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  • 【動画】 F1モナコGP ディレクターズカット … フェラーリが16年ぶり制覇

    【動画】 F1モナコGP ディレクターズカット … フェラーリが16年ぶり制覇

    フォーミュラ1公式サイトが、2017 第6戦 F1モナコGPの映像を再編集したディレクターズカットを公開した。

    マリーナには豪華なヨットが並び、世界中からセレブが集合する伝統のモナコGP。金曜日の休息日にはF1ドライバーがモデルを務める毎年恒例の“アンバーラウンジ・ファッションショー”が行われた。

    キミ・ライコネンが9年ぶりにポールポジションを獲得し、フェラーリの2台がフロントローに並んだモナコGP。トラフィックが多く、抜けないモナコでは戦略が鍵を握り、スティントを延ばしたドライバーがオーバーカットを成功させる展開。

    優勝はセバスチャン・ベッテル。フェラーリにとっては2001年以来16年ぶりのモナコ勝利。2位にもキミ・ライコネンが続き、フェラーリが2010年以来の1-2フィニッシュを達成。3位にはダニエル・リカルド(レッドブル)が続いた。

    マクラーレン・ホンダは、インディ500に参戦したフェルナンド・アロンソの代役としてジェンソン・バトンが1戦限りの復帰を果たしたが、パスカル・ウェーレイン(ザウバー)と接触してリタイア。ウェーレインはマシンが横転してウォールにもたれかかる危険な状態となったが、怪我の心配はあるものの、無事にマシンを降りた。

    2017 F1 モナコGP 動画

    関連:F1モナコGP 結果:セバスチャン・ベッテルが今季3勝目、フェラーリが1-2

  • F1 モナコGP 決勝:トップ10ドライバーコメント

    F1 モナコGP 決勝:トップ10ドライバーコメント

    2017年 フォーミュラ1 第6戦 モナコGPの決勝が28日(日)、モンテカルロ市街地コースで行われ、セバスチャン・ベッテルが今季3勝目。キミ・ライコネンも2位に続き、フェラーリが1-2フィニシュを達成した。

    レースは、スタートからキミ・ライコネン、セバスチャン・ベッテルの順でフェラーリが1-2体制で後続を引き離す展開。

    だが、ピットストップでその順位が入れ替わる。34周目にキミ・ライコネンがピットイン。だが、バックマーカーに引っかかったことで先にピットインしたメリットを生かせない。一方のセバスチャン・ベッテルは前が開けたことでファステストを連発。39周目にピットインしたベッテルが、オーバーカットで逆転に成功し、今季3勝目を挙げた。フェラーリにとっては2001年以来のモナコ勝利。

    2位にはキミ・ライコネンが続いてフェラーリが1-2。2010年以来の1-2フィニッシュとなった。3位にはダニエル・リカルド(レッドブル)が続いた。

    メルセデスは、バルテリ・ボッタスが4位、ルイス・ハミルトンが7位。メルセデスが表彰台に上がらなかったのは去年のF1スペインGP以来となる。

    優勝:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)

    「素晴らしい一日だ。ピットストップ前のラップは自分でもペースに驚いた。序盤はキミと僕の二人ともリアタイヤに苦しんでいたからね。今日のそれらのラップは、昨日の予選でのラップよりもかなり良かった。今日どれくらい速く走れるかを予測するのは不可能だった。ある時点ではコンマ5秒か1秒くらいだと思っていたけど、その後、それ以上に速く走れたし、トップでコースに復帰するにはそれが重要だった。リードしてレースに勝てるなんて最高だ。あの数周ではアドレナリンが噴き出ていたけど、全体的にレースはうまくコントロールできたと思う。先頭のクルマはトラフィックがないので有利だし、リズムを掴みやすい。新品タイヤに交換してからはポジションをコントロールすることができた。今週末は1位と2位でフィニッシュするチャンスがあったし、チームはそれを成し遂げた。自分たちに何ができるかを確認できてとても嬉しい。今日、チームは多くのポイントを稼いだ。ここでフェラーリが勝つのは久しぶりだし、最高の1日だ。チームのための本当にドライビングを楽しむことができた。みんなと一緒に仕事をするのは素晴らしいことだ。僕たちはお互いにプッシュしているし、チームが成長し続けているのが最高のことだ」

