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  • ホンダF1 「ガスリーは金曜日用PUでのタイム」 / オーストリアGP 初日

    ホンダF1 「ガスリーは金曜日用PUでのタイム」 / オーストリアGP 初日

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、トロロッソ・ホンダのF1オーストリアGP初日におけるパワーユニットの作業について語った。

    トロロッソ・ホンダは、F1オーストリアGPの初日にピエール・ガスリーがFP1で10番手タイム、FP2で9番手タイムをマーク。ブレンドン・ハートレーはFP1で19番手タイム、FP2で17番手タイムで終えている。

    田辺豊治は、ピエール・ガスリーは金曜日用のパワーユニットで走行していたことを明らかにした。タイム的に下位だったブレンドン・ハートレーについては言及されていないが、おそらく新スペックで走行していたと思われる。

    「ここレッドブル・リンクはコーナーが少なく全長が短いトラックで、ストレートと低速コーナーが組み合わされたレイアウトです」と田辺豊治はコメント。

    今日はそのトラック特性にセッティングを合わせつつ、できるだけ多くの周回数を重ね、データを集めることにフォーカスしました」

    「午後にガスリー選手がトラブルにより走行時間を多少失いましたが、心配された雨も降らず、おおむね順調な一日だったと思います」

    「なお、ガスリー選手については金曜日用のパワーユニットを搭載しているため、今晩、フランスGPの決勝で使用したパワーユニットに交換する予定です」

    「明日は予選にむけてさらにセッティングを煮詰め、いいスターティンググリッドを獲得できるよう準備を進めます」

  • ブレンドン・ハートレー 「他のマシンに比べて少しペースが劣っている」

    ブレンドン・ハートレー 「他のマシンに比べて少しペースが劣っている」

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、F1オーストリアGP初日のフリー走行を17番手タイムで終えた。

    午前11時、気温19℃、ドライコンディションで迎えたP1で、ブレンドン・ハートレーはスーパーソフトタイヤを装着して走行。ハートレーのマシンには空力アップデートが投入され、車体側の調整が進められた。このセッションでハートレーは全マシン中最も多い45周を走行し、1分06秒871で19番手につけた。

    P2は、気温21℃、路面温度27℃、降水確率60%というコンディションの中、午後3時からスタート。このセッションでもスーパーソフトタイヤで走行したハートレーは開始早々からべストタイムを更新し、1分06秒332をマーク。セッション中盤にはウルトラソフトタイヤでのアタックシミュレーション実施。タイムアップを果たすことはできなかったたが、ロングランのプログラムを順調に消化。17番手で終了した。

    「オーストリアでの初日は、特に大きなトラブルなく終えることができた」とブレンドン・ハートレーはコメント。

    「ほかのマシンに比べ、少しペースが劣っているので、今夜はそこの改善に取り組んでいく。マシンのバランスにはまだ満足できていない。理想とするかたちに持っていくために、今夜は多くの作業をこなさなくてはならないだろう」

    「解決策を見つけ、明日はもっと強いペースを見せられると思う」

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  • ピエール・ガスリー 「ホンダの新型F1パワーユニットの“答え”を得たい」

    ピエール・ガスリー 「ホンダの新型F1パワーユニットの“答え”を得たい」

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、今週末のF1オーストリアGPは、ホンダがF1カナダGPで導入した新スペックのF1エンジンがどれくらい強力であるかの“答え”を得るためにも重要な週末になると考えている。

    ホンダは、F1カナダGPに内燃エンジンのパフォーマンス向上を図った“スペック2”パワーユニットを導入。約27馬力のパワーアップを果たしたとされているが、カナダとフランスの両方で信頼性トラブルにも見舞われている。

    ピエール・ガスリーは、F1カナダGPのフリー走行3回目に新型パワーユニットが故障したことで予選では旧型に戻すことを余儀なくされており、ブレンドン・ハートレーもF1フランスGPをエンジンペナルティによって最後尾からスタートすることになった。ホンダは、ピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーの故障の原因は異なるものだと述べている。

