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  • MotoGP | ホンダ:第9戦 ドイツGP 予選レポート

    MotoGP | ホンダ:第9戦 ドイツGP 予選レポート

    MotoGP シーズン前半戦の締めくくりとなる第9戦ドイツGPの予選は、予想通り、厳しいアタック合戦となり、フリー走行で決勝レースの準備を進めたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が2戦連続今季3回目のポールポジション(PP)を獲得した。

    マルク・マルケスは、大接戦となったフリー走行では、初日5番手、2日目午前中のFP3では6番手と1つポジションを落としたが、ダイレクトで予選Q2に進出した。

    そして、上位12台で行われた予選Q2では3回のアタックを行い、マルケス自身が15年大会でマークしたサーキットベストタイム(1分20秒336)を3年ぶりにブレイクする同20秒270を叩き出し、125cc、Moto2時代を含め、9年連続でPPを獲得した。史上最多PP記録を更新中のマルケスは、これでPP獲得記録を「76」とした。

    今大会のマルケスは、レースウイークを通じて天候が安定していることもあり、決勝に向けてタイヤテストに集中した。ソフト、ミディアム、ハードの組み合わせでロングランに集中し、フリー走行では総合6番手をマーク。これだけでもマルケスの仕上がりのよさを強烈に感じさせるものだったが、予選では、フリー走行で温存した新品タイヤを3セット使い、見事、PPを獲得した。予選に続き、決勝では9年連続の優勝が期待される。

    初日9番手のカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が、フリー走行で3番手に浮上。大接戦となった予選では、マルケスから0.405秒遅れの7番手につけて3列目を獲得した。今大会はこれまでにない大接戦となり、フリー走行ではトップから1秒差に16台。予選Q2では、トップから12位までの差が0.668秒という厳しいものだった。予選のアタックでミスをしたというクラッチローは、目標とする2列目にはわずかに届かなかったが、好スタートを切ってトップグループに加わる意気込みだ。

    初日、フロントのフィーリングが決まらず20番手と出遅れたダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が、2日目のフリー走行で10番手に浮上。大接戦の予選でも10番グリッドを獲得した。ペドロサにとっては納得のいくグリッドではないが、過去6勝しているザクセンリンクで今季ベストを狙う。

    初日ベストリザルトの7番手タイムをマークした中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、2日目のFP3で16番手へとポジションを落とし、Q1からの予選となった。このセッションで中上は、1分20秒963で2番手タイムをマークしてQ2進出を果たす。今季2回目となったQ2では、ポジションアップこそ果たせなかったが、今季ベストタイの12番グリッドを獲得。決勝では目標とするシングルフィニッシュを目指す。

    急きょ、代役として出場することになったステファン・ブラドル(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、セッションをこなすごとにタイムを短縮して21番グリッド、チームメートのトーマス・ルティは22番グリッドから追い上げのレースに挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP ポールポジション)
    「正直、今日はPPを獲れるとは思っていませんでした。それだけにすばらしい一日になりました。チームは3本のタイヤでアタックしようと完ぺきな戦略を立てました。それが見事にPP獲得につながりました。今日は2台のドゥカティが速いことを知っていました。しかし、ミディアムのフロントで行った2回目のアタックのときにハードならもっといけるということを確信しました。最後のアタックでは、いくつかのミスを犯しましたが、0.025秒差でPPを獲得しました。PPをほぼ手中にしていたダニーロ(ペトルッチ、ドゥカティ)には申し訳ない気持ちですが、1番重要なのはフロントローからスタートすることです。明日の30周の決勝は、前半と後半で二つのレースがあると思っています。前半は速いライダーが多いと思いますが、タイヤのパフォーマンスが落ちる後半が勝負の鍵を握っています。フリー走行では21秒台でロングランできるようにがんばってきました。とても厳しい走りを要求されましたが、明日の決勝はもっと厳しい戦いが待ち受けていると思います」

    カル・クラッチロー(MotoGP 7番手)
    「チームはいい仕事をしてくれました。昨日よりもフィーリングはよかったです。ザクセンリンクで3列目スタートは決していいグリッドとは言えませんが、自分がいくつかミスを犯してしまったからです。PPを獲得したマルクは信じられないラップをこなしましたが、セクターあたり0.1秒差なので、それを思うと残念でした。しかし、決勝に向けて今日は大きな進歩を達成しました。明日はいいバトルができると思うし、ポジティブな一日でした。明日はいいスタートを切ってトップグループで戦いたいです。明日のレースを楽しみにしています」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 10番手)
    「昨日よりセットアップを前進させることができました。しかし、いくつかのパートで思うような走りができず苦戦しました。予選では、新品タイヤのパフォーマンスを十分に引き出すために全力を尽くしましたが、ラップタイムがとても接近していて、期待したようなポジションではありませんでした。全体的には、マシンの状態はよくなりレースペースも改善できました。明日の決勝では、スタートを決めなくてはいけません。タイヤのマネージメントが重要になると思います」

    中上貴晶(MotoGP 12番手)
    「今日はFP3でトップ10に残りQ2に進出する予定でしたが、FP3が思っていた以上のアタック合戦になり、16番手にポジションを落としました。結果的にいつも通りQ1から戦うことになりましたが、Q1では1分20秒台に入れることができ、2番手タイムでQ2に進出し、ここでもQ1とほぼ同じ20秒9を出しました。現状ではこれが自分の限界。ベストは尽くせたと思います。明日の決勝に向けて、フロントはハードでいくことにしましたが、リアはミディアムかソフトかまだ決めていません。昨日のフリー走行同様、後半セクションはいい感じです。タイムをロスしているセクター1と2をウォームアップと決勝で攻略して目標のシングルフィニッシュを目指します」

