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  • ホンダF1 特集 | レッドブルとの提携発表から1年

    ホンダF1 特集 | レッドブルとの提携発表から1年

    2018年6月19日にホンダF1がレッドブルへのPU供給を発表してから1年が経ちました。これまでの歩みを、ホンダF1のマネージングディレクターを務める山本雅史が振り返った。

    2018年6月19日、ホンダF1の歴史に新たな1ページが追加された。トロロッソを新たなパートナーとして迎えた新シーズンが順調に進み、2019年からはアストンマーティン・レッドブル・レーシングへもパワーユニット(PU)を供給することを正式に発表したのが、この6月19日だった。

    合意に至るまでの経緯を語るには、トロロッソとの関係がスタートした2017年9月まで遡らなければならない。ほどなくして、新設されたテクニカルディレクターに田辺豊治が就任し、チームの再構築を行ったのも、山本雅史 ホンダF1マネージングディレクターが将来的な2チーム供給の可能性を見据えてのことだった。

    「新体制のトップとして田辺さんを迎えて新たなスタートを切ったとき、我々の目標はまず一歩前進することでした。マクラーレン時代の経験もあり、トロロッソとはとにかくいいコミュニケーションを取ることを目指したんです。そのときには、将来的なレッドブルとの契約の可能性も見据えていました」と山本雅史は振り返る。

    「ヘルムート・マルコ博士とは、サーキット外でよく話すようになっていたんです。トロロッソとの合意が発表されたあとからですが、空港で話したり、夕食をともにしたりして、お互いについてさまざまな内容を話していました」

    トロロッソへの供給が発表されたのは17年のシーズン終盤だったので、開幕までのタイトなスケジュールの中で、開発になるべく多くの時間を割くことが重要だった。山本雅史はその先に訪れる、ホンダ PUの性能評価のタイミングを認識していた。

    「2017年のシンガポールGPというタイミングで決まったために開発の開始は遅いタイミングとなったので、今年とは違い、昨年のトロロッソはホンダエンジンに合わせたシャシーを開発することができませんでした」

    「こうした事情もあって、ホンダとレッドブルの間では、2018年のカナダGPでPUの性能評価を行おうということになっていました。ということで、最初から締切が決まっていたんです」

    18年のシーズン序盤、ピエール・ガスリーが第2戦バーレーンGPで4位、第6戦モナコGPで7位となるなど好結果を残し、レッドブルのホンダファミリー入りが実現することになった。

    「今シーズン開始時は、トロロッソと迎える2シーズン目が本当に楽しみでしたし、レッドブルと組むことになって彼らのシャシーと我々のPUがどんな成果を残せるのかも楽しみでした。2019年のレッドブルとトロロッソの2チーム体制に向けた開発は、昨年の正式発表のあと、すぐに開始しました」

    「トロロッソのみに供給していた際にはチームと一緒に開発を進めていましたが、レッドブルが加わることになったことで、やり方を変えました。レッドブル、トロロッソはそれぞれ独立したチームですが、彼らにはレッドブルテクノロジーという技術部門を司る会社があるので、彼らと開発に関する話を進めるかたちになったんです」

    「ホンダとしてはレッドブルとトロロッソのどちらか向けにPUを開発しているわけではないので、一つの仕様のPUを作り、それをレッドブルテクノロジーがチーム間のバランスを取るようになっています」

    トロロッソとの1年目は、ハンガリーGPでもトップ6入りするなどの結果を残しつつ、ホンダにとって15年のF1復帰以来初めてとなる2チーム体制に向けて多くの学習とチャレンジを行う期間でもあった。

    「田辺さんは4台のマシンを問題なく安定して走らせるための要ですから、とても重要な役割を担っており、ここまで非常にうまくやってくれています」

    「レッドブルとの連携が決まってから、田辺さんの下にそれぞれのチームを担当するチーフエンジニアを置こうと考えました。トロロッソに本橋さん、レッドブルはデビッド・ジョージさんが務めてくれています。この体制はとてもうまくいっていると思っていて、満足しています」

