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  • ポルシェとアウディ、フォーミュラEでの同門対決について議論へ

    ポルシェとアウディ、フォーミュラEでの同門対決について議論へ

    同じフォルクスワーゲン傘下のポルシェとアウディは、フォーミュラEで協力体制が必要かどうかを検討していく。

    FIA 世界耐久選手権(WEC)のLMP1クラスで3年間にわたる戦いの後、アウディはフォーミュラEに専念するために撤退。ポルシェはフォルクスワーゲン・グループの代表としてWECに参戦していた。

    しかし、ポルシェも今シーズン限りでLMP1から徹底し、2019/20シーズンからフォーミュラEに参戦。電気自動車のシングルシーター・カテゴリーで再び両ブランドが対峙することになった。

    アウディ・モータースポーツの代表を務めるディーター・ガスは、両ブランドによる会話はまだ行われていないが、「どのような立ち位置で何をするべきかを把握するためにも早い方がいい。あまりリラックスはしていない」と Autosport にコメント。

    ディーター・ガスは、両ブランドが“チャンピオンシップで一緒にどのように取り組んでいくか”を概説する必要があると述べた。

    「少なくともルールを決めることが重要だ。少なくともね」とディーター・ガスはコメント。

    「協力できる分野があれば、多くの資金を節約することができる。両ブランドが技術力を示し、レースに勝つためにフォーミュラEを戦う」

    「まったく同じクルマを使いたいとは思わないし、競争的でいないが、会話をして、どのように進めていくかに合意する価値はあると思う」

    ディーター・ガスは、WECでの両ブランドの関係は“まったく別々”だったとし、アウディがディーゼルエンジン、ポルシェがガソリンエンジンを使用していたことで“非常に強い競争”を育んでいたと説明。

    だが、同じ電気自動車での戦いとなるフォーミュラEでは、どの分野でクロスオーバーの対象になるかを言うのは不可能だと述べた。

    「会話をしていく必要がある。今のところは行われていない。何を共有にしていくかを確認する必要がある」

    「シミュレーションは良い例かもしれない。トラックマップは両チームで使うために1回だけの支払いで済むかもしれない。何かを与えるわけではないが、それでも資金は節約できる」

    ポルシェは、ワークスエントリーに先駆けて、ドラゴン・レーシングに何名かのエンジニアを派遣して技術的な知識を得ることを検討していたが、それは実現しなかった。

    ディーター・ガスも、ポルシェがフォーミュラEを学ぶためにアウディのガレージで“見物人”になることは考えにくいと示唆した。

    「そこは常に少し難しい。運営を行っている場合にそこに誰かがいることはあまり助けにならないし、妨げになる部分の方が大きい」

  • 【F1】 ロス・ブラウン、ポルシェとランボルギーニにラブコール

    【F1】 ロス・ブラウン、ポルシェとランボルギーニにラブコール

    F1のスポーティングマネージャーを務めるロス・ブラウンは、より多くの自動車メーカーがF1に参入することを望んでいると語る。

    今週、フェラーリと関連のあるフィアットのブランドであるアルファロメオが、ザウバーのタイトルスポンサーとして30年ぶりにF1に復活することが発表された。

    だが、ロス・ブラウンは「F1にいて欲しいプレミアムメーカーがいくつかある」と Sport Bild にコメント。

    「ポルシェもそのひとつだが、アストンマーティンとランボルギーニもそうだ。我々は彼らにとって魅力的な環境を作り出す必要がある」

    実際、アストンマーティンは2018年からレッドブルのタイトルスポンサーを務めることになっており、2021年からエンジンサプライヤーとしてF1に参入することに前向きな考えを示している。

    ロス・ブラウンは、F1は2021年のエンジンルールを簡素化することが重要だと述べた。

    「絶対にそうするべきだ。今日のパワーユニットでは自動車メーカーを関心を持たない。安価で容易にしなければならない」

  • ポルシェ、LMP1エンジンの開発を継続・・・F1参戦の噂には沈黙

    ポルシェ、LMP1エンジンの開発を継続・・・F1参戦の噂には沈黙

    ポルシェは、FIA 世界耐久選手権(WEC)のLMP1クラスから撤退するが、計画されていたLMP1エンジンの開発作業を継続している。しかし、F1参戦の噂には沈黙を貫いている。

    ポルシェは、今シーズン限りでプロトタイプスポーツカーでのレースから撤退し、2019/20シーズンから参戦するフォーミュラEに焦点を移行していく。

    その一方で、ポルシェは2021年の新しいF1エンジンレギュレーションにも関心を持っており、LMP1チームの監督を務めたアンドレアス・ザイドルは、F1エンジンの会議に参加している。

    ポルシェは、LMP1からの撤退を発表した時点で、すでに新型LMP1エンジンの開発に4か月を費やしていた。そして、30名がヴァイサッハの拠点でまだこのプロジェクトに取り組んでいる。

    「LMP1を継続することになった場合、新しいエンジンを造らなければならないことは明白だった。我々の4気筒エンジンが限界に達していることはわかっていた」とポルシェ LMP1担当副社長のフリッツ・エンツィンガーはコメント。

    「我々は4月に6気筒エンジンの開発を開始した。当然のことながら、我々はそれを完成させたいと思っている」

    「我々はそれをやっていくことになる。完全なエンジンを開発する義務はないので、最初は単気筒エンジンになるだろう」

    そのプロジェクトは将来的にF1に参戦する計画の一部になるかと質問されたフリッツ・エンツィンガーは「そのような指示はない。今はこれ以上のことは言えない」

    ポルシェのオリバー・ブルーメ社長は、エンジンプロジェクトは、主に同社の将来の市販車の研究開発に焦点を置いたものだと強調する。

    ポルシェは、LMP1エンジンですでに40%以上の熱効率を達成しているが、今年初めにメルセデスがダイナモでF1エンジンで到達した50%を目標としていると理解されている。

    オリバー・ブルーメは「F1についてコメントするつもりはない」と述べた上で、ポリシェのモータースポーツの将来については“多くの解釈”があると付け加えた。

    「今のところ、我々はフォーミュラEに集中している。ポルシェでは、会社に過剰なストレスを与えないように常に1つのことに集中するようにアドバイスしてきた」

    「ヴァイサッハには新しい設計部門に直接接続されt新しい風洞があり、モデルは常に風洞を参照しながらテストされている。ドライブトレインテストの新しい部門も近い将来に建設されるし、エレクトロニクスを統合した部門を構築している」

