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  • マックス・フェルスタッペン F1アメリカGP優勝「5度目の王座のチャンスはある」

    マックス・フェルスタッペン F1アメリカGP優勝「5度目の王座のチャンスはある」

    マックス・フェルスタッペンは、F1アメリカGPでの圧倒的な勝利により、ドライバーズ選手権でオスカー・ピアストリとの差を大きく縮めたことで、「5度目のタイトルを獲得するチャンスはある」と語った。

    8月のザントフォールトを終えた時点では、フェルスタッペンはピアストリに104ポイント差をつけられていた。しかし4つの週末を経て、現在ではわずか40ポイント差にまで迫っている。この間、フェルスタッペンは3度のグランプリ勝利とスプリント勝利を挙げている。

    アメリカGPの週末は、ここ最近のフェルスタッペンの支配的なフォームを象徴するものとなった。4度のワールドチャンピオンである彼は、スプリントと決勝の両方で全周をリードし、スプリント序盤を除けばほとんど挑戦を受けなかった。

    「信じられない週末だった」と、グランプリ優勝後にフェルスタッペンは語った。「レースが簡単ではないことは分かっていた。レース全体を見れば、僕とランド(ノリス)のペースはかなり拮抗していた。最初のスティントだけが違いを生んだところで、少しギャップを広げることができた。それが最後まで続いたんだ」

    「ほとんどのスティントでタイヤをマネジメントするのは簡単ではなかったけど、リードを守り切ることができた。こんな週末を実現できたチーム全員を本当に誇りに思っている」

    フェルスタッペンの選手権での前進は、スプリントでマクラーレン勢2台が1周目にリタイアしたことにも助けられた。決勝ではノリスがシャルル・ルクレールと2位争いを繰り広げたため、日曜の序盤でフェルスタッペンに差が生まれた。一方、ピアストリはオースティンの週末を通してペースを欠き、5位でフィニッシュした。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング) アメリカグランプリ

    スペイングランプリでタイトル争いを否定した以外、フェルスタッペンはこの話題について比較的沈黙を守っていた。しかし、マクラーレン側は常に彼を「依然として脅威」と見ており、今大会後、彼の走りを「チャンピオンの走り」と評した声を受け、フェルスタッペンに直接質問が飛んだ──5連覇のチャンスはあると感じているかと。

    「そうだね、間違いなくチャンスはある」とフェルスタッペンは答えた。「残りのシーズンでもこうした週末を積み重ねていくだけだ。僕たちはできる限りのことを試みるよ」

    「ワクワクしているし、シーズン終盤が本当に楽しみだ」

    F1は次戦、メキシコシティへと舞台を移す。フェルスタッペン、ノリス、そしてピアストリが再び激突し、ドライバーズ選手権争いはいよいよヒートアップしていく。

  • フェルスタッペン F1アメリカGP予選「最初のアタックで完璧なラップができた」

    フェルスタッペン F1アメリカGP予選「最初のアタックで完璧なラップができた」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、2025年F1アメリカGP予選でポールポジションを獲得した。スプリント決勝の苦戦から数時間後、再び完璧なアタックを決め、最初のラップのみで首位を奪った。

    フェルスタッペンはセッション後、「各セグメントでクルマの調子はすごく良かった」と語った。

    「ここはラップをまとめるのが難しいサーキットだけど、Q1、Q2、Q3とステップごとにしっかりタイムを伸ばせた」

    「今日は昨日より風が強く、第1セクターでは完全なテールウインドになっていた。だからクルマがかなり動く。みんな同じ条件とはいえ、走りを一定に保つのは難しかった。Q3ではトラックコンディションがむしろ少し悪くなった気がするけど、それでもラップタイムを見つけられた。幸い、1本目で十分なタイムを出せたから良かった」と振り返った。

