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  • ホンダ 「将来のF1パワーユニットは環境に優しく高効率であるべき」

    ホンダ 「将来のF1パワーユニットは環境に優しく高効率であるべき」

    ホンダのF1テクニカルディレクターを務める田辺豊治は、将来F1に導入されるべきF1パワーユニット(PU)についての見解を語った。

    2014年に導入された現在のV6ターボハイブリットは、元々2009年に考案された。F1は2021年のレギュレーション変更でエンジンの大幅な見直しを検討していたが、議論がまとまらずに2024年までほぼ同じ仕様が継続されることになった。

    F1カナダGPの金曜記者会見にはメルセデスのトト・ヴォルフとホンダの田辺豊治らが参加。2025年に求めるエンジンフォーミュラについて質問が飛んだ。

    トト・ヴォルフは「我々はテクノロジー以降の真っ只中にいると思う。少なくとも市販車側ではね。我々の大部分は大音量の伝統的なエンジンのファンであるが、それはテクノロジジーが進むべき場所ではないし、サスティナビリティ(持続可能性)に対する認識が向かうべき場所ではない」とコメント。

    「我々が次期のレギュレーションをほぼ安定したままにしたのは正しいことだと信じている。新しいフォーミュラを考え出すためには途方もない量の開発を引き起こすことになっただろうからね。また、次世代のパワーユニットが実際にどの位置にあるべきかははっきりとしていない」

    「ダイムラーの会長の話では、2030年までに我々のラインナップの50%がハイブリッドもしくは電気のどちらかになると思う。もし、それがテクノロジーの進むべき方向であるならば、我々は高いハイブリッドコンポーメント、再生可能エネルギー、もしくは電気を備えたようなエンジンを持つことになるかもしれない」

    「今日では20%あたりかもしれないが、その比率は50%になってくだろう。それがエキサイティングなエンジンである限り、サウンドについては取り組む必要があり、少なくとも話をする必要があるが、2025年以降はハイブリッドコンポーネントが増加すると考えている」

    続いて質問に答えた田辺豊治は「トトが言ったように今はある種の移行段階だと思っています。2021年のPUレギュレーションの議論は終わり、2024/2025年まで現在のコンセプトを維持します」と語る。

    「その理由のひとつとして、環境に優しく、持続可能で、高効率のPUを確認するという次のステップを見つけることができませんでした。もう一度議論し、やり直す必要があります。それがF1レースのPUテクノロノジーの原則であるべきことです」

    「我々はハイブリッドを維持しますし、その後、我々にできることは既存のF1パワーユニットの現在の原則を改善することです」

    トロロッソのF1チーム代表を務めるフランツ・トストは現在のF1パワーユニットは非常に高いレベルにあると語る。

    「現在のパワーユニットは非常に高い技術レベルにあると思っているが、残念ながら、それはパワーユニットに福生鷲位方法で伝わっていない」とフランツ・トストはコメント。

    「2つのエネルギー回生システムを備えた小さなエンジンであり、その全てのコンピーネントが未来のためのテクノロジーだ。なぜなら、このエンジンを使えば、普通の市販車でも、1~2リットルの燃料で100kmは走って、バッテリーが満タンの家に帰ってくるかもしれない」

    「誰もが電気自動車について話をしている。ただそのエネルギーはどこから得ているのか問いたい。コースに20台がいて、その後ろに50台のディーゼルアグリゲートが彼らのエネルギーを送っているフォーミュラEとは違う。シリアスな意見ではないが、偉大なマニュファクチャラーはフォーミュラEに行くか、電気自動車を製造している。私は彼らがそのエネルギーをどこから得ているのかを聞きたいだけだ」

    「私はF1のテクノロジーは未来のためのものだと思っている。トトが行ったように、おそらくハイブリッドコンポーネント、電気パーツは40%以上に増加するだろう。それは問題ではない。だが、テクノロジー自体は将来のための解決策になると思う」

  • マックス・フェルスタッペン 「問題はホンダのF1エンジンではない」

    マックス・フェルスタッペン 「問題はホンダのF1エンジンではない」

    マックス・フェルスタッペンは、今年のレッドブルの問題はホンダのF1エンジンではないと語る。

    今年、2回の表彰台を獲得しているマックス・フェルスタッペンだが、まだ勝利を狙える立場にはおらず、F1カナダGPでは予選での不運もあり、5位でフィニッシュするのが精一杯だった。

