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  • ルイス・ハミルトン 「レッドブル・ホンダのF1シートには空席がある」

    ルイス・ハミルトン 「レッドブル・ホンダのF1シートには空席がある」

    メルセデスのルイス・ハミルトンは、ピエール・ガスリーが2020年もレッドブル・ホンダのF1シートを維持することになるとは思っていないようだ。

    今年、レッドブル・ホンダに昇格したピエール・ガスリーは、チームとの初年度とはいえ、タイトル争いを目標に掲げるチームの貢献できていないのは明らかだ。ピエール・ガスリーはマックス・フェルスタッペンに63ポイント差をつけられている。

    先週のF1ハンガリーGPのレース後の記者会見ではトップ3ドライバーにフェルナンド・アロンソの復帰を望むかどうかと質問されて話題を呼んだ。

    ルイス・ハミルトンは、レッドブル・ホンダにはフェルナンド・アロンソにとっての“特等席”が空いているとコメント。マックス・フェルスタッペンのチームメイトとして起用することを勧めた。

    「スポーツにはベストなシートにベストなドライバーが必要だ。少なくとも十分に勝てるシートはあるし、彼が勝てるなら悪いことではないだろう」とルイス・ハミルトンはレッドブル・ホンダの2020年のシートに言及した。

    マックス・フェルスタッペンは、フェルナンド・アロンソはメルセデスこそ最適だと返した。

    「彼はトトと話しているかもしれないよ」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

    だが、ルイス・ハミルトンは、フェルナンド・アロンソよりもバルテリ・ボッタスがチームメイトであることを望んでいるようだ。

    「バルテリは素晴らしい。バルテリが勝っている。君のところはシートが空いているだろう」とルイス・ハミルトンは返した。

    実際、レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、ピエール・ガスリーのパフォーマンスが改善しなければ、来季のラインナップから外すことを示唆している。

    「シーズン終了までクルマに乗せておくのが我々の意向だ。だが、我々は彼がクルマのポテンシャルをもっと認識することが是が非でも必要だ」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    「ピエールに関してはフラストレーションが溜まる週末だった。スタートはそれほど良くなかったし、1周目も良くなった。我々はザウバー(アルファロメオ)やマクラーレンとレースをしているべきではない。我々が彼がフェラーリやメルセデスとレースをすることを必要としている。それを達成するためにできるすべてのことをやっていく」

    クリスチャン・ホーナーは、ピエール・ガスリーが上位争いに絡んでいなかったことも、マックス・フェルスタッペンをルイス・ハミルトンから守るためのチーム戦略の選択を減少させたと語る。

    「問題は彼がまったく絡んでいなかったことだ。今日はメルセデスとレッドブルの両方がチームメイトが戦いに絡んでいなかったことで“一本足”でレースをしていた」

    「2台が上位を走っていないことは我々にとって明らかに痛手だ。特にコンストラクターズ選手権において今日はフェラーリと同じ量のポイントを獲得した。本来ならばもっと多くを奪えたはずだった」

  • マックス・フェルスタッペン、レッドブルの1ストップ戦略を擁護

    マックス・フェルスタッペン、レッドブルの1ストップ戦略を擁護

    レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが、F1ハンガリーGPを振り返り、レース中にチームが1ストップ戦略を継続する決断をしたことを擁護した。

    ポールポジションからスタートしてレースの大部分をリードしていたマックス・フェルスタッペンだが、ハードタイヤでの第2スティントでタイヤが終わってしまい、2ストップ戦略の賭けにでたメルセデスのルイス・ハミルトンに残り4周で逆転を許すことになった。

    レッドブル・ホンダもルイス・ハミルトンをカバーして2ストップ戦略に切り替えるという選択肢はなかったのかと質問されたマックス・フェルスタッペンは「僕はルイスの後ろになっていただろうから、ピットインしても意味はなかった。いずれにしろ、それをすればレースが失われることはわかっていた。僕にとっての唯一のオプションは続けることだったし、それが僕たちがやったことだ」とコメント。

    「ある時点でタイヤを使い果たしてしまい、1秒以内に留めておこうと頑張った。でも、それはほぼ不可能だったし、ルイスが僕を追い抜いていったことでもそれはわかると思う」

    マックス・フェルスタッペンは、第2スティントでバックマーカーへの対応にてこづっていたと語る。

    「最初のタイヤでは最終セクターで僕たちはまだ競争力があったし、ルイスにはあまりチャンスはなかった。そのあと、ハードタイヤに交換したけど、トラフィックによってノーマルのラインを走ることができなかった。それによってルイスに追いつくチャンスを与えてしまった」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

