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  • MotoGP 第15戦 タイGP 結果 | マルク・マルケスがポール・トゥ・ウィン

    MotoGP 第15戦 タイGP 結果 | マルク・マルケスがポール・トゥ・ウィン

    MotoGP 第15戦 タイGPの決勝レースが10月7日(日)にチャーン・インターナショナル・サーキットで行われ、マルク・マルケスが今季7勝目を挙げた。

    気温32度、路面温度49度のドライコンディションの中、ポールポジションからスタートしたポイントリーダーのマルク・マルケスはゴールラインまで繰り広げられた優勝に競り勝ち、2戦連続7勝目。今季3度目のポール・トゥ・フィニッシュ、最高峰クラスで42勝目、キャリア通算68勝目を挙げた。

    2位には0.115秒差で、アンドレア・ドヴィツィオーゾが入り今季7度目の表彰台を獲得。3位にはマーベリック・ビニャーレス(モビスター・ヤマハ)が入り、第9戦ドイツGP以来今季4度目の表彰台を獲得した。

    以下、バレンティーノ・ロッシ、ヨハン・ザルコ、アレックス・リンス、カル・クラッチロー、アルバロ・バウティスタ、ダニロ・ペトルッチ、ジャック・ミラーがトップ10入り。

    14番グリッドの中上貴晶(LCR・ホンダ)は、3ラップ目に今季12度目の転倒を喫したが、レースに復帰して2周遅れで完走した。

    残り4戦100ポイントのタイトル争いとなったチャンピオンシップは、総合1位マルク・マルケスと総合2位アンドレア・ドヴィツィオーゾのギャップが72ポイント差から77ポイント差に拡大。

    次戦日本GPは、ツインリンクもてぎで19日に初日、21日に決勝レースが行われる。

    2018年 MotoGP 第15戦 タイGP 決勝 結果

    順位 No. Rider Team
    1 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム
    2 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム
    3 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP
    4 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP
    5 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3
    6 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター
    7 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール
    8 19 アルバロ・バウティスタ アンヘル・ニエト・チーム
    9 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング
    10 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング
    11 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター
    12 55 ハフィス・シャーリン モンスター・ヤマハ・テック3
    13 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ
    14 21 フランコ・モルビデリ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS
    15 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
    16 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ
    17 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム
    18 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング
    19 81 ジョルディ・トーレス レアーレ・アビンティア・レーシング
    20 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS
    21 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
    22 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ
      26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム
  • MotoGP 第15戦 タイGP 予選 | マルク・マルケスがポールポジション

    MotoGP 第15戦 タイGP 予選 | マルク・マルケスがポールポジション

    MotoGP 第15戦 タイGPの公式予選が10月6日(土)にチャーン・インターナショナル・サーキットで行われ、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)がポールポジションを獲得した。

    気温31度、路面温度50度のドライコンディションの中、マルク・マルケスは1分30秒863をマーク。20113年から始まった予選方式で初めて公式予選1を突破したライダーがポールポジションを獲得した。

    2番手には0.011秒差でバレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ)が入り、第10戦チェコGP以来、今季4度目の1列目に進出。3番手には0.139秒差でアンドレア・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)が入り、2戦連続5度目の1列目を確保した。

    以下、マーベリック・ビニャーレス、カル・クラッチロー、アンドレア・イアンノーネ、ダニ・ペドロサ、ヨハン・ザルコ、ダニロ・ペトルッチ、ジャック・ミラーがトップ10入り。

    中上貴晶(LCR・ホンダ)は、公式予選1で4番手。明日の決勝レースを5列目14番グリッドから迎える。

    2018年 MotoGP 第15戦 タイGP 予選 結果

    順位 No. Rider Team Time
    1 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分30秒088
    2 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分30秒099
    3 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分30秒227
    4 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分30秒328
    5 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール 1分30秒356
    6 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分30秒419
    7 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分30秒458
    8 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分30秒471
    9 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング 1分30秒599
    10 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング 1分30秒660
    11 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分30秒738
    12 19 アルバロ・バウティスタ アンヘル・ニエト・チーム 1分30秒976
    13 21 フランコ・モルビデリ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分30秒923
    14 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ 1分30秒995
    15 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分31秒207
    16 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分31秒243
    17 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム 1分31秒374
    18 55 ハフィス・シャーリン モンスター・ヤマハ・テック3 1分31秒389
    19 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分31秒399
    20 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング 1分31秒686
    21 81 ジョルディ・トーレス レアーレ・アビンティア・レーシング 1分31秒819
    22 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分31秒830
    23 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分31秒835
  • ホルヘ・ロレンソ、マルク・マルケスに怒り「確信犯でやっている」

    ホルヘ・ロレンソ、マルク・マルケスに怒り「確信犯でやっている」

    ドゥカティのホルヘ・ロレンソは、MotoGP 第14戦 アラゴンGPのオープニングラップで行く手を阻む走りをしたマルク・マルケス(ホンダ)を“確信犯でやっている”と批判した。

    ポールポジションからスタートしたホルヘ・ロレンソは、ターン1のブレーキングでアウトのダート側に膨らみ、リアのコントロールを失ってハイサイドを起こし激しくクラッシュ。ロレンソは、自力で立ち上がったものの、足を引きずっており、サーキットのメディカル・センターに搬送された。

    診断では、右足親指を脱臼し、第2中足骨に複雑骨折があることが判明。医師は、即座に右足をギブスで固定した。

    「失望感と同時に怒りを覚えている」とホルヘ・ロレンソはコメント。

    「良いレースができると確信していたうえ、優勝争いもできると思っていた」

    「スタートは良かった。マルケスと同じラインを取ったが、彼は最初のコーナーでブレーキングを遅らせたため、ワイドにラインを取らざるを得ず、しかも彼に行く手を阻まれる格好になった。他のライダーに抜かれまいとダートの上でアクセルを開けたら、リアがスライドしてクラッシュする羽目になった」

