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  • ブレンドン・ハートレー 「新しいエアロは僕のスタイルに合っている」

    ブレンドン・ハートレー 「新しいエアロは僕のスタイルに合っている」

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、F1メキシコGP初日のフリー走行を6番手タイムで終えた。

    トロロッソは、前戦アメリカGPでピエール・ガスリーのマシンに投入した新しいフロントウイングとフロアを含めた新しい空力パッケージの評価を続けており、今週末はブレンドン・ハートレーのマシンに搭載している。

    ブレンドン・ハートレーは、FP1で29周を走行して1分19秒024で9番手タイム、FP2で35周を走行して1分18秒061で6番手タイムと両方のセッションをトップ10内で終了。新しい空力パッケージへの手ごたえを掴んだ。

    「僕たちにとって本当にポジティブな金曜日だった。両方のセッションでトップ10に入り、午後を6番手で終えられたのは素晴らしいことだ!」とブレンドン・ハートレーはコメント。

    「このトラックに来れて楽しいし、以前に何度かここでレースをしている。F1カーでは2回目の訪問だ。僕たちは新しいエアロキットで多くのテストを実施した。本当に僕のドライビングスタイルに合っていると思うし、今日はクルマがどんどん僕の好みに近づいていっているように感じた」

    「僕にとって本当にレースをしてきた後に効果が出てくれて本当に嬉しいし、ここまでの週末については良いフィーリングを持っている」

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  • ピエール・ガスリー、PU交換で後方グリッドスタート / F1メキシコGP

    ピエール・ガスリー、PU交換で後方グリッドスタート / F1メキシコGP

    ホンダは、F1メキシコGPでピエール・ガスリーのパワーユニット(PU)を交換することを決定。決勝レースを後方グリッドからスタートすることが決定した。

    先週末のF1アメリカGPでは、トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーとピエール・ガスリーの2台は修正版の“スペック3”エンジンを搭載して後方グリッドからのスタートを強いられていた。

    ホンダは、F1メキシコGPのプラクティスの開始時に2台のマシンのパワーユニットを旧スペックに戻すことを確認した。

    だが、ピエール・ガスリーに関しては、シーズン残りのレースのためにスペック3をプールするためにフリー走行1回目を新品のスペック3で走行し、その後に旧スペックに戻すことでグリッド降格ペナルティを受けることになった。

    「今回のP1でガスリー選手のマシンに再度、最新スペックの未使用PUを投入します」とホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治はコメント。

    「これは米国で使用したガスリー選手のPUに組立て品質上の懸念が確認されたためです。HRD Sakuraに搬送し至急確認を行いますが、現状継続判断が出せないため、今回新たなユニットをP1の最初の走行でで投入し、残りのシーズンに備えます」

    「なお、ガスリー選手に関してはその後、PUにむけて旧スペックに乗せ替えます。ハートレー選手に関しても同様に3日間通しで旧スペックを搭載します。これは、高地というメキシコの特殊な環境で使い慣れた旧スペックを使用するほうがPUのセッティング面での確実性が高いと判断したためです」

    セッションに先駆け、FIAは、ピエール・ガスリーのマシンに新しいICE(内燃エンジン)、ターボチャージャー、MGU-Hが投入されたことを発表している。

    また、今週末のF1メキシコGPでは、前戦の走行不足で実戦投入を見送っていた新しいフロントウイングとフロアを含めた空力アップグレードパッケージがブレンドン・ハートレーのマシンに搭載される。

  • レッドブル 「ホンダF1とのパートナーシップはすでにルノーよりも強固」

    レッドブル 「ホンダF1とのパートナーシップはすでにルノーよりも強固」

    レッドブル・レーシングは、ホンダとのパートナーシップはすでにルノーよりも強固なものになっており、2019年に達成できる可能生についての興奮が高まっていると語る。

    ホンダは2018年にトロロッソとともに急速な進歩を遂げており、ライバルからの関心が高まっている。来年、レッドブル・ホンダのドライバーを務めるマックス・フェルスタッペンもホンダとのパートナーシップに期待する発言を繰り返している。