    体制強化を行ったことで、プレシーズンから期待は高まったが、それはレッドブルとホンダに向けての期待だけではなかった。

    「正直に言って、本当に楽しみで仕方なかったです。レッドブルは豊富なリソースを持ったとてもレベルの高いチームですので、非常にわくわくしていましたし、トロロッソとは2年目でホンダ PU向けに開発したマシンで初めて戦うことになるわけですから、どんなシーズンになるのかも楽しみにしていました」

    「今シーズンについては、多くのメディアに対してなるべく早く表彰台に立ちたいですし、モナコまでには勝ちたいと話していました」

    「開幕戦のオーストラリアでは、2008年以来11年ぶりの表彰台となり、本当にうれしかったですね。ホンダのメンバーは、ここからさらに前に進めるという自信を深めたと思います」

    その後、スペインGPで再び表彰台、モナコではタイムペナルティーを科されたものの終始2番手を走行するなど、残す目標は頂点のみ。しかし、山本雅史は短期間でそこに到達するのは大きなチャレンジであることも理解している。

    「もちろん、我々は勝つためにレースをしています。ただ、正直なところ、メルセデスはすべての領域で進化しています。我々も向上していますが、彼らも同じく向上してるので、勝利を手にするのは本当にたいへんだと思っています」

    「でも、ポジティブな面に目を向ければ、レッドブルとの1年目のシーズンでとても安定した成績を残せているともいえます。もちろん、マックス(フェルスタッペン)のドライビングがすごいこともありますが、初年度でコンスタントに結果を残せているわけです。これはいいことだと捉えていますし、このまま継続していけば、今季どこかで勝てるチャンスはあるのではと思っています」

    レッドブルへの供給を発表してから1年の節目を迎えた今週末も、新たなスペックのPUを投入するなど、成功に向けた、たゆまぬ努力が続いている。

    「トータルではここまで順調だと思っています。特にコミュニケーションの面ではうまくやれていますし、PUの開発についてはレッドブルとホンダで決めたプランに沿って進められています。レッドブルからパワーはどれだけでも欲しいといつも言われていますけどね(笑)」

    残りのシーズンで勝利が訪れるか確実ではないが、すべてが適切に機能しており、1年前に予想していた通りの進歩を果たしている。これからどんな成果が見られるのか、期待は高まっている。

  • マックス・フェルスタッペン 「ルノーのF1エンジンの予選モードは強力」

    マックス・フェルスタッペン 「ルノーのF1エンジンの予選モードは強力」

    マックス・フェルスタッペンは、F1フランスGPの予選でランド・ノリスに0.009秒差まで迫られたが、それはルノーのF1エンジンの“強力”な予選モードのおかげであり、決勝でマクラーレンがレッドブル・ホンダの脅威になるとは考えていない。

    レッドブルは、今週末のF1フランスGPでホンダの“スペック3”エンジンを投入したが、期待されていたパフォーマンス向上は見られず、逆にミッドフィールドに接近される事態となった。

    だが、マックス・フェルスタッペンは、予選結果はルノーのパワーユニットのハイパワーモードによるものであり、レースで真後ろからスタートするランド・ノリスとカルロス・サインツが脅威になるとは心配していないと語る。

    「通常、僕たちはレースの方が優れている」とマックス・フェルスタッペンは説明する。

    「彼らには予選でかなり強力なパワーモードがある。だから、大丈夫だろう」

    マックス・フェルスタッペンは、マクラーレンがシーズン開幕から進歩を果たしていることは認めるが、タイム差については自分が予選ラップの最後にタイムを失ていたことを指摘する。

    「彼らはシーズン序盤と比較して良い仕事をしているし、追いついてきている。もちろん、はるかに遅れているときにギャップを縮めるのは簡単だ。でも、最後のコンマ数秒を見つけるのが難しい」

    「それにQ3での最後の走行で僕たちはフェラーリにもっと近づいていたと思う。でも、最後の2つのコーナーでマシンが奇妙な挙動をした。そこが少し残念だった」

    また、マックス・フェルスタッペンは、ポール・リカール・サーキットはレッドブル・ホンダに適したトラックではないと考えている。

    「昨年を見てみても、僕たちにとっては簡単なトラックではなかった」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

    「特に午前中に僕たちは困難を抱えていたし、予選でのクルマはそれほど悪くなかったと思う。でも、ストレートで多くのタイムを失ってる。とは言え、クルマのパフォーマンスという点では、僕たちは最大限を引き出せていない」