    「マルケスがああいう走り方をするのは今回が初めてではない。彼は他のライダーのことを気にしないし、しかも確信犯でやっている。レース・ディレクションに話をすることはないが、再びこのようなことが起こって欲しくない」

    ホルヘ・ロレンソは、10月5日~7日にブリラム・サーキットで開催予定のタイGPには参戦できると回復に自信を覗かせた。

    「足の親指を脱臼して、他の骨には骨折があるので、完治までどのくらいかかるか見極める必要がある。タイGPまでには治って欲しい。今回もポイントを獲得できなかった上に、怪我をした状態でアラゴンを去ることになり、本当に残念だ。悲しいし、ガッカリしている」

  • MotoGP | ホンダ 第14戦 アラゴンGP 決勝レポート

    MotoGP | ホンダ 第14戦 アラゴンGP 決勝レポート

    MotoGP 第14戦 アラゴンGPの決勝レースは、レースウイークを通じて最も気温も路面温度も上がり、厳しいコンディションの中でスタートが切られた。その中で予選3番手につけたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、決勝に向けて調整してきたハードコンパウンドのリアタイヤのフィーリングが完ぺきでなかったことから、ウォームアップのあとでソフトを選択することを決断。チームとの間で長いミーティングを行い、チームも最終的にマルケスの判断を尊重、フロントにハード、リアにソフトを履いてレースに挑んだ。

    結果的にそれが功を奏し、23周を通じて安定した走りが実現。中盤まではアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)をピタリとマーク。後半はスズキ勢の2人、アンドレア・イアンノーネとアレックス・リンスを加えた4台でトップグループを形成するが、終盤トップに立ったマルケスが後続の追撃を振りきり、今季6勝目を達成した。これにより、後半戦に入って連勝を続けてきたドゥカティ勢の連勝は「3」でストップ。総合2位で今大会2位のドヴィツィオーゾとの差を67点から72点へと広げ、マルケスはタイトル獲得まで、あと一歩に迫った。

    大会3連覇、最高峰クラスで通算4回目の優勝を達成したマルケスは、サーキットに集まった大勢の地元ファンの声援を受け、満面の笑みを浮かべた。

    チームメートのダニ・ペドロサも今季ベストタイの5位でフィニッシュした。トップグループを形成した4人には少し遅れを取ったが、後続の追撃を完全にシャットアウトするすばらしい走りを披露。2年連続の表彰台獲得は果たせずも、アラゴンGP最後のレースで好走を見せたペドロサには、ファンから大きな拍手が送られた。

    予選13番手もグリッドペナルティーにより、19番グリッドから決勝に挑んだフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、すばらしい追い上げを見せて11位でフィニッシュした。今大会は初日から好調な走りを見せていたが、決勝でも厳しいグリッドからの追い上げに、ファンは大喜びだった。そのモルビデリと最後まで激しい戦いを展開した中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が12位。Moto2時代からのライバルに遅れを取り、悔しいレースとなったが、次戦からのアジアラウンドを迎えるにあたり、上り調子の走りで手応えをアピールした。

    トーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が17位でフィニッシュ。初ポイント獲得にあと一歩まで迫った。15位のカレル・アブラハム(ドゥカティ)とは2秒差と、着実に初ポイント獲得が視野に入っているだけに、次戦タイGPでの走りに期待される。

    予選4番手から2戦連続表彰台の期待が寄せられたカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、スタート直後に転倒したホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)を回避するために8番手へとポジションを落とし、その遅れを取り戻そうとした5周目の1コーナーで転倒、リタイアとなった。

    今大会を終えてマルケスは、次戦タイGPの結果次第ではタイトル王手となる。コンストラクターズタイトルでも、今大会の優勝でドゥカティとの差を28ポイントへと広げ、チームタイトルでもドゥカティとの差を29ポイントに広げた。

    マルク・マルケス(MotoGP 優勝)
    「今日はリスクを負ってもいいと思い、朝、目を覚ましました。レースウイーク中はハードのリアタイヤであまりフィーリングがよくなかったので、ウォームアップのあとにソフトタイヤを使いたいとチームに話しました。それから長いミーティングが始まり、話し合いが続きました。最終的にソフトで行くことにし、レースに勝つことができました。チームに対して、賭けに出ることを説得できたからです。結局、正しい選択でした。レースではいいスタートを切りましたが、そのあとすぐに汚れている路面で転倒しそうになりました。そのため、ブレーキを離して少しはらまなければなりませんでした。ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)が転倒していたことには最後まで気づきませんでした。とにかくアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)やアンドレア・イアンノーネ(スズキ)とのバトルはとてもタイトでした。たいへんなバトルでしたが、限界は超えませんでした。これがMotoGPです。今日はファンが楽しめるレースになったと思います。モーターランド・アラゴンは大好きなサーキットの一つですがプレッシャーは高く、毎日やることがたくさんあります。しかし、楽しく走ることができました。いいコースですが、難しいサーキットです。それでも集中力を維持して、チームとうまく仕事に取り組み、ついにドゥカティの勢いを止めることができました。午前中はDrakeの『In my feelings』を聞き、ウイニングランではこの曲のことを考えました。とにかく、今まで以上に落ち着き、レースウイークをうまく過ごさなければなりませんでした。なぜならタイトルを獲得したいからです。そのためには完全に集中しなければなりませんでした」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 5位)
    「今日はほかのレースのときよりも戦闘的になれたと思います。そしてトップグループに近づけたと思います。残念ながら、今日のレースのカギはタイヤの選択だったと思います。自分のライディングもペースもよかったのですが、グリップがあまり高くなく、ハードリアタイヤがプラクティスのときと同じグリップを発揮できなかったのが残念でした。もしかしたら、今日の路面コンディションにはソフトの方がよかったかもしれません。毎周、コンマ数秒タイムを落としました。ほかのライダーにもついていけませんでした。それがなければ表彰台争いはもちろん、優勝も狙えたと思います。一歩一歩、少しずつ前進しています。次のレースではもっと速くなれるようにしたいです」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 11位)
    「今日はいい仕事ができました。それと同時に、チームがレースウイークを通していい仕事をしてくれたことを証明できました。残念ながらグリッドペナルティーで19番手からのスタートになってしまいましたが、かなりのポジションをリカバーすることができて、11位を獲得できました。とてもうれしく思っています。チームのサポートがなければこの結果は出せませんでした」

