タグ: ホンダF1

  • カルロス・サインツ 「ホンダにはQ3進出に必要なパワーがあった」

    カルロス・サインツ 「ホンダにはQ3進出に必要なパワーがあった」

    カルロス・サインツは、ホンダが導入した“スペック3”エンジンが馬力面でルノーを上回ったことを示唆した。

    F1日本GPの予選では、マックス・フェルスタッペンがルノーのF1エンジン勢で最速とある3番手タイムを記録。ポールポジションを獲得したルイス・ハミルトンから1.3秒遅れだったが、最後の走行は天候の影響を受けており、おそらくその差は0.7~0.8秒だと考えられる。

    ダニエル・リカルドが技術的な問題でQ2を走ることができず、ルノーのF1エンジンでQ3に進出したのはフェルスタッペンだけだった。

    一方でホンダのF1エンジンを搭載するトロロッソは、ブレンドン・ハートレーが6番手、ピエール・ガスリーが7番手でトップ7に2台が入った。

    ルノーのカルロス・サインツは13番手、ニコ・ヒュルケンベルグは16番手。マクラーレンのフェルナンド・アロンソは18番手、ストフェル・バンドーンは19番手と、マーカス・エリクソン(ザウバー)のクラッシュがなければ最下位だった。

    ニコ・ヒュルケンベルグは、ルノーのF1エンジンのパワー不足に不満を述べており、アドバイザーを務めるアラン・プロストもシーズン後半の開発が不十分であることを示唆している。

    決勝では、10位入賞を果たしたカルロス・サインツだが、ルノーのパワーユニットへの不満を口にした。

    「とにかく僕たちにはもっと多くのパワーが必要だと思う。僕たちにはパワーがないし、何らかの理由でそれを得ることができていない」とカルロス・サインツはコメント。

    「日本でQ3に進みたかったのであれば、僕たちにはとにかくもっと多くのパワーが必要だった。ホンダはそれが可能であることを示した」

    「おそらくエンジン側で大きな後退があったと思う。僕たちはフェラーリやメルセデスがシーズンを通してこれほどまで大きなステップを果たすとは予想していなかった」

    「僕たちはBスペックで十分だろうと考えていたけど、現時点でそれが十分ではないことを確認している。僕たちはシャシーには改良を加えているし、たぶんシャシーはそこまで悪くはない。でも、トップスピードという点では僕たちは望んでいる位置にはいない」

    ルノーは、アップデート版のCスペックを開発して、すでにレッドブルがそれを搭載しているが、ルノーとマクラーレンはまだ採用を見送っている。

    その理由についてカルロス・サインツは「チームは僕たちの燃料では信頼性が十分ではないと確信している。僕はチームがどのような決断をしてもチームを完全に支持している」と語った。

    現在、コンストラクターズ選手権でルノーは4位につけているが、5位のハースに8ポイント差まで迫られている。

  • ピエール・ガスリー 「鈴鹿ではベッテルよりも応援が多かった!」

    ピエール・ガスリー 「鈴鹿ではベッテルよりも応援が多かった!」

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、鈴鹿サーキットでセバスチャン・ベッテルよりも多くの応援を受けたのは特別な気分だったとし、だからこそ、日本のファンに結果を届けられなかったことに失望していると語った。

    鈴鹿サーキットにおける30回目の記念大会となる今年の日本GPではホンダがタイトルスポンサーを務め「2018 FIA F1世界選手権シリーズ 第17戦 Honda日本グランプリレース」の名称で開催された。

    サーキットには、ホンダがパワーユニットを供給するトロロッソのチームウェアに身を包んだファンが大勢訪れ、グランドスタンドは異例とも入れるトロロッソのチームカラーの青に染まった。動員数も3日間で16万5000人を記録し、6年ぶりに前年の来場者数を上回った。

    ホンダは、ホームレースとなる鈴鹿サーキットでのF1日本GPにむけて、アップグレード版“スペック3”パワーユニットを投入。予選では、ブレンドン・ハートレーが6番手、ピエール・ガスリーが7番手に入る好パフォーマンスを見せたが、決勝ではピエール・ガスリーが11位、ブレンドン・ハートレーが13位とポイント獲得はならなかった。

