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  • フェルナンド・アロンソ 「オースティンではポイントを狙える」

    フェルナンド・アロンソ 「オースティンではポイントを狙える」

    マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソが、F1アメリカグランプリへの意気込みとサーキット・オブ・ジ・アメリカについて語った。

    ここ数戦は不運も重なり、5戦連続でノーポイントに終わっているフェルナンド・アロンソ。だが、予選では3戦連続でQ3進出を果たすなど、パッケージの改善に手応えを感じており、全てをまとめることができれば、F1アメリカグランプリでポイントを獲得するチャンスはあると感じている。

    「僕たちのパッケージが本来持っているペースを発揮できず、フラストレーションのたまる2戦だったが、米国へ向かうのは楽しみにしている。米国のファンはとても情熱的かつ熱狂的で、今年のインディ500参戦の際は素晴らしい時間を過ごしたし、オースティンでの雰囲気も楽しみだ」とフェルナンド・アロンソはコメント。

    「サーキット・オブ・ジ・アメリカズは本当に楽しいコースで、すべてのセクターが異なる性質を持っているし、時間とともに変化する路面コンディションに合わせ、セットアップを変更していくという点で、ユニークなチャレンジになる。さらに、他よりもコース幅が広く、オーバーテイクのチャンスもあると思うので、日曜にそれができればと願っている」

    「米国では楽しい時間を過ごし、いい思い出がたくさんある。オースティンでは、結果が出ない中でも続けてきた努力が実を結び、勢いが加速すればうれしいし、持てる力をすべて出しきればポイント獲得が可能だと思う」

    「さまざまな要素を考慮しなければならないし、オースティンではここ数年トラック内外でかなり多くのドラマが生まれている。何が起こるかは分からないが、チャンスを逃さずに取り組めばいい結果が出ると前向きに考えている」

    関連:2017 F1アメリカGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ストフェル・バンドーン 「F1アメリカGPはポジティブな週末にしたい」

    ストフェル・バンドーン 「F1アメリカGPはポジティブな週末にしたい」

    マクラーレン・ホンダのストフェル・バンドーンが、F1アメリカGPへの意気込みとサーキット・オブ・ジ・アメリカについて語った。

    シンガポールとマレーシアでは2戦連続で7位入賞を果たしたストフェル・バンドーンだが、前戦日本グランプリでは苦戦を強いられ、14位という結果に終わった。

    サーキット・オブ・ジ・アメリカズでのレースは初めてとなるストフェル・バンドーンだが、鈴鹿よりもパワーに影響されないトラックでポジティブな結果を期待している。

    「米国・メキシコの2連戦で、未経験のコースを走れるのをとても楽しみにしている」とストフェル・バンドーンはコメント。

    「多くのドライバーからサーキット・オブ・ジ・アメリカズはさまざまな要素を持った人気のコースだという評判を聞いている。また、オースティンへはここ数年リザーブドライバーとして訪れているが、とてもいい都市で、中心部のロケーションや、地元のレストランは素晴らしい」

    「未経験のコースに行くのは、たしかに経験済みの場所で走るのとは違うが、必要以上にナーバスになることはない。どのグランプリでも、いつもと同じようにエンジニアと準備に取り組んでいるし、現実の世界で走ったことはなくとも、シミュレーターでは十分に走りこんでいる。だから、金曜にはすぐセットアップに取り組めるし、できるだけ早くコースへ出たいと思う」

    「僕にとっては、マレーシア、シンガポールとポジティブなレースが続いていたが、日本ではスタートの不運により順位を下げてしまい、残念な結果になった」

    「今回のオースティンは、エンジンパワーの影響度から見ると、僕たちにとっては相性がよさそうだが、広い幅のコーナーはやっかいだし、カギは一周を通じてバランスを保てるセットアップを見つけることだと思う。オーバーテイクのチャンスも多くありそうだし、いい結果が得られればと思う」

    関連:2017 F1アメリカGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ホンダF1、日本とイギリスの2つのファクトリーの役割

