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  • リアム・ローソン レッドブルF1 RB22の根本的問題を実感「とにかくグリップがない」

    リアム・ローソン レッドブルF1 RB22の根本的問題を実感「とにかくグリップがない」

    2026年F1オランダGPでレッドブル・レーシングから代役参戦したリアム・ローソンは、RB22が抱えるグリップとトラクション不足をレース中に繰り返し訴えた。

    マックス・フェルスタッペンがシーズンを通じて指摘してきたマシンバランスの問題を、ローソンも72周の決勝を通じて実感することになった。無線では低速域を中心にフロントとリアの双方でグリップを失う症状を詳細に報告しており、単なるセットアップではなく、RB22が抱える根本的な弱点が浮き彫りになった。

    ローソンが訴え続けたRB22のグリップ不足
    オランダGPでは、手首を負傷したアイザック・ハジャーに代わってローソンがレッドブル・レーシングのRB22をドライブした。

    フェルスタッペンは以前から2026年型マシンについて、コーナーの進入から出口までバランスが一定せず、ドライバーが自信を持って攻められないことを問題視していた。

    オランダGPのスプリント後にもフェルスタッペンは「マシンバランスが最大の問題だ」と説明している。

    「コーナー全体を通じて一貫性がない。でも、それは今シーズンずっとそうだった」

    さらに、問題は単に扱いにくいというだけではないと語った。

    「今はマシンが抱えている根本的な問題によって、単純に制限されていると思う。それを解決する必要がある」

    「全般的に、いいバランスがなければコーナーを本当に攻めることができない。それにトラクションもなければ、コーナーからきちんと立ち上がれない。そうしたすべてがタイムを失う原因になる」

    その言葉を裏付けるように、ローソンも決勝の比較的早い段階からRB22の挙動に苦しんだ。

    10周目には「低速でまったくグリップがない」と報告。翌11周目には問題の内訳について「主にフロントだけど、コーナー出口ではリアのグリップもすでにかなり悪い」と伝えている。

    16周目には、より具体的にトラクション不足を訴えた。

    「低速でのトラクションが本当に悪い」

    18周目には「とにかくスロットルを踏めない」と報告した。

    これはフェルスタッペンが指摘していた、コーナー出口でトラクションを得られず加速に移れないというRB22の問題と重なる。

    タイヤが劣化すると前後ともにグリップを失う
    ローソンの無線からは、RB22の問題がリアだけに限定されたものではなかったことも分かる。

    19周目には高速域について「このスティントの終盤では高速が少し不安定になっている」と報告。ただし、この時点ではタイヤの状態が極端に悪化していることも原因として挙げていた。

    さらに43周目には、マシン全体のグリップ不足を訴えている。

    「とにかくものすごく滑っている。正直、フロントもリアもだ」

    54周目にも「低速だけなんだ。そこで本当に多くのグリップを失っている」と伝えた。

    そして56周目には、タイヤ交換直後とスティントが進んだ後でマシンの状態が大きく変化することを説明した。

    「僕の場合、タイヤを履いて最初の数周はグリップがある。でも、その後は特に低速でまったくグリップがなくなる」

    「4輪すべてのグリップだ。一番ひどいのはトラクションだけど、スティントが進むにつれてフロントも失っている」

    ローソンの説明を整理すると、RB22は新品タイヤでは一定のグリップを発揮するものの、タイヤの状態が変化すると低速域を中心に前後双方のグリップが急速に不足し、特にコーナー出口のトラクションが大きな制約になっていたことになる。

    フェルスタッペンが「一貫性がない」と表現してきたマシン特性を、ローソンもレースディスタンスの中で確認する形となった。

    リアム・ローソン(レッドブル・レーシング)

    フェルスタッペンと直接バトル「Really nice」
    ローソンは決勝スタート直後、チームメイトとなったフェルスタッペンを相手に積極的なバトルを展開した。

    オープニングラップの数コーナーではフェルスタッペンに仕掛け、進路を閉じられた際には無線で「Really nice(実にいいね)」と皮肉とも受け取れる言葉を発している。

    そのフェルスタッペンは1周目終盤にクラッシュしてリタイア。ローソンはレッドブル・レーシングにとって唯一の生き残りとなった。

    また、ローソンはフォーメーションラップの段階で最終コーナーについて「完全に濡れている」とチームに報告していた。結果的に、この難しいコンディションがフェルスタッペンのクラッシュにつながることになった。

    レース中には別の意味でローソンの代役参戦を象徴するやり取りもあった。

    普段はレーシングブルズをドライブしているため、チームはピットインの際に間違えて元のチームのピットへ向かわないよう、繰り返し「レッドブルのボックス」に止まることを確認していた。

    フェルスタッペン離脱後に7位フィニッシュ
    ローソンは最終的に7位でフィニッシュし、レッドブル・レーシングにポイントを持ち帰った。

    黄旗違反による10秒ペナルティを受けたことで、最終的には前を走ったシャルル・ルクレールから47秒差でのフィニッシュとなったものの、フェルスタッペンが序盤でリタイアした状況でRB22から現実的に引き出せる結果を残した。

    一方、オランダGPでローソンが残した無線は、レッドブルの現在地を示す重要な材料にもなった。

    低速域でのフロントグリップ不足、コーナー出口でのリアグリップとトラクション不足、タイヤのスティントが進むにつれて悪化する4輪全体のグリップ、そして高速域での不安定さ。ローソンが訴えた症状の多くは、フェルスタッペンが2026年シーズンを通じて問題視してきたRB22の特性と一致している。

    異なるドライバーが同じマシンで同様の問題を指摘したことは、レッドブルが抱える課題がドライビングスタイルだけでは説明できないことを示す材料となる。

    ローソンが次戦イタリアGPでもレッドブル・レーシングをドライブするかはまだ決まっていない。手首を骨折したハジャーはモンツァでの復帰を目指しており、その回復状況次第でローソンの起用が判断されることになる。

  • リアム・ローソン 2027年F1シートはレッドブル本社が決断 チーム側に決定権なし

    リアム・ローソン 2027年F1シートはレッドブル本社が決断 チーム側に決定権なし

    リアム・ローソンの2027年F1シートを巡る決定は、レーシングブルズのチーム代表アラン・パーメインやレッドブル・レーシング代表ローラン・メキースだけでは完結しないようだ。最終的な判断は、レッドブル本社の経営レベルに委ねられると報じられている。