    ステファン・ブラドル(MotoGP 21番手)
    「今日の自分のベストタイムには満足していますが、タイムが上がるにつれて難しくなっています。今日はいくつかセッティングの変更を行いましたが、3回のセッションだけでは、自分のライディングスタイルに合わせることはできませんでした。とは言っても、自分にとってはホームGPとなるので、こうしたチャンスを与えてくれたHondaとすばらしい仕事をしてくれたチームに感謝しています」

    トーマス・ルティ(MotoGP 22番手)
    「予選ではグリップを多少改善しスピードを上げることもできました。しかし、自分のラップタイムにはがっかりしました。トップから離れすぎているので、フラストレーションを抱えることになりました。明日のレースはタイヤの選択が非常に難しいと思います。タフなレースになると思います」

  • MotoGP | 第9戦 ドイツGP 予選:マルク・マルケスがポールポジション

    MotoGP | 第9戦 ドイツGP 予選:マルク・マルケスがポールポジション

    MotoGP 第9戦 ドイツGPの公式予選が7月14日(土)にザクセンリンクで行われ、マルク・マルケス(ホンダ)がコースレコードを更新してポールポジションを獲得した。

    気温24度、路面温度46度のドライコンディションの中、マルク・マルケスは1分20秒270をマーク。2015年に記録したサーキットベストラップを自ら更新して、今季2戦連続3度目、MotoGPクラスで48度目、キャリア通算で76度目、ザクセンリンクでは2013年から6年連続、キャリア3年目の2010年から9年連続となるポールポジションを獲得した。

    2番手には0.025秒差でダニロ・ペトルッチ(アルマ・プラマック)が入り、自己最高位タイを獲得。3番手には0.057秒差でホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)が入り、今季3度目の1列目を確保した。

    2列目にはマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)。カル・クラッチロー(LCR・ホンダ)、アンドレア・イアンノーネ(スズキ)、アルバロ・バウティスタ(アンヘル・ニエト)までがコンマ5秒以内という接戦となった。

    以下、ダニ・ペドロサ(ホンダ)、アレックス・リンス(スズキ)が続き、中上貴晶(LCR・ホンダ))が初めて公式予選2に進出して0.668秒差の12番手だった。

    マルク・マルケス (1番手)
    「素晴らしいな計画だった。予選前に時間を計算したことがポールポジションをもたらした要因だと思う。ボックスに戻ったとき、『全力で行くからフロントタイヤを交換してくれ』と伝えた。今週末は1度も1番手に進出できなかったら、ポールポジションは難しいと思われた。良いなペースで走れているから、ポールポジションが必要だった。中古タイヤでは上手く走れているけど、フランイングラップが不足していたから、何としてもポールポジションが欲しかった。ミスを犯して、3コーナーで転倒しそうになった。ラストラップの始まりで、ミスを犯してしまったけど、何とか挽回できた。タオルを投げそうだったけど、そんなことはできないと自分に言い聞かせ、気持ちで攻め続けた。明日は長く、タフなレースとなるだろう。全員がタイヤに苦しむだろう」

    ダニロ・ペトルッチ (2番手)
    「ホルヘ(・ロレンソ)に感謝しないといけない。彼の後ろで走ったから。単独走行だったら、もっと遅かっただろう。2番グリッドから嬉しいけど、レース後半はリアタイヤがどうなるか誰も分からないから、厳しいレースになるだろう。その上、僕はタイヤの消耗に苦しんでいる」

    ホルヘ・ロレンソ (3番手)
    「競技規則を変更しなければいけないだろう。昨年は、トラック上で他車を待つことができないと言われたけど、ペトルッチは非常に恥知らずな行為をした。合法的なのかどうかは分からない。確かにマルクや僕は決してあのような走りはしないけど、数人のライダーたちはいつもあのような走りをする。とにかく、このトラックを考えれば、素晴らしいリザルトだからとても嬉しい。もう少し速く走ることができたけど、最終コーナーでちょっとしたミスを犯してしまい、貴重なコンマ数秒を失ってしまった。僕たちは良い仕事をしているけど、レースは長く、厳しくなるだろう。グッドなスタートを切ること、終盤に向けて少し体力を温存すること、そして、正しいタイヤを選択することが重要となるだろう。表彰台を争うけど、優勝も可能性がある」

    2018年 MotoGP 第9戦 ドイツGP 予選

    順位 No. Rider Team Time
    1 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分20秒270
    2 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング 1分20秒295
    3 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 1分20秒327
    4 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分20秒441
    5 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分20秒444
    6 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分20秒532
    7 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール 1分20秒675
    8 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分20秒682
    9 19 アルバロ・バウティスタ アンヘル・ニエト・チーム 1分20秒700
    10 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分20秒831
    11 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分20秒847
    12 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ 1分20秒938
    13 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分20秒972
    14 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分21秒059
    15 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング 1分21秒183
    16 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分21秒242
    17 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分21秒287
    18 55 ハフィス・シャリン モンスター・ヤマハ・テック3 1分21秒460
    19 53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング 1分21秒546
    20 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分21秒749
    21 6 ステファン・ブラドル エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分21秒802
    22 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分22秒012
    23 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム 1分22秒159
    24 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング 1分22秒709
  • MotoGP | ホンダ:第9戦 ドイツGP 初日レポート

    MotoGP | ホンダ:第9戦 ドイツGP 初日レポート

    MotoGPシーズン前半戦の締めくくりとなる第9戦ドイツGPのフリー走行は、終日青空が広がる絶好のコンディションで行われ、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が5番手、中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が7番手、カル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が9番手という結果となった。トップタイムのホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)から1秒差以内に18台という大接戦。その中で、3人のHonda勢が順調なスタートを切った。