  • 【動画】 F1フランスGP予選 | フェルスタッペン vs ノリス 走行比較

    【動画】 F1フランスGP予選 | フェルスタッペン vs ノリス 走行比較

    F1フランスGP予選のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)とランド・ノリス(マクラーレン)のドライビングを比較したオンボード映像が公開された。

    今週末、大きな話題のなっているマクラーレンのパフォーマンス。ランス・ノリスは予選Q3で1分29秒418をマークして6番グリッドを獲得。5番手のマックス・フェルスタッペン(1分29秒409)に0.009秒差に迫った。

    動画では二人のオンボード映像でラップを比較。ストレートと高速コーナーではマクラーレン、低速コーナーではレッドブル・ホンダがタイムを縮めるという両マシンの特性の違いが見てとれる。若干、マクラーレンの方が舵角とステアリング修正が少ないように見えるのも興味深い。

    マックス・フェルスタッペンは、マクラーレンとの差を気にしていないと語っている。

    「Q3ではもっとフェラーリとの差を縮めることができたはずだったけど、最後の周は十分にアタックすることができなかった。最後のいくつかのコーナーで“なにか”が起こり、マシンの挙動が乱れたのを感じたので、なにが原因だったかを調べなければならないけど、それが起こらなければもっとフェラーリに近づくことができたと思う」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

    「現状、マクラーレンが僅差で迫ってきているようだけど、0.3~4秒ほど僕たちのほうがリードしているようだ」

  • ホンダ | 2019年 F1フランスGP 予選レポート

    ホンダ | 2019年 F1フランスGP 予選レポート

    F1フランスGP予選でホンダF1エンジン勢は僅差の争いの中でレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが2列目スタートの4番グリッドを獲得した。

    トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは、スペック3のPU投入によるペナルティーのために最後尾スタートが事前に決まっていたこともあり、ホンダ勢で唯一Q1敗退となったが、残り3選手はQ2への進出を決めている。

    また、将来的なペナルティーを最小限に抑える目的で、クビアトについては新たに2つのPUコンポーネントを戦略的に投入している。

    続くQ2では、アレックス・アルボンがわずか0.04秒差でトップ10に入ることができず、11番手で予選を終了。Q3進出を逃す形になった。ただし、Q2で予選を終えているために決勝のスタートタイヤを自由に選択した上でレースを開始することとなる。

    Q3へ進出したレッドブル・ホンダの2台は、Q2で使用したタイヤをスタート時に履くことになった。明日はフェルスタッペンがミディアムタイヤ、ピエール・ガスリーがソフトタイヤで決勝レースをスタートすることとなる。

    予選Q3では激しい僅差の争いを見せ、マックス・フェルスタッペンは後方との差わずか0.009秒差で4番グリッドを獲得。ピエール・ガスリーは9番グリッドとなった。

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「金曜から今日に向けてパッケージとしてのセットアップを進め、予選ではフェルスタッペン選手が4番手という、いいグリッドを獲得できました。トロロッソ・ホンダについては、アルボン選手が僅差でQ3進出を逃しましたが、明日のスタート時にタイヤを選択できる11番手は悪くないポジションだと思います。今回から投入した3台のスペック3のPUは、問題なくスムーズに機能しています。明日に向けてさらにデータの分析を進め、レースに臨みたいと思います」

    マックス・フェルスタッペン (レッドブル・ホンダ)
    「FPと比べてマシンを改善することができ、予選でいい結果を出すことができました。Q3ではもっとフェラーリとの差を縮めることができたはずでしたが、最後の周は十分にアタックすることができませんでした。最後のいくつかのコーナーで“なにか”が起こり、マシンの挙動が乱れたのを感じたので、なにが原因だったかを調べなければなりませんが、それが起こらなければもっとフェラーリに近づくことができたと思います。現状、マクラーレンが僅差で迫ってきているようですが、0.3~4秒ほど僕たちのほうがリードしているようです。今日のこの予選結果もこれまでと同じく、できる限りのグリッドポジションだったと思いますし、ミディアムタイヤで2列目からレースをスタートできることはいいことです。 表彰台に上がるには、昨年のように、少しの運を味方につけなければならなそうです。このサーキットは僕たちにとって最適のコースとはいえないレイアウトですが、明日のキーはタイヤマネージメントだと思います。メルセデスと戦えるかは疑問ですが、フェラーリといい争いができることを願っています。最善を尽くし、どれだけいい結果につなげられるかが楽しみです」