    「今年のレッドブルは、昨年のクルマほど良くない」とマックス・フェルスタッペンは Ziggo Sport にコメント。

    マックス・フェルスタッペンは、問題はホンダのF1エンジンが改善していないことではないと語る。

    「ホンダはうまくいっていると思う。でも、もちろん、常にもっと良くなることができる」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

    「何よりも、僕たちはクルマの改良にチームとして取り組んでいかなければならない」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は、ホンダはマックス・フェルスタッペンとの仕事に満足してると語る。

    「今のところ、我々はこのコラボレーションに非常に満足しています」と田辺豊治は Algemeen Dagblad にコメント。

    「マックスとのコミュニケーションは非常に良好ですし、エンジンを改善していくことが重要です。彼からのフィードバックは非常に単純で正確で明確です。それにより問題に取り組むことがはるかに容易になっています」

    「彼はそれが必要だと考えている場合にのみ何かを言いますが、それは我々たちにとっては問題ではありません。彼は必要な質問をし、問題を指摘しているだけです。それが彼のしていることです」とタナベは付け加えました。

    田辺豊治は、以前のルノー時代のようにマックス・フェルスタッペンがホンダを非難するようなことにはならないと考えている。

    「生産的であり続ける限り、マックスから感情的な発言が出てくるとは思っていません」と田辺豊治はコメント。

    しかし、レッドブル・ホンダがメルセデスとの差を縮める時期については正確な日付を挙げることは拒否した。

    「時間枠を設定することは依然として難しいです」と田辺豊治はコメント。

    「もちろん、メルセデスも静止していません。もちろん、ギャップがあるので、プッシュ続ける必要があります」

    「今の我々のパッケージは問題ないと思っています。もちろん、素晴らしいとは言えませんが、期待外れなわけでもありません」

    「今年の残りの間で、マックスはここに最高のパッケージがあることを納得させなければなりません。我々はマックスが今年また勝利することを目指しています」

    「彼は自分のマテリアルを最大限に活用する方法を知っています。エンジンサプライヤにとってそれは非常に素晴らしいことです」

  • ホンダF1 特集 | PUエンジニアの一日

    ホンダF1 特集 | PUエンジニアの一日

    ホンダF1のPUエンジニアを務めるクリス・ライト。レースウイークでは、どんな一日を過ごしているのか、慌ただしいスケジュールを説明した。

    5:45 – 起床
    レースウイークの金曜日は、いつも5:45に起きます。出発するのは6:30です。朝食はサーキットでとるので、ホテルで過ごす時間はそんなに長くないんです。身支度を整えたら、サーキットへ向かいます。

    カナダではレンタカーを利用して、自分たちで運転します。僕がハンドルを握りますが、1台に3人くらいで移動することが多いですね。同乗するメンバーは、僕と同じくToro Rossoを担当するPUエンジニアとシステムエンジニアです。

    7:00 – サーキットへ到着
    F1チームには作業禁止時間が設定されているのをご存知ですか?「カーフュー(日本語で“門限”)」と呼ばれるこのルールによって、僕らスタッフはカナダGPの金曜は朝7時より前にサーキットへ入ることを禁止されています。したがって、7時になったらすぐに現場入りできるように、各チームのスタッフはゲートに並んで待つんです。カーフューを破るとチームに迷惑をかけることになるので、みんな時間には気を付けています。

    さまざまなシステムがあり、それらが正しく機能するか、センサーはすべて動くのか、想定通りに物事が進みそうかを朝一番にチェックします。

    僕が働き始めたときにベテランの先輩から「俺のモットーは、“すべてをきちんと確認したら朝食へ”だ」と言われたことがあります。毎回そうやってルーティン化して動くことは大切です。チェックしてすぐに対処する項目がなければ朝食に向かいますが、もし作業が必要になった場合でも、僕らのシェフのデイブは作業後に食事を用意してくれるナイスガイです。

    8:00 – PU起動
    通常、チームは最初の作業としてピットストップ練習を行うので、それに影響がないよう、練習開始までに朝食を終えておきます。そして、いよいよ、PUのファイアアップ(始動)です。問題や注意点に気付くことができるよう、できるだけ早く起動をしておきたいのです。

    このファイアアップが、僕らだけでなく、全員にとって優先事項で、チーム側のスタッフも何かあれば動かなければならないので、エンジンが大丈夫かというのは必要な情報です。