    一方で、最後のアタックラップに入れなかった理由については「前を走っていた何台かが、10秒以上も間を空けて走っていた。だから時間がなくなってしまったんだ。しかも2台のクルマがその前でほぼレースのように走っていて、アウトラップでパープルセクターを出すくらいのペースだった。理想的じゃなかったよ。だから最終的に時間切れになった」と詳細を説明した。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    Q1で起きたアイザック・ハジャーのクラッシュについては「彼の走行で、あのエリアがかなり難しいと改めて感じた。クルマがあのあたりではすごく軽くて、リアが動くんだ。だから何が起きたかは理解できる。僕もその後は注意して走った」とコメントした。

    また、スプリントで苦しんだマシンの改善については「いくつか変更を加えた。今日のほうが少し良かった気がする。明日はもっと良くなっているといいけどね」と語り、「どうなるかは分からないけど、自信はある。昨日よりは確実にクルマの感触がいい」と締めくくった。

  • マックス・フェルスタッペン スプリントPP獲得も「マクラーレン勢は本当に速い」

    マックス・フェルスタッペン スプリントPP獲得も「マクラーレン勢は本当に速い」

    マックス・フェルスタッペンは、F1アメリカGPのスプリント予選でポールポジションを獲得したものの、「マクラーレンは本当に速い」として、翌日のスプリントでの厳しい戦いを予想した。

    今週末唯一のプラクティスセッションとスプリント予選の前2セグメント(SQ1、SQ2)では、ランド・ノリスがペースを支配。しかし最終局面でフェルスタッペンが0.071秒差で逆転し、サーキット・オブ・ジ・アメリカズで3度目となるスプリントポールを手にした。

    フェルスタッペン「最後にすべてをまとめるのは簡単じゃなかった」

    「いい予選だった。全体を通して僕たちはかなり接近していたけど、最後にすべてをまとめることが大事だった。ソフトタイヤでの走行にリファレンスがない中で、それをやるのは簡単じゃない」とフェルスタッペンは語った。

    「うまくいったよ。明日のスプリントはタフな戦いになると思うけど、それこそ見たい展開だよね。だから明日が楽しみだし、今日はとても満足している」

    フェルスタッペンはここ数戦で首位オスカー・ピアストリとランド・ノリスに着実に迫っており、ザントフォールトを終えた時点で104ポイント差あったギャップを63ポイントにまで縮めてアメリカに乗り込んでいる。

    「マクラーレンは本当に速い。簡単なレースにはならない」
    マクラーレン勢の脅威について尋ねられると、フェルスタッペンはこう答えた。

    「大きな脅威になると思う。彼らは本当に速い。通常、レースではさらにペースを上げてくるから、簡単な展開にはならないだろう」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング) F1 アメリカGP

    メキース代表「最後の数コーナーでマックスが限界を攻めた」
    スプリントポールを獲得した直後、レッドブル・レーシングのローラン・メキース代表もフェルスタッペンの走りを称賛した。

    「チームもマックスも本当に素晴らしい仕事をした。Q1ではマクラーレンの少し後ろ、Q2でも1〜1.5コンマ遅れだった。常にギリギリの戦いになるのはわかっていた」とメキースは語った。

    「ランドは非常にいいラップを決めていて、あれを上回るのは難しかった。マックスはほぼ全区間でランドと同じラインをトレースしていたが、最後の数コーナーでクルマを攻め切って、ポールを獲得するためのわずかな差を掴み取ったんだ」

    マクラーレンとの接戦を制した“最後の数メートル”
    今回のスプリント予選では、マクラーレンのノリスとフェルスタッペンがコンマ1秒未満の差でしのぎを削る、極めて接近した戦いとなった。両者のマシン特性は異なるが、特に第3セクターではレッドブルRB21のリアエンドの安定性が光り、フェルスタッペンが限界ギリギリのラインでラップをまとめきった。