    ピエール・ガスリー (レッドブル・ホンダ)
    「今日の予選は難しいセッションでした。FP3では6番手ともっと速さを見せていたのですが、いくつかセットアップを変更して臨んだ予選ではグリップを得るのに苦戦してしまいました。もっとポテンシャルがあったはずなので、9番手という結果はとても悔しいです。しかしこれが今の僕たちの現状であり、明日の決勝はできる限りの力を発揮して戦わなくてはなりません。決勝はソフトタイヤでのスタートなので簡単にはいかない一戦となりそうですが、プラクティスでのロングランでのペースは悪くはなかったので、タイヤをできるだけ保たせるためにできることを含め作戦を練り、ポジションを上げていい争いができるよう準備しなければなりません。明日は最大限までプッシュして戦います」

    アレクサンダー・アルボン (トロロッソ・ホンダ)
    「予選の序盤はうまくペースがつかめず、Q1を15番手で終えることとなりました。マシンにはもっとポテンシャルがあることは分かっていましたし、風の影響を受けわずかな差でQ3への進出を逃してしまいましたが、Q2ではQ1よりもいい走りをすることができました。今日のマシンの調子はとてもよく、トップ10入りも叶うほどの改善を見せてくれました。もちろんQ3へ進出を決めたかったのですが、レースのスタートタイヤを自由に選択できるので、11番手からのスタートはいい結果だと思います。 金曜のFP1の結果から、ショートランよりロングランでのペースのほうが調子がよさそうなので、明日のレースでポイントを獲得するチャンスは十分にあると信じています」

    ダニール・クビアト (トロロッソ・ホンダ)
    「今日の予選の運びには満足しています。Q1でうまくまとめられた周回は、走っていてとても楽しかったです。ペナルティーのためこのレースウイークは妥協しなければいけないことが分かっていたので、レースのセットアップを重視して走行し、日曜のレースを準備万端で迎えられるよう走行をしました。これをいい機会と捉え、このレースに向けて行った数々の作業がいつか報われると信じています。後方グリッドからスタートしいいレースができたことも過去にはあるので、明日も同じくいい結果で終えられるよう最後まで走ります!」

  • レッドブル 「ホンダのスペック3が大きな増加でないことはわかっていた」

    レッドブル 「ホンダのスペック3が大きな増加でないことはわかっていた」

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、F1フランスGPの予選結果について、ホンダの“スペック3”が予選パフォーマンスという点では大幅な増加ではないことはあらかじめわかっていたと主張する。

    ホンダは、F1フランスGPに“スペック3”エンジンを投入。前回のスペック2が信頼性の改善だったのに対し、スペック3はパフォーマンスに焦点をあてて、内燃エンジンとターボチャージャーがアップグレードされた。

    しかし、レッドブル・ホンダは、予選で苦戦を強いられ、マックス・フェルスタッペンは後方との差わずか0.009秒差で4番グリッドを獲得。ピエール・ガスリーは9番グリッドとなった。

    この結果を受け、ヘルムート・マルコは「通常、我々はストレートで失っている。とりわけフェラーリに対してはね。また、我々はセクター3でメルセデスに対してかなり失っている」とコメント。

    「我々は違いを把握している。我々はスペック3がパフォーマンスの特別な向上ではないことを事前にわかっていた。だが、レースではそのアドバンテージを得られるのは確かだ。少なくともマックスはフェラーリについていけると思う」

    「いつものように今回もメルセデスがトップだ。それは彼らがより多くのダウンフォースで走っているためだ。したがって、メルセデスに対してはストレートで稼がなければならない」

    レッドブル・ホンダのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーも、マックス・フェルスタッペンはクルマから最大限を引き出したと納得している。

