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  • ストフェル・バンドーン 「こんな状況でのF1フルデビューは期待外れ」

    ストフェル・バンドーン 「こんな状況でのF1フルデビューは期待外れ」

    ストフェル・バンドーンは、マクラーレン・ホンダの信頼性問題が長引くなかでF1フルデビューすることは期待外れだと認める。

    2015年のGP2チャンピオンであり、マクラーレンの育成ドライバーであるストフェル・バンドーンは、パドックからも非常に評価の高いドライバーだ。

    しかし、ようやく手に入れたマクラーレン・ホンダでのF1フルデビューのチャンスだが、チームはホンダのF1パワーユニットの信頼性に苦しんでいる。

    今年の状況は、マクラーレン・ホンダが復活した2015年と同じように語られており、当時もリザーブドライバーとして仕事をしていたストフェル・バンドーンは、レースドライバーとして直接その問題を経験することになった。

    ストフェル・バンドーンは、このような不運な状況でF1フルデビューを果たすことは残念だと認める。

    「マクラーレン・ホンダの開始時からチームにいたのは事実だし、この2年間は僕たちにとって難しかった。その間に僕たちは進歩を果たしてきたし、励みになっていた」とストフェル・バンドーンはコメント。

    「誰もが確かな前進を期待してテストに来た。今、僕たちが取り組んでいる問題を目にするのはちょっと予想外だったし、決して理想的ではない」

    「それが今の状況だし、僕たちはじっとして、何もしないことはできない。団結して一生懸命に働かなければならないし、前に進むために正しい方向にみんなをプッシュしなければならない」

    フェルナンド・アロンソは、ホンダへの怒りを露わにしているが、ストフェル・バンドーンは、二人で多くの問題を抱えたチームのモチベーションを高め、巻き返すことを誓っていると語る。

    「僕たちは一緒に多くのことを話しているし、それは普通のことだ。シーズンのスタートでのウィンターテストだからね。僕たちはまだ状況が理想的ではないことをわかっているし、一緒にチームを前進させるためにとても懸命にプッシュしている」

    「チームは難しい状況でとてもプロフェッショナルだったと思う。メカニックやファクトリーのスタッフの全員がプロフェッショナルに全てのラップを最大限に生かそうと冷静に取り組んでいた」

  • マクラーレン・ホンダ 「一晩で解決できるような問題ではないが・・・」

    マクラーレン・ホンダ 「一晩で解決できるような問題ではないが・・・」

    マクラーレン・ホンダのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、チームが抱えている問題は“一晩で解決できるような問題ではない”としつつも、オーストラリアでは良い戦いができることを期待している。

    マクラーレン・ホンダは、8日間のテストで少なくとも7回のパワーユニット交換を行い、両方のドライバーがフラストレーションを抱えることとなった。

    8日間でストフェル・バンドーンは235周、フェルナンド・アロンソは190周しか走れず、マクラーレン・ホンダの425周という周回数は、ルイス・ハミルトン(メルセデス)の一人分の走行距離にも及ばない。ラップタイムも、最速のフェラーリから2.714秒差を付けられている。

    マクラーレンとホンダは、予定されていたメディア会見をキャンセルするほど追いつめられた。

    エリック・ブーリエは「プレシーズンテスト最終日は期待通りの一日とはならなかった」とコメント。

    「木曜日の電気系の問題が尾を引き、電源が落ちてしまう原因を解明するために、一日中さまざまな箇所の変更に取り組んだ」

    「この2週間のテストで多くの問題が起こったが、マシンの理解は着実に進んでおり、解決すべきことも分かっている」

    「もちろん一晩で解決できるような問題ではない。だが、残り2週間という期間で、オーストリアに向けてマクラーレンとホンダともに改善できればと思っている」

    「チームの全員が、日々前進すべく、献身的に働いてくれた。みんなが見せてくれた懸命な努力と情熱を心から誇りに思う」

    「今回のテストは厳しいものとなったが、正しい方向に進むための解決策を見つけるため、モチベーションを高く保っている」

  • フェルナンド・アロンソ、新世代のF1マシンとタイヤは「嬉しい驚き」

    フェルナンド・アロンソ、新世代のF1マシンとタイヤは「嬉しい驚き」

    フェルナンド・アロンソは、新世代のF1マシンとデグラデーションの少ないタイヤは“嬉しい驚き”だったと語り、去年までの様々な制約のなかで走らなければならなかった状況を“小さな子供”のようなだったと表現した。

