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  • レッドブルF1に“深刻な問題” マックス・フェルスタッペン「一晩では直らない」

    レッドブルF1に“深刻な問題” マックス・フェルスタッペン「一晩では直らない」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、2026年F1日本GP初日のフリー走行で苦戦を強いられた。FP1では7番手、FP2では10番手にとどまり、トップから大きく離される結果となった。

    マシンバランスの不安定さとグリップ不足に悩まされ、セットアップ変更も裏目に出るなど、チーム全体として課題が浮き彫りとなる一日となった。

    フェルスタッペン『両極端でバランスが見つからない』
    「正直あまり良くなかった。バランスもグリップも足りていない。FP1とFP2でまったく逆の状態になったが、どちらも良くなかった」

    「やるべきことはたくさんあるし、今はかなり大きな問題を抱えている。良い一日ではなかった」

    「ひとつを直そうとすると別の問題が出る。結局バランスがまったくまとまらない」

    「中国と似たような問題だが、まだ遅れている。特にセクター1の中高速コーナーでなぜここまで遅いのか理解できていない」

    「今日は両極端のセットアップを試したが、どちらも機能しなかった。極端から極端へ行くだけで、ラップタイムを大きく失っている」

    『一晩で解決する問題ではない』
    「方向性はあるが、現時点では解決が非常に難しい。だから一晩で奇跡が起きるとは思っていない」

    「まずは問題がどこから来ているのか、もっと理解する必要がある」

    低速走行の理由はFIA設定によるもの
    「回転数が低くなりすぎるとパワーが出なくなるFIAの設定がある」

    「ゆっくり走っているときに起きやすくて、速いマシンを先に行かせようとした際にダウンシフトが遅れると回転数が落ちすぎる」

    「セーフティモードのような状態に入って、10〜20秒ほどパワーが戻らない。いわばグリッチのようなものだ」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    モナハン『基準に達していない』
    ポール・モナハン(レッドブル・レーシング/チーフエンジニア)も、この日の内容を厳しく評価した。

    「我々の相対的なポジションを見れば明らかだ。チームとしての基準にも、マックスが求めるレベルにも達していない」

    「いくつか問題は特定できているが、それを正しく理解し、明日までに修正できるかどうかが重要になる」

    「今日は間違いなく厳しい一日だった」

    アップグレード自体は機能も別の問題が露呈
    レッドブルは今回、サイドポッドやフロア、エンジンカバーなど大規模なアップグレードを投入した。

    「形状としては大きな変更だった。ミルトンキーンズのスタッフには感謝したい。それだけ大きな努力だった」

    「今回のパッケージ自体は期待通りに機能しているように見えるが、他の部分に問題がある」

    「そこを明日に向けて修正しなければならない」

  • マックス・フェルスタッペンの“退室要求”にF1記者が反撃 中傷被害も告白

    マックス・フェルスタッペンの“退室要求”にF1記者が反撃 中傷被害も告白

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は2026年F1日本GPの木曜メディア対応で、特定の記者が退室するまで発言を拒否し、その記者を部屋から退出させる場面があった。

    その当事者である英ガーディアン紙のジャーナリスト、ジャイルズ・リチャーズは、この出来事について「深く失望した」とし、さらに騒動後に中傷メールを受け取ったことを明かした。

    ジャイルズ・リチャーズが経緯と心境を説明
    鈴鹿で行われたメディアセッションで、フェルスタッペンは特定の記者が室内にいる限り発言しないと明言した。

    「彼が出ていくまでは話さない」とフェルスタッペンは述べ、対象となる記者を指名した。

    やり取りの中でフェルスタッペンはその記者に「出ていけ」と伝え、記者は実際に退室。その後フェルスタッペンは「これで始められる」と語り、セッションが開始された。

    この出来事についてジャイルズ・リチャーズは「深く失望した」と述べている。

    「これまで彼には十数回インタビューしてきたが、どれも友好的でユーモアのあるやり取りだった」

    「彼に対する批判も最小限で、必要な場合に限っていた」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    発端となった2025年のやり取り
    問題の発端は、2025年シーズン最終戦アブダビGP後のメディアセッションにさかのぼる。

