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  • ダニエル・リカルドがフェルスタッペンにF1カーナンバー“3番”を託した舞台裏

    ダニエル・リカルドがフェルスタッペンにF1カーナンバー“3番”を託した舞台裏

    ダニエル・リカルドは、2026年F1シーズンに向けてマックス・フェルスタッペンが自身のレースナンバー「3」を使用するに至った経緯について、その舞台裏を明かした。フェルスタッペンは長年使用してきた「33」から「3」へと番号を変更するが、その決断の裏には、元チームメイトであるリカルドとの直接のやり取りがあったという。

    フェルスタッペンは2014年の恒久ナンバー制導入以降、初めてシーズンをまたいでレースナンバーを変更したドライバーとなる。

    2026年は王者としての「1」を使用できなくなり、当初は本来の恒久ナンバーである「33」に戻る予定だった。

    しかし、同年のスポーティング・レギュレーション改定により、ドライバーが希望すれば番号を変更できる余地が生まれた。

    一方で、規則では引退したドライバーのレースナンバーは最終出走から2シーズンの間は保持される。リカルドの最終レースは2024年シンガポールGPであったため、本来「3」は2027年まで空き番号にはならないはずだった。それでも、すでにレースから退いていたリカルドが特例として承諾したことで、フェルスタッペンは2026年から「3」を使用できることになった。

    「最近マックスと会う機会があって、このナンバー3の話は僕たちにとってすごくクールだし、良いストーリーだと思った」とダニエル・リカルドは語った。

    「マックスと僕がチームメイトだった頃を応援してくれたF1ファンにとっても意味があると思う。2025年のオースティンでマックスと会ったとき、彼がナンバー3を使いたいと話してくれた」

    「もちろん、僕はすごくうれしくて、迷わずイエスと言った。そうしなければ彼はもう1年待たなければならなかったからね。この番号を彼に引き継げるのは僕にとっても光栄だ」

    元チームメイト同士の信頼関係があってこそ実現した今回のナンバー変更は、2026年F1シーズンを象徴する小さくも印象的なエピソードとなっている。ダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンの間で交わされたこの合意は、ファンにとっても特別な意味を持つ出来事と言える。

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

  • マックス・フェルスタッペン、2026年F1エンジン“抜け穴”疑惑に冷静対応

    マックス・フェルスタッペン、2026年F1エンジン“抜け穴”疑惑に冷静対応

    マックス・フェルスタッペンは、2026年F1エンジン・レギュレーションを巡って浮上している“抜け穴”の噂について、自身の考えを語った。

    2026年シーズン開幕とウインターテストを前に、一部のパワーユニット(PU)メーカーが熱膨張を利用した巧妙な設計で性能面の優位を得ているのではないか、という議論が広がっている。

    とりわけ、メルセデスとレッドブルが、常温では圧縮比16:1の上限に適合しながら、エンジンが高温になった際にその数値を超える可能性がある設計を採っているのではないか、という指摘がある。これが事実であれば、性能面でのアドバンテージにつながる可能性がある。

    こうした話題についてフェルスタッペンは、Bloombergの取材に対し、次のように語った。

    「正直、分からない。みんなができることをすべて試しているだけだと思うし、僕の立場としては、特に自分自身はドライビングに集中する必要がある。」

    「僕はエンジン技術者じゃないから、細かいことを全部説明できる立場でもない。」

    さらに、レギュレーション解釈の問題については、次のように距離を置いた。

    「最終的には、これはFIAとエンジンメーカーの間で整理されるべき話だ。」

    「僕はクルマをドライブするだけで、チームがエンジンから最大限のパフォーマンスを引き出そうとしていることを信頼している。」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    レッドブル側は“ただの雑音”と一蹴
    一方、レッドブル側は、2026年に向けて自社開発した初のPUがレギュレーションに完全準拠していると強調している。デトロイトで行われたチームの2026年発表イベントで、レッドブル・パワートレインズのディレクター、ベン・ホジキンソンは、この一連の騒動を次のように表現した。