    中上貴晶(MotoGP 12位)
    「ベストリザルトタイの12位でしたが、正直、内容がよくなかったのであまりうれしくありません。今日は前後ハードでいったのですが、フロントに問題があり、特に左コーナーのブレーキングで問題を抱え、ペースを上げられませんでした。そのタイミングでほかのライダーに前を抑えられ、なかなか抜けなくなりました。今日はトップ10を狙っていました。バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)に抜かれ、その後、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)にも抜かれましたが、マーベリックの前でゴールできたんじゃないかと思います。悔しさの残るレースですが、予選ではソフトを使えるようになるなど、成果はありました。しかし、正直もったいないレースをしてしまったという気持ちです。ほかの選手のペナルティーで一つグリッドが上がって11番グリッドだったので、もう少し上のリザルトを残したかったです」

    トーマス・ルティ(MotoGP 17位)
    「ポイント獲得まであと少しだったので、それを逃してしまい残念です。スタートからリズムがとてもよく、ロレンソが転倒したときにインサイドにいたのはラッキーでした。レース中盤、タイヤに問題が出るまではいいペースがありました。残り4周では、リアホイールに少し振動がありました。レース序盤でタイヤをセーブする方法を見つけなければなりません。このような暑いコンディションのレースで多くのことを学びました。今後のレースに役立つと思います」

    カル・クラッチロー(MotoGP リタイア)
    「いいスタートを切ることができましたが、ホルヘが僕の前で転倒して、ポジションを9番手から10番手まで落としてしまいました。彼のせいではありません。あれはレースアクシデントの一つです。彼に当たってしまうと思ったので、止まらなければなりませんでした、そのあと追い上げましたが、ウォームアップの1コーナーで転んだマルクのような転倒をしてしまいました。ブレーキングで突然、グリップを失いました。レースではかなりいい感触がありました。自分のペースには満足しています。必要であればもっと速く走れると思いました。でも長いレースだということが分かっていたので、自分のポジションをしばらくキープしました。それから数周でアレイシやダニに追いつきました。転ばなければ、表彰台争いもできたかもしれません。でもドヴィやマルクの走りはすばらしく、スズキ勢も今日はいい走りをしていたので、厳しいレースになっていたかもしれません。でも転倒してしまったので、今は次のタイに気持ちを切り替えたいです」

  • MotoGP | ホンダ 第14戦 アラゴンGP 初日レポート

    MotoGP | ホンダ 第14戦 アラゴンGP 初日レポート

    終日、青空が広がったMotoGP アラゴンGPのフリー走行は、過去2年連続で大会を制覇しているマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が順調にセットアップを進め、トップタイムで初日を終えた。FP1は、前後ミディアムコンパウンドのタイヤを装着して、1セッション1セットで走り続けて6番手。FP1より気温が5℃上がり、最高気温が30℃まで上昇した午後のFP2は、前後ともにハードを装着してセットアップを進めた。そしてセッション終盤、フロントにミディアム、リアにソフトの新品タイヤを入れてタイムを短縮してトップに浮上、地元ファンの声援の中で、大会3連覇に向けて順調なスタートを切った。

    前戦サンマリノGPで3位、今季2度目の表彰台に立ったカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が、初日4番手とまずまずのスタートを切った。この日は、2台のマシンを使い、異なるセッティングにトライしながら順調にセットアップを進めた。そして最後のアタックでは、オーバーランを喫するミスがあったが、それでもトップのマルケスから0.480秒差の4番手。「ミスがなければ、あと0.3秒はタイムは短縮できたはず」と語るだけに、土曜日の予選では、マルケスとともにポールポジションとフロントロー獲得が期待される。

    昨年の大会でマルケスと1-2フィニッシュを果たしたダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が7番手と、2年連続表彰台獲得に向けて、まずまずのスタートを切った。マルケス同様にFP1は1セットのタイヤでセッションを走りきって18番手だったが、午後のFP2では前後にハードタイヤを装着してセットアップを進めると、セッション終盤にリアにソフトを装着して7番手に浮上した。ソフトタイヤを入れて、思うようにタイムが上がらなかったと語るペドロサ。2日目のフリー走行と予選で、問題を解消して上位を狙う。

    2戦連続3度目のQ2進出を狙うフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が11番手と好調なスタートを切った。Moto2時代の16年に3位、17年に優勝しているが、MotoGPでもコース攻略をスムーズに済ませ、順調なスタートを切った。

