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  • ホンダF1苦戦の理由とは? アストンマーティンとの再出発を渡辺康治社長が説明

    ホンダF1苦戦の理由とは? アストンマーティンとの再出発を渡辺康治社長が説明

    ホンダとアストンマーティンの2026年シーズンは厳しい船出となった。ランキングでは下位に沈み、信頼性やパフォーマンス不足にも苦しんでいる。

    しかし、ホンダ・レーシング(HRC)の渡辺康治社長は、この状況を短期的な失敗とは捉えていない。むしろ、2015年のマクラーレンとのF1復帰時と同様の試練を乗り越え、再びトップ争いに返り咲くことを目指している。

    ホンダが苦戦する背景
    数年前までレッドブルとともにタイトル争いを繰り広げていたホンダが、なぜアストンマーティンとの新プロジェクトでは最後尾グループに苦しんでいるのか。

    渡辺康治社長は、その背景として2026年の新レギュレーションに加え、パートナーシップや周辺環境の全面刷新を挙げた。

    「現在の状況はレッドブルと組んでいた頃とは根本的に異なります」

    「レギュレーションは非常に複雑ですし、アストンマーティンとの新しいパートナーシップ、アラムコ製燃料、そしてバルボリン製オイルも新しい組み合わせです。すべてが新しく、簡単ではありません」

    さらに最大の要因として、2021年末のF1撤退決定が現在も影響していると明かした。

    撤退決定が開発に与えた影響
    ホンダは2021年末にF1活動終了を決定した際、多くのエンジニアを量産車や先端技術開発部門へ異動させた。

    しかし2023年にアストンマーティンとのワークス参戦を決断した時点で、それらの人材を即座に呼び戻すことはできなかった。

    「以前の撤退による遅れを取り戻すのに時間がかかりました」

    「開発開始が遅れたことに加え、必要な能力や体制の再構築、人材の呼び戻しにも時間を要しました」

    HRCが本来の開発体制を取り戻したのは2025年になってからだったという。

    その結果、ホンダ自身はライバルメーカーと比較して約1年の開発遅れを抱えていると認識しており、それがメルセデス、フェラーリ、アウディ、レッドブル・フォードに後れを取る大きな理由になっている。

    夏のアップグレードで反撃へ
    シーズン前半のホンダは振動などの信頼性問題への対処に多くのリソースを割いてきた。

    そのため、本格的な性能開発は後回しにならざるを得なかった。

    しかし現在は問題の大半を解決できたことで、夏に向けて内燃エンジン(ICE)の性能向上を目的としたアップグレード投入を計画している。

    ただし渡辺康治社長は即効性について慎重な見方を示している。

    「一晩で状況を劇的に変えるものにはなりません」

    「私たちのアプローチは変わりませんし、長期的な視点で改善を続けていきます」

    コストキャップ時代では資金投入だけで問題を解決することはできない。ホンダは信頼性対策に予算を消費した影響もあり、性能開発面で不利なスタートを切ったことを認めている。

    シャシー側にも課題
    アストンマーティンの低迷はパワーユニットだけが原因ではない。

    エイドリアン・ニューウェイは2025年3月の加入だったため、2026年マシン開発では他チームより数か月遅れた状態からスタートした。

    さらにチームは新ファクトリー、新風洞、新ギアボックス、新パワーユニット、新スタッフと、多くの要素を同時に統合する過程にある。

    シーズン開幕時にはアンディ・コーウェルも、2026年型シャシーについて「5番手程度の競争力しかない可能性がある」と認めていた。

    そのためアストンマーティンは小規模アップデートを重ねる方針を取らず、夏休み前に投入予定の大規模空力パッケージへ開発資源を集中させている。

    チーム内部では「AMR26B」とも呼ばれるBスペック級のマシンになる可能性があるとみられている。

    HRC(ホンダ・レーシング) / 本田技研工業

    アストンマーティンとの関係は良好
    コンストラクターズランキング10位という状況にもかかわらず、ホンダとアストンマーティンの関係は揺らいでいない。

    渡辺康治社長によれば、オーナーのローレンス・ストロールとは頻繁に話し合いを続けているという。

    「アストンマーティンとのパートナーシップはまだ新しく、強固な関係を築くには時間が必要です」

    「私はローレンス・ストロールと頻繁にコミュニケーションを取っています。率直な対話がパートナーシップをより強いものにしています」

    「彼はホンダの能力を強く信じています。もちろん現在の状況に満足していませんし、私も満足していません。しかし、PU性能やシャシー性能、チーム運営などあらゆる面について、どうやって理想の位置へ戻るかを議論しています」