    「一部のPUメーカーが、どこかのチームで巧妙なエンジニアリングが行われているのではないかと神経質になっているだけだと思う。」

    「正直なところ、どこまで真剣に受け止めるべきか分からない。私は長い間この世界にいるが、ほとんどが“雑音”のようなものだ。自分たちのレースをするしかない。」

    さらに、開発姿勢についても率直に語っている。

    「我々がやっていることは把握しているし、すべて合法だと確信している。もちろん、レギュレーションで許される限界まで攻めている。それは他のチームも同じだろう。」

    「正直な感覚としては、これは大騒ぎするほどの話ではない。最終的には、全員が16:1に収まると私は予想している。」

    2026年F1を前に、PUを巡る技術論争は過熱しているが、少なくともフェルスタッペン本人は、その渦中に身を置くつもりはないようだ。ドライバーとしての役割に集中し、判断はFIAとメーカーに委ねるという姿勢が、彼の一貫したスタンスとなっている。

  • メルセデス、マックス・フェルスタッペンのニュル24時間参戦へ日程変更を要請

    メルセデス、マックス・フェルスタッペンのニュル24時間参戦へ日程変更を要請

    メルセデスが、マックス・フェルスタッペンのニュルブルクリンク24時間レース出場実現に向け、単なる関心をはるかに超えた動きを見せている。報道によれば、電話を取り自ら調整に動いているのは、トト・ヴォルフにほかならない。

    4度のF1世界王者によるノルドシュライフェ参戦構想は、ここ数カ月で一気に現実味を帯びてきた。ただし焦点はいま、ガレージやドライバーラインアップではなく、カレンダーと経営層の判断に移っている。

    要点は単純で、フェルスタッペンが必須となるニュルブルクリンク・ラングストレッケン・シリーズ(NLS)の1戦を日程にねじ込めるかどうかだ。そこでメルセデスが強く前に出た。

    メルセデスが日程調整に本腰
    ウィンワード・レーシングが、ファクトリー支援体制の「メルセデスAMGパフォーマンスチーム」としてニュルブルクリンク24時間に挑むことを表明したことで、計画は最終段階、しかも最も政治的な局面に入った。

    フェルスタッペン自身は、メルセデス、レッドブル・レーシング、さらにはレッドブル本社からも参戦承認を得ている。一方で、空いている週末だけが見当たらない。現行のNLS全ラウンドおよび公式走行は、すべてF1カレンダーと衝突しているからだ。

    報道によると、このロビー活動は社内最上層にまで達しており、メルセデス・ベンツCEOのオラ・ケレニウスとヴォルフが、中国グランプリと重なるNLS開幕戦の延期を求める要請を後押ししているという。1週ずらすことができれば、日本グランプリとの間に、わずかな“窓”が生まれる可能性がある。

    シリーズ責任者のマイク・イェーガーは要請が提出された事実を認めつつも、合意成立には慎重な姿勢を示した。
    「延期の可能性に関する要請は提出されたが、それ以上ではない。すべての関係者にとって都合が合わなければならない」と述べている。

    マックス・フェルスタッペン

    フェルスタッペンは“自前チーム”を構築
    日程が議論される一方で、フェルスタッペンは準備を止めていない。メルセデスAMG GT3の同乗ドライバーは本人が選定しているとみられ、DTMランキング2位のルーカス・アウアーが有力候補に挙がる。両者の因縁はF3時代にさかのぼり、近年のAMGでの好調ぶりも相まって適任と見られている。

    さらに、シムレーシングの実力者クリス・ルルハム、ノルドシュライフェのスペシャリストジュール・グーノン、耐久レースのベテランダニエル・フンカデラも候補に名を連ね、スピード、技術的知見、そしてコース経験を兼ね備えた布陣が検討されている。

    書類が整うのを待つこともしていない。フェルスタッペンは今週、レッドブルの2026年リバリー発表のためデトロイトへ向かう前に、ポルティマンでAMG GT3のプライベートテストを実施。アイフェル特有の不安定な天候を想定し、あえて混合コンディションで周回を重ねた。

    NLSが動くかどうかが結末を左右する。ただ一つ確かなのは、メルセデスがフェルスタッペンをニュルブルクリンクに立たせるため、カレンダーそのものと戦う覚悟を示しているという事実だ。

  • フェルスタッペン 夏休み時点でトップ2外ならレッドブルF1離脱可能に?