    「10年前にヴァイサッハを見た人はもはや認識できないだろう」

    ポルシェのエンジンチームは、親会社のフォルクスワーゲン・グループから支援を受けており、元フォルクスワーゲンWRCでエンジン責任者を務めたドナタス・ヴィッチェルハウスもプロジェクトに関わっていると Autosport は報じている。

    しかし、ドナタス・ヴィッチェルハウスは現時点でモータースポーツで使用するための開発という話はないと語る。

    「我々は将来の市販車スポーツカーのための燃焼システムをテストするために単気筒エンジンの開発から開始している」

    「それがモータースポーツで使われるかどうかはその次の話となるし、現時点で議論されていない」

    「このようなシステムはすでにレースで使用されているが、我々はさらに効率化を図っている。それは我々は常に成功を収めてきたことだ」

  • ポルシェ、3回のル・マン優勝を成し遂げたWECに別れを告げる

    ポルシェ、3回のル・マン優勝を成し遂げたWECに別れを告げる

    ポルシェのLMPチームは、バーレーンにおける最終戦で2つの表彰台を飾り、FIA世界耐久選手権(WEC)に別れを告げた。

    2週間前に世界チャンピオンの座についたアール・バンバー/ティモ・ベルンハルト/ブレンドン・ハートレー組は、トラブルに見舞われながら、2017年シーズンの最終戦を2位でゴールした。今年のル・マン覇者たちは、序盤からトラブルに見舞われて後退しながらも、見事に巻き返した。

    ポールポジションからスタートしたニール・ジャニ/アンドレ・ロッテラー/ニック・タンディ組も、衝突とペナルティで後退を余儀なくされたが、ロッテラーがファステストラップを打ち立てて3位でゴールした。このナイトレースはトヨタが優勝を飾った。

    フォルクスワーゲン・グループCEOのマティアス・ミューラーがグリーンフラッグを振ってスタートしたこのレースによって、ポルシェのモータースポーツの歴史において最も成功を収めた1章が幕を閉じた。2015年から今日まで、ポルシェLMPチームはル・マン3連覇に加え、マニュファクチャラーズ選手権の3連覇を飾り、ポルシェ919ハイブリッドのドライバーはドライバーズ選手権タイトルを3回獲得した。919ハイブリッドは、2014年のデビュー以来、34戦中17勝を挙げ、そのうち7回は1-2フィニッシュだった。さらに20回のポールポジション、13回のファステストラップを達成した。

    オリバー・ブルーメ (ポルシェAG社長)
    「これまでル・マンを3連覇したポルシェ チームはありませんでしたが、このチームはそれを達成しました。チームに感謝し、チーム全員を誇りに思います。彼らは、大変な努力、一貫性、そして適切なアプローチによって偉業を成し遂げました。これは、ポルシェブランドが約70年にわたって築いてきた精神を象徴しています。フリッツ・エンツィンガーとアンドレアス・ザイドルのチームは新しい挑戦に取り組み、2019年末から6シーズン目となるフォーミュラEに参戦します」

    ミヒャエル・シュタイナー (ポルシェAG研究開発担当役員)
    「ポルシェ919ハイブリッドの最後のレースエントリーで一つの時代が終わります。私達は、ポルシェの歴史において、発明力、経験、および勇気が成功を収める高度に複雑なレーシングカーを造り出すことを繰り返し証明してきました。919は、4年間に可能なほぼ全てを達成し、ハイブリッドの卓越したパワーを実証しました。効率的なエンジンとパワフルなエレクトリックドライブは919ハイブリッドによって新たな水準に達しました。そして、私達のロードスポーツカーも並行して同じ道を進みます」

    1号車のレース運び
    ティモ・ベルンハルトによる4回のル・マンのスタートと同様に、スターティングドライバーのニール・ジャニは、1周目と、5周目終盤のセーフティカー後のリスタートでトヨタの前に立つが、19周目にトヨタ8号車、20周目トヨタ7号車に首位を奪われる。30周後に、3番手のジャニは給油する。トヨタ7号車のドライバーチェンジとタイヤ交換によって2番手に浮上するものの、48周で新品のタイヤを装着したトヨタ7号車に抜かれる。3番手のジャニは61周の後にニック・タンディと交代。タンディは92周で給油し、フルサービスのためにピットインしたトヨタ7号車をかわす。2番手のまま、124周で再度給油し、タイヤ交換をせずに首位に立つ。しかしわずか6周後に、周回遅れの車両との衝突で左フロントタイヤをパンクし、ピットに戻る。フロントエンドを交換して、131周でアンドレ・ロッテラーに交代し、161周の後、タンディの衝突によるストップ・アンド・ゴー・ペナルティを受けて、162周で給油とタイヤ交換。193周の終盤に、1周の差をつけられたロッテラーが猛烈にダッシュする中、トヨタが199周でチェッカーフラッグを受けた。

    2号車のレース運び
    ティモ・ベルンハルトは、3番手のスタートから2番手に上がるが、3周目に落下したコース内のボラードに乗り上げて、ボラードが車の下部に挟まる。しかし、セーフティカーの導入時にはそのことに気づかず、7周目終盤にベルンハルトがピットインしてボラードを取り除く。ノーズを交換して給油し、ほぼ1周遅れとなる。37周後に、4番手でブレンドン・ハートレーに交代し、68周で給油した後も4番手を守る。96周終盤のフルコース・イエロー中に、タイヤを交換してアール・バンバーに交代、トヨタ7号車が衝突した部分の修理をしたためバンバーが3番手に浮上した。177周で最後の給油を行い、3番手を維持したまま、150周でベルンハルトがコクピットに戻った。177周で最後の給油を行い、2013年にポルシェ919ハイブリッドの最初のテストシャシーのステアリングを握った彼が、最終スティントを走り、トップから1周遅れの2位でゴールした。

    フリッツ・エンツィンガー (LMP1担当副社長)
    「今日で成功の一時代の幕が閉じました。皆さんに感謝します。最初に、プロジェクトを私に任せ、大きなサポートと励ましを与えてくれた取締役会に感謝します。個人的には、2014年のサンパウロの初優勝で自信を得ることができました。最高のパフォーマンスを示してあらゆるチャンスを掴んでくれたドライバーの皆さんありがとうございます。最終的に34戦中17勝を獲得し、このプロジェクトのために過酷な作業と喜びを分かち合ってくれたチームの全員に感謝します。レースで優勝を求める皆の強い眼差しは私にとって最高の歓びでした。チーム監督のアンドレアス・ザイドルにもお礼を申し上げます。過去2年間、アンドレアスは監督とテクニカルディレクターとして見事に2つの役割を果たし、彼の指示で開発した最初の919が世界選手権のタイトルを獲得しました。そして最後に、ポルシェのような会社が存在することは素晴らしいことです。ポルシェとともに過ごした6年間を一言でいうとしたら、『夢を生きることができました』。プロジェクトと舵取りをする上での大きな自由をありがとうございました」