    トロロッソ・ホンダは、カナダGPとフランスGPの予選で12位以上の結果を出せておらず、レースでも2戦連続でオープニングラップでのクラッシュによるリタイアもあり、最高結果は12位。ホンダの新型F1パワーユニットのパフォーマンスに関しては疑問が残されている。

    ピエール・ガスリーは「今週末は新しいエンジン自体のパフォーマンスについて期待通りに優れているかという答えを得るため上でも僕たちにとって重要であるのは明らかだ」とコメント。

    「僕たちはシャシーも小さなアップグレードを導入するし、それもまともに機能して、同じように良い進歩を果たさなければならない。ここまでのシーズンで最強のクルマになっていなければならない」

    「パフォーマンスを向上させて、トップ10に少しでも近づけることを願っている」

    F1フランスGPを最後尾からスタートして14位で終えたブレンドン・ハートレーは、トロロッソ・ホンダの最近の苦戦の原因は“複雑”であることを示唆している。

    「いろいろな要素があるし、そのいくつかはかなり理解できている。今週末の空力アップデートはそのいくつかで助けになるはずだ」とブレンドン・ハートレーはコメント。

    「決して簡単に答えが得られるわけではないけど、ポールリカールでもっと強くなっていることを期待していたのは間違いない。そのいくつかの理由は理解できているし、いくつかはまだ進行中だ」

    ピエール・ガスリーは、エンジンのマイレージをセーブするためにF1オーストリアGPの金曜フリー走行では旧型の“スペック1”エンジンに戻すとされている。また、トロロッソは最近のレースで空力セッティングを誤って判断している可能性があり、新しいエンジンの機能をうまく理解するのは厳しくなっている。

    「エンジンだけの問題ではないのは明らかだ」とピエール・ガスリーはコメント。

    「セットアップ面で正しいウイングで走れていなかったかもしれない。おそらく僕たちはもっと良い妥協点を見つけられるはずだ。でも、フランスでのパフォーマンスにはもっと高い期待を抱いていたのは明らかだ」

    「いくつかのことを煮詰めていく必要がある。バクでは正しいウイングではなかったかもしれないし、ストレートでのデルタはそれで少し説明がつく」

    「現時点で僕たちにはいくつかのアイデアがあるけど、完全にクリアにはなっていないし、今週末のギャップがカナダで目にしたものにより似ているのか、もしくはまだ苦しんでいるかどうかを確認できればいいね」

  • 【動画】 ピエール・ガスリー、縁石でサスペンションを破損

    【動画】 ピエール・ガスリー、縁石でサスペンションを破損

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1オーストリアGPのフリー走行2回目にサスペンション故障に見舞われた。

    セッションの30分が経過した頃、ピエール・ガスリー(トロロッソ)が最終コーナーのグラベルでストップ。直前のコーナーの黄色い縁石で左フロントサスペンションを壊した。

    このインシデントで今週初めての赤旗が提示され、セッションは10分ほど中断となった。最終コーナーの黄色い縁石に午前中にストフェル・バンドーン(マクラーレン)もフロントウイングを壊しており、各チームがドライバーに注意を呼びかけている。

    ピエール・ガスリーはセッション後半にコースに復帰して31周を走行。サスペンションを壊す前にスーパーソフトタイヤで1分05秒758を記録しており9番手タイムだった。

    サスンション故障についてピエール・ガスリーは「ちょっと怖かったね。幸いにもチームは本当に良い仕事をしてくれて最後にまた走ることができた」とセッション後に語っている。

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  • マックス・フェルスタッペン 「リカルドはレッドブルに残留するべき」

    マックス・フェルスタッペン 「リカルドはレッドブルに残留するべき」

    レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、来年もダニエル・リカルドが自分のチームメイトであり続けると確信していると語る。

    過去数週間にわたり、ダニエル・リカルドの来季の所属チームがメディアをにぎわせている。今シーズン末でレッドブルとの契約が切れるダニエル・リカルドには、メルセデスやフェラーリへの移籍が噂されており、最近ではマクラーレンが獲得オファーを出したとの報道もなされている。

