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  • トロロッソ・ホンダ:F1モナコGP 木曜フリー走行 レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1モナコGP 木曜フリー走行 レポート

    権

    トロロッソ・ホンダは、F1モナコGPの木曜フリー走行で、ブレンドン・ハートレーが11番手、ピエール・ガスリーが14番手だった。

    2018年シーズン第6戦となる伝統のモナコGPが、ついにその幕を開けた。モナコ特有の変則スケジュールにより、金曜日は走行がないため、24日(木)にプラクティス1、プラクティス2が行われた。

    午前11時、快晴で迎えたプラクティス1で、チームは今季初めて使用するハイパーソフトタイヤの感触を確かめながらロングランも行い、ブレンドン・ハートレーが全車中最も多い46周を消化、ピエール・ガスリーも38周を周回し、順調にプログラムをこなした。このセッションでハートレーは12番手、ガスリーは14番手のタイムを記録している。

    やや雲も広がり、気温21℃で迎えたプラクティス2は午後3時にスタート。序盤には路面の補修作業でセッションが中断する場面もあったが、ブレンドン・ハートレー、ピエール・ガスリーはともに順調にセッティングを進めた。ベストラップでは、ハートレーが1分13秒222で11番手、ガスリーが1分13秒410で14番手だったが、これはトラフィックに引っかかってのタイムで、チームとしては好感触でセッションを終えている。

    パワーユニットは、これまでのデータと前戦スペインGP後に行われたテストのデータを基に、低速域でのエネルギーマネージメントに重点をおいた調整と、モナコ独特のコース特性に合わせたドライバビリティの調整を行い、トラブルなく初日を終えている。
    モナコGPは、26日(土)の正午(日本時間午後7時)よりプラクティス3、午後3時(日本時間午後10時)より予選が行われる。

    ブレンドン・ハートレー (11番手)
    「今日はポジティブな一日でした。F1マシンで初めてモナコの市街地を走ることができ、すばらしい体験になりました! ウォールのすぐ近くを駆け抜けていくのは、なにものにも代えがたい気持ちになります。パフォーマンスに関しては、ハイパーソフトを履いた僕たちのマシンはトップ10に入るポテンシャルがあると思います。午前のFP1では12番手でしたが、ハードコンパウンドの方がポジティブな感触が得られました。午後のFP2では再びハイパーソフトを装着して挑み、11番手でした。しかし前のマシンとも後方のマシンとも差がわずかなので、タイトな戦いになっています。ライバル勢と戦える速さはあるはずなので、まずはQ3進出を果たしたいです。中団争いはかなりタイトなので、予選でいいグリッドを獲得するためには、いい戦略と運が必要になりそうです。新しい空力パーツを導入できて嬉しいです! チームはこのアップデートを実現するために本当にいい仕事をしてくれました。あとは予選でできる限り前のグリッドを獲得するべく、全力を尽くします」

    ピエール・ガスリー (14番手)
    「再びモナコの市街地サーキットを走ることができて嬉しいです! 最後に走ったのは2016年でした。ここはカレンダー屈指のサーキットなので、ここにまた戻ってこれて、幸せな気持ちです。今日はいくつかのことを試しました。感触としては、7番手からその後方の中間あたりにいるという感じです。なので、レースウイークを通してかなりタイトな戦いが続きそうです。今はまだベストなセッティングを探している最中ですが、ブレンドンは今日の時点ですでにかなりいい走りをしていました。今夜は、今日得たデータを解析して、最も速いパッケージを見つけなくてはなりません。マシンには速さがあるので、あとコンマ数秒さえ上げられればトップ10に食い込めると思います。まずはそこを目標に、作業を進めます」