    ピエール・ガスリーは、日本に到着したときからファンから素晴らしいサポートを受けたと振り返る。

    「本当にスペシャルだった」とピエール・ガスリーはコメント。

    「観客がセバスチャン・ベッテルより多くの応援をしてくれるなんてかなり独特な気分だったよ」

    「グリッドでは本当にスペシャルな気分だったし、トロロッソのキャップ、トロロッソのTシャルを来た人がたくさんいた」

    「木曜日に到着してから本当にスペシャルな週末だったし、人々からあらゆるサポートを感じることができた」

    「だからそこ、全てを正しく進めることが本当に重要だったし、最終リザルトには本当に失望している。僕たちは最高の仕事ができたとは思っていないからね」

    「昨日(予選)は素晴らしかったけど、今日(決勝)はもっとうまくやれたはずだ。週末の初め、シーズン序盤から僕たちが受けていた全てのサポートを考えて、失望している」

  • ブレンドン・ハートレー 「スタートが鈴鹿でのポイント獲得を犠牲にした」

    ブレンドン・ハートレー 「スタートが鈴鹿でのポイント獲得を犠牲にした」

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、F1日本GPでスタートをうまく決められなかったことが、ホンダのホームレースでポイント獲得のチャンスを犠牲した悔しさをにじませた。

    ブレンドン・ハートレーは、複雑な気象条件のなかで行われたF1日本GPの予選でキャリアベストとなる6番グリッドを獲得。2019年のトロロッソ・ホンダ残留にむけて戦い続けるハートレーは、鈴鹿で大量ポイントを獲得してシーズンを大きく前進させることを目指していた。

    しかし、ブレンドン・ハートレーは、スタートで多くのホイールスピンによって出遅れ、オープニングラップで10番手まで後退。その後はタイヤのオーバーヒートによってペースに苦しみ、最終的に13位でフィニッシュしている。

    「トロロッソの全員にとって残念な一日だった」とブレンドン・ハートレーはコメント。

    「僕たちは2台が6番手と7番手からスタートしたけど、2台ともポイント圏外でフィニッシュした」

    「僕に関しては、スタートの蹴り出して本当にトラクションがかからなかったし、ホイールスピンが酷かった。結果的に最初の5~6周でタイヤが激しくオーバーヒートしてしまった。本当にトラクションには手を焼いていた」

    「ターン2までにすでに3~4つ順位を失っていたと思う。スタートでの手順が悪すぎたとは感じていないし、何が起こったのかエンジニアとチェックする必要がある。リアタイヤがかなりオーバーヒートしていたし、かなりセンシティブだったので、第1スティント全体に本当に影響してしまった」

    「スティントの最後にはタイヤがレンジに戻って、ラップタイムは少し競争力を持ち始めた」

    ブレンドン・ハートレーは、第1スティントをもっと引き延ばせたかもしれないと感じているが、ピットストップ後にウィリアムズの2台の背後に引っかかり、集団を追い抜いていかなければならなかった。

    ウィリアムズの2台を攻略したハートレーだが、その後、トラクションの問題が再発し、ザウバーのマーカス・エリクソンに引っかかったことでさらに準備を上げるのは難しいと感じたと述べた。

    「もう少し長くステイアウトできたかもしれないけど、ピットインしたときにウィリアムズの2台の後ろで復帰することになってしまった」とブレンドン・ハートレーはコメント。

    「ランス・ストロールを抜くのに何周もかかってしまった。シロトキンはうまくオーバーテイクできたけど、その後、マーカス・エリクソンに引っかかってしまった」

    「僕の方がだいぶペースは良かったけど、トラクションの問題によってオーバーテイクすることができなかったし、最後はブリスターの問題に苦しみだした。他のクルマも同じ問題を抱えて、大きな苦しみを経験していたと思う」

    「僕たちはシーズンを通してタイヤにかなり優れていたけど、今回のレースは真逆だった。最初は第1スティントでの僕のクルマのリアアスクル、その後、第2スティントでは2台ともブリスターが発生した」

    「だから、そうだね、何をするべきかは少しは理解できているし、何が起こったのかは正確い理解することができる。でも、あのような有望な予選の後にどちらのクルマもポイントを獲得できなかったことに失望しているのは明らかだ」