    アンドレアス・ザイドル (チーム監督)
    「過去4シーズンにわたって、大きなライバルとなったトヨタの優勝におめでとうの言葉を述べます。こことヴァイザッハにいるチーム全体、ドライバー、感動的な4年間のパートナーに感謝します。今回が919ハイブリッドにとっての最終戦となりました。この技術の粋を結集させたレーシングカーによって達成することができた成功を誇りに思います。来年は、これらのイノベーションションを特別イベントで祝いますが、詳細はこれからの発表になります」

    ニール・ジャニ (919ハイブリッド1号車 ドライバー)
    「スタートは順調で、序盤はトヨタとほぼ互角のペースでした。しかし、トラフィックに巻き込まれて、徐々にリードを広げられました。今日はブーストを本当に楽しむことができたし、このような駆け引きもこれが最後です。最終戦のために全力を尽くしました。大勢のすばらしい人たちとともに、このような大きなプロジェクトに参加できて光栄でした」

    アンドレ・ロッテラー (919ハイブリッド1号車 ドライバー)
    「私のスティントはスムーズでした。919はすばらしく、今日は走行を楽しむことができました。終盤に少しトラブルがあって、周回遅れのLMP2に阻まれてタイヤにフラットスポットが発生しました。レース序盤での接触が残念でしたが、今シーズン全体が不運の連続だったので気にはしていません。WECレースに参戦できたこと、そしてこのすばらしい車で走れたことをうれしく思います。919は大きな成功を収めました。ポルシェともにレースに参加できて幸せでした」

    ニック・タンディ (919ハイブリッド1号車 ドライバー)
    「レースを楽しむことができました。全力を尽くして戦いました。同じタイヤで3つのスティントを走り、成功しました。残念ながらレース中盤に他車との接触があり、ミスで両方の車がパンクして後退しました。さらにペナルティによって状況が不利になりましたが、ベストを尽くしました。今日はトヨタとハードな戦いになることはわかっていました。今シーズンを通して、ニールとアンドレ、そしてこのチームと走ることができて光栄でした」

    アール・バンバー (919ハイブリッド2号車 ドライバー)
    「不運にもティモが序盤にピットストップをとらなければならず、後退しました。しかし、諦めることなく気持ちを維持して、私のスティントはトラブルもありませんでした。何周目かを数えながら、この過酷なレースの最終戦を楽しむことができました。919プロジェクト全体を通して今日は最高に楽しい一日でした。ポルシェは、ル・マンの919ハイブリッドためにカレラカップから私と言うドライバーを選抜してくれました。ピラミッドシステムを信頼してこのようなチャンスを与えてくれたポルシェの皆さんに感謝します。プロジェクトを通して熱心に作業してくれたヴァイザッハの皆さん、ありがとうございます。最高水準のモータースポーツで、ポルシェのドライバーになれたことを光栄に思います。レースの水準を引き上げてくれたトヨタの皆さん、優勝おめでとうございます」

    ティモ・ベルンハルト (919ハイブリッド2号車 ドライバー)
    「スタートは上々でした。トヨタを抜いて、ニールに引き継ぎました。その後、残念ながらボラードを拾ってしまい、大きな遅れをとりました。残念に思います。しかし結果は2位でした。すばらしい一つの時代が終わりました。プログラムの始動から今日のレースの最終ラップまでこのプログラムに参加できたことを栄誉に思います。すばらしいクルー、すばらしい人たち、そしてチームメイト。彼らのことを忘れることはありません。このプログラムは僕のキャリアのハイライトです」

    ブレンドン・ハートレー (919ハイブリッド2号車 ドライバー)
    「今日は、早い段階で優勝争いから脱落しました。ティモは不運にも序盤にピットストップを余議なくされ、コースの真ん中に落ちたボラードに当たったのは彼のミスではありません。それで不利にはなりましたが、ゴールまでのスティントは順調でした。今日は両方が表彰台を獲得しましたが、気持ちは複雑です。このプログラムに参加できたことを栄誉に思います。そして忘れることはないと思います」

  • ポルシェ、2018年以降もブレンドン・ハートレーとの契約関係を維持

    ポルシェ、2018年以降もブレンドン・ハートレーとの契約関係を維持

    ポルシェは、2018年にブレンドン・ハートレーがトロ・ロッソからF1にフル参戦しても契約関係を維持していくことを明らかにした。

    2014年からポルシェのワークスドライバーとしてFIA 世界耐久選手権(WEC)のLMP1クラスに参戦するブレンドン・ハートレーは、2度のドライバーズ選手権を獲得し、今年はル・マン24時間レースでも総合優勝を果たしている。

    ポルシェが今シーズン限りでLMP1プログラムの終了を発表した際にはチップ・ガナッシとのインディカー契約に近づいていたブレンドン・ハートレーだが、F1アメリカGPでトロ・ロッソから電撃F1デビューする機会を得たのち、2018年はF1フルシーズンを戦うことになった。

    ポルシェLMP1チームとして最後のWECラウンドとなるバーレーンで、ブレンドン・ハートレーが2018年にトロ・ロッソと契約したことがポルシェのハートレーのステータスに影響を与えるかと質問されたチーム代表のアンドレアス・ザイドルは「実際にはそうではない」と Autosport にコメント。

    「当然、彼はかなり忙しいスケジュールとなるので、我々のためにやれることに関していくつか制限がある。だが、我々には共に築いてきた歴史があるので、もちろん、続けたいと思っている」

    「ポリシェのモータースポーツ内のプログラムは巨大であり、来年もブレンドンがポルシェファミリー内で多くの機会がある」

    ポルシェのLMP1プログラムは、2019/20シーズンのフォーミュラE参戦に移行されるが、GTプログラムに関してはWECで継続されることになっている。また、ポルシェはアメリカを拠点としてIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権にもGTカテゴリーにワークス参戦している。

    ブレンドン・ハートレーがポルシェでGTレースに参戦する可能性について質問されたアンドレアス・ザイドルは「可能性はあるかもしれない。もしくは919ハイブリッドなどのトリビュートで彼を起用するかもしれない」とコメント。

    アンドレアス・ザイドルは、ブレンドン・ハートレーは、ポルシェと“ワークスドライバー契約”を結んだままでフォーミュラEに参戦するアンドレ・ロッテラーとニール・ジャニと同じステータスになると説明した。

