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  • トロロッソ 「ホンダF1とレッドブルの提携は我々にも相乗効果を生む」

    トロロッソ 「ホンダF1とレッドブルの提携は我々にも相乗効果を生む」

    トロロッソのチーム代表を務めるフランツ・トストは、2019年にスタートするホンダF1とレッドブル・レーシングのワークスパートナーシップが姉妹チームであるトロロッソにも相乗効果を生むと主張する。

    今年、トロロッソとのパートナーシップを開始したホンダは、2019年からレッドブル・レーシングにF1パワーユニットを供給することを決定。

    トロロッソは、シニアチームであるレッドブルのためにホンダのF1パワーユニットのための実験の場を提供し、ホンダは改善を果たしたが、トロロッソは複数回のパワーユニット交換とグリッドペナルティによって一貫性のあるシーズンを過ごすことはできなかった。

    しかし、フランツ・トストは、レッドブル・レーシングの“テストチーム”としてのトロロッソの立場を受け入れていると語る。

    2018年のトロロッソ・ホンダについてフランツ・トストは「簡単には行かないことはシーズン前にわかっていた。今年は我々とホンダにとって発展期であることは明らかだった」と Auto Motor und Sport にコメント。

    「我々は2人の経験の浅いドライバーを起用し、期待していたようなマシン開発はできなかった。残念ながら、パフォーマンス差もあり、直近のライバルに追いつくことができなかった」

    トロロッソは、レッドブルのエリートドライバーを育てるための育成の場として活用されており、セバスチャン・ベッテル、ダニエル・リカルド、マックス・フェルスタッペンといったドライバーを輩出してきた。そして、2019年にはピエール・ガスリーがレッドブル・レーシングへの昇格を果たす。

    「ピエールはとても良い仕事をした」とフランツ・トストはコメント。

    彼は常に進化している。彼がどのようなものを持っているかは今後示されていくだろう。彼は本当に優れたベースを持っているし、自分が何を期待されているかをわかっている。彼は間違なくその場所に値するし、レッドブルでも良い仕事をすると確信している」

    一方で、トロロッソはブレンドン・ハートレーを1年で放出することを決めた。

    「あまり言うことはない。人々は彼がLMP1から来たことを忘れてはならない。非常に異なるカテゴリーだ。現代のF1は大きなチャレンジだ。ブレンドンはシーズンを通して改善した。彼が自分の力でそれを成し遂げたのあれば、それは素晴らしいことだ」

    2018年は、トロロッソを通じて、ホンダとレッドブル全体のハネムーン期間だった。来年からホンダのF1エンジンは4台のマシンに搭載されることになる。

    ホンダとのパートナーシップの第一期について要約するよう求められたフランツ・トストは「とても良いものだった」とコメント。

    「パフォーマンスと信頼性の両面で我々はシーズンを通して大きな進歩を果たした。来年に向けてエンジンをアップグレードするために再び非常に激しい労働のウインターシーズンとなる。かなり自信を持っている」

    レッドブル・レーシングも同じホンダチームに加わることでトロロッソの“テストチーム”としての役割はより激しいものになるかもしれない。

    しかし、フランツ・トストは「そこはまったく問題ではない。それが我々自身がパフォーマンスを改善させていく方法であり、同時にレッドブルの助けにものあれば、我々はその役割を果たしていく」とコメント。

    「そうなると予想しているが、我々はレッドブル・テクノロジーから完全なサポートを得ることもできる。我々はレギュレーションの枠組みのなかで相乗効果をフルに活用していく。協力体制はすでに目標に達している。優れたパフォーマンス向上を期待している」

    トロロッソの2019年F1マシン『STR14』には、レッドブル・テクノロジーを通して、ホンダのF1エンジン、ギアボックス、サスペンションを含め、レッドブルの2019年F1マシン『RB15』と同じリア周りのパッケージが与えられる。

  • マックス・フェルスタッペン、レッドブル・ホンダ RB15の競争力に自信

    マックス・フェルスタッペン、レッドブル・ホンダ RB15の競争力に自信

    マックス・フェルスタッペンは、2019年のチームのF1マシン『レッドブル・ホンダ RB15』が競争力のあるパッケージに仕上がると自信を見せている。

    今シーズン、出だしでつまづいた感のあるマックス・フェルスタッペンだが、シーズン最後の6レースではメキシコGPでの優勝を含めてルイス・ハミルトンに次ぐ101ポイントを獲得。ドライバーズランキングでバルテリ・ボッタスを上回り、自己最高となるランキング4位でシーズンを終えた。