    ホンダF1、日本とイギリスの2つのファクトリーの役割

    ホンダF1が、拠点とする日本とイギリスの2つのファクトリーの役割について解説した。

    日々、その一挙手一投足に世界中の注目が集まるF1チーム。だがそんなチームにも、テレビカメラやメディアが滅多に入ることができない場所がある。それがファクトリーだ。

    ホンダに関して言えば、“ファクトリーズ”と複数形で話した方がより適切かもしれない。

    ヨーロッパラウンドを中心に、世界中でレースが開催されるF1。そのカレンダーに対応するために、ホンダはホームである日本、そしてF1にとっての心臓部とも言えるイギリスと、2つの開発拠点を構えている。

    今シーズンを戦う全10チームのうち、8チームが、ホンダ F1のヨーロッパ拠点であるミルトンキーンズから70マイル以内の場所に、それぞれの拠点を置いている。一方、そこから15,000km以上離れた地球の反対側に、HRDさくらがある。

    他チームと比べ、これがかなり特殊なアプローチであることは言うまでもない。チームとエンジンサプライヤーがそれぞれ別々に拠点を構えることは特に珍しくないが、パワーユニットサプライヤー(もしくはチーム)が単体で、二つの拠点を持つことは非常に稀だからだ。その例外となるのが、2018年からホンダの新たなパートナーとなる予定のトロ・ロッソで、イタリアのファエンツァと、イギリスのビスターに拠点を持っている。

    そこで疑問なのは、別々の場所に構えられたそれぞれのファクトリーにはどんな役割があるのか。そしてこのアプローチによる利点はなんなのか。

    毎レース、多くの時間をサーキットで費やしている、ホンダ F1プロジェクトの総責任者、長谷川祐介は「HRDさくらの最も重要なミッションは、パワーユニットの開発です」とコメント。

    「もう少し正確に言うと、将来の技術開発を行うプロジェクトでも、F1のパワーユニットのチームと、その他のレースエンジンに関する開発チームに分かれています」

    「しかし、業務はそれだけではありません。必要な部品の準備や購買、コストや部品、品質のコントロールなど、業務は多岐にわたります。それらすべてが、ここ、HRDさくらで行われているのです」

    ホンダは2015年のF1復帰に際して、パワーユニット開発・製造を非常に重要なミッションと考え、F1のパワーユニットに関するスペシャリストだけを集めた新たな施設を作ることを決定した。その結果、東京から140kmほど北上した場所に、ホンダレーシングのプロジェクトのみを行うHRDさくらが完成した。

    「以前は、宇都宮にある量産車の開発施設の中に、我々のレーシング部門がありました」と長谷川祐介。

    「しかし、F1への復帰が決まり、組織を拡大する必要がありました。そのために場所を移し、栃木県さくら市に新しい拠点を構えることになったのです」

    HRDさくらでは、80%以上の従業員がF1プロジェクトに携わっています。そして残りの20%が、SUPER GTやWTCC、スーパーフォーミュラなどを担当。しかし、HRDさくらが2014年より正式に始動する前から、イギリスにある第2の拠点では、F1プロジェクトがすでに始められていた。

    「ミルトンキーンズは元々、F1プロジェクトの中でも、実際にレースに携わるエンジニアの拠点としてスタートしました。私やチーフエンジニアの中村聡さんにとっては、イギリスに住んでいた方がヨーロッパで行われるレースでの仕事がしやすいからです。また、現地のエンジニアをリクルートするのもイギリスの方が効率的でした」

    「レースの運営部門として動き始めたミルトンキーンズには、バッテリーパックの開発、そしてそれに使用される部品の品質コントロールというミッションもありました。近年は、リチウムイオン電池の輸送が国際規則によって厳しく規制されていて、電池の試作品を空輸するのが非常に困難なのです。そんな事情もあり、ヨーロッパに第2の拠点を置くことで、部品の輸送が楽になるという利点もありました」

    長谷川祐介はチーフエンジニアであり、HRDミルトンキーンズでは中村聡がオペレーションのトップを務める。規模はHRDさくらよりも小さめだが、ホンダのデザイン哲学を共有しているミルトンキーンズでの総責任者だ。

    「ミルトンキーンズには、パワーユニット部門、ダイナモ(エンジン動力計測)部門、ESS(運動エネルギー回生システム)部門、人事、経理、そして広報を担当する部署があります」中村聡は説明。

