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  • ルノーF1、レッドブルの“ホンダのアップグレード待ち”に苛立ちのピーク

    ルノーF1、レッドブルの“ホンダのアップグレード待ち”に苛立ちのピーク

    ルノーF1は、レッドブル・レーシングが2019年のF1エンジンサプライヤー決定について“ホンダのアップグレード待ち”の態度を貫いていることに苛立ちがピークに達しているようだ。

    現在、レッドブル・レーシングは、過去にダブルタイトルを4連覇したルノーとの契約を更新するか、もしくは姉妹チームのトロロッソにF1パワーユニットを供給するホンダとワークス契約を結ぶかを検討している。

    ルノーF1は、5月中に決断よう要求したが、レッドブル・レーシングはF1カナダGPまで決断するとの姿勢を崩していない。F1カナダGPではホンダとルノーの両方がF1パワーユニットに大幅なアップグレードを投入するとされている。

    ルノー・スポールF1のマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは「レッドブルは責任感を持って行動すべきだ」と Auto Hebdo にコメント。

    「彼らはすでに必要なデータはすべて持っている。私には彼らの曖昧な振る舞いが理解できない。彼らはカナダまで待つことを望んでいるが、モントリオールのレース後の月曜日に明らかになる事実などないだろう」

    「彼らはホンダを望み、ルノーを待たせている。だが、我々は無期限に待つことはできない」

    シリル・アビテブールは、いぜれにしろルノーは独自位の方向に向かっており、ライバルの成功を助けるよりもワークスチームの利益を追求することに目をむけていくと語る。

    「それ以外のすべては我々のプロジェクトにとって付加的なものだ」とシリル・アビテブールは語る。

    「我々のチームはレッドブルと一緒の方が進歩を遂げてきたし、3年間を費やしてきた。だが、いつか我々はこのコネクションを立たなければならない」

    「今年、来年以降、レッドブルは我々を引き続き助けることはできるが、別々に認識される必要があるときがいずれやってくる」

    「メルセデスやフェラーリがレッドブルにエンジンを供給することは想像できないと思うし、ルノーもそうしないという考えに慣れる必要がある。我々はエンジンのサプライヤーだったそれらの時代にさよならを言うことになるだろう」

    奇しくも、F1モナコGPではレッドブル・レーシングのダニエル・リカルドが、ERSが故障したルノーのF1パワーユニットで優勝を成し遂げた。

  • トロロッソ・ホンダ:F1モナコGP 決勝レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1モナコGP 決勝レポート

    トロロッソ・ホンダは、F1モナコGPの決勝レースで ピエール・ガスリーが見事なタイヤマネージメントとハイペースで7位入賞。ブレンドン・ハートレーは終盤で後続に追突されリタイアで終えた。

    第6戦モナコGPは、レーススタートが近づくにつれ雲が厚くなり、時折りポツポツと雨が落ちる中、現地時間午後3時10分から決勝レースが行われた。スタート時の気温は25℃、降水確率は20%だった。

    トロロッソ・ホンダは、予選10番手のピエール・ガスリーが5列目からスタート。予選16番手のブレンドン・ハートレーは、前車のグリッドダウンペナルティーにより15番手に繰り上がり8列目からのスタートとなった。ガスリーは予選Q2で使用したハイパーソフトタイヤ、ハートレーが新品のハイパーソフトタイヤでスタートした。

    スタート直後の第1コーナーで10番手を守りきったピエール・ガスリーは、前車との差を詰めながら周回を重ねる。ハートレーは、スタート直後に他車と接触しフロントウイングにダメージを追うが、15番手を死守した。

    追い抜きが非常に難しいモナコのコースでポジションを守りながらレースを続けるトロロッソ・ホンダの2台。ハートレーは13周を終えてピットインし、ウルトラソフトタイヤに交換した。ガスリーはすばらしいタイヤマネージメントでピットインを引き延ばし、他車のピットインによってポジションを上げていく。23周目には6番手に浮上し、その後自身のレースベストラップを更新するペースのよさで後続を引き離す。

