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  • ポルシェ、ル・マン復帰を記念した911カレラSを発売

    ポルシェ、ル・マン復帰を記念した911カレラSを発売

    ポルシェは、WEC世界耐久選手権のトップカテゴリーであるLMP1クラスへの復帰を記念し、ポルシェ エクスクルーシブによる911カレラSの「マルティーニレーシングエディション」を発売する。

    伝統的なマルティーニレーシングデザインを纏った911の限定モデルには、1970年代のレーシングカーのスタイリングが反映され、917や935「モビーディック」など、ル・マンで活躍した伝説的なポルシェのレーシングカーに対する敬意が表されている。

    911カレラS マルティーニレーシングエディションは80台限定で、欧州の一部、日本、中国、およびラテンアメリカ市場でのみ販売される。ポルシェ テクイップメントでは、ドイツとその他市場において、911モデルレンジのためにアフターマーケットキットとして「エクスクルーシブ マルティーニデカールセット」を販売する。

    ボディカラーは、ホワイトとブラックの2色。フロントフード、ルーフセクション、リアウイング、両サイドが、マルティーニの特徴的なブルーとレッドのカラーパターンによる「マルティーニレーシングデザイン」のデカールセットによって強調される。

    カップ エアロキットの専用フロントエプロンは最適化されたリップスポイラーを備えており、いっそう特徴的な外観を与え、さらに固定式リアスポイラーがスポーティなルックスを強調。”911 Carrera S – Martini Racing Edition”のモデル名が赤く浮かび上がるステンレススチール製のイルミネーテッド・ドアエントリーガードによって、乗るたびにこのモデルが特別なリミテッドエディションであることを主張する。

    インテリアパッケージには、”Martini Racing Edition”ロゴをあしらったボディカラー同色のダッシュボードアクセントが含まれているほか、スポーツデザインステアリングホイールとスポーツクロノパッケージも標準装備。また、Boseサウンドシステム、ブラックの文字盤のレブカウンター、ブラックレザーの電動スポーツシートなどの装備も標準で備わる。

    このモデルの心臓は、最高出力400PSを発生する3.8リッター水平対向6気筒エンジンで、標準の911カレラSに匹敵する動力性能をもたらす。PDK仕様車でスポーツ・プラススイッチを使用すると0−100km/h加速タイムは4.1秒となり、NEDC(新欧州サイクル)での総合燃費も8.7リッター/100km(CO2 排出量は202g/km)という優れた値を示す。

    各マーケットへの導入は、オランダ、イタリア、スペイン、ポーランド、ウクライナ、チェコ共和国、キプロス、フィンランド、イギリスでは2014年6月、中国では2014年8月、そして日本とラテンアメリカでは2014年10月以降を予定している。

    ポルシェ 911カレラS マルティーニレーシングエディション Porasche 911 Carrera S – Martini Racing Edition

  • アウディ、過去最高の燃費性能を武器に2014年のル・マンを闘う

    アウディ、過去最高の燃費性能を武器に2014年のル・マンを闘う

    アウディは、1999年以来、革新的な技術を採用してル・マン24時間レースに参戦し続けている。そして今年のマシンは、これまでのアウディ R18 e-tron クワトロの中で最も軽量かつ、高い燃費性能を実現した。

    大会レギュレーションにより、他の参加車比で最大30%の低燃費化が求められるという厳しい状況にあっても、アウディは6月14-15日に開催されるル・マン24時間レースで、13回目の総合優勝獲得に向けて、最大限努力する。

    アウディは、ウルトラ テクノロジーを駆使し、優れた燃費性能を実現し続けている。2001年から採用のTFSI(直噴ガソリン)エンジンは、ル・マンでの燃費を格段に向上させ、その成果は市販モデルに反映された。2006年からセンセーショナルなTDI(直噴ディーゼル)エンジンを採用し、5回の総合優勝を獲得している。そして2012年に登場したディーゼル ハイブリッドモデルのアウディ R18 e-tron クワトロは、ル・マン不敗記録を更新している。

    今年2014年から、レギュレーションによる燃費規制のクリアが大きな課題となった。抜本的に書き換えられた新しいレギュレーションは、最大30%におよぶ大幅な燃費性能向上を求めていますが、これにより優れた燃費性能のマシンに、より多くの負担がかかっている。

    アウディはこの課題を克服するために2014年モデルを根本からまったく新しくした。パワートレインは、誕生から25年目となるアウディTDIエンジンが、今年は4リッターV6ユニットとなった。このエンジン単体でも優れた燃費性能を持っているが、エアロダイナミクスなど他の部分と連繋することで、さらなる低燃費を実現。ちなみに2006年にアウディ R10 TDIに搭載された5.5リッターV12エンジンと比較すると、レース中の平均燃費がおよそ40%も向上している。また新型マシンには、驚異的な視認性を生み出す独創的な技術アウディ レーザーライトを含む、革新的な技術が数多く搭載されている。

    燃費に関して具体的には、今年のル・マンでアウディ R18 e-tron クワトロが消費できるエネルギーは、1ラップあたり138.7メガジュールとなる。これは、ガソリンエンジンを使用するトヨタやポルシェのエンジンに対し、100km走行あたり6.16リッターも少ない燃料しか使えないことを意味する。セフティカーピリオドの時間が短かった2012年のケースをベースに、トップ車両が24時間で378ラップすると考えると、アウディ R18 e-tron クワトロは、ガソリンエンジン搭載車より317.52リッターも少ない燃料で走らなければならない。

    多くの状況が重なり合い、ル・マンはますます厳しくなっている。複雑なルールの数々が、多くのテクニカルコンセプトを生み出した。使用出来る燃料の量、ピットストップのインターバル、燃料タンク容量などをコントロールすることで、レギュレーションは“技術的な均衡”を図っている。

    アウディ AGの技術開発担当取締役 Prof. Dr. ウルリッヒ・ハッケンベルクは「アウディは今年、これまでにない厳しいタスクに直面しながらル・マンに臨んでいます。新しいレギュレーションにより、これまでTDIエンジンが持っていた燃費のアドバンテージはすべて失われました。しかし、我々は自らが持つ技術力の高さをアピールすることをやめません。強く団結したチームが見せる、これまで以上に完璧な仕事が、ル・マンに打ち勝つことでしょう」とコメント。

    今年のゼッケン1号車のアウディ R18 e-tron クワトロは、昨年の優勝者であるロイック・デュバル(フランス)、トム・クリステンセン(デンマーク)の2人と、ルーカス・ディ・グラッシ(ブラジル)のトリオがドライブする。ゼッケン2号車は、2011年および2012年に獲得した栄光を再び手にしようと意気込むマルセル・ファスラー / アンドレ・ロッテラー / ブノワ・トレルイエ(スイス/ドイツ/フランス)がドライブ。そしてゼッケン3号車は、ル・マン初出場のフィリップ・アルバカーキー(ポルトガル)が、ル・マン表彰台獲得経験者のマルコ・ボナノミ(イタリア)、オリバー・ジャービス(イギリス)とトリオを組んでドライブする。

    アウディは、ドライバーとともにパワフルでバランスの取れたチームが一丸となり、通算12回のル・マン総合優勝を獲得した。しかし、アウディ16回目の挑戦となる今年のル・マン24時間レースは、これまでになく厳しい課題に挑戦することになる。6月1日に行われた公式テストを経て、アウディは完璧な事前準備を整えている。第82回ル・マン24時間レースが始まる6月14日の15時、その経験と実力を駆使してレース展開を描くアウディが必要とするものは運だけ。レースの模様は、ユーロスポーツが24時間連続で放映。また、www.audi-motorsport.comでは、Audi R18 e-tron クワトロのコクピットの模様のほか、多様なテレメトリー データを見ることができる。

    Dr. ヴォルフガング・ウルリッヒ (アウディモータースポーツ代表)
    「LMP1Hクラスに3メーカーが競合する状況となり、闘いの熾烈さが間違いなく上がっています。チャレンジングな要素は年を追うごとに増え、過酷さが減少することはありません。競合車との闘いだけでなく、レース自体との闘いが厳しさを増しています。ここ数年、我々のマシンは速さでは決してトップではないものの、総合優勝を獲得してきました。その経験を活かし、レースでは何が必要かを明確に分かっています。完璧なレース運びでスピードと耐久性の両面を発揮し、総合優勝獲得を目指します」

    ラルフ・ユットナー (アウディスポーツ チームヨースト監督)
    「今年のル・マン24時間レースは、わずかなミスも許されないレースです。レギュレーションにより競合車間のパフォーマンスが調整されるため、ラップタイムが均衡しています。しかし、それだけではありません。我々の使命は3-4時間ものスティントを走るドライバーに、最高のパフォーマンスを発揮し続けても疲れないマシンを提供することです。それが、結果的にレースでの勝利を導きます。そのために、チームは最高のセットアップをしなければなりません。我々は、ノーミスに向けたマネジメントを行う時点ですでに闘いの渦中にいます。今年も総合優勝を目指します」

    トム・クリステンセンによる、ル・マンのコース解説
    「ル・マンのコースを簡潔に表現することは不可能です。比較的低速のホームストレート前のシケイン、ユーノディエール、ハイスピードなインディアナポリスやポルシェカーブ、1速までシフトダウンするミュルサンヌとアルナージュの2つのコーナーなど、13.6kmの至る所に、チャレンジングな場所がたくさんあります。車速が300km/hを越えるセクションは4ヶ所もあります。高速サーキットで4クラスが混走するため、常に渋滞が発生します。しかも、レース用に常設された路面は一部しかありません。ほとんどを占める一般公道部分の路面は、通常のサーキットとは大きく異なり、他に類をみない魅力溢れるコースです」

    Audi

  • フェラーリ、LMP1マシンでのル・マン参戦を今週末にも発表?

    フェラーリ、LMP1マシンでのル・マン参戦を今週末にも発表?

    フェラーリは、ル・マン プロトタイプとWEC世界耐久選手権への参戦を発表するのではないかとされている。

    今週末のル・マン24時間レースでは、フェラーリのF1ドライバーであるフェルナンド・アロンソが、特別ゲストスターターを務めることがすでに発表されている。

    フェラーリは先月、フェルナンド・アロンソがル・マンに招待されたことを発表する際、アロンソが旗を振るのは“モンテゼモーロ会長がこのイベントに関連するテクノロジーとマシン開発についていくつかコメントした”後だと明かしていた。

    El Mundo Deportivo は、フェラーリが土曜日に“LMP1”プロトタイプカーでル・マンに復帰することを土曜日に発表する可能性があると報じた。

    同誌によると、ル・マン24時間レース主催者は、レースのスタート前に“非常に重要な発表”があることをすでに掲げていると伝えている。

    フェラーリは、現在のF1の開発の方向性に非常に批判的な態度をとっている。

    昨年フェラーリのチーム代表を辞任したステファノ・ドメニカリは、F1の新しいV6ターボエンジンが“いくつか興味深いプロジェクトを可能にする”と述べていた。

    ステファノ・ドメニカリは「現時点ではあまり多くを語ることはできない」と2013年中頃に述べていた。

  • 日産、NISSAN ZEOD RCでル・マンを初走行

    日産、NISSAN ZEOD RCでル・マンを初走行

    日産は1日(日)、「NISSAN ZEOD RC」で初めてル・マンの舞台となるサルテサーキットのコースに挑んだ。GTアカデミー卒業生のヴォルフガング・ライプと、ル・マン24時間レースでLMP2クラスを2度制しているトミー・エルドスがステアリングを握り、24ラップを走行した。

    今回の走行では、燃料ポンプ系とエキゾーストの破損による遅れもあったが、テストはル・マンのコースを電力だけで一周走り切るという目標に向けて、マシン開発の点で重要なステップアップとなった。

    「今日はマシン開発の点で非常に重要なステップとなり、我々が得たことは実に特筆すべきことでした」とニスモのグローバルヘッドオブブランド、マーケティング&セールス、ダレン・コックスは述べた。

    「私たちが取り組んでいる、ル・マンの13.6kmコースを電力だけで走ることのできるマシンを作るという目標が、壮大なチャレンジなのだということは分かっていました。そして、なぜこれまで誰もこのプロジェクトに取り組んでこなかったのかを痛感しています」

    「今日はコースの大部分を電力で走行することができ、とても有意義な内容となりました」とダレン・コックスは続けた。

    「今日はシステムのテストと、電気モーターからガソリンエンジンへの切り替えが途切れなく行われることを確認することが課題でした。他の場所でのテストも非常に価値がありますが、ル・マンでの走行はここでなければできません。今日はテストカーを走らせました。英国に戻ってから一週間通して、実戦用のマシンでテストを続け、レースに備えます」

    「ここまで必死に作業に取り組んできてくれた、プロジェクトに尽力してくれているすべてのスタッフを誇りに思います。今日は、その努力が報われました。私たちのスタッフは既に24時間のレースを戦い抜いたようなものです。先週は徹夜で作業が続いた日が、2日もありました。このプロジェクトの実現に向けた取り組み姿勢は、とにかく並外れたものです」

    「NISSAN ZEOD RC」チームは、今週、公式テストで使用したテストカーに換えて、英国で実戦用のマシンでテストを続ける。レースでは、SUPER GTドライバーの本山哲とルーカス・オルドネスも日本から直行し、ライプと合流する。