    ブレンドン・ハートレーは、F1と並行してスポーツカーに参戦することについては“まだ考える機会がない”と語っている。

    ポルシェのレーシングプログラムを継続することに関心はあるかと質問されたブレンドン・ハートレーは「100%あると。でも、コメントはしたくない。F1での初年度は学ばなければならないことがたくさんある。可能であれば、毎週末レースをしたいけど、F1が最優先だ」と述べた。

  • 【WEC】 ポルシェ LMPチームのサクセスストーリー

    【WEC】 ポルシェ LMPチームのサクセスストーリー

    ポルシェは、今シーズン限りでWEC(FIA 世界耐久選手権)のLMP1クラスでの活動から撤退し、フォーミュラEに参戦する。

    ポルシェは、2014年よりLMP1クラスにポルシェ 919ハイブリッドで参戦。これまでの33戦で、ポールポジション×19、優勝×17、うちワンツーフィニッシュ×7、レースファステストラップタイム×12、世界選手権タイトル×6(マニュファクチュアラー×3、ドライバー×3)を達成している。

    また、ル・マン24時間レースにおいては、2015年、2016年、2017年と3連覇を果たした。

    2011年末
    スタッフの採用を開始(当時の状況:フリッツ・エンツィンガーと5名の従業員)。

    2012年
    オフィス棟およびサービス工場を建設。最初のドライバー、ティモ・ベルンハルトおよびロマン・デュマを発表。

    2013年6月12日
    ヴァイザッハにおいて初代919ハイブリッドの初テストドライブ。ドライバーはティモ・ベルンハルト。

    2013年
    世界各地のサーキットでテスト。並行してヴァイザッハで1,053回に及ぶピットストップの練習などを実施。ドライバーは、ニール・ジャニ、マーク・ウェバー、ブレンドン・ハートレーおよびマーク・リーブを発表。LMP1担当副社長のフリッツ・エンツィンガーを中心としたチームが230名に。アレクサンダー・ヒッツィンガーがテクニカルダイレクター、アンドレアス・ザイドルがチーム代表に就任。

    2014年2月
    ドライバーの組み合わせを確定。ベルンハルト/ハートレー/ウェバー組、デュマ/ジャニ/リーブ組。

    2014年3月4日
    ジュネーブモーターショーでポルシェ919ハイブリッドと911 RSRを公開。

    2014年4月20日
    デビュー戦で表彰台へ。シルバーストン6時間レースでベルンハルト/ハートレー/ウェバー組が3位入賞。

    2014年5月2日
    2戦目にして初のポールポジション獲得。スパ・フランコルシャンでジャニ/リーブ組が予選を支配。

    2014年6月15日
    ル・マン:マルク・リーブが総合11位でゴール。レース終了2時間前には4位ポジションで走行するも、ギアボックス修理のため長時間のピットストップ。ほぼ同時に、レース2位のマーク・ウェバーがエンジントラブルでリタイヤ。両方の919ハイブリッドとも、レース序盤からトラブルに見舞われたものの(カーナンバー14は燃料システム、カーナンバー20はサスペンション)、見事な追い上げを見せた。レース終盤にかけて、カーナンバー20が長時間に渡って首位を走行。

    2014年10月12日
    富士スピードウェイで、初めて919がレース中のファステストラップを記録(ウェバー)。

    2014年11月15日
    初めて2台の車両が表彰台を獲得。バーレーンにおいて、デュマ/ジャニ/リーブ組が2位、ベルンハルト/ハートレー/ウェバー組が3位を獲得。

    2014年11月25日
    2015年のスパおよびル・マンに3台目のポルシェ919ハイブリッドを投入すると発表。

    2014年11月
    2015年のスパおよびル・マンにおける3台目の919ハイブリッドのドライバーとしてニコ・ヒュルケンベルクと契約。

    2014年11月29日
    初めて2台の919がフロントローを独占。サンパウロ戦で、ベルンハルト/ウェバー組が919ハイブリッドにとって4回目のポールポジションを獲得。

    2014年11月30日
    サンパウロ戦で、デュマ/ジャニ/リーブ組が919で初優勝。これはデビューシーズンにおける6回目の表彰台で、残り30分時点でマーク・ウェバーが激しい事故に見舞われた状況下でのドラマチックな勝利であった。幸いウェバーは大きなケガもなく難を逃れた。

    2014年12月15日
    2015年型ポルシェ919ハイブリッドがヴァイザッハのテストコースに初登場。ドライバーはマーク・リーブ。

    2015年2月5日
    パリにおいて、ポルシェは3台目の919ハイブリッドのドライバーとしてアール・バンバーとニック・タンディを発表。

    2015年3月26日
    ポール・リカール・サーキットで第2世代ポルシェ919ハイブリッドを公開。

    2015年4月12日
    シルバーストン戦において、2台の919がフロントローを独占。ベルンハルト/ハートレー/ウェバー組がポールポジションを獲得するも決勝は途中リタイヤ。デュマ/ジャニ/リーブ組は2位入賞。

    2015年5月2日
    スパ戦で、ル・マンのリハーサルも兼ねて初めて3台の919を投入。これら3台が予選でトップ3を独占、ポールポジションはベルンハルト/ハートレー/ウェバー組。彼らは、デュマ/ジャニ/リーブ組に続く3位でゴール。LMP1初挑戦のバンバー/ヒュルケンベルグ/タンディ組は6位を獲得。

    2015年6月10日
    ル・マンの予選1回目で、2台の919が7年破られる事のなかった予選記録を更新。最速はジャニの3分16秒887で、2位はベルンハルト。

    2015年6月11日
    タンディが夜間の予選2回目に3台目の919で3位を獲得。

    2015年6月14日
    バンバー/ヒュルケンベルク/タンディ組が、ポルシェのル・マンにおける17回目の総合優勝を飾る。ベルンハルト/ハートレー/ウェバー組が2位でワンツーフィニッシュを達成。これはポルシェにとって1971年、1987年、1998年に続く4回目。デュマ/ジャニ/リーブ組は5位でフィニッシュ。世界選手権3戦を終了し、ル・マンにおいてダブルポイントを獲得したポルシェが世界選手権のマニュファクチュアラー部門をリード。

    2015年8月30日
    ドイツ初のWECで再びワンツー優勝を達成。ベルンハルト/ハートレー/ウェバー組がニュルブルクリンクで優勝、数回のストップアンドゴーペナルティが課されたにも関わらず、デュマ/ジャニ/リーブ組が続いてフィニッシュ。予選では、この順は逆だった。919の新型エアロキットが強力なダウンフォースを獲得した。