    MotoGPクラスへのデビューを果たしてからドイツGPでは5連覇を達成、125cc、Moto2時代を含めると8連勝中のマルケスは、FP1で2番手。FP2では5番手へとポジションを落としたが、連続走行ではライバルを圧倒し、ドイツGP9連覇の可能性を十分に感じさせる内容だった。

    FP1では、フロントにミディアム、リアにソフトコンパウンドのタイヤを装着して27ラップを走行。1セッションを1セットのタイヤで、セッションのほとんどでトップタイムをキープするという快走を披露した。セッション終盤にニュータイヤを入れたアンドレア・イアンノーネ(スズキ)に首位を譲りタイムは2番手だったが、今季5勝目を期待させるすばらしいスタートとなった。

    FP2では、前後にミディアムを入れて連続走行を行い、ここでもセッションの大半でトップタイムをキープする。終盤、多くの選手がソフトコンパウンドのニュータイヤを入れてのアタック合戦となり、マルケスは5番手へとポジションを落とした。セッション終盤もタイヤテストに集中し、フロントにハードコンパウンドのタイヤを装着、リアはミディアムのまま27ラップを周回し、決勝に向けて着々と準備を進めた。土曜日も引き続き、決勝に向けて準備を進めることになるマルケスだが、予選では2戦連続3回目のポールポジション獲得が期待される。

    ルーキーの中上は、ベストリザルトとなる7番手で初日を終えた。FP1で11番手と好調なスタートを切ると、FP2でも順調にセットアップを進めた。セッション中盤、チームからのアドバイスで中上のライディングに合った車体のセットアップに変更すると、それがズバリ的中して一気にタイムを上げ、ベストリザルトの7番手で初日を終えた。土曜日の予選では、ダイレクトでのQ2進出を狙う。

    9番手のクラッチローが、やや苦戦のスタートとなった。特にリアタイヤのグリップに不満を抱え、初日はその問題の解消に取り組んだ。試行錯誤の一日となったが、土曜日のフリー走行と予選では、引き続き決勝に向けてのタイヤ選択に集中する予定だ。予選ではトップ5を目指す。

    前戦オランダGPのフリー走行で左手甲を痛めたフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、FP1で19ラップを走行し22番手タイムをマークしたが、左手の回復が十分ではないことから、今大会の欠場を決めた。代役として、FP2からはHondaのテストライダーを務めるステファン・ブラドルが走行し21番手。ホームグランプリで急きょ巡ってきた出場のチャンスに、ブラドルは闘志を燃やしている。チームメートのトーマス・ルティは23番手だった。

    開幕前日に今季を最後に引退することを表明したダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、フロントのフィーリングが決まらず20番手。250ccクラスで2勝、MotoGPでは4勝を挙げている得意のコースなだけに、2日目のタイム短縮とポジションアップに挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP 5番手)
    「昨年に比べるとライバルたちと接戦になっていますが、初日としてはいい日になりました。今週末は完全にドライになりそうなので、日曜日の決勝はまた接戦になりそうです。とにかく、とてもいいスタートが切れました。午前中のソフトタイヤでも午後のハードタイヤでもいいペースを維持できたので、ポジティブです。しかし、マシンを思うようにスライドできないので、明日はもう少しセットアップを進めたいと思います。このサーキットではそれが重要になってくるので、その方法を見つけなければなりません。グリップはあまりよくありませんでした。タイヤの消耗もかなり早そうだったので、その面もうまくコントールできるようにしなければなりません」

    中上貴晶(MotoGP 7番手)
    「今回は大きなチャンスだと思っていました。このサーキットはストレートがないので、タイムに差が出ません。その分、厳しい戦いは覚悟していますが、FP1からいい走りができていました。FP2では、HRCからのアイディアでセッティングを大きく変えました。それがすごくよくて、スムーズな走りができるようになり、特に後半セクションのセクター3と4ではものすごくいい走りができました。反面、セクター1、セクター2で苦戦していますが、明日はその辺を克服したいです。HRCに感謝しています。明日の予選がすごく楽しみです。ダイレクトでQ2に進出したいです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 9番手)
    「今日はあまりいい感触がなくて、正直苦戦しました。今日は13日の金曜日なので絶対プッシュしません(笑)。本当のことを言えば、あまりいいセットアップを見つけることができず、リアグリップもよくなくて、うまくいかなかっただけのことです。だからと言って、明日も前進できないというわけではありません。マシンをよくする秘策があるので、ひそかに自信はあります。今日はタイヤにいい感触がなかったので、明日はレースタイヤの選択に集中しなければなりません。ここ数戦はかなり順調で、毎戦トップ6に入ることができたので、この進歩には満足しています。今回は表彰台を獲得しなければなりません。厳しい戦いになりますが、悪くてもトップ5には入れると思います」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 20番手)
    「今日のラップタイムは最初からとてもよかったのですが、でもほかのライダーについていけるほどのいい感触はありませんでした。フロントフォークのセッティングに苦戦し、コーナーで十分な速さがありませんでした。2つのセッション中に前進できなかったので、明日はセットアップにおいてなにか別のことを試したいと思います」

    ステファン・ブラドル(MotoGP 21番手)
    「忙しい一日になりました。今回はテレビ放送のために来ていたし、FP1はテレビの仕事をしていました。そのあと、HRCのアルベルト・プーチ監督から呼ばれ、フランコの代役を頼まれました。急な展開でしたが、チームは温かく迎えてくれましたし、とてもプロフェッショナルな対応をしてくれました。チームには本当に感謝しています。Honda RC213Vは知っているので、FP2ではとにかく楽しもうと努力しました。と同時に、レースに向けて準備をしました。フランコが回復して、できる限り早くレースへ復帰することを願っています」