    ジャイルズ・リチャーズはフェルスタッペンに対し、同年6月1日のスペインGPでジョージ・ラッセルと接触した件について「後悔はあるか」と質問した。この接触では10秒ペナルティが科され、フェルスタッペンは順位を5つ落とし、最終的にタイトル争いに影響するポイントを失っていた。

    この質問に対し、フェルスタッペンは次のように応じていた。

    「シーズンで起きた他のことは全部忘れて、君が取り上げるのはバルセロナだけだ。この質問が来るのは分かっていた」

    「今、ばかみたいな笑みを浮かべているな」

    「分からないな。まあレースの一部だよ。人はそこから学ぶものだ。選手権は24戦ある。その後半戦では僕に“クリスマスプレゼント”みたいなこともいろいろあった。そこも疑問に思うことはできるはずだ」

    フェルスタッペンは鈴鹿で、この質問を理由に当該記者の退室を求めた。

    騒動後に中傷メールが届いたと告白
    ジャイルズ・リチャーズはさらに、今回の件の直後に中傷を受けたことも明かしている。

    「2時間も経たないうちに誰かが私のメールアドレスを突き止めた」

    「『お前が問題だ』『F1における英国びいき全体の原因だ』『最悪だ』といった内容だった」

    ジャイルズ・リチャーズは、X(旧Twitter)については確認するつもりはないとしている。

    一方で「自分の健康状態は問題ない」とし、今回の件にもかかわらず、将来的にフェルスタッペンとの関係が改善することを望んでいると述べた。

    フェルスタッペンは走行面でも苦戦
    なお、フェルスタッペンは金曜の走行を10番手で終え、レッドブルに「大きな問題」があると語っている。今回の騒動に加え、週末のパフォーマンス面でも課題を抱えている状況だ。

  • マックス・フェルスタッペン F1日本GP予選修正に苦言「根本は変わらない」

    マックス・フェルスタッペン F1日本GP予選修正に苦言「根本は変わらない」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、FIAが2026年F1日本GPの予選に向けて導入したエネルギーマネジメントの小幅な修正について、一定の前進と認めつつも「十分ではない」との見方を示した。

    今回の変更では、予選で許容される最大エネルギー回生量が9.0メガジュールから8.0メガジュールに引き下げられた。FIAはこれによって、予選を純粋なパフォーマンス勝負に近づけたい考えだが、フェルスタッペンは問題の根本までは変わらないと受け止めている。

    鈴鹿の予選修正は「わずかな助け」にとどまる
    フェルスタッペンは、鈴鹿での今回の修正について、まずは実際に試していない段階で断定は避けつつも、少なくとも全開に近づくことを期待していると説明した。

    「シミュレーターでこの仕様は試していないので、はっきりした答えはできない。以前は少し、基本的に全開ではなかった。だから、これでもう少し全開に近づいてくれればと思う」とフェルスタッペンは語った。

    「もちろん、去年とはかなり違う感覚だ。でも、これが今の現実であって、現時点では受け入れるしかない。今年については、どうすることもあまりできない」とフェルスタッペンは述べた。

    「来年にはもっと大きな変更が入ることを期待している。どう感じるか?それは……どう感じるか?違うという感じだ。もちろん、僕がこの状況についてどう思っているかは、みんなも分かっていると思うし、シミュレーターでも同じように感じていた。ここでは8メガジュールにすることで少しは助けになるかもしれないが、基本は同じだ。だから依然としてスロットルの入れ方には気をつけなければならない。それは過去とはまったく違う」とフェルスタッペンは語った。

    根本的な不満は“レースらしさ”の喪失
    フェルスタッペンの不満は、今回の1メガジュールの修正そのものよりも、現行レギュレーション全体の方向性に向けられている。

    今回の変更についても、フェルスタッペンは「小さな違い」にすぎないと受け止めており、より本質的な修正が必要だと考えている。

    「これは小さな変更にすぎないし、来年にはもっと実質的な修正が必要になる。違いは少ししかない。ただ、それだけでは十分ではない」とフェルスタッペンは強調した。

    さらにフェルスタッペンは、現行レギュレーションに対する率直な不満も隠していない。

    「ドライバーが限界までプッシュすることができない状況で、ストレートでは“スーパークリッピング”の影響を受けている。こういう状況では、本当の意味でのレースとは言えない」とフェルスタッペンは語った。