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、ソフトタイヤでタイムを出せず、やや苦戦の一日となった。トップとの差も1.741秒と大きく、2日目はトップと1秒差以内を目標にセットアップを進めることになる。初ポイント獲得を目指すトーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、リアタイヤのグリップに課題を残した。2日目のフリー走行、予選でタイム短縮とポジションアップに挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP 1番手)
    「今日はかなりいい仕事ができました。午前中から午後にかけて、特にリアタイヤの面で前進できました。今シーズン初めてこのサーキットを走ったので、マシンのセッティングや電気系を調整しなければなりませんでした。明日もこの調子で引き続き取り組みたいです。FP2の最後にみんなが新品リアタイヤを使いました。僕たちもそうしました。僕たちが金曜日からこれを使ったのはおそらく今年初めてだと思います。いくつか調整した部分がどのような結果になるのか理解することは大事なことです。これで疑問点が減りましたが、明日は、いくつか再確認したいと思います。幸い、天気がよく、とても暑いです。ドゥカティはここで事前テストを行っているので、同じレベルになるためにも、一つでも違った方向のセッティングをしないようにしたいです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 4番手)
    「今日はそれほど悪くありませんでした。マシンの感触はかなりよかったです。今日は違うセッティングを2つ試しました。両方ともポジティブとネガティブな部分があったので、そのちょうど中間の状態を作りあげようとしているところです。マシンはこのサーキットで感触がよく、うまく機能しています。アタックしている周の最終コーナーで、ポル(エスパルガロ)の後ろで大きなミスをしてしまい、コースから外れてしまいました。それでもまずまずのラップタイムを刻むことができました。ミスがなければ、あと0.3秒は速く走れたと思うのでとてもポジティブです。感触はいいので、レースのセットアップに集中して、明日の予選がどうなるか様子を見たいです」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 7番手)
    「今日はタイヤやサスペンション、そしてコースの感触をつかむことに集中して取り組みました。かなり暑く、決勝日も同じような気候になりそうなので、レースに向けていい感触をつかむことが重要になってきます。FP1の最後に新品タイヤは使いませんでしたが、午後のセッションでは最後に使いました。ソフトタイヤで思ったようにラップタイムは上げられなかったので、理由を調べたいと思います。また引き続きレースペースにも取り組んでいきたいと思います」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 11番手)
    「今日はMotoGPマシンで初めて走るこのサーキットを学ぶことに集中しました。いい日になったと思います。少しグリップが足りませんが、全体的にはレースへ向けて前進できたと思います」

    中上貴晶(MotoGP 19番手)
    「かなり暑いコンディションでした。予想通り路面温度も上がりましたが、思ったより路面の状態はよかったと思います。午前中はミディアム、午後はハードでスタートして最後にソフトを入れました。今日はハードで1分49秒台で走れるようになりましたが、ソフトでは、思ったようにタイムを出せませんでした。これは、これまでずっと抱えている課題なので、どこが遅れているのか、どこを改善しなくてはいけないのかをしっかりチェックしたいです。カルのデータも参考にしながら明日のフリー、予選に挑みたいです」

    トーマス・ルティ(MotoGP 21番手)
    「FP1からとてもいい感触があったので、セットアップにかなり取り組むことができました。でもまだ改善の余地はあります。特にリアグリップです。レースでは戦闘的になれるようにセットアップに集中しなければなりません。ソフトタイヤの方がマシンはうまく機能しますが、レースタイヤではそれほどではありません」

  • MotoGP 第14戦 アラゴンGP | マルク・マルケスが初日総合1番手

    MotoGP 第14戦 アラゴンGP | マルク・マルケスが初日総合1番手

    MotoGP 第14戦 アラゴンGPのフリー走行が9月21日(金)にモーターランド・アラゴンで行われ、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が初日のトップタイムを記録した。

    気温30度、路面温度43度のドライコンディションの中、マルク・マルケスは1分47秒382をマーク。今季29度目のトップタイムをマーク、第2戦アルゼンチンGP以来、今季2度目となる初日総合1番手に進出した。

    2番手には0.138秒差でホルヘ・ロレンソ、3番手には0.453秒差でアンドレア・ドヴィツィオーゾとドゥカティ勢が続いた。

    以下、カル・クラッチロー(LCR・ホンダ)、アンドレア・イアンノーネ(スズキ)、ダニロ・ペトルッチ(アルマ・プラマック)、ダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)、アルバロ・バウティスタ(アンヘル・ニエト)、バレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ)、マーベリック・ビニャーレス(モビスター・ヤマハ)がトップ10入り。

    中上貴晶(LCR・ホンダ)は、1.741秒差の19番手だった。

    2018年 MotoGP 第14戦 アラゴンGP フリー走行2回目 結果

    順位 No. Rider Team Time
    1 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分47秒382
    2 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 1分47秒520
    3 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分47秒835
    4 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール 1分47秒862
    5 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分47秒919
    6 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング 1分48秒134
    7 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分48秒389
    8 19 アルバロ・バウティスタ アンヘル・ニエト・チーム 1分48秒452
    9 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分48秒501
    10 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分48秒552
    11 21 フランコ・モルビデリ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分48秒654
    12 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング 1分48秒680
    13 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分48秒808
    14 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分48秒850
    15 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分48秒861
    16 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分48秒902
    17 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分48秒997
    18 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム 1分49秒016
    19 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ 1分49秒123
    20 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分49秒441
    21 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分49秒690
    22 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング 1分49秒925
    23 55 ハフィス・シャリン モンスター・ヤマハ・テック3 1分49秒937
    24 81 ジョルディ・トーレス レアーレ・アビンティア・レーシング 1分51秒081
  • MotoGP 第11戦 オーストリアGP 予選 | マルク・マルケスがPP獲得

    MotoGP 第11戦 オーストリアGP 予選 | マルク・マルケスがPP獲得

    MotoGP 第11戦 オーストリアGPの公式予選が11日(金)にレッドブル・リンクで行われ、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)がポールポジションを獲得した。

    気温22度、路面温度31度のドライコンディションの中、ポイントリーダーのマルク・マルケスが今季4度目、最高峰クラスで49度目、当地で2年連続2度目、キャリア通算77度目のポールポジションを奪取した。

