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  • マックス・フェルスタッペンは「アロンソの轍を踏まない」と元F1チーム代表

    マックス・フェルスタッペンは「アロンソの轍を踏まない」と元F1チーム代表

    元ハースF1チーム代表のギュンター・シュタイナーは、マックス・フェルスタッペンがF1キャリアにおいて、フェルナンド・アロンソと同じ過ちを繰り返すことはないと太鼓判を押した。

    フェルスタッペンとアロンソは8年にわたってF1のライバルとして戦ってきたが、コース外では良好な関係を築いている。しかし、シュタイナーは両者のキャリアの歩みには決定的な違いがあると見る。

    2025年シーズン、フェルスタッペンはランド・ノリスにタイトルを明け渡したものの、終盤にかけて猛追を見せ、最終的にはシーズン最多勝利を記録した。そうした実績から、彼はいまなお現役グリッドの基準となる存在であり、ドライバーやチーム代表による投票でも「ベストドライバー」と評価されている。

    一方で、2026年F1レギュレーション導入を控え、レッドブル・レーシングは自社開発のパワーユニットで新時代に突入する。そのため、フェルスタッペンの将来像は不透明だとも言われている。

    シュタイナーは、フェルスタッペンがメルセデス移籍の噂と結び付けられてきた点にも触れつつ、次のように語った。

    「マックスは正しいマシンに乗る。だから成功を続けるだろう。彼はとても賢いし、周囲も賢い人間で固められている。彼の契約はオープンな部分があり、トップカーを持つチームは誰であれマックスを欲しがる。そしてそれは実現する」

    マックス・フェルスタッペン

    アロンソとは異なるキャリア設計
    シュタイナーは、アロンソがいまだ3度目のドライバーズタイトルを追い続けている事実を引き合いに出し、その背景にはキャリア選択の誤りがあったと指摘した。アロンソは2013年以降、勝利数を32で止めており、その間に「間違ったマシン」を選び続けてしまったと評している。

    これに対し、フェルスタッペンは同じ道をたどらないというのがシュタイナーの見解だ。

    「彼は契約条項を使って、自分の側から状況を動かすことができる。そして、すでにその準備はできていると思う」

    さらに、こう続けた。

    「フェルナンドは才能の塊だったが、いつも間違ったクルマを選んでしまった。だがマックスは違う。父のヨス、そしてマネージャーのレイモンド・フェルミューレンが、必ず正しいマシンに乗せるようにする」

    「だから心配はいらない。マックスは常に、最高か、少なくとも2番目に良いクルマに乗っているはずだ」

    フェルスタッペンが2027年以降も成功を積み重ねられるかは、チームとマシン選択にかかっている。しかし、シュタイナーの見立てでは、その点においてフェルスタッペンがアロンソと同じ運命をたどることはない。

  • マックス・フェルスタッペン 相棒ランビアーゼがレッドブルF1残留を決断

    マックス・フェルスタッペン 相棒ランビアーゼがレッドブルF1残留を決断

    ジャンピエロ・ランビアーゼは、2026年シーズンもマックス・フェルスタッペンのレースエンジニアを務めることを決断した。アストンマーティンを含む複数の有力F1チームからの関心があったものの、引き続きレッドブル・レーシングに残留する見通しだ。

    ジャンピエロ・ランビアーゼの将来は、ここ数か月にわたって大きな話題のひとつだった。アブダビGP直後、複数の関係筋が英オートスポーツ誌に対し、私的事情を理由に2026年における彼の正確な役割については冬の間に協議される予定だと明かしていた。

    こうした私的事情は、ランビアーゼがオーストリアGPとベルギーGPを欠場した理由、そして多方面で困難を抱えたシーズン最終戦後に感情を露わにしていた背景でもある。

    その後、ランビアーゼはアストンマーティンやウィリアムズなど、他チームとの関連が取り沙汰されてきた。近年、彼の職責が大きく拡大してきたことを考えれば、レースエンジニアとして高く評価されている彼に他チームが関心を示すのは不思議ではない。

    ランビアーゼはフェルスタッペンのレースエンジニア、すなわちチームラジオでおなじみの“声”であるだけでなく、レッドブルのレース運営責任者という重要な役割も担っている。

