞬前に出ても、彼らは追い抜いて走り去ってしまった」

    レッドブルは2024年の失敗から正しい教訓を得ていた。しかしそれだけでは説明はつかない。マクラーレンも昨年より確実に進歩していたし、2025年の多くのレースではレッドブルを抑えていた。他にも理由があった。なぜ王者が突然つまずき、挑戦者が支配したのか。

    1) サーキット特性
    必要なダウンフォースが少ないほどマクラーレンの優位性は薄れる。一方レッドブルはそうしたサーキットで強さを発揮する。これは各チームが設計段階で「どのダウンフォース水準を最も効率的にするか」を決めているためだ。すべてのサーキットに完全対応するのは不可能である。

    マクラーレンは中〜高ダウンフォース域で卓越した効率を誇るが、モンツァは最も不向きだった。マクラーレンは11コーナー中10で最速だったが、ストレートで大きく失っていた。理解を助ける比較を挙げると、モンツァの予選ラップでコーナリングに費やす時間は25%。ハンガロリンクでは47%に達する。

    2) 路面
    モンツァは伝統的に1ストップのレースだ。昨年だけは舗装が新しく、タイヤがグレーニングを起こして2ストップを強いられるケースがあった。だが今年はアスファルトが1年経過して状態が落ち着き、グレーニングは消えた。残ったのは極めて高いグリップ。これは空力性能が劣るマシンを助け、最強のマシンを不利にした。

    Q1ではトップ20が0.865秒内に収まった。通常、長いスティントを伴う1ストップ戦略はタイヤに優しいマシンに有利だが、今回は違った。タイヤの消耗がほとんどなかったからだ。ノリスとピアストリがフェルスタッペンとの差を削り始めたのは28周目以降。すでに手遅れだった。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング) F1 イタリアGP

    3) マシン
    レッドブルはRB21を妥協なく開発し続けている。オーストリアGP以降、毎戦アップデートを投入してきた。他チームの多くはすでに開発を止めている。

    アップデート例を挙げると、オーストリア=フロア、イギリス=ベンチュリーチャンネル&フロア、ベルギー=フロントウイング・冷却口・サイドポッド・フロントサスペンションアーム・リアブレーキダクト、ハンガリー=フロントウイング・フロントブレーキダクト、オランダ=フロントウイング、イタリア=フロントウイング・ベンチュリーチャンネル・フロア・フロアエッジ。

    その結果、マシンは予測可能で安定性が増し、極端なバランス変動が消えた。これがタイヤマネジメントにも好影響を与えた。

    4) セットアップ
    レッドブルはセットアップで正しい賭けをした。ダウンフォースを犠牲にしてトップスピードを重視したのだ。これでマクラーレンをオーバーテイクでき、攻撃も防げた。

    一方マクラーレンはMCL39の設計思想に縛られていた。モンツァ用に新しいフロント&リアウイングを投入したが効果は薄く、これ以上ダウンフォースを削ることはできなかった。結果、トップスピードはグリッド最下位に。予選1周の75%、決勝の68%を全開で走るモンツァでは致命的だった。

    5) 作業方法
    レッドブルはデータ一辺倒をやめた。以前はシミュレーターと計算結果が絶対だったが、2戦前からドライバーのフィードバックを重視するようになった。その結果、最適なセットアップに確実に近づいている。

    金曜はパワーを強めに使い、土曜FP3は燃料を少なくして実戦に近い条件を再現する。これで予選と決勝に備えるのだ。ライバルを欺こうとして自分を誤解することもある。

    スポーツ責任者ヘルムート・マルコはこう説明する。
    「速く走らせればマシンはまったく違う挙動を示す。そのとき初めて学べることがある。それは計算だけでは導き出せない」

  • ヘルムート・マルコ レッドブルF1のホーナー解任は「正しい決断だった」

    ヘルムート・マルコ レッドブルF1のホーナー解任は「正しい決断だった」

    レッドブルのヘルムート・マルコ博士は、マクラーレンの支配により勝利の可能性はほとんどないと最近まで認めていたにもかかわらず、2025年に再びレース勝利を狙えると考えている。

    日曜日のモンツァで、マックス・フェルスタッペンが2台のマクラーレンを圧倒して勝利したことで、ミルトンキーンズに拠点を置くチームの雰囲気は一変した。ほんの数週間前、あるいは数日前まで、フェルスタッペンとマルコは今年これ以上の勝利は望めず、選手権争いもすでに終わったと発言していた。