  • ピエール・ガスリー 「ホンダの“スペック3”にはまだポテンシャルがある」

    ピエール・ガスリー 「ホンダの“スペック3”にはまだポテンシャルがある」

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、ホンダは本来であれば“スペック3”パワーユニットをテストするためにもっと多くの時間を望んでいたとし、鈴鹿で示したパフォーマンスよりも多くのポテンシャルがあると語る。

    ホンダは、キャリブレーションやマッピングの調整不足などによってF1ロシアGPでの実戦投入を見送っていた“スペック3”エンジンを母国グランプリである日本GPまでに間に合わせてレースを戦った。

    しかし、ピエール・ガスリーのパワーユニットにはまだキャリブレーションの問題が発生しており、週末を通して悩まされることになった。また、FP2では燃料システムにトラブルが発生してわずか10周しか走れなかったことも事態を複雑化した。

    「FP2ではショートランをやれなかったし、本格的にロングランもできなかったので、望んでいたほどエンジンをプッシュすることができなかった。FP3でも、おそらくFP2で見つけられていたはずの問題がいくつか発生したし、FP3でやれたはずの予選セッティングができなかった」

    「本来ならもっと予選にむけての準備ができたはずだ。わずかな遅れが生じてしまった。今週末はクリーンな週末を過ごすことが重要だったけど、そうはならなかったし、最終的に予選と決勝には少し走行不足で挑むことになった」

    さらに追い打ちをかけるようにスタート直線には事前に承認されていたはずのパワーユニットセッティグをFIAから却下され、パワーとドライバビリティに問題が発生した。

    「ベストなキャリブレーションではなかった」とピエール・ガスリーは語る。

    「パワーに影響しただけでなく、レースでの信頼性にも影響するものだった。だから、レースにむけて大きな懸念があった」

    「僕たちはそれを変更できるかどうかを尋ねて、当初、彼らは受け入れていた。その後、戻すように言われたので、昨日セッティングに戻さなければならなかった。パワーが少し下がったし、ドライバビリティもベストではなかった」

    この変更により、ピエール・ガスリーは“スペック3”エンジンのフルパワーにアクセスすることができなくなった」

    「新しいパワーユニットだし、僕たちはまだ全てを機能させる方法を理解する必要がある。彼らは導入をかなり早めた。理想的にはダイナモでテストするためにもっと多くの時間を望んでいた」

    「コンマ数秒の話だ。僕たちにそれがあったら、たぶんロマン(グロージャン)にもう少し近づいて、もっと戦えていただろう」

    「でも、見通しはとても良いと思う。まだ改善すべきことはいくつかあるけど、最初のステップとして、エンジンの働かせ方を模索して発見できたと思うので、そこには良いポテシャルがあると思う」

    7番グリッドからスタートしたピエール・ガスリーだが、レースではタイヤのブリスターに苦しみ、最終的に11位でフィニッシュ。あと一歩のところで入賞に届かなかった。

    レース後、ピエール・ガスリーは、チームが採ったタイヤ戦略に不満を示した。

    中古のスーパーソフトで29周を走ったピエール・ガスリーは「僕たちが第1スティントをなぜあんなに長く走ったのかあまり分っていない」とコメント。

    「僕たちは4~5台にアンダーカットされた」

    その時点までピエール・ガスリーは、ハースのロマン・グロージャンの後ろの7番手を走行していた。しかし、ピットストップ直前にペースを落としていたピエール・ガスリーは、13番手でコースに復帰。いくつかオーバーテイクを見せて10番手まで順位を上げていたが、残り3周でカルロス・サインツ(ルノー)に抜かれて最後のポイントポジションを失った。

    「正直、それについては話したくない」とピエール・ガスリーはやや感情的に語った。

    「僕たちはレースを半分で7番手にいたけど、ピットストップ後に12~13番手に落ちたと思う」

    「ソフトタイヤを装着したので、いくつかオーバーテイクを楽しむことはできたけど、残り10~15周でソフトタイヤにかなりのブリスターが発生していたし、リアタイヤがブロック状になっていて、ストレートではバイブレーションによって見ることさえ難しかった」