    トーマス・ルティ(MotoGP 23番手)
    「今日は初めてこのサーキットをMotoGPマシンで走ったのですが、とても難しかったです。忍耐強く、FP2に向けて前進しようとがんばりました。午後はもっと前進できると思っていましたが、思ったほどではありませんでした。これからすべてのデータを検証して、明日の午前中にもっといい感触を得られるようにしたいです」

  • MotoGP | ホンダ:第9戦 ドイツGP プレビュー

    MotoGP | ホンダ:第9戦 ドイツGP プレビュー

    MotoGP 第9戦ドイツGPが、7月13日(金)~7月15日(日)の3日間、ドレスデン近郊のザクセンリンクで開催される。

    ザクセンリンクの歴史は古く、1927年に初めて公道を使ったレースが行われ、1961~1972年には、東ドイツGPの舞台となった。そして、90年に東西ドイツが統合されるとザクセンリンクでのグランプリ復活を望む声が高まり、全面改修を受けた1998年にドイツGPの舞台として再び開催。今年で21度目の開催を迎える。

    グランプリが復活した当初のザクセンリンクは、一周3.508kmのショートコース。タイトなコーナーが連続し、ストレートも短く、エンジンパワーをほとんど発揮できないレイアウトだった。

    そのため、2001年にコースの後半部分が改修されて3.704kmへと延長された。さらに、03年にはコース幅を広げる改修が行われ、全長は3.671kmへとわずかに短くなったが、MotoGPマシンのパフォーマンスを発揮できるコースに生まれ変わった。以来、ザクセンリンクは、パッシングポイントの多い白熱した戦いが繰り広げられるサーキットとして、選手たちから好評となっている。

    過去20度の大会でHondaは14勝を挙げている。ザクセンリンクで優勝してきたHondaライダーは、ミック・ドゥーハン、アレックス・バロス、バレンティーノ・ロッシ(現ヤマハ)、セテ・ジベルノー、マックス・ビアッジ。そして、Repsol Honda Teamで13年目のシーズンを迎えるダニ・ペドロサは、2007年、10年、11年、12年と過去4勝を挙げている。さらに、MotoGPクラスにデビューした2013年に史上最年少記録でチャンピオンに輝いたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、13年から17年までドイツGP5連勝を達成してファンを喜ばせた。ペドロサ、マルケスのRepsol Honda Teamの両選手が、過去8年連続でドイツGPを制覇してきた。今年はRepsol Honda Team9連覇とHondaとして15回目のザクセンリンク制覇に挑む。

    13年、14年、16年、17年とMotoGPクラスにデビューしてから5年間でこれまで4度MotoGPクラスのチャンピオンに輝いたマルケスは、COTA(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)で開催された第3戦アメリカズGPで達成した6年連続大会制覇に続き、今大会はシーズン2度目の6連覇の期待が寄せられる。

    過去、ドイツGPで優勝したマルケスは、それ以降、調子を上げて勝ち星を重ね、タイトル獲得に大きく前進した。今年はチャンピオンシップをリードして今大会を迎える。ここはマルケスにとって相性のいいサーキットの一つ。10年には125cc、11年と12年にはMoto2クラスを制している。そして、13~17年はMotoGPクラスで5年連続制覇と、ドイツGPでは8連勝を達成している。今年はドイツGP9連覇を達成し、3年連続5回目の最高峰クラスチャンピオン獲得に弾みをつける意気込みだ。

    チームメートのダニ・ペドロサも、ザクセンリンクを得意としている。これまで、250ccクラス(現Moto2)で2勝、最高峰クラスで4勝を挙げて、自身最多の大会6勝を挙げている相性のいいサーキットだ。過去5年はチームメートのマルケスが強く、なかなか優勝できていないが、14年、15年と連続2位。“フラッグ・トゥ・フラッグ”となった16年は、マシンチェンジを行ってから苦戦して6位だったが、昨年は3位になり、Repsol Honda Teamがそろって表彰台に立った。今季ここまで表彰台のないペドロサだが、今大会は、今季初優勝、初表彰台を目指す。

    前戦オランダGPで予選2番手、今季2回目のフロントローを獲得、決勝では7台によるし烈な優勝争いで6位でフィニッシュしているカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が、得意とするザクセンリンクに闘志を見せている。16年の大会は、“フラッグ・トゥ・フラッグ”となった難しいレースで2位。この表彰台をきっかけに、シーズン後半戦は2勝を挙げる大躍進を果たした。昨年の予選はフロントロー争いに加わり惜しくも4番手。決勝はタイヤの選択がうまくいかず10位だったが、今年は2年ぶりの表彰台獲得と今季2勝目に挑む。

    前戦オランダGPのフリー走行で転倒を喫し、左手甲を骨折して大会を欠場したフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が、今大会から復帰する。オランダGPを終えたときにはドイツGPの出場は厳しいという観測だったが、予想以上に順調に回復、木曜日のメディカルチェックを受けて大会出場に挑む。

    過去3戦、不運の転倒やタイヤのパフォーマンスを発揮できないためにノーポイントに終わっている中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が、4戦ぶりのポイント獲得に挑む。過去2戦は、鈴鹿8時間耐久ロードレースのテストのためにヨーロッパと日本を往復するハードスケジュールとなっているが、シーズン前半戦を締めくくる大会で目標とするトップ10フィニッシュを目指す。