    ローラン・メキースが指摘するように、最終コーナーの“攻め”が勝敗を分けた形だ。スプリント本番では、マクラーレン勢のタイヤマネジメント力が脅威となる可能性が高く、フェルスタッペンにとっても容易な防衛戦にはならないだろう。

  • マックス・フェルスタッペン 2025年F1タイトル獲得の可能性は「五分五分」

    マックス・フェルスタッペン 2025年F1タイトル獲得の可能性は「五分五分」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、今季5度目のF1ワールドタイトル獲得の可能性について「五分五分(50/50)」だと語った。

    現在、ドライバーズ選手権でフェルスタッペンは首位オスカー・ピアストリ(マクラーレン)から63ポイント差の3位につけており、残り6戦での逆転を狙う。今週末のアメリカGP(オースティン)を前に、フェルスタッペンは自身のチャンスについて問われるとこう答えた。

    「50/50だね。勝つか、そうじゃないかのどちらかだ。特に深くは考えていない」

    「レースごとに取り組んでいくだけ。ここでベストを尽くして、次へ進む。それで結果がどうなるか見てみよう」

    夏休み以降、レッドブルのパフォーマンスが向上したことで、フェルスタッペンはタイトル争いに再浮上した。ここまで9回の表彰台と4勝を挙げ、モンツァとバクーでは連勝。直近4戦ではランド・ノリスをすべて上回っており、ノリスがオランダGPでオイル漏れによってリタイアした際も順位を伸ばした。

    シンガポールGPでマクラーレンがコンストラクターズタイトルを決めたものの、チームは依然としてドライバーズ選手権でフェルスタッペンを脅威と見ている。一方、本人はタイトルの可能性についてあまり考えないと強調する。

    「正直、あまり考えていない。週末はクルマの中でベストを尽くすだけだ。僕が前にいようが後ろにいようが関係ない。ただ、前にいる方がもちろんいい。選手権をリードしているということだからね」

    「でも僕にとっては、どの週末も勝つチャンスがある場所なんだ。勝てるなら勝つし、勝てなければそれまで。人生が終わるわけじゃない。プレッシャーを感じることもない。すでにタイトルを取った経験があるからね」

    「チームとしてもまだクルマを理解しようとしているところだ。何をもっと学べるかを探っている。それは来年にもつながる部分だから。来年まったくゼロから始めるわけじゃないしね。それだけだよ」

    フェルスタッペンの冷静な視点
    フェルスタッペンのコメントからは、過去4度の王者としての余裕と現実的な視点がうかがえる。タイトル争いのプレッシャーを意識せず、むしろチーム全体の成長を重視する姿勢だ。すでにマクラーレンがコンストラクターズを制した中でも、フェルスタッペンの安定感とレースクラフトは際立っており、残り6戦で逆転の可能性を残している。

    彼の言葉通り「50/50」という冷静な自己評価は、単なる謙遜ではなく、チャンピオンとしての経験に裏打ちされた現実的な計算だと言える。

    Source: ESPN

  • フェルスタッペン F1の冷却ベスト義務化案に猛反発「選択の自由が必要だ」

    フェルスタッペン F1の冷却ベスト義務化案に猛反発「選択の自由が必要だ」

    マックス・フェルスタッペンが、2026年から導入が検討されている冷却ベストの着用義務化に強く異議を唱えた。

    2023年のカタールGPで酷暑によりエステバン・オコンがコックピット内で嘔吐し、ランス・ストロールが意識を失いかけたことを受け、FIAは2024年シンガポールGPで「ヒートハザード」を宣言。最大50メートルのチューブを通して冷水を循環させる専用冷却ベストの装備を義務付けた。

    「ヒートハザード」宣言は今週末のF1アメリカGPでも発令され、FIAは2026年以降、これを正式にルール化する方針を示している。

    しかし、ドライバーの多くはベストの着用を不快に感じており、導入には慎重な姿勢を示している。

    フェルスタッペン「FIAは安全を持ち出すが優先順位が違う」
    フェルスタッペンはシンガポールGP前のメディア取材で、冷却ベストの義務化に断固反対の立場を表明した。

