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  • マックス・フェルスタッペン 「鈴鹿のファンを思うと残念でならない」

    マックス・フェルスタッペン 「鈴鹿のファンを思うと残念でならない」

    マックス・フェルスタッペンは、F1日本GPの決勝レースをリタイアで終えた。

    5番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペンは、3番手に順位を上げようとしていたところでシャルル・ルクレール(フェラーリ)と接触。マシンは激しいダメージを負って続行することに意味はないと判断したことで15周目にレースをリタイアした。

    「とても良いスタートが切れた。シーズンのベストだったと思う」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

    「すべてがうまくいっていたけど、ルクレールがターン2でサイドに完全にぶつかってきた。非常に無礼な動きだった。僕はインサイドに十分にスペースを残していたからね。実際に彼の前にいたし、あそこではすぐにアンダーステアができることはわかっているはずだ。限界までフルに突っ込むべきではない。とにかく彼が僕のマシンサイドにぶつかってきて、多くのダメージを負った。バージボードがぶら下がって、マシンサイドの全体が引き裂かれた。続行してももう意味はなかった。それがピットボックスにクルマを止めた理由だ」

    シャルル・ルクレールとのインシデントはレース後の審議となっている。

    「レース後までこれが審議されないことを理解すらできない。すぐに罰せられるべきだ」とマックス・フェルスタッペンはコメント。僕たちのミスだったらまだ我慢できただろう。とてもフラストレーションを感じている。誰もペナルティを受けずにこんなことが起こるなんて馬鹿げている」

    「特にここ鈴鹿で僕たちを応援してくれたファンのみんなを思うと本当に残念だ」

    関連:フェルスタッペン、ルクレール/ベッテルへのスチュワードの裁定を批判

  • ホンダF1 「目指していたような結果を得ることはできなかった」

    ホンダF1 「目指していたような結果を得ることはできなかった」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、F1日本GPの予選と決勝を振り返った。

    台風の影響で予選と決勝を一日で行うことになったF1日本GP。レッドブル・ホンダはマックス・フェルスタッペンが5番手、アレクサンダー・アルボンが6番手、トロロッソ・ホンダはピエール・ガスリーが9番手、ダニール・クビアトが14番手で終える。

    決勝は、マックス・フェルスタッペンがオープニングラップでシャルル・ルクレール(フェラーリ)との接触によってマシンにダメージを負ってリタイア。一方でアレクサンダー・アルボンが初めての鈴鹿で自己ベストリザルトとなる4位入賞。

    トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーが8位、ダニール・クビアトは12位でレースを終えた。

    「今日は、昨日の台風の影響により、予選と決勝が同日に行われるという変則的なスケジュールになり、チームメンバーにとっては忙しい一日になりました」と田辺豊治はコメント。

    「午後の予選では、ホンダPUを搭載する4台のうち3台がトップ10に入り、午後の決勝に向けてまずまずの悔過kを得ることができました」

    「しかし、決勝ではスタート直後の第2コーナーでフェルスタッペン選手が接触によりフロアに大きなダメージを負い、残念ながらリタイすることとなりました」

    「そのような中でも、アルボン選手が初めて走行するここ鈴鹿サーキットで素晴らしい走りを見せ、4番手のポジションを確保したこと、また、昨年あと一歩のところで最後の入賞を逃したガスリー選手が、後方から迫るライバルの猛追をしのぎ、8位入賞となったことはよかったと感じています」

    「今日は例年よりもさらに多くの皆さまにサーキットに駆けつけていただきました。皆様からの温かいご声援は、いつも我々のパワーになっています。本当にありがとうございました」

    「今年は我々が目指していたような結果を得ることはできませんでしたが、来年はもっと競争力をつけて戻って来れたラと思っています。これからも応援よろしくお願いいたします」

  • マックス・フェルスタッペン、無念のリタイア / F1日本GP 決勝

    マックス・フェルスタッペン、無念のリタイア / F1日本GP 決勝

    レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、オープニングラップでの接触が響き、レースをリタイアした。

    5番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペンはターン2でシャルル・ルクレール(フェラーリ)と接触。マシンはダメージを負い、ピットレーンスタートのロバート・クビサの前の19番手まで順位を落とす。

    その後も手負いのマシンでレースを続行していたマックス・フェルスタッペンだが、16番手を走行していた15周目にピットにマシンを入れ、残念ながらリタイアとなった。

  • マックス・フェルスタッペン、予選5番手に「満足していない」

    マックス・フェルスタッペン、予選5番手に「満足していない」

    レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1日本GPの予選を5番手で終えた。

    順当にQ3に進出したマックス・フェルスタッペンは、ポールポジションのセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)から0.787秒差となる1分27秒851の5番手。チームメイトのアレクサンダー・アルボンと同タイムだった。レッドブル・ホンダは3列目からレースをスタートする。