    しかし、メルセデスはルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスの残留が濃厚とされ、フェラーリもキミ・ライコネン残留かシャルル・ルクレール昇格に絞ったとされ、ダニエル・リカルドへの関心は薄れているようだ。そうなると、チャンピオンを狙うダニエル・リカルドにとってはレッドブル・レーシングに残留することが最良の選択肢だと考えられている。

    マックス・フェルスタッペンは、自分よりも経験のあるダニエル・リカルドを称賛しており、来シーズンもリカルドにチームにいてほしいとの希望を繰り返した。

    「彼が残留するチャンスはかなり大きい」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

    「彼はもうここにいるわけだし、残らない理由なんてある? 彼は最高のチームメイトだ」

    「僕たちには一緒に多くの楽しい時間を過ごしているけど、いったんマシンに乗ればお互いに高いレベルを目指してプッシュしている。彼と仕事するのは楽しい。関係性という点では、彼はパドックでも最高のチームメイトの一人だし、最もタフなチームメイトでもある。でも、僕は競争が好きなので、彼はチームメイトとしてパーフェクトだ」

    以前、ダニエル・リカルドは、決断するのはレッドブル・レーシングの2019年のエンジンサプライヤーが決定した後だと強調していた。そして、レッドブル・レーシングは6月19日(火)に来シーズンからホンダと2年間のF1パワーユニット供給契約を結んだことを発表した。

    「我々は良い状況にあると思っている」とレッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナーは語る。

    「私にとって重要なのは、ダニエルが来年チームにいたいかどうかだ。それ以外のすべては抜きにしても、彼がチームにいたいかどうかが重要だ」

    「私はそこに何があるかについて彼にとても多くのことを印象づけている。彼は進歩を目にしているし、ポテンシャルを目にしている。もう他のものやピースがまとまり、エンジンもまとまっている。完了させるのは比較的簡単なことであるはずだ」

    ホンダとの契約はダニエル・リカルドの決定にどのような影響を与えるかと質問されたクリスチャン・ホーナーは「ダニエルは、これを裏付ける理由が我々を最高のポジションに導くためだということをわかっている」とコメント。

    「それは彼が興味を持っていることでもある。彼は背景を知り、良い時も悪い時も経験している。彼はその背景にある推論と理論的な根拠を理解してくれるだろう」

    しかし、ダニエル・リカルドはまだ心が決まっていないことを明らかにしている。

    「それが起こりうることは知っていたし、僕にとってはまったくショックでもサプライズでもない。その可能性があることはわかっていた」とダニエル・リカルドはコメント。

    「それは心のなかで準備し、計算しようと思っていたことだった。もう正式に発表されたわけだし、それについてもう少し理解したいと思っている。決定したのは確かだし、それが良い動きかどうかを見極めるために引き続きピースをまとめようとしているところだ」

    「多くの良い点と悪い点があるのは確かだし、心のなかにあるものに全てを整理しようと思う」

    「状況がどうなっているか、ホンダがどれらい進歩しているかを理解することに時間を使っている」

    「現時点として彼らはまだそのレベルにいなし、彼らがそのレベルに到達するためにどれくらいをステップが必要か、2019年の3月までにそこにいるかを理解したい」

    将来の決断について期限があるかと質問されたダニエル・リカルドは、レッドブル・レーシングの準備のためにも夏休みまで決断する可能性があると述べた。

    「もうチームはエンジン契約をまとめたので、理想的に彼らにとっては遅いよりも早いことが望ましいよね。彼らにとっては今後2週間が理想的かもしれないね」とダニエル・リカルドはコメント。

    「僕個人としては、自分がどうなるかをわかって夏休みに入れれば嬉しいね。そうすれば、夏休みを楽しめるしね。8月の2週間の休みにむけて電話で自分の将来を把握しようとしているようであれば、それほど良い状況とは言えないだろう。僕にとってスイッチを切る期間でもあるしね。個人的には夏休みまでに決めれたら嬉しい。もっと早くに起こるかもしれないけどね」