    「様々な業務を担当していますが、最大のミッションはパワーユニットのメンテナンスを行うことです。我々はパワーユニットに使用される部品をレース後にファクトリーに持ち帰り、整備をします。ミルトンキーンズにはダイナモも設備されているので、様々な部品をテストすることもできます。HRDさくらでのテストが新技術の開発をメインとすることに対して、ミルトンキーンズのダイナモでは、開発というよりパワーユニットの信頼性を検証する意味合いが強いですね」

    通信技術の発達により、2つの拠点は常にコミュニケーションを取り続けることができる。それに加え、それぞれが離れた場所にあるので、24時間、作業ができる。日本とイギリス、2つの拠点で効率的に作業ができるのも、F1では大きな強みになる。

    2つの拠点がどのように作業を行うかについて、中村聡は「まず、HRDさくらが行ったテストの結果が、ミルトンキーンズに送られます。そしてイギリスの朝にはすでに日本からの計測データが届いているので、ミルトンキーンズのエンジニアたちは出社したら、すぐにデータの解析に取りかかることができ、非常に効率的なのです」と説明する。

    「しかし、私たちのようなマネージメント職の人間からすれば、常にメールや電話が鳴りやまないのは悩みの種です。ノートPCは肌身離さず持っていなければなりません! 朝、起きたらすでにやることが山積みになっていることもしょっちゅうです(笑)」

    「朝に届いたデータの解析を、ミルトンキーンズのエンジニアたちが夕方に終えるころには、HRDさくらではもう朝を迎え、次の作業に取りかかっています。このように、時差があるため、2つの拠点がほぼノンストップで作業を進められるのです」

    中村聡の元で働く、パワーユニット・パフォーマンスエンジニアの森秀臣も、ミルトンキーンズを拠点とするエンジニアの一人だ。

    「ミルトンキーンズは非常に重要な施設です」と語る森秀臣は、2015年にHRDさくらからミルトンキーンズに拠点を移した。

    「マクラーレンの本社とも近いので、彼らと直接、顔を見て打ち合わせをすることができます。お互いを理解するのにこんなに効率的な方法はないですし、生産性のある議論になります」

    「2つの拠点を持っていることには、さまざまな利点があります。多くのレースがヨーロッパやアメリカ大陸で開催されていることから、ミルトンキーンズに拠点を置くことは物流面で利点があります。HRDさくらとミルトンキーンズが交代制で24時間作業を続けられることも、我々にとっての大きなアドバンテージです」

    「個人的には、ヨーロッパで開催されるレースに出向くのが楽なのがうれしいですね。毎回、レースのたびにヨーロッパと日本を往復するのは身体的にかなりきついですから」

    HRDさくらでシステムエンジニアを務める庄司圭輔は「現地にいる森秀臣さんが毎レース後、データをHRDさくらに送ってくれます」と語る。

    「そのデータによって、さくらのエンジニアがしなければならない仕事も変わってきます。また、私も実際にサーキットへ出向いて、レースから学んだことをレポートにして彼らに送ります。そうすることで、HRDさくらで働くエンジニアたちは、2つの視点からフィードバックを得ることができるからです」

    「レースがある週末は、必ず何かしらの仕事をすることになります。実際にサーキットに実際に出向く仕事は、私がシーズンの半分を担当し、もう1人の同僚が残りを担当する形です。サーキットにいないレースは、HRDさくらのミッションコントロールセンターで作業をしていることが多いです。海外でのレースは、時差により日本では真夜中になることが多いので、かなり疲れます(笑)」

    レースウイークを通して、チームはHRDさくらとミルトンキーンズ、2つのファクトリーからサポートを得ることができる。その中で、ミッションコントロールセンターが担う最大の任務は、HRDさくらからのフィードバックを、ダイレクトにサーキットにいるチームへ伝えることだ。

    「ミッションコントロールセンターを仕切るのは、私とERS部門のメンバーです」と庄司圭輔は語る。

    「様々な部門のリーダーが来て、データの解析をしたり、アドバイスをしてくれることもあります。多いときには15~20人ほどが同じ部屋にいることもあります」

    「ミッションコントロールセンターを持っていることの強みは、必要であれば違う部署の人間ともすぐにコミュニケーションが取れることです。これにより、組織すべてが、チームと密なコミュニケーションを取ることが可能になります」