    レッドブル・レーシングでマックス・フェルスタッペンのレースエンジニアを務めるジャンピエロ・ランビアーゼ

    報道によれば、ランビアーゼは2026年シーズンもレッドブル・レーシングで同じ役割を維持する予定だという。ただし、これは長期的な移籍の可能性が完全に消えたことを意味するわけではない。現時点では他チームからのオファーに関して最終的な判断は下されておらず、F1の主要人物はガーデニングリーブ(競業避止期間)や契約上の制約に縛られるケースも多い。なお、ランビアーゼのレッドブルとの契約は2027年末まで有効とされている。

    こうした問題の複雑さは、現在マクラーレンのスポーティングディレクターを務めるウィル・コートニーのケースでも明らかだった。彼のレッドブルとの契約は当初2026年半ばまでとされていたが、最終的には両チーム間の合意により、前倒しでの移籍が実現している。

    一方で、フェルスタッペンを取り巻くエンジニアリングチームにはいくつかの変化も生じている。長年チームを支えてきた複数のメンバーが新たな挑戦を求めて他所へ移ることになった(例としてデイビッド・ジェフリー・マートはアウディへ)。ただし、パフォーマンスエンジニアのトム・ハートは2026年シーズン終了まではレッドブルに残留する。彼は2027年からウィリアムズに加わる予定だが、2026年は最後までレッドブルで務め上げる。

    メカニック陣にも動きがあった。昨年10月、ジョナサン・ウィートリーが率いるアウディのF1プロジェクトが、フェルスタッペンのナンバー1メカニックであるマット・コーラーを採用したことが明らかになっている。

  • 「マキシエル再会?」 フォード・レーシング映像にリカルドとフェルスタッペン

    「マキシエル再会?」 フォード・レーシング映像にリカルドとフェルスタッペン

    フォード・レーシングが公開した2026年シーズンローンチのティーザー映像が、F1ファンの間で大きな反響を呼んでいる。

    映像には、元レッドブルF1ドライバーのダニエル・リカルド、4度のF1ワールドチャンピオンであるマックス・フェルスタッペン、そしてアイザック・ハジャーの姿が含まれており、SNS上では一気に注目が集まった。

    2026年のレッドブルとフォードの新時代
    マックス・フェルスタッペンとアイザック・ハジャーは、2026年のレッドブル・レーシングのドライバーラインアップを構成する。チームはチーム代表ローラン・メキース体制のもと、新たな時代へ踏み出す。

    2026年からF1には新レギュレーションが導入され、レッドブルはホンダとのパートナーシップを終了し、自社製パワーユニットの開発に舵を切った。そのプロジェクトを支えるのがフォードであり、両者はパワーユニット分野での本格提携をスタートさせる。

    ティーザー映像が生んだ“再会”への期待
    今回のティーザーで主役級に扱われているのが、フォード・レーシングのグローバルアンバサダーを務めるダニエル・リカルドだ。リカルドは、フォードとレッドブル・パワートレインズのパワーユニット開発そのものには関与しないと明言しているが、それでも映像の中心人物として起用された。

    さらにマックス・フェルスタッペンも登場したことで、ファンの間では「かつてのチームメイト再会」を期待する声が噴出した。

    「Oh my god Maxiel reunion?!」

    「DanielとMaxだ!」

    「どうやったら招待してもらえる?」

    といったコメントが相次ぎ、投稿は拡散された。


    1月15日ミシガンで開催される一夜限りのイベント
    フォード・レーシングは、2026年シーズンローンチイベントを1月15日にミシガン州で開催すると予告している。会場はミシガン・セントラル・ステーションで、フォードが手がけるさまざまなモータースポーツ・プロジェクトを祝う場になるという。

    同時に、レッドブルとの新たなパートナーシップも正式に紹介される予定であり、マックス・フェルスタッペンがダニエル・リカルドとともに現地に姿を見せる可能性も示唆されている。

    ダニエル・リカルドの現在地 フォードとの新たな役割
    ダニエル・リカルドは2024年9月にF1を離脱後、しばらくはレースから距離を置いていたが、2025年に入りフォード・レーシングのグローバルアンバサダーに就任した。以降、フォードの公式SNSや各種イベントに登場している。

