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  • ブレンドン・ハートレー 「2台ともがペースを掴み切れていない」

    ブレンドン・ハートレー 「2台ともがペースを掴み切れていない」

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、F1ベルギーGP初日のフリー走行で、FP1を15番手タイム、FP2で17番手タイムを記録。“2台ともがペースを掴み切れていない”と語った。

    午前11時、ときおり晴れ間がのぞくものの、気温15℃で迎えたP1で、ブレンドン・ハートレーはソフトタイヤで走行をスタート。2セット目もソフトタイヤでマシンのセッティングを進め、プラクティスでのプログラムを順調に消化。23周を周回し1分46秒932で15番手につける。

    午後3時からのP2も気温17℃、路面温度は27℃と低い温度のコンディションでセッションがスタート。ブレンドン・ハートレーはミディアムタイヤで走行を開始。その後、ウルトラソフトタイヤに替えてコースインし、アタックシミュレーションを実施。長いコース、ところどころトラフィックの影響もあって、なかなか1周をうまくまとめきることが難しい状況あったが、ハートレーは1分46秒337とP1のベストタイムを更新する。

    セッション後半、ブレンドン・ハートレーはスーパーソフトタイヤでロングラン走行を行った。セッション終盤にはミディアムタイヤに履き替えての走行も行い、各タイヤでのプログラムを予定通りこなして終了した。プラクティス中のタイム差は僅差となっており、ハートレーは17番手に終わっている。

    「F1の夏休み明けの第1戦をスパで戦うことができるこの週末を、とても楽しみにしていた。オー・ルージュを1周目、2周目と続けて全開で走れたときは一気に目が覚めたような感覚だった」とブレンドン・ハートレーはコメント。

    「今日はマシントラブルもなく過ごせた一日になった。解析するべきデータはまだたくさんあるが、残念ながら僕らのチームの2台ともがペースをつかめきれていない気がする」

    「相変わらずトップ10までのタイムは僅差なので、今晩やるべきことに集中して十分に準備したいと思う」

    F1ベルギーGPの2日目は25日(土)、正午(日本時間午後7時)よりプラクティス3、午後3時(日本時間午後10時)より予選が行われる。

    関連:
    ・F1ベルギーGP フリー走行2回目 | キミ・ライコネンがトップタイム
    ・F1ベルギーGP フリー走行1回目 | セバスチャン・ベッテルがトップタイム

  • ダニエル・リカルド 「移籍を決断したのはホンダだけが要因ではない」

    ダニエル・リカルド 「移籍を決断したのはホンダだけが要因ではない」

    ダニエル・リカルドは、ホンダF1は競争力を示す必要があると認めつつも、今シーズン限りでレッドブル・レーシングを離れてルノーに移籍するという決断を下したのはモチベーションを保つためにも変化が必要だったためだと説明した。

    2018年でレッドブルとの契約が期限を迎えるダニエル・リカルドは、メルセデスやフェラーリへの移籍を検討していたが、その可能性が低くなったことでレッドブル・レーシングに残留することが濃厚だと考えられていた。

    しかし、ダニエル・リカルドは、今シーズン限りで3強チームの一角であるレッドブル・レーシングを離れ、2019年から再建を目指すルノーのF1プロジェクトに加入することを選び、そのニュースはF1界に衝撃を与えた。

    F1ベルギーGPの木曜記者会見でルノー移籍が発表されて以来初めて公の場に姿を現したダニエル・リカルドには当然ながらその決断に関して多くの質問が飛んだ。
    「長いプロセスだったのは確かだ」とダニエル・リカルドはコメント。

    「昨年末にすでに質問攻撃を受けていたと思う。マックスがチームとの契約発表を延長したあと、僕にちょっとしたスポットライトが当たった。もちろん、僕は自分の時間をそれに費やした」

    「でも、決して簡単な決断ではなかった。変化の準備ができているポイントまできたんだと感じた。長くて短かったと思う。新しいチャレンジへの準備はできているし、個人的に新鮮なモチベーションを得られている」

    「簡単に言っているように聞こえるかもしれないけど、簡単ではなかった。眠れない夜もあったのは確かだし、自分のためにい最高の結論を導こうとしていた。でも、いったん決断して、トリガーを引いたら快適に感じいることができたし、来年にむけて正しい動きだったと感じている」

    「評価しなければならない多くの要素、変数があった。でも、さっきも言ったけど、心のなかで個人的に変化の時だと感じていたことが重要だった。今年の特にモナコまでのシーズン前半は僕にとって素晴らしいスタートだった。本当に多くのポジティブなことがあった。たくさんの良い勢いとエネルギーがあった」

    「でも、そんな時も何らかの理由で個人的に少しフラストレーションを感じていた。チーム内で起こっていたことというより、自分のなかでね。とにかく理由を理解しようとしていたし、それを評価したとき、環境を変えること、新しいチャレンジをすることが僕に必要な答えかもしれないと思ったんだ」

    ダニエル・リカルドがレッドブルを離れるという決断を下したのは、マックス・フェルスタッペンに対する自身の立場に不満を抱いていたからだと報じられていた。現にレッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、リカルドが“サポート役”に回ることを懸念したのではないかと発言している。

