タグ: レッドブル

  • ヘルムート・マルコ、2025年末でレッドブルF1を退団へ “21年の時代”に幕

    ヘルムート・マルコ、2025年末でレッドブルF1を退団へ “21年の時代”に幕

    レッドブル・レーシングのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコが、当初2026年までとされていた契約に先立ち、2025年末をもって退任する見通しとなった。アブダビGP翌日の月曜、レッドブル上層部との会談で方針が固まったとオランダメディアが報じている。

    ヤス・マリーナでのタイトル決戦後から、マルコの去就には不透明感が漂っていた。82歳のマルコ本人も契約継続について明言を避け、「複雑な要素がいくつもある」「一晩考えてから決める」と語っていた。

    レッドブル上層部との会談で“退任”が決定
    日曜夜に示唆された「話し合い」は、アブダビで月曜に実施され、スポーティングCEOのオリバー・ミンツラフらレッドブル幹部が出席。その結果、マルコは2025年末をもってレッドブルのモータースポーツアドバイザー職を退く方向となった。

    マルコの契約は本来、2026年シーズンも含めて延長されていたが、この2年契約は完遂されないことになる。

    チーム代表ローラン・メキースも以前から組織見直しを示唆しており、「F1は静的な世界ではなく、常に組織全体を見直し続ける必要がある」とコメント。マルコの去就に関して直接は語らなかったものの、レッドブルが次世代に向けて体制強化を進めていることをにじませた。

    ヘルムート・マルコ レッドブル F1

    “ホーナー後”の再編。オーストリア本社の関与強化も
    パドックでは、オーストリア本社がF1運営への関与を強めるとの見方が広がっている。広報部門でも変化があり、ポール・スミス離脱後は本社から新たなPR責任者が送り込まれたとされる。

    メキースは「どれだけ小さくても組織を前進させるための“次のステップ”を常に探している」と語り、2025年シーズン中盤に直面した難局を乗り越えるうえでマルコが果たした役割に感謝を述べた。

    21年の歴史に幕。ベッテル、フェルスタッペン生んだ“育成の象徴”
    2005年、ジャガー買収を経てレッドブルがF1参戦を本格化させた際、創業者ディートリッヒ・マテシッツの右腕として選ばれたのがマルコだった。
    以降21年にわたり、彼はレッドブル・ジュニアの統括者としてセバスチャン・ベッテル、マックス・フェルスタッペンらをF1へ押し上げた。

    特にフェルスタッペンを巡っては、当時メルセデスがGP2行きを想定する中、マルコが即座にトロロッソでのF1デビューを提示し、その後の“最強エース育成”へつながった。

    2024年サウジアラビアGPでホーナーをめぐる内紛が激化した際も、フェルスタッペンはマルコを強く擁護していた。
    しかし2025年12月31日をもって、両者の長きにわたる公式な協力関係は幕を閉じることになる。

  • ヘルムート・マルコ レッドブルF1退団報道 フェルスタッペン去就に波紋

    ヘルムート・マルコ レッドブルF1退団報道 フェルスタッペン去就に波紋

    レッドブルのヘルムート・マルコが、2025年末でチームを離れると複数メディアが報じた。シーズン最終戦アブダビGP後、本人は「自分で決める」とだけ語っていたが、英『Telegraph』によれば、82歳のマルコは今季限りで退任する見通しとされている。

    独『BILD』は、レッドブルCEOオリバー・ミンツラフが2026年に向けて“刷新”を望んでいると伝えており、今年中にチーム体制が大きく変わる可能性を示唆した。

    マルコはヤス・マリーナ・サーキットで、自身の将来について「自分で決める」とコメントしていたが、仮に退任となればレッドブルは今年2度目の“大物離脱”となる。

    今季のイギリスGP後には、クリスチャン・ホーナーがチーム代表兼CEOの職を解かれ、後任にはローラン・メキースが就任している。

    マックス・フェルスタッペンにとっては、大きな動揺を生む局面となるかもしれない。フェルスタッペンとマルコの関係は極めて深く、過去には「マルコが去るなら自分も去る」と語ったほどだ。これは昨年、チーム内の権力闘争でマルコの立場が揺らいだ際の発言として知られている。

    レッドブルは再び“権力構造の転換期”へ
    ホーナー解任に続くマルコ離脱報道は、レッドブルが内部体制の大規模再編に踏み込んでいる印象を強める。2026年の新レギュレーションを前に組織のバランスを再構築する狙いがあるとみられ、ミンツラフ主導のガバナンス強化が進行している可能性もある。

    フェルスタッペンとの関係悪化リスクは依然として無視できず、特に2026年以降の体制はドライバー市場にも影響しうる重要テーマとなる。

    フェルスタッペン去就の“再燃”を招くのか
    フェルスタッペンはかつて「マルコがいなくなれば自分も考える」と発言した経緯がある。現状、この言葉が即座に行動へつながるとは限らないものの、チームの継続的な変化が彼の忠誠心にどこまで影響するかは注視される。