    最近では、2025年のラプター・ラリーでフォードF-150ラプターをドライブし、その様子をVlogとして公開。インスタグラムには、

    「ラプター・ラリーで砂漠を駆け抜ける自由と楽しさ。レイク・ハバスでF-150ラプターをジャンプさせるのは最高だった」

    と書き込み、新たな活動を満喫する姿を見せている。

    2026年を前に、フォード、レッドブル、そしてダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンの名前が一つの映像で交差したことで、その象徴的な再会が現実になるのか、注目が集まっている。

  • ヘルムート・マルコが比較「ベッテルは分析型、フェルスタッペンは本能型」

    ヘルムート・マルコが比較「ベッテルは分析型、フェルスタッペンは本能型」

    20年以上にわたりレッドブルの若手育成を率いてきたヘルムート・マルコは、数多くの才能をF1へと導いてきた。その中でも、セバスチャン・ベッテルとマックス・フェルスタッペンは、彼自身が送り出した「最も特別な存在」だという。

    82歳のオーストリア人であるマルコは、かつてフォーミュラ3000に自らのチームを運営していた経験も持ち、若手ドライバーの才能を見抜く目には定評がある。

    レッドブルのジュニアプログラム出身者すべてが頂点に立ったわけではないが、ベッテルとフェルスタッペンという2人は、近年のF1を代表する存在となった。

    「ベッテルはより分析的だった」
    両者ともに長年F1の世界を支配してきたが、そのアプローチは明確に異なっていたとマルコは語る。

    「ベッテルはすべてを非常に分析的に進めていた。マシンから最大限を引き出すため、エンジニアと何時間も議論を重ねていた」と、マルコは独紙ミュンヒナー・メルクア/tzに明かしている。

    一方で、フェルスタッペンについては次のように続けた。

    「当初のマックスは、より本能に頼るタイプだった。しかし今では、自分が何を求めているのかを正確に理解し、チームを導くこともできるドライバーへと成長した」

    マルコは、フェルスタッペンを「特別な存在」と評し、「超高速で、超人的な才能を持ち、極めて集中力が高い」と強調している。

    ヘルムート・マルコとマックス・フェルスタッペン

    極めて希少なフェルスタッペンの人格
    マルコはフェルスタッペンをわずか17歳でF1にデビューさせた人物でもある。同様に、ベッテルのF1昇格とレッドブル加入にも決定的な役割を果たし、ベッテルは同チームで合計4度のワールドチャンピオンに輝いた。

    フェルスタッペンもまた、レッドブルで4度のワールドタイトルを獲得し、通算71勝を記録している。一方のベッテルはキャリア通算53勝。両者は現在、F1史上でも最多勝利数ランキングのトップ4に名を連ねる存在であり、その背景にはマルコの存在があった。

    マルコは多くの才能を、時にはカート時代から見守ってきたが、フェルスタッペンとの関係は特別だという。

    「これほど密接な関係を築いたドライバーは他にいない。彼は、強い価値観を持っている。それは本当に人格の優れた人間にしか備わらないものだ。この組み合わせは極めて稀だ」

  • F1ドライバー同士で選ぶ2025年ベストドライバーはマックス・フェルスタッペン

    F1ドライバー同士で選ぶ2025年ベストドライバーはマックス・フェルスタッペン

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、2025年シーズン終了後に実施されたF1ドライバー同士による匿名投票「Drivers’ Driver of the Year」で、5年連続となる年間最優秀ドライバーに選出された。2025年のドライバーズタイトルはランド・ノリスに譲ったものの、同業者であるライバルたちからの評価では、再び頂点に立った。

    この投票は今回で8回目を迎え、F1グリッドの大半のドライバーが参加。各ドライバーがライバル10人を順位付けし、現行F1ポイントシステム(1位25点〜10位1点)に基づいて集計される。投票は匿名で行われ、自身への投票も可能だが、例年通り多くのドライバーは自分を最上位には置いていない。

    フェルスタッペンは、シーズン後半に驚異的な追い上げを見せた。8月のオランダGP終了時点で首位から104ポイント差をつけられていたが、最終9戦で6勝を挙げる猛反撃を展開。最終的にはノリスにわずか2ポイント差まで迫った。その印象的な戦いぶりが評価され、6人のドライバーがフェルスタッペンを1位に指名し、総合トップとなった。