    スイスから応援団が大勢かけつけるトーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、得意のコースでMotoGP初ポイント獲得に挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP 総合1位)
    「アッセンは非常にミスをしやすいレースでしたが、優勝したことでチャンピオンシップのアドバンテージを広げることができました。オランダの勝利はとても重要でした。今大会は全く違うキャラクターのサーキットです。これまではとても力強い走りができましたが、今年もそうできるように全力を尽くします。ザクセンリンクは、とても天気が変わりやすく、天候が走りに大きな影響を与えます。雨、そしてミックスコンディションになったときは、路面コンディションなどすべてが劇的に変化するので、それに備えておかなければなりません。どんなレースになるのか様子を見たいです。とにかく、いいレベルを見つけ、レースウイークを力強くスタートできるようにがんばります。そして日曜日に再び表彰台争いができるようにがんばります」

    カル・クラッチロー(MotoGP 総合6位)
    「ドイツGPは大勢の観客がきて、いつも楽しい週末になるので、とても楽しみです。ザクセンリンクは、とても難しいコースです。高低差があるだけではなく、普通とはかなり違うレイアウトで、とても楽しいです。日曜日の決勝では、いつものように表彰台を目標に、全力を尽くします。そして、いいレースができることを願っています。ここ数戦の結果には満足していますが、アルゼンチン以来となるトップ3に心から戻りたいと思っています」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 総合12位)
    「ザクセンリンクのレースが楽しみです。このサーキットは好きです。アッセンのレース後半は、他のレースに比べていいペースを刻めたと思います。ザクセンリンクではさらに前進したいです。予選でもっと速くなれるように新品タイヤでいいラップを刻めるようにしたいです」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 16位)
    「ケガをした左手がかなり回復したので、ドイツへ行くことにしました。レースに出られるかどうかは木曜日のメディカルチェックを受けてからになります。昨年、ドイツGPでシーズン6勝目を挙げて、チャンピオンシップでも総合首位をキープしました。今年もザクセンリンクのとてもいい思い出をキープしたいです」

    中上貴晶(MotoGP 20位)
    「前回のアッセンではリアグリップに苦しみ、少し残念な結果だったので、ドイツが楽しみです。オランダGP後に行ったチェコ・ブルノテストでは、自分のライディングとマシンのセットアップで前進できるように一生懸命取り組みました。今週末はすばらしい思い出があるサーキットでプッシュし続け、前進し続けたいと思います。いいセットアップを見つけることは難しいと思いますが、この挑戦は僕やチームにとって楽しいものになると思います」

    トーマス・ルティ(MotoGP 総合24位)
    「ザクセンリンクではいつもすばらしいサポートがあります。多くの人がスイスから応援に来てくれるので、ザクセンリンクはとても好きなサーキットです。ザクセンリンクは、2002年に世界チャンピオンシップのデビューを飾ったところなので、すばらしい特別な思い出があります。レイアウトはタイトでトリッキーです。左コーナーがたくさんあってとてもユニークです。MotoGPマシンではさらに短く感じると思いますが、ブルノでポジティブなテストを行ったので、気持ちを新たにチャレンジしたいと思います。今週末はトップ15にようやく入れることを願っています」

  • 【MotoGP】 第8戦 オランダGP 結果:マルク・マルケスが今季4勝目

    【MotoGP】 第8戦 オランダGP 結果:マルク・マルケスが今季4勝目

    MotoGP 第8戦 オランダGPの決勝レースが7月1日(日)にTT・サーキット・アッセンで行われ、ポールポジションからスタートしたポイントリーダーのマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が今季4勝目を挙げた。

    気温23度、路面温度40度のドライコンディションの中、ポールポジションからスタートしたマルク・マルケスは、終盤にペースアップして優勝争いを繰り広げたグループを引き離し、今季4勝目、最高峰クラスで39勝目、当地で4年ぶり5勝目、キャリア通算65勝目を挙げ、タイトル争いのライバルたちとのポイントアドバンテージを拡大した。

    2位には2.269秒差で5番グリッドのアレックス・リンス(スズキ)が続き、最高峰クラスでの自己最高位を獲得。3位には6番グリッドからスタートしたマーベリック・ビニャーレス(モビスター・ヤマハ)が入り、第3戦アメリカズGP以来今季2度目の表彰台を獲得した。

    以下、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)、バレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ)、カル・クラッチロー(LCR・ホンダ)、ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)、ヨハン・ザルコ(ヤマハ・テック3)、アルバロ・バウティスタ(アンヘル・ニエト)、ジャック・ミラー(アルマ・プラマック)がトップ10入り。

    13番グリッドの中上貴晶(LCR・ホンダ)は、34.037秒差の19位でフィニッシュした。

    チャンピオンシップは、総合1位のマルク・マルケスが総合2位のバレンティーノ・ロッシに対して、アドバンテージを41ポイント差に広げた。

    2018年 MotoGP 第8戦 オランダGP 決勝 結果

    順位 No. Rider Team
    1 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム
    2 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター
    3 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP
    4 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム
    5 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP
    6 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール
    7 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム
    8 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3
    9 19 アルバロ・バウティスタ アンヘル・ニエト・チーム
    10 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング
    11 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター
    12 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
    13 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ
    14 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ
    15 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム
    16 53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング
    17 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
    18 55 ハフィス・シャリン モンスター・ヤマハ・テック3
    19 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ
    20 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS
      9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング
      10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング
      17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム
  • 【MotoGP】 ホンダ:第8戦 オランダGP 予選レポート

    【MotoGP】 ホンダ:第8戦 オランダGP 予選レポート

    前日に続き、快晴の中で行われたMotoGP オランダGPの予選は、フリー走行でセットアップに集中したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、予選でも快調にラップを刻んでトップタイムをマーク。第3戦アメリカズGP以来、今季2度目のポールポジション(PP)を獲得した。史上最多PP記録を更新中のマルケスは、これで通算記録を「75」とした。