    ジョナサン・エドルズ (チーフエンジニア)
    「今日はチームにとって順調な一日でした。モンテカルロ市街地サーキットはレイアウトがユニークなため、ほかのサーキットと比べてかなり異なるセットアップが要求されます。ドライバーの力量がすべてのサーキットで重要なのは言うまでもありませんが、ここモナコでは、安定性が高く、自信を持ってドライビングできるマシンをセットアップするのが非常に重要です。ハートレーとガスリーはどちらもF1マシンでここを走った経験がないため、両セッションでできるだけ多く周回するように心がけました。FP1では、両ドライバーが予定されていたプログラムをすべて完了することができました。モナコは週末を通しての路面の変化が著しく、テストを行うのが難しいため、そこまで多くのメカニカルなテストは行いませんでした。しかし、今回は新しいエアロパーツを投入しているため、セッション中はそのデータの解析を進め、知識を蓄えました。FP2では、セットアップにいくつかの変更を加え、マシン全体のバランスを高めることができました。ドライバーからのフィードバックも好評で、我々のマシンはセッションを通して競争力を発揮できていたため、よりいいチューニングだったと言えるでしょう。ガソリン搭載量が少ない状態での走行中はよかったですが、路面の修復作業のため、赤旗が提示されたときは少し難しかったです。全マシンが同時にトラフィックから抜け出そうとしていたので、集団の中でいいラップタイムを刻むのが困難になりました。幸いにも、我々のマシンは比較的早くに混乱から抜け出せましたが、そのあとはトラフィックに引っかかったマシンに進路を防がれてしまい、ラップタイムに影響が出てしまいました。これはつまり、FP2でのタイムは本来の実力を示しているものではないということです。我々のマシンは短いランでも高燃費走行でも競争力を発揮していたので、その点は励みになりました。ピエールのマシンはガソリンを多く積んだ際にいくつかの問題が発生していました。おそらくブレーキ関連のトラブルだと思いますが、原因を解明し、問題を取り除く必要があります。これに関しては問題なく行うことができるでしょう。全体としては、初日は非常に順調でした。FP3と予選にも自信を持って臨めます」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今日は通常の走行初日と同様、PUのセッティングを少しずつこのサーキット特性に合わせて最適化する作業を行いました。ここモナコでは、日曜に近づくに従い路面状況が改善し、タイムアップしていきます。また、事前のシミュレーションと実際の走行で異なる部分も出てくるので、それらの点を考慮に入れながらの作業となりました。中団はかなりタイムが拮抗しており、激しい戦いになっています。ただ、チームはマシンに対していい感触を得ているようですし、今週は我々にもいいレースができるチャンスがあると思っています。幸い、モナコグランプリは伝統的に金曜の走行がありませんので、明日の一日を活用してデータ分析を行い、土曜の予選に備えたいと思います」

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    ・F1モナコGP フリー走行2回目:ダニエル・リカルドが最速タイム
    ・F1モナコGP フリー走行1回目:ダニエル・リカルドが最速タイム

  • トロロッソ・ホンダ 「新しいエアロパーツを投入。順調な一日」

    トロロッソ・ホンダ 「新しいエアロパーツを投入。順調な一日」

    トロロッソのチーフエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、F1モナコGP初日のフリー走行でのトロロッソ・ホンダの作業を振り返った。

    2018年シーズン第6戦となる伝統のモナコGPが、ついにその幕を開けた。モナコ特有の変則スケジュールにより、金曜日は走行がないため、24日(木)にプラクティス1、プラクティス2が行われた。

    トロロッソ・ホンダは、初日のプラクティスでブレンドン・ハートレー、ピエール・ガスリーがともに順調に周回し、プログラムを消化。ブレンドン・ハートレーはトップから1.381秒差の11番手、ピエール・ガスリーが14番手とまずまずのスタートを切った。

    「今日はチームにとって順調な一日でした」とジョナサン・エドルズはコメント。

    「モンテカルロ市街地サーキットはレイアウトがユニークなため、ほかのサーキットと比べてかなり異なるセットアップが要求されます。ドライバーの力量がすべてのサーキットで重要なのは言うまでもありませんが、ここモナコでは、安定性が高く、自信を持ってドライビングできるマシンをセットアップするのが非常に重要です」