    「もし、メルセデスが1ストップでステイアウトしていれば、僕は彼を抑え続けることができたと思う。でも、ルイスがミディアムに交換し、本当に厳しい戦いになることがわかった」

    マックス・フェルスタッペンは、F1ハンガリーGPでのメルセデスはレッドブル・ホンダよりも速かったとし、ルイス・ハミルトンよりもグリップに苦労していたと明かす。

    「僕たちは現実的でなければならないし、彼の方が明らかに速かったことを認めなければならない。レース全体を通してルイスよりも少しグリップに苦しんでいたし、彼はプレッシャーをかけ続けることができた。2番手にいるときは2ストップのギャンブルをすることができるし、僕は彼をカバーして前に留まろうと頑張らなければならなかった」

    ルイス・ハミルトンにリードを許したマックス・フェルスタッペンは、最後にソフトタイヤに交換してファステストラップを記録した。

    「最後に追加でピットストップをして、ファステストラップを記録できたことには満足している。結局のところ、追加の1ポイントに過ぎないけど、シーズン終了時にはそれが重要になってくることを期待している。どうなるか見てみよう」

    マックス・フェルスタッペンは、依然としてメルセデスが支配的なマシンであることを実感したと振り返る。

    「彼らが本気でプッシュする必要あるときにどれくらいマージンがあるかが示されたと思う。今日のルイスは素晴らしかったけど、彼が本気でプッシュすれば、メルセデスはまだ支配的なクルマだ。もちろん、オーストリアでは彼らはオーバーヒートの問題を抱えていたし、ホッケンハイムのコンディションはトリッキーだったので、クルマの限界まで走らせることができなかった。でも、今日は僕たち二人とも全開でプッシュしていたし、チームとしての彼らの実力が分かったと思う」

    それでも、シーズン後半戦はメルセデスとのギャップをさらに縮めることができることを期待しているとマックス・フェルスタッペンは語る。

    「僕たちはクルマとエンジンにアップデートが入るので、再び近づけることを期待している。そのあとどうなるかわかるだろう」

    最後にシーズン前半戦に点数をつけるとすれば何点かと質問されたマックス・フェルスタッペンは「僕は自分に点数をつけるようなことはしない」とコメント。

    「僕はいつも自分に批判的だし、常に改善できると思っている。シーズン前半は良い結果を残せたけど、常に取り組むべきことはあると思う」

  • ダニール・クビアト 「ホンダF1が進歩したことは結果が証明している」

    ダニール・クビアト 「ホンダF1が進歩したことは結果が証明している」

    トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは、ホンダF1が大きな進歩を遂げたことは結果が証明していると語る。

    今年、トロロッソ・ホンダでF1復帰を果たしたダニール・クビアトは、雨で大波乱となったF1ドイツGPで3位表彰台を獲得。雨で大波乱の展開となったF1ドイツGPで3位表彰台を獲得。トロロッソにとって11年ぶり2度目、自身にとってもレッドブル時代の2016年の中国GP以来となる3度目の表彰台となった。

    ダニール・クビアトは、ホッケンハイムでの表彰台は、ハンガリーで経験した初めての表彰台のときよりも人間的に丸くなった結果だと考えている。

    「あの頃にくらべると、精神的に少しタフなったと思う。いくつものレースウイークを過ごしながら、起きたことをすべて受け入れて、ハードワークを継続していくというのが、難しいこともあった。今は、一貫して物事に取り組めるようになってきた。仕事も、そのやり方も変わっていないけど、当時は少しだけ違いった」

    「当時、まだドライバーとしても、人間としても、自分自身を模索していたところだった。なにが正しいのか、なにが間違っているのか、分からないこともあったが、今ははっきりとしてきている。その感覚が、大いに役立つ」。結局のところ、それは小さなことだ。ドライブビングの才能だけではなく、いつ、どのように動くのが正しいのかを見極めて仕事をしていくかを考えることが大切だ。何にでも通じることだと思う」

    F1に復帰した今シーズンは、初めてホンダの一員として過ごすシーズンでもあるが、25歳のダニール・クビアトにとって、ホンダと一緒に仕事をし、そのメンタリティに触れることはいいことだと語る。

    「とても楽しんでいるよ。みんな一生懸命に仕事をするし、常にいいアイデアを持ち合わせている。現場のエンジニアは話しやすい人たちで、いつも気軽に彼らのもとを訪れている。ここ数年でホンダは大きな進歩を遂げたことは結果が証明しているし、これからもそうであってほしいね」

