タグ: メキシコGP

  • F1メキシコGP 決勝 ハイライト動画:ランド・ノリス圧勝 角田裕毅は11位

    F1メキシコGP 決勝 ハイライト動画:ランド・ノリス圧勝 角田裕毅は11位

    2025年F1 メキシコGP 決勝のハイライト動画。10月26日(日)にエルマノス・ロドリゲス・サーキットで2025年のF1世界選手権 第20戦 メキシコグランプリの決勝レースが行われ、ランド・ノリスがメキシコシティGPを支配し、シャルル・ルクレールとマックス・フェルスタッペンに30秒以上の大差をつけて勝利を収め、F1ドライバーズ選手権の首位に立った。

    ノリスはポールポジションから優勝を果たし、オープニングラップの混乱の中でもリードを守り抜いた。

    この周では多くのドライバーが最初のコーナーで芝生を横切る場面が見られたが、ノリスはその混乱を巧みに切り抜けた。オスカー・ピアストリが5位に入ったことで、ノリスはドライバーズランキングで1ポイント差のトップに浮上した。3位に入ったフェルスタッペンは首位と36ポイント差となった。

    オリバーー・ベアマンは見事な走りで称賛を集めた。序盤の混乱をうまく切り抜け、3位まで順位を上げたものの、最終的には4位でチェッカーを受けた。それでもハースにとってはチーム史上最高位タイの結果となり、ベアマンは「ドライバー・オブ・ザ・デイ」に選ばれた。

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は11位でレースを終え、惜しくもポイント獲得を逃した。中団での激しいバトルを繰り広げたが、終盤のピットストップでタイムを失い、入賞圏にわずかに届かなかった。

    動画の公開は終了しました
  • 角田裕毅 F1メキシコGP決勝11位「長いピットストップで有望な戦略が崩れた」

    角田裕毅 F1メキシコGP決勝11位「長いピットストップで有望な戦略が崩れた」

    レッドブル・レーシングの角田裕毅は、F1メキシコGP決勝で11位に終わり、惜しくもポイント獲得を逃した。中団勢との激しい攻防を展開しながらも、ピットストップの遅れで有望だった戦略が崩れた。チーム代表ローラン・メキースは「角田のペースは非常に速かった」と評価しつつ、「ピット作業の遅れが惜しい」と語った。

    角田裕毅「有望な戦略が崩れてしまったが、ポジティブな面もある」
    「不運にも、今日は悔しい結果に終わりました。チームにとって良いポイントを取れるチャンスがありましたが、長いピットストップで有望な戦略が崩れてしまいました。でもこれがレースです」

    「ポイントを逃したのは残念ですが、ポジティブな部分もあります。スタートでポジションを上げられましたし、ミディアムの第1スティントではマックスとほぼ同じラップを走れていました。チームでのこれまでの中でも、最も良いロングランペースを示せたと思います」

    「今日は自分の方に運が向きませんでしたが、これまで通り全力でプッシュを続けます」

    ローラン・メキース「角田の第1スティントは本当に力強かった」
    「今週末は我々が望んだよりもマシンに少し苦戦したが、それでも全員が決して諦めなかった。チーム全体のサポートはミルトン・キーンズと現地で非常に強力だった。勝利を争うには十分ではなかったが、マックスが再び重要な表彰台をもたらしてくれた」

    「マックスの走りは戦略を完璧に機能させてくれた。難しいミディアムタイヤでスタートし、1ストップを選んだが、第2スティントでは素晴らしいペースを維持し、マシンから必要なものをすべて引き出してくれた。彼はシャルルに対して1周あたり0.6〜0.7秒ずつ詰めていた。VSCがなければ最後に本当にいいバトルになっていたと思う」

    「角田のペースも非常に速かった。特にミディアムでの第1スティントは本当に力強かった。残念ながら、彼のピットストップが少し長くなってしまい、それが結果に影響した。我々の非常に優れたピットクルーでは通常起こらないことだ」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング) メキシコシティGP

    惜しくもポイントを逃しました。午後のレースは多くの接近戦がありましたが、どのような展開でしたか?
    今日は簡単にポイントを取れるレースでした。でも自分たちでそれを投げ捨ててしまったような感じです。仕方ないですけど、これもレースです。ポジティブな点としては、ペース自体はけっこう良かったので、そこは収穫として持ち帰れます。