    フェルスタッペン 夏休み時点でトップ2外ならレッドブルF1離脱可能に?

    元レッドブルF1のモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコは、マックス・フェルスタッペンの契約にさらなる離脱条項が含まれているとする噂を否定した。

    2025年のサマーブレイクを前に、フェルスタッペンがドライバーズランキングでトップ3圏外に沈んだ場合、2026年に向けて離脱条項が発動される可能性があるという噂が広まっていた。ジョージ・ラッセルがフェルスタッペンを上回れば、その条件が成立するとも言われていた。

    最終的にフェルスタッペンはサマーブレイク時点でランキング3位に位置しており、この離脱条項は発動されなかった。しかし、さらに別の条項が存在し、2026年のサマーブレイク時点でトップ2に入っていなければ、2027年に向けてチームを離れることができるという理解もあった。

    さらに、4度のワールドチャンピオンであるフェルスタッペンが、2027年のサマーブレイク時点でランキング首位に立っていなければ、現行契約が満了する2028年に向けて離脱できるとも伝えられていた。

    これらの離脱条項の可能性について問われたマルコは、その主張を否定した。

    「そのどれも事実ではない」とマルコはオーストリア紙『OE24』に語った。

    「私がその契約を交渉した。我々は常にフェアな関係を築いてきたし、新しいエンジンが機能しない場合にマックスを引き留められないのは論理的な話だ」

    「これは、これまでに交渉された中で最も長期にわたるF1契約だ」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    また、新しいレッドブル・フォード製エンジンが競争力を欠いた場合にフェルスタッペンが離脱する可能性について問われると、マルコはそれは「理にかなっている」と示唆した。

    「それは筋が通っているだろう?」とマルコは続けた。

    「マックスはすべての記録を塗り替えるチャンスを維持したいと考えているが、新しいエンジンにはリスクがある」

    「まもなく状況がどうなっているかが分かるだろう」

  • マックス・フェルスタッペン レッドブルF1新リバリーを歓迎「ずっと求めていた」

    マックス・フェルスタッペン レッドブルF1新リバリーを歓迎「ずっと求めていた」

    マックス・フェルスタッペンは、2026年F1シーズンに向けて公開されたレッドブル・レーシングの新リバリーについて、「以前から求めていた変更だった」と明かした。

    F1が新時代へと移行するなか、レッドブルはデトロイトでレーシングブルズと合同で2026年リバリーを初披露し、鮮やかなブルーを基調とした新デザインを採用した。

    新リバリーは、2005年のデビューシーズンを想起させる光沢感のある大胆なブルーが特徴で、従来のイメージを踏襲しつつも刷新された印象を与える。フェルスタッペンは、この変更を長らく望んでいたという。

    「とても良くなったと思う。これはしばらく前からお願いしていたことだから、本当にうれしい」

    「この光沢が好きだし、ブルーも好きだ。ブルーは僕の好きな色だからね。レッドブルのロゴのアウトラインも気に入っている。すごくフレッシュだ」

    2026年はリバリーだけでなく、マシンそのものも大きく変わるシーズンとなる。F1は新たなテクニカル時代を迎え、マシンはより小型・軽量・高機動化される。RB22は、レッドブル・パワートレインズがフォードと共同開発した、チーム初の自社製パワーユニットを搭載することになる。