    F1ハンガリーでのレースを終えて、F1も夏休みに入った。だが、F1ドイツGPでの表彰台は前日にダニール・クビアトには第1子が誕生しており、「休み」という言葉はひょっとしたら正確ではないのかもしれない。

    「(休みじゃないかもというのは)本当だよね(笑)でも、家族と過ごす間も、学ぶべきことはたくさんあると思る。今後どうなるかは分からないけど、ガールフレンドのケリーとともに、いい両親になれると思っている。子育てを楽しむことができればいいなと思っている。そして、もうちょっと睡眠が取れるといいかな(笑)」

  • マックス・フェルスタッペン 「シーズン後半にあと3勝は可能」

    マックス・フェルスタッペン 「シーズン後半にあと3勝は可能」

    マックス・フェルスタッペンは、レッドブル・ホンダは2019年シーズンに5勝を挙げることは可能だと考えている。

    今年からホンダのF1エンジンに切り替えたレッドブル。ヘルムート・マルコは、シーズン開幕前にホンダとの初年度にも関わらず、今シーズンは“少なくとも5勝する”と宣言していた。

    当初はマックス・フェルスタッペンもその見解には懐疑的だったが、レッドブル RB15とホンダのF1エンジンは著しい進歩を果たしており、前半戦に2勝を挙げた。

    「今年すでに2勝を挙げているのでとても近づいていると思う。それについて彼とヘルムートと話したよ。彼には『ホンダとの仕事をする初年度に5勝というのはかなり楽観的だ。お互いのことをもっと知らなければならないし、レース毎に学ばなければならない』と伝えたよ」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

    「シーズン後半には僕たちがさらに改善することはわかっているし、それは可能だと思っている。うまくいけば、僕たちはメルセデスとのギャップを縮めることができる。フェラーリさえね。予選での彼らはまだとても速い。常にそこにいることができれば、勝つためのチャンスはもっと多いからね」

    「でも、結局のところ、21戦があり、5勝だけでなく、21戦すべてのレースで勝ちたいと思っている。でも、僕たちはそれに取り組んでいるし、毎週末良くなっていると思う」

    それでも、マックス・フェルスタッペンはチャンピオンシップ獲得の可能性については冷静だ。

    「僕はずっとチャンピオンシップの2番目、3番目、4番目には興味がないと自分に言い聞かせてきた。違いはない。僕は1番だけを目指している。ルイス・ハミルトンは60ポイント以上先だ。現時点ではメルセデスが依然として支配的なチームだし、チャンピオンシップについては考えていません。」

    「特に予選ではギャップをさらに縮めるために改善を続けなければならない。僕たちは近づいてはいるけど、まだ十分ではありません。予選で近づくことができれば、僕たちは戦略的に非常に強いので、レースはまったく異なるものになる。私たちのピットストップは素晴らしいので、少し前に出れば、大きな違いを生むことができる」

    その予選に関しても、F1ハンガリーGPでマックス。フェルスタッペンはキャリア初ポールポジションを獲得している。

    「僕たちは大幅に改善し、チームもそれに取り組んでいる。彼らは正しい決定を下しているし、戦略の面では優れたピットストップ、組織力は強力だ。チームに本当に満足している」

    今年、残りの3勝はどこで狙えるかと質問されたマックス・フェルスタッペンは「シンガポールとメキシコから。僕たちはそれらのサーキットでいつもうまくやってきた。あとはブラジルかな。わからないけどね」コメント。

    「クルマとエンジンにアップグレードが入る。そのあとどうなるかわかるだろう」

    ホンダはここまで“スペック2”“スペック3”と開発を前倒ししてアップグレード版F1エンジンを投入しているが、ヘルムート・マルコは9月の第12戦F1イタリアGPで“スペック4”が投入され、さらに第16戦ロシアGPではエクソンモービルが新たな燃料を投入することを明らかにしている。

  • カシオ、スクーデリア・トロロッソ・リミテッドエディション第7弾を発売

    カシオ、スクーデリア・トロロッソ・リミテッドエディション第7弾を発売

    カシオ計算機は、“Speed and Intelligence”をコンセプトとした高機能メタルウオッチ“EDIFICE(エディフィス)”より、トロロッソ・ホンダとコラボレートした薄型クロノグラフ『EQB-1000TR/EFR-S567YTR』を9月13日に発売する。