    「僕はそのベストを使ったことがないし、使うつもりもない。これはドライバー自身の選択であるべきだと思う」とフェルスタッペンは語った。

    「もちろんFIAは安全のためだと言うだろうけど、安全面で改善すべきことは他にもたくさんある。たとえば特定のサーキットのピットエントリーとかね。そっちの方がよっぽど優先順位が高いと思う」

    「僕は体にチューブを巻きつけるのが嫌なんだ。ハーネスのすぐ横にチューブがあるのも気に入らない。『設計が悪い』と言う人もいるけど、そうは思わない。これはあくまでドライバーが選択できるようにすべきだ」

    「好きな人もいれば、嫌いな人もいる。それでいいじゃないか。選択の自由があってしかるべきだ。今年はまだ使わなくてもいいけど、おそらく来年は義務になる。正しい方向だとは思わない」

    「GTカーやプロトタイプのようにスペースがあるならいいけど、F1のコックピットはとても狭い。チューブや機材を置く余裕なんてほとんどないんだ」

    「それにドライアイスをどこに置くんだ? そもそもマシンはそんなスペースを想定して設計されていない。15〜20周もすれば冷却効果も切れて、あとはぬるま湯かお茶のような状態になるだけだ」

    マックス・フェルスタッペン F1

    ラッセルも慎重「完璧な解決策ではない」
    GPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)のディレクターを務めるジョージ・ラッセルも、冷却ベストの導入について慎重な見解を示した。

    「完璧な解決策とは言えない。しかも実際にテストできるのはレース環境だけなんだ」とラッセルは語る。

    「バーレーンでは問題なかったし、サウジアラビアでも快適だった。でもシンガポールのような高温下では、ドライアイスがあっという間に溶けてしまう」

    「チームは車体の冷却自体を大きく改善してくれた。以前はコックピット内に60度を超える熱気が流れ込んでいたけど、電装ボックスや120度に達する油圧ラインの位置を少し変えるだけで、熱の影響は大幅に減ったんだ」

    冷却ベスト義務化は再考されるべきか
    FIAが掲げる「安全の徹底」は理解できるが、フェルスタッペンが指摘するように、冷却ベスト義務化には構造的・実用的な課題が多い。狭いF1コックピットに追加装備を組み込むことは容易ではなく、性能への影響も懸念される。

    また、ドライバーの体格や好みによって適性が異なるため、「選択制」とする案も十分に現実的だ。安全性と自由のバランスをどう取るか──F1の“ヒートハザード”対策は、2026年に向けて重要な議論の焦点となりそうだ。

  • マックス・フェルスタッペン F1アメリカGP展望「勢いを維持して上を目指す」

    マックス・フェルスタッペン F1アメリカGP展望「勢いを維持して上を目指す」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、今週末に開催される2025年F1アメリカGPに向けて意気込みを語った。

    前戦シンガポールで前向きな手応えを得たフェルスタッペンは、チームとともにさらなる上位フィニッシュを目指している。今週はファクトリーに戻り、シミュレーターで綿密な準備を行ってきたという。チーム全体でも改善点の分析を進め、速さと安定性の両立に向けて全力で作業が続けられている。

    サーキット・オブ・ジ・アメリカズでは、ストレートスピードとダウンフォースのバランスが鍵を握る。フェルスタッペンは「バンプが多い難しいコースだが、オースティンは楽しい街」と語り、スプリント週末の短い調整時間の中でも挑戦を楽しむ姿勢を見せた。

    「シンガポールでは前向きな一歩を踏み出せたし、ここ最近は良い流れが続いているので、この勢いを維持して今週末はもう少し上を目指したいと思っている」とフェルスタッペンはコメント。

