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  • ルイス・ハミルトン、2026年F1初テストを楽観視「かなり堅実なスタート」

    ルイス・ハミルトン、2026年F1初テストを楽観視「かなり堅実なスタート」

    ルイス・ハミルトンは、スクーデリア・フェラーリとの2026年F1バルセロナ・シェイクダウンで迎えたテスト初日について、「かなり堅実だった」と前向きに振り返った。雨と赤旗という難しい条件のなかでも、SF-26は1日で約120周、走行距離にしておよそ560kmを積み重ねた。

    フェラーリはシェイクダウン週の2日目からSF-26を走らせる判断を下し、午前はシャルル・ルクレールが担当した。

    インスタレーションラップ後にガレージで各種チェックを行い、ピレリC2タイヤで19周を消化。その後、激しい雨によりプログラム変更を余儀なくされ、フルウエットで15周、インターミディエイトで20周を重ね、午前セッションは計64周で終了した。

    午後はハミルトンがステアリングを握り、フルウエットで走行を開始。その後すぐにインターミディエイトへ切り替えたが、再び雨脚が強まり一時ピットに戻る場面もあった。コンディション回復後に走行を再開し、最終的に57周を走り切っている。

    「今日はとてもチャレンジングだった。特に10時半頃から雨が降り始めたのが大きかった」とハミルトンは語った。「シャルルはドライで少し走れたけど、午後は完全にウエットだった。タイヤをどう機能させるかを探るのは難しかったが、とても学びの多い一日だった。こうした状況や赤旗を考えれば、約120周走れたのはかなり堅実だ」

    さらにハミルトンは、舞台裏でのチームの取り組みにも言及している。「この段階までクルマを仕上げてくれたファクトリーの全員を本当に誇りに思う。今日は多くの情報を集めることができた。やるべきことは山ほどあるから、このレベルを維持しなければならないが、良い初日だった」

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ

    2026年F1レギュレーションの大幅変更を踏まえれば、無事に1日を終えられたこと自体が大きな収穫だという。「これだけ大きな変化がある中で、大きなトラブルなく一日を乗り切れたのは本当にポジティブだ。今は小さなステップを積み重ねて改善していく段階で、こういう日をもっと重ねていく必要がある」

    今後に向けては、ドライコンディションでの走行を強く望んでいる。「ドライでこのクルマを走らせて、バランスを理解し、新しいSLM(ストレートラインモード)やエネルギー配分を学びたい。バッテリーをどう使い、どう回生するかは極めて重要になる。シミュレーターではすでに多くの作業をしてきたが、これからは実際のトラックでデータをもとに最適化を続けていく」

    ハミルトンは2026年F1シーズンを前に、強い楽観を示した。「これは僕が経験してきた中で最大のレギュレーション変更だ。ダウンフォースは昨年より少ないが、以前悩まされたポーパシングの問題はない。それは確実にポジティブだ。すべてのチームにとって非常に難しい挑戦だが、だからこそ面白い。最も早く開発を進め、エネルギーを最も賢く使えるチームが上に来る。誰にでもチャンスがあり、僕たちはそれを最大限に生かすために全力で取り組んでいく」

  • フェラーリF1、ルイス・ハミルトン担当に“元マクラーレン幹部”引き抜きか

    フェラーリF1、ルイス・ハミルトン担当に“元マクラーレン幹部”引き抜きか

    スクーデリア・フェラーリは、2026年シーズンに向けてルイス・ハミルトンの新レースエンジニア候補として、マクラーレンの元上級スタッフを引き抜く可能性が浮上している。

    7度の世界王者であるルイス・ハミルトンは、2026年F1シーズンからフェラーリに加入するが、同チームはすでに彼のレースエンジニア体制の再編に着手している。フェラーリは、これまでハミルトンを担当してきたリカルド・アダミをアカデミー部門の新たな役職へ異動させることを正式に認めており、これによりハミルトンの新レースエンジニア探しが本格化した。