    スクーデリア・トロ・ロッソは、イタリア北部のファエンツァを本拠地とし、新進気鋭の若手ドライバーを擁するレーシングチーム。昨年から、トロロッソはホンダとタッグを組み“レッドブル・トロロッソ・ホンダ”として参戦。大きな注目を集めている。

    カシオでは、同チームの持つ若く勢いのある躍動感、マシンに注ぎ込められた革新的な技術、そしてスピードを追い求める情熱が、“EDIFICE”の世界感と相通ずることから、2016年よりオフィシャルパートナーとしてスポンサードしている。

    今回発売される『EQB-1000TR/EFR-S567YTR』は、トロロッソ・ホンダの2019年用マシン「STR14」をモチーフとして、ボディに用いられているブルー、レッド、シルバーの3色を基調にカラーリングを施した。『EQB-1000TR』の時計全体、『EFR-S567YTR』の文字板には、それぞれチームカラーを象徴する青地に赤いラインを印象的にレイアウトし。両モデルとも、ベゼルとインダイアル以外の文字板全体には、レーシングカーに欠かせないカーボン素材を採用し、モータースポーツの精悍さを表現した。

    さらに、文字板と裏蓋にはチームロゴを、9時位置のインダイアルにはチームを象徴する牛のイラストをあしらっている。「Scuderia Toro Rosso」の世界観を随所に散りばめ、所有する喜びを得られる特別感のあるモデルに仕上がっている。

    EQB-1000TR (75,000円+税)
    タフソーラーやスマートフォンリンク機能を搭載した薄型クロノグラフ「EQB-1000」をベースモデルとして採用。ベゼル全体にカーボンを積層したパーツを採用。青地に赤いラインがポイントのバンド素材には、CORDURAファブリックを使用したケブラー繊維インサートクロスを用いることで、軽さやフィット感だけでなく、耐久性も高めた。スマートフォンアプリと連携することで、正確な時刻修正が行えるほか、ワールドタイムの設定も可能。メインとインダイヤルの2か所に表示する時刻を約300都市から選べ、世界を転戦する「Scuderia Toro Rosso」をサポートする。また、ラストラップインジケーター搭載で、前回のタイムとの差を-5から+1秒の範囲でインダイアルに指し示し、ストップウオッチ機能も充実している。計測結果をスマートフォンアプリに転送し、1/1000秒単位で200本記録できるため、レース時の詳細なラップタイムの管理にも役立つ。

    EQB-1000TR

    EFR-S567YTR (30,000円+税)
    メタルバンドの薄型クロノグラフ「EFR-S567YD」をベースモデルとして採用。メタルベゼルの上面にカーボンのプレートを装着し、文字板にはチームを象徴する赤い縦のラインを大胆にデザインしています。風防にはサファイアクリスタルを用い、ハードな使用シーンでも傷つきにくく視認性を確保する。

    EFR-S567YTR

  • 「ホンダF1は2019年の‟名もなきヒーロー”」と元F1ドライバー

    「ホンダF1は2019年の‟名もなきヒーロー”」と元F1ドライバー

    元F1ドライバーのジョリオン・パーマーは、レッドブル・ホンダのエンジンパートナーであるホンダF1は2019年の“名もなきヒーロー”だと称賛する。

    2015年にマクラーレンのパートナーとしてF1復帰したホンダは、散々なシーズンを過ごしてきた。しかし、今年はレッドブルとの新しいパートナーシップで結果を出している。

    2019年の前半戦でレッドブルとホンダF1は2勝を挙げ、F1ハンガリーGPでポールポジションを獲得。どちらもホンダF1としては16年ぶりのことであり、またF1ドイツGPでは1992年以来のダブル表彰台という偉業を達成した。

    また、レッドブル・ホンダにおけるマックス・フェルスタッペンのパフォーマンスによってF1のイメージは大幅に向上。現在、フェルスタッペンはランキング首位のルイス・ハミルトンとの差を縮め、2位のバルテリ・ボッタスを射程圏内に捉えている。

    ジョリオン・パーマーは、BBC で執筆するコラムでホンダF1の改善は“ゾッとほど”と解説した。

    「レッドブルのエンジンパートナーは2019年の名もなきヒーローだ。レッドブルとの新たなパートナーシップにより、ホンダは完全に本領を発揮している」とジョリオン・パーマーはコメント。