    その件について質問されたダニエル・リカルドは「ノー。それが簡単な答えだ」とコメント。

    「外部のメディアやおそらくファンの位置にはそう映ったかもしれない。でも、正直、内部的には、まあバクーではインシデントがあったし、僕たち自身でコース上で何度かそういったことがあったけど、チーム内で平等であるという点ではさっきも言ったように外部からはそう見えたかもしれないけど、正直に言って、そのような兆候には何の懸念もなかった。だから、そうではなかったというのが答えだ」

    「今年、チーム内での僕の存在が変わったとは感じていない。特に日曜日には今でもその欲求が100%であることは示されているはずだ。レースをして一番になりたいという欲求は変わっていない・・・ただ、夜ベッドに横になり、いろいろと考えているときに、自分が何を求めているのか、どこにいたいのかを考える機会が増えていたかもしれない」とダニエル・リカルドはコメント。

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ダニエル・リカルドが“ホンダのプロジェクトを信じることができなかった”か“ルノーに大金を積まれた”に違いないと語っていた。

    だが、ダニエル・リカルドは、決してホンダのエンジンやお金が移籍を決断させたわけではないと語る。

    「すべてのことに未知な部分はたくさんある。もちろん、僕が来年移籍する場所でさえね。一定のリスクや不明点はあるものだ。はっきりしたことなど何もない」とダニエル・リカルドはコメント。

    「ホンダがまだ表だって彼ら自身を証明する必要があるのは確かだ。でも、正直、自分自身以上に重要な要素はなかった。見ている景色を変えたいと思っていた。おそらくそれが最大で圧倒的な要素だった」

    「必ずしもエンジン契約やお金ことなどではなかった。とにかく本当にそういうポイントに来ていたんだ・・・レッドブル・レーシングで5年間を過ごした。レッドブルとは今年の末で10年目になる。もちろん、信じられないくらい素晴らしいものだったけど、とにかく今は何か新しいことをする時間だと感じている。それが僕の決断のかなり大きな部分を占めていた」

    レッドブル側は、ダニエル・リカルドとの契約を延長するために1年契約という希望を含めたあらゆる条件を飲んでいたことを明らかにしている。

    レッドブルに対して移籍という決断は正しい返事だったと思うかと質問にダニエル・リカルドは「決して愛されていなかったとは言っていない。そんなことはなかった」とコメント。

    「さっきも言ったようにルーティン以外のハイライトがなくなってしまったんだと思う。僕たちは9時から5時までの仕事をしているわけではないし、毎日同じオフィスに行くわけでもない。でも、何年も同じファクトリーに行き来しているし、ある種のルーティンになっていると思う」

    「そのような日常でスポーツの楽しみにが減ってきたように感じていた。わからないけど、時々、少し鈍くなってしまうと思うし、ルーティンの一部がそれを引き起こしていると考えた・・・僕はまだそうではないけど・・・フェルナンドはそれに触れたんだと思う」

    「僕は人生のなかで自分を発見しているところだし、それは急速に変化している。12ヵ月前に考えていたことは今とは違うと思う。でも、そのプロセスの一部を推測するとちょっとしたルーティンを感じていたんだと思う・・・僕のベストを出せなくなっていたとは言いたくないけど、少し影響していた。それははっきりしていると思うし、それについて多くの質問が出てくるだろうけど、チーム内の誰かやボスなどと仲たがいしていたわけではないし、憎しみなどもない」

    「タフだったけどね。誰かをがっかりさせるのは好きではない。他人をがっかりさせて満足する人なんていないだろう。問題はなかった。かけなければならない電話だった。もちろん、多少はナーバスになったけど、うまく話せたと思う」

    「いろいろな面で理解はできる。彼は僕のことを10年も前から知っているし、僕のフラストレーションや、僕の中の何らかの変化を感じ取っていたと思う。だから、完全に予想外だったということはないはずだ。でも、僕がいなくなるって聞いて少しがっかりはしていた。僕としても寂しい気持ちはある。でも、自分が求められていることには誇りを感じる。本当に穏やかで丁寧な反応だったし、それ以上は望めなかったくらいだ」

    「確かに締め切りは迫っていた。数週間も数カ月も前から決まっていたことではない。夏休み直前に発表されたときは・・・もちろん、ルノーはしばらく僕の検討の一部だった。どこからともなくいきなり浮上してきたわけじゃない。何をすべきか本当に悩んでいたし、そのプロセスには時間がかかった。最終的にブダペストのレース週末でもどうすればいいかわからなかった。火曜日にテストをして、そこから48時間以上考える時間があったし、それで決断した。

    「契約関連でレッドブルとほぼ完了して、契約する準備ができていると思っていた人もいると思う。でも、僕はいつも何かに近づいているとは言っていたと思うけど、決してレッドブルに100%残ると言っていなかったと思う。急展開が起きてこうなったわけではない」

    「ここ数カ月の間、気持ちは行ったり来たりしていた。最終的な契約は満足のいくものになった。だから後は僕次第だ。目の前に何が広がっているかはわかっていたような気がする」

  • トロロッソ・ホンダ:F1ベルギーGP プレビュー

    トロロッソ・ホンダ:F1ベルギーGP プレビュー

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレー、ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2018年のF1世界選手権 第13戦 ベルギーGPへの意気込みと舞台となるスパ・フランコルシャンについて語った。

