タグ: マクラーレン・ホンダ

  • マクラーレン・ホンダ、カルソニックカンセイとサプライヤー契約

    マクラーレン・ホンダ、カルソニックカンセイとサプライヤー契約

    カルソニックカンセイは、マクラーレン・ホンダと複数年にわたるオフィシャルサプライヤー契約を結んだことを発表した。

    日本にグローバル本社を置くカルソニックカンセイは、熱交換器、空調、内装、コンプレッサー、電子、排気といった製品を世界中の自動車メーカーに供給するサプライヤー。 マクラーレンに対しては、これまで20年以上にわたってレーシングカー向けの製品を供給してきたが、このたび、複数年にわたるグローバルでのパートナーシップを結んだことで、両社はこれから、いままで以上の緊密な関係を築くこととなる。

    この提携関係は、両社にとって有意義なものとなる。カルソニックカンセイは近年、ブラジルやロシアなどで生産を開始しており、 顧客への製品供給をグローバル規模に拡大していく。 また、マクラーレンは、2016年シーズンを前年再結成したホンダとのチームで臨み、 かつて1980−90年代にアイルトン セナとアラン プロストを擁してチャンピオンの栄光に輝いた空前の時代を再現させようとしている。

    森谷弘史 (カルソニックカンセイ 社長)
    「マクラーレンとの新しい提携は、国際的モータースポーツの頂点であり、同時に世界一過酷なレース環境と言われるフォーミュラ1において、 当社の製品を開発・搭載できる絶好の機会を与えてくれるものです。 これにより、当社はF1という国際舞台において技術力を発揮する機会を得ることができます。 またそれと同時に、この提携は当社のエンジニア並びにスタッフがより高度な技術力を目指していくための大きな原動力となるでしょう。 我々は当社の定めるタグラインに基づき、全社員が「夢と革新を原動力として」意欲的に取り組むことを企業目標として掲げています。 これを実現していく上で、今回のマクラーレン・ホンダとの提携は、まさにパーフェクトなものと言えるでしょう」

    ジョナサン ニール (マクラーレン・レーシング COO&CEO代理)
    「我々は、カルソニックカンセイとの新しい提携に大きな期待を寄せています。 カルソニックカンセイの“モノづくり”に対する取り組みは大変素晴らしく、それゆえに優れた製品を継続してつくり続けることができるのだと考えています。 カルソニックカンセイとマクラーレンはいずれも、その従業員に対し高い能力を要求しています。 従って今回の提携を通じ、両社のエンジニア・従業員は一層強く連携していくこととなるでしょう。
    チームワークの力と技術力を信念に、その柔軟性と力強さでもって、たゆまなく且つ軽々と技術と探究の限界を超えていく。 これまでカルソニックカンセイ、マクラーレン両社とも、このようなことをコアバリューとして、成功の文化を築き上げてきました。
    今回の提携は、マクラーレンが世界中の優秀なパートナーを魅了する力を改めて示すものであり、 カルソニックカンセイをマクラーレン・ホンダチームに迎え入れることを喜ばしく思っています」

  • フェルナンド・アロンソ、MP4-31は「信頼性面では大幅な前進」

    フェルナンド・アロンソ、MP4-31は「信頼性面では大幅な前進」

    フェルナンド・アロンソは、マクラーレン・ホンダの2016年F1マシン『MP4-31』が信頼性面で前年マシンよりも大きな改善を果たしていると主張。現在、チームはエンジンからより多くのパワーを引き出すことに焦点を置いていることを示唆した。

    F1ヨーロッパGPのアンバサダーとしてバクーを訪れたフェルナンド・アロンソは「信頼性は大きく前進していると思う」とコメント。

    「僕たちはパワーに関していくつかのコンセプトを大幅に変更しなければならなかった。パワーユニットの哲学のいくつかは信頼性を改善するために大幅に変更になっている」

    マクラーレン・ホンダは、第1回プレシーズンテストでは、冷却液漏れによって丸一日を失ったこともあり、走行距離では後ろから2番目だった。

    しかし、第2回プレシーズンテストでは5位となる走行距離を記録。ジェンソン・バトンとフェルナンド・アロンソは13位と14位のラップタイムを刻んだ。

    「パフォーマンスに関しては、まだエンジンから解放しなければならないパフォーマンスがたくさんあると思う。信頼性をもたらすためにちょっとコンサバティブに走っていたと言えるからね」