    シャルル・ルクレールのレースエンジニアであるブライアン・ボッツィは、先週金曜日に行われたフィオラノでのSF-26シェイクダウンにおいて、ルクレールとハミルトンの両方を担当した。また、バルセロナで予定されている非公開テストでも、1日1台のみ走行する体制の中で、引き続き同様の役割を担う見通しだ。

    一方で、イタリア紙コリエーレ・デロ・スポルトは、フェラーリが「マクラーレンから来る新たな人物を待っている」と報じている。その有力候補とされているのが、セドリック・ミシェル・グロージャンだ。グロージャンは直近までマクラーレンでトラックサイド・パフォーマンス部門の責任者を務め、オスカー・ピアストリと緊密に仕事をしてきた人物である。

    グロージャンは2025年シーズン終了後にマクラーレンを離脱しており、本人のLinkedInによれば現在は「キャリアブレイク中」とされている。また、彼はフェラーリF1のチーム代表フレデリック・バスールがSF-26について語った投稿に「いいね」をしていたことも注目を集めている。

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ

    さらに、現在ハミルトンのパフォーマンスエンジニアを務めるルカ・ディエッラも、レースエンジニア昇格候補として名前が挙がっている。

    この体制変更について、スカイスポーツF1の解説者デビッド・クロフトは、ハミルトンにとって「大きなプレッシャーになる」との見解を示した。

    「まったく驚きではなかった。あの関係は前向きな方向に進んでいなかったからだ」とクロフトは『The F1 Show』で語った。

    「人を一緒にして、うまくいくことを期待するのは難しい。優れた組織やマネージャーは、チームに人をうまく溶け込ませる方法を見つけるが、そうでない場合はそれができない。残念ながら今回はうまくいかなかった」

    「ただし、これはルイスに大きなプレッシャーをかけることになる。とはいえ、彼はその重圧に対処できるだけの力を持っているし、より良い関係を築けるエンジニアを得られれば、安心感も得られるはずだ」

    「フェラーリ内部には、すでに昇格して新たな役割を担う人物がいるとかなり確信しているし、ルイスも以前からその人物を知っているはずだ」

    2026年F1レギュレーション初年度を迎えるフェラーリF1にとって、ハミルトンとレースエンジニアの関係構築は、パフォーマンス面でも極めて重要な要素となる。新体制がどのような形で固まるのか、今後の動向が注目される。

  • ルイス・ハミルトン、フェラーリF1との2026年シーズンに高揚「新たな始まり」

    ルイス・ハミルトン、フェラーリF1との2026年シーズンに高揚「新たな始まり」

    ルイス・ハミルトンは、スクーデリア・フェラーリの2026年F1マシン「SF-26」の初走行を終え、来季開幕に向けて「非常に興奮している」と語った。

    フェラーリがSF-26を発表した翌日、ハミルトンはフィオラノでのシェイクダウンで新車のステアリングを握った。自身にとってフェラーリの新型車を初めてドライブする瞬間となり、その特別な体験を次のように振り返っている。

    「フェラーリで目覚めるというのは、本当に特別だ。ここ1週間ほど過ごしてきたが、マシンが形になっていく過程を見て、どれだけ多くの人たちが懸命に働いているかを実感している。」

    「シミュレーターで積み重ねてきた作業や、ひとつひとつ築いてきた土台が、最終的に1台のマシンとして完成する。その瞬間は一年の中で最もワクワクする時だ。さまざまな部門から集まったパーツが、最終的にひとつにまとまる。そしてそれを運転できるのは、たった2人だけなんだ。」

    初めてガレージを出てコースへ向かった瞬間についても、ハミルトンは強い感情を口にした。

    「エンジンに火が入って、新しい振動が体に伝わる瞬間は本当にエキサイティングだ。ターン1へ向かうと、そこにはティフォシがいる。これは何度経験しても慣れることはないし、決して忘れられない。」

    「今日はチームとの再接続の日でもあった。フェラーリを支える人たちの情熱に触れて、なぜ自分がこのスポーツを愛しているのかを改めて思い出させてくれる一日だった。」

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ

    来週のバルセロナ・シェイクダウン、そしてバーレーンでの2回のテストを経て、3月に開幕するシーズンに向けて、ハミルトンの期待は高まっている。

    「これまでのインタビューでは、あまり“興奮している”とは言ってこなかった。でも今回は本当にワクワクしている。それでいいと思っている。新しい始まりに興奮しているんだ。」