    「フェラーリとメルセデスと比較すれば、エンジンはまだ究極のパフォーマンスでは劣ってはいるが、成し遂げた進歩はゾっとするほどだ」

    「レースに勝利し、今ではハイブリッド時代で初ポールポジションも獲得ている。マクラーレンとの不運なパートナーシップで歩んだ泥沼をホンダにとってふさわしい成果だ」

  • ロス・ブラウン 「レッドブル・ホンダは2番目に強力なパッケージ」

    ロス・ブラウン 「レッドブル・ホンダは2番目に強力なパッケージ」

    F1のスポーティングディレクターを務めるロス・ブラウンは、F1ハンガリーGPでレッドブル・ホンダが2番目に強力なパッケージであることを示したと語る。

    F1ハンガリーGPではレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが初ポールポジションを獲得。レースも大半をリードしていたが、メルセデスの大胆な2ストップ戦略によって残り4周でルイス・ハミルトンに勝利を譲ることになった。

    「序盤に二人はスリリングなバトルを展開していたし、フェルスタッペン優勢で進んでいた」とロス・ブラウンは語る。

    「実際、マックスのタイヤは終盤に駄目になったが、メルセデスはバルテリ・ボッタスの長いスティントのおかげでハードタイヤに何ができるかを直接見ることができた」

    「プッシュし続けるのにタイヤが十分に良い状態にあるときにハミルトンをピットインさせるのは奇妙に思えたが、それは神技であることが判明した。したがって、メルセデスがより明白なルートを進めてレースがどのように展開するかを待つことができるときに戦略でリスクを冒したことは称賛に値する」
    「もちろん、両方の順位表におけるメルセデスの大きなリードを考えれば、彼らはリスクを冒す余裕があるが、シルバーアローは最初から最後までスリリングなレースを生み出し、F1がドライバー同士のバトルだけでなく、素晴らしいチームスポーツでことを証明した。ドライバーとチームは相互に依存している」

    ロス・ブラウンは、ホンダのF1エンジンはスピードとパワー面で本物の進歩を果たしており、今やレッドブル・ホンダはフェラーリを抜いて2番目に強力なパッケージであることを示したと語る。

    「マックス・フェルスタッペンとレッドブルも素晴らしいパフォーマンスを生み出していた」とロス・ブラウンはコメント。

    「フェルスタッペンは土曜日に一連の信じられないくらい速いラップを刻んで初ポールを獲得した。そして、レースでは過去4戦での3勝目を挙げるために全力を尽くした。彼はそれを成し遂げることができなかったが、それは彼とレッドブルが駄目だったのではなく、メルセデスとハミルトンがやったことによるものだった」

    「ハンガリーではレッドブル・ホンダは2番目に強力なパッケージを持っていることを証明した。ホンダはパワーとスピードという点で本格的に進歩していることを示している」

    「マックスは過去4戦でどのドライバーよりも多くのポイント(81)を獲得している。それはハミルトンよりも18ポイント多く、フェラーリの二人(45)のほぼ2倍だ。また、ボッタスの合計の2倍以上だ」

    「タイトルでルイスを破るのは手が届かないように思えるが、今ではフェルスタッペンにとって2位はより可能性がある。そうなれば特別なことだ」

  • ピエール・ガスリー、夏休み後がF1シート確保のための正念場

    ピエール・ガスリー、夏休み後がF1シート確保のための正念場

    ピエール・ガスリーにとって、2週間の夏休み後に始めるシーズン後半戦は、レッドブル・ホンダだけでなく、F1での将来をかけた重要な戦いとなる。

    シーズン序盤からレッドブル・ホンダのシート喪失が噂されていたピエール・ガスリーは、F1イギリスGPで改善の兆しをみせたが、続くドイツGPではリタイア、ハンガリーGPでは周回遅れの6位と再び低迷した。

    F1ハンガリーGP後、レッドブル・ホンダのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、れレッドブル・ホンダは上位で争える2台であることが“不可欠”だとコメント。もちろん、それはマックス・フェルスタッペンではなく、ピエール・ガスリーに向けての発言だ。

    「コンストラクターズ選手権でフェラーリと戦うチャンスが得たければ、2台の競争力のあるマシンが必須だ」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    「ガスリーの問題は彼がまったくトップグループにいないことだ」

    「我々はザウバー(アルファロメオ)やマクラーレンと戦っているべきではない。フェラーリやメルセデスと戦っているべきだ」

    ピエール・ガスリーの現状はまもなくレッドブル・ホンダでの短いキャリアが終了すると考えている人が多く、今後数週間で悪名高いヘルムート・マルコから電話を受けることを心配するべきだと指摘する声もある。