    レースが異なる大陸の様々な国で開催される中で、ホンダの2つのファクトリーがすべてをしっかりとカバーしている。F1プロジェクトに参加しているすべてのメンバーは、レースウイークエンドに得た情報に触れることができる。HRDさくらとミルトンキーンズ、2つのファクトリーはそれぞれの任務を持っているが、一丸となって今シーズンも全力で進められているF1マシンの開発をサポートしている。

    2018からの新たなパートナーシップにおいても、2つのファクトリーが掲げるゴールは1つ。それは、ホンダを再びF1のトップをかけた戦いに立たせることだ。

  • フェルナンド・アロンソ、2018年のことは「まだ何も決まっていない」

    フェルナンド・アロンソ、2018年のことは「まだ何も決まっていない」

    マクラーレンのフェルナンド・アロンソは、2018年の活動についてまだ全てのオプションがオープンな状況だと語る。

    マクラーレンは今シーズン限りで競争力と信頼性に悩まされたホンダとのパートナーシップを解消し、2018年からルノーのパワーユニットを搭載する道を選んだ。

    ホンダのパワーユニットに不満を抱いていたフェルナンド・アロンソは9月には2018年の去就を決めたいと述べていたが、1ヵ月経った現在もまだ契約延長には至っていない。そして、先週末の鈴鹿でフェルナンド・アロンソは、F1アメリカGPまでの2週間で決断を下したいと述べていた。

    フェルナンド・アロンソは、来季もマクラーレンに残留することになるとの見方が強いが、F1以外にも選択肢はあるとのコメントを繰り返している。

    「まだ何も決まっていない。だいたい決まっているけど、何も完全には確定していない。様子を見ていく。まだ全てのオプションがオープンだ」とフェルナンド・アロンソは Mundo Deportivo にコメント。

    「何度も言ってきたけど、僕のゴールのひとつは、世界で最高のドライバー、世界で最も完成されたドライバーになることだ。そのためにはまだ他のカテゴリーで勝たなければならないと思っている。特に“3冠”はグラハム・ヒルしか成し遂げていない。それが目標のひとつだし、達成にトライしたい」

    「常に状況をもっと良くしたいと思うものだ。経路と目的地を決めなければならないときは、出来る限り高い目標を設定しなければならない」

    「2018年のゴールは、この数年間では不可能だった競争力を得ることだ。世界で最高のドライバーになるという目標には、モータースポーツで最も権威のあるレースだけでなく、他のカテゴリーでも勝つ必要がある」

    「F1は世界で最高のシリーズなので、僕たちはF1に集中することもあるけど、異なるドライビングスタイルや違ったスキルを求められるテクノロジーの要素の少ない他のカテゴリーがある。それも面白い挑戦だと思う」

    今年、インディ500に挑戦したフェルナンド・アロンソだが、インディカーへのフル参戦には興味がないようだ。

    「2018年のカレンダーが出たね。インディカーのフルシーズンは短期的には考えていない。でも、今年経験してみてインディ500は魅力的だし、将来また経験したい。それがいつになるかはわからないけど、再びあの場所で戦いたいね」

    F1で16シーズンを戦っているフェルナンド・アロンソだが、モチベーションは失ってはいないと語る。

    「スタートするときは、世界に才能を見せつけて、F1で成功を収めたいという夢を持っているものだ。今、僕はモチベーションは変わっていない。クルマに乗るときはいつでも期待があるからね。チームのために結果をもたらす責任がある」

    マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、フェルナンド・アロンソとの交渉は2つの詳細は残っているものの、ほぼ完了していることを示唆している。

    「現在、我々は詳細に取り組んでいる。それらの詳細に同意できるというのが両者の意向だ」とエリック・ブーリエはコメント。

    「全ての可能性について考え始めると、状況は複雑になるものだ。今のところ、我々はフェルナンドに残留を納得させられると期待している。言い換えれば、交渉の大部分は完了している。両当事者間で重要なポイントは解決している」