    「今週はシミュレーターでの準備のためにファクトリーに戻っていたけど、チームも全力で取り組んでくれていて、どこを改善できるかを一緒に分析してきた」

    「このサーキットでは、ストレートスピードと高速コーナーでのダウンフォースとのバランスを取ることが重要なんだ。それに加えて、路面のバンプ(凸凹)が厄介な要素にもなる」

    「オースティンはクールな街で食べ物もおいしいから、いつも楽しい週末になるよ。今回はスプリント週末だから、調整の時間が少ない分、すぐに全体を把握する必要がある。とはいえ、それは全員にとって同じチャレンジだね」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング) F1 アメリカグランプリ

  • フェルスタッペンのチーフメカニックがアウディF1移籍 人材流出止まらず

    フェルスタッペンのチーフメカニックがアウディF1移籍 人材流出止まらず

    レッドブル・レーシングでマックス・フェルスタッペンのチーフメカニックを務めてきたマット・コーラーが、2025年末でチームを離れ、2026年からアウディF1へ加わることが明らかになった。フェルスタッペンの黄金期を支えたキーパーソンの移籍は、アウディの参戦準備が本格化している証でもある。

    アウディはすでにマッティア・ビノット率いる体制の下でフェラーリ出身エンジニアやオペレーション人材を次々と獲得しており、今回のコーラー加入で戦力強化にさらに弾みがつく。

    一方、レッドブルでは主要スタッフの流出が相次ぎ、王者チームの屋台骨に揺らぎも見え始めている。

    アウディがフェルスタッペン担当メカを引き抜き
    アウディF1は2026年の参戦に向けて、マックス・フェルスタッペンのチーフメカニックを務めていたマット・コーラーを獲得した。コーラーは2025年末にレッドブルを離れ、翌年からアウディの新体制に加わる。

    今回の移籍は、ザウバーを引き継ぐアウディにとってさらなるハイレベルな人材を確保する重要な一手だ。チームはここ数カ月でフェラーリ出身のエンジニア、ヴォルフ・ツィマーマンとラース・シュミットを招聘しており、両者は現在アウディの最高執行責任者兼テクニカルオフィサーを務めるマッティア・ビノットの下で再びタッグを組むことになる。

    フェルスタッペンの成功を支えた“職人”
    コーラーはジュニアチームのロダン・カーリンでキャリアをスタートさせ、2015年にレッドブルへ加入。ナンバー2メカニックとして経験を積み、2022年にはチーフメカニックに昇進した。その時期はちょうどフェルスタッペンが圧倒的な強さを誇示し、連続タイトルを獲得していた頃だ。

    パドック内では緻密な仕事ぶりで知られ、ガレージオペレーションやセットアップの実行、チーム全体の調整などにおいて中心的な役割を果たしてきた。2022年から2025年にかけてのレッドブルの支配的な成績を支えた重要人物のひとりとされている。

    アウディはこのコーラーの「完璧主義的な姿勢」が2026年の初年度からチームの即戦力になると期待しており、現時点で具体的な役職は明らかにされていないものの、レッドブル時代よりも上位のメカニカル部門またはオペレーション部門の責任者に就任する可能性が高いと見られている。

    レッドブルの人材流出が深刻化
    コーラーの移籍は、アウディが進める積極的な人材引き抜き戦略の一環でもある。レッドブルからは今季、チームマネージャーのジョナサン・ウィートリーやリー・スティーブンソンなど、複数のキーパーソンがすでにアウディ陣営へと移籍している。

    こうした動きは、フェルスタッペン時代の成功を支えた中核スタッフが次々とチームを離れるという、レッドブルにとって大きな課題を浮き彫りにしている。アウディの参戦準備が進むなかで、その影響力はF1パドック全体に確実に広がりつつある。

    分析:アウディの戦略は“人”から始まる
    アウディは2026年の新時代に向け、テクノロジーだけでなく「人材」こそが勝負の鍵と見ている。ビノットを中心とした技術陣に続き、現場の実務を担うメカニック層まで強化を進めており、短期間での戦力化を狙う構図だ。

