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  • マックス・フェルスタッペン F1バーレーンテスト総括「何が機能するか学べた」

    マックス・フェルスタッペン F1バーレーンテスト総括「何が機能するか学べた」

    2026年F1プレシーズンテスト初週がバーレーンで終了し、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは生産的な走行に満足感を示した。RB22で多くの周回を重ね、マシンとパワーユニット双方について重要な学習を得たという。

    フェルスタッペンは金曜午前の4時間セッションで61周を走行し、ベストタイムは1分35秒341。最終日の総合順位は5番手だった。その後、午後のセッションはアイザック・ハジャーにステアリングを託している。

    現地時間14時に走行を終えたフェルスタッペンは、テスト段階ではラップタイム自体の重要性は低いと強調する。重要なのは信頼性の確保と走行距離の積み重ねであり、その点については手応えを得たと振り返った。

    「初日はかなりの周回を走れたし、それには満足している。パワーユニットやマシンそのものに関して、テストしたかったことを多く消化することができた」とフェルスタッペンはレッドブルの公式SNS動画で語った。

    水曜には1日を通して130周以上を走破。金曜の61周を加え、合計197周を記録した。この周回数は、2026年型RB22の理解を深めるうえで大きな意味を持つ。

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    プログラムの初期段階を終えた後は、セットアップ作業にも踏み込んだ。

    「今日はその続きに取り組んだが、同時にセットアップ面でももう少しクルマから何かを見つけようとした。クルマはもちろん新しいし、タイヤも新しい。だから、もっと良くしていきたい部分がたくさんある」

    テスト初週を終えた総括として、フェルスタッペンは明確な学習成果を口にした。

    「今朝は、何が機能して何が機能しないのかを多く学べたと思う。それによって、午後にアイザックと試せること、そして来週に向けて試せることについて、より多くのアイデアが得られた」

    フェルスタッペンが言及したのは、2月18日から20日まで同じバーレーンで行われる第2回公式テストだ。その後、F1はメルボルンへと移動し、3月6日から8日にかけてオーストラリアGPで2026年シーズンが開幕する。

  • フェルスタッペン F1圧縮比論争でメルセデスに皮肉「馬力差に0を足せる」

    フェルスタッペン F1圧縮比論争でメルセデスに皮肉「馬力差に0を足せる」

    バーレーンでの2026年F1プレシーズンテストを巡り、パワーユニットの圧縮比をめぐる議論が政治的な様相を帯びている。

    メルセデス陣営はレッドブル・フォードの電動エネルギー展開を「ベンチマーク」と評する一方で、自らのコンセプトが生むアドバンテージは「2〜3馬力」に過ぎないと主張している。

    しかし、マックス・フェルスタッペンはその見解をあざ笑うかのように切り返した。

    「そこには間違いなくゼロを1つ付け足せる」

    メルセデスのアドバンテージが「2〜3馬力」と聞かされたフェルスタッペンは笑いながらそう語り、実際の差は20〜30馬力に達する可能性を示唆した。これは1周あたり約0.3秒に相当する計算になる。

    「彼らが何をしようとしているのかは理解している。水曜日に僕たちがたくさん走ったから、話題をそっちに移そうとしているんだ」

    この発言の背景には、圧縮比を巡る技術論争がある。報道によれば、複数メーカーとFIA、さらに商業権保有側がより厳格なチェックを支持しているとされ、メルセデスはメルボルン以降、新たな技術検査を求められる可能性も浮上している。