    ホンダは長期戦を覚悟
    渡辺康治社長は、ホンダ経営陣が現状を深刻に受け止めている一方で、プロジェクトを短期的な結果だけで評価するつもりはないと強調した。

    「F1への挑戦はホンダのDNAの一部です。それは変わっていません」

    「経営陣は現在の結果に満足していません。しかし同時に、このプロジェクトは今年だけで評価すべきものではなく、中長期的な視点で見るべきだという共通認識があります」

    ホンダはかつてマクラーレンとの失敗を経験しながらも、レッドブルとの黄金期へとたどり着いた。アストンマーティンとのプロジェクトも同じ道を歩めるかどうか。その答えは、夏以降に投入されるホンダのアップグレードとAMR26Bの成否にかかっている。

  • ホンダF1に痛烈批判「F2へ行くべき」 シュタイナーがアストンマーティン不振を酷評

    ホンダF1に痛烈批判「F2へ行くべき」 シュタイナーがアストンマーティン不振を酷評

    2026年シーズンのアストンマーティンとホンダの苦戦に対し、元ハースF1代表のギュンター・シュタイナーが厳しい言葉を投げかけた。

    シュタイナーは、現在のアストンマーティンのパフォーマンスは「F1の基準に達していない」と断じ、さらにホンダのパワーユニットについても「このままならF2へ行くべきだ」と痛烈に批判している。

    今季のアストンマーティンは、エイドリアン・ニューウェイ加入やフェルナンド・アロンソの存在によって上位争いが期待されていた。しかし実際には、AMR26の競争力不足や信頼性問題に苦しみ、グリッド最後尾に沈むレースも少なくない状況となっている。

    「キャデラックを良く見せている」と酷評
    シュタイナーは『The Red Flags Podcast』に出演し、アストンマーティンの現状について次のように語った。

    「アストンマーティンはキャデラックを良く見せてしまっている。キャデラックはレース終了時に3周遅れだったが、それでもだ」

    「今のアストンマーティンがやっていることは、僕の意見では受け入れられない。もはやF1の基準ではない。圧倒的最下位で、しかも完走すらできないこともある」

    「ローレンス・ストロールも今起きていることを誇りに思ってはいないだろう。しかし最終的な責任は彼にある。チームオーナーなのだから」

    今季のアストンマーティンは、モナコGPでアロンソが初ポイントを獲得したものの、依然としてコンストラクターズ争いの下位に低迷している。

    「ホンダはF2へ行くべき」と過激発言
    さらにシュタイナーは、2026年からアストンマーティンへワークス供給を行っているホンダについても厳しい見方を示した。

    F1のCEOであるステファノ・ドメニカリが介入できるかと問われると、シュタイナーは次のように答えた。

    「ステファノには権限がない。誰が参戦すべきか、どのような成績を残すべきかを決めることはできない」

    「残念ながらF1には降格制度がない。多くのスポーツでは結果を出せなければ降格するものだ」

    そのうえで、現在導入が議論されているADUO(性能均衡措置)にも言及した。

    「ローレンス・ストロールは努力していないわけではない。彼ほど自分の資金をF1につぎ込んでいる人物は多くない」

    「だが彼らにはADUO以上のものが必要だ」

    「ホンダはたくさんのADUO支援を受けることになるだろう。あまりにも悪いからだ。それは確実に助けになる」

    「もしホンダを今の状態のままにしておくなら、F2へ行くべきだ」

    もっとも、これはあくまでシュタイナーらしい挑発的な表現であり、実際にホンダのF1参戦継続が危ぶまれているわけではない。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム ホンダF1

    アストンマーティンは反攻に向け大型アップデート準備
    一方、アストンマーティン陣営は現状を重く受け止めている。

    バルセロナ・カタルーニャGP後には、チーフトラックサイドオフィサーのマイク・クラックがファンへ謝罪した。

    「サーキットへの行き帰りで、たくさんの緑色のシャツを着たファンを見た。本当に素晴らしかった」

    「しかし僕たちは彼らに喜びを与えることができなかった」

    「高額なチケットを購入してヒーローたちを見に来てくれたファンに対して、まずは申し訳ない気持ちだ。期待に応えるパフォーマンスを見せることができなかった」

    チームは現在、夏以降の反攻に向けて大規模アップデートを準備中とされており、ベルギーGPでの投入が有力視されている。ホンダもパワーユニット改良を進めているとみられるが、シュタイナーの辛辣な評価を覆すためには、結果による証明が必要になりそうだ。

    今回の発言は過激ではあるものの、アストンマーティンとホンダが2026年最大の失望勢力のひとつと見なされている現状を象徴している。ニューウェイ、アロンソ、ホンダという強力な布陣を揃えながら結果につながっていないだけに、今後数戦での巻き返しがチーム全体にとって重要な意味を持つことになる。

  • ホンダが説明 アストンマーティンF1の振動問題で生じた“誤解”

    ホンダが説明 アストンマーティンF1の振動問題で生じた“誤解”

    アストンマーティンとホンダが2026年シーズン序盤に直面した深刻な振動問題を巡り、ホンダが一部報道の内容を訂正した。

    ホンダ・レーシング(HRC)の渡辺康治社長の発言を受けて、「ホンダのエンジニアが日本でアストンマーティンF1マシンを実際に走らせて問題解決に取り組んだ」と報じられていたが、ホンダはそれが誤訳に基づくものであると説明している。

    ホンダが“運転した”との報道を否定
    問題となったのは、HRCトラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアの折原真太郎が、栃木県のさくら研究所で振動問題の調査に関与したという渡辺康治社長の説明だった。

    これを受け、一部では折原がアストンマーティンF1マシンを実際にドライブしたとの報道が広がった。

    しかし、ホンダF1の広報担当者はその解釈を否定した。

    「エンジニアはマシンに座ったのであって、運転したわけではありません」

    同担当者によれば、折原は車両に搭乗して振動の状況を確認したものの、実際にサーキットやテストコースを走行したわけではなかったという。

    振動問題解決の舞台はテストベンチ
    では、走行せずにどのように振動を確認したのか。

    ホンダは「マシンはテストベンチ上に設置されていた」と説明している。

    つまり、実車を走らせるのではなく、研究施設内の試験設備でパワーユニットや車体を稼働させながら振動の発生状況を再現し、原因究明を進めていたことになる。

    この振動問題は、アストンマーティン・ホンダのパッケージが2026年シーズン開幕当初に抱えていた最大の課題のひとつだった。特にドライバビリティや信頼性に悪影響を与え、チームの苦戦の一因とみられていた。

    鈴鹿以降の改善につながったホンダの対応
    ホンダによると、問題解決に向けてはハードウェアとソフトウェアの両面から対策を実施した。

    日本GPが開催された鈴鹿以降に導入された改良によって、振動問題は現在では大部分が解消されたという。

    アストンマーティンは依然としてグリッド後方で苦戦を続けているものの、近年の不振の原因として挙げられていたパワーユニット由来の振動については、ホンダ側はすでに克服したとの認識を示している。

    今後は、夏前に予定されている大型アップグレードや新型AMR26Bの投入によって、チームがどこまでパフォーマンスを向上させられるかが焦点となりそうだ。

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    ・ホンダF1 新PU開発でアンディ・コーウェルを重用「複雑さを理解している」

    Source: GMM

  • ホンダF1 新PU開発でアンディ・コーウェルを重用「複雑さを理解している」

    ホンダF1 新PU開発でアンディ・コーウェルを重用「複雑さを理解している」

    アストンマーティンと2026年からのワークス体制を見据えるホンダが、新型パワーユニット(PU)の開発においてアンディ・コーウェルの経験と知見を高く評価している。

    かつてメルセデスのF1エンジン部門を率い、現在はアストンマーティンとホンダの橋渡し役を担うコーウェルについて、ホンダF1プロジェクト責任者の角田哲史氏は「PUの複雑さと難しさを完全に理解している」と語った。

    ホンダとアストンマーティンを結ぶ重要な存在
    2026年からアストンマーティンへパワーユニットを供給するホンダは、新レギュレーション対応PUの開発を進めている。

