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  • メルセデス、“強すぎる”ことによるF1ファン離れを懸念

    メルセデス、“強すぎる”ことによるF1ファン離れを懸念

    メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフは、同チームがF1で支配的になりすぎることでファンが離れていくことを懸念している。

    昨年、ルイス・ハミルトンがドライバーズタイトルを獲得。メルセデスは、コンストラクターズタイトルと合わせて2014年から両方のF1チャンピオンシップを5連覇している。

    過去2年間、フェラーリが盛り返してメルセデスに挑んではいるものの、それはシーズン前半だけで、後半はメルセデスの横綱相撲が展開された。

    トト・ヴォルフは、それが問題であることを認識しており、優位に立っていることによるプライドをメルセデスから排除しようと試みていると語る。

    「弱者を応援するというのがファンの心理だと思う。常勝軍団は少し魅力に欠ける」とトト・ヴォルフは Reuters にコメント。

    「我々がやろうとしているのは、それ当然のことだと考えず、控えめで謙虚さをもってスポーツにアプローチし、参加することだ。勝って当然という気持ちを持つべきではない」

    「このような価値観に忠実であり続けていれば、ある程度まではファンのフォローを増やし続け、連覇を果たしたとしても、ファンの応援を得続けることができるだろう」

    だが、トト・ヴォルフは、メルセデスがフェラーリの記録を破ることを願っているファンと、彼らの成功を望まないファンに分かれていることでF1全体としては刺激的なシーズンになるはずだと考えている。

    「それはF1の物語におけるまた別の興味深い視点だと思う」とトト・ヴォルフは締めくくった。

  • メルセデス 「ジョージ・ラッセルは将来のF1スター候補」

    メルセデス 「ジョージ・ラッセルは将来のF1スター候補」

    メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、今年ウィリアムズでF1デビューを果たすジョージ・ラッセルが“将来のスター”になるとドライバーだと考えている。

    2018年にF2でチャンピオンを獲得したジョージ・ラッセルは、今年、ウィリアムズでロバート・クビサとチームメイトとしてF1デビューを果たす。昨年、悲惨なシーズンを過ごしたウィリアムズは新たなラインナップで改善を目指すことになる。

    メルセデスの育成ドライバーとしてキャリアを進めてきたジョージ・ラッセルは、ウィリアムズでF1デビューするものの、メルセデスとの契約は継続している。

    「ジョージは我々のチーム内でこれまでで最高のドライバーの一人だと言ったセバスチャン・フィリップ(ARTグランプリ チーム代表)の発言を繰りかえることができる。将来スターになることができるもう一人のイギリス人の少年かもいれない」とトト・ヴォルフはルイス・ハミルトンを引き合いに出して語った。

    トト・ヴォルフは、2014年の英国F4でチャンピオンを獲得したジョージ・ラッセルとの出会いを回想。すぐに印象を与えたと語る。

    「ジョージと最初に出会ったのは、彼が15~16歳のときだった。彼は私にミーティングを求めた。夢に溢れた若い少年とのミーティングは本当に楽しいものだった」とトト・ヴォルフは語る。

    「彼は黒いスーツにネクタイをしてノートブックをもってやって来た。そして、彼は『自分はイギリスF4でタイトルを獲得したばかりであり、F3で走ることを考えている。自分はとても若く、カーリンを理解しているので、イギリスのチームに留まるべきだというのが自分の気持だ』と言った」

    「そして、彼は『F3の初年度にメルセデスのエンジンでなければ、メルセデスのドアは閉められてしまうか』と質問してきた」

    「15~16歳にしては本当に思慮深い質問だったし、実際に驚くべきことだった。彼は、頭脳、共感、社会的なスキル、ドライビングを兼ね備えている」

  • メルセデス 「バルテリ・ボッタスは自分のシートを正当化する必要がある」

    メルセデス 「バルテリ・ボッタスは自分のシートを正当化する必要がある」

    メルセデスのF1チーム代表トト・ヴォルフは、今年、バルテリ・ボッタスは自分がシートにふさわしいことを正当化する必要があると語る。

    2018年、メルセデスはルイス・ハミルトンが自身5度目のF1ワールドチャンピオンを獲得する一方で、チームメイトのバルテリ・ボッタスは1勝も挙げることなく、ランキング5位でシーズンを終えた。