    ルノーのF1パワーユニットのパワー不足を考えれば、レッドブル・レーシングのシャシー性能は印象的であり、ホンダのF1パワーユニットを搭載する来季マシン『RB15』はうまく機能するはずだとマックス・フェルスタッペンは語る。

    「すべてがとても有望そうに見える。でも、僕は常に現実的でいようとしているし、とにかく待ってみなければならない」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

    「なにより、僕たちはまだ素晴らしいクルマを作っていく必要があるし、エンジンも信頼性が高くてパワフルでなければならない。そのレベルに達するとは思っているけど、まずは冬季テストをしてみてからだね」

    レッドブル・レーシングは、これまで開発のために新車の発表をぎりぎりまで遅らせてきたが、今季マシン『RB14』はプレシーズンテストでのテストプログラムが滞るのを避けるために1週間前倒しで発表された。

    その後、レッドブル・レーシングはRB14を積極的に開発し、マックス・フェルスタッペンとダニエル・リカルドは上位で戦うクルマを手にした。

    マックス・フェルスタッペンは、来季マシン『レッドブル・ホンダ RB15』の仕上がりぶりにかなり期待を持っていると語る。

    「僕たちは開発を進めていきたいと思っている。でも、ファクトリーには良いクルマがあるし、彼らはすでにとても懸命に新車に取り組んでいる。でも、メルセデスとフェラーリも同じことをしているのは間違いない」とマックス・フェルスタッペンは語る。

    レッドブル・ホンダ RB15がチャンピオンシップを争うマシンだった場合、タイトルを争う準備はできていると感じているかと質問されたマックス・フェルスタッペンは「F1ではパッケージに大きく依存してくるので本当に難しい質問だ」とコメント。

    「F1で過去を振り返れば、ルイスは初年度にタイトルを争う準備はできていたように思う」

    「もちろん、いつだって一年を良いものにできると思っているけど、それは毎年同じことだと思う。最終的にタイトルを獲得できたとしても、常にもっとうまくやれると思うだろう」

    「僕たちに勝てるパッケージがあったとしても、ミスをする週末もあるかもしれないし、全体的にもっとうまく過ごせる週末もあるかもしれない。まずは僕たちにそのパッケージがあることを期待したい」

    マックス・フェルスタッペンは、来シーズン、ダニエル・リカルドに代わって加入するピエール・ガスリーをチームメイトに迎える。

    「カートでの最初の国際シーズンではピエールが2位だったと思う。僕たちはシーズン全体でお互いにレースをしていたし、いくつか良いバトルがあった」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

    「その時はあまり話はしなかった。ピエールも僕も英語がそれほど得意ではなかったからだと思う。12歳だったし、ちょっと違うよね」

    「その後、数年間はいつも連絡をとってきた。他のシリーズで再びめぐり合ったりするものだ。そのと、彼はレッドブルのプログラムに入った。彼はとても速いドライバーだけど、とても素晴らしい男でもある。それが重要なことだ」

  • レッドブル 「ピエール・ガスリーには“規律”を教え込む必要がある」

    レッドブル 「ピエール・ガスリーには“規律”を教え込む必要がある」

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、2019年にレッドブル・レーシングに昇格するピエール・ガスリーにちょっとした“規律”を教え込む必要があると語る。

    今年、トロロッソ・ホンダでF1で初めてのフルシーズンを終えたピエール・ガスリー(22歳)は、ルノーに移籍するダニエル・リカルドの後任としてシニアチームであるレッドブル・レーシングに移籍。レッドブルが“将来のワールドチャンピオン”として期待をかけるマックス・フェルスタッペンとチームを組む。

    ヘルムート・マルコは、3強チームに移籍する2019年にピエール・ガスリーは“F1とは何たるか”を教え込まれることになるだろうと語る。

    「フットボールでは、パフォーマンスを発揮できなければ、ベンチに座ることになる」とヘルムート・マルコは Autosport にコメント。

    「ガスリーはスピードを示しているが、もちろん、少し規律を教え込まなければならない。だが、チームからのサポートも別物になる。我々は彼にはそれができると確信している」