    現在のレッドブルとルノーとのパートナーシップは12年間をかけて崩壊しており、レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、ホンダとのパートナーシップに期待している性質な異なる関係性について語った。

    「すでに強固なものになっている。はるかに統合されている」とクリスチャン・ホーナーは述べ、レッドブルがホンダのワークスチームになることでプロジェクト全体のダイナミクスはさらに発展していると語る。

    「(ルノーとの)過去数年間は非常に困難な関係だったし、ぎくしゃくした関係だった」

    「非常に異なる関係性だ。支払いをするカスタマーではなく、本物のパートナシップ、技術的なパートナーシップだ」

    「ルノーとの我々のキャリア全体はずっとカスタマーだった。エキゾーストブローイングのピークだった2011年~2012年あたりはシャシーとエンジンの統合は非常に強いものだった。それが2014年と2015年には薄まっていき、2015年に彼らが独自のチームを持ったときに完全にストップした」

    トロロッソは、ホンダの新しい“スペック3”エンジンはすでにルノーの現在のエンジンよりもパワフルだと考えている。

    その状況と2019年のレッドブル・ホンダの見通しについて質問されたクリスチャン・ホーナーは「月ごとに彼らはどんどん強くなっているし、彼らが現在サーキットに持ち込んでいるエンジンはフィールドの上位にどんどん近づいている」とコメント。

    「当然ながら、まだ進めていかなければならない方法はいくつかあるが、日本から届けられている進歩とコミットメントを見ることは本当に励みになるものであり、それが2019年に成果を挙げることを期待している」

    「まだ長い道のりではあるが、それはミルトンキーンズのファクトリー全体に本当にエネルギーを注いでおり、チーム全体に楽観的な感覚がある」

    クリスチャン・ホーナーは、ホンダがメルセデスとフェラーリに対するパワー不足を埋めることができれば、レッドブルのシャシーの進歩はライバルチームのレベルに到達できると考えてる。

    「レギュレーションがリセットされ、いくつかのチームが正しい結果を出し、いくつかのチームは間違った方向に進むだろう」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    「我々は早い段階でそれを宣言できることを期待している」

    「過去5年間の我々のアキレス腱はパワーの差だった。フェラーリとメルセデスとのその差を実際に縮めていくことができれば、我々は彼らと戦っていけるだけのチームとしての強さがあるだろう」

  • ピエール・ガスリー 「レッドブル・ホンダは2019年にトップを争える」

    ピエール・ガスリー 「レッドブル・ホンダは2019年にトップを争える」

    ピエール・ガスリーは、現在のホンダのF1パワーユニットのアップグレードを実感しており、2019年にレッドブル・ホンダはトップを争えるポジションにつくことができると自信を持っていると語る。

    ホンダは、F1日本GPで“スペック3”エンジンを実戦投入。雨絡みの予選ではあったが、ブレンドン・ハートレーが6番手、ピエール・ガスリーが7番手と有望なパフォーマンスを披露した。

    続く、F1アメリカGPでは日本GPで見つかった課題を修正するためにパワーユニット交換を行ったことでグリッド降格ペナルティが決定し、本格的に予選に挑むことができなかったが、ピエール・ガスリーがQ1で7番手タイムを記録している。

    ホンダの最近の進歩について質問されたピエール・ガスリーは「状況は本当に有望だと思う」とコメント。

    「彼らは本当に懸命に働いている。僕たちは鈴鹿でそれを見たし、すべてのファクトリーに行った。人々の献身とコミットメントを見ることができた」

    「ホンダの先には大きなチャンスがある。彼らはレッドブルとのパートナーシップでそれを進めていく。彼らは過去数年は苦労していたけど、来年はトップを争えるポジションにいるだろう。彼らは本当にこの状況を最大限に生かすことを望んでいる。過去数週間で彼らが新スペックで果たした進歩は本当に励みになるものだと思うし、彼らはまだ来年のエンジンに取り組んて、もっと多くのパフォーマンスを引き出そうとしている」