  • レッドブル・レーシング 「2019年にホンダと一緒に勝利を狙える」

    レッドブル・レーシング 「2019年にホンダと一緒に勝利を狙える」

    レッドブル・レーシングは、2019年にホンダとともに勝利を狙えると自信をみせている。

    レッドブル・レーシングは6月19日(火)、かつてタイトルを4連覇したルノーとのパートナーシップを今シーズン限りで終了し、2019年からホンダと2年間のF1パワーユニット供給契約に合意したことを発表した。

    だが、まだ契約は覚書段階でおり、完全な締結には至っていない。レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは「契約のいくつかの詳細部について微調整が必要だ」とは Speedweek にコメント。

    しかし、ヘルムート・マルコは、レッドブル・レーシングがホンダとの契約を決断したのは勝利を狙うために最も有望な選択肢だったと考えたからだと語っており、“レッドブル・ホンダ”が誕生することは間違いなさそうだ。

    「我々にはトロロッソとホンダとの密接な関係があった。我々がファクトリーチームになるのはこれが初めてだ。リソースや方法論においても、我々はホンダが最も有望な選択肢だと認識している」

    「我々は2019年にホンダとともに勝利を狙えるだろう」

    ホンダもレッドブルの期待に応えようとしている。

    ホンダのモータースポーツ部長を務める山本雅史は「常に高い目標を目指すことがホンダの本質ですし、それがホンダというものだと思っています」とコメント。

    「出発点として、レッドブル・レーシングのパフォーマンスが現在のレベルを下回ることは望んでいません。ですが、我々の目標は現時点で彼らがやっていることよりもさらに進む、さらに良くなることです」

    「我々の次のステップはレースに勝つことです。レースに勝つために我々はレッドブルと一緒になりましたし、それは正しい選択です」

    「我々は勝つためにここでモータースポーツに取り組んでいますし、ホンダにとってレッドブルと組むことはそれが非常に大きな理由のひとつです」

  • ルノーF1 「レッドブルにルノーブランドのPUは使わせられなかった」

    ルノーF1 「レッドブルにルノーブランドのPUは使わせられなかった」

    レッドブル・レーシングがルノーのF1エンジンにタグホイヤーのバッチをつけたのは苦肉の策だったようだ。

    レッドブル・レーシングは2015年シーズン限りでルノーとの契約を打ち切ることを決定している。しかし、レッドブル・レーシングにエンジンを供給するメーカーは現れず、ルノーのエンジンに“タグホイヤー”のバッチをつけて搭載することで決着した。

    当時のレッドブル・レーシングとルノーとの再契約は難航し、バーニー・エクレストンの介入があったとされている。レッドブル・レーシングがタグホイヤーのブランドのエンジンを使用することで、ルノーは形式的には批判の影響を弱めたが、レッドブルが勝った場合にも正式なクレジットが表示されないという奇妙な状況となっていた。

    タグホイヤーとのネーミングライツ契約に至った詳細は明らかにされていなかったが、ルノー・スポールF1のシリル・アビテブールは、レッドブル・レーシングにルノーブランドのエンジンを使わせるわけにはいかなかったと語った。

    「皆さんは完全なストーリーを思い出す必要がある」とシリル・アビテブールはコメント。

    「完全なストーリーはこうだ。当時、レッドブルはメルセデスのエンジンを受け取れると考え、すでにエンジン契約を終了していた。だが、彼らはまったくエンジンがないことが判明し、その後、エンジンを請い求めなければならなかった。そして、我々にとって継続するための唯一の条件は、名前のないエンジンを供給することだった。信頼を失っていたからだ」

    「ホワイトラベルのメカニズムに限界があるのは明らかではあるが、信頼が失われたときに最初にすべきことは、ブランドを保護することだ。私としてはそれは関係の全体的な結果を明確に示していると思う。その関係は今も起こっているが、しばらく前に弾丸とメッセージはすでに引き金が引かれていたと思う」

    不安定な関係はその後2シーズン続いたが、2016年にルノーが再びワークスチームとして復活したことで悪化することになった。

    レッドブル・レーシングとルノーとの契約は2018年に期限を迎えることになっていたが、トロロッソがホンダのF1パワーユニットを搭載したことで状況に変化が見られた。ホンダはレッドブル・レーシングの選択肢として浮上し、レッドブル・レーシングはホンダが十分な進歩を果たせない場合にはルノーとの契約を延長しようと考えていた。

    ルノーは、部品の発注を延長して早急な決断を迫ったが、レッドブル・レーシングは検討の時間を長く取ることを望み、両社の緊張関係は高まった。

    「レッドブルの視点から見て、彼らが自動車メーカーに何を求め、どのようなことを期待しているかは考えれば、ホンダに向っていることは非常に明らかだった」とシリル・アビテブールはコメント。

    「我々は一年近く答えを待っていた。昨年のシンガポールで、我々はいつかレッドブルとの協力関係を終了する予定だと発表していた。ルノーがファクトリーチームとして復帰した後、我々はこのような別れが来ることを予想していた」

    「我々はレッドブルがファクトリーチームとしてのステータスを取り戻すために別のパートナーを探すことになることは完全に理解していた」

    「来年に彼らが別のエンジンサプライヤーに切り替えるだろうという前提が常にベースラインにあったし、我々はIP(知的財産)についての懸念がますます高まっていた。レッドブルとの仕事の仕方はかなり統合されたものだったし、少なくともシーズンのスタートでベストなパフォーマンスを発揮する能力を低下させ、危険にさらすわけにはいかなかった。我々にとって、来年の彼らのプランを明確にすることが重要だった」

    「そのような理由で我々はレッドブルに来年の立場を明確にするように求めた。いくつかの議論の後、彼らはカナダまで待つことを要求し、我々はそれを受け入れた。カナダはホンダにとって重要なステップだったと思っている。そして、レッドブルにとってもホンダの進歩を確認する重要な節目だったと想像している。したがって、私にとってはカナダの後は待つ意味は完全になくなった。率直に言って、それは明白なことだった」

    だが、レッドブルはフランスGPまでルノーとホンダの評価を待ちたいと主張。レッドブル・レーシングは母国グランプリとなるF1オーストリアGPまでに発表しようと考えていたが、ルノーはF1フランスGPの日曜日を最終期限に設定。ルノーのホームグランプリで契約解除を発表される可能性を察したレッドブル・レーシングは、6月19日(火)にホンダとのF1エンジン供給契約に合意したことを発表して先手を打つことになった。

    「カナダまで待つことに合意していたという事実を思い出させるだけだった」とシリル・アビテブールはコメント。

    「カナダ後に新たなものは何もなかったし、実際に彼らが要求し、我々が受け入れたオファーは先週までしか有効ではなかった。もっと多くのレース、セッション、データを積み重ねることはできるが、カナダで十分に全体像は見えたと思う。私の意見ではカナダ前に十分に明白だったがね」

    「最終期限が問題というわけではなかった。単純に我々の間で合意した契約を固持するかの問題だった。それはレッドブルに昨年合意された計画を発表して、少しだけ良いイメージを見せる機会を与えただけだ。それがまさに起こったことだ。計画を守り、発表してくれたレッドブルに感謝したい」

    シリル・アビテブールは、レッドブル・レーシングにとっては、ホンダと契約することで得られるこれまで経験したことのないワークスステータスが魅力的だったのだろうと語る。

    「商業的なものから始まり、数値的にも大きな違いがあると思う。それは明白だ。どのような組織もそのような側面に鈍感であることは想像できない」とシリル・アビテブールはコメント。