    新車は、1月26日からアウトドローモ・デ・バルセロナ=カタルーニャで実施される非公開テストで初走行を迎える予定だ。

    「正直、まだ分からないことが多い。エンジンもマシンも大きく変わったし、見て分かるようにマシンのサイズも少し変わっている」

    「だからドライバーとしても、最初は慣れるのに少し時間がかかると思う。テスト日程でしっかり周回を重ねて、すべてをできるだけ最適化することがとても重要になる」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    フェルスタッペンは2026年シーズンを、新しいカーナンバーで迎える。昨季、ナンバー「1」を失ったため、今季は「3」を選択した。昨年はシーズン終盤にかけて100ポイント以上の差を覆し、ランド・ノリスに2ポイント差で敗れながらもランキング2位まで巻き返した。

    「最後がああいう形で終われたのは、やっぱり良いことだ」

    「モチベーションは本当に高い。みんな準備はできているし、僕自身もこの新しい章を始めるのがとても楽しみだ」

  • マックス・フェルスタッペン レッドブルF1新リバリーに興奮「とても大胆で目立つ」

    マックス・フェルスタッペン レッドブルF1新リバリーに興奮「とても大胆で目立つ」

    マックス・フェルスタッペンは、2026年シーズンに向けて発表されたレッドブル・レーシングの新リバリーについて、「とても大胆で目立つ」と語り、その仕上がりに強い手応えを示した。

    グロス仕上げによるレトロな雰囲気や、強調されたブルーのカラーリングに強い手応えを感じており、実車を目にしたことで、その変化の大きさと特別感をあらためて実感したという。

    新デザインを目にした第一印象について、フェルスタッペンは率直な感想を明かしている。

    「新しいリバリーは本当に気に入っている。すごくきれいだし、今年はトラック上でかなり目立つと思う」

    特に印象的だったのは、グロス仕上げとカラーリングだという。

    「グロス仕上げがクールで、よりレトロな雰囲気がある。色もすごく大胆でブルーが強くて、そこが本当に好きだ」

    実車を前にしたことで、その変化の大きさをより強く感じたと振り返る。

    「実際に見るのは特別だったし、これほど大きな変化だとは思っていなかったから、かなり驚いた」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    新しいルックは、フェルスタッペン自身がF1でキャリアをスタートさせた頃の記憶も呼び起こした。

    「この見た目全体が、F1を始めたばかりだった頃の多くの良い思い出を思い出させてくれる。あの頃はすべてが新しかった」

    完全に異なる外観のマシンで新シーズンを迎えることへの期待も大きい。

    「まったく違う見た目のクルマをドライブできるのが楽しみだ」

    一方で、現実的な一面ものぞかせた。

    「メカニックは、これをきれいに保つのに時間がかかって喜ばないかもしれない」

    それでも、最終的な仕上がりについては自信をのぞかせる。

    「でも、本当にシャープに見えるし、みんながトラックで目にするには最高だと思う」

  • フェルスタッペン、2026年F1初テストは「ガレージにいる時間の方が長いと思う」

    フェルスタッペン、2026年F1初テストは「ガレージにいる時間の方が長いと思う」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、2026年F1レギュレーション初年度の最初の公式テストに向け、早くも現実的な見通しを示した。ファンが新時代のマシン走行に期待を寄せる一方で、当事者である王者の頭にあるのは、華やかな周回数ではなく、ガレージでの時間と不確実性だ。

    2026年F1の最初のプレシーズンテストは、1月26日から30日にかけてスペイン・バルセロナで非公開で実施される。

    だが、1チームあたりの走行日数は週を通して最大3日間に制限されており、準備の余地は極めて限られている。

    「新しいシャシー、新しいエンジン、新しい問題だ。正直なところ、誰も新しいマシンやパワーユニットについて分かっていない」とフェルスタッペンは語る。

    さらに、テスト初期の光景についても率直な見方を示した。

    「1月26日から始まるバルセロナの最初のテストでは、コース上よりもガレージで過ごす時間のほうが長くなると思う。2月のバーレーンでの2回のテストが終わって、ようやく少し賢くなれるはずだ」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    この言葉は、2026年に自社製パワーユニットを初投入するレッドブル・レーシングにとって、特に重みを持つ。フォードとの提携による新パワーユニットは、次の時代を切り開く可能性を秘める一方で、信頼性という最大の壁にも直面している。パドック全体で信頼性への不安がささやかれる中、フェルスタッペンの発言は、支配的な存在でさえ安泰ではないことを示している。

