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  • マクラーレンF1 グレゴワール・ソーシーの育成プログラム加入を発表

    マクラーレンF1 グレゴワール・ソーシーの育成プログラム加入を発表

    マクラーレンは、スイス出身のグレゴワール・ソーシーがマクラーレン・ドライバー・ディベロップメント・プログラムに加入したことを発表した。多彩なカテゴリーで実績を積んできた26歳は、今後マクラーレンの育成パイプラインの一員として活動する。

    同プログラムは、将来的にF1やインディカー、そして2027年の世界耐久選手権参戦に向けた人材育成を目的としている。

    現在はクリスチャン・コストヤ、マッテオ・デ・パロ、レオナルド・フォルナローリ、エラ・ハッキネン、エラ・ロイド、パト・オワード、エラ・スティーブンス、ドリース・ファン・ラングドンク、リチャード・フェルシュホーらが名を連ねている。

    ソーシーは3歳でカートを始め、2015年にフォーミュラ・ルノー2.0でシングルシーターデビュー。イタリアF4やADAC F4を経て、2021年にはフォーミュラ・リージョナル選手権でタイトルを獲得した。その後はFIA F3に参戦し、2024年からは耐久レースへ転向。FIA世界耐久選手権LMGT3クラスやアジアン・ル・マン・シリーズに出場し、今年はデイトナ24時間レースのLMP2クラスで4位に入っている。

    2026年はELMSのLMP2シリーズおよびIMSAの一部ラウンドにユナイテッド・オートスポーツから参戦し、あわせてマクラーレンの体制下でテストも行う予定だ。

    マクラーレン F1 グレゴワール・ソーシー

    マクラーレン・レーシングのチーフ・ビジネス・アフェアーズ・オフィサーであるアレッサンドロ・アルンニ・ブラヴィは次のように語った。

    「マクラーレン・レーシングは、グレゴワール・ソーシーをマクラーレン・ドライバー・ディベロップメント・プログラムに迎えられることを嬉しく思う。グレゴワールは複数のレーシングカテゴリーで印象的なパフォーマンスを見せており、我々の育成パスウェイにおける成長のための優れた基盤を築いている。今年、耐久カテゴリーでのレースやテストを通じて彼がどのように進歩していくのかを楽しみにしている」

    ソーシーも加入にあたり喜びを語った。

    「マクラーレン・ドライバー・ディベロップメント・プログラムに加入できて本当に興奮している。このプログラムは、ドライバーとしてのあらゆる側面で成長を続けるうえで非常に重要なサポートと幅広い機会を提供してくれる。素晴らしい環境であり、マクラーレンの素晴らしいチームと働けることを楽しみにしている。ザクとアレッサンドロにこの機会を与えてもらえたことに感謝している」

  • マクラーレン 2026年F1勢力図分析「フェラーリとメルセデスが倒すべき存在」

    マクラーレン 2026年F1勢力図分析「フェラーリとメルセデスが倒すべき存在」

    2026年F1シーズン開幕を目前に控え、マクラーレンが現在の勢力図をどう見ているのかが明らかになった。バーレーンでのプレシーズンテストを終え、チーム代表アンドレア・ステラはフェラーリとメルセデスを「倒すべき存在」と位置づけている。

    一方で、マクラーレンもトップ4グループの一角にいるとの自信を示した。2026年レギュレーション初年度の序列はまだ流動的だが、開幕戦オーストラリアGPを前に、各チームの現在地が少しずつ見え始めている。

    フェラーリとメルセデスが「倒すべき存在」
    バーレーン・インターナショナル・サーキットで行われた2回目のプレシーズンテストを終え、ステラはフェラーリとメルセデスを最有力と評価した。