    マルコの功績は若手育成システムの根幹そのものに及んでおり、その離脱はレッドブル全体に長期的な構造変化をもたらす可能性が高い。

  • レッドブルF1の未来を左右? ヘルムート・マルコ去就問題が表面化

    レッドブルF1の未来を左右? ヘルムート・マルコ去就問題が表面化

    2025年F1アブダビGP後、レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコの将来を巡って不確実性が高まっている。マックス・フェルスタッペンがランド・ノリスにわずか2ポイント差でタイトルを奪われた直後、マルコ自身が「将来について考える必要がある」と発言したことが引き金となった。

    さらに、フェルスタッペンのレースエンジニアであるジャンピエロ・ランビアーゼがチェッカーフラッグ直後に涙を見せた理由についても注目が集まっている。

    ランビアーゼはシーズン途中に私的な事情で2戦を欠場するなど、彼にとっても2025年は試練の年だった。

    マルコの去就に再び不透明感──「複雑な要素がある」
    アブダビGP後、マルコは報道陣に対して自身の将来について次のように語った。

    「疑問はない。しかし話し合いをして、そのあとでどうするか決める」

    「複数の複雑な要素がある。よく考える必要がある。眠ってから決める」

    この発言は、レッドブルのF1参戦に20年間携わってきた82歳のマルコが、2026年に向けて役割を続けるかどうか「真剣に検討している」ことを示唆するものだった。マルコは2004年、ディートリッヒ・マテシッツがジャガーF1を買収した直後から現在までレッドブルF1の中枢に関わり続けてきた“最後の生き残り”であり、チームのジュニア育成プログラムを20年以上統括してきた人物でもある。

    2025年夏にはクリスチャン・ホーナーが退任し、ローラン・メキースがチーム代表に就任。これにより、レッドブルGmbH側の影響力が強まり、マルコの決定権との調整が課題として浮上していたという。

    PlanetF1.com によれば、・マルコの後任候補としてセバスチャン・ベッテル、ゲルハルト・ベルガーなどの名が“非公式”に挙がった・新経営体制(ミンツラフ、メキース)との関係が一部で緊張状態になったとされ、すでに「継承プラン」が議論されてきたと報じられている。

    さらに、カタールGPでマルコがキミ・アントネッリに関する発言を行い、それがSNS上の過激な反応につながった件が“決定打になった”可能性も指摘されている。メキースは次のように語り、組織の見直し自体は否定せず、マルコへの感謝を強調した。

    「ヘルムートは我々がシーズン中に困難を乗り越え、改善するために大きく貢献してくれた」「F1は静的な環境ではない。常に組織を見直し、どう改善できるかを検証していくものだ」

    こうしたコメントからも、マルコの将来が“チーム内部で正式に協議される段階”に入ったことは確実とみられる。

    レッドブル・レーシング ヘルムート・マルコ

    ランビアーゼが涙を見せた理由──「友人として誇りに思う」
    アブダビGPのチェッカー直後、フェルスタッペンのレースエンジニアであるジャンピエロ・ランビアーゼ(“GP”)が涙を浮かべ、チームメイトやマルコに慰められる姿が放送に映し出された。ランビアーゼは2025年、私的な事情によりオーストリアGPとベルギーGPを欠場しており、シーズンは精神的にも大変厳しいものだったという。

    フェルスタッペンはレース後、ランビアーゼについて熱い思いを語った。

    「今年は感情的な一年だった。詳細には踏み込まないが、彼にとって簡単ではなかった」

    「彼はレースエンジニアというだけでなく、友人だ。僕たちは多くのことを一緒に経験してきた」

    「最後に感情的になったのは当然だと思う。今日はゆっくり彼と話したい。彼のような人と働けることを誇りに思う」

    フェルスタッペンにとってランビアーゼは単なるエンジニアではなく、キャリアを共に歩んできた“戦友”でもある。タイトルこそ失ったが、二人にとってこの日がいかに大きな意味を持つものだったかが感じ取れる。

    レッドブルは今どこへ向かうのか
    ホーナー退任、メキース体制の確立、そしてマルコの去就問題。2025年のレッドブルは大きな転換点を迎えている。

    メキースは表向きには「通常の見直し」と説明しつつも、組織再編の可能性を否定しない姿勢を明確にしている。

    フェルスタッペンは2025年終盤に大逆襲を見せたものの、タイトルには2ポイント届かなかった。この結果がマルコの心境に影響を与えた可能性も指摘されている。

    PlanetF1.com の報道によれば、マルコに関する正式な協議はシーズン終了後に行われる予定であり、2026年体制の最終決定はこれから下されることになる。

  • ルイス・ハミルトン 角田裕毅シート喪失に「レッドブルF1には他の何かがある」

    ルイス・ハミルトン 角田裕毅シート喪失に「レッドブルF1には他の何かがある」

    21歳のアイザック・ハジャーが2026年にレッドブルへ昇格し、角田裕毅がシートを失う形となった決定について、ルイス・ハミルトンが懸念を示した。

    ハミルトンは、角田裕毅が優れたドライバーであるにもかかわらず、レッドブルの“環境”がドライバーに不利に働いている可能性を示唆している。

    ハミルトンはハジャーを高く評価しつつも、過去のチームメイトたちが苦しんだ状況を踏まえ、「レッドブルには他の何かがある」と発言。若き才能が本来の能力を発揮できるだけのサポート体制が整うことを願っていると述べた。