    「これから夏休みだ。そのあと見極めていく」とヘルムート・マルコは motorsport-magazin.com に語った。

    ピエール・ガスリーには続投の希望はあるかと質問されたクリスチャン・ホーナーは「彼には夏休み中に時間を取って考えてもらう必要があると思っている」とコメント。

    「シーズン前半戦を振り返り、そこからのレッスンを後半戦に生かさなければならない。それが我々にとって不可欠だ。フェラーリを捕えるチャンスがあるとすれば、さらに上位で彼がフィニッシュすることが我々にとっては不可欠だ」

    「シーズン終了までクルマに乗せておくのが我々の意向だ。だが、我々は彼がクルマのポテンシャルをもっと認識することが是が非でも必要だ」

    F1ハンガリーGP終了後、レースウィナーとなったルイス・ハミルトンは、マクラーレン時代のチームメイトであるフェルナンド・アロンソがマックス・フェルスタッペンの良いチームメイトになるかもしれないと示唆した。

    「スポーツにはベストなシートにベストなドライバーが必要だ。少なくとも十分に勝てるシートはあるし、彼が勝てるなら悪いことではないだろう」

  • ホンダF1 特集 | ダニール・クビアトの表彰台

    ホンダF1 特集 | ダニール・クビアトの表彰台

    トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトが、久々の表彰台となったF1ドイツGPについて振り返った。

    F1ドイツGPの開幕前、ホンダF1はダニール・クビアトは2015年のハンガリーGPで彼が初めてF1の表彰台に登壇した時の話を聞いていた。もちろん、そのときはレースであのような素晴らしい結果が出る前のことだ。

    ダニール・クビアトは「それが目標だし、僕の求めている結果です。そのために、僕は辛抱強く戦い続けるし、懸命に仕事にとりくんでいます。その努力が実ることを願っているよ」と答えていた。

    それから数日が経ち、ハンガロリンクのパドックで、クビアトに改めて話を聞いた。ドイツでの発言については、プロとしての意識以上のものがあったと語る。

    「僕はこんなことになると思っていなかったし、冗談を言ったんだよ!…というのは嘘です。でも、これだけは言いたかったんです。『僕らは必死に働いているんだ』と。表彰台に上りたいと思ってはいたけど、Toro Rossoはこの11年間、ずっと懸命に働いているのに、それを達成できていませんでした。2006年にチームが発足して14年。僕はその歴史の足跡を残せたことをとてもうれしく思っています。チームの全員が喜ぶのを目にすることは、とてもすばらしいことでしたし、かけがえのないことでした。」

    F1ハンガリーGPではダニール・クビアトは、表彰台に立った喜びに浸り続けるのではなく、新たな戦いに目を向けていた。

    「長い人生を考えればあれは一瞬のことだから、あまり聞かないでほしいな。貪欲にならずに、日々を生きる。この一瞬を楽しみたいんです。僕らはすでにハンガリーにいるし、ここでだれがなにを起こすのか、分からないでしょう?雨が降れば、僕らにも常にチャンスが巡ってくるけれど、僕らは常に表彰台候補というわけではありません。Red Bullならそうでしょうけど。それにしても、僕らはチャンスをよくつかめたと思います。マシンも、パワーユニットもレースで非常に競争力を持っていたので、それはすばらしいことでした」

    しかし、そんな彼にとっても、2015年に経験した最初の表彰台は、まさに特別だったと言える。当時、レッドブルlに所属していたクビアトは、金曜日のフリー走行をトップ3で終える。しかし、予選7番手となったことで、彼がこのレースでトロフィーを獲得できるとは思われなくなっていた。

    「確か、あのときは金曜日に力強い走りができていました。しかし、予選でなにかがかみ合わず、マシンにも満足していませんでした。予選でいくつかミスをして、4番手のダニエル(リカルド)に対してわずかな差で7番手になりました。当時、彼よりも速いことが普通だった僕にとって、満足いく結果ではありませんでした。土曜日こそそう思わされましたが、日曜日のレースはすばらしいものになりました」

    ドイツGPのように、すばらしいレースを展開しながらも、クビアトのレースウイークは、このときも順調なものではなかった。好スタートを切って、ポジションを上げても、レースの見通しはよくなかった。

    「僕が今再びその状況に置かれたら、優勝を目指して戦ったと思います。初めての表彰台がかかっているならなおさらです。あのレースは、特に序盤は難しい展開を強いられました。第2スティントはとてもよかったのですが、タイヤにフラットスポットを作って早めのピットインをしなくてはならず、レースに大きく影響を与えてしまいました」