    「競争力の序列を理解するという点では、このテストによってフェラーリとメルセデスが倒すべきチームに見えることが確認された」とステラは語った。

    「マクラーレンはそれほど離れていないと思う。我々がトップ4グループの一角にいるのは良いことだが、この2チームはわずかにアドバンテージを示しているように見える」

    先週の時点でもステラは、テスト結果を過度に読み取るべきではないとしつつ、フェラーリとメルセデスが「リストの最上位」にいるとの印象を明かしていた。今回もその見解を繰り返す形となった。

    マクラーレン F1

    MCL40の理解とポテンシャル開発は前進
    一方で、マクラーレンのテスト内容については前向きに評価している。

    「全体として非常にポジティブなテストだった。特にここバーレーンではね」とステラは述べた。

    「マシンはかなり信頼性の高い挙動を示し、機能面、信頼性、そしてレース適性の観点から計画していたテスト項目をほぼすべて完了できた」

    「そのおかげで多くの周回を重ね、多くの学習ができた。我々はマシンのポテンシャルを比較的理解し、それを引き出せる段階に来ていると言えるだろう。もちろんすべてが新しいものだし、走行のたびに学ぶことはある」

    さらにステラは、日を追うごとにパフォーマンスを積み上げられたと説明した。

    「毎日少しずつパフォーマンスを加えることができた。テストや実験、セットアップ変更、空力最適化、タイヤの使い方、そしてパワーユニットの活用と最適化に取り組む条件が整っていたからだ。特にパワーユニットは大きなテーマだ」

    2026年F1レギュレーション下での本格的な勢力図は、いよいよメルボルンで明らかになる。現時点ではフェラーリとメルセデスが一歩リードとの見方だが、マクラーレンも射程圏内にいることは間違いない。

  • ザク・ブラウン「マクラーレンF1はビッグ4に入るが先頭ではない」

    ザク・ブラウン「マクラーレンF1はビッグ4に入るが先頭ではない」

    2026年F1シーズン開幕を前に、マクラーレンの最高経営責任者ザク・ブラウンは、自身のチームが“ビッグ4”の一角に入るとの見通しを示した。ただし、その先頭に立つ存在ではないとの慎重な見解も併せて示している。

    バーレーンで行われているプレシーズンテスト最終日を前に、開幕戦オーストラリアGP(3月6日〜8日)に向けた勢力図を巡る憶測が続く中、ブラウンは現状を冷静に分析した。

    「我々は良いマシンを作れたと思っている」とブラウンは語った。

    「ビッグ4には入るだろう。ただ、そのビッグ4の先頭にいるとは思っていない。しかし、シーズンは長く、多くの開発がある」

    「まだ学んでいる最中だが、良いスタートポジションにはいると思う」

    木曜日のチーム代表者会見で、フェラーリのフレデリック・バスールやメルセデスのトト・ヴォルフと並んだブラウンは、ライバル勢の状況にも言及した。

    「赤いチームと銀色のチームは非常に強そうだ。そして、レッドブルがすべてを見せているとは思わない。ただ、我々は間違いなくトップ4の中にいる」

    マクラーレン F1

    さらにブラウンは、なぜこの4チームと他のチームとの間に差が生まれる可能性があるのかについても問われた。

    「結局は“人”だ。我々は皆、素晴らしいテクノロジーや風洞などを持っている」

    「我々の場合、マクラーレンには素晴らしいカルチャーがある。多くの男女スタッフに支えられており、安定性もある。チーム内の変化はほとんどなかった。我々は優れた働き方をしていると思う」

    「そして素晴らしいドライバーラインアップもある。他の多くのチームも同様だが、それらすべてが合わさることで、マージンが非常に小さい中でも最終的な差になる。とはいえ、まだ初期段階であり、ここで状況はすぐに固まっていくだろう」

    マクラーレンは2025年にコンストラクターズ選手権を連覇し、ランド・ノリスが自身初のドライバーズタイトルを獲得。王者として2026年シーズンに臨むが、ブラウンは開幕前から現実的な立ち位置を見据えている。