    マルケスは、初日のフリー走行では、ハードコンパウンドのタイヤを中心にロングランを行い8番手だった。しかし、2日目のFP3では、今大会初めてアタックを敢行して一気にトップに浮上。予選前のFP4でもすばらしいアベレージでトップタイムを刻んだ。こうして順調にメニューを消化したマルケスは、大接戦となった予選Q2でも最速タイムを刻む。1回目のアタックで1分33秒330をマークすると暫定トップに浮上。その後、ライバルたちがタイムを更新したためポジションを落としたが、2回目のアタックでは1分32秒791へとタイムを短縮、再びトップに浮上してPPを獲得した。

    カル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が、第4戦スペインGPのPP獲得以来、4戦ぶりにフロントローを獲得した。今大会は初日のフリー走行で5番手とまずまずのスタートを切ると、2日目は3番手にポジションを上げて予選Q2に進出。そして、迎えた予選Q2では、前を走るマルケスを追撃し、わずか0.041秒差の2番手につけた。

    PP獲得のマルケスから2番手のクラッチロー、そしてフロントロー3番手につけたバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)までのタイム差は、わずか0.059秒。さらにトップから6番手までが0.193秒差という今季最も厳しい予選となった。

    鈴鹿8時間耐久ロードレースのテストを終えてオランダにかけつけた中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は13番手だった。初日のフリー走行は、スーパーバイクからMotoGPマシンへの乗り換えにやや時間を要し20番手と出遅れたが、2日目のフリー走行と予選で着実にタイムを短縮した。Q1では上位6人のタイム差が0.094秒という大接戦の中で3番手。わずかの差でQ2進出を逃したが、決勝に向けて登り調子をアピール。今大会は3戦ぶりのポイント獲得とベストリザルトが期待される。

    トーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、着実にタイムを更新。セットアップも進んだが、大接戦の中で思ったほどポジションを上げることができず、22番手。8列目からのスタートになるが、今季初ポイント獲得に向けて全力を尽くす。

    初日のFP1で好調なスタートを切ったフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、さまざまなセットにトライして上位を目指したが、FP3で転倒を喫し、その転倒で左手甲の骨を骨折し、今大会を欠場することになった。

    マルク・マルケス(MotoGP ポールポジション)
    「今週末はここまでのところ、思っていた以上にうまくいっています。今シーズンは、ポールポジションは僕の最も強いポイントにはなっていません。オースティン(アメリカズGP)でポールポジションを獲得しましたが、(予選中のペナルティーで)4番グリッドからのスタートになったので、実際には今年は初めてトップグリッドからのレースになります。今日は、FP3とFP4で行った連続ラップのリズムにとても満足しています。そしてQ2の結果も満足できるものでした。いい方向でがんばって取り組んでいます。このサーキットでは安定性が一番の目標です。一歩一歩それをよくしてきました。最初の目標は表彰台フィニッシュですが、正直今は優勝争いができる可能性があります。引き続き集中して、明日のウォームアップでまた少し安定性をよくできるようにがんばり、タイヤの最後の選択をしたいです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 2番手)
    「すばらしい気分です。チームはいい仕事をしてくれました。Hondaもいい仕事をしてくれました。みんなにとって、エキサイティングな予選セッションだったと思います。かなり挙動があるので、少し乗りにくいように見えますが、マシンがうまく機能しているので満足しています。力強い走りができる感じがします。フィーリングもいいです。チームのおかげでフロントローを獲得できました。でも問題は同じようなペースで走れるライダーが10人いることです。マルクがほかのみんなより少しいいペースがあると思いますが、明日彼が一歩前に進めるかは分かりません。僕たちの仕事には満足しています。明日は見ていておもしろいレースになると思います。表彰台に上がれることを願っています」

    中上貴晶(MotoGP 13番手)
    「厳しいQ1になると思っていました。ザルコ、ダニ、ミラーと予選に強い選手が多くいました。その中でベストを尽くしましたが、Q1トップのザルコから6番手のミラーまで0.094秒差。正直、ここまで厳しい戦いになるとは思いませんでした。Q2に行けなかったのは残念ですが、やれることはすべてやりました。今日はFP3まで思うようにタイムを短縮できなかったのですが、FP4、そしてQ1とリズムよく乗れるようになりました。FP3まではセクター1、セクター3でタイムロスしていますが、それがかなり改善できました。明日のウォームアップでさらにセットアップを改善していきたいです。タイヤはハードコンパウンドのフィーリングがよかったのですが、明日のコンディションを見て最終的に決めたいです。今日はカウルも小さいのを使いました。それもハンドリングに貢献したと思います。過去2戦、ノーポイントなので、今回はしっかりポイントを獲得したいです」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 18番手)
    「今日はとても難しい一日でした。Q2へ進めず、Q1でも十分に速いペースがありませんでした。午後は風に苦しみました。スタートポジションは明らかによくありませんが、レースに向けて前向きになって、明日の決勝で取り戻せるようにがんばらなければなりません。正しいタイヤの選択をしていいスタートを切ることが重要になってきます」

    トーマス・ルティ(MotoGP 22番手)
    「今日はいいラップタイムをマークして少し前進できました。でもまだ十分ではないし、楽ではありませんでした。まだマシンに苦戦しています。不安定ですが、ウォームアップでいいバランスを見つけて、レースでは速いリズムを刻めることを願っています」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 欠場)
    「この転倒と左手のケガは本当に残念です。回復にどのくらいの時間がかかるのか、ルーキー・オブ・ザ・イヤーのチャンスにどれくらい影響するのかは医者に確認しなければなりません。転倒のあとに僕の状態を心配してくれたすべての人に感謝したいです。ハイスピードの転倒だったので、骨折以外でもかなり痛みがあります」