    「最終的に残り20周はとにかく生き残ろうとしていたけど、とても難しかった」

    「とにかく残念だ。昨日はあれほど良い予選ができていたし、今日、ホンダのホームレースでチームとホンダにポイントをプレゼントできれば素晴らしかっただろう」

  • ホンダF1 「新スペックPUのオシレーションはある程度想定内だった」

    ホンダF1 「新スペックPUのオシレーションはある程度想定内だった」

    ホンダF1の副テクニカルディレクター務める本橋正充が、F1日本GPで実戦投入した通称“スペック3”版パワーユニットについて語った。

    ホンダは、前戦ロシアGPで投入し、いくつかの課題が見えてきた新仕様のパワーユニット(PU)を、さらなる調整を進めた上で日本GPに投入。ロシアGP初日のフリー走行後、PUの調整にすぐさま取り掛かったかたちだが、ロシアGPと日本GPは連続週で開催されるため、インターバルはわずか1週間しかなかった。

    「ロシアで入れて、初日走らせて下ろしましたが、これはある程度想定していたことです」と本橋正充は Honda Racing F1 に公式サイトで語った。

    「ドライバビリティなど、トラックサイドでやるべきチューニング項目が多岐にわたるということが実際に走らせてみて分かり、このまま走らせるより、以前のスペックの方が(ロシアGPでの)パフォーマンスは、ドライバビリティ含め向上できるという判断でした」

    「問題が出たわけではないのですが、最後の詰めを完全にはやり切れない部分があったので、すぐにHRD SakuraとHRD MKでテストに取り掛かり、短い時間で効果的に調整ができました」

    実際に走らせてみないと分からない部分、PU調整の難しさを具体的に質問された本橋正充は「やはりF1ですから、セッティングもギリギリを狙って行ったりすると、そこから少し外れただけで、想定外とはいかないまでもドライバーから違和感などのインプレッションが出ます」とコメント。

    「どの辺が一番パフォーマンスを発揮できるのかという最終の詰めは、トラックで実際にドライバーとともに確認すべき項目なので、そこはちゃんとやらないとレースでは使えません」

    「また、一例ですが、オシレーション(共振)について、ある程度想定内でしたが、思ったより少し大きかったなというのもありました。また、キャリブレーションもまだ詰めが必要でした。キャリブレーションとは、一言でいえばより燃焼を安定させて維持するように調整することです。シフト時などPUは相当な過渡的な動きをするので、そういうところでの燃焼の安定性などを図るチューニングが必要になります」

    F1日本GP初日から、ブレンドン・ハートレーは順調に走行を続けたが、ピエール・ガスリーはいくつかのトラブルに見舞われ、満足に走行することはできなかった。しかし、予選では2人は最高のパフォーマンスを発揮し、6番手と7番手というチーム全体としては今季最高の結果を獲得した。

    鈴鹿サーキットは、単なるパワーサーキットではなく、マシン全体の性能が現れる難しいコースだ。昨年まで、ホンダにとっても地元とはいえ得意なコースとは言えなかった。

    「昨年までと違うのは、今年になって信頼性が上がって、PU自体の懐が広くなったというのか、使用領域が広くなったというのか、それによりいろいろなトライができたり、セッティングの幅が広がったりという面があるので、そういう意味でもだいぶ向上はしていると思います」と本橋正充コメント。

    「とはいえ鈴鹿はやはり難度の高いコースです。長いストレートもあり、S字とかデグナーとか、ほんの少しスロットルを戻すところもあって、それに応じたエネルギーマネージメントやドライバビリティには気を使います。燃費も厳しいコースなので、それも含めて調整し、(ドライバーにとって必要なときに)きちんとトルクを出して上げるというのは特に気を使うところですね」

    「予選については、ロシアで新仕様の効果が確認でき、車体もよくなってきていたので、Q3にはいけるという気持ちはありましたが、コンディションの変化が難しい予選でしたから、ドライバーやチームがいい仕事をしてくれた結果ですし、PUも短い時間でSakuraとMKでテストや調整をやってくれた成果だと思います」

    迎えた決勝レース。序盤、ポジションを守り、好ペースで走行したピエール・ガスリーだったが、結果的にタイヤ交換のタイミングが悪く、タイヤ戦略とタイヤの状態がマッチせずにペースを上げられず、惜しくも入賞を逃すこととなった。

  • ホンダF1 「FIAがPUセッティング変更を却下したことに驚いている」

    ホンダF1 「FIAがPUセッティング変更を却下したことに驚いている」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は、F1日本GPのスタート直前に承認されていたパワーユニット(PU)のセッティング変更をFIA(国際自動車連盟)が却下したことに“驚いている”と語った。