  • マクラーレンF1 2026年F1エネルギー管理を可視化する革新ステアリング導入

    マクラーレンF1 2026年F1エネルギー管理を可視化する革新ステアリング導入

    2026年F1レギュレーションはパドック内で賛否を呼んでいる。主な理由はパワーユニットにあり、その作動特性がドライビングスタイルを大きく変えているためだ。新シャシー自体は軽量化やコンパクト化によって概ね好評だが、電動エネルギーの管理が中心的テーマとなったことで議論が活発化している。

    バーレーンテストでは、各メーカーがバッテリー管理と回生の方法で異なる方向性を取っていることが明らかになった。

    特にコーナリング中の挙動において差が見られ、ハイブリッドシステムが回生しているのか、エネルギーを放出しているのかをドライバーにどう伝えるかが重要な要素となっている。

    2014年のハイブリッド導入以降、各チームはステアリング上にバッテリー残量を示すインジケーターを搭載してきた。これは予選アタックやバトル時に極めて有効な指標であり、攻めるか守るかの判断材料となっていた。

    しかし2026年は状況が大きく異なる。MGU-Hが廃止され、MGU-Kの出力はほぼ3倍に増加。エネルギー放出と回生の影響がより顕著になった。バーレーンでは、コーナー中や直線終盤のブレーキング前に回生が行われる様子が確認された。一部の区間では内燃エンジンのみが駆動し、次の加速区間へ向けてエネルギーを温存する戦略も見られた。

    マクラーレン F1※画像はイメージ

    MGU-K専用インジケーターを追加
    マクラーレンは他チームより一歩踏み込んだアプローチを採用した。従来どおりバッテリー残量を示すバー表示をステアリング右側に残しつつ、MCL40のステアリングにMGU-K専用の追加インジケーターを導入している。

    ギア表示の上部に2本のバーが設けられ、ランド・ノリスとオスカー・ピアストリに対してMGU-Kの状態を視覚的に伝える仕組みだ。

    バーが中央から右方向へ伸びる場合、MGU-Kがエネルギーを放出していることを示す。逆に中央から左へ動く場合は回生フェーズにあり、ブレーキングや低速コーナー、直線終盤でエネルギーを回収していることを意味する。

    この表示は単純なオン/オフではない。バッテリー残量が減少し出力が徐々に制限されるデレーティング状態に入ると、バーは段階的に変化する。つまりドライバーは「なぜパワーが落ちているのか」を瞬時に把握できる。

    さらに、直線や全開コーナー(バーレーンのターン12など)では、あえてMGU-Kを作動させずエネルギーを温存する場面もある。その場合、インジケーターは消灯し、内燃エンジンのみが駆動していることを示す。

    エネルギー管理が勝敗を左右する2026年F1において、マクラーレンのこの可視化システムは、ドライバーが出力の変化を理解し、最適なデプロイ戦略を組み立てるための重要な武器となる可能性がある。

  • マクラーレンF1、豪議会の“パパイヤ・ルール”議論に苦言「情報不足な意見」

    マクラーレンF1、豪議会の“パパイヤ・ルール”議論に苦言「情報不足な意見」

    マクラーレンF1のCEOザク・ブラウンは、オーストラリア議会で飛び出した“パパイヤ・ルール”を巡る発言に対し、強い言葉で反論した。

    2025年タイトル争いを巡り、オスカー・ピアストリが意図的に不利な扱いを受けたのではないかとの問いが再び議論を呼んでいる。

    問題の発言は、農業・運輸に関する委員会で、クイーンズランド州選出のマット・キャナヴァン上院議員が閣僚に対し、「ランド・ノリスを2025年王者にするため、ピアストリが意図的に不利にされたと思うか」と質問したことが発端だった。