    フェルナンド・アロンソは、新生マクラーレン・ルノーに残留した場合、ル・マン24時間レースやデイトナ24時間レースに参戦する可能性が取り沙汰されている。

  • ホンダF1 「2018年のF1パワーユニットは信頼性を大幅に改善できる」

    ホンダF1 「2018年のF1パワーユニットは信頼性を大幅に改善できる」

    ホンダは、F1パワーユニットには今年の冬に作業していくための安定したベースラインがあることで、2018年には信頼性を大幅に改善できると自信を見せている。

    ホンダは、マクラーレンとの3年間にわたって、他のパワーユニットメーカーとのギャップを縮めることに取り組むなかで信頼性問題に苦しんできた。

    今年、ホンダはF1パワーユニットのコンセプトを一新したが、プレシーズンから信頼性問題が多発。先週末に鈴鹿サーキットでF1日本グランプリでもフェルナンド・アロンソがパワーユニット交換により35グリッド降格ペナルティを科せられた。

    ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介は、レース週末のペナルティは“恥ずかしい”ことだと述べたが、来年は現在のパワーユニットコンセプトを継続することで、信頼性面ではっきりとした前進を果たせると考えている。

    「今年、最大の問題はスタートからベースとなるパワーユニットを固めることができなかったことでした」と長谷川祐介は RACER にコメント。

    「そのため、常に開発し、アップデートしていく必要がありましたし、信頼性やパフォーマンスを固める前にグランプリでアップデートを導入しなければなりませんでした」

    「来年に関して、もちろん、まだ固まってはいませんが、少なくとも現在のエンジンのベースラインがあるので、少なくともこのエンジンを使用して、バックグラウンドで開発を循環させていくことができます。そして、信頼性とパフォーマンスを固め次第、すぐにそれをグランプリに導入することができるようになります」

    「それにより、アップグレードを導入する前にパフォーマンスと信頼性を検討する余地が増えることになります」

    ホンダは、今シーズン限りでマクラーレンとのパートナーシップを解消して、2018年からはトロ・ロッソにパワーユニットを供給することになったことで、長谷川祐介はこれまでとはアプローチを変えて、マクラーレン・ホンダとして出来る限り多くのポイントを獲得するためにペナルティを避けることに重点を置いてると述べていた。

    F1日本グランプリでのパフォーマンスを振り返り、長谷川祐介は、フェルナンド・アロンソのグリッド降格ペナルティによって、マクラーレン・ホンダはポイント獲得のチャンスを犠牲にしたと認める。

    「鈴鹿でクルマは良いペースを示していました。我々はウィリアムズ、ハース、ルノーよりも速かったと思っています。なので、良いスタートができれば、ポイントを獲得できるパフォーマンスはあったと考えています」

    ハースは、F1日本グランプリでダブル入賞を達成したことでルノーを1ポイント上回ってコンストラクターズ選手権7位に浮上。現在、マクラーレン・ホンダはルノーから19ポイント差の9位につけている。

  • ホンダF1 「エンジン使用数制限の強化はコスト増加をもたらす」

    ホンダF1 「エンジン使用数制限の強化はコスト増加をもたらす」

    ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介は、2018年から年間パワーユニットエレメントの使用数を3基に減らすというFIAの計画は、F1のコストを増加されるという望んでいることとは反対の結果をもたらすことになると語る。

    長谷川祐介は、複数のレース週末に耐えうる信頼性の高いエンジンを生産することは、各メーカーが競争力を維持しながら、持続可能なエンジンを製造するために、多額の研究開発費を投資しなければならないことになると語る。

    今年、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンは、年間使用数を超えたパーツの導入によって、グリッドで最大の降格ペナルティを科せられている。

    フェルナンド・アロンソは、4戦を残して、すでに10基目のターボチャージーとMGU-H、8基目のICE(内燃エンジン)とMGU-K、7基目のエネルギーストア、6基目のコントロールエレクトロニクスを使用しており、事実上、年間で許可されているパワーユニットエレメントの倍のパーツを投入している。