    フェルスタッペンは最終的な勢力図は開幕戦で明らかになると見る。

    「ひとつだけ言える。メルボルンまで待てばいい。彼らがどれだけパワーを持っているか分かるはずだ」

    「ストレートでどれだけ踏んでくるか、メルボルンで見ればいい」

    一方で、メルセデス代表トト・ヴォルフはテスト初日にレッドブルの電動エネルギー展開を高く評価していた。

    「今日のエネルギー展開を見てほしい。彼らはストレートで他よりはるかに多くのエネルギーを使えている」

    「単発では以前から見てきたが、今回は10周連続で同じようなストレート展開をしていた」

    「今日の時点では、ただしテスト初日という前提付きだが、彼らがベンチマークを設定したと言える」

    この評価はメルセデス製パワーユニットを搭載する複数のドライバーからも繰り返されたが、フェルスタッペンはこれを「煙幕」に過ぎないと見る。

    「ここ10年のウインターテストを振り返ればいい。1日目でワールドチャンピオンが分かることなんてない。特に今回のような新レギュレーションならなおさらだ」

    「僕にとっては、どちらかと言えば目くらましだ。でも構わない。僕たちは自分たちがやるべきことに集中する。このレギュレーションは本当に複雑だから、ただ周回を重ねていくだけだ」

    フェルスタッペンは初日の走行距離やデータ収集には満足しているとしつつも、完成度はまだ遠いと強調する。

    「スタートはとても良い。みんな満足している。昨日の周回数もそうだ。あれこそ僕たちがやりたかったことだ」

    「でもそれが勝利に十分かどうかは分からない。今の段階では誰にも分からない。ここで見えているものが、そのままメルボルンで見えるわけでもない」

    マックス・フェルスタッペン F1 圧縮比

    実際、バーレーンのスピードトラップではレッドブル・フォードが最速を記録し、フェルスタッペンは336km/hをマーク。マクラーレンやフェラーリより約10km/h速かったとされる。一部では計測ビーム前でアクセルを緩めていた可能性すら指摘されている。

    ライバル勢も警戒を強める。

    カルロス・サインツJr.は、新時代の「リフト・アンド・コースト」を前提とした繊細なバランスをレッドブルが最適化していると分析する。

    「コーナーにものすごいスピードで飛び込んで、出口で全部のパワーを使えばいいという話ではない。両方をまとめなければ速くなれない」

    「彼らはドライバーに妥協を強いていないように見える」

    ウィリアムズ代表ジェームス・ボウルズも印象を語った。

    「ホームストレートで一貫して0.6秒の差がある。ターン1に向かう段階でまったく近づけない。あのコーナーでのスピードは本当に印象的だ」

    「レッドブルは完全に新しいプログラムでエンジンを開発し、信頼性を確保しながらパフォーマンスも与えた。それをすべて達成した」

    それでもフェルスタッペンは楽観を避ける。

    「他のチームが僕たちを良く見せようとしているのは普通のことだ。僕たちは気にしない。自分たちに集中するだけだ」

    「確かにスタートには満足している。でも同時に、改善の余地はまだとてつもなく大きい。すべてがあまりにも複雑だからだ」

  • マックス・フェルスタッペン 2026年F1マシンに辛辣「フォーミュラEの強化版」

    マックス・フェルスタッペン 2026年F1マシンに辛辣「フォーミュラEの強化版」

    2026年F1バーレーンテストで新型RB22を走らせたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が、F1の新世代マシンに対して強烈な批判を展開した。

    レッドブルの新パワーユニットは高いデプロイメント性能で注目を集め、テストではベンチマークとの評価も出ているが、フェルスタッペン本人は「ドライバーとしての楽しさ」という観点から現行レギュレーションに強い違和感を示している。

    「正直に言って、運転していてあまり楽しくない。適切な言葉は“マネジメント”だと思う」とフェルスタッペンは語った。

    「ドライバーとしてのフィーリングは、あまりF1らしくない。少し“ステロイドを打ったフォーミュラE”のように感じる」

    2026年レギュレーションでは、内燃機関とバッテリー出力をほぼ50対50とする新パワーユニットが導入され、エネルギーマネジメントがこれまで以上に重要な要素となっている。ブレーキングやコーナリングでの回生、ストレートでの戦略的なエネルギー放出がラップタイムを大きく左右する構造だ。