    「サーキットはQ1からQ3までにかなり進化した。マックス(フェルスタッペン)はクルマから可能な限りのものを引き出したと思うし、今日の彼はとても良い仕事をした。彼はミディアムタイヤでQ3進出を果たし、明日のレースに向けて2列目4番グリッドを獲得した」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    「ピエール(ガスリー)にとってはよりタフな予選だった。彼はQ2で10番手タイムを記録してQ3に進出したが、その後、チームメイトと比較してターン5とターン6で少しタイムを落とした。残念ながら、9番グリッドが彼の明日のスターティングポジションとなる」

  • ピエール・ガスリー 「予選に向けたセットアップ変更が間違っていた」

    ピエール・ガスリー 「予選に向けたセットアップ変更が間違っていた」

    レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーは、F1フランスGPの予選で間違ったセットアップを選択したことでペースに苦戦して9番手で終えることになったと語る。

    レッドブル・ホンダは、フリー走行3回目の後にピエール・ガスリーのマシンにダウンフォースを加えたが、Q1でそれによってパフォーマンスが失われていることがわかった。

    それにより、決勝ではミディアムタイヤでのスタートが有利となるが、Q3進出が難しくなったことで、やむを得ずソフトタイヤで切り抜けざるを得なくなった。

    トップ10では、ピエール・ガスリーとアントニオ・ジョビナッツィのみがソウトタイヤでのスタートとなり、それ以降のドライバーの大部分がソフトを避けることは確実であるため、レースでは高いデグラデーションに対処する必要がある。

    「FP3はまずまずだったし、僕たちは6番手だった」とピエール・ガスリーは語る。「いくつか変更を加えて、正しい方向に進むだろうと考えていた。でも、分析する必要がある」

    「多くのグリッドを失い、多くのペースを失った。最終的にQ2であまりミディアムを走らせることができず、ソフトを装着しなければならなかったし、全体的なペースは素晴らしいものではなかった」

    チームメイトのマックス・フェルスタッペンは4番グリッドを獲得したが、ピエール・ガスリーはフェルスタッペンは同じセッティング変更は行っていないと述べた。

    「彼らはセットアップを保持し、我々は変更した。今は結論を出したくないけど、僕がわかっているのはFP3では競争力があったということだ。僕たちは6番手だったし、マックスと似たようなペースがあった。予選では大きく失ったし、僕たちがやったことを正確に分析する必要がある。正しい方向に進んだとは思っていない」

    「僕たちがどうなるかを正確に知るのは時期尚早だけど、明日は本当に暑い一日になると予想されているし、ソフトセットでは簡単にはいかないだろう。うまく機能させる方法を見つける必要がある」

    「前のドライバーたちはミディアムでスタートするし、後ろのドライバーたちも誰もソフトでスタートするとは思わない。異なるタイヤでスタートするので、他とは少し違った何かを戦略でやれるかもしれない」

    「すべてを調査してみなければならない。でも、このタイヤでの第1スティントは少し難しいかもしれません」

    ピエール・ガスリーとマックス・フェルスタッペンは二人とも今週末にメルセデスとフェラーリとのギャップを縮めることを目指してアップデートされたホンダの“スペック3”F1エンジンを走らせているが、予選ではミッドフィールドのマクラーレンが印象的なパフォーマンスを披露。ランド・ノリスがマックス・フェルスタッペンに0.004秒差に迫った。

    「アップグレードを持ち込んだので、ミッドフィールドからここまで迫られるとは期待していなかったかもしれない」とピエール・ガスリーはコメント。

    「他の人たちもプッシュしていたと思う、僕たちもおそらく前進を果たしたけど、他の人たちも挽回して新しい部品を見つけている。マクラーレンはかなりの進歩を果たしたのは明らかだ」

    「僕たちが今回の予選で何らかのことを間違ったのは明らかだけど、マックスとマクラーレンとのギャップはかなり僅差だし、他のトラックではもっと良いパフォーマンスをは発揮できることを期待している。今のところ、答えは持っていない」

  • ホンダF1、エンジンアップグレードの本命は“スペック4”?

    ホンダF1、エンジンアップグレードの本命は“スペック4”?