    2018年には、ICE、MGU-H、ターボチャージャは各3基、エネルギーストア、コントロールエレクトロニクス、MGU-Kは各2基に制限される。

    長谷川祐介は、それらパワーユニットエレメントの使用制限の強化は、競争力と信頼性を目指すうえで“難しいチャレンジ”をもたらすことになると警告する。

    「非常に難しいチャレンジです。もちろん、ホンダやいくつかのメーカーにとって3基のエンジンは非常に難しいことです」と長谷川祐介はコメント。

    「3基のエンジンはコスト削減にはなりません。チームは常に3基目のエンジンのパフォーマンスを向上させることを奨励されているので、そのために予算を増やす必要があります。FIAが3基のエンジンで予算の削減を狙っているのであれば、それはまったくの正反対です」

  • ホンダF1 「現行のF1エンジンはルノーに非常に近づいている」

    ホンダF1 「現行のF1エンジンはルノーに非常に近づいている」

    ホンダのF1エンジンのパフォーマンスはルノーに“非常に近い”とF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介は語る。

    ホンダは、2015年のF1復帰以来、メルセデス、フェラーリ、ルノーのパワー出力レベルに近づくことに苦労してきた。今シーズンも厳しいスタートを切ったホンダだが、パフォーマンスと信頼性を徐々に向上させてきた。

    ホンダがF1アゼルバイジャンGPでコンマ数秒の価値があるとしたアップグレード版“スペック3”エンジンを導入したあたりからブレイクスルーの兆候が表れており、長谷川祐介は、“スペック3.5”を導入したスパ以降でルノーとのギャップは縮まったと感じている。

    「シーズン序盤から我々はパワーユニットを改善させてきました。パフォーマンス面だけでなく、信頼性もです」と長谷川祐介は Autosport にコメント。

    「スペック3.5エンジンを導入して以降、パフォーマンスレベルはルノーに非常に近づいていると思います」

    「ルノーよりも優れているとは言えませんが、重要なことは信頼性がはるかに良くなっていることです」

    F1に復帰して以来、ホンダはライバルのエンジンメーカーに最も近づいていると感じているかと質問された長谷川祐介は「そうですね。そう思います」とコメント。

    「十分に近づいているわけではないですが、昨年や初年度と比較してギャップは非常に小さいです」

    ホンダは2018年も現在のコンセプトを継続する計画であり、昨年のような劇的な変化よりも進化させることを選んだ。

    長谷川祐介は、2018年にホンダがライバルに匹敵できることを期待していると語る。

    「現在のコンセプトに疑いは持っていません」と長谷川祐介はコメント。

    「我々はルノー、フェラーリ、メルセデスに非常に似たコンセプトを選んでいます」

    「現在のコンセプトで同じレベルのパフォーマンスを達成できない理由はありません」

    ホンダは今シーズン限りでマクラーレンとのパートナーシップを解消し、2018年からトロ・ロッソにF1パワーユニットを供給する。

  • マクラーレン・ホンダ 「チームの力強さは確実に増している」

    マクラーレン・ホンダ 「チームの力強さは確実に増している」

    マクラーレンとホンダにとっては騒々しいシーズンとなったが、レーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、2017年の欧州ラウンド終盤からマクラーレン・ホンダは力強さを増していると考えている。

    F1シンガポールGPの直前、マクラーレンとホンダは今シーズン限りでパートナーシップを終了することを発表。その週末にストフェル・バンドーンは7位入賞を果たし、次ぐマレーシアGPも7位でフィニッシュしている。

    ホンダのホームレースとなった鈴鹿では、残念ながら、ストフェル・バンドーンもフェルナンド・アロンソもトップ10入りを果たすことができなかったが、エリック・ブーリエはその結果に落胆してはないと語る。

    「今回のアジアのトリプルヘッダーは、チーム全体にとってポジティブなものだった」とエリック・ブーリエはコメント。

    「このアジアでの3戦は、全体的にはチームにとってポジティブな結果となった」とエリック・ブーリエはコメント。

    「ポイントをいくつか獲得することができたし、この3戦を迎える前よりも今の方が、チームの力強さが確実に増したと思っている」

    「今季残り4戦では、新たな勢いと自信を持って懸命にプッシュしていく」

    F1日本グランプリでは、フェルナンド・アロンソがQ3進出を果たして、マクラーレン・ホンダが好調であることを証明したが、決勝では35グリッド降格ペナルティによって最後尾からのスタートを余儀なくされた。