    37周目、後続との差を10秒以上に広げてピエール・ガスリーはピットイン。スーパーソフトタイヤに交換した。このピットインにより10番手にポジションを落としたガスリーだったが、新しいタイヤで、ハイペースのラップを刻む。上位車のピットインやトラブルにより52周目に7番手にポジションを上げ、レースは終盤戦に入った。レース中盤から11番手を走行していたハートレーは、終盤の72周目にトンネル出口からシケインに入るところで後続車に追突され、マシンにダメージを負ってピットイン。そのままリタイアとなった。

    残り15周となったレース終盤、7番手走行のガスリーに後続車が迫り、激しいバトルとなる。しかし、安定したハイペースでそれを抑えたガスリーは、7番手を守りきり、78周のチェッカーフラッグを受けた。

    トロロッソ・ホンダは第4戦アゼルバイジャン以来の入賞となり、ピエール・ガスリーは第2戦バーレーン以来のポイントを獲得した。

    第7戦カナダGPは、モントリオール郊外のジル・ビルヌーブサーキットで6月8日(金)~10日(日)に行われる。

    ピエール・ガスリー (7位)
    「初めてのモナコでのレースは、僕にとってキャリア2度目のポイント獲得となり、すばらしいレースになりました! 10番手からのスタートで厳しいレースになると予想していましたが、マシンは驚くほど速かったです! 序盤はタイヤに気をつけながら走りましたが、マシンの調子がとてもよかったので、周囲にライバルがいない状況では猛プッシュすることができました。モナコではオーバーテイクが難しいことが分かっていたので、タイヤ交換後に他車より前でピットアウトした後は、背後のヒュルケンベルグ選手を懸命に抑えて走りました。レース終盤はタイヤの磨耗も激しかったので、ミスをしないように集中し、気をつけて走行しました。簡単なレースではありませんでしたが、7位を獲得することができ、素直にとてもうれしいです!」

    ブレンドン・ハートレー (リタイア)
    「15番手からのスタートでしたが、いいスタートを切ることができたと思います。しかし、残念なことに、オープニングラップのターン5でフロントウイングにダメージを負ってしまいました。それが原因となり、ダウンフォース不足でタイヤの磨耗が早く、難しい状況になりましたが、ウルトラソフトタイヤを最後まで効果的に使うことができました。ポジションアップするために早い段階でピットインをする作戦を取り、レース終盤ではサインツ選手をオーバーテイクしてポジションアップすることに成功したのですが、ザウバーのマシンに後ろから追突されてしまいました。レース終了後にルクレール選手と話し、彼がブレーキにトラブルを抱えていたことを知りました。とても残念な結果ですが、それがモナコなのだと思います。このレースウイークはFP1からとても調子がよかったのですが、結果としてうまくまとめることができませんでした。自分の走りには満足していますが、満足いく結果につなげられず残念です」

    フランツ・トスト (トロロッソ チーム代表)
    「まず初めに、レッドブルレーシングの優勝、おめでとうございます! リカルド選手は誰よりもすばらしい走りを見せてくれましたし、レッドブルが伝統のモナコで勝利を手にしたことをうれしく思います。我々は木曜日から調子がよく、手応えを感じていたのですが、予選ではすべてを出し切ることができませんでした。しかし、重要なのはレースです。ピエールはレース序盤からうまくタイヤをマネージメントし、7位フィニッシュというすばらしいレースを見せてくれました。彼にとってモナコでのF1初レースにもかかわらず、それを感じさせないタイヤのマネージメント力をみせてくれたおかげで、ハイパーソフトタイヤで長く走ることができました。戦略も成功し、ピットインを遅めにしたおかげで7位にポジションアップできました。ブレンドンはあと少しのところでポイントを獲得できたのですが、残念なことにルクレール選手に背後から追突され、リタイアとなってしまいました。次戦のカナダGPでも今回のようなパフォーマンスが発揮できるよう、チーム一丸となって努めたいと思います」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「昨日のFP3や予選でもいいパフォーマンスを見せていましたが、今日の決勝でもその流れを維持し、ポジションアップが難しいここモナコで予選結果を上回る形でレースを終えることができました。今日の結果はチーム全員の努力と、ガスリー選手の素晴らしいドライビングのおかげだと思います。PUとしては予選、レースともに特殊なモナコのトラックに合わせたセットアップをまとめきり、週末を通してトラブルフリーで乗り切ったことは良かったと感じています」

    関連:F1モナコGP 結果:ダニエル・リカルドが手負いのクルマで辛勝!