    マクラーレンとホンダによるトラブルが多発し、フェルナンド・アロンソは8日間のテスト中にマクラーレン・ホンダの新車MCL32で190周しか走れなかった。

    それでも、フェルナンド・アロンソは、新世代のF1マシンの第一印象はポジティブだったと主張。幅が広く、大きくなった新しいF1タイヤによるグリップの増加はドライバーの経験を一変させるはずだと述べた。

    「コーナーの攻め方、グリップの感じ方は嬉しいサプライズだ」とフェルナンド・アロンソはコメント。

    「好きなように走れる。小さな子供みたいじゃなくね。タイヤはオーバーヒートしない。F1カーを感じるにはそれがベストな方法だ」

    「再び自由に運転できて楽しかったよ」

    ルノーのニコ・ヒュルケンベルグも同じような印象を語っており、ドライバーは“自然の制約”のなかでクルマを走らせられると述べた。

    「自然の制約までクルマを走らせることができる。そんなイメージだ」とニコ・ヒュルケンベルグは新生代のF1マシンについてコメント。

    「僕はそれにとても賛成だ。スポーツのためにも、僕のためにも、それは素晴らしいニュースだと思う。自分のドライビングスタイル寄りだし、より自然だ」

    「速く走れるにこしたことはない。ターン3を全開で走るなんて最高だよ」

    「かなり素晴らしいよ。一般の人やメディアは理解するのが難しいかもしれない。その感覚を得られないからね。本当にクールだ」

    グリップの増加だけでなく、ピレリはグランプリでのタイヤマネジメントに関する哲学も変更。シーズン前の分析では、ラップタイムの落ちは1周以上で1秒の落ちにとしている。

    ニコ・ヒュルケンベルグは、2月と3月という涼しいコンディションでテストが行われたこともあり、レースが開始する時期にはデグラデーションは増えるだろうと認めるが、それでも“よりプッシュして、よりレースができる”ことを期待していると述べた。

    だが、メルセデスのルイス・ハミルトンは、いくつかのレースではこれまでの年と同じような状況になるだろうと考えている。

    「全てのラップを100%でプッシュすることはできないし、やっぱりタイヤは性能が落ちていく」とルイス・ハミルトンはコメント。

    「タイヤは去年よりもずっと硬い。溶けたり、オーバーヒートする傾向はちょっと少なくなっているのは確かだけど、まだそうだ。それにここはあまり暑くないしね。マレーシアのような場所では大きくドロップオフするだろうし、いつものように性能は低下していくだろう」

  • マクラーレン・ホンダ:F1 2017 第2回バルセロナテスト 4日目レポート

    マクラーレン・ホンダ:F1 2017 第2回バルセロナテスト 4日目レポート

    スペイン・バルセロナでのプレシーズンテスト最終日、マクラーレン・ホンダは断続的に起こる電気系の問題に悩まされる一日となった。フェルナンド・アロンソが走行したが、午前のセッションでショートラップの最中に電源が落ちる事象が2度発生。

    現段階では、昨日ストフェル・バンドーンに発生した問題と同じものであるかは分かっていない。

    昨夜、チームは夜通しでパワーユニット、シャシー双方で多くの電装系部品を交換したが、問題の解決には至らなかった。本日午前の走行でも、原因を絞り込んで明らかにするために、走行ごとにさらなる部品交換を行った。チームは午後にはコース復帰すべく、さらに時間を要する大幅な変更を行うことを決定した。

    アロンソは午後3時40分に走行を再開。中断の多い一日だったが、計43周を走行し、空力テストとセットアップ変更、タイヤの確認に取り組んだ。チームはテストで得た情報を分析してメルルンへ向けた準備を進めるべく、拠点へ戻っている。

    フェルナンド・アロンソ
    「今日は残念な一日でした。最終日でしたが、十分な走行時間を確保することはできませんでした。出だしは順調で、プログラムを進めたものの、コーナーで電源が落ちてパワーを失ったため、マシンを止めました。問題なく再起動でき、数周はスムーズに走れましたが、再び同じ事象が起きたので、より深く原因を追及するためにさらにマシンへ変更を加えました。できるだけ時間を有効に使いたかったので、午後に走行を再開してシングルラップでマシンの理解を進められたのはよかったです。メルボルンに向けて多くのことを準備しなければならないのは明白です。チームは懸命に取り組んでくれているのは分かっているので、ファクトリーに戻ればさまざまな解決策が見つかると思います。オーストラリアGPに向けて準備が整い、次の一歩を踏み出せることを願っています」

    エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)
    「プレシーズンテストの最終日でしたが、期待通りの一日とはなりませんでした。昨日の電気系の問題が尾を引き、電源が落ちてしまう原因を解明するために、一日中さまざまな箇所の変更に取り組みました。この2週間のテストで多くの問題が起こりましたが、マシンの理解は着実に進んでおり、解決すべきことも分かっています。もちろん一晩で解決できるような問題ではありませんが、残り2週間という期間で、オーストリアに向けてマクラーレンとホンダともに改善できればと思っています。チームの全員は、日々前進すべく、献身的に働いてくれました。みんなが見せてくれた懸命な努力と情熱を心から誇りに思います。今回のテストは厳しいものとなりましたが、正しい方向に進むための解決策を見つけるため、モチベーションを高く保っています」

    長谷川祐介 (ホンダ F1プロジェクト総責任者)
    「テスト最終日もチーム全員にとって困難な一日になりました。夜通しで原因解明に取り組んで部品交換を行いましたが、再び問題が起きてしまったことは残念に思っています。今日もマシンの電源が落ちる原因を探るために多くの時間を費やしました。その結果、予定を変更せざるを得なかったものの、午後に走行を再開し、少しプログラムを進めることができました。このテストは厳しいものとなりましたが、チーム全員が改善に向けて必死に努力してくれたことには、本当に感謝しています。こうして取り組んでくれるマクラーレン・ホンダの全員を誇りに思います。メルボルンまでに残された時間で、マクラーレンと引き続き緊密に連携し、オーストリアに向けて出発するまで努力し続けます」

  • マクラーレン・ホンダ:F1 2017 第2回バルセロナテスト 3日目レポート

    マクラーレン・ホンダ:F1 2017 第2回バルセロナテスト 3日目レポート

    スペイン・バルセロナでの第2回公式テストは3日目を迎え、ストフェル・バンドーンが開幕前最後の走行に臨んだ。セッション開始時点では順調に進み、これまでのテストと同様に空力の相関作業(シミュレーションと実走データの整合性を確認する作業)とデータ収集を行った。

    24周目を終えてところで、バンドーンのマシンは電源供給を失ったことよってストップ。ピットに戻って問題の調査とマシンの再起動を行って走行を再開すると、さらに9周を走行した。

    午前中のセッション終盤に問題が再発したため、またもコース上でマシンを止めざるを得ず、セッションは赤旗中断となった。チームはさらなる確認を行うために部品を取り外し、いくつか電装系の部品を交換したが、原因解明には至らなかった。

    バンドーンは午後3時45分に再びコースイン。ハンドリングを調整するとともに、メルボルンでの開幕戦に向けた準備として、必要な手順のリハーサルも行った。

    この日の走行はトータル48周。明日は最後のテストとなり、フェルナンド・アロンソがプログラムを引き継ぐ。

    ストフェル・バンドーン
    「シーズン前テストで私が担当した4日間での走行距離を見れば、万全の内容とは言えません。ただ、それもマシンを学ぶ過程の一部です。マシンはきちんとプッシュできて性能を最大限出せると感じられたのは、いいことだと思います。いくつかの問題を抱えて理想的な状況とは言えませんが、メルボルンまでに大きく改善すべく必死に取り組んでいます。私たちのペースを評価するのは難しいです。それ以外に注視すべきことや確認すべき手順が多かったので、問題解決のためにハードワークをしてメルボルンに向けて前進していければと思います。自分自身は100%の準備ができています。これまで数年にわたってマクラーレンとともに取り組んできました。テストで望んでいた走行距離をこなすことはできませんでしたが、それでも開幕が楽しみなことは変わりません。メルボルンまでに残された時間は、チームと一緒に懸命に取り組み、テストから持ち帰ったデータとシミュレーターで仕事を続けます。開幕戦にはいくつかのアップデートを持ち込み、いい兆候を得たいです」

    エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)
    「今日のスタートは順調で、空力のテストプログラムやメルボルンに向けた準備などに取り組むことができました。ストフェルはすばらしいフィードバックをもたらしてくれて、開幕戦が近づく中で前進することができました。残念ながら、昼休み前の数周で、2度電装系に問題が起こりました。2つとも同じ問題だと思いますが、詳細はまだ分かっていません。マシンのチェックに時間がかかり、ストフェルがコースに戻ったのは午後になってしまいましたが、再発予防のためテストプログラムを早めに終えることにしました。今夜は明日の最後の走行に向けて懸命に取り組まなければなりません。オーストラリアGP前の最後の機会を有効に活用したいと思います。重要なのは、シミュレーションデータの有効性を確認し、マシンについての理解を深めることですが、その点については正しい方向に進んでいます。明日は信頼性の問題が収まるはずですし、最後のテストを全力でプッシュしていきたいと思います」