    伝説的なサーキットのスパ・フランコルシャンは、多くのドライバーに愛されてきたが、その輝かしい歴史の中で複数回優勝したのは6人だけしかいない。オー・ルージュでの信じられない上り坂をはじめとした複数のアップダウンがあり、攻略するには精神的な強さが必要となる。

    ピエール・ガスリー
    「休み期間中は、仲のいい友人や家族とゆっくり時間を過ごすことができました。その最中に2019年シーズンにレッドブル・レーシングからF1に参戦することが決まったと聞いて、僕にとって最高の夏休みになりましたね。ダニエル・リカルドがチームを去るというニュースを友達と見た数日後に代表のヘルムート・マルコから電話があって、リカルドの後任に僕が決まったと知らされたんです。本当に嬉しいですし、とても興奮しています。2013年にレッドブルのプログラムに加わってから、ずっと夢見ていたことがついに実現したわけですからね。まだ今シーズンは残り9レースがあるので、F1参戦のチャンスをくれたトロロッソのために、全力を尽くしていきたいと思っています。できるだけ高い順位でシーズンを終えたいですね。ギリシャへ旅行に行ってからフランスに戻ったあとは、シーズンの残り期間に向けての充電をしていました。友達とサーフィンやウェイクボード、サッカーをしながら太陽と海を存分に楽しむことができました。ハンガリーGPが終わったあとは数日、トレーニングをしない日もありましたが、その後からあまり無理しないようにまたトレーニングを始めていて、先週からはかなり本格的に追い込んでいます。残り9レースに向けて、万全の体調で臨みたいですからね。スパは僕の一番好きなサーキットです。どのカテゴリーで走っていても本当に大好きだと思えるぐらいで、すばらしいトラックだと思います。ダウンフォースが増したF1マシンで走るのが楽しみですね。残りのシーズンの幕開けをスパで迎えられるのはすばらしいことです。ここでは2016年のGP2シリーズ、それ以前のフォーミュラ・ルノー3.5でも優勝したことがあり、いい結果を残してきています。シミュレーターでは何度か走っていて、データ上は僕たちにとって厳しい戦いになることが予想されていますが、チャンスを逃さず戦えるよう、ベストを尽くすつもりです。3週間ぶりにF1マシンのハンドルを握るのが今から待ちきれません。正直、夏休み中もずっとレースのことが頭から離れませんでした。競争する感覚が恋しかったですね。友達とスポーツをして遊ぶときも、必ずなにか競争になる要素を入れようとしていましたから(笑)。競争が僕のモチベーションを高めてくれるんだと思います。レースウイークが始まるのが待ちきれません!」

    ブレンドン・ハートレー
    「ブダペストでのテストが終わってから、すぐに妻のサラとコロラドへ向かい、2週間滞在しました。元F1ドライバーのマーク・ウェバーも一緒でした。滞在中はハイキングやマウンテンバイクに乗ったりと、リラックスした時間を過ごすことができましたし、レースから頭を切り替えられたのでよかったです。マウンテンバイクを使って100マイルを走破するマラソンレース、レッドヴィル・トレイル100に参加したんですが、その日はとてもタフな一日でしたね。標高3000メートル地点からスタートして、標高4000メートル地点にあるゴールを目指すというとても厳しいレースでしたが、走り終えたときは大きな達成感を得られました。自分にとって居心地のいい場所から抜け出して、新しい挑戦ができたこともよかったです。ずっとF1以外のレースに挑戦してみたいと思っていましたからね。非常にうまく行きましたし、山で時間を過ごしたおかげで今はとてもリフレッシュした気持ちです。今週末のベルギーGPから始まるシーズン後半戦に取り組む準備はできています。 スパ・フランコルシャンでは、フォーミュラ・ルノー3.5での優勝やWECで表彰台を獲得した経験があります。ここはドライバーやファンからも人気の高いトラックです。長い歴史があり、森の中を抜けていくレイアウトは景色がすばらしいだけでなく、走っていてとても楽しいサーキットでもあります。ここでは、天候がしばしばレースの行方を左右しますし、過去にはその変わりやすい天候により、何度も刺激的なレースが繰り広げられてきました。 前戦のブダペストではいいペースがありました。難しいコンディションにあってもいい仕事ができる自信があるので、今週末のスパでもポジティブなレースウイークを過ごせるはずです。休み中は頭を切り替えるため、できるだけレースのことは考えないようにしていましたが、先週から残りのシーズン、特にスパのことが頭から離れなくなりました。シーズン前半戦は厳しい戦いが続いていましたが、休みが明けてトロロッソのチームメンバー全員が残りのレースに早く参加したくてたまらない気持ちでいるはずです。ハンガリーでいいペースを発揮できたことで、今のチームにはポジティブなムードが流れていると思います。スパでF1マシンに乗るのは今回が初めてですし、金曜日にF1マシンのコックピットに戻るのが待ちきれません。F1を象徴するトラックの一つであるスパでのレースを楽しみにしています」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今週末のレースの舞台となるスパ・フランコルシャンは、オー・ルージュなどに代表される高速セクションのためにドライバーズサーキットとしてよく知られていますが、同時にパワーユニットのパワーが重要になるサーキットです。ここは年間カレンダーの中で1周の距離が最長のトラックでもあるので、回生エネルギーの使用と回収のバランスがキーになります。そのため、エンジニアは予選パフォーマンスとレースでのオーバーテイクの両方を考慮しながら、エネルギーマネジメントの最適化を行います。この部分に関しては前半戦の戦い、特にアゼルバイジャンでのレースなどを通して多くのことを学んできましたし、その経験を今週末も活かせると考えています。当然、チームの戦略にも関わるため、ドライバーも含めて十分にコミュニケーションを取った上で戦略を構築していきます。予報を見ると今週末の天気は不安定なようですので、その点についても十分に準備した上で週末に臨みます」