  • ホンダF1 「7位はチーム全体の努力とガスリーの素晴らしい走りのおかげ」

    ホンダF1 「7位はチーム全体の努力とガスリーの素晴らしい走りのおかげ」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、F1モナコGPでのトロロッソ・ホンダのレース展開を振り返った。

    トロロッソ・ホンダは、F1モナコGPの決勝で10番グリッドからスタートしたピエール・ガスリーが7位入賞して6ポイントを獲得。15番グリッドからスタートしたブレンドン・ハートレーは、レース終盤に追突されてマシンにダメージを負ってリタイアで終えた。

    「昨日のFP3や予選でもいいパフォーマンスを見せていましたが、今日の決勝でもその流れを維持し、ポジションアップが難しいここモナコで予選結果を上回る形でレースを終えることができました」

    「今日の結果はチーム全員の努力と、ガスリー選手の素晴らしいドライビングのおかげだと思います」

    「パワーユニットとしては予選、レースともに特殊なモナコのトラックに合わせたセットアップをまとめきり、今回も週末を通してトラブルフリーで乗り切ったことは良かったと感じています」

    関連:F1モナコGP 結果:ダニエル・リカルドが手負いのクルマで辛勝!

  • ブレンドン・ハートレー 「これがモナコ。結果に繋げられず残念」

    ブレンドン・ハートレー 「これがモナコ。結果に繋げられず残念」

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、F1モナコGPの終盤に後続に追突されリタイアでレースを終えた。

    前車のグリッドダウンペナルティーにより15番手に繰り上がり8列目からのスタートとなったブレンドン・ハートレーは、新品のハイパーソフトタイヤを選択。スタート直後に他車と接触しフロントウイングにダメージを追うが、15番手を死守する。

    追い抜きが非常に難しいモナコのコースでポジションを守りながらレースを続けたハートレーは13周を終えてピットインし、ウルトラソフトタイヤに交換。

    レース中盤から11番手を走行していたハートレーだが、終盤の72周目にトンネル出口からシケインに入るところで後続車に追突され、マシンにダメージを負ってピットイン。そのままリタイアとなった。

    「15番手からのスタートだったけど、いいスタートを切ることができたと思う」

    「でも、残念なことに、オープニングラップのターン5でフロントウイングにダメージを負ってしまった。それが原因となり、ダウンフォース不足でタイヤの磨耗が早く、難しい状況になったけど、ウルトラソフトタイヤを最後まで効果的に使うことができた」

    「ポジションアップするために早い段階でピットインをする作戦を取り、レース終盤ではサインツをオーバーテイクしてポジションアップすることに成功したが、ザウバーのマシンに後ろから追突されてしまった」

    「レース終了後にルクレールと話し、彼がブレーキにトラブルを抱えていたことを知った。とても残念な結果だけど、それがモナコなのだと思う」

    「このレースウイークはFP1からとても調子がよかったけど、結果としてうまくまとめることができなかった。自分の走りには満足しているけど、満足いく結果につなげられず残念だ」

    関連:【動画】 シャルル・ルクレールがブレンドン・ハートレーに追突

  • ピエール・ガスリー、7位入賞 「モナコでの初レースは素晴らしい結果」

    ピエール・ガスリー、7位入賞 「モナコでの初レースは素晴らしい結果」

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1モナコGPの決勝で7位入賞。キャリア2度目のポイント獲得となった。

    予選10番手のピエール・ガスリーは5列目から予選Q2で使用したハイパーソフトタイヤでスタート。スタート直後の第1コーナーで10番手を守りきったガスリーは、前車との差を詰めながら周回を重ねる。

    ピエール・ガスリーはすばらしいタイヤマネージメントでピットインを引き延ばし、他車のピットインによってポジションを上げていく。23周目には6番手に浮上し、その後自身のレースベストラップを更新するペースのよさで後続を引き離す。

    37周目、後続との差を10秒以上に広げてピエール・ガスリーはピットイン。スーパーソフトタイヤに交換した。このピットインにより10番手にポジションを落としたガスリーだが、新しいタイヤで、ハイペースのラップを刻む。上位車のピットインやトラブルにより52周目に7番手にポジションを上げ、レースは終盤戦に入った。