    「チームはリフレッシュされているし、あらゆる部門で本当に多くの作業が行われてきた。そのエネルギーを持って、1日1日を大切に積み重ねていきたい。」

  • ルイス・ハミルトン、フェラーリF1のマシン開発に深く関与「魅力的な挑戦」

    ルイス・ハミルトン、フェラーリF1のマシン開発に深く関与「魅力的な挑戦」

    ルイス・ハミルトンは、スクーデッリア・フェラーリとの2026年シーズンを「キャリアの中でも最大級のレギュレーション変更」と表現し、新時代のF1に向けた挑戦への強い意欲を語った。

    2026年から導入される新レギュレーションでは、車体コンセプト、空力思想、パワーユニット、燃料、タイヤサイズまでが一新される。フェラーリSF-26は、そのすべてを前提に開発された初のマシンとなる。

    ハミルトンは、この大きな転換期において、チームとしての成長と方向性の共有が何より重要だと強調した。

    「2026年シーズンは、誰にとっても非常に大きな挑戦だ。おそらく、僕のキャリアの中でも最も大きなレギュレーション変更になる。新しい時代が始まるとき、すべては開発、チームとしての成長、そして同じ方向に進むことに集約される」

    また、開発初期からドライバーとして深く関与できたこと自体が、非常に刺激的な経験だったとも振り返っている。

    「これほど大きく異なるマシンの開発に、最初から関わることができたのは、とても魅力的な挑戦だった。エンジニアと密接に協力しながら、明確な方向性を定義していく作業は、ドライバーとして非常に重要な役割だと感じている」

    2026年は、エネルギーマネジメントや新システムの理解において、ドライバーが中心的な役割を担う年になるとハミルトンは見ている。

    「技術的な観点から見ても極めて重要な一年になる。エネルギーマネジメント、新しいシステムの理解、そしてマシン開発への貢献において、ドライバーの役割はこれまで以上に大きい」

    最後に、フェラーリのティフォシの存在がチーム全体を支えていることにも言及した。

    「この挑戦は、チームとして一緒に立ち向かうものだ。フェラーリのティフォシが持つ並外れた情熱は、僕たち全員にとって本当に大きな意味を持っている」

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ

  • ルイス・ハミルトンがフェラーリF1で“ボノ”と再会しない理由

    ルイス・ハミルトンがフェラーリF1で“ボノ”と再会しない理由

    ルイス・ハミルトンがフェラーリで新たなレースエンジニアを探していることは周知の事実だが、ひとつだけ確かなことがある。それは、長年の盟友であるピーター・ボニントン、通称“ボノ”が、リカルド・アダミの後任としてマラネロに加わることはない、という点だ。

    ハミルトンとアダミの関係が2026年も続かない決定的な兆候は、2025年シーズン最終戦に表れていた。

    Q1敗退を喫し、中団からポイント圏を目指して追い上げていたハミルトンは、無線で「前に誰がいるかは伝えないでくれ」と要請したが、アダミは情報を伝えた。

    その直後、ハミルトンは「もういい、僕に任せてくれ」と応じた。このやり取りは、23戦以上を共にしてもなお解消されなかった“噛み合わなさ”を象徴する場面だった。

    アダミは、かつてセバスチャン・ベッテルやカルロス・サインツJr.を担当してきたフェラーリのベテランだが、現在はフェラーリ・ドライバー・アカデミーおよびTPC(旧型車テスト)運営を担当する役割へ異動している。一方で、ハミルトンの新レースエンジニアは、開幕戦オーストラリアGPを前にしても、まだ発表されていない。

    しかし、その後任がボニントンでないことだけは明白だ。

    ハミルトンは公の場では、フェラーリ加入初年度に苦しんだアダミを支持し続けていたものの、環境適応が容易でなかったのは事実だ。アダミが複数ドライバーとの仕事を経験していたのに対し、ハミルトンはメルセデスで12年間、ほぼ一貫して“ひとつの声”と共に成功を築いてきた。