    しかしマルコはServus TVに対し、イタリアGPを転換点と表現した。

    「それは正しい決定だったと思う」と、クリスチャン・ホーナーに代わってローラン・メキースが就任したチームマネジメントの再編について語った。

    「F1の複雑さを考えると、トップにエンジニアがいる方がむしろ良い解決策だ。すべてがより技術的な観点から構造化されることになる」

    フェルスタッペンの5度目のタイトル獲得は依然として数学的には可能だが、マルコはこう認めた。「世界選手権は終わった」

    「だがいくつか勝利を挙げられればまだ良い。モンツァで我々が示したスピードがあれば、ほぼすべてのサーキットで先頭集団に加わるべきだと思う。できれば自力で」

    「うまくいっているのは、チーム全体が最適に協力しているからだ。ドライバーもセットアップに関与していて、我々は今ようやく潜在能力を最大限に引き出せている」

    ヘルムート・マルコ F1 レッドブル・レーシング

    今月28歳になるフェルスタッペンは、モンツァでの躍進についてより技術的な説明を加えた。

    「新しいフロアがあり、さらにモンツァ用リアウイングも手に入れた。ここ数年は持っていなかったものだ」と、4度のワールドチャンピオンは語った。

    モンツァ前にはさらなる勝利を諦めていたが、彼もまた見解を変えた。

    「もちろんまだサーキットに少し左右されると思うけど、僕たちが今はより接近できていて、これからいくつかチャンスが巡ってくるサーキットがあることを願っている」

  • レッドブルF1 フェルスタッペンに苦渋の決断「勝利を失うリスクもあった」

    レッドブルF1 フェルスタッペンに苦渋の決断「勝利を失うリスクもあった」

    レッドブル・レーシングのチーム首脳陣は、イタリアGP決勝スタート直後にマックス・フェルスタッペンへリードを返上するよう指示していた。チーム代表ローラン・メキースはレース後、この判断について「勝利を失うリスクを冒した」と認めた。

    ポールポジションを獲得したフェルスタッペンは、モンツァの高速サーキットで最高のスタート位置を手にしていた。しかし彼は隣に並ぶランド・ノリス、さらに2列目から発進するオスカー・ピアストリやシャルル・ルクレールが、スタートで前に出ようと全力を尽くしてくることをよく分かっていた。

    実際、ノリスはスタート直後からプレッシャーをかけ、フェルスタッペンと激しい攻防を演じた。チャンピオンは第1シケインで行き場を失い、ショートカットを余儀なくされた。その直後、チームは無線でフェルスタッペンに対しポジションを返上するよう命じた。

    フェルスタッペンは指示に従って順位を譲ったが、同時にDRS圏内を維持することを心がけた。やがて再びトップを奪還し、レースを掌握。53周の戦いを終え、最終的に2位に19秒以上の大差をつけてトップチェッカーを受けた。

    メキース代表はレース後、フィニッシュライン通過後に下した判断の理由を説明した。

    「ケースごとに判断しなければならないことであり、ピットウォールのメンバーは非常に良い仕事をした。想像できると思うが、あの瞬間の判断は難しく、状況を見極めるのは簡単ではなかった」

    「ドライバーにリードを返上させるのは簡単ではない。あの時点では我々にペースの優位性があるかどうか分からなかったからだ。つまり、勝利を失う可能性があったということだ。それでも我々は、ペナルティを避けるためにポジションを戻すべきだと考えた」とフランス人エンジニアは強調した。

    「実際にそうした結果、マックスはすべて正しくこなしてくれた。素晴らしい走りで再びランドを抜き返した。数周後には安心できる状況になった」と48歳のチーム代表は振り返った。

    レッドブル・レーシング F1 マックス・フェルスタッペン

  • リアム・ローソン 「アイザック・ハジャーが2026年のレッドブルF1の筆頭候補」

    リアム・ローソン 「アイザック・ハジャーが2026年のレッドブルF1の筆頭候補」

    リアム・ローソンは、レーシングブルズのチームメイトであるアイザック・ハジャーが2026年にマックス・フェルスタッペンのレッドブル・レーシングでのパートナー候補の筆頭であることを認めた。