    ホンダF1は、F1フランスGPで“スペック3”エンジンを投入したが、レッドブルのドライバー陣は一様にそのパフォーマンス向上については控えめなコメントをしている。

    ホンダは、F1フランスGPで“スペック3”版のPU(パワーユニット)を搭載。パフォーマンスの向上を図るためにICEとターボのアップデートが行われ、レッドブルのマックス・フェルスタッペンとピエール・ガスリー、そして、トロロッソのダニール・クビアトの3台に導入されている。

    “スペック3”導入のリリースのなかで、ホンダのF1エンジンは小型シェット機“ホンダジェット”を開発した航空エンジン研究開発部門の技術が適用されることが明らかにされて話題を呼んだが、そのなかでもまだメルセデスやフェラーリのパフォーマンスレベルに至っていないことが語られている。

    田辺豊治は「今回のアップデートではまだ上位のPUマニュファクチャラーに追いつくだけのパフォーマンスレベルには至っていないと考えていますので、引き続きホンダとして総力を挙げて開発を続けていきます」とコメント。

    レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーは、スペック3で得られるゲインについて「前回導入したとき(スペック2)はもっと信頼性に比重が置かれていたけど、今回はもっとパフォーマンスに比重が置かれている。でも、そこから大きなゲインが得られるとは期待していない」とコメント。

    「全体的なパフォーマンスは少し向上すると思うけど、大きな変化や僕たちの前にいるチームに大きく近づけるものではない。レースではもう少し多くのパフォーマンスが得られると思う。予選では大きな違いはないだろうけどね。レースでは少し得られるだろうね」

    マックス・フェルスタッペンも「彼らは常に小さなステップを果たしている」とコメント。「僕たちはパワーでフェラーリと同等になるためにはまだいくつかステップを果たす必要があることはわかっている」

    ダニール・クビアトも「どれくらいパワーが向上するか見てみよう。予想よりも多くのパワー増加であることを願っている。でも、いずれにしろ、僕たちが話しているのは小さな数値だ。これによって世界が逆さまになるようなことはないと思う」と語っている。

    ホンダの“スペック3”の投入が明らかになる前、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコもF1フランスGPでのパワー向上は小規模なものだと語っていた。

    「我々はパワー面で遅れをとっている。だが、ポール・リカールで新しいエンジンを得ることになる。それは必ずしも大きなステップではない。それを得られるのはモンツァになるだろう。だが、ホンダは追いついている」とヘルムート・マルコはコメント。

    「モンツァでエンジンナンバー4が登場する。パフォーマンス向上がそれほど大きくなければ、我々は早めにペナルティを受け入れることができる。ホンダから得ている数値によれば、それはリアルなブーストだ」

    F1フランスGPの初日のフリー走行ではレッドブル・ホンダはマクラーレンにも先行を許してしまった。だが、まだ“スペック3”はセッティングを進めている段階だ。

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は「新しく投入したスペック3のセッティングも順調に進めることができました。今晩、さらに細かい部分のデータを分析し、明日の予選とレースに備えます」とコメント。

    ピエール・ガスリーもスペック3の効果については「新しいホンダのPUについては、まだはっきりとフィードバックできるほど時間をかけて走行できていないけど、さらにポテンシャルを引き出せるよう今夜努めていきたいと思う」とコメント。

    「現状の感触はよく、信頼性も問題ないので、あとはパフォーマンス面でチームが求めていることを発揮できているかを調べる必要がある」

  • トロロッソ・ホンダ 「ライバルに対して優位に立ちポイントを目指す」

    トロロッソ・ホンダ 「ライバルに対して優位に立ちポイントを目指す」

    トロロッソ・ホンダの車両パフォーマンス責任者を務めるギヨーム・デゾテウスが、F1フランスGPの予選を振り返った。

    トロロッソ・ホンダは、アレクサンダー・アルボンがわずか0.04秒差でトップ10に入ることができず、11番手で予選を終了。Q3進出を逃す形になった。ただし、Q2で予選を終えているために決勝のスタートタイヤを自由に選択した上でレースを開始することとなる。

    ダニール・クビアトは、スペック3のPU投入によるペナルティーのために最後尾スタートが事前に決まっていたこともあり、ホンダ勢で唯一Q1敗退となった。また、将来的なペナルティーを最小限に抑える目的で、新たに2つのPUコンポーネントを戦略的に投入している。