    関連:2018年 F1ベルギーGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • トロロッソ・ホンダ、ガスリーの後任をF1イタリアGPまでに決定?

    トロロッソ・ホンダ、ガスリーの後任をF1イタリアGPまでに決定?

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるは、2019年にトロロッソ・ホンダでピエール・ガスリーの後任を務めるドライバーを9月上旬のF1イタリアGPまでに決定したいと語った。

    レッドブル・レーシングは、今シーズン限りでチームを離れてルノーに移籍することが決定したダニエル・リカルドの後任として、今年ジュニアチームのトロロッソに所属しているピエール・ガスリーを2019年のドライバーとして昇格させることを発表している。

    ヘルムート・マルコは、ピエール・ガスリーが2019年にダニエル・リカルドの後任としてしっかりと務めてくれるだろうと期待を寄せる。

    「ピエールはまだF1での2シーズン目に過ぎないし、彼には経験が不足している。だが、純粋なペース、特に予選では彼はマックス(・フェルスタッペン)のレベルにかなり近づいている」とヘルムート・マルコはコメント。

    「リカルドは予選ではマックスほどの結果を出していなかった」

    「シーズン中盤には彼がリカルドの後任をしっかり務めてくれることを期待している」

    今回の玉突き移籍によって、2019年のトロロッソ・ホンダには少なくとも1つの空席ができることになった。

    現在、レッドブルのジュニアドライバーは才能が枯渇しており、19歳でヨーロッパF3に参戦中のダニエル・トィクトゥムがトロロッソ・ホンダのドライバー候補に挙げられているものの、現状ではトィクトゥムは今季のヨーロッパF3選手権でタイトルを獲得したとしてもF1参戦に必要なスーパーライセンスポイントの条件を満たすことができない。

    しかし、ダニエル・ティクトゥムは、2019年にトロロッソ・ホンダでF1デビューを果たすことが次の論理的なステップになる可能性を否定していない。

    「僕はF3にいるし、その質問に答えることはできない。答えたいんだけど、申し訳ないけど、それはできないんだ」とダニエル・ティクトゥムはコメント。

    「現時点で確認できることは何もない。もちろん、勝利は助けになるけど、これはF3であり、まだ道のりは長い」

    ヘルムート・マルコは、ピエール・ガスリーの後任として2019年にトロロッソ・ホンダで走るドライバーを9月上旬にモンツァで開催されるF1イタリアGPまでに決定したいと語る。

    「モンツァまでにはガスリーの後任を決めたいと思っている」とヘルムート・マルコは Servus TV に語った。

    だが、トロロッソ・ホンダの空席はひとつだけではないかもしれない。今季、成績を残せていないブレンドン・ハートレーもシート喪失の危機が報じられている。その後任に挙げられているのがマクラーレンのリザーブドライバーを務めるランド・ノリスだ。実際、レッドブルはシーズン序盤にブレンドン・ハートレーに代えてランド・ノリスをローン移籍で獲得することを打診したが、マクラーレンに拒否されてる。

    しかし、最近、マクラーレンはトロロッソから引き抜いたテクカルディレクターのジェームス・キーの移籍を早期に実現するために、交換条件としてランド・ノリスを提供するのではないかと噂されている。

    それだけではなく、マクラーレンとフォース・インディアによって多くの玉突き移籍が起こるかもしれないと噂されている。フォース・インディアは、ローレンス・ストロールがチームを救済したことで、ランス・ストロールが加入することは確実とみられている。その際にシートを失う可能性が高いエステバン・オコンについて、メルセデスはマクラーレンのシート獲得するべく交渉を行っているとされている。

    マクラーレンのひとつのシートはカルロス・サインツで決定しており、そうなるとストフェル・バンドーンがシートを失うことになる。ザウバーへの移籍も噂されているバンドーンだが、育成プログラムを有するフェラーリと資本関係にあるザウバーのシートを得るのは容易ではないと考えられている。

    その場合、ストフェル・バンドーンもトロロッソ・ホンダに移籍するのではないかと噂されている。それが実現すれば、2019年のトロロッソ・ホンダはストフェル・バンドーンとランド・ノリスという2人のマクラーレンドライバーが走るという奇妙な状況になるかもしれない。

    また、ランド・ノリスとストフェル・バンドーンの他にも、過去にトロロッソでF1を戦って今季のフォーミュラEのチャンピオンに輝いたジャン・エリック・ベルニュがF1復帰の可能性を示唆しており、また、かつてレッドブルのジュニアドライバーで今季のF2で上争いを繰り広げているアレクサンダー・アルボンも2019年のトロロッソ・ホンダのF1シート獲得に名乗りを上げている。