    F1オランダGPで負傷したアイザック・ハジャーの代役としてレッドブル・レーシングに復帰したローソンは、難しい状況で7位に入り、自身の価値をあらためて証明した。

    しかし、その好走とは別に、2027年にレーシングブルズのシートを維持できるかどうかについては、F2でタイトル争いをリードするニコラ・ツォロフの存在もあり、依然として不透明な状況にある。

    ローソンの将来はレッドブル本社が最終判断へ
    レーシングブルズはNew Zealand Heraldに対し、2027年のドライバーラインアップについてまだ決定していないと説明している。ルーキーのアービッド・リンドブラッドは残留する可能性が高い一方、レッドブルはツォロフを可能な限り長く評価したい考えだという。

    レーシングブルズCEOのピーター・バイエルはオランダGPで、最終的な判断をパーメインが下すことを示唆していた。しかし、同紙によれば、実際の決定権はさらに上層部にある。

    ローソンの去就を最終的に判断するとされるのが、レッドブルのマネージングディレクターを務めるオリバー・ミンツラフだ。ミンツラフはレッドブルのオーナーシップと、F1を含む同社のスポーツ事業を結ぶ重要な立場にある。

    つまり、レーシングブルズ内部だけでなく、メキースを含むF1チーム側の判断を超えて、レッドブル本社がローソンの将来を決める構図になる。

    2025年の降格を擁護したミンツラフ
    ミンツラフは2025年、ローソンをわずか2戦でレッドブル・レーシングからレーシングブルズへ降格させた決定について、その正当性を強調していた。

    「正しい措置だった。F1はハイパフォーマンススポーツであり、彼のパフォーマンスは求められるレベルに達していなかった。リアムをあのマシンに乗せ続けることは間違いだった」

    「ますます大きくなるプレッシャーも、彼のためにはならなかっただろう。最終的には彼も理解し、受け入れた。彼がレーシングブルズに戻ってきてくれたことをうれしく思っている」

    そのミンツラフが再びローソンのキャリアを左右する判断を下す立場にあるということになる。

    一方、レッドブルを取り巻く環境は当時から変化した。若手を積極的に昇格させる一方、結果が伴わなければ素早く交代させることは長年レッドブルの特徴だったが、クリスチャン・ホーナーとヘルムート・マルコがチームを去ったことで、以前ほど容赦のないドライバー運用ではなくなる可能性も指摘されている。

    メキース自身も過去にレッドブルがセカンドドライバーを十分にサポートできなかったケースがあったことを認めており、2025年のローソンについても、本人の能力だけで評価すべきではないとの見方につながっている。

    オリバー・ミンツラフ(レッドブル)

    オランダGPで示した適応力
    ローソンにとってオランダGPでのレッドブル復帰は、2027年の将来を左右する重要な機会となった。

    ハジャーの負傷を受けて急きょRB22をドライブすることになったローソンは、レーシングブルズのVCARB 03とは性格の異なるマシンに短期間で適応。予選ではマックス・フェルスタッペンに約0.1秒差まで迫り、決勝では7位でフィニッシュした。

    マシンのペースを考えれば現実的に狙えるほぼ最大限の結果であり、ローソンにとっては直近8戦で7度目のポイント獲得となった。2025年序盤にレッドブルから降格した当時とは異なり、現在は安定して結果を残せるドライバーであることを示している。

    同時に、ローソンにはもうひとつの戦いがある。レッドブル・レーシングへの将来的な復帰をアピールするだけでなく、まず2027年のレーシングブルズのシートを確保しなければならない。

    F2首位ツォロフがシート争いのライバル
    その最大のライバルとなる可能性があるのが、レッドブル・ジュニアのニコラ・ツォロフだ。

    ツォロフはF2選手権をリードしており、2027年のF1昇格候補として存在感を強めている。若手をF1へ送り込むことを育成プログラムの柱としてきたレッドブルにとって、ツォロフが十分な結果を残せば昇格を検討するのは自然な流れでもある。

    リンドブラッドの立場が比較的安泰とみられているため、仮にツォロフを昇格させる場合、ローソンのシートが対象になる可能性がある。

    ただし、ローソンは今季のF1で結果を積み重ねており、さらにオランダGPでは急きょレッドブルに呼び戻されながら即座に対応した。実績と経験を持つローソンを外して新人を起用することになれば、その判断には大きな注目が集まることになる。

    他チームへの移籍先も限定的
    ローソンにとって問題なのは、仮にレッドブルのF1プログラムから外れた場合、他チームの選択肢も限られていることだ。

    ウィリアムズは2027年に向けてドライバー2人との契約を更新。アストンマーティンはフェルナンド・アロンソの残留を優先しており、アウディも現在のラインアップに満足していることを明らかにしている。

    現時点でシートが動く余地を残しているのはアルピーヌ、ハース、キャデラックなどに限られるが、それぞれ現職ドライバーが残留する可能性もある。

    だからこそ、レーシングブルズのシート確保はローソンのF1キャリアにとって極めて重要になる。

    2025年にはわずか2戦でレッドブルから降格させられたローソンだが、その後はレーシングブルズで着実に結果を積み上げ、オランダGPでは再びレッドブルのマシンに乗って7位という結果を残した。それでも2027年のシートは保証されておらず、最終判断を握るのは現場のパーメインやメキースではなく、レッドブル本社のミンツラフになるとみられている。

  • リアム・ローソン レッドブルF1の“不文律”破りフェルスタッペンに真っ向勝負

    リアム・ローソン レッドブルF1の“不文律”破りフェルスタッペンに真っ向勝負

    リアム・ローソンは、F1オランダGPの決勝スタート直後にチームメイトのマックス・フェルスタッペンへ果敢に仕掛けた。その姿勢について、元F1ドライバーのジョリオン・パーマーは「最大限の敬意」を示している。