    ハミルトンとボニントンのコンビは、F1史上最も成功したドライバーとエンジニアの関係とされ、6度のドライバーズタイトルと、メルセデスでの84勝中83勝を挙げている(ボニントンが不在だったのは2019年メキシコGPのみ)。ハミルトンのフェラーリ移籍が2024年2月に発表された際、「ボノも共にマラネロへ向かうのか」という疑問が浮上したのは自然な流れだった。

    だが、その答えは明確だった。

    ボニントンは、ルーキーのアンドレア・キミ・アントネッリを担当するだけでなく、メルセデスのトラックサイド・パフォーマンス部門責任者という拡張された役割を与えられた。ハミルトンは単身でイタリアへ向かうことになった。

    仮にハミルトンがフェラーリに対し、アダミの後任としてボニントンを求めたとしても、2026年シーズンに間に合う可能性は極めて低い。メルセデスの技術組織内で高い地位にあるボニントンが移籍する場合、機密情報の流出を防ぐため、1年以上に及ぶガーデニングリーブ(競業避止期間)が課されるのが通例だからだ。

    その場合、ボニントンがフェラーリのピットウォールに立てる最短時期は2027年になる。しかし、20年目のシーズンが19年目と同様に厳しいものとなれば、ハミルトンが21年目をF1で迎えている保証はない。

    結果としてハミルトンは、2026年に向けて、3シーズン連続で異なるレースエンジニアと組むことになる。2025年の苦難、そして自身が嫌悪してきたグラウンドエフェクト時代を振り払い、F1の“大胆な新時代”で再起を図るための、またひとつの不確実な挑戦が始まろうとしている。

  • フェラーリF1、ルイス・ハミルトンのエンジンアを変更 アダミは育成部門に異動

    フェラーリF1、ルイス・ハミルトンのエンジンアを変更 アダミは育成部門に異動

    フェラーリは、2026年のF1世界選手権に向けて、ルイス・ハミルトンが新たなレースエンジニアと組むことを明らかにした。これに伴い、これまでハミルトンを担当していたリカルド・アダミは、チーム内の育成部門へ異動する。

    アダミは、2025年にカルロス・サインツJr.の後任としてフェラーリに加入したハミルトンのレースエンジニアを務めていた。しかし、フェラーリ移籍初年度となった2025年シーズンは、無線での緊張したやり取りが目立つなど、厳しい戦いが続いていた。

    フェラーリは金曜日に発表した声明の中で、次のように説明している。

    「スクーデリア・フェラーリHPは、リカルド・アダミがスクーデリア・フェラーリ・ドライバー・アカデミーにおいて、旧型車テストマネージャー兼ドライバー・アカデミー担当という新たな役割に就くことを発表する。彼の豊富なサーキット経験とF1での専門知識は、将来の才能育成とプログラム全体のパフォーマンス文化強化に貢献するだろう。」

    「スクーデリア・フェラーリHPは、リカルドのトラックサイドでの尽力と貢献に感謝するとともに、新たな役職での成功を祈っている。カーナンバー44の新レースエンジニアについては、追って発表する。」

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ

    アダミは2000年代初頭にミナルディでF1キャリアをスタートさせ、その後チームがトロ・ロッソへと変遷する中で、セバスチャン・ベッテルやダニエル・リカルドらを担当してきた。2015年にフェラーリへ加入後は、再びベッテルのレースエンジニアを務め、その後サインツJr.、ハミルトンと仕事をしてきた。

    ハミルトンにとって、2026年F1シーズンは新レギュレーション下で迎える重要な年となる。新たなレースエンジニアとの体制変更が、フェラーリでの2年目にどのような影響をもたらすのかが注目される。

  • フェラーリF1初年度の苦闘は必然 元技術者がルイス・ハミルトンを擁護

    フェラーリF1初年度の苦闘は必然 元技術者がルイス・ハミルトンを擁護

    ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ)は、メルセデスからの移籍初年度となった2025年シーズンで、キャリアでも屈指の厳しい一年を過ごした。7度のワールドチャンピオンは、この年を通して一度も表彰台に立つことができず、自身も「これまでで最も難しいシーズンだった」と繰り返し語っていた。