    2015年9月19日
    オースティン戦で、2番手グリッドからスタートしたベルンハルト/ハートレー/ウェバー組が優勝。ポールポジションはデュマ/ジャニ/リーブ組が獲得、しかし電子制御系のトラブルで決勝5位の結果。

    2015年10月11日
    天候の問題に悩まされたものの富士スピードウェイで3回目のワンツーフィニッシュを達成。ベルンハルト/ハートレー/ウェバー組に続き、デュマ/ジャニ/リーブ組がフィニッシュ。この2台の919は、同じ順位でスタート。レース終了直前に順位が入れ替わったため、ベルンハルト/ハートレー/ウェバー組が世界選手権のドライバー部門の首位に立った。

    2015年11月1日
    最終戦を残した状態で、ポルシェのマニュファクチュアラー部門の優勝が確定。上海戦でベルンハルト/ハートレー/ウェバー組が4勝目、デュマ/ジャニ/リーブ組が2位を獲得したため、ポルシェのチャンピオンシップタイトルが確定。ポールポジションはベルンハルト/ハートレー/ウェバー組が獲得。

    2015年11月21日
    バーレーンのシーズン最終戦でポルシェはシーズン6連勝を達成し、ドライバー部門のタイトルを獲得。5位のベルンハルト/ハートレー/ウェバー組は世界選手権のドライバー部門タイトルを獲得。デュマ/ジャニ/リーブ組は、待望のシーズン初優勝。レースはスリルに溢れる展開。最速のアウディを13ポイントリードするベルンハルト/ハートレー/ウェバー組は、ポールポジションからスタート。しかし、その30分後、同組は修理のため長時間のピットストップを行い、最後尾から5位まで激しく追い上げ。バーレーンでは、もう1台の919ハイブリッドが最速のアウディからリードを奪い、決定的な選手権ポイントを獲得。2015年シーズン、フロントローからスタートしたのは919のみだった。

    2016年3月23日
    ポール・リカール・サーキットで新開発された919を発表。成功を収めたドライバーのラインナップは変更なし。

    2016年4月17日
    シルバーストン開幕戦でデュマ/ジャニ/リーブ組(4番手グリッド)が2位でフィニッシュ。しかし、カーナンバー7のアウディが失格となり、繰り上げ優勝。ジャニがファステストラップを記録。ベルンハルト/ハートレー/ウェバー組(3番手グリッド)は、周回遅れの車両をオーバーテイクする際に事故に見舞われ(ハートレー)2時間でリタイヤ。

    2016年5月7日
    スパ戦で、ハイブリッドのトラブルにも関わらず、デュマ/ジャニ/リーブ組が2番手スタート、2位でフィニッシュ。ベルンハルト/ハートレー/ウェバー組はタイヤの損傷によってLM P1-Hクラスで5位。ポールポジションからのスタート後、ハートレーがレースファステストラップを記録。

    2016年6月19日
    数時間におよぶトヨタとの一騎打ちの末、デュマ/ジャニ/リーブ組がポルシェの18回目の総合優勝を獲得。フィニッシュはドラマチックだった。トヨタを駆る中嶋一貴が残り1周でストップ。ベルンハルト/ハートレー/ウェバー組は、長時間の修理(ウォーターポンプ)によって遅れ総合13位でフィニッシュ。ジャニとベルンハルトが先頭グリッドからスタート。

    2016年7月24日
    ホームのニュルブルクリンクで、ベルンハルト/ハートレー/ウェバー組が3番手スタートから前年に続き優勝。予定外のピットストップを数回行ったデュマ/ジャニ/リーブ組(4番手グリッド)は4位でフィニッシュ。彼らは、世界選手権のドライバー部門のリードを防衛。

    2016年9月3日
    ベルンハルト/ハートレー/ウェバー組がメキシコシティで初開催となったWECで4番手スタートから、優勝。ハートレーがファステストラップを記録。デュマ/ジャニ/リーブ組は、変化する条件に対応したタイヤ戦略が失敗、トラフィックでアクシデントに見舞われた。結局4位フィニッシュとなったものの、チャンピオンシップのリードを広げた。

    2016年9月17日
    オースティンの熱帯性の気候条件のもと、ベルンハルト/ハートレー/ウェバー組が3番手スタートから3連勝目を獲得。デュマ/ジャニ/リーブ組は5番手グリッドからスタート、長時間ダウンフォース不足に苦しみ、4位でフィニッシュ。チャンピオンシップのリードは守ったものの差は縮められた形となった。

    2016年10月16日
    最高の路面状態の富士スピードウェイで、919がフロントローを奪還。ベルンハルト/ハートレー/ウェバー組が2番手グリッド、デュマ/ジャニ/リーブ組が6番手グリッド。ポールポジションのライバルとのタイム差は0.025秒。優勝したトヨタと2位のアウディの差は1.4秒。ベルンハルト/ハートレー/ウェバー組は3位フィニッシュ、チャンピオンシップをリードしていたデュマ/ジャニ/リーブ組は5位でさらにアドバンテージが減少。木曜日にウェバーがこのシーズンを最後に引退することを発表したため、このウィークエンドは感動的なものとなった。ウェバーはポルシェの特別アドバイザーとなる。

    2016年11月6日
    上海戦で、ベルンハルト/ハートレー/ウェバー組がポールポジションからスタート・トゥー・フィニッシュの優勝。ハートレーがレースファステストラップを記録。デュマ/ジャニ/リーブ組は6番手スタート、4位フィニッシュ。ポルシェが2年連続で世界選手権マニュファクチュアラー部門のタイトルを獲得。

    2016年11月19日
    ミッション完遂。WEC全9戦のバーレーン最終戦で、3番手グリッドからスタートしたデュマ/ジャニ/リーブ組がレース序盤のクラッシュにも関わらず6位でフィニッシュ、新たなドライバー世界チャンピオンに。ベルンハルト/ハートレー/ウェバー組(2番手グリッド)は決勝3位。

    2016年12月3日
    ポルシェがウェバー、デュマおよびリーブが去った後の2017年のWECおよびル・マンに向けた新たなドライバーラインナップを発表。ニール・ジャニが新アンドレ・ロッテラーと、LM P1に復帰するニック・タンディとカーナンバー1をドライブ。カーナンバー2に乗るのは、ティモ・ベルンハルト、ブレンドン・ハートレー、およびアール・バンバー(タンディと同様ポルシェ ワークスドライバー、2015年ル・マンで優勝、LM P1プログラムに復帰)。