    2016年にGP2でタイトルを獲得したピエール・ガスリーだったが、F1のチャンスは得られず、2017年は日本でスーパーフォーミュラに参戦してレッドブル首脳陣の信頼を稼がなければならなかった。

    だが、ピエール・ガスリーは、かつてレッドブル・レーシングのドライバーを務めた大部分のドライバーよりもトロロッソでの経験を積んでシニアチームに昇格することになる。ガスリーはトロロッソで26戦を戦っており、同じように昇格を果たしたセバスチャン・ベッテル(25戦+ザウバー)、マックス・フェルスタッペン(23戦)、ダニール・クビアト(19戦)よりも経験は多い。

    ピエール・ガスリーは、2018年にホンダをF1エンジンサプライヤーに迎えたトロロッソで、ホンダが2015年にF1復帰してからの最高位となる4位入賞を果たしている。

    ピエール・ガスリーは、来年に向けて改善できる点はたくさんあることを認識しているが、2018年を10点中8.5点と評価。ルーキーシーズンの出来には満足していると語る。

    「初めてのフルシーズンでの目標は持っているパッケージを最大限に活用することだった」とピエール・ガスリーはコメント。

    「シーズンで大量ポイントを獲得するチャンスが2~4回は訪れることはわかっていた。バーレーン(4位)、モナコ(7位)、ブダペスト(6位)での機会は、僕たちは適切な結果を出すことができた3つの主な機会だと思う」

    「バーレーンでは、レースでフリーエアを得るために適切なタイミングで良い予選をしなければならなかったし、なんとかそれを達成ることができた。モナコではQ3に進出して良いスターティンググリッドを獲得することが重要だったし、僕たちはそれを成し遂げた。ウエットとなったブダペストの予選もそうだったし、僕たちはQ3に進出して、良いスタートポジションを得ることができた」

    「そのレースでは僕たちは他よりも少し多くのパフォーマンスを発揮することができたし、重要なときにそれを実現することができたレースだった」

  • ピエール・ガスリー 「レッドブル・ホンダの前途はエキサイティング」

    ピエール・ガスリー 「レッドブル・ホンダの前途はエキサイティング」

    2019年にレッドブル・ホンダのドライバーを務めるピエール・ガスリーは、ルノーからホンダにF1エンジンを切り替える来季はレッドブル・レーシングにとってエキサイティングな一年になると考えている。

    レッドブル・レーシングは、過去にダブルタイトルを4連覇したルノーとの12年間に及ぶパートナーシップを終了し、2019年からホンダとワークスパートナー契約を結んで、ホンダのF1エンジンを走らせる。

    ピエール・ガスリーは、2017年にスーパーフォーミュラ、2018年にトロロッソ・ホンダでホンダのエンジンを走らせており、ホンダのF1エンジンについていくつかの専門知識を持っている。

    「僕はこのプロジェクトを本当に信じているし、ホンダがどれくらい献身的に作業をしているかを見ることができる」とピエール・ガスリーは Sky News にコメント。

    現時点で、ホンダのF1エンジンはメルセデスとフェラーリと比較してパフォーマンス面で遅れをとっているが、ピエール・ガスリーはそれほど長くその差が続くことはないと考えている。

    「どこかの時点でそれは縮まると考えている。とにかく彼らに時間んを与える必要がある」とピエール・ガスリーは続ける。

    「でも、レッドブルの経験、この本当に強力な2社のミックスによって、来年は本当にエキサイティングなことが待ち受けていると思う」

    ピエール・ガスリーは、2019年からマックス・フェルスタッペンとチームを組むことになる。

    「僕たちはホンダがどうなっていくかを見ていく必要もあるけど、本当に面白いものになると思う」とピエール・ガスリーは語る。

    「レッドブルはシーズン終盤に勝利を争っていることを示した。マックスはメキシコで勝ち、ブラジルでも勝てたかもしれない」

    「パッケージが機能しているのは明らかだ。勝てるクルマがあれば、彼はトップにいると確信している」

    ピエール・ガスリーは、マックス・フェルスタッペンよりも18ヵ月年上だが、F1参戦暦でいえば、ピエール・ガスリーが26戦であるのに対し、マックス・フェルスタッペンは81戦を戦い、すでに5勝を挙げている。