    「Q3であまりに多くのことを変更したのがうまくいかなかった」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

    「最大限のウイングで走っていたのでスリップストリームも求めた。この順位には満足していない。

    予選の鈴鹿サーキットは風が強かったが、「全員にとって同じことだし、あまり違いはなかった」と言い訳にはできないと語るマックス・フェルスタッペンはレースにむけて自信はあると語る。

    「完全にね。でも、もっとうまくやれたはずだ」

    関連:F1日本GP 予選 結果 | ベッテルがポール獲得でフェラーリが最前列独占・・・レッドブル・ホンダの2台は3列目

  • ホンダF1 田辺豊治(TD) インタビュー / F1日本GP 金曜フリー走行

    ホンダF1 田辺豊治(TD) インタビュー / F1日本GP 金曜フリー走行

    ホンダF1のテクニカルディレクター(TD)を務める田辺豊治が、10月11日(金)に鈴鹿サーキットで行われたF1日本GP初日のフリー走行後にメディアのインタビューに答えた。

    F1日本GPのフリー走行1回目の開始後すぐ、FIAは台風19号の接近を考慮して土曜日の全セッションの中止を決定。それにより、各チームは予選と決勝の準備を金曜日に前倒しで進めることになった。

    「FP1の途中に台風の接近により明日は我々も立ち入れないという判断が下されました。これにより日曜日に予選とレースを行なうことになったため、今日の練習走行では予選と決勝に向けたセットを出すことになりました」と田辺豊治はコメント。

    「午前中のFP1では路面がよくなかったのであまり多くの車両が走らなりませんでしたが、FP2では多くの車両が周回を重ねていました。レッドブルの2台に関しては、FP1ではバランスがあまり良くなかったが、FP2に向けて改善ができました。それでも、まだ両ドライバーとも満足していないと言っており、レースに向けて改善していきます。トロロッソに関しては2台ともFP1はあまりよくなかったですが、FP2で改善してきました。引き続きレースに向けて改善して臨みます」

    「また、FP1では山本尚貴選手がドライブしました。彼は今回のレースで初めてのF1マシンに乗るのを公式セッションという難しい状況の中で、レッドブルからもトロロッソからもよかったと評価さていました。きちんと走ってくれて、パワーユニットへのフィードバックも満足いく結果でした。ホンダにとってのホームレースで、ホンダのトップカテゴリーのドライバーが乗ることは若いドライバーにとっても大きな意味があったと考えています」

    「今回は全車がスペック4を使用しており、昨日説明したエクソンモービルの新しい燃料を投入しています。今のところ大きな問題は発生しておらず、今後も最適化を図っていきます」

    エクソンモービルの新燃料の投入について田辺豊治は「エンジンの燃焼に合うようなかたちで開発され、パワーアップを果たしていることを確認しました。今回、耐久性に関しても問題がないことを確認できました。リスクは基本的にないと判断しており、実際に問題なく走れています」とコメント。

    山本尚貴のパワーユニットについてのフィードバックについては「ドライバビリティやパワーデリバリー関連などになりますが、実はまだゆっくり話できていないので、この後ゆっくり話しましょうということになっています」と述べた。

    フリー走行2回目では、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが、トップから0.281秒差の3番手タイムを記録した。

    予想よりも手応えを感じているかと質問された田辺豊治は「まだ初日なのでわかりません。でも、今回は今日しかないですね・・・。ドライバーたちがクルマに納得していない部分があるので、日曜日の予選に向けてセットアップを進めていきたいです。基本的には想定されていたことを順調にやっている状況ですね」とコメント。

    FP1の時点で土曜日のFP3がなくなったことが判明したことで、優先順位をつけてプログラムを実施したと田辺豊治は説明。また、FP1で山本尚貴がマシンに乗ったことでピエール・ガスリーのプログラムに影響はあったかと質問がなされた。

    「FP2でやる予定だった要素にFP3でやる予定だった要素を足して、その中で優先順位をつけました。低いものを省き、セッションの終盤に雨が降るかもしれないということがあったので、優先順位が高いものから実行していきました」と田辺豊治はコメント。

    「ガスリー選手に関して言うと、山本選手がしっかりフィードバックをしていたこともあり、それほど影響がなかったと思います。出だしでそれなりのクルマができていれば、パッといけるし、結果的にもタイムを出していた。しわ寄せがネガティブな方にきたということはないと思います」

