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    【ル・マン24時間】 公式練習:ポルシェ 1号車がトップタイム

    2017年 ル・マン24時間の公式練習が14日(水)に行われ、ポルシェ1号車を駆るニール・ジャニがトップタイムを記録した。

    先週行われたテストデーではトヨタがトップ3を独占しており、その勢いは継続されると見られていた。しかし、公式練習ではポルシェ 1号車のニール・ジャニがセッション残り5分で3分20秒362でトップタイムを記録。予選にむけて好調なスタートを切った。

    2番手には0.604秒差で小林可夢偉のトヨタ 7号車が続いた。残り45分で走行を担当した小林可夢偉は3分20秒996をマーク。さらなるタイムアップを目指したが最終コーナーでスピン。タイムを更新することはできなかった。

    3番手にはポルシェ 2号車、4番手にはトヨタ 8号車、5番手にはトヨタ 9号車というオーダー。トップから5番手までのタイム差は1.6秒と僅差。5台はそれぞれ50周以上を走り込んだ。

    プライベーターとしてLMP1クラスに参戦するバイコレスは液体漏れによって24周しか走行できなかったが、LMP2クラスよりは速い3分27秒828を記録した。

    LMP2クラスではG-Drive Racing 26号車、GTE ProクラスではAF Corce 71号車、GTE AmクラスではAston Martin Racing 98号車がトップタイムを記録した。

    次のセッションは予選。午後10時(現地時間)から2時間の公式予選第1回目が行われる。公式予選セッションは翌15日(木)も続き、午後7時と10時からの2時間ずつ2回の公式予選を経て、これら予選3セッション中の最速ラップタイムで決勝のスターティンググリッドが決定する。

    2017 ル・マン24時間 公式練習

    順位 No. クラス チーム名/車名 ドライバー タイム
    1 1 LMP1-H ポルシェ LMP チーム
    ポルシェ 919 Hybrid
    ニール・ジャニ
    アンドレ・ロッテラー
    ニック・タンディ
    3:20.362
    2 7 LMP1-H TOYOTA GAZOO Racing
    トヨタ TS050 HYBRID
    マイク・コンウェイ
    小林 可夢偉
    ステファン・サラザン
    3:20.966
    3 2 LMP1-H ポルシェ LMP チーム
    ポルシェ 919 Hybrid
    ティモ・ベルンハルト
    アール・バンバー
    ブレンドン・ハートレー
    3:21.687
    4 8 LMP1-H TOYOTA GAZOO Racing
    トヨタ TS050 HYBRID
    セバスチャン・ブエミ
    アンソニー・デビッドソン
    中嶋 一貴
    3:21.775
    5 9 LMP1-H TOYOTA GAZOO Racing
    トヨタ TS050 HYBRID
    ニコラス・ラピエール
    国本 雄資
    ホセ・マリア・ロペス
    3:21.975
    6 4 LMP1 バイコレス レーシングチーム
    ENSO CLM P1/01 – Nismo
    オリバー・ウェッブ
    ドミニク・クライハマー
    マルコ・ボナノミ
    3:27.828
    7 26 LMP2 G-DRIVE レーシング
    オレカ 07 – ギブソン
    ロマン・ルシノフ
    ピエール・ティリエ
    アレックス・リン
    3:30.363
    8 13 LMP2 ヴァイヨン・レベリオン
    オレカ 07 – ギブソン
    ネルソン・ピケJr.
    デビッド・ハイネマイヤー・ハンソン
    マティアス・ベシェ
    3:31.666
    9 31 LMP2 ヴァイヨン・レベリオン
    オレカ 07 – ギブソン
    ニコラ・プロスト
    ジュリアン・キャナル
    ブルーノ・セナ
    3:31.749
    10 38 LMP2 ジャッキー・チェン DC レーシング
    オレカ 07 – ギブソン
    ホー・ピン・タン
    トーマス・ローラン
    オリバー・ジャービス
    3:32.025
    11 37 LMP2 ジャッキー・チェン DC レーシング
    オレカ 07 – ギブソン
    デビッド・チェン
    トリスタン・ゴメンディ
    アレックス・ブランドル
    3:32.286
    12 21 LMP2 ドラゴン・スピード – 10スター
    オレカ 07 – ギブソン
    ヘンリク・ヘドマン
    ベン・ハンリー
    フェリックス・ローゼンクヴィスト
    3:32.491
    13 28 LMP2 TDS レーシング
    オレカ 07 – ギブソン
    フランソワ・ペロード
    マシュー・バシビーレ
    エマニュエル・コラール
    3:32.910
    14 25 LMP2 CEFC マノー TRS レーシング
    オレカ 07 – ギブソン
    ロベルト・ゴンザレス
    シモン・トリュンマー
    ヴィタリー・ペトロフ
    3:34.053
    15 36 LMP2 シグナテック・アルピーヌ・マットムート
    アルピーヌ A470 – ギブソン
    ロマン・デュマ
    グスタボ・メネゼス
    マシュー・ラオ
    3:34.356
    16 39 LMP2 グラフ
    オレカ 07 – ギブソン
    エンツォ・ギベール
    エリック・トゥルイエ
    ジェームス・ウインスロー
    3:34.479
    17 27 LMP2 SMP レーシング
    ダラーラ P217 – ギブソン
    ミカエル・アレシン
    セルゲイ・シロトキン
    ヴィクトール・シェイタル
    3:34.507
    18 24 LMP2 CEFC マノー TRS レーシング
    オレカ 07 – ギブソン
    トー・グレイブス
    ジョナサン・ハーシー
    ジャン-エリック・ベルニュ
    3:34.806
    19 40 LMP2 グラフ
    オレカ 07 – ギブソン
    ジェームス・アレン
    フランク・マルテッリ
    リチャード・ブラッドレー
    3:34.950
    20 22 LMP2 G-DRIVE レーシング
    オレカ 07 – ギブソン
    メモ・ロハス
    平川 亮
    ホセ・グティエレス
    3:35.505
    21 35 LMP2 シグナテック・アルピーヌ・マットムート
    アルピーヌ A470 – ギブソン
    ネルソン・パンチアティシ
    ピエール・ラギュ
    アンドレ・ネグラオ
    3:35.862
    22 32 LMP2 ユナイテッド・オートスポーツ
    リジェ JSP217 – ギブソン
    ウィリアム・オーウェン
    フーゴ・ド=サーデレール
    フィリップ・アルバカーキ
    3:35.977
    23 47 LMP2 チェティラー・ヴィッロルヴァ・コルセ
    ダラーラ P217 – ギブソン
    ロベルト・ラコート
    ジョルジオ・セルナジョット
    アンドレア・ベリッチ
    3:36.085
    24 23 LMP2 パニス バルテズ コンペティション
    リジェ JSP217 – ギブソン
    ファビアン・バルテズ
    ティモシー・ビュレット
    ナタナエル・バートン
    3:36.096
    25 29 LMP2 レーシングチーム・ネダーランド
    ダラーラ P217 – ギブソン
    ヤン・ラマース
    フリッツ・ヴァン=アード
    ルーベンス・バリチェロ
    3:37.679
    26 45 LMP2 アルガルベ・プロ・レーシング
    リジェ JSP217 – ギブソン
    マーク・パターソン
    マット・マクマリー
    ヴィンセント・キャピレー
    3:37.726
    27 34 LMP2 トックウィズ・モータースポーツ
    リジェ JSP217 – ギブソン
    ナイジェル・ムーア
    フィリプ・ハンソン
    カルン・チャンドック
    3:37.913
    28 17 LMP2 IDECスポーツ・レーシング
    リジェ JSP217 – ギブソン
    パトリス・ラファーギュ
    ポール・ラファーギュ
    デヴィッド・ゾリンガー
    3:39.807
    29 49 LMP2 ARCブラチスラヴァ
    リジェ JSP217 – ギブソン
    ミロスラヴ・コノプカ
    コンスタンティン・カルコ
    リック・ブロイカーズ
    3:40.379
    30 33 LMP2 ユーラシア・モータースポーツ
    リジェ JSP217 – ギブソン
    ジャック・ニコレ
    ピエール・ニコレ
    エリック・マリス
    3:42.850
    31 43 LMP2 キーティング・モータースポーツ
    ライリー MK30 – ギブソン
    ベン・キーティング
    イエルーン・ブリークモレン
    リッキー・テイラー
    3:43.372
    32 71 GTE Pro AFコルセ
    フェラーリ 488 GTE
    ダビデ・リゴン
    サム・バード
    ミゲル・モリーナ
    3:54.832
    33 97 GTE Pro アストンマーチン・レーシング
    アストンマーチン ヴァンテージ
    ダレン・ターナー
    ジョニー・アダム
    ダニエル・セラ
    3:55.299
    34 51 GTE Pro AFコルセ
    フェラーリ 488 GTE
    ジェームス・カラド
    アレッサンドロ・ピエール-グイディ
    ミケーレ・ルゴロ
    3:55.504
    35 95 GTE Pro アストンマーチン・レーシング
    アストンマーチン ヴァンテージ
    ニッキー・ティーム
    マルコ・ソーレンセン
    リッチー・スタナウェイ
    3:55.925
    36 63 GTE Pro コルベット・レーシング ‐ GM
    シボレー コルベット C7.R
    ヤン・マグヌッセン
    アントニオ・ガルシア
    ジョーダン・テイラー
    3:56.004
    37 82 GTE Pro リジ・コンペティション
    フェラーリ 488 GTE
    トニ・ヴァイランダー
    ジャンカルロ・フィジケラ
    ピエール・カッファー
    3:56.079
    38 98 GTE Am アストンマーチン・レーシング
    アストンマーチン ヴァンテージ
    ポール・ダラ・ラナ
    ペドロ・ラミー
    マティアス・ラウダ
    3:56.082
    39 69 GTE Pro フォード チップ・ガナッシ チームUSA
    フォード GT
    ライアン・ブリスコー
    リチャード・ウェストブロック
    スコット・ディクソン
    3:56.563
    40 64 GTE Pro コルベット・レーシング ‐ GM
    シボレー コルベット C7.R
    オリバー・ギャビン
    トミー・ミルナー
    マルセル・ファスラー
    3:56.934
    41 68 GTE Pro フォード チップ・ガナッシ チームUSA
    フォード GT
    ジョーイ・ハンド
    ディルク・ミュラー
    トニー・カナーン
    3:56.935
    42 91 GTE Pro ポルシェ GT チーム
    ポルシェ 911 RSR
    リヒャルト・リエツ
    フレデリック・マコヴィッキィ
    パトリック・ピレ
    3:57.013
    43 92 GTE Pro ポルシェ GT チーム
    ポルシェ 911 RSR
    マイケル・クリステンセン
    ケヴィン・エストル
    ディルク・ヴェルナー
    3:57.069
    44 67 GTE Pro フォード チップ・ガナッシ チームUK
    フォード GT
    アンディ・プリオール
    ハリー・ティンクネル
    ルイス・フェリペ・デラーニ
    3:57.319
    45 66 GTE Pro フォード チップ・ガナッシ チームUK
    フォード GT
    ステファン・ミュッケ
    オリヴィエ・プラ
    ビリー・ジョンソン
    3:57.472
    46 83 GTE Am DHレーシング
    フェラーリ 488 GTE
    トレーシー・クローン
    二クラス・ヨンソン
    アンドレア・ベルトリーニ
    3:57.540
    47 84 GTE Am JMWモータースポーツ
    フェラーリ 488 GTE
    ロブ・スミス
    ウィル・スティーブンス
    ドリス・バンスール
    3:57.614
    48 60 GTE Am クリアウォーター レーシング
    フェラーリ 488 GTE
    リチャード・ウィー
    加藤 寛規
    アルバロ・パレンテ
    3:57.797
    49 50 GTE Am ラルブル コンペティション
    シボレー コルベット C7.R
    フェルナンド・リース
    ロマン・ ブランデリ
    クリスチャン・フィリッポン
    3:58.234
    50 62 GTE Am スクーデリア・コルサ
    フェラーリ 488 GTE
    クーパー・マクニール
    ウィリアム・スウィードラー
    タウンゼント・ベル
    3:58.511
    51 65 GTE Am スクーデリア・コルサ
    フェラーリ 488 GTE
    クリスティナ・ニールセン
    アレッサンドロ・バルザン
    ブレット・カーティス
    3:58.559
    52 61 GTE Am クリアウォーター レーシング
    フェラーリ 488 GTE
    モク-ウェン・サン
    澤 圭太
    マシュー・グリフィン
    3:58.901
    53 90 GTE Am TFスポーツ
    アストンマーチン ヴァンテージ
    サリー・ヨルック
    ユアン・ハンキー
    ロブ・ベル
    3:58.940
    54 55 GTE Am スピリット オブ レース
    フェラーリ 488 GTE
    ダンカン・キャメロン
    アーロン・スコット
    マルコ・チオチ
    3:59.111
    55 77 GTE Am デンプシー プロトン レーシング
    ポルシェ 911 RSR 991
    クリスチャン・リエド
    マッテオ・カイローリ
    マービン・ディエンスト
    4:00.049
    56 99 GTE Am ビークディーンAMR
    アストンマーチン ヴァンテージ
    アンドリュー・ハワード
    ロス・ガン
    オリバー・ブライアント
    4:00.321
    57 54 GTE Am スピリット オブ レース
    フェラーリ 488 GTE
    トーマス・フローア
    フランチェスコ・カステラッチ
    オリビエ・ベレッタ
    4:00.595
    58 93 GTE Am プロトン・コンペティション
    ポルシェ 911 RSR 991
    パトリック・ロング
    アブドルアジズ・トルキ・アルフェイサル
    マイケル・ヘッドランド
    4:00.599
    59 86 GTE Am ガルフ レーシング UK
    ポルシェ 911 RSR(2016)
    マイケル・ウィンライト
    ベンジャミン・バーカー
    ニコラス・フォスター
    4:01.148
    60 88 GTE Am プロトン・コンペティション
    ポルシェ 911 RSR 991
    クラウス・バハラー
    ステファン・レメレット
    ハレド・アル・クバイシ
    4:01.264
  • ル・マン24時間レース 2017:テレビ放送&ライブ配信スケジュール