    今季開幕時にフェルスタッペンのチームメイトとしてシーズンをスタートしたニュージーランド人のローソンだが、わずか2戦でその座を失い、フレッシュなルーキーであるハジャーとともにレッドブルのジュニアチームに降格させられたという気まずい現実がある。

    フランス人のハジャー(20歳)はそれ以来大きな印象を残しており、先週にはフランス人史上最年少での表彰台獲得を果たしたばかりで、角田裕毅に代わってシニアチームに昇格するとの見方がますます強まっている。

    「ユウキ、ユウキ、ユウキ」とレッドブルのアドバイザー、ヘルムート・マルコはモンツァの金曜プラクティス後に笑みを浮かべ、2026年の日本人ドライバーの将来については明言を避けた。

    「彼が来年我々のために走るかどうかは言えない。今回は本当に良かった。メンタル面での挑戦でもある」とフェルスタッペンをベンチマークとする角田裕毅の課題について付け加えた。

    「ただ冷静さを保ち、普通に振る舞わなければならない。予選でトップ10に入ってほしいと願っている」

    アイザック・ハジャー レッドブル F1
    しかし、長期的な計画は明らかにハジャーを中心に据えている。

    23歳のローソンも、より若く経験の浅いチームメイトの台頭を否定できない。

    「彼は今年本当に良い走りをしていると思う」とニュージーランド人は語った。「今季は表彰台にも上がったし、それは本当に見事なことだ。だから本当に良い仕事をしていると思う」

    ハジャーがレッドブルにふさわしいかと問われると、ローソンは認めた。

    「ある意味、多くのドライバーは常に次のステップに進む準備ができていると感じるものだと思う。彼は今のところすべて正しくやっていると思う。ただ、それは来年のクルマのポジションや、クルマのハンドリングにかかっている。それが今のチームにとって最も重要なことだろう」

    「だから多くの変数があるけれど、ドライバーとしては彼は準備ができている。F1に出る準備ができているんだ。そしてF1に出る準備ができているなら、そのクルマに乗る準備もできていると思う」

    技術的には、ローソン自身もレッドブル・レーシング復帰の可能性を残しているが、その話題をあえて控えめにした。

    「正直言って、それはあまり考えていない」と彼は言った。「いつ決断が下されるのか、何が起きているのか、僕には分からない」

    「僕たちドライバーはこれらのレースに集中している。それが今僕が考えているすべてだ。今年はまだ9レース残っているし、何が起こるか分からない」

    当面、ローソンはただグリッドに残ることだけに専念している。

    「僕にとっては、F1でシートを確保することが重要だ」と彼は認めた。「すべての後で非常に慌ただしい年だったから、今はシートを確保して、シーズン後半に良い強い走りをすることに集中している」

  • レッドブルF1 クリスチャン・ホーナー解任で「笑顔が戻った」とマルコ

    レッドブルF1 クリスチャン・ホーナー解任で「笑顔が戻った」とマルコ

    レッドブルが2025年シーズンを通じてマクラーレンに後れを取ると見られていたわずか数日後、マックス・フェルスタッペンがモンツァで20秒差の圧勝を収め、懐疑的な声を一掃した。

    2位のランド・ノリスは「19秒じゃなかった?」と笑みを浮かべ、「誤情報は避けたいから」と付け加えたが、圧倒的な勝利にパドックは衝撃を受けた。メルセデス代表のトト・ヴォルフも「今日は一人のドライバーが全員を愚かに見せた」と認めた。

    しかし、ノリスはフェルスタッペンの快挙を素直に称える気分ではなかった。ポールポジションからスタートした決勝でのターン1での攻防を巡り「バカ」と呼び、クールダウンルームでも険悪さを隠さなかった。「フェアに戦ったかって?自分が決めることじゃない。ただ言えることはない。まあ良かったんじゃない」とそっけなく答えた。

    一方、フェルスタッペンは挑発に乗らず、Viaplayに「全然だ。そんなことに意味はない。もう関係ない」と語った。

    注目が集まったのは、レッドブルが新体制の下で見せた劇的な変貌だった。「ある時点では、どのサーキットでもマクラーレンが大きな優位を持つように感じられた。この勝利は素晴らしい」と新代表ローラン・メキースは語った。