    2017年3月31日
    イタリアのモンツァ・サーキットで改良型ポルシェ919ハイブリッドを公開。

    2017年4月16日
    WECのシルバーストンおよびスパの最初の2戦で、ポルシェは空力に計画的な妥協をし、ル・マン・パッケージを使用。シルバーストン戦ではバンバー/ベルンハルト/ハートレー組が予選4位、決勝2位。ジャニ/ロッテラー/タンディ組は3番手スタート、3位フィニッシュ。

    2017年5月6日
    スパ戦では、両方の919が事故に見舞われた。バンバー/ベルンハルト/ハートレー組がスローパンクチャーでタイムをロス。彼らは5番手スタートで、ハートレーがレースファステストラップを記録するなどして3位でフィニッシュ。ポールポジションからスタートしたジャニ/ロッテラー/タンディ組は、フルコース・イエローのタイミングが悪く4位。

    2017年6月18日
    土曜夕方に行ったモーター交換のための65分間のピットストップにも関わらず、バンバー/ベルンハルト/ハートレー組がポルシェの19回目のル・マン総合優勝を飾る。この3名は、懸命な努力の結果54位からポジションを上げて1位に。4番手グリッドからのスタート。ジャニ/ロッテラー/タンディ組は3番手グリッドからスタートし、10時間以上レースをリード。しかし、日曜日の11時9分、ロッテラーがドライブ中にエンジン故障のためリタイヤ。

    2017年7月16日
    2015年、2016年に続き、ポルシェは919ハイブリッドでニュルブルクリンク戦において3連勝。チャンピオンシップをリードするバンバー/ベルンハルト/ハートレー(2番手グリッド)が優勝、これにジャニ/ロッテラー/タンディ(3番手グリッド)が続いた。

    2017年9月3日
    メキシコシティで開催されたWEC第5戦は、ポルシェの独断場。バンバー/ベルンハルト/ハートレー組とジャニ/ロッテラー/タンディ組がフロントローからスタート、そのまま同じ順でワンツーフィニッシュを達成。ハートレーは6時間のレース中にレースファステストラップを記録。

    2017年9月16日
    オースティン戦では、ポルシェ チームはトヨタとの激戦の末、再度ワンツーフィニッシュを達成。ジャニ/ロッテラー/タンディ組がポールポジションからスタート、ジャニがファステストラップタイムを記録し、チャンピオンシップをリードするバンバー/ベルンハルト/ハートレー組に勝利を譲るまで、テキサスの地で長時間レースをリード。

    2017年10月15日
    富士スピードウェイで開催されたWEC全9戦中の第7戦で、バンバー/ベルンハルト/ハートレー組がポールポジションを獲得、ジャニ/ロッテラー/タンディ組がそれに続いた。決勝では、バンバーがファステストラップタイムを記録したものの、霧と雨に悩まされたレースで早い段階でレッドフラッグが出され、チャンピオンシップリーダー達は5位に終わる。もう1台の919ハイブリッドは3位でチェッカーフラッグを受けた。トヨタが地元でワンツーフィニッシュを達成。

    2017年11月5日
    上海インターナショナル・サーキットでバンバー/ベルンハルト/ハートレー組が2位、ジャニ/ロッテラー/タンディ組が3位でフィニッシュ。これによって、バンバー、ベルンハルト、ハートレーの世界選手権ドライバー部門タイトル、およびポルシェのマニュファクチュアラー部門タイトルが確定。

  • ブレンドン・ハートレー、2017年のWECチャンピオンを獲得

    ブレンドン・ハートレー、2017年のWECチャンピオンを獲得

    トロ・ロッソのブレンドン・ハートレーが、チームメイトのティモ・ベルンハルト、アール・バンバーとともに2017年のWECチャンピオンに輝いた。

    11月5日(日)、上海国際サーキットでWEC 第8戦 上海6時間レースが行われ、ブレンドン・ハートレーが駆るポルシェ 919ハイブリッド 2号車は2位でフィニシュ。最終戦を残して2017年のドライバーズタイトルを確定させた。

    ブレンドン・ハートレーは、F1アメリカGPでピエール・ガスリーの代役としてトロ・ロッソから急遽F1デビュー。この4週間は、日本でWEC、アメリカとメキシコでF1、中国でWECを戦い、これからF1のためにブラジルへ移動と多忙な日々を過ごしている。

    ブレンドン・ハートレーは、残りの2戦でもトロ・ロッソでF1を戦うことが決定している。

    一方、ポルシェは今シーズン限りでLMP1クラスでの活動を終了。2018/2019シーズンからフォーミュラEへと参戦することが決定している。

    2014年からポルシェでWECを戦ってきたブレンドン・ハートレーは、ポルシェがWECから撤退するのは悲しいことだと認める。

    「(ポルシェの)LMP1が終わることは僕たち全員にとって本当に悲しいことだ」とブレンドン・ハートレーはコメント。

    「僕たち全員が、この素晴らしいクルマでの最後のラップを楽しんでいると思う。僕たちはこの4年間でクルマを発展させてきた。ドライブするのは本当にアメージングだ」

    「4輪駆動、1000馬力のハイブリッドテクノロジーだ。本当に喜びだ。僕たちはそれを最大限に生かして、堂々とフィニッシュしたい」

    ブレンドン・ハートレーは、将来については考えずに、F1で自分の能力を発揮することに集中していると語る。

    「将来に関して、まだ何も確認できていない」とブレンドン・ハートレーはコメント。

    「僕がコントロールできないことかもしれない。僕がコントロールしているのは、改善を続け、良い仕事をいていくことだ」

    「あまり先のことには集中しないようにしているし、とにかくドライビングに集中している。それは大きな仕事だ。クルマはかなり速いし、最大限に生かすには本当に複雑だ」

  • ポルシェ、レッドブル・レーシングを買収してF1ワークス参戦の噂

    ポルシェ、レッドブル・レーシングを買収してF1ワークス参戦の噂

    ポルシェが、レッドブル・レーシングを買収し、F1に新たなエンジンレギュレーションが導入される2021年からワークスチームとしてF1に参戦すると報じられている。

    ポルシェは、今年7月に今シーズン限りでFIA 世界耐久選手権のLMP1クラスから撤退し、2019年よりフォーミュラEに参戦することを発表。その一方で、2021年のF1エンジン規約を検討する会議に代表団を派遣している。

    ポルシェの財務・IT担当役員でもあるルッツ・メシュケは、2021年に改訂されるF1レギュレーションにもとでエンジンサプライヤーとしてF1に復帰することを本格的に検討していることを認めており、F1イタリアGPが開催されたモンツァ・サーキットを訪れ、ロス・ブラウンを含めたF1上層部と会談を行っている。