    2番手には0.002秒差でアンドレア・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)が入り、2年連続の2番グリッド、2戦連続3度目の1列目を獲得。3番手には0.135秒差でホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)が入り、ドゥカティ勢がフロントローに並ぶことになった。

    2列目にはダニロ・ペトルッチ(アルマ・プラマック)、カル・クラッチロー(LCR・ホンダ)、ヨハン・ザルコ(ヤマハ・テック3)。3列目にはティト・ラバット、アンドレア・イアンノーネ(スズキ)、ダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)が並ぶ。

    モビスター・ヤマハは、マーベリック・ビニャーレスが4列目11番手。バレンティーノ・ロッシは、公式予選1で0.114秒差の4番手となり今季初めて公式予選2に進出できず、5列目14番グリッドからスタート。

    中上貴晶(LCR・ホンダ)は、公式予選1で0.983秒差の11番手。明日の決勝レースを7列目21番グリッドから迎える。

    2018年 MotoGP 第11戦 オーストリアGP 予選結果

    順位 No. Rider Team Time
    1 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分23秒241
    2 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分23秒243
    3 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 1分23秒376
    4 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング 1分23秒503
    5 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール 1分23秒812
    6 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分23秒887
    7 53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング 1分23秒922
    8 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分24秒091
    9 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分24秒124
    10 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分24秒227
    11 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分24秒284
    12 19 アルバロ・バウティスタ アンヘル・ニエト・チーム 1分24秒342
    13 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分24秒245
    14 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分24秒309
    15 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分24秒762
    16 21 フランコ・モルビデリ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分24秒767
    17 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング 1分24秒805
    18 55 ハフィス・シャリン モンスター・ヤマハ・テック3 1分24秒834
    19 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング 1分24秒868
    20 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分25秒067
    21 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ 1分25秒178
    22 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分25秒310
    23 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム 1分25秒339
  • MotoGP | ホンダ 第10戦 チェコGP 決勝レポート

    MotoGP | ホンダ 第10戦 チェコGP 決勝レポート

    MotoGP 後半戦のスタートとなった第10戦チェコGPは、予選3番手からトップグループに加わったマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、3位でフィニッシュした。MotoGP100戦目を迎えたマルケスは、中盤まではフロントローからスタートしたアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、そして2列目スタートのホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)らとトップグループを形成。周回するごとにポジションを入れ替える厳しい戦いを繰り広げた。

    その中からドヴィツィオーゾとロレンソのドゥカティ勢とマルケスが抜け出し、終盤はこの3人の戦いとなる。チャンピオンシップで総合首位につけるマルケスは、ドゥカティ勢とのバトルに加わり優勝の可能性を探ったが、最後はしっかり3位表彰台を獲得した。今大会はMotoGP100戦目という節目の戦い。そこで優勝するのが最大の目標だったが、チャンピオンシップを争うヤマハ勢の2人が後方にいたこともあり、着実にフィニッシュした。

    この結果、総合2位で今大会4位のロッシに49点差、総合4位から3位に浮上したドヴィツィオーゾに68点差、今大会ノーポイントに終わり総合4位にダウンしたマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)に72点差をつけ、3年連続5回目のタイトル獲得に向けて、また一歩前進した。

    2013年にRepsol Honda TeamからMotoGPクラスにデビューしたマルク・マルケスは、過去5年間で4回のタイトルを獲得し、6年目のシーズンを迎えた今年は、ここまで通算40勝を含む71回目の表彰台を獲得した。

    予選5番手から好スタートを切ったカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、5位でフィニッシュした。クラッチローは、レース中盤には、ドヴィツィオーゾ、マルケスに続いて3番手を走行したが、終盤は、ロレンソ、そして最終ラップにロッシに抜かれ、表彰台を獲得することができなかった。今大会のクラッチローは、リアタイヤの消耗に苦しんだ。そのため、2年ぶりの大会制覇と表彰台は果たせなかったが、トップグループで見せたバトルは、ファンを喜ばせた。

    予選10番手から決勝に挑んだダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が8位でフィニッシュした。中盤までは、アンドレア・イアンノーネ、アレックス・リンスのスズキ勢、アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)とし烈な8位争いのグループを形成。終盤は、その戦いを制し、グループ首位でチェッカーを受けた。

    予選13番手から決勝に挑んだフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が、ケガからの復帰戦で13位でフィニッシュし、ポイントを獲得した。予選22番手のトーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が、ポイント獲得にあと一歩に迫る16位。予選19番手の中上貴晶(IDEMITSU LCR Honda)は、レースウイークを通じて旋回性に苦しみ17位。ワイルドカードで出場のステファン・ブラドル(HRC Honda Team)は、オープニングラップの3コーナーで他車と接触し転倒。リタイアに終わった。

    マルク・マルケス(MotoGP 3位)
    「今週末の目標はチャンピオンシップでリードを広げることで、それを達成することができました。ここへ来たときは46ポイント差でしたが、49ポイント差で次戦に向かうことになりました。とてもいいことです。昨日の予選が終わったときに、ロレンソとドヴィ、もしかしたらバレンティーノも強敵になると思っていましたが、その通りの戦いになりました。僕も戦う準備はできていましたが、正直、2人のドゥカティ勢とは対等に戦えませんでした。彼らは加速で強く、ブレーキングも安定していました。前に出ようと努力しましたが不可能でした。そこで、作戦を変えて3位を獲得することにしました。今日は僕にとってMotoGP100戦目でしたが、この経験を生かすことができました。もしMotoGP2戦目か3戦目だったら、優勝を狙ったかもしれません。そして優勝するか、もしかすると転倒していたと思います。でも今日は100戦目。冷静に判断をしました。3位というのは、今季ちゃんと走ったレースでは、もっとも悪いリザルトです。でも、ここはいつも苦戦するサーキットなので、トップと僅差でフィニッシュできたことはうれしいです。今後、相性がいいサーキットでは、いいレースをする自信があります」

