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  • トヨタにとって今年のル・マン24時間レースは“絶対に負けられない戦い”

    トヨタにとって今年のル・マン24時間レースは“絶対に負けられない戦い”

    トヨタにとって2018年のル・マン24時間レースは“絶対に負けられない戦い”となる。

    トヨタにとって今年のル・マン24時間レースは20回目、2012年にWECに復帰してからは7回目の挑戦となる。トップを走行しつつも、残り5分で中嶋一貴の「ノーパワー、ノーパワー」の声が空しく響いた2016年、信頼性トラブルで後方に沈んだ昨年。

    だが、悲願の初勝利を目指す今年、トヨタが参戦するLMP1クラスに昨年まで戦ったライバルメーカーの姿はない。昨年、しのぎを削ったポルシェは2015年からル・マン24時間レースを3連覇して昨年末でFIA 世界耐久選手権から撤退。ル・マン24時間レースで13度の勝利を挙げたアウディも2016年で撤退している。

    2018年のル・マン24時間レースでは、LMP1クラスにマニュファクチャラーとして参戦するのはトヨタだけとなる。

    代わってLMP1クラスにはハイブリッド車両のトヨタ以外にプライベーターチームのノンハイブリッドの車両8台がエントリーしている。ノンハイブリッド車両は、トヨタよりも45kg軽い車重とより大きな燃料タンク容量が許されており、より高いパワーを発生することが出来るように性能調整が加えられており、パフォーマンス的にもノンハイブリッド勢は優れたトップスピードを示している

    しかし、それでもトヨタの優位は歴然。開幕戦スパ・フランコルシャン6時間レースでは、トヨタの2台は3位のレベリオン・レーシングに2周差をつけて1-2フィニッシュを達成。ル・マン24時間レースでもその差は変わっておらず、予選で3番手につけたレベリオン・レーシングに対し、ポールポジションを獲得したトヨタ7号車は約4秒、2番手のトヨタ8号車も約2秒という差をつけてフロントローを独占。

    プライベーターチームは、安価でコンストラクターからシャシーとカスタマーエンジンを購入している参戦しているのに対し、トヨタは今季はそれまで大幅に改良を施していないものの、ハイブリッドエンジンとシャシーの開発に莫大な予算を費やしてきた。ハイブリッドの販売台数で名を馳せている“世界のトヨタ”が負けるわけにはいかない。

    さらに今年は世界3大レースでの“3冠”を目指して2度のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソが参戦。また違った意味で世界中の注目が集まっており、無様な姿は見せられない。

    レース、ことさら伝統のル・マン24時間レースに“当然”という言葉は存在しない。しかし、過去数年とは異なり、世界中がトヨタが“勝って当たり前”と見ているのは事実だろう。そのようなプレッシャーのなか、悲願の初勝利を上げるだけでなく、当然1-2フィニッシュでどのような勝ち方をするかが重要となる。

    決勝前となる6月16日(土)の午前中に行われたウォームアップ走行でも予選2番手のトヨタ7号車(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ-マリア・ロペス)がトップタイムをマーク。2番手にもトヨタ8号車が続き、ノンハイブリッド勢に4秒の差をつけた。

    トヨタにとって“絶対に負けられない”第86回ル・マン24時間レースは、6月16日(土)現地時間午後3時(日本時間20時)にスタートする。

    トヨタ ドライバーコメント
    小林可夢偉(7号車)
    2台のトヨタが揃って最前列からル・マンのスタートを切れるというのは素晴らしいです。最高のアタックをやってのけた一貴にはおめでとうと言いたいです。チームの全員、エンジニア、メカニック、そしてドライバーが共に最強の車両を作るために準備を続けてきたことで、出だしから全くトラブル無くレースウィークを過ごしています。2日間ここまでこれだけ多くの周回をこなしてきましたので、決勝レースでも良い戦いが出来るよう期待しています。

    マイク・コンウェイ(7号車)
    一貴は本当によくやりましたし、8号車がポールポジションを獲得したことは、チーム全体にとって素晴らしい結果です。しかし、本当の仕事はこれから、24時間の決勝レースです。我々は決勝レースを盤石に戦える車両を作るために集中してきました。これまでのところは大変満足行く結果となっています。我々はこれまでの経験から、ル・マンの過酷さが身に染みていますが、戦う準備は出来ました。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車)
    チームにとって最高の予選結果と、一貴のポールポジション獲得に祝福を送ります。チームの誰もがル・マンの準備のためにハードワークを続けてきました。この予選結果は小さなステップに過ぎませんが、明後日の決勝レースへの大きな励みになりますし、TS050 HYBRIDは決勝レースのコンディションでも必ず速さを発揮できると思います。レースは常に挑戦であり、何が起こるかわからないものですが、今は決勝レースが本当に楽しみです。

    中嶋一貴(8号車)
    今日の予選はあまり混雑のない状態で全力でアタックでき、思い通りのラップタイムを刻むことが出来たのでとても満足しています。サーキットの路面状態も昨日よりも良好で、気持ち良くアタック出来ました。車両のバランスもとても良くなったので、決勝レースに向けても大変期待できます。耐久レースにとって予選は1%程度の意味しかないかもしれませんが、ポールポジションはチームにとって喜ばしいものです。このレースはチーム全員がどれだけ長く厳しいものだということをわかっているので、既に気持ちは決勝レースに向けて切り替わっています。

    セバスチャン・ブエミ(8号車)
    ポールポジションは大変うれしいです。一貴のアタックはとても素晴らしく、チームに予選1-2をもたらしました。この瞬間は喜びを分かち合いたいと思いますが、最大目標であるル・マン優勝に向けてさらに集中しなければなりません。自分たちはこの週末のレースのために1年間準備をしてきたし、やるべきことはわかっています。

    フェルナンド・アロンソ(8号車)
    24時間レースにとって予選はそんなに重要でないことはわかっていても、今日のトヨタの1-2は本当に嬉しいです。一貴のラップタイムは素晴らしく、ポールポジションに相応しいものでした。ただ、レースはまだ何も始まっていないので、今日の結果はただの準備に過ぎないとも言えます。しかしながら我々のTS050 HYBRIDは最高の調子に仕上がり、レースに向けては準備万端です。

    村田久武 (TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表)
    いよいよル・マン24時間レースを迎え、身が引き締まる思いです。ここ数年間のレースを思い返し、『これまでの借りを返す』と言う強い思いで臨みます。一昨年、昨年と最後まで志を果たせずレースを終えることになってしまいましたが、今年こそ24時間をしっかり走りきるために、あらゆる緊急事態に備えて徹底的に訓練を重ねて参りました。過去に何度も経験したように、このレースは様々な突発のアクシデントに襲われます。不測の事態が発生した時こそチームの総合力で克服しなければなりません。準備は整ったと信じています。何があっても決して諦めず、表彰台の真ん中に立つために全力を尽くします。ファンの皆様の記憶に残るレースをご覧いただけるよう頑張ります。

    関連:2018年 ル・マン24時間レース:テレビ放送&ライブ配信スケジュール

  • 【ル・マン24時間】 小林可夢偉 「今年は“亀”でいい。とにかく完走」

    【ル・マン24時間】 小林可夢偉 「今年は“亀”でいい。とにかく完走」

    小林可夢偉が、2018年のル・マン24時間レースの決勝にむけた意気込みを語った。

    今年でトヨタとの4度目のル・マン24時間レース挑戦となる小林可夢偉。昨年は予選でコースレコードを更新する驚速ラップを記録し、スタートから10時間にわたってレースをリードするも、LMP2ドライバーの問題行動をマーシャルの指示と勘違いしてスタートとストップを繰り返したことが原因でクラッチ故障によってリタイアを喫した。

    今年は2番グリッドからマイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスとともにル・マン24時間レースをスタートする小林可夢偉は、とにかく完走することが最優先だと語る。

    「2018年のルマン。日曜日の3時ごろ、僕たちがどこでチェッカーを受けるか、僕自身、非常に楽しみにしています。と同時にたぶん、皆さんも楽しみじゃないかなと思ってます」と小林可夢偉はコメント。

    「まだ僕らはレースが始まってません。正直、本当に勝ちたいという気持ちはここ数年変わらずで、毎年毎年増えてる一方ですが、本当に今年はなぜか“亀”でいいと心の中で思っています」

    「ゆっくりでもいいから、トラブルなしで、まずチェッカーを受けれることを心からやれたらいいなっていうのが、なぜか今年の目標です。正直、勝つ、勝てないというより、それが自分のなかの一番大きなチャレンジです」

    「そこを考えながら、最終的に24時しっかりトラブルなしで走って、チェッカーを受けて、そこで一番上というのを目指せれば嬉しいなという思いでこの24時間を戦いたいなと思います。ですので24時間の日曜日の3時ごろ、僕がどこにいるか、皆さん楽しみにしておいてください」

    「そして、7号車、8号車、どっちが勝っても僕は心から嬉しいと思います。それはここずっと勝てなかった思いというのが、本当にトヨタのために報われたが、それが本当に僕の光栄なことであり、ここで皆さんが見てくれている意味もあると思うので、是非、日曜日の3時、現地時間3時ですね、日本時間夜10時、しっかり皆さん、見届けてください。応援よろしくお願いします」

    関連:【ル・マン24時間】 トヨタ 7号車のリタイアはLMP2ドライバーが原因? – 2017年6月21日

  • トヨタ、GRスーパースポーツコンセプトの市販に向けて開発に着手

    トヨタ、GRスーパースポーツコンセプトの市販に向けて開発に着手

    TOYOTA GAZOO Racingは、6月15日(金)にフランス・ル・マン24時間レース会場において、GRスーパースポーツコンセプトを公開し、市販に向けた開発に着手したことを発表した。

    GRスーパースポーツコンセプトは、FIA世界耐久選手権(WEC)に参戦しているレーシングマシン「TS050 HYBRID」とほぼ同じ主要パーツで構成されたコンセプトカー。実戦で鍛えられたV6ツインターボチャージャーや、トヨタハイブリッドシステム・レーシング(THS-R)を搭載。

    パワーユニットは、高効率のEVシステムと、希薄燃焼エンジンの組み合わせにより、究極のパワーと環境性能を両立した、次世代のスーパースポーツカーを目指しています。熱効率(システム効率)は既に50%を実現しており、現在、更に高い値を目指して開発を進めている。

    GRスーパースポーツコンセプトは、ル・マン24時間レース期間中、会場内ファンビレッジのTOYOTA GAZOO Racingブースに展示されます。[展示期間: 6月16日(土)現地時間09:00-02:00 (+1)~6月17日(日)09:00~15:00)]

    友山茂樹(GAZOO Racing Company プレジデント)
    「思いっきり走らせてあげられなくてゴメン・・・」
    昨年のル・マン24時間レース直後に、社長の豊田が発したメッセージです。トヨタのマシンを信じて、命をかけてレースに臨んでくれたドライバー達、また、トヨタを心から応援してくれたファンの皆様に向けた、償いの言葉でした。

    「トヨタは、速いマシンはつくったが、ル・マンを24時間走りきれるマシンは出来ていなかった」
    この豊田が下した厳しい結論を起点に、我々はこの1年間、24時間を走りきるために必要なことは何か、もう一回ゼロから徹底的に突き詰め、多くの改善をこなして来ました。チーム全員の努力のお陰で、マシンもチームも、これまでで最もよい状態にあると確信しています。

    トヨタがこの6年間、WECに挑んできた目的は、レースに勝つ為だけではなく、世界最先端のハイブリッド技術とEVシステムの開発を推進し、究極の環境性能と、突出した走行性能を、高次元で両立させることでもあります。

    そして、レーシングマシンTS050 HYBRIDの魅力を、可能な限りダイレクトに、そして扱いやすくした、スーパースポーツカーを世に出すことが、トヨタのWEC参戦を意義深いものにすると考え、このGRスーパースポーツのプロジェクトをスタートさせました。

    市販車両をレベルアップしてスポーツカーをつくるのではなく、現役のレーシングカーからスポーツカーをつくるという、トヨタにとっては、全く新しい挑戦です。

    次の100年も、クルマを徹底的に面白くする。そのための挑戦はまだ始まったばかりですが、お客様の笑顔のために、自動車産業の未来のために、TOYOTA GAZOO Racingは、心ときめくクルマづくりに拘り続けて行きたいと思います。

    GRスーパースポーツコンセプト車両概要

    パワートレーン エンジン型式 V型6気筒直噴ツインターボチャージャー
    エンジン排気量 2,400cc
    パワーユニット最高出力
    (エンジン+ハイブリッドモーター)
    735kW/1000ps
    ハイブリッドシステム トヨタハイブリッドシステム・レーシング(THS-R)
    ホイール サイズF 18 x 13J
    サイズR 18 x 13J
    タイヤ サイズF 330/710R18
    サイズR 330/710R18
  • フェルナンド・アロンソ、中嶋一貴のポールポジションラップを称賛

    フェルナンド・アロンソ、中嶋一貴のポールポジションラップを称賛

    フェルナンド・アロンソは、ル・マン24時間レースの予選でポールポジションへの導いたチームメイトの中嶋一貴のラップを称賛した。

    今年、フェルナンド・アロンソは世界3大レースでの“3冠”という目標のためにトヨタからWECに参戦。中嶋一貴、セバスチャン・ブエミという元F1ドライバーとともにトヨタ TS050 HYBRID1を走らせ、今週末、ル・マン24時間レースに初挑戦する。

    6月15日に予選では、中嶋一貴が3分15秒377をマークしてポールポジションを獲得。このタイムは2番手タイムを獲得した姉妹車のトヨタ7号車よりも2秒速く、総合3番手のレベリオンよりも4秒速い驚異的なラップだった。

    予選後、フェルナンド・アロンソは「一貴は素晴らしいラップを走ってくれたので、それを改善する必要はなかった。すべて彼の手柄だ。僕たちは1番手と2番手からスタートするので、良いレースができることを期待している」とコメント。

    同時にフェルナンド・アロンソは「僕たちはおそらくこれが人生で最も重要ではない予選ということはわかっている。24時間レースはとても長く、グリッドでどの位置に並ぶかは重要ではないからね」と語る。

    「でも、一貴のラップは素晴らしかったし、僕たちはトヨタと2戦連続でポールポジションを達成した。それが僕たちが望んでいたことだ。これからレースの準備をしなければならないし、夜でも雨でもベストを尽くしていく。僕たちは学び続けてきたし、様々なコンディションに適応してきた」

    フェルナンド・アロンソは、モータースポーツでは大きな経験を積んでいるが、ル・マン24時間レースではルーキー。2日間のセッションではレース条件を想定した多くの走行機会が与えられており、雨の後の50分のスティントは最も貴重な時間だったとアロンソも認めている。

    ポールポジションを獲得した中嶋一貴は「今日の予選はあまり混雑のない状態で全力でアタックでき、思い通りのラップタイムを刻むことが出来たのでとても満足しています」とコメント。

    「サーキットの路面状態も昨日よりも良好で、気持ち良くアタック出来ました。車両のバランスもとても良くなったので、決勝レースに向けても大変期待できます」

    「耐久レースにとって予選は1%程度の意味しかないかもしれませんが、ポールポジションはチームにとって喜ばしいものです。このレースはチーム全員がどれだけ長く厳しいものだということをわかっているので、既に気持ちは決勝レースに向けて切り替わっています」

    関連:【ル・マン24時間】 予選3回目:トヨタ8号車がポールポジション獲得!