    9:00 – プログラムミーティング
    一日の中では、多くのミーティングが開かれます。その中で最初に話し合うのが、その日のプログラムについてです。ほとんどのエンジニアがインカムを通じて参加しますし、ファクトリーのミッションコントロールルームにも繋ぎます。もちろん、ドライバーにも参加してもらってFP1とFP2で僕らが何をしたいのかを伝えます。金曜のセッションは僕らにとってはテストの場でもあるので、何か新しいものを持ち込む場合にはここで試します。

    このミーティングで走行プランを一通り確認するのが基本です。チームはタイヤや空力などの方にフォーカスしがちなので、PUエンジニアとしては、Hondaがどんなプログラムを実施したいのかをリマインドすることも仕事です。この場で、誰が、いつ、どんなことをする計画なのかを確認できるので、ミーティングの内容を確認できるよう、みんな必ず近くにいるようにしています。

    10:00-11:30 – FP1
    FP1で最初にするのがインストールラップです。マシンは木曜にパーツから組み上げられたばかりなので、まずはピットから出たらタイムを計測せずに1周してガレージへと戻ってきます。ドライバーの手で動かされ、内部の温度も上がっているので、戻ってきたらカウルなどのボディワークを外してすべてが問題ないかをチェックします。

    各種センサーからのデータは問題の発見に役立ちますが、過去にはいくつかの事情により、ボディワークを外してみて初めてオイルがすべてなくなっていることに気付いたこともあったんです。

    このインストールラップ中、僕はインカムをつけてPCのある席に座り、すべてのシステムの動きに集中して問題が起きていないかを確認します。ガレージではチェックできない項目もあり、例えばドライバーがフルスロットルにしたときの動きなどは、実際にやってみるまで問題発生の可能性は否定しきれません。

    毎回、このときが一番緊張します。このラップが終われば、その後は既定の走行に移り、タイム計測をし始めたらエネルギーマネジメントとパフォーマンス面に集中することができます。このとき、システムエンジニアは自分の担当領域をカバーしています。

    11:50 – FP1 振り返り
    FP1終了後には、振り返りのミーティングをして、各スタッフが担当領域について確認します。僕の分野でテストしたことについての結果を報告したり、手を付けられていない部分についてはFP2で引き続き取り組んでほしい旨を話したりします。

    ミーティングが終了したら、データに目を通し、問題がないことを確認して次のセッションで何をするかを決めます。

    12:30 – 昼食
    Hondaのスタッフにはお弁当(英語でもBento Boxと言います)が用意されているので、時間になったらすぐにモーターホームへ行って受け取り、自席で食べながらミーティングの内容を聞いたりデータ作業をしたりします。

    一日中忙しいのですが、セッションがないときだけ少しだけ休憩できます。でも、FP1とFP2の間でも使える時間はすべて活用するので、ランチ中も手は止めません。

    14:00-15:30 – FP2
    FP1は、まだ路面が汚れていて、ドライバーも慣熟走行をしたりするため、予選やレース本番ほどのスピードになることはありません。ですので、多くのテストは行いません。プッシュして走ることもないので、基本的にはPUのセッティングもあまり攻めず保守的なものにします。したがって、FP2にテスト項目を詰め込む傾向があります。

    FP2では、ドライバーが予選に向けた準備をするため、燃料搭載量を少なくして短い周回数のアタックも行いますが、セッションの最後にはほとんどのマシンがロングランに取り組みます。燃料を重めに積んだレースシミュレーションです。タイヤの熱入れや、スタート練習も行います。すべてが順調に機能するか、あらゆる状況で確認しなければなりません。例えば、特別なスタートモードがある場合には、それをスタート練習の際に確認します。

    15:50 – FP2の振り返り
    FP1のときと内容はほぼ同じです。この後には重要なエンジニアリングミーティングがあるのですが、そこで話すべき内容を検討したりすることもあります。

    19:00 エンジニアリングミーティング
    ここでは、ロングランとショートランのデータを見直し、自分たちの強みと弱みがどこにあるのかを分析してFP3で取り組む内容を決めます。このミーティングの間に、必要な際にはエンジン交換も行います。レースによっては金曜エンジンと呼ばれる、シーズン序盤で使用した後に交換されたエンジンを取り外し、レース用のエンジンに取り替えます(ERSはそのままです)。ミーティング中に、エンジン起動もするので、かなりの音量の中で話し合うことになります。

    このエンジニアリングミーティングは、45分間の予定となっていますが、必要に応じて延長することもあります。田辺さんはこうしたミーティングにはすべて参加して内容を把握し、主にPUエンジニアに対して指示を出します。

    19:00-21:00 – 夕食
    モーターホームでの夕食時間はこの2時間となっているので、僕らはエンジニアリングミーティングの後に食べることにしています。いつも美味しいメニューで、日本食中心ですが好きなものを選べるビュッフェ形式なので、とても気に入っています!