    フェルスタッペンは2026年シーズンを、新たな気持ちで迎える。2025年にランド・ノリスにタイトルを奪われたあと、彼はレースナンバーを「3」に変更した。かつてダニエル・リカルドが使用していた番号であり、象徴的な選択だ。

    ガレージの雰囲気も変わる。アイザック・ハジャーが角田裕毅に代わって昇格し、フェルスタッペンは明確に“ベテラン”としてルーキーを導く立場となる。ただし最大の関心事は、隣のシートではない。2027年に彼自身がどこに座っているのか、という点だ。

    契約は2028年まで残っているものの、レッドブル・フォードのパワーユニットが苦戦した場合、契約条項が注目される可能性があるという見方もパドックには存在する。

    新時代の最初の姿は、木曜夜にデトロイトで披露される2026年リバリーで明らかになる。しかしフェルスタッペンは、見た目と現実は別物だと釘を刺す。

    ショールームで速そうに見えることと、バルセロナで実際にガレージを出られるかどうかは、まったく別の話なのだ。

  • 【動画】 フェルスタッペン、フォード100周年企画でスーパーカーをドライブ

    【動画】 フェルスタッペン、フォード100周年企画でスーパーカーをドライブ

    マックス・フェルスタッペンがGen3フォード・マスタング・スーパーカーをドライブしたのは、ブルーオーバルの100年にわたる歴史を祝う特別企画の一環だった。

    レッドブルが公開した動画では、フェルスタッペンとレーシングブルズの新加入ドライバー、アービッド・リンドブラッドが、1世紀にわたるフォード車の数々をドライブする様子が収められている。

    その締めくくりとして用意されたのが、フェルスタッペンがスーパーカー、リンドブラッドがGT3マスタングを操る直接対決だ。

    撮影はラスベガス・モーター・スピードウェイの隣にある小規模なロードコースで行われた。フェルスタッペンがドライブしたGen3マシンは、現在アメリカに拠点を置くディック・ジョンソン・レーシング製のマスタングとみられている。

    このマスタングはT8カラーリングをまとい、今回の企画のためにレッドブル・アンポル・レーシング仕様として仕立てられた。トリプルエイトは2026年からGMからフォードへとスイッチすることが決まっている。

    なお、この映像には元F1ドライバーのダニエル・リカルドもカメオ出演しており、フェルスタッペンがスーパーカーに挑む場面に華を添えている。

  • マックス・フェルスタッペン マクラーレンF1のチームオーダーは「魂を売る行為」

    マックス・フェルスタッペン マクラーレンF1のチームオーダーは「魂を売る行為」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、昨季マクラーレンが採用したチームオーダーについて、「魂を売る行為だ」と強く否定的な見解を示した。

    2025年シーズン、マクラーレンF1はタイトル争いの中で、ランド・ノリスとオスカー・ピアストリの両名に平等なチャンスを与える方針を掲げ、いくつかの場面でチームオーダーを実施した。特にモンツァでは、ピットストップの遅れで順位を落としたノリスのため、ピアストリにポジションを譲る指示が出され、物議を醸した。