    2位:キミ・ライコネン (フェラーリ)

    「僕たちが望んでいたのは1位と2位でフィニッシュすることだったし、チーム全体にとってはとても良い結果だ。もちろん、今の僕はあまり満足はしていない。僕が目指していたのは2位ではないからね。でも、そういうものだ。ハードハードワークをして、2位でフィニッシュしたんだから悪くはないけど、それ以上を期待していた。ピットストップ後に周回遅れに引っかかってしまったのは理想的ではなかったけど、それは僕がコントロールできることではない。次のカナダはこことはレイアウトが全く違う。何が起こるか予想するのは難しいけど、様子を見てみよう」

    3位:ダニエル・リカルド (レッドブル)

    「今日にはとても満足している。この内容に不満は言えないし、チームに感謝しなければならない。今日ペースを示せたのはクールだったし、僕たちはクリアなトラックを走ることができた。タイヤはそれほど残っていなかったと思うけど、うまくリズムに乗ることができたし、何度かいいタイムを刻むことができた。ペースがいいのはわかっていたし、エンジニアが無線で“ペースはとてもいい。前進し続けろ!”って励ましてくれていた。それがモチベーションになったし、相棒たちに感謝したい。セーフティカー後にウォールに接触したのは予想外だった。別に遅くブレーキングしたはなし、かなり慎重にいったつもりだったからね。でも、ターンしたらクルマが曲がらくて、ウォールにヒットして、フロントウィングか何かにダメージを遭ったと思ったけど、最終的には大丈夫だった。正直、表彰台に戻れて嬉しい。喜びに花を添えてくれたし、僕自身とチームにとってのご褒美だ」

    4位:バルテリ・ボッタス (メルセデス)

    「モナコ初表彰台を逃したのは残念だ。長い一週間だったし、僕たちはとても一生懸命に仕事をしてきたので、逃いたことに落胆している。僕がトラフィックに引っかかっているなか、ダニエル(リカリド)はフリーエアで走行していた。最終的にそれが僕の表彰台を犠牲にした。僕たちにとって本当にタフな一週間だったし、僕たちはペースを見失っていた。今週末、フェラーリはとても強かったし、どんな理由であれ、彼らのクルマの方が扱いやすそうだった。僕たちにはやらなければならない仕事がある。僕たちはここから学ばなければならないけど、シーズンは長い。今回のレースがシーズンで最悪のレースだといいね。カナダは違ったストーリーになるはずだ」

    5位:マックス・フェルスタッペン (レッドブル)

    「全てが順調でクリーンな週末だったけど、表彰台を逃したような気がしてとてもガッカリしている。でも、それがレースだと思う。ボッタスに近づくために全力を尽くしたけど、ピットストップが早過ぎたかもしれない。もう少し長くするべきだったかもしれない。でも、レース後にそう考えるのは簡単なこどだ。セーフティカー後も僕はフレッシュの軟らかい方のタイヤだったけど、ワイドなクルマで前がふさがっている状態では仕掛けることもできないし、オーバーテイクのチャンスはなかった。今日はトラフィックの中で77周したようなものだし、あまりの楽しくはなかった。プッシュもできなかったしね。でも、少なくともレースをフィニッシュすることはできたし、それが最もポジティブなことだ」

    6位:カルロス・サインツ (トロ・ロッソ)

    「なんてリザルト、なんてパーフェクトな週末だ! 僕たちはこの瞬間を楽しむ必要があるね。モナコのストリートで完全無欠なグランプリを成し遂げることは並大抵のことではないからからね。今回、僕たちはそれをやり遂げたんだ! プラクティス、昨日の予選、今日のレースで良いラップを刻めたし、後ろに速いワールドチャンピオンを抑えて6位でフィニッシュした。本当にいい気分だよ! それに週末全体を通して残りのミッドフィールドより速かったし、チームの全員に感謝した。彼らはとても良いクルマを与えてくれたからね! 今日のレースは本当に楽しかった。今は次のカナダGPについて考え始める前にチームとこの相応しい結果をお祝いする時間だ!」

    7位:ルイス・ハミルトン (メルセデス)

