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  • MotoGP:ヤマハ 2023年 ポルトガルGP 予選&スプリント レポート

    MotoGP:ヤマハ 2023年 ポルトガルGP 予選&スプリント レポート

    Monster Energy Yamaha MotoGPのファビオ・クアルタラロが、MotoGP初のスプリントで執念の走りを見せた。オープニングラップで不運に見舞われるも懸命に挽回し、最終的には10番手まで上げてチェッカー。チームメイトのフランコ・モルビデリはグリッド17番手からスタート後、14番手でゴールした。

    Monster Energy Yamaha MotoGPのファビオ・クアルタラロは12ラップで競われるスプリントで見事な復活を果たした。グリッド11番手からスタート後、オープニングラップ終了時点では集団の後ろまで後退したが、最終的に10番手まで挽回してチェッカーを受けた。チームメイトのフランコ・モルビデリはグリッド17番手から14番手まで上げてゴールしている。

    クアルタラロはスタートで出遅れ、さらにオープンングラップでJ・ミルと接触して19番手まで後退してしまう。しかし持ち前の強さで挽回し、着実に順位を上げていった。5ラップ目までに10番手に浮上したクアルタラロはさらにプッシュを続け、セクター毎のタイムでは何度か自己ベストとなるファステストタイムをたたき出した。最終ラップでA・マルケスと競り合うも9番手には届かず、トップから5.924秒遅れて10番手でチェッカー。スプリントでは1番手から9番手までポイントが与えられることとなっており、今回はポイント獲得はならなかった。

    一方、グリッド17番手スタートのモルビデリはオープニングラップの混乱を回避し、1ラップを終えた時点で15番手。その後は中段グループでバトルしながら少しずつ順位を上げていった。4ラップ目には一時、13番手まで浮上したが、次のラップでA・リンスに先行されて14番手。懸命にプッシュを続けるも再び奪い返すことはできなかった。終盤は単独走行となり、トップから17.138秒差の14番手でゴールしている。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    ファビオ・クアルタラロ(予選11番手/1分37秒920)
    「スタートではローンチ・コントロールに不具合があり、そのあとジョアン・ミルと接触してしまいました。少しでも早く挽回したかったのですが簡単なことではなく、とにかくできるだけ上のポジションを目指そうと考えていました。今日のスプリントのなかで、ペース自体はとても良いということがわかりました。明日はローンチ・コントロールを修正して臨み、25ラップを超えて速さを維持したいと思っています」

    フランコ・モルビデリ(予選17番手/1分38秒335)
    「午後からのスプリントは非常に厳しい展開になってしまいました。午前中のフリープラクティスはフィーリングが良くとても好調でした。午後も前進し続けるつもりでいましたが、逆に後退してしまったのです。原因を調査中です」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「シーズンを好調にスタートしたいと考えていましたが、今日は期待どおりにはなりませんでした。ふたりのペースもスピードも、午前中のフリープラクティスでは素晴らしかったのですが、予選ではライバルたちがソフト・タイヤを履いて大きく前進しました。スプリントはそれぞれ11番手と17番手からのスタートとなり、当然ながら難しい展開になりました。ファビオ(クアルタラロ)は出遅れ、さらに悪いことにオープニングラップで他のライダーにぶつけられてしまいました。この時点でポイント獲得のチャンスは事実上なくなりましたが、彼は力強く挽回し、あと一歩のところまで近づきました。モルビデリのグリッド17番手は私たちの期待よりずっと後ろでしたが、レースを戦いながら14番手までポジションを上げてきました。明日の決勝でより良い成績を獲得できるように、チームとしてやるべき仕事があります。スプリントのなかでデータを収集し、改善点のアイディアも出てきました。10分間のウォームアップ・セッションで最終的なセッティング修正を素早く試し、決勝で力強い復活を目指します」

    MotoGP ヤマハ

  • MotoGP:ヤマハ 2023年 第1戦 ポルトガルGP 初日レポート

    MotoGP:ヤマハ 2023年 第1戦 ポルトガルGP 初日レポート

    ポルトガルはアルガルベ・インターナショナル・サーキットでMotoGPの2023シーズンが開幕し、25日、プラクティス1(P1)とプラクティス2(P2)が行われた。

    P1はウエットコンディション、P2は2度のレッドフラッグ提示など波瀾の展開となったが、そのなかでも、この日を心待ちにしていたMonster Energy Yamaha MotoGPのファビオ・クアルタラロとF・モルビデリが奮闘。クアルタラロは総合6位でQ2進出を決め、モルビデリは総合20位でQ1へと進んだ。

    Monster Energy Yamaha MotoGPが2023MotoGP世界選手権への挑戦を開始した。その初日、クアルタラロは両セッションで最後までベストを尽くして総合6位を獲得。モルビデリはP1序盤でハイサイドの転倒があったものの走行継続に支障はなく、両セッションを走り切って総合20位となっている。

    今シーズンからレースウイークの形式が変更されたことで、金曜日の両セッションがより重要なものとなっている。ファンの声援に迎えられてコースに入ったクアルタラロは終始、マシン・セッティングに集中。終盤になるとタイムアタックのためにリアタイヤをソフト・コンパウンドに履き替えるライダーも多かったなかで、クアルタラロはフロントにソフト、リアにミディアムのコンビネーションを継続した。そして全16ラップ中16ラップ目で1分39秒281のベストタイムを記録し、トップから0.499秒差の8番手につけた。

    天候が回復した午後からのP2では、開始からわずか10分でトップに浮上。ドライ・コンディションを最大限に活用し、土曜日のスプリントと日曜日の決勝に向けた準備に取りかかった。途中、2度の赤旗中断があり進歩を阻まれることとなったが、走行が再開されるとタイムアタック・モードに切り替えてペースアップ。全29ラップ中28ラップ目に1分38秒015に更新し、トップから0.306秒差の6番手を獲得。両セッションの総合でも6番手となり、Q2進出を決めた。