    「純粋なドライバーとしては、僕は全開で走るのが好きなんだ。でも今はそういう走り方ができない。やることが多すぎる」

    「ブレーキを少し長く踏むか、短くするか、ギアをひとつ上げるか下げるか。そういった入力がエネルギー面に大きな影響を与える。ストレートでのパフォーマンスにも直結する。それは僕にとってF1ではない」

    「エネルギーが足りない。僕は普通のドライビングがしたいだけだ」

    さらにフェルスタッペンは、現在の低グリップ傾向にも言及した。

    「今のタイヤとマシン構成ではグリップもかなり低い。以前と比べると大きな後退だ」

    そのうえで、現行マシンを「アンチレーシング」と表現する。

    「正直、マシンのプロポーションは良いと思う。見た目もいい。リバリーも素晴らしい。それは問題じゃない」

    「問題はそれ以外のすべてだ。僕にとってはアンチレーシングだ」

    率直な発言が物議を醸す可能性について問われると、フェルスタッペンは自身の立場を明確にした。

    「今このタイミングでこんなことを言えば、喜ばない人もいるだろう。でも僕は率直だ。自分のレースカーについて思っていることを言ってはいけない理由はない」

    「僕がレギュレーションを書いたわけじゃない。もし政治的ではない観点だけでレギュレーションが作られていたなら、クルマもエンジンもまったく違うものになっていたと思う」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング フォーミュラ1カー

    一方で、チームやレッドブル・パワートレインズの努力に対する敬意も示した。

    「裏でどれだけの仕事が行われてきたかは分かっている。エンジン部門の人たちも含めてね。だからこういうことを言うのは気持ちの良いものではない」

    「でもドライバーとしては現実的でありたい。フィーリングについては正直に言う必要がある」

    「クルマに乗れば常にベストを尽くす。それはチームも分かっている。ただ、運転すること自体へのワクワク感はそれほど高くない」

    フェルスタッペンは以前から2026年レギュレーションへの懸念を公言しており、現在の契約が切れる2028年以前にF1を離れる可能性も示唆してきた。

    「僕にとっては勝てるクルマかどうかは問題ではない。楽しく運転できることが重要なんだ」

    「キャリアのこの段階では、F1以外でも楽しめることを模索している。しばらくこのレギュレーションと付き合うことになるのは分かっている。だから様子を見るしかない」

    ニュルブルクリンク24時間レースへの参戦可能性について問われると、こう冗談を交えた。

    「少なくともあそこではバッテリーを気にせず全開で走れるよね」

    「出場したい。実現できるよう動いているが、まだ確定はしていない」

    レッドブルは現時点でテストの“ベンチマーク”と目されているが、フェルスタッペンにとって重要なのはタイトルの数ではなく、ステアリングを握る純粋な歓びだ。2026年F1の方向性は、現役最強ドライバーの心を完全には掴めていない。

  • マックス・フェルスタッペン レッドブルF1エンジンに自信「多くの項目をテスト」

    マックス・フェルスタッペン レッドブルF1エンジンに自信「多くの項目をテスト」

    レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、2026年F1プレシーズンテスト初日に2番手タイムを記録し、最多となる136周、730キロメートル超を走行した。新体制となったレッドブル・パワートレインズ・フォードにとっても貴重なデータ収集の一日となり、走行距離とロングランの安定性が際立った。

    「今日は良い一日だった。多くの周回を重ね、さまざまなプログラムをテストした」とマックス・フェルスタッペンは語った。

    「レッドブル・パワートレインズ・フォードのエンジンはまだまったく新しいプロジェクトだ。他のメーカーと比べると、開発の歴史は長くない。だから開幕戦までに学ぶこと、発見すべきことがたくさんある」

    「レースウィークエンドで遭遇する可能性のある多くの項目をテストした。長年この分野にいるエンジンメーカーにとってはより簡単かもしれないが、新規参入の場合はすべてを確認しなければならない。もちろん通常の走行も多くこなした」