    「今日知ったばかりなんだけど、心配していないと言えば嘘になる」と彼はF1公式チャンネルに語った。

    「彼は今年素晴らしい仕事をしてきたし、まだまだ若い。自分自身や周囲について学んでいる最中だ。でも彼は本当に驚異的な仕事をしてきたし、アプローチの仕方も素晴らしい。

    皆が知っているように、レッドブルに行けばどうなるかは分かっているし、あの環境に放り込まれることになる。もちろん僕はあのチームにいたわけではないから経験から語ることはできないけれど、外から見ている限りでは明らかに大変そうだ。今の(レーシングブルズでの)環境はとても良さそうに見える」

    ハジャーはフルタイム5年目を迎える角田裕毅の後任としてレッドブルに加入するが、角田裕毅はフェルスタッペンとのチームメイト期間に30ポイントしか挙げられておらず、フェルスタッペンの360ポイントとの大きな差がついている。

    「角田裕毅は素晴らしいドライバーだけど、あそこに行くドライバーは皆、同じような経験をする」とハミルトンは語った。「でも、それは彼らが素晴らしくないという意味じゃない。明らかにほかの何かがある」

    「だから、彼(ハジャー)が正しいサポートを受けられるよう、チームに変化が生まれることを願っている」

    ルイス・ハミルトンとアイザック・ハジャー

    一方フェルスタッペンは、チームの競争力を高めるためには「チームとともにクルマを発展させられる」チームメイトが必要だと語った。

    「ドライバー同士の良い理解が必要だし、フレンドリーで、ユーモアがあって、オープンマインドで、週末を通してお互いに何かを隠すようなことがない関係であることが望ましい。

    基本的にチームを前に進めるために努力できること。それが最も重要だ。オフ・トラックで仲が良ければもちろん良いけれど、必須ではない。オン・トラックでとてもプロフェッショナルで、チームの役に立つことが大切だ」

  • 角田裕毅 レッドブルF1がホンダのTPC用PU割引“救済案”を拒否との報道

    角田裕毅 レッドブルF1がホンダのTPC用PU割引“救済案”を拒否との報道

    レッドブルF1が、ホンダから提示されたTPC用PUの“割引提供による救済案”を受け入れず、角田裕毅は2026年のレースシートを失う結果となったと Auto Motor und Sportが報じた。

    ホンダの後押しを最大の武器としていた角田裕毅にとって、この提案は最後の望みともいえる交渉材料だった。しかし、費用面で有利な条件がそろっていたにもかかわらず、レッドブルF1はあくまでスポーツ面の評価を優先し、救済案を拒否したという。

    ホンダは最後の「切り札」だった
    角田裕毅にとって、ホンダは最後まで決定打となり得る存在だった。

    2026年にホンダはアストンマーティンへパワーユニット供給を切り替え、レッドブルとレーシングブルズはフォードとの提携に移行する。それでも角田裕毅は、自身の残留に望みをつないでいた。

    理由の一つは TPC(2年以上前のマシン)テスト に関する状況だ。レッドブルが保有する古いシャシーはすべてホンダ製PUを積んでおり、フォードPUへの移行後はテスト用の動力源を確保できなくなる見込みだった。

    ここに、ホンダが条件付きで割安エンジン提供を持ちかける案が浮上する。

    「もし角田がレッドブル系4チームのいずれかでコックピットを維持するなら、TPC用PUを特別価格で供給する」という取引である。

    それでもレッドブルはこの案を拒否した
    しかし、最終的にレッドブルはこの案を受け入れなかった。レッドブル首脳陣は スポーツ的判断 を優先し、角田裕毅の成長曲線とパフォーマンスを総合して“戦力としての限界”を見たとされる。

    この決定により、角田裕毅はF1で5シーズン・110戦を戦ったのち、2026年はリザーブドライバーとして控えに回ることになった。

    一方でレーシングブルズにはルーキーのアービッド・リンドブラッドを起用するとともに、リアム・ローソンには「1年半でより急激な成長が見込める」という評価が下され、レッドブルは将来性に賭ける道を選んだ。