    このペナルティによってストフェル・バンドーンは9番手から新品タイヤでスタートを切ったが、オープニングラップでのキミ・ライコネンとの接触によって、ポイント獲得の希望は断たれた。

    「フェルナンドとストフェルが力強い走りを最後までみせてくれたものの、我々が思うような展開にはならなかった」とエリック・ブーリエは認め、アロンソは“決意に満ちた走り”を示したと付け加えた。

    カレンダーで最も厳しいコンディションでの4週間を終え、エリック・ブーエリは最近のチームの努力に敬意を表した。

    「ここ5週間にわたる海外遠征で根気強いスピリットをもって、懸命に仕事をしてくれたチームのメンバーに敬意を表したい」とエリック・ブーリエはコメント。

    「次に、例年のことながら、すばらしい鈴鹿のファンの方々にも、敬意を表したい。皆さんのスピリットと熱意には、本当に奮い立たせられる思いだ」

    「マクラーレン・ホンダおよびF1全体に対する情熱に感謝している」

    「今季残り4戦では、新たな勢いと自信を持って懸命にプッシュしていく」

  • ジェンソン・バトン、アキュラ/ペンスキーからIMSAに参戦の可能性

    ジェンソン・バトン、アキュラ/ペンスキーからIMSAに参戦の可能性

    ジェンソン・バトンが、2018年にホンダとの関係によってアキュラ/ペンスキーからIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に参戦する可能性が報じられている。

    ジェンソン・バトンは、2018年にフルタイムでレースに復帰することを望んでおり、“成長している”IMSAスポーツカー選手権に関心があると述べていた。

    ジェンソン・バトンは、F1キャリアのなかで8シーズンでホンダのエンジンを走らせていることから、ホンダとの繋がりがある。

    その繋がりによって、今年の鈴鹿1000kmへの参戦が実現。F1日本グランプリを訪れたジェンソン・バトンは鈴鹿1000kmへの参戦によってレースへの情熱を取り戻したと語っている。

    ホンダの海外ブランドであるアキュラは、2018年からペンスキーとタッグを組んでIMSAスポーツカー選手権のDPiクラスに参戦。4つのシートのうち、元F1ドライバーのファン・パブロ・モントーヤ、インディカーから転向するエリオ・カストロネベス、そして、2014年のプロトタイプのタイトルウィナーであるデイン・キャメロンの3名の起用が決定している。

    IMSAスポーツカー選手権についてジェンソン・バトンは「レースをするタブを選択できて、独自の空力パッケージとパワーユニットを作れるのがいいね」とジェンソン・バトンはコメント。

    「成長しているアメリカのモータースポーツだね」

    チーム代表のロジェー・ペンスキーは、最後のドライバー決定は主にホンダの手に委ねられていると語る。

    「我々は、エリオと組むドライバー、3つの耐久レースでの追加のドライバーというアキュラのプログラムにおける他のドライバーが誰になるかは決定していない」とロジャー・ペンスキーはコメント。

    「実際、それはアート・セントシアー(Honda Performance Development社長)、ホンダとアキュラの人々に委ねられている」

    「もちろん、我々が期待するラインナップはあるし、内部と外部で広範囲に獲得可能なドライバーを観ていくチャンスがある。IMSAドライバーとIMSA外のドライバーという意味でね。ホンダが誰を望むか、広報的な立場から見極めていく」

    「これは彼らにとって良いチャンスとなるだろう」

    「ジェンソンとは直接的な接触はしていないが、彼が興味を持っているのであれば、ホンダと人たちを話しをすることになるかもしれない」

    アート・セントシアーは、予備的ではあるものの、ホンダがジェンソン・バトンと話し合いの場をもったことを認めている。

    「日程の衝突の懸念があり、我々はジェンソンと話し合いをした。だが、現状、我々はドライバーの最終決定をしていない。まだイエスともノーとも言いたくはない」

    「私個人としてはジェンソンとは議論はしていない」

    日程衝突の懸念として考えられるのはSUPER GTだ。ジェンソン・バトンは2018年にホンダ・NSXでフルタイムでSUPER GTに参戦する可能性も報じられている。