    「ハートレーとガスリーはどちらもF1マシンでここを走った経験がないため、両セッションでできるだけ多く周回するように心がけました。FP1では、両ドライバーが予定されていたプログラムをすべて完了することができました。モナコは週末を通しての路面の変化が著しく、テストを行うのが難しいため、そこまで多くのメカニカルなテストは行いませんでした」

    「しかし、今回は新しいエアロパーツを投入しているため、セッション中はそのデータの解析を進め、知識を蓄えました」

    「FP2では、セットアップにいくつかの変更を加え、マシン全体のバランスを高めることができました。ドライバーからのフィードバックも好評で、我々のマシンはセッションを通して競争力を発揮できていたため、よりいいチューニングだったと言えるでしょう」

    「ガソリン搭載量が少ない状態での走行中はよかったですが、路面の修復作業のため、赤旗が提示されたときは少し難しかったです。全マシンが同時にトラフィックから抜け出そうとしていたので、集団の中でいいラップタイムを刻むのが困難になりました。幸いにも、我々のマシンは比較的早くに混乱から抜け出せましたが、そのあとはトラフィックに引っかかったマシンに進路を防がれてしまい、ラップタイムに影響が出てしまいました。これはつまり、FP2でのタイムは本来の実力を示しているものではないということです」

    「我々のマシンは短いランでも高燃費走行でも競争力を発揮していたので、その点は励みになりました。ピエールのマシンはガソリンを多く積んだ際にいくつかの問題が発生していました。おそらくブレーキ関連のトラブルだと思いますが、原因を解明し、問題を取り除く必要があります。これに関しては問題なく行うことができるでしょう。全体としては、初日は非常に順調でした。FP3と予選にも自信を持って臨めます」

    関連:
    ・F1モナコGP フリー走行2回目:ダニエル・リカルドが最速タイム
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  • ブレンドン・ハートレー 「ライバル勢と戦える速さはある。Q3を目指す」

    ブレンドン・ハートレー 「ライバル勢と戦える速さはある。Q3を目指す」

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、F1モナコGPのフリー走行でFP1を12番手タイム、FP2を11番手タイムで終えた。

    快晴で迎えたプラクティス1で、ブレンドン・ハートレーは全車中最も多い46周を消化。今季初めて使用するハイパーソフトタイヤの感触を確かめながらロングランも行い12番手タイムを記録。

    気温21℃で迎えたプラクティス2でもブレンドン・ハートレーは順調にセッティングを進め、1分13秒222で11番手タイムを記録した。

    「今日はポジティブな一日でした。F1マシンで初めてモナコの市街地を走ることができ、すばらしい体験になりました! ウォールのすぐ近くを駆け抜けていくのは、なにものにも代えがたい気持ちになります」とブレンドン・ハートレーはコメント。

    「パフォーマンスに関しては、ハイパーソフトを履いた僕たちのマシンはトップ10に入るポテンシャルがあると思います。午前のFP1では12番手でしたが、ハードコンパウンドの方がポジティブな感触が得られました。午後のFP2では再びハイパーソフトを装着して挑み、11番手でした。しかし前のマシンとも後方のマシンとも差がわずかなので、タイトな戦いになっています」

    「ライバル勢と戦える速さはあるはずなので、まずはQ3進出を果たしたいです。中団争いはかなりタイトなので、予選でいいグリッドを獲得するためには、いい戦略と運が必要になりそうです」

    「新しい空力パーツを導入できて嬉しいです! チームはこのアップデートを実現するために本当にいい仕事をしてくれました。あとは予選でできる限り前のグリッドを獲得するべく、全力を尽くします」

    関連:
    ・F1モナコGP フリー走行2回目:ダニエル・リカルドが最速タイム
    ・F1モナコGP フリー走行1回目:ダニエル・リカルドが最速タイム

  • ピエール・ガスリー 「マシンには速さがある。トップ10も狙える」

    ピエール・ガスリー 「マシンには速さがある。トップ10も狙える」

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1モナコGPのフリー走行でFP1、FP2ともに14番手タイムでセッションを終えた。