    こうした状況について、かつてフェラーリとメルセデスの両方でハミルトンと仕事をしてきた元フェラーリのパフォーマンスエンジニア、ジョック・クリアは、即座の成功を求める声そのものに疑問を投げかけている。

    「一夜にしてうまくいくものではない。シーズン途中に何人かに話したが、ルイスが昨年、どれほど厳しい挑戦に直面していたかを受け止めるのは本当に大変だったと思う」とクリアは語った。

    「F1がいかに難しいかを、人々に思い出させるという意味では、それは健全なことでもある」

    さらにクリアは、仮にハミルトンが移籍初年度で即タイトルを獲得していた場合、それはF1そのものの価値を損なう結果になっていたと指摘する。

    「もしルイスが来て、いきなり8回目のタイトルを獲っていたら、それはこのスポーツを貶める、あるいは軽く見せてしまうことになっていただろう」

    クリアは比較例として、ウィリアムズF1に移籍したカルロス・サインツJr.の状況にも言及した。

    「カルロスを見てみるといい。5戦が終わった段階で、人々は『どうしたんだ? アレクサンダー・アルボンを圧倒すると思っていたのに』と言っていた。だが、シーズン終盤には全く違う評価になっていた。何事も一晩では変わらない」

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ

    こうした現実を、ハミルトン自身も理解しているからこそ、もどかしさがあったのだとクリアは続ける。

    「ルイスのフラストレーションの一部は、彼自身がそれを分かっているからだと思う。ただ、必要なのは時間だ」

    ハミルトンは前人未到の8度目のF1タイトルを目標に掲げており、レギュレーションが刷新される2026年F1シーズンが、フェラーリF1にとって再浮上の好機になることを期待している。

    その点についても、クリアはハミルトンの巻き返しを疑っていない。

    「2025年が厳しかったからといって、ルイスが諦めることはない。彼は最初から大変なシーズンになると分かっていた。2026年には、より強く、よりハードに戻ってくるはずだ。開発に取り組み、プロジェクトをやり遂げるために、できることはすべてやるだろう」

    ルイス・ハミルトン、フェラーリ、ジョック・クリア、ウィリアムズといった名前が示すように、この証言は単なる擁護ではなく、F1という競技の厳しさそのものを改めて浮き彫りにしている。

  • ルイス・ハミルトン、2026年F1シーズンは個人チームと連携して効率化

    ルイス・ハミルトン、2026年F1シーズンは個人チームと連携して効率化

    フェラーリF1のルイス・ハミルトンは、2025年シーズンを「非常に消耗する一年だった」と振り返ったうえで、2026年F1シーズンに向けて自身の「個人チーム」と協力し、より効率的なスケジュールを構築する考えを明らかにした。

    水曜日に投稿したソーシャルメディアのメッセージで、ハミルトンはオフ期間に「内なる平穏」を見いだしたと記し、「変化の時が来た」として新たなルーティンを始め、不要なパターンを手放す意向を示した。

    ルイス・ハミルトン、2026年F1に向け「個人チーム」と共に取り組む
    ハミルトンは昨年、フェラーリ移籍初年度として過酷なシーズンを過ごし、キャリアで初めて、シーズンを通して一度も表彰台に上がれなかった。

    ドライバーズランキングでは6位に終わり、チームメイトのシャルル・ルクレールに対して実に86ポイントもの差をつけられた。

    現在のグリッドでは、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソに次いで2番目の高齢ドライバーとなるハミルトンは、水曜日に41歳の誕生日を迎えた。

    元メルセデスドライバーであるハミルトンは、この機会を記念してソーシャルメディアに投稿を行い、2025年が「非常に消耗する一年だった」ことを明かすとともに、オフ期間を通じて「少しの内なる平穏」を見いだしたと語った。