    フリー走行3回目で、ピエール・ガスリーの“スペック3”エンジンにはギアをシフトアップした際にオシレーション(共振)の問題が発生しており、ホンダはそれに対応するために予選後にPUのセッティング変更を申請した。

    FIAは、F1日本GPの決勝に先立ち、日曜日のお昼に“Post shift ignition retard settings”の変更を承認。FIAの技術代表ジョー・バウアーの承認を受けたことは、公式文書にも記されていた。

    だが、ホンダはスタート直前のグリッドでそれを元に戻すように伝えられた。FIAはホンダの変更が申請されたものと異なると判断して、以前のセッティングに戻すよう指示したと考えられてるが、ホンダはその理由がわからないとしている。

    結果、ピエール・ガスリーはシフトアップのタイミングを変えなければならなったが、ホンダはそれによってエンジンのパフォーマンスを制限する変更ではないとし、FIAが当初の決定を覆した理由についてより多くの情報を求めていると語った。

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は「我々はFIAにパルクフェルメの変更を申請しました」とコメント。

    「彼らはそれを承認しました。それが彼らが文書を発行した理由です」

    「彼らがなぜ決定を変えたのか、誰によって変更されたのが正確に理解する必要があります。彼らはイエスと言っていたので驚いています。突然、彼らはグリッド上でノーと言ってきました」

    「FIAの決定を尊重する必要があるので、我々はそれを使用しませんでした」

    田辺豊治は、変更による影響が“大きいか小さいかを判断するのは難しい”としつつも、当初、FIAはホンダがパフォーマンス差別要員を導入しようとしていたわけではないことを理解していたと語った。

    決勝ではポイント獲得はならなかったが、ホンダの“スペック3”エンジンの効果もあり、F1日本GPの予選では、ブレンドン・ハートレーが6番グリッド、ピエール・ガスリーが7番グリッドを獲得している。

    「パフォーマンスという点では満足しています」と田辺豊治はコメント。

    「シフト後のオシレーション(共振)、いくつか低回転数でのトルクデリバリーの可能性もあるので、これからデータを評価し、次のレースにむけて改善していきます」

  • FIA、ホンダF1のPUセッティング変更をスタート直前に却下

    FIA、ホンダF1のPUセッティング変更をスタート直前に却下

    ホンダは、F1日本GPの決勝前のスターティンググリッド上でピエール・ガスリーのパワーユニットのセッティングを変更する事態に対処していた。

    ホンダは、F1ロシアGPで使用を見送っていた“スペック3”エンジンをF1日本GPで再導入。ブレンドン・ハートレーのマシンのセッティングに問題はなかったが、ピエール・ガスリーはFP3で“オシレーション(共振)”とパワーロスを訴えていた。

    ピエール・ガスリーは、予選で7番グリッドを獲得したが、FP3の問題によってパワーを下げて挑んでおり、PUのセッティングには改善の余地を残していた。

    「フリー走行3回目にアップシフトで深刻な振動が出ていたので、パワーをかなり下げていた」とピエール・ガスリーはコメント。

    「僕たちは予選セッティングのテストがあまりできなかったし、Q1からずっとパワーを下げて、走行毎にリカバーしようとしていた。でも、最終的にチームメイトほどアグレッシブにエンジンを走らせることができなかった。最速ラップでコンマ2~3秒失っていた」

    ホンダは予選後にPUのセッティング変更をFIA(国際自動車連盟)に申請して許可されていた。決勝日のお昼に発行されたリリースでもピエール・ガスリーのマシンの「Post shift ignition retard settings」の変更が認められたことが記されている。

    しかし、レコノサンスラップを終えてグリッドに着いた後、FIAはホンダにピエール・ガスリーのPUのセッティングを却下することを通達。セッティングを戻すことになった。

    ピエール・ガスリーは「ベストなキャリブレーションではなかった」とコメント。

    「パワーに影響しただけでなく、レースでの信頼性にも影響するものだった。だから、レースにむけて大きな懸念があった」

    「僕たちはそれを変更できるかどうかを尋ねて、当初、彼らは受け入れていた。その後、戻すように言われたので、昨日セッティングに戻さなければならなかった。パワーが少し下がったし、ドライバビリティもベストではなかった」