    角田裕毅 F1 レッドブル

    ホンダの切り札は届かなかった
    ホンダの後押しや特別価格でのPU提供案、TPC運用における費用面での利点など、複数の要素が角田裕毅に有利に働くはずだった。

    しかし最終的にレッドブルは方針を変えず、この一連の支援策はチームの判断を動かす決定打とはならなかった。

    角田裕毅に託されたホンダの“最後のカード”は、残念ながら来季のレースシート確保につながらなかった。

  • 角田裕毅で5人目…フェルスタッペン体制レッドブルF1“ナンバー2”崩壊史

    角田裕毅で5人目…フェルスタッペン体制レッドブルF1“ナンバー2”崩壊史

    角田裕毅は2025年シーズン、マックス・フェルスタッペンのチームメイトという最も過酷な座に挑み、そしてその重圧に押しつぶされる形でシートを失った。日本人ドライバーとして初めてレッドブルのトップチームに昇格した角田でさえ、わずか1年足らずで“交代”を告げられる結末は、レッドブルにおけるナンバー2の難しさを端的に示している。

    しかし、角田裕毅は“特別な失敗例”ではない。

    レッドブルではここ8年、フェルスタッペンの隣に座った5人のドライバー――ダニエル・リカルド、ピエール・ガスリー、アレクサンダー・アルボン、セルジオ・ペレス、リアム・ローソン――が同じ道を辿り、キャリアの岐路へと追い込まれてきた。

    なぜレッドブルは才能あるドライバーたちを次々にすり減らしてしまうのか。その答えは、フェルスタッペン時代の内部に積み重なった“構造的な問題”にある。

    ドライバー育成で名高いチームがなぜスターたちを磨り潰し続けるのか?その答えになり得るのが、元チーム代表クリスチャン・ホーナーの言葉だ。

    「マックスは世界で最も手強いチームメイトだ」

    4度のワールドチャンピオンであるフェルスタッペンがレッドブルのカラーをまとう8年以上、そのことは嫌というほど明らかになってきた。それは、フェルスタッペンのチームメイトという“毒杯”がいかなるものかを示す、このタイムラインが如実に語っている。

    ■ ダニエル・リカルド(2016〜2018)

    予選対決成績 vs フェルスタッペン:24−34
    決勝対決成績 vs フェルスタッペン:21−35

    2016年5月15日:
    2016年のシーズン序盤、リカルドは間違いなくレッドブルの“トップドッグ”だった。しかしこのスペインでの晴れた日曜日、破壊的なマックス・フェルスタッペン時代が幕を開ける。まだ17歳、ジュニアチームからダニール・クビアトの代役として急遽昇格したばかりのフェルスタッペンが、スペインGPで壮観な勝利を挙げたのだ。

    2年前、チームメイトで4度の世界王者セバスチャン・ベッテルを打ち破ったことで評価が確立していたリカルドは、当初は脅威を感じてはいなかった。だがフェルスタッペンが成し遂げた偉業の大きさは、レッドブルが突然“2人の本物のナンバー1ドライバー”を抱えたことを意味していた。こうした状況でチーム内政治が無傷で済むことは滅多にない。

    2017年7月30日:
    2017年のハンガリーGPまでに、リカルドとフェルスタッペンはすでに何度かコース上で激しいバトルを見せていた。それは激しくも敬意を失わない戦いだったが、ブダペストでは初めて“不満が溜まり始めている”ことがはっきりと表れた。

    「今の、誰だと思う?」

    フェルスタッペンとの接触でレース序盤にリタイアしたリカルドは無線でそう言った。次の周、ストップしたリカルドのマシンの横をフィールドが通過すると、彼はフェルスタッペンに中指を突き立てた。リカルドはすでに、チーム内に自分と同等の実力者がいることを理解しており、もはや“遠慮”はなかった。

    2017年10月20日:
    リカルドは2018年末で契約が切れ、他チームから注目を集め、選手権でもフェルスタッペンを上回っていた。だがレッドブルは2017年アメリカGP前にフェルスタッペンとの新契約を発表した。さらにその契約は、リカルドより高額だった。

    メルセデスがフェルスタッペン獲得に動いていた状況を考えれば、レッドブルが彼を引き留めたいのは当然だ。しかしリカルドが「チームがフェルスタッペン中心に動いている」と感じても不思議ではなかった。

    2018年4月29日:
    アゼルバイジャンGPでは、ついにリカルドとフェルスタッペンのライバル関係が大クラッシュを引き起こした。レッドブルが勝利を狙えるレースを2人で台無しにした形だ。
    そしてパドックの総意は、フェルスタッペンが悪い、というものだった。だがレッドブルが外に対しても内に対しても発したメッセージは“そうではなかった”。

    「五分五分の責任だと言われたが、実際には自分はあまり悪くなかった。当時の扱われ方には納得できなかった」とリカルドは1年後に語っている。

    2018年8月3日:
    リカルドが世界を驚かせた日。レッドブルからの契約オファーを保持しながら、彼は突然、ルノーへ移籍すると発表した。同チームは当時、F1に復帰したばかりで、ミッドフィールドに苦しんでいた。

    ■ ピエール・ガスリー(2019)