    しかし、ジェンソン・バトンが2018年に日本でSUPER GTに参戦したとしても、第3ドライバーが必要となるデイトナ24時間、セブリング12時間、プチ・ルマンとの日程衝突はない。

    アート・セントシアーは、第3ドライバーは“認知された名前”を起用するチャンスだと語っており、ジェンソン・バトンの起用ホンダにとって重要な市場であるアメリカにとって効果があるかもしれない。

    「我々にはドライバーを誰にするかを決める際にいくつかの基準がある」とアート・セントシアーはコメント。

    「ナンバー1は彼らが速くなければならないことだ」

    「ナンバー2はアキュラ・ブランドのプロファイルを高めるためのプログラムであることだ。ペンスキーとチームを組むことで、プログラムの信用はすぐに向上するし、ファンがすぐに認識できるドライバーを確保することが重要になる」

    「ナンバー3はIMSA、耐久レースの戦い方、レースをするトラックに対する知識をもったドライバーであるかが評価される」

    ペンスキーは、インディカードライバーのウィル・パワー、ジョセフ・ニューガーデン、シモン・パジェノーにチャンスがあるかもしれないと述べている。

    アキュラ/ペンスキーは、2週間後にドライバーを発表するとみられており、ジェンソン・バトンがフルタイムあるいはパートタイムで参戦するかどうかが明らかになるかもしれない。

  • フェルナンド・アロンソ、ブルーフラッグ無視でペナルティ / F1日本GP

    フェルナンド・アロンソ、ブルーフラッグ無視でペナルティ / F1日本GP

    マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは、F1日本グランプリの決勝でブルーフラッグを無視したとして、戒告処分と2点のペナルティポイントを科せられることになった。

    F1日本グランプリのレース終盤、フェルナンド・アロンソはフェリペ・マッサと10位争いをしていたおり、僅差に迫っていた。だが、後方からレースリーダーのルイス・ハミルトンとそれを追いかけるマックス・フェルスタッペンが迫っていた。

    フェルナンド・アロンソにはブルーフラッグが提示されており、最終的に二人を前に出して周回遅れとなったが、スチュワードはその行動が遅すぎたと判断した。

    「アロンソにはクルマのダッシュにはブルーの指示ライトが点灯しており、51周目のターン14とターン15の間でブルーフラッグが振られていた」とスチュワードは説明。

    「その前のラップでも、ブルーのライトは点滅しており、レースリーダーであるルイス・ハミルトンが接近していることが知らされていた。アロンソは52周目のターン11でハミルトンを前に出している」

    「ドライバーブリーフィングで、ドライバーには国際スポーツ規約で『できるだけ早い機会に後続マシンを前に出さなければならない』と定められていること、つまりドライバーは自分がバトルの最中であっても、ラップをリードしているマシンに譲らなければならないということを話してきた」

    「スチュワードは、アロンソがそれをしなかったとの結論に達した」

    「アロンソはヒアリングにおいて、ハミルトンをフロントストレートで前に出す機会はあったが、実際にはターン11でそれが実行されたと述べた」

    「ターン2とターン9の間では後続マシンを安全に前に出すための場所は限られており、それがハミルトンを前に出すまでに時間がかかった要因だったということをスチュワードは受け入れる」

    スチュワードは、今年、他のドライバーが犯した違反に比べると、フェルナンド・アロンソの行為は重大なものではないと判断。フェルナンド・アロンソは大きく動いてルイス・ハミルトンが前に出られるようにスペースをあけており、続くフェルスタッペンにも同様のことをしていたことを考慮し、戒告と2点のペナルティポイントという裁定を下した。

    フェルナンド・アロンソが2017年に戒告処分を受けるのは今回が初めてとなる。

    フェリペ・マッサに0.086秒差まで迫りながらも入賞を逃して11位でフィニッシュしたフェルナンド・アロンソは「その後、残り2周となった時点で、レースリーダーたちが僕たちに追いついたことにより、彼らを前に行かせねばならなかったのだが、それによりマッサは僕から楽にポジションを守ることができ、彼は最終的に10位入賞となった」と述べた。

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