    ル・マン24時間レース 2017:テレビ放送&ライブ配信スケジュール

    2017年のル・マン24時間レースの決勝が6月17日(土)から行われる。

    2017年もル・マン24時間レースはJ SPORTが放送。CSテレビ放送とJ SPORTSオンデマンドではスタートからゴールまでをまるごとライブ配信する。またオンデマンドでは予選の模様も配信する。

    2017年 ル・マン24時間レース TV放送スケジュール

    <決勝>
    6月17日(土) 午後09:30~深夜01:00 Part1【スタート】
    6月17日(土) 深夜01:00~午前04:00 Part2【プロローグ】
    6月18日(日) 午前04:00~午前07:00 Part3【サンセット】
    6月18日(日) 午前07:00~午前10:00 Part4【ミッドナイト】
    6月18日(日) 午前10:00~午後01:00 Part5【トワイライト】
    6月18日(日) 午後01:00~午後04:00 Part6【サンライズ】
    6月18日(日) 午後04:00~午後07:00 Part7【クライマックス】
    6月18日(日) 午後07:00~午後11:00 Part8【ゴール】

    <予選> J SPORTSオンデマンド
    6月14日(水) 午後10:55~ 公式練習
    6月15日(木) 午前4:45~ 予選#1
    6月15日(木) 深夜1:50~ 予選#2(実況解説あり)
    6月16日(金) 午前4:50~ 予選#3(実況解説あり)
    6月17日(土) 午後3:45~ ウォームアップ走行

    また、トヨタはTOYOTA GAZOO Racing 公式サイトとYouTubeでライブ配信。J SPORTのPart1とPart6~8の全14時間を無料で視聴できる。

    関連:【動画】 2017年 ル・マン24時間レース 決勝ハイライト

    ■ 配信日時(日本時間)
    第1部 6月17日(土)21:00~25:00
    第2部 6月18日(日)13:00~23:00(予定)

    2017年ル・マン24時間 スケジュール

    日付 セッション 開始時間
    (現地時間)
    終了時間
    (現地時間)
    開始時間
    (日本時間)
    終了時間
    (日本時間)
    6月14日(水) 公式練習 16:00 20:00 23:00 15日(木) 3:00
    予選1回目 22:00 24:00 15日(木) 5:00 15日(木) 7:00
    6月15日(木) 予選2回目 19:00 21:00 16日(金) 2:00 16日(金) 4:00
    予選3回目 22:00 24:00 16日(金) 5:00 16日(金) 7:00
    6月17日(土) ウォームアップ 9:00 9:45 16:00 16:45
    決勝レース 15:00 18日(日) 15:00 22:00 18日(日) 22:00

    関連:【動画】 2017年 ル・マン24時間レース 決勝ハイライト

  • ポルシェ、2017年ル・マン24時間の パブリックビューイングを実施

    ポルシェ、2017年ル・マン24時間の パブリックビューイングを実施

    ポルシェ ジャパンは、2017年6月18日(日)に銀座7丁目「G735 Gallery」にてル・マン24時間レースのパブリックビューイングを実施する。

    「Porsche Le Mans Gallery」では、日本初のお披露目となるNewデザインとなった919ハイブリッドや、そのレースカー技術がフィードバックされたカイエンS E-ハイブリッド プラチナムエディションを同時展示。またポルシェLMP 1ドライバー、アンドレ・ロッテラーのここでしか見ることのできないレース直前でのメッセージ・ビデオを放映する。