    このやり取りについて伝え聞いたピアストリは、ユーモアを交えて受け止めた。

    「レーシングドライバーが議会まで話題になるなんて、なかなかないことだ。母国からサポートを受けられるのはいつだってうれしいことだ」と笑顔で語った。

    一方、ブラウンは明確に不快感を示した。

    「この上院議員は明らかに情報不足で、我々のスポーツを理解していない」とブラウンは語った。

    「世の中には十分な知識もないまま意見を述べる人がたくさんいる。もしそのすべてを正そうとしたら、私は一日中それだけで終わってしまう」

    さらに次のように続けた。

    「私の意見では、F1を理解しているとは言い難い議会の人々が、このような発言をするのは非常に遺憾だ。私は彼らの仕事について十分な知識がないので評価しようとは思わないが、きっと私にもいくつかコメントはできるだろう」

    マクラーレン F1 オスカー・ピアストリ

    2025年シーズン、ピアストリとランド・ノリスのチーム内マネジメントはたびたび注目と批判の的となったが、ブラウンは一貫して平等性を強調している。

    「オスカーは分かっているし、彼自身も何度も言っている。彼にはタイトルを争う公正なチャンスがある」とブラウンは述べた。

    「時には勝ち、時には負ける。うまくいくこともあれば、そうでないこともある。それがこのスポーツだ」

    また、特定のドライバーを優遇しているとの見方を明確に否定した。

    「我々はオスカーにいくらかのポイントを失わせたこともあるし、ランドにはオランダでエンジンが壊れて多くのポイントを失わせたこともある。我々は常に本質に集中しているし、ファンには絶対的なスポーツ的公平性を提供していることを知ってほしい」

    そして最後に、疑惑を断固として退けた。

    「マクラーレンでは完全なスポーツ的公平性という原則に基づいて運営している。どちらかのドライバーを優遇しているというすべての非難は断固として否定する。それは非常に情報不足な人々の言い分に過ぎない」

  • マクラーレンF1がFIAに警鐘 2026年F1マシンの安全性に3つの懸念

    マクラーレンF1がFIAに警鐘 2026年F1マシンの安全性に3つの懸念

    バーレーンで行われた2026年F1プレシーズンテストを終え、マクラーレンは新世代マシンに関する安全面の懸念を公にした。チーム代表のアンドレア・ステラは、技術レギュレーションの中に「回避可能な3つの安全リスク」が存在するとして、FIAに対しオーストラリアGP前の早急な対応を求めている。

    ステラはテスト期間中、トラフィック下での挙動やスタート練習の様子を観察した結果、ドライバーを不必要なリスクにさらしかねない状況が確認されたと説明した。

    スタート手順への懸念
    最初の問題として挙げられたのはスタート手順だ。新型パワーユニットではターボラグやエネルギーマネジメントの複雑化により、消灯時にすべてのマシンが完全な状態で発進できない可能性があるという。

    「スタート手順によって、すべてのマシンのパワーユニットが確実に作動可能な状態になっていることを保証しなければならない。グリッドは、遅れて発進するマシンがあってよい場所ではない」とステラは語った。

    この問題は昨年7月のF1コミッションでも議題に上がり、スタート前にグリッド上での準備時間を延長する案が出されたが採択されなかった。フェラーリのフレデリック・バスールが反対したことも背景にあったとされる。フェラーリは既存手順を前提に開発を進めており、変更は不利に働く可能性があった。

    接近速度の危険性
    2つ目の懸念はストレートでの接近速度だ。DRSが廃止され、電力配分が50/50に変更されたことで、直線での速度差は限定的となった。その結果、マシン同士が極端に接近した状態が増えている。

    問題は、前方車両がエネルギー回収のため急減速した場合に発生する。ステラは過去の重大事故を引き合いに出した。

    「非常に近距離で走行している状況は理想的ではない。過去に見たような事故、例えばマーク・ウェバーのバレンシアでの事故や、リカルド・パトレーゼのポルトガルでの事故のようなシナリオにつながる可能性がある。我々はあのような場面を二度と見たくない」