    アイザック・ハジャーの負傷によりレッドブル・レーシングから1戦限りで出場したローソンは、4列目でフェルスタッペンのひとつ後方からスタート。

    序盤から4度のF1ワールドチャンピオンに対して遠慮することなく勝負を挑み、レッドブル内にあるとされる“不文律”を意に介さないような走りを見せた。

    ローソンがフェルスタッペンに真っ向勝負
    スタート直後、フェルスタッペンはルイス・ハミルトンとの接触によって2輪を芝生に落とし、ローソンはその隙を突いて接近した。

    ローソンはターン3でフェルスタッペンのアウト側にマシンを並べ、大胆なオーバーテイクを試みた。しかし、フェルスタッペンも簡単にはポジションを譲らず、ローソンの進路を封じた。

    レッドブルではフェルスタッペンが明確なエースとして位置づけられており、チームメイトが必要以上に激しくレースを仕掛けないという“不文律”があるとみられている。それでも、ローソンは1戦限りのチームメイトを相手に躊躇しなかった。

    F1TVで解説を務めたジョリオン・パーマーは、その場面を見ながらローソンらしい積極性を称賛した。

    「ローソンがチャンスを狙っている。なんてことだ、ターン3のアウト側からマックス・フェルスタッペンを抜こうとしている! 無理だ!」

    「ローソンには最大限の敬意を払うよ。彼は仕掛けることを決してためらわないよね。その日だけのチームメイトに対して大技が決まるか試していた。まあ、長くは続かなかったけどね」

    フェルスタッペンはその後、オープニングラップ終盤にクラッシュしてリタイア。結果としてローソンがレッドブルの上位フィニッシュへの期待を背負うことになった。

    リアム・ローソン vs マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    クルサード「自分の役割を思い出した」
    一方、元F1ドライバーのデビッド・クルサードは、ローソンが最終的にはフェルスタッペンとの直接対決から引いたことに注目した。

    チャンネル4のハイライト番組でクルサードは、ローソンが途中で自分がレッドブルに1戦限りで起用された立場であることを思い出したように見えたと語った。

    「彼は1戦限りのチャンスだということを忘れているね。フェルスタッペンと少し接触して、それから『ああ、チームメイトだった。ちゃんと後ろについていかないと』という感じになった」

    ローソンにとって今回のオランダGPは、単なる代役参戦以上の意味を持つ一戦だった。ハジャーの負傷によって巡ってきた機会は、今後のレッドブルでの立場を再びアピールする重要なチャンスでもあった。

    それだけに、チームの絶対的エースであるフェルスタッペンとの接触によって両者がレースを失うような事態は避ける必要があった。

    チャンドック「フェルスタッペンが誰がボスか示した」
    Sky Sports F1の解説者カルン・チャンドックも、ターン3での攻防を分析。フェルスタッペンがローソンに対し、レッドブルでの力関係を明確に示した場面だったと指摘した。

    「最初のコーナーを立ち上がるところでは、接触する寸前まで近づいていた。そして次のいくつかのコーナーでもリアムは彼についていった。ターン3ではアウト側から仕掛けようとしている」

    「そこでフェルスタッペンは『いやいや、僕が示してやる』という感じで、少しステアリングを開いた。接触したとき、彼はリアム・ローソンに対して、このチームのボスが誰なのかをかなり明確に示した」

    それでもローソンはすぐには諦めず、可能性を探り続けたという。

    「リアムはそのまま勝負しようとしたけど、最終的には『分かった。ここではリスクを取り除いて後ろにいよう』と判断したんだ」

    1戦限りの代役で7位フィニッシュ
    フェルスタッペンとの本格的な接触事故は、ローソンにとって最悪の結果になりかねなかった。ハジャーの負傷によって突然巡ってきたレッドブル復帰の機会は、自身の将来を左右する重要なアピールの場でもあったからだ。

    それでもローソンはスタート直後から守りに入ることなく、フェルスタッペンを相手にオーバーテイクを狙った。パーマーが評価したのも、まさにその攻撃的な姿勢だった。

    最終的にローソンは7位でフィニッシュ。急きょ決まった1戦限りのレッドブル復帰でポイントを獲得し、フェルスタッペンにも臆することなく仕掛ける積極性と、必要な場面ではリスクを抑える判断力の両方を示す週末となった。

  • リアム・ローソン レッドブルF1代役で高評価「フェルスタッペンに予選0.1秒差」

    リアム・ローソン レッドブルF1代役で高評価「フェルスタッペンに予選0.1秒差」

    リアム・ローソンは、2026年F1オランダGPで負傷したアイザック・ハジャーの代役として急きょレッドブル・レーシングから出場。ほとんど準備時間がないなかでRB22への適応を進め、決勝7位という結果を残した。

    レーシングブルズのVCARB 03とレッドブルのRB22は同じパワーユニットを搭載しているものの、ローソンによれば、それ以外は「すべてが違う」マシンだった。

    しかもスプリントフォーマットのため走行時間は限られ、事前準備はミルトン・キーンズのシミュレーターでのわずか1日。

    それでも予選ではマックス・フェルスタッペンから約0.1秒差まで迫り、レッドブル首脳陣から高い評価を受けた。

    急きょ決まったレッドブル復帰と厳しい条件
    ローソンにとって、オランダGPは最初から難しい週末になることが予想されていた。

    レッドブルRB22と、普段ドライブしているレーシングブルズVCARB 03は同じパワーユニットを使用している。しかし、マシンの特性は大きく異なる。ローソンに与えられた準備期間は、ミルトン・キーンズのシミュレーターで過ごした1日だけだった。

    さらに舞台はフェルスタッペンの母国ザントフォールト。比較対象となるのは4度のF1ワールドチャンピオンであり、ローソン自身にとっても、2025年開幕時にわずか2戦で終了したレッドブルでの挑戦を経て、再びそのマシンをドライブする機会だった。

    その状況を考えれば、決勝7位はローソンに期待できる最大限に近い結果だった。オランダGPではレッドブル自体がトップ4チームのなかで後方に位置しており、上位6台との純粋なペース差も存在していた。

    メキース代表も評価「リアムはいい仕事をした」
    レッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースは、ローソンのパフォーマンスを高く評価した。