    残り15周となったレース終盤、7番手走行のガスリーに後続車が迫り、激しいバトルとなる。しかし、安定したハイペースでそれを抑えたガスリーは、7番手を守りきり、78周のチェッカーフラッグを受けた。ガスリーは第2戦バーレーン以来のポイントを獲得した。

    「初めてのモナコでのレースは、僕にとってキャリア2度目のポイント獲得となり、すばらしいレースになった!」とピエール・ガスリーはコメント。

    「10番手からのスタートで厳しいレースになると予想していたけど、マシンは驚くほど速かった! 序盤はタイヤに気をつけながら走ったけど、マシンの調子がとてもよかったので、周囲にライバルがいない状況では猛プッシュすることができた」

    「モナコではオーバーテイクが難しいことが分かっていたので、タイヤ交換後に他車より前でピットアウトした後は、背後のヒュルケンベルグを懸命に抑えて走った。レース終盤はタイヤの磨耗も激しかったので、ミスをしないように集中し、気をつけて走行した」

    「簡単なレースではなかったけど、7位を獲得することができ、素直にとてもうれしいよ!」

    関連:F1モナコGP 結果:ダニエル・リカルドが手負いのクルマで辛勝!

  • ホンダF1 田辺豊治TD、佐藤琢磨とのインディ500制覇を語る

    ホンダF1 田辺豊治TD、佐藤琢磨とのインディ500制覇を語る

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、昨年、佐藤琢磨とともに優勝を成し遂げたインディ500について語った。

    昨年、今回と同じ週末にインディアナポリスとモナコで開催された2つの偉大なレース、インディ500とモナコGPは、これまでにない注目を集めた。

    なぜなら、フェルナンド・アロンソがインディ500でデビューを飾ったことで、F1とインディがさらに結び付けて語られるようになったからだ。

    昨年はHonda Performance Development(HPD)の一員としてインディ500に臨んでいたホンダF1 テクニカルディレクター、田辺豊治は「インディ500はインディカー・シリーズの1戦ですが、他のレースとはまったく違いますし、ただのレースではないのです」とコメント。

    「1993年に私がインディカー・プロジェクトを始めた時には、インディ500の偉大さを感覚としてよく理解できていませんでした。しかし、2014年に再び自身が担当となりインディ500で優勝したときには、その凄さを思い知らされました」

    「例えば、一般のファンの皆さんに2000年のインディカー・シリーズの年間チャンピオンについて聞いても多くの人は答えられないと思うのですが、2000年のインディ500の勝者が誰だったかについてはみんなよく覚えているのです」

    田辺豊治は1年前、HPDのシニア・マネージャーとしてインディ500の会場にいた。米国のHPDは、F1プロジェクトで言うところのミルトン・キーンズ拠点と同じ位置づけだが、彼は昨年までのHPDでも、現在と同じように世界でホンダのプレゼンスを上げるための努力を重ねてきた。そしてそのための最善の方法が、レースに勝つことだった。

    ホンダが過去13年間で11勝を挙げているインディ500は、田辺にとってもホンダにとっても特別なレース。そして昨年の佐藤琢磨の優勝により、インディ500は日本にとっても特別なレースになった。

    「インディカー・シリーズに参戦した日本人ドライバーは今まで何人かいましたが、インディ500で勝った日本人ドライバーは昨年の琢磨選手までいませんでした」と田辺豊治は語る。

    「琢磨選手の勝利は、それまでの他のドライバーの勝利とは違いました。日本でとても大きなインパクトがあったのです。日本におけるモータースポーツの人気向上に繋がったと思います」

    「昨年の勝利の後、日本や米国の知人から、沢山の祝福のメッセージが届いたのには驚きました」

    佐藤琢磨とホンダには深い結びつきがあります。彼は鈴鹿サーキットのレーシング・スクールを卒業すると、その後F1にステップアップしジョーダン、BAR、スーパーアグリなどのチームでキャリアを積んだ。

    田辺豊治は2004年と2005年にジェンソン・バトンのチーフ・エンジニアで、同時期には長谷川祐介がチームメイトの佐藤琢磨のエンジニアだった。田辺豊治と佐藤琢磨はインディカー・シリーズの前に、既にF1で同じチームで仕事をしていた。

    「私たちはF1時代からの旧知の仲です。2013年にHPDに異動になった私は、ロングビーチのレースで琢磨選手と再開し、彼はそのレースで優勝しました」

    「インディ500で琢磨選手が優勝に向けて戦っている姿を、特別な思いで見ていました。また、プラクティス、そしてレース中にも他のマシンのHondaエンジンに不具合が続いていたので、最後の数周は本当にハラハラしながら見ていました」

    昨年のインディ500でに周囲の注目は、彼以外のホンダのドライバーに集まっていた。しかし実際のタイトル争いは、佐藤琢磨とインディ500で3度の優勝を誇るシボレーのカストロネベスとの戦いになった。

    「カストロネベスはインディカー・シリーズのトップ・ドライバーですし、インディ500でもとても強いので脅威でした。しかし、最後の2~3周のところでカストロネベスはオーバーテイクに失敗し琢磨選手との距離が広がったので、彼の勝利を確信しました」

    佐藤琢磨の優勝によって、ホンダは過去14年間での12勝目を手にした。ホンダと繋がりが強い日本人ドライバーが優勝により、その勝利はさらに特別なものになった。

    シーズン中で最も走行距離が短い市街地サーキットのモナコとスーパー・スピードウエイを500マイルに渡って走るインディ500だが、一般に想像されるよりも多くの共通点がある。

    HPDでの仕事について、田辺豊治は「日本とアメリカで、レースエンジンのキーとなるテクノロジーに関して情報の交換をしています。それぞれのパーツはそれぞれの拠点で開発をしているものの、ターボチャージャーやダイレクト・インジェクター、燃焼装置などに関しては、インディカーで使用しているものと、F1や日本のSUPER GTの間で、比較的類似したスペックのものを使用しています」と語る。

    つまり、これまでのさまざまな分野での田辺豊治の経験が、現在のF1プロジェクトでの仕事に繋がっている。インディ500で勝利した経験を、今週のモナコGPや今後のホンダ F1プロジェクトの成功に繋げるためにレースに取り組んでいる。

    「F1に限らず、ホンダがレースに参戦する時には、常に勝利を目指しています。冷静に現状を見つめることも大切ですが、勝利を目指して進化を続けることも大切なのです」

    トロロッソ・ホンダはモナコでのポイント獲得に全力を傾けるが、決勝が終わると田辺豊治も米国でのレースの行方を気に掛けることだろう。

    「インディ500も観戦すると思います。昨年に比べるとホンダのマシンは競争力がないようにも感じますが、インディ500は長いレースなので最後まで何が起きるかわかりません」

    ホンダは今週末二つの偉大なレースを戦う唯一のマニュファクチャラーになる。しかし、モナコとインディアナポリスのレースを続けて観戦するのは田辺豊治ひとりだけではないはずだ。

  • ブレンドン・ハートレー、Q1敗退に「ムカついている」 / モナコGP予選

    ブレンドン・ハートレー、Q1敗退に「ムカついている」 / モナコGP予選

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、F1モナコGPの予選でQ3に進出するチャンスはあったと考えており、クリアラップを取れずにQ1を突破できなかったことに“ムカついている”と語った。

    フリー走行3回目に7番手タイムを記録していたブレンドン・ハートレーだったが、Q1の最後のアタックでイエローフラッグとトラフィックに遭遇してタイムを更新できず、16番手タイムでQ1敗退。初のQ3進出を逃した。

    チームメイトのピエール・ガスリーはQ3に進出して10番グリッドを獲得していることもあり、Q1を突破できなかったことにがっかりしているとブレンドン・ハートレーは語る。

    「Q1でラップをまとめらなかったことにムカついているし、それを否定するつもりはない。僕たちは週末ずっと強かったのでとてもかっがりしている。特に午前中は本当に有望だったからね」とブレンドン・ハートレーはコメント。

    「バランスには満足していなかった。1回目のランの最後のラップを中断しなければならなかった。最終セクターでトラフィックに遭ってしまった。ピットから出てくるトラフィックはあったけど、比較的にクリーンなラップだった。落ち着ける状況ではなかったし、もう一回アタックすることができなかった」

    「Q2を得られるチャンスを得られなかったことにがっかりしている。それがモナコだということはわかっているし、ここはかなり残酷だ。Q1では少しの運が必要だ。特に全マシンがコース上にいるときはね。ムカついているよ」

    ブレンドン・ハートレーは、最近のミスによってトロロッソ・ホンダのシート喪失の危機にあるとの報道を否定。ここまでのモナコでのパフォーマンスによって自信を高めていると語る。

    「最初から力強い週末だった。僕たちは持っているツールの全てを使って良い進歩を遂げた。クルマにあまり多くの変更は施していない。僕たちはそれなりのクルマでここに到着したし、シミュレーションと宿題をこなしてきた」

    「本当に力強さと自信を感じている。Q3を戦えるチャンスっは間違いなくあったと思うので、Q2に進出できずにここに座っていることにがっかりしている」

    予選を16番手で終えたブレンドン・ハートレーだが、ロマン・グロージャン(ハース)が3グリッド降格ペナルティを科せられていることで15番グリッドからレースをスタートする。

    関連:F1モナコGP 予選:ダニエル・リカルドが圧巻のポールポジション!

  • ピエール・ガスリー、予選10番手 「ミッドフィールドに戻ってきた」

    ピエール・ガスリー、予選10番手 「ミッドフィールドに戻ってきた」

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1モナコGPの予選で10番グリッドを獲得。レースでは良いスタートを切ってポイントを獲得したと語る。

    フリー走行3回目で8番手タイムを出していたピエール・ガスリーは、予選Q2をカットラインぎりぎろの10番手タイムで通過。第2戦バーレーンGP以来となる自身2度目のQ3進出を果たした。

    「Q3に進出できて本当に満足しているし、良いスタートポジションだ。とりわけこのトラックではね」とピエール・ガスリーはコメント。

    「僕たちは6番手からコンマ1秒しか離れていなかった。嬉しくはないにせよ、それは素晴らしいことだ。もちろん、いつだってあとコンマ1秒見つけられたらと思うものだし、フラストレーションは感じているけどね」

    「でも、僕たちは今日の10番手に満足できると思う。モナコでいくつかチャンスが訪れるかもしれないことはわかっていたし、週末の序盤からポテンシャルはかなり良かった」

    ピエール・ガスリーは、今週末のトロロッソ・ホンダのパフォーマンスは、中団バトルに返り咲いたことを示したと考えている。

    「僕たちはミッドフィールドに戻ってきた。今日はクルマの感触は良かった。僕たちは木曜日や過去数戦と比較して良いステップを果たしたと思う」

    「クルマをどんどん快適に感じているし、その経験を生かして、改善し続けていく必要があると思っている。毎週末、僕たちはより多くのことを学んでいる。それに今週末は間違いなく、すべてがかなりうまく機能しているように感じている」

    初めてのF1モナコGPとなったピエール・ガスリーは、他の多くのドライバーと同じように象徴的なモンテカルロ市街地コースの経験に驚いたと語る。

    「FP1とFP2でフォーミュラ2と比較していかに速いかがわかった。タバコは信じられないくらいだ」とピエール・ガスリーはコメント。

    「正直、とんでもなく速い。時速200キロで到達して、出来る限りウォールに近づこうとするし、その後の立ち上がりは通常かなり戦う必要がある」

    「信じてほしいけど、本当にタフだ。かなり汗をかく。とにかく信じられないくらい速い。このクルマで走るのは本当に素晴らしい」

    モナコはオーバーテイクが難しいことで有名であり、予選が特に重要になる。だが、ピエール・ガスリーはレース中に巡ってくるどんなチャンスでも生かしてポイントを狙いたいと語る。

    「最も重要なことはクリーンなスタートを切ることだ。できればポジションを1-2つ上げたいし、そこから戦略を立てていきたい。レース展開次第ではアンダーカットやオーバーカットができるかもしれない。オーバーテイクは非常に難しいので、見てみなければならない。過去に目にしてきたようにここでは何が起こるかわからない」

    「明日は素晴らしいレースをして、ポイントを獲得できることを願っている」

    関連:F1モナコGP 予選:ダニエル・リカルドが圧巻のポールポジション!

  • ホンダF1 「モナコに合わせたPUのセッティングができている」

    ホンダF1 「モナコに合わせたPUのセッティングができている」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、F1モナコGP予選でのトロロッソ・ホンダのパフォーマンスを振り返った。

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーとピエール・ガスリーはフリー走行3回目に7、8番手タイムを記録。予選ではブレンドン・ハートレーがQ1でトラフィックに悩まされて16番手に沈んだものの、ピエール・ガスリーは自身2度目となるQ3進出を果たして10番グリッドを獲得した。

    「モナコは年間カレンッダーの中でもっとも予選が重要となるレースです。特にトラフィックを避けるというう意味で、タイムアタックに出るタイミングが重要になります」と田辺豊治はコメント。

    「そのようななか、午前のFP3から速さを見せていたピエールがQ3進出を果たし、素晴らしい仕事をしてくれました」

    「今週は2台のマシン共に順調にセットアップを進められており、パワーユニットとしてもサーキットに合わせたセッティングができていると感じています。中団とのタイム差は非常に接近していますし、我々のマシンポテンシャルを感じています」

    「レースではあらゆることが起こり得ますが、明日はいい戦いができればと思っています」

    関連:F1モナコGP 予選:ダニエル・リカルドが圧巻のポールポジション!

  • トロロッソ 「6~7番手を狙うチャンスもあっただけに残念」 / モナコ予選

    トロロッソ 「6~7番手を狙うチャンスもあっただけに残念」 / モナコ予選

    トロロッソのチーフエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、F1モナコGP予選でのトロロッソ・ホンダのパフォーマンスと今週末ここまでの作業について語った。

    第6戦モナコGP、金曜日のオフを経て2日目の土曜日にプラクティス3と予選が行われた。朝から快晴のモンテカルロは、気温も上昇し、絶好のコンディションとなった。

    正午に始まったプラクティス3では、ピエール・ガスリー、ブレンドン・ハートレーともにハイパーソフトタイヤでの走行を実施。ハートレーが1分12秒752、ガスリーが1分12秒761をマークし、7番手、8番でプラクティス3を終え、予選に向けて順調なプラクティスとなった。

    午後3時、気温26度、路面温度48度のコンディションで予選が開始。Q1ではトロロッソ・ホンダの2台が真っ先にアタックを開始。ピエール・ガスリーは12番手でQ2進出を決めたが、ブレンドン・ハートレーはわずかに及ばず16番手。Q1突破を果たすことはできなかった。

    Q2でピエール・ガスリーは1回目のアタックで1分12秒548をマーク。全車が1回目のアタックを終えた時点で10番手のガスリーは、ニュータイヤに交換して2回目のアタックに挑む。1分12秒354、1分12秒313とラップタイムを更新するアタックを続けたガスリーは最終的に10番手となり、第2戦バーレーン以来のQ3進出を果たた。

    Q3でガスリーは、1回目のアタックでユーズドのタイヤを使用し1分13秒115。そして、ニュータイヤに換えてアタックを行い、1分12秒315をマークし10番手で予選を終えた。

    「モナコは金曜に走行がないので、木曜のプラクティスで集めたデータを金曜に確認しました」とジョナサン・エドルズは語る。

    「エンジニアはセッティングや新しい空力パーツ、タイヤの理解を進めるために時間を費やし、それをマシンのセッティングに反映して今日の午前中のプラクティスに臨みました。感触は非常によかったです。木曜にはピエールのマシンに問題が見つかりましたが、昨日それを直し問題はなくなりました。両ドライバーともFP3を通じてプッシュし続けることができ、予選では2台ともQ3まで進出できると考えていました」

    「しかし予選ではマシンのポテンシャルを十分に発揮することができず、少し残念な結果に終わってしまいました。接戦の中ブレンドンはコンマ1秒差でQ2進出を逃し、Q1でノックアウトされてしまいました。しかし、一方のピエールがQ3まで進出できたのはよかったです。新しいタイヤで走った最後のスティントは特にいい走行ができていて、ターン15でタイムをロスするまではコンマ数秒タイムを縮めていました。ただ、6~7番手を狙うチャンスもあっただけに、それが果たせなかったのは残念です」

    「モナコでオーバーテイクするのは困難なので、明日は難しいレースになるでしょう。しかし、タイヤ選択では分があるので、スーパーソフトでいい走りが期待できるでしょう。いいペースで走れているので、ポイント獲得を果たしたいです」

    モナコGP決勝レースは27日(日)午後3時10分(日本時間午後10時10分)にスタート。ピエール・ガスリーは5列目10番手から、ブレンドン・ハートレーは8列目16番手から、伝統のモナコGPに挑む。

    関連:F1モナコGP 予選:ダニエル・リカルドが圧巻のポールポジション!