    さらにハミルトンは、「今こそ変化の時だ」と宣言し、2026年に向けて「新しいルーティンを始める」こと、そして「不要なパターンを手放す」ことを明らかにした。

    ベテランドライバーであるハミルトンは、2025年シーズン終盤において、フェラーリでの生活に適応することが「かなり大変だった」と認めており、その理由として「シーズンを通して行った[写真]撮影の量」を挙げていた。

    アブダビでの最終戦でメディアの取材に応じたハミルトンは、2026年F1に向けて、より負担の少ないスケジュールを確立するために「サーキット外の個人チーム」と協力すると誓った。

    新シーズンを自信を持って迎えるために何が必要かと問われたハミルトンは、次のように語った。

    「まずは、これまで自分たちが何をしてきたのか、何が良かったのか、そして改善できる部分はどこなのかを分析する必要があると思う。」

    「それがどこにあるのかは分かっている。年末にチームと腰を据えて話し合うことになる。」

    「サーキット外では、自分の個人チームと内省しながら、タイミングや移動、こうしたさまざまな点で、どうすればより効率的にできるかを見ていくつもりだし、チームとも同じことをやるつもりだ。」

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ 2026年のF1世界選手権

    ハミルトンは水曜日のソーシャルメディア投稿の中で、「巳年を終え、午年に入る」と象徴的に言及しており、これは2025年と2026年の中国の干支を指したものと見られる。

    「もう一度、戻ってきた。」

    「この休暇に心から感謝している。切り離し、充電し、少しの内なる平穏を見つける時間だった。非常に消耗する一年を終えたあと、家族や友人と過ごし、休息と笑いで満たされた時間は、まさに自分に必要だったものだった。」

    「とても速く動く世界の中で、私たちは常に多くの方向に引っ張られているが、本当に切り離されることができたことは、最も素晴らしい感覚だった。」

    「巳年を終え、午年に入るということを意識している。」

    「今こそ変化の時だ。新しいルーティンを始め、不要なパターンを手放し、成長に取り組む。」

    「自分に役立たないものを手放そう。これは時間がかかることもあるし、すぐには手放せないものもあるだろう。でも、すべては最初の一歩から始まる。」

    「世界が混乱しているように見えるときでも、あなたが人生を最大限に生きることに集中できていることを願っている。」

    「自分らしくいてほしい。そして、自分が誰であるかを決して忘れないでほしい。2025年に多くの人がそう伝えてくれたことで、私はそれを学んだし、二度と忘れない。」

    「あなたの支えは私にとってすべてだ。私もあなたのためにここにいる。あなたは決して一人ではない。」

    「一日ずつ、一歩ずつ進んでいこう。」

    ハミルトンは昨シーズン、リカルド・アダミとの無線でのぎこちないやり取りがいくつかあったことを受け、2026年F1に向けてレースエンジニア変更の可能性と関連づけられていた。

    フェラーリのチーム代表であるフレデリック・バスールは12月、アダミの将来について問われた際、「すべての選択肢を評価している」と述べるにとどめ、変更の可能性を完全には否定しなかった。

    しかし、PlanetF1.comの報道によれば、サーキット外で行われた「非常に前向きな夕食の場」を経て、アダミは今季もハミルトンのレースエンジニアとして残留する見込みだとされている。

  • なぜハミルトンのフェラーリF1初年度は苦戦したのか バスールが語る誤算

    なぜハミルトンのフェラーリF1初年度は苦戦したのか バスールが語る誤算

    ルイス・ハミルトンにとって、フェラーリでのデビューシーズンは決して満足のいくものではなかった。中国GPでのスプリント勝利は一時的な希望をもたらしたが、SF-25の開発が早期に打ち切られたこともあり、成績は次第に伸び悩んだ。結果として、7度のワールドチャンピオンはランキング6位でシーズンを終え、獲得ポイントは156点。チームメイトのシャルル・ルクレールに86点差をつけられる形となった。

    フェラーリのチーム代表であるフレデリック・バスールは、F1公式サイトの取材に対し、「内部では多くの議論を行った」と明かしている。

    「ルイスとも話し合い、今季どこで正しい道から外れてしまったのかを理解しようとした。私自身、ルイスにとっての挑戦を過小評価していた。メルセデスからフェラーリへの移籍だ」