    ショートランやロングランを通じて、今週末マシンから学べたことはありましたか?次のブラジルに向けては?
    特に新しいことはないですけど、前進を続けて、学び続けるだけです。こういうふうにポイントを逃す展開は悔しいです。今日は本当に簡単に取れたと思います。P8かP7には入れたはずです。だからこそフラストレーションが残りますね。

  • ルイス・ハミルトン F1メキシコGP決勝「10秒ペナルティはダブルスタンダード」

    ルイス・ハミルトン F1メキシコGP決勝「10秒ペナルティはダブルスタンダード」

    フェラーリF1のルイス・ハミルトンは、F1メキシコGP決勝で科された10秒ペナルティについて「ダブルスタンダード(二重基準)だ」と強い不満を示した。

    ハミルトンはマックス・フェルスタッペンとのバトル中に発生した接触およびコーナーカットが裁定の対象となったが、「同じことをしても罰を受けないドライバーがいた」と主張している。

    フェルスタッペンとの接触でコースオフ、10秒加算で表彰台逃す
    決勝レース中盤、ハミルトンはフェルスタッペンとターン4で激しく競り合い、ブレーキングでタイヤをロックさせながらコース外の芝生に飛び出した。そのままショートカットして順位を守ったことで、FIAは「コース外走行による不当なアドバンテージ獲得」と判断。10秒タイムペナルティを科した。

    ペナルティはピットストップ中に消化され、3番手を走っていたハミルトンは14番手まで順位を落とした。その後追い上げを見せたものの、最終的に8位でチェッカーを受け、フェラーリ移籍後初の表彰台はならなかった。

    「他のドライバーはペナルティなし。意味が分からない」
    レース後、ハミルトンは報道陣に対して冷静ながらも明確に不満を口にした。

    「結局のところ、運営側には本当にがっかりしている。完全にダブルスタンダードだと思うし、仕方ないけどね」

    さらにハミルトンは、他のドライバーと比較しても不公平だと感じている。

    「周りのドライバーも同じようなことをしていた。意味が分からない。みんなコーナーをカットしてポジションを維持していたのに、誰もペナルティを受けていない。正直、ナンセンスだった」

    「スタートではいい滑り出しだった。ターン1でP2に入り、1〜3コーナーも問題なく通過した。オフコースしたのはその後だけだ。他の人たちは1周目でコースをショートカットしても何もなかった」

    また、フェルスタッペンとの再び激しい接触についても「レーシングだった」とし、裁定に首を傾げた。

    「ただのレースだと思った。僕としては大丈夫だったのに、結局僕だけが10秒ペナルティを受けた。正直クレイジーだよ。しかもストップ・アンド・ゴーのような扱いだった」

    ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ) メキシコシティGP

    「あれはエスケープロードだ。安全に戻ろうとしただけ」
    ターン4でのコースオフについては、「安全を優先した結果だった」と説明した。

    「ターン4でロックして、出口のランオフに行ったんだ。あそこは地球上で一番ホコリっぽい場所みたいで、全然止まらなかった。だから芝生の上を走って戻ったけど、あれは正規のエスケープロードだった」

    その後Sky Sports F1のインタビューに応じたハミルトンは、短いコメントで締めくくった。

    「スタートは楽しかったけど、終わり方は望んでいたものじゃなかった。それもレースだよ」

    「オフラインは本当に滑りやすくて、できる限り安全に戻すことだけを考えた。まあ少なくともポイントは取れたし、それだけは良かった」

    裁定基準の不一致が生んだ不満
    今回のハミルトンの主張の背景には、他のドライバーが似たような状況で処罰を受けなかったという事実がある。1周目のターン1では、シャルル・ルクレールやフェルスタッペンもコースを外れながら順位を維持したが、いずれも審議対象にはならなかった。FIAは「レース開始直後の混乱による不可避な動き」として扱ったが、ハミルトンのケースは「明確なアドバンテージ獲得」と判断された。

    しかし、オンボード映像を見る限り、ハミルトンはフェルスタッペンとの接触を避けるためにエスケープロードへ進入しており、意図的なショートカットとは言い難い。10秒という重い裁定は、FIAの一貫性に再び疑問を投げかけるものとなった。