    「5番手、6番手ぐらいを走っていたとき、いくつかアクシデントが起きて、セーフティカーが出動しました。このとき、僕のレースは息を吹き返したのです」

    「ニコ(ヒュルケンベルグ)がフロントウイングを失ったとき、僕は彼のすぐ後ろにいました。ニコをオーバーテイクできるぐらい近いところにいましたが、彼はストレートでとても速かったのです。その年、パワーユニットの性能差は非常に大きなものでした。メルセデス勢はストレートを飛ぶように加速するので、それを追い抜くというのは非常に困難でした」

    「セーフティカーの後のスティントも、かなりいいものでした。ルイス(ハミルトン)やバルテッリ(ボッタス)をオーバーテイクできたのです。最高に決まったと思える瞬間でした。あのときは、ファイナルラップの間に多くのことが頭を駆け巡りました。それを経験した今なら、前を走っていたセバスチャン(ベッテル)に追いつこうと、もっと挑戦できたでしょう」

    フィニッシュ時のベッテルとの差は約5秒(その後クビアトがトラックリミット違反のペナルティーを受けたためリザルト上は15秒)。クビアトは、ここまで上位に近づけるとは思いもしなかったと振り返る。

    「セーフティカーが入るまで、僕は表彰台争いからかけ離れていました。セーフティカーが入った瞬間、レースがカチッとかみ合ったんです。相手のマシンとの距離が縮まり、プッシュしようとか、攻めてみようというやる気が生まれました。近づく相手だけを見据えて、攻め続けました。とても楽しい時間でしたね」

    「ある意味、この瞬間のために何年も努力を続けていたように感じました。でも、それは人生の1ページに過ぎず、また次の目標に目を向けなくてはなりません。今度は勝ちたくなってくるんです。最初に表彰台に上ったときは、こんなものなんだなとクールな感情でしたね」

    「フィニッシュラインを越えた瞬間、自分の成し遂げたことについて考えると、とても素晴らしいと思えたし、大きな安心感がありました。」

    初めての表彰台、レース後の動きはいつもと異なる。しかし、クビアトは、逃した目標、すなわち優勝できなかったことが、少しだけ緊張を楽にしてくれたと話す。

    「テレビでよく見る表彰台の光景はほんの一部のことです。当事者としては素晴らしい気分に浸ることができます。改めて自分の成し遂げたことを振り返り、ホッとしたような気持になりました」

    「でも、セバスチャン(ベッテル)が持つ最年少表彰台記録を、数週間の差で逃したのには、少しだけがっかりしました。記録については知っていたし、目標でもありました。達成したかったのですが、ほんの数週間だけ遅かったんです」

    ダニール・クビアトは、失敗をよく分析し、考えることがあると語る。それは、絶えず改善のために努力するというホンダの哲学にも通じるものがある。彼は、ホッケンハイムでの表彰台は、ハンガリーで経験した初めての表彰台のときよりも人間的に丸くなった結果だと考えている。

    「あの頃にくらべると、精神的に少しタフなったと思います。いくつものレースウイークを過ごしながら、起きたことをすべて受け入れて、ハードワークを継続していくというのが、難しいこともありました。今は、一貫して物事に取り組めるようになってきました。仕事も、そのやり方も変わっていないのですが、当時は少しだけ違いました」

    「当時、まだドライバーとしても、人間としても、自分自身を模索していたところでした。なにが正しいのか、なにが間違っているのか、分からないこともありましたが、今ははっきりとしてきています。その感覚が、大いに役立つのです」

    「結局のところ、それは小さなことです。ドライブビングの才能だけではなく、いつ、どのように動くのが正しいのかを見極めて仕事をしていくかを考えることが大切です。何にでも通じることだと思います」

    F1に復帰した今シーズンは、初めてホンダの一員として過ごすシーズンでもあるが、25歳のダニール・クビアトにとって、ホンダと一緒に仕事をし、そのメンタリティに触れることはいいことだと語る。

    「とても楽しんでいるよ。みんな一生懸命に仕事をするし、常にいいアイデアを持ち合わせています。現場のエンジニアは話しやすい人たちで、いつも気軽に彼らのもとを訪れています。ここ数年でホンダは大きな進歩を遂げたことは結果が証明しているし、これからもそうであってほしいです」

    F1ハンガリーでのレースを終えると、いよいよF1も夏休み。ちょうど、夏休みについての話題になった。実は、ダニール・クビアトにとって、ドイツGPでの表彰台は第1子誕生から1日と経たない中でのものだった。「休み」という言葉はひょっとしたら正確ではないのかもしれない。