    2位は、2025年に初のF1世界タイトルを獲得したランド・ノリス(マクラーレン)。フェルスタッペン、そしてチームメイトのオスカー・ピアストリからの強いプレッシャーを受けながらも、シーズンを通して安定した戦いを続け、ドライバーズ投票でも2年連続の2位となった。

    3位にはジョージ・ラッセル(メルセデス)がランクイン。2025年は2勝と7回の表彰台を記録し、堅実さと勝負強さを兼ね備えたシーズンを送ったことで、前年から1つ順位を上げた。

    4位はオスカー・ピアストリ(マクラーレン)。夏休み前にはランキング首位に立ち、一時は34ポイント差を築いたが、秋以降に勢いを落としてタイトル争いから後退。それでも評価は高く、前年より1つ順位を上げた。

    5位はシャルル・ルクレール(フェラーリ)。フェラーリがコンストラクターズ選手権4位に終わる厳しいシーズンの中で、7回の表彰台を獲得し、与えられたマシンのポテンシャルを最大限に引き出したが、順位は前年から2つ下げる結果となった。

    6位にはカルロス・サインツ(ウィリアムズ)が入った。グローブでの新生活は厳しいスタートとなったものの、シーズン後半にかけて見事に立て直し、2度の表彰台を獲得。前年と同じ順位を維持した。

    7位はフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)。AMR25で印象的な走りを何度も披露し、順位を2つ上げてトップ10に食い込んだ。

    8位はアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)。ウィリアムズでの自己最高のシーズンを送り、ドライバーズ選手権8位と同じ順位でライバルたちからも評価された。

    9位と10位には、ルーキーのオリバー・ベアマン(ハースF1チーム)とアイザック・ハジャー(レーシングブルズ)が名を連ねた。ベアマンはメキシコGPでの4位を含む5戦連続入賞の活躍を見せ、ハジャーはザントフォールトで初表彰台を獲得するなど、デビューシーズンながら強い印象を残した。

    一方で、アルピーヌのピエール・ガスリーは10回のQ3進出を果たす健闘を見せたものの、わずかにトップ10入りを逃した。

    そして注目すべきは、7度の世界王者ルイス・ハミルトン(フェラーリ)が、このランキングで初めてトップ10圏外となった点だ。フェラーリ移籍初年度となった2025年は苦戦を強いられ、同業者からの評価にもそれが反映される形となった。

    今回の投票に参加したドライバーは、アレクサンダー・アルボン、フェルナンド・アロンソ、アンドレア・キミ・アントネッリ、オリバー・ベアマン、ガブリエル・ボルトレト、フランコ・コラピント、ピエール・ガスリー、アイザック・ハジャー、リアム・ローソン、シャルル・ルクレール、ランド・ノリス、エステバン・オコン、オスカー・ピアストリ、ジョージ・ラッセル、カルロス・サインツ、マックス・フェルスタッペンの16名だった。

    タイトルを逃してもなお、ライバルたちから最も高く評価されたフェルスタッペン。その存在感と影響力が、2025年シーズンを通じていかに大きかったかを物語る結果となった。

    2025年のF1世界選手権 マックス・フェルスタッペン

  • フェルスタッペンに追い風 フォードが語るレッドブルF1エンジンの現在地

    フェルスタッペンに追い風 フォードが語るレッドブルF1エンジンの現在地

    フォードのテクニカルパートナーとしての支援を受けるレッドブルは、2026年F1レギュレーションに向けた自社製パワーユニット開発で順調な前進を見せていると、フォード側が明らかにした。

    フォード・モータースポーツのグローバルディレクターであるマーク・ラッシュブルックは、マックス・フェルスタッペンにとって重要な意味を持つアップデートとして、レッドブル・レーシングの2026年F1パワーユニット開発状況について語った。

    レッドブルはF1参戦史上初めて、自社でエンジンを製造しており、これまでのようにホンダなどのメーカーに依存しない体制を構築している。フォードは技術的な支援を担っており、このパートナーシップは前向きに進展しているようだ。