    20:00 – PU起動
    夕食前にPUのファイアアップを終えられることはほぼありません。もし19時までに完了したら、相当いいほうです。エンジニアリングミーティングの最中になることが多いのですが、普段はファイアアップが終わるまで僕らも待っています。僕らはこの作業を終えるだけでいいのですが、チームはその後、マシンをFIAのウェイブリッジと呼ばれる重量計測器にかけることが規則で決まっているので、なるべく早く完了させられるように急いでいます。それが終わっても、チームの仕事は山積みなので…。

    20:00 – Hondaミーティング
    金曜の夜には、Hondaスタッフだけでのミーティングを行い、どちらか一方のチームにだけ起きている問題がないか、ある場合にそれは両チームに影響が及ぶのかを確認します。基本的には、ここで気を付けるべき事柄についても話します。

    20:30 – クーリングミーティング
    これがHondaにとっては金曜最後のミーティングですが、チームはまだミーティングがあります。19時45分に予定されていますが、空力担当スタッフはマシンの変更作業をしたり、FIAの対応をしたりと忙しいので、大抵は遅くなります。空力エンジニアが動けるようになったらミーティングが始まり、冷却面について話し合います。事前の予測と比較して金曜のセッションで実際にどうだったかをチームと確認したり、天気予報に合わせて変更が必要かを話し合ったりします。

    23:00 – サーキットを出発
    PUのファイアアップが終わるまでは帰れません。さらに、報告事項があったり細かな作業が発生したりして遅くなることがほとんどです。ただし、ここカナダは24時までにはサーキットを出ないといけません。これも“カーフュー”で定められているんです。

    ここ最近は、チームよりも1時間早く、23時頃にサーキットを出ることもあります。金曜夜の僕はベッドに直行です。誰とも話すことなく、とにかく睡眠が一番です。朝6時前に起きて24時まで、飲食も含めてすべてをサーキットで過ごすので、とても長い一日になります。

  • トロロッソ・ホンダ 「モナコのパフォーマンスレベルに達していなかった」

    トロロッソ・ホンダ 「モナコのパフォーマンスレベルに達していなかった」

    トロロッソ・ホンダのF1チーム代表を務めるフランツ・トスト、テクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンがF1カナダGPの決勝レースを振り返った。

    トロロッソ・ホンダは、ダニール・クビアトが10位入賞を果たしたが、アレクサンダー・アルボンはオープニングラップでの接触でフロントウイングを破損させて挽回が不可能だったことでPU(パワーユニット)のマイレージを温存するためにリタイアした。

    「今週末の序盤から我々のパフォーマンスがモナコと同じレベルに達していないことはわかっていた。それにもかかわらず、エンジニアとドライバーはその不足分を補うために本当に良い仕事をしてくれた」とフラント・トストはコメント。

    「10番手と13番手からレースをスタートし、両ドライバーとも比較的良いスタート切った。残念ながら、アレックスはジョビナッツィと接触してフロントウイングを失ってしまいい、新しいものと交換するために早々にピットに入らなければならなかったず、ベースタイヤに交換した」

    「この時点で、アレックスのレースは多かれ少なかれ終わっていた。接触後にあまりに多くのタイムを失っていたので、PUのマイレージを温存するためにリタイアさせた」

    「ダニールは素晴らしいレースを見せ、スタートではペレスに対して非常にうまくポジションを守った。レース終盤に彼はパフォーマンスを向上させ、他車を追い抜いて1ポイントを獲得した。ここで我々に達成できた最大限だったと思っており、今後のレースではもっと強力なパフォーマンスを発揮して2台揃ってポイントフィニッシュできるようにすべてのデータを分析し、カナダで他と比べてどこで失っていたのかを解明しなければならない」