    予選対決成績 vs フェルスタッペン:1−11
    決勝対決成績 vs フェルスタッペン:1−11

    2019年2月28日:
    レッドブルは2019年シーズンに高い期待を抱いていたが、開幕前の段階ですでに一人のドライバーが苦戦していた。

    テスト1週目でバリアにクラッシュしたわずか1週間後、ピエール・ガスリーは、フェルスタッペンが容易そうに扱っていたマシンに苦しみ、バルセロナで巨大なクラッシュを喫した。レース週末ではない状況で、これほどの衝撃的なクラッシュは珍しい。レッドブルはすでにスペアパーツ不足となり、プレッシャーは序盤から極めて高かった。

    2019年7月28日:
    ガスリーはドイツGPに到着した時点ですでに深刻な状況にあった。今シーズン、予選・決勝でフェルスタッペンを上回ったのは各1回ずつだけで、平均予選タイム差は約0.5秒。なんとか食らいつこうとした結果、ガスリーはホッケンハイムのプラクティスでクラッシュし、さらに決勝でもクラッシュ。その一方でフェルスタッペンはキャリア屈指の勝利を挙げた。“フェルスタッペンが輝き、ガスリーが沈む”という構図はもはや覆しようがなくなっていた。

    2019年8月12日:
    ガスリーは夏休みで気持ちのリセットを図り、後半戦で巻き返そうとしていた。しかし、ハンガリーGPでフェルスタッペンに1ヶ月の間に2度目となる周回遅れにされ、このレースがレッドブルでの最後となる。

    レッドブルはガスリーのパフォーマンスに深刻な懸念を抱き、F1キャリア12戦目に過ぎなかったアレクサンダー・アルボンを昇格させた。ガスリーはトロロッソへ戻されることとなった。

    レッドブル・レーシング

    ■ アレクサンダー・アルボン(2019〜2020)

    予選対決成績 vs フェルスタッペン:1−25
    決勝対決成績 vs フェルスタッペン:8−17

    2020年8月1日:
    アルボンは2019年終盤の9戦でレッドブルに十分な印象を残し、翌2020年もチームに残留した。しかし、その9戦での予選平均タイム差が0.3〜0.4秒ほどだったのに対し、2020年シルバーストンではその差が0.6秒以上に拡大していた。

    アルボンはマシンに大いに苦しみ、シルバーストンではレースエンジニアを交代。それでもプラクティスでクラッシュし、予選ではQ2敗退。決勝では接触でペナルティを受け、最終的に8位でフィニッシュした。

    2020年9月26日:
    ロシアGPでは状況はさらに悪化した。フェルスタッペンがルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスの間に割って入り、メルセデスに真っ向勝負を挑んでいた一方で、アルボンは予選でフェルスタッペンに 1.1秒差 をつけられた。

    2020年12月18日:
    アルボンはシーズン最終戦アブダビGPでベストに近い走りを見せたものの、独走優勝したフェルスタッペンの後方、19.9秒差の4位でフィニッシュした。

    シーズン後、レッドブルはアルボンの交代を選択し、契約を失っていたものの絶好調だったセルジオ・ペレスを起用する決断を下した。

    ■ セルジオ・ペレス(2021〜2024)

    予選対決成績 vs フェルスタッペン:10−79
    決勝対決成績 vs フェルスタッペン:10−80

    2022年5月31日:
    2022年は新レギュレーションが導入され、シーズン序盤のレッドブルは、フェルスタッペンよりもペレスに合っているように見えるマシンだった。フェルスタッペンが優れているように見える場面はあったものの、ペレスはモナコGPの週末を完全に支配し、混乱のレースを勝ち切った。この後、ペレスは2年契約を与えられることになる。

    しかし、同シーズンにこの勝利以降、ペレスが勝つことは一度もなかった。一方でフェルスタッペンは圧倒的な強さで2度目のドライバーズタイトルを獲得した。

    2023年5月7日:
    2022年にレッドブルを9年ぶりのコンストラクターズチャンピオンに導いたペレスは、2023年の第5戦マイアミGPに向けて個人タイトルを視野に入れていた。前戦アゼルバイジャンで優勝したことで、ランキングトップのフェルスタッペンとの差はわずか6ポイント。

    しかし、ドルフィンズの本拠地ハードロック・スタジアムで行われたマイアミGPで、その夢は崩れ落ちる。ペレスはポールポジションからスタートし、9番手スタートのフェルスタッペンに対して優位と言われていたにも関わらず、フェルスタッペンは信じられない速さでフィールドを切り裂き、残り10周でペレスを抜き去った。

    アゼルバイジャンの勝利は、ペレスがレッドブルで挙げた最後の勝利となった。

    2024年6月4日:
    レッドブルは、5月にペレスがマイアミ4位、イモラ8位、モナコでクラッシュと、悪い結果が続いたにも関わらず、ペレスと2年契約を締結した。

