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  • リアム・ローソン レッドブルF1エンジン“1秒差”説を一蹴「そんなに速くない」

    リアム・ローソン レッドブルF1エンジン“1秒差”説を一蹴「そんなに速くない」

    2026年F1プレシーズンテストのバーレーンで、レッドブル陣営の新パワーユニットを巡る“1秒差”発言が波紋を広げている。メルセデスのトト・ヴォルフが「最大で1秒のアドバンテージがある」と示唆したことに対し、レーシングブルズのリアム・ローソンも笑い飛ばす形で応じた。

    今季からレッドブルはフォードと提携し、自社開発のパワーユニットを投入。バルセロナでのシェイクダウンを経て、バーレーンテストでも注目を集めているが、その評価を巡っては駆け引きも始まっている。

    「1秒もみんなより速いって? それ誰が言ったの?」

    ヴォルフの名前を聞かされたローソンは笑いながらこう返した。

    「なんてことだよ」

    もっとも、ローソンは新パワーユニットの初期段階での働きそのものを否定しているわけではない。

    「メルボルンに行けば分かると思う」

    「正直に言って、今のところパワーユニットはとても、とても順調に動いている。それは良いことだ」

    リアム・ローソン レッドブル F1

    ただしテスト特有の不確定要素にも言及し、現時点での数値比較には慎重な姿勢を示した。

    「でもパフォーマンスの数値という点では、他のチームが何をしているのか全く分からないから、とても判断が難しい」

    さらにローソンは、ポテンシャルには自信を示しつつも、誇張された優位性には距離を置く。

    「パフォーマンスの観点では、明らかに堅実だと僕たちは思っている。でも、みんなより1秒速いとは言わない」

    「でも、すぐに分かるよ。今のところはすべて順調だ」

  • リアム・ローソンが語る2026年F1の難しさ「予選でもマネジメントが必要」

    リアム・ローソンが語る2026年F1の難しさ「予選でもマネジメントが必要」

    レーシングブルズのリアム・ローソンは、2026年F1バーレーンテスト2日目を担当し、サヒールで周回を重ねた。いくつかの小さなトラブルに見舞われながらも、走行自体には前向きな手応えを示している。

    この日はプログラムを完全に消化することはできなかったものの、ローソンは明日もアービッド・リンドブラッドとマシンをシェアし、3日間のテストを締めくくる予定だ。

    「悪くなかった。いくつか小さな問題があって走行が止まったけど、走れた周回は楽しかった。明日はもっと長くクルマに乗ることになるし、まだ始まったばかりだ」とローソンは語った。

    「すべてが新しいから、できるだけ早く学んでいるところだ。こうした問題で止まってもフラストレーションを感じるべきじゃないし、クルマを適切なウインドウに入れることが重要だ。まだ明日もあるし、来週はパフォーマンスをテストすることになる」

    リアム・ローソン ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    新世代マシンのドライビングについて問われると、ローソンは理解すべき点が非常に多いと認めた。

    「ドライビングスタイルは違うし、ステアリングを握りながらより多くのことを意識しなければならない。予選でも、サーキットによってはより多くのマネジメントが必要になるだろう。新しいことばかりで、まだ完全には把握できていない。来週はそのための時間にもなる」

    現時点での勢力図については慎重な姿勢を崩さない。

    「とても難しい。他のチームが何をしているのか分からないからね。自分たちがどれだけ進歩できるかを見ることになる」

  • リアム・ローソン、2026年F1マシンは別物「まだ頭が追いついていない」

    リアム・ローソン、2026年F1マシンは別物「まだ頭が追いついていない」

    リアム・ローソン(レーシングブルズ)は、バルセロナで行われた2026年F1シェイクダウンテストを終え、新レギュレーション下でのマシン理解とチームの前進に手応えを示す一方、勢力図については「しばらく分からないままだ」と語った。

    レーシングブルズはバルセロナで3日間の走行を完了し、ローソンは延べ150周以上を担当。新パワーユニットと大幅に変化したマシン特性の中で、信頼性とデータ収集を最優先にプログラムを進めた。