    快晴で迎えたプラクティス1。ピエール・ガスリーは今季初めてレースで使用するハイパーソフトタイヤの感触を確かめながらロングランも行い、38周を周回して14番手タイムを記録。

    やや雲も広がり、気温21℃で迎えたプラクティス2では32周を周回。タイム1分13秒410で14番手だったが、これはトラフィックに引っかかってのタイムで、チームとしては好感触でセッションを終えている。

    「再びモナコの市街地サーキットを走ることができて嬉しいです!」とピエール・ガスリーはコメント。

    「最後に走ったのは2016年でした。ここはカレンダー屈指のサーキットなので、ここにまた戻ってこれて、幸せな気持ちです」

    「今日はいくつかのことを試しました。感触としては、7番手からその後方の中間あたりにいるという感じです。なので、レースウイークを通してかなりタイトな戦いが続きそうです。今はまだベストなセッティングを探している最中ですが、ブレンドンは今日の時点ですでにかなりいい走りをしていました」

    「今夜は、今日得たデータを解析して、最も速いパッケージを見つけなくてはなりません。マシンには速さがあるので、あとコンマ数秒さえ上げられればトップ10に食い込めると思います。まずはそこを目標に、作業を進めます」

    関連:
    ・F1モナコGP フリー走行2回目:ダニエル・リカルドが最速タイム
    ・F1モナコGP フリー走行1回目:ダニエル・リカルドが最速タイム

  • マルク・マルケス、6月にトロロッソのF1マシンで初走行

    マルク・マルケス、6月にトロロッソのF1マシンで初走行

    MotoGPチャンピオンのマルク・マルケスが、来月オーストリアでレッドブルのプライベートテストに参加し、トロロッソのF1マシンをテストすることが明らかになった。

    マルク・マルケスは、チームメイトのダニ・ペドロサ、9度のモトクロス世界チャンピオンであるトニー・カイローリとともに6月5・6日にレッドブル・リンクでF1マシンをテストする。

    マルク・マルケスは24日(木)、トロロッソ・ホンダのレーシングスーツに身を包んで、ミルトンキーンズのレッドブルのファクトリーでシート合わせを行ったことを報告。マシンは2013年型のマシンになるとみられている。

    今後、3名はチームとともにシミュレーターで作業していく。

    レッドブルのスポンサーを受けるレプソル・ホンダからMotoGPに参戦するマルク・マルケスは、ホンダのF1マシンを搭載するトロロッソで走行には最適なライダーと言える。

    2年前にはモンスター・エナジーが主催でホルヘ・ロレンソがシルバーストンで2014年にメルセデスがタイトルを獲得したマシンで走行しており、今回のレッドブルの走行はそれと同様のマーケティング活動だと思われる。

  • ブレンドン・ハートレー、トロロッソ・ホンダ解雇の噂に「契約がある」

    ブレンドン・ハートレー、トロロッソ・ホンダ解雇の噂に「契約がある」

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、自分がF1シートを喪失するという噂に“驚いている”と語る。

    2週間前のスペインGPからブレンドン・ハートレーがトロロッソ・ホンダのシートが喪失するとの噂が流れ始め、一部では今週末のモナコGPが最後のレースになるとも報じられている。

    実際、ブレンドン・ハートレーは、ダニール・クビアトの放出とカルロス・サインツのルノー移籍によって昨シーズン後半にトロロッソに加入して以降、パフォーマンスを発揮できずにいる。

    相対的にチームメイトのピエール・ガスリーにパフォーマンス面で劣っているだけでなく、中国GPでの同士討ちやスペインGPのFP3の単独クラッシュなどのミスもブレンドン・ハートレーの評価を下げる要因となっている。