    ピエール・ガスリーは、2019年にレッドブル・ホンダのセカンドドライバーの役割を果たすつもりはないとしつつも、上位チームへの移籍によって自分にはまだ学ばなければならないことがたくさんあると認める。

    「僕はまだF1で2シーズン目でしかない。学ばなければならないことがまだたくさんあるし、まだ自分自身を向上させていく必要がある」

    「でも、自分が速いことはわかっている。自分のスキル、クオリティを最大限に引き出す必要があるし、それだけでなく、自分が改善できるすべてのエリアに取り組んでいかなければならない」

    「マックスに対してどれくらいやれるか見てみるつもりだ。彼は現時点で最も才能のあるドライバーのひとりだ。競争力のあるドライバーが隣にいるのはいつだって良いことだ」

    「僕もそのレベルにいることを示すことが僕の仕事になるだろう。できるだけ彼を手こずらせて、ドライバーとしてできるだけ多く向上したい。来年どのような結果を出せるか見てみるつもりだ」

    元F1ドライバーで、Sky Sports F1のコメンテーターを務めるマーティン・グランドルは、3強チームのレッドブル・レーシングに移籍することでピエール・ガスリーに対するメディアの注目は高まるが、ガスリーであればうまく対処すると期待していると語る。

    「彼は非常に堅実な仕事をすると思う。彼に優れたスピードがあるのは疑いのないことであり、あとはそれをトップ3チームに求められる一貫性に繋げられるかどうかの問題だ」とマーティン・ブランドルはコメント。

    「毎日、毎週末、結果を出さなければならない。彼にそれができるかどうか見てみよう」

  • ピエール・ガスリー 「トロロッソの選手権9位は実力に見合っていない」

    ピエール・ガスリー 「トロロッソの選手権9位は実力に見合っていない」

    ピエール・ガスリーは、2018年F1シーズンにおけるトロロッソ・ホンダのコンストラクターズ選手権9位という成績はチームの“すべのポテンシャル”を反映したものではないと考えている。

    トロロッソは2018年からホンダをF1エンジンパートナーに迎えた。マクラーレンと悲惨な3シーズンを過ごしたホンダだが、冬の間に堅実なパフォーマンス向上を果たし、トロロッソ・ホンダは第2戦バーレーンGPでピエール・ガスリーが4位入賞を果たす有望なシーズンのスタートを切った。

    しかし、ミッドフィールドのライバルが開発面で強力な進歩を果たすなか、トロロッソはシャシーアップグレードに失敗して徐々に後退。ザウバー、そして、0ポイントから再出発を果たしたフォースインディアに抜かれ、最終的にトロロッソ・ホンダはコンストラクターズ選手権9位でシーズンを終えている。

    「それは僕たちがシーズン序盤に目標としていた結果ではない」とピエール・ガスリーは認める。

    「ホンダが来ることに難しいシーズンになることはわかっていたし、コンストラクターズ選手権の最終順位についいてはあまり期待したくはなかった」

    「今シーズン、ミッドフィールドはかなりの接戦だった。メルボルンでシーズンをスタートした際には僕たちのクルマは他よりもはるかに優れていたけど、1週間ごろに僕たちは4番手に優れたチームではないことがわかっていった」

    「僕たちは常にミッドフィールドで戦っていた。パッケージを最大限に生かせたことも何度かあったけど、全てのチームっよりも遅いこともあった」

    「僕たちはライバルに対して50ポイント差くらいつけられたわけではなかったし、ミッドフィールドは本当に接戦だった。でも、最終的にはちょっと失望している。僕たちのポテンシャルのすべてを反映した結果ではない」

    「ホンダについてだけ言えば、明らかにステップを果たしていたし、今年、僕たちはそれを示したと思う。でも、絶対的な結果で言えば、僕たちが望んでいたものではないかもしれない」