    カル・クラッチロー(MotoGP 5位)
    「3番手まで浮上しましたが、もう少しスライドさせる余裕がほしかったです。でも、すぐ後ろにライバルがいました。ロレンソは今日すばらしい仕事をして結果を出しました。僕はリアタイヤが消耗し、コーナーの出口で上位のライダーたちのように走ることができませんでした。マシンを何度も起こさなければなりませんでした。それが僕とマルクのマシンの違いだと思います。そこを改善しなければなりません。オーストリアが楽しみです。ブルノは、RC213Vの本当の力を発揮できるサーキットではありません。チームもHondaもすばらしい仕事をしてくれました。ダニより前でバトルできたこともうれしかったです。これは僕とチームにとって大事なことです。表彰台は逃しましたが、いい結果だったと思います」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 8位)
    「マシンは快適ではなく、コーナーを素早く立ち上がることができませんでした。そのためコーナー進入でリカバーしようとがんばりました。ほかのライダーたちのタイヤが消耗し、加速が悪くなった終盤、何人かパスすることができました。このような走り方は簡単ではありませんが、明日はここでテストがあります。コーナーの立ち上がりで加速がよくなるように改善できたらうれしいです」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 13位)
    「今日はスタートに失敗し、そのあといくつかポジションを挙げなければなりませんでしたが、13位でフィニッシュできてうれしいです。オープニングラップは何人かのライダーの動きが少し怖く感じましたが、そのあとは落ち着いて走れるようになりました。レース後半は、いくつかのコーナーでフロントが流れましたが、とにかく、ジャック・ミラーに続くポジションをキープすることに集中しました。ケガからの復帰戦でいい結果を出すことができました」

    トーマス・ルティ(MotoGP 16位)
    「1周目にいくつかミスをしてしまいました。その後、15位でフィニッシュしたアレイシ・エスパルガロについていくチャンスがあったのですが、シルヴァン・ギュントーリの後ろでかなりタイムをロスしてしまいました。それを除けばいいレースでした。自分のリズムは安定していました。ここ最近のレースに比べると、上位のライダーたちとの差が近くなっています。この点はポジティブでした」

    中上貴晶(MotoGP 17位)
    「FP4で1分57秒台で走れていたので、決勝もこのペースで走れたらチャンスはあると思っていました。しかし、58秒台で走るのがやっとの状態で、57秒台に入れることができませんでした。なにが原因なのか、データをしっかりチェックして、明日の公式テストで原因追求をしたいです。そして、次のオーストリアGPに向けて、いろいろ確認をしたいです。今日は、フリー、予選に比べて気温も路面温度も低く、本来ならタイムが上がってもいい状態だったのですが、全体的にタイムが上がりませんでした。今大会はレースウイークを通じてコーナーの旋回性に苦しみました。タイヤの選択は悪くなかったと思います」

    ステファン・ブラドル(MotoGP リタイア)
    「残念ながら、3コーナーで転倒してしまいました。ビニャーレスとそれほど離れていない位置取りで3コーナーでブレーキングを始めたときに衝撃を受けて、気付いたらグラベルにいました。周りを見回すとブラッドリーも巻き込まれていることがわかりました。正直なにが起きたのかよく分かりません。とてもいいスタートを切ることができました。ポジションを上げることができると思っていたので本当に残念です。残念ながら右肩にかなり痛みがあります。メディカルセンターで診てもらい、幸い骨折はありませんでしたが、じん帯がかなり伸びてしまいました。明日のテストを走れるかどうか様子を見たいです」

  • MotoGP 第9戦 ドイツGP 結果:マルク・マルケスがポール・トゥ・ウィン

    MotoGP 第9戦 ドイツGP 結果:マルク・マルケスがポール・トゥ・ウィン

    MotoGP 第9戦 ドイツGPの決勝レースが7月15日(日)にザクセンリンクで行われ、マルク・マルケス(ホンダ)が優勝した。

    気温27℃、路面温度48℃のドライコンディションで30周のレースはスタート。ホールショットを奪ったのは3番グリッドのホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)、2番手にダニロ・ペトルッチ(アルマ・プラマック)、3番手にマルク・マルケスという順でオープニングラップを終える。

    5周目にはマルク・マルケスが2番手に浮上。トップのホルヘ・ロレンソはファステストラップを出しながら逃げに入る。その差はコンマ5秒。ここで今シーズンベストタイの12番グリッドからスタートした中上貴晶(LCR・ホンダ)が転倒によりリタイアとなる。

    9周目にはバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が3番手に浮上。11周目には5番手まで追い上げていたカル・クラッチが転倒。LCR・ホンダの2台が姿を消した。

    13周目、マルク・マルケスが最終コーナーでロレンソを抜いてトップに浮上。ハード&ソフトのマルケス、ソフト&ミディアムのロレンソ、ミディアム&ミディアムのロッシと異なるタイヤ選択のドライバーがトップ3でレースは後半戦に突入する。

    16周目にホルヘ・ロレンソが11コーナーの手前でミスをしてバレンティーノ・ロッシが2番手に浮上。マルク・マルケスは約1秒差をつけている。

    残り10周でマルク・マルケスがチャージをかけてファステストを連発しながらバレンティーノ・ロッシを引き離しにかかる。

    残り5周、ダニル・ペトルッチがホルヘ・ロレンスを抜いて3番手に浮上。ロレンソはマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)、残り3周にはアルバロ・バウティス(アンヘル・ニエト)にも抜かれて6番手に後退する。

    残り2周、マーベリック・ビニャーレスがペトルッチを抜いて表彰台圏内の3番手に浮上。

    優勝はマルク・マルケス。今シーズン5勝目、2戦連続、9年連続となるポール・トゥ・ウィンを達成した。2位はバレンティーノ・ロッシが続いて今季最高位。3位にはマーベリック・ビニャーレウが続いてヤマハがダブル表彰台を獲得した。

    以下、ダニエル・ペトルッチ、アルバロ・バウティスタ、ホルヘ・ロレンソ、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)、ダニ・ペドロサ(ホンダ)、ヨハン・ザルコ(ヤマハ・テック3)、ブラッドリー・スミス(KTM)までがトップ10入り。

    ポイントランキングではマルク・マルケスが165ポイントで首位。2位には46ポイント差でバレンティーノ・ロッシ、3位には56ポイント差でマーベリック・ビニャーレスとなった。

    マルク・マルケス (優勝)
    「9年連続の優勝を達成できて、とても嬉しい。インクレディブルだ!毎年プレッシャーが高くなり、今年は木曜から質問攻めにあったけど、経験を活かして、プレッシャーを上手くマネージメントした。今日は違う展開になることを期待していた。タイヤのパフォーマンスが最初に落ちたのは9ラップ目。残り9ラップでもう一度落ちた。異なる状況に対する準備をしていたけど、スタートは完璧でなかったことから、序盤は簡単ではなかった。ロレンソとペトルッチに抜かれてしまい、ポジションを2つ落とした。巻き返すのは簡単ではなかったけど、2人を抜いてからは、引き離すためにプッショを始めた。「クレージーにならずに、最後までタイヤを維持できるようにコントロールしたけど、バレンティーノが接近していると指示を受け、ピットボードからコンマ6秒差に迫っていることを確認したとき、ペースアップを決断した。2、3ラップはタイヤのパフォーマンスを最大限に引き出すために無理しなければいけないと理解した。そこで最速ラップを叩き出して、アドバンテージを広げることができた。優勝を祝っているときに、26番のキャップを被っているマーシャルを見つけたから、それを借りて、ファンの前に祝った。今週末はダニが主役。僕は彼らから沢山のことを学んだ。引退してしまうことは寂しい。僕たちはホンダと一緒に良い仕事をしているから、後半戦もこれまでと同じように仕事を続けなければいけない」

    バレンティーノ・ロッシ (2位)
    「シーズンのベストレースだった。ベストリザルトでもある。それも過去にヤマハと僕にとって快適さが見つからなかったザクセンリンクだから嬉しい。今年のベストパフォーマンス。スタートから速かった。この数日間は懸命に働いた。ここはヤマハに適したトラックではないけど、ジョナス・フォルガーが昨年グッドなレースをしたから、僕も同じことをしなければいけないと考えた。ビデオで走行ラインを学習して、グレートなレースとなった。昨年のバイクは良くなくて、30ラップを苦しんだけど、今年は強く走れることが分かっていた。ロレンソとのバトルはナイスだった。彼を抜く必要があったけど、ドゥカティはストレートで速く、僕の方はコーナーで少し勝っていた。抜く度に抜き返されたけど、彼よりも僕が少しだけ上回っていたから、抜くことができた。目標は優勝だけど、このカテゴリーで表彰台は難しい。ダブル表彰台を獲得できて嬉しい。僕たちは素晴らしいなチーム。良い仕事をした。最適な手段で夏休みに入って行ける」

    マーベリック・ビニャーレス (3位)
    「ヤマハが僕の望むように機能し始めたから嬉しい。序盤は残念。新品タイヤを楽しむことができないようなバイクだったけど、強さを感じていた。ドゥカティの後方で多くの周回を費やしてしまったのは残念。オーバーテイクが不可能だった。グッドなスタートが切れていたら、優勝争いができていただろう。僕はライディングスタイルの改善に取り組んでいる。改良された電子制御が届かなければ、僕自身が違いを出さなければいけない。このことに集中している。バイク自体はグレートなレベルにある。幾つかのことが不足しているだけ」

    2018年 MotoGP 第9戦 ドイツGP 決勝 結果

    順位 No. Rider Team
    1 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム
    2 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP
    3 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP
    4 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング
    5 19 アルバロ・バウティスタ アンヘル・ニエト・チーム
    6 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム
    7 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム
    8 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム
    9 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3
    10 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
    11 55 ハフィス・シャリン モンスター・ヤマハ・テック3
    12 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター
    13 53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング
    14 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング
    15 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ
    16 6 ステファン・ブラドル エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS
    17 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS
    18 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム
    19 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング
      35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール
      30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ
      42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター
      44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
  • MotoGP 第9戦 ドイツGP | マルケスが9年連続ポール・トゥ・ウィン

    MotoGP 第9戦 ドイツGP | マルケスが9年連続ポール・トゥ・ウィン

    MotoGP シーズン前半戦の締めくくりとなる第9戦ドイツGPは、今季3回目のポールポジションから挑んだマルク・マルケス(Repsol Honda Team)がフリー走行、予選の走りを見事に再現し、今季5勝目を挙げた。オープニングラップでは3番手へとポジションを落としたが、5周目にダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ)をパス。13周目にホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)を抜くと、着実にリードを広げた。

    その後、中盤から後半にかけてバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)がマルケスとの差を縮めるが、それまでタイヤをセーブしていたマルケスは一気にペースを上げて引き離し、終盤は2位のロッシとの差を約4秒まで広げての独走優勝だった。

    これでマルク・マルケスは、前戦オランダGPからの2連勝で今季5勝目を達成。ドイツGPはMotoGPクラスにデビューしてから6連勝、125cc、Moto2時代を含めて9連勝という偉業を達成した。

    今回の結果によりマルク・マルケスは、前半戦を終えて総合2位のロッシとの差を41点から46点へ、総合3位のマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)との差を56点へと広げることに成功。3年連続5回目のチャンピオン獲得に向けて、大きく前進した。

    予選10番手から決勝に挑んだダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は8位でフィニッシュした。決勝日当日はレースウイークを通じて最も暑い27℃、路面温度も48℃という厳しい条件となったが、着実な走りで見事、完走を果たした。今大会は、開幕前日に今季を最後にMotoGPから引退することを表明しての最初のレース。初日こそ20番手と大きく出遅れたが、予選で10番手、さらに決勝では8位へとポジションを上げた。ザクセンリンクでは過去に250ccクラスで2勝、MotoGPクラスでは4勝を挙げているペドロサ。得意とするサーキットなだけに、フラストレーションをためるレースとなったが、後半戦は現役生活の総決算として、一戦一戦を今まで以上に全力で挑むことになる。

    前戦オランダGPで痛めた左手が完全ではなく、FP1を走行後、今大会の欠場を決めたフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)の代役としてFP2から走行したステファン・ブラドルは、地元ファンの声援を受け、ポイント獲得まであと一歩の16位でフィニッシュ。チームメートのトーマス・ルティは17位と、今大会も惜しくもポイント獲得を果たせなかった。

    カル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、5番手を走行していた10周目の12コーナーで転倒してリタイア。12番手を走行していた中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、5周目の13コーナーで転倒し、リタイアとなった。

    マルク・マルケス(MotoGP 優勝)
    「今日の結果にはとても満足しています。そして、とてもうれしいです。ここで9回目の優勝を達成するなんて信じられない気持ちです。それにしても、年を追うごとにプレッシャーは大きくなっています。なぜなら、木曜日からたくさんの人が日曜日は優勝できますか?と聞いてくるからです。確かにこれまでいろんな展開、コンディションで優勝を経験してきました。そして今日のレースはこれまでと違う戦いを期待していました。今日はタイヤのグリップの低下が2回ありました。最初は9周を終えたとき、もう一度はラスト5周から7周くらいでした。今大会もあらゆる状況に対応できる自信はありましたが、最初のドロップは簡単ではありませんでした。スタートがあまりよくなく、2つポジションを落としました。それをリカバリーするのは簡単ではありませんでした。ダニーロ(ペトルッチ)とホルヘ(ロレンソ)を抜いてからは後ろにギャップを作ろうとプッシュしましたが、レース終盤までタイヤをセーブしようと、冷静に走りました。そのあとバレンティーノ(ロッシ)が2人を抜き、タイム差が0.6秒になったので、再びプッシュしてアドバンテージを築きました。チェッカーを受けたあと、ダニの26番のキャップをかぶっているマーシャルがいました。今大会は、今季を最後に引退する彼が主役だと思うし、彼の帽子を振って祝福しました。我々とHondaは、とてもいい仕事をしています。後半戦もこの調子を続けたいです」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 8位)
    「残念なレースでした。なぜなら、このサーキットではいつもいいレースができているからです。しかし、今大会はセットアップに苦労しました。セッションをこなすたびに着実に改善できましたが、最後まで完ぺきなフィーリングにはなりませんでした。今日はスタートからゴールまで一環したペースで走ろうと努力しましたが、十分な速さがありませんでした。引き続き、フィーリングを改善するためにセットアップに集中していきます」

    カル・クラッチロー(MotoGP リタイア)
    「フロントから転んだときはいつも理解に苦しみます。なぜなら、3ラップ前にはそれより速いペースで走っていたのに全く問題はなかったからです。気持ちよく乗れていましたし、グループの中で快適な気分でした。状況をもう少し理解しなければいけないのかもしれませんが、それまではすべてうまくコントロールしていました。それなのに12コーナーでフロントを失い、転んでしまいました。チームの仕事も順調だったし、マシンの状態もよかったです。夏休み前のレースを、こうして転倒で終えるのはとても残念です。今日の状態で次戦のブルノ(チェコ)をもう一度走ってみて、改善できるかどうかを見極める必要があります。今日は自分の後ろを走っていたマーベリック(ビニャーレス)が表彰台に立っています。彼はリアにソフトを履いていました。それだけにとても残念でした」

    中上貴晶(MotoGP リタイア)
    「完全に自分のミスで転倒してしまいました。今日は(ヨハン)ザルコとスタート直後からバトルになったのですが、お互い速いポイントが違っていたので、無理をせず彼についていこうと決めました。しかし、最終コーナーのブレーキングで入りすぎてフロントから転んでしまいました。タイヤはフロントがハード、リアがソフトで、選択はよかったと思います。今日はスタートもよかったし、ザルコについていけばトップ10はいけたと思うので、とても残念です。シーズン前半の締めくくりのレースとしては残念な結果ですが、内容としては次のチェコにつながるものだったと思います。次は鈴鹿8耐なので、鈴鹿ではしっかり結果を残したいです」

    ステファン・ブラドル(MotoGP 16位)
    「最後まで走り切ることができてとてもうれしいです。ホームグランプリでMotoGPにカムバックすることができて、夢が叶いました。短い走行時間だったことを考えれば、自分としてはいいレースができたと思うし、まだMotoGPライダーとしてパフォーマンスがあると感じました。次戦ブルノでは、フランコがさらに強くなって復帰することを願っています」

    トーマス・ルティ(MotoGP 17位)
    「レース序盤はいい感じでした。タイヤをセーブしながら何人かをキャッチすることができました。しかし、後半はリアタイヤのレベルが大きく落ちて苦戦しました。今大会は、いいレースができるんじゃないかと期待していました。後半戦最初のチェコGPでいいレースができるようにがんばります」