    「もう少し限界をプッシュする必要がある。限界をプッシュすることと、レースをフィニッシュすることには常にバランスがある。今、僕たちは最初の数レースでそれを見つけようとしている」

    マクラーレン・ホンダが、序盤戦でトップ争いをする可能性はなさそうだが、フェルナンド・アロンソは、シーズン後半にマクラーレンが2014年のオーストラリア以来の表彰台に挑戦するポジションにいられることを期待している。

    「シーズン序盤は難しいと思う。冬季テスト後もまだちょっとパフォーマンスを逃しているからね」

    「でも、チャンピオンシップはとても長い。21戦、10ヶ月だからね。僕たちの発展はかなり高いと確信しているし、表彰台の可能性もあると思っている。でも、僕たちはそれ以上を望んでいる」

    「僕たちは段階的に進んでいくけど、ワールドチャンピオンになることがチームと僕の最終目標だ。今年はかなり難しいと思うけど、来年やその機会があるときはいつでも、その目標を念頭に作業していく必要がある」

  • マクラーレン・ホンダ、今後のシャシーとエンジンの改善に手応え

    マクラーレン・ホンダ、今後のシャシーとエンジンの改善に手応え

    マクラーレンは、2016年にシャシーとエンジンサプライヤーのホンダの両面から大きな改善があることを期待している。

    2015年に悪夢のシーズンを過ごしたマクラーレン・ホンダには、2年目の今年こそは大きなステップアップを果たさねばならないというプレッシャーがかかっている。

    昨年の3回のプレシーズンテストでは1751kmしか走れなかったマクラーレン・ホンダだが、今年は2回のテストで3305kmを走破。走行距離だけで言えば、すでに昨年と比較してクルマは進歩を遂げている。

    まだマクラーレン・ホンダd MP4-31の真のパフォーマンスは不明だが、ホンダはパワーユニットに関してシーズン中にさらなる改良を予定しており、メルボルン仕様に満足感を示している。

    「エンジンはすでにホモロゲートされているので、この仕様をメルボルンに持っていきます」とホンダのF1プロジェクト総責任者の長谷川祐介はコメント。

    「ここではまったく同じエンジンを使っており、100%で走らせています。重要なのは、我々はシーズンを通してエンジンを改良していくということです。しかし、スターティングポイントとしてはとても良いと言っていいでしょう」

    「詳しい計画はお話しできませんが、チームを含めた全員がエンジンパフォーマンスの改善に期待しています。我々はルールの範囲内でそこに挑戦しています」

    シャシー面に関しては、マクラーレンはバルセロナテストで2016年の全てのパーツをテストすることはできなかった。開幕戦のオーストラリアGPでは多くのアップグレードを備えたパッケージを持ち込むという。

    「我々のやり方は少し違う。最終テストでは2016年のフルスペックを使っていない」とレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエはコメント。

    「プログラムにはやや遅れが生じており、オーストラリアには修正しきれなかったパーツを持って行くことになるが、テストの大半で走れたのはとても良いニュースだ」

    「シャシーに関しては、昨年と違って全てのシステムを確認できたことが重要だ。ここまでは良い成果だ。シーズンのスタート前に、比較的信頼性のあるクルマに仕上がったといえる。確実に自信はついた。これからもっと高められるだろう。ベースは良さそうだし、今後数週間でさらに多くのパフォーマンスを発揮できるようになる」

    2016年と2015年の違いについて質問されたエリック・ブーリエは「天と地ほどの違いがある」とコメント。

    「昨年はクルマにまったく手をつけられなかった。ただのチェック・・・つまりゼロだった! 少なくとも今年は多くのジョブリストとチェックリストをクリアできた」

    「システムについてもクルマ自体についてもいくつかの新しいデザインで限界まで試すことができた。その中には失敗もあれば成功もあったが、それはテストの通常のプロセスだ。結果には満足している」