    長谷川祐介 (ホンダ F1プロジェクト総責任者)
    「今日も難しい一日でした。午前中にストフェルのマシンに電気系の問題が起こり、ピットで解決にあたる時間を取らねばなりませんでした。コース上での時間を確保するため、チームは今日もストフェルが少しでも早く走行を再開できるよう懸命に努力してくれました。今日起こった問題については原因を解明すべく分析中です。もちろん、こうした問題が起きることでガレージに留まる時間が増えていくことは望ましくありませんが、これがテストの目的のひとつでもあり、走れば走るほどそこから学べることは増えていきます。テスト日程の7日を終えて、マシンがパッケージ全体としてどう機能するかについての理解を深められてきています。明日もプログラムを少しでもリカバーするためにテストを進めていきます。メルボルンに向けたデータを少しでも多く集めなければならないので、明日は忙しい一日になりますが、最終日もチーム全員が全力を尽くして臨みます」

  • ストフェル・バンドーン、マクラーレン・ホンダに団結を求める

    ストフェル・バンドーン、マクラーレン・ホンダに団結を求める

    ストフェル・バンドーンは、マクラーレン・ホンダを悩ませるトラブルは「全ての組み合わせ」によるものだと述べ、状況を好転させるためにチームの団結を求めた。

    今年、マクラーレン・ホンダでF1フル参戦を果たすストフェル・バンドーンだが、テスト3日目にはホンダのパワーユニットの電気系トラブルにより、赤旗の原因となる2度のストップに見舞われ、48周しか走行できなかった。

    マクラーレン・ホンダは、プレシーズンテストでのホンダのパワーユニットの度重なるトラブルとパフォーマンス不足にフラストレーションを溜めこんでいるが、ストフェル・バンドーンは2017年の開幕にむけて完全に準備はできていると頑なだ。

    メルボルンでの開幕にむけてマクラーレン・ホンダには何が必要かと質問されたストフェル・バンドーンは、MCL32のすべてのエリアを変更することを除外していない。

    「すべての組み合わせだ」とストフェル・バンドーンはコメント。

    「僕たちはロングランをできていない。昨日のほんのわずかな作業は問題なかったけど、僕たちは望んだようなマイレージを稼げていない」

    「やらなければならない作業はたくさんある。僕たちはもっと強いパッケージでメルボルンに到着するためにチーム一丸となって作業をしていく」

    「フェルナンドは明日もう一日クルマに乗れるし、夜を徹して、クルマとエンジンに新しいものを見つけられることを願っている。明日はもっと良い一日になってほしい」

    ストフェル・バンドーンは、ホンダへの不満を爆発させたチームメイトのフェルナンド・アロンソに同意しつつ、チーム一丸となって運命を好転させることを願っていると述べた。

    「コース上の全てのラップが僕たちにとってかなり貴重だし、僕たちはさらなる発展のために正しい方向にチームをプッシュしようとしている」とストフェル・バンドーンはコメント。

    「僕たちはじっとして、何もしないわけにはいかない。それを最大限に生かそうとしている」

    「僕たちがやらなければならない最後のことは、失望して何もしないことではない。それでは何も進まない」

  • フェルナンド・アロンソ 「2014年のレッドブルを見習うべき」

    フェルナンド・アロンソ 「2014年のレッドブルを見習うべき」

    2017年シーズンにむけて難しいスタートを切ったマクラーレン・ホンダだが、フェルナンド・アロンソは、2014年に同じような状況から復活を果たしたレッドブルとルノーの例を挙げ、ホンダとマクラーレンはこのような困難を克服できると主張する。

    現在のV6ターボパワーユニットが導入された2014年、それまでタイトルを4連覇していたレッドブルとセバスチャン・ベッテルは苦戦を強いられた。これにより、レッドブルとルノーは契約解消寸前の状況まで関係が悪化した。