  • 【ル・マン24時間】 トヨタ、“アロンソの勝利を優先”との報道を否定

    【ル・マン24時間】 トヨタ、“アロンソの勝利を優先”との報道を否定

    トヨタは、ル・マン24時間レースでフェルナンド・アロンソを勝たせることを優先させようとしているという報道を否定した。

    フェルナンド・アロンソは世界3大レースでの“3冠”という目標を達成するために今季のWECにトヨタから参戦。中嶋一貴、セバスチャン・ブエミという元F1ドライバーとともにトヨタ TS050 HYBRID1を走らせ、今週末、ル・マン24時間レースに初挑戦する。

    トヨタは今年もル・マン24時間レースに2台体制で挑み、7号車のドライバーは、小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスが務める。

    予選ではトヨタ8号車の中嶋一貴が7号車に約2秒差をつけてポールポジションを獲得している。

    しかし、トヨタはフェルナンド・アロンソの参戦による広報的な理由によって8号車を優遇しているのではないかとの目が向けられている。

    実際、開幕戦スパ・フランコルシャン6時間レースでは、8号車がリードしていた最終スティントでトヨタは2台のマシンにレースをさせないことを決断。7号車の小林可夢偉は、8号車を勝たせるというトヨタのチームオーダーに不満を爆発させ、チームと議論しているうちに表彰台セレモニーに遅れて参加できなかったとも言われている。

    トヨタの広報担当は「我々のクルマはトヨタの1-2を達成するという目標をもって勝利を争っていきます」と BBC Sport にコメント。

    「2台は平等かつ公正な勝利のチャンスを与えられてレースをスタートします」

    今年、LMP1クラスで唯一のマニュファクチャラーチームでハイブリッドエンジンを搭載するトヨタは、ノンハイブリッド勢に対して圧倒的な優位性となっており、事実上2台だけの優勝争いになると考えられている。

  • 【ル・マン24時間 予選】 トヨタ:フロントロー独占 / ドライバーコメント

    【ル・マン24時間 予選】 トヨタ:フロントロー独占 / ドライバーコメント

    FIA 世界耐久選手権(WEC) 第2戦 ル・マン24時間レースの予選2回目と3回目が6月14日(水)に行われ、TOYOTA GAZOO Racingは3セッション総合の1・2番手タイムをマーク。2台のTS050 HYBRIDが最前列に並んで24時間レース決勝のスタートを切ることとなった。

    第86回ル・マン24時間レースの予選では、TS050 HYBRID 8号車を駆る中嶋一貴が自身のキャリア2度目、そしてトヨタにとっては4度目となるル・マンでのポールポジションを獲得。

    セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソと共に戦う8号車は前日の予選1回目で暫定ポールにつけていたが、中嶋一貴は予定よりも30分早く開始された予選3回目、セッション開始と共にアタックを行い、3分15秒377という圧倒的なタイムで前日のポールタイムを2秒近く更新し、トップの座を盤石なものとした。

    小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスの7号車は、前日の予選1回目に小林がマークしたタイムで2番手。TOYOTA GAZOO Racingは最前列に2台が並んで24時間レースの決勝をスタートすることとなる。

    貴重なWECのシリーズポイントも追加出来たポールポジションだが、チームは既に、決勝レースに向けた万全な準備に心を切り替えており、トヨタにとって20回目となるル・マン挑戦での初勝利へ一丸となって挑む。

    決勝レースのスターティンググリッドは、13日(水)、14日(木)の2日間にわたって行われた3回の予選セッション中の最速のラップタイムで決定される。13日(水)に8号車は暫定ポールポジションを獲得していたが、14日(木)の午後7時から開始された予選2回目は、スピンやクラッシュが続出する荒れたセッションとなり、ラップタイム更新のチャンスはなかtt。2度にわたる赤旗中断の末に、予定よりも24分早く予選2回目は終了することとなった。

    予選3回目は予定よりも30分早められてセッションが開始されると、TS050 HYBRIDはポールポジション獲得へ向けアタックを開始した。いち早くコースへ向かい、クリーンなアタックラップが出来た中嶋一貴の8号車は2秒近くタイムを更新し、新しく1周13.626kmに改修されたコースレイアウトでのコースレコードでポールポジションを獲得した。

    1周13kmもあるとはいえ、60台もの車両が一斉にアタックする予選では、コース上の混雑に大きく影響される。小林可夢偉はコース上で何台もの車両に阻まれ、前日のタイムを更新することが出来なかった。チームは、気持ちを切り替えて残りの時間を決勝レースへ向けた準備に専念。午後10時半過ぎからは弱い雨も降り始め、ウェットでの走行も試すことが出来た。

    決勝レースへ向け、貴重なデータ収集を行いながらグリッドポジション争いは、深夜に終了した。

    15日(金)はコースでの走行はないが、チームの誰も休息を取ることはない。メカニックは2台のTS050 HYBRIDを決勝レースへ向けての最終仕上げという重要な仕事が残っており、ドライバーにはル・マン市内で行われる、25万人ものファンの皆様とふれあう恒例のドライバーパレードが待っている。

    そして、16日(土)午後3時、24時間の決勝レースがいよいよスタートする。

    TS050 HYBRID 7号車 (小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス):
    予選総合 : 2番手 (3分17秒377) 84周

    TS050 HYBRID 8号車 (中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソ):
    予選総合 : 1番手 (3分15秒377) 81周

    小林可夢偉(7号車)
    2台のトヨタが揃って最前列からル・マンのスタートを切れるというのは素晴らしいです。最高のアタックをやってのけた一貴にはおめでとうと言いたいです。チームの全員、エンジニア、メカニック、そしてドライバーが共に最強の車両を作るために準備を続けてきたことで、出だしから全くトラブル無くレースウィークを過ごしています。2日間ここまでこれだけ多くの周回をこなしてきましたので、決勝レースでも良い戦いが出来るよう期待しています。

    マイク・コンウェイ(7号車)
    一貴は本当によくやりましたし、8号車がポールポジションを獲得したことは、チーム全体にとって素晴らしい結果です。しかし、本当の仕事はこれから、24時間の決勝レースです。我々は決勝レースを盤石に戦える車両を作るために集中してきました。これまでのところは大変満足行く結果となっています。我々はこれまでの経験から、ル・マンの過酷さが身に染みていますが、戦う準備は出来ました。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車)
    チームにとって最高の予選結果と、一貴のポールポジション獲得に祝福を送ります。チームの誰もがル・マンの準備のためにハードワークを続けてきました。この予選結果は小さなステップに過ぎませんが、明後日の決勝レースへの大きな励みになりますし、TS050 HYBRIDは決勝レースのコンディションでも必ず速さを発揮できると思います。レースは常に挑戦であり、何が起こるかわからないものですが、今は決勝レースが本当に楽しみです。

    中嶋一貴(8号車)
    今日の予選はあまり混雑のない状態で全力でアタックでき、思い通りのラップタイムを刻むことが出来たのでとても満足しています。サーキットの路面状態も昨日よりも良好で、気持ち良くアタック出来ました。車両のバランスもとても良くなったので、決勝レースに向けても大変期待できます。耐久レースにとって予選は1%程度の意味しかないかもしれませんが、ポールポジションはチームにとって喜ばしいものです。このレースはチーム全員がどれだけ長く厳しいものだということをわかっているので、既に気持ちは決勝レースに向けて切り替わっています。

    セバスチャン・ブエミ(8号車)
    ポールポジションは大変うれしいです。一貴のアタックはとても素晴らしく、チームに予選1-2をもたらしました。この瞬間は喜びを分かち合いたいと思いますが、最大目標であるル・マン優勝に向けてさらに集中しなければなりません。自分たちはこの週末のレースのために1年間準備をしてきたし、やるべきことはわかっています。

    フェルナンド・アロンソ(8号車)
    24時間レースにとって予選はそんなに重要でないことはわかっていても、今日のトヨタの1-2は本当に嬉しいです。一貴のラップタイムは素晴らしく、ポールポジションに相応しいものでした。ただ、レースはまだ何も始まっていないので、今日の結果はただの準備に過ぎないとも言えます。しかしながら我々のTS050 HYBRIDは最高の調子に仕上がり、レースに向けては準備万端です。

    2018年 ル・マン24時間レース 予選 結果(LMP1クラス)

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種 ベストタイム
    1 8 中嶋一貴
    セバスチャン・ブエミ
    フェルナンド・アロンソ
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    3分15秒377
    2 7 小林可夢偉
    マイク・コンウェイ
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    3分17秒377
    3 1 ニール・ジャニ
    アンドレ・ロッテラー
    ブルーノ・セナ
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    3分19秒449
    4 17 ステファン・サラザン
    イゴール・オルトツェフ
    マテヴォス・イサアキャン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    3分19秒483
    5 3 マティアス・ベシェ
    トーマス・ローレン
    グスタボ・メネゼス
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    3分19秒945
    6 10 ヘンリク・ヘドマン
    ベン・ハンリー
    トム・ディルマン
    ドラゴンスピード/
    BRエンジニアリング BR1・ギブソン
    3分21秒110
    7 11 ヴィタリー・ペトロフ
    ミカエル・アレシン
    ジェンソン・バトン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    3分21秒408
    8 4 オリバー・ウェッブ
    ドミニク・クライハマー
    トム・ディルマン
    バイコレス・レーシング・チーム/
    エンソ・CLM P1/01・ニスモ
    3分21秒505
    9 6 オリバー ローランド
    アレックス ブランドル
    オリバー ターベイ
    CEFC TRSM Racing/
    ジネッタ G60-LT-P1・メカクローム
    3分23秒7577
    14 5 チャールズ・ロベルトソン
    ミハエル・シンプソン
    レオ・ルーセル
    CEFC TRSM Racing/
    ジネッタ G60-LT-P1・メカクローム
    3分25秒268
  • 【ル・マン24時間】 予選3回目:トヨタ8号車がポールポジション獲得!

    【ル・マン24時間】 予選3回目:トヨタ8号車がポールポジション獲得!

    2018年のル・マン24時間レースの予選3回目が6月14日(木)にサルト・サーキットで行われ、トヨタ TS050 HYBRIDの8号車がポールポジションを獲得。トヨタ7号車も総合2番手に続き、トヨタがフロントローを独占。悲願のル・マン24時間初制覇に挑む。

    ル・マン24時間レースは、3回の予選セッションが行われ、それら予選3セッション中の最速ラップタイムで決勝のスターティンググリッドが決定する。

    予選3回目でもトヨタが他を圧倒する速さを見せた。最速タイムはトヨタ 8号車(中嶋一貴/セバスチャン・ブエミ/フェルナンド・アロンソ)。中嶋一貴が3分15秒377をマーク。中嶋一貴にとっては2014年以来、2回目のル・マンでのポール獲得。トヨタにル・マン24時間レースでの4度目のポールポジションをもたらした。セッション終盤には雨も降ったが、フェルナンド・アロンソがウェットコンディションで走行経験を積んだ。

    2番グリッドを獲得したのはトヨタ7号車(小林可夢偉/マイク・コンウェイ/ホセ・マリア・ロペス)。予選1回目のタイムを更新することができず、タイムは3秒17秒377。トヨタの2台はフロントローから決勝に挑む。

    ノンハイブリッド勢のトップとなる総合3番手はNo.1 レベリオン・レーシング/レベリオンR13・ギブソン(ニール・ジャニ/アンドレ・ロッテラー/ブルーノ・セナ)の3分19秒449。トップとの差は4秒以上となっている。

    総合4番手にはNo.17 SMPレーシング/BRエンジニアリングBR1・AER(ステファン・サラザン/イゴール・オルトツェフ/マテヴォス・イサアキャン)が続いた。

    ジェンソン・バトンが駆るNo.11 SMPレーシング/BRエンジニアリングBR1・AERは総合7番となる3分21秒408で予選を終えた。

    LM2クラスはNo.48 #48 IDECスポーツ/オレカ07・ギブソンが3分24秒842でトップ。2番手には0.041秒差でNo.31 ドラゴンスピード/オレカ07・ギブソンが3分26秒246で続いた。

    GTE Proクラスは、No.91 ポルシェ GTチーム/ポルシェ 911 RSRが3分47秒504でトップ。2番手にも92号車が続いた。

    GTE Amクラスは、GTE AmクラスはNo.88 デンプシー・プロトン・レーシング/ポルシェ 911 RSRが3分50秒728でトップとなった。

    15日(金)はサーキットでの走行が行われず、ル・マンの旧市街でドライバーズパレードが行われる。ファンにとっては決勝レース前にドライバー達と間近に触れ合える楽しみな時間。そして、16日(土)現地時間午前9時からの45分間のウォームアップ走行を経て、同午後3時に24時間に及ぶ長いレースのスタートが切られる。

    2018年 ル・マン24時間レース 予選 結果(LMP1クラス)

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種 ベストタイム
    1 8 中嶋一貴
    セバスチャン・ブエミ
    フェルナンド・アロンソ
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    3分15秒377
    2 7 小林可夢偉
    マイク・コンウェイ
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    3分17秒377
    3 1 ニール・ジャニ
    アンドレ・ロッテラー
    ブルーノ・セナ
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    3分19秒449
    4 17 ステファン・サラザン
    イゴール・オルトツェフ
    マテヴォス・イサアキャン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    3分19秒483
    5 3 マティアス・ベシェ
    トーマス・ローレン
    グスタボ・メネゼス
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    3分19秒945
    6 10 ヘンリク・ヘドマン
    ベン・ハンリー
    トム・ディルマン
    ドラゴンスピード/
    BRエンジニアリング BR1・ギブソン
    3分21秒110
    7 11 ヴィタリー・ペトロフ
    ミカエル・アレシン
    ジェンソン・バトン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    3分21秒408
    8 4 オリバー・ウェッブ
    ドミニク・クライハマー
    トム・ディルマン
    バイコレス・レーシング・チーム/
    エンソ・CLM P1/01・ニスモ
    3分21秒505
    9 6 オリバー ローランド
    アレックス ブランドル
    オリバー ターベイ
    CEFC TRSM Racing/
    ジネッタ G60-LT-P1・メカクローム
    3分23秒7577
    14 5 チャールズ・ロベルトソン
    ミハエル・シンプソン
    レオ・ルーセル
    CEFC TRSM Racing/
    ジネッタ G60-LT-P1・メカクローム
    3分25秒268
  • 【ル・マン24時間】 予選2回目:トヨタ8号車が暫定ポールを維持

    【ル・マン24時間】 予選2回目:トヨタ8号車が暫定ポールを維持

    2018年のル・マン24時間レースの予選2回目が6月14日(木)にサルト・サーキットで行われ、トヨタ TS050 HYBRIDの8号車が暫定ポールポジションを維持。トヨタ7号車も総合2番手に続き、トヨタが1-2体制をキープした。

    ル・マン24時間レースは、3回の予選セッションが行われ、それら予選3セッション中の最速ラップタイムで決勝のスターティンググリッドが決定する。

    予選2回目のトップタイムを記録したのはトヨタ8号車を駆ったフェルナンド・アロンソ。LMP2とGTE Proの多くの事故によって妨げられることになり、2回のアタックラップしかできず、タイムは3分18秒012。前日に中嶋一貴が記録したタイムより役0.8秒遅かったが、暫定ポールポジションを維持した。

    2番手タイムはトヨタ7号車。ホセ・マリア・ロペスが3分19秒860をマークしたが、こちらも前日のタイムを超えることができなかった。マイク・コンウェイがダントップで2度コースアウトを喫するなど、ひやりとする場面もあった。

    以下、LMP1クラスは2台のCEFC TRSM Racingを除いて予選1回目のタイムを超えることなくセッションを終了している。

    LMP2クラスNo.48 IDECスポーツ/オレカ07・ギブソンがトップをキープ。

    GTE Proクラスは、No.93 ポルシェ GTチーム/ポルシェ 911 RSRが首位に浮上。以下、92号車、91号車が続いて、ポルシェが1-2-3体制となった。GTE AmクラスはNo.54 スピリット・オブ・レース/フェラーリ488 GTEが首位に浮上した。

    なお、予選2回目では、残り25分ではLMP2クラスのNo.47 チェティラー・ヴィッロルバ・コルセ/ダラーラP217・ギブソンが第1シケインで大クラッシュ。そのまま赤旗終了となった。そのため公式予選3回目は予定より30分早めて実施される。

  • 【ル・マン24時間レース】 トヨタ:公式練習&予選1回目 レポート

    【ル・マン24時間レース】 トヨタ:公式練習&予選1回目 レポート

    FIA 世界耐久選手権(WEC)第2戦 ル・マン24時間レースの公式練習と予選1回目が6月13日(水)に行われ、TOYOTA GAZOO Racingは暫定ポールポジションにつけた。

    開幕戦スパ6時間レースをポール・トゥ・ウィンで飾り、選手権ポイントのリーダーとして今大会に臨んだ中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソの3名が駆るTS050 HYBRID 8号車が、予選1回目で中嶋一貴がマークした3分17秒270でトップタイム。暫定ポールポジションにつけ明日の予選2回目、3回目に臨むこととなった。

    昨年のル・マン24時間レース予選でそれまでのタイムを大幅に更新してポールポジションを獲得した小林可夢偉がアタックした7号車が、0.107秒の僅差で続き、暫定ながらトヨタの2台が最前列グリッドに並んだ。

    86回目を迎えるル・マン24時間レースの予選は、13日(水)と14日(木)の2日間、2時間のセッションが3回実施され、決勝のスターティンググリッドはこの3回のセッション中の最速タイムで決定される。20回目のル・マン挑戦となるトヨタは初勝利へ向けて、通算4度目のポールポジション獲得への好スタートを切った。

    ル・マンウィークの走行初日は、午後4時から4時間にわたる公式練習で開始された。TOYOTA GAZOO Racingはこのセッションで、サスペンション、空力とともにハイブリッド・システムのセッティングを進めながら、周回数でもライバル勢を上回る、2台合計で109周を走破した。

    6月3日(日)のテストデーで記録した8号車の最速タイムに安堵することなく、チームはその後もハードワークを続け、TS050 HYBRIDの細部にいたる改良を進めてきた。

    また、LMP1車両は規定により、決勝レースで使用できるタイヤは、12セットプラス4本のスペアタイヤのみと決められているため、タイヤについて様々なコンパウンドの分析を続けると共に、週末のレースへ向けスピードと摩耗の両面において比較作業を行った。

    予選1回目は日が暮れた午後10時に開始。TS050 HYBRIDにとっては、2017年の決勝レース以来のサルト・サーキットでの夜間走行となった。セットアップを改善し、ラップタイムを追求するだけでなく、全ドライバーが決勝レースへ向けた十分な周回をこなすという目的も達することが出来た。

    TS050 HYBRID 7号車 (小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス):
    公式練習 : 1番手 (3分18秒718), 54周
    公式予選1回目 : 2番手 (3分17秒377), 33周

    TS050 HYBRID 8号車 (中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソ):
    公式練習 : 2番手 (3分19秒275), 55周
    公式予選1回目 : 1番手 (3分17秒270), 31周

    小林可夢偉(7号車):
    今日一日、とても上手くいったと思います。いつものことですが、コース上に車両が多く、思うようにタイムを出すのが難しい状況でした。出来るだけ多く走り、車両とタイヤのセットアップを進めることが重要です。初日としてはまずまずでしたが、今日のデータを確認しながら決勝レースに向けて更に車両を仕上げなければなりません。

    マイク・コンウェイ(7号車):
    順調な一日でした。多くの確認項目があり、最適な車両バランス調整を進め、良い状態に仕上げることが出来ました。更に今日の内容を精査して最適なタイヤを選択しなければなりません。車両はとても良い状態にありますが、明日に向けて更なる向上を狙います。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車):
    全てがスムースに進み、2台揃ってとても良い結果を出せたのは、チームとしても満足いく内容でした。TS050 HYBRIDはとても感触が良く、コース上は相変わらずの混雑だったのにもかかわらず、全てが順調に感じました。満足行く一日でした。もちろんまだ始まったばかりですし、最も重要なことは、日曜日の午後3時に目標通りのチェッカーフラッグを受けることです。

    中嶋一貴(8号車):
    今日はいつも通りの一日になりました。最初の予選で暫定ポールが取れたのは良かったですが、まだまだ長い週末は始まったばかりです。予選走行でも多くの車両で混雑していたため完璧とは言えませんでしたが、それでも良いラップタイムが刻めたので良かったです。でもレースに向けてはまだまだやるべき事がたくさんあります。しっかり準備をしたいと思います。

    セバスチャン・ブエミ(8号車):
    チームにとって良い一日となりました。最初の予選では1-2が目標でしたが、それを達成出来たのと同時に、トラブルなく多くの周回をこなせたことに満足しています。我々のTS050 HYBRIDは練習走行では満足いかない部分がありましたが、予選では良い状態に改善されました。まだ長い挑戦が始まったばかりですので、あまり気負わないことにします。

    フェルナンド・アロンソ(8号車):
    本日の練習走行では多くのセットアップを確認しました。続く予選は夜間走行に慣れることに重点を置きましたが、上手くいったと思います。明日も引き続き、チームメイトの走りも参考にしながらル・マン独特の走行を学んでいきます。決勝レースはとても長く、何が起こるかわかりませんので、出来る限りの準備をします。

    関連:
    ・【ル・マン24時間】 予選1回目:トヨタ8号車が暫定ポールポジション
    ・【ル・マン24時間】 公式練習:トヨタの小林可夢偉がトップタイム

  • 【ル・マン24時間】 予選1回目:トヨタ8号車が暫定ポールポジション

    【ル・マン24時間】 予選1回目:トヨタ8号車が暫定ポールポジション

    2018年のル・マン24時間レースの予選1回目が6月13日(水)にサルト・サーキットで行われ、トヨタ TS050 HYBRIDの8号車が暫定ポールポジションを獲得。トヨタ7号車が総合2番手に続き、トヨタが1-2体制で1回目の予選を終えた。

    2時間の予選1回目は現地時間午後10時から行われ、ナイトセッションで実施された。ル・マン24時間レースは、3回の予選セッションが行われ、それら予選3セッション中の最速ラップタイムで決勝のスターティンググリッドが決定する。

    予選1回目ではトヨタが速さを見せる。最速タイムはトヨタ 8号車(中嶋一貴/セバスチャン・ブエミ/フェルナンド・アロンソ)。中嶋一貴が3分17秒270を記録して暫定ポールポジションに躍り出た。

    2番手には0.107秒差でトヨタ 7号車(小林可夢偉/マイク・コンウェイ/ホセ・マリア・ロペス)が続いた。タイムは3秒17秒377。

    ノンハイブリッド勢の最速はNo.17 SMPレーシング/BRエンジニアリングBR1・AERの3分19秒662。4番手には0.283秒差でNo.1 レベリオン・レーシング/レベリオンR13・ギブソン。ジェンソン・バトンが駆るNo.11 SMPレーシング/BRエンジニアリングBR1・AERの3分19秒662は7番手タイムだった。

    LMP2クラスNo.48 #48 IDECスポーツ/オレカ07・ギブソンが3分24秒956でトップ。2番手にはNo.28 TDSレーシング/オレカ07・ギブソンが3分26秒246で続いた。

    GTE Proクラスは、No.91 ポルシェ GTチーム/ポルシェ 911 RSRが3分47秒504でトップ。2番手にも92号車が続いた。

    GTE Amクラスは、GTE AmクラスはNo.88 デンプシー・プロトン・レーシング/ポルシェ 911 RSRが3分52秒728でトップタイムを記録した。

    予選は翌14日(木)、更に2回の2時間にわたるセッション(現地時間の午後7時と午後10時開始)でも続けられる。決勝レースのスターティンググリッドはこの3回の予選セッション中最速ラップタイムで決定される。

    15日(金)はサーキットでの走行が行われず、ル・マンの旧市街でドライバーズパレードが行われる。ファンにとっては決勝レース前にドライバー達と間近に触れ合える楽しみな時間。そして、16日(土)現地時間午前9時からの45分間のウォームアップ走行を経て、同午後3時に24時間に及ぶ長いレースのスタートが切られる。

    2018年 ル・マン24時間レース 予選1回目 結果(LMP1クラス)

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種 ベストタイム
    1 8 中嶋一貴
    セバスチャン・ブエミ
    フェルナンド・アロンソ
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    3分17秒270
    2 7 小林可夢偉
    マイク・コンウェイ
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    3分17秒377
    3 17 ステファン・サラザン
    イゴール・オルトツェフ
    マテヴォス・イサアキャン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    3分19秒483
    4 1 ニール・ジャニ
    アンドレ・ロッテラー
    ブルーノ・セナ
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    3分19秒662
    5 3 マティアス・ベシェ
    トーマス・ローレン
    グスタボ・メネゼス
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    3分19秒945
    6 10 ヘンリク・ヘドマン
    ベン・ハンリー
    トム・ディルマン
    ドラゴンスピード/
    BRエンジニアリング BR1・ギブソン
    3分21秒110
    7 11 ヴィタリー・ペトロフ
    ミカエル・アレシン
    ジェンソン・バトン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    3分21秒408
    8 4 オリバー・ウェッブ
    ドミニク・クライハマー
    トム・ディルマン
    バイコレス・レーシング・チーム/
    エンソ・CLM P1/01・ニスモ
    3分21秒505
    11 5 チャールズ・ロベルトソン
    ミハエル・シンプソン
    レオ・ルーセル
    CEFC TRSM Racing/
    ジネッタ G60-LT-P1・メカクローム
    3分26秒246
    23 6 オリバー ローランド
    アレックス ブランドル
    オリバー ターベイ
    CEFC TRSM Racing/
    ジネッタ G60-LT-P1・メカクローム
    3分30秒339