    「これはまるで“ステロイド版フォーミュラE”のようなものだ」とフェルスタッペンは以前のテストでも語っている。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング) F1 日本GP

    鈴鹿への期待と現実的な立場
    それでもフェルスタッペンは、日本GPの週末に向けて感情的になるのではなく、現状を冷静に受け止めている。

    近年の鈴鹿での成功を引き合いに出しながらも、今季の状況は別物だと強調した。

    「過去のことは考えない。シーズンごとに状況は違うし、現実的でいなければならない。今の僕たちは、あのレベルにはまったく近づいていない」とフェルスタッペンは語った。

    FIAの今回の対応によって、鈴鹿の予選がいくらか改善される可能性はある。ただしフェルスタッペンの見立てでは、それはあくまで応急的な修正にとどまる。2026年型F1の方向性を巡る議論は、今後も続いていくことになりそうだ。

  • メルセデスF1 マックス・フェルスタッペン移籍説を一蹴「ナンセンス」

    メルセデスF1 マックス・フェルスタッペン移籍説を一蹴「ナンセンス」

    トト・ヴォルフは、マックス・フェルスタッペンがレッドブル・レーシングを離れ、メルセデスF1チームへ移籍する可能性を巡る憶測について、改めて否定した。

    シーズン序盤の勢力図やフェルスタッペンの動向を背景に噂は再燃しているが、ヴォルフは明確にその可能性を否定し、現体制への強い信頼を示している。

    「驚くべきことに、こうしたナンセンスな噂がすでに3月の段階で出回っている」とトト・ヴォルフは語った。

    「通常でもこうした話は7月頃に出てくるものだが、それでも十分ナンセンスだ」

    フェルスタッペンがニュルブルクリンクでメルセデスAMG GT3を走らせたことや、F1関係者の発言などが噂を加速させたが、ヴォルフはその出所自体にも疑問を呈している。

    「誰がこんな話を持ち出したのか分からない」

    その上でヴォルフは、現在のドライバーラインアップに一切の不満がないことを強調した。

    「我々にはジョージ・ラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリという、複数年契約を結んでいる2人のドライバーがいる」

    「2人とも素晴らしいパフォーマンスを見せているし、ラインアップを変更する理由はまったくない。これはマックスに対する最大限の敬意を込めて言っている」

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    中国GPではアンドレア・キミ・アントネッリがF1初優勝を挙げ、メルセデスは開幕2連勝と完璧なスタートを切った。ランキングでもラッセルとアントネッリが上位を占めており、タイトル争いはチーム内対決の様相を呈している。

    ただしヴォルフは、若きイタリア人ドライバーを現時点でタイトル候補と見ることには慎重な姿勢を崩していない。

    「中国では素晴らしい瞬間があったが、うまくいかないレースもこれから出てくるだろう」

    「まだ2戦しか終わっていないし、彼が直近のレースで勝ったばかりだ。タイトルについて語るのは時期尚早だ」

    「経験豊富なドライバーと将来を担う若手がいる今の体制は理想的だ。まさに夢のような組み合わせだ」

  • マックス・フェルスタッペン F1日本GP前にSUPER GT試乗「とても楽しかった」

    マックス・フェルスタッペン F1日本GP前にSUPER GT試乗「とても楽しかった」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、2026年F1日本GPを前に富士スピードウェイで行われた非公開テストに参加し、SUPER GTのGT500マシンである日産Z NISMOをドライブした。

    レッドブル主導のプロモーションの一環として実施されたこの走行は、あいにくのフルウエットコンディションの中で行われたが、SNS上でも多数の目撃情報が投稿され、大きな話題となっていた。

    富士で実現したGT500テスト走行
    今回の走行は、富士スピードウェイで行われていたGT500メーカー合同テストに合わせて実施されたものとされている。

    フェルスタッペンがドライブしたのは、レッドブルカラーをまとった特別仕様の日産Z GT500。2025年仕様の空力パッケージとブリヂストンタイヤを装着し、限られた周回数ながらウェット路面での走行をこなした。

    走行は長時間には及ばず、KONDO RACINGの三宅淳詞とマシンをシェアする形で進められたとみられる。

    また同日には、レッドブルカラーのホンダNSX GT3(GT300仕様)も走行しており、こちらはNAKAJIMA RACINGが準備し、イゴール・フラガがステアリングを握った。