    一方のモルビデリはスリックタイヤでP1に臨み序盤でハイサイドの転倒を喫したが、すぐさまマシンに跨りピットに戻って来た。コースに復帰するころには走行ラインが乾き始めていたため、終盤になると順調にポジション・アップ。全13ラップを走り、その12ラップ目には1分39秒629を記録してトップから0.847秒差の14番手で終えた。

    P2でもプッシュの準備を整えていたが、2度のレッドフラッグに阻まれて予定していたリアグリップの改善が思うように進まなかった。セッション終盤でプッシュして全29ラップ中27ラップ目に1分38秒978まで短縮するも、トップから1.069秒差の20位に留まった。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    ファビオ・クアルタラロ(フリー走行総合6番手/1分38秒015)
    「順調に仕事を進められていると思います。私は昨年よりもずっと落ち着いた気持ちで臨めているのです。100%の状態ではないとしても、正しいやり方で的確に仕事ができていると感じています。今日は6位でトップとの差はわずか0.3秒です。明日はもっと前進できると思います。マシンの感触は良く、データを見ても決して悪い状態ではありません。このまま前進を続けて改善できるところを探していきます」

    フランコ・モルビデリ(フリー走行総合20番手/1分38秒978)
    「午後に1時間のプラクティスを行うのは新しい経験でした。でも今日は残念ながら、リアグリップに悩まされてしまいました。モディファイの構想は持っているので、それがうまくいくかどうか、明日、試してみます」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「いろいろな面で、良いことと悪いことが混ぜ合わさった一日になりました。ライダーもチームも新しいフォーマットに慣れる必要があるため、Q2を目指してプッシュする前に十分な時間がとれませんでした。さらにはP1とP2でライディング・コンディションが変化したり、第2セッションでは2度の中断に対応したりしなければなりませんでした。 ポル・エスパルガロに意識があると聞いてほっとしています。このように、すべてにおいてトリッキーな一日でしたが、ファビオ(クアルタラロ)は集中を切らすことはありませんでした。P2ではマルク・マルケスが何度もスリップストリームについてくるなかでも、最後は1分38秒015を記録しています。その一方でフランキー(モルビデリ)は苦戦しました。P1ではウエットコンディションで転倒してしまいましたが、幸い走行を続けることができました。タイムアタックではリアグリップに悩んで思うようなスピードが出ていませんでした。明日のフリープラクティス(FP)が非常に重要になります。30分を最大限に活用して、そのあとの予選と、初めてのスプリントに向けて準備します」

  • MotoGP:モンスターエナジー ヤマハ MotoGPが2023年の新カラーを発表

    MotoGP:モンスターエナジー ヤマハ MotoGPが2023年の新カラーを発表

    モンスターエナジー ヤマハ MotoGP チームは、ヤマハのネットワーク内で世界最大のディーラー ミーティングであるヤマハ インドネシア モーター マニュファクチャリングの 2023 年「3S ディーラー ミーティング」で、新しいカラーリングを発表した。

    ヤマハは、レースに対する相互の情熱に基づいて、チームのタイトル スポンサーであるモンスター エナジー カンパニーと長期にわたるグローバル アライアンスを結んでいる。

    ヤマハ ファクトリー レーシング MotoGP チームとの最初の複数年タイトル スポンサー契約は 2018 年の夏に締結され、モンスター エナジー カンパニーが複数のヤマハ チーム (2013 年以来のヤマハ ファクトリー レーシング MotoGP チームを含む) とライダー (ファビオ・クアルタルロとフランコ・モルビデリを含む) が、さまざまなレース クラスに参加している。モンスター エナジー ヤマハ MotoGP チームとの複数年にわたるタイトル スポンサー契約は、昨年のカタロニア GP で延長され、同じ週末にファビオ クアルタラロがレースに勝利したことで、適切に祝われた。

    モンスター エナジー ヤマハ MotoGP YZR-M1 のカラー スキームが 2023 年にアップデートされ、ピット ボックス、ライダーのレザー、チーム ウェアは、新しいカモフラージュの外観となり、ヤマハのカラー (新しく追加されたグレー) とモンスターエナジーの冒険的なライフスタイルの配色をブレンドしている。 彼らの象徴的なMonster clawブランディングは、バイク、モンスターエナジー ヤマハ MotoGP チームのロゴ、チームのユニフォームですぐに認識できる。

    モンスターエナジー ヤマハ MotoGP は、マレーシアのセパンで 2 月 5 ~ 7 日と 2 月 10 ~ 12 日、ポルトガルのポルティマンで 3 月 11 ~ 12 日に開催される IRTA MotoGP 公式プレシーズン テストからから始まる2023 年のレース シーズンを通して、、ヤマハ モーター フィリピンおよび PT ヤマハ インドネシア モーター マニュファクチャリングのスローガンをバイクに引き続き掲載する。

    さらに、モンスターエナジー ヤマハ MotoGP チームは、MotoGP チームとの長年にわたる関与を拡大してきたベータ ツールの新たな目立つ配置を含め、多数の公式スポンサーおよび公式パートナーとの関係の継続する。

    MotoGP:モンスターエナジー ヤマハ MotoGP(2023)MotoGP:モンスターエナジー ヤマハ MotoGP(2023)MotoGP:モンスターエナジー ヤマハ MotoGP(2023)

    鷲見崇宏
    ヤマハ発動機株式会社 モータースポーツ開発部 GM
    バレンシアテスト以降、YMCのモータースポーツ開発部門は、さらなるステップアップのためにたゆまぬ努力を続けてきました。今年もMotoGP世界タイトル争いを目指し、ライダーやチームのフィードバックをもとに改良を重ねてきました。熱心なサポーターとすべてのヤマハ従業員の鷲見崇宏に感謝します。私たちは白紙の状態と前向きな考え方で今シーズンを始めています。MotoGP のレベルがこれまで以上に高く、42 レースでライダーとバイクに対する要求が新しいレベルに達していることはわかっていますが、挑戦する準備はできています。ファビオ・クアルタラロ、フランコ・モルビデリ、そして彼らのファクトリーチームのクルーはやる気にあふれているので、世界中のMotoGPファンを喜ばせるエキサイティングなレースがたくさん期待されています.

    リン・ジャービス
    ヤマハ発動機レーシング マネージングディレクター
    昨年、私たちのチームは、ハイレベルな競争と課題に直面しながら、多くの成功を収めました。しかし、際立った高値の 1 つは、カタロニア GP でのモンスター エナジー カンパニーとのパートナーシップの延長であり、ファビオが勝利を収めました。 その瞬間、モンスターエナジーの継続的なサポートとチームへの信頼に感謝するだけでなく、ヤマハとモンスターエナジーの絆をさらに強化するための新しい機会を模索する将来に目を向けることに興奮しました。モンスターエナジーをスポンサーとして今年で11年目、タイトルスポンサーとして5シーズン目を迎えます。 この機会は、2023年のMotoGPタイトルを目指して戦う私たちの軍隊のような焦点に一致する、新しいカラーリングと新たなスタートに値するものでした。ヤマハとモンスター エナジーの強力なグローバル アライアンスの一環として、MX とスーパークロスのヤマハのファクトリー チームにも新しいルック アンド フィールが採用され、私たちの団結が示されます。 また、公式チーム スポンサー、パートナー、およびサプライヤーにも感謝しており、その多くは長期にわたるパートナーシップを結んでいます。 オートバイレースのトップティアで戦うことは、来年以上に困難なことは決してなかったと思いますし、スポンサーのコミットメントと熱意のおかげで、トロフィーを再び家に持ち帰ることに専念できます。 本格的なレース カレンダーと追加のスプリント レースにより、2023 年の MotoGP テストの開始から、集中力、適応力、効率性を高める必要があります」

    ファビオ・クアルタラロ
    モンスターエナジー ヤマハ MOTOGPライダー
    「モトクロスのトレーニング中に手を負傷したため、冬休みは計画どおりに進みませんでした。でも、休みなく働き続けてきました。2023 シーズンに向けて 100% 体調を万全にするために、有酸素運動をたくさんしました。手の怪我も今は完治しているので、またタイトルを争う準備は整っています。新しいカモフラージュ カラーリングがありますが、これは素晴らしい変更です。私は新しい外観が好きで、少し変えるのは良いことです。しかし、もっと重要なことは、再びライディングを始めるのを楽しみにしていることです。2023 YZR-M1 をセパンでテストすることに非常に興味があります。今シーズンもいつものように頑張ります。2022年は多くのことを学んだので、今はまたタイトルを目指して戦いたいです。冬の間、たくさんのメッセージを送ってくださったファンの皆さん、本当にありがとうございました。今シーズンもトラックで彼らに会えることを楽しみにしています。楽しみましょう!」

    フランコ・モルビデリ
    モンスターエナジー ヤマハ MOTOGPライダー
    「私たちは今日、新しい姿で新たなスタートを切ります。すべてがゼロに戻り、今シーズンは何でも可能になるので、それはエキサイティングな見通しです。2022 年を気持ちよく締めくくることができました。今後の冬季テストで良い仕事をすることが重要なので、3 月のポルトガルでの最初のレースでシーズンを開始する準備が整います。新しいレース形式があり、ライダーとチームは慣れる必要がありますが、ファンが楽しめるものなので、ポジティブな変化だと思います。今日のディーラーミーティングで会ったインドネシアのファンのサポートに感謝したい。彼らの熱意が私たちを後押ししてくれました。2023年シーズンを最高の形でスタートするのが待ち遠しいです」

  • MotoGP | モンスターエナジー・ヤマハ、2020年のカラーリングを披露

    MotoGP | モンスターエナジー・ヤマハ、2020年のカラーリングを披露

    MotoGPに参戦するヤマハのファクトリーチーム『モンスターエナジー・ヤマハ・MotoGP』は6日、セパン・インターナショナル・サーキットでチーム発表会を開催。ヤマハから8年連続15年目を迎えるバレンティーノ・ロッシとヤマハから4年目を迎えるマーベリック・ビニャーレスが20年型のプロトタイプマシン、YZR‐M1のカラーリングを初公開した。

    マーベリック・ビニャーレスは、2017年シーズンから「Yamaha Factory Racing MotoGP Team」の一員となり、MotoGP世界権に参戦。素晴らしいライディングで、2017年と2019年にはランキング3位、2018年にランキング4位となった。

    これまでマーベリック・ビニャーレスはヤマハのファクトリーマシン「YZR-M1」で55回のグランプリに参戦し、2017年のヤマハでのデビューレースとなったカタールGP、同年のヤマハグランプリ通算500勝目となったフランスGPでの優勝を含む6回の優勝と19回の表彰台、9回のポールポジションを獲得。

    MotoGPのレジェンドであるバレンティーノ・ロッシの世界権への参戦は今シーズンで25年目となり、この内、最高峰クラスは21年目、Yamaha Factory Teamでの参戦は15年目になる。

    だが、ヤマハはマーベリック・ビニャーレスと2022年までの契約を更新。また、2021年から2年契約でファビオ・クアルタラロを起用することを決定し、ファクトリーチームの2台のシートは埋まり、バレンティーノ・ロッシは2020年限りでファクトリーチームのシートを失う。

    モンスターエナジー・ヤマハ・MotoGPは、第19戦マレーシアGPの開催地で今年最初のオフィシャルテストに参加。1か月後に迫った開幕戦カタールGPに向けて準備を進める。

    マーベリック・ビニャーレスバレンティーノ・ロッシ

  • MotoGP | ホルヘ・ロレンソ、ヤマハにテストライダーとして復帰

    MotoGP | ホルヘ・ロレンソ、ヤマハにテストライダーとして復帰

    ヤマハとヤマハ・モーター・レーシングは、MotoGP開発プログラム強化のため「Yamaha Factory Racing Test Team」に、MotoGP三冠のホルヘ・ロレンソをテストライダーとして迎えることを決定した。

    ホルヘ・ロレンソはMotoGPパドックだけでなく、多くの分野で活躍してきたライダー。2008年に当社のMotoGPファクトリーチームからMotoGPデビューを果たしたあと、9年間にわたって在籍し、2010年、2012年、2015年には「YZR-M1」でチャンピオンを獲得した。

    ホルヘ・ロレンスは、2月2~4日にマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで行われるMotoGPのシェイクダウンテストを皮切りに、IRTAの公式テストやヤマハのプライベートテストに参加。2020年のMotoGPマシン開発においてヤマハのエンジニアをサポートする。スムーズで精確なライディングと明確なフィードバック能力で知られるホルヘ・ロレンソは、この役に最も適した人物。なお、ホルヘ・ロレンソのクルーチーフにはシルヴァーノ・ガルブセラが就き、革新のための探究をサポートする。

    現時点で2020年にホルヘ・ロレンソがワイルドカード参戦する予定はないが、ヤマハとしては、本人が再びレース出場を決断した場合、その可能性を残している。

    ホルヘ・ロレンソ_
    「Yamaha Factory Racing Test Team加入が決まり、とてもうれしく思います。私はMotoGP界にとどまること、パドックに戻ることをずっと考え続けていました。そしてこの役割は、チームもYZR-M1のこともよく知っている私にとても適していると思っているのです。ヤマハのマシンは私のライディングスタイルに合っていたので、‘マイ・オールド・バイク’との再会がとても楽しみです。ヤマハ復帰の決定によって、よい思い出も蘇ってきました。ヤマハとともに多くの表彰台や優勝、そして3つのタイトルを獲得してきたので、その強さの理由をよく理解しているつもりです。このような機会を与えてくれたヤマハに心から感謝しています。この数年間と比べればいくらか穏やかな生活になると思いますが、その一方で私が最も愛すること、すなわちバイクに乗って限界を追求することを可能にしてくれたのですから。このミッションに向き合う気持ちは非常に強くなっており、スタートが待ちきれません。ヤマハの未来のためにベストを尽くし、私の経験がヤマハのエンジニアとライダーにタイトルをもたらす助けになることを望んでいます」

    リン・ジャービス(ヤマハ・モーター・レーシング・マネージング・ダイレクター)
    「ホルヘ・ロレンソのヤマハ復帰を非常にうれしく思います。彼が引退を決意したと聞いたとき、すぐにヤマハへ戻ってきてくれるよう提案しようと考えました。あの9年間の戦績が物語っているように、彼は非常に経験豊富なMotoGPライダーであり、YZR-M1やヤマハのスタッフたちとも親密です。彼が非常にしっかりした人物であることも私たちはよく知っています。ライダーとしてはモチベーションが高く、安定感があり、技術面の洞察力にも優れており、ハイレベルなテストライダーとして求められるすべての能力を備えているのです。ホルヘ・ロレンソの経験、知識、ライディングスピードと、同じく経験豊富なクルーチーフのガルブセラ氏の力が合わさることは、テストチームの強化を狙うヤマハにとって非常に重要であり、それによってエンジニア、日本のテストライダー、Monster Energy Yamaha MotoGPをしっかりと結びつけることができると確信しています」

  • MotoGP | バレンティーノ・ロッシ、今季でヤマハファクトリーを離脱

    MotoGP | バレンティーノ・ロッシ、今季でヤマハファクトリーを離脱

    9度の世界チャンピオンを獲得してきたバレンティーノ・ロッシは、2020年シーズンを「Yamaha Factory Racing MotoGP Team」のライダーとしてMotoGPに参戦する。そして2021年の継続については、ヤマハ発動機株式会社とロッシとの話し合いにより、今シーズン半ばに最終決定することとなった。決定時期については、ロッシ側からの提案で7戦または8戦までの状況を見て判断することになる。

    MotoGPのレジェンドであるバレンティーノ・ロッシの世界権への参戦は今シーズンで25年目となり、この内、最高峰クラスは21年目、Yamaha Factory Teamでの参戦は15年目になる。

    ヤマハは、「Yamaha Factory Racing MotoGP Team」のライダーとして、マーベリック・ビニャーレスと2022年までの契約を更新。また、2021年から2年契約でファビオ・クアルタラロを起用することを決定し、ファクトリーチームの2台のシートは埋まり、バレンティーノ・ロッシは2020年限りでファクトリーチームのシートを失うことになった。

    なお、ヤマハは、バレンティーノ・ロッシが2021年シーズンのMotoGP参戦を決断した場合、ファクトリーマシン「YZR-M1」での参戦と、技術サポートを行うことを決定している。

    バレンティーノ・ロッシ
    「現在の契約市場の状況から、ヤマハからは将来について今年初めには答えを出すようにお願いされていました。昨シーズン中にも言いましたが、私としては決断を急がず、時間をかけて考えたいと思っています。ヤマハはそれを理解してくれました。技術変更があり、新しいクルーチーフを迎えましたが、現在の私の第一目標は、競争力を高め、2021シーズンもMotoGPライダーを継続することです。それには、サーキットと実際のレースでしか得られない答えが必要です。また継続となった場合、ファクトリーマシンの提供とファクトリー契約というヤマハの全面サポートに感謝します。そしてまずは、最初のテストでチームと共にベストを尽くし、シーズンスタートに向けて準備を進めます」

    リン・ジャービス(ヤマハ・モーター・レーシング・マネージング・ダイレクター)
    「2020シーズンの競争力を評価してから、2021年について決定するというロッシの決断を、私たちヤマハは全面的に尊重し、同意します。ロッシの才能、2020シーズンの競争力には十分期待できますが、ヤマハとしても今後の方針を立てる必要があります。昨今、MotoGPには6メーカーが参戦しており、若く速いライダーが求められています。そのため、ライダーとの契約は以前よりも早まっているのが実情です。2021年のファクトリーチームにロッシの名前がない状態でシーズンをスタートするのは違和感がありますが、ヤマハとしては彼の決断を待ちたいと思います。ロッシがレースを続ける場合は、ファクトリーマシンであるYZR-M1の提供と技術サポートを行い、引退を決めた場合は、ブランドアンバサダーとしてYamaha VR46 Master Campの若手ライダー育成の活動等、ヤマハとの関係を継続する予定です。いずれにせよ、すべては未定です。2020シーズンはもうすぐはじまります。今、我々がすべきことはロッシのサポートを全力で続けることです」

  • MotoGP | ヤマハ、2021年からファビオ・クアルタラロの起用を発表

    MotoGP | ヤマハ、2021年からファビオ・クアルタラロの起用を発表

    ヤマハは、ファビオ・クアルタラロが2021年から2022年シーズンの「Yamaha Factory Racing MotoGP Team」に加入することを発表した。

    昨年の成績が示すように、ファビオ・クアルタラロは類稀なる才能の持ち主であり、MotoGPにおいて輝かしい未来が待ちうけるライダーのひとりだ。フランス・ニース出身で20歳のクアルタラロは、昨シーズン、ヤマハのサテライト・チームとして新たに誕生したばかりの「PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team」からデビューし、7回の表彰台(2位5回、3位2回)を獲得。

    さらに何度も初優勝に手をかけるなど、勝利は逃すも、その見事なパフォーマンスで多くの人々を引きつけた。

    最終的にシリーズランキング5位を獲得したほか、Best Independent Team Riderの栄誉と‘Rookie of the Year’の2つのタイトルを、2番手にそれぞれ27ポイントと100ポイントの差をつけて、手中にしている。

    2020年シーズンは、「PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team」のライダーとして2年目のシーズンを戦う。マシンはファクトリー・スペックの「YZR-M1」で、ヤマハのフル・サポートを受けながら、2021年のファクトリー・チーム昇格を迎える。

    なお、2021年と2022年のクアルタラロのチームメイトは、先日、「Yamaha Factory Racing MotoGP Team」と2年間の契約延長を発表したばかりのマーベリック・ビニャーレスとなり、バレンティーノ・ロッシは今シーズン限りでヤマハのファクトリーシートを失うことになった。

    ファビオ・クアルタラロ
    「ヤマハとの話し合いがまとまり、契約に至ったことをとてもうれしく思っています。簡単な道のりではありませんでしたが、私は今、これからの3年間についてはっきりとした計画を持てるようになりました。本当にうれしいです。昨年同様、懸命にがんばります。そして素晴らしいパフォーマンスの実現に向けてモチベーションを高めていて今は冬休みが非常に長く感じられます。来週のセパン・テストで新しいYZR-M1に乗ること、チーム・クルーと再会して仕事をすることを心から楽しみにしています。2019年にMotoGP参戦のチャンスを与えてくれたヤマハとPETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamに感謝の気持ちを伝えたいと思います。彼らが胸を張れるように、今年もまたベストを尽くします」

    リン・ジャービス(ヤマハ・モーター・レーシング・マネージング・ダイレクター)
    「クアルタラロが2021年と2022年にYamaha Factory Racing MotoGP Teamに加わることになり、非常にうれしく思っています。MotoGPデビュー・シーズンの成績はまさにセンセーショナルなものでした。ポールポジション6回、表彰台7回という数字が彼の素晴らしさと並外れたライディング・スキルを如実に表しています。PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamとの2年間の契約を終えたあと、Yamaha Factory Racing MotoGP Teamに迎えることは、ごく当然のことと考えます。弱冠20歳ながらクアルタラロはすでに、マシン上でも降りたあとでも成熟の域にあります。私たちは2021年に彼を迎えることを楽しみにしています。クアルタラロとビニャーレスはYamaha Factory Racing MotoGP Teamの全員に刺激を与え、YZR-M1の開発を支えてくれるでしょう。私たちはMotoGPでの勝利を目指すために、できることをすべて、くまなく探し出して実行していきます」

  • MotoGP | ヤマハ、マーベリック・ビニャーレスとの契約を2022年まで延長

    MotoGP | ヤマハ、マーベリック・ビニャーレスとの契約を2022年まで延長

    ヤマハは、「Yamaha Factory Racing MotoGP Team」のライダーとして、マーベリック・ビニャーレスと2022年までの契約を更新したことを発表した。

    マーベリック・ビニャーレスは、2017シーズンから「Yamaha Factory Racing MotoGP Team」の一員となり、MotoGP世界権に参戦。素晴らしいライディングで、2017年と2019年にはランキング3位、2018年にランキング4位となった。

    これまでマーベリック・ビニャーレスは当社のファクトリーマシン「YZR-M1」で55回のグランプリに参戦し、2017年のヤマハでのデビューレースとなったカタールGP、同年のヤマハグランプリ通算500勝目となったフランスGPでの優勝を含む6回の優勝と19回の表彰台、9回のポールポジションを獲得している。

    ヤマハは引き続き、優れた才能を持つマーベリック・ビニャーレスとの強固なパートナーシップを維持しながら、2月6日のマレーシアはセパンサーキットで開催されるテスト走行から2020年のMotoGPをスタートし、チャンピオン獲得を目指す。

    マーベリック・ビニャーレス
    「今のチームを継続することができ、とてもうれしく思います。私のクルーとは今年で2年目になります。この契約によりさらに2年一緒に戦えることがとても楽しみです。一生懸命に取り組めばよい方向に向かっていくはずです。私はモチベーションを高め、2020シーズンに集中したいと思っていたので、シーズンが始まる前に、今回の発表することが非常に重要でした。将来についてあまり長い時間をかけたくありませんでしたし、家族のようなチームから離れる理由などありませんでした。ヤマハは多くのサポートをしてくれ、自分のチームを持つことができています。努力を続けて強くなり、世界チャンピオンとなって再びヤマハにNo.1の栄光をもたらすことが私たちの目的です。ベストを尽くし、全てを出し切ります。そしてチームのみんなにも誇りを感じてもらいたいです。ヤマハの私に対する信頼に感謝します。私に自信を与えてくれています。私たちは共に成長し続けます」

    リン・ジャービス
    「ビニャーレスの特別な才能に惹かれ、2017年にファクトリーチームに加入してもらいました。過去3年間では、6回の優勝、19回の表彰台を獲得しているように、ビニャーレスは気力、体力に恵まれ、常に自身とYZR-M1の最大限のパフォーマンスを引き出してくれました。YZR-M1はレースごとに改善しているので、ヤマハでの輝かしい未来は確実です。今回のYamaha Factory Racing MotoGP Teamとの2年の契約更新という彼の決意は、互いの気持ちを高め、MotoGPチャンピオン獲得に向けてともに挑戦するという思いを示しています」

  • MotoGP | ヤマハ 第15戦 タイGP 決勝レポート

    MotoGP | ヤマハ 第15戦 タイGP 決勝レポート

    ビニャーレスが3位表彰台獲得
    Monster Energy Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスが3位でチェッカーを受け、今季6度目の表彰台と4度目のブロンズ・トロフィーを獲得。チームメイトのバレンティーノ・ロッシは、序盤で順位を上げたもののペースを維持することができず、ふたつ下げて8位でゴールした。

    ビニャーレスはグリッド2番手から好スタート後、第1コーナーでM・マルケス(ホンダ)に先行を許して3番手へ後退。前のふたりはコンスタントに1分31秒台前半をキープしており、ビニャーレスは懸命にプッシュするも、徐々に離されてしまう。

    7ラップ目には2番手との差が2秒以上に拡大。同時に後続4番手との差は序盤の1.5秒から10秒近くまで広がり単独走行となっていたが、最後まで追撃に手を緩めることなく、ビハインドを1.380秒まで短縮して3位でチェッカーを受けた。

    一方のロッシは、オープニングラップの第1セクションで9~10番手へ下げたが、そのあとの3つのセクションではヤマハの特徴である敏捷性を最大限に引き出して7番手まで挽回。4ラップ目にはJ・ミル(スズキ)に仕掛け、足がステップから外れるアクシデントにも冷静に対応して6番手のポジションをしっかりとつかんだ。

    しかし残り16ラップごろからはリア・グリップ低下によりペースを上げることができず、再び2台に抜かれて8番手へ後退。このあとはポジション・キープを目標にチェッカーまで全力で走り切り、トップから19.162秒差でゴールラインを通過した。

    3位獲得のビニャーレスはランキング4位へ浮上。ロッシは18ポイント差の6位となっている。ヤマハはコンストラクターズ・ランキング3位をキープし、Monster Energy Yamaha MotoGPもチーム・ランキング3位を維持している。

    ヤマハは、2019 MotoGPチャンピオン獲得を決定したRepsol Honda TeamのM・マルケスに祝福の意を表す。Monster Energy Yamaha MotoGPは2週間後の10月18日~20日、ツインリンクもてぎで第16戦日本GPに臨む。

    クアルタラロが熾烈な優勝争いの末に2位表彰台獲得
    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのファビオ・クアルタラロがM・マルケスと優勝争いを展開し、0.171秒差で2位となり今季5度目の表彰台。チームメイトのF・モルビデリもフリープラクティスでの好調をそのままに、素晴らしい走りを見せて6位獲得と健闘した。

    ポールシッターのクアルタラロは、絶好のスタートからレースをリード。終盤までマルケスを抑えてトップをキープしていたが、最終ラップでついに先行を許して2位となった。この結果、トップ・ルーキーおよびトップ・サテライトとしてのアドバンテージを拡大してまた一歩ルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得に近づき、総合ランキングでもランキング6位に2ポイント差と迫っている。

    一方のモルビデリも好スタートから上位につけて4位争いを展開。中盤で一旦、順位を下げたものの、終盤では再びペースを上げて6位を獲得した。ふたりの活躍により、PETRONAS Yamaha SRTはサテライト・チームのランキングトップを維持してリードを拡大している。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス(3位)
    「ハッピーでポジティブ。非常に前向きな気持ちで3位の結果を受け入れています。でもこれで終わりではありません。これからもっとがんばって、もう一歩、前へ進まなければならないと思っています。ファビオ(クアルタラロ)やマルク(マルケス)とは、とくにトラクションにおいて違いがあることに気づきました。それでも何度も好タイムを記録し、終盤には差を縮めることもできました。つまり、私たちには私たちの長所があるのです。しかしウイーク・ポイントは克服していかなければなりません。トラクション不足で、しかもフルタンクの状態ではペースを上げることは不可能。でも燃料が少しでも減ってくれば、すぐさまコーナー・スピードが上がってラップタイムも良くなってくるのです。午前中のウォームアップ・セッションは決勝よりもずっとフィーリングが良かったので、このことをしっかり理解して次の日本GPに備えたいと思います」

    バレンティーノ・ロッシ(8位)
    「残念なことに、私はいつも同じ問題にぶつかってしまいます。7、8、9ラップ目あたりからリアタイヤの状態が非常に悪くなってしまうのです。リア・グリップが低下し、それと同時にリアタイヤを酷使するようになって、性能が落ちてしまうため、ペースを落とすしかありません。この状況は前回も同様でしたし、決して私たちの本来のポテンシャルではないので、何らかの問題があるということがわかります。午前中のウォームアップではよくグリップしてくれてフィーリングも良かったので、ハイペースで走ることができました。ユーズド・タイヤでも決してペースは悪くなかったのです。しかし決勝では、同じスペックの新品タイヤでも問題が出てしまいました。今日のことは非常に残念ですが、まだ4戦残っているので、なんとか問題を突き止めて状況を改善していかなければなりません」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「表彰台はいつでもうれしいもの。でも本当ならもっとトップに近づくことができたはずです。マーベリックの3位は素晴らしい成績ではありますが、プラクティスでの素晴らしいパフォーマンスからすれば優勝を狙っていけるものと期待していたのです。バレンティーノのほうは、優勝争いに加わるためにはグリッド上位につけることが重要だということが明らかになりました。方向性はそれぞれ異なりますが、今日はふたりともグリップ不足に悩まされていたので、データを分析して解決策を見つけなければなりません。それでも総合的には、ヤマハにとって大成功の一戦であったことは間違いありません。フリープラクティスでは全セッションを通じて好調をキープ。決勝でもふたりのヤマハが表彰台に上ったのです。2週間後、ヤマハのホームレースとなる日本GPではより一層、ハードワークに励みます」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    ファビオ・クアルタラロ(2位)
    「素晴らしいレースでした。とくにレース序盤でのマシン・フィーリングの良さが私を助けてくれました。表彰台の頂点に立てなかったことは残念ですが、新たに誕生した世界チャンピオンと最終ラップの最終コーナーまで競り合うことができたことに満足しています。マシンとの相性が完璧とは言えないこのコースで、ここまでできたことは大きな前進。プラクティスでは、マルクのペースは私たちよりコンマ3秒も速かったのに、今日は最後まで真っ向勝負することができました。そして最終コーナーでは、私の力のすべてを賭けて挑んでいきました。だってもしもそうしなかったら、日本GPまでずっと眠れそうにありませんからね。次回がとても楽しみです!」

    フランコ・モルビデリ(6位)
    「レースには非常に満足しており、今日もまた良い一日になりました。好スタートを決めて4位争いを展開していましたが、最後の6ラップくらいはブレーキングでやや苦戦するところもありました。シルバーストン以降、好調が続いているので、この勢いを次の日本GPにつなげたいと思っています。前を行く2台のヤマハを見ていると、私にはまだまだ改善の余地が残っていると感じるので、やるべきことをやって彼らに近づいていきたいです」

    ウィルコ・ズィーレンベルグ(チーム・マネジャー)
    「チームを心から誇りに思います。25ラップにわたってレースをリードするなど、今年の始めにはまったく考えもしませんでした。最終ラップの戦いは素晴らしいショーであり、チームとして非常に誇れることです。ファビオの2位とフランコの6位で、チームは大量のポイントを獲得することもできました。この勢いをシーズンの終わりまで維持できることを期待しています」

    ラズラン・ラザリ(チーム代表)
    「何というレースでしょう! マルク・マルケスの8回目のチャンピオン獲得を心から祝福します。彼は間違いなく、素晴らしい記録を打ち立てました。今日はその彼に近づくことができ、チームとしては2位と6位を獲得できたことを非常にうれしく思っています。この結果、チーム・ランキング4位に上がり、サテライト勢トップを維持してアドバンテージを拡大。またファビオもトップ・サテライトとしてリードを広げています。次の日本GPでは今度こそ、MotoGP初優勝を成し遂げたいと思います。その日はすぐそこまで迫っています」

    MS開発部モトGPグループリーダー、鷲見崇宏談
    「クアルタラロ選手は、自らの持てる力、YZR-M1のパフォーマンスを全て引き出し、最終ラップまでトップ走行。惜しくも2位となってしまいましたが、チャンピオンのマルケス選手に対し互角に戦いきってくれました。ビニャーレス選手は、これまでのセッションからは十分勝利を狙えるスピードを持っていましたが、タイヤのグリップ不足に苦しみ序盤のペースをつかむのに手間取ってしまいました。その後はトップ同等の走行ができていただけに、勝負に加われなかったことが悔やまれます。モルビデリ選手は安定した走りで6位獲得、ロッシ選手は、ここ数戦同様リヤタイヤのグリップダウンに苦しみ、本来の彼のパフォーマンスを出し切ることができませんでした。ヤマハライダーがダブル表彰台を獲得できたことを喜びたいと思いますが、勝利を目前にしていただけに悔しい気持ちのほうが強いです。各ライダーに、今回足りなかったものを分析・改善のアイデアを準備し、次戦、日本GPもてぎで日本のファンの皆さんに強いM1を見ていただけるよう、スタッフ一同懸命に取り組んでいきます。引き続きご声援よろしくお願いします」

  • MotoGP | ヤマハ 第15戦 タイGP 予選レポート

    MotoGP | ヤマハ 第15戦 タイGP 予選レポート

    ビニャーレスが予選2番手フロントロー
    Monster Energy Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシは、ともにQ2で全力プッシュ。ビニャーレスはピットストップを2回行う作戦で2番手を獲得したが、ロッシは1回目の走行で転倒し、スペアマシンに乗り換えて9番手に留まっている。

    ポールポジション獲得を狙うビニャーレスは、1度目のアタックで1分30秒332を記録して一旦トップに立ったものの、ライバルたちが2ラップ目を終えるころには2番手に後退。残り9分半でピットに戻り、素早くマシンを乗り換えて2度目のアタックを開始した。1分30秒190に更新するもポジションは3番手。次のラップでさらに1分30秒096へ短縮したが、順位を上げることはできなかった。

    残り3分。2度目のピットインを行ったビニャーレスは、再びメイン・バイクに乗り換えて最後の1ラップにすべてを賭ける。身体を伏せ、全力でプッシュすると1分30秒台の壁を破る1分29秒825を記録。これでトップに0.106秒差と迫り2番手を獲得した。

    一方のロッシはQ2の1ラップ目で1分31秒080を記録して5番手。次のトライではセクション・ベストを更新するも第5コーナーで転倒して順位を下げてしまった。お気に入りのマシンをあきらめ、スペアマシンに乗り換えてコースに復帰するころには残り時間が4分弱となっていたが、懸命のアタックで1分31秒019へ更新して10番手。さらに次のラップでは1分30秒741を記録して9位まで上げ、トップから1.022秒差でセッションを終了した。

    クアルタラロが今季4度目のポールポジション獲得
    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのファビオ・クアルタラロが今季4度目のポールポジションを獲得。チームメイトのフランコ・モルビデリも4番手と健闘し、決勝はクアルタラロの後ろのポジションからスタートすることとなった。

    ウエット・コンディションで行われたフリープラクティス第3セッションで好調ぶりをアピールしたクアルタラロは、路面が乾き始めた第4セッションでもトップタイムをマーク。Q2ではラップレコードを2度も更新して1分29秒719とし、2番手に0.106秒差をつけてポールポジションを獲得した。

    モルビデリはフリープラクティス第3セッションで2番手を獲得。好調をそのままに臨んだQ2では1分30秒431のベストタイムで4番手につけ、決勝グリッド2列目の先頭を確保している。

    決勝は現地時間14:00にスタート。全26ラップで競われる。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス(予選2番手/1分29秒825)
    「マシンのフィーリングが素晴らしく、リズムも順調。ラップタイムでもトップにかなり近づいています。1ラップの速さに十分な手ごたえを感じていて、今日もそれをしっかりアピールすることができました。決勝に向けては、もう少し改善したいところもあって、明日までにもう一歩、前進したいと思っています。でもポールとの差はわずかコンマ1秒ですし、ここ数戦は常にフロントローを維持できていて、この安定感がとても重要だと考えています。記録上はライバルのほとんどを上回っているので、表彰台に立つ自分を想像することができますが、本当にそうなるかどうかは誰にもわかりません。確かなことは、決勝の1ラップ目から勝利を目指して戦っていくということだけです」

    バレンティーノ・ロッシ(予選9番手/1分30秒741)
    「悔しい転倒でした。フリープラクティス第4セッションがとても好調だったので、転倒がなければもっと前の列を獲得できたはずです。最初のタイヤでミスをしてはらんでしまい、そのあと路面のバンプにフロントを取られてしまったようです。すぐにピットに戻り、マシンを乗り換えて復帰しましたが、同じタイヤがなくて完璧な状態ではありませんでした。それでもなんとか1分30秒7まで縮めることができ、グリッド3列目ということになりました。明日はドライ・コンディションを期待します。ペースは決して悪くありませんが、4~5台が非常に接近しているので、状況を見ながら前を目指していきます」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「今日もまた、金曜日の重要性を再認識することとなりました。午前中に雨が降ったため、昨日のラップタイムとポジションを更新することは不可能です。幸い、ふたりはQ2進出を決めていたので、フリープラクティス第3セッションではウエット用セッティングに取り組むことができました。明日の天気がどうなるかわかりませんから、昨日の順位がとても大きな意味を持つことになったのです。マーベリックは今日も全セッションで絶好調。予選タイムの1分29秒825は非常に素晴らしく、フロントローの真ん中というポジションもとても良かったと思います。決勝用セッティングで多くの周回数をこなしているので、明日のバトルにも自信を持っています。

    バレンティーノのほうは不運にも、予選中盤の第5コーナーで転倒。これで時間を費やしてしまった結果、9番手に留まりました。彼の本来のポテンシャルをポジションにつなげられなかったことは残念ですが、怪我がなかったことのほうが重要です。タイヤを決めたら、明日のウォームアップ・セッションではマシン・セッティングに専念して最終調整に取り組みます。さきほども言いましたが天気は不確実で、それがレースの行方を左右することになるかもしれません」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    ファビオ・クアルタラロ(予選トップ/1分29秒719)
    「予選セッションでは全力を尽くし、それが実を結んでポールポジションを獲得することができました。好タイムを1度だけでなく、2度も記録できたことに満足していますが、3回目のトライではとうとう限界を超えて転倒してしまいました。それ以外はここまでずっと順調で、マシンのフィーリングも良く、すべてがうまくいっています。もちろんこれは私だけの力ではなく、チームも同様に素晴らしい仕事をしてくれているからこそ達成できたことです。タイムアタックのスピードだけでなく、決勝ペースも非常に好調なので、明日を待ちきれない気持ちです」

    フランコ・モルビデリ(予選4番手/1分30秒431)
    「目標の2列目までに入ることができたのでハッピーです。ペースにも満足しているので、明日のウォームアップ・セッションで、あと少し改良するだけでいいレースができると思います。ウエット、ドライともにスピードがあり、フィーリングも上々。決勝への準備は整っており、いつものように表彰台を目指して戦うつもりですが、現状ではそこにわずかに届いていません。気になっているところを少しでも改善できれば、必ず達成できると確信しています」