    「リアムはマシンに乗り込んで、いい仕事をした」とメキースは日曜日の夜に語った。

    「違うチーム、違うマシンに突然乗って、このようなレースに臨むのは決して簡単ではない。それでも彼はいい仕事をした。昨日の予選ではマックスからわずか0.1秒差だった。そして今日は、ペースという意味で獲得可能だったポイントを7位という形で持ち帰った」

    スプリント週末だったため、ローソンがマシンを理解するために使える通常のフリー走行は金曜日のFP1だけだった。

    それでもスプリント予選ではSQ1を6番手で通過。SQ2では11番手となり、スプリントも同じ11位でフィニッシュした。

    その走行からさらにRB22への理解を深め、通常予選ではQ1を14番手、Q2を8番手で突破。Q3でも8番手となり、7番手フェルスタッペンのすぐ後ろから決勝をスタートすることになった。

    「短い時間で積み上げるのはとても難しかった」
    ローソンは予選後、限られた時間でRB22に適応する難しさを振り返った。

    「短い時間のなかで積み上げていくのは、とても難しかった」

    「でも、もちろん週末を通して改善し続けることが目標だった。予選までには、僕がマシンに慣れるために、みんなが本当にいい仕事をしてくれたと思う。可能な限り快適に乗れる状態にはなった」

    「僕自身としても、マシンから引き出せるものはほぼすべて引き出せたと思う」

    ローソンは、当初からフェルスタッペンとの差を可能な限り縮め、そのドライビングから学ぶことを目標にしていたという。

    「ドライバーなら、みんな自分自身に対する強い自信を持っている。当然だと思う」

    「だから、この週末にはあまり多くを期待せずに入ったけど、可能な限り準備はしてきた。今年のマシンの速さがどのくらいなのかは分かっていたから、とにかくマックスにできるだけ近づいて、彼がやっていることから学ぼうとしていた」

    「正直、最初から僕たちが予想していたより少し近かったかもしれない。でも、大事なのは毎回きちんと実行して、それぞれのラップをまとめることだった」

    スプリント予選では、セッション間でライバルとの相対的なパフォーマンスが大きく変化したことにも戸惑った。

    「SQ1は難しかった。僕たちは速かったけど、自分では特別なことをした感覚はなかった。それからSQ2に行って、自分としてはもっといいラップを走ったと思ったのに、他のみんなと比べるとかなり遅かった」

    「だから、その部分はまだ完全には理解できていない。でも、今日はうまくまとめられたと思う」

    リアム・ローソン(レッドブル・レーシング) オランダグランプリ

    RB22とVCARB 03「PU以外はすべて違う」
    ローソンは、同じレッドブル系の2チームであっても、RB22とVCARB 03のドライビング感覚にはほとんど共通点がないと説明する。

    「正直、一番分かりやすく説明するなら、パワーユニット以外はすべてが違う」

    「ステアリングから感じるものとマシンの動き方、コーナーでのバランス、もちろん高速コーナーでのグリップも違う。本当にすべてが違う」

    それでもローソンは、2025年シーズン序盤にレッドブルをドライブしたときより、今回の方が対応しやすかったと感じている。

    昨年はオーストラリアGPと中国GPという厳しい2戦を終えた後、レーシングブルズへ戻ることになった。

    「正直、昨年一番大きかったのは、僕が走ったことのないサーキットが2つだったことだ」

    「そのうえで、すでにかなり運転するのが難しいマシンを学ばなければならなかった。今年のマシンは、おそらくそれほど運転するのが難しいわけではない。あるいは限界まで持っていくこと自体は、それほど難しくないと思う」

    「だから今回は、それ以外のすべてをまとめることの方が重要だった。タイヤの準備、マシンのバランスを正しく合わせること、そして実際にどういう動きをするマシンなのかに慣れることだ。昨年は、単純に限界まで持っていくこと自体がとても難しいマシンだった」

    フェルスタッペンと1周目からホイール・トゥ・ホイール
    日曜日の決勝はスタート前の雨によって難しいコンディションとなった。

    ローソンはクリーンにスタートを決め、序盤の数コーナーではチームメイトのフェルスタッペンとホイール・トゥ・ホイールの攻防を展開。最終的にはフェルスタッペンが前に出た。

    しかし、最終バンクコーナーでフェルスタッペンが濡れた路面に足を取られてコントロールを失い、バリアにクラッシュ。直後を走っていたローソンも回避を強いられた。

    「もうどうしようもなかった」

    「ラップ前半は完全にドライだったのに、最後の2コーナーは完全に濡れていた。これだけのパワーがあって、スリックタイヤを履いていれば、当然ああいうことは本当に簡単に起こってしまう」

    ローソン自身は慎重に最終コーナーへ進入していたという。

    「僕は本当にかなりアクセルを戻していた。正直、どのくらいグリップがあるのかまったく自信がなかったからだ」

    「マックスはおそらく僕に近づいてオーバーテイクを狙おうとしていて、それでコントロールを失ったんだと思う」

    決勝7位「前のグループと戦える速さはなかった」
    赤旗後の再スタートを7番手で迎えたローソンは、そのポジションを維持した。

    上位6台と中団グループの間で単独走行する形となり、黄旗中の違反によって10秒ペナルティを受けたものの、最終順位には影響せず7位でフィニッシュした。

    「レースについては、もっと改善できるところがあると思うし、それについては振り返ってみる」

    「でも順位という意味では、前のグループと戦えるだけの速さはなかったと思う。それは昨日の時点でも分かっていた。予選でも僕たち2台は彼らの後ろだったからね」

    「でも、いい週末だった。昨日の予選でマシンからすべてを引き出せたのはよかった。短い時間でこのマシンを理解するのは大変だったけど、楽しめたよ」

    2025年にはわずか2戦で終わったレッドブルでの挑戦。それから約1年半を経て突然巡ってきた今回の代役出場で、ローソンは限られた準備時間にもかかわらずフェルスタッペンに予選で約0.1秒差まで迫り、決勝ではチームが獲得可能だった7位を確保した。RB22への素早い適応と安定した仕事ぶりを示した週末となった。

  • リアム・ローソン レッドブルF1で7位入賞「このマシンならもっと上を狙いたかった」

    リアム・ローソン レッドブルF1で7位入賞「このマシンならもっと上を狙いたかった」

    リアム・ローソンは、2026年F1オランダGP決勝を7位でフィニッシュ。レッドブル・レーシングでの代役参戦をポイント獲得という結果で締めくくったものの、「このマシンならもっと上でフィニッシュしたかった」と、満足しきれない思いを口にした。

    アイザック・ハジャーに代わってレッドブルのRB22をドライブしたローソンは、8番グリッドからスタート。序盤にマックス・フェルスタッペンがクラッシュでリタイアしたことで、チーム唯一の生き残りとなった。

    イエローフラッグ違反によるペナルティもあり、上位勢のペースには届かなかったものの、最終的に7位でポイントを持ち帰った。

    「予想以上に厳しいレースだった」
    「正直、かなり孤独なレースだった。今日は前の連中のペースについていくのに苦労した」

    ローソンはレース後、そう振り返った。

    「昨日の時点で、僕たち2人とも上位勢の後ろにいたし、予選自体は悪くなかったと思っている。自分としては、マシンから出せるものはすべて引き出せたと思っていたから、難しいレースになることは分かっていた」

    「ただ、ここまで厳しくなるとは思っていなかった。本当に前の連中のペースについていくのに苦労した。でも、そこから学べることはある。振り返って、自分にもっと何ができたのかを理解したい」

    レッドブルのRB22は週末を通じて上位勢と勝利を争えるだけのペースを示せず、フェルスタッペンもクラッシュ前から苦しい展開を強いられていた。

    それでもローソンは、慣れないマシンでの一戦でポイントを獲得。チーム公式コメントでは、限られた準備時間のなかで可能な限りの結果を引き出せたとの手応えを語っている。

    「ポイントを獲得できたことはうれしい。ザントフォールトのようにマシンへの大きな自信が必要なサーキットでは、難しい週末になることは分かっていた。でも、自分たちにできることはすべて引き出せたと思う」

    リアム・ローソン(レッドブル・レーシング)

    フェルスタッペンのクラッシュ「かなり怖い瞬間だった」
    ローソンの目の前では、オープニングラップにフェルスタッペンが大クラッシュを喫した。雨で濡れた路面で白線に乗ったフェルスタッペンはコントロールを失い、バリアに激突。レースは赤旗中断となった。

    「マックスに起きたことは残念だった。あの場所は信じられないくらい滑りやすくて、スリックタイヤでは本当に簡単にマシンを失ってしまう状態だった」

    「僕はすぐ後ろにいたから、かなり怖い瞬間だった。彼が無事で本当によかった」

    7位にも満足せず「このマシンならもっと上に」
    ローソンは週末全体について、特に予選でRB22のポテンシャルを引き出せたことには一定の満足感を示した。一方で、決勝7位という結果だけで満足するつもりはない。

    「昨日についてはかなり満足している。予選でマシンから引き出せるものは引き出せたと思う」

    「今日の7位はまずまずの結果だけど、こういうマシンに乗っているなら、やっぱりもっと上でフィニッシュしたい」

    「まったく新しいマシンにいきなり乗るのは簡単なことではない。でも、チームは僕が快適に走れるようにいい仕事をしてくれた。この機会を与えてもらえたことに感謝している」

    急きょレッドブルのRB22を任されたローソンにとって、7位入賞は堅実な結果となった。ただし本人が求めていたのは、単にポイントを持ち帰ることではなかった。上位勢との差を肌で感じたオランダGPは、レッドブルのマシンを経験する貴重な機会であると同時に、ローソン自身に新たな課題を残す一戦となった。

  • リアム・ローソン レッドブルF1でマシンの違いに驚き「身体的にかなりキツい」

    リアム・ローソン レッドブルF1でマシンの違いに驚き「身体的にかなりキツい」

    リアム・ローソンは、2026年F1オランダGPでレッドブル・レーシングのRB22をドライブするなか、レーシングブルズのVCARB 03では今季一度も経験していなかった身体的な厳しさに直面していると明かした。

    アイザック・ハジャーの負傷により、今週末限定でレッドブルに復帰したローソン。スプリント予選では11番手にとどまったものの、土曜日の予選ではQ3進出を果たして8番手を獲得。

    7番手のマックス・フェルスタッペンとはわずか0.115秒差まで迫った。一方で、RB22特有のステアリングフィールやコーナーへの入り方に適応するだけでなく、身体面でも想定以上の負担を強いられているという。

    予選Q3のオンボード映像では、高速の右コーナーであるターン8に進入する際、ローソンが頭を左側のヘッドレストに預けるような場面も確認された。ローソンによれば、これはRB22をドライブする際の首への負担に対応するためだった。

    「正直、エルゴノミクス的に違うポジション、違うシートに座っていることが大きいと思う。クルマに乗っているだけでも、身体的にはかなり苦労している」

    「クレイジーだよ。自分のクルマでは今年ずっと、こんなことで苦労したことはなかったからね」

    レーシングブルズでシーズンを戦ってきたローソンにとって、RB22は同じパワーユニットを搭載していても、ドライバーが受ける感覚は大きく異なるという。ダウンフォース量の違いも身体的な負担を増している可能性がある。

    「もちろん、こっちの方が少しダウンフォースが大きいから、それも助けにはなっていないのかもしれない。すべてが違う。同じなのは基本的にパワーユニットくらいで、コーナーへの入り方も違う」

    最大の違いはステアリングフィール
    なかでも、ローソンがRB22への適応で最も大きな違いとして挙げたのがステアリングだった。

    「正直、一番違うのはステアリングだ。ステアリングの感触がかなり違う。どれくらいステアリングを切り込むかというところも含めてね」

    「僕にとっては、それを理解することが今週末で一番大きな課題だった」

    その難しさは、金曜日のスプリント予選でも表れていた。ローソンはSQ1で6番手につけ、フェルスタッペンを上回る滑り出しを見せたものの、SQ2では11番手に後退。「Q2で何が起きたのかまったく分からない」と無線で訴えていた。

    当時、Sky Sports F1でオンボード映像を分析していた元F1ドライバーのアンソニー・デビッドソンは、ローソンがRB22のアンダーステアと格闘していることを指摘していた。

    「彼にはかなりのアンダーステアがあった。オンボードを見るたびに、それが確認できた。クルマを曲げるために、本当に格闘しなければならなかった」

    デビッドソンは、RB22を熟知するフェルスタッペンとの比較についても、ローソンにとって極めて難しい条件だったと評価した。

    「フェルスタッペンは当然ながらクルマを限界まで絞り上げ、さらに多くを引き出して魔法を使うことができる」

    「でも、自分が一度も走らせたことのないクルマに突然乗って、このサーキットでフェルスタッペンから0.4秒差だったとしたら、僕ならかなり満足すると思う」

    スプリント予選の段階ではフェルスタッペンとの差が約0.4秒あったローソンだが、その後の予選では差を0.115秒まで縮めた。限られた走行時間のなかで、RB22への理解を着実に深めていることがうかがえる。

    リアム・ローソン(レッドブル・レーシング) オランダグランプリ

    予選ではフェルスタッペンに0.115秒差
    今回のオランダGPでローソンがRB22を実車で走らせる機会を得たのは、金曜日のフリー走行が初めてだった。事前のシミュレーター走行もわずか1セッション。スプリントフォーマットのためフリー走行は1回しかなく、その直後から競争力を求められる厳しい状況だった。

    それでも予選ではQ3まで進出し、1分11秒733で8番手。フェルスタッペンは1分11秒618で7番手となり、両者の差は0.115秒だった。

    ローソンはレーシングブルズのVCARB 03を開幕前テストから約7カ月にわたって走らせており、その感覚が身体にも染み付いている。そこからシートポジション、ステアリングフィール、ダウンフォース特性、コーナー進入時の挙動まで異なるRB22へ突然乗り換えることは、単純に速さだけでは測れない適応を要求する。

    金曜日には強いアンダーステアに苦しみ、土曜日には首への身体的な負担も明らかになった。それでもローソンはセッションを重ねるごとにRB22への適応を進め、最終的にはフェルスタッペンのすぐ後ろとなる8番グリッドを確保した。

    決勝では、身体的な負担を抱えながらRB22をレースディスタンスで走らせることになる。予選で急速に縮めたフェルスタッペンとの差とともに、慣れないマシンで長距離をどう乗り切るかもローソンにとって大きな試金石となる。

  • リアム・ローソン F1オランダGP予選でフェルスタッペンと0.115秒差「まだ学んでいる」

    リアム・ローソン F1オランダGP予選でフェルスタッペンと0.115秒差「まだ学んでいる」

    リアム・ローソンは、2026年F1オランダGPの予選で8番手を獲得。急きょレッドブル・レーシングに復帰した週末でQ3進出を果たし、チームメイトのマックス・フェルスタッペンに0.115秒差まで迫った。

    アイザック・ハジャーの負傷に伴い、ローソンは今大会でレーシングブルズからレッドブル・レーシングへと移籍。スプリント予選ではQ2敗退の11番手だったが、土曜日の予選ではセッションを通じて改善を重ね、Q3進出を果たした。

    ローソンはQ3で1分11秒733を記録。7番手のフェルスタッペンがマークした1分11秒618との差はわずか0.115秒だった。

    「昨日から改善できたし、すべてをうまくまとめることができた。予選であそこまで行けたのはよかった」

    ローソンは予選後にそう振り返った。

    「全体的には、もちろんクルマからもう少し引き出したかった。でも現時点で僕にとって唯一の基準はマックスだし、週末を通して彼との差を縮めようとしてきた」

    「正直、いいラップができたと思う。だから全体的には満足している」

    レッドブルでの予選8番手は、ローソンにとって大きな一歩となった。2025年序盤にレッドブルで戦った際には予選で苦戦したが、今回は限られた準備時間のなかでQ3まで進出。フェルスタッペンとの差もコンマ1秒あまりにとどめた。

    チームの公式コメントでも、ローソンは「ここまでは難しい週末だったけど、自分がどう適応できているかには満足しているし、予選はポジティブなセッションだった」と語っている。

    「短い時間のなかで適応しなければならないことがたくさんあるけど、チームは僕ができるだけ快適にクルマに乗れるよう素晴らしい仕事をしてくれた。みんなが注いでくれた努力には感謝している」

    リアム・ローソン(レッドブル・レーシング) オランダグランプリ

    一方、土曜日に行われたスプリントでは11番グリッドからスタートし、そのまま11位でフィニッシュ。ザントフォールトではオーバーテイクが難しく、順位を上げることはできなかった。

    「スプリントはいい勉強になった。オーバーテイクが難しかったから、スタートした位置でフィニッシュするのがおそらく今日の最大限だったと思う」

    ローソン自身、まだレッドブルのマシンを完全に理解できているわけではないと認めている。

    「まだこのクルマを学んでいるところだし、今日のレースはかなり難しかった。でも見直せるデータが少しあるから、それが助けになると思う」

    決勝については、まず8番手のポジションを維持することを最低限の目標に掲げ、そのうえでチャンスがあればさらに上位を狙う考えだ。

    「少なくとも今いる位置をキープできれば、本当にいい結果だと思う。でも、チャンスがあるなら前に進みたい」

    「明日は厳しくなると思うけど、目標はポジションを守ってポイントを争い、さらに学び続けることだ。現時点ではマックスが明らかに僕にとって一番の基準だし、これだけ近いところにいられるのはいいことだと思う。ただ、まだ縮められるタイムはあるし、決勝に向けてクルマからもう少しペースを引き出したい」

    急きょレッドブルへ戻り、まだマシンへの適応を進めている段階ながら予選8番手につけたローソン。決勝ではフェルスタッペンのすぐ後ろからスタートし、今季のレッドブルで初ポイント獲得を目指す。

  • リアム・ローソン F1オランダGPスプリント11位「すべて噛み合えばマシンは速い」

    リアム・ローソン F1オランダGPスプリント11位「すべて噛み合えばマシンは速い」

    リアム・ローソンは、2026年F1第12戦オランダGPのスプリントを11位で終えた。

    アイザック・ハジャーの代役としてレッドブル・レーシングをドライブするローソンは、オーバーテイクの難しさを実感する一方、「すべてをうまく噛み合わせれば、マシンはとてもいい」と午後の予選に向けて手応えを示した。

    ハジャーがトレーニング中に負った手首の負傷によってオランダGPを欠場することになり、ローソンは今季序盤以来となるレッドブル・レーシングでのF1参戦となった。

    金曜日のスプリント予選では11番手。SQ3進出には届かなかったものの、チームはその後データを分析し、土曜日のスプリントでは11番グリッドから24周のレースに臨んだ。

    11番手から順位を上げられず
    ローソンはスタートで11番手をキープ。その前方ではレーシングブルズのアービッド・リンドブラッドが10番手を走行し、ポイント圏内の8番手ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、9番手ガブリエル・ボルトレト(アウディ)を追う展開となった。

    しかし、ザントフォールトではスプリントを通じてオーバーテイクが少なく、ローソンも前方のリンドブラッドを攻略することができなかった。

    結局、ガスリーが8位で最後の1ポイントを獲得し、ボルトレトが9位、リンドブラッドが10位、ローソンが11位という順でチェッカーを受けた。

    「すべて噛み合えばマシンはとてもいい」
    スプリント後、前日のスプリント予選が思うような結果にならなかった理由を理解できたかと質問されたローソンは、チームがすでにデータを振り返ったことを明かした。

    「もちろん昨日のうちに見直した」

    そのうえで、レッドブルのマシンそのものには十分なポテンシャルがあると強調した。

    「すべてをうまく噛み合わせることができれば、マシンはとてもいいし、いいパフォーマンスを発揮できる」

    課題は、そのポテンシャルを午後に行われる予選で確実に引き出すことだという。

    「でも、午後の予選ではそれをやらなければならない」

    リアム・ローソン(レッドブル・レーシング) オランダグランプリ

    「明日に向けてもっと上位で予選を終えたい」
    スプリントから得た最大の教訓について、ローソンはザントフォールトでのオーバーテイクの難しさを挙げた。

    「レースでは、とにかくオーバーテイクするのが難しかった」

    実際、24周のスプリントでは上位を含めて順位変動が少なく、スタート時のポジションが最終結果を大きく左右した。

    「だからこそ、明日に向けてもっと上位で予選を終える必要がある」

    スプリント予選11番手、スプリント11位と結果には結びつかなかったものの、レッドブルのマシンには速さがあるとの感触を得ているローソン。日曜日の決勝でポジションを上げるためにも、まずは午後の予選でマシンのポテンシャルを引き出すことが重要になる。

  • リアム・ローソン レッドブルF1復帰初日は11番手「マシンの感触はかなりいい」

    リアム・ローソン レッドブルF1復帰初日は11番手「マシンの感触はかなりいい」

    リアム・ローソンは、2026年F1第12戦オランダGPでレッドブル・レーシング復帰初日を終え、マシンへの適応に手応えを示した。スプリント予選はSQ2敗退の11番手に終わったものの、「上位に行けるポテンシャルがあった」と振り返っている。

    アイザック・ハジャーの負傷を受けて急きょレッドブルから出場することになったローソンにとって、2025年シーズン序盤以来となる同チームでの実戦だった。

    限られた準備時間のなかでも早い段階からペースを示し、SQ1ではチームメイトのマックス・フェルスタッペンを上回った。

    SQ1ではフェルスタッペンを上回る
    ローソンのレッドブル復帰が決まったのはオランダGP開幕直前だった。ハジャーがサマーブレイク中のトレーニングで手首を負傷して欠場することになり、レーシングブルズからローソンが昇格。空いたレーシングブルズのシートには角田裕毅が起用された。

    2025年開幕から2戦のみレッドブルをドライブしたローソンにとって、今回は約1年半ぶりのレッドブルでのF1レース出場となった。

    それでもスプリント予選では序盤から競争力を発揮。SQ1を突破し、タイムではフェルスタッペンを上回った。しかしSQ2では周囲のドライバーほどタイムを伸ばすことができず、11番手で敗退。SQ3進出まであと一歩という結果になった。

    「そうだね。正直、自分でもまだよく分からない。もちろん、興味深い一日だった」

    SQ3に進めなかったことへのフラストレーションを問われたローソンはそう語った。

    「普通なら予選が進むにつれて改善していくものだけど、僕たちはSQ1をかなり強い形でスタートして、その後、ほかのみんなと同じようなステップを踏むことができなかった。そこは調べる必要がある」

    リアム・ローソン(レッドブル・レーシング)

    「マシンの感触はかなりいい」
    一方で、急きょ乗ることになったレッドブルのマシンそのものについては好感触を得ているという。

    「今日はもちろん学ぶことがたくさんあった。でも今のところ、正直に言えばマシンの感触はかなりいい」

    「予選中も問題なく感じていたし、SQ3には進めると思っていた。だから残念だね」

    わずか1日の走行ながらマシンへの適応を進められたことは、残りの週末に向けても前向きな材料だとローソンは考えている。

    「間違いなくそうだ。予選に向けて問題を修正して、すべてをまとめられるようにしたい」

    「今日は間違いなく上位に行けるだけのポテンシャルがあった。だからこそフラストレーションがある」

    レーシングブルズ勢に挟まれて11番手
    土曜日のスプリントでローソンは11番グリッドからスタートする。興味深いことに、その前後を自身が普段所属するレーシングブルズの2台が固める形となった。

    10番手にはアービッド・リンドブラッド、12番手には角田裕毅が並び、ローソンはレーシングブルズ勢に挟まれて6列目からスタートする。

    急なレッドブル復帰となった初日からSQ1でフェルスタッペンを上回り、マシンにも好感触を得たローソン。結果こそ11番手にとどまったが、本人が語る「上位に行けるポテンシャル」を土曜日のスプリントと決勝予選で結果につなげられるかが注目される。

  • リアム・ローソン レッドブルF1再昇格に「厳しい週末になる」 RB22初挑戦へ

    リアム・ローソン レッドブルF1再昇格に「厳しい週末になる」 RB22初挑戦へ

    リアム・ローソンは、2026年F1オランダGPでレッドブル・レーシングに復帰することについて「厳しい週末になる」と覚悟を示す一方、「とてもエキサイティングでもある」と語った。

    手首を負傷したアイザック・ハジャーの代役として急遽RB22をドライブするローソンにとって、レッドブルでのF1参戦は2025年以来となる。昨年はわずか2戦でレーシングブルズへ降格したが、今回は24歳となり、より多くのレース経験を積んだ状態で再びトップチームのマシンに乗る。

    ハジャー負傷で突然巡ってきたレッドブル復帰
    アイザック・ハジャーはサマーブレイク中に手首を負傷し、オランダGPを欠場することが決定。レッドブル・レーシングはレーシングブルズでレースを続けていたローソンを代役として起用し、空いたレーシングブルズのシートにはリザーブドライバーの角田裕毅が入ることになった。

    ローソンにとって今回の起用は、2025年序盤以来となるレッドブル・レーシングへの復帰だ。

    2025年、ローソンはセルジオ・ペレスの後任としてレッドブルのレギュラーシートを獲得したものの、わずか2戦で降格。角田裕毅との直接的な入れ替えでレーシングブルズへ戻された。

    それから約1年半。2026年シーズン前半にレーシングブルズで好調な走りを見せてきたローソンに、思わぬ形で再びレッドブルのマシンをドライブする機会が巡ってきた。

    「もちろん、この週末を迎えるにあたって予想していたことではない。でも、いい機会だ」

    ローソンはザントフォールトで行われた木曜日のメディアデーでそう語った。

    「今年はここまでかなりいいシーズンを送れている。僕としては、違うマシンではあるけど、この週末もそれを続けることだけに集中している。それが今の僕のフォーカスだ」

    2025年より「F1でずっと快適に感じている」
    昨年レッドブルをドライブしたときと比較して自信が増しているかと聞かれると、ローソンはF1で積み重ねてきた経験の大きさを強調した。

    「全体的に見れば、間違いなくそうだ。単純にF1にいるという意味でもね」

    「それからさらに多くのレースを経験してきた。このスポーツでレースをすることに、以前よりずっと快適さを感じている。でも、間違いなく非常に厳しい週末になると思う」

    最大の問題は、準備時間が極めて限られていることだ。

    2026年のオランダGPはスプリントフォーマットで開催されるため、ローソンがRB22に慣れるために使えるフリー走行は金曜日の1セッションしかない。その後、すぐにスプリント予選へ臨むことになる。

    「スプリントの週末だから、明日はかなり速いペースで学んでいかなければならない」

    「でも、そこに集中しているし、昨日シミュレーターでやろうとしていたのもそれだ。学習のプロセスをできる限り速めることができれば、それだけ週末の助けになる」

    休暇から帰国した飛行機の中で突然の連絡
    レッドブル復帰を知らされたのも突然だった。

    ローソンはサマーブレイクの休暇を終えて月曜日に戻ってきたばかりだったという。飛行機が到着した直後、レーシングブルズのチーム代表アラン・パーメインから電話が入った。

    「休暇から戻って月曜日に着陸したばかりだった。電話がかかってきて、本当にまだ飛行機から降りてもいない状態でアラン(パーメイン)と話していた。そして基本的に、そこで知らされた」

    その瞬間から、ローソンの1週間の予定は完全に変わった。

    「その週に予定していたことが、一気にレッドブルの準備へ変わった」

    「厳しくなると思う。もちろんマシンには違いがある。でも明日はできるだけ早く、できるだけ多くのことを学ぼうと思っている」

    限られた時間の中でも、できる準備はすべて済ませたという。

    「僕としては、自分にできる準備をすべてやったと思えることが大事で、実際にそう感じている。厳しいものになるという事実を受け入れたうえで、それ以外では楽しもうとも思っている」

    「過去に走って楽しめたサーキットだし、もちろんここでレースをするのも今回が最後になる。だから週末を楽しみたい。でも、間違いなくいくつものチャレンジに直面すると思う」

    リアム・ローソン(レッドブル・レーシング)

    最大の課題は初めて乗るRB22への適応
    ローソンが最大のチャレンジとして挙げたのは、やはりRB22への適応だ。

    「おそらく新しいマシンだと思う。それに伴う他のすべてのこともある。かなり厳しいものになる一方で、とてもエキサイティングでもある」

    レーシングブルズのマシンとは特性の異なるRB22に乗り込み、わずか1時間のフリー走行で感覚をつかまなければならない。

    「明日を最大限に活用したい。フリー走行の最初にマシンへ乗ったときは、かなり馴染みのない感覚になるだろうし、慣れるまで少し時間が必要だと思う」

    そのためローソンは、スプリント予選やスプリントそのものもRB22を理解するための学習機会として利用する考えだ。

    「スプリント予選やスプリントを通してもできるだけ多くのことを学んで、土曜日の予選に向けて可能な限り準備を整える。それがおそらく目標になる」

    昨年の降格への「勝利」とは考えず
    今回のレッドブル復帰は、2025年にわずか2戦でシートを失ったローソンにとって、自身の実力を証明する絶好の機会でもある。

    しかし、ローソン自身は今回の起用を昨年の決定に対する「勝利」とは捉えていない。

    「正直に言えば、あれはもうかなり昔のことのように感じる。それに今回は状況もまったく違う。今回は1週間だけだからね」

    「そういうふうにはあまり考えていない。僕たちは今年ここまで本当にいいシーズンを送れているし、こういう機会で僕を選んでもらえたことにはもちろん感謝している」

    ローソンが重視しているのは、過去への雪辱ではなく、この週末から具体的な結果を持ち帰ることだ。

    「でも僕は、この週末から何かを得ることに本当に集中している。それができて、いい週末になれば素晴らしい。でも、厳しいものになることは間違いないと思う」

    2025年にはレッドブルで十分な結果を残す時間を与えられないままレーシングブルズへ戻されたローソン。しかし、その後もF1でレース経験を積み、2026年はレーシングブルズで好調なシーズンを送ってきた。

    突然巡ってきたレッドブル再昇格はわずか1戦の代役参戦だが、RB22への適応力とこれまでの成長を示す大きな機会となる。スプリント開催によって準備時間が限られるザントフォールトで、ローソンがどこまで早くマシンを理解し、結果につなげられるかが注目される。