    しかし、ブレンドン・ハートレーは、モナコGPがトロロッソ・ホンダでの最後のレースになるとの噂を否定している。

    「それを聞いて驚いたよ。僕には契約がある。本当に驚いたよ」とブレンドン・ハートレーは Crash.net にコメント。

    「F1では常に多くの噂があるし、ドライバーとしてはあまりそのようなものは読まない方が得策だ」

    「自分がチームプレイヤーであることはわかっているし、舞台裏で非常に懸命に作業している。自分にもっと実力があることはわかってる」

    「人々はF1でかなり短い記憶しか持っていないときがあると思う。状況はあっという間に過ぎていくし、1週間で完全に違ったストーリーになっていることもある」

    「多くの批判家がいるけど、ドライバーとして最大の批判家は自分自身だ」

    噂では、ブレンドン・ハートレーのパフォーマンスにレッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコの忍耐は限界に達しているとされ、メルセデスのモータースポーツ責任者であるトト・ヴォルフが契約ドライバーであるパスカル・ウェーレインを売り込んでいるとも報じられている。

    ブレンドン・ハートレー解雇の噂について質問されたヘルムート・マルコは「現時点ではそのような意向はない」と答えた。

  • トロロッソ・ホンダ:2018年 F1モナコGP プレビュー

    トロロッソ・ホンダ:2018年 F1モナコGP プレビュー

    トロロッソ・ホンダのドライバーを務めるピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレー、ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2018年のF1世界選手権 第6戦 モナコGPへの意気込みを語った。

    今年、トロロッソ・ホンダはF1バーレーンGPでのピエール・ガスリーの4位、F1アゼルバイジャンGPでのブレンドン・ハートレーの10位と2回のポイントフィニッシュしか果たせておらず、13ポイントの獲得でコンストラクターズ選手権8位に沈んでいる。

    今週末は伝統の一戦、F1モナコGPを迎える。低速コーナーが多く、レースでのオーバーテイクが難しいモナコの市街地コースでは予選の結果が重要となる。また、マシンの間際に迫るガードレールとタイトなコーナーという厳しい環境で直近6年のセーフティカー出動率は100%を誇り、一切のミスは許されない。そこは両ドライバーも重々承知している。

    ピエール・ガスリー
    「モナコではジュニア・フォーミュラ時代に走ったことがありますが、正直に言ってしまえばあまり運には恵まれてきませんでした。何度もひどい目にあったことがありますが、それでもモナコは大好きなトラックなので、今年はそうならないことを祈っています!ここでの予選は、セッションを通してウォールにギリギリまで近づきながら時速300㎞以上で周回するため、シーズンを通して最もエキサイティングなものになります。毎周、パフォーマンスを限界まで追求しながら走行する感覚は、ほかでは味わえません。しかし、少しのミスも許されないという厳しい一面もあります。少しでも遅くブレーキングするか、ちょっとでも壁に近づきすぎれば、そのままウォールに突っ込んでしまいますから。だからこそ、ここで走るのは刺激的なんです。予選は大好きですが、レースはドライバーにとって試練の連続です。ここではオーバーテイクするのが非常に難しいため、戦略が全てです。また、最初から最後まで高い集中力をキープし続ける必要もあります。例え後方からのスタートになっても、レースの終盤でだれかがミスをすれば、ポジションを上げるチャンスがあるわけですからね。常にあらゆる機会を逃さないよう、備えておく必要があります。ここでのレースは長く、フラストレーションもたまりやすいと言えるでしょう。前方のマシンが自分より遅くても、前を走るドライバーがうまくポジションを守ってさえいれば、トラック幅が狭いため、オーバーテイクするのは困難です。こうしたさまざまな要因により、モナコでのレースは非常に難しいものとなっています。モナコではドライバーの腕がモノを言うと言われますが、トラックの特性や路面のバンプを考慮すれば、速いマシンを持っていることもやはり重要です。もっとも、上手いドライバーはレースの勝敗を分けるコンマ数秒をきっちり上げてくる腕を持っていますけどね。路面は週末を通して刻一刻と変化するので、ドライバーは注意深く走行する必要がありますが、同時に着実にペースを上げ、土曜日に行われる予選では最も速いセッティングを確立していなくてはいけません。モナコはある意味、クレイジーなサーキットだと思います。現地の人でも50km以上は出さないところを、レース中のドライバーたちは時速300km以上で駆け抜けていくんですから。でもそこが同時に大好きで、ここで走っているとアドレナリンが全開になるんです。レース以外にもいろいろな仕事がありますが、週末はうまく切り替えて、レースに集中できるはずです。僕は、パーティーのような雰囲気や、沖に何艘も浮かんでいるヨットなど、モナコGPのすべてが大好きなんです。だれにとっても楽しいイベントだと思います。ドライバーとしては、日曜日に好リザルトを獲得できればよりいいですね。これまでは、フランス人ドライバーにとって、ここモナコがホームグランプリに最も近いと言われてきました。今シーズンは、フランスのポール・リカール・サーキットがカレンダーに加わっているので、モナコは第二のホームという感じです」