    「各チームはまったく異なるプログラムを実行している。だからラップタイムや順位には焦点を当てていない。マシンとタイヤを理解することに集中している。ここはバルセロナとは完全に異なるサーキットなので、比較できるのは良いことだ」

    フェルスタッペンは2日目にアイザック・ハジャーへRB22を引き渡し、自身は金曜日に再び走行する予定だ。プログラムは引き続き学習中心となるが、徐々にパフォーマンス追求へと軸足を移していく。

    「総じて今日はすべてがうまくいった。問題は発生しなかった。それが最も重要だった。だから金曜日に向けて、さらに何を学べるかに集中できる」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

  • フェルスタッペン、レッドブル2026年F1新エンジンに手応え「良いスタート」

    フェルスタッペン、レッドブル2026年F1新エンジンに手応え「良いスタート」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、2026年F1新レギュレーションに向けてチームが初めて自社開発した新パワーユニットについて、バルセロナでの非公開シェイクダウンを終えた段階で「良いスタートを切れた」と前向きな初期評価を示した。

    フォードとのパートナーシップで開発されたこの新エンジンは、ライバル勢の間でも早くも注目を集めている。

    新規則サイクル初年度を前に、レッドブルの新エンジンの完成度には不透明感もあった。しかし、1月末に行われたバルセロナ・シェイクダウンでは、走行距離と信頼性の両面で印象的な内容を残し、特にメルセデスなどのライバルから驚きの声が上がったという。

    フェルスタッペンはF1公式サイトに対し、バルセロナでの走行を振り返り、全体としては手応えを感じていると語っている。

    「全体的には、かなり良かったと思う」とフェルスタッペンは述べた。
    「初日の朝は天候の影響もあって、あまり周回数を重ねられなかった」

    「でも最終日は良かった。たくさん周回できて、多くのことを学べた。まだ改善したい点や見直したい点は多いけれど、それは普通のことだと思う」

    「新しいエンジンで、あれだけの周回数をこなせたのはとても良いことだし、我々にとって良いスタートだ」

    「ポジティブではあるけれど、まだ本当に初期段階だ」

    フェルスタッペンは、新レギュレーション下のパワーユニット開発が全チームにとって極めて複雑であることも強調した。

    「まだ作業の途中段階だ。でも、こうした点についてはかなり良い形で走り出せていると思う」

    「これは誰にとっても非常に複雑なフォーミュラだ。だから、やるべきことはまだたくさんある。それは普通のことだ」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    一方で、バルセロナでのテストは完全に順風満帆だったわけではない。2日目にはアイザック・ハジャーが激しいクラッシュを喫し、チームはミルトンキーンズからの新パーツ到着を待つため、1日走行を見送らざるを得なかった。

    それでもハジャー自身は、初日の段階で新エンジンに好印象を抱いていたことを明かしている。

    「初日は小さな問題がいくつかあっただけだ。自分たちのエンジンでの初日だということを考えれば、とても印象的だった」とハジャーは語った。
    「とてもスムーズだったし、少なくともアップシフトやダウンシフトの感覚は、これまで慣れてきたものと大きく変わらない」

    「もちろん、まだ微調整が必要な部分はいくつかあるけれど、全体としては堅実だ」

    2026年F1のプレシーズンテストは、2月11日から13日にかけてバーレーンで再開され、さらに18日から20日にかけて追加テストが予定されている。新時代の幕開けとなる開幕戦オーストラリアGPは、3月6日から8日に開催される。

  • マックス・フェルスタッペンの相棒が明かす レッドブルF1ピットウォールの激論

    マックス・フェルスタッペンの相棒が明かす レッドブルF1ピットウォールの激論

    レッドブル・レーシングでマックス・フェルスタッペンのレースエンジニアを務めるジャンピエロ・ランビアーゼが、レース中にピットウォールで交わされる「ヒートアップした会話」の実情を明かした。

    ランビアーゼは、フェルスタッペンがレッドブルに加入した2016年以降、一貫してレースエンジニアを務めてきた人物であり、4度のワールドチャンピオン獲得と71勝すべてをともに経験している。