    次戦ブラジルGPでは、同様の状況下でどのような裁定が下されるかが注目される。公平性と透明性の確保が、今後のレース運営の大きな課題となるだろう。

  • シャルル・ルクレール F1メキシコGP2位「ターン1の1メートルごとが嫌だった」

    シャルル・ルクレール F1メキシコGP2位「ターン1の1メートルごとが嫌だった」

    フェラーリのシャルル・ルクレールは、F1メキシコGP決勝で2位に入り、2週連続となる表彰台を獲得した。この結果に本人は「予想外だった」と語り、フェラーリがコンストラクターズランキングでメルセデスを抜いて2位に浮上した週末を喜んだ。

    決勝では2番グリッドからスタートしたルクレールは、オープニングラップのターン1で4台が並ぶ混戦の中、先頭争いに加わった。

    最終的に首位をランド・ノリス(マクラーレン)に譲ったが、その後も堅実な走りを続け、終盤にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)との激しい2位争いを展開。ラスト数周ではバーチャルセーフティカー(VSC)が導入され、ルクレールはフェルスタッペンの猛追を振り切って2位フィニッシュを果たした。

    「この週末には本当に満足している。アメリカではポジティブな週末だったけど、今回どうなるか分からなかった。再び表彰台に上がれたのは嬉しいサプライズだ。もう一度この素晴らしいポディウムに立てて本当にうれしい」とルクレールは語った。

    中盤以降はミディアムタイヤでのマネジメントがカギとなったが、終盤のVSCが決定的な助けとなったという。
    「終盤はタイヤが完全に終わっていたから、(VSCの導入には)正直ほっとした。マックスはソフトタイヤでどんどん迫ってきていたし、本当に厳しかった。最後はVSCに助けられたと思う」

    混乱のターン1「1メートルごとに嫌だった」
    レース後、ルクレールはスタート直後の混乱についても振り返った。

    「ターン1の1メートルごとが嫌だったよ!」と笑いながら話し始めたルクレールは、こう続けた。

    「スタート自体はあまり良くなかったけど、それが逆に良かったんだ。もし完璧なスタートを切っていたら、ランド(ノリス)は右側に戻ってこなかったと思う。だからスリップストリームに入れたのはラッキーだった。

    でもその後はただの“乗客”だったね。ポジションを守るのに必死だった。ルイス(ハミルトン)は僕の外側にマックスがいることに気づいていなかったと思う。それで全員がギリギリの状態だったけど、僕やルイスのレースがここで終わらなくてよかった。本当にそう思ったよ」

    シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ) メキシコシティGP

    連続表彰台で得た自信とフェラーリの現実
    残り4戦となった2025年シーズンに向け、ルクレールは現在の勢いに手応えを感じている。

    「この2週末は本当に良い仕事ができていると思う。クルマのポテンシャルをすべて引き出しているし、怒るようなことは何もない。開発競争では僕たちは他チームより早く来年のクルマに集中し始めたけど、今あるパッケージで素晴らしい仕事をしている」

    ルクレールの安定感がフェラーリを支える
    ルクレールはオースティンに続き、メキシコでも確実にポイントを重ねた。フェラーリは開発を早期に打ち切ったにもかかわらず、戦略とレースマネジメントでライバルを上回っており、メルセデスを抜いてランキング2位に浮上。

    終盤戦では依然としてマクラーレンとレッドブルがタイトル争いの中心だが、ルクレールの冷静な走りがフェラーリの堅実な後半戦を象徴している。特にメキシコでは、タイヤ摩耗の厳しい環境下でノーミスのレースを遂行。彼のレースクラフトと安定したペースは、今季のフェラーリにおける最大の武器と言えるだろう。

  • F1メキシコGP ピレリ決勝総括:ノリスが今季6勝目、戦略の鍵はソフトタイヤ

    F1メキシコGP ピレリ決勝総括:ノリスが今季6勝目、戦略の鍵はソフトタイヤ

    前日に完璧なラップでポールポジションを獲得したランド・ノリスは、その勢いを維持してメキシコシティGPで優勝を果たした。イギリス人ドライバーにとって通算10勝目、今季6勝目であり、ハンガリー以来の勝利、そしてメキシコでは初勝利となった。マクラーレンにとっては今季13勝目、通算202勝目、そしてメキシコシティでの4勝目となる。

    フェラーリのシャルル・ルクレールは予選2番手からスタートし、そのまま2位でフィニッシュ。優勝したノリスから30.324秒差でチェッカーを受けた。

    終盤にはレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが猛追し、ルクレールのすぐ後ろまで迫ったが、フェルスタッペンは3位でフィニッシュし、タイトル争いの望みをつないだ。残り2周ではフェルスタッペンがルクレールのギアボックスに張り付き、逆転目前まで迫ったものの、バーチャルセーフティカーが導入され、レースが再開されたのは残り半周の時点。ルクレールは辛くも2位を守りきった。