    会場では、過去18回の優勝時に作成されたウィニングポスターが完全復刻して展示され、ドイツ料理、ドイツビールを楽しみことができる。開催時間中はCS放送「J-SPORTS」の中継映像が常時流れる中、17時からはドイツ生まれのラジオDJ、サッシャをゲストに、ゴールまでのラスト数時間を実況中継で盛り上げる

    。その他ポルシェ応援グッズを販売する「ポルシェ ドライバーズ セレクション」コーナーや、アンケートに答えるとポルシェ オリジナルグッズがプレゼントされるアンケートノベルティプレゼント、来場者の中から抽選で10月のWEC富士大会ポルシェファンシート観戦チケット(2組4名様)やレジェンド・ドライバー「ジャッキー・イクス」氏のサイン入りグッズ(2名様)など豪華賞品のあたる抽選会なども実施する。

    昨年のラスト3分の興奮のドラマがまだ目に焼き付いている中、ポルシェ919ハイブリッドは2年連続のマニュファクチャラーズおよびドライバーズチャンピオンシップとしてゼッケン1、2をまとい2017年シーズンを戦っている。ポルシェはこのマシンでル・マン24時間レースの優勝、そしてFIA世界耐久選手権のマニュファクチュラー部門タイトルとドライバー部門タイトルで2015年、2016年に続く3連覇の達成に狙いを定めてる。

    Porsche Le Mans Gallery

    場所:
    G735 Gallery(東京都中央区銀座7-3-5 ヒューリック銀座7丁目ビル1F)

    日時:
    6月18日(日) 11:00~23:00 ※J-SPORTS放送上映は18日11:00~23:00

    展示車両:
    919ハイブリッド(NEWデザイン 日本初お披露目)
    カイエンS E-ハイブリッド プラチナムエディション

    その他:
    アンドレ・ロッテラー氏のレース直前メッセージビデオ
    ドイツ生まれのラジオDJ・サッシャ氏をゲストに迎えた実況中継
    Porsche Driver’s Selection販売
    Le Mans Gallery 過去18回の優勝当時に使用されていたポスター展示
    ドイツ料理、ドイツビール販売(クレジットカードで購入いただく飲食チケットのみでの販売)
    アンケートノベルティプレゼント
    豪華賞品のあたる抽選会

  • 【ル・マン24時間】 公開車検にル・マン仕様トヨタTS050 HYBRIDが登場

    【ル・マン24時間】 公開車検にル・マン仕様トヨタTS050 HYBRIDが登場

    6月11日(日)と12日(月)の2日間、恒例となったFIA世界耐久選手権(WEC)第3戦ル・マン24時間レースの公開車検がル・マン市内、リパブリック広場の特設会場で行われ、いよいよル・マンウィークが開幕した。

    TOYOTA GAZOO Racingの車検は12日(月)の午後2時頃から開始されたが、平日にもかかわらず熱い声援を送る多くのレースファンの皆様が集まり、その注目度と期待の高さを実感させた。

    TOYOTA GAZOO Racingは3台のル・マン仕様TS050 HYBRIDを披露。9名のドライバーが記念撮影に臨み、レースでの健闘を誓った。

    2017年ル・マン24時間 スケジュール

    日付 セッション 開始時間
    (現地時間)
    終了時間
    (現地時間)
    開始時間
    (日本時間)
    終了時間
    (日本時間)
    6月14日(水) 公式練習 16:00 20:00 23:00 15日(木) 3:00
    予選1回目 22:00 24:00:00 15日(木) 5:00 15日(木) 7:00
    6月15日(木) 予選2回目 19:00 21:00 16日(金) 2:00 16日(金) 4:00
    予選3回目 22:00 24:00:00 16日(金) 5:00 16日(金) 7:00
    6月17日(土) ウォームアップ 9:00 9:45 16:00 16:45
    決勝レース 15:00 18日(日) 15:00 22:00 18日(日) 22:00

    ル・マン24時間レーストヨタ ル・マン24時間

    佐藤俊男 (TOYOTA GAZOO Racing代表)

    ル・マンは我々にとってシーズンで最も重要なレースであり、トヨタ自動車東富士研究所とケルンのTMGにて周到な準備を重ねて参りました。昨年以来、1年にも及ぶこれまでの献身的な頑張りに対し、関係者全員に感謝したいと思います。我々全員、昨年起こったことは脳裏に焼き付いていますが、それは既に過去のことであり、今は来週のレースに集中しています。今季の開幕2戦で勝利出来たことはもちろん励みになりますが、ライバルは難敵であり、我々は最善を尽して臨まなくてはなりません。テストデーもとても順調でしたが、我々にとって重要なのはトップで24時間レース決勝のゴールを切ることです。今年も非常に厳しい接戦のレースになると思っていますが、それはファンの皆様にとっては、とても見応えのあるレースとなるものと思います。チーム一丸となってこの接戦を制することが出来る様、最後まで集中して戦います。

    小林可夢偉 (TS050 HYBRID #7号車)

    我々にとって最重点のイベントで、チーム全員が待ち望み、士気は最高に高まっています。準備は充分に出来ていると思いますので、レースウィークを迎えるのが楽しみです。今年は我々にとって大きなチャンスだと思っていますし、そのためにも全てを順調に、間違えの無いように進めなくてはなりません。信じられないほど長いレースなので、完璧な準備が要求されます。昨年のレースの後、チームは一丸となって努力を続けて来ましたし、チャレンジへの準備は万端です。

    マイク・コンウェイ (TS050 HYBRID #7号車)

    テストデーでは、良いコンディションのもと、車両を調整していくことが出来ましたが、ル・マンはレースウィークが進んで行くにつれてコースコンディションが刻々と変わるのを経験していますので、決勝レースの時は全く違う状況かも知れません。ル・マンは偉大なイベントで、シーズンの中で最も楽しみにしているイベントでもあります。水曜日に走行が始まると、一気に緊張が高まり、雰囲気も一変します。そしてナイトセッションでは、その状況における車両挙動に合わせた的確な運転をしなければなりません。とてもエキサイティングな体験です。

    ステファン・サラザン (TS050 HYBRID #7号車)

    ル・マンは伝統のサーキットで行われる、最高のレースです。フランス人ドライバーにとって、ル・マンで走るというのはその歴史に加わるということであり、夢のような体験です。我々はこの1年を通してこのレースのために準備を続けて来ましたし、再び可夢偉、マイクと共に戦えるのを楽しみにしています。我々は昨年、勝利までもう一歩というところまで行きましたし、当然今回の目標は表彰台の一番高いところに立つことです。TS050 HYBRIDは好調なので、チャンスはあると思っていますが、しかし、もちろんル・マンは簡単なレースではないことも分かっています。

    中嶋一貴 (TS050 HYBRID #8号車)

    ル・マンは大好きなサーキットですし、とても素晴らしいイベントなので、本当に楽しみです。我々は今季の開幕から2戦連勝しましたが、ル・マンは別物だということはとても良く分かっています。ル・マンで勝つのは本当に大変で、そのためには速さだけでなく、信頼性と運も必要です。我々のTS050 HYBRIDの速さはテストデーで確認出来ましたし、準備は順調です。チームは総力を挙げてル・マン勝利へ向け努力を続けています。

    セバスチャン・ブエミ (TS050 HYBRID #8号車)

    開幕からの2連勝に加え、とても順調だったテストを経てル・マンの本戦へと臨み、ここまではこれ以上ない素晴らしい状況です。テストでのTS050 HYBRIDの仕上がりはとても順調でしたが、レースウィークに入ると、それは全く意味を持ちません。これから、全てを間違いなく進めて行かなくてはなりませんし、それはレースウィークを通して更なる努力が必要だということです。ル・マンでの一瞬一瞬は全てが素晴らしく、格別な感情を呼び起こさせてくれます。今年こそ喜びと感激でレースを終えたいものです。

    アンソニー・デビッドソン (TS050 HYBRID #8号車)

    今年のル・マンへ向けて気持ちが高まり、レースウィークへと最高の状態で臨むことが出来ます。ル・マンの挑戦が大変なのは、様々なことが起き、状況も大きく変化する可能性があることです。我々は何度かその経験をして来ましたが、それこそがル・マンというレースを特別にしているとも言えます。何が起こるか、誰にも分かりません。本当にタフなレースですし、誰も優勝を確信することは出来ません。しかし、我々は本当に順調なスタートを切ることが出来たので、レースが本当に楽しみです。

    ニコラス・ラピエール (TS050 HYBRID #9号車)

    テストデーで最初の1周目を走り始めた瞬間から、このレースの意味すること、何故我々がこのレースのために1年をかけて準備して来たのかを実感しました。本当に独特なコースで、他にはない雰囲気に包まれます。TS050 HYBRIDはル・マンのために作られた車両ということもあり、運転は快適でエキサイティングです。テストの間はとても好調だったので、素晴らしいスタートが切れたと言えますが、まだまだやることはたくさんあります。再びLMP1-H車両でル・マンを戦えることを本当に嬉しく思っています。TS050のハイブリッド・システムはとても素晴らしい感覚です。

    国本雄資 (TS050 HYBRID #9号車)

    いよいよドライバーとして初めてル・マンのレースウィークを迎えることになり、とてもワクワクしています。兄の京佑が2009年にル・マンに出場したことがあり、その時に帯同したので、このイベントの素晴らしさは知っていました。テストデーで実際に走ってみると、すぐにこのコースが好きになりました。これから決勝へ向けて学ぶこと、やらなくてはいけないことがたくさんありますが、本当に楽しみです。

    ホセ・マリア・ロペス (TS050 HYBRID #9号車)

    ル・マン24時間レースに出場することは私の夢でした。レース自体だけでなく、ファンの方々、スピード、雰囲気など全てが特別だと思います。私自身にとって、レースウィーク中は全てが学びの場であり、長いレースウィークで、一つ一つ準備を重ねて行かなくてはなりません。ル・マンを戦うというのはベストタイムに挑むだけでなく、安定したペースで、コース上の混雑を上手くかわしながら、トラブル無く最後まで走るという大変な挑戦です。我々のTS050 HYBRIDの速さは申し分ありませんが、しっかりペースを保って走り続けることがとても重要だと思っています。

  • 【ル・マン24時間】ポルシェ:2017年 ル・マン24時間 プレビュー

    【ル・マン24時間】ポルシェ:2017年 ル・マン24時間 プレビュー

    ポルシェにとって、シーズンハイライトに向けたカウントダウンが最後の瞬間を告げようとしている。6月17~18日、ル・マン24時間レースで3年連続での優勝を目指し、この耐久レースの輝かしい栄冠のためにポルシェは再び戦うことになる。

    サーキットでの最強のライバルはトヨタ。この日本のメーカーは、まだル・マンで優勝したことがない。2016年、トヨタは技術的な不具合によってレース終了のわずか数分前にリタイヤし、劇的な結末を迎えた。

    2017年、トヨタはトップカテゴリーであるLMP1-Hクラス3台のマシンをエントリーさせて、2台のポルシェ919ハイブリッドと争う。

    5人の総合優勝経験者を擁するポルシェのドライバーラインナップ

    カーナンバー1のポルシェ919ハイブリッドのステアリングをシェアするのは、ニール・ジャニ(33歳、スイス)、アンドレ・ロッテラー(35歳、ドイツ)、ニック・タンディ(32歳、ドイツ)。この3人のドライバーは、合計でル・マン参戦20回、総合優勝5回という経歴。まず、ジャニ(参戦8回、総合優勝1回)は唯一の2017年のル・マンのタイトルディフェンダー兼FIA世界耐久選手権現チャンピオンで、また2015年以来、予選ラップ記録保持者でもある。ロッテラー(参戦8回、総合優勝3回)はこれまでアウディで華々しいキャリアを積み、今回がポルシェをドライブする初めてのル・マンとなる。タンディがル・マンのLMP1クラスで戦うのは、これが2回目。GTクラスでは3回参戦し、2015年にはLMP1へ初参戦ながらポルシェ17回目の総合優勝を果たした。

    もう1台のマシンのドライバーとして名を連ねる、アール・バンバー(26歳、ニュージーランド)、ティモ・ベルンハルト(36歳、ドイツ)、ブレンドン・ハートレー(27歳、ニュージーランド)は、合計でル・マン参戦17回、総合優勝2回という経歴。バンバー(参戦2回、総合優勝1回)は、2015年、タンディと一緒にLMP1のニューカマーながら優勝し、2016年はGTクラスでポルシェをドライブした。3人の中で最も経験豊富なベルンハルトは、ル・マン参戦10回で、最初の2002年にはGTカテゴリーへポルシェから参戦し、クラス優勝を果たした。このポルシェのワークスドライバーがアウディで参戦した2010年、ベルンハルトの名は総合優勝のトロフィーに刻まれている。ハートレー(参戦5回)は2014年以来ベルンハルトとコックピットを共有しており、全てのドライバーの中で一番ハングリー精神が旺盛です。なぜならこれまでル・マンで大きな勝利を経験したことがない為、栄冠を手にしたいと熱望しているからだ。

    時間との戦い、天候との戦い、トヨタとの戦い

    LMP1担当副社長のフリッツ・エンツィンガーは、激戦となることを自覚して、次のように述べている。「2017年のル・マンは非常にハードなレースになるでしょう。2016年よりもさらに速くなる可能性があります。トヨタとの対決というだけではありません。ル・マンの過酷さは、レースそれ自体です。昼夜、変化する気象条件の中、330 km/hを超える速度で絶えずライバルを追い抜き、周回遅れにさせながら走破する5,000 kmを決して軽く見てはなりません。どの瞬間に何が起こるかわからず、何の保証もありません。事前に十分に準備をし、完璧に作業をし、事故のないレースをして、初めてル・マンで大きなトロフィーを獲得するチャンスが得られます」

    チーム監督のアンドレアス・ザイドルも「ル・マンが世界で最も過酷なレースなのは、単に走る距離が長いからではありません。イベント全体を通じて自分のペースを崩さず、リソースを管理する必要があります。これは2週間以上続きます。この間、限られたスペースにおいて、90人のスタッフが張り詰めた雰囲気の中で緊密に連携して作業します。喜ばしいことも大変なことも、一緒に体験します。土曜の午後3時には、チームのメンバー全員が、メカニックもドライバーも、チームの誰であれ、肉体的・精神的にレースに向けてフレッシュな状態になければなりません。ここで、私たちが学び、実践してきたことを全て出し切ることが重要です。私たちは技術的にできることは全てやり、戦略的にもル・マンに向けて準備してきました。ポルシェ919ハイブリッド、強力なドライバーの布陣、そしてチーム。いずれも全力を尽くす準備ができています」と語る。

    ポルシェ919ハイブリッド

    2017年の選手権に向けて、ポルシェ919ハイブリッドには幅広い改良が加えられた。このル・マン・プロトタイプのコンポーネントは、エアロダイナミクス、シャシー、内燃エンジンを中心に60%~70%が新たに開発されている。ただし、パワートレインは原則として同じまま。この革新的なハイブリッドレーシングカーは、システム全体で最高出力約900 PS(662 kW)を発生する。その源となっているのは、コンパクトな2リッターV4ターボエンジン(約500 PS/368 kW)と、2種類のエネルギー回生システム(フロントアクスルからのブレーキエネルギーと排気エネルギー)。内燃エンジンはリアアクスルを駆動し、出力400 PS(294 kW)以上の電気モータはフロントアクスルをブーストする。フロントブレーキとエグゾーストシステムから得られる電気エネルギーは、一時的に水冷式リチウムイオンバッテリーに蓄えられる。

    世界選手権

    この24時間レースは、2017年FIA世界耐久選手権の全9戦中、第3戦にあたる。2つの6時間レース(シルバーストンとスパ)終了時点で、ポルシェは61ポイントを獲得し、コンストラクターズ・スタンディングスでトヨタ(69.5ポイント)についで2位となっている。ドライバーズ・スタンディングスでは、バンバー/ベルンハルト/ハートレーは2位(33ポイント)、ジャニ/ロッテラー/タンディは3位(28ポイント)となっている。トップのトヨタの2人組は50ポイント。

    サクセスストーリー

    1970年、ポルシェはル・マンで待望の総合優勝を手にした。1998年までにさらに15回の総合優勝を果たしたが、その後は15年間、ポルシェはトップカテゴリーで戦うことはやめ、いくつかのクラス優勝のみを記録した。2011年、ポルシェはプロトタイプによってル・マンへ復帰することを決めた。世界耐久選手権の新しい効率のレギュレーションは、まさにポルシェが長年トップレベルのモータースポーツに求めてきたもので、市販車向けの未来のテクノロジーの研究開発の基礎となるものだったからだ。

    2012年と2013年は準備に費やされた。シュトゥットガルト近郊にあるヴァイザッハのポルシェ研究開発センターに新しい建物が出現し、フリッツ・エンツィンガーが集めたチームには、今や260人の高度な能力を持つ従業員が加わっている。こうして誕生したポルシェ919ハイブリッドは、以前はそれほど知られていなかったハイブリッドテクノロジーを採用した、まったく新しい車だった。初期の頃はトラブルにも見舞われたが、それ以来、大きな進歩を遂げた。

    2014年は、今日なお世界で最も革新的であり続けているレーシングカーのデビューシーズンとなった。919ハイブリッドは、初挑戦となったル・マンにおいて、レース開始から20時間後にトップに立ったが、その2時間後にエンジンの故障によってリタイヤした。2015年、ポルシェは3台目の919ハイブリッドをエントリーさせ、LMP1ルーキーであったアール・バンバー(ニュージーランド)、ニコ・ヒュルケンベルク(ドイツ)、ニック・タンディ(イギリス)の3人組が1998年以来となるポルシェ17回目の総合優勝をつかみ取った。昨年は、ロマン・デュマ(フランス)、ニール・ジャニ(スイス)、マルク・リーブ(ドイツ)の尽力により、長時間にわたるトヨタとの激戦の末、2年連続の総合優勝を果たした。

    テレビおよびライブストリーム

    ポルシェのウェブサイトwww.porsche.com/lemansでは、ワークスカーのコックピットからのライブ車両カメラの映像が24時間ウェブスペシャルで映し出される。さらに、ビデオストリームでは、現在の車両コンディションについての興味深い遠隔測定情報が得られまる。この他、ウェブサイトでは、ライブテロップとライブ順位、そしてル・マンのレースの画像と映像が配信される。

    Facebook
    土曜の午後3時(日本時間22時)、919ハイブリッドからのレーススタート時の車載映像がwww.facebook.com/porscheでライブ配信される。

    2017年ル・マン24時間レーススケジュール

    日付 セッション 開始時間
    (現地時間)
    終了時間
    (現地時間)
    開始時間
    (日本時間)
    終了時間
    (日本時間)
    6月14日(水) 公式練習 16:00 20:00 23:00 15日(木) 3:00
    予選1回目 22:00 24:00:00 15日(木) 5:00 15日(木) 7:00
    6月15日(木) 予選2回目 19:00 21:00 16日(金) 2:00 16日(金) 4:00
    予選3回目 22:00 24:00:00 16日(金) 5:00 16日(金) 7:00
    6月17日(土) ウォームアップ 9:00 9:45 16:00 16:45
    決勝レース 15:00 18日(日) 15:00 22:00 18日(日) 22:00
  • 【ル・マン24時間】 新型ポルシェ911 RSRがデビュー

    【ル・マン24時間】 新型ポルシェ911 RSRがデビュー

    ポルシェが今年も挑戦するル・マン24時間レースは伝統ある耐久レースだ。6月17日、18日に開催される第85回のレースには60台の車と180名のドライバーが参戦する。18回の総合優勝と105回のクラス優勝を誇るポルシェは、この有名な24時間レース史上最も成功を収めているメーカーだ。

    ポルシェGTチームは、熾烈なGTE-Proクラスに2台のニュー911 RSRを送り込む。

    ヴァイザッハのポルシェ モータースポーツが、スポーツカーのアイコンとして知られるポルシェ911の第7世代をベースに開発を行った最高出力510PSのレーシングカーであるニュー911RSRが、この世界で最も過酷な自動車レースでデビューする。

    LMP1クラスに出場する2台の919ハイブリッドとGTE-Amクラスに出場するポルシェ カスタマーチームの4台の2015年型911 RSRを含む計10台のポルシェ レーシングカー、13名のポルシェ ワークスドライバー、そして1名のポルシェ ヤングプロフェッショナルが2017年のル・マンに参戦する。

    ル・マン24時間レースへの参戦は、ドライバーとチームにとって他に比肩するものがない程、壮大なチャレンジだ。常設サーキットと公道を組み合わせた13.629kmのサルテ サーキットを際立たせているのがミュルサンヌやテルトル・ルージュなどの伝説のコーナーと約5kmにおよぶミュルサンヌ・ストレートだ。優勝者のリストには世界最高のレーシングドライバーたちがその名を刻む。ハリウッドさえもがフランスの地方で開催されるこの有名な長距離レースを讃えた。スティーブ・マックイーン主演の「栄光のル・マン」(1970年)はカーレース映画の名作と見なされている。

    GTE-Proクラスでは、ポルシェGTチームのリヒャルト・リーツ(オーストリア)/フレデリック・マコヴィエッキ(フランス)/パトリック・ピレ(フランス)組がニュー911 RSRの 91号車、そして僚友のミカエル・クリステンセン(デンマーク)/ケヴィン・エストル(フランス)/ディルク・ヴェルナー(ドイツ)組が同じく911 RSRの 92号車を託される。GTE-Amクラスには、ポルシェ カスタマーチームの4台の2015年型911 RSRが参戦する。ポルシェ ヤングプロフェッショナルのマッテオ・カイローリ(イタリア)は同クラスを戦うデンプシー・プロトン・レーシングチームからクリスティアン・リード(ドイツ)/マービン・ディエンスト(ドイツ)と77号車をシェアする。14回目の出場となるポルシェ ワークスドライバーのパトリック・ロング(米国)は、プロトン・コンペティションからアブドルアズィーズ・トルキ・アル・ファイサル(サウジアラビア)/マイク・ヘドランド(米国)と93号車をシェアする。プロトン・コンペティションの88号車は、元ポルシェ ジュニアのクラウス・バチューラー(オ-ストリア)とステファン・レメレ(ベルギー)/ハレド・アル・クバイシ(アブダビ)がドライブする。ガルフレーシングの911 RSR 86号車のステアリングを握るのはベン・バーカー(イギリス)/マイケル・ウェインライト(イギリス)/ニック・フォスター(オーストラリア)組だ。

    1月にデイトナ24時間でレースデビューした新開発の911 RSRは、サスペンション、ボディ構造、エアロダイナミクスコンセプト、エンジン、およびトランスミッションの全てがヴァイザッハでゼロから設計された。リストリクターのサイズに応じて、リアアクスル前部に取り付けられたエンジンが約375kW(510PS)を発生する。トップマウンテッド・リアウイングと組み合わせた大型リアディフューザーによって、ダウンフォースのレベルと空力効率が大幅に改善されている。先代の911RSRは2013年のル・マンで1-2フィニッシュを飾っている。ニュー911 RSRは、ホワイト、レッド、ブラックのメインカラーとさらに進化したファクトリーデザインをまとい、デビューシーズン2度目の24時間レースに挑む。

    フランク=シュテッフェン・バリサー博士 (ポルシェ・モータースポーツ責任者)
    「世界中のスポーツカーファンが知っているように、ポルシェとル・マンは密接に結びついています。ポルシェはこの魅力的な長距離クラシックレースの歴史において最も成功したメーカーであり、この伝統を守る義務があります。それが、私達が大規模なチームで今年も参戦する理由です。強力なサポートを受けてGTE-Proクラスからデビューするニュー911 RSRには、特に期待しています。911 RSRは桁外れの競争力を備えます。この最も過酷で壮大なレースにおいて、有名な4つのメーカーとトップドライバーが操縦する11台の車に立ち向かうことは、間違いなくシーズン最大の挑戦となります」

    マルコ・ウジュハシ (GTモータースポーツ総合プロジェクトリーダー)
    「ル・マンは私達に特別な要求を投げかける比類のないレースです。そのため、このシーズンハイライトとなるレースの準備には、特にニューモデルで参戦する場合は、常に大きな努力が必要となります。ル・マンで重要なことは、終盤にアタックを仕掛けて優勝を争うことができるように、レースのあいだ車を完璧な状態に保つことにあります。我々はこの作戦に則っていけるようにしたいと思います」

    リヒャルト・リーツ (911 RSR 91号車 ドライバー)
    「このレースが大好きです。ドライバーとして出場できなければ自分でチケットを買って特別観覧席で友人と観戦します。ル・マンは、その魅力と豊かな伝統によってモナコ・グランプリやインディ500のようなクラシックと肩を並べます」

    パトリック・ピレ (911 RSR 91号車 ドライバー)
    「このレースでの優勝は目標のひとつです。それは私がフランス人だからというだけでなく、自宅がサーキットから90分ほどの場所にあるからです。250,000人の観衆が放つ熱狂と特別な雰囲気に全ての人が感動します。新しい911 RSRとサポートしてくれるスーパーチームによって、我々は優勝を競うために最高のポジションにいます」

    フレデリック・マコヴィッキ (911 RSR 91号車 ドライバー)
    「子供のときからル・マンへの出場が夢でした。今でもこのレースは私にとって特別です。公式テストから決勝まで徐々に膨らむ魅力に抵抗できるドライバーはいません。ここでの勝利以外望むことはありません。ポルシェとニュー911 RSRでこれを達成できたら最高です」

    ミカエル・クリステンセン (911 RSR 92号車 ドライバー)
    「ル・マンは全てのレーシングドライバーのハイライトです。初出場のときに子供時代の夢が実現しました。3度目の今回も、スタートが待ち遠しいです。ポルシェはル・マンで大きな成功を収めてきました。この伝統は義務を伴い、もちろんプレッシャーもかかりますが、我々はそれにも慣れています」

    ケヴィン・エストル (911 RSR 92号車 ドライバー)
    「ル・マンは世界で最も重要なレースで、ポルシェGTチームから出場できることをうれしく思います。厳しい練習を積んできて準備は万端です。フランス人にとってここの表彰台に立つことは、イギリス人のテニスプレーヤーにとってのウインブルドンと同じです。ファンの期待は大きく、彼らのためにも全力を尽くします」

    ディルク・ヴェルナー (911 RSR 92号車 ドライバー)
    「特に今年は、ル・マンで最も成功を収め、その偉大な歴史を作ったポルシェの一員として、世界最大のレースに出場できることを名誉に思います。大きな挑戦が始まろうとしています。特に難しいサーキットと様々な条件に24時間にわたって立ち向かわなければなりません」

    パトリック・ロング (911 RSR 93号車、プロトン・コンペシション)
    「今回がル・マン14度目で、この独特なサーキットのことはよく分かっています。ル・マンはレーシングドライバーとして最高の挑戦のひとつであり、シーズンのハイライトです。ポルシェの歴史はここで作られたと言っても過言ではないほど、本当に大切なレースです」

    マッテオ・カイローリ (911 RSR 77号車、デンプシー・プロトン・レーシング)
    「ル・マン24時間レースに出場することは全てのドライバーの夢です。私にとってこの夢が実現しようとしています。どれ程楽しみにしているかは言葉にできません。デンプシー・プロトン・レーシングとともに今シーズンはシルバーストンとスパで表彰台に登りました。だからル・マンでも可能性があります」

  • 【ル・マン24時間】 トヨタ:2017年 WEC 第3戦 ル・マン24時間 プレビュー

    【ル・マン24時間】 トヨタ:2017年 WEC 第3戦 ル・マン24時間 プレビュー

    トヨタは、昨年の劇的な幕切れの記憶を胸に、2017年のFIA世界耐久選手権(WEC)第3戦、第85回ル・マン24時間レースへ臨む。

    昨年、勝利を目前にした残り3分でのストップは、世界中のモータースポーツファンに衝撃を与えた。今年はシリーズのポイントリーダーとしてル・マンに挑戦することとなる。

    TS050 HYBRIDは当初よりル・マン24時間レースでの勝利を最優先の目標として開発されて来た。トヨタは1985年に初めてル・マンに挑戦して以来、18回に渡ってこの偉大なレースに挑戦し、5回の2位という記録を残しているが、優勝は未だ果たせていない。

    トヨタ自動車東富士研究所とドイツ・ケルンのトヨタモータスポーツ GbmH(TMG)での懸命な開発によって全面改良された2017年仕様のTS050 HYBRIDは、今季WECの初戦シルバーストンと第2戦スパを制した。

    今シーズン、高熱効率化を実現した改良型の2.4リッターV6直噴ツイン・ターボエンジンが実戦投入された。また、より小型、軽量化されたモーター/ジェネレーターユニットやハイパワー型リチウムイオンバッテリーなどに更なる改良が加えられたハイブリッド・システムが、ル・マンのサーキットで1周当たり8MJのエネルギーを回生し、このエンジンとハイブリッド・システムの組み合わせにより強大なパワーが生み出される。

    ル・マン24時間レースに3台体制で参戦するTS050 HYBRIDは、1周13.629kmで長いストレートを持つル・マン、サルト・サーキットで重要となる直線速度を重視したロー・ダウンフォース空力仕様となっている。

    さらに24時間レースへ向けて、ドライバーの経験値等を鑑み、ドライバーラインナップの一部に変更を加えた。

    小林可夢偉とマイク・コンウェイがシーズンを通して戦うTS050 HYBRID #7号車には、ステファン・サラザンを3人目のドライバーとして迎える。このトリオは、昨年のル・マン24時間レースで2位表彰台を獲得するなど、昨年のシーズンを通してチームメイトとして戦ってきた。

    2014年のル・マンのポールシッターである中嶋一貴とセバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソンは、3年目のル・マン挑戦となるこのトリオで、#8号車を駆る。彼らのチームは、昨年、残り3分まで首位を走りながら、トラブルによりゴール直前でストップ。規則によりレースは失格という結果に終わった。

    3台目の#9号車は、2014年にトヨタで表彰台を獲得しているニコラス・ラピエールと、今季ル・マンにデビューする国本雄資、ホセ・マリア・ロペスが組んでドライブする。トヨタが3台体制でル・マンに挑戦するのは、1999年以来となる。

    先週6月4日(日)には、レースウィーク以外で唯一ル・マンのフルコースを走るチャンスである、公式テストデーでル・マンへ向けての準備が本格的に開始され、このテストで3台のTS050 HYBRIDがベストタイムでトップ3を占め、着実な手応えを得た。

    耐久レースの長い伝統とスピリットを重ねるル・マン24時間レースは、レースウィークの総計で35時間近い走行セッションが実施される。走行が開始される6月14日(水)は現地時間で午後4時からの4時間の公式練習走行に続き、午後10時から2時間の公式予選第1回目が行われる。

    公式予選セッションは翌15日(木)も続き、午後7時と10時からの2時間ずつ2回の公式予選を経て、これら予選3セッション中の最速ラップタイムで決勝のスターティンググリッドが決定される。トヨタは通算3度目のポールポジション獲得を目指す。

    16日(金)は、ファンの方々とドライバー達が間近で触れ合える、ル・マン旧市街でのドライバーズパレードが行われ、17日(土)、現地時間、朝9時から45分間のウォームアップセッションに続き、午後3時から長い24時間レースのスタートが切られる。

    佐藤俊男 (TOYOTA GAZOO Racing代表)

    ル・マンは我々にとってシーズンで最も重要なレースであり、トヨタ自動車東富士研究所とケルンのTMGにて周到な準備を重ねて参りました。昨年以来、1年にも及ぶこれまでの献身的な頑張りに対し、関係者全員に感謝したいと思います。我々全員、昨年起こったことは脳裏に焼き付いていますが、それは既に過去のことであり、今は来週のレースに集中しています。今季の開幕2戦で勝利出来たことはもちろん励みになりますが、ライバルは難敵であり、我々は最善を尽して臨まなくてはなりません。テストデーもとても順調でしたが、我々にとって重要なのはトップで24時間レース決勝のゴールを切ることです。今年も非常に厳しい接戦のレースになると思っていますが、それはファンの皆様にとっては、とても見応えのあるレースとなるものと思います。チーム一丸となってこの接戦を制することが出来る様、最後まで集中して戦います。

    小林可夢偉 (TS050 HYBRID #7号車)

    我々にとって最重点のイベントで、チーム全員が待ち望み、士気は最高に高まっています。準備は充分に出来ていると思いますので、レースウィークを迎えるのが楽しみです。今年は我々にとって大きなチャンスだと思っていますし、そのためにも全てを順調に、間違えの無いように進めなくてはなりません。信じられないほど長いレースなので、完璧な準備が要求されます。昨年のレースの後、チームは一丸となって努力を続けて来ましたし、チャレンジへの準備は万端です。

    マイク・コンウェイ (TS050 HYBRID #7号車)

    テストデーでは、良いコンディションのもと、車両を調整していくことが出来ましたが、ル・マンはレースウィークが進んで行くにつれてコースコンディションが刻々と変わるのを経験していますので、決勝レースの時は全く違う状況かも知れません。ル・マンは偉大なイベントで、シーズンの中で最も楽しみにしているイベントでもあります。水曜日に走行が始まると、一気に緊張が高まり、雰囲気も一変します。そしてナイトセッションでは、その状況における車両挙動に合わせた的確な運転をしなければなりません。とてもエキサイティングな体験です。

    ステファン・サラザン (TS050 HYBRID #7号車)

    ル・マンは伝統のサーキットで行われる、最高のレースです。フランス人ドライバーにとって、ル・マンで走るというのはその歴史に加わるということであり、夢のような体験です。我々はこの1年を通してこのレースのために準備を続けて来ましたし、再び可夢偉、マイクと共に戦えるのを楽しみにしています。我々は昨年、勝利までもう一歩というところまで行きましたし、当然今回の目標は表彰台の一番高いところに立つことです。TS050 HYBRIDは好調なので、チャンスはあると思っていますが、しかし、もちろんル・マンは簡単なレースではないことも分かっています。

    中嶋一貴 (TS050 HYBRID #8号車)

    ル・マンは大好きなサーキットですし、とても素晴らしいイベントなので、本当に楽しみです。我々は今季の開幕から2戦連勝しましたが、ル・マンは別物だということはとても良く分かっています。ル・マンで勝つのは本当に大変で、そのためには速さだけでなく、信頼性と運も必要です。我々のTS050 HYBRIDの速さはテストデーで確認出来ましたし、準備は順調です。チームは総力を挙げてル・マン勝利へ向け努力を続けています。

    セバスチャン・ブエミ (TS050 HYBRID #8号車)

    開幕からの2連勝に加え、とても順調だったテストを経てル・マンの本戦へと臨み、ここまではこれ以上ない素晴らしい状況です。テストでのTS050 HYBRIDの仕上がりはとても順調でしたが、レースウィークに入ると、それは全く意味を持ちません。これから、全てを間違いなく進めて行かなくてはなりませんし、それはレースウィークを通して更なる努力が必要だということです。ル・マンでの一瞬一瞬は全てが素晴らしく、格別な感情を呼び起こさせてくれます。今年こそ喜びと感激でレースを終えたいものです。

    アンソニー・デビッドソン (TS050 HYBRID #8号車)

    今年のル・マンへ向けて気持ちが高まり、レースウィークへと最高の状態で臨むことが出来ます。ル・マンの挑戦が大変なのは、様々なことが起き、状況も大きく変化する可能性があることです。我々は何度かその経験をして来ましたが、それこそがル・マンというレースを特別にしているとも言えます。何が起こるか、誰にも分かりません。本当にタフなレースですし、誰も優勝を確信することは出来ません。しかし、我々は本当に順調なスタートを切ることが出来たので、レースが本当に楽しみです。

    ニコラス・ラピエール (TS050 HYBRID #9号車)

    テストデーで最初の1周目を走り始めた瞬間から、このレースの意味すること、何故我々がこのレースのために1年をかけて準備して来たのかを実感しました。本当に独特なコースで、他にはない雰囲気に包まれます。TS050 HYBRIDはル・マンのために作られた車両ということもあり、運転は快適でエキサイティングです。テストの間はとても好調だったので、素晴らしいスタートが切れたと言えますが、まだまだやることはたくさんあります。再びLMP1-H車両でル・マンを戦えることを本当に嬉しく思っています。TS050のハイブリッド・システムはとても素晴らしい感覚です。

    国本雄資 (TS050 HYBRID #9号車)

    いよいよドライバーとして初めてル・マンのレースウィークを迎えることになり、とてもワクワクしています。兄の京佑が2009年にル・マンに出場したことがあり、その時に帯同したので、このイベントの素晴らしさは知っていました。テストデーで実際に走ってみると、すぐにこのコースが好きになりました。これから決勝へ向けて学ぶこと、やらなくてはいけないことがたくさんありますが、本当に楽しみです。

    ホセ・マリア・ロペス (TS050 HYBRID #9号車)

    ル・マン24時間レースに出場することは私の夢でした。レース自体だけでなく、ファンの方々、スピード、雰囲気など全てが特別だと思います。私自身にとって、レースウィーク中は全てが学びの場であり、長いレースウィークで、一つ一つ準備を重ねて行かなくてはなりません。ル・マンを戦うというのはベストタイムに挑むだけでなく、安定したペースで、コース上の混雑を上手くかわしながら、トラブル無く最後まで走るという大変な挑戦です。我々のTS050 HYBRIDの速さは申し分ありませんが、しっかりペースを保って走り続けることがとても重要だと思っています。

  • 【ル・マン24時間】 ポルシェ 「トヨタの速さは印象的」

    【ル・マン24時間】 ポルシェ 「トヨタの速さは印象的」

    ポルシェのLMP1チームは、ル・マンの公式テストにおいて2台の919ハイブリッドで156周を走行。1号車のニール・ジャニ(スイス)/アンドレ・ロッテラー(ドイツ)/ニック・タンディ(イギリス)および2号車アール・バンバー(ニュージーランド)/ティモ・ベルンハルト(ドイツ)/ブレンドン・ハートレー(ニュージーランド)の6名のドライバーに加えて、マーク・リーブ(ドイツ)もテストに参加。リーブは昨年919ハイブリッドで、ジャニ、ロマン・デュマ(フランス)と共にWECドライバーチャンピオンを獲得している。

    この公式テストにおける919ハイブリッドのベストタイムは3分21秒512。新しいレギュレーションによってエアロダイナミクスが変更されたにもかかわらず、ラップタイムは昨年の同イベントより0.7秒縮められたことになる。ポルシェLMP1チームは8時間のテストで予選を模したタイムアタックはせず、レース中におけるロングランに集中してプログラムを消化した結果、3台のトヨタに続く4番および5番手のタイムを記録した。

    フリッツ・エンツィンガー (LMP1担当副社長)
    「いよいよ2017年のル・マンが始まりました。サルテサーキットに戻ってくると、過去の良い思い出に浸れます。もちろん今年も同じ結果を得られることを期待しています。今回のラップタイムを見ただけでは厳しいように思えますが、我々は計画通りにテストを行い決勝レースに向けての準備を行いました。火曜日には本番仕様の919ハイブリッドをブガッティサーキットで披露します。その後、チームのほぼ全員がいったん帰宅し、ル・マン市街の中心で日曜に行われる車検までリラックスした時を過ごすとこになるでしょう」

    アンドレアス・ザイドル (チーム監督)
    「様々なことをテストできました。予選のシミュレーションは敢えて行わず、レースのセットアップに集中しました。走行距離こそ予定には届かなかったのですが、タイヤに関することをはじめとした多くの有益な情報を得ています。トヨタの速さは印象的で、追い付くことは出来ませんでした。この後、テスト結果を分析し、本番までに919ハイブリッドのパフォーマンスを進化させたいと思います。昼頃にオイル漏れを発見してエンジンを交換した2号車で充分なテストをできなかったのは残念でした。わずか2時間半で作業を終え午後3時38分には車両はコースに復帰していきました。オイル漏れの原因を探る必要はありますが、チームは素晴らしい仕事をしてくれました。ル・マン本番に向けて、アクセル全開で行きます」

    <<ポルシェ919ハイブリッド1号車のドライバー>>

    ニール・ジャニ(33歳、スイス)「ル・マンと世界中のどのサーキットも比較することなど出来ません。だからこそ、このテストは重要なのです。テスト開始直後、特に普段は公道として使われている9kmポスト付近は埃が酷かったのですが、コンディションが回復するにつれ準備を進められるようになりました」

    アンドレ・ロッテラー(33歳、ドイツ)
    「車両のベースは良いので、セットアップリスト通りの作業が出来ました。予定していたプログラムに従い、数スティントを履いたタイヤの状態もチェックしています。1周のアタックラップはトヨタに届かないかも知れませんが、このテストでそれを行わなかったのも事実です」

    ニック・タンディ(32歳、イギリス)
    「919ハイブリッドとル・マンに戻ってこられるほど素晴らしいことはありません。レースまでの2週間が待ちきれません」

    <<ポルシェ919ハイブリッド2号車のドライバー>&gt

    アール・バンバー(26歳、ニュージーランド)
    「今日のテストでは車の良いバランスを見つけるのに手こずりました。それでも進むべき方向は分かっていると信じています」

    ティモ・ベルンハルト(36歳、ドイツ)
    「序盤、コースは滑りやすかったのにも関わらず、正しいセットアップを見つけることは出来ました。919ハイブリッドをもっとドライブしたかったのですが、チームは一所懸命エンジン交換を行ってくれました。今年のル・マンは例年以上にこのコースの経験が足りないドライバーが多いように感じました。彼らがレースを、より難しくするかも知れません」

    ブレンドン・ハートレー(27歳、ニュージーランド)
    「今日は多くのイエローフラッグやセーフティカーに加えて、我々自身のトラブルによってテストの時間を失いました。私は突起物にヒットしてダメージを負い、修復に時間が掛かってしまいました。その後、エンジン交換作業でマシンはガレージに入り、さらに時間を失いました」

    マーク・リーブ(36歳、ドイツ) リザーブドライバー
    「ACOがテストデイにリザーブドライバーの参加を義務付けたことを嬉しく思います。919ハイブリッドのような素晴らしいクルマをル・マンのようなコースで運転できるのは、レーシングドライバー冥利につきます。準備は万端ですが、チームメイトに何も起こらずに私の出番がないのが一番です」

    またGTE-Proクラスには最高出力510psを誇るニュー911RSRがエントリー。2度に渡って行われた4時間のセッションで、リヒャルト・リーツ(オーストリア)と2名のフランス人、パトリック・ピレとフレデリック・マコヴィッキは91号車の911RSRで1,185.723 kmを走り、クラストップタイムを記録。ミカエル・クリステンセン(デンマーク)とケヴィン・エストル(フランス)、ディルク・ヴェルナー(ドイツ)がトリオを組む92号車は981.288kmを走破して同クラス2番手のタイムでサルテをラップしている。

    2015年スペックの911RSRが戦うGTE-Amでは、ポルシェ ヤングプロフェッショナルのマッテオ・カイローリ(イタリア)がデンプシープロトンレーシング(77号車)でWECデビューを果たす。もう一人のポルシェ ワークスドライバー、パトリック・ロング(アメリカ)は2台の911RSRでエントリーするプロトン コンペティションから参戦します。もう1つのカスタマーチーム、ガルフレーシングも911RSRでル・マンにエントリーしている。

    2017年のル・マン24時間は6月17日(土)の現地時間15時(日本時間同日22時)にスタートする。

  • 小林可夢偉 「本当の勝負はこれから」 / ル・マン24時間レース

    小林可夢偉 「本当の勝負はこれから」 / ル・マン24時間レース

    小林可夢偉は、ル・マン24時間レース本番を2週間後に控えたテストデーで全体のトップタイムを記録。しかし、『本当の勝負はこれから』と気を引き締める。

    昨年、残り3分でル・マン制覇を逃したトヨタ。19回目のル・マン挑戦となる今年、トヨタは3台体制で悲願の初制覇に挑む。

    6月4日(日)に行われた恒例のテストデー。トヨタの3台がトップ3を占めるという順調なスタートを切った。

    テストデーの最速タイムをマークしたのは、トヨタ7号車を走らせる小林可夢偉だ。

    「順調なスタートを切ることができました」と小林可夢偉は語る。

    「僕たちは決勝レースを想定して改善を進め、納得いくレベルに仕上げることが出来ました。今日のラップタイムでは、テストデーでのこれまでで最速のタイムが出せたということで、競争力の高さを示すことが出来ました」

    「とはいえ、24時間という長いレースへ向けてまだやることはたくさんありますし、ライバルは強敵だということも分かっています」

    「本当の勝負はこれからです」

  • 【ル・マン24時間】 トヨタ:テストデーでトップ3を占め確かな手応え

    【ル・マン24時間】 トヨタ:テストデーでトップ3を占め確かな手応え

    6月4日(日)、FIA世界耐久選手権(WEC)の第3戦、シリーズ最大のイベントであるル・マン24時間レースを2週間後に控え、恒例のテストデーが行われた。

    レースウィーク前では唯一公道を閉鎖して行われる公式テストで、TOYOTA GAZOO Racingは参戦する3台がトップ3を占めるという順調なスタートを切った。

    テストデーでの最速タイムをマークしたのは小林可夢偉。

    マイク・コンウェイ、ステファン・サラザンと共に駆るTS050 HYBRID #7号車で、昨年のテストデーのタイムを約5秒短縮する、3分18秒132というベストタイムを叩き出した。

    現在、WECシリーズ2連勝でランキング首位につける中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソンのTS050 HYBRID #8号車は、このテストデーで順調にセットアップとタイヤ評価作業を進め、チームメイトの#7号車から1秒158遅れの2番手につけた。

    走行結果でトップ3を占めたトヨタ勢の3番手につけたのは、国本雄資、ニコラス・ラピエール、ホセ・マリア・ロペスのTS050 HYBRID #9号車。重要な車両セッティングの熟成だけでなく、ル・マン24時間レースのフルコースを初めて走る国本とロペスにとってはコースを習熟する機会となった。

    国本、ロペス共にTMGのシミュレータでサルト・サーキットでの走行へ向けて準備を続けて来ており、初走行ながら充分に安定した、競争力の高いラップタイムで周回を重ねた。ロペスは約1ヶ月前の第2戦スパでの負傷から完全に回復したことも確認された。そして、ルーキーである2人は、本戦出場の義務である、本コースでの10周以上の走行を無事こなした。

    ル・マン24時間レースのコースは、その大半が通常公道として使用されているため、フルコースが走れるテストデーの4時間×2回の練習走行は、レースウィークを前にして唯一の機会となる。そのため、TOYOTA GAZOO Racingにとっては、前戦スパで実戦投入したロー・ダウンフォース空力仕様のTS050 HYBRIDのセッティングを詰めるためにも非常に重要なセッションとなった。

    天候に恵まれたこともあり、3台の合計で304周、4000km以上を走破。#8号車と#9号車はそれぞれ1周13.629kmのコースを100周以上にわたって、60台が走行する混雑したコースで貴重なデータを収集した。

    ル・マンへ向けた次の走行は14日(水)の公式練習走行だが、その前に、ル・マンウィークは11日(日)から市内の公開車検から始まる。TOYOTA GAZOO Racingは12日(月)にル・マン市シティセンターの公開車検でファンの皆様の前に2017年ル・マン仕様のTS050 HYBRIDを披露することとなる。

    TS050 HYBRID #7号車(小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ステファン・サラザン)
    公式テスト: 1番手 (3分18秒132), 94周

    TS050 HYBRID #8号車(中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソン)
    公式テスト: 2番手 (3分19秒290), 104周

    TS050 HYBRID #9号車(ニコラス・ラピエール、国本雄資、ホセ・マリア・ロペス)
    公式テスト: 3番手 (3分21秒455), 106周

    小林可夢偉 (TS050 HYBRID #7号車)

    順調なスタートを切ることができました。我々は決勝レースを想定して改善を進め、納得いくレベルに仕上げることが出来ました。今日のラップタイムでは、テストデーでのこれまでで最速のタイムが出せたということで、競争力の高さを示すことが出来ました。とはいえ、24時間という長いレースへ向けてまだやることはたくさんありますし、ライバルは強敵だということも分かっていますので、本当の勝負はこれからです。

    マイク・コンウェイ (TS050 HYBRID #7号車)

    走り始めから好調で、サーキット状況に伴うラップタイムも好調でした。終盤にマークしたタイムはとても自信の持てるものでしたが、ライバルも決勝レースへ向けこれから全力で車両を仕上げてくると思います。戦いは始まったばかりです。我々もまだまだこれからやることはたくさんあります。

    ステファン・サラザン (TS050 HYBRID #7号車)

    とても良い一日でした。まだやるべきことは多いですが、我々の車両の競争力の高さが確認出来ました。このままトヨタ勢同士で上位争いが出来ればと望んでいます。今のところ順調に見えますが、レースは何が起こるか分かりませんし、どのようなコース状況にも適応できるように更なるバランス向上へ向け、作業を続ける必要があります。

    中嶋一貴 (TS050 HYBRID #8号車)

    ル・マンのコースに戻ってこられて嬉しいですし、今日のテストを楽しむことが出来ました。セットアップやタイヤ評価の面で充実した一日になりました。これまでのところ、とても良いタイムで周回を重ね、テストの結果も順調なので、この勢いをレースウィークまで繋ぎたいと思っています。解析すべき多くのデータを得ることが出来たので、これから忙しい週末になるでしょう。

    セバスチャン・ブエミ (TS050 HYBRID #8号車)

    ル・マンに戻れて喜んでいます。TS050 HYBRIDが3分20秒を切るタイムでトップにつけたのは素晴らしいことです。今日は、本戦の4分の1以上にあたる100周以上を順調に走破できたことに満足しています。レースウィークが楽しみです。

    アンソニー・デビッドソン (TS050 HYBRID #8号車)

    この素晴らしいサーキットを再び走れるのは最高です。今年のTS050 HYBRIDはとても良い感触でした。今日一日を通してバランスは良く,満足しています。多くの車両が周回を重ねる毎にコースコンディションは良くなり、ラップタイムにもそれが反映されて行きました。我々のTS050 HYBRIDは今のところ順調です。

    ニコラス・ラピエール (TS050 HYBRID #9号車)

    我々のチームは経験を積んでいく必要がありますが、チームスタッフが頑張ってくれたおかげで良い一日を過ごせました。様々なタイヤや空力のセットアップを試すことが出来ました。雄資とホセも、初めてのル・マンで素晴らしい走りを見せ、共に速いラップタイムをマークしてくれました。

    国本雄資 (TS050 HYBRID #9号車)

    今日は、本当に楽しめました。周回を重ねる毎に、このコースの素晴らしさがわかり、自信がわいてきました。TS050 HYBRIDへの経験値も上がり、チームメイトやエンジニアの助けられながら、自身も車両も良い進歩を遂げることが出来ました。

    ホセ・マリア・ロペス (TS050 HYBRID #9号車)

    スパを欠場した後、無事にレースで復帰できて良かったです。初めてのル・マンでの走行を楽しめましたし、セッションは順調でした。この特別なコースへのチャレンジで多くを学び、TS050 HYBRIDも好調だったので満足しています。まだこれから長い道のりですが、順調なスタートが切れたと思います。