    レッドブルからの流出は同チームの強さを脅かす要因にもなりうる。今後アウディがどこまで組織の成熟度を高め、F1初年度から競争力を発揮できるかが焦点となる。

    Source: motorsportweek.com

  • ホーナーとフェルスタッペン アストンマーティンF1で「新生レッドブル」結成論

    ホーナーとフェルスタッペン アストンマーティンF1で「新生レッドブル」結成論

    アストンマーティンF1へのクリスチャン・ホーナー移籍説が、思わぬ人物の発言によって再燃している。元F1ドライバーで6度のグランプリ優勝を誇るリカルド・パトレーゼは、「ホーナーとマックス・フェルスタッペンが再び手を組む可能性がある」と語り、“新しいレッドブル”がシルバーストンに誕生するシナリオを描いた。

    パトレーゼはホーナーの「友人」と自称し、2026年に導入される大規模なレギュレーション変更を前に、ホーナーがアストンマーティンでミハエル・シューマッハのような影響力を持つことができると指摘した。

    ホーナーとフェルスタッペンの「新生レッドブル」構想?
    ホーナーとレッドブルの正式な決別は先月発表された。PlanetF1.comによれば、両者は1億ドル規模とされる和解金で合意し、この妥協によりホーナーは来年後半にもF1復帰が可能になるという。

    パトレーゼは、ホーナーがアストンマーティンで再びチームを率い、フェルスタッペンを呼び寄せるという“夢の再結成”を示唆した。彼はその構図を、かつてミハエル・シューマッハがベネトンからフェラーリに移籍し、5連覇を達成した時と重ね合わせる。

    「クリスチャン・ホーナーのアストンマーティン移籍の噂を聞くと、ミハエル・シューマッハがベネトンを離れてフェラーリに行ったときのことを思い出す」とパトレーゼは語る。

    「彼はベネトンから最高の人材を引き連れてフェラーリで優勝チームを築き、5度のワールドチャンピオンになった。ロス・ブラウンやロリー・バーンなど、彼と一緒にいた面々を連れていったんだ」

    「フェルスタッペンにも同じような可能性がある。彼らは確実に話をしているはずだ。もしこれがホーナーの考えなら、アストンマーティンで“新しいレッドブル”を築くことは十分にあり得る」

    フェルスタッペンの未来と2026年の転機
    フェルスタッペンがこれまで獲得した4つのタイトルはすべてホーナーの指揮下で達成されたが、その連勝記録は2025年で途切れる可能性がある。

    2026年には新たな車体・パワーユニット規定が導入され、フォードとの共同開発によるレッドブル・パワートレインズの初年度を迎える。もしレッドブルがそのスタートに失敗すれば、フェルスタッペンの将来が再び注目の的になるだろう。

    ヨス・フェルスタッペンとの関係は障害にならない?
    ホーナーのレッドブル離脱の背景には、マックスの父ヨス・フェルスタッペンとの関係悪化もあったとされる。しかし、パトレーゼは「時間が解決する」と楽観的だ。

    「離婚したからといって、いつまでも揉め続ける必要はない」とパトレーゼは語る。

    「2年、3年、4年も経てば、クリスチャン・ホーナーとヨス・フェルスタッペンは再び友好的な関係に戻るかもしれない。もしタイトルを狙えるチームを築けるなら、ヨスも息子に最良のチャンスを与えるはずだ」

    分析:ホーナー移籍説が意味する“新たな勢力地図”
    パトレーゼの発言はあくまで推測に過ぎないが、F1が2026年に向けて再編の波に入る中、象徴的なシナリオとして注目される。

    ■ ホーナーがアストンマーティンへ行く場合
    ・ホンダとの再タッグ(2026年以降)により、技術的基盤は強固
    ・アストンマーティンの豊富な資金力が、レッドブル離脱後のホーナーの再起を後押し
    ・フェルスタッペンの移籍が実現すれば、ドライバー市場は大混乱に陥る