    ジョディ・エギントンは「今日は本当にかなり複雑な気持ちになっている」とコメント。

    レース終盤にストロールとサインツとの素晴らしいバトルで1ポイントを獲得したダニー(クビアト)とは良いレースができたが、その一方で、残得寝ながら、アレックスはレーススタート時の接触にとってフロントウイングの交換が必要になり、ミッドフィールドでのバトルに参加する機会は終わってしまい、そこから巻き返せる可能性はなかった」

    「チーム側はピットストップでスタッフがパフォーマンスを発揮したし、エンジニアはタイヤとレース戦略をきっちり管理した。ここカナダでもマシンについていくつか学ぶことがあった。今は我々のパッケージにもっと適していると予想する今後のレースを楽しみにしている

  • ホンダ | 2019年 F1カナダGP 決勝レポート

    ホンダ | 2019年 F1カナダGP 決勝レポート

    2019年 F1 第7戦 カナダGPは、厳しい戦いを強いられながらも、ホンダ PUを搭載する4台のマシンのうち、3台がポイントを獲得した。

    レッドブル・ホンダは、マックス・フェルスタッペンが予選で不運にもQ2敗退を喫したことから、2台で異なる戦略を採用。予選でQ3へ進出し、5番手となったピエール・ガスリーが、Q2で使用したソフトタイヤでスタートする一方で、フェルスタッペンはハードタイヤを選択した。

    今日のジル・ヴィルヌーブ・サーキットは気温が高く、レース序盤でのソフトタイヤはあまり長く持たなかったため、ピエール・ガスリーは7周目でピットインし、ハードタイヤに交換して残り63周を走りきる戦略に出る。一方、ハードタイヤでスタートしたマックス・フェルスタッペンは、第1スティントを長くする戦略で、序盤にランド・ノリス(マクラーレン)をパスすると、他車のピットインによって順位を上げていった。

    マックス・フェルスタッペンは、48周目にピットへ入り、ミディアムタイヤに交換。7番手でレースへ復帰すると、新しいタイヤの強みを活かして前方のルノー勢2台を立て続けにオーバーテイクし、5位でフィニッシュした。

    ピエール・ガスリーは、タイヤ交換後に前を走るマシンに接近しながらも、前車の排気などが混ざる高温の空気を受けることによるブレーキの加熱や吸気温度の上昇に苦しみ、ペースが上がらないライバルを抜けない展開が続く。その後も最後までタイヤを持たせるための走りを強いられたが、8位でチェッカーを受けて3ポイントを獲得した。

    トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは、レース残り4周のターン1で、前方のカルロス・サインツ(マクラーレン)を見事なオーバーテイクで交わし、10位にポジションを上げてチームにポイントをもたらした。ミディアムタイヤでスタートしたクビアトだったが、12周目にハードタイヤへ交換。そこから安定したペースを刻み、入賞を果たした。

    チームメートのアレクサンダー・アルボンは、スタート直後のターン1で2台に挟まれる形となってフロントウイングを破損。ピットストップせざるを得ずに大きくポジションを落とし、その後挽回を目指して走り続けたが、残り11周を残す時点でリタイアとなった。

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今日のレースでは、レッドブル・ホンダのフェルスタッペン選手が昨日の不運な予選による9番グリッドという位置から、5位までポジションアップしてくれました。ただ、レース序盤に他車の後ろで大きくタイムロスをしたことが響き、残念ながら表彰台を争うには至りませんでした。トロロッソ・ホンダのアルボン選手は、レース1周目の他車との接触でフロントウイングを失なう残念なレースとなりましたが、クビアト選手は粘り強い走りでレース残り2周で前車をパスして入賞を果たし、レッドブル・ホンダのガスリー選手と共に、4台中3台がポイントを獲得できました。これから欧州に戻り、フランス、オーストリアと連戦になります。さらなる競争力の向上に向け、レッドブル・ホンダ、トロロッソ・ホンダの両チームとともに懸命に開発を続けていきます」

    ピエール・ガスリー (レッドブル・ホンダ)
    「とても難しい一戦ではありましたが、マシンの手ごたえはよかっただけに、今日の結果は残念でした。もっと戦えるポテンシャルはあったはずです。トラフィックに苦しみ、(熱により高温になる)ブレーキをいたわらなければなりませんでしたが、今日の結果以上の位置を望んでいました。次戦までになにが改善できるか全てを解析し、僕自身も更に努力する必要があると思います。もっといいペースで走れるように改善し、更に競争力のあるかたちで次戦の母国グランプリを迎えたいです」