    フェルスタッペン「ウエットでもグリップを感じた」
    富士での走行についてフェルスタッペンは、強い雨により走行機会が限られたことを明かしつつも、GT500マシンの完成度の高さを評価した。

    「とても楽しかった!」とフェルスタッペンは語った。

    「雨がかなり降っていたので、あまり周回できなかったのは残念だった。もともと多く走る予定ではなかったけど、とにかく素晴らしいクルマだった。全体的に安定していて、ウエットでもグリップを感じることができた」

    「これだけ異なるカテゴリーのクルマに乗れるのは良いことだと思う」

    マックス・フェルスタッペン スーパーGT

    スーパーGT参戦には慎重姿勢
    近年GTレースへの関心を強めているフェルスタッペンだが、スーパーGTへの本格参戦については慎重な姿勢を示している。

    「素晴らしいカテゴリーだと思う」とフェルスタッペンは語った。

    「個人的には、もっと際立ったレースがひとつあるといいと思う。そうすればそこに集中しやすくなる」

    「選手権すべてに出るのは難しいし、1戦だけ出るのが正しいとも限らない。どうなるか様子を見たい」

    さらにGT500マシンについては、その独特なキャラクターにも言及した。

    「ヨーロッパのマシンとはかなり違う。こういうクルマでレースをしてみたいと思うし、昔のDTMを思い出すね」

  • マックス・フェルスタッペン F1日本GPで英記者を拒否「退席するまで話さない」

    マックス・フェルスタッペン F1日本GPで英記者を拒否「退席するまで話さない」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は日本GPを前に、特定のイギリス人記者が同席する状況での取材対応を拒否する場面があった。

    2026年F1シーズンのレギュレーションを巡る議論の中心人物でもあるフェルスタッペンだが、今回の一件はマシンや規則とは無関係の、過去のやり取りに起因するものだった。今回の背景には、2025年シーズン中に起きた出来事がある。

    フェルスタッペンはシーズン序盤に苦戦を強いられたが、ローラン・メキースのチーム代表就任以降に調子を上げ、終盤にはタイトル争いに復帰。しかし、その過程ではいくつかの問題も発生していた。

    その中でも象徴的だったのがスペインGPでのジョージ・ラッセルとの接触だ。

    レッドブル・レーシングはペナルティ回避のためポジションを譲るよう指示したが、その際にフェルスタッペンはラッセルと接触。これにより10秒のタイムペナルティを受け、最終的に10位へと後退した。

    この件についてフェルスタッペンは後に振り返り、次のように語っている。

    「その動き自体も、あの一連の出来事も良くなかった」

    「でもそれは、自分がすごく気にしているからだ。『どうせこのクルマはうまくいってないし、もういいや』とは思えなかった」

    「自分自身に対して、全力を出し切らなかったままクルマを降りることは受け入れられない」

    「だから自分に対して腹が立つし、80%で走ることはできない」

    「バルセロナであれだけ怒っていたのは、リスタートのストレートでの出来事とターン1でのことがあったからだ」

    「そしてポジションを返せと言われた時、すべてが頭に血が上った状態になった」

    「同じ状況になったとしても、ああいうことは来年は起きない。こういうのは学ぶべき小さなことなんだ」

    そして今回の鈴鹿でのやり取りにつながる。

    問題となった記者は、2025年のアブダビGPでこのスペインでの接触について繰り返し質問していた人物だった。フェルスタッペンは数カ月経過した話題を再び持ち出されたことに不満を示していた。

    さらに、その記者が質問する際の表情についても不快感を抱いていたとされる。

    鈴鹿で再びその記者が質問を試みた際、フェルスタッペンはその場で対応を拒否した。

    記者が「アブダビでの質問が理由で退席を求めているのか」と確認すると、フェルスタッペンはそれを認めた。

    最終的にその記者が退席した後、フェルスタッペンはこう言い放った。

    「これで始められる」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング) F1 日本GP

    日本GPに向けたフェルスタッペンの展望
    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、開幕2戦を振り返りながら、日本グランプリに向けた展望を語った。