    ■ 一方で、現実的な障壁も
    ・レッドブルとの契約上の制約(2028年までとされる長期契約)
    ・フェルスタッペンがフォード製PUの成長を待つ可能性
    ・ホーナー自身が「今は家族と過ごす時間を大切にしている」とされる現状

    それでも、ホーナーとフェルスタッペンが再び手を組めば、2026年のF1勢力図を根底から覆す可能性がある。かつての「ベネトンからフェラーリ」への流れが、「レッドブルからアストンマーティン」へと重なる日は来るのだろうか。

    Source: PlanetF1.com

  • マックス・フェルスタッペン、F1の“シューマッハ型ドライバー”としての評価

    マックス・フェルスタッペン、F1の“シューマッハ型ドライバー”としての評価

    F1ジャーナリストのジェームス・アレンは、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンを、7度のF1ワールドチャンピオンであるミハエル・シューマッハに重ね合わせた。

    アレンは元フェラーリ代表のロス・ブラウンがかつて語ったエピソードを引用し、フェルスタッペンの“勝てないレースでも勝つ”資質を称賛している。

    28歳のフェルスタッペンは、2025年シーズン後半に入り、タイトル争いを再び盛り上げている。モンツァとバクーで優勝し、シンガポールとザントフォールトで2位を獲得。中盤戦で苦戦したレッドブルだが、近戦ではマクラーレンに肉薄する速さを取り戻した。

    アレンはCameroon F1にこう語った。

    「ロス・ブラウンはかつてミハエル・シューマッハについて“彼は勝つべきレースを勝つだけでなく、勝てないはずのレースでも勝つ。それが偉大なドライバーの証だ”と言っていた。マックスにも同じことが言えるんじゃないか?」

    フェルスタッペンは現在、シューマッハに続いて史上2人目となる5年連続ドライバーズタイトルを目指しており、残り6戦と3スプリントを前に、首位オスカー・ピアストリとの差は63ポイントに縮まっている。

    ローラン・メキース「フェルスタッペンの感性がRB21の進化を導いた」
    レッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースは、フェルスタッペンがマシン開発に果たした大きな貢献を称えた。モータースポーツウィークの取材に対し、メキースは次のように語っている。

    「ミルトンキーンズでは全員がレース1から今に至るまで、クルマのポテンシャルを解き放つために懸命に働いてきた。ここ数週間の進歩は本当に素晴らしい。決して諦めなかった全員の努力の賜物だし、マックスの感性が我々に新しい方向を示してくれた。その結果、パフォーマンスを引き出す道が見つかった」

    さらに、アップグレードの進化についてこう付け加えた。

    「単一の“魔法の弾丸”なんてものはない。多くのアップデートを重ね、さまざまな方法を試してきた。それらが組み合わさって、今ではほとんどのサーキットで競争力を持つパッケージになった。シーズン初期のアップグレードを今と比べて“もしあの時こうしていれば”とは考えない。我々は過去ではなく未来を見ている」

    フェルスタッペンは、RB21の勢いを維持しながら、シーズン終盤で逆転タイトルを狙う。

    フェルスタッペンが“勝てないレースを勝つ”理由
    ジェームス・アレンの指摘は、フェルスタッペンが持つ真の強さを浮き彫りにしている。彼は単なるスピードドライバーではなく、戦略的状況判断とメカニカル感性でチームを導く存在だ。
    RB21の開発では、セットアップの方向性を見極め、タイヤマネジメントの改善や空力バランスの最適化にも関与した。メキースが「マックスの感性」と表現したのは、まさにこの技術的洞察力を指す。

    中盤戦の不振から短期間で復調した背景には、フェルスタッペン自身が“マシンを感じ取り、合わせていく”能力を持っていることが大きい。
    そして、その姿勢こそがロス・ブラウンがシューマッハに見いだした「勝てないレースを勝つ男」と同じ系譜にある。