    その過程で重要な役割を果たしているのがアンディ・コーウェルだ。コーウェルはアストンマーティンのCEO兼チーム代表を退いた後、現在はアストンマーティンとホンダの連携を支援する立場に回っている。

    一部では、両社のコミュニケーション不足によってホンダの開発上の課題をアストンマーティンが十分に把握できなかったとの指摘もあった。しかし現在は、コーウェルが両者の橋渡し役として開発をサポートしている。

    角田哲史氏はその貢献について次のように説明した。

    「アンディ・コーウェルはF1界でも屈指のエンジニアであり、このパワーユニットの複雑さや難しさを深く理解しています」

    「彼はシルバーストンのAMRテクノロジーキャンパスで活動するだけでなく、HRC Sakuraの施設にも頻繁に足を運んでいます」

    「彼の役割によって両拠点の地理的な距離が縮まり、シャシー開発とパワーユニット開発をあたかもひとつのチームで進めているかのような体制を実現しています」

    ホンダは新型PU投入時期を明言せず
    ホンダが開発中の改良版パワーユニットは、アストンマーティンの巻き返しに向けた重要な要素とみられている。

    チームは大型アップデート版「AMR26B」の投入も計画しており、新PUとの相乗効果によって中団グループでの戦いを有利に進めたい考えだ。

    ただし、その投入時期についてホンダは慎重な姿勢を崩していない。

    角田哲史氏は次のように述べた。

    「アップデートの正確な時期については現在も検討を続けています」

    「私たちは目標とする性能水準に近づくため、引き続き集中的に開発へ取り組んでいます」

    過去の成功と同様に開発を積み重ねる
    ホンダは2026年シーズン序盤から性能不足や信頼性面で厳しい評価を受けているが、角田哲史氏はF1における成功は長期的な開発の積み重ねによって実現するものだと強調した。

    「F1の開発では常に大きな課題を乗り越える必要があります。そして過去の成功も数多くの開発段階を積み重ねた結果でした」

    さらに角田哲史氏は、かつての成功期と現在を単純比較することは難しいとしながらも、ホンダの開発姿勢は変わっていないと語った。

    「変化の激しいF1の世界では異なる時代を直接比較することは非常に困難です」

    「ただひとつ言えるのは、当時も今も、困難な時期を含めて常に全力で開発に取り組んできたということです」

    ホンダはアストンマーティンとのワークス体制初年度となる2026年後半戦に向けて開発を継続しており、今後投入される改良PUとAMR26Bがチーム浮上の鍵を握ることになりそうだ。

    Source: Soymotor.com

  • ホンダF1 アロンソがバッテリー異常でリタイア「重く受け止めている」

    ホンダF1 アロンソがバッテリー異常でリタイア「重く受け止めている」

    ホンダは、F1第7戦バルセロナ・カタルーニャGPで発生したフェルナンド・アロンソ車のトラブルについて、原因究明を進めていることを明らかにした。ホンダ・レーシング(HRC)も、アロンソ車に発生したトラブルについて調査を開始。アロンソの母国レースでのリタイアという結果を重く受け止めている。

    アストンマーティンは決勝でランス・ストロール、フェルナンド・アロンソの2台がともにリタイア。チームはポイント獲得を果たせず、厳しい週末を終えた。

    アロンソ車にバッテリー異常を確認
    ホンダ F1トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアの折原伸太郎によると、決勝レース中にアロンソ車のバッテリーデータに異常が確認されたという。

    そのためチームはマシンを停止させる判断を下し、アロンソはホームグランプリをリタイアで終えることになった。

    「今日の決勝レース中、アロンソ選手のマシンでバッテリーデータに異常が見られ、マシンを止める判断となりました」

    HRC Sakuraと連携して原因分析
    現在、ホンダは日本の開発拠点であるHRC Sakuraと連携しながら原因究明を進めている。

    折原は「現在HRC Sakuraとともに原因を分析しています」と説明しており、現時点では不具合の詳細や再発防止策については明らかにされていない。

    ホンダF1(ホンダ・レーシング) 本田技研工業

    ホームレースでのリタイアに無念
    アロンソにとってバルセロナ・カタルーニャGPは母国スペインでのホームレースだった。ホンダもその重要性を認識しており、今回の結果について強い悔しさをにじませた。