    ルッツ・メシュケは、技術的な要素を低下させたツインターボV6に移行するという2021年以降のF1エンジンレギュレーションの動きについて「我々はF1のコストを削減しなければならない。そして、それはその目標に到達するための良い方法だ」とコメント。ポルシェは、すでに開発中の“高効率エンジン”がF1プロジェクトのベースになる可能性を否定していない。

    一方、2005年にF1に参戦したレッドブルは、F1で4度のダブルタイトルを獲得。過去10年間のF1プログラムによるマーケティング目標を達成し、もはや姉妹チームのトロ・ロッソと合わせて2つのF1チームの運営に莫大なコストをかける必要性をもはや感じてないかもしれない。

    ポルシェがチームを買収してワークス化した場合でも、レッドブルはチームのスポンサーとして現状ほどのコストをかけずにマーケティング活動を継続することは可能となる。

    噂によると、ポルシェワークスとなっても、拠点は現在を同じミルトンキーンズとなり、クリスチャン・ホーナーが引き続きチーム代表を務め、テクニカルチームもエイドリアン・ニューウェイが率いることになるという。

    すなわち、チームはオーナーシップが変更になるだけで、ポルシェという自動車ブランドからワークスエンジンを得るだけであり、ミルトン・キーンズとヴァイサッハとの関係は、ルノーにおけるエンストンとヴィリーと同じような関係になるという。

    レッドブルは、ルノーからパワーユニット供給を受けているが、ワークスルノーは5か年計画でチャンピオンシップに返り咲くことを目指しており、いずれ限界が訪れることになるかもしれない。

    姉妹チームであるトロ・ロッソは、2018年からホンダのF1パワーユニット供給を受けることになるとされている。現状では、トロ・ロッソでのホンダのパフォーマンスを評価した後、親チームであるレッドブルもホンダに切り替えることを検討しているとされている。

    だが、パドックでは、トロ・ロッソが2018年にホンダと組むという決断は、レッドブルがホンダにトロ・ロッソを売却することを考えている可能性があるからだともされている。

    ポルシェによる買収が実現し、レッドブルがスポンサーとしてF1活動をしていくと決定した場合、レッドブルとトロ・ロッソは完全に異なる道を歩むことになるかもしれない。

    関連:トロ・ロッソ、ホンダのF1パワーユニットを搭載するメリットは!?

  • ポルシェ、2021年のF1参入を本格検討 … 上層部がF1イタリアGPを視察

    ポルシェ、2021年のF1参入を本格検討 … 上層部がF1イタリアGPを視察

    ポルシェは、2021年に改訂されるレギュレーションのもと、エンジンサプライヤーとしてF1に復帰することを本格的に検討していることをポルシェの執行役員副会長を務めるルッツ・メシュケは認めた。

    ポルシェの財務・IT担当役員でもあるルッツ・メシュケは、F1イタリアGPが開催されたモンツァ・サーキットを訪れ、ロス・ブラウンを含めたF1上層部と会談を行った。

    ポルシェは、2017年末でLMP1プログラムを終了。F1予算に相当するWECへの投資から十分なリターンを得られないと判断した。

    ポルシェは2019/2020シーズンからフォーミュラEにワークス参戦することを発表しているが、その一方で、2021年のF1エンジン規約を検討する会議に代表団を派遣している。

    F1は、2021年からより安価でシンプルなテクノロジーへの動きを奨励している。

    「F1は適切な場所のひとつだ」とルッツ・メシュケは Autosport にコメント。

    「皆さんがご存じのように、フォーミュラEは現在の我々にとって非常に重要だ。そして、F1は常に検討するに値するトピックだ」

    「我々は新しいエンジンに関してかなり良い議論をしていると思っている」

    ポルシェは、1991年にフットワークとの散々な戦いの後、F1グリッドから離れて言える。しかし、ポルシェはF1のサポートレースであるスーパーカップを開催しており、F1組織との商業的なリレーションを維持してきた。

    技術的な要素を低下させたツインターボV6に移行するというF1の計画はポルシェを引きつける可能性はあるかと質問されたルッツ・メシュケは「その通りだ。我々はF1のコストを削減しなければならない。そして、それはその目標に到達するための良い方法だ」とコメント。

    ルッツ・メシュケは、ポルシェ内でのF1での議論は“サプライヤーになることを中心”になされており、ワークスチームを構成することは議題には上がっていないと付け加えた。

    ポルシェの潜在的なパートナーとしては、ハイブリッドに関して技術的な関係を築いてきたウィリアムズ、そして、ポルシェの親会社であるフォルクスワーゲン・グループと広範囲にわたって関係を築いているレッドブルが挙げられている。

    マクラーレンは、1983年から87年までTAGターボを通じてポルシェと強い歴史を築いていたが、現在はスーパーカー市場で競合している。

    F1の商業面の責任者であるショーン・ブラッチズは、F1の新オーナーであるリバティ・メディアは、2012年にポルシェの参入を歓迎すると述べた。

    「最終的に我々はより多くのエンジンメーカーとブランド、そして、チームがこのスポーツに参入し、魅力的なビジネス提案を作り出せるプラットフォームと環境を作り出そうとしている」とショーン・ブラッチズは Autosport にコメント。

    「我々のスポーツに伝統的なレーシングブランドであるポルシェが加わることは非常に価値があることだ」

  • 【WEC】 ポルシェ、他を圧倒する1-2フィニッシュ / 第5戦 メキシコ6時間

    【WEC】 ポルシェ、他を圧倒する1-2フィニッシュ / 第5戦 メキシコ6時間

    ポルシェのLMP1チームは、エルマノス・ロドリゲス・サーキット(メキシコシティ)で開催されたFIA世界耐久選手権(WEC)第5戦において、ポルシェ919ハイブリッドで他を圧倒する1-2フィニッシュを飾り、タイトル防衛に大きな前進を成し遂げた。

    優勝したのはル・マン覇者のアール・バンバー(ニュージーランド)/ティモ・ベルンハルト(ドイツ)/ブレンドン・ハートレー(ニュージーランド)組、2位はニール・ジャニ(スイス)/アンドレ・ロッテラー(ドイツ)/ニック・タンディ(英国)組だった。

    天気予報に反してドライコンディションが維持された白熱の6時間レースは、公正なレースによる結果が得られた。2台のポルシェ919ハイブリッドは終始、トヨタとの差を保ち、ブレンドン・ハートレーがファステストラップを打ち立てた。

    2014年シーズンの開幕以来、ポルシェ919ハイブリッドは30のレースに出場し、17回のポールポジション、6回の1-2フィニッシュを含む16回のレース優勝、10回のファステストラップを達成している。チームは2017年に、マニュファクチャラーズとドライバーズの両世界選手権でタイトル3連覇を目指している。