  • レッドブル 「ホンダF1の研究開発リソースの質には誰も匹敵できない」

    レッドブル 「ホンダF1の研究開発リソースの質には誰も匹敵できない」

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、日本のホンダF1の研究開発リソースのクオリティにはライバルの“誰にも匹敵できない”ほど優れていると考えている。

    ホンダは、今シーズンから開始したトロロッソとの作業でレッドブルを納得させ、レッドブル・レーシングは今シーズン限りでルノーとのパートナーシップを解消し、2019年からホンダのワークスパートナーとなる。

    現在、ホンダは2019年にレッドブル・レーシングにF1エンジンを供給する準備を進めている。

    2015年にマクラーレンのワークスパートナーとしてF1に復帰したホンダは、栃木県さくらにあるHRD Sakuraの優れた開発施設を持ってしてもパフォーマンスと信頼性に苦しんできた。しかし、ヘルムート・マルコは、ホンダはそのポテンシャルを解放する準備が十分に整っていると考えている。

    「トロロッソではすべてが完璧に機能している」とヘルムート・マルコは Servus TV にコメント。

    「ホンダは来年はるかに多くの努力を注いでくれるだろう。彼らにはさくらに他の誰も匹敵できない開発センターがある」

    「日本の文化は異なるし、仕事の仕方も異なる。それは時間とともに習得していくものだ」

    「我々のホンダとのアプローチは、マクラーレンのアプローチとは異なる」

    「マクラーレンは、ホンダにどのようなエンジンを製造してほしいかを伝えていた。我々は『我々のためにできるだけ速いエンジンを造ってほしい。そうすれば、我々はそれをシャシーに組み込む』とだけ伝えている」

    「我々は何の要求をしていないし、すべてを一緒に話し合いながら進めている」

    レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、ホンダに切り替える理由のひとつとして、ルノーが独自にワークスチームを有したことの影響を繰り返し指摘している。

    ヘルムート・マルコも、メルセデス、そして、現在フェラーリが大きなアドバンテージを享受しているV6ターボハイブリッドエンジンに対して、ルノーが“真剣に取り組む”ことを失敗したことを指摘する。

    「ルノーは常に翌年には競争力があると予測していたが、それは決して起こらなかった」とヘルムート・マルコは述べ、ホンダのコミットメントの方がより強かったと考えている。

    「我々はルノーに対する信頼を失った。ルノーでは我々はただの有料カスタマーだった。公平に扱われてはいたが、もちろん、彼らのファクトリーチームが常に最優先だった」

    「我々が競争的であるというルノーの約束は果たされていない。それが我々に提供された代替案を喜んで受け入れた理由だ」

    「ホンダは、完全にコミットし、人材と技術リソースがあり、我々をナンバー1チームとしてみなしてくれるパートナーだ」

    ダニエル・リカルドは、今シーズン限りでレッドブルを離れ、2019年にルノーに移籍することを決めており、ヘルムート・マルコは、リカルドがホンダF1のプロジェクトを信頼できなかったことを移籍を決断した一因だと考えている。

    「ホンダは、彼らがミスを犯したことを認識している。スタッフを変更し、社外の専門家からアドバイスを受けた」とヘルムート・マルコはコメント。

    ホンダは、マクラーレンとの3年間のパートナーシップを解消し、トロロッソとのパートナーシップを開始するタイミングでチーム体制を変更。それ昨年までF1プロジェクト総責任者である長谷川祐介が現場と技術開発の両方を担ってきたが、今季からは田辺豊治がF1テクニカルディレクターとして現場を仕切り、HRDさくらでは新たに浅木泰昭が研究開発を統括している。

    「今年のトロロッソの状態は、物事が順調に進んでいることを明確に示している」

    「我々は来年ルノーの前にいると確信している」

  • レッドブル 「リカルドはホンダF1のプロジェクトを信頼できなかった」

    レッドブル 「リカルドはホンダF1のプロジェクトを信頼できなかった」

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ダニエル・リカルドはレッドブルに契約延長にサインすることを伝えていたとし、なぜ急にルノーに移籍する気になったのか“理解できない”とコメント。“非常に奇妙な状況”だったと振り返り、ホンダF1のプロジェクトを信じられなかったのだろうとの見解を示した。

    2018年でレッドブルとの契約が期限を迎えるダニエル・リカルドは、メルセデスやフェラーリへの移籍を検討していたが、その可能性が低くなったことでレッドブル・レーシングに残留することが濃厚だと考えられていた。

    実際、ダニエル・リカルドとレッドブルは数カ月にわたって契約延長について交渉を行っていた。

    しかし、F1ハンガリーGPの数日後、ダニエル・リカルドがルノーに移籍することが電撃発表された。その決断はF1ファンだけでなく、レッドブルに寝耳に水だったようだ。

    レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、1年契約を含めダニエル・リカルドの要求をほぼみたす条件を提示していたと明かしており、マックス・フェルスタッペンの“サポート役”に回ることを危惧していたに違いないとの見解を示していた。