    ブレンドン・ハートレー
    「実は、これまで3年半の間、モナコに住んでいます。レースで使われる市街地に住んでいるので、僕の家からもトラックが見えるぐらいです。ここモナコは、F1カレンダーのハイライトの一つで、ここでレースに参戦することをずっと夢見てきました。ニュージーランドが僕のホームですが、妻のサラやすばらしい友人たちとここで長い時間を過ごしてきたので、モナコは僕にとっての第二の故郷のような存在です。なので、今週末はホームレースのような気分ですね。自分の家のベッドで起きて、いつもの朝のルーティーンを行えることはいいものです。このサーキットは好きで、ワールドシリーズではルノーから何度か参戦し、3位表彰台を獲得したこともあります。僕が3位に入ったときは、ダニエル・リカルドが優勝していました。またある年は、8番手から何度かオーバーテイクを繰り返して、4位入賞することができました。このような市街地サーキットでのレースは、いつも楽しみにしてます。これまでに何度か走ったことがあり、自分の故郷でもあった場所なので、トラックのことはよく理解しているつもりです。モナコの市街地サーキットは非常にユニークです。伝統的なサーキットですが、いまの時代にこのようなトラックをデザインするのは、難しいのではないでしょうか。多くの歴史が詰まっており、それら全てがファンに愛されています。ここはカレンダー中で最も遅いサーキットですが、F1マシンに乗っていると、実際のスピードよりはるかに刺激的なスピード感覚を味わえます。ウォールから数cmのところを切り込んでいくこのサーキットでいいラップタイムを記録することは、ドライバーにとってこの上ない喜びです。またモナコは、ラップごとに路面が変化するレースの一つでもあります。マシンのグリップ力が上がる予選は非常にスリリングですが、ドライバーは土曜日に向けて、着実にペースを上げていかなければいけません。ウォールからわずか数cmのところを周回し続けるためには確かな自信が必要になりますが、それは同時に多くのF1ドライバーが楽しみにし、また切望していることでもあります。モナコGPは、週末を通して特別な雰囲気に包まれます。過去数年では、レッドブルのエナジーステーションからレースを観戦し、すばらしい時間を過ごすことができました。今年は自分がF1ドライバーとして参戦できるので、例年よりさらに特別な時間となるでしょう。今年はモナコの華やかな魅力を心から楽しむ時間はありませんが、それでも十分にそれは伝わってくるものなのです」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「伝統のモナコグランプリは、狭い公道を走るレースはもちろん、サーキット外の華やかな雰囲気やさまざまなイベントも含め、年間のカレンダーの中ではスペシャルかつユニークなレースの一つです。モナコ市街地に設定されたコースには多くの低速コーナーがあり、車体性能とともに、そこでのPUのドライバビリティーがラップタイムに大きな影響を与えます。したがって、普段はあまり使用しないような低回転域でのPUセッティングがキーになります。また、レースでのオーバーテイクが難しいため、エネルギーマネジメントについては予選で結果を残すことにフォーカスしてセッティングを進めます。先週のバルセロナテストでは、PUの各コンポーネント間でのエネルギーバランスの最適化にトライしてきましたが、そこで得たいくつかのアイデアを、ここモナコでも使用できるのではとも考えています。言うまでもなく、今週末に行われるF1モナコグランプリとインディ500という2つのイベントは、それぞれ世界で最も有名なレースの一つです。そして当然、今年の私はF1に集中しなければなりません。とは言え、日曜の夜には琢磨選手が昨年の歴史的な勝利を再現できるかが気になって、やはりインディ500を見てしまう気がしています」

    関連:2018年 F1モナコGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • アルテム・マルケロフ 「トロロッソ・ホンダに空席ができても興味ない」

    アルテム・マルケロフ 「トロロッソ・ホンダに空席ができても興味ない」

    ルノーF1の開発ドライバーを務めるアルテム・マルケロフは、ブレンドン・ハートレーの後任としてトロロッソ・ホンダでF1を戦うチャンスがあったとしても、自分の意志でそれに飛びつくことはないと語る。

    ブレンドン・ハートレーは、今年トロロッソ・ホンダでパフォーマンスを発揮できておらず、レッドブルはメルセデスからDTMに参戦する元F1ドライバーのパスカル・ウェーレインと交代させるのではないかと噂されている。

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは「現時点でそのような意向はない」とその噂を否定している。

    トロロッソは今年からホンダからF1パワーユニットの供給を受けており、トロロッソのチーム代表フランツ・トストは、F2に参戦する日本人ドライバーの福住仁嶺の起用に関心があることを認めている。しかし、福住仁嶺はF1の必須条件となるスーパーライセンスポイントを満たしておらず、近い将来にそれが実現する可能性は低い。

    今年、ロシアン・タイムからF2参戦するアルテム・マルケロフは、昨年をランキング2位で終えており、スーパーライセンスポイントの条件をクリアしているが、レッドブルにもトロロッソにも興味はないと語る。

    「ハートレーの後任を務めることに合意するか? ルノーが行けと言うなら、その可能性はあるけど、僕の意志でトロロッソに座ることはないだろう」と Sport FM にコメント。

    「ヘルムートのことはわかっているし、彼が若手ドライバーのキャリアをいかに潰してきたかもわかっている。僕にはその必要はない」

    「それにクリスチャン・ホーナーがレッドブルを離れるという噂もある。レッドブルがF1から離れたがっているとの噂もある。それらは噂に過ぎないけど、トロロッソやレッドブルにいることでどのような将来性があるのか僕にはわからない」

  • ホンダF1 「モナコGPでは低回転域でのPUセッティングがキーになる」

    ホンダF1 「モナコGPでは低回転域でのPUセッティングがキーになる」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、F1モナコGPでのトロロッソ・ホンダの戦い方、F1パワーユニットのセッティングなどについて語った。

    伝統の一戦、F1モナコGPが今週末開催される。多くのF1ドライバーが居を構える街にできる世界一有名な市街地コースは、ファンにとっても、チームにとっても特別な瞬間を作り出す。マシンの間際に迫るガードレールとタイトなコーナーという厳しい環境で、直近6年のセーフティカー出動率は100%。一切のミスは許されない。

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は、低速コーナーが多く、レースでのオーバーテイクが難しいモナコの市街地コースでは、F1パワーユニットのエネルギーマネジメントについて予選で結果を残すことにフォーカスしてセッティングを進めるとし、また、普段はあまり使用しないような低回転域でのPUセッティングがキーになると語る。

    「伝統のモナコグランプリは、狭い公道を走るレースはもちろん、サーキット外の華やかな雰囲気やさまざまなイベントも含め、年間のカレンダーの中ではスペシャルかつユニークなレースの一つです」と田辺豊治はコメント。

    「モナコ市街地に設定されたコースには多くの低速コーナーがあり、車体性能とともに、そこでのPUのドライバビリティーがラップタイムに大きな影響を与えます。したがって、普段はあまり使用しないような低回転域でのPUセッティングがキーになります。また、レースでのオーバーテイクが難しいため、エネルギーマネジメントについては予選で結果を残すことにフォーカスしてセッティングを進めます」

    「先週のバルセロナテストでは、PUの各コンポーネント間でのエネルギーバランスの最適化にトライしてきましたが、そこで得たいくつかのアイデアを、ここモナコでも使用できるのではとも考えています」

    田辺豊治は、昨年までHPD シニア・マネージャー 兼 レースチーム チーフエンジニアを務めており、昨年のインディ500では佐藤琢磨による日本人初制覇を支えた。

    今年もF1モナコGPとインディ500は日程が重なっているが、F1に集中しつつも、佐藤琢磨のインディ500の戦いぶりはやはり気になると田辺豊治は語った。

    「言うまでもなく、今週末に行われるF1モナコグランプリとインディ500という2つのイベントは、それぞれ世界で最も有名なレースの一つです。そして当然、今年の私はF1に集中しなければなりません」

    「とは言え、日曜の夜には琢磨選手が昨年の歴史的な勝利を再現できるかが気になって、やはりインディ500を見てしまう気がしています」

    関連:2018年 F1モナコGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • トロロッソ 「ホンダのためにも日本人ドライバーをF1に乗せたい」

    トロロッソ 「ホンダのためにも日本人ドライバーをF1に乗せたい」

    トロロッソは、ホンダとの提携の一環として“遅かれ早かれ”F1で日本人ドライバーを走らせたいと考えている。

    レッドブルの姉妹チームであるトロロッソは、現在、レッドブルの契約ドライバーであるピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーを走らせている。

    ホンダF1は、F1の下位カテゴリーであるフォーミュラ2で育成ドライバーである福住仁嶺と牧野任祐を走らせている。

    福住仁嶺は、昨年のGP3シリーズを3位で終えており、正式なレッドブルのジュニアチームではないものの、レッドブルとアスリート契約を結んでおり、スーパーライセンスが確保できれば、レッドブルにとっては論理的な選択肢となる。

    来年、福住仁嶺をドライバー候補として考えているかと質問されたトロロッソのチーム代表フランツ・トストは「もちろん、そこにはホンダと関係がある。それに我々は遅かれ早かれ日本人ドライバーを走らせたいと思っているとコメント。

    「それは彼の手にかかっている。彼は優れたパフォーマンスを示さなければならない。成り行きを見守っていく」

    福住仁嶺はGP3を3位で終えたことで15点のスーパーライセンスポイントを稼いでおり、レースシートの要件を満たすためには今季のフォーミュア2をトップ4以内でフィニッシュする必要がる。

    だが、福住仁嶺はここまでの開幕6レースで1ポイントしか獲得できておらず、ランキング18位と厳しい状況に陥っている。一方、牧野任祐も4ポイント獲得でランキング17位。二人は前戦スペインでのレースで日本人同士でクラッシュを喫してリタイアに終わっている。

    トロロッソでホンダの育成ドライバーを走らせるというオプションは、2019年にレッドブル・レーシングにエンジンを供給する契約のなかでも議論の一部として話し合われている。

    本田技研工業のモータースポーツ部長を務める山本雅史は「ホンダにとって非常に重要なことは、F1、モータースポーツの日本での人気を再び高めることです」と Autosport にコメント。

    「その意味で、F1ドライバーがいることは本当に重要です。F2で二人はチャンピオンシップをかけて戦っていますが、彼らはスーパーライセンスを獲得しなければなりません」

    「チームを追加することで、他チームにドライバーを加える機会が増えるのは確かです」

    ホンダのドライバーを選ぶことができれば、頭痛の種を抱えているレッドブルにとって大きな助けとなる。

    ダニエル・リカルドとレッドブル・レーシングとの将来は不明のままとなっており、カルロス・サインツがルノーに完全移籍した場合は、トロロッソからピエール・ガスリーを昇格させることになるかもしれない。

    これにより、トロロッソには空席がひとつできることになるが、ブレンドン・ハートレーは初シーズンに結果を出せておらず、F1モナコGPの結果次第ではシートを喪失する可能性が噂されている。