    マニュファクチャラーズ世界選手権において、第5戦が終了した現在、ポルシェは198ポイント、トヨタは141.5ポイントを獲得している。ドラバーズランキングでは、アール・バンバー/ティモ・ベルンハルト/ブレンドン・ハートレー(134ポイント)がトヨタとの差を41ポイントに広げている。ニール・ジャニ/アンドレ・ロッテラー/ニック・タンディは3位(64ポイント)。

    2週間後の9月16日には、FIA世界耐久選手権(WEC)第6戦がテキサス州オースティン(米国)のサーキット・オブ・ジ・アメリカズで開催される。

    1号車のレース運び
    2番手からスタートしたニック・タンディはポルシェ2号車のすぐ後に続き、40周で燃料補給、80周の後にアンドレ・ロッテラーに交代。ニック・タンディのピットレーン速度違反でストップ・アンド・ゴーペナルティを受けたアンドレ・ロッテラーは91周目で約20秒を失い、首位の2号車との差が広がる。120周で燃料補給し、160周の後にニール・ジャニに引き継ぐ。ニール・ジャニはピットレーンでトヨタ8号車をオーバーテイク。フルコースイエローを利用して181周で再度燃料補給とタイヤ交換を行い、190周目にトヨタ7号車もオーバーテイク。200周の後に2回目のフルコースイエローを利用して燃料を補給。終盤に予想された雨もなく、237周でニール・ジャニは少量の燃料補給のためにピットストップして3周後に2位でゴールした。

    2号車のレース運び
    ブレンドン・ハートレーはポールポジションから堅実に首位に立って3周目に1分25秒730のファステストラップを記録。39周で燃料補給し、79周の後にアール・バンバーに交代。アール・バンバーは119周で燃料補給と故障した燃費制御用フューエルフローメータの交換を行う。レース中盤の121周で1台目のトヨタを、136周で2台目のトヨタをオーバーテイク。159周でティモ・ベルンハルトに引き継ぎ、ティモ・ベルンハルトは182周でフルコースイエローを利用して燃料補給とタイヤ交換を行う。199周の後の2回目のフルコースイエローで、チームは早めのピットストップと燃料補給を決意。ティモ・ベルンハルトは30秒の大差をつけて首位を維持し、238周で少量の燃料を補給して240周で見事な優勝を飾った。

    フリッツ・エンツィンガー (LM P1担当副社長)
    「919ハイブリッドは圧倒的な力を見せて、フリープラクティスと予選はトップタイムを、今日は1-2フィニッシュを飾りました。このプロトタイプの見事な性能とチームのすばらしい活躍を目のあたりにしました。ここにいるチーム、ヴァイザッハの開発センター、そしてポルシェAGの皆さんに感謝します」

    アンドレアス・ザイドル (チーム監督)
    「ここいるチーム、そしてヴァイザッハのワークショップの皆と、すばらしい1-2フィニッシュを祝福したいと思います。ニュルブルクリンクのレースの後にバルセロナでハードなテストを行い、数週間にわたってポルシェ919をさらに改善しました。サーキットの温度変化のために今日は適切なタイミングで正しいタイヤを選択することが非常に重要になりました。ミシュランと一緒に、それを見事に成し遂げることができました。6名のドライバーにも感謝します。速いペースと果敢なオーバーテイクが求められたにもかかわらず2台の車はともに無傷で戻りました。気持ちを緩めず、明日からはオースティンで開催される次のレースの準備を始めます」

    ニール・ジャニ (ポルシェ919ハイブリッド1号車)
    「ポルシェにとってはこれ以上を望めないほどの最高の結果です。意外なことに今日のトヨタにはわずかなチャンスもありませんでした。トラフィックもかなりハードで注意が必要でした」

    アンドレ・ロッテラー (ポルシェ919ハイブリッド1号車)
    「ポルシェにとって輝かしい結果となりました。セカンドドライバーとして担当したダブルスティントも好調でした。あいにく、ニックがピットレーンを少し速く走りすぎて、ストップ・アンド・ゴーペナルティを受けました。それ以外はリズムに乗って車も順調に走りました」

    ニック・タンディ (ポルシェ919ハイブリッド1号車)
    「序盤のダブルスティントは順調でした。2台が協力してチームで首位を守りました。また、同時のピットインを避けるため燃料を節約してピットストップをずらしました。ピットレーンの速度違反以外は全てが順調でした」

    アール・バンバー (ポルシェ919ハイブリッド2号車)
    「すばらしい週末になりました。チームが最高の車を用意してくれたおかげでレースはスムーズに運びました。ポルシェ2台の接戦も期待していたので1号車のペナルティは残念でした。セカンドドライバーとしてダブルスティントは非常に順調でした」

    ティモ・ベルンハルト (ポルシェ919ハイブリッド2号車)
    「今日はポルシェLM P1チームにとってすばらしい1日です。良い週末になりました。919は一貫して速く、戦略も適切で見どころ満載のレースだったと思います。終盤は差も広がってコントロールは容易でした。喜びでいっぱいです。皆と大いに盛り上がりたいと思います」

    ブレンドン・ハートレー (ポルシェ919ハイブリッド2号車)
    「ポルシェ チームにとって最高の週末になりました。最初のセッションからスピードがあり、決勝でも絶好調でした。2台のポルシェはすぐにトヨタを引き離しました。予想を超えたペースでした。トラフィックがかなり危険なタイミングもあったので、その点では過酷なサーキットでした。公道コースのような最後のセクションは、ミスせずにゴールするために注意を要しました。アールとティモのドライビングも見事でした。我々はレース全体をコントロールして過剰な危険を冒す必要はありませんでした。メキシコは大成功だったので残りのレースが楽しみです」

    また911 RSRでGTE-Proクラスに参戦するポルシェワークスチームはリヒャルト・リーツ(オーストリア)/フレデリック・マコヴィエッキ(フランス)組が3位に、ミカエル・クリステンセン(デンマーク)/ケヴィン・エストル(フランス)が5位でチェッカーを受けた。この結果により、リヒャルト・リーツ/フレデリック・マコヴィエッキ組はGTE-Proクラスのドライバーズ選手権で2位に浮上した。

    またGTE-Amクラスにおいて、ポルシェ ヤングプロフェッショナルのマッテオ・カイローリ(イタリア)がステアリングを握るカスタマーチームのデンプシー・プロトン・レーシングが前戦のニュルブルクリンクに続いて今シーズン2勝目を挙げている。もう一台のカスタマーチームのガルフレーシングは同クラス3位に入賞し、今シーズン初めて表彰台に昇っている。