    しかし、第7戦F1カナダGPではダニエル・リカルドがF1キャリア初勝利を挙げ、全19レースで合計3勝を挙げた。

    フェルナンド・アロンソは「今は秘密はない。僕らたちは満足しているけど、すべてがうまくいくとは言えない」とコメント。

    「パワーユニットには1つの問題しかない。信頼性とパワーがないことだ」

    「僕たちはプログラムを完了していないので、毎朝計画している周回数を走れていない。理想とはほど遠い状況だ」

    「一方で、これはただの冬のテストに過ぎない。2014年のことを覚えている。レッドブルはウィンターテストで7周くらいしかできなかったけど、その年の2〜3戦で優勝した。だから、言えることは、シーズンは十分に長いし、逆襲する時間はあるということだ」

    「これはウィンターのテストだ。推測でオーストラリアについて心配することはない。チームは十分なレベルで戦える状態にある。唯一の疑問はどれくらいのパワーがあるのかだ・・・」

  • マクラーレン・ホンダの深刻な状況 … いまだ1分22秒の壁を破れず

    マクラーレン・ホンダの深刻な状況 … いまだ1分22秒の壁を破れず

    マクラーレン・ホンダが、テストが残り2日となった段階で深刻な状況に陥っている。

    第1回バルセロナテストからホンダのパワーユニットにトラブルが多発しているマクラーレン・ホンダ。第2回バルセロナテストでもその状況に大きな変化はなく、これまで新スペックのパワーユニットを含めて、わかっているだけですでに7基を投入している。

    信頼性に問題があるのは明らかだが、気がかりなのはパフォーマンスだ。

    マクラーレン・ホンダを除くすべてのチームはこれまでのテストで1度は1分21秒台のタイムをマークしており、1分22秒の壁を1度も破れていないのはマクラーレン・ホンダだけ。

    「タイムは重要ではない」というのがテストの決まりの文句だが、いくらチェック走行のショートランを繰り返している状態とは言え、F1ドライバーであれば飽きるほど走り込んで熟知しているはずのサーキットで、フェルナンド・アロンソほどのドライバーがその壁を破れない状況となっている。チェックの意味合いの強い第1回のテストでも大部分のチームが出しているにも関わらずだ。

    フェルナンド・アロンソは2日目のテストを終えた段階で「ストレートで30km/h遅い」と訴えており、「まだレースディスタンスを走り切る準備は万全でない」と述べている。すでに他チームはベースを築き、パフォーマンスを引き出す方向にプログラムを移行している。

    現在のマクラーレン・ホンダのベストタイムは、第2回テスト初日に80周を走行したストフェル・バンドーンが記録した1分22秒537。テストの最速タイムであるメルセデスとの差は3秒以上。現状では表彰台を目指すどころか最下位チームだ。

    マクラーレン・ホンダも空タンで走れば(すでに走っているかも)、もう少しタイムを縮められるかもしれないが、そのメルセデスも空タンで走ってのタイムかは定かではない。

    フェルナンド・アロンソとマクラーレン側は、シャシーは優れており、クルマが遅いのはホンダのエンジンのせいだと明言するようになった。

    残りのテストは2日。そこではパフォーマンスを追求していくとしている。「タイムは重要ではない」と言えるポジションにさえいないマクラーレン・ホンダだが、見せかけだけでもポテンシャルを感じさせてもらいたいものだ。

    フェルナンド・アロンソ、ホンダにブチ切れ 「パワーも信頼性もない!」
    フェルナンド・アロンソ、ホンダにブチ切れ 「パワーも信頼性もない!」

  • マクラーレン 「残り2日でホンダとパフォーマンスを引き出していく」

    マクラーレン 「残り2日でホンダとパフォーマンスを引き出していく」

    マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエが、第2回F1バルセロナテスト2日目を振り返った。

    ホンダの新スペックのパワーユニットを投入したマクラーレン・ホンダは、長めのセットアップ変更とショートランを繰り返し実施。その間に水漏れのトラブルに見舞われたが、プログラムに沿って順調に作業を進めているとエリック・ブーリエは主張する。

    エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)
    「リザルト上は、うまくいったようには見えないかもしれないが、実際は多くの情報を得ることができた。今日は、今後のさらなる変更に向けて空力の相関関係を見極めるために、セットアップ変更に時間を割いてショートランを繰り返す予定だった。走行時間は短くなったが、方向性を確認するために必要な情報が得られて、メルボルンに向けた準備を進めることができた」