    2025年シーズン最終戦アブダビGPでは、両者の関係が一区切りを迎える可能性を示唆する発言もあったが、結果的に2026年もコンビは継続されることになった。

    ピットウォールで交わされる本音のやり取り
    ランビアーゼは、F1解説者サイモン・レイゼンビーと元F1王者デイモン・ヒルが執筆した新刊『Pressure』の中で、フェルスタッペンとのやり取りが他のチームメンバーとの会話とは大きく異なることを語っている。

    「ピットウォールでは『GP、彼は今度は何を言っているんだ?』と言われることがある。そして僕は『だって彼はピットに入りたがっているのに、僕たちは入れなかったんだから』と返すんだ」とランビアーゼは説明した。

    「『僕も分かっている。タイヤは完全に終わっている』とね。マックスに対しては冷静に話しているように見えるかもしれないが、テレビに映らないピットウォールでの会話は、もっとずっと激しい」

    さらに、こうしたやり取りが機能する理由について、次のように続けている。

    「誰も悪意を持って発言しているわけではない。ただ、現場では即断が求められる。事実に基づいた判断を心がけ、主観的な意見を排除することは大切だが、それでもピットウォールには自由に意見を言える空気が必要だ。その点で、レッドブルはその自由を認めてくれている」

    「腫れ物に触るような状態では、うまくいかない」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    フェルスタッペンとの“激しい無線”の歴史
    フェルスタッペンは、指示を出す側にとって決して扱いやすいドライバーではない。ランビアーゼとの間でも、これまで幾度となく激しい応酬があった。

    2024年のハンガリーGPでは、フェルスタッペンがルイス・ハミルトンに2度アンダーカットを許した場面で、無線上で強い言葉のやり取りが交わされた。ランビアーゼがフェルスタッペンに対して「子どもじみている」という表現を使ったことも話題になったが、レッドブル側はレース後、放送上の切り取り方によって文脈が誤解されたものだと説明している。

    また、2023年のベルギーGP予選では、フェルスタッペンがチームの判断を「最悪の実行だった」と表現し、ランビアーゼに向けて激しい言葉を投げかけたこともあった。

    率直さが支える強固な関係
    それでも、両者の関係は非常に良好だという。レースウイークエンド中、チーム無線を通じて率直に意見をぶつけ合うことは、むしろ奨励されている。たとえその多くが世界中の視聴者に向けて放送されるとしてもだ。

    ランビアーゼとフェルスタッペンの関係は、衝突を恐れず本音をぶつけ合うことで成り立っている。その「激しさ」こそが、レッドブルとフェルスタッペンの成功を支える重要な要素のひとつであることは間違いない。

  • フェルスタッペン、引退後のF1復帰を否定「マネジメント職は考えていない」

    フェルスタッペン、引退後のF1復帰を否定「マネジメント職は考えていない」

    マックス・フェルスタッペンは、F1ドライバーとして引退した後、マネジメント職としてF1に戻る考えがないことを明らかにした。

    4度のワールドチャンピオンであるフェルスタッペンは、現在レッドブルと2028年末まで契約を結んでおり、全盛期を過ぎる前にスポーツカーでのレースに挑戦したいという意向をこれまで何度も示している。

    将来的にフェルスタッペンが新たなF1契約を結ぶ可能性は否定できないものの、30代半ばを迎える頃にはF1から離れている可能性が極めて高いと見られている。

    28歳のフェルスタッペンは、世界耐久選手権への参戦意欲を隠しておらず、その姿勢からもF1以外の舞台へ軸足を移す考えがうかがえる。

    F1を離れた後、マネジメント職としてF1に戻ることは、彼のキャリアプランには含まれていない。

    TAGホイヤーの番組「オン・ザ・レーストラック」で、レース以外に情熱を注いでいることがあるかと問われたフェルスタッペンは、冗談交じりに次のように答えた。

    「レースだね。でも、レースといっても、必ずしも自分が走ることじゃない。例えば、僕の目標のひとつは、シミュレーターのドライバーをリアルな世界に連れてくることなんだ。」