    「7位まで挽回できたことに本当に満足している。ストラテジストはおそらく10位が今日の最大限だと言っていたので、目標を破れてとても嬉しい。壊滅的な土曜日の後のグリッドポジションを考えれば、6ポイントを獲得できたことは良いリカバリーだ。今日はオーバーテイクは不可能だったし、最後はカルロス(サインツ))を抜くためにあらゆる手を尽くしたよ! 7位で終えられたことに感謝している。最後にチームにはこの戦いはまだ終わっていないと無線で伝えた。次のカナダではあの赤いクルマをプッシュしてみせるよ。厳しい戦いを強いられているけど、まだ残り14レースある」

    8位:ロマン・グロージャン (ハース)

    「2台揃ってのトップ10入りは初めてだし、本当にいいことだ。なによりモナコでだしね。タフなレースだった。僕たちには上位勢についていくペースはなかった。残念ながら、上位勢には何も起こらなかったし、全ては僕の後ろで起こった。クルマがリタイアするたびに僕の後ろでだった。ルイス(ハミルトン)はフリーなエアーにいたし、ピットストップでお僕たちの前に出た。2台揃ってポイントを獲得できたのは素晴らしいことだ。僕たちはトラブルを避けることができたし、僕は出来る限り速く走った。分析して、理解する必要のあることはたくさんあるけど、僕たちはチームとして成長している」

    9位:フェリペ・マッサ (ウィリアムズ)

    「今日はポイントを獲得できたし、結果には満足している。スタートからブレーキに問題を抱えて、一周目から管理しなければならなかった。これまでのキャリアでこんなことしたことないよ! 最後はペレスがフレッシュなタイヤで僕を抜こうとしているのがわかったし、『ここにとどまって、とにかくポイントを獲得しよう』と考えていた。まさにそれを実現した。今日のポイント獲得にはドライバーとしての経験が間違いなく役立ったし、とても満足している」

    10位:ケビン・マグヌッセン (ハース)

    「個人的にはとても期待外れなレースだった。僕はパンクしてしまったけど、それでも2台がポイント圏内でフィニッシュできたのはチームによる本当に良い仕事だ。彼らはこの結果に本当に相応しい。結果には満足している。1ポイントだけだったけど、もっと多くのポイントを獲れたかもしれない。人生で最も不運なシーズンのように感じてるけど、少なくとも今日は2台がポイントを獲得できたし、チームのことを誇りに思う。多くのことが起こり得るのがモナコだ。諦める理由はないし、プッシュする。それが僕たちが成し遂げたことだ」

    関連:【動画】 F1モナコGP 決勝ハイライト … フェラーリが1-2達成!

  • ピレリ:F1モナコGP 決勝レポート

    ピレリ:F1モナコGP 決勝レポート

    ピレリが、F1モナコGPの決勝を振り返った。

    フェラーリのセバスチャン・ベッテルが、予測通りのウルトラソフト、スーパーソフトと繋ぐ1ストップ戦略でモナコグランプリを制した。セバスチャン・ベッテルは、ポールポジションを獲得したチームメイトのキミ・ライコネンよりも長い第1スティントを走行し、ライコネンを抜くことに成功した。ライコネンは2位を獲得した。

    レッドブルのダニエル・リカルドも同様の「オーバーカット」戦略で、スタート時のグリッドポジションを2つ上げて3位を獲得した。

    一方、マクラーレンのジェンソン・バトンとザウバーのパスカル・ウェーレインは、トラックポジションゲインを狙った早めのピットストップを実行した。

    1ストップ戦略が主流となったなか、いくつかの異なるアプローチも見られた。残り15周時点のセーフティーカー導入周回中、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、メルセデスのバルテリ・ボッタスを抜くことを狙って自身の最終セットとなるウルトラソフトへ交換しした。

    13番グリッドからスタートしたメルセデスのルイス・ハミルトンは、ウルトラソフトで長いオープニングスティントを走行し、ポイント圏内の7位を獲得した。

    レースの終盤、路面の問題によってターン1出口付近で複数のパンクが発生した。セーフティーカー導入周回を除けば、モナコグランプリ史上屈指の高速レースが展開された。

    フォース・インディアのセルジオ・ペレスによるファステストラップは、2016年のファステストラップ(このタイムは2周目で早くも更新されました)より3秒以上速いものだった。

    マリオ・イゾラ (ピレリ・カーレーシング責任者)
    「1ストップ戦略が最速であることは明白でしたが、レースを通して見られた通り、ピットストップタイミングに関して幅広い選択肢が存在していました。予測通り、摩耗とデグラデーションが低かったことで、路面温度が非常に高いコンディション下においても、ウルトラソフトでも長い走行が可能となりました。モナコという特別な場所でワンツーフィニッシュを達成したフェラーリを祝福します」

    ピレリ F1モナコGPモナコグランプリ
    セバスチャン・ベッテルが予測通りの1ストップ戦略で優勝した。ウルトラソフトでスタートしたベッテルはチームメイトであるポールシッターのキミ・ライコネンのストップから5周後の39周目にスーパーソフトへ交換した。

    関連:【動画】 F1モナコGP 決勝ハイライト … フェラーリが1-2達成!

  • マクラーレン・ホンダ:F1モナコGP 決勝レポート

    マクラーレン・ホンダ:F1モナコGP 決勝レポート

    マクラーレン・ホンダは、F1モナコGPの決勝で ジェンソン・バトン、ストフェル・バンドーンともにリタイアという結果に終わった。

    ストフェル・バンドーンは、レース中盤にほかのドライバーが次々とピットストップを行った際に7番手を走行。レース終盤には10番手を走行し、ポイントを獲得するためにいいポジションにつけていた。

    ただ残念ながら、バンドーンはレース終盤に導入されたセーフティカーが解除されたあと、アクシデントに見舞われた。タイヤとブレーキが冷えていたためにアンダーステアになり、サン・デボーテでタイヤウオールにクラッシュ。66周目でリタイアする結果となった。

    一方、今週末にバンドーンのチームメートとして出場したジェンソン・バトンにとって、午後のレースが厳しい内容になることは最初から分かっていた。パワーユニットのコンポーネント交換によってグリッド後方からのスタートを余儀なくされたため、戦略担当者はバトンを1周目でピットストップさせて、渋滞のない中で別の戦略に出ることを決断した。

    ただ、同じラップでザウバーもパスカル・ウェーレインをピットストップさせることにしたために、バトンのピットストップはすぐにその効果を失ってしまった。ピットストップ後にマシンを安全にリリースしなかったことで、ウェーレインに5秒間のペナルティーが科せられたものの、1周目の戦略的なピットストップがバトンの午後の残りのレースを決定づけるかたちとなった。

    前方を走るザウバーのマシンをなかなかオーバーテイクできなかったため、チームは戦略を練り直し、バトンはレース中盤でオプションタイヤに履き替えるためにピットインした。その後、ウェーレインに追いついたバトンは、ポルティエでイン側からのオーバーテイクを試みたものの、両マシンが激突。ウェーレインのマシンはタイヤウオールに横向きにクラッシュし、バトンはマシンの左側フロントコーナーを破損した状態でハーバーフロントの避難用道路の端にマシンを止めた。

    ジェンソン・バトン

    「今日は、レースでポジションを上げることができず、残念な一日だった。1周目から非常に難しいレースとなり、その後、ウェーレインとのアクシデントが発生した。彼のマシンのタイヤは、1周目から完全に摩耗した状態だった。僕はスタート直後にピットインし、レース開始時点から彼と同じ種類のタイヤを装着していたので、彼のタイヤの状態は分かっていた。タイヤが路面に付着したラバーの上を走るときにはグリップが全くないので、前のコーナーからの立ち上がりの際に、かなりのトラクションを抱えていた。十分に距離を置いた上でイン側を刺したつもりだったが、横を見ると、ウェーレインが僕に気づいていないことが分かった。そこで、後ろに下がろうとしたが、すでに手遅れだった。このマシンに乗っていると、周囲を見渡しにくいのは確かだ。ただ、イン側に入ったときに相手が自分のことを見えないかもしれないとは、その瞬間には思わない。オーバーテイクを仕掛けて、ちゃんと判断したと思ったが、うまくいかなかった。マシンが横転すると、ドライバーの頭がなにかにぶつかるかどうかが分からないので、そのような光景を目にしたくはない。ただ一番大事なことは、ウェーレインが無事だったことだ。彼と話をしたところ、当然のことながら少し動揺していたが、彼にケガがなかったことがなによりだ。今日は少しフラストレーションが溜まった。レーシングドライバーとしては、後方でドライブしているだけで、オーバーテイクのチャンスがないというのは難しいものだ。実際にオーバーテイクを仕掛けて、ちゃんと判断したつもりだったが、失敗に終わった。今週末に、マシンにダメージを与える結果になった点については、チームに対して申し訳なく思う。今日も数周は走行を楽しむことができた。ただ、マシンに損傷を与えるつもりは当然なかったし、そういった結果につながったことはそう多くはない。昨日はすばらしい気分だったし、予選を心から楽しむことができた。今週末は、たくさんのいい思い出を胸にサーキットを去る。フェルナンドが午後に安全で、いいレースをしてくれることを願っている。みんなで楽しみにしている」

    ストフェル・バンドーン

    「今週末に、1ポイントも獲得できなかったことは残念だ。今回は僕たち全員がもう少しいい結果を期待していたと思う。レース終盤の再スタートの際に、困難な状況になることは分かっていた。スーパーソフトタイヤを温めるのは常に難しく、セーフティカー導入時にオプションタイヤに履き替えたセルジオ・ペレス(フォース・インディア)とフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)を後方にとどめることはできないだろうと考えていた。ただ、セーフティカー導入時にタイヤ交換のためピットインすることは、僕たちの選択肢にはなかった。トップ10圏内を走行している際は、そのポジションを維持しなければならない。タイヤとブレーキをなかなか温めることができず、残念ながら1コーナーではどこにも行きようがなかった。今回の結果は、今週末に僕たちが期待していたものではないが、モナコ戦ではポジティブな点もあった。全体的なパフォーマンスはまだ十分ではないものの、今週末は有効な進化を遂げることができた。まだやるべきことは多くあるが、僕は前向きな気持ちでいる」

    エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)

    「モンテカルロのカジノを訪れて、大儲けをすることもあれば、手ぶらで帰ることもある。今日は我々にとって、運に恵まれなかった不運な一日であっただけに過ぎない。ジェンソンがレースを後方からスタートすることは、分かっていた。ただ、ザウバーが我々と全く同じ戦略に出たことで、渋滞のない中でジェンソンを走らせようという目論見が台無しになってしまったことは残念だ。ウェーレインのマシンが安全にリリースされなかったにもかかわらず、それによって彼が受けたペナルティーがジェンソンにとってはなんの得にもならなかったことは、残酷なことだったと言えるだろう。2台のクラッシュはレースでは起こり得るものだが、両ドライバーにケガがなくてよかった。その後は、残ったストフェルに焦点を当ててレースを展開し、今日はまずまずの結果が得られるのではないかと思っていた。ストフェルはレース全体にわたって、トップ10周辺を常に走行し、オプションタイヤでのペースは非常に期待できるものだった。プライムタイヤに履き替えたあとも、入賞することは確実だと思っていた。しかしながら、セーフティカー導入後のレース再開の際に、タイヤとブレーキが温まっていなかったためにアンダーステアとなり、1コーナーのタイヤウオールにクラッシュしてしまった。それでも、ポジティブな点はある。今週末はストフェルが、ドライビングとマシンに対する自信の持ち具合という面で、確実に一歩前進したと思う。また、ジェンソンは彼が今も偉大なチャンピオンであり、F1というスポーツにとってすばらしい大使の役割を担っていることを示してくれた。最後に、インディ500でレースに臨むフェルナンドと我々の仲間に『幸運を』というメッセージを送りたい」

    長谷川祐介 (ホンダ F1プロジェクト総責任者)

    「今日は残念なレースになってしまいました。ストフェルはペナルティーにより12番手からのスタートでしたが、プラクティスからペースがいいのは分かっていたので、オーバーテイクが難しいここモナコでも、ポイント獲得のチャンスはあると思っていました。実際に賢明なピット戦略と彼の見事な走りにより、ポイント圏内に届いたことはすばらしかっただけに、あのような接触でポイントを逃してしまったことは本当に悔しく残念です。ジェンソンにも速さはあったと思いますが、前を走るライバルに引っかかり、なかなかペースを上げられない状況でした。終盤の接触によりリタイアするかたちになりましたが、昨日の予選でのパフォーマンスなど、スポット参戦とは思えない活躍を披露し、伝統ある華やかな舞台でチームに明るい雰囲気をもたらしてくれた週末でした。テクニカルサーキットのモナコから一転、次戦はパワーサーキットであるカナダで、インディから戻ってくるフェルナンドを迎えて戦うことになります。次はカナダになりますが、まずはその前に、フェルナンドのインディ500での活躍をテレビで見守ることにします」

  • フェラーリ:16年ぶりのモナコ優勝 / F1モナコGP

    フェラーリ:16年ぶりのモナコ優勝 / F1モナコGP

    フェラーリは、F1モナコGPの決勝で セバスチャン・ベッテル が優勝。 キミ・ライコネン が2位に続き、1-2フィニッシュを成し遂げた。

    フェラーリにとっては2001年のミハエル・シューマッハが買って以来となる16年ぶりのモナコ優勝。1-2フィニッシュも2010年以来となる。セバスチャン・ベッテルは今季3勝目となり、ランキング2位のルイス・ハミルトンとの差を25ポイントに広げた。

    セバスチャン・ベッテル (優勝)

    「素晴らしい一日だ。ピットストップ前のラップは自分でもペースに驚いた。序盤はキミと僕の二人ともリアタイヤに苦しんでいたからね。今日のそれらのラップは、昨日の予選でのラップよりもかなり良かった。今日どれくらい速く走れるかを予測するのは不可能だった。ある時点ではコンマ5秒か1秒くらいだと思っていたけど、その後、それ以上に速く走れたし、トップでコースに復帰するにはそれが重要だった。リードしてレースに勝てるなんて最高だ。あの数周ではアドレナリンが噴き出ていたけど、全体的にレースはうまくコントロールできたと思う。先頭のクルマはトラフィックがないので有利だし、リズムを掴みやすい。新品タイヤに交換してからはポジションをコントロールすることができた。今週末は1位と2位でフィニッシュするチャンスがあったし、チームはそれを成し遂げた。自分たちに何ができるかを確認できてとても嬉しい。今日、チームは多くのポイントを稼いだ。ここでフェラーリが勝つのは久しぶりだし、最高の1日だ。チームのための本当にドライビングを楽しむことができた。みんなと一緒に仕事をするのは素晴らしいことだ。僕たちはお互いにプッシュしているし、チームが成長し続けているのが最高のことだ」

    キミ・ライコネン (2位)
    「僕たちが望んでいたのは1位と2位でフィニッシュすることだったし、チーム全体にとってはとても良い結果だ。もちろん、今の僕はあまり満足はしていない。僕が目指していたのは2位ではないからね。でも、そういうものだ。ハードハードワークをして、2位でフィニッシュしたんだから悪くはないけど、それ以上を期待していた。ピットストップ後に周回遅れに引っかかってしまったのは理想的ではなかったけど、それは僕がコントロールできることではない。次のカナダはこことはレイアウトが全く違う。何が起こるか予想するのは難しいけど、様子を見てみよう」

    関連:F1モナコGP 結果:セバスチャン・ベッテルが今季3勝目、フェラーリが1-2

  • メルセデス:ダメージを最小限に抑えたレース / F1モナコGP

    メルセデス:ダメージを最小限に抑えたレース / F1モナコGP

    メルセデスは、F1モナコGPの決勝で バルテリ・ボッタス が4位、 ルイス・ハミルトン が7位が7位だった。

    バルテリ・ボッタス (4位)
    「モナコ初表彰台を逃したのは残念だ。長い一週間だったし、僕たちはとても一生懸命に仕事をしてきたので、逃いたことに落胆している。僕がトラフィックに引っかかっているなか、ダニエル(リカリド)はフリーエアで走行していた。最終的にそれが僕の表彰台を犠牲にした」

    「僕たちにとって本当にタフな一週間だったし、僕たちはペースを見失っていた。今週末、フェラーリはとても強かったし、どんな理由であれ、彼らのクルマの方が扱いやすそうだった。僕たちにはやらなければならない仕事がある。僕たちはここから学ばなければならないけど、シーズンは長い。今回のレースがシーズンで最悪のレースだといいね。カナダは違ったストーリーになるはずだ」

    ルイス・ハミルトン (7位)
    「7位まで挽回できたことに本当に満足している。ストラテジストはおそらく10位が今日の最大限だと言っていたので、目標を破れてとても嬉しい。壊滅的な土曜日の後のグリッドポジションを考えれば、6ポイントを獲得できたことは良いリカバリーだ。今日はオーバーテイクは不可能だったし、最後はカルロス(サインツ))を抜くためにあらゆる手を尽くしたよ! 7位で終えられたことに感謝している。最後にチームにはこの戦いはまだ終わっていないと無線で伝えた。次のカナダではあの赤いクルマをプッシュしてみせるよ。厳しい戦いを強いられているけど、まだ残り14レースある」

    関連:F1モナコGP 結果:セバスチャン・ベッテルが今季3勝目、フェラーリが1-2

  • ホンダF1 「シーズン初ポイントのポテンシャルがあった」 / F1モナコGP

    ホンダF1 「シーズン初ポイントのポテンシャルがあった」 / F1モナコGP

    ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介が、マクラーレン・ホンダのF1モナコGP 決勝を振り返った。

    F1モナコGPでは、ストフェル・バンドーンがポイント圏内を走るポテンシャルを見せたものの、セーフティカー後のレース再開直後に1コーナーでクラッシュ。無念のリタイアとなった。

    ホンダのパワーユニットコンポーネントの交換により15グリッド降格となったジェンソン・バトンは、ピットレーンからスタートして1周目にピットインするという作戦に出たが、パスカル・ウェーレインを抜くことができず、最後はポルティエでウェーレインと接触してリタイアとなった。

    「今日のレースは、チームにとってシーズン初ポイントのポテンシャルを逃す残念な結末となってしまいました」と長谷川祐介はコメント。

    「ストフェルは12番手からスタートしなければなりませんでしたが、今週末彼に競争力があることはわかっていました。実際、彼は素晴らしいパフォーマンスとチームの素晴らしい戦略によってピットストップ後に10番手に浮上していました。今日彼が示したパフォーマンスは非常に励みになるものだと思いますし、あのような不運な事故でレースを終え、ポイントを獲得できなかったことは残念です」

    「ジェンソンのレースにもポテンシャルがありましたが、モナコはオーバーテイクが非常に難しく、彼は本気でプッシュすることができませんでした。彼の事故は期待外れでした。ですが、今週末、彼は素晴らしい熱意と陽気なパーソナリティーを持たしてくれましたし、チームのメンバー全員が彼とレースをすることを楽しんだと思います」

    「次はモントリオールですが、もちろん、その前にフェルナンドのインディ500への挑戦をテレビスクリーンで見ることに集中するつもりです」

    関連:【動画】 F1モナコGP 決勝ハイライト … フェラーリが1-2達成!

  • 【動画】 F1モナコGP 決勝ハイライト … フェラーリが1-2達成!

    【動画】 F1モナコGP 決勝ハイライト … フェラーリが1-2達成!

    2017年 フォーミュラ1 第6戦 モナコGPの決勝が28日(日)、モンテカルロ市街地コースで行われ、セバスチャン・ベッテルが優勝。2位にもキミ・ライネンが続き、フェラーリが1-2フィニッシュを達成。フェラーリにとって2001年以来となるモナコGP優勝をもたらした。

    レースは、スタートからキミ・ライコネン、セバスチャン・ベッテルの順でフェラーリが1-2体制で後続を引き離す展開。

    だが、ピットストップでその順位が入れ替わる。34周目にキミ・ライコネンがピットイン。だが、バックマーカーに引っかかったことで先にピットインしたメリットを生かせない。一方のセバスチャン・ベッテルは前が開けたことでファステストを連発。39周目にピットインしたベッテルが、オーバーカットで逆転に成功し、今季3勝目を挙げた。2位にはキミ・ライコネンが続いてフェラーリが1-2。フェラーリにとっては2001年以来のモナコ勝利。2010年以来の1-2フィニッシュとなった。3位にはダニエル・リカルド(レッドブル)が続いた。

    メルセデスは、バルテリ・ボッタスが4位、ルイス・ハミルトンが7位。メルセデスが表彰台に上がらなかったのは去年のF1スペインGP以来となる。

    マクラーレン・ホンダは、ストフェル・バンドーン、ジェンソン・バトンともにクラッシュでレースをリタイアした。

    2017 F1 モナコGP 決勝 動画

    関連:F1モナコGP 結果:セバスチャン・ベッテルが今季3勝目、フェラーリが1-2

  • ジェンソン・バトン、F1モナコGPの接触で次戦3グリッド降格ペナルティ

    ジェンソン・バトン、F1モナコGPの接触で次戦3グリッド降格ペナルティ

    マクラーレン・ホンダで1戦限りのF1復帰を果たしたジェンソン・バトンは、モナコGPでのパスカル・ウェーレインとの接触に対して3グリッド降格ペナルティを科せられた。

    インディ500に参戦するフェルナンド・アロンソの代役としてF1モナコGPに参戦したジェンソン・バトンは、今回のレースがF1で最後にあると述べており、ペナルティが消化されることはなさそうだ。

    ジェンソン・バトンは、60周目にポルティエでインサイドからパスカル・ウェーレインにオーバーテイクを仕掛けて接触。ウェーレインは横転してウォールに衝突。バトンもサスペンションを壊してリタイアした。

    スチュワードは「ビデオを様々な角度から検証し、スチュワードはウェーレインがレーシングラインにおり、バトンはクリーンな追い抜きはできそうにはなかったとの結論づけた」と声明で発表。

    スチュワードは、ジェンソン・バトンに責任があったと判断し、今シーズンの次のレースでの3グリッド降格ペナルティと2ポイントのペナルティポイントを科した。

    関連:【動画】 パスカル・ウェーレインとジェンソン・バトンがクラッシュリタイア

  • キミ・ライコネン、フェラーリのピット戦略に憮然

    キミ・ライコネン、フェラーリのピット戦略に憮然

    キミ・ライコネンは、フェラーリのチームメイトであるセバスチャン・ベッテルに敗れたF1モナコGPの2位は“それほど重要ではない”と述べ、フェラーリのピット戦略について直接的な批判はしないものの、不満げに語った。

    2008年以来となるポールポジションからのスタートとなったキミ・ライコネンは、レースの序盤をリード。しかし、5周遅くにピットに入ったセバスチャン・ベッテルに逆転された。

    それ以降、セバスチャン・ベッテルはキミ・ライコネンを引き離し、2001年のミハエル・シューマッハ以来となるF1モナコGPでの勝利をフェラーリにもたらした。

    表彰台で憮然とした表情をみせたキミ・ライコネンは、レースについて「僕にはわからない。もちろん、僕にとってはあまりうまくいかなかった」とコメント。

    「それ以外は・・・あまり言えることはないね」

    「それでも2位だ。でも、少なくとも僕の意見ではあまり重要ではない」

    「あまりいい気分ではないね。時々こういうこともある。もう少しうまくやれたと思う」

    フェラーリは、タイトルを争うセバスチャン・ベッテルに有利なレース戦略をとったとの見方もある。

    なぜあのタイミングでピットインしたのかと質問されたキミ・ライコネンは「呼ばれたから入った。それだけだ」とコメント。

    「もちろん、彼らには理由があったと思うけど、それは僕が答えることではない」

    「僕が運転しているので、自分が入りたいときにピットに入ることができる。でも、僕たちはチームとして働いているし、伝えられたことやそれがうまくいくかどうかを信じなければ、とても複雑になるだろう」

    「今日はチームとして1-2が欲しかったし、それを実現した。でも、僕としてはもう少しうまくやれたと思う」

    「大きな事態だとは思っていない。唯一わかっているのは僕たちが2位だったということだけだ」

    「チームは1-2を手にしたし、チームにとって素晴らしい結果だ。でも、残りはミーティングをして、全てのグラフを見てみるまでわからない」

    優勝でルイス・ハミルトンとの差を25ポイントに広げたセバスチャン・ベッテルは、フェラーリのドライバー間で異なる戦略を採ることはレース前のプランではなかったと語る。

    「あまり多くの計画は立てられなかった。計画は引き離すことだった。でも、バルテリのペースは良かった」とセバスチャン・ベッテルはコメント。

    「バルテリがピットに入って、キミが反応したのわかった。僕にはまだ少しグリップがあったし、失うものはなかったので、全力でプッシュした。2周でギャップを縮めて前に出たことには自分でも驚いた」

    「クルマは本当に良かったし、全力でプッシュした。キミの前にでるチャンスがあることはわかっていた」