    「アロンソ選手のホームレースであるバルセロナ・カタルーニャGPでこのような事態となったことを、ホンダとして重く受け止めています」

    アストンマーティンは今季ここまで苦戦が続いており、モナコGPでアロンソが今季初ポイントを獲得したものの、バルセロナでは再び厳しい現実を突きつけられる結果となった。

    ホンダとアストンマーティンは、原因究明と再発防止を急ぎ、次戦オーストリアGPでの巻き返しを目指す。

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  • ホンダF1 バルセロナ・カタルーニャGP予選「概ね想定どおりの結果」

    ホンダF1 バルセロナ・カタルーニャGP予選「概ね想定どおりの結果」

    ホンダは2026年F1第7戦バルセロナ・カタルーニャGPの土曜日、高温コンディションの中でアストンマーティンF1とともにFP3および予選に臨み、決勝に向けた重要なデータ収集を進めた。

    予選結果は厳しいものとなり、ホンダのパワーユニットを搭載するアストンマーティン勢はランス・ストロールが21番手、フェルナンド・アロンソが22番手。両ドライバーともQ1で敗退した。

    折原伸太郎「概ね想定どおりの結果」
    ホンダF1トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアの折原伸太郎は、予選後の状況について次のように総括した。

    「本日の予選順位は、概ね想定どおりの結果となりました。FP3では、高温の中でも2台とも冷却面での問題はなく、計画通りの走行プログラムを完了しました」

    また、決勝を見据えたパワーユニット運用面の確認も順調に進んだことを明らかにした。

    「予選および明日の決勝に向け、様々な状況下でのエネルギーマネジメントを確認できています」

    ホンダF1 本田技研工業 バルセロナ

    アストンマーティンはストロール21番手 アロンソ22番手
    アストンマーティンは予選で苦戦し、ランス・ストロールが21番手、ホームレースとなるフェルナンド・アロンソが22番手に終わった。

    両ドライバーともQ1突破には届かず、決勝は最後尾からのスタートとなる。しかしホンダとしては、週末を通じて冷却性能やエネルギーマネジメントに関するデータを収集できており、決勝ではその成果を活用しながら追い上げを目指す。

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    ・F1バルセロナ・カタルーニャGP 予選 結果・タイムシート

  • ホンダF1 バルセロナ・カタルーニャGP初日「目標レベルに達していない」

    ホンダF1 バルセロナ・カタルーニャGP初日「目標レベルに達していない」

    ホンダF1は2026年F1第7戦バルセロナ・カタルーニャGP初日の走行を終え、Honda F1 トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアの折原伸太郎が現状のパフォーマンスに課題があるとの認識を示した。

    フリー走行では大きなトラブルなくプログラムを消化したものの、折原伸太郎は「現時点でのペースは目標とするレベルには達していません」とコメント。収集したデータを活用しながら、予選に向けてさらなるセットアップの最適化を進めていく考えを明らかにした。

    初日は大きなトラブルなく走行を完了
    バルセロナ・カタルーニャGPは6月12日(金)、カタルーニャ・サーキットで開幕し、FP1とFP2が実施された。

    ホンダは初日の走行プログラムを順調に消化し、パワーユニット(PU)のセッティング作業を進めた。折原伸太郎は「本日のフリー走行では大きなトラブルもなく、PUのセッティングを進めていきました」と振り返った。

    目標レベルには届かず改善を模索
    一方で、ホンダ陣営は現状のパフォーマンスに満足していない。

    折原伸太郎は「しかし、現時点でのペースは目標とするレベルには達していません」と説明。初日のデータ分析を進めながら、競争力向上に向けた作業を続ける方針を明らかにした。

    ホンダF1 本田技研工業 バルセロナ

    予選へ向けてセットアップ最適化
    土曜日の予選に向けては、フリー走行で収集したデータを基にマシンとPUのセットアップをさらに煮詰めていく。

    折原伸太郎は「明日の予選に向けて、収集したデータを活用してさらなるセットアップの最適化を目指します」とコメントした。

    現在のPUパッケージの性能を最大限に引き出す
    ホンダの目標は、新たなアップグレードではなく現在のパッケージから最大限の性能を引き出すことにある。

    折原伸太郎は「明日以降は、現在のPUパッケージから最大限のパフォーマンスを引き出すことが目標です」と述べ、予選と決勝に向けて細部の最適化に集中していく考えを示した。

    情熱的な地元ファンが詰めかけたバルセロナで、ホンダ陣営が一晩でどこまでパフォーマンスを向上させられるか注目される。

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    ・F1バルセロナ・カタルーニャGP フリー走行2回目 結果・タイムシート

  • ホンダF1 ADUO評価に同意 「RBPTは素晴らしい仕事をした」

    ホンダF1 ADUO評価に同意 「RBPTは素晴らしい仕事をした」

    アストンマーティンとホンダは、2026年シーズン序盤の苦戦を認めながらも、夏以降の巻き返しに向けて開発を加速させている。

    FIAの新たな救済制度「ADUO(追加開発・アップグレード機会)」では、ホンダが最大となる2回の開発機会を獲得。アストンマーティン側も現在のパフォーマンス不足を率直に認めつつ、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールを過度な批判から守る必要性を強調した。

    バルセロナ・カタルーニャGPを前に、両者は短期的な結果よりも長期的な改善計画に焦点を当てている。

    FIAのADUO評価でホンダは最大2回の開発権を獲得
    2026年から導入されたADUO制度は、パワーユニットメーカー間の性能差を是正するための仕組みだ。FIAは開幕から5戦で内燃機関(ICE)の性能を評価し、基準値からの差に応じて開発機会を付与している。

    複数の報道によると、レッドブル・パワートレインズ(RBPT)のDM01エンジンが現時点でのベンチマークに認定された。メルセデスは基準から2%以上遅れていると判断され、1回の開発機会を獲得。一方でフェラーリ、アウディ、ホンダはさらに後方に位置すると評価され、最大となる2回のアップグレード権が与えられた。

    ホンダ・レーシングのトラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアを務める折原伸太郎は、FIAの評価結果に概ね同意していると明かした。

    「FIAから情報は受け取っています。ただ、FIAが公表した内容以上の詳細についてはお話しできません」

    「いくつかの数値を受け取っていて、今は夏に向けてエンジン性能の向上に集中しています」

    「燃焼性能の改善やフリクション低減に取り組んでいて、それによってパフォーマンス向上を目指しています」

    さらに、FIAの評価とホンダ自身の分析結果が一致しているか問われると、次のように答えた。

    「概ね同じ認識です。RBPTは素晴らしい仕事をしたと思いますし、彼らが成し遂げたことには敬意を表しています」

    「FIAから受け取った数値は非常に公平なものだったと思います」

    アストンマーティンは厳しい現実を認める
    その一方で、アストンマーティンはバルセロナ・カタルーニャGPで厳しい戦いを覚悟している。

    モナコGPではアロンソが10位に入りチーム初ポイントを獲得したが、それは戦略や展開がかみ合った結果でもあった。アストンマーティン首脳陣は、バルセロナではマシン本来の実力がより明確に表れると見ている。