    「それは今年すでに実現していて、彼はとてもうまくやっている。僕はそのプロジェクトを自然な形で成長させていきたいと思っているし、それは本当に楽しいことなんだ。」

    「そして将来的には、F1の外でも続けていきたい。ドライバーとしてF1にいるのは好きだけど、マネジメントの立場でF1に戻ることはないと思う。そういう意味では、耐久レースのような別のカテゴリーになるだろうね。」

    「若いドライバーたちにチャンスを作りたいとも思っている。資金や手段がなくて実車レースに進めないドライバーが、シミュレーターの世界から一歩踏み出せるような機会を作れたらいいと思っている。」

  • マックス・フェルスタッペン 「F1で僕のファンじゃなかった人たちが変わった」

    マックス・フェルスタッペン 「F1で僕のファンじゃなかった人たちが変わった」

    4度のワールドチャンピオンに輝き、28歳にしてGT3でも圧倒的なパフォーマンスを見せてきた一方で、その率直すぎる物言いや感情的な無線で、必ずしも万人に好かれてきた存在ではなかった。

    特に、2021年F1アブダビGPでルイス・ハミルトンがタイトルを失った経緯をめぐっては、ハミルトンのファンを中心に反感を買い、その後2024年シーズン中盤まで続いたフェルスタッペンの支配的な時代も、反発を強める要因となっていた。

    それでも近年、その潮目は変わりつつある。圧倒的に優れたマシンで勝ち続ける立場から一転し、フェルスタッペンは純粋な実力で勝利を掴み取れるドライバーであることを証明する状況に置かれたことが、世間の見方に影響を与えている可能性がある。

    2025年シーズン、フェルスタッペンは久々に“挑戦者”の立場となり、シーズンを通して選手権争いに食らいつき、最終戦アブダビまでマクラーレンとタイトルを争った。

    イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』の取材で、昨季を経て世間の評価が変わったと思うかと問われたフェルスタッペンは、次のように語っている。

    「以前は僕のファンじゃなかった多くの人たちが、考えを変えてくれたのかもしれない。そして、それは嬉しいことだと思っている」

    フェルスタッペン自身もまた、勝ち方だけでなく、置かれた立場の変化によって築かれる評価の変化を、静かに受け止めているようだ。

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

  • マックス・フェルスタッペン、新生レッドブルF1初走行は「感情的な瞬間だった」

    マックス・フェルスタッペン、新生レッドブルF1初走行は「感情的な瞬間だった」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、2026年型マシンと新パワーユニットでの初走行を終え、学びの多いシェイクダウンだったと振り返った。

    「今週、再びコースに戻れたのは良かった。最初の朝は天候の影響であまり周回できなかったけど、金曜日は良かった。今日はたくさん周回を重ねることができたし、それが本当に重要だった」とフェルスタッペンはコメント。

    「多くのことを学べたし、もちろんまだ確認したいことはたくさんあるけど、良いスタートだと思う。ここ数年、このパワーユニットには本当に多くの作業が注ぎ込まれてきた。それが実際にマシンに載り、初日からこれだけ多くの周回をこなせたのを見るのは素晴らしかった」

    ガレージ内の雰囲気についても触れている。

    「ガレージには感情的な表情を浮かべている人たちがたくさんいて、それがとても特別だった」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    現状については、まだ発展途上であることを強調した。

    「すべてはまだ作業の途中段階だが、かなり良い形で走り出せている。エンジンを理解し、セットアップを変更していくには時間が必要だ。だからこそ、1日の中でできるだけ多くの周回を走り、できるだけ多くのことを試そうとしている」