    「だが他の側面もある。エンジンがルノーのシャシーのために開発され、我々のシャシーやワークスチームの構築が進むにつれて、レッドブル側にいくつか譲歩が必要になっていただろう。エイドリアン・ニューウェイが率いる技術グループにとってそれは魅力的ではなかったと思う。加えて、ダイナモ、ギアボックス開発などへのアクセスもホンダとの合意の一部だったと確信している」

    「独占的に自動車メーカーにアクセスする能力を得ることがレッドブルの計画であり、戦略だと思う。彼らに集中し、彼らのためにエンジンを開発する自動車メーカーを得ることがね。そこは我々がワークスチームとして復帰して以降、完全に疑問の余地がなかったことだ。計画は非常に明白だった。それは我々全員が理解していることだ」

    「マーケティングとコミュニケーションという観点から、彼らがブランドを尊重しているかどうかを確かめるために、我々は彼らとの関係に期待するものをもっと厳しくするべきだったかもしれない。ブランドへのリスペクトが非常に明確に欠如いているときがあった。それはもう過去のことであり、さらにコメントする必要はないだろう。だが、ブランドへのリスペクトが不足している状況ならば、そのようなことを起こる」

    ホンダのF1パワーユニットを搭載する2019年からレッドブル・レーシングはエンジンをタグホイヤーにブランド化することはないことを明らかにいており、“アストンマーティン・レッドブル・ホンダ”として参戦することが明らかになっている。

  • ダニエル・リカルド、レッドブル残留は「ホンダの進歩を見極めたい」

    ダニエル・リカルド、レッドブル残留は「ホンダの進歩を見極めたい」

    ダニエル・リカルドは、まだ2019年にどのチームで走るかは決めていないとし、レッドブル・レーシング残留についてはホンダがどれくらい進歩しているかをもう少し見極めたいと語った。

    ダニエル・リカルドとレッドブルとの契約は今シーズン末で期限を迎えるが、今週末のF1オーストリアGPを控え、ダニエル・リカルドは2019年にレッドブル・ホンダで走ることを決断し、契約はまもなく発表されると報じられた。

    しかし、ダニエッル・リカルドは、まだ来シーズンの去就は決定していないと明言した。

    「まだ答えは持っていない。皆さんに伝えるというわけではなく、自分のなかでもね。まだ議論は進行中だ」とダニエル・リカルドは語った。

    ダニエル・リカルドは、メルセデス、フェラーリ、レッドブルの上位3チームでまだ来シーズンの契約を結んでいない4人のドライバーのひとりとなっている。

    メルセデスは来季もバルテリ・ボッタスが続投すると考えられているが、ダニエル・リカルドはルイス・ハミルトンの契約が発表されるまで、レッドブルと再契約を結ぶことはないと考えられている。

    また、フェラーリは例年通り、キミ・ライコネンのシート喪失が噂されており、後任としてザウバーで活躍するシャルル・ルクレールを昇格させることを検討していると噂されている。

    ダニエル・リカルドは「僕はまだ全てのレーシシートの椅子取りゲームがどうなるか把握していようとしているところだ」と付け加えた。

    ダニエル・リカルドのレッドブル残留をさらに複雑にしているのは、チームがルノーとのパートナーシップを解消して、来季からホンダと2年間のF1パワーユニット供給契約に合意していることだ。

    「状況がどうなっているか、ホンダがどれらい進歩しているかを理解することに時間を使っている」とダニエル・リカルドはコメント。

    「現時点として彼らはまだそのレベルにいなし、彼らがそのレベルに到達するためにどれくらいをステップが必要か、2019年の3月までにそこにいるかを理解したい」

  • フェルナンド・アロンソ 「レッドブルはホンダのF1エンジンでも強いはず」

    フェルナンド・アロンソ 「レッドブルはホンダのF1エンジンでも強いはず」

    フェルナンド・アロンソは、レッドブル・レーシングはホンダのF1パワーユニットに切り替えても強いチームのままだと考えている。

    フェルナンド・アロンソは、2015年から昨年までホンダのF1エンジンで悲惨なシーズンを過ごした。ホンダのF1エンジンは信頼性の多発だけでなく、パフォーマンスも不足。アロンソがF1日本GPで放った『GP2エンジンだ!』の無線は有名であり、昨年もアロンソは「本当に酷いエンジンだ。酷いパワーユニットだ」と酷評していた。