    土曜日の作業については「まだ決まっていない」と語る。

    「ここ(サーキット)に来ることはできないですが、明日も仕事をすることになると思います、復習と予習ですね。この後、FIAがチームとのミーティングの中でカーフューや今日の作業は何時までに終わらせるべきなのかなどを決めると聞いているので、それを聞いてから決めることになります。それによってサクラやミルトンキーンズも動きを決めることになります」

    「走行データなどは基本的にはサクラに行っているので、ホテルでそれを見ることはできます。通信速度の問題はありますけどね」

    「一番重要なことは、せっかく日本のファンの皆さんが楽しみにして来てくださっているのに、土曜日に走れないということを申し訳なく思っています。自分がファンであれば、楽しみにして来ているだろうから、本当にがっかりすると思います。また、ホンダとしても地元レースで普通にセッションをこなせることを望んでいたのでがっかりしています」

    日曜日にワンデー開催になることについては「予選が終わってから全くトラブルがなければ何も影響はないです」とコメント。

    「もちろんトラブルがないことを想定していますが、通常であれば予選でなにかトラブルがあっても、一晩時間があるので対処可能ですが、ワンデーレースではそれがないので時間が無い状況になるのがリスクと言えます」

    マクラーレンと組んでいた頃と比べてホンダの違いを実感することはあるかとの質問には「私が担当するようになった去年もトロロッソのユニフォームを着ているファンがたくさんいるとチームの関係者がびっくりしていました」とコメント。

    「彼らの本拠地であるイタリアでもこんなことはないと来ています。驚きと同時にうれしさを感じました。今年もまわりの人からレッドブルのユニフォームを着ているファンの方が増えたと聞いています。そのように期待値が高まると、一方でその裏返しとしてプレッシャーが高まってきます。ただ、プレッシャーはもっと頑張る燃料になっています」

    地元グランプリには会社の偉い人が来場するなど大変ではないかとの質問には「私は技術側の人間なので特に大丈夫です」と笑う。

    「このような囲み会見も普段は数名の方とやっているだけですが、今回の日本GPではこんなに多数の方に来ていただいて、質問に答えさせていただいている。また、ホンダのトップが来てくれたりすることはそれだけF1に注意してくれているということであり、現場の担当者としてはうれしいことであり、励みになります」

  • ホンダ、F1日本GPパブリックビューイングは14時開館・開始

    ホンダ、F1日本GPパブリックビューイングは14時開館・開始

    ホンダは、10月13日(日)に開催される「2019 F1世界選手権 第17戦 日本GP」決勝のHondaウエルカムプラザ青山1Fの大型ビジョンでライブ中継する。

    台風19号接近に伴い、Hondaウエルカムプラザ青山は10月13日(日)は14時まで臨時休館。14時に開館し、F1パブリックビューイングも14時開始予定としている。

    ただし、今後の台風の影響によっては改めて変更が生じる可能性もあり、Hondaウエルカムプラザ青山の開館/閉館については、Honda公式ツイッター @HondaJP にて情報を更新していくとしている。

  • ホンダF1 田辺豊治 「山本尚貴の走行は日本の若手ドライバーの励みになる」

    ホンダF1 田辺豊治 「山本尚貴の走行は日本の若手ドライバーの励みになる」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は、F1日本GPのフリー走行1回目で山本尚貴がトロロッソ・ホンダのマシンを走らせたことは、日本の若手ドライバーにとって励みになることだと語る。

    ホンダが支援する山本尚貴は、日本国内で最も成功を収めているドライバーであり、昨年はスーパーフォーミュラ、そして、ジェンソン・バトンと組んでSUPER GTと国内2冠を達成。F1グランプリ週末の走行に必要なスーパーライセンスポイントを満たしており、ホンダがF1パワーユニットを供給するトロロッソでのフリー走行1回目の走行が実現した。

    「FP1では山本尚貴選手がトロロッソ・ホンダのマシンで走行しました。山本選手にとっては初めてのF1でのドライブでしたが、的確にエンジニアにフィードバックを行い、課された役割を確実に遂行してくれました。個人的にもF1で日本人ドライバーと一緒に仕事ができたことをうれしく感じています」と田辺豊治はコメント。

    「グランプリ週末での初走行だったことを考えれば、彼は良い仕事をしたと思います。ダニー(クビアト)とラップタイムを比較するのは少し難しいです。彼らはプラクティスで異なる戦略を行っていましたからね」

    「しかし、彼は週末の初めてのセッションでマシンをセットアップという点でチームにとって見事な仕事をしました。それに今日の彼の走行は日本の若手ドライバーにとって間違いなく励みになります。トロロッソとレッドブルに感謝します。日本のファンにとっても良いことです」