    F1マシンを自らのパワーユニットで走らせた経験のないレッドブルにとって、これは未知への大きな一歩であり、フェルスタッペンにとってもリスクを伴う挑戦となる。

    仮に初挑戦でF1パワーユニット開発を成功させられなければ、フェルスタッペンは競争力を欠いたパッケージでシーズンを戦う可能性もある。

    来月予定されているバルセロナでの非公開テストでは、レッドブルとフォードがパワーユニットを本格的にトラック上で確認する初めての機会となる。ラッシュブルックは、その進捗が計画通りであると強調した。

    「物事は計画通りに進んでおり、我々は必要な位置にいる。ただし、クルマが実際にトラックを走るまでは、すべてが本当に噛み合っているかは分からない」とラッシュブルックは語った。

    「それは重要な1日であり、重要な1週間になる。その時になって初めて、この3年間の作業が実を結ぶかどうかが分かる」

    進展が見られる一方で、フォード内部には自然な緊張感も残っている。ラッシュブルックは、シミュレーションデータには限界があることも認めている。

    「新しいクルマやエンジンが初めてトラックに出る時には、常に多少の不安はある」とラッシュブルックは認めた。

    「我々のコンピューターツールは設計に優れており、ラボはハードウェアの開発やキャリブレーションに長けている。しかし、すべてが実際にトラック上で一体となるまで、すべてを見たとは言えない」

    「仮想環境では多くをシミュレートできるが、ラボでは見えなかったことが実際の走行で現れるかどうか、という疑問は残る」

    レッドブル フォード F1 エンジン

    レッドブルとフォードの目標は達成
    ラッシュブルックによれば、フォードとレッドブルが開発初期に設定したF1エンジンの目標は「達成された」という。

    現在の最大の焦点はドライバビリティであり、これは新世代F1パワーユニットにおいて特に重要な要素の一つだとラッシュブルックは指摘している。

    新パワーユニットで最も重要な要素を問われたラッシュブルックは、次のように説明した。

    「出力、パフォーマンス、信頼性、そしてドライバビリティだ」

    「タイムラインと、プログラム開始時に設定した目標という点では、それらは達成した。ここ数カ月は主にドライバビリティとキャリブレーションに作業が集中している」

    「一部はコンピューターモデルで行えるし、一部はラボで行う。また一部はドライバーをシミュレーターに乗せて行う。それが今の主な焦点だ」

    2026年レギュレーションはF1史上最大級の規則変更であり、すべてのエンジンメーカーにとって未知の要素が多く残っている。

    そのため、目標やターゲットの設定は難しく、ラッシュブルックは各社が概ね同じ方向を目指していると考えている。

    フォードの目的についてラッシュブルックは次のように語った。

    「基本的には、全員が従わなければならない規則に基づいている」

    「そこから理論的に何が可能かを算出し、それが最終的な目標になる。その結果、全員がほぼ同じところを目指していると思う」

    「エンジニアたちは、同じ物理法則を相手にしている以上、似たような見積もりにたどり着いているはずだ。理論的に可能なことを見極め、そこにどれだけ効率良く到達できるか、つまり実際のパワー伝達を含めた効率の問題になる」

  • マックス・フェルスタッペン F1復帰のセルジオ・ペレスと“静かな再会”

    マックス・フェルスタッペン F1復帰のセルジオ・ペレスと“静かな再会”

    マックス・フェルスタッペンが、2025年F1シーズン中にかつてのレッドブルのチームメイトであるセルジオ・ペレスとヘルメットを交換する形で再会していたことが明らかになった。

    4度のワールドチャンピオンは、2026年にキャデラックF1からF1に復帰するペレスに向け、ヘルメットのバイザーに特別なメッセージを書き残している。

    フェルスタッペンとペレス 4年間の関係
    フェルスタッペンとペレスは、2021年から2024年までの4シーズンをレッドブルで共に戦った。フェルスタッペンはその間に4年連続でタイトルを獲得している。

    ペレスはF1通算6勝のうち5勝をレッドブル在籍中に挙げたが、2024年シーズンの不振を受け、同年末でチームを離れることになった。

    2025年シーズンをサバティカル(休養)として過ごしたペレスは、2026年にキャデラックF1からグリッドへ復帰する予定で、チームメイトには元メルセデスのバルテリ・ボッタスが名を連ねる。2026年のグリッドでも屈指の経験値を誇るドライバーラインアップとなる。

    ヘルメット交換とメッセージ
    新年を迎えるにあたり、ペレスはSNSに投稿し、2025年シーズン中にフェルスタッペンと会い、ヘルメットを交換したことを明かした。