    中国GPではERS冷却の問題によりリタイアを喫するなど、理想的とは言えないスタートとなったが、チームへの信頼と鈴鹿への期待を強調している。

    「最初の2レースは、僕たちが望んでいたよりも少し厳しいものになったし、中国ではERSの冷却の問題でリタイアしなければならなかったのは残念だった」とフェルスタッペンは語った。

    「まだやるべきことはたくさんある。ただ、チームには大きな自信を持っているし、彼らはこうした問題を見直して、マシンのパフォーマンスを最適化するために懸命に取り組んでいる」

    「鈴鹿に向けては、ここは僕がレースをする中でも特に好きなサーキットのひとつで、高速コーナーが多いのが特徴だ。このサーキットにはチームにとって多くの歴史があるし、毎年ここに戻ってくるのを楽しみにしている」

    「鈴鹿に向かう前に東京で少し時間を過ごせるのもいいし、そこも含めて数日間を楽しみにしている」

  • マックス・フェルスタッペン F1日本GPに先立ち日産Z GT500をドライブ

    マックス・フェルスタッペン F1日本GPに先立ち日産Z GT500をドライブ

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、日本GPを前に富士スピードウェイで行われた非公開テストにサプライズ参加し、SUPER GTのGT500マシンである日産Z NISMOをドライブした。

    この走行はレッドブルが主導したプロモーションテストの一環として実施され、雨のコンディションの中で行われた。フェルスタッペンは数周にわたりステアリングを握り、GT500マシン特有の特性を確認した。

    レッドブル主導のプロモーション走行 富士で実現
    今回のテストは、富士スピードウェイで行われていたGT500メーカー合同テストの2日目に合わせて実施されたものだ。

    フェルスタッペンがドライブしたのは、レッドブルカラーをまとった特別仕様の日産Z NISMO。2025年仕様の空力パッケージとブリヂストンタイヤを装着し、ウェットコンディションの中で走行が行われた。

    走行は長時間ではなく、限られた周回数にとどまったとされており、KONDO RACINGのGT500ドライバーである三宅淳詞とマシンをシェアする形で進められた。

    また同テストでは、レッドブルカラーのホンダNSX GT3(GT300クラス仕様)も走行しており、こちらはNAKAJIMA RANCINGが準備し、イゴール・フラガがドライブした。

    SUPER GTマシン経験は2度目 NSX以来の再挑戦
    フェルスタッペンにとって、トップクラスのSUPER GTマシンをドライブするのは今回が初めてではない。

    2022年にはホンダのファンイベント「ホンダサンクスデー」で、もてぎにてホンダNSX-GT(旧世代GT500)を走らせており、今回が2度目の経験となる。

    一方で今回の走行では、2リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載する現行GT500車両のフィーリングを確認。ラップタイムなどの詳細データは公開されていないが、少数台のみが参加したテストの中で貴重な走行機会となった。

    マックス・フェルスタッペン SUPER GT

    ニュルブルクリンク参戦から連続走行 活動の幅を拡大
    今回の富士テストは、フェルスタッペンにとって多忙なスケジュールの一環でもある。

    直前の週末にはニュルブルクリンク北コースで行われたNLS第2戦に参戦し、メルセデスAMG GT3 Evoで暫定優勝を飾った。しかしその後、タイヤ規定違反により失格となっている。

    それでもGT3カテゴリーへの挑戦や、今後予定されているニュルブルクリンク24時間レースへの参戦計画など、F1以外での活動の幅を広げている状況だ。

    日本GP前の注目イベント 不振スタートからの巻き返しへ
    このサプライズ走行は、今週末に控える鈴鹿での日本GPを前に行われたものだ。

    フェルスタッペンは2026年シーズン開幕2戦で苦戦しており、ランキングは8位(8ポイント)。首位のジョージ・ラッセル(メルセデス)の55ポイントに大きく差をつけられている。

    チームとしてもレッドブルはコンストラクターズ6位と出遅れており、新レギュレーション初年度の中で厳しい状況に置かれている。

    その中での今回の富士テストは、単なるプロモーションにとどまらず、日本ラウンドに向けた話題性と注目度を一気に高める動きとなった。

  • マックス・フェルスタッペン 富士でGT500走行 日産Z×レッドブル実現に騒然

    マックス・フェルスタッペン 富士でGT500走行 日産Z×レッドブル実現に騒然

    マックス・フェルスタッペンが3月25日、富士スピードウェイで行われたSUPER GT関連の非公開テストに来場し、日産Z NISMO GT500を実際にドライブしていたことが確認された。

    この日登場したマシンは、昨年活躍したGT500車両にレッドブルの特別リバリーを施した仕様。高速コーナーを駆け抜ける迫力ある走行シーンはSNS上でも拡散され、日本最高峰GTマシンとF1王者のコラボレーションにファンから大きな反響が寄せられた。

    現地にはレッドブルのスタッフも帯同し、通常のテストとは異なる特別な雰囲気が漂っていた。来場だけでなく、フェルスタッペン本人がステアリングを握って走行していたことが明らかとなり、現場は騒然となった。

    F1日本GPを目前に控えたタイミングで実現した今回の走行は、プロモーションの一環とみられるが、そのインパクトは絶大だ。F1王者がGT500マシンを駆るという異例の機会は、カテゴリーの垣根を越えた貴重なシーンとなった。

    今後、公式映像や追加コンテンツが公開されれば、さらなる話題を呼ぶことは間違いない。日本グランプリウィークの幕開けを飾るサプライズとして、強烈な存在感を放った。

  • マックス・フェルスタッペン F1に不満継続 ニュルブルクリンクは「10点満点」

    マックス・フェルスタッペン F1に不満継続 ニュルブルクリンクは「10点満点」

    マックス・フェルスタッペンは、中国GPと日本GPの間の週末にGT3マシンへと乗り換え、ニュルブルクリンクで行われたNLSのラウンドに出場した。ポールポジションから勝利を挙げたものの、使用可能本数を超えるタイヤを使ったことで失格となった。

    それでも、この週末そのものはフェルスタッペンにとって大きな充実感を伴うものだった。一方で、2026年のF1に対する不満は依然として強く、レッドブルの戦闘力不足だけでは説明できない苛立ちもにじませている。

    ニュルブルクリンクは「間違いなく10点」
    フェルスタッペンは、ニュルブルクリンクでの体験を10点満点でどう評価するかと問われると、「間違いなく10点だ」と語った。

    フェルスタッペンは2026年F1レギュレーションへの不満を隠しておらず、新時代のマシンについて繰り返し批判してきた。

    ただし本人は、その苛立ちが単純にレッドブルの競争力不足によるものではないと強調している。

    RB22は大幅な重量超過
    そんな中で明らかになったのが、RB22が最低重量基準に対して大幅なオーバーウエイトの状態にあるという実情だ。その差は最大で28.5kgに達しているとされ、最低重量基準と比べると1周あたりおよそ1秒を失っている計算になる。

    シミュレータードライバーのルディ・ファン・ビューレンは、その影響について次のように説明した。

    「そのオーバーウエイトによって、彼らは1周あたり1秒を失っている」

    「レッドブルにとって大きな改善点は、重量面にある」

    フェルスタッペンの不満は運転スタイルにも及ぶ
    それでも、フェルスタッペンの批判の多くは、現在のレギュレーションが求めるドライビングスタイルそのものに向けられている。とくに強いエネルギーマネジメントや、リフト・アンド・コーストを多用しなければならない点に不満を示している。

    元ドライバーでGPDA会長でもあるアレックス・ブルツは、フェルスタッペンの立場に理解を示した。

    「彼がこの状況に満足していないのは明らかだ。チームの置かれている位置もそうだし、レギュレーションについてもそうだ。我々はその気持ちを100パーセント理解できる」とブルツはORFに語った。

    「ただ、明日や明後日にそれを変えることはできない。今できるのは、慣れていくことだけだ」

    ブルツは、時間の経過とともに改善は進むとの見方も示している。

    「各チームは改善していくし、彼のチームも改善していく。パフォーマンスはもっと拮抗したものになっていくだろう」

    さらにブルツは、現在のフォーマットにはより根本的な問題があるとも指摘した。

    「本来は、最も長くアクセルを踏み、最も少なくブレーキを踏んだ者が報われるべきだ」

    「今はまったく逆になっている。そして、それがクールではないと感じるのは理解できる」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    4月の空白期間はノルドシュライフェで走行か
    現時点でフェルスタッペンは、4月のカレンダーの空白期間を利用して、さらにノルドシュライフェでの走行機会を増やす見通しだ。バーレーンGPとサウジアラビアGPが中止となったことで、4月には時間的余裕が生まれている。

    フェルスタッペンは今後について次のように語った。

    「できる限り多くレースをしたいと思っている」

    「何が可能なのかを見ているところだ」

    ラルフ・シューマッハは集中維持を求める
    一方で、ラルフ・シューマッハはフェルスタッペンに対し、本来の役割により集中すべきだと警鐘を鳴らしている。

    「マックスはもっと集中する必要がある」とラルフ・シューマッハは語った。

    「今年は彼にとってベストなマシンがない。そして、無理をしすぎるとミスを犯す」

    「今は状況を受け入れ、チームを助ける時だ」

  • マックス・フェルスタッペン Team Redlineを「Verstappen Sim Racing」に改称

    マックス・フェルスタッペン Team Redlineを「Verstappen Sim Racing」に改称

    マックス・フェルスタッペンのレーシング活動の一環として、シムレーシング部門のTeam Redlineが新たに「Verstappen Sim Racing」として再出発することになった。今回の改称は、GT3からバーチャルレースまでを含むフェルスタッペンの幅広い活動とブランドを統一する狙いがある。

    2000年にドム・デュハンが創設したTeam Redlineは、シムレーシング界を代表する名門チームとして知られてきた。

    近年もeスポーツ競技で成功を収めており、2022年、2024年、2025年にはeスポーツ・ワールドカップのタイトルを獲得している。

    フェルスタッペンの構想に沿った自然な進化
    Team Redlineは2022年、フェルスタッペンが自身のレーシングプロジェクトを立ち上げた直後にパートナーシップを締結した。フェルスタッペンは当時から、シムレーサーが現実のサーキットレースへ進む道を支援する場としてこの協業を位置づけていた。

    その象徴的な存在が、2021年にTeam Redlineへ加わったクリス・ルルハムだ。ルルハムはその後、複数のGTタイトルを獲得しており、シムレーシングが実車レースの才能育成につながるというフェルスタッペンの考えを体現する例となっている。

    「Verstappen Sim Racing」は統一ブランドの一部
    今回の改称により、チームはフェルスタッペンのレーシング活動全体とより強く結びつくことになる。狙いは、GT3競技からバーチャルの舞台までを貫く、ひとつの統一されたレーシング・エコシステムを築くことにある。

    「シムレーシングは、僕にとってF1の外にある大きな情熱のひとつであり、Team Redlineはその中で重要な役割を果たしてきた」とフェルスタッペンは語った。

    「僕がサーキットにいない時、多くの時間をそこで過ごしているし、それは僕がVerstappen Racingで築いているものの一部でもある」

    「Verstappen Sim Racingへのこの一歩は、とても自然なものに感じる。僕たちは、これまで成し遂げてきたすべてのものを土台にしながら、それをより大きなVerstappen Racingのプラットフォームと一致させていく」

    「僕はずっと、シムレーシングが本物の才能を育てられると信じてきたし、クリス・ルルハムの例ですでにそれが示されている。チームの成功をさらに発展させ、この先に何が待っているのかを見るのがとても楽しみだ」

    マックス・フェルスタッペン

    運営側も次の時代への移行を歓迎
    最高経営責任者のアツェ・ケルクホフも、この改称を前向きに受け止めている。ケルクホフは、シムレーシングが現実のモータースポーツに向けた才能の育成の場として定着しつつある今、今回の名称変更は次の段階への進化だと説明した。

    「Team Redlineの実績を土台に、Verstappen Sim Racingは、シムレーシングが現実のモータースポーツの才能を育てる本物の土壌となる時代における次の一歩を示している」とケルクホフは述べた。

    「未来にとても興奮しているし、このチームをさらに成長させ、前に進めていくことを楽しみにしている」

    創設者のドム・デュハンも、この変化を自然な進化として歓迎した。

    「Team Redlineが築いてきたすべてのものが、Verstappen Sim Racingとして引き継がれていくことを誇りに思う」とデュハンは語った。

    「長年にわたってチームを育て、導いてきたが、この移行は自然な進化に感じられる。この先も、次世代のレーシングタレントに刺激を与え、育てていくものになるはずだ」