    リフト・アンド・コーストの常態化
    3つ目はリフト・アンド・コーストの増加だ。電力と内燃機関出力がほぼ半々となったことで、エネルギー管理の重要性が大きく増した。その結果、ドライバーが早めにアクセルを戻す場面が頻発し、後続車との速度差が急激に変化するケースが出ている。

    ステラは、特定の局面における電力使用量の調整など、リフト・アンド・コーストを過度に誘発しない設計への見直しを提案している。

    マクラーレン フォーミュラ1カー

    「競争より安全が優先」
    ステラは変更が競争力に影響を及ぼす可能性を理解しつつも、優先すべきは安全だと強調した。

    「我々は予選の速さやレースペースについて話しているのではない。グリッド上の安全について話している」

    「競争上の利害よりも重要な問題がある。シンプルな調整で安全を確保できるのであれば、それは当然行うべきだ」

    これらの議題は来週予定されているF1コミッションで議論される見込みだ。ステラはオーストラリアGPまでに是正することが「不可欠だ」と繰り返し強調している。

  • マクラーレンF1スポンサーに激震 エプスタイン文書でDPワールドCEO解任

    マクラーレンF1スポンサーに激震 エプスタイン文書でDPワールドCEO解任

    マクラーレンF1のスポンサー企業であるDPワールドが、長年トップを務めてきたスルタン・アハメド・ビン・スライエムの解任を発表した。いわゆる「エプスタイン文書」に関連する情報が明らかになったことを受けた人事刷新だ。

    発表はドバイ政府メディアオフィスを通じて行われたが、声明の中でビン・スライエムの名前は言及されなかった。

    その代わりに、同氏が務めていた役職について、エッサ・カジムが取締役会会長に、ユブラジ・ナラヤン(元グループ副CEO兼最高財務責任者)がグループCEOに就任したことが確認された。

    公開された電子メールの内容によれば、ビン・スライエムは2008年に未成年者買春の罪で収監された後も、ジェフリー・エプスタインとの関係を数年間維持していたとされる。エプスタインは2019年に未成年者の性的人身売買容疑で再び逮捕され、同年に拘置所内で死亡。死因は自殺とされた。

    当初、米司法省が公開した資料ではビン・スライエムの名前は黒塗りにされていたが、今週、ケンタッキー州選出の共和党下院議員トーマス・マッシーがその存在を明らかにした。

    マッシーによれば、2009年にエプスタインからビン・スライエムに送られた電子メールには「どこにいる?大丈夫か?拷問ビデオが気に入った」との文面が含まれていたという。内容の詳細は明らかにされていないが、他のメールではエスコートサービスやマッサージサービスの情報をやり取りしていたことも示されている。

    これらの暴露を受け、英国の開発金融機関であるブリティッシュ・インターナショナル・インベストメントはDPワールドとの業務を一時停止した。同機関は声明で「エプスタイン文書におけるスルタン・アハメド・ビン・スライエムに関する疑惑に衝撃を受けている」と述べている。

    マクラーレン F1 エプスタイン文書

    DPワールドは自社ウェブサイト上からビン・スライエムに関する複数のページを削除した。物流大手である同社は2023年からマクラーレンF1のスポンサーを務めており、それ以前はルノーを支援していた。

    F1パドックにおいてスポンサー企業の信頼性は極めて重要だ。マクラーレンF1はランド・ノリスとオスカー・ピアストリを擁するトップチームであり、主要パートナーの動向はチームのブランド価値にも直結する。今回の迅速な人事交代は、企業としてのリスク管理を優先した判断とみられるが、エプスタイン文書の波紋はモータースポーツ界にも及ぶ形となった。

  • マクラーレンF1に危機感 ノリス「現時点でレッドブルとフェラーリに及ばない」

    マクラーレンF1に危機感 ノリス「現時点でレッドブルとフェラーリに及ばない」

    マクラーレンのランド・ノリスは、バーレーンでの2026年F1プレシーズンテストを経て、現時点での勢力図について率直な見解を示した。レッドブルとフェラーリを自チームより上位に位置づけ、特にエネルギー運用の効率性において差があると認めている。