    最大のサプライズは、フル参戦初年度のオリバー・ベアマンだった。ハースの彼は9番グリッドからスタートし、レース中盤には3位を走行。最終的に4位でフィニッシュし、これが自己最高順位となった。ドライバーズ選手権は残り4戦となり、ノリスが首位に浮上。チームメイトのピアストリに1ポイント差をつけ、フェルスタッペンは首位と36ポイント差で、今季残りの4戦と2つのスプリントを迎える。

    決勝レポート
    大多数のドライバー(12人)はスタートでソフトタイヤを選択したが、6人(レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン、レーシングブルズのアイザック・ハジャー、レッドブル・レーシングの角田裕毅、ウィリアムズのカルロス・サインツ、ザウバーのガブリエル・ボルトレト、アルピーヌのピエール・ガスリー)はミディアムを選択。一方、ウィリアムズのアレクサンダー・アルボンとアルピーヌのフランコ・コラピントはハードを選んだ。

    スタート直後の長いストレートは例によって混乱を招き、1コーナーでは4台が横並びで進入するという展開に。スチュワードが介入し、誰が有利を得たのかを判断する必要があった。ルイス・ハミルトンが最も不利を被り、ピットストップ時に10秒のペナルティを受けた。

    選手権リーダーのマクラーレンのオスカー・ピアストリはスタートで出遅れたものの、最終的には5位まで巻き返した。最初に計画的ピットストップを行ったのはサインツで、ミディアムからソフトへ交換。ソフト→ミディアムの交換は22周目にアントネッリから始まり、47周目にはピアストリ、アントネッリ、ハミルトンらが2回目のストップを行った。

    最も長いスティントを走ったのはコラピントで、ハードタイヤ(C2)で48周を走破。オコンはソフト(C4)で44周、ガスリーは最も柔らかいコンパウンドで37周を走りきった。

    ランド・ノリス F1 メキシコシティGP

    マリオ・イゾラ(ピレリ モータースポーツ・ディレクター)
    「ここメキシコシティでは、オン・トラックでのアクションだけでなく、1ストップと2ストップが入り混じる戦略的な面でも非常に興味深いレースが見られた。週末を通して完璧な走りを見せたランド・ノリスにおめでとう。そしてハースにとって貴重な4位をもたらしたオリー・ベアマンにも称賛を送りたい。

    ミディアムとソフトの両方が活躍したが、今日の主役を選ぶとすれば間違いなく赤い帯のソフトタイヤだ。多くのドライバーがスタート時にこの最も柔らかいコンパウンドを選び、2ストップ勢は最終スティントでも使用した。

    摩耗が少なくグレイニングもなかったため、ドライバーたちはリアの熱劣化をうまくマネジメントしつつC5でスティントを延長することができた。ピットストップのタイミングも我々の予想通りで、戦略の多様性は今回のコンパウンド間の間隔設定にも助けられたと思う。グリップが少ないこのサーキットではハードが不利で、使用は非常に限られた。

    なお、今週ここメキシコシティに滞在しているピレリの一部メンバーは、火曜と水曜に2026年用のソフトコンパウンド開発テストを実施する。初日はザウバー、2日目はメルセデスがミュールカーを提供してくれる予定だ。両チームの協力に感謝したい。」

    メキシコGP F1 2025年のF1世界選手権メキシコグランプリ(メキシコシティGP)

  • ランド・ノリス F1メキシコGP優勝「F1キャリアで最も完成度の高い週末」

    ランド・ノリス F1メキシコGP優勝「F1キャリアで最も完成度の高い週末」

    マクラーレンのランド・ノリスが、2025年F1メキシコGP決勝でポール・トゥ・ウィンを達成し、今季6勝目を飾った。レースを完全に支配し、2位のシャルル・ルクレール(フェラーリ)に30秒の大差をつけてチェッカーを受けた。これによりノリスは、ついにドライバーズ選手権の首位に立った。

    レース後、ノリスはメキシコの熱狂的な観衆に向かって喜びを語った。

    「ありがとう、みんな!最高のレースだったね。前だけを見て、自分のやるべきことに集中していた。スタートも完璧だったし、理想的なレース展開だった。ここメキシコで初めて勝てて本当に嬉しい。スタジアムでのこの雰囲気は信じられないほどだ」

    長い1コーナーへのアプローチをどう乗り切ったか問われると、ノリスは「リラックスして臨んだだけ」と振り返った。

    「スタートがすごく良かった。それがすべてだよ。周りよりも良い発進ができたからね。ここで勝つのは格別だ。ファンのみんな、本当にありがとう!」

    記者会見では、自身のパフォーマンスについて「F1でのキャリアで最も完成度の高い週末だった」と胸を張った。

    「支配的だったかどうかは分からないけど、間違いなく自分が最も良く走れた週末だと思う。フリー走行から予選、決勝まですべてのラップで集中して走れた。マシンのフィーリングも完璧だった。セットアップを見つけたときは、本当に“スイートスポット”に入った感じだったね」

    終盤は30秒のリードを築きながらも、2ストップに切り替える必要はなかったと説明する。

    「誘惑はあったけど、必要なかった。もうファステストラップのポイントもないからね。やる理由はなかった」

    ランド・ノリス(マクラーレン) メキシコシティGP

    また、ドライバーズ選手権で1ポイント差ながら首位に返り咲いたことについても冷静に語った。

    「オランダ(ザントフォールト)でのことはまだ頭に残っている。でも、過去は過去。学ぶべきことを学んで、次のレースに集中するだけだ。毎週が新しいスタート。僕のやり方は変えないし、それがうまくいっている」

    さらに、観客の一部からブーイングを受けたことについて問われると、ノリスは笑いながら受け流した。

    「ブーイングされても笑っちゃうんだ。理由は分からないけど、スポーツではそういうこともある。人々には自由があるし、好きなように思っていい。でも僕は自分のやるべきことに集中しているだけ。気にしないよ」

    最後にメキシコでの勝利についてこう締めくくった。

    「ここで勝つのは本当に特別。アイルトン・セナ以来のマクラーレンの勝利だなんて、光栄すぎる。こんなに素晴らしい歴史を持つ場所で、自分の名前がその一部になれるなんて夢のようだ」

    ランド・ノリスは今季6勝目でタイトル争いの主導権を握り、残り4戦を前に勢いを完全に取り戻した。

  • 2025年F1メキシコGP:オリバー・ベアマンがDRIVER OF THE DAY

    2025年F1メキシコGP:オリバー・ベアマンがDRIVER OF THE DAY

    オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)が、2025年F1メキシコGPのDRIVER OF THE DAYに選出された。

    メキシコシティのアウトドロモ・エルマノス・ロドリゲスで行われた決勝では、タイトル争いの主役たちとフェラーリ勢に注目が集まる中、ハースF1チームの若きイギリス人、オリバー・ベアマンが静かに脚光を浴びた。

    9番グリッドからスタートしたベアマンは、成熟した走りと確かなペースを披露し、キャリア最高の4位でフィニッシュ。序盤には現世界王者マックス・フェルスタッペンをオーバーテイクし、終盤はオスカー・ピアストリの激しい追撃を抑え込んだ。

    この見事なパフォーマンスがファンの心を掴み、「ドライバー・オブ・ザ・デイ」投票では圧倒的な支持を集めた。投票結果は以下の通りだ。

    ■ オリバー・ベアマン:41.3%
    ■ マックス・フェルスタッペン:14.5%
    ■ ランド・ノリス:11.2%
    ■ ルイス・ハミルトン:6.6%
    ■ シャルル・ルクレール:6.5%

    若きルーキーが見せた成熟──ハースに希望をもたらす走り
    ベアマンはデビュー当初から高い評価を受けていたが、今回の走りはその期待を裏切らないものだった。序盤のターン1で混乱を巧みに回避し、フェルスタッペンを抜いた場面では大胆さと判断力の両方を発揮。その後も一貫したペースを維持し、終盤にはピアストリの猛攻を冷静に受け止めた。全71周を通じてミスのない走りを見せ、チームにとってはブラウンGP時代を含めても並ぶほどの「歴史的4位」となった。

    ハースF1チームにとっての“新たな一歩”
    今回の結果は、ハースF1チームにとっても大きな意味を持つ。シーズンを通して中団下位に沈んでいたチームが、若手の力で上位を脅かす存在になったことを証明した。小松礼雄代表のもと、チームは堅実なレース戦略と信頼性の高いピット作業を実現し、ベアマンの才能を最大限に引き出した形だ。ファンの投票が示すように、この結果は単なる偶然ではなく、確かな前進の証といえる。

    今後に向けて、ベアマンがこの勢いをどこまで維持できるかが注目される。メキシコでの4位は、単なる結果以上に、若き才能がF1の舞台で確固たる存在感を放ち始めた瞬間だった。

  • F1メキシコGP終盤のVSC導入をFIAが正当化「マーシャル介入が必要だった」

    F1メキシコGP終盤のVSC導入をFIAが正当化「マーシャル介入が必要だった」

    2025年F1メキシコGPの終盤、レース残り2周で導入されたバーチャル・セーフティカー(VSC)について、FIA(国際自動車連盟)が公式声明を発表し、その理由を説明した。

    レースはランド・ノリス(マクラーレン)が独走優勝を飾ったが、70周目にカルロス・サインツ(ウィリアムズ)がスタジアムセクションでスピンし、マシンを大きく損傷。その結果としてVSCが発動され、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)やオスカー・ピアストリ(マクラーレン)らが終盤に前車へ仕掛けるチャンスを失った。

    VSC導入の経緯とFIAの説明
    70周目、サインツはターン14の外側でスピンし、ランオフエリアでマシンが停止。ウィリアムズFW47は露出した位置に留まり、さらに煙を上げ始めたため、レースコントロールは火災の可能性を検知。これによりマーシャルの現場介入が必要と判断された。

    FIAは声明の中で次のように説明している。

    「サインツはターン14外側のランオフエリアでスピンし、マシンが露出した位置で停止した。車両が煙を上げ始め、レースコントロールには火災の通知も入った。このためマーシャルによる回収作業が必要と判断された。マーシャルがコースサイドに出る場合、標準手順としてレースは中立化される。本件ではVSCが発動され、車両が安全な位置に移動されるまで継続された。安全が確保された時点でVSCは終了し、レースはグリーンフラッグ下でフィニッシュした」

    レースはVSC終了後、残り半周ほどで再開された。

    FIAが強調した安全管理と感謝
    FIAは声明の最後で、現地オーガナイザーおよびマーシャルへの感謝も述べている。

    「我々は現地のASNであるOMDAI、オートドロモ・エルマノス・ロドリゲス、そしてボランティアとして活動するマーシャルたちに敬意と感謝を表する。彼らの専門性と献身は、我々のスポーツの安全かつ円滑な運営に欠かせないものである」

    なお、FIAは同時に、序盤でリアム・ローソン(レーシングブルズ)の前をマーシャルが横切った件についても、別途説明を行っている。

    分析:安全最優先のFIA判断、だがタイミングに議論も
    今回のVSC導入は、結果的にフェルスタッペンとピアストリの追撃を阻止し、順位変動の可能性を消す形となった。特に70周目という終盤での介入だったため、一部では「レースへの影響が大きすぎた」との意見も上がった。

    しかし、FIAの説明通りマーシャルが現場に入る必要があった以上、安全確保を最優先した判断は妥当といえる。露出したマシンが煙を上げていた状況では、ドライバーやマーシャル双方に危険が及ぶ可能性があり、即時のVSC発動は手順として正しい。

    F1では近年、マーシャル出動時の安全プロトコルが厳格化されており、今回の対応もその一環とみられる。レース結果に影響が出たとはいえ、安全面の徹底が最優先というFIAの姿勢が改めて示された形だ。

  • 角田裕毅 F1メキシコGP決勝「ポイントを自分たちで投げ捨ててしまった感じ」

    角田裕毅 F1メキシコGP決勝「ポイントを自分たちで投げ捨ててしまった感じ」

    レッドブル・レーシングの角田裕毅は、F1メキシコGP決勝で11位に終わり、惜しくもポイント獲得を逃した。

    中団勢による激しい攻防の中で奮闘を見せ、終盤まで入賞圏内を争ったものの、あと一歩届かず。ピットストップでリアタイアの交換に手間取りタイムロスしたことが響いた。特に第2スティント以降はペースが安定しており、トップ10入りの可能性も十分にあっただけに、角田裕毅にとっては悔しい結果となった。

    それでも、マシンの競争力やセットアップ面ではポジティブな兆しがあり、次戦ブラジルGPに向けては前向きな手応えを残したと語っている。

    惜しくもポイントを逃しました。午後のレースは多くの接近戦がありましたが、どのような展開でしたか?
    今日は簡単にポイントを取れるレースでした。でも自分たちでそれを投げ捨ててしまったような感じです。仕方ないですけど、これもレースです。ポジティブな点としては、ペース自体はけっこう良かったので、そこは収穫として持ち帰れます。

    ショートランやロングランを通じて、今週末マシンから学べたことはありましたか?次のブラジルに向けては?
    特に新しいことはないですけど、前進を続けて、学び続けるだけです。こういうふうにポイントを逃す展開は悔しいです。今日は本当に簡単に取れたと思います。P8かP7には入れたはずです。だからこそフラストレーションが残りますね。

    角田裕毅 メキシコグランプリ

    序盤:ピアストリを抑え、戦略的ブロック役を果たす
    スタート直後、角田裕毅は9番手付近でオスカー・ピアストリ(マクラーレン)の前に出る好発進を見せた。序盤の混乱を避けながら、フェルスタッペン、ラッセル、ハミルトンら上位勢の背後で安定したペースを維持。チームからは「ピアストリを抑え、リズムを崩させる」という明確な指示が出されており、角田は数周にわたりDRS圏内で巧みに防戦を続けた。しかし、ソフトタイヤを履いたピアストリに対して徐々に防御が厳しくなり、メインストレートでオーバーテイクを許した。

    中盤:ミディアムタイヤで苦戦、オコンの背後に後退
    ミディアムタイヤに履き替えた中盤スティントでは、空気の薄い高地特有の熱管理に苦しみ、グリップ不足に悩まされた。ピアストリに抜かれた後はエステバン・オコン(ハース)にわれる形となり、ブレーキ温度とリアタイヤの摩耗が顕著に悪化。チームは戦略上、マックス・フェルスタッペンの前方クリアを優先しており、角田はやや長めのスティントを担当。ピットストップではリアタイヤの交換に手間取って大きくタイムロス。結果としてアンダーカットを受け、再び11番手に戻った。

    終盤:入賞目前も届かず、ボルトレトとの差が拡大
    レース終盤、10位を走るガブリエル・ボルトレト(ザウバー)とのギャップを詰める場面も見られたが、再びペースが落ち着き、残り数周で差を広げられる展開となった。バーチャルセーフティカー(VSC)解除後も追撃のチャンスは訪れず、11位でチェッカー。自力でのポイント獲得こそ逃したものの、序盤のディフェンスと長いスティントでの役割遂行はチームにとって重要なレースだった。

    高地サーキット特有の課題とピットストップの影響
    メキシコの高地環境では冷却性能の確保が最大の課題となり、レッドブル・レーシングはブレーキダクトやフロアの改良で対応した。しかし薄い空気による熱滞留が深刻で、リアタイヤの温度上昇が顕著に現れた。角田裕毅はその中で安定したペースを維持し、車のポテンシャルを引き出したものの、ピットストップでのタイムロスがレース結果を左右した。リアタイヤ交換時にジャッキ解除の遅れが発生し、大きくロスをした。この遅延が最終的にポイント圏外となる決定打となった。

    今後への課題とブラジルGP展望
    角田裕毅自身はペース面で前向きな手応えを得ており、車の競争力は確実に上向いている。次戦ブラジルGPでは標高が低く、ダウンフォース効率が回復するため、より攻撃的なセットアップが可能になる。ピットワークの精度と戦略判断が改善されれば、再び入賞圏内での戦いに戻ることが期待される。

  • ノリスが首位浮上:2025年F1ポイントランキング(第20戦メキシコGP終了時点)

    ノリスが首位浮上:2025年F1ポイントランキング(第20戦メキシコGP終了時点)

    2025年F1メキシコGPを終え、ドライバーズランキングはランド・ノリス(マクラーレン)がオスカー・ピアストリを1ポイント差で抜き、首位に浮上した。

    マクラーレンはすでにシンガポールGPでコンストラクターズタイトルを確定させており、焦点はノリスとピアストリのタイトル争い、そしてメルセデス・フェラーリ・レッドブルによる“ランキング2位争い”へと移っている。

    ドライバーズランキング:ノリスが逆転首位、フェルスタッペンの望みは残る
    メキシコGPを制したノリスは357ポイントに達し、ピアストリ(356ポイント)をわずか1点差で抜いて首位を奪回した。
    一方で、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は3位で321ポイント。依然としてタイトル争いに生き残っているものの、残り3戦での逆転には優勝が必須条件となる。
    フェルスタッペンが再びタイトル争いに割って入ることができるかが、今後のシーズン最大の注目点だ。

    その後方では、ジョージ・ラッセル(メルセデス/258ポイント)、シャルル・ルクレール(フェラーリ/210ポイント)、ルイス・ハミルトン(フェラーリ/146ポイント)が続く。

    角田裕毅(レッドブル)は11位でフィニッシュし、ノーポイントに終わった。28点のまま変動はなく17位に後退。レッドブルにとって痛い一戦となった。

    コンストラクターズランキング:王者マクラーレンの背後で熾烈な2位争い
    すでにタイトルを確定させているマクラーレンは、713ポイントまで伸ばし、圧倒的な速さと安定感で、すでに今季の主役として君臨している。

    一方で、2位争いは依然として大混戦だ。メルセデス(356ポイント)、フェラーリ(355ポイント)、レッドブル(346ポイント)がわずか10点差に密集している。

    メルセデスはラッセルとアントネッリの安定した入賞で勢いを維持。フェラーリはルクレールが再び上位で安定し、ハミルトンも堅実に得点を積み重ねている。

    レッドブルはフェルスタッペンが表彰台を逃し、角田裕毅もノーポイントに終わったことで痛恨の失点。チームとしてはコンストラクターズ2位争いで後退を強いられた。

    中団勢では、ウィリアムズ(111ポイント)が5位をキープし、レーシングブルズ(72ポイント)、アストンマーティン(69ポイント)が接戦を展開。ハース(62ポイント)がザウバー(60ポイント)をかわし、8位に浮上した。

    残り3戦、注目は「タイトル」「2位争い」「角田裕毅の奮起」
    今シーズン残る3戦で注目されるのは、次の3つの戦いだ。

    まず、ノリスとピアストリによる“マクラーレン内タイトル決戦”。1ポイント差の攻防は史上稀に見る接戦となっている。

    次に、メルセデス・フェラーリ・レッドブルによる“コンストラクターズ2位争い”。わずか10点差に3チームが並び、1レースごとに順位が入れ替わる可能性がある。

    そして、フェルスタッペンがタイトル戦線に踏みとどまれるか、さらに角田裕毅がチームを支える形でレッドブルの2位奪還に貢献できるかが鍵となる。

    マクラーレンの王座が確定した今も、戦いは終わっていない。

    フェルスタッペンと角田裕毅を擁するレッドブルが逆転への糸口をつかめるか、そしてノリスとピアストリの頂上決戦がどんな結末を迎えるのか──シーズン終盤戦は、緊張感とドラマに満ちている。

    2025年のF1世界選手権

    ■ 2025年F1ドライバーズポイント

    1.ランド・ノリス (マクラーレン)(357)
    2.オスカー・ピアストリ (マクラーレン)(356)
    3.マックス・フェルスタッペン (レッドブル)(321)
    4.ジョージ・ラッセル (メルセデス)(258)
    5.シャルル・ルクレール (フェラーリ)(210)
    6.ルイス・ハミルトン (フェラ-リ)(146)
    7.アンドレア・キミ・アントネッリ (メルセデス)(97)
    8.アレクサンダー・アルボン (ウィリアムズ)(73)
    9.ニコ・ヒュルケンベルグ (ザウバー)(41)
    10.アイザック・ハジャー (レーシングブルズ)(39)
    11.カルロス・サインツJr. (ウィリアムズ)(38)
    12.フェルナンド・アロンソ (アストンマーティン)(37)
    13.オリバー・ベアマン (ハース)(32)
    14.ランス・ストロール (アストンマーティン)(32)
    15.リアム・ローソン (レーシングブルズ)(30)
    16.エステバン・オコン (ハース)(30)
    17.角田裕毅 (レッドブル)(28)
    18.ピエール・ガスリー (アルピーヌ)(20)
    19.ガブリエル・ボルトレト (ザウバー)(19)
    20.フランコ・コラピント (アルピーヌ)(-)
    21.ジャック・ドゥーハン (アルピーヌ)(-)

    ■ 2025年 F1コンストラクターズポイント

    1.マクラーレン(713)
    2.メルセデス(356)
    3.フェラーリ(355)
    4.レッドブル(346)
    5.ウィリアムズ(111)
    6.レーシングブルズ(72)
    7.アストンマーティン(69)
    8.ハース(62)
    9.ザウバー(60)
    10.アルピーヌ(20)