    マイク・クラックは現地メディアに対し、次のように語った。

    「今回のレースは最も厳しいものになるだろう。ここでは何も隠せない。純粋なレースペースが試される」

    「ミスをせず学び続ける必要があるが、現在のパッケージにとってはドライバーにとっても最も厳しいレースになる。現状ではできることは限られている」

    さらにクラックは、チーム内部にもプレッシャーが広がっていることを認めた。

    「ドライバーたちをあまりにも多くのネガティブな声から守らなければならない」

    アロンソのモナコでの10位についても冷静に評価している。

    「我々はミスをしなかったし、そうすれば何かチャンスがあることは分かっていた」

    「ポイント獲得を期待していたわけではないし、そこには運もあった。この結果で満足したり祝ったりするつもりはない」

    ホンダF1 本田技研工業

    夏の大型アップデートに期待
    ホンダはADUOによる開発権を活用し、夏休み前までにエンジン性能向上を目指している。

    折原伸太郎は改善の方向性について明確なビジョンを持っていると説明した。

    「ADUOが何を示しているかはあまり重要ではありません。我々は改善すべき点を理解しています」

    「どう改善していくかという全体像は見えていますし、今はそれに集中しています」

    さらに開発状況についても前向きな見通しを示した。

    「すでにポジティブなデータは得られています。ただし長期的な開発です」

    「F1に魔法の解決策はありません。それでも夏頃には何らかの改善が見られる可能性はあると思います」

    アストンマーティン側もホンダとの連携強化を実感している。

    クラックは現在の協力体制について次のように評価した。

    「状況は改善している。コミュニケーションは円滑で効果的だ」

    「何を改善すべきか理解しているし、開発状況についても透明性がある」

    そして、シーズン後半に投入予定の大型アップデートへ強い期待を寄せた。

    「そのパッケージは機能しなければならない。私たちは前を向いているし、機能すると信じている」

    モナコGPで獲得した貴重な1ポイントは、アストンマーティンにとって苦しいシーズンの中の小さな成果に過ぎない。しかしホンダの開発権獲得と夏のアップグレード計画は、シーズン後半の反攻に向けた重要な材料となりそうだ。

  • ホンダF1 新型PUは夏投入へ前進 アストンマーティンに朗報「前向きな結果」

    ホンダF1 新型PUは夏投入へ前進 アストンマーティンに朗報「前向きな結果」

    ホンダは、アストンマーティンとともに戦う2026年シーズンの巻き返しに向け、新仕様パワーユニット(PU)の開発を本格化させている。FIAのADUO(追加開発機会制度)によって改良が認められたことを受け、夏休み前後の投入を目標に開発を加速させており、ホンダF1の折原伸太郎チーフエンジニアは「すでに前向きな結果が出ている」と明かした。

    一方で、短期間で劇的な性能向上を実現することは難しいと認めており、「F1に魔法は存在しない」と慎重な姿勢も示している。

    アストンマーティンは7月後半のベルギーGPまたはバルセロナ・カタルーニャGPで改良型AMR26Bを投入する計画だが、そのタイミングにホンダの新PUが間に合うかは依然として不透明な状況だ。

    ホンダの新型V6開発は最終段階へ
    パワーユニット開発では通常、まず単気筒エンジンを用いて基礎データを収集し、その後フルスペックのV6エンジン開発へ移行する。

    折原は現在の開発状況について次のように説明した。

    「シーズン序盤にはシミュレーションによる複数の検証と単気筒エンジンでのテストを行っていた。現在は完全なV6エンジンの開発段階に移行している」

    さらに開発の進展についても手応えを感じているという。

    「ファクトリーではいくつか前向きな結果を確認している。ただし性能開発というのは常に段階的なものであり、時間がかかる。F1に魔法は存在しない」

    「夏頃には何らかの改善が見られるかもしれないが、劇的な解決策ではなく、一歩ずつ前進していくことになる」

    ホンダはADUO制度によって認められた開発機会を最大限に活用し、アストンマーティンの競争力向上を目指している。

    アストンマーティンも新PUに大きな期待
    アストンマーティンにとって、新仕様PUは今季の巻き返しに向けた重要な切り札だ。

    トラックサイド・オペレーション責任者のマイク・クラックは、新エンジンへの期待を率直に語った。

    「より良くなることを期待している」

    「ホンダとは非常に円滑にコミュニケーションを取れている。我々はシャシーとパワーユニットの両面で改善が必要だと理解している」

    さらに、両者が現状の課題を共有しながら開発を進めていると説明した。

    「開発状況や達成したい目標、現在の立ち位置について非常にオープンに情報共有している。そのため大きな前進を果たせるという自信を持っている」

    アストンマーティンはマシン側の改良と並行してホンダの新PU投入を待っており、後半戦での戦力向上に期待を寄せている。

    ホンダF1 本田技研工業

    バルセロナでは厳しい現実に直面か
    ただし新PU投入までは、現在のパッケージで戦い続けなければならない。

    クラックは今週末のバルセロナ・カタルーニャGPについて厳しい見通しを示した。

    「このサーキットでは弱点を隠すことができない。純粋なレースペースが試されるコースだ」

    「ミスをせず、多くを学ばなければならない」

    バルセロナは高速コーナーと長いストレートを兼ね備えたサーキットであり、マシンの総合性能が問われる。そのため現在のAMR26が抱える課題がより鮮明になる可能性が高い。

    アロンソとストロールにも試練の週末
    クラックはまた、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールにとっても厳しい週末になると認めた。