    マックス・フェルスタッペン (レッドブル・ホンダ)
    「今日のレースは計算通りに進められた一戦になりました。トラブルを避ける為にレース序盤は無理をしない選択をしましたし、後半もあれ以上はできることがなかったと思います。トラフィックを避けるために最初のスティントは長くコースに留まりましたがうまくいったと思いますし、ピットイン後はすぐにルノーをオーバーテイクできました。その後は自分の走行に集中しレースを進めることができましたが、トップ争いに食い込めるほどの速さはありませんでした。何度かオーバーテイクをすることができたし、ポイント獲得という結果で締めくくれたのはよかったですが、5位というのが現実的に可能な結果だったと思います。この週末は“僕たちのレースウイーク”とは言えないものでしたし、よりよい結果を望んでいました。次戦のレースでトップとの差を更に縮められるようチーム一丸となって取り組んでいきます」

    アレクサンダー・アルボン (トロロッソ・ホンダ)
    「今日の決勝はとても厳しい一戦になりました。スタート直後にフロントウイングのダメージを負った時点で、僕のレースはほとんど終わってしまいました。僕がブレーキを踏むタイミングを遅らせていれば、ペレス選手がインに入り接触を避けられたかもしれませんが、起こってしまったことは仕方がありません。正直なところ、その後もあまりペースがよくはなかったので、原因を解明しなければなりません。このレースウイークでロングランでの走行に少し苦戦をしたので、原因を見つけ出し改善したいと思います」

    ダニール・クビアト (トロロッソ・ホンダ)
    「とても楽しいレースでした。ポイントを獲得できずレースを終えるのはどうしても避けたかったので、11番手でレースを終えたくありませんでした。レース終盤でサインツ選手といいバトルができました。彼とはよく限界ギリギリのバトルになり、いつも楽しんでいますが、最終的にオーバーテイクできるのはいい気分です。決勝ではマシンのポテンシャル全てを引き出すことができたので、結果にとても満足しています。次戦では更に多くのポイントが獲得できるよう、これからも最善を尽くして取り組んでいきます」

  • ホンダ、F1カナダGPで3台が入賞 「競争力の向上に向けて開発を続ける」

    ホンダ、F1カナダGPで3台が入賞 「競争力の向上に向けて開発を続ける」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、F1カナダGPの決勝レースを振り返った。

    ホンダのF1エンジン勢は、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが5位、ピエール・ガスリーが8位、トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトが10位と4台中3台がポイントを獲得した。

    「今日のレースでは、アストンマーティン・レッドブル・レーシングのフェルスタッペン選手が昨日の不運な予選による9番グリッドという位置から、5位までポジションアップしてくれました。ただ、レース序盤に他車の後ろで大きくタイムロスしたことが響き、残念ながら表sっ用台を争うには至りませんでした」と田辺豊治はコメント。

    「レッドブル・トロロッソ・ホンダのアルボン選手は、レース1種目で他車との接触でフロントウイングを失う残念がレースとなりましたが、クビアト選手は粘り強い走りでレース残り2周で前車をパスして入賞を果たし、レッドブルのガスリー選手とともに、4台中3台がポイントを獲得できました」

    「これから欧州に戻り、フランス、オーストリアと連戦になります。さらなる競争力の向上に向け、レッドブル、トロロッソの両チームとともに懸命に開発を続けていきます」

    関連:F1カナダGP 結果 | トップのベッテルにペナルティでハミルトンが優勝

  • マックス・フェルスタッペン、5位入賞 「僕たちの週末ではなかった」

    マックス・フェルスタッペン、5位入賞 「僕たちの週末ではなかった」

    レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1カナダGPの決勝レースで5位入賞を果たした。

    9番グリッドからのスタートとなったマックス・フェルスタッペンは、ハードタイヤで第1スティントを伸ばす戦略を採用。しかし、第2スティントでは速さを見せたものの、序盤に前のクルマを抜けずにいたことが響き、5位でレースをフィニッシュした。

    「今日のレースは計算通りに進められた一戦になった。トラブルを避ける為にレース序盤は無理をしない選択をしたし、後半もあれ以上はできることがなかったと思う」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

    「トラフィックを避けるために最初のスティントは長くコースに留まったがうまくいったと思うし、ピットイン後はすぐにルノーをオーバーテイクできた。その後は自分の走行に集中しレースを進めることができたけど、トップ争いに食い込めるほどの速さはなかった。何度かオーバーテイクをすることができたし、ポイント獲得という結果で締めくくれたのはよかったでけど、5位というのが現実的に可能な結果だったと思う」