    ヘルムート・マルコも「彼がチームを正しい方向へ導いた」と評価し、ホーナー離脱後の新時代を強調した。「エンジニアたちは限界までクルマを追い込み、素晴らしい仕事をした。レッドブルの雰囲気は戻ってきた。とても幸せだ」と82歳の顧問は喜びをあらわにした。

    さらに、マクラーレン代表アンドレア・ステラから祝辞を受けたことも明かし「ライバルではあるが敵ではない。これが今の正しい関係だ」と笑った。

    レッドブル・レーシング
    マルコはメキースがもたらした文化改革こそが鍵だと強調する。「2戦前のハンガリーでは本当に悪かったが、今は完全な支配を見せた。去年のモンツァは最悪の週末のひとつだったが、今は非常に楽観的だ。ローランが新しいアプローチを持ち込んだ。それが実を結んでいる」

    その変化は哲学的なものだけではないとマルコはDe Telegraafに語った。「今は全力を発揮している。以前は金曜にエンジンをフルパワーで走らせることはなかったが、今回は限界に近づけた。これはローランの影響でもあるし、マックスの新しいフロアも効果的だった。我々はデータだけでなく、200戦以上の経験を持つマックスの意見にも耳を傾けている」

    フェルスタッペンも「ローランはエンジニア出身だから正しい質問を投げかけてくる。すでにザントフォールトで進歩を感じたが、ここではさらに良くなった」と同意した。

    Bildからホーナー離脱との関連を問われたマルコは「間違いなくそうだ。我々はまた笑っている。古き良きレッドブルの精神が戻った」と断言した。

    選手権争いはまだ遠く、フェルスタッペンはオスカー・ピアストリに94点差を追う立場だが、チームの空気は変わった。「あと数戦は勝てると思う。タイトルは脇に置いたが、レッドブルの魂と精神は戻った。我々は正しい道に戻った」とマルコは締めくくった。

  • レッドブルF1代表 自社PU挑戦「2026年からメルセデス級と考えるのは愚か」

    レッドブルF1代表 自社PU挑戦「2026年からメルセデス級と考えるのは愚か」

    レッドブルF1代表ローラン・メキースは、2026年から導入される新レギュレーションに合わせて挑む自社パワーユニット開発について言及した。

    イタリアGPの会場で取材に応じたメキースは「初年度からメルセデスやフェラーリ並みのレベルに達すると思うのは愚かだ」と語り、プロジェクトの難しさを率直に認めた。

    それでも「エベレスト登頂級の挑戦」と呼ばれるこのプロジェクトをレッドブルらしい大胆さとして受け止め、「眠れぬ夜を伴うことになるが、それこそ我々が愛する挑戦だ」と強調。自社PU開発はチームのDNAに根ざした試みであり、ステップごとに成長していく姿勢を示した。

    メキースの前任者クリスチャン・ホーナーの下で、レッドブルはミルトンキーンズのキャンパスに設けられたレッドブル・パワートレインズでフォードの支援を得ながら新規則に対応した独自エンジンプログラムに全面的に踏み込んだ。

    新たなF1エンジンビルダーとして、レッドブルはメルセデス、フェラーリ、ホンダといった強豪に挑む巨大な課題に直面している。メルセデスF1代表のトト・ヴォルフは「レッドブルに不利な賭け」であり「エベレストを登るようなもの」と評している。

    レッドブル F1 パワーユニット

    イタリアGPで英オートスポーツ誌がそのコメントについて尋ねると、メキースはヴォルフの言葉を否定せず、だからこそレッドブルのブランドDNAにこのハイパー野心的なプロジェクトが合っていると説明した。

    「トトが『エベレストを登るようなもの』と言ったのは正しいと思う」とメキースは語った。「まさにその通りだ。レッドブルが自分たちのパワーユニットを作ると決めることは、これ以上ないほどクレイジーだと思う。信じられないほどの挑戦に関わっている。レッドブルがやるようなクレイジーなことのひとつだ。だからこそ気分がいい」

    ホーナーは以前、もしレッドブルが2026年にメルセデスのパワーユニットを打ち負かすようなことがあれば「彼らにとって恥ずかしいことだ」と語っていたが、メキースはより穏やかな口調で、レッドブルが初年度から互角に戦えると考えるのは「愚か」だと警告した。