    バルテリ・ボッタスは、2017年にメルセデスに加入してから1年契約しか締結しておらず、2020年には今季のリザーブドライバーに就任したエステバン・オコンがメルセデスの選択肢のひとつだと考えられている。

    しかし、トト・ヴォルフは、たとえどのチームにいたとしても、バルテリ・ボッタスがパフォーマンスを示す必要性は同じだと語る。

    「F1カーに乗っているすべてのドライバーが不安に感じているはずだ」とトト・ヴォルフは Reuters にコメント。

    「最高のドライバーしか生き残ることができない非常に残忍なスポーツであり、彼らもそれは非常に良くわかっている」

    「彼らは世界でトップ20のレーシングドライバーとして選ばれているわけであり、毎年、自分がその場所に相応しいことを正当化しなければならない。それはバルテリだけでなく、他のすべてのドライバーに当てはまることだ」

    2018年シーズンを未勝利で終えたバルテリ・ボッタスだが、中国ではタイミングの悪いセーフティカーによってリードを失い、続くアゼルバイジャンでは終了間際のパンクによってほぼ確実だった勝利を逃すことになった。

    トト・ヴォルフは、その2レースで勝利を収めていれば、バルテリ・ボッタスのシーズンは異なる展開になっていたかもしれないと語る。

    「バルテリは激しい戦士であり、彼が優れたレーシングドライバーでなければ、今の場所に彼はいなかっただろ。彼はルイス・ハミルトンのチームメイトとなり、競争相手になることを完全に受け入れている」

    「2018年にバルテリに発生した問題は非常に不運だったと思う。彼は勝てたかもしれないし、勝てたはずだ。だが、3戦で勝つことが重要なわけではない」

    トト・ヴォルフが“3戦”と言及した残りの1戦には、チームオーダーでルイス・ハミルトンにリードを譲ったロシアが含まれている。

    だが、トト・ヴォルフは、バルテリ・ボッタスが新たな気持ちで2019年シーズンに挑んでくれると信じていると語る。

    「どんなレーシングドライバーであっても、特定の精神的な後退はあると思う。そして、それがバルテリに起こった。彼は冬の間にそれに取り組み、新たなシーズンをスタートしてくれることだろう」

    「ポイントはすべてゼロに戻るし、彼は昨年と同じようにドライバーズタイトルに勝つための同じ機会がある。彼にその才能と知性があるのは確かだ」

  • メルセデス、フェラーリのマッティア・ビノットの引き抜きを否定

    メルセデス、フェラーリのマッティア・ビノットの引き抜きを否定

    メルセデスのF1チーム代表トト・ヴォルフは、フェラーリのテニカルディレクターを務めるマッティア・ビノットの引き抜きに動いているとの報道を否定した。

    先月、イタリアのメディアは、フェラーリ内の不協和音はまだ収まっておらず、マッティア・ビノットが他チームからのオファーを検討していると報じた。

    メルセデスは、その中の最有力候補とされていたが、トト・ヴォルフはその報道を否定。マッティア・ビノットは優秀なエンジニアだとしつつも、チームは彼を必要としてないと主張した。

    「いいや、我々はビノットに契約をオファーしてはいない」とトト・ヴォルフはコメント。

    「彼は優秀なエンジニアだと言えるが、我々はジェームス・アリソンのリーダーシップの元、一流のテクニカルチームがいる。したがって、我々は他の誰かを求めてはいない」

    メルセデスのエンジニアリングチームは、昨年、アルド・コスタがコンサルタント業務に異動し、ジョン・オーウェーンが率いている。

    「アルドは、同僚であるだけでなく、友人でもある。彼がメルセデスは離れることはない」とトト・ヴォルフはコメント。

    「我々のチームは動的な構造となっており、若い人々に成長の機会と責任を提供しなければならない。私が気に入っているのは、誰もチームに不満を残していないことだ。そこは保証できる」