    ピエール・ガスリーは、F1日本GPの大部分でポイント圏内を走行していた、残り3周でカルロス・サインツに抜かれて11位でレースを終えた。

  • ピエール・ガスリー、タイヤ戦略に不満 「それについては話したくない」

    ピエール・ガスリー、タイヤ戦略に不満 「それについては話したくない」

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1日本GPでポイント獲得を逃すことになったチームのタイヤ戦略に不満を述べた。

    ホンダの“スペック3”エンジンを搭載して予選では7番グリッドを獲得したピエール・ガスリーだが、レースではタイヤに苦しみ、11位でフィニッシュ。惜しくもポイントに届かなかった。

    レース後、ピエール・ガスリーは、チームが採ったタイヤ戦略に不満を示した。

    中古のスーパーソフトで29周を走ったピエール・ガスリーは「僕たちが第1スティントをなぜあんなに長く走ったのかあまり分っていない」とコメント。

    「僕たちは4~5台にアンダーカットされた」

    その時点までピエール・ガスリーは、ハースのロマン・グロージャンの後ろの7番手を走行していた。しかし、ピットストップ直前にペースを落としていたピエール・ガスリーは、13番手でコースに復帰。いくつかオーバーテイクを見せて10番手まで順位を上げていたが、残り3周でカルロス・サインツ(ルノー)に抜かれて最後のポイントポジションを失った。

    「正直、それについては話したくない」とピエール・ガスリーはやや感情的に語った。

    「僕たちはレースを半分で7番手にいたけど、ピットストップ後に12~13番手に落ちたと思う」

    「ソフトタイヤを装着したので、いくつかオーバーテイクを楽しむことはできたけど、残り10~15周でソフトタイヤにかなりのブリスターが発生していたし、リアタイヤがブロック状になっていて、ストレートではバイブレーションによって見ることさえ難しかった」

    「最終的に残り20周はとにかく生き残ろうとしていたけど、とても難しかった」

    「とにかく残念だ。昨日はあれほど良い予選ができていたし、今日、ホンダのホームレースでチームとホンダにポイントをプレゼントできれば素晴らしかっただろう」

    関連:F1日本GP 結果 | ルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウィン!

  • トロロッソ・ホンダ:F1日本GP 決勝レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1日本GP 決勝レポート

    トロロッソ・ホンダは、F1日本GPの決勝レースで、ピエール・ガスリーが11位、ブレンドン・ハートレーが13位でレースを終えた。

    第17戦日本GPの決勝レースが、午後2時10分より行われた。台風一過の好天となった鈴鹿サーキットは、朝から気温が上昇し、決勝が始まる頃には気温28℃、路面温度42℃となり、夏のようなコンディションとなった。

    トロロッソ・ホンダの2台は、ブレンドン・ハートレーが3列目6番手、ピエール・ガスリーが4列目7番手からのスタート。予選Q3進出を果たしたため、Q2でベストタイムを記録した中古スーパーソフトタイヤでのスタートとなった。

    午後2時10分にフォーメーションラップがスタートし、53周のレースが幕を開けた。スタートで若干出遅れたハートレーは10番手にポジションを落とし、ガスリーは7番手をキープして1周目を終えた。3周目、追い上げるレッドブルのダニエル・リカルドにポジションを明け渡したハートレーは11番手となる。8周目、上位車のアクシデントでガスリーは6番手に上がるが、13周目にリカルドにパスされ再び7番手に。

    レースは中盤に入り、スーパーソフトタイヤでスタートした中では、最も遅くまでタイヤ交換を引き伸ばしたトロロッソ・ホンダの2台が、タイヤ交換のタイミングを迎える。29周目にハートレーがピットインし、17番手でレースに復帰。30周目にはガスリーがピットインし、13番手でレースに戻った。ソフトタイヤに交換した2台は、レース後半に追い上げをかけ、徐々にポジションを上げていく。34周目、ガスリーは入賞圏内の10番手に上がった。ハートレーも36周目には13番手までポジションを上げ、レース終盤の追い上げに入った。しかしレース終盤、タイヤの摩耗が進み、なかなかペースの上げられないガスリーは、残り3周となった50周目に後続にパスされて11番手にポジションを落とし、そのままチェッカーフラッグを迎えた。ハートレーも前車と激しいバトルを展開したもののポジションを上げることはできず、13位に終わった。