    「このサーキットはマシン性能への要求が非常に高いため、ドライバーにとって最も厳しい週末になるだろう」

    「現状では我々にできることは限られている。ドライバーたちを過度なネガティブな空気から守らなければならない」

    ホンダの新PU開発は着実に前進しているものの、アストンマーティンが本格的な反撃に転じるにはまだ時間が必要なようだ。まずはバルセロナ・カタルーニャGPで現状の実力を見極め、その後のアップデート投入へつなげていくことになる。

  • ホンダF1 アロンソとの確執は過去のもの 「再び一緒に戦えて嬉しい」

    ホンダF1 アロンソとの確執は過去のもの 「再び一緒に戦えて嬉しい」

    ホンダF1は、かつてマクラーレン時代に激しい対立があったフェルナンド・アロンソとの関係について、現在は何のわだかまりもないことを強調した。

    2026年からアストンマーティンへの独占パワーユニット供給を開始したホンダは、苦戦するシーズン序盤を過ごしているが、ホンダ・レーシング(HRC)の渡辺康治社長やF1プロジェクト責任者の角田哲史は、アロンソの存在が開発に欠かせないものだと高く評価している。

    マクラーレン時代の確執を乗り越えた現在の関係
    2015年から2017年にかけてのマクラーレン・ホンダ時代、アロンソは度重なる不振に強い不満を示していた。

    ホンダの母国レースである日本GPでは有名な「GP2エンジン」発言を残すなど、プロジェクトの失敗を巡って両者の関係悪化が大きく報じられた。

    そのため、ホンダが2026年からアストンマーティンと提携し、アロンソと再びタッグを組むことが決まった際には、過去の確執が影響するのではないかとの見方もあった。

    しかし現在、ホンダ側はアロンソとの協力関係を極めて前向きに捉えている。

    渡辺康治社長 「アロンソは歴代最高の一人」
    渡辺康治社長は、アロンソの技術的な貢献度の高さを強調した。

    「フェルナンド・アロンソと再び仕事ができることをとても嬉しく思っています」

    「彼は2度のワールドチャンピオンであるだけでなく、F1史上最高のドライバーのひとりです。マシンやパワーユニットに関する彼のフィードバックは非常に正確で、開発を前進させるうえで極めて価値があります」

    さらに渡辺康治社長は、現在の成績に満足していないことを認めながらも、将来的な成功に向けてアロンソとともに歩む考えを示した。

    「フェルナンド・アロンソとともにこのプロジェクトに取り組めることは素晴らしいことです」

    「まだ目指しているパフォーマンスレベルには到達していませんが、アストンマーティンとホンダは開発を続け、フェルナンド・アロンソとともにトップ争いができるよう努力していきます」

    ホンダF1 フェルナンド・アロンソ

    角田哲史 「再び一緒に仕事ができることは喜び」
    F1プロジェクト責任者の角田哲史も、今回の再会を特別なものだと表現した。

    「私にとってこれは2015年から2017年のプロジェクト以来の再会になります」

    「フェルナンド・アロンソのような卓越したドライバーと再び仕事ができることは大きな喜びです。彼のドライビング能力、知識、そしてレースへの情熱は非常に特別なレベルにあります」

    角田哲史は、現在のF1で重要性が増しているエネルギーマネジメントの分野においても、アロンソの意見が大きな武器になっていると説明した。

    エネルギーマネジメント開発で重要な存在
    2026年の新世代パワーユニットでは、電力活用の重要性が大幅に高まっており、ドライバーからのフィードバックの価値もこれまで以上に大きくなっている。

    角田哲史はアロンソの率直な指摘を歓迎している。

    「パワーユニット開発において、ドライバーからのフィードバックは極めて重要です。特にエネルギーマネジメントのような複雑さを増している分野ではなおさらです」

    「彼のコメントは時に非常に直接的ですが、それはプロフェッショナリズムの表れに過ぎません」

    「私たちは彼とともに戦い、再びグリッド前方へ戻りたいと考えています」

    シーズン序盤のアストンマーティン・ホンダは期待された結果を残せていない。しかしホンダ首脳陣の発言からは、マクラーレン時代の確執はすでに過去のものとなっており、アロンソを中心人物として長期的なプロジェクトを成功へ導こうとしている姿勢がうかがえる。

    Source: motor.es