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは Servus TV に出演。ダニエル・リカルドの電撃移籍の舞台裏を明かすとともに、いまだにリカルドが心変わりした理由が理解できないと語った。

    「私には(リカルドの決断が)理解できない。いずれにしても非常に奇妙な状況だった」とヘルムート・マルコはコメント。

    「交渉は難しいものだったが、オーストリアGP前の水曜日に彼と2時間にわたって話し合いをして、条件面について合意に至っていた。その週末にもう一度話し合いをして交渉を進めていた」

    「ハンガリーで彼は(レッドブルのオーナー/ディートリッヒ)マテシッツと私にすべてOKであり、テスト中の火曜日にサインすると伝えていた。だが、最終的にそれは実現しなかった」

    「木曜日に彼から電話があり、声がいつもとは違ったので『我々は大人同士なんだから要件を話してくれ』と言うと、『ルノーに行くことにした』と伝えられた」

    しかし、ダニエル・リカルドに近い情報筋は、レッドブルから条件を提示され、合意目前ではあったものの、いかなる時点でも合意には至っていないと明かしている。

    また、ヘルムート・マルコは、ダニエル・リカルドがレッドブル・レーシングからルノーに移籍するとの決断に至ったのは、レッドブル・レーシングが2019年にF1パワーユニットをルノーからホンダに変更することを信頼することができなかったか、もしくはルノーから多額の契約金を提示されたからではないかと推測する。

    「私が推測するに、彼はホンダのプロジェクトを信じられなかったのだろう。もしくはルノーから多額の契約金をオファーされたのかもしれない。そのどちらかだとしか考えられない」とヘルムート・マルコはコメント。

    「近い将来、彼にとってシューイを披露するのは難しくなるだろうね」

    「彼はジュニアドライバー時代を含め、レッドブルと10年を共に過ごしてきた。環境の変化を必要としていたのかもしれない。その気持ちはわからなくもない。だが、残念でもある。彼は最強ドライバーのひとりだからね。彼のオーバーテイクは素晴らし。相手がオーバーテイクされたことを気付かないときさえある」

    「しかし、予選ではマックス(・フェルスタッペン)ほどの結果を出していなかった」

    レッドブル・レーシングは、ダニエル・リカルドの後任として、現在トロロッソ・ホンダで走るピエール・ガスリーを起用することを発表。ヘルムート・マルコはピエール・ガスリーの予選パフォーマンスはピエール・ガスリーと同じレベルに達していると語る。

    「ピエールはまだF1での2シーズン目に過ぎないし、彼には経験が不足している。だが、純粋なペース、特に予選では彼はマックスのレベルにかなり近づいている」とピエール・ガスリーに太鼓判を押した。

    「シーズン中盤には彼がリカルドの後任をしっかり務めてくれることを期待している」

    また、ヘルムート・マルコは、同番組のなかで一時ダニエル・リカルドの後任候補に挙げられていたフェルナンド・アロンソにも言及。クリスチャン・ホーナーは、アロンソがチームに“面倒な事態を起こす”存在だとして、獲得を否定していた。

    ヘルムート・マルコは「2007年か2008年に彼と交渉していた。当時、彼の要求はうんざりするようなものだった」とコメント。

    「彼のマクラーレンやフェラーリでの歴史を見てみれば、常にワンマンショーだった。我々にそれは適さない」

    フェルナンド・アロンソは今シーズン限りでF1を離れることを発表している。

  • ホンダF1 「スパはPUの回生エネルギーの使用と回収のバランスが鍵」

    ホンダF1 「スパはPUの回生エネルギーの使用と回収のバランスが鍵」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2018年のF1世界選手権 第13戦 ベルギーGPへの意気込みと舞台となるスパ・フランコルシャンにおけるパワーユニットの最適化について語った。

    シーズンで最長となる7kmを超える全長、高速コーナーやオー・ルージュに代表される高速のコンプレッションが存在するスパ・フランコルシャンは、パワーユニットのパワーとの効率性が試される。

    「今週末のレースの舞台となるスパ・フランコルシャンは、オー・ルージュなどに代表される高速セクションのためにドライバーズサーキットとしてよく知られていますが、同時にパワーユニットのパワーが重要になるサーキットです」と田辺豊治はコメント。

    「ここは年間カレンダーの中で1周の距離が最長のトラックでもあるので、回生エネルギーの使用と回収のバランスがキーになります。そのため、エンジニアは予選パフォーマンスとレースでのオーバーテイクの両方を考慮しながら、エネルギーマネジメントの最適化を行います」

    「この部分に関しては前半戦の戦い、特にアゼルバイジャンでのレースなどを通して多くのことを学んできましたし、その経験を今週末も活かせると考えています」

    「当然、チームの戦略にも関わるため、ドライバーも含めて十分にコミュニケーションを取った上で戦略を構築していきます。予報を見ると今週末の天気は不安定なようですので、その点についても十分に準備した上で週末に臨みます」

    関連:2018年 F1ベルギーGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ピエール・ガスリー 「トロロッソのために残りのレースで全力を尽くす」

    ピエール・ガスリー 「トロロッソのために残りのレースで全力を尽くす」

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーが、2018年のF1世界選手権 第13戦 ベルギーGPへの意気込みと舞台となるスパ・フランコルシャン、そして、夏休みをどのように過ごしていたかについて語った。