    写真には、2024年の複数レースでフェルスタッペンが実際に使用していたヘルメットを手に、2人が並んで写っている。

    そのヘルメットのバイザーには、フェルスタッペン直筆の次の言葉が記されていた。

    「素晴らしいチームメイトであり、友人でいてくれてありがとう」

    これに対し、ペレスは投稿のキャプションで次のように記している。

    「2025年のサバティカル中も、君はとても速かった。素晴らしい2026年にしよう」

    ペレス離脱後のレッドブルの苦戦
    ペレスの離脱後、レッドブルは2025年シーズンにおいて後任ドライバーの起用に苦しんだ。

    リアム・ローソンと角田裕毅はいずれも表彰台を獲得できず、ローソンはオーストラリアと中国の2戦でQ1敗退が続いた後、わずか2戦でレーシングブルズへ降格となった。

    角田裕毅は22戦中7戦でしかポイントを獲得できず、最高位はバクーでの6位にとどまった。2026年にはテスト兼リザーブドライバーへ回り、ペレス離脱後3人目の起用としてアイザック・ハジャーがレッドブルに加わることが決まっている。

    ペレスの本音「証明するものはない」
    キャデラックF1のシートを獲得した後、ペレスは後任ドライバーたちの成績についても言及している。

    「レッドブルを離れたあと、何かを証明しなければならないとは思っていない」

    「今のドライバーや次のドライバーが苦戦しているから、というだけじゃない。それ以前から、とても難しい場所だった。常に適応し続けて、信頼を築かなければならない。精神的に、非常に特殊な挑戦なんだ」

    「彼ら(ローソンと角田裕毅)がシーズンを通して取ったポイントを見れば、全体で5点くらいだった。だから、その点について僕には何も証明することはない」

    「僕にとって大事なのは、このスポーツを再び楽しむことだ。僕が愛してきたスポーツ、たくさんのものを与えてくれたスポーツを」

    「この新しいプロジェクトで戻ってくるのは、そのためだ。とても成功することを願っている」

    「何よりもまず、この復帰を楽しみたいんだ」

    フェルスタッペンの短いメッセージとペレスの言葉は、4年間を共に戦った2人の関係性が今も続いていることを静かに物語っている。

  • マックス・フェルスタッペン レッドブルF1解任のホーナーと「定期的に連絡」

    マックス・フェルスタッペン レッドブルF1解任のホーナーと「定期的に連絡」

    マックス・フェルスタッペンは、レッドブルF1のチーム代表を20年間務めた後に解任されたクリスチャン・ホーナーについて、現在も非常に良好な関係を維持していることを明かした。両者は今も定期的に連絡を取り合っているという。

    ホーナーは2005年にレッドブルがF1に参戦した当初からチームを率いてきたが、2025年7月にオーストリアのチームを離れることになった。

    彼の指揮の下、レッドブルはドライバーズ8回、コンストラクターズ6回の計14タイトルを獲得。そのうち6回は、2016年に当時18歳でトロ・ロッソから昇格したフェルスタッペンとともに成し遂げたものだった。

    しかし、ホーナー体制の最後の12〜18か月間は、チーム内の雰囲気が悪化していた。不適切行為の疑惑(後に潔白が確認された)、創設者ディートリッヒ・マテシッツの死後に起きた経営権を巡る対立、そしてF1序列で4番手まで後退した成績不振が重なっていた。

    その結果、レッドブル首脳陣は姉妹チームからローラン・メキースを新代表に据える決断を下した。これが大きな改善につながり、フェルスタッペンは予想外のタイトル争いを展開。最終的にはランド・ノリスに次ぐランキング2位でシーズンを終えた。

    「チーム全体として、あまりうまくいっていなかった」とフェルスタッペンはViaplayに語った。

    「結果の面でもそうだし、チーム内に少し不安定さがあった。長い間うまくいっていないと、最終的には株主も状況に満足できず、変化を求めるようになる」

    「正直、いつも難しいものだ。クリスチャンとは強い絆を築いてきたし、とてつもない成功を一緒に収めてきた。特に2021年のあの瞬間は忘れられない。クリスチャンは、僕のために火の中に飛び込んでくれた。電話で話すときも、そういうことを思い出すから簡単じゃない」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    それでも、今も連絡を取り合っているのかと問われた4度のワールドチャンピオンは、次のように答えている。