  • 【MotoGP】 第8戦 オランダGP 予選:マルク・マルケスがポール獲得

    【MotoGP】 第8戦 オランダGP 予選:マルク・マルケスがポール獲得

    2018年のMotoGP 第8戦 オランダGPの公式予選が6月30日(日)にTT・サーキット・アッセンで行われ、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)がポールポジションを獲得した。

    気温24度、路面温度42度のドライコンディションの中、マルク・マルケスは1分32秒791をマーク。第2戦アルゼンチンGP以来今季2度目、最高峰クラスで47度目、キャリア通算75度目となるポールポジションを奪取した。

    2番手には0.041秒差でカル・クラッチロー(LCR・ホンダ)、3番手には0.059秒差でバレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ)が続き、それぞれ今季2度目の1列目を確保した。

    2列目はアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)、アレックス・リンス(スズキ)、マーベリック・ビニャーレス(モビスター・ヤマハ)。3列目にはアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)、ヨハン・ザルコ(ヤマハ・テック3)、アンドレア・イアンノーネ(スズキ)。4列目にはホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)、ダニロ・ペトルッチ(アルマ・プラマック)、アルバロ・バウティスタ(アンヘル・ニエト)が並ぶ。

    中上貴晶(LCR・ホンダ)は、公式予選Q1で0.025秒差の3番手。フリー走行総合15番手のダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)は、公式予選!1で8番手だった。

    2018年 MotoGP 第8戦 オランダGP 予選 結果

    順位 No. Rider Team Time
    1 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分32秒791
    2 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール 1分32秒832
    3 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分32秒850
    4 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分32秒870
    5 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分32秒933
    6 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分32秒984
    7 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分33秒029
    8 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分33秒072
    9 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分33秒120
    10 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 1分33秒167
    11 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング 1分33秒292
    12 19 アルバロ・バウティスタ アンヘル・ニエト・チーム 1分34秒015
    13 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ 1分33秒625
    14 53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング 1分33秒666
    15 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング 1分33秒666
    16 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分33秒672
    17 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分33秒995
    18 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム 1分34秒125
    19 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分34秒145
    20 55 ハフィス・シャリン モンスター・ヤマハ・テック3 1分34秒149
    21 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分34秒268
    22 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分35秒192
    23 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング 1分35秒646
  • 【MotoGP】 第8戦 オランダGP FP1:マルク・マルケスがトップ発進

    【MotoGP】 第8戦 オランダGP FP1:マルク・マルケスがトップ発進

    MotoGP 第8戦 オランダGPフリー走行1が6月29日(金)、TT・サーキット・アッセンで行われ、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が今季17度目のトップタイムをマーク。第5戦フランスGP以来、今季3度目の1番手発進を決めた。

    気温23度、路面温度32度のドライコンディションの中、マルク・マルケスは1分34秒277をマーク。2番手には0.177秒差でマーベリック・ビニャーレス、3番手には0.286秒差でバレンティーノ・ロッシとモビスター・ヤマハの2台が続いた。

    以下、ジャック・ミラー(アルマ・プラマック)、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)、アンドレア・イアンノーネ(スズキ)、ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)、フランコ・モルビデッリ(エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS)、カル・クラッチロー(LCR・ホンダ)、ダニロ・ペトルッチ(アルマ・プラマック)がトップ10入り。

    中上貴晶(LCR・ホンダ)は、1.728秒差の22番手だった。

    2018年 MotoGP 第8戦 オランダGP フリー走行1回目

    順位 No. Rider Team Time
    1 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分34秒227
    2 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分34秒404
    3 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分34秒513
    4 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング 1分34秒548
    5 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分34秒637
    6 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分34秒684
    7 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 1分34秒811
    8 21 フランコ・モルビデリ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分34秒820
    9 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール 1分34秒898
    10 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分35秒037
    11 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング 1分35秒096
    12 19 アルバロ・バウティスタ アンヘル・ニエト・チーム 1分35秒102
    13 53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング 1分35秒146
    14 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分35秒182
    15 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分35秒245
    16 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分35秒271
    17 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分35秒289
    18 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分35秒376
    19 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム 1分35秒669
    20 55 ハフィス・シャリン モンスター・ヤマハ・テック3 1分35秒838
    21 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分35秒935
    22 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ 1分35秒955
    23 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分36秒471
    24 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング 1分39秒955
  • レッドブル、マルク・マルケスを絶賛 「F1シートを提供してもいい」

    レッドブル、マルク・マルケスを絶賛 「F1シートを提供してもいい」

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、MotoGPチャンピオンのマルク・マルケスのF1初走行に感銘を受けたとし、将来、マルク・マルケスは2輪から4輪に転向することも可能だと考えていると語る。

    今週、マルク・マルケスはレッドブル・リンクでプライベートテストに参加。トロロッソ・ホンダのカラーリングが施されたレッドブル・レーシングの2012年マシン『RB8』で43周を走り込んだ。

    マルク・マルケスのベストタイムは、去年のF1オーストリアGPでバルテリ・ボッタスが記録したポールタイムよりも10秒遅いが、今回マルケスが走らせた2012年の“ショーカー”はKERSのないV8エンジンが搭載されており、DRSもついておらず、タイヤはピレリの硬いプロモーション用タイヤが装着されていた。2014年にフェリペ・マッサがポールポジションを獲得したタイムからは6秒ほどの遅れとなる。