    「僕たちはとにかく学び続けている。確実に大きな前進はしているけど、同じことは他のチームもやっている。」

    「クルマは本当に大きく変わった。でも月曜日と比べれば、今はずっと良い状態にある。それが一番大事なことだ。」

    ローソンは、3日間の走行を通じてチームが着実に前進したと評価しつつも、新世代F1マシンの理解にはまだ時間が必要だと強調した。

    「走行距離という意味では、信頼性の面でかなり良いテストができた。そこは一つクリアできた部分だと思う。」

    「でも期待値という点では、本当に分からない。他のチームがどこにいるのか、誰も分かっていない。」

    2026年F1では、パワーユニット、エネルギーマネジメント、空力特性などが大きく変化し、DRSも廃止された。ローソンは、こうした変化がドライバーに求める役割を大きく変えていると感じている。

    「正直に言って、まだ完全には頭の中で整理できていない。これから数週間、数か月かけて学んでいくことになる。」

    「でも、ドライバーが違いを生み出せる余地が増えたと感じている。それはポジティブなことだと思う。」

    リアム・ローソン ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    また、新マシンは従来よりダウンフォースが少なく、バッテリー満充電時のパワーも非常に大きい一方、その使い方はまったく新しいものだという。

    「ダウンフォースは以前より少ないから、クルマはかなり動く。バッテリーがフルのときは大きなパワーがあるけど、そのマネジメントは完全に新しい。」

    「いろいろなことを試しながら、新しいパワーユニットで走行距離を積み重ねている段階だ。」

    バルセロナは低温コンディションだったが、次回テストは2月中旬のバーレーンで行われる。路面特性もタイヤへの要求も大きく異なるサーキットであり、ローソンはそこで初めて見えてくるものがあると考えている。

    「次はまったく違うコースに行くことになる。バーレーンではまた状況が変わるはずだ。」

    「全体像が見えてくるのは、まだ先になると思う。でも僕たちは自分たちの仕事に集中して、クルマを理解し、改善し続けるだけだ。」

    レーシングブルズは、バルセロナでのシェイクダウンを通じて確かな土台を築きつつある。だが、2026年F1の本当の序列が明らかになるまでには、まだ時間が必要になりそうだ。

  • リアム・ローソン、2026年F1に意気込み「これまで以上のモチベーション」

    リアム・ローソン、2026年F1に意気込み「これまで以上のモチベーション」

    リアム・ローソンは、デトロイトで行われたビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズの2026年シーズン発表イベントに出席し、新時代を迎えるF1シーズンに向けた意気込みを語った。

    歴史的建造物ミシガン・セントラル駅を舞台に披露された2026年リバリーは、フォードとのパートナーシップを象徴する場ともなった。

    ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズは、2025年シーズンにファンから高い支持を集めたオールホワイトのカラーリングを継続しつつ、2026年仕様ではマシンの随所にブルーのアクセントを追加。フォードとの協業をさりげなく示すデザインが採用された。

    ローソンは、この場所で新リバリーが発表されたことの意味を強調している。

    「ここデトロイトで2026年リバリーを発表できたことは、特別な意味がある。この場所が持つ革新の歴史は、チームが未来に向けて築こうとしているものと重なっている」

    リアム・ローソン ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    2026年シーズンからは、レッドブル・フォード・パワートレインズによる新たなパワーユニット時代が始まる。ローソンは、チームを取り巻く環境そのものが大きな刺激になっていると語った。

    「フォードとレッドブルのパートナーシップ、チームのエネルギー、そしてこれから先にある野心的な目標。そのすべてが、今このチームの一員であることを本当にエキサイティングなものにしている」

    技術規則が大きく刷新される2026年F1シーズンは、多くのチームにとって未知の挑戦となる。その中でローソンは、強い覚悟と前向きな姿勢を示した。

    「今はこれまで以上にモチベーションを感じている。このビジョンを現実の結果につなげるために、全力で前に進んでいきたい」

    新時代F1の幕開けを前に、リアム・ローソンはビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズとともに、新たなシーズンへ向けた準備を進めていく。

  • リアム・ローソン レーシングブルズの2026年F1マシンは「まったく違う」

    リアム・ローソン レーシングブルズの2026年F1マシンは「まったく違う」

    リアム・ローソン(レーシングブルズ)は、2026年F1シーズンに向けて導入される大幅な技術規則変更について、ファンが目にするマシンは「非常に、非常に違う」ものになると語った。今季は空力とパワーユニットの両面で全面的な刷新が行われ、F1マシンは大きな転換点を迎える。

    レーシングブルズは今週後半、デトロイトでリバリーを公開し、月末にはバルセロナでシェイクダウンを含む初走行を予定している。

    ローソン自身はまだ実車をドライブしていないものの、シミュレーターでの初期作業から、従来とは明確に異なるフィーリングを感じ取っているという。

    「違うものになる。まだ実際にマシンを運転していない。今週後半にマシンローンチがあって、その後にテストが控えている。新しい規則があるから、今年はテストもずっと多い。今のところはシミュレーターだけだけど、非常に、非常に違う」

    「多くは語れないが、ファンにとっても観ていてまったく違う光景になるはずだ。良いものになることを願っているし、速いマシンであることを期待している」

    ローソンは2025年シーズン、レーシングブルズのコンストラクターズランキング6位獲得に貢献し、2026年はさらなる序列上昇を目指す立場にある。その中で、今回のレギュレーション・リセットは、ドライバーとして成長するための好機になると捉えている。

    「チャンスだ。こうした規則変更があると、ドライバーがより多くの努力を注いだり、マシン開発に関わる機会が生まれる。僕は、マシンが完全に煮詰まった規則末期のタイミングでF1に来た。あの時は、ある意味で『そのクルマを運転するだけ』だった」

    「今回はもっとオープンになる。開発を手助けできるチャンスになればいいと思っている」

    2026年F1は、マシンの性格だけでなく、ドライバーの関与度や役割にも新たな変化をもたらす可能性がある。ローソンの言葉は、その転換点を象徴するものと言えそうだ。

    リアム・ローソン ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

  • リアム・ローソン 「F1はメンタルゲーム」経験が生んだ2年目の自信

    リアム・ローソン 「F1はメンタルゲーム」経験が生んだ2年目の自信

    リアム・ローソン(レーシングブルズ)は、F1で迎える2年目のシーズンを前に、「非常にメンタルな戦い」だと表現するF1特有のプレッシャーに対し、昨季の経験を通じてより冷静に対処できると感じている。

    2025年シーズンを振り返り、ローソンが最も苦労したと認めたのは、レース間隔の短さと準備時間の少なさだった。特にグランプリが連続して開催される状況では、気持ちを切り替える余裕がなく、精神的な負担が大きかったという。

    ローソンは2023年にダニエル・リカルドの負傷代役として5戦に出場し、2024年にはシーズン終盤の6戦を任されるなど、断片的にF1を経験してきた。2024年シーズンの終盤には、2度のトリプルヘッダーが組まれ、初のフル参戦に向けた予行演習のような形となっていた。

    24戦という史上最多タイのシーズンを戦い抜いた2025年は、ローソンにとってまさに浮き沈みの激しい一年だった。結果を必死に追い求めながら、同時に自身の将来を懸けて戦う立場に置かれ、その厳しさを改めて実感したという。それでも最終的にはレーシングブルズとの新契約を勝ち取り、2年目に臨む今、昨季以上の自信を持てていると語る。

    シーズン終了後、RacingNews365の独占インタビューでローソンは次のように語っている。

    「F1が他のカテゴリーと一番違うのは、レースとレースの間の時間だ。十分に準備できていると思っていても、週末が始まると、気づいたらもう予選になっている。良いセッションができていないこともある」

    「レースウイークエンドで起きたことから学ぼうとしているけど、特にトリプルヘッダーだと、あっという間に次の週末がやってくる」

    「だから、その週末で一番大事なことだけを持ち帰って、次に進まなければならない。良い週末もあれば、最悪な週末もある。その感情と戦い続けるのが、シーズンを通しての仕事なんだ」

    「昨年はレース数が多かった分、その強度はこれまで以上だった。今年に向けては、その点をより強く意識できている」

    2年目を迎えるにあたり、ローソンは「本当に重要なことに集中し、そこから学んでいきたい。F1は本当にメンタルのゲームだ」と締めくくっている。

    昨季の経験を糧に、感情の波とどう向き合うか。その答えを見つけつつある23歳のニュージーランド人ドライバーは、新シーズンでさらなる成長を示そうとしている。

    リアム・ローソン ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

  • リアム・ローソンF1残留の決め手 レーシングブルズCEOが語る「最大の要素」

    リアム・ローソンF1残留の決め手 レーシングブルズCEOが語る「最大の要素」

    2025年シーズン終盤まで、リアム・ローソンがレーシングブルズに残留できるかどうかは、まさに紙一重の状況だった。だが最終的に、彼は来季もチームのシートを確保した。その背景にあった「最大の要素」について、レーシングブルズのCEOであるピーター・バイエルが明かしている。

    ローソンの2025年シーズンは、激動そのものだった。シーズン開幕はレッドブル・レーシングで迎えたものの、わずか2戦後に降格となり、レーシングブルズへと戻ることになる。

    その後は長く無得点が続き、ようやく第8戦モナコで初ポイントを獲得すると、最終的にはさらに7レースでポイントを積み重ねた。

    それでも、自身のF1での将来が確定したのはシーズン最終週になってからだった。最終的にローソンは、レーシングブルズとの新契約を勝ち取ることになる。

    「パフォーマンスの安定化」が最大の決め手
    シーズン終了後、RacingNews365の独占インタビューに応じたバイエルは、ローソンがチームにとって「適した存在」である理由を説明した。

    「我々は、あの有名なザントフォールトの日から彼のことを知っている」とバイエルは語る。これは、2023年オランダGPでダニエル・リカルドがプラクティス中のクラッシュで左手を骨折し、ローソンが急きょ代役としてF1デビューを果たした出来事を指している。

    「彼は当時すでにリザーブドライバーとして我々の一員だったし、常にチームにうまくフィットする存在だった。

    正直なところ、パフォーマンス面では彼の走りが安定してきていると見ている。これが我々にとって最も重要な点だった。そして来季のシートを与えると決断した際、それが最大の要素だった」

    リアム・ローソン ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    レッドブル降格後もチームは動じなかった
    バイエルはまた、ローソンがレッドブルから戻ってきた際、「少し動揺していた」としつつも、チーム全体の対応力を強調した。

    「こうしたことは起こり得ると、全員が理解している。それがこのチームの強みのひとつでもある。

    我々は常にタレントを育成しているから、シーズン途中であっても変化には慣れている。誰もパニックにはならないし、『大変だ、新しいドライバーだ』などという空気にもならない。

    我々にとっては常に、『よし、分かった。じゃあリアムのシートを用意して、戻ってきてもらおう』という感覚なんだ」

    さらにバイエルは、ローソンが長年レッドブルのジュニアプログラムの一員であった点にも触れ、次のように評価している。

    「彼は我々のフィロソフィーに合っている。正直に言って、昨年の彼はすべてを正しくこなしていた。

    挫折があり、レースペースで苦しんだ時期もあったが、アイザック・ハジャーより速かったレースもいくつかあった。予選ペースについては改善が必要だが、ポテンシャルは非常に大きい」

    安定感を取り戻しつつあるパフォーマンスと、チーム文化への適合性。それこそが、リアム・ローソンがレーシングブルズに残留することになった最大の理由だった。

  • レーシングブルズF1代表パーメインが語るリアム・ローソンの“天才性”

    レーシングブルズF1代表パーメインが語るリアム・ローソンの“天才性”

    レーシングブルズのチーム代表であるアラン・パーメインは、リアム・ローソンについて「そこには確かに“天才性”がある」と評価している。

    リアム・ローソンは2024年オランダGPでのサプライズF1デビュー以降、断続的な参戦が続いてきた。だが2026年F1シーズンに向けては、初めて安定した体制でシーズンインを迎えることになる。

    不安定なキャリア序盤と見過ごされた成長
    リアム・ローソンは2026年F1シーズン、レーシングブルズでアービッド・リンドブラッドとコンビを組む。

    ローソンは、レッドブルのトップチームから角田裕毅が外され、当時レーシングブルズに所属していたアイザック・ハジャーが昇格するという人事の中でシートを維持した。一方で、ルーキーイヤーのハジャーが注目を集める中、シーズン終盤にかけてローソンはフランス人チームメイトとの差を着実に縮めていた。

    ただ、その事実はタイトル争いへの関心が高まる中で、ほとんど注目されなかった。シーズン序盤の苦戦によって評価が乱高下したことも影響していた。

    中国GP後の再出発と転機
    中国GP後、ローソンは自身がF1デビューを果たしたレーシングブルズに復帰した。エンジニアリングチームは一新されたものの、環境面では一定の安心感があったという。

    モナコでは前向きな兆しが見え、オーストリアで大きなブレイクスルーを果たす。多くのファンの目には映らなかったかもしれないが、レッドブル陣営はその変化を確実に捉えていた。

    「私は彼の中に本当に“天才性”を見ている」とパーメインは語る。

    「うまくいく時は本当にうまくいく。オーストリア、ブダペスト、そしてバクーでの予選と決勝。では、その時に何が噛み合っているのか。それをシーズン全体で再現できればいい」

    マシン理解と“自分の方向性”
    2024年にレーシングブルズで走ったローソンは、オフシーズンとプレシーズンをレッドブルで過ごし、全く性格の異なるマシンをドライブした。ピーク性能は高いが作動領域が非常に狭いマシンだった。

    中国GP後のチーム移籍では、適応のための時間はほとんどなく、鈴鹿、バーレーン、サウジアラビアで学習を重ねるしかなかった。その間、ガレージ反対側ではハジャーが新星として存在感を強めていた。

    舞台裏でローソンは、停滞しかけたキャリアを立て直すために懸命に取り組んでいた。

    リアム・ローソン F1 ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    オーストリアGPで何が起きたのか
    転機となったのがオーストリアGPだった。

    「彼とレースエンジニアは、シミュレーターでフロントサスペンションやステアリングジオメトリーを長時間検討した」とパーメインは説明する。

    「不満に感じていた部分があり、完全に快適ではなかった。モナコで試したセットアップが良かったので、それをオーストリアに持ち込み、彼はそこで完全にマシンを気に入った」

    この週末、ローソンは2025年シーズンで初めてチームメイトを上回った。結果は6位で、モナコでのハジャーと並ぶ成績だった。

    “自分主導”で掴んだ手応え
    「重要な転換点だった」とパーメインは認める。

    「クルマへの変更は彼の指示によるものだった。彼自身、そしてレースエンジニアが主導した。それが彼をずっと楽にした」

    その後、ローソンはイギリスGPでリタイアを喫したものの、ベルギーとハンガリーで連続8位、アゼルバイジャンでは5位フィニッシュを果たし、いずれもハジャーを上回った。

    評価を押し上げた“難条件での強さ”
    シーズン終盤の挽回により、レッドブル首脳陣にとって2025年末の判断は簡単ではなくなった。最終的に昇格したのはハジャーだったが、角田裕毅を残すかローソンを残すかは、年初なら即断できた話ではなくなっていた。

    「リアムは本当に大きな才能だ」とパーメインは強調する。

    「ラスベガスとバクー。どちらもローダウンフォースで、ウェットあるいは極めて滑りやすい難条件だった。その2回の最も難しい予選で、彼は完璧にやってのけた」

    「改善すべき点は確かにある。だが彼はそれに取り組んでいるし、我々も全力でサポートする」

    ローソンが見せた“天才性”は、派手な瞬間ではなく、困難な状況で確実に結果を出す力として表れていた。その積み重ねが、2026年F1シーズンに向けた安定と期待へとつながっている。

  • リアム・ローソン 角田裕毅のF1シート喪失に「機会すら得られない人もいる」

    リアム・ローソン 角田裕毅のF1シート喪失に「機会すら得られない人もいる」

    リアム・ローソン(レーシングブルズ)は、2026年F1シーズンに向けて角田裕毅がグリッドから外れることが決まった現実について言及し、「機会すら得られない人もいる」とF1の厳しさを語った。

    2025年シーズン途中には自身もレッドブルF1からの早期降格を経験したローソンは、F1に辿り着くまでの困難さと、その座を失う非情さを重ね合わせながら、長年F1で戦ってきた角田裕毅の立場に理解を示しつつも、この世界の現実を冷静に受け止めている。

    リアム・ローソン レッドブルF1降格を振り返る「時間があれば理解できた」
    リアム・ローソンは、2025年F1シーズン序盤に経験したレッドブルF1からの早期降格について、「もしもう少し時間が与えられていれば、マシンを理解できていたはずだ」と語り、その決断を振り返った。

    2025年にF1で初のフルシーズンを戦ったローソンは、シーズン開幕からわずか2戦でレッドブルF1のシートを失い、レーシングブルズへと戻る形となった。本人のコントロール外とはいえ、この決定は大きな衝撃だったという。

    「正直に言って、適切な時間さえあれば、あのクルマを理解できたと思っている」とローソンは語った。

    「2レースだけではあまりに短すぎて、正直ほとんど記憶にも残っていない」

    ローソンは、F1初年度に走ったことのないサーキット2戦で評価を下されたことについても、悔しさをにじませた。それでも結果的に2026年のF1グリッドに残ることが決まり、将来が定まったことは大きな救いだったと明かしている。

    「今はどちらかというと安堵の気持ちの方が大きい」とローソンは認めた。

    「今週末を迎える時点で将来が決まっているのはいいことだ。最後にこんな状況だったのがいつか、正直思い出せない」

    「来年に向けて、オフシーズンをきちんとした計画のもとで過ごせるのは楽しみだ」

    2026年に向けて、レッドブルF1ではアイザック・ハジャーが昇格。一方でローソンはレーシングブルズに残留することが決まった。シーズン中盤には必ずしも確実視されていなかった去就だが、最終的に継続参戦を勝ち取った形だ。

    角田裕毅 レッドブル F1

    角田裕毅への思いとF1の厳しさ
    今回の早期交代は、ローソンだけでなく、シーズン途中で彼と入れ替わった角田裕毅にも影響を与えた。レッドブルF1は2026年のラインアップ発表で、角田裕毅がF1シートを失うことを正式に明らかにしている。

    ローソンと角田裕毅は、F3時代からF1に至るまで、チームメイトでありライバルとして長くキャリアが交錯してきた存在だ。ローソンは、角田裕毅への同情について問われ、慎重な言葉を選んだ。

    「F1に辿り着くまで長い時間をかけてきた人が、ここにいられなくなるという意味では、誰に対しても同じ気持ちはある」とローソンは語った。

    「でも同時に、チャンスすら得られないドライバーがたくさんいるのも事実だ」

    「彼は何年もF1で走った。これは本当に厳しい世界で、僕自身もそれを学んだところだ」

    ローソンの言葉からは、レッドブルF1の決断に対する未練とともに、F1という世界の非情さを受け入れ始めたドライバーとしての成熟がにじみ出ている。

  • リアム・ローソン レーシングブルズF1で再起「かなり早い段階で分かっていた」

    リアム・ローソン レーシングブルズF1で再起「かなり早い段階で分かっていた」

    リアム・ローソンは2025年シーズン序盤にわずか2戦でレッドブル・レーシングから降格され、残りのシーズンをレーシングブルズで戦うことになった。その中で、彼はどのように状況を受け止め、再起への手応えをつかんでいったのかを語っている。

    リアム・ローソンは、2025年初めにレッドブル・レーシングからレーシングブルズへと戻ることになった後、どのようにしてマシンを最大限に活用できるようになったのかを説明した。

    そのため、レッドブルでの失意を経て、再びリズムを取り戻せないのではないかという懸念も広がっていた。

    「そうだとも言えるし、そうでもないとも言える」

    適応できないのではないかという不安について問われたローソンは、そう答えた。

    「僕自身はそうは思っていなかった。なぜなら、マシンの中ではあらゆる情報にアクセスできるし、すべてを見ることができるからだ」

    「結果が出ていなかったとしても、実はかなり早い段階で分かっていた。ただ、結果を出して良い週末にするためには、多くのことがうまく噛み合う必要があったし、そのためにすべてを整えなければならなかった」

    序盤は結果に恵まれなかったものの、ローソン自身は最終的に良い成績を残せると分かっていたという。

    「最初に問題だったのは、必ずしもスピードそのものではなかった。むしろ、安定性や、セッションや週末を通してうまく流れを作ることだった」

    「それがオーストリアで、大きな変更を加えた後に明確に表れた。でも、それ以前から兆しはあったと思っている。だから当時は『本当にフラストレーションが溜まる』と感じてはいたけれど、いずれうまくいくと分かっていた」

    リアム・ローソン ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    ローソンはまた、2025年シーズンのチームメイトであるアイザック・ハジャーの能力を高く評価している。ルーキーながら印象的な走りを見せたハジャーは、来シーズンのレッドブル・レーシング昇格を勝ち取り、ローソン自身も彼と組む中で多くを学んだと認めている。

    「彼は本当に速かったし、F1に来てからマシンへの適応もとても早かった。素晴らしい初年度を過ごしたと思うし、良い一年だった。正直に言って、今年はいろいろなことがあったけれど、その中で多くを学んだ。その学びの一部は、彼とチームメイトだったことから来ていると思う」

    シーズンを通して、ローソンとハジャーがレーシングブルズとして行ったSNSでの投稿も注目を集めた。2人はバイラルな投稿を自分たちなりに再現することも多く、ローソンはその取り組みを前向きに捉えている。

    「僕たちはここに来てレースカーを運転し、できるだけ速く走らせるためにやっているけれど、それでもとても楽しい時間だった。今年は、もしかしたらやるとは思っていなかったこともたくさんやった。でも最終的に大事なのは、それを世界がどう受け取るかという点だと思うし、そういう意味ではかなりポジティブだったと思う」