    「少なくともこの8日間である程度のマイレージをカバーできたので、良い準備ができたし、安心している。ウォーキングにフィードバックを送ることで彼らのデータも増え、自分たちの状態もわかるようになった。開発面でこれは大きな加速につながる」

    「エアロダイナミシストたちにはパッケージを開発する最大限の時間を与えたかった。そのためには製造のリードタイムを圧縮しなければならず、そこで何かが起きれば遅れが生じてしまう。それはそれだ。何も間違っていないし、ドラマも、物語も、何もない。毎日のように起こることだ。全てのレースでもね」

  • 【インタビュー】 フェルナンド・アロンソ:2016年プレシーズンテスト総括

    【インタビュー】 フェルナンド・アロンソ:2016年プレシーズンテスト総括

    フェルナンド・アロンソが、2016年のF1プレシーズンテストでのマクラーレン・ホンダの状況を振り返った。

    フェルナンド・アロンソは、8日間のテストで333周を走り込み、総合タイムでは15番手となる1分24秒35をソフトタイヤで記録した。

    昨年のプレシーズンテストと比較すると信頼性面では大きな進歩だが、フェルナンド・アロンソは、2016年のマクラーレン・ホンダのパフォーマンスについてはまだわからないと語る。

    フェルナンド、マクラーレンはここ数日間で多くのマイレージを重ねることができましたね。信頼性への懸念はもう過去になったという兆候でしょか?
    そうだね、後半はずっと良くなった。先週は1日を逃してしまったけど、今週はここまでほぼトラブルフリーと言えるし、それはとても有望なことだ。先週、僕たちはクルマのデザイン面でいくつか新しいコンセプトを持ち込んだので、もっと理解を深めるためにもクルマでマイレージを重ねることがかなり重要だった。一方、パワーユニット面では僕たちはいくつか基本的な変更をしなければならなった。昨シーズン、僕たちはシーズン中に11〜12基を使っていたからね。それは受け入れがたいことだった。もうそれは繰り返せない! なので、ここまでの今週の発展状況については満足している。もちろん、僕たちのパフォーマンスレベルは、オーストラリでわかるようになるだろう。今は何も言うことができない。毎日、異なるタイヤ、異なる燃料量だし、きちんとラップタイムを読み取ることは不可能だ。なので、メルボルンでのレースを楽しみにしている。4時、同じタイヤ、同じ燃料搭載量 – そのあと、全員がどの位置にいるか見てみよう。

    昨シーズンのメインの問題はパフォーマンスと信頼性不足でした。現在、その2つの問題についてはいかがですか?
    まあ、僕たちはかなり多くの周回を走り込んでいる。それは冬の間に僕たちがとても懸命に作業をしてきたことを示しているし、少なくとも信頼性は大幅に良くなっている。少なくともそこには満足している。パフォーマンス面ではちょっとスタンバイ状況だ。トップタイムに手が届きそうなときもあれば、到達できないように思う日もある。他の全員のパフォーマンスにはちょっと混乱するよね。僕たちにはまだやらなければならない作業がたくさんあると思っているし、そのあとでパフォーマンス面でどれくらい近づいているか期待することにしよう。

    またやらなければならない多くの作業があると言いましたが、どれはどのエリアに当てはまりますか?
    パワーユニット面は関しては、次のエンジンのステップは今後のレースで発揮されるだろう。それに加えて、シャシー面でもクルマのリアの再設計のような多くのことをテストしたいと思っている。僕たちはまだそのエリアのポテンシャルを最高に生かす方法を学んでいるプロセスにいる。

    去年、タイヤはチャンピオンシップで重要な役割を演じました。2016年もそれは当てはまりますか?
    タイヤ面では大きな変化はない。確かにウルトラソフトタイヤがあるけど、ここ2年間のシナリオをほとんど変わりはないと思う。