    F1第18戦アメリカGPはテキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで10月19日(金)~21日(日)に行われる。

    ピエール・ガスリー (11位)
    「スタートはうまく決めることができ、ブレンドンをオーバーテイクして順位を上げるなど、最初のスティントは順調だったと思います。マシンの感触もよく、グロージャン選手との差を詰めながら走行していたのですが、ピットでの混雑を避けるためにピットストップを伸ばしたところ、タイミングを誤ったことで何台かに抜かれてしまいました。タイヤをソフトタイヤに交換し、ピットアウト後の数周は周りとのバトルやオーバーテイクも順調だったのですが、リアタイヤにブリスターの症状が出てしまい、その後はレースを最後まで走りきることに必死でした。今日は本来ならもっといい結果を出せるはずだったので、なにが起こったのかこれから解析する必要があります。今日のレースでは正しい判断をできなかったのかもしれませんが、そういうレースも時にはあるのではないかと思っています。“思い返せば、あのときに違う選択をしていれば…”と言うのは簡単なことかもしれません。Hondaのホームである日本で共にポイントを獲得できれば、チームにもHondaにも大きなプレゼントになっただけに悔しいです。予選結果がよかっただけに今日の決勝が残念でなりません」

    ブレンドン・ハートレー (13位)
    「スタートで思い当たるようなミスはしていないはずなのですが、マシンのパワーを路面にうまく伝えることができませんでした。最初のスティントではグリップを感じられず、トラクションコントロールも効かず、タイムロスに繋がってしまいました。セカンドスティントでは、トラフィックに悩まされることになってしまいました。ウィリアムズの2台をオーバーテイクできたのですが、その後エリクソン選手に引っかかってしまいました。予選の順位ではポイント獲得が可能だと思っていたので、チームとして両マシンがポイント圏外となってしまい悔しくてなりません」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「昨日の予選結果が良かっただけに、それを今日のレースに繋げられず非常に残念に思っています。ガスリー選手は終始ポイント圏内を走行していましたが、最終盤にオーバーテイクされ、惜しくも入賞を逃してしまいました。今週末はToro RossoHondaチームが鈴鹿に入ってから、常に多くのファンの方々に温かい声援をいただきました。チームメンバー全員が勇気づけられましたし、それに応える意味でもポジティブな結果を残したかっただけに、悔しい気持ちが強いです。ホームレースでのこの悔しさをバネに、今季の残りのレースおよび来年へのパフォーマンス向上に繋げます」

    関連:2018年 F1日本GP 決勝レース ハイライト動画

  • ホンダF1 「予選結果が良かっただけに悔しい気持ちが強い」

    ホンダF1 「予選結果が良かっただけに悔しい気持ちが強い」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、惜しくもポイント獲得とはならなかったトロロッソ・ホンダのF1日本GPの決勝レースを振り返った。

    ホンダのアップデート版“スペック3”エンジンを投入し、予選ではブレンドン・ハートレーが6番手、ピエール・ガスリーが7番手と好パフォーマンスを発揮。2015年のホンダのF1復帰以降、初のホームレースでのポイント獲得に期待がかかった。

    しかし、雨に翻弄された予選とは異なり、快晴のなかで行われた決勝ではライバルに対してパフォーマンスを発揮できることができず、ピエール・ガスリーが11位、ブレンドン・ハートレーが13位でレースを終えた。

    「昨日の予選結果が良かっただけに、それを今日のレースに繋げられず非常に残念に思っています」と田辺豊治はコメント。

    「ガスリー選手は終始ポイント圏内を走行していましたが、最終盤にオーバーテイクされ、惜しくも入賞を逃してしまいました」

    「今週末はトロロッソ・ホンダ チームが鈴鹿に入ってから、常に多くのファンの方々に温かい声援をいただきました。チームメンバー全員が勇気づけられましたし、それに応える意味でもポジティブな結果を残したかっただけに、悔しい気持ちが強いです」

    「ホームレースでのこの悔しさをバネに、今季の残りのレースおよび来年へのパフォーマンス向上に繋げます」

    関連:F1日本GP 結果 | ルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウィン!