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  • ルイス・ハミルトン フェラーリF1再起計画「2026年までに修正すべき点は明確」

    ルイス・ハミルトン フェラーリF1再起計画「2026年までに修正すべき点は明確」

    ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は、2025年シーズンに直面した課題を受け、冬のオフ期間を通じてチームと密に作業し、2026年に向けた立て直しを図る考えを明かした。

    2025年は、ハミルトンにとってフェラーリ移籍初年度という節目の年だったが、同時に望ましくない「初めて」も経験するシーズンとなった。上海でフェラーリF1として初のスプリントレース勝利を挙げた一方で、F1キャリアで初めてグランプリ表彰台なしでシーズンを終える結果となった。

    また、予選での一発の速さにも苦しみ、SF-25への適応に手こずったことは公然の事実だった。シーズン終盤の3戦では連続してQ1敗退を喫しており、これはマクラーレン時代の2009年以来の出来事だった。

    オフシーズンでの徹底的な見直し
    2026年に向けた2年目のシーズンを見据え、ハミルトンはオフシーズンに包括的な改善プログラムを実施する意向を示している。

    「これまでの歩みを分析して、何が良かったのか、どこを改善できるのかを見極める必要がある」とハミルトンは、メディアに語った。

    ハミルトンはすでに、改善点を詳細にまとめた資料をチームに提出するなど、フェラーリF1の作業に深く関与してきたことでも知られている。

    「どこに問題があるのかは分かっている。それをシーズン終了後にチームと一緒に腰を据えて話し合うことが大切だ」

    と述べ、具体的な修正点についてはすでに共有済みであることを示唆した。

    さらに、自身の体制についても見直す考えを明かしている。

    「サーキット外で支えてくれている自分のチームについても、タイミングや移動を含めて、もっと効率化できる点がないかを見直す。同じことをチームともやっていく」

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ

    2025年の苦戦は想定内だった
    ハミルトンのフェラーリ移籍発表は、2025年シーズン開幕前からティフォシの期待を大きく高めていた。2024年終盤にマクラーレンF1とコンストラクターズタイトルを争ったフェラーリF1の勢いもあり、期待値はさらに膨らんでいた。

    しかしハミルトンは、内部的には2025年に苦戦する可能性をすでに「想定していた」と認めている。

    「シーズン終盤に、ここまでの状況になるとは分からなかった。ただ、そうなる可能性は想定していたし、実際にはそれ以上に厳しく感じられた」と振り返った。

    フェラーリF1は4月の段階でSF-25の開発を打ち切り、2026年F1レギュレーションに集中する決断を下した。この判断について、ハミルトンはシャルル・ルクレールとともに、短期的にはパフォーマンス維持を難しくしたと認めている。

    「僕はその決断を強く後押しした一人だ。フレデリック・バスールに、2026年に向けた新車開発で他に後れを取るわけにはいかない、と伝えた。学習曲線はとても急だからだ」

    「タイトル争いをしていなかった状況を考えれば、あれは正しい判断だったと思っている。ただ、その結果として、シーズン序盤にあったパフォーマンスを維持するのが、より難しくなったのも事実だ」

    ハミルトンは、こうした経験を踏まえたうえで、2026年に向けたフェラーリF1の立て直しに全力を注ぐ構えだ。新時代のF1に向け、チーム全体の行動や体制そのものを変えていくことが、再起への鍵になると考えている。

  • ルイス・ハミルトンが振り返るF1最悪の世代 2026年レギュレーションへの祈り

    ルイス・ハミルトンが振り返るF1最悪の世代 2026年レギュレーションへの祈り

    ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は、2022年から始まったグラウンドエフェクト世代のF1マシンで苦戦を強いられてきた経験を踏まえ、2026年から始まる新レギュレーション周期に向けて「祈るような気持ちだ」と語った。

    2026年F1シーズンは、シャシーとパワーユニットの両面で大規模な規則変更が行われ、現行のグラウンドエフェクトカーに終止符が打たれる節目となる。

    ハミルトンにとっては、2025年にフェラーリへ移籍して迎えた初年度が不本意な結果に終わっただけに、新時代は状況を好転させる重要な機会でもある。

    2022年以降の現行世代において、7度のF1世界王者が挙げた105勝のうち、わずか2勝しかこの規則下では記録できていない。特に予選では、ブレーキング後の鋭いコーナリングを必ずしも報いてくれない特性に苦しめられてきた。

    40歳のハミルトンは、この世代のマシンについて「これらのクルマについて、恋しくなるものは一つもない」とまで言い切り、2007年にF1へ参戦して以来、最も嫌いなレギュレーション周期だと表現している。

    2026年の新規則について問われたハミルトンは、これまでに経験してきたレギュレーション変更と比較しながら振り返った。

    「とても興味深い経験だった」とハミルトンは語る。

    最初に大きな変更を経験したのは2009年で、スリックタイヤが再導入され、ウイングサイズが拡大され、ディフューザーにも変更が加えられ、ダウンフォース依存を減らすことが狙われた。

    当時、マクラーレンは苦戦し、ディフェンディングチャンピオンだったハミルトンは9戦終了時点でランキング11位に沈んだが、その後ある程度持ち直し、最終的にはランキング5位でシーズンを終えた。

    一方で、2014年と2017年の規則変更では状況が大きく異なった。ターボハイブリッド時代に入った2014年以降、ハミルトンはメルセデスで6度の世界タイトルを獲得している。

    2025年アブダビGPの場で、ハミルトンは2009年当時の経験をこう振り返った。

    「2009年のマクラーレンで、年明け最初の日に『ダウンフォースを50%減らす規則だ』と言われた。だから彼らは50%のダウンフォースを持つクルマを作ったんだ。1月に戻ってきたとき、『もう目標に達した』と言われて、『普通それってあるの?』って思ったのを覚えている。最初のテストに行ったら、まったくダウンフォースがなくて、完全に遅れていた。あの経験から本当に多くを学んだ」

    さらに2014年については、次のように続けている。

    「2014年は本当にワクワクした。新しいチームに移ったばかりで、特にエンジン面で、数年前からすでに驚くような仕事が進められているのが見えたからだ」

    そして2017年については、こう語った。

    「2017年はクルマが大きく、幅も広くなって、見た目もよりマッシブだった。ダウンフォースも増えて、とにかく最高だった。この世代は、おそらく最悪だったと思う。だから次の世代が、これより悪くならないことを祈っている」

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ

    2025年シーズンのメディア対応を見れば、ハミルトンがいかに現行マシンを嫌っていたかは明らかだった。短い一言で終わる回答が多く、全体的に沈んだ様子が目立っていた。

    その年、ハミルトンはランキング6位に終わり、チームメイトのシャルル・ルクレール(フェラーリ)から86ポイント差をつけられた。上海でのスプリント勝利が、シーズン唯一のハイライトだった。

    フェラーリのパフォーマンス不足も影響しており、チームは6月の時点で2025年型マシンの開発を停止した。短期的には苦しさを伴った判断だったが、ハミルトンはそれが正しい決断だったと考えている。

    「僕はフレデリック・バスールを後押ししていた」とハミルトンは語る。
    「新しいクルマの開発で他と遅れを取るわけにはいかない。僕たち全員にとって、学習曲線はとても急だからだ」

    「だから100%支持したし、今もそう思っている。あの時点でのクルマの状況を考えれば、タイトル争いをしていなかったし、正しい判断だった」

    その一方で、開発停止によってシーズン中のパフォーマンス維持が難しくなったことも認めている。

    「少なくとも、シーズン序盤にあったパフォーマンスを維持するのは難しくなった。ただ、チーム全体については僕には答えられない。僕の経験では、みんな本当に前向きだった。だから心理的な影響は見ていない」

  • フェラーリF1、ルイス・ハミルトン担当エンジニアの変更を検討

    フェラーリF1、ルイス・ハミルトン担当エンジニアの変更を検討

    フェラーリは、ルイス・ハミルトンのレースエンジニアを務めたリカルド・アダミが2026年も同職を続けるかどうかについて、「すべての選択肢を評価している」と明らかにした。チーム代表のフレデリック・バスールが、伊紙『Corriere Della Sera』のシーズン終了後記者会見で語っている。

    バスールは、アダミが来季もハミルトンの担当として残るのかという質問に対し、次のように答えた。

    「我々はすべての選択肢を評価している。」

    2025年シーズンを通じて、ハミルトンとアダミの関係はしばしば注目を集めた。無線での緊張感あるやり取りや意思疎通の食い違いが何度も話題となり、その音声クリップが拡散されたことも少なくなかった。

    その背景には、ハミルトンがF1キャリアで初めてシーズン中に一度も表彰台に立てなかったという厳しい現実があった。ドライバーズランキングではチームメイトのシャルル・ルクレールに86ポイント差をつけられる結果となっている。

    フェラーリとハミルトンは、2008年以降タイトルから遠ざかっているチームの状況を立て直すべく、2026年に向けて大きなプレッシャーの中にある。期待と高揚感に包まれて始まった両者の最初のシーズンは、現実には厳しいものとなり、マシン「SF-25」も期待通りの性能を示せなかった。

    スクーデリア・フェラーリ F1

    バスールは、RacingNews365を含むメディアに対し、改善に向けて必要なことについて次のように語っている。

    「我々は一つひとつのポイントに取り組まなければならない。正直なところ、これはマインドセットの問題でもあり、お互いを理解することの問題でもある。今回はガレージの片側の話をしている。この場合はルイスの側だ。シャルルとは我々は互いをよく理解している。」

    「しかしこのケースでは、彼が正確に何を必要としているのか、何を望んでいるのかを理解することが重要だ。そして彼にとっても、私にとっても、互いに何をしたいのかを正確に理解する必要がある。」

    フェラーリは、2026年に向けて体制面も含めた見直しを進める構えであり、ルイス・ハミルトン側のピットウォールにどのような判断が下されるのかが注目される。

  • ルイス・ハミルトン 父親が新会社設立でF1引退説が強まる理由

    ルイス・ハミルトン 父親が新会社設立でF1引退説が強まる理由

    ルイス・ハミルトンの長期的な将来をめぐる憶測が強まっている。きっかけとなったのは、父であり元マネージャーでもあるアンソニー・ハミルトンが、英国で新会社を静かに設立していたことが明らかになったためだ。

    英国の企業登記記録によれば、ハミルトン父は「HybridV10」という社名で事業を登録。あわせて「Hybrid World Series」「Hybrid World Commission」「Hybrid Grand Prix」「HybridV10 World Motorsport Festival」といった関連商標も申請している。

    事業内容は、テレビ番組制作、広告、スポーツ関連ビジネスとされている。

    現時点で、7度のワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトン本人がこのプロジェクトに直接関与している兆候はない。それでも、フェラーリ移籍初年度が苦しい結果に終わり、契約最終年を迎えるハミルトンの“ポストF1”を見据えた準備ではないかとの見方を呼んでいる。

    40歳のハミルトンは、すでにレース以外でも幅広い活動を展開している。映画制作会社「ドーン・アポロ・フィルムズ」を通じて、映画『F1/エフワン』をプロデュースしたほか、ノンアルコールテキーラブランド「アルマーヴェ」、慈善活動「ミッション44」も手がけている。

    アブダビGP後、ハミルトンは心身のリセットを望んでいることを率直に語っていた。

    「とにかく、すべてから離れるのが待ちきれない。今は休暇のことしか考えていない。完全に切り離して、誰とも話さない。今冬は誰も僕に連絡を取れないだろう」

    一方で、ハミルトンが提出している詳細な技術レポートがフェラーリ内部で不満を生んでいるという報道もあったが、チーム代表のフレデリック・バスールはこれを否定している。

    フェラーリ代表が“技術報告問題”を一蹴
    「ドライバーから変更要求のレポートが届いた、という記事を読むことがあるが、正直に言って、その点については少しナイーブな人もいると思う」

    「我々は毎レース後にドライバーからレポートを受け取っている。それは何も特別なことではない。『ここをこうする必要がある』という報告をドライバーが送ってくるのは、ごく普通のことだ」

    ハミルトン父の新会社設立が、息子の引退や新たな挑戦とどこまで結びつくのかは不明だ。ただ、フェラーリでの将来と並行して、ハミルトン一族が次の時代に向けた動きを静かに進めていることだけは確かなようだ。

  • フェラーリF1、ハミルトンとの関係を擁護「外から見えるほど深刻ではない」

    フェラーリF1、ハミルトンとの関係を擁護「外から見えるほど深刻ではない」

    フェラーリF1は、ルイス・ハミルトンとの関係について、外部から受け取られている印象ほど悪化していないと強調している。7度の世界王者にとって厳しい内容となった加入初年度を経ても、マラネロ内部では忍耐と冷静な評価を求める声が上がっている。

    タイトル獲得を目標にフェラーリF1へ移籍したハミルトンだが、2025年シーズンは困難の連続だった。SF-25への適応に苦しみ、全体的なパフォーマンスは期待を下回った。数少ない明るい材料は、加入2戦目となった中国GPスプリントでの勝利に限られている。

    それ以外では、ハミルトンはフェラーリF1でグランプリの表彰台に一度も上がれず、チームも今世紀5年目となる無勝利シーズンを終えた。しかもマシンの競争力は2024年より明らかに低下していた。

    ルクレールとの比較が生んだ厳しい視線
    技術的な問題に加え、シャルル・ルクレールとの比較もハミルトンには不利に働いた。ルクレールはチームメイトより86ポイント多く獲得し、シーズンを通して前線で戦い、フロントローまたは表彰台に7度登場している。

    それでも最終的なドライバーズランキングでは両者の差は1つだけで、ハミルトンは6位、ルクレールは5位という結果だった。

    終盤戦で高まった緊張感
    シーズン終盤には不安感がさらに強まった。ハミルトンは最終3戦すべてでQ1敗退を喫し、マシンを最大限に引き出せないことへの苛立ちを隠さなかった。メディアでの発言も注目を集め、フェラーリF1の会長ジョン・エルカーンが「話すことを減らし、運転に集中すべきだ」と述べたメッセージは、ルクレールよりもハミルトンに向けられたものだと受け止められた。

    「外から見えるほど悪くない」内部の評価
    しかし舞台裏では、フェラーリF1は状況をより前向きに捉えている。サーキットエンジニアリング責任者のマッテオ・トニナッリは、ハミルトンのようなドライバーにとってチーム移籍がいかに難しいかを強調する。

    「皆さんご存じのとおり、特にルイスのように10年間同じ組織で走ってきたドライバーにとって、チームを変えるのは非常に難しい。ドライバーにとってもチームにとってもだ。なぜなら、各チームは少しずつやり方が違うからだ」

    彼は、長年染み付いた習慣の影響を指摘する。

    「特定の人たちと仕事をすることに慣れているし、物事を進めるやり方にも慣れている」

    「そして背景を考えれば、ルイスは世界選手権を争ってきたドライバーだ。今年、我々がタイトル争いをできなかったのは事実だ」

    「そのフラストレーションが積み重なり、今の状況を生んでいる」

    それでもトニナッリは、外部の見方は誇張されていると断言する。

    「外から見えていると思われているものは、実際よりもはるかに悪く見えている。ルイスとの関係、ルイスと一緒に築いているものは、非常にポジティブだ」

    10年と10か月の差
    初年度を振り返り、トニナッリは関係性が大きく前進したと語る。

    「10年間同じチーム、同じ人たちと仕事をしてきて、その後わずか10か月だ。そう考えれば、すでに非常に、非常に強固なチームになっていると思う」

    結果が出なかったことが、実態以上にネガティブな印象を生んだとも付け加えた。

    「フラストレーションと結果が、我々自身やフェラーリF1について、現実よりもはるかに悪いイメージを作り出している」

    「苛立ちはあるが、互いに適応するには時間が必要だということを双方が受け入れている」

    結果こそが最良の処方箋
    トニナッリは最後に、改善の鍵はパフォーマンスだと強調する。ハミルトンが2026年に向けて自身のレースチーム内の再編を望んでいる点についても、冷静に受け止めている。

    「繰り返すが、関係が皆さんの思っているほど悪いとは思わない。時間とともに必ず改善できる。結果こそが最大の助けだ。競争力のあるクルマを与え、結果を出すことが不可欠だ。我々は競争者であり、彼も競争者だ。だから負けたときのフラストレーションは非常に大きい」

  • F1王者ランド・ノリス、ルイス・ハミルトンの2026年復活を支持「必ず立ち直る」

    F1王者ランド・ノリス、ルイス・ハミルトンの2026年復活を支持「必ず立ち直る」

    2025年のF1ワールドチャンピオンに輝いたランド・ノリスは、フェラーリF1移籍初年度に苦戦したルイス・ハミルトンについて、2026年には再び本来の姿を取り戻すと信じていると語った。

    ハミルトンは2025年シーズン開幕前にメルセデスからフェラーリへ移籍したが、新天地ではパフォーマンスに苦しみ、F1キャリアで初めてシーズン未表彰台に終わった。一方、ノリスはマクラーレンF1で僅差の2ポイント差でタイトルを獲得している。

    ノリスは、今後数年にわたってハミルトンとトップ争いを演じることを楽しみにしていると語った。

    「明らかに、フェラーリは今年、誰もが予想していた以上に苦しんでいたと思う」とノリスはSky Sportsに語った。

    「ルイスは、おそらく史上最高のドライバーだということを自ら証明してきた。厳しい年から立ち直れる人間がいるとすれば、それはミスター・ハミルトンだということを誰もが知っているし、彼ともっとレースで戦えるなら、それ以上の喜びはない」

    「世界最高のドライバーとレースができるというのは、常に特権だ。フェルナンド(アロンソ)、ルイス、マックス(フェルスタッペン)と、そういう存在が何人もいる」

    「僕たちの多くは、そうしたドライバーたちの足跡をたどりたいと思っている。ジョージ(ラッセル)やオスカー(ピアストリ)もその一人だし、グリッドには本当に多くのドライバーがいる」

    アブダビGPでタイトルを決めた日曜の夜、ノリスはハミルトンやフェルスタッペンを含む主なライバルたちへの敬意を改めて強調した。

    2024年F1ハンガリーGP後のクールダウンルームで、ハミルトンからの称賛に対し「7年前は速いクルマに乗っていた。今は僕たちだ」と応じた自身の発言に触れつつ、ノリスは感情が高ぶった場面での言葉が本心を反映していないことを認めた。

    「正直に言って、ときどき僕はバカなことを言ってしまう。マックスについてだったり、過去にルイスについて言ったことも、みんなが話題にするような発言をしてしまった」とノリスは語った。

    「後悔していることもあるし、口にしなければよかった、取り消せるならそうしたいと思うこともある」

    「でも、僕は誰よりも敬意を払っていると本気で思っている。オスカーにも、マックスにも、そしてルイスにも最大限のリスペクトを示そうとしている。彼は7度のワールドチャンピオンだ」

    「彼は最高のドライバーだ。シューマッハと比較される存在で、F1史上最高のドライバーだと思う。僕はそこには全然及ばないし、もしかしたら一生届かないかもしれない」

    「今日という日を夢見てきて、それを成し遂げた。でも、それは彼の7回と比べれば1回にすぎない」

    「クールダウンルームなどで言ってしまった発言を後悔しているかと聞かれれば、答えはイエスだ。ああいうのは感情が高ぶった瞬間のものだし、言った直後に『なんでこんなことを言ったんだ』と思うこともある」

    「だからこそ、できる限り正直でいようとしているし、常に本当の気持ちを語ろうとしている」

  • メルセデスF1代表がルイス・ハミルトンの“フェラーリ初写真”に不満な理由

    メルセデスF1代表がルイス・ハミルトンの“フェラーリ初写真”に不満な理由

    ルイス・ハミルトンが今年初めに公開したフェラーリ加入後初の公式写真。その服装について、メルセデスF1代表のトト・ヴォルフが「実は気に入らなかった」と明かした。

    ハミルトンは2025年1月にフェラーリへ加入し、シーズン開幕前、マラネロにあるエンツォ・フェラーリのオフィス前で撮影された写真がフェラーリの公式SNSに投稿された。この写真は瞬く間に拡散され、インスタグラムでは約600万件の「いいね」を記録し、F1関連投稿としては異例の反響を呼んだ。

    「なぜフェラーリではスーツなんだ?」
    ハミルトンとヴォルフは2013年から2024年までメルセデスでタッグを組み、ドライバーズタイトル6回、コンストラクターズタイトル8回という歴史的な成功を収めてきた。

    その長年の関係を振り返りつつ、ヴォルフは英紙『The Telegraph』の取材で、件の写真について次のように語っている。

    「彼がエンツォ・フェラーリの家の前で、まるで『ゴッドファーザー』みたいなスーツ姿で写っていた、あの有名な写真だ」

    さらにヴォルフは、メルセデス時代の裏話を明かした。

    「何年もの間、僕は特定の写真撮影ではスーツを着るように彼に勧めてきた。でも彼はいつも拒んで、自分のスタイルを貫いていたんだ。それなのに、新しい仲間と過ごす初日にはスーツを着ているんだからね」

    「しかも、あれはソーシャルメディア史上でも、最も多く公開された写真のひとつになったはずだ」

    フェラーリ移籍初年度は苦戦
    2024年末にハミルトンとメルセデスが袂を分かった際、その別れは円満なものだったが、11年に及ぶパートナーシップの終焉には、双方にとって少なからず感慨があったはずだ。

    一方でメルセデスは2025年シーズンに向けてうまく世代交代を果たした。ジョージ・ラッセルが新たなチームリーダーとして2勝を挙げ、ルーキーのアンドレア・キミ・アントネッリも初年度から順調な適応を見せ、チームはコンストラクターズランキング2位でシーズンを終えている。

    対照的に、ハミルトンのフェラーリ移籍初年度は厳しい結果となった。2025年シーズン、ハミルトンは一度も表彰台に立つことができず、ドライバーズランキング6位に終わった。

    40歳となったハミルトンは、フェラーリとの契約をあと1年残しており、2026年の巻き返しに期待がかかる。新レギュレーションが導入される2026年は、大きな転機となる可能性があるが、現行規則下でもハミルトンは過去4シーズンでわずか2勝にとどまっている。

    フェラーリでの2年目、そして新時代のF1で、ハミルトンが再び前線に戻ってくることができるのか。その行方が注目される。

  • カルロス・サインツJr. 「ハミルトンのフェラーリF1での不振を喜ぶことはない」

    カルロス・サインツJr. 「ハミルトンのフェラーリF1での不振を喜ぶことはない」

    カルロス・サインツ(ウィリアムズ)は、フェラーリが自分を放出して獲得したルイス・ハミルトンが、F1で初めて“表彰台ゼロ”のシーズンを過ごしたことについて、「何の満足も得ない」と語った。

    一方で、ウィリアムズでの2回の表彰台は、自身に向けられた懐疑的な視線を跳ね返す大きな成果だったと強調している。

    サインツは2024年開幕前にフェラーリ離脱を通達され、2025年はハミルトンがフェラーリに加入。移籍市場ではレッドブルやメルセデスにも断られ、最終的にウィリアムズを選択した。だが今季はザウバーやハースを上回る5位にチームを押し上げ、本人も2度の表彰台を獲得するなど高い存在感を示した。

    ハミルトンの“表彰台ゼロ”を喜ぶ気持ちは全くない
    サインツは、ハミルトンがF1デビュー以来初めてグランプリ表彰台を逃した2025年シーズンについて、「人の不幸で満足はしない」と強調した。

    「いや、僕は自分の2回の表彰台に満足しているだけだ。誰かの“悪い出来事”で満足を得るなんて全くない」

    「バクーとカタールで表彰台に上れたこと、そしてオースティンのスプリントでも表彰台を獲得できたことに満足しているよ。去年の段階では、ウィリアムズで表彰台なんて無理だと思われていたからね」

    ウィリアムズ加入時の“同情”を跳ね返した手応え
    サインツはウィリアムズ移籍を発表した際、「一部のジャーナリストやSNSでは“気の毒だ”という空気があった」と明かす。

    「ウィリアムズに行くと発表したとき、誰かが僕に同情しているように感じたんだ。でも僕はそうは思わなかった。新しい章で、新しいチャンスだと感じていた」

    「アブダビ2024のテストで、白いスーツとヘルメットでパドックに現れてウィリアムズのマシンに乗り込んだ瞬間から、僕は未来のことしか考えていなかった」

    「そして実際、今季は僕が思っていた通りに良いシーズンになった。それが一番の満足だよ」

    フェラーリは自分を“恋しがっている”?
    フェラーリがコンストラクターズ4位に後退し、元チームメイトのシャルル・ルクレールも未勝利に終わった2025年シーズン。
    “フェラーリは自分を恋しがっているのでは?”という質問には、サインツは慎重に答えた。

    「それは僕には答えられない。今は毎日チームで働いているわけじゃないし、彼らがどう感じているかは分からない」

    「ただ、感情的な部分では、僕が良い印象を残せていたらいいなと思っている。とても濃密な4年間で、たくさんの友人と優れたプロフェッショナルたちと仕事ができた。でも、それを彼らがどう思っているかは、彼らに聞いてほしい」

    「世界王者になるまで、僕は何歳でも構わない」
    今季ウィリアムズが新レギュレーションに向けて確かな前進を見せたこともあり、サインツは将来のF1ワールドチャンピオン獲得への意欲を改めて示した。

    「いつでもいい。僕は世界チャンピオンになりたい。それが40歳でも34歳でも36歳でも構わない」

    「初めてタイトルを争えるチャンスが訪れるのはキャリアのいろんなタイミングだ。今年はランド(ノリス)とピアストリにそのチャンスが訪れたようにね」

    「重要なのは、正しいタイミングで正しいマシンにいること。そして戦う準備ができていることだ。チャンスが来るなら、僕はいつでも待つつもりだよ」

  • フェラーリ元F1代表 ハミルトンの技術メモに「エンジニアを始めたら終わり」

    フェラーリ元F1代表 ハミルトンの技術メモに「エンジニアを始めたら終わり」

    マウリツィオ・アリバベーネが、ルイス・ハミルトンがフェラーリに詳細な技術的“ドシエ(資料)”を頻繁に送り続けている習慣について苦言を呈した。イタリアのSky Italia「Race Anatomy」に出演したアリバベーネは、これは建設的ではなく「歴史的にもほぼ意味がない」と語っている。

    アリバベーネは、こうした振る舞いは過去にも見たことがあるとし、かつてのセバスチャン・ベッテル時代に話を重ねた。

    「ベッテルもああいうドシエを送っていた。彼は書き、語り、あらゆることを共有した」

    「でも、ほとんど役に立たなかった。セバスチャンを悪く言いたいわけじゃないが、皆が自分の仕事に集中する必要がある。ドライバーの仕事は走ることだけではなく、クルマの開発を助けることでもある。しかし、もし彼がエンジニアを始めてしまったら、それで終わりだ……照明を消す時だ」

    アリバベーネは、たとえ複数回の世界チャンピオンであっても、ドライバーには工場開発を左右するだけの“技術的深み”はないと強調した。

    「ドライバーはシミュレーターで2〜3日働き、クルマがどう開発されているか大まかなアイデアをつかむ。でも問題は細部にある」

    「F1マシンには5万点以上のパーツがあり、それぞれが複雑なロジックで相互作用している。だからこそ全員が自分の役割を果たすべきだ。コース上でドライバーがすべきことは、エンジニアがクルマを改善できるよう適切なフィードバックを与えることだ——特にマシンにポテンシャルがある場合はなおさらだ」

    ぎくしゃくするハミルトンとフェラーリの関係
    こうした発言は、2025年シーズンのフラストレーション、誤解、そして引退を巡る噂によってハミルトンとフェラーリの関係が緊張する中で飛び出したものだ。

    イタリアメディアの報道によれば、先週アブダビで行われたFP1では、アーサー・ルクレールがハミルトン主導で内部的に推進されていた改良型ステアリングホイールのコンセプトを試験したとも言われている。

    ハミルトンは、ベッテル時代から引き継がれてきた「ボタンの多さと複雑なロータリーロジック」を好まず、現行のフェラーリのステアリングレイアウトに不満を示しているとされる。

  • ペーター・ザウバー 「ルイス・ハミルトンはサウバーでF1デビュー寸前だった」

    ペーター・ザウバー 「ルイス・ハミルトンはサウバーでF1デビュー寸前だった」

    ペーター・ザウバーが、約20年前にルイス・ハミルトンがサウバーでF1デビューする可能性が非常に高かった事実を明かした。2025年の最終戦が“サウバー”としての最後のレースとなる中、ザウバー夫妻がアブダビを訪れ、この驚きの秘話が語られた。

    チーム名の「C」の由来である妻クリスティアーネとともに、最後のサウバー車C45を見届けるために訪れたアブダビ。その席で語られたのは、ハミルトンのキャリアに大きな影響を与えていたかもしれない未公開のエピソードだった。

    2026年からチームはアウディへと移行し、サウバーという名前はここで幕を閉じる。

    アップルパイの席で語られた“歴史が変わり得た瞬間”
    スイス紙『Blick』によれば、ザウバーがアブダビを訪れた際、アップルパイを囲んだ席で語られたのが、ルイス・ハミルトンがF1デビュー直前までサウバーに来る予定だったという事実だった。

    ザウバーはこう語った。「ほとんど誰も知らないが、約20年前、ルイス・ハミルトンは私たちのチームで走りかけていた。彼はマクラーレンに所属していたが、彼らはF1の徒弟期間として、ハインヴィルへ送り出そうとしていたんだ」

    交渉はクローテン空港で行われたが…
    当時、チューリッヒのクローテン空港で会談が設定され、ハミルトン、父アンソニー、ペーター・ザウバー、モニシャ・カルテンボーンが顔を合わせた。

    しかし、交渉は決裂した。

    ザウバーはその理由をこう説明する。「取引がまとまらなかったのは、マクラーレンが1年だけのレンタルを望んだのに対し、我々は2年を主張したからだ」

    そしてハミルトンはマクラーレンから衝撃のデビューへ
    ザウバー移籍は実現しなかったが、その結果ハミルトンは2007年にマクラーレンから直接F1デビュー。デビューから9戦連続表彰台、3勝、そしてタイトル争いに加わる歴史的なルーキーシーズンを送ることになる。

    もし当時、レンタル期間が一致していれば、F1史はまったく異なるものになっていたかもしれない。“サウバーからデビューするルイス・ハミルトン”という別の世界線が、確かに存在していた。