  • 日産、「GT-R」を冠したLMP1マシンで2015年にル・マンに復帰

    日産、「GT-R」を冠したLMP1マシンで2015年にル・マンに復帰

    日産は、「NISSAN GT-R」の名を冠したマシンで2015年にル・マン24時間レースに復帰しアウディ、ポルシェ、トヨタとの対決に挑む。また2015年のFIA世界耐久選手権(WEC)に2台のLMP1マシンと共にワークスチーム体制で参戦することを発表した。

    日産のLMP1マシンの名称は、「NISSAN GT-R LM NISMO」を予定。30年に亘るモータースポーツの血統を引継ぎ、日産のフラッグシップモデル、「NISSAN GT-R」の名を冠す。

    日産のLMP1プログラムは、ヨーロッパのデジタルマーケティング分野で急成長を見せるロンドンで発表。ル・マン24時間レースの主催者であるACO(西部自動車クラブ)会長のピエール・フィヨン氏と共に、日産自動車 CPLO(Chief Planning Officer)のアンディ・パーマー、ニスモ社長の宮谷正一、ニスモグローバルヘッドオブブランド、マーケティング&セールスのダレン・コックスが、ロンドンのブリックレーンにあるオールド・トルマン・ブリュワリーで行った発表会に出席した。

    「イノベーション(革新)は、我々が行うすべての活動の核となるものです」とアンディ・パーマーは述べた。

    「私たちが今回のイノベーションを披露する場所は、ヨーロッパにおいてデジタルマーケティングの新しい中心地と言えるこの地の他には考えられませんでした。来年は、ル・マンがその舞台となります。私たちは今日この会場で、記者会見ではなく祝賀会を開きます。私たちがレースに挑む時、他とまったく違った方法で行うのだ、ということを示すためです」

    スポーツマーケティングにおける革新者である日産は、F1世界選手権では高級ブランドであるインフィニティをレッドブル・レーシングの活動と連携させるという、これまでとは全く違うアプローチを行った。モータースポーツ以外においても日産は、UEFAチャンピオンズリーグのオフィシャルパートナーとして、新たに4年間の契約を結んでいる。チャンピオンズリーグは今週決勝戦が行われるが、ファンのみなさんにはこの素晴らしい試合の中で、日産のスポーツマーケティングの新たなアプローチを感じられるだろう。また日産は、2016年リオデジャネイロ五輪においても、名誉ある公式パートナーとなっている。

    「これまでのACOとFIA(国際自動車連盟)の尽力に心から感謝します」とアンディ・パーマーは続けた。

    「LMP1は、マシンの性能だけの戦いに留まりません。このクラスにおけるライバルはすべて、技術面で異なるアプローチを取っています。私たちも同様です。ライバルたちに対し、まったく異なる方法で勝ちたいと思っています。私たちは、ポルシェ、アウディ、トヨタと同じ枠のマシンに収めるつもりはありません。他とは違ったものを目指しています」

    「日産は、パフォーマンス分野を担うニスモを通じて、様々な形でモータースポーツと結びついています」とダレン・コックスは述べた。

    「近年は、新しいアプローチでモータースポーツに取り組んでいます。レースに参戦することありきではなく、参戦する理由を慎重に考えながら、グローバルを舞台とした活動に結びつけているのです」

    「NISSAN GT-R NISMO GT3」は、ニスモアスリートやGTアカデミーの勝者たちが活躍するヨーロッパだけでなく、世界各地でレースに挑んでいる。日産/ニスモのLMP2クラス用エンジンは、この数年の間に同クラスの優れたパワープラントとしての地位を確立した。ル・マン24時間レースで革新的で新しい技術を紹介する車両のための「ガレージ56」枠に「NISSAN ZEOD RC」で参戦することは、技術的なチャレンジを愛する日産の企業精神の表れでもある。日産がサーキットで学んだことはロードカーにも反映され、幅広いレンジの車種に技術的なイノベーションをもたらしている。

    「マーケティングイノベーションは私たちにとって重要なものであり、ル・マンは大変優れたマーケティングのプラットフォームなのです」とダレン・コックスは続けた。

    「私たちは、情熱を持った革新的なブランドであり、世界の舞台で存在感を示したいと思っています。NISMOには、私たちがレースを愛することのすべてが込められています。今年、私たちは4人のゲーマーをル・マンに投入します。そして、クリス・ホイも英国GTでレースに取り組み修業を積んでいます。私たちは、この自転車競技のオリンピック金メダリストを将来、ル・マンに参戦させる予定です」

    「『NISSAN GT-R LM NISMO』のデザインやクルマ作りは、日本に根差すDNAを基盤とするグローバルプロジェクトから生まれました」と宮谷正一は述べた。

    「このプロジェクトチームのエンジニアやチーム員は、日本、米国、ヨーロッパから集まるメンバーで構成されています。LMP1の戦いはとても厳しく、メーカー同士の真剣勝負であることは承知の上ですが、私たちもこうしたライバルたちに対抗するべく、競争力の高いマシンを作り上げ、素晴らしい走りを必ずお見せします」

    「ル・マン復帰に際し、参戦マシンは日産のパフォーマンスの象徴であるGT-Rの名を選びました。まさに大きな希望を抱くブランドであり、このマシンをドライビングすること、そして所有することをファンのみなさんやオーナーの方々が愛してくださっています。私たちは既にGT-Rで、SUPER GT、GT3といったモータースポーツに何度も参戦しています。私たちにとって、LMP1は究極のテストです。ル・マンにはやり残したことがありましたが、『NISSAN GT-R LM NISMO』で優勝を目指すという目標ができました」

    日産は、モータースポーツのレーサーやファンのみなさんにとって、より身近な存在となる。日産/ニスモは、モータースポーツとファンをつなぐためのキャンペーン、#eatsleepRACErepeatを立ち上げ、今後6週間で展開していく。NISMO.TVは、モータースポーツの隅々までを紹介する動画の製作や、YouTube上のライブストリーミングで、ファンの方々に向けた情報発信を続けると共に、ル・マンでは生中継を行い、レースの興奮を届ける。

    2015年のグリッドには、日産のLMP1マシンが並ぶ。「NISSAN GT-R LM NISMO」のドライバーは現在、検討が続いており、決定次第発表する予定。この新型マシンが最初にコースに登場する日程や仕様の詳細も今後、発表される。

    「ただ勢いだけでは、ル・マンに行くことはできません」とアンディ・パーマーは述べた。

    「このチームを一言で表すとするならば、何か違った形で参戦する、ロードカーの技術にも応用できるような何か新しい技術や革新的でエキサイティングなアプローチを取る、そして勝つために走る、ということでしょう」

    「歴史の1ページに残るようなマシンになることを約束します。 ル・マンに勝つだけではなく、サーキットでの成功と市販車での成功をつなぐという役割を果たし、長年に渡り記憶に残るようなマシンになると思います」

  • アウディ、ル・マンへの準備を順調に進める

    アウディ、ル・マンへの準備を順調に進める

    来る6月14〜15日に開催されるル・マン24時間レースは、アウディスポーツ チームヨーストが迎えるシーズン最大のイベント。世界最多レベルの観客が集い、世界耐久選手権(WEC)のシリーズポイントが2倍与えられるレースということもあり、ル・マンの準備は他のレースに比べ、大規模でより入念に行われる。

    アウディ R18 e-tron クアトロがピットストップした際は、ぜひメカニックの動きにも注目だ。どのメカニックも非常に訓練されており、その動作に無駄がないことに気付くはずだ。

    特にタイヤ交換、給油、ドライバー交替は、抜群の精度で行われる。これを実現するため、メカニックはあらゆる作業に改善を重ね、その「動き」を数百回もリハーサルしている。

    タイヤ交換が主となるDTMなどのスプリントレースと異なり、ル・マンでのピット作業は多岐に渡る。作業のメインは、給油と必要に応じたタイヤ交換で。レギュレーションにより、作業出来るメカニックの数が最大4名に制限されている。タイヤ交換は、そのうち2名で行われる。少ない人数のため、各作業を正確に行うことが非常に重要となる。メカニックはフィジカルトレーニングと各種用具の入念な下準備を行い、目隠しでも素早く作業出来るまでに練習を重ね、高い精度を生み出している。

    アウディスポーツ チームヨーストのテクニカルディレクター・ラルフ ユットナーは「メカニック達は1月から週に2回2時間のジム トレーニングを行っています」と説明。

    このスペシャルトレーニングは、専門のフィットネス トレーナー監修のもとで行われる。アウディスポーツ チームヨーストのチーフ ピットクルー・ シュテファン グリムは「持久力と体力の向上がトレーニングの2つの大きな柱です。インパクトレンチを使ったタイヤ交換作業中などに不慮の怪我を防ぐのが最大の目的です」と説明。

    メカニックに最適なエクササイズ プログラムは、1983年からアウディスポーツのチームドクターを務めるDr. クリスチャン ジョンが考案た。ドクターは、レースウイーク中の栄養管理についてもチームをサポートしている。

    チームメンバーは車両開発の初期段階から深く携わっており、年々進化を遂げるレーシングカーの最先端技術に対応している。アウディスポーツ チームヨーストの主要メカニックは、冬に行われるアウディ開発チームの次世代マシンのテスト走行に参加し、早い段階から新しい技術に触れ、その内容を他のメカニックに伝え万全の準備を行っている。その一方で、インゴルシュタットではシーズン開幕の準備も同時に行われる。

    シュテファン グリムは「非常に早い段階から、次世代マシンの刷新された部分すべてを検証し特殊工具などを準備します。さらに、作業行程に関する詳細な指示書も作成します」とコメント。分かりやすい例を挙げると、サスペンションパーツは、その時のセッティングに合わせてほぼ組みあがった状態で準備される。アクシデントが発生した場合、チームはサスペンションをアッセンブリーで素早く交換する。ピットクルーはこの作業をわずか4〜5分で行う。

    損傷したボディパーツの交換も、驚くべき早さで行われる。リヤセクションの場合、ウイングやディフューザー、エンジンカバーを含んだすべてのパーツ交換を、60〜70秒で終わらせてしまう。あるピットクルーは「落ち着いてやれば、自然に作業時間は短くなります。その場で検討する課題を極力減らし、素早く作業出来るようになるには、多くの準備や経験が必要です。レース中の作業は、例えば歯磨きのように、身体が覚えた動作を自然に行うようになるべきなのです」と説明。驚異的な作業スピードは、あらゆるパーツを入念に検証して用意することに支えられている。膨大な量におよぶ事前準備は、そのひとつひとつが細かく検証される。その上で充分な量のスペアパーツが仮組みされた状態で用意される。

    ピットクルーの緊張はレース終了まで続く。シュテファン グリムは「ピットクルーは、レース中ずっとスタンバイしていなければなりません。その意味でも、栄養管理とフィットネスが大きな意味を持ちます。ピットストップの合間でも、断続的に聞こえるドライバーとの無線が、ゆっくり寝かせてくれません」と説明。さらに、ピットウォールにいるレースエンジニアからの指示がいつ無線で届くか分からない為、クルーは気を抜くことができない。

  • ポルシェ、ワークスマシン4台体制でル・マンに参戦

    ポルシェ、ワークスマシン4台体制でル・マンに参戦

    ポルシェは、WEC世界耐久選手権およびル・マン24時間レースに4台のワークスマシンで参戦する。

    ル・マン24時間レースの主催者であるパリのフランス西部自動車クラブ(ACO)は、6月14日〜15日に開催される第82回大会のエントリーリストを発表。

    ポルシェは、2台の919ハイブリッドでトップカテゴリーであるル・マン・プロトタイプ(LMP1)に挑む新たなワークスチームを「ポルシェ チーム」として登録した。2台の919ハイブリッドのカーナンバーは14と20となる。

    また、2台の911 RSRでGTE Proクラスにエントリーするワークスチームの名称は「ポルシェ チーム・マンタイ」となる。昨年1-2フィニッシュを達成した911 RSRは、今年も91と92のカーナンバーを付けてスタートする。

    ポルシェのワークスドライバーであるティモ・ベルンハルト(カーナンバー20)およびロマン・デュマ(カーナンバー14)は、ル・マン24時間レースを含む全8戦で争われるWECに参戦する2台のル・マン・プロトタイプのそれぞれを割り当てられた。その結果、2台の919ハイブリッドの両車をル・マンでの総合優勝経験者がドライブすることになる。ベルンハルト(ドイツ、33歳)およびデュマ(フランス、36歳)は、共に2010年にアウディで総合優勝を果たしている。

    なお、2014 FIA世界耐久選手権における、他4名のLMP1ポルシェ ワークスドライバーであるブレンドン・ハートレー(ニュージーランド、24歳)、ニール・ジャニ(スイス、30歳)、マルク・リーブ(ドイツ、33歳)およびマーク・ウェバー(オーストラリア、37歳)とのチームの組み合わせはまだ未定となっている。

    チーム監督であるアンドレア・ザイドルはパリで、「この2名のドライバーを2台の車両に振り分けるというのは、彼らの耐久レースおよびル・マンでの特別な経験を考えれば、当然の選択です。私達のエントリーの承認は、ル・マンへの道における、もうひとつの大きな節目です。3月末のポール・リカール・サーキットにおける公式テストでのライバル達との初顔合わせ、そしてもちろん4月のシルバーストンでのシーズン開幕を非常に愉しみにしています」と述べ。

    919ハイブリッドは、ル・マンのプロトタイプのトップカテゴリーに課せられる新たな効率レギュレーションを満たすべく開発された。919ハイブリッドは、スーパーチャージャー付きの小排気量のV4エンジン、フロントホイールを駆動する1つの電気モーター、および2つのエネルギー回生システムで構成される非常に複雑なハイブリッドシステムを搭載している。

    GTでの1-2フィニッシュの再現を目指す GTE Proクラスでは、ポルシェは再度ポルシェ チーム・マンタイから2台の911 RSRを投入し、アストンマーチン、コルベット、フェラーリおよびSRTバイパーのワークスチームと争う。2013年シーズンの最終レースに投入されたこのヴァイザッハ生まれのGTスポーツカーでは、数々の細部が見直された。フロントエンドのエアロダイナミクスの変更、リアウイングのワイド化、シャシーの運動学的な適合により、ハンドリングバランスの強化および操縦性の改善が実現。

    「2013年シーズン、911 RSRはル・マンでの1-2フィニッシュによって耐久レースでのポテンシャルを強烈に見せつけました」と、ポルシェのモータースポーツ部門のトップであるハルトムート・クリステンが述べた。

    「デイトナ24時間レースでは、最適化を行った911 RSRで再び伝統の耐久レースの優勝を飾りました。これは、間違いなく2014年のル・マンへのよい兆しです」

  • ポルシェ、LMP1クラス復帰に向けた新パートナーを発表

    ポルシェ、LMP1クラス復帰に向けた新パートナーを発表

    ポルシェは、WEC世界耐久選手権のトップカテゴリーであるLMP1クラスへの復帰に際し、ワークスチームの公式パートナーとしてシェフラー・グループとフェルティンス・ブルワリーを迎え入れた。

    さらに、WECのル・マンプロトタイプ(LMP1)には、米国バッテリーメーカーのA123システムズの新しいバッテリーが搭載される。ポルシェのグローバルパートナーであるエクソンモービル(油脂類)とミシュラン(タイヤ)も同様にポルシェ ワークスチームの活動に参入する。

    ポルシェのLMP1プロジェクト担当のバイスプレジデント、フリッツ・エンツィンガーは「これらのパートナーは、長年の協力関係や広範な技術交換により、強い一体感を備えています。もちろん、6月に開催されるル・マン24時間は、レースにおける最大の挑戦であるだけでなく、マーケティングの面でもシーズンのハイライトとなります。私達はパートナーとともに、ル・マン24時間に加え7つのWECシリーズすべてのレースで優勝を狙います」とコメント。

    シェフラー・グループは、エンジン、ギアボックスおよびシャシーテクノロジーと、パワートレーン、ハイブリッドコンポーネントおよびEモビリティーテクノロジーの最適化を提供するサプライヤーとして、ポルシェAGにおいて定評ある長年の開発パートナーとなっている。ポルシェLMP1チームの公式パートナーとしての長期契約が、この関係をいっそう強化することになる。カスタマーロイヤリティープログラムとグローバルコミュニケーション活動が、シェフラー・グループのセンターステージとなり、2台のニューポルシェ919ハイブリッドのリアウイングには、グループのロゴが取り付けられます。

    ポルシェのワンメイクカップに長年関与してきたC.&A.フェルティンス・ブルワリーは、ポルシェ モータースポーツLMP1チームの2014年公式パートナーとなる。ドイツのメシェデ-グレーヴェンシュタインにおいて、長年の伝統のなかで培われてきたビール醸造所のプレミアムビールが、チームとブランドのおもてなし用に提供される。フェルティンス・ブルワリーは、企業間取引だけでなく、活性化とコミュニケーションに関する活動も計画している。

    ポルシェは、非常に複雑な919ハイブリッドのエネルギー保存システムの技術開発パートナーとして、A123システムズとの提携を果たした。LMP1チームの専用バッテリーのサプライヤーであるA123システムズは、複雑なハイブリッドシステムの開発に先導的な役割を果たす。

  • 日産、ZEOD RCでのル・マン参戦にルーカス・オルドネスを起用

    日産、ZEOD RCでのル・マン参戦にルーカス・オルドネスを起用

    日産は、革新的なプロトタイプレーシングカー『NISSAN ZEOD RC』をル・マンで駆る最初のドライバーとして、日産/プレイステーションGTアカデミーの初代勝者で、ル・マン24時間ではこれまでにLMP2クラスで2度の表彰台フィニッシュを決めているルーカス・オルドネスを起用することを発表した。