    「午後はもっと早く走行を再開したかったが、わずかな水漏れの兆候があり、それを解決するために、予定よりも時間がかかってしまった。ただ、こうしたこともテストの一部であり、早くコースに戻そうとして問題が起きれば、結局はガレージでの作業時間が増えてしまう結果になりかねない」

    「まだまだやるべきことは多くあり、それに取り組む時間は残り2日間しかないが、プログラムは順調に進んでいます。テストの終了までの期間を実りあるものとして、マシンのパフォーマンスを引き出すことに集中し、ホンダとも連携してオーストラリアに向けた開発を進めていく」

  • マクラーレン・ホンダ:F1 2017 第2回バルセロナテスト 1日目レポート

    マクラーレン・ホンダ:F1 2017 第2回バルセロナテスト 1日目レポート

    F1 第2回公式テストが、スペイン・バルセロナのカタルニア・サーキットで開始した。今回が開幕前最後のテストとなり、先週と同様に4日間のテストが行われる。今日は厳しい初日となったが、最終的にはチームは収穫のある一日とすることができた。

    この日はストフェル・バンドーンが走行し、セッション開始の午前9時を迎えるとすぐにコースイン。空力の相関作業やタイヤのテスト、さらにはマシンバランスやハンドリングの調整など、さまざまなプログラムをこなしていった。

    正午を迎えるころに、パワーユニットの電装系に異変を感知。ホンダは詳細を確認するため、パワーユニットの交換を決定した。

    チームは走行時間をできる限り多く確保すべく、素早い交換作業を行い、バンドーンは午後4時前には走行を再開した。

    午後のセッションでは走行距離を伸ばすことができ、空力テストや開幕戦の舞台となるメルボルンを想定したシミュレーションを実施。チェッカーフラッグが振られた午後6時までに、バンドーンは80周を走行した。

    ストフェル・バンドーン
    「今日は複雑な一日でした。パワーユニットに問題が起き、チームのみんなにはフラストレーションが溜まったと思いますが、チームはうまく問題を解決してくれて、午後はコースに戻れました。 走行時間を失うのは好ましいことではありませんが、コース上では多くのテストプログラムを消化しており、今日もマシンについての理解が深まりました。また、さまざまな空力やマシンバランスのセッティングを試すとともに、オーストラリアGPに向けて準備すべき手順の学習やマシンの挙動確認もできました。理想的なテストのスタートではなかったものの、起こった問題を考慮すると、悪くない数の周回を重ねられましたし、明日はさらに走行時間を確保して、メルボルンで前進するための有益なデータを収集できればと思います」

    エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)
    「走行時間を失ってしまったのはよくないことですが、そこまで心配はしていません。我々の目的はできるだけ多くのデータを集めることです。もちろん、走行距離が少なければマシンの理解や開発、パーツの確認を行う時間は減ってしまいますが、そもそも現代のF1はシミュレーションが基礎になっており、重要なのはファクトリーに戻ったときに走行データとシミュレーションの値が整合することなのです。走行時間は多いに越したことはありませんが、ここまでのデータを見る限り、予見していた結果といい整合が取れていることには満足しています。これからさらに進化し、限界性能まで近づいていくためにも、信頼性は重要です。パワーユニットの問題を調査しているホンダと緊密に連携し、信頼性向上に向けて懸命に取り組んでいきます。ホンダは我々のパートナーですから、彼らをサポートしていきますし、オーストラリアまでには問題を解決してくれると信じています。物事の表面だけ見れば、当然、新たな問題が起きるのはフラストレーションが溜まりますが、今日も多くの周回を走行することができています。わずか4時間弱でパワーユニットの交換を完了させ、有用なテストにしてくれた仲間たちを称えたいと思います。Test2の中で使用する予定の、第2スペックのパワーユニットでは問題が解決していることを期待しています。我々に出来ることはまだまだあるので、前進するのみ」

    長谷川祐介 (ホンダ F1プロジェクト総責任者)
    「午前のセッションでは、ストフェルがさまざまなテストプログラムをこなしてくれました。今日使用したパワーユニットは、先週と同じスペックのものですが、34周目を終えたところで、電装系に問題を検知しました。走行時間を最大限有効に使うためにも、パワーユニットを降ろして確認したほうがいいと判断し、交換を決定しました。午後にはコースへ戻ることができ、ストフェルはトータル80周を走行してくれました。またも厳しい一日になってしまいましたが、チームはマシンをコースへ戻すべく、懸命に作業をしてくれました。残り3日間ありますので、開幕戦に向けた準備のために、さらなるデータ収集に取り組んでいきます」