    「毎週だ。毎レースだよ。金曜、土曜、日曜に連絡を取るし、たいていはテキストメッセージだ。でも、たとえば休暇中でもね。本当に毎週だ」

    「彼はチームの全員を知っているけど、内容は『幸運を祈っている』『信じている』といったものが中心だ。最大のファンという感じだね」

    「これまで一緒に経験してきたすべてのことがあるし、『君ならできる』という言葉もくれる。もちろんレース以外の話もする。だから、毎週だ。毎レースウイークエンド、そして彼がチームを離れた後も続いている」

    一方でフェルスタッペンは、元上司に対して敬意を示しながらも、体制変更が正しい方向に進んでいることを示唆した。

    「チームはうまくいっている」と、F1通算71勝のフェルスタッペンは語る。

    「自信に満ちているし、みんなが笑顔だ。いい雰囲気で、全員がうまくやれている。以前はそれを失っていた時期があった。レッドブルらしさが、少し消えてしまっていたんだ」

  • F1チーム代表が選ぶ2025年ベストドライバーはマックス・フェルスタッペン

    F1チーム代表が選ぶ2025年ベストドライバーはマックス・フェルスタッペン

    マックス・フェルスタッペンは、F1公式サイトが毎年実施している年次投票において、F1のチーム代表たちから5年連続でドライバー・オブ・ザ・イヤーに選出された。

    2025年のF1世界選手権は最終的にチャンピオンシップをわずか2ポイント差で逃したが、それでもなお、そのパフォーマンスはチーム代表たちから最も高く評価された。

    この投票は、F1グリッドに参戦する10チームすべての代表に対し、個人のランキングは非公開としたうえで、その年のトップ10ドライバーを選出するリストの提出を求める形式で行われる。その後、現行のF1ポイント制度に基づき、各順位に得点を割り当て、1位には25ポイント、10位には1ポイントを付与。全代表のスコアを合算することで最終ランキングが決定される。

    直近9戦で6勝を挙げる圧巻の終盤戦を見せたマックス・フェルスタッペンは、チーム代表たちから最も多くの支持を集め、トップの座を確保した。2位には、2025年F1ワールドチャンピオンで今季7勝を挙げたランド・ノリスが続いた。

    選手権序盤のペースセッターだったオスカー・ピアストリは、代表投票で3位に選出され、最終的なドライバーズランキングと同じ評価を受けた。メルセデスのジョージ・ラッセルは4位に入り、昨年のこの投票から2つ順位を上げた。2勝と7回の表彰台を獲得した力強いシーズンが評価された形だ。

    フェルスタッペンが示した存在感
    11月30日に行われたカタールGP(ルサイル・シティ)では、フェルスタッペンが勝利を挙げ、シーズン終盤にかけての猛烈な追い上げを象徴する一戦となった。F1のチーム代表たちは、こうした一貫した強さと勝負強さを理由に、再びフェルスタッペンを年間最高のドライバーとして選出している。

    中団から上位まで広がった評価
    5位にはフェルナンド・アロンソが入った。自身にとって最も強いシーズンとは言えなかったものの、ドライバビリティの難しいアストンマーティンを操った走りが印象に残り、昨年から4つ順位を上げた。

    6位にはカルロス・サインツJr.が続いた。後半戦に2度の表彰台を獲得するなど、シーズン終盤に存在感を示した点が評価された。7位はシャルル・ルクレールで、勝利のない難しいシーズンとなったフェラーリでの戦いが反映された結果となった。

    8位にはオリバー・ベアマンが入り、今回のランキングで最高位の新顔となった。さらに、2026年からレッドブル加入が決まっているアイザック・ハジャーもトップ10に名を連ね、レーシングブルズでの力強いデビューシーズンが評価された。トップ10の最後は、239戦目にして初表彰台を獲得したニコ・ヒュルケンベルグが締めくくっている。

    ルイス・ハミルトンはトップ10圏外
    一方で注目を集めたのが、ルイス・ハミルトンの不在だ。2025年シーズン開幕前、メルセデスからフェラーリへの移籍は大きな話題を呼び、マラネロでの新章に高い期待が寄せられていた。しかし結果として、ハミルトンはF1キャリアで初めて未勝利かつノーポディウムのシーズンを終え、全24戦を戦った末のドライバーズランキングは6位にとどまった。