  • 佐藤琢磨、山本尚貴のFP1での走りを絶賛「悔しがっているのは本人だけ」

    佐藤琢磨、山本尚貴のFP1での走りを絶賛「悔しがっているのは本人だけ」

    山本尚貴は、F1日本GPのフリー走行1回目にトロロッソ・ホンダのF1マシンを走らせた山本尚貴を“100点満点”と絶賛。“悔しがっているのは本人だけ”とねぎらった。

    ホンダが支援する31歳の山本尚貴は、F1日本GPのフリー走行1回目でトロロッソ・ホンダのF1マシンを始めて走らせて、チームメイトのダニール・クビアトから0.098秒という僅差でセッションを終えた。

    走行を終えた山本尚貴は「正直、レーシングドライバーとしての自分はこの順位に満足はできません」と語ったが、トロロッソ・ホンダのガレージから走行を見守ったホンダの先輩ドライバーである佐藤琢磨はその走りを称賛した。

    走行後、山本尚貴とがっちりと握手を交わした佐藤琢磨はTwitteで「尚貴の初F1、FP1の走りは100点満点、完璧!!」と投稿。

    「悔しがっているのは本人だけ。限られた厳しい条件下でこれ以上のない、本当に素晴らしい走りでした」

    「未来に繋がる、間違いなく大きな一歩。スーパーフォーミュラ最終戦もがんばって!」とエールを送った。

    また、台風19号が接近していることを受け、「台風19号、皆さん、引き続き安全第一で、お気をつけてお過ごし下さい」と付け加えた。

  • 佐藤琢磨、マックス・フェルスタッペンのRA272への瞬時の適応に感銘

    佐藤琢磨、マックス・フェルスタッペンのRA272への瞬時の適応に感銘

    佐藤琢磨は、F1日本GP前にホンダの栃木の研究所でマックス・フェルスタッペンとホンダの1965年のF1マシン『RA272』を走らせた。

    マックス・フェルスタッペンは、自分より2倍以上もの歳を重ねたRA272をドライブ。しかし、慣れないHゲートのシフト操作に戸惑う間に、あっという間にエンジンはストールする。

    その後もHパターンのシフト操作に四苦八苦しながらも、マックス・フェルスタッペンはわずかな時間で慣れ親しんだマシンのような動きへと導いていった。

    「彼にとっては、難しいマシンだったと思います」と佐藤琢磨はコメント。

    「何しろ今ドキのマシンとは、何もかも扱い方が違う。最新のF1マシンに慣れている人ならなおさら。すべてがアナログで、何もかもを自分の五感で対処しなければならない。誰も助けてくれないし、事前の計画通り事が進むわけじゃない。だからこそ、楽しい側面があるんです」

    「でも、瞬時に彼がそれを理解していたところは、さすがのトップドライバーだと思いました」

  • 山本尚貴、今後のF1挑戦は「ホンダや様々な関係者と議論する必要がある」

    山本尚貴、今後のF1挑戦は「ホンダや様々な関係者と議論する必要がある」

    山本尚貴は、今後のF1への挑戦については“ホンダや様々な関係者と議論していく必要がある”と語った。

    31歳の山本尚貴は、F1日本GPのフリー走行1回目でトロロッソ・ホンダのF1マシンを始めて走らせて、チームメイトのダニール・クビアトから0.098秒という僅差でセッションを終えた。

    セッション後、メディアのインタビューを受けた山本尚貴は「今は終わった直後ですし、こんなに記者の人の近くで会見するのが初めてなので、ちょっと圧倒されています(笑)」とコメント。

    「F1をシミュレータしか経験していない中で、できるだけの準備はしてきましたけど、正直、自分の力と準備が本当に十分なのか不安でいっぱいでしたが、トロロッソのチームの皆さんやホンダのサクラのメンバーも助けてくれたので、大きなミスもなく走ることができました」

    「順位は残念ながら上の方ではなかったですし、ダニーと比べても負けてはしまいましたが、良い結果は出せたのかなと思っています。それは準備と皆さんが助けてくれたおかげだと思っています。F1カーを初めてドライブする最初の一歩を楽しむことができましたし、皆さんに感謝しています」

    ダニール・クビアトと0.11秒差という結果について「正直、レーシングドライバーとしての自分はこの順位に満足はできません。常にトップを目指していますからね」と山本尚貴は語る。

    「でも、F1では性能が違う車両が走っており、結果を出すことは容易ではありません。だが、ダニーとの差は小さいですし、それは自分にとってもチームにとってポジティブな点だと考えています。チームメイトと差が大きいとデータの意味がなくなってしまいます。0.1秒差は大きくないですし、自分のFP1のデータは今週末のチームに有意義なものになると思っています」