    NISSAN ZEOD RCは、今年のル・マン24時間で史上初めてサーキット一周13.6kmすべてを電力のみで走行する。

    NISSAN ZEOD RCの動力源には、電気モーターと共にわずか40kgと軽量でありながら400馬力を発生する1.5リッター3気筒ターボエンジンを組み合わせられる。

    今年のル・マン24時間レース参戦に向けて、NISSAN ZEOD RCには、レースの主催者であるACO(西部自動車クラブ)から、革新的な技術を披露するマシンのための特別エントリー枠「ガレージ56」が与えられている。

    NISSAN ZEOD RCは、ル・マンでは燃料タンクを使用しての走行に加え、さらに電力のみでの走行で一周を走り切る。燃料で走行する間、マシンのバッテリーはブレーキの回生エネルギーによって充電する。カーボンブレーキから発生する熱をリサイクルして、電力を発生させる。

    この開発プロジェクトは、日産が2015年に目指しているル・マン24時間及びFIA世界耐久選手権(WEC)でのLMP1クラス参戦計画の一環となっている。

    ルーカス・オルドネスは、2008年に初めて行われた日産/プレイステーションGTアカデミーで優勝。2011年にはル・マン24時間でのデビューを果たし、このフランス伝統の耐久レースにはこれまでに3回参戦、うち2回はLMP2クラスでの表彰台に上がっている。また2011年にはインターコンチネンタル・ル・マンカップ(ILMC)でタイトルを獲得し、昨年はブランパン耐久シリーズでチャンピオンに輝いている。最近ではGTアカデミー出身の後輩ドライバー4人と参戦したドバイ24時間レースでクラス優勝も果たした。

    ルーカス・オルドネスは、既にNISSAN ZEOD RCではテストドライバーを務めているが、レース実戦でもステアリングを握ることになった。

    日産グローバルモータースポーツダイレクターを務めるダレン・コックスは「GTアカデミーの初代勝者になってから、ルーカスはLMP2、GT3、GT4、SUPER GT、さらにはV8スーパーカーと、日産のあらゆるカテゴリーのレーシングマシンで、持ち前の速さと才能を発揮してきました。こうした彼の幅広い適応能力は、NISSAN ZEOD RCのレース実戦でのドライバーに起用する上で、重要な決め手のひとつとなりました」とコメント。

    「このNISSAN ZEOD RCは、どんなクルマとも違う、非常にユニークなマシンです。このマシンをドライブするということは、これまでとはまったく違う経験をするということです。ル・マンに起用する3人のドライバーには、適応力と、学ぼうとする意欲が求められます。ドライバーにとっては、日産のためだけではなく、自動車産業にとっても極めて重要なプロジェクトに関わるという、貴重な機会でもあるのです」

    NISSAN ZEOD RC

  • フェラーリ、2016年以降のLMP1参戦を示唆

    フェラーリ、2016年以降のLMP1参戦を示唆

    フェラーリのルカ・ディ・モンテゼーモロ会長は、フェラーリのファクトリープロトタイプカーが“遅かれ早かれ”ル・マンに復活することになるだろうと述べた。

    ルカ・ディ・モンテゼーモロは、2014年のLMP1規約集に則って作られ、F1の新しい1.6リッター V6ターボエンジンを搭載するLMP1カーの技術をすでに開発していることを認めた。

    「我々はいくつかの技術革新に取り組んでおり、現在テストをしている。理論的にル・マンについての可能性を考えるのは今回が初めてだ」とルカ・ディ・モンテゼーモロは述べた。

    「規約が私が考える正しい方向に進んでいるかどうか可能性について考え始めるのに数週間あった。遅かれ早かれ、勝利のためにフェラーリのクルマでル・マンをやるかもしれない」

    ルカ・ディ・モンテゼーモロは、2015年に導入が予定されているF1の予算キャップが、フェラーリにル・マンを含めた世界耐久選手権でのLMP1プログラムに着手するキャパシティを与える可能性があると説明した。

    「私は100人にここを去って仕事を見つけろと言うことはできない。それは身内の何名かがその方向で働く可能性とも言える」

    ルカ・ディ・モンテゼーモロは、1973年以来となるフェラーリのファクトリープロトタイプは、2016年までに実現することはないだろうと述べた。

    2014年にF1とLMP1に導入される新しいレギュレーションは、どちらもハイブリッドシステムによって回生させるエネルギーの量が増加する。

    アウディとポルシェの新しいLMP1カーは、来年F1で使われる排気エネルギーを電気エネルギーに変換するMGUと類似したテクノロジーを利用する。