    今週、ピエール・ガスリーが、2019年にダニエル・リカルドの後任としてレッドブル・レーシングのドライバーを務めることが発表された。だが、ガスリーは残り9レースでF1でのチャンスを与えくれたトロロッソ・ホンダのために全力を尽くすと語る。

    「休み期間中は、仲のいい友人や家族とゆっくり時間を過ごすことができた。その最中に2019年シーズンにレッドブル・レーシングからF1に参戦することが決まったと聞いて、僕にとって最高の夏休みになったね。」

    「ダニエル・リカルドがチームを去るというニュースを友達と見た数日後に代表のヘルムート・マルコから電話があって、リカルドの後任に僕が決まったと知らされた。本当に嬉しいし、とても興奮している」

    「2013年にレッドブルのプログラムに加わってから、ずっと夢見ていたことがついに実現したわけだからね。まだ今シーズンは残り9レースがあるので、F1参戦のチャンスをくれたトロロッソのために、全力を尽くしていきたいと思っている。できるだけ高い順位でシーズンを終えたい」

    「ギリシャへ旅行に行ってからフランスに戻ったあとは、シーズンの残り期間に向けての充電をしていた。友達とサーフィンやウェイクボード、サッカーをしながら太陽と海を存分に楽しむことができた」

    「ハンガリーGPが終わったあとは数日、トレーニングをしない日もあったが、その後からあまり無理しないようにまたトレーニングを始めていて、先週からはかなり本格的に追い込んでいる。残り9レースに向けて、万全の体調で臨みたいからね」

    「スパは僕の一番好きなサーキットだ。どのカテゴリーで走っていても本当に大好きだと思えるぐらいで、すばらしいトラックだと思う。ダウンフォースが増したF1マシンで走るのが楽しみだね。残りのシーズンの幕開けをスパで迎えられるのはすばらしいことだ。ここでは2016年のGP2シリーズ、それ以前のフォーミュラ・ルノー3.5でも優勝したことがあり、いい結果を残してきている」

    「シミュレーターでは何度か走っていて、データ上は僕たちにとって厳しい戦いになることが予想されているけど、チャンスを逃さず戦えるよう、ベストを尽くすつもりだ。3週間ぶりにF1マシンのハンドルを握るのが今から待ちきれない」

    「正直、夏休み中もずっとレースのことが頭から離れなかった。競争する感覚が恋しかった。友達とスポーツをして遊ぶときも、必ずなにか競争になる要素を入れようとしていましたから(笑)。競争が僕のモチベーションを高めてくれるんだと思う。レースウイークが始まるのが待ちきれない!」

    関連:2018年 F1ベルギーGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • レッドブル 「2019年にホンダのF1エンジンはルノーの性能を上回る」

    レッドブル 「2019年にホンダのF1エンジンはルノーの性能を上回る」

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ルノーとのパートナーシップを解消して、2019年にホンダのF1パワーユニットに切り替えるという決断は正しい動きだったと確信していると語る。

    レッドブル・レーシングは、今シーズン限りでルノーとの12年間に及ぶパートナーシップを終了し、2019年からホンダと2年間のF1パワーユニット供給契約を締結。これまでのカスタマーステータスからワークスステータスへと移行する。

    「我々は来年ルノーの前にいると確信している」とヘルムート・マルコは Servus TV にコメント。

    「ルノーは現在のエンジンパッケージをコントロールできていない。彼らはメルセデスやフェラーリのパフォーマンスレベルに達していない。それに信頼性にも欠けている」

    「我々はルノーに対する信頼を失った」とヘルムート・マルコは認める。

    「ルノーでは我々はただの有料カスタマーだった。公平に扱われてはいたが、もちろん、彼らのファクトリーチームが常に最優先だった」

    「我々が競争的であるというルノーの約束は果たされていない。それが我々に提供された代替案を喜んで受け入れた理由だ」

    「ホンダは、完全にコミットし、人材と技術リソースがあり、我々をナンバー1チームとしてみなしてくれるパートナーだ」

    「ホンダは来年はるかに多くの努力を注いでくれるだろう。彼らにはさくらに他の誰も匹敵できない開発センターがある」

    ヘルムート・マルコは、12年間に及ぶルノーのF1パワーユニットを辞めて、ホンダに切り替えるという決定は、レッドブルのオーナーであるディートリッヒ・マテシッツを満足させていると語る。

    「最初の交渉を行った後、ディートリッヒ・マテシッツのところに行った。彼は喜んでいた」とヘルムート・マルコは語った。

    ホンダは、今年トロロッソとのパートナーシップを開始し、マクラーレンとの3年間の悲惨なパートナーシップから挽回しているところだ。

    ヘルムート・マルコは、レッドブル・レーシングがどのようにマクラーレンと同じミスを避けようとしているかを説明した。

    「我々はホンダに対してマクラーレンとは異なるアプローチをしている。彼らはエンジンの外観や発電セットの設置場所をほど決定していた」

    「我々は純粋に彼らに最高のエンジンを構築するように言っており、それをなんとかシャシーに収容しようとしている。我々はすべてを一緒に話し合いながら進めている」

    ヘルムート・マルコは、冬の間にマクラーレンからホンダのワークスステータスを引き継いだトロロッソの力強いパフォーマンスは、状況がすでに順調に進んでいることを示していると考えている。

    「ホンダは、彼らがミスを犯したことを認識している。スタッフを変更し、専門家からアドバイスを受けた。今年のトロロッソの状態は、物事が順調に進んでいることを明確に示している」

  • ダニエル・ティクトゥム、2019年にトロロッソ・ホンダでF1デビュー?