    去年はほとんど走行できませんでしたが、今シーズンは例えばフィジカル面など異なる準備はしなければなりませんでしたか?
    冬の間にフィジカル面の準備はかなりやってきたし、チームと一緒に一流の作業をしてきた。とてもモチベーションは高い。チャンピオンは争えないかもしれないけど、たとえどのポジションを戦うとしても、ベストシーズンにしたい。

    ここまでクルマで知ったことに基づいて、あなたやジェンソン・バトンは今年表彰台に到達する可能性はあると思いますか?
    この段階でそれを言うのは難しい。そうは言っても、どうして不可能だと考える? モチベーションは高いし、オーストラリアで再びリアルなレースをすることを本当に楽しみにしている。チャンピオンシップは21戦と非常に長いし、このマラソンのコースはかなり多くのことが起こり得る。僕たちにチャンスがあることはわかっている。今シーズンはあらゆるチャンスを生かして、それを最大にする準備を整えている。クルマには高いポテンシャルがある。なので、表彰台が手の届く範囲にあったら頑張るよ!

  • フェルナンド・アロンソ 「マクラーレン・ホンダはまだ遅れをとっている」

    フェルナンド・アロンソ 「マクラーレン・ホンダはまだ遅れをとっている」

    フェルナンド・アロンソは、2016年シーズン開幕戦のマクラーレン・ホンダがクリッドのどの位置に並ぶかわからないと語る。

    マクラーレンは、悪夢のような2015年以降、改善を果たしていると主張しており、ジェンソン・バトンもホンダが過去14ヵ月でパワーユニット面で最大限のステップを果たしたと述べている。

    しかし、フェルナンド・アロンソは、マクラーレン・まだホンダには改善しなければならない部分があると警告する。

    「僕たちはまだパワーを取り戻さなければならない」とフェルナンド・アロンソは AS にコメント。

    「プレシーズンテストはとても短い。チャンピオンシップの間にポテンシャルをこじ開けられることを願っている」

    フェルナンド・アロンソは、2015年と比較して明確にステップを果たしたのは信頼性だと述べた。

    「去年、僕たちあg世界選手権のために12基のエンジンを使ったことを忘れてはいけない。それが繰り返されるかもしれないと考えるのは不可能だ」

    「僕たちはいくつかの点で改善したし、まだもっと引き出せる部分がある。でも、望んでいる位置よりも少し遅れている」

    フェルナンド・アロンソは、プレシーズンテストを基準にメルセデスとフェラーリ以後の順位を読み取るのは、これまで以上に難しくなっていると述べた。

    「僕たちがオーストラリアに着いて、全員が同じ時間、同じタイヤ、同じ燃料でトラックに並ぶとき、自分たちが17位なのか11位なのか、5位なのかわかるだろおう。そこからシーズンにむけていくつか予想できると思う」

    ルノーのエンジン責任者を務めるレミ・タフィンは、冬の間にホンダが遂げた進歩を推測するのは難しかったと語る。

    レミ・タフィンは、ルノーが1周につき0.5秒のステップを果たしたと語る。

    「ファクトリーとバルセロナで見たデータから、我々は昨年から0.5秒改善したと思う」

    「今年、フェラーリやメルセデスがその数字を達成するのは難しい。ホンダに関しては現時点に関してはミステリーだ」

  • マクラーレン・ホンダ、開発が遅れフルスペックのMP4-31をテストできず

    マクラーレン・ホンダ、開発が遅れフルスペックのMP4-31をテストできず

    マクラーレン・ホンダのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、開発が遅れ、開幕戦オーストラリアGPで走らせるフルスペックのMP4-31をプレシーズンテストでテストできなかったことを明かした。

    「テスト中にはまだ2016年のフルスペックは走らせていない。開幕戦オーストラリアではマシンにさらに新しいパーツを搭載する」とエリック・ブーリエは述べた。

    「しかし、テストでは大部分の日で多くの走行距離を稼ぐことができた。それはいいニュースだ」

    「シャシーに関してすべてのシステムチェックを完了できたことが重要だった。去年はそれができなかった。良い仕事を成し遂げたと思う。信頼性の高いクルマでシーズンに臨むことができそうだ。その意味でも比較的自信を持つことができる。パッケージの基礎は問題なさそうだ。しかし、今後数週間でパフォーマンスを向上させる必要がある」

    エリック・ーリエは“アグレッシブすぎる”製造スケジュールを組んだことで、パーツの完成が遅れて、テストに間に合わなかったと述べた。

    「2016年のフルスペックはここでは走らせていない。残念ながら、持ち込めなかったパーツがある。それはオーストラリアで導入する」

    「何か問題があるわけではない。あまりにタイトなスケジュールを設定するとうまくいかないこともある。スケジュール面でぎりぎりまで攻めようとしている。空力担当者にパッケージ開発のための時間を最大限に与えたかった。そうなると製造期間を短くせざるを得ず、何かが起こると遅れてしまう」

    「しかし、このようなことはこの世界では普通のことだ。幸い、我々にはコンスタントに開発、製造を押し進めていけるリソースがある。昔はパッケージの大幅アップデートをメルボルンで投入し、次はバルセロナに入れるといった具合だったが、今は毎戦それを行っている。レース週末に毎回アップデートを導入していくことには慣れており、今年もメルボルン以降それをやっていく」

    エリック・ブーリエは、去年に比べてトラブルが少なかったため、多くの作業を行って準備を進めることができたとテストを総括した。

    「テストプログラムのチェックリスト内の多数の項目を実行した。そういった意味ではやり遂げた仕事に満足している。もちろん十分だと思うようなことはあり得ない。毎日一日中テストをしても、もっとやりたいと思うものだ。だが、良いスタートを切ることができたのは間違いない。メルボルンでフルスペックで走る時に自分たちの位置がわかるだろう。他のチームも大きく進歩しているがね」

    「ここまでファクトリーで得たデータとトラック上のデータの相関精度はいいので、それなり自信を感じている。多くの距離を走り、大量のデータを集めることができたので、比較的準備を整えられたと思っている。まだ期待を抱くのは早い。時が来ればわかることだ。今後もメルボルンとその後に向けてハードワークを続けていく」

  • マクラーレン・ホンダ:F1 2016 第2回バルセロナテスト 4日目レポート

    マクラーレン・ホンダ:F1 2016 第2回バルセロナテスト 4日目レポート

    第2回バルセロナテストは4日目を迎え、ジェンソン・バトンが2016年のプレシーズンテストの最後を締めくくった。コンディションはドライで、風は強かったものの路面温度は安定し、順調にプログラムを進めることができた。

    この日はMP4-31の新型空力パーツを複数テスト。さらに開幕戦のオーストラリアGPに向けたレースセットアップにも取り組み、スタート手順の確認や新しいタイヤコンパウンドであるウルトラソフトの確認も行った。

    MP4-31は信頼性の問題が起きることなく、予定していたプログラムをすべて消化。ジェンソン・バトンは一日で121周を走行し、プレシーズンテストでの総走行距離は3305kmに達した。

    現時点では、まだ開幕戦に臨む最終仕様にはなっておらず、この2週間のテストで集めたデータを、ウォーキング(マクラーレンnの本拠地)と、さくら、ミルトンキーンズ、東京(ホンダの拠点)へ持ち帰ってシャシーとパワーユニットの向上に取り組んだ上で、最終準備を完了させる。

    ジェンソン・バトン
    「121周を走り切り、テストプログラムを順調に終えることができたのはいいことだ。多くの空力設定を確認して、マシンとその挙動について多くを学ぶことができた。メルボルンに向かうまでの残り10日間で、役に立つだろう。プレシーズンテスト全体でかなりの走行距離をこなせたのは素晴らしいことだ。パワーユニット、空力、セットアップで重要なフィードバックを行うことができた。システムチェックや統合をたくさん行うことができ、昨年よりも確実にいい準備ができたと思う。まだまだやるべきことは多くある。今日は風が強くてマシンのセットアップの作業が難しかったが、対処することができた。午後は存分に走り込み、バランスとハンドリングの調整を行ったほか、開幕戦に向けたいくつかのオプションについて評価した。これからマシンに多くの変更を施し、最終的なレース仕様になるので、準備ができているとはまだ思わない。また、テストを終えたときは、誰もが開幕戦に向けて求めるバランスを見つけるためにはもっと時間が欲しいと思うものだ。ただ、僕たちにはメルボルンでそれができるくらいに経験がある。いくつか作業を続けるべき分野がまだあるが、全体的にはテストで多くが改善したと思う。これからも集中し続けて、毎戦新しいパーツを持ち込んで向上していく」

    エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)
    「今回のテストでは、完全な2016年仕様を走らせてはおらず、オーストラリアではさらに新しいパーツを投入します。テスト中、ほとんどの日程でかなり多くの走行距離をこなせたのはいいことですし、すべてのシステムチェックを完了できたのが重要です。昨年はそれができなかったのですから、今年はいい仕事ができたと思います。信頼性の高いマシンで開幕できそうで、それは自信につながっています。基本的なパッケージは問題なさそうですが、今後数週間でさらにパフォーマンスを向上させていきます。冬の間、かなり挑戦的なプログラムを進めてきたので、ファクトリーでは常に開発を継続しています。パッケージを進化させるため、時には生産時間を削って空力開発に時間を割くことも必要で、それが我々の世界では普通のことです。幸い、十分なリソースのもとで開発と生産を継続することができています。過去にはメルボルンで大きなアップデートを持ち込んだら、次はバルセロナというのが定番でした。しかし、今では毎戦投入するのが当たり前ですし、今年も我々はメルボルンからそうしていきます。テストプログラムでのチェックリストには、多数の項目に完了のチェックが入っています。そういう意味ではやり終えた仕事に満足しています。もちろん、毎日テストをしても、さらにと走りたいと思うものなので、十分ということは絶対に思いませんが、いいスタートにはなったと思います。他チームも大きな進歩を遂げていると思うので、メルボルンをフルスペックで走れば自分たちの位置が分かるでしょう。ここまでファクトリーでのデータとコース上で得たものの整合ははいいので、自信はあります。多く走行距離によって大量のデータを集められました。まだ期待を抱くのは早いですし、その時がくれば分かります。今後もメルボルン、その後のレースに向けて懸命に取り組みます」

    長谷川祐介 (ホンダ F1プロジェクト総責任者)
    「本日までの2週間のウインターテストでは、オフシーズンに準備してきた信頼性、デプロイメントやエンジンの性能向上などが確認できました。特に、後半のテストでパワーユニットがトラブルフリーで4日間の走行を終えたことは、大きな収穫だと考えています。レースに向けては、引き続き最終的なデータフィックスや信頼性の検証が残りますが、メルボルンに向けての準備が進みました。パッケージ全体としてのパフォーマンスに関しては、このテストだけではなかなか判断が難しいですが、シーズンを通した目標であるポイント圏内で争っていけるよう、さらに改善を行っていきます」

    関連:2016年 F1バルセロナテスト 最終日:セバスチャン・ベッテルがトップタイム

  • フェルナンド・アロンソ、F1の迷走ぶりを嘆く 「悲しくなる」

    フェルナンド・アロンソ、F1の迷走ぶりを嘆く 「悲しくなる」

    フェルナンド・アロンソは、予選フォーマットを巡る混乱には、F1への関心が失われつつある理由がよく表れていると現状を嘆いている。

    今シーズンにむけて予選Q1からQ3の各セッションを通してドライバーが一人ずつ脱落していく方式が採用されようとしているが、ドライバーはこれに反対している。

    また、必要とされるタイミングソフトウェアが準備できていないことから新しい方式の導入が延期に。その後、開幕戦オーストラリアGPに向けて新旧の両方式を織り交ぜた形での予選が提案されたが、シーズン開始まで2週間前の段階にもかかわらず、まだどうなるかはまだはっきりしていない。

    予選システムの変更について意見を求められたフェルナンド・アロンソは「本当の意味での意見というものはない・・・残念だよ。僕は悲しい」とコメント。

    「1週間で3回も予選方式が変わるなんて外から見ればおかしいだろうし、このスポーツのことを考えて悲しい気持ちになっている。変わるというか、変わるような素振りかもしれないけどね。誰も、そして、何も公式になっていない。僕が別のスポーツの選手だとして、今のF1を見れば、ちょっと驚くだろうね」