    「当然、自分の習熟をかねての走行が大半ではありましたし、もちろん今週末レースを控えているチームなので、チームが用意しているプログラムに沿ってやっていきました。僕は本当にF1を知らないので、正直、F1で何ができるのかを評価するには経験が少し足りていません。なので、新しいエアロパーツなどのテストはダニーが担当し、僕はスタンダードな車両で走りました」

    「その結果、新しいエアロで走ったダニーと、ベースセットで走っている僕との比較でどこが改善されているかを見ることが一番の仕事でした。5秒も6秒も遅いドライバーのデータは参考にならないですからね。ドライバーとして0.1秒負けてしまいましたが、最終的に同じくらいのタイムで走ることができたので、僕のデータを少し有効に使えるのかなと思いますし、そういう意味では、FP1自分の仕事はまずまず合格点をあげていいのかなと思っています」

    スーパーフォーミュラのマシンとの違いについて質問された山本尚貴は「一番大きな差はパワーでした」とコメント。

    「F1は950馬力~1000馬力で、スーパーフォーミュラは600馬力ぐらいですからね。2番目はパワーウェイトレシオです。スーパーフォーミュラは650kgですが、F1は100kg程度重い。それが車両のバランスに大きな影響を与えている。いずれにしろ、初めてF1を運転できて本当に嬉しいです」

    「尋常じゃないパワーですね。言葉にすることはできません。ロケットに乗ってるみたいです。ロケットには乗ったことはないありませんが(笑)。ジェットエンジンに乗ってるみたいで、こんなパワーでレースをやっているのだと思うとあらためてF1ドライバーに対する尊敬の念が湧いてきました」

    「このマシンを一から作り上げたトロロッソ、そして、かなり苦労していたと思うのですが、ここまで戦えるパワーユニットを作って初めて乗ったドライバーでも扱いやすいパワーユニットを用意してくれたホンダの努力を改めて感じました。本当に今まで憧れの舞台だったでしたが、F1をものすごく身近に感じることができたし、もっともっとF1を知りたいなと感じました」

    今回のF1での経験は今後どのように生かされていくのか。「もちろん、より速いマシンをコントロールする技術が芽生えたということは、スーパーフォーミュラやSUPER GTといったF1以外のカテゴリーに乗ったとしても有効になると思うし、何よりも初めて乗るマシンに対してここまでやってきた努力は裏切らなかったと思います。改めて努力することの大切さを感じました。やはり日本のレースでもどのレースでも、常に努力することを忘れではいけないなと感じました」とコメント。

    「僕の年齢を考えても、様々な意見があることを重々承知の上で、今回の挑戦をお願いしました。本当は100人いたら、100人が祝福してくれるようなことが幸せなのかもしれませんがね。応援してくれる人はもちろん良いことを言ってくださいますが、ネガティブなコメントも自分の成長につながります。日本で走ることによって、多くの人がFP1を見てくれたと思うし、これが海外のサーキットなら現地で見るのも大変だし、日本で走ることに大きな意味があると思います」

    「今回、パドックにもスーパーフォーミュラを戦っているライバルたちが来ていて、当然レーサーので、僕がうまくやってることは面白くないかもしませんが、『山本がやれるなら自分もやれる』と少しでも思ってくれることができたとしたら、31歳の僕がここで乗ることの意味は大きいと思います」

    「母国グランプリのFP1だったけれど乗ることができ、本当に多くのファンの皆さんが各スタンドで旗を振ったり、手を振ったりしてくれていたのをインラップでは見ることができて感動の瞬間でした。まだまだ続くレース人生に向けてもっともっと努力したいなと思いました」

    「常に準備する姿勢は変えてないですし、覚えないといけないことがたくさんあるのがF1なので、そこは大変でしたが、クリアできたかどうかはチームだったり、ホンダだったり、レッドブルが評価することなので。僕が満足してもレーサーとしてはダメなのでいい評価をしてくだされば幸いです。大きなミスなく自分の仕事を着実に落ち着いてこなすことができて、たくさんの人に助けてもらってFP1を走り切ることができた。本当に今週末のトロロッソとこれからのトロロッソ、今週末に走るホンダパワーユニットを搭載した4台のクルマがいい結果を残せるように祈っています」

    来年や再来年にF1を目指す可能性について山本尚貴は「FP1を終えたばかりの今の時点で言えることは、まずはチームとFP1についてよく話をする必要があります。その後、ホンダや様々な関係者と議論していく必要があります」と語った。