    「彼らは90年もの間取り組んできているわけで、我々がここに来て最初からフェラーリやメルセデスのレベルに並べると考えるのは愚かなことだ」と彼は認めた。

    「それは愚かだと思う。しかしレッドブルのやり方で、可能な限り最高のレベルで準備を整えている。一歩一歩進んでいき、どうなるか見ていく。我々はパワーユニット、そしてパワーユニットを取り巻く組織──人材やインフラ──をできるだけ早く拡充しようとしている」

    メキースはさらにこう付け加えた。「間違いなく、多くの努力と多くの眠れぬ夜が必要になる1年になるだろう。しかしそれは我々にとってまさにレッドブルらしい挑戦だ。そして我々はそれを愛している」

  • レッドブル F1イタリアGP予選「角田裕毅のQ3進出は進歩の証」とメキース

    レッドブル F1イタリアGP予選「角田裕毅のQ3進出は進歩の証」とメキース

    F1イタリアGP予選は、マックス・フェルスタッペンが今季5度目のポールポジションを獲得し、角田裕毅もQ3進出を果たした。

    レッドブルF1代表ローラン・メキースは、昨年のモンツァでの苦戦を振り返りながら、チーム全体の努力と両ドライバーの働きを称賛した。

    メキースは「昨年ここでは非常に厳しい週末を過ごした。我々はその原因を突き止めるために懸命に取り組み、答えを持ってこの地に戻ってきた」と語る。

    「そこにマックスの魔法が加わった。週末を通して堅実なパフォーマンスを発揮し、金曜から強さを見せていたが、それでも誰も十分だとは考えず、マックスも裕毅も千分の1秒単位でさらなる改善を求め続けていた」

    「今日は複数のクルマがポールを狙える状況で僅差の戦いだったが、マックスは手が付けられず、素晴らしいラップを走った」

    「裕毅も良い週末を過ごしていて、再びQ3に進出したことは進歩の証だ。最後の走行ではトラックポジションを逃したが、日曜は良いポイントを争えるだろう」とコメント。

    最後に「明日のレースは細部までの戦いになる。マクラーレンはレースが進むにつれて優位性を増す傾向がある。我々はその差を縮めるために毎週末努力している。明日がその進歩を示すもうひとつの答えになるだろう。優勝を争えるのは4〜5台いる」と決勝に向けた強い意気込みを示した。

    レッドブル・レーシング F1 イタリアGP

  • レッドブルF1代表 「角田裕毅とハジャーを今季中に交代する計画はない」

    レッドブルF1代表 「角田裕毅とハジャーを今季中に交代する計画はない」

    レッドブルF1代表のローラン・メキースは、2025年シーズン終了前に角田裕毅をアイザック・ハジャーと交代させる計画はないと明言した。

    ハジャーは先週末のF1オランダGPで初めての表彰台を獲得した。予選で見事に4番手につけ、決勝ではランド・ノリスの終盤リタイアの恩恵を受けて3位に入り、初の表彰台フィニッシュを果たした。

    レーシングブルズのルーキーであるハジャーは、そのスピードと結果で印象的なシーズンを過ごしており、先週末ついにフランス人最年少でF1表彰台に立つ快挙を成し遂げた。

    それ以前からも、ハジャーが早期にレッドブルに昇格するのではないかという憶測は高まっていた。20歳の彼自身も6月のカナダGP前には「準備ができているとは思わない」と語っていた。

    一方で角田裕毅は、今季序盤2戦の後に不振のリアム・ローソンと交代する形でレーシングブルズからレッドブルに昇格した。しかし25歳の角田は昇格後苦しいシーズンを過ごし、14戦でわずか4度の入賞にとどまっている。それでも、先週末のザントフォールトでは9位に入り、7戦連続ノーポイントの悪循環を断ち切った。

    フェルスタッペンのチームメイトとしては苦戦が続いているものの、残り9戦における角田のシートは安泰のようだ。

    イタリアGP開幕前の金曜日、ハジャーがシーズンを通してレーシングブルズに留まるのか問われたメキース代表は次のように答えた。

    レッドブル・レーシング

    「短い答えで言えば、イエスだ。ドライバーの決定については我々は明確に、そして公に“時間がある”と言ってきた。来年に向けてさまざまなシナリオをカバーできる十分な人数がドライバープログラムにいる。我々には急ぐ理由がない」

    「シーズン中に変更するつもりはない。角田はここ3戦で良いステップを踏んできている。我々はさらなる成長を望んでいるが、彼は良い仕事をしている。7戦ぶりにポイントを獲得し、スパではチームでのベスト予選を記録し、彼はポジティブな流れに乗っている」

    「アイザックの進歩を見て、彼が前戦で示したパフォーマンスを目にするのは本当に素晴らしいことだった。今季を通して積み重ねてきた進歩の素晴らしい証明だ。ただ我々はドライバー問題については落ち着いている。レッドブル側にはすべてのカードが揃っている」

  • メルセデスF1代表 レッドブルの自社エンジン計画は「エベレスト級の難題」

    メルセデスF1代表 レッドブルの自社エンジン計画は「エベレスト級の難題」

    メルセデス代表トト・ヴォルフは、レッドブル・パワートレインズが2026年に導入するF1パワーユニットについて「エベレスト級の難題だ」と表現したが、その長期的な可能性を過小評価するつもりはないと語った。

    現パートナーのホンダが当初F1撤退を決定し、その後のポルシェとの提携も実現しなかったことから、当時のレッドブルCEOクリスチャン・ホーナーは独自でエンジンを生産する方針を決定。ミルトンキーンズの拠点でプロジェクトを立ち上げ、最終的にフォードが技術パートナーとして加わった。

    レッドブルはパワートレイン部門に巨額の投資を行い人材を確保。アウディとともに2026年の新レギュレーション下での新規エンジンメーカーとなった。2026年の規則では高コストかつ複雑なMGU-Hが廃止され、MGU-Kによる電動エネルギー比率がより重視されることになる。

    ヴォルフは、この挑戦を成し遂げることに関して「彼らに不利な状況だ」としつつも、その意欲を軽視してはいけないと述べた。

    「最初の答えとしては、エベレストを登るようなものだと言うしかない。我々のエンジン部門は数十年かけて成長してきたからね」と語った。

    「とはいえ、このスポーツにおいて何かをゼロから作り上げる火力を持ち、新しいアイデアを取り込み、イノベーションにおいて異なる発想を持ち込む者を決して過小評価するべきではない。そして驚きをもたらす製品を作り出す可能性もある」

    実際、レッドブルの自社製エンジンがメルセデスやフェラーリと初年度から肩を並べると考える者はほとんどいない。しかし、2014年から2017年にかけてメルセデスが他を圧倒し、ホンダが長年苦戦したような大きな性能格差を避けるため、FIAはセーフティネットを導入する。その制度により、開発で大きく遅れを取ったメーカーに挽回の余地が与えられる。

    レッドブル F1 メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    「彼らに不利なのは確かだが、何らかの理由でうまくいく可能性もある」とヴォルフは続けた。「仮にそうでなくても、現在のエンジン規則では、最良のパワーユニットから2%(編集注:3%)以上遅れている場合、より多くのダイナモ時間が与えられる。そこから自力で這い上がることはできる。ただし、それは1~2レース、あるいは1シーズンで実現するものではなく、再調整には時間がかかる」

    「それでも彼らが自前のエンジンで挑むのは確かに途方もないチャレンジだ。ただ思い出してほしい。彼らがシャシー部門を引き継いだとき、みんなは『エナジードリンク会社がフェラーリ、メルセデス、マクラーレンと競おうとしている』と笑った。そして最終的に彼らは勝った。だから5年後には違う話をしているかもしれない」

    「今日のエンジンは複雑だから難しい。しかし、4~5年後にもしエンジン規則がV8に戻り、より従来的な電動システムとの組み合わせになるならば、状況は変わるかもしれない」

    2026年のパワーユニット規則におけるこのセーフティネットの概念はADUO(Additional Development and Upgrade Opportunities/追加開発・アップグレード機会)と呼ばれる。これは定期的にFIAが全メーカーのパワーユニット性能を比較し、明らかに遅れを取っているメーカーに追加のエンジン予算枠やダイナモ時間、そしてパワーユニットのホモロゲーション修正の機会を与えるというものだ。

    この最初の較正は2026年シーズン最初の5戦が終わった後に実施される予定である。さらにFIAは深刻な信頼性問題に直面するメーカーへのセーフティネットも検討している。エンジン予算上限の下では、それが致命的な打撃になりかねないためだ。