    「早すぎる決断だった。うまくいかなかった」とホーナーは最近、この契約をシーズン序盤に急いだことについて語っている。

    2024年10月27日:
    メキシコシティGPが近づく頃、レッドブルは表向きにはペレスをバックアップし続けていた。しかし状況はすでに“最後の機会”になっていた。Q1敗退に加えて、決勝では乱れた走りで17位。ホームレースとコンストラクターズ争いという要素でさえ、ペレスを奮い立たせることはできなかった。

    2024年12月8日:
    最終戦アブダビGPを前に、ペレスの将来についての憶測が急速に高まっていた。ホーナーはレース後に話し合いが行われるだろうと認めた。そのアブダビでペレスは2戦連続のリタイア。シーズンを152ポイントで終え、フェルスタッペンの最終ポイントのわずか35%という結果だった。

    5月のモナコ以来、トップ5フィニッシュはゼロ。

    2024年12月18日:
    レッドブルとペレスは、2025年にフェルスタッペンのチームメイトとして続投しないことで合意したと発表した。
    そして、その後任としてレーシングブルズから昇格したのがリアム・ローソンだった。

    このとき、レッドブルは角田裕毅を“スルー”している。

    ■ リアム・ローソン(2025)

    予選対決成績 vs フェルスタッペン:0−2
    決勝対決成績 vs フェルスタッペン:0−2

    2025年3月16日:
    ローソンは、レッドブルでのデビュー前にF1でのレース経験が11戦しかなかった。その初戦、オーストラリアGPの予選では18番手。そして決勝では天候の変化に翻弄され、クラッシュでレースを終える。早くもプレッシャーは高まっていた。

    2025年3月22日:
    その1週間後の中国GPでは、すでにローソンのシートを巡る憶測が飛び交っていた。それを後押しするように、ローソンはスプリントも決勝も最下位(20番手)からのスタートとなった。決勝では14位まで挽回したものの、フェルスタッペンはさらなる強さを示していた。

    一方でホーナーは、角田裕毅への“交代の可能性”を否定しなかった。角田は「100%準備できている」と主張し、開幕戦からの好調さを示していた。

    2025年3月27日:
    わずか2戦で、ローソンはレッドブルから降格となった。レッドブルは、角田裕毅を昇格させた理由について“純粋にスポーティングな判断”だと説明した。

    マシンが扱いにくく、経験が必要だったことから、レッドブルは経験豊富な角田を選ぶ判断を下した。

    角田裕毅 レッドブル・レーシング

    ■ 角田裕毅(2025)

    予選対決成績 vs フェルスタッペン:0−21
    決勝対決成績 vs フェルスタッペン:1−18

    2025年4月6日:
    角田裕毅は、日本GPでレッドブル3人目のチームメイトとして登場した。予選14番手、決勝12位。一方でフェルスタッペンは圧倒的な勝利を挙げていた。

    2025年4月13日:
    角田はバーレーンGPでレッドブル初ポイントを獲得し、9位でフィニッシュした。しかし、この時点でフェルスタッペンを脅かす存在になる兆しはまだ見えていなかった。

    2025年4月20日:
    角田はサウジアラビアGP予選でフェルスタッペンから0.9秒差をつけられた。そして決勝では、ピエール・ガスリーとの接触によりオープニングラップでクラッシュ。序盤から苦しい展開が続く。

    2025年5月4日:
    角田はマイアミGPでピットレーンスタートから10位まで挽回した。しかし、その後8戦のうちポイントを獲得できたのはイモラの1度だけで、状況は悪化していった。

    9月になってようやく再びポイントを獲得したが、すでに“結論”はチーム内で固まっていた。

    2025年11月29日:
    スプリント予選で初めてフェルスタッペンに予選で勝ち、5番手を確保。スプリントレースでも5位を維持し、自身のレッドブルでのベストリザルトを更新した。

    しかし、この日の結果に関わらず、レッドブルはすでに決断を下していた。

    2025年12月2日:
    そして“避けられない声明”が発表された。角田裕毅は2026年のレッドブルのレースシートから外れ、マックス・フェルスタッペンの新たなチームメイトにはアイザック・ハジャーが選ばれた。

  • レッドブルF1代表 ハジャー昇格を説明「マックスと共に“魔法”を起こせる」

    レッドブルF1代表 ハジャー昇格を説明「マックスと共に“魔法”を起こせる」

    レッドブルのチーム代表ローラン・メキースが、2026年に向けたドライバーラインアップ変更の理由を明かした。

    来季、アイザック・ハジャーが昇格し、マックス・フェルスタッペンの新たなチームメイトを務める。ハジャーは苦戦のシーズンを過ごした角田裕毅に代わって起用され、角田裕毅はテスト兼リザーブドライバーへと役割を移す。

    レッドブルは2026年の新規定に向けて結果を安定的に獲得することを重視しており、21歳のハジャーにその役割を託す判断を下した。

    「原石のスピードがある」ハジャーの適応力を高く評価
    メキースは、ハジャーがF1で急速に適応を見せた点こそが、昇格の大きな決め手だったと語る。

    「彼はF1ルーキーイヤーで大きな成熟ぶりを見せ、非常に早く学習できるドライバーだ」とメキースは述べた。

    さらに、レースカテゴリー最重要の資質だと強調する。

    「最も重要なのは、彼がこのスポーツに必要不可欠な“生の速さ”を持っていることだ」

    「我々はアイザックがマックスと共に成長し、コース上で“魔法”を起こせると信じている」

    アイザック・ハジャー レッドブル・レーシング

    2026年は大きな挑戦「レッドブル・フォードと共に新時代へ」
    メキースは、新PU規定の2026年がチームにとっても大転換期であると指摘した上で、ハジャーと共に新時代を戦うことに期待を示した。

    「2026年はチームにとって大きな挑戦だ。レッドブル・フォード・パワートレインズとともに非常にエキサイティングな時代に入る。彼と一緒に何ができるのか楽しみにしている」

    フェルスタッペンの4人目のチームメイトに
    ハジャーは過去3シーズンで4人目となるフェルスタッペンのチームメイトとなる。

    長年、フェルスタッペンの隣は“最難関シート”とされ、多くのドライバーが本来の力を発揮できずに苦戦してきた。

    それでもレッドブルは、2019年にジュニアプログラムへ加入してから約5年、ステップを着実に登ってきたハジャーに大きな期待を寄せている。

  • アイザック・ハジャー レッドブルF1昇格示唆「最終2戦で決まるわけではない」

    アイザック・ハジャー レッドブルF1昇格示唆「最終2戦で決まるわけではない」

    アイザック・ハジャーが2026年のレッドブル昇格について自信をにじませる発言を示し、以前から噂されてきた移籍が“既定路線”であるかのようなムードが強まっている。

    ルーキーイヤーながらポイント獲得を重ね、ザントフォールトでは表彰台も獲得したハジャーは、ドライバーズ選手権9番手につけており、その成熟度と速さから2026年にマックス・フェルスタッペンのチームメイト最有力と目されている。

    一方で、現在レッドブルに在籍する角田裕毅は、フェルスタッペンと比べて苦戦を強いられている。

    レッドブルの決断時期は「シーズン終盤」と示唆
    当初はメキシコシティGP週末で決断されると見られていたが、その後レッドブルのヘルムート・マルコが「シーズンの終盤になる」と説明しており、判断時期は後ろ倒しとなってきた。

    ハジャーはカタールGPを前に、Motorsport Week を含むメディアに対し「どうやら、シーズン最終戦の1つ前のラウンドで決まるようだ」と語った。

    さらに、ドーハとアブダビの残り2戦での自身のパフォーマンスが決断材料になるのかと聞かれると、ハジャーは即答した。

    「絶対に違う。22戦か23戦かで決めるものではない。平均値で判断する。だから、僕が最悪の週末を過ごしたとしても、もう何も変わらない」

    アイザック・ハジャー レッドブル F1

    「新レギュレーション初年度は“完璧なタイミング”」
    角田裕毅はカタールのスプリント予選で初めてフェルスタッペンを上回ったものの、レッドブルでの将来は不透明なままだ。その一方で、ハジャーは2026年がレッドブル昇格の理想的なタイミングになるとの考えを明かした。

    ハジャーはこれまでレースカテゴリーを移るたびにマシンを乗り替えており、「同じ車で2シーズン走ったことがない」と語る。

    「最高だ、完璧だよ。僕は毎年マシンが変わる。人生で同じ車でシーズンを連続で過ごしたことがないんだ。F2で2年走った時もレギュレーションが変わって新車だった。F4でも同じ。だから、同じ車で2年過ごす感覚がわからない」

    2026年はF1が新しいテクニカルレギュレーションを導入する大転換期であり、全ドライバーが“ゼロからのスタート”となる。ハジャーはその点を踏まえ、「レッドブルへの昇格には最適なタイミング」と強調している。

  • 角田裕毅 レッドブルF1での唯一の後悔は「イモラのクラッシュ」

    角田裕毅 レッドブルF1での唯一の後悔は「イモラのクラッシュ」

    レッドブル・レーシングでの時間が終盤に差し掛かり、2026年のシート争いが最終局面を迎える中、角田裕毅(レッドブル・レーシング)が「唯一の後悔」を語った。

    角田裕毅は、今週末のF1カタールGP終了後にレッドブルが2026年ラインナップを決定することを知らされており、自身の将来は依然として不透明なままだ。

    レッドブルは今週末に決断へ
    レッドブル代表ローラン・メキースは、今週末のカタールGPをもって角田裕毅の去就を確定させると明言している。

    2026年のレッドブルのシートは、現時点でマックス・フェルスタッペンのみが確定。強烈なインパクトを残したアイザック・ハジャーが昇格最有力とされ、残された枠は事実上ひとつとみられている。