    「マルクは1分21秒台でスタートし、1分14秒台まで縮めた」とヘルムート・マルコはコメント。

    「彼はMotoGPで驚異的なライダーだが、F1でも同じように優れていた。彼が非常に素早くタイムを出していったことに満足している」

    「最初はもっとゆっくりとしたプログラムが意図されていたが、私はマルクならそれを即座にこなされると言っていたし、彼はそれを示した」

    元F1ドライバーでマルク・マルケスの“コーチ”を務めたマーク・ウェバーも、マルケスの驚異的なパフォーマンスを絶賛している。

    「彼は朝食の倍では本当に静かだった。コックピットに乗り込むとすぐに100%集中し、レーストラックでトップパフォーマンスを披露してみせた」

    「F1とMotoGPはまったくの別物だ。マルクはインストラクターとしての僕の仕事をとても簡単なものにしてくれた。彼は常に適切な質問をしてきたし、ラップ毎に改善していた」

    「F1カーを走らせてラップタイムを生み出す方法はまったく異なる。ダウンフォースははるかに多いし、コーナリングでのグリップも多い。目線は異なるし、側面のコンポーネントやシートポジションも独特だ」

    「素晴らしく印象的な午前だった。彼は少しずつタイムを縮めていった。ブレーキグエリア、高速コーナー、そして、今ではもう少しラップタイムを引き出すために少し時間がかかる最後のパートに入っている」

    「彼は少なくともF1のミッドフィールドで戦えるであろう進歩を示した。あのような短時間であそこまでのパフォーマンスを発揮できたことは彼の巨大な才能のすべてを物語っている。彼の走りは素晴らしかった」

    マルク・マルケスがまだ25歳であるこおとを考えれば、2輪から4輪に転向する機会が残っているのは明らかだ。

    ヘルムート・マルコは、もしマルク・マルケスが4輪に転向する気があるのであれば、2021年にレッドブルはシートを提供することも可能なくらいだと語る。

    「今後数年で彼はMotoGPでさらに多くの記録を打ち立てていくことになるだろう。その後はF1が実際に可能性として出てくるかもしれない」とヘルムート・マルコはコメント。

    「これまでジョン・サーティースのような両方のレースシリーズで競争できる驚異的な才能が何名か存在した。マルクもそれに必要なものを持ち合わせている」

    「彼がF1カーに座るのが今日が最後ではないのは間違いない」

  • マーク・ウェバー、マルク・マルケスのF1マシンへの適応力を絶賛

    マーク・ウェバー、マルク・マルケスのF1マシンへの適応力を絶賛

    MotoGPチャンピオンのマルク・マルケスのF1初走行に“コーチ”として参加した元F1ドライバーのマーク・ウェバーは、マルク・マルケスのF1マシンへの適応力を絶賛した。

    マルク・マルケスは6月5日(火)にレッドブル・リンクでのプライベートテストに参加。トロロッソ・ホンダのカラーリングが施されたレッドブル・レーシングの2012年マシン『RB8』で43周を走り込んだ。

    走行前にレッドブルのファクトリーでシミュレーターで準備を行ったマルク・マルケスは、レッドブルのオーナーであるディトリッヒ・マテシッツ、モータースポーツアドバイザーのヘルムート・マルコ、本田技研工業のモータースポーツ部長を務める山本雅史、元F1ワールドチャンピオンのメルセデスの非常勤取締役を務めるニキ・ラウダが見守るなか、F1マシンでの初走行を実施した。

    「世界最速のマシンを走らせるのがずっと夢だった」とマルク・マルケスはコメント。

    「今日の走行にむけてしっかり準備してきたし、あまり寝れなかった。信じられない経験だったし、間違いなく僕のキャリアのハイライトだね」

    「MotoGPとは大きな違いがある。特に最初は視界の制限が大きなチャレンジだった。コックピットのなかは思っていたよりも締め付けられる感じがあった。制動距離やターンインのタイミングも完全に異なる」

    「もちろん、F1カーにははるかに多くのダウンフォースがあるし、特にコーナーの多いサーキットの部分では楽しかった」

    マルク・マルケスのコーチとして参加したマーク・ウェバーは、マルク・マルケスのF1初走行に感銘を受けたと語る。

    「印象的だった。もちろん、マルクは2輪の世界でトップに立っている男だからね」とマーク・ウェバーはコメント。

    「コックピットに乗り込むと彼はすぐに100%集中していたし、レーストラックでトップパフォーマンスを発揮した」

    「F1とMotoGPはまったくの別物だ。マルクはインストラクターとしての僕の仕事をとても簡単なものにしてくれた。彼は常に適切な質問をしてきたし、ラップ毎に改善していた」

    「F1カーを走らせてラップタイムを生み出す方法はまったく異なる。ダウンフォースははるかに多いし、コーナリングでのグリップも多い。目線は異なるし、側面のコンポーネントやシートポジションも独特だ」

    「素晴らしく印象的な午前だった。彼は少しずつタイムを縮めていった。ブレーキグエリア、高速コーナー、そして、今ではもう少しラップタイムを引き出すために少し時間がかかる最後のパートに入っている」

    「全体的にはここにいられたことは本当に名誉なことだった。彼の走りは素晴らしかった」

    かつて、MotoGPライダーのバレンティーノ・ロッシは、本格的に4輪への転向を考えて、フェラーリのF1マシンをテストしている。

    マルク・マルケスは、近い将来での転向はないとしつつも、将来、4輪でレースをする可能性についてはオープンなままにしている。

    「今後数年はMotoGPに留まることが僕の完全な焦点だ。僕は素晴らしいチームにいるし、高いモチベーションを持っている」

    「でも、どうなるかはわからないよね。数年後にはF1を真剣に考えているかもしれないね!」