    「我々はそれを実行できていると思うし、これこそが今回のシェイクダウンの目的だった。今後も同じことを続けていく」

    新世代レギュレーションの難しさについても言及した。

    「これは誰にとっても正解を見つけるのが難しい、非常に複雑なフォーミュラだ。だからこそ、バーレーンに向かう前にやるべき仕事はまだたくさんある。あちらでもまた走って、作業を続けていくつもりだ」

  • マックス・フェルスタッペン、レッドブルF1エンジンは「やるべき作業は多い」

    マックス・フェルスタッペン、レッドブルF1エンジンは「やるべき作業は多い」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、バルセロナで行われた2026年F1シェイクダウンテストを終え、新型レッドブル・フォード・パワートレインについて「まだやるべき作業はかなり残っている」と語った。

    2026年F1シーズンに向けた非公開のバルセロナテストは5日間にわたって実施され、全11チームに最大3日間の走行枠が与えられた。

    今季はレギュレーションが全面刷新されるだけでなく、レッドブルはフォードの支援を受けてパワーユニットサプライヤーとしても新たな一歩を踏み出す年となる。チームがF1に参戦してから21年、ワークスPU体制で臨む初年度は大きな挑戦だ。

    そのため、4度のワールドチャンピオンであり、前年ランキング2位のフェルスタッペンを擁しているとはいえ、レッドブルは2026年シーズンの本命と目されているわけではない。実際、フェルスタッペンがバルセロナで十分な走行を行えたのは金曜が初めてだった。

    月曜の走行はすべて新チームメイトのアイザック・ハジャーに割り当てられ、フェルスタッペンは火曜午前にステアリングを握ったものの、天候が安定せず走行時間は限られた。さらに午後にはハジャーがクラッシュを喫し、チームは最終日まで走行を再開できなかった。

    それでも最終日にはフェルスタッペンが報告上118周を走破し、完璧とは言えないまでも、全体としては堅実な1週間を締めくくった。

    「まだ開発途中だが、そういった部分については良いスタートを切れていると思う」とフェルスタッペンはF1に語った。

    「このフォーミュラは誰にとっても本当に複雑だ。まだやるべき作業はかなり残っているが、それは普通のことだ」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    一方で、現時点で非常に強力に見えるチームとして挙げられるのがメルセデスだ。今週最多の周回数を記録し、10代のアンドレア・キミ・アントネッリが水曜にはフルレースシミュレーションまでこなした。

    メルセデスは、2014年のパワーユニット刷新時代を支配した実績もあり、今季のコンストラクターズタイトルの有力候補と目されている。エースのジョージ・ラッセルもドライバーズタイトル最有力の一人とされている。

    シルバーアローは木曜までにすべての走行を終え、ラッセルの言葉からも自信がにじみ出ていた。ラッセルはフェラーリのルイス・ハミルトンに次ぐ、週全体2番手タイムも記録している。

    「とてもポジティブなテストだったと思う」とラッセルは語った。

    「今回のテストでの主眼は走行距離を稼ぐことだったが、その点では十分だった。マシンは運転していてフィーリングが良く、大きな問題もなかった。ポーパシングもなく、これは我々全員にとってかなり良いニュースだ。背中への負担も数年分は軽減されるだろう。全体として、良い数日間だった」

    これは、2022年にグラウンドエフェクトカーが導入されて以降、タイトルから遠ざかっていたメルセデスにとっては新鮮な変化でもある。ただし、今回のシェイクダウンはスピードよりも走行距離を重視したものであり、過度な評価は禁物だとラッセル自身も理解している。

    「パワーユニットに関して言えば、いくつかのライバルからは印象的なものも見えてきている。正直、少し驚いている」とラッセルは付け加えた。

    「だから、彼らにはおめでとうと言いたい。ただ、24戦あるシーズンのうち、まだ3日が終わっただけだ。あまり早計な判断はしたくない。新しいパワーユニットサプライヤーは苦労するだろうと予想していた人も多かったと思うが、彼らも良いテストをしてきた。彼らにとっては良いことだ。ただ、我々については時間が答えを出すだろう」