    パドックでは、メルセデスが本気のパフォーマンスをまだ見せていないという見方と、レッドブルがすでに主導権を握っているという見方に分かれている。その中でノリスは、レッドブルの電気エネルギー回生と使用の効率性に強い印象を受けたと明かした。

    「一見したところ、レッドブルは非常に強力なパワーユニットを持っている。多くのエネルギーを使うことができ、それを高い効率で運用している。彼らがどうやってそれを実現しているのかを理解しなければならない」とノリスは語った。

    「正直に言えば、現時点では彼らは我々より明確に一歩先にいる。エネルギー運用でアドバンテージがあれば、それはラップタイムを稼ぐ素晴らしい方法だ。余計なことをしなくても、ただ速く走ることができる」

    さらにノリスは、差はパワーユニットだけではないと付け加えた。

    「マシン面でも彼らはうまくやっているように見えるし、現時点では我々はフェラーリのレベルにも完全には達していない。我々が改善することは分かっているが、彼らも間違いなく改善する。我々が彼らを打ち負かすには、大きな一歩を踏み出さなければならない」

    マクラーレン F1

    マクラーレンはバルセロナでのシェイクダウン走行距離ではフェラーリやメルセデスに及ばなかったが、ノリスはバーレーンで149周を走破。その大量のデータは今後に向けた重要な材料となる。

    「まだ理解しなければならないことは多いが、今日は多くのことを把握し、クルマへの信頼を高める良い一日だった」とノリスは述べた。

    「データの細部を見て、それをパワーユニット全体の改善につなげるのは興味深い。ただ、現時点で我々に必要なのは効率性だ。簡単なことではないし、もし簡単ならすでに実現しているはずだ。これから数日で、どうやって状況を好転させるかを改めて学ばなければならない」

    エネルギー運用の重要性については、エンジニアリングを統括するテクニカルディレクターのニール・ホウルディも強調している。

    「どこでエネルギーを使い、どこで回収するかを理解することが非常に重要になる」とホウルディは述べた。

    「GPSトレースを見ると、より多くのエネルギーを使えているチームがある。同じメーカーの場合もあれば、異なるメーカーの場合もあるが、ラップ中の異なるポイントでエネルギーを投入している。我々はまだその最適な投入ポイントを学んでいる段階だ」

    「メルセデスHPPがこのパワーユニットのために信じられないほど努力してきたことは知っている。今年、我々が競争力を持つために必要なエネルギー運用を手にできると疑っていない」

  • マクラーレンF1 ランド・ノリスが充実の149周「多くを学んだ」

    マクラーレンF1 ランド・ノリスが充実の149周「多くを学んだ」

    マクラーレンは2026年F1プレシーズンテスト第2日目、バーレーン・インターナショナル・サーキットで充実した一日を終えた。ランド・ノリスがMCL40を終日ドライブし、149周(806.4km)を走破。この日最多周回数を記録し、チームの作業効率の高さを示した。

    午前は空力テストを中心にプログラムを開始し、「エアロレイク」を用いたフローおよび圧力分布の検証を実施。その後はロングランへ移行し、走行距離を積み重ねながらマシンセットアップの理解を深めた。

    午後はレース準備に重点を置き、トラフィック下での挙動やオーバーテイク時の挙動確認、さらには実戦形式でのタイヤ交換シミュレーションも行われた。

    「生産的な一日だった。多くの周回を重ね、多くの学びがあった。これだけ走れたことは有益だったし、マシンとレギュレーションについて多くを理解できた。分析すべき追加データも得られた」とノリスは語った。

    「この初回テストでハードワークを続けてくれたチームに感謝したい。今日最多周回を記録できたのは彼らのおかげだ。明日はオスカーのプログラムを分析し、来週の第2回テストに向けた準備を始める。再びマシンに乗るのが楽しみだ」

    マクラーレン ランド・ノリス

    技術面でも前向きな評価が示された。マクラーレンのテクニカルディレクター(エンジニアリング担当)であるニール・ホールディは、今回の走行を今季開発の重要な基盤と位置付けた。

    「バーレーンでのプレシーズンテスト初回の2日目が終了した。本日得られた学習量には満足している。今プレシーズンの中でも特に生産的な一日であり、多くの重要データを収集できた」

    午後のレースシミュレーションについても強調した。

    「ランドのレースシミュレーション後のデータは非常に有益だ。エンジニアリングの観点から極めて価値があり、このレギュレーション下でさらなるパフォーマンスを引き出すための開発において中心的な役割を果たす」

    チームは翌日、オスカー・ピアストリがステアリングを握り、初回テスト最終日のプログラムを完遂する予定だ。来週予定される第2回プレシーズンテストに向け、基礎データの蓄積とセットアップ理解をさらに進めていく構えである。

  • マクラーレンF1、なぜロングランを封印? バーレーン初日の“本当の狙い”

    マクラーレンF1、なぜロングランを封印? バーレーン初日の“本当の狙い”

    マクラーレンF1は2026年F1プレシーズンテスト初日、ロングランよりもデータ収集を重視するプログラムを選択した。サクヒールのバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われた初日、チームは112周を走行し、マシン理解の深化に焦点を当てた。

    午前はオスカー・ピアストリ、午後はランド・ノリスが担当。走行距離の積み上げよりも、空力面を中心とした幅広いセットアップ検証を優先する一日となった。

    ピアストリは午前中に54周を走行し、1分35秒602で5番手。午後にステアリングを引き継いだノリスは58周を重ね、1分34秒669でこの日の最速タイムを記録した。

    通常の冬季テストで見られるような長い連続走行は控えめとし、マクラーレンは空力データの取得を中心としたメニューを実施。狙いはMCL40の作動ウインドウを幅広く探ることであり、即座のパフォーマンス追求ではなかった。

    高温かつ風の強いバーレーン特有のコンディションは、先月のバルセロナでのシェイクダウンとは大きく異なる環境だった。各走行は直線とコーナー双方での挙動把握、そしてパワーユニットの性能抽出に向けた貴重な検証機会となった。

    「マシンに戻れて良い午前だった」とピアストリは語った。

    「すべてが問題なく進み、マシンが何をしているのか、そして何を必要としているのかをよりよく理解できていると感じている。ここはバルセロナとはコンディションが大きく異なるので、違う環境で走れたのは良かった。データを分析し、そこから何を引き出せるのか、次に向けてどう改善できるのかを確認していく」

    ノリスも初日を前向きに総括した。

    「今日またマシンに乗れて良かった。多くのテスト項目を消化でき、分析すべき大量のデータと、マシンへの理解が深まった」

    「バーレーンは日差しが強く、暑さも風もあって、バルセロナとはまったく違う。その中でマシンの挙動がどれだけ変わるのかを見るのは興味深かった。ポジティブな一日で、多くを学べたし、明日また走るのが楽しみだ」

    マクラーレン バーレングランプリ

    デザインディレクターのロブ・マーシャルも、今回の方針を強調した。

    「MCL40での学習と開発フェーズを継続する中で、生産的な初日だった」

    「今週は学習を最優先に据え、意図的に熟慮されたプログラムを組んでいる。我々のパッケージ開発を加速させる作業を最適化するためだ」

    さらに空力作業の重要性にも言及している。

    「オスカーとランドの走行からも分かる通り、バルセロナとはまったく異なる条件下で数多くの空力テストを実施した。この初日は純粋な走行距離よりもデータ収集を優先した」

    「全員が同じ方向を向いて取り組んでいる。ドライバーが費やした時間は、プレシーズンテスト後半に向けた確かな土台になる」

    2日目はノリスが終日走行を担当し、最終日の金曜はピアストリがMCL40を走らせる予定だ。