    「この週末は“僕たちのレースウイーク”とは言えないものだったし、よりよい結果を望んでいた。次戦のレースでトップとの差を更に縮められるようチーム一丸となって取り組んでいく」

    関連:F1カナダGP 結果 | トップのベッテルにペナルティでハミルトンが優勝

  • ピエール・ガスリー、8位入賞 「もっと戦えるポテンシャルはあったはず」

    ピエール・ガスリー、8位入賞 「もっと戦えるポテンシャルはあったはず」

    レッドブルのピエール・ガスリーは、F1カナダGPの決勝を8位でフィニッシュした。

    今日のジル・ヴィルヌーブ・サーキットは気温が高く、レース序盤でのソフトタイヤはあまり長く持たなかったため、5番グリッドからピエール・ガスリーは7周目でピットインし、ハードタイヤに交換して残り63周を走りきる戦略に出る。

    だが、タイヤ交換後に前を走るマシンに接近しながらも、前車の排気などが混ざる高温の空気を受けることによるブレーキの加熱や吸気温度の上昇に苦しみ、ペースが上がらないライバルを抜けない展開が続く。その後も最後までタイヤを持たせるための走りを強いられたが、8位でチェッカーを受けて3ポイントを獲得した。

    「とても難しい一戦ではあったけど、マシンの手ごたえはよかっただけに、今日の結果は残念だった。もっと戦えるポテンシャルはあったはずだ」

    「トラフィックに苦しみ、(熱により高温になる)ブレーキをいたわらなければならなかったけど 、今日の結果以上の位置を望んでいた。次戦までになにが改善できるか全てを解析し、僕自身も更に努力する必要があると思う。もっといいペースで走れるように改善し、更に競争力のあるかたちで次戦の母国グランプリを迎えたい」

    関連:F1カナダGP 結果 | トップのベッテルにペナルティでハミルトンが優勝

  • アレクサンダー・アルボン 「スタート直後に僕のレースは終わっていた」

    アレクサンダー・アルボン 「スタート直後に僕のレースは終わっていた」

    トロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンは、F1カナダGPの決勝をリタイアで終えた。

    アレクサンダー・アルボンは、スタート直後のターン1で2台に挟まれる形となってフロントウイングを破損。ピットストップせざるを得ずに大きくポジションを落とし、その後挽回を目指して走り続けしたが、残り11周を残す時点でリタイアとなった。

    「今日の決勝はとても厳しい一戦になった。スタート直後にフロントウイングのダメージを負った時点で、僕のレースはほとんど終わってしまった。僕がブレーキを踏むタイミングを遅らせていれば、ペレスがインに入り接触を避けられたかもしれないけど、起こってしまったことは仕方ない」

    「正直なところ、その後もあまりペースがよくはなかったので、原因を解明しなければならない。このレースウイークでロングランでの走行に少し苦戦をしたので、原因を見つけ出し改善したいと思う」

    関連:F1カナダGP 結果 | トップのベッテルにペナルティでハミルトンが優勝

  • ダニール・クビアト、10位入賞 「11番手でレースを終えたくなかった」

    ダニール・クビアト、10位入賞 「11番手でレースを終えたくなかった」

    ダニール・クビアトは、F1カナダGPの決勝で10位入賞を果たした。

    ダニール・クビアトは、レース残り4周のターン1で、前方のカルロス・サインツ(マクラーレン)を見事なオーバーテイクで交わし、10位にポジションを上げてチームにポイントをもたらした。ミディアムタイヤでスタートしたクビアトだったが、12周目にハードタイヤへ交換。そこから安定したペースを刻み、入賞を果たした。

    「とても楽しいレースだった。ポイントを獲得できずレースを終えるのはどうしても避けたかったので、11番手でレースを終えたくなかった」とダニール・クビアトはコメント。

    「レース終盤でサインツといいバトルができた。彼とはよく限界ギリギリのバトルになり、いつも楽しんでいるけど、最終的にオーバーテイクできるのはいい気分だ。決勝ではマシンのポテンシャル全てを引き出すことができたので、結果にとても満足している」

    「次戦では更に多くのポイントが獲得できるよう、これからも最善を尽くして取り組んでいく」

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