    2019年にダニエル・リカルドの後任としてレッドブル・レーシングに移籍するピエール・ガスリーは、バーレーンGPをシーズンのハイライトとして選んだ。

    「バーレーンは、何が起こっているのか信じられないような気分だった」とピエール・ガスリーはコメント。

    「次ぐにその後のレースで僕たちのパッケージの全体的なパフォーマンスを見ても、僕たちがバーレーンでどのようにして4位を獲得できたのかまだ理解するのが難しい」

    「本当に予想外だった。ちょっと友人や家族からサプライズをしてもらったときのようだった。いつだって期待していなときはさらにハッピーに感じるものだ」

  • ホンダF1 「2019年は今年と同じ失敗はできない」

    ホンダF1 「2019年は今年と同じ失敗はできない」

    ホンダF1 副テクニカルディレクターを務める本橋正充が、2019年シーズンに向けての抱負を語った。

    ホンダは、2019年シーズンよりレッドブル・レーシングとスクーデリア・トロ・ロッソの2チームにパワーユニット(PU)を供給する。ホンダが2チームにPUを供給するのは、2015年にF1に復帰して以来初めてとなる。

    今年は、信頼性とパフォーマンスを大きく改善させてきたホンダだが、最終戦アブダビGPではピエール・ガスリーのマシンにトラブルが発生してリタイアを余儀なくされている。

    ホンダF1の副テクニカルディレクターを務める本橋正充は、来年は“今年と同じ失敗はできない”と語る。

    「来シーズンの準備に時間の余裕はなく、すでにいろいろなことが始まっています」と本橋正充は Honda Racing F1 の公式サイトにコメント。

    「来季の2チーム供給というのは今回のプロジェクトでは初めてのことなので、信頼性を含めた開発をきちんとやって、設定した目標を達成しないとオペレーションとしてキツくなりますし、もっと広い部分ではロジスティックとかサプライヤーさんとの協力関係とか、さまざまな部分できちんとした対応をして、その確認などをしっかりやらなければなりません」

    きちんとした方向性で進んでいかないと、レースの結果に響く全領域で厳しい状況になると思います。いろいろなことがすでに進んでいますが、まだこれらの部分もあるので、時間に余裕はありません」

    「来年は、今年やってきたことを見直し、きちんと修正、反映します。同じ失敗はできないと思うんです。テクニカルサイドもオペレーションサイドも、です。そういう観点では、スタッフはとても引き締まっています」

    「来年に向けては技術的、パフォーマンス的にもホンダとして上り坂の状況だと思っているので、開発側もプッシュしてくれていますし、それをきちんと活かせるようにトラックサイドとしてはがんばらなければいけません。とても楽しみです。開発は常日頃の積み重ねで、その成果の一端が、例えば今シーズン投入した新スペックに成果として現れてきているはずです。開発としても、正しい方向に向かっていると思っています」

  • ピエール・ガスリー、マックス・フェルスタッペンにライバル心

    ピエール・ガスリー、マックス・フェルスタッペンにライバル心

    ピエール・ガスリーは、2019年にレッドブル・ホンダでチームメイトを務めるマックス・フェルスタッペンにライバル心を燃やしている。

    今年、トロロッソ・ホンダでF1フル参戦を果たしたピエール・ガスリー(22歳)は、2019年にレッドブル・レーシングに移籍。レッドブルが将来のF1ワールドチャンピオンとして期待を寄せるマックス・フェルスタッペン(21歳)とチームを組む。

    今週のF1アブダビテスト2日目にレッドブル RB14を走らせたピエール・ガスリーは、ピレリの2019年仕様の“コンパウンド5”で1分37秒916を記録。初日にハイパーソフトで記録したマックス・フェルスタッペンのベストタイムを0.31秒上回って見せた。2日間のタイムを比較することに大きな意味はないかもしれないが、来季の拮抗したチームメイトバトルを期待させる結果となった。

    ピエール・ガスリーは「僕の長期的な目標はスポーツで一番になることだが、1番になりたければ、1番と戦わなければならない。マックスは現時点でグリッドのベストドライバーのひとりだと思うし、彼と並んで走るのは素晴らしい機会だと思っている」とコメント。

    マックス・フェルスタッペンは、そんなピエール・ガスリーの加入を歓迎していると語る。

    「カートでの最初の国際シーズンではピエールが2位だったと思う。僕たちはシーズン全体でお互いにレースをしていたし、いくつか良いバトルがあった」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