    「(休みじゃないかもというのは)本当だよね(笑)でも、家族と過ごす間も、学ぶべきことはたくさんあると思います。今後どうなるかは分からないけど、ガールフレンドのケリーとともに、いい両親になれると思うんです。子育てを楽しむことができればいいなと思っています。そして、もうちょっと睡眠が取れるといいかな(笑)」

  • レッドブル・ホンダ | 2019年 第12戦 F1ハンガリーGP 決勝レポート

    レッドブル・ホンダ | 2019年 第12戦 F1ハンガリーGP 決勝レポート

    レッドブル・ホンダは、F1ハンガリーGPの決勝で、マックス・フェルスタッペンが2位、ピエール・ガスリーが6位でレースを終えた。

    クリスチャン・ホーナー(チーム代表)
    「今日の展開にはフラストレーションを感じている。マックスは、我々が彼に求められるすべてのことをした。スタートを決め、序盤のラップではレースをコントロールしていた」

    「我々はルイスをカバーするために早めにピットインする必要があった。彼は6周目にピットインしたが、今日のメルセデスのペースは素晴らしかった。彼らはプッシュし続けたが、我々は防護することができていた。マックスとルイスは残り22周までフィールドを大きくリードし、メルセデスは戦略をサイコロを転がして、新品のミディアムタイヤをルイスに履かせた。もし、我々がカバーするためにピットインしていれば、トラックポジションを譲ることになっていただろう。我々はレースの最後まで到達することに賭けた。今日はメルセデスとルイスを祝福したい。彼らは残り3~4周でリードを得ることができた。その時点で我々は失うものは何もなくなったので、新品のソフトタイヤを装着し、ファステストラップを取りにいった。ピエールに関しては、1周目にポジションを失ったが、戦略によって6位まで挽回することができた。もっと良い結果を約束された日に2位と6位は少しフラストレーションを感じるが、それでも我々は2位、ポールポジション、ファステストラップを記録した。マックスはドライバーズ選手権でバルテリとの差を縮めたし、チーム全体が過去数レースでマシンの真のパフォーマンスを示した。これから一生懸命仕事をした自分へのご褒美として夏休みに入ることができる」

    マックス・フェルスタッペン (2位)
    「最善は尽くしたが、ルイス(ハミルトン/メルセデス)のほうが明らかに少しスピードがあった。とはいえ、他車と大きなギャップを築いたし、2位という結果は十分に喜ぶべきものだと思う。ペースという点では今日は僕たちの日ではなかったと思うが、総合的にはとてもいいレースウイークになり、ポールポジションを獲得できたことは大きな前進になった。もちろん、ポールポジションからスタートしたので、当然優勝したかった。ただ、ファステストラップをマークしつつ、2位表彰台を獲得することが、現実的に僕たちができた最高の結果だったのではないだろうか。同じタイヤを装着していたときは、ハミルトンを抑えることができた。ただ、彼らが3番手との差を活かして選択した2ピットストップの作戦が彼にうまく作用したようだ。トップを守り抜こうとタイヤを最大限に使ってトライしたが、毎周1、2秒で差を縮めてきたハミルトンに成す術はなかった。フレッシュタイヤを装着した彼はすぐに僕との差を縮めたので、オーバーテイクされることも予想していた。そのあと、エクストラポイントが稼げるファステストラップを獲得するために、ピットインをし、ソフトタイヤへ変更を行った。結果ファステストラップを更新することができ、とても満足している。できる限りのことはやったので、後悔はない。だんだんとトップへ近づいてきているので、これから迎える休暇をいい気分で過ごせそうだ」

    ピエール・ガスリー (6位)
    「今日のレースは序盤から難しい状況に迫られた一戦だった。スタートがうまくいかなかったことから始まり、そのあともアタックを試みたが、マシンがスライドしてしまい、グリップも得られず苦戦することとなった。1コーナーで板挟み状態になったあと、2コーナーでライコネン(アルファロメオ)と接触しそうになり、スタート後にタイムロスとなることが起きてしまった。FP1とFP2が行われたレースウイーク初日の金曜は調子がよかったが、土曜日からグリップに悩まされることになった。レースは6位でポイント獲得は叶ったものの、さらに上を狙えたはずだ。これからやってくるしばらくの休暇はみんなにとってスイッチオフとなるいい機会だ。僕もリラックするすると同時に、シーズン前半戦でなにがよかったか、なにがより改善できたかを考えたいと思う。そしてシーズン後半戦はさらに力強くなって戻ってきて、多くのポイントを獲得できるレースにしていきたい」