    ハミルトンは12年間在籍したメルセデスを離れ、フェラーリという新たな挑戦に踏み出した。それ以前も、彼は長年マクラーレン・メルセデスでキャリアを築いてきた。

    「彼は20年間、マクラーレン・メルセデス、あるいはメルセデスという環境にいた。その後にフェラーリへ移ったわけだが、ここでは本当にすべてが違う」とバスールは説明する。

    「天候や食事の話だけではない。周囲の人々、言語、ソフトウェアの名称、マシン部品の呼び方まで、すべてが異なる。だからこそ、何か一つでも取りこぼすと、完全に掌握できていない部分があれば、たとえばコンマ1秒を失うことになる。そして今のF1では、そのコンマ1秒がグリッドで5ポジションに相当する」

    その影響で、ハミルトンは予選で「頻繁に大きな問題を抱えているように見えた」とバスールは振り返る。

    「だが実際には、ほとんど差がなかっただけで、Q1敗退になってしまっていた。ブダペストのことは特によく覚えている。彼にとって非常に厳しい状況だったが、Q2に進めた途端、一気に上位に顔を出した。シャルルはコンマ1秒差でQ3に進み、その後ポールポジションを獲得した」

    ルイス・ハミルトン F1 スクーデリア・フェラーリ

    ルクレールがチームを前進させた
    一方で、ガレージの反対側では、より明るい光景も見られた。ルクレールはシーズン中に7回の表彰台を獲得している。

    「シャルルは本質的にチームと強く結びついていて、チームもまたシャルルと結びついている存在だ」とバスールは語る。

    「彼は今季、本当に素晴らしい仕事をした。困難な局面に直面したとき、チームを前に押し出したのは彼だった。なぜなら、彼は全員のことを完璧に理解していて、状況から最大限を引き出す方法を知っているからだ。正直に言って、彼は非常によくやってくれた」

    もっとも、ルクレールにとってもすべてが順調だったわけではない。

    「時には不運もあった。たとえばブラジルだ。あれは間違いなく厳しいレースだったし、その時点で我々はコンストラクターズランキング2位を失った可能性が高い」とバスールは述べている。

    「そういう場面では、ひとつの問題が18ポイントを失うだけでなく、同時にライバルにポイントを与えてしまう。それは我々にとって大きな打撃だった。とはいえ、全体として見れば、彼は非常に強いシーズンを戦った」

  • ルイス・ハミルトン、2026年F1シーズンを見据えた公開書簡を発表

    ルイス・ハミルトン、2026年F1シーズンを見据えた公開書簡を発表

    ルイス・ハミルトンはF1のウインターブレイク期間中、自身が共同創業したノンアルコールのブルーアガベ飲料ブランド「Almave」とともに、2025年シーズンを振り返り、来る年に目を向ける公開書簡を発表した。

    書簡の中で、7度のF1ワールドチャンピオンは、「立ち止まり、振り返り、次に何が来るのかを導くために、節目となる瞬間を土台に築いていくことがいかに重要か」を強調している。

    これは、フェラーリ移籍初年度となった2025年シーズンが厳しいものだったことを考えると、象徴的な言葉と言える。ハミルトンはこのシーズン、グランプリで一度も表彰台に立つことができなかった。これは彼のF1キャリアにおいて初めての出来事だった。また、チームメイトであるシャルル・ルクレールに対して、終始ペースで劣る場面が目立った。

    フェラーリのSF-25は本来あるべき姿から程遠いマシンだったが、それでも40歳のハミルトン自身も期待を下回る内容に終始し、メディア対応では苛立ちや落胆を隠さない姿が多く見られた。

    それでも書簡の後半で、通算105勝のグランプリウィナーは次のように綴っている。

    「2026年に向けて、僕が考えているのは、喜び、情熱、そして好奇心だ。」

    2025年シーズンは情熱的なフェラーリファンにとって歓喜をもたらす年とはならなかったが、2026年には新たなF1レギュレーションが導入される。その中で、スクーデリア・フェラーリとハミルトンがどのようなパフォーマンスを見せるのか、大きな好奇心が集まることになる。