    「FP3では前日と比較してバランスとタイヤマネジメントをそれなり改善させることができ、我々はアレックス(アルボン)のQQ3進出を目標に予選に挑んだ」とギヨーム・デゾテウスはコメント。

    「ダニール(クビアト)の今日の目標は同じようにパワーユニットペナルティを受けるジョージ・ラッセルをアウトクオリファイすることだった。彼は2回目の走行でラッセルを快適に上回るタイムを叩きだし、16番手でセッションを終えた」

    「アレックスは暑いコンディションのなかで良い仕事をしてQ2に進出することができた。彼の最後のラップでは風に捕まり、さらに前のダニエル(リカルド)に少し近づきすぎた。それが彼の1コーナーを妥協させたが、残りのラップは強力だった。今日はあと少しのところでQ3を逃したが、タイヤを自由に選択し、いくつかの戦略オプションを検討することができるので、11番手スタートは決して悪いポジションではない」

    「明日も非常に高い路面温度が予想され、クルマのパフォーマンスとタイヤデグラデーションに重要な役割を果たすことになるだろう。それを念頭に置いて、直接のライベルに対して優位に立ち、ポイントを持ち帰ることができることを願っている」

  • マックス・フェルスタッペン、F1フランスGPの予選4位は「最大限の結果」

    マックス・フェルスタッペン、F1フランスGPの予選4位は「最大限の結果」

    レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1フランスGPでの予選4番手は“最大限の結果”だと語る。

    マックス・フェルスタッペンは、予選Q3で1分29秒409を記録。ポールポジションのルイス・ハミルトンからは1.090秒差、3番手のシャルル・ルクレール(フェラーリ)からは0.444秒の差がついた。

    「FPと比べてマシンを改善することができ、予選でいい結果を出すことができた」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

    「Q3ではもっとフェラーリとの差を縮めることができたはずだったけど、最後の周は十分にアタックすることができなかった。最後のいくつかのコーナーで“なにか”が起こり、マシンの挙動が乱れたのを感じたので、なにが原因だったかを調べなければならないけど、それが起こらなければもっとフェラーリに近づくことができたと思う」

    マックス・フェルスタッペンの後ろの5番手にはマクラーレンのランド・ノリスがわずか0.009秒差まで迫られた。

    「現状、マクラーレンが僅差で迫ってきているようだけど、0.3~4秒ほど僕たちのほうがリードしているようだ。今日のこの予選結果もこれまでと同じく、できる限りのグリッドポジションだったと思うし、ミディアムタイヤで2列目からレースをスタートできることはいいことだ」

    「表彰台に上がるには、昨年のように、少しの運を味方につけなければならなそうだ。このサーキットは僕たちにとって最適のコースとはいえないレイアウトだけど、明日のキーはタイヤマネージメントだと思う。メルセデスと戦えるかは疑問ですが、フェラーリといい争いができることを願っている。最善を尽くし、どれだけいい結果につなげられるかが楽しみだ」

  • ピエール・ガスリー 「9番手という結果はとても悔しい」 / F1フランスGP

    ピエール・ガスリー 「9番手という結果はとても悔しい」 / F1フランスGP

    レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーは、F1フランスGPの予選を9番手で終えた。

    Q3へ進出したドライバーはQ2で使用したタイヤをスタート時に履くことになる。そのため、ピエール・ガスリーはソフトタイヤで決勝レースをスタートすることとなる。

    「今日の予選は難しいセッションだった。FP3では6番手ともっと速さを見せていたけど、いくつかセットアップを変更して臨んだ予選ではグリップを得るのに苦戦してした」とピエール・ガスリーはコメント。

    「もっとポテンシャルがあったはずなので、9番手という結果はとても悔しい。しかしこれが今の僕たちの現状であり、明日の決勝はできる限りの力を発揮して戦わなくてはならない」

    「決勝はソフトタイヤでのスタートなので簡単にはいかない一戦となりそうだけど、プラクティスでのロングランでのペースは悪くはなかったので、タイヤをできるだけ保たせるためにできることを含め作戦を練り、ポジションを上げていい争いができるよう準備しなければならない。明日は最大限までプッシュして戦う」