    当時、この指示に無線で驚きを示していたフェルスタッペンは、スイス紙『Blick』の取材に対し、もし自分が同じ立場だったとしても従わなかったと断言した。

    「絶対にしない。はっきりした理由もなく一度でもやってしまえば、魂を売ることになる」

    「そうなれば、チームは君に対して何でもできるようになる。そして忘れてはいけないのは、ピアストリもタイトル争いの真っ只中にいたということだ」

    フェルスタッペンは終盤戦で力強い追い上げを見せたものの、最終的にはタイトル獲得者のノリスにわずか2ポイント及ばず、ランキング2位でシーズンを終えた。

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    シーズン中には、タイトルを逃す要因となった複数の出来事も話題に上がった。そのひとつがカタールGPでのアンドレア・キミ・アントネッリのミスで、これによりノリスが終盤にポジションを上げ、貴重なポイントを加算する結果となった。

    それでもフェルスタッペンは、この件についてメルセデスの若手ドライバーを責める姿勢は見せていない。

    「残念ながら、あの場面でキミがミスをして、それが大きな影響を与えた」

    「でも、ミスはこのスポーツの一部だ。限界で戦っていて、最高のマシンに乗った相手がすぐ後ろにいれば、なおさらだ」

    「プレッシャーの中でキミが少しワイドに行き過ぎてしまったのは残念だが、起こり得ることだ。怒ってはいない」

    この発言は、タイトル争いにおけるチームオーダーの是非と、ドライバーとしての主体性をめぐる議論を改めて浮き彫りにしている。

  • マックス・フェルスタッペン F1ドライバーとしての「唯一無二の能力」とは?

    マックス・フェルスタッペン F1ドライバーとしての「唯一無二の能力」とは?

    マックス・フェルスタッペンの「唯一無二の能力」が明らかになった。元F1ドライバーのデレック・デイリーは、フェルスタッペンが数十年ぶりとも言える次元で走っていると評価している。

    2025年シーズン終盤、マックス・フェルスタッペンは圧巻の追い上げを見せた。最終10戦すべてで表彰台に立ち、その間に6勝を記録。夏休み明けの時点では首位から104ポイント差をつけられていたが、タイトル争いに復帰し、最終的にはランド・ノリスにわずか2ポイント差で届かなかった。

    タイトルこそ逃したものの、シーズン最高のドライバーとしてフェルスタッペンを挙げる声は多く、RacingNews365もその一つだった。

    デイリーはフェルスタッペンの強さについて、環境を読み取る能力の異常な高さを指摘している。

    「マックスは、グリッド上の他のどのドライバーよりも、自分の置かれている環境を読み取る独特の能力を持っている」

    「レーススタートや1コーナーで、コース上で瞬間的に起きていることを読み取り、処理し、判断を下すことができる」

    さらに、成功するためのポジション取りにおいても抜きん出ているという。

    「彼は、他のどのドライバーよりも、自分を成功できる位置に置く能力が高い」

    「ポールポジションを狙う必要があることも理解しているし、今のF1で誰よりも限界ギリギリでマシンを扱える、軽い指先と繊細なタッチを持っている」

    加えて、スタート時のメンタル面も特筆すべき点だと語った。

    「シグナルがすべて赤に変わる瞬間でも、感情的にニュートラルでいられるという二次的な能力も持っている」

    「スタートを決め、最初のコーナーを回る段階で、レースをコントロールできる位置に自分を置くことができる」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    デイリーは、こうした総合力こそが、フェルスタッペンを特別な存在にしていると結論づけている。

    「私は、ここ数十年で彼ほど高いレベルで走るドライバーを見たことがない」

    2026年を前に、F1は大規模なレギュレーション変更を迎える。フェルスタッペンが再びタイトル争いに加われるかはマシン次第だが、デイリーは次のように断言した。

    「重要な場面で、彼と同じようなレベルで走るドライバーを、私は他に思いつかない」

    「彼がその能力を持ち続けている限り、特にレッドブル・レーシングがまた良いクルマを与えたら、彼を倒すのは難しい」

    2025年シーズンについても、デイリーは強い印象を語っている。

    「2025年は、F1史上でも最も魅力的なシーズンのひとつだった」

    「そして、新しいレギュレーションを迎える来年は、さらに魅力的なシーズンになる可能性がある」