  • バルテリ・ボッタス、バクーで勝利を失った後に「赤ん坊のように泣いた」

    バルテリ・ボッタス、バクーで勝利を失った後に「赤ん坊のように泣いた」

    メルセデスのバルテリ・ボッタスは、F1アゼルバイジャンGPの終了間際のアクシデントで勝利を逃した夜、ホテルで“赤ん坊のように泣いた”ことを明かした。

    レースの大半をリードしていたバルテリ・ボッタスは、終了間際にセーフティカーの後、残り3周でリスタートを迎えた。しかし、その直後にコース上のデブリを拾って右リアタイヤがパンク。あと一歩のところで優勝を逃した。

    この悲痛な終焉にバルテリ・ボッタスは“キャリア最大の失望感”を味わったと語る。

    「これまでのベストレースだと思っていた。しばらくレースをリードしていなかったけど、レースをリードするために戦うことができていた」とバルテリ・ボッタスはメルセデスのインタビューでコメント。

    「あの瞬間までかなり自信を持っていたし、すべてをコントロールできていると感じていたのを覚えている。ちょっとした運さえあればレースに勝てることはわかっていたけど、メインストレートでデブリを踏んでしまった。見えていなかった。パンクして、レースはそこで終わった」

    バルテリ・ボッタスは、ホテルに戻った後にその現実を受け入れることに苦労したと語る。

    「その前の数戦も勝てそうだったし、数回目だったので、シーズン初勝利を本当に楽しみにしていた。でも、それは起こらなかった。あの事故の直後からチーム全体に失望感を感じた。みんなが本当にサポートしてくれた」

    「ホテルに戻ると、完全に壊れてしまった。膝をついて小さな赤ん坊のように泣いていた。でも、立ち上がって、1つの故障を引きずってはいけないと心に決めた」

    しかし、その後、バルテリ・ボッタスはタイトル争いに加わることができず、1勝も挙げることなく、コンストラクターズ選手権5位でシーズンを終えた。

    バルテリ・ボッタス 2018年 F1アゼルバイジャンGP

  • メルセデス 「ミック・シューマッハよりエステバン・オコンの将来が先決」

    メルセデス 「ミック・シューマッハよりエステバン・オコンの将来が先決」

    メルセデスは、注目株のミック・シューマッハを勧誘するよりも2020年にエステバン・オコンをF1グリッドに戻ることの方が先決だと語る。

    ミハエル・シューマッハを父に持ち、ヨーロッパF3でチャンピオンを獲得したミック・シューマッハには大きな注目が集まっているが、報道によると、メルセデスではなく、フェラーリのジュニアプログラムへの加入を選んだとされている。

    ミック・シューマッハの決断は、両メーカーのジュニアプログラムの動向が影響したと考えられている。メルセデスは、育成ドライバーのジョージ・ラッセルがウィリアムズのシートを獲得したが、エステバン・オコンは2019年のシートを獲得できなかった。一方、フェラーリの育成ドライバーは、シャルル・ルクレールが1年間ザウバーで経験を積んだ後にフェラーリに昇格。もうひとりの育成ドライバーであるアントニオ・ジョビナッツィはザウバーのシートを獲得している。

    エステバン・オコンは、フォースインディアで2シーズンを戦ってきたが、ルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスによってメルセデスへの昇格への道を阻止された。ボッタスは2018年シーズンを未勝利で終えたが、2019年のシートをキープした。また、パスカル・ウェーレインは、メルセデスでの将来性を見切って育成契約をカイソユしている。

    メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、ミハエル・シューマッハの息子と契約することは魅力的ではあるが、そこに新たな可能性を加えることはないだろうと認める。

    「彼はメルセデスのエンジンを搭載したクルマでF3タイトルを獲得した。だが、今のところ、彼には成長するための時間を与えなければならない」とトト・ヴォルフはコメント。

    「現在、我々のジュニアプログラムにはスペースがほとんどない。私のプライオリティは、2020年にエステバン・オコンに再びF1でシートを見つけることだ」

  • ルイス・ハミルトン、メルセデスに無断でスーパーバイクをテスト

    ルイス・ハミルトン、メルセデスに無断でスーパーバイクをテスト

    メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフは、ルイス・ハミルトンがスーパーバイクのテストを実施していることを知って驚いたと明かした。

    ルイス・ハミルトンは12月1日に世界スーパーバイク選手権に参戦するヤマハのワークスチームであるPata Yamaha Official WorldSBK Teamと英国のトラック会社であるNo Limitsが企画したヘレスでのプライベートテストで、自身のカーナンバー“44”をつけたオールブラックのヤマハYZF-R1で走行。

    テストを終えたルイス・ハミルトンは、ターン5で転倒してバイクは小さなダメージを負ったが幸いにも怪我はなく、四輪よりも二輪を愛していると語っていた。

    しかし、このルイス・ハミルトンのテストはメルセデスに無断で行われ、トト・ヴォルフはニュースでそのことを知ったと明かした。

    「ニュースが広まったときに彼に電話をしようとしたが無駄だった」とトト・ヴォルフは La Gazzetta Dello Sport にコメント。

    「なので、私は彼と一緒にいた3人のエンジニアの一人に電話をして『今どこにいる?』と聞いた。彼は『ええと、私たちはトラックにいます』と答えた。『3人でバイクで走っているのか?』と聞くと『そうです。でも・・・もう終わりました』と言われたよ」

    テストでは、スーパーバイク世界選手権に参戦しているアレックス・ロウズとマイケル・ファン・デル・マークがインストラクウターとして参加していたが、ファン・デル・マークは、ルイス・ハミルトンの走行がいささか無謀であったことを明かしている。

    それでも、トト・ヴォルフは「我々全員が大笑いしていたよ」と冗談を交えて続けた。

    「だが、クリスマスに彼にバイクをプレゼントするつもりはないのは明らかだ!」

  • メルセデス 「ミハエル・シューマッハはF1での成功の“生みの親”の一人」

    メルセデス 「ミハエル・シューマッハはF1での成功の“生みの親”の一人」

    メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、ミハエル・シューマッハは現在のメルセデスのF1の成功における“生みの親”の一人だと語る。

    7度のF1ワールドチャンピオンであるミハエル・シューマッハは、2010年にワークス参戦を開始したメルセデスのドライバーとしてF1に復帰。2012年にルイス・ハミルトンと交代するかたちで2度目のF1引退をした。

    メルセデスは、2010年にタイトルを獲得したブラウンGPを引き継いで誕生したが、ミハエル・シューマッハはメルセデスとの3年間で自身が保有するF1最多勝利記録である91勝に勝利を加えることができなかった。

    その後、メルセデスは2014年からドライバーズ選手権とコンストラクターズ選手権の両方のチャンピオンシップを5連覇。その間、ルイス・ハミルトンは4度のF1ワールドチャンピオンを獲得した。

    ルイス・ハミルトンは、2018年に11勝を挙げ、勝利数を73周まで伸ばし、ミハエル・シューマッハのF1最多勝利記録を射程圏内に入れている。

    メルセデスの成功は、2012年にミハエル・シューマッハが2度目の引退をした後に始まったが、トト・ヴォルフはメルセデスのワークスF1チームの創設の年月にシューマッハがいかに影響を与えたかについて語った。

    「ミハエルは、私個人の人生、そして、チームのなかに常に存在している」とトト・ヴォルフは Bild にコメント。

    「我々はいつも彼のことを考えている。私にとって、彼は史上最も優れたレースだ。そして、信じられないほどの人格者だ」

    「メルセデスの我々全員が、コンサルタント、そして、メンターだった彼がいないことを寂しく思っている。ミハエルはF1におけるメルセデスの近年の成功の生みの親の一人だ」

    「彼は2010年から2012年までこれらの構造を確立する助けとなった」

    ミハエル・シューマッハは、2013年12月にフランスでのスキー事故で頭部に重傷を負って以降、公の場に姿をみせていない。

  • ストフェル・バンドーン 「メルセデスでの役割はF1復帰へのチャンス」

    ストフェル・バンドーン 「メルセデスでの役割はF1復帰へのチャンス」

    ストフェル・バンドーンは、2019年に開始するメルセデスのシミュレータードライバーの役割を介してF1に復帰する可能性を排除してはいない。

    マクラーレンで2シーズンを戦ったストフェル・バンドーンだが、2019年はルノーから移籍するカルロス・サインツと新人のランド・ノリスと交代するかたちでF1のレースシートを失った。

    来季、ストフェル・バンドーンは、メルセデスと関連するHWAからフォーミュラEに参戦しつつ、メルセデスF1チームのシミュレータードライバーを務めることになった。

    ストフェル・バンドーンは、F1復帰の可能性のためにメルセデスに完全な実力を示したいと考えている。

    「F1界に関わり続けられることは間違いなくいいことだ。将来何が起こるかは誰にもわからないからね」とストフェル・バンドーンはF1公式サイトにコメント。

    「メルセデスと関わり、彼らのために仕事をすることは、自分の実力を彼らに知ってもらうためにはうってつけだと思っている。将来のドライバー市場がどうなるかはわからない」

    「今シーズンはちょっとクレイジーだったし、来年がどうなるかは誰にもわからない。だから、関与して、何かが起こったときに備えておくのは良いことだ」

    マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、ストフェル・バンドーンのF1キャリアについて遺憾の意を表している。

    「ストフェルはかなり優れたレースドライバーであるが、何らかの理由でうまくいかなかった。その責任のいつくかは我々にあるし、彼のような実績のあるドライバーがうまくいかなかった理由を理解したいと思っている」とザク・ブラウンはコメント。

    「間違っていたり、成功しなかったことに貢献した可能性があることを繰り返したくはない」

  • メルセデス 「F1が新規エンジンメーカーを求める理由がわからない」

    メルセデス 「F1が新規エンジンメーカーを求める理由がわからない」

    メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフは、F1にはすでに一流のエンジンメーカーが4社も揃っており、新たなエンジンメーカーの参入を求めるF1上層部に疑問を呈した。

    昨年、F1は2021年のF1エンジンレギュレーション案を公表。現在のエンジンに寄せられている問題に対応し、MGU-Hの廃止を含めた“安価・シンプル・大音量”のエンジンを導入して、新たなエンジンメーカーの参入を促そうとした。

    しかし、それらのアイデアは、既存のエンジンメーカーから追加の開発費と技術レベルの低下を生むとして反対。エンジン音rっ用の改善のための燃料規制や最大回転数の増加といった現行エンジンにわずかな変更を加えるだけに留める妥協策を進める方向で話は進んでいる。

    2014年にF1に現行レギュレーションが導入されて以降、両方のタイトルを5連覇する優位性を誇っているメルセデスのトト・ヴォルフは、F1オーナーが新規参入を求める理由がわからないと語る。

    「そのアイデアはどこから出てきただろう? 欲望から? なぜ4社以上を求めているのか? 5社や6社が適しているのか? すでに長年活動してきた一流メーカーが4社いることに満足すべきだ。そして、何よりもそこにいる忠実なパートナーと確実に妥協できることを目指していくべきだ」とトト・ヴォルフはコメント。

    「その上で将来的に参入したいメーカーを探し、彼らの声を聞いていけばいい。だが、あくまでその優先順位は2番目だ」

    2021年は、シャシー側の空力と技術面に大幅な変更が予定されているが、エンジンに関しては、前述の通り、基本的に現行のV6ターボハイブリッドエンジンが継続されることになる。

    MGU-Hを継続することにしたF1側の妥協は既存エンジンメーカーの政治的な勝利だと思うか質問されたトト・ヴォルフは「いいや、純粋に経済的な要素だ」とコメント。

    「我々はリバティメディアとFIAに対し、エンジンの再設計はコストを制御できなくなる悪循環に陥ることになると示した」

    「合意に至ったこのエンジンでさえ、回転数は上昇し、燃料流量と燃料の許容量が増えることで巨額のコスト増加につながる。理想は今の状態を維持して触れないことだ」

    「エンジンパフォーマンスは収束している。我々はすでにそれを目にしている。来年、ホンダがどの位置いるかを興味深く思っているが、各マシンのエンジンにそれほど差はない。レギュレーションが変更になるたびにベストとワーストの差が広がる。だからこそ、変える理由は何なのかと疑問に思っている」

    「我々は今の状態を維持したかったし、それが我々の目指した妥協だった。それでも、私にしてみれば高すぎる」