    開幕前、フェルナンド・アロンソはトロロッソ・ホンダがトップ5入りすれば“拍手喝采”すると語っていたが、第2戦バーレーンでそれは現実となった。

    一方、マクラーレンは、ホンダとのパートナーシップを3年間で解消し、今年からルノーのF1エンジンを搭載しているが、引き続きパフォーマンスに苦労している。

    そんな中、レッドブル・レーシングは今シーズン限りでルノーとの12年間にわたるパートナーシップを解消し、2019年からホンダと2年間のF1パワーユニット供給契約に合意したことを発表している。

    フェルナンド・アロンソは、2019年もレッドブル・レーシングがF1で最高のシャシーメーカーであることに変わりはないと語る。

    「レッドブルは常にそのシャシーでリファレンスとされているチームだし、ルノーかホンダかは関係のないことだ。それがあまり変わることになるとは思わない」とフェルナンド・アロンソは Marca にコメント。

    ホンダと切るという決断を下したマクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、ホンダはマクラーレン時代の終わりから改善を果たしたと考えている。

    「ホンダが過去3年間から学び、今年、一歩前進したのは明らかだ」とザク・ブラウンはコメント。

    「ホンダは素晴らしい企業だし、もちろん、彼らは進歩を果たしている」

    ホンダは、今年トロロッソのために“スペック3”パワーユニットを投入することを誓い、すでに新生“レッドブル・ホンダ”時代にむけて準備を進めている。

    ホンダのモータースポーツ部長を務める山本雅史は「今年の仕様はほぼすべて確定していますし、シーズン後半は来シーズンのソリューションの開発に集中していくことになります」と Autosprint にコメント。

    「その他全てのアップデートは来シーズンのエンジンに集中していくことになります」

    「ホンダが復帰してからのマクラーレンとの最初の3年間は非常に重要でした。学習の3年間でしたし、前回からF1に復帰するまでの間に我々が失ったことを学ぶことができましたからね」と山本雅史はコメント。

    「我々はその3年間にとても感謝しています。その後、今年トロロッソと組んだときには本当に最初からとても美しく、非常に良いコラボレーションであることがわかりましたし、我々は次のステップへの準備ができていました」

    「我々の次のステップとはレースに勝つことです。レースに勝つために我々はレッドブルと一緒になりましたし、それは正しい選択です」

  • トロロッソ・ホンダ:F1オーストリアGP プレビュー

    トロロッソ・ホンダ:F1オーストリアGP プレビュー

    トロロッソ・ホンダのドライバーを務めるピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレー、そして、ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2018年のF1世界選手権 第9戦 オーストリアGPへの意気込み、舞台となるレッドブル・リンクについて語った。

    壮大なアルプス山脈を背にしたレッドブル・リンクは、F1のカレンダーの中でも特にフォトジェニックだ。しかし、容赦のないカーブがドライバーを苦しめるので、その景色を楽しむ余裕はないだろう。“マシンの壊し屋”とも呼ばれ、ドライバーとパワーユニットは厳しい試練に直面する。