    こうした成績を背景に、各チーム代表が独自に選出するトップ10ドライバー投票では、ハミルトンの名前は最終リストに含まれなかった。チーム代表たちの評価という形で、2025年シーズンの苦戦が明確に示された結果と言える。

    投票に参加したチーム代表
    今回の投票には、アンドレア・ステラ、トト・ヴォルフ、ジェームス・ボウルズ、アラン・パーメイン、アストンマーティンのシニア・リーダーシップ・チーム、小松礼雄、ジョナサン・ウィートリー、そしてスティーブ・ニールセンが名を連ねている。

    フェルスタッペンの5年連続受賞と、ハミルトンのトップ10圏外という対照的な結果は、2025年シーズンの勢力図とチーム代表たちの評価の変化を端的に示すものとなった。

    マックス・フェルスタッペン F1チーム代表 2025年のF1世界選手権

  • マックス・フェルスタッペンの相棒ランビアーゼ争奪戦にウィリアムズF1参戦?

    マックス・フェルスタッペンの相棒ランビアーゼ争奪戦にウィリアムズF1参戦?

    ウィリアムズF1が、レッドブル・レーシングでマックス・フェルスタッペンを長年支えてきたレースエンジニア、ジャンピエロ・ランビアーゼの獲得に向け、アストンマーティンF1と並んで動いていることが明らかになった。

    英伊二重国籍を持つランビアーゼについては、日曜日にThe Raceが、アストンマーティンF1への移籍の可能性を報じていた。シルバーストンを拠点とする同チームでは、将来的にCEOやチーム代表へと発展する可能性を含むシニアポジションでの起用が検討されているとされる。

    これに対し、オートスポーツ誌は、2025年シーズンを競争力ある形で終えたウィリアムズF1も、ランビアーゼ獲得に向けて候補に浮上していると伝えた。グローブを拠点とするチームは、来季以降を見据えた体制強化の中で、同氏を重要な補強対象と位置づけているという。

    さらに放送局ラジオボックスは、クリスマス前にウィリアムズF1が、チーム代表ジェームス・ボウルズ体制のもとでランビアーゼと合意寸前まで話を進めていたと報じている。ただし、アストンマーティンF1との接触がこの流れを鈍らせ、現在は中団勢同士による獲得レースに発展している可能性がある。

    アストンマーティンF1が持つ優位性
    アストンマーティンF1が優位に立つ要素は複数あると見られている。まず、資金面での制約が比較的小さい点に加え、競技的な将来性も魅力となり得る。

    ランビアーゼは、マネージング・テクニカル・パートナーであり、次期チーム代表就任が見込まれているエイドリアン・ニューウェイから高く評価されているとされる。両者は、ニューウェイが昨年レッドブル・レーシングを離れる以前に、同チームで共に働いていた関係にある。

    この関係性は、ランビアーゼと私生活でも親しいマックス・フェルスタッペンを、将来的にレッドブル・レーシングから引き抜く構想とも結びつく可能性があると指摘されている。

    マックス・フェルスタッペンとジャンピエロ・ランビアーゼ F1 ウィリアムズ・レーシング

    またランビアーゼは、F1キャリアの初期をジョーダンでスタートさせ、その後ミッドランド、スパイカー、フォース・インディアで経験を積んできた。これらはいずれも、現在のアストンマーティンF1へと連なる系譜のチームであり、実質的に過去に在籍した環境へ戻る形にもなる。

    一方で、レッドブル・レーシング内部では、ランビアーゼをグランプリ全戦への帯同を必要としない新たな役割へ配置転換する可能性も取り沙汰されている。

    実際、直近シーズンでは私的理由によりオーストリアGPとベルギーGPを欠場し、その間はサイモン・レニーがピットウォールで代役を務めていた。

    こうした状況を背景に、アブダビGP決勝後、フェルスタッペンが勝利を挙げた一方でタイトルを逃した場面では、45歳のランビアーゼがピットウォールで感情をあらわにする姿が確認され、レッドブル・レーシングでの将来を巡る憶測が一段と強まることになった。