    ダニエル・ティクトゥム、2019年にトロロッソ・ホンダでF1デビュー?

    ダニエル・ティクティムは、2019年にトロロッソ・ホンダでF1デビューを果たすとの噂を否定していない。

    今年7月、レッドブルはジュニアドライバーの筆頭である19歳のF3ドライバーであるダニエル・ティクトゥムをブレンドン・ハートレーと交代することを望んだ。

    しかし、ティクトゥムはF1参戦に必要となるスーパーライセンスの取得条件を満たしておらず、F1デビューはおろかFIA(国際自動車連盟)はF1ハンガリーテストでの走行さえ認めなかった。

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務める「我々の若手ドライバーをどうやってF1に連れていけばいいと言うんだ?」とFIAに不満を述べている。

    そして、8月20日(月)にレッドブル・レーシングは、今シーズン限りでチームを離れるダニエル・リカルドの後任として、現在トロロッソ・ホンダで走るピエール・ガスリーを2019年のドライバーとして起用することを発表。2019年のトロロッソ・ホンダに少なくとも1つは空席ができることになった。

    現在、ヨーロッパF3選手権でタイトルを争っているダニエル・ティクトゥムは、少なくともF1マシンを走らせるための国際Aラインセンスは取得できるとみられ、F1アブダビGP後に行われるテストでトロロッソ・ホンダの今季マシンを走られせると考えられている。

    そして、ダニエル・ティクトゥムは、2019年にトロロッソ・ホンダでF1デビューを果たすことが次の論理的なステップになる可能性を否定していない。

    「僕はF3にいるし、その質問に答えることはできない。答えたいんだけど、申し訳ないけど、それはできないんだ」とダニエル・ティクトゥムはコメント。

    「現時点で確認できることは何もない。もちろん、勝利は助けになるけど、これはF3であり、まだ道のりは長い」

    F1を戦うためにはスーパーライセンスポイントを40ポイント稼がなければならない。今年、ダニエル・ティクトゥムがヨ-ロッパF3選手権でタイトルを獲得できたとしても獲得できるポイントは30ポイントだけであり、条件を満たすことはできない。また、スーパーライセンスポイントが導入されて以降、これまで特例が認められたことはない。

    だが、後日、FIAのレースディレクターを務めるチャーリー・ホワイティングは、国際Aライセンスでは結果にかかわらず“資格のある2つの選手権で80%を完了すれば5ポイントが与えられ、5ポイントはASN(ナショナルスポーツオーソリティー)の裁量により与えられる”と述べており、その10ポイントが加算させるかもしれない。また、ダニエル・ティクトゥムは昨年のマカオGPで優勝しており、レッドブルの働きかけによって40ポイントに到達するために何らかの調整が加えられる可能性もある。

    一方、もうひとり、トロロッソ・ホンダのドライバー候補に挙げられているのが、マクラーレンのリザーブドライバーを務めるランド・ノリスだ。実際、レッドブルはシーズン序盤にブレンドン・ハートレーに代えてランド・ノリスをローン移籍で獲得することを打診したが、マクラーレンに拒否されてる。

    しかし、最近、マクラーレンはトロロッソから引き抜いたテクカルディレクターのジェームス・キーの移籍を早期に実現するために、交換条件としてランド・ノリスを提供するのではないかと噂されている。

    だが、ランド・ノリスに近い情報筋は「2019年についてはまだコメントしたくない」と明言を避けている。

    また、ブレンドン・ハートレーの2019年のトロロッソ・ホンダのシートも決して安泰なわけではない。上記のようにハートレーは今シーズン中の交代が検討されている身であり、それに加えて来季のドライバー市場は多くの玉突きが始まっている。

    関連するのはマクラーレンとフォース・インディアの状況だ。フォース・インディアは、ローレンス・ストロールがチームを救済したことで、ランス・ストロールが加入することは確実とみられている。その際にシートを失う可能性が高いエステバン・オコンについて、メルセデスはマクラーレンのシート獲得するべく交渉を行っているとされている。

    マクラーレンのひとつのシートはカルロス・サインツで決定しており、そうなるとストフェル・バンドーンがシートを失うことになる。ザウバーへの移籍も噂されているバンドーンだが、育成プログラムを有するフェラーリと資本関係にあるザウバーのシートを得るのは容易ではないと考えられている。

    その場合、ストフェル・バンドーンもトロロッソ・ホンダに移籍するのではないかと噂されている。それが実現すれば、2019年のトロロッソ・ホンダはストフェル・バンドーンとランド・ノリスという2人のマクラーレンドライバーが走るという奇妙な状況になるかもしれない。

    関連:レッドブル・ホンダ、2019年のピエール・ガスリーの起用を正式発表!