    「その時はあまり話はしなかった。ピエールも僕も英語がそれほど得意ではなかったからだと思う。12歳だったし、ちょっと違うよね」

    「その後、数年間はいつも連絡をとってきた。他のシリーズで再びめぐり合ったりするものだ。そのと、彼はレッドブルのプログラムに入った。彼はとても速いドライバーだけど、とても素晴らしい男でもある。それが重要なことだ」

    二人と仕事をしてきたトロロッソのチーム代表フランツ・トストは、序盤戦で二人は緊張関係を高めることになると予想する。

    良いパートナーシップになると期待している」とフランツ・トストはコメント。

    「両方のドライバーが成功したいと思っているし、遅かれ早かれレッドブルでもレース中に問題が起こるかもしれない」

    「だが、それはF1では普通のことだ。ドライバーはポジションを争っているし、二人とも成功したいと思っている。だが、二人ともプロなので、最高の方法で解決を解決することになるだろう」

  • ホンダF1 「レッドブルのパフォーマンスを下げることになってはいけない」

    ホンダF1 「レッドブルのパフォーマンスを下げることになってはいけない」

    ホンダは、2019年シーズンよりレッドブル・レーシングとスクーデリア・トロ・ロッソの2チームにパワーユニット(PU)を供給する。ホンダが2チームにPUを供給するのは、2015年にF1に復帰して以来初めてとなる。

    バーレーンGPでは4位に入るなど、今シーズンから始まったトロロッソとのパートナーシップはポジティブな結果を残していた。2019年シーズンからは、そこにレッドブル・レーシングとのパートナーシップが加わる。

    レッドブル・レーシングとのパートナーシップ発表の際にホンダモータースポーツ部長の山本雅史が語ったコメントを振り返る。

    「これまでトロロッソとの関連でヘルムート・マルコ氏と話す機会は何度もあったので、『いつか一緒にやりたいね』という話はどちらからともなく出てきていました」と山本雅史は Honda Racing F1 の公式サイトにコメント。

    「来季に向けては各チームともに既に準備を始めている段階だと思いますので、我々としてもレッドブル・レーシングと一緒に、できるだけ早く車体とのマッチングなどの開発を開始します。昨年のトロロッソとのパートナーシップ決定時よりも時間的な余裕はあるものの、それでもタイミングとしてはギリギリだと考えていますので、コミュニケーションよくプロジェクトを進めていかなくてはなりません」
    Red Bullグループが2つのチームを所有しており、レッドブル・レーシングのほうが人員や予算規模も大きいことから、そちらがワークスになると見る向きもある。しかし山本雅史は、今回は必ずしもそうではないと語る。

    「来年からはレッドブル・レーシング、トロロッソの2チームに、レギュレーションに沿って同仕様のPUを供給することとなります。我々PUマニュファクチュラーからすると、これまでのように供給先チームをワークス/カスタマーと定義づける考え方は、それぞれに同一PUを供給しなくてはならないという現行レギュレーションを考慮すると成立しないと思っています」

    「そういった意味でも今回の契約は、レッドブル・レーシング、トロロッソ、そしてホンダの三者がイコールになるようなパートナーシップだと考えています。今年からパートナーシップを組んでいるトロロッソも同様ですが、今回の契約交渉を通し、Red Bullグループがホンダという会社に対して非常にリスペクトを払ってくれていることを強く感じました。F1では過去3年間、我々はなかなか思うような成績を出すことができずに苦しんできたわけですが、そのような状況にあっても、ホンダとのパートナーシップに可能性を見出し、真摯な姿勢で交渉に臨んでくれたことにとても感謝しています」

    「なによりうれしかったのは、『どうやったら一緒に勝てるか』と言うことが、どんなときも議論の中心にあったことです。トロロッソも含めて、本当に純粋なレーシングチームだと感じています」

    「具体的な契約内容については公表できませんが、内容は非常にフェアなものですし、我々としてもそういった彼らの期待やリスペクトに応えられるよう、全力で開発やその他の準備に取り組んでいきます」

    ホンダが2チームとパートナーシップを結ぶのは、2015年にF1に復帰してから初めてのことだが、PUの供給先を増やすことは今シーズンが始まる前から検討されていた。そしてミルトンキーンズにあるホンダとレッドブル・レーシングのファクトリーは距離的にも近いことから、山本雅史は今回のパートナーシップはスムーズに進むと考えている。

    「2015年の復帰以降では初めてのチャレンジになりますが、元々は今シーズンからの2チーム供給を計画していた部分もあり、組織的にはある程度のベースがあります。また、レッドブル・レーシングとトロロッソに関係性があるために、チームとのコミュニケーションの部分において、ホンダ側の人員配置をスリム化できるというメリットも感じています。ただ、まだ組織や人員配置などで課題を残す部分はありますし、レッドブル・レーシング、トロロッソとも話をしながら急ピッチで準備を進めます」

    「地理的に互いの拠点が近いということはコミュニケーションの観点で大きなアドバンテージになります。さまざまなコミュニケーション技術が進んだいまの時代でも、顔と顔を合わせて議論を重ねることは非常に重要で、そのようにして導かれる結論は、より効果の高いものになると考えています」

    これまで数々の成功を収めてきたチームとパートナーシップを組むことは、ホンダにとって前向きなステップになるが、共にチャレンジを続けてきたトロロッソとの関係を損ねることはなく、レッドブル・レーシングと新たにパートナーシップを結ぶことは、現在のパートナーであるトロロッソにもポジティブな影響があると山本雅史は考えている。

    「基本的には現在の我々とトロロッソの関係性に変化はありません。ただ、レギュレーションの範囲内でレッドブル・レーシング、トロロッソ、ホンダの三者で最大限にシナジー効果を出せるよう、プロジェクトを進めていきたいと思っています」

    「トロロッソとは、第2戦でいきなり4位という結果を得られましたが、その後はアップダウンが続いています。我々のマシンとサーキットとの相性や、ライバルの動向によって大きく結果が変わる状況で、その意味ではファンの皆さんも、レースをしている我々にとっても面白いシーズンになっていると思っています」

    「さらなる進歩に向けて開発を続けていますし、4位という結果以上のものをこの先で得られればと考えています」

    トロロッソと見せてきた確実な進歩が、レッドブル・レーシングが新たなパートナーを選ぶ際の決め手の一つだった。レッドブル・レーシングは今シーズンも4勝を挙げており、来年の目標はさらに高いものになるだろう。

    「ご存知の通り、過去にいくつもタイトルを取ってきているチームで、ここ数年もコンスタントに勝ち続けているチームです。シャシー性能が優れていることはだれの目にも明らかですし、勝利に向けた可能性が高くなるという点では、我々ホンダにとっては大きなチャンスです。プロジェクトに関わる全てのメンバーのモチベーションがこれまで以上に上がると思っていますが、同時に大きなプレッシャーや責任を伴うことも事実です」

    「ただ、高い目標に向けてチャレンジを続けてこそのホンダですし、それがF1に挑戦を続ける理由だと思っています」

    「まずは今のレベルからレッドブル・レーシングのパフォーマンスを下げることになってはいけないというのが我々の最初の、そして最低限の目標ですが、その先の大きなゴールはさらに高いところにあると思っています」

  • フランツ・トスト、フェルスタッペンとガスリーの緊張関係を予想

    フランツ・トスト、フェルスタッペンとガスリーの緊張関係を予想

    2019年にレッドブル・ホンダでチームメイトとなるマックス・フェルスタッペンとピエール・ガスリーは、シーズン序盤にいくつかの“問題”を起こすことになると二人と仕事をしてきたトロロッソのチーム代表フランツ・トストは予想する。

    フランツ・トストは、2015年と2016年の最初の4戦でマックス・フェルスタッペンのボスを務め、今シーズンはピエール・ガスリーを起用している。

    二人ともF1で速さを示しているが、同時に気性の荒さもあり、過去にそれぞれのチームメイトと一悶着を起こしている。

    フランツ・トストは、マックス・フェルスタッペンとピエール・ガスリーと両方と仕事をした経験から来シーズンの序盤戦で二人は緊張関係を高めることになると予測。だが、両者はお互いに優位性を確立しようとするが、最終的には良い関係を築いていけると考えている。

    「良いパートナーシップになると期待している」とフランツ・トストはコメント。

    「両方のドライバーが成功したいと思っているし、遅かれ早かれレッドブルでもレース中に問題が起こるかもしれない」

    「だが、それはF1では普通のことだ。ドライバーはポジションを争っているし、二人とも成功したいと思っている。だが、二人ともプロなので、最高の方法で解決を解決することにいなるだろう」