    残り6戦+3スプリント。彼がこの逆境からタイトル5連覇を成し遂げれば、シューマッハと同列に語られる“F1史上屈指の完全支配者”という評価は、もはや揺るがないだろう。

    Source: sportskeeda.com

  • マックス・フェルスタッペン レッドブルF1新体制「メキースは誠実で信頼できる」

    マックス・フェルスタッペン レッドブルF1新体制「メキースは誠実で信頼できる」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、長年チームを率いたクリスチャン・ホーナーの退任後、ローラン・メキースが新たに指揮を執るチーム体制について語り、その誠実なリーダーシップを称賛した。

    ホーナーの退任は、レッドブルでの20年間にわたる指導の幕引きとなった。彼はチームを率いてドライバーズタイトル8回、コンストラクターズタイトル6回を獲得。フェルスタッペンにとっても、4連覇を成し遂げた黄金期はホーナー体制のもとで築かれたものだった。

    しかし、2024年シーズンにはチームの競争力が低下し、マクラーレンやフェラーリ、メルセデスに後れを取る場面も増加。2025年シーズン中盤にはホーナーが正式に解任され、レーシングブルズで指揮を執っていたローラン・メキースがチーム代表に就任した。

    フェルスタッペンは、新たなリーダーの下での雰囲気を前向きに捉えている。

    「これまでのところ、すごくうまくいっている」とフェルスタッペンは英Channel 4に語った。

    「チームに加わったばかりでマシン全体を作り直すことはできないけど、ローランは自分のやっていることについて常に誠実だ。そこが僕は好きなんだ。彼は“みんなの一員”という感じで、僕たちはとても良い関係を築けている」

    一方で、フェルスタッペンはホーナー時代を振り返り、強い感謝の気持ちも示した。

    「クリスチャンのもとで僕たちは本当に多くの素晴らしい成果を挙げた」と彼は続けた。

    「特に2021年のタイトルを獲得したときのあの感情、チーム全体が一体となったあの瞬間は一生忘れられない。あの年を通して得た経験は特別だった」

    「今のチームは違う戦略を取っているけど、ローランと一緒に仕事をするのを楽しんでいるし、これからの数年が本当に楽しみなんだ」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    変わらないフェルスタッペンの姿勢
    2025年前半は苦戦を強いられたフェルスタッペンだが、夏休み明け以降はモンツァとバクーで連勝し、シンガポールでも2位を獲得。再びチャンピオン争いの中心に戻ってきた。

    それでも彼は、外部からの期待やプレッシャーに左右されることはないと強調する。

    「僕自身が一番の批評家なんだ。だから他人が何を期待しようと関係ない」とフェルスタッペンは語った。

    彼はマクラーレン勢を追う“挑戦者”の立場にあるが、メンタリティはこれまでと変わらないという。

    「追われる側でも、追う側でも、僕の考え方はまったく同じだ」とフェルスタッペンは言う。

    「レースはシンプルなものだ。スロットルペダル、ブレーキペダル、ステアリングホイール──それが僕のやるべきこと。モノゴトを複雑に考えすぎる人が多いけど、僕はできるだけシンプルに保つようにしている」

    メキース体制の成熟が鍵となる後半戦
    レッドブルは2025年後半戦で再び上位に食い込む兆しを見せており、フェルスタッペンの安定した走りとメキースの冷静なリーダーシップが融合しつつある。
    メキースはチーム全体の戦略を再構築し、“人のつながり”を重視するアプローチを取っているとされる。ホーナー時代のカリスマ的統率から、より組織的で協調的な運営へと移行する過程にあるのだ。

    フェルスタッペンにとって、それは単なる変化ではなく、進化の一歩でもある。残り6戦、彼とレッドブルが再び王座争いを盛り上げることができるかに注目が集まる。

    Source: motorsportweek.com