    一方、レーシングブルズ側には2席が空いており、リアム・ローソンが近月の好パフォーマンスでリード。アービッド・リンドブラッドもFP1での走りやF2での速さから候補に挙げられている。

    移籍先の可能性は限定的
    角田裕毅の2026年の選択肢は限られている。キャデラックF1はバルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレスのラインナップで確定。アルピーヌはフランコ・コラピントを継続し、フラビオ・ブリアトーレの判断もこれを後押しした。

    残る可能性としては、アストンマーティンまたはハースF1チームでのリザーブ起用。アストンマーティンは2026年からホンダのワークスチームとなり、ハースF1チームはトヨタと技術提携を結んでいる。

    角田裕毅は「イモラのクラッシュ」が唯一の後悔
    レッドブル昇格後、フェルスタッペンに対して苦戦を強いられた角田裕毅だが、アップグレードが一致した週末では速さを示した。

    そのうえで、角田裕毅は自身のレッドブル時代で“唯一の後悔”としてイモラでのクラッシュを挙げた。

    「後悔は特にないんですけど、しいて言えばイモラのクラッシュですね」

    「たぶんあれでかなり後退したところはあったと思います。そこからの数戦にも影響したので、あれだけですね」

    「レッドブルに来た決断自体は満足していますし、同じ状況でも同じ選択をします。強くなれたと思っています。ただ、今年自分がやってしまった大きなミスと言えるのはイモラのクラッシュだけです。はい、それだけです」

    角田裕毅 レッドブル F1

    イモラの事故が流れを変えた可能性
    角田裕毅の述懐が示す通り、イモラのクラッシュはシーズン序盤の重要局面で発生したもので、チーム内評価やアップグレード投入の流れに影響を与えた可能性が高い。

    レッドブルとしても、フェルスタッペンのタイトル逆転に全力を注ぐ中で、もう一方のマシンに安定性を求める場面が増え、そのプレッシャーが負の連鎖として結果に反映された形だ。

    2026年のシート決定を目前に控え、角田裕毅がこの“唯一の後悔”を語ったことは、今季の自省と、最後まで諦めず結果を求める姿勢を象徴するものとなった。

  • セルジオ・ペレス レッドブルF1からの解雇は「キャリアで最善の出来事だった」

    セルジオ・ペレス レッドブルF1からの解雇は「キャリアで最善の出来事だった」

    セルジオ・ペレスは、自身がレッドブルを離れる直前にクリスチャン・ホーナーへ伝えた最後の言葉を明かし、さらにマックス・フェルスタッペンのF1における歴史的な位置付けについての自身の見解を語った。

    キャデラックF1チームの2025年準備が最終段階に向かいつつある中、セルジオ・ペレスはメキシコシティを訪れ、約1年前に始まったレッドブル離脱の瞬間を振り返った。

    記者会見で“チェコ”ペレスは、現在はレッドブルを離れているホーナーとの最後の会話について「本当にありがとうと伝えた」と語った。

    「そしてここに来る人にはとても申し訳ないともね。というのも、ここでは本当に大変な思いをするからだ」

    セルジオ・ペレスは2021年にレッドブルに加入したが、当初から自身の立場がフォースインディア/レーシングポイント時代のような“チームの基準点”ではなく、マックス・フェルスタッペンのために構築された体制の中で働く役割になることを理解していたと振り返った。

    それでも状況を変えようと試みたが、結局は毎年同じ展開に落ち着き、マシン開発がフェルスタッペンのドライビングスタイルに合わせて進められていると強調するコメントを続けていた。

    「最初の日から僕らは賢く立ち回らないといけなかった。自分の役割は理解していたし、このプロジェクトはフェルスタッペンのために開発されていることも分かっていた。」

    「加入した時、僕は彼らを少し緊張させ始めた。でも、多くの利害関係があって、そのシステムを自分が背負うことはできないとも分かっていた。」

    「レッドブルで起きたことは、結局のところ、僕にとって最善のことだったと思う。レッドブルにいて、僕が置かれていた状況は本当に大変だった。」

    「そして、これまで来たドライバーも、これから来るドライバーも同じ問題に直面し続けるだろう。なぜなら、あれは非常に扱いの難しいマシンで、常にフェルスタッペンのスタイルに合わせて適応しなければならないからだ。」

    さらにペレスは、フェルスタッペンに対して大きな尊敬を抱いていることも明かした。

    「彼はこのスポーツの歴史上、最高のドライバーになると思う。レッドブルのプロジェクトは彼のために作られている。」

    一方で、現在では誰もレッドブルに“2人目のドライバー”がいることを気にしておらず、専門メディアでさえフェルスタッペンの“副操縦士”の席に十分な注目を払わない状況にあると指摘した。後任たちが苦戦しているにもかかわらず、である。

    「僕は賢く立ち回る必要があった。未来を考え、物事がどう進むかを見ないといけなかった。ドライバーの人生は短い。そして今日では、誰も2番手ドライバーがいることを覚えていない。」