    ピエール・ガスリー
    「僕にとってのホームグランプリだった先週のフランスGPに続いて、今週末はチームにとってのホームグランプリとなります。トロロッソは、オーストリアを本拠地とするレッドブルファミリーの一員でもありますからね。レッドブル・リンクでは、ジュニアカテゴリー時代に何度か表彰台に上がったことがあります。このトラックはロングストレートが多い非常に高速なレイアウトが特徴です。GP2ではレッドブルのジュニアドライバーとして同地でのレースに参戦しましたが、まさにレッドブルのホームグランプリですので、多くの声援をもらいました。今週末は、F1ドライバーとして同じような応援をしてもらえると思うと楽しみです。フランスGPでも多くの方が応援してくれましたが、ここオーストリアでも、すばらしい雰囲気の中でレースができると思います。本当にいいリザルトを獲得したいので、ここで僕たちのマシンが競争力を発揮できることを祈っています。ここは1周が非常に短く、ラップタイムが1分10秒を切るぐらいですが、その分、周回数は多くなっています。個人的にはコーナーが多いレイアウトの方が好みですが、ここでは僕が好きな高速セクションもトラックの中盤にいくつか設定されていますし、ロングストレートでは、オーバーテイクのチャンスがあるでしょう。今シーズンのマシンはダウンフォースを多く作り出すデザインになっており、これまで全てのトラックでラップレコードが更新されてきています。そうした背景からも、今週末はドライバーにとって非常に刺激的なレースが楽しめそうです。レッドブル・リンクは自然が美しい地域にありますが、やっぱり僕は都会の方が好きみたいです(笑)」

    ブレンドン・ハートレー
    「今週末はレッドブルにとってのホームレースとなるので、僕たちトロロッソ・ホンダにとっても特別な大会です。舞台となるレッドブル・リンクはLMP2で走ったことがあり、走っていてとても楽しいトラックです。まだ子供だったときに、よくゲームのGrand Prix 3とGrand Prix 4をプレイしていたのですが、いつもこのサーキットを選んで走っていました。ここは1周が短いので、集中力がない子供が気に入るサーキットだったのかもしれませんね。なので、以前はA1リンクと呼ばれていたレッドブル・リンクについては、10歳のときからずっと知っています。何度もプレイしていましたよ(笑)。オーストリアGPはレッドブルファミリーの一員にとって、とてもエキサイティングな週末です。今週末は多くの応援が受けられると思います。また、今大会から新しいフロントウイングを導入する予定なので、それに関しても期待しています。レッドブル・リンクは長い歴史とユニークな個性を持ったサーキットで、ロケーションもすばらしいです。1周は短いですが、非常にチャレンジングなトラックでもあります。トラックの中盤は高速セクションになっており、終盤にも気を許せないコーナーが待ち受けています。ロングストレートもそこまで長くはないので、ドライバーにとってはあまり息をつく暇がなく、非常に忙しいサーキットでもあります。ここでは、正しいブレーキングも非常に重要です。ドライバーとしての仕事の大部分はブレーキングと言ってもいいですからね。ブレーキングがコーナー全体をどれだけ効率よく抜けられるか、そしてストレートへの立ち上がりを決めます。ブレーキペダルの踏み込み方や離し方で、マシンの姿勢も決まります。ドライブに関する全ての起点が、ブレーキペダルだと言っても過言ではないでしょう。このサーキットにはいくつかのトリッキーなセクションがあります。特にターン5は下りでのブレーキングになるので、ブレーキにロックがかかってしまいがちなんです。それまでの上りでのブレーキングと違って、重力が自分の方にかかってくるので、ロックがかかってしまう危険が大きくなります。F1マシンから最大限の性能を発揮するには、こうした複雑な作業をすべてこなさなくてはなりません」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「3連戦の第2戦目となるオーストリアGPは、レッドブルグループにとってのホームレースになります。ここでレッドブル トロロッソ・ホンダとしていい戦いをしたいと思っています。レースの舞台となるレッドブル・リンクは緑豊かな美しい丘陵地帯に位置し、起伏に富むコースレイアウトと、前回のフランスGPを越える60%前後の高いエンジン全開率が特徴として挙げられます。標高が約700mと高く平地に比べて空気が薄いことで、冷却効率の低下やターボチャージャーの仕事量上昇が起こりますので、高い全開率と合わせてパワーユニットにとってはタフなサーキットです。このサーキットでの基本的なエネルギーマネージメントについては大きな懸念はありませんが、予選ラップタイム、レース中の戦闘力など、トータルでパワーユニットパフォーマンスが発揮できるように最適な設定を煮詰めていきます」

    関連:2018年 F1オーストリアGP テレビ放送時間&タイムスケジュール