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  • ホンダF1、いまだMGU-H故障の原因を究明できず

    ホンダF1、いまだMGU-H故障の原因を究明できず

    ホンダは、F1パワーユニットのMGU-Hに影響を及ぼしている信頼性問題の原因を究明できていない。

    MGU-Hは、エンジンのターボチャージャーに直接接続され、排気の熱をエネルギーに変換するシステム。すでにホンダは、フェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンのMGU-Hとターボチャージャーを5基目に交換している。

    先週、ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介は、MGU-Hの故障は“ベアリングの回転”に関連するものだと述べていた。

    だが、奇妙なことにMGU-Hの脆さを含めた大きな信頼性問題はダイナモテストでは現れておらず、ホンダのエンジニアは頭を抱えている。

    「我々はこの状況を改善する必要があります」と長谷川祐介はコメント。

    「ダイナモでの走行では結果が出ているのですが、サーキットは大きな問題を抱えています。ですので、我々は改良する必要があります。とにかく改良あるのみです」

    「すでにテストは行っています。正しい方向に進んでいると思います。我々はカナダにむけていくつか異なる改良を持ち込む予定ですが、交換したくはありません。問題が発生しない限り、現在のMGU-Hをキープしたいです。まだ目標としているマイレージに達していません」

    いまだノーポイントが続いてるマクラーレン・ホンダだが、全てがまとまった場合にはMCL32は印象的な速さを見せている。実際、F1モナコGPでは、ストフェル・バンドーンがリタイアするまでポイント圏内を走行。リタイアはホンダのエンジンが原因ではなかった。

    「それはかなり良いことです。ペナルティを受けなければ、ポイントを獲得のチャンスはありますし、もっと上位を狙えるかもしれません」と長谷川祐介は語る。

    「我々は2台揃ってポイントを獲得できたと思っています。とてもフラストレーションを感じています。ペナルティが全てでした。特にジェンソンにグリッドペナルティを科してしまったことにはとても落胆しています」

  • 【インディカー】 ホンダ:第7戦 デトロイト 決勝レポート

    【インディカー】 ホンダ:第7戦 デトロイト 決勝レポート

    6月3日(土)、ミシガン州デトロイト。近年のインディカー・シリーズでは、メモリアルデイにインディアナポリス500(インディ500)を終えた翌週には、アメリカ自動車業界の首都デトロイトで、ダブルヘッダーを開催するのが恒例となっている。

    好天に恵まれた金曜日に2度のプラクティスを実施。土曜日はレース1の予選と決勝が行われ、ポールポジションからスタートしたグレアム・レイホール(Rahal Letterman Lanigan Racing)が、トップを守り抜いて優勝した。

    デトロイトリバーに浮かぶベル島内に特設される全長2.35マイルのコースで争われたレースは、スコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)が2位、ジェームズ・ヒンチクリフ(Schmidt Peterson Motorsports)が3位でゴールし、ホンダが1-2-3フィニッシュで表彰台を独占した。

    レイホールの戦いぶりは危なげが全くなく、70周のレースの55周をリード。2度のピットストップでゴールまでを走りきるチームの作戦も的確で、同じHondaドライバーのディクソンに6秒もの差をつけて、ゴールラインへと飛び込んだ。レイホールにとって、昨シーズンのテキサス以来となる勝利で今シーズン初、キャリア5勝目となった。レイホールの父親で、彼が走るチームのオーナーでもあるボビー・レイホールは、ベル島で1992年に行われた最初のレースにおけるウイナー。これで、親子2代のデトロイトウイナーが誕生した。

    インディ500における激しいクラッシュで、左足首を痛めているスコット・ディクソンだが、それを乗り越えて2位フィニッシュを果たした。予選6番手から4つもポジションを上げてのゴールにより、彼は今シーズン初めてポイントリーダーとなった。

    ジェームス・ヒンチクリフはスタート直後にスピンを喫したが、そこから目覚ましい追い上げを披露。3位でフィニッシュして表彰台に上がった。スピンを喫してストップしたにもかかわらず、マシンにダメージをほとんど受けず、周回遅れにならなかったのが幸いした。ピットに戻ってタイヤを新品に交換すると、すばらしいペースをキープした。第2戦ロングビーチでの優勝が示す通り、彼のチームは、非常に高いレベルでストリート用のマシンを仕上げている。

    ホンダ勢はこのほかにも、アレクサンダー・ロッシ(Andretti Herta Autosport w/ Curb-Agajanian)が5位、ミハイル・アレシン(Schmidt Peterson Motorsports)が6位でフィニッシュ。インディ500で優勝したばかりの佐藤琢磨(Andretti Autosport)が8位、エド・ジョーンズ(Dale Coyne Racing)がルーキー最上位の9位でゴールした。

    グレアム・レイホール(優勝)

    「勝つことができて最高の気分です。今日のレースではすべてが計画通りでした。昨日、予選で上位グリッドを獲得できればレースは圧勝だ、とコメントしてライバル勢の反感を買いましたが、私たちはその言葉通りのレースができたと思います。自分の発言に自信がありました。明日のレースも楽しみです。今日のこのうれしさは格別です。とても報われた気持ちになっています」

    スコット・ディクソン(2位)

    「たいへんなレースでした。足首の負傷により、体力面で例年以上に厳しいレースになっていました。今日はクルーたちのすばらしい仕事があって、このように2位でゴールができました。私は力をフルに発揮できていなかったかもしれません。しかし、こうして2位でゴールすることができ、チャンピオンシップポイントをかせげました。すぐにモーターホームで足を冷やさないとならないですね。今晩は十分に休みたいと思います。明日も、予選が非常に重要な意味を持つことになりますから」

    佐藤琢磨(8位)

    「悔しい結果ですね。私たちは予選でスピードを発揮し、3番グリッドからレースをクリーンにスタートさせました。序盤戦はそのポジションをキープすることもできていました。前を走る2台のペースが少し速く、スタート直後のイエローでブラックタイヤに交換した人たちが速かったこともあって、1回目のピットストップを早目に行う作戦に出ました。そのため、レース終盤に給油のためのピットストップをもう一度行う必要が生じ、上位フィニッシュをあきらめざるを得ませんでした。今日のデータからマシンを作り直し、明日は今日よりも力強いレースをしたいです」

  • 【MotoGP】 ホンダ:第6戦 イタリアGP 予選レポート

    【MotoGP】 ホンダ:第6戦 イタリアGP 予選レポート

    MotoGP 第6戦イタリアGPの予選は、最高気温28℃、路面温度が55℃という厳しい条件となり、Q2に進出した12選手のタイム差が0.900秒という大接戦となった。その中でダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)がトップから0.424秒差の5番手、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が0.475秒差の6番手、初めてQ2進出を果たしたティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が0.707秒差の10番手という結果だった。

    初日7番手スタートのダニ・ペドロサは、2日目午前中のフリー走行では、トップから1秒差に15台という大接戦の中で9番手につけてQ2進出を果たし、予選では5番手へとポジションを上げた。Q2に進出した12選手の差が0.900秒という大接戦。決勝では4戦連続表彰台と今季2勝目への期待が膨らむ。

    チームメートで初日13番手発進となったマルク・マルケスは、午前中に行われた3回目のフリー走行では、順調にタイムを短縮して総合2番手でQ2進出を果たす。そして、上位12台による予選では今季3度目のポールポジションへの期待が膨らんだが、タイムアタックがうまくいかず6番手だった。しかし、フリー走行ではアベレージもよく、2列目から追い上げのレースに期待される。

    ティト・ラバトが初のQ2進出を果たし、今季ベストの10番グリッドを獲得した。フリー走行、予選とマルケスをピタリとマーク。それが功を奏した。今大会のフリーと予選で大きな自信を獲得したラバト。決勝では今季ベストが期待される。

    初日トップタイムのカル・クラッチロー(LCR Honda)は、午前中3回目のセッション開始直後に転倒し、それが影響してプラクティスでは総合12番手。Q2進出を狙ったQ1ではセッション3番手に終わり、13番グリッドが確定した。好調な走りを予選グリッドにつなげられずフラストレーションをためる一日となっただけに、決勝では追い上げのレースに注目される。

    初日17番手のジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、2日目もフロントのセットアップに集中して19番手だった。予選ではタイムを出せなかったが、決勝では追い上げのレースに挑む。

    ダニ・ペドロサ (MotoGP 5番手)

    「ムジェロは、後ろに付かれやすく、ポジションを落しやすいサーキットですが、全体的にはいい結果が出せたと思います。ラップタイムはそれほど速いというわけではありません。しかし、とても暑くて、いいラップタイムを出すのが難しかったからだと思います。とにかく、昨日今日とタイヤテストに集中し、明日のタイヤ選択に向けてインフォメーションを集めました。いいペースで走るライダーが何人かいますが、僕たちは自分のマシンとタイヤに集中し、その中でベストを尽くさなければなりません。いいスタートを切って、最初の数周で力強く走り、いいペースを維持したいです」

    マルク・マルケス (MotoGP 6番手)

    「正直、今日はあまりいい予選にはなりませんでした。いくつかミスをしてしまいました。スリップストリームの計算を間違えてしまい、最後のアタックでザルコに早く追いついてしまいました。ベスト・ベストで2番目にいいタイムを出しましたが、1周で出せたタイムではありません。FP4では中古タイヤでかなり速いペースで走ることができました。これはポジティブなポイントですが、その後の予選では、フロントタイヤが少しやわらかすぎて苦戦。ベストを尽くせませんでした。全体的にセットアップは悪くありませんので、明日は正しいフロントの選択をして、表彰台争いをしたいです」

    ティト・ラバト (MotoGP 10番手)

    「今日はとてもうれしいです。プラクティスと予選で力強いパフォーマンスをみせることができました。今日は多くのことを学びました。この調子で明日も集中してレースに挑み、いい結果を残したいです。金曜日のプラクティスからここまで大きく調整をしました。そしてとても快適になりました。決勝では4列目から全力を尽くします。あまり考えすぎないように走るつもりです」

    カル・クラッチロー (MotoGP 13番手)

    「今日はポジションを12個も落としてしまい、悪い日になってしまいました。でもこうしたことは起こるