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  • F1マレーシアGP フリー走行2回目:セバスチャン・ベッテルが最速タイム

    F1マレーシアGP フリー走行2回目:セバスチャン・ベッテルが最速タイム

    2017年のF1世界選手権 第15戦 マレーシアグランプリのフリー走行2回目が29日(金)にセパン・インターナショナル・サーキットで行われ、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がトップタイムを記録した。

    午前中のセッションは、開始前に豪雨がサーキットに直撃したことで30分延期となり、ウィットコンディションで行われた。しかし、現地時間15時に開始となったフリー走行2回目までには天候と路面は回復。気温は28.9℃、路面温度は38.7℃まで上昇した。

    フリー走行1回目が雨と60分に短縮となったこと走行数が制限されたこともあり、フリー走行2回目は開始早々に各ドライバーが積極的に周回数を重ねてセッティングを煮詰めていった。

    残り20分を切ったところでロマン・グロージャン(ハース)がターン13で右リアタイヤがバーストしてウォールにクラッシュ。浮きあがった排水溝の蓋が原因とみられる。この事故でセッションは赤旗中断となった。グロージャンに怪我はなかった。

    事故の原因となった排水溝部分の修復に時間がかかることが予想され、セッションはそのまま早めに切り上げられた。

    トップタイムはフェラーリのセバスチャン・ベッテルが記録した1分31秒261。早くもコースレコードを上回った。0.604秒差で2番手にもキミ・ライコネンが続き、フェラーリがドライコンディションのセパンでひとつ抜け出した速さをみせている。

    3番手にはダニエル・リカルド、4番手にはマックス・フェルスタッペンと、午前中にウェットでバランスの良さをみせていたレッドブル勢が続いた。フェラーリとの差はおよそ0.8秒となっている。

    そして、5番手タイムはマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソが記録。ウェットでの午前中に引き続き、好パフォーマンスをみせている。チームメイトのストフェル・バンドーンは13番手だった。

    メルセデス勢は、ルイス・ハミルトンが6番手、バルテリ・ボッタスが7番手。両ドライバーともコースオフを喫するなどマシンが決まっていない様子。前戦シンガポールと同様に初日に苦戦する傾向が見られている。セッション切り上げはメルセデスにとって痛手となるかもしれない。

    ダニール・クビアトに代わって今回のF1マレーシアGPでトロ・ロッソでF1デビューを果たすピエール・ガスリーは15番手タイムを記録。チームメイトのカルロス・サインツを0.61秒上回った。

    F1マレーシアGP フリー走行3回目は、明日30日(土)の15時(現地時間14時)から行われる。

    2017 第15戦 F1マレーシアGP フリー走行2回目

    順位 No ドライバー チーム ベストタイム 周回
    1 5 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1分31秒261 23
    2 7 キミ・ライコネン フェラーリ 1分31秒865 19
    3 3 ダニエル・リカルド レッドブル 1分32秒099 19
    4 33 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分32秒109 11
    5 14 フェルナンド・アロンソ マクラーレン・ホンダ 1分32秒564 14
    6 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 1分32秒677 15
    7 77 バルテリ・ボッタス メルセデス 1分32秒720 21
    8 11 セルジオ・ペレス フォース・インディア 1分32秒862 20
    9 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー 1分33秒060 24
    10 31 エステバン・オコン フォース・インディア 1分33秒096 24
    11 46 ジョリオン・パーマー ルノー 1分33秒381 26
    12 19 フェリペ・マッサ ウィリアムズ 1分33秒394 20
    13 2 ストフェル・バンドーン マクラーレン・ホンダ 1分33秒673 15
    14 18 ランス・ストロール ウィリアムズ 1分33秒818 16
    15 10 ピエール・ガスリー トロ・ロッソ 1分34秒043 22
    16 55 カルロス・サインツ トロ・ロッソ 1分34秒104 19
    17 8 ロマン・グロージャン ハース 1分34秒118 18
    18 20 ケビン・マグヌッセン ハース 1分34秒343 17
    19 94 パスカル・ウェーレイン ザウバー 1分35秒246 20
    20 9 マーカス・エリクソン ザウバー 1分35秒697 27

    関連:【動画】 F1マレーシアGP フリー走行2回目 ダイジェスト

  • 【動画】 F1マレーシアGP フリー走行1回目 ダイジェスト

    【動画】 F1マレーシアGP フリー走行1回目 ダイジェスト

    F1マレーシアGPのフリー走行1回目が29日(金)にセパン・インターナショナル・サーキットで行われ、ウェットコンディションのなかマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がトップタイムを記録した。

    現地時間11時に開催が予定されていたフリー走行1回目だが、開始直前に豪雨が直撃したことでセッション開始は30分延期され、60分のセッションに短縮となった。開始時の気温は24℃、路面温度28℃。

    F1マレーシアGPでは、日本でスーパーフォーミュラを戦うピエール・ガスリーがダニール・クビアトがトロ・ロッソからレースドライバーとしてデビュー。過去に小林可夢偉が着けていたカーナンバー10でセッションに挑んだ。また、トロ・ロッソは、カルロス・サインツに代えてショーン・ゲラエルをフリー走行1回目に起用。

    さらにザウバーはシャルル・ルクレール、ハースはアントニオ・ジョヴィナッツィ、ルノーはセルゲイ・シロトキンといったF1予備軍をフリー走行1回目に起用した。

    フリー走行1回目のトップタイムはレッドブルのマックス・フェルスタッペン。1分48秒962をマーク。2番手にもダニエル・リカルドが続き、レッドブル勢がマシンバランスの良さを示した。

    3番手にはマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソが1分50秒597で続いた。チームメイトのストフェル・バンドーンは12番手。

    4番手にキミ・ライコネン、5番手にはセバスチャン・ベッテルとフェラーリ勢、6番手にルイス・ハミルトン、7番手にバルテリ・ボッタスとメルセデス勢が続いた。

    注目のピエール・ガスリーが9番手タイムとトップ10入りを果たした。フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)はマシントラブルによってタイムを記録することができなかった。

    2017 F1 マレーシアGP フリー走行1回目 動画

    関連:F1マレーシアGP フリー走行1回目:フェルスタッペンが最速タイム

  • F1マレーシアGP フリー走行1回目:フェルスタッペンが最速タイム

    F1マレーシアGP フリー走行1回目:フェルスタッペンが最速タイム

    2017年のF1世界選手権 第15戦 マレーシアグランプリのフリー走行1回目が29日(金)にセパン・インターナショナル・サーキットで行われ、ウェットコンディションのなかマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がトップタイムを記録した。

    1999年から開催されてきたF1マレーシアGPだが、今年が最後の開催となる。ヘルマン・ティルケがはじめて手がけた5.543kmのセパン・インターナショナル・サーキットはドライバーにとって世界で最も刺激的なサーキットの一つとして認識されている。

    F1マレーシアGPでは、日本でスーパーフォーミュラを戦うピエール・ガスリーがダニール・クビアトがトロ・ロッソからレースドライバーとしてデビュー。過去に小林可夢偉が着けていたカーナンバー10でセッションに挑んだ。また、トロ・ロッソは、カルロス・サインツに代えてショーン・ゲラエルをフリー走行1回目に起用している。

    さらにザウバーはシャルル・ルクレール、ハースはアントニオ・ジョヴィナッツィ、ルノーはセルゲイ・シロトキンといったF1予備軍をフリー走行1回目に起用している。

    現地時間11時に開催が予定されていたフリー走行1回目だが、開始直前に豪雨が直撃したことでセッション開始は30分延期され、60分のセッションに短縮となった。開始時の気温は24℃、路面温度28℃。

    日曜日にも雨が予報されているマレーシア。各チーム、フルウェットでインスタレーションラップを行った後はしばらくガレージに待機。フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)は頭部保護デバイスのヘイローをテストした。

    誰もタイムを出さないまま残り30分が近づいた時点で、各車インターミディエイトでコースに出始めた。ダニエル・リカルドがようやく1周を走ってタイムを記録した(1分55秒601)。その後、コースは乾いていったが、最後までドライタイヤで走るドライバーは現れなかった。

    フリー走行1回目のトップタイムはレッドブルのマックス・フェルスタッペン。1分48秒962をマーク。2番手にもダニエル・リカルドが続き、レッドブル勢がマシンバランスの良さを示した。

    3番手にはマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソが1分50秒597で続いた。チームメイトのストフェル・バンドーンは12番手。

    4番手にキミ・ライコネン、5番手にはセバスチャン・ベッテルとフェラーリ勢、6番手にルイス・ハミルトン、7番手にバルテリ・ボッタスとメルセデス勢が続いた。

    注目のピエール・ガスリーが9番手タイムとトップ10入りを果たした。フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)はマシントラブルによってタイムを記録することができなかった。

    F1マレーシアGP フリー走行2回目は、この後16時(現地時間15時)から行われる。

    2017 第15戦 F1マレーシアGP フリー走行1回目

    順位 No ドライバー チーム ベストタイム 周回
    1 33 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分48秒962 11
    2 3 ダニエル・リカルド レッドブル 1分49秒719 12
    3 14 フェルナンド・アロンソ マクラーレン・ホンダ 1分50秒597 6
    4 7 キミ・ライコネン フェラーリ 1分50秒734 12
    5 5 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1分51秒009 12
    6 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 1分51秒518 8
    7 77 バルテリ・ボッタス メルセデス 1分52秒007 10
    8 18 ランス・ストロール ウィリアムズ 1分52秒295 9
    9 10 ピエール・ガスリー トロ・ロッソ 1分52秒380 14
    10 46 セルゲイ・シロトキン ルノー 1分52秒521 10
    11 46 ジョリオン・パーマー ルノー 1分52秒625 10
    12 2 ストフェル・バンドーン マクラーレン・ホンダ 1分53秒771 10
    13 31 エステバン・オコン フォース・インディア 1分53秒896 6
    14 38 ショーン・ゲラエル トロ・ロッソ 1分54秒610 13
    15 11 セルジオ・ペレス フォース・インディア 1分54秒669 4
    16 37 シャルル・ルクレール ザウバー 1分55秒280 10
    17 94 パスカル・ウェーレイン ザウバー 1分55秒652 10
    18 8 ロマン・グロージャン ハース 1分56秒211 8
    19 50 アントニオ・ジョビナッツイ ハース 1分56秒339 6
    20 19 フェリペ・マッサ ウィリアムズ   3

    関連:【動画】 F1マレーシアGP フリー走行1回目 ダイジェスト

  • F1マレーシアGP:豪雨直撃でフリー走行1回目はディレイ

    F1マレーシアGP:豪雨直撃でフリー走行1回目はディレイ

    F1マレーシアGPのフリー走行1回目はサーキットに豪雨が直撃したことで開始はディレイとなっている。

    29日(金)、クアラルンプールに位置するセパン・インターナショナル・サーキットで11時からフリー走行1回目が予定されていた。

    しかし、開始10分前にサーキットには豪雨が直撃。路面は川ができるほどのウェットコンディションとなり、セッション開始はディレイとなった。

    F1マレーシアGPでは、トロ・ロッソが、ダニール・クビアトに代えてピエール・ガスリーがを起用。フリー走行1回目ではカルロス・サインツに代わってショーン・ゲラエルが走行する予定となっている。

    また、ザウバーはシャルル・ルクレース、ハースはアントニオ・ジョヴィナッツィとフェラーリの育成ドライバーが走行を担当。ルノーはセルゲイ・シロトキンを走らせる予定となっている。

    10分が経過した現在、サーキットではセーフティカーが路面状況をチェック。雨は弱ま帝るものの、かなりのウェットコンディッションのため、開始はしばらく遅れることになりそうだ。

    フリー走行1回目は90分。走行はなされていないが、時計は動いており、走行時間は短縮されることになる。

    追記:現地時間11時30分にセッション開始の告知。

  • ピエール・ガスリー 「ダニール・クビアトには申し訳なく思う」

    ピエール・ガスリー 「ダニール・クビアトには申し訳なく思う」

    今週末のF1マレーシアGPでトロ・ロッソでF1デビューを果たすピエール・ガスリーは、自分にシートを明け渡すことになったダニール・クビアトに申し訳なく思うと語った。

    トロ・ロッソは、2018年のドライバーとして評価するために、少なくともF1マレーシアGPとF1日本GPでダニール・クビアトに代えてピエール・ガスリーを起用する。

    セパンでインタビューを受けたピエール・ガスリーは「もちろん、彼には申し訳なく感じている。彼は才能のある本当に良いドライバーだと思っている。残念ながら、彼のシートを取ることで実現することになった」とコメント。

    「でも、どこかの時点で彼がグリッドに戻ることになると確信しているし、近い将来どうなるか見ていくつもりだ」

    「現時点で僕がF1でどれくらい多くのレースをできるかどうかはわからない。チームは今週末に集中し、ベストを尽くせと言っている」

    「僕は下位シリーズで競争してきたし、2リッターのヨーロッパパップでは優勝して、3.5ではカルロスに次ぐ2位でフィニッシュし、GP2で優勝した。今年は日本でチャンピオンを争っている。ペースはあるだろう」

    「F1は僕にとって新しいし、初めてのグランプリだ。でも、本格的な目標はない。ただ、出来る限り素早く学んで、チームと一緒に準備するためにここにいる」

    「現時点では各セッションごとに頑張って、カルロスの隣でできるだけ早く学ぶ必要がある。そのあと、自分たちがどの位置にいるか見極めていくつもりだ」

  • 2017年 F1マレーシアGP:各ドライバーのタイヤ選択

    2017年 F1マレーシアGP:各ドライバーのタイヤ選択

    ピレリは、2017年 第15戦 F1マレーシアグランプリの各ドライバーのタイヤ選択を発表した。

    ピレリは、セパン・インターナショナル・サーキットに昨年よりも軟らかいミディアム、ソフト、スーパーソフトという3種類のコンパウンドを選択。レースではミディムとソフトのいずれか1セットを使用されなければならない。また、スーパーソフトは予選Q3で使用しなければならない。残りの10セットはチームが自由に選択できる。

    各チーム、スーパーソフトに比重を置いたタイヤ選択だが、ウィリアムズとマクラーレン・ホンダは、スーパーソフトを10セット、ソフトを2セット、ミディアムは1セットのみの選択となっている。

    トップ3チームは、メルセデスがスーパーソフトを7セット、フェラーリが9セット選択。レッドブルは、ダニエル・リカルドが8セット、マックス・フェルスタッペンが9セットとスーパーソフトの選択数に違いがある。

    ミディアムを2セット選んだのは、バルテリ・ボッタス(メルセデス)、ケビン・マグヌッセン(ハース)、マーカス・エリクソン(ザウバー)の3名となっている。

    2017年のF1マレーシアグランプリは、9月29日(金)~10月1日(日)に開催される。

    2017年 F1マレーシアGP:各ドライバーのタイヤ選択

    2017年 F1マレーシアGP:各ドライバーのタイヤ選択関連:2017 F1マレーシアGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • F1マレーシアGP:セパン・インターナショナル・サーキット 解説

    F1マレーシアGP:セパン・インターナショナル・サーキット 解説

    2017年のF1世界選手権 第15戦 マレーシアグランプリが、9月29日(金)~10月1日(日)にマリーナ・ベイ・サーキットで行われる。

    マレーシアとF1は、長年にわたって有益な関係を築いてきまた。クアラルンプール国際空港に近いセパン・インターナショナル・サーキットが建設された1999年から、毎年F1が行われている。

    このサーキットは、今年のF1カレンダーの中でも10サーキットにおいてその設計を行ったヘルマン・ティルケ氏がはじめて手がけたもので、波打つような5.543kmのサーキットは、ドライバーにとって世界で最も刺激的なサーキットの一つとして認識されている。

    高温多湿により、マレーシアGPはカレンダー中でも最高クラスの過酷さで知られる。レース中、コックピット内の最高温度は50℃以上にもなるため、ドライバーは勝利を目指しつつ、水分補給にも気を配る必要がある。また、チームはエンジンの温度にも常に目を見張っていなければならない。あまり知られていないが、マレーシアGPは310.408kmと、シーズン最長のレースでもある。

    雨は、マレーシアGPにおいて常に番狂わせを起こす要因の一つ。マレーシアではこれから雨季に入るため、コンディションが急に変わる可能性がある。2009年には、快晴の下でレースが行われたが、途中で熱帯暴風雨により川が氾濫し、水がトラックにまで押し寄せたため、赤旗が提示されるというアクシデントがあった。

    セパン・インターナショナル・サーキットにしかない独特の雰囲気は、多くの人に愛される理由の一つとなっている。20年前に植えられたヤシの木は今や成熟して大きくなり、グランドスタンド全体を覆うキャノピー(天蓋形のひさし)とともに、トラックにトロピカルな雰囲気を醸し出している。

    このサーキットは、マレーシアの第4代首相であるマハティール・ビン・モハマド氏による広範囲にわたる都市計画の一部として建設された。このプロジェクト「ビジョン2020」は、2020年までにマレーシアを先進国にすることを目標として進められ、F1はマレーシアという国を世界に宣伝するための場として活用されてきた。

    セパン・インターナショナル・サーキット

    全長 5.543km ※カレンダー中8番目の長さ
    2016ポールポジション ルイス・ハミルトン 1分32秒850
    2016ファステストラップ ニコ・ロズベルグ 1分36秒424
    ラップレコード 1分34秒223 (ファン・パブロ・モントーヤ、2004年)
    エンジニアリング 日中はアスファルトの温度が55℃にまで達するため、路面温度の高さが最大の課題の一つとなる。ラバーから余計な熱を放出することが難しく、リアタイヤの消耗が早い。また、チームはエンジンの冷却にも気を配る必要がある
    ドライビング 高速コーナーが連続するセクター2において、いかにスピードに乗れるかがカギ。特に今年は、5、6、7、8コーナーにおいての高速バトルが予想される。どのドライバーがこのコーナーでアクセルを踏み続けているかに注目してほしい。ドライバーにとって最も厄介なのは最終の15コーナー。今年から適用された新レギュレーションにより、キャンバーが変更されているため、路面に再舗装が施された昨年のレースと比べて、さらに難易度が増している。このコーナーは頂上から下っていくレイアウトなので、マシンの向きを変えるのが難しく、パワーオーバーステアも起きやすい
    マシンセットアップ ダウンフォースは中程度で、サスペンションは硬め。新しい路面は非常にスムーズで、オーストリアにあるレッドブル・リンクに似ている
    グリップレベル アスファルトが新しく、路面へのグリップ力は非常に高い。レースが進むにつれ、より多くのゴムが路面に転がることでグリップ力はさらに高まる。そのため、マシンは鋭角に走ることができるので、広いコーナーではさまざまなライン取りが可能となる
    タイヤ スーパーソフト(赤)、ソフト(黄)、ミディアム(白) ※この組み合わせは今季7回目
    ターン1までの距離 660m(カレンダー中最長はバルセロナの730m)
    最長ストレート 920m ※ターン15へ向かう直線(カレンダー中最長はバクーの2.1km)
    トップスピード 時速330km(ターン15への進入時、カレンダー中最速はモンツァの360km)
    スロットル全開率 65%
    ブレーキ負荷 中程度。1周につきブレーキングするのは15%
    燃費 1周あたり1.79kgを消費。カレンダー中での平均
    ERSの影響 中程度。ERSの利用個所はかなり多いが、8つのブレーキングポイントで回生が可能
    ギアチェンジ 57回/1ラップ、3192回/レース

    F1 マレーシアGP

    周回数 56ラップ
    スタート時間 現地時間15時(日本時間16時)
    グリッド レーシングラインはスタートグリッドと同じく左。しかしほとんどのレースで夕方に雨が降るため、決勝前にグリッドが無効になることもある
    DRS ゾーンは2つ。ターン1へ向かうストレートと、ターン15へ向かうストレート
    戦略 路面温度が高く、高速コーナーが連続するサーキットのため、ドライバーは通常よりもより多くのピットストップを与儀なくされる。昨年は3回もバーチャル・セーフティカーが出動した影響を受け、レースで勝利を挙げたダニエル・リカルドは2回、2位入賞を果たしたマックス・フェルスタッペンは3回のピットストップを行っている。ピレリはこのレースに向けてソフトタイヤを使用するため、より多くのピットストップを行うことが予想される。特に、10周目、25周目、40周目において多くのドライバーがピットストップを行う可能性が高い
    ピットレーン 420m。1回のストップでのタイムロスは約22秒(シーズン最長はシルバーストンの457m)
    セーフティカー 出動率は20%。セパンでは多くの事故やアクシデントが発生する傾向にあるが、コースが広いため、ほとんどの場合、マーシャルがすぐに救助のための車を出すことができる
    注目ポイント レースが15時から開始されるため、レースの終了は夕方になることが多い。マレーシアではその時間は雨が降りやすいため、ウエットレースになるかに注目
    見どころ ドライバーにとって走りがいのあるコースレイアウトと、過酷な気候によるコンビネーション。セパンでは、速いマシン、そして優れたドライバーのみしか勝つことができない。マシンは大量のダウンフォースを作り出すとともに、極限の気候にも耐え続ける必要がある。また、ドライバーは50℃の中でマシンを操縦する必要があるため、強靭な精神力も欠かせない

    関連:2017 F1マレーシアGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • マクラーレン・ホンダ:2017 F1マレーシアGP プレビュー

    マクラーレン・ホンダ:2017 F1マレーシアGP プレビュー

    マクラーレン・ホンダは、今年で最後となるF1マレーシアGPでポイント獲得を目指す。

    前戦F1シンガポールGPで今シーズン限りでのパートナーシップ解消を発表したマクラーレンとホンダだが、残りのレースで最大限の結果を残すことに集中している。セパンはパワーサーキットで苦戦が予想されるマクラーレン・ホンダだが、過去数戦のパフォーマンスを維持して上位を目指していく。

    フェルナンド・アロンソ

    「シンガポールGPを終え、気持ちは次のレースへと切り替わっている。早くマシンに戻り、今度は1コーナーよりも先へ進めればいいね! もちろん、前戦で起こったことにはがっかりしているし、他車のアクシデントに巻き込まれてしまったことにフラストレーションを感じてはいる。年間で最大のチャンスだったし、本当に高い競争力を発揮するだけのポテンシャルがあったので、完走してポイントを得ることでそれを証明できなかったことは残念だ。ただし、ときにこうしたことは起きるものだ。マレーシアの環境は、シンガポールによく似ていて、高温多湿でドライバー、マシンの双方に厳しい。計算上は相性がよくなさそうだが、全力を尽くす。今季も残り6戦となったが、すべてのレースでできるだけいいポジションでフィニッシュできるように、全精力を注いていく。セパンは長いストレートがあり、最高速とパワーが求められるため、セッティング面では難しいものがあるが、さまざまな特性が混ざったコースでもあるので、低速コーナーで弱点を補うことができるか見てみようと思う。混乱を避け、堅実なレースができればと願っている」

    ストフェル・バンドーン

    「シンガポールでポジティブな結果を出せて、マレーシアに向かうのを楽しみにしていた。前戦では週末の間ずっと手ごたえを感じ、各セッションで安定したパフォーマンスを発揮できた。それだけの力があったのに2台そろってのポイント獲得ができなかったのは残念だし、フェルナンドは本当に不運だった。ただ、少し自信を持ってクアラルンプールへ向かうことができるし、この勢いを持続させていきたい。シンガポール同様、マレーシアも僕にとっては初めてレースをする場所だ。これが当面の間は最初で最後のマレーシアGPになってしまうのが残念だが、だからこそ全力を尽くしたい。コースはかなり面白そうに見える。チャレンジングでシンガポールと似た気候だが、僕らのマシンができることをしっかりと出していければと思う。シンガポールのコースよりも相性はよくないと思うので、なにが起きるか慎重に見ていかなければならないが、過去のレースを見ていると波乱があったり、突然の雨の可能性もあり、そうしたチャンスを確実にものにして少しでも上の順位を目指す」

    エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)

    「セパンは我々にとって厳しいサーキットであるのは間違いない。それはパッケージに関しても、ドライバーにとっても言えることで、一年の中でも気温、湿度ともに一番高くなる。我々の選手は、フィジカル的にも高い能力を持っているので、いつものように準備万端にしてレースウイークに臨んでくれると思う。エンジニアに対しては、この環境が独特の技術的な挑戦を求める。パフォーマンス向上とともに冷却の面でも週末を通じて最善の策を練らなければならない。パフォーマンス面では、ここ数戦と同様に予選でQ3進出を目指す。また、こうした気候の下では、信頼性がカギになる。ポイント獲得は、きちんと完走できるマシンで、1周目の混乱に巻き込まれなければ可能だと思うが、言うは易く行うは難し、というものだ。ただし、ドライバーからはMCL32はバランスがよく、低速コーナーでの力強いトラクションがあるという意見が上がっており、どちらもマレーシアのような気候では強みになると思う。19年間開催が続いたセパン・サーキットに別れを告げなければならないが、マレーシアのファンの前でいいパフォーマンスをおみせできればと思う」

    長谷川祐介 (ホンダ F1プロジェクト総責任者)

    「今週はアジアシリーズの3連戦の第2戦の地、マレーシアに向かいます。前回のシンガポールに続き、暑さと湿気の中での戦いで、タフなレースになることを予想しています。波乱となったシンガポールGPは、不運なアクシデントによりチームにとっては残念な展開でしたが、その中でも確実にポイントを獲得することができました。全体としては週末を通していいペースをみせられており、その点はポジティブに捉えています。また、アクシデントによるダメージが懸念されたフェルナンドのパワーユニットについては、HRDさくらでの確認の結果、問題がないことが分かりました。セパン・サーキットはグランドスタンドを挟む形で位置する2本の長いストレートと、さまざまなタイプのコーナーが混ざったレイアウトです。パワーサーキットで楽なレースになるとは思っていませんが、雨が多いことも特徴で、先日のシンガポールGPのような波乱の展開も有り得るので、チャンスを逃すことのないように、さまざまなケースを想定して準備を進めます。セパン・サーキットでは1999年からグランプリの開催が続いてきましたが、残念ながら今年が最後のレースになりますので、マレーシアのファンの前でいいレースをせられればと考えています」

    関連:2017 F1マレーシアGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • セルジオ・ペレス:2017 F1マレーシアGP プレビュー

    セルジオ・ペレス:2017 F1マレーシアGP プレビュー

    セルジオ・ペレスが、F1マレーシアGPへの意気込みを語った。

    セルジオ・ペレス (フォース・インディア)
    「マレーシアは僕にとって多くの意味がある場所だ。2012年に初めてF1で表彰台を獲得した場所だ。シンガポールの後、またとても暑いなかでのレースだ。去年は僕がキャリア全体で経験したなかで最も暑いレースだったと思うし、日曜日はたくさん汗をかくだろうね!」

    「天候は予測できないし、突然大きな嵐になるかもしれない。でも、暖かくて湿気が高いので、5分後にはまた乾いているかもしれない。毎年、マレーシアは暑さとトラック特性によって特別なレースになる。カレンダーからマレーシアが消えるのは本当に悲しい。他のレースでマレーシアのファンのみんなに会えることを願っているし、彼らがオンラインで僕たちをフォローし続けてくれることを願っている」

    関連:2017 F1マレーシアGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • エステバン・オコン:2017 F1マレーシアGP プレビュー

    エステバン・オコン:2017 F1マレーシアGP プレビュー

    エステバン・オコンが、F1マレーシアGPへの意気込みを語った。

    エステバン・オコン (フォース・インディア)
    「セパンはとても美しいトラックだ。本当に大好きだ。シケインは楽しいし、マレーシアは速いコーナーと中速コーナーの素晴らしいコンビネーションがたくさんある」

    「予選で良いクルマがあるときは、本当にグリップを感じることができる。とても楽しい。その一方で暑さと湿気にとって非常にタフなレースだ。雨も大きな役割を果たすだろう。少なくとも僕はそう聞いているよ! 去年はみんながそう言っていたけど、週末ずっと太陽が出て、かなり暖かかった。ここでレースをするのが最後だなんて悲しいよ。本当にクールなトラックだからね。寂しくなるね」

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