    「彼らに時間を与える必要があるのは確かし、メルセデスやフェラーリに追いつくのが本当に難しいことであるのも確かだ。でも、ゆっくりと彼らは追いついているし、彼らが改善を続けていくと本当に確信している。来年以降に僕たちが何ができるかを確認することに本当に興奮している」

  • レッドブル 「ホンダのF1パワーユニットはルノーより0.6秒速い」

    レッドブル 「ホンダのF1パワーユニットはルノーより0.6秒速い」

    レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、先週末のF1アメリカGPでホンダのF1パワーユニットはルノーと比較して平均で0.6秒速かったと明らかにした。

    ホンダは2018年に信頼性とパフォーマンス面の両方でF1パワーユニットを着実に進歩させている。まだメルセデスやフェラーリのレベルには達していないものの、確実にルノーを捕えてきている。

    一発の速さではパフォーマンス向上を見せてはいるが、まだレースでそれを発揮できるまでパッケージ全体の調整は進んでいない。トロロッソ・ホンダはF1アメリカGPで空力アップグレードを導入したが、悪天候で十分なデータを集めることができなかったため、レースでの使用を断念。今週末はブレンドン・ハートレーのマシンで評価を続けていく。

    F1アメリカGPでは、2台が失格となったことで、ブレンドン・ハートレーが10位入賞、ピエール・ガスリーが12位でレースを終えたが、ルノー勢ではマックス・フェルスタッペンが2位表彰台を獲得。ワークスルノーの2台もダブル入賞を果たしている。

    しかし、クリスチャン・ホーナーは、ホンダは平均的にルノーよりも約0.6秒速かったとコメント。詳細は明らかにはしなかったが、ホンダの進歩は2019年とそれ以降にむけて励みになるだけだと語った。

    ホンダとルノーのF1パワーユニットについて質問されたクリスチャン・ホーナーは「(オースティン)で我々とトロロッソとの差は0.6秒だった。それはホンダが進歩を果たしたと言うことだ」とコメント。

    「ホンダは我々よりも平均で0.6秒速かった」

    「それは来シーズンとそれ以降にむけて非常に励みになることだ。我々は継続的に日本から素晴らしい噂話を聞いている。トロロッソで実際にそれを目で確認できているのは絶え間ない改善と一貫した進歩だ」

    「来年、チャンピオンシップへの挑戦はまだ非常に厳しい仕事だが、今後2年で実際に我々はその戦いに加われると思ってる。ホンダのパワーユニットは本当に進歩している。それは我々のファクトリーやドライバーに大きなエネルg-をは与えてくれている」

    このクリスチャン・ホーナーの発言について質問されたマックス・フェルスタッペン「もちろん、言うのは難しい。僕たちはまだとても強いクルマを開発する必要があるからね」とコメント。

    「来年になればわかるだろう。最初は実際に勝利を争うためには十分に強くはないかもしれないけど、シーズンを通して間違いなく追いついていくと思う。それが僕たちが計画しているおとだ。うまくいくことを期待している」

  • トロロッソ・ホンダ、F1メキシコGPでのアップグレードはハートレーのみ

    トロロッソ・ホンダ、F1メキシコGPでのアップグレードはハートレーのみ

    トロロッソ・ホンダは、今週末のF1メキシコGPでも新しい空力パッケージの評価を継続。今回はブレンドン・ハートレーのマシンにだけアップグレードされたフロントウイングとフロアが搭載される。

    トロロッソ・ホンダは、先週末のF1アメリカGPで空力アップグレードを投入。ピエール・ガスリーが3回のプラクティウで新しいパッケージを走らせた。

    しかし、F1アメリカGPでは金曜日のプラクティスがウエットコンディションとなり、アップグレード版のパーツを評価することが難しく、ドライで行われたフリー走行3回目(FP3)だけでは、アップグレードの効果をしっかりと評価できなかったため、予選に先立ってチームは古い仕様に戻すことを決断した。

    ブレンドン・ハートレーは「データ面でエンジニアが調べなければならないことがたくさんあるのは確かだ」とコメント。

    「ピエールはエアロを走らせたFP3でのバランスに満足していなかったと思う。それが彼らがアップグレードを外した理由の一部だ」

    「どのようなパフォーマンスを発揮するか、僕たちがそこからもっと多くのパフォーマンスを得ることができるかどうかを確認するのは興味深い」

    トロロッソ・ホンダは、新しいウイングとフロアで予選とレースでブレンドン・ハートレーのマシンに搭載し続けるかを再びプラクティスセッションで評価して決断していく。

    今回の空力アップグレードは、トロロッソ・ホンダが残りのレースでトップ10争いに加われることを再確立するための重要なものと見なされている。

    トロロッソ・ホンダは7月のオーストリアGPで大規模な空力アップグレードを導入したが、大部分のパーツが失敗に終わっており、ホンダのアップグレード版エンジンだけでは十分にパフォーマンスをゲインできていない。

    ピエール・ガスリーは「オースティンでは気象条件が理想的ではなかったし、FP3までに新しいパッケージを走らせることができなかった」とコメント。

    「基本的にパッケージを使い方、ポテンシャルをフルに引き出す方法を本当に理解するためにはもっと多くの走行距離を重ねて、たくさん走る必要がある。だから、僕たちは予選でそれを外した」

    「今週末、僕たちは再びそれを走らせることになるだろう。パーツは1つしかないので、今回はブレンドンのマシンに搭載されることになるし、パッケージの使い方についてもう少し学べることを期待している」

  • トロロッソ・ホンダ:F1メキシコGP プレビュー

    トロロッソ・ホンダ:F1メキシコGP プレビュー

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレー、ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2018年のF1世界選手権 第19戦 メキシコGPへの意気込みと舞台となるアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスについて語った。

    標高2000m以上にあるメキシコシティでのレースは、マシンとドライバーに負担を強いる。空気の薄さから、エンジンへの酸素供給が普段以上に難しくなるため、ターボの重要性が高まる。

    それでもエンジンの燃焼効率は厳しいので、カレンダー中でも最長クラスのロングストレートで、MGU-Hの回生をどれだけできるかも大切となる。

    ピエール・ガスリー
    「昨年は、ここで13位でフィニッシュしました。大勢の熱狂的なファンがいてくれるおかげで、メキシコGPは年間シーズンを通して最もすばらしく、特別な雰囲気が楽しめるレースの一つです。今年もメキシコの祭典“死者の日”の直前にレースが開催されるので、あの独特の雰囲気を味わうのも楽しみにしています。昨年のレースはさまざまな要因が重なって非常に難しい状況で、予選にも出られず、レース本番までほとんど走行ができませんでした。レースは標高約2300mの高地で開催されるため、チームはテクニカル面で、複雑な作業を強いられます。エンジン、ブレーキング、信頼性が高度によって影響を受けますし、タイヤのグリップ力も低下するため、マシンのセットアップが難しくなります。当然、酸素も薄いため、ドライバーにとっても平地でのレースより身体的にタフです。ただ、ハードブレーキングするポイントや高いGがかかるコーナーはあまりないため、全体で見ればそこまでタフではないかもしれません」

    ブレンドン・ハートレー
    「メキシコはF1マシンで走ったことがあり、大好きなトラックです。WECでは優勝した経験もあります。レースは標高2000mを超える高地で開催されるため、空気密度が薄く、特にフロント面のセットアップを工夫しなくてはなりません。ダウンフォースとグリップ力が低下するため、それと比例してトップスピードは上昇します。高度は、ドライバー、チームクルー、そしてマシンにそれぞれ大きな影響を及ぼします。僕は今年、マウンテンバイクのマラソンレースであるレッドヴィル100にも出場しましたし、高標高地で多くの時間を過ごしてきたので、高度には問題なく適応できると思います。それでも、コックピット内で酸素の薄さは実感するでしょうね。さらに、マシンの冷却も重要な課題の一つとなります。チームはこれらの課題をすべて正しく処理しなくてはならないため、今週末はマシンにとってかなりトリッキーなものになります。レースの舞台となるエルマノス・ロドリゲス・サーキットの最終セクターには、ファンの声援が響くすばらしい雰囲気の中、タイトなコーナーを駆け抜けていくスタジアムセクションが設置され、ドライバーからも高い人気があります。ファンをとても近くに感じれますし、メキシコでは、レースウイーク中、街全体がF1を盛り上げてくれるんです。過去数戦でさまざまなアップデートを投入していますし、いい走りができるチャンスはあるはずです」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「最終的に2ポイント獲得を獲得できたアメリカGPを終え、チームはそこから直接メキシコシティに入りました。今回レースが開催されるエルマノス・ロドリゲス・サーキットは、標高2200m超の環境により空気が薄くなるため、PU、シャシーともにエンジニアにとっては特殊な対応が必要なサーキットです。PUとしては空気密度が低いために、ターボの仕事量が増えることにより負担がかかります。そのためICEやMGU-Hに対しても通常とは異なる設定が必要です。また冷却も難しい環境になります。当然ベンチ上でこのような環境へのシミュレーションは行なっていますが、ただ、現地を実際に走った上での調整が重要になってきます。私個人としては、1992年以来のメキシコでのレースになりますが、当時もファンが情熱的だったことをよく覚えています。今年もHonda De Mexicoから多くの同僚が応援に来てくれますので、彼らの声援に応えられる意味でもいいレースをしたいと思います」

    関連:2018年 F1メキシコGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ホンダF1 特集 | “スペック3”エンジンのオシレーションへの対策

    ホンダF1 特集 | “スペック3”エンジンのオシレーションへの対策

    ホンダF1のF1副テクニカルディレクターの本橋正充が、F1アメリカGPでのパワーユニット(PU)交換を含めた現場での作業を振り返った。

    ホンダにとって、シーズンの一つの山場であった日本GPを終え、F1はその舞台をアメリカに移した。日本GPでの多くの声援に、ホンダのスタッフはモチベーションを高めたという。

    「日本GPは、本当によかったです。やってる僕らも、多くのお客さんの声援に勇気付けられました。本当にありがたいし、ますますがんばらなきゃという気持ちになりましたね。決勝の結果はとても残念でしたが、予選の好結果など僕らもある程度応えられたかなと思う部分もあります。狙うところはもっと上なので、まだまだこれからだという気持ちもあります」と本橋正充は Honda Racing の公式サキトで鈴鹿を振り返った。

    その日本GPのあと、走行後のPUに対して、いくつかの課題を確認したこともあり、アメリカGPで、トロロッソ・ホンダは、2台のマシンPU交換を決定した。

    そのアメリカGP初日は雨に見舞われた。ピエール・ガスリーのマシンは初日から、ブレンドン・ハートレーのマシンは2日目から新たなPUで走行としたが、今回も雨によって十分な走行はできなかった。その分、2日目のフリー走行で、2台は精力的に走行を行う。全チーム中、最も多い周回数をこなし、セッティングを進めた。

    「今回のPU交換は、大きな仕様の変更ではなく、データなどの調整部分と、ガスリーのPUについてはICEにダメージが見られたからです。基本的に、毎回使ったエンジンはコンディションを詳細に確認していくのですが、ガスリーのPUに多少のダメージが見つかりました。オシレーション(ギアボックスなどとの共振)などの影響でダメージが出たものです。PUはベンチでいろいろな状況を想定してテストしたあとに持ってきますが、実際のトラックでは路面とタイヤ、そして乗り方などで刻一刻と状況が変化します。そこで分かってくることも多いため、最終的なチューニングはトラックで行うことになります。今回はトロロッソ側のエンジニアにも協力してもらい、オシレーションへの対策を施してきました。ギアボックスとかクラッチなどは彼らの領域なので、トータルで対応したということです」

    PU交換によって、アメリカGPの決勝は最後列からのスタートとなることが決まった。「今回の交換はチームとして、今シーズン残り4戦をどう戦っていくのかということを考えての決断です。トロロッソ側とのコンセンサスも必要ですから、ミーティングも重ねました。この先PUとしてどのような懸案が出てくるかという可能性を全部探ってからの判断なので、時間的にはタイトな決断でした。ハートレー車については、残りのシーズンをどう戦うかを考えた上で、パフォーマンスと信頼性の両面で検討して、ここで替えることが戦略的に安心して今後を戦えるということで、チームと相談して載せ替えることにしました」と本橋正充はPU交換の経緯について語った。

    予選Q1では、ガスリーが速さを見せ、7番手タイムを出した。グリッド降格が決まっていたため、2台そろってQ1突破を果たしたものの、Q2ではタイムアタックを行わず、ピットアウトとピットインを繰り返し、少しでも多く走行した。「Q1の予選タイムにはチームも僕らも手応えを感じました」と本橋正充。決勝は最後列からのスタートながら、そのパフォーマンスに期待が高まった。

    しかし、決勝では、期待通りの速さは発揮できなかった。ガスリーは1周目にアクシデントを避けた際、フロアなどにダメージを負ってしまい、ペースを上げられないレースとなってしまった。一方のハートレーは粘りのレースを見せ、11番手でフィニッシュ。レース後、上位の選手の失格により2つポジションが繰り上がり、9位入賞を果たした。満足いくレースとはならなかったが、ポイント獲得は少しだけ明るいムードをもたらした。

    「予選のパフォーマンスは悪くありませんでしたが、結果としてはその速さをレースで見せることができませんでした。ただ、ブレンドンは最後尾からスタートして11番手と粘りの走りを見せてくれました。最終的に、レース後の裁定によりポイントを獲得できたことはよかったと感じています。パッケージとしてまだ改善が必要だとも感じていますし、残り3戦でチームと一緒にさらに前進していきたいと思います」とホンダ F1テクニカルディレクターの田辺豊治は締めくくった。

  • マックス・フェルスタッペン 「マクラーレンはホンダの足枷になっていた」

    マックス・フェルスタッペン 「マクラーレンはホンダの足枷になっていた」

    マックス・フェルスタッペンは、ホンダのパフォーマンスの足枷になっていたのはマクラーレンであり、彼らと離れ、レッドブルとパートナーシップを組んで自由を得たことで、そのパフォーマンスを開花させ始めていると考えている。

    レッドブル・レーシングは、過去にタイトルを4連覇したルノーとの12年間に及ぶパートナーシップを解消し、2019年からホンダとワークスパートナーシップを結んでホンダのF1パワーユニットを搭載する。

    マックス・フェルスタッペンは、ホンダの2018年の進歩の多くは、以前のマクラーレンとのパートナーシップのように追い込まれることなく、独自のことを実施できるようになったからだと考えている。

    「基本的に今の彼らはチームからどのようにエンジンを造れと伝えられるのではなく、独自に自分たちの方法でエンジンを作っている」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

    「彼らは少数精鋭となり、マネジメントも異なってる。非常に有望だ。1年前はそれを判断するのが少し難しかったけど、それが常に彼らの意向だった」

    「いつものように彼らがそれを成功させるかどうかは待たなければならないけど、彼らが正しい方向に向かっているのは間違いないし、僕はそれにとても満足している。チーム全体が上向きだし、とても興奮していて、モチベーションを高めている」

    ホンダは、マクラーレンのパートナーとして2015年にF1復帰して以降、信頼性問題に悩まされていた。そこには当時マクラーレンが進めていたタイトなリアを追求する“サイズゼロ”コンセプトによってコンパクトなエンジンが要求されたことも一因だったと考えられている。

    「ホンダにはベストで最速のエンジンを開発する必要があるけど、小型でコンパクトである必要はないとも伝えてある」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

    「僕たちはできるだけ多くのパワーを望んでいることを示しているし、それを僕たちがクルマに搭載するとね。彼らがマクラーレンでやってきたこととは非常に異なるアプローチだ」

    「現時点では僕たちは常にファクトリーチームの後の2番手チームだ。もちろん、ホンダとはそうではない。実際、僕たちレッドブルのチームの両方が唯一のカスタマーだ。エンジンがアップデートされれば、1レース後ではなく、すぐに受け取ることができる」

    マクラーレン時代には英国と日本の文化の違いが問題だったとされているが、その部分は心配していないないとマックス・フェルスタッペンは語る。

    「あまり必要だとは思っていない。彼らが非常に速いエンジンを届けてくれれば、残りは問題はないと確信している」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

    「コミュニケーションという点では、もちろん、異なる文化だけど、サーキットにいるホンダの人々は全員が英語を完璧に話している。僕たちのチームにはそこを十分にケアできる人々がいると思う。改善できることは、スムーズに行かなそうなことがあれば、それを示さなければならないけど、もちろん、そこは英語で容易にコミュニケーションできる。そのために日本で話す必要はないと思う」

    ホンダはF1日本GPから“スペック3”エンジンを実戦投入。マックス・フェルスタッペンは、最近のトロロッソ・ホンダのペースの向上を見て、将来についてより強気に感じるようになってきたと語る。

    「とても興奮している。彼らは予選でかなり速く見えた。もちろん、これから僕たちは可能な限りベストな形でシーズンを終えようとしているけど、チーム全体が来年の仕事を開始することにとても意欲を高めている」

    「数字だけではあるけど、彼らが来年の準備としてすでにダイナモで行っていることは非常に有望だ」

  • ホンダF1 「メキシコはPUに特殊な対応が必要なサーキット」

    ホンダF1 「メキシコはPUに特殊な対応が必要なサーキット」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2018年のF1世界選手権 第19戦 メキシコGPへの意気込みと、アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスにおけるパワーユニット(PU)の調整について語った。

    標高2000m以上にあるメキシコシティでのレースは、マシンとドライバーに負担を強いる。空気の薄さから、エンジンへの酸素供給が普段以上に難しくなるため、ターボの重要性が高まる。

    それでもエンジンの燃焼効率は厳しいので、カレンダー中でも最長クラスのロングストレートで、MGU-Hの回生をどれだけできるかも大切となる。

    「最終的に2ポイント獲得を獲得できたアメリカGPを終え、チームはそこから直接メキシコシティに入りました。今回レースが開催されるエルマノス・ロドリゲス・サーキットは、標高2200m超の環境により空気が薄くなるため、PU、シャシーともにエンジニアにとっては特殊な対応が必要なサーキットです」と田辺豊治はコメント。

    「PUとしては空気密度が低いために、ターボの仕事量が増えることにより負担がかかります。そのためICEやMGU-Hに対しても通常とは異なる設定が必要です。また冷却も難しい環境になります。当然ベンチ上でこのような環境へのシミュレーションは行なっていますが、ただ、現地を実際に走った上での調整が重要になってきます」

    「私個人としては、1992年以来のメキシコでのレースになりますが、当時もファンが情熱的だったことをよく覚えています。今年もHonda De Mexicoから多くの同僚が応援に来てくれますので、彼らの声援に応えられる意味でもいいレースをしたいと思います」

    関連:2018年 F1メキシコGP テレビ放送時間&タイムスケジュール