    「こんなことが正しいとは思えない。変更があまりにも多すぎる。観客にとっても、ルールがあまりにも複雑だ。ここスペインにいる僕の友人のみんなが望んでいるのは、テレビをつけたときにバトルを目にし、ビッグなマシン、大きなタイヤ、強烈なノイズ、そして他のスポーツと同じようにレースを楽しむことだと思う」

    「でも、このスポーツで彼らが知っているのは、MGU-HにMGU-K、チャージの状態、スーパーソフト、ミディアムタイヤの使用義務、とか、そんなことだけだ。レースで4番手にいるのに、タイヤの使用義務を消化していないので残り3周でストップしなければならないとかね。そんな感じでは、彼らがテレビの電源を切ってしまってもおかしくない」

    フェルナンド・アロンソは2日(水)にF1ドライバーとFIAの間で開かれたミーティングには出席していない。このミーティングでは、最初にレースディレクターのチャーリー・ホワイティングに対して予選方式への反対意見が訴えられた。

    フェルナンド・アロンソは、2000年代前半の一時期に行われていた1アタックシステムに言及した。

    「仲間たちが言うことには、どんなことであり完全に同意する。なぜなら、満場一致の議論だと思うからね。僕たちはルールの単純化を望んでいる。1ラップ方式、僕たちが2005年にやっていたスーパーポール(1台ずつタイムアタックを実施する形式)だってとても見応えがあった。全員が1周はテレビに映るしね。シンプルでいい」

    「1周のアタックでブレーキが遅くなり、一つのコーナーをミスして15番手スタートになってしまうかもしれない。そのようなラップはアドレナリンも出る」

    「でも、これまで16年間そうしてきたように、彼らが何を決めようとそれをやるつもりだ」

    関連:
    ・F1ドライバー、予選フォーマットの変更に反対意見 – 2016年3月3日
    ・F1:新予選フォーマットの導入は第5戦まで延期 – 2016年2月28日
    ・F1新予選フォーマット:Q3のラスト90秒は一騎打ち – 2016年2月25日

  • マクラーレン・ホンダ:F1 2016 第2回バルセロナテスト 3日目レポート

    マクラーレン・ホンダ:F1 2016 第2回バルセロナテスト 3日目レポート

    スペイン・バルセロナのカタルニア・サーキットで第2回テストの3日目が行われ、フェルナンド・アロンソにとっては開幕前テストでの最後の走行となった。前日よりも気温が高かったものの、またしても風が強く、マシンのバランスやハンドリングに影響を及ぼした。

    信頼性の大きな問題は全くなく、チームは順調にプログラムを消化。前日のジェンソン・バトンによる121周に続き、この日のアロンソも118周を走行した。

    午前中は燃料の少ない状態で走行し、空力部品の評価を実施。午後には燃料搭載量を増やし、レーススティントを想定したロングランもこなした。この中で、今季テストでは初めてスーパーソフトタイヤを装着した。

    終盤にはさまざまなセットアップや設定変更を試すとともに、フローヴィズペイント(空力状態を確認するための塗料)を用いた空力テストを行って一日を締めくくった。

    テスト最終日となる明日は、ジェンソン・バトンが担当し、予定していたプログラムをすべて完了する予定。

    フェルナンド・アロンソ
    「ここまでの信頼性についてはかなり満足している。冬の間、みんなが懸命に取り組んできて、この数週間で得られた手応えは非常にポジティブで、特にパワーユニットにそれが現れている。まだ準備の段階なので、さまざまな変化のあるこのウインターテストでパフォーマンスは読みきれないと思う。オーストラリアでは、全員が同時にスタートして同じコースを走り、燃料搭載量やタイヤなども同じ条件になるので、その答えが分かるのではないだろうか。まだやるべきことはたくさんありが、昨年よりもパフォーマンスの差は縮められていると思う。パワーユニットに関しては、まだいくつかの伸びしろがあり、開幕後の数戦でさらに進歩させられるはずだ。シャシーについても、新しい空力部品などテストが必要な項目がたくさんあり、デザインし直したマシン後部についてもしっかりと学んで理解し、ポテンシャルを最大限に引き出していかなければならない。このテストで走り込めたのは3日間だった。プレシーズンテストの終わりにはだれもが『まだまだテストしたい部分がある』と感じるものだし、今の僕も同じ心境だ。この2週間でやってきたことには満足しているが、最初の2〜3戦で走行時間がさらに得られるので、さらなる向上がみられるはずだ」

    エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)
    「昨日に引き続き100周以上を走行できたことに満足しています。昨年の同時期に比べて、すばらしい信頼性を発揮できているので、詳細の確認やシャシーとパワーユニットの調整に時間を割くことができています。今週から新たな空力パーツを持ち込み、今日はその評価に集中して取り組みました。また、今季から取り入れたサスペンションデザインについても、その挙動を確認してポテンシャルを引き出す作業を行いました。Hondaはパワーユニットについて多くの部分でかなりの向上をしてくれましたし、特にここまでの信頼性とデプロイメントについてはそれが顕著です。ただ、最大限のパフォーマンスを発揮するためには、まだできることがあると考えています。今日は、今季テストで初めて、スーパーソフト、ウルトラソフトのタイヤコンパウンドを試し、レースシミュレーションを行ってデータを比較しました。これはメルボルンでの開幕戦に向けた最終的なセットアップを決める際に役立つでしょう。テストはあと1日しかありません。まだ時間が欲しいところですが、まずは開幕戦に向けての準備を整えるために、明日多くの仕事をこなさなければなりません」

    長谷川祐介 (ホンダ F1プロジェクト総責任者)
    「本日は、レースに向けたパワーユニットのデータ設定を熟成させ、一日順調に走行することができました。エンジンやERSなど、パワーユニットにまつわる問題は一切なく、基本的にはこの仕様設定で明日一日走行し、レース仕様の最終確認を行いたいと思います。明日は開幕前のテスト最終日ですが、オーストラリアGPに向けた準備を行い、サーキットで行えるすべての項目をしっかりと確認して終えたいと思います」

    関連:2016年 F1バルセロナテスト 3日目:キミ・ライコネンがトップタイム

  • フェルナンド・アロンソ 「パワーユニット面でポジティブな回答を得られた」

    フェルナンド・アロンソ 「パワーユニット面でポジティブな回答を得られた」

    フェルナンド・アロンソは、第2回バルセロナテスト3日目に118周を走行し、7番手タイムとなる1分24秒870を記録した。

    フェルナンド・アロンソ (マクラーレン・ホンダ)
    「ここまでの信頼性についてはかなり満足している。冬の間、みんなが懸命に取り組んできて、この数週間で得られた手応えは非常にポジティブで、特にパワーユニットにそれが現れている」

    「まだ準備の段階なので、さまざまな変化のあるこのウインターテストでパフォーマンスは読みきれないと思う。オーストラリアでは、全員が同時にスタートして同じコースを走り、燃料搭載量やタイヤなども同じ条件になるので、その答えが分かるのではないだろうか。まだやるべきことはたくさんありが、昨年よりもパフォーマンスの差は縮められていると思う」

    「パワーユニットに関しては、まだいくつかの伸びしろがあり、開幕後の数戦でさらに進歩させられるはずだ。シャシーについても、新しい空力部品などテストが必要な項目がたくさんあり、デザインし直したマシン後部についてもしっかりと学んで理解し、ポテンシャルを最大限に引き出していかなければならない」

    「このテストで走り込めたのは3日間だった。プレシーズンテストの終わりにはだれもが『まだまだテストしたい部分がある』と感じるものだし、今の僕も同じ心境だ。この2週間でやってきたことには満足しているが、最初の2〜3戦で走行時間がさらに得られるので、さらなる向上がみられるはずだ」

    関連:2016年 F1バルセロナテスト 3日目:キミ・ライコネンがトップタイム