    ピエール・ガスリーは、トロロッソ・ホンダと迎えた初のフルシーズンでバーレーンで4位、ハンガリーで6位で入賞するなどの活躍をみせ、レッドブル・レーシングへの昇格を勝ち取った。

    「ピエールは本当に良い仕事をしている。彼はシーズンを通して大きく改善したし、彼には本当に満足している」

    2019年、トロロッソ・ホンダはドライバーラインナップを一新。チームに復帰するダニール・クビアトとルーキーのアレクサンダー・アルボンを起用する。

    ダニール・クビアトは2014年にトロロッソでF1デビューを果たし、翌2015年にレッドブル・レーシングに昇格。しかし、2016年に何度かインシデントを繰り返した後、マックス・フェルスタッペンと入れ替わるかたちでトロロッソに降格。その後はスランプに陥り、2017年のシーズン終了を待たずして解雇されている。

    しかし、フランツ・トストは、ダニール・クビアトは2019年に状況にうまく対処すると期待している。

    「過去にはいくつか間違いがあったと思う」とフランツ・トストは語る。

    「GP3からF1に来たことは問題ないと思うが、レッドブルに行くのはちょっと早すぎた。彼は我々と1シーズンしか過ごしていなかったからね」

    「現在、彼ははるかに成熟している。彼はチームを知っているし、チームが彼に競争力のあるクルマを提供できれば、彼はそこにいるだろう。約束しよう」

  • レッドブル 「ホンダのF1エンジンの馬力があれば弱点は解消される」

    レッドブル 「ホンダのF1エンジンの馬力があれば弱点は解消される」

    レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、チームの競争力のあるシャシーにホンダの改善されたF1パワーユニットを搭載すれば、2019年に力強いポジションを争えると楽観的に捉えていると語る。

    F1パドックでは、2019年にホンダのF1パワーユニットを搭載するレッドブルが、タイトル候補に躍り出るのではないかとの期待が高まっている。

    レッドブル・レーシングは、以前に2010年から2013年にルノーとともにダブルタイトルを4連覇してきたが、F1がパワーユニット時代に突入して以降は、メルセデスが両方のタイトルを5連覇している。

    しかし、レッドブル・レーシングの現在の状態、そして、ホンダの今シーズンの進歩は、レッドブル・ホンダが2019年にタイトル争いに加わるのではないかという楽観主義を呼び起こしている・

    「我々には素晴らしいマシンを作りだす驚異的なチームがある。ホンダが届けてくれるであろうもう少しの馬力を得るようになれば、我々は全てのサーキットで彼らを苦しませることができるだろう」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    「今年、我々は素晴らしいクルマを持っていた。我々の問題は予選と直線でのパフォーマンスだった。我々がそれに対処することができれば、より力強いポジションにいることができるだろう。全ての数値は有望だ」

    ホンダは、2015年にF1復帰して以降の3年間をマクラーレンとともに苦しんだが、今年はトロロッソとともに急速な進歩を遂げている。

    「我々はチームにとってホンダとのパートナーシップが正しい方向であると確信している。姉妹チームのスクーデリア・トロ・ロッソとともに急速な進歩、そして、我々と一致する彼ら野心の範囲によって、ホンダのF1へのコミットメントに感銘を受けてきた」とクリスチャン・ホーナは語った。

    Sky F1のコメンテーターを務める元F1ドライバーのポール・ディ・レスタは「彼らが来年パワーを得れば、真剣なタイトル候補になる」と語る。

    「このパドックの上から下まで全員が新しいレギュレーションによる落ち込みを囁いているが、レッドブルは彼らの場所に留まっている。レッドブルはホンダに『エンジンの大きさはどれくらいで、どこに進む必要があるかを言ってくれれば、我々はそれに合わせてパッケージングを行う』と伝えていると思う」

    レッドブル・レーシングは、メキシコGPでマックス・フェルスタッペンが優勝。前戦ブラジルGPでもエステバン・オコンとの接触がなければ、2連勝を果たすのは確実だったと考えられており、シャシー性能の高さが改めて評価されている。

    一方、ホンダはスペック3エンジンをと投入して以来、トロロッソは直線スピードを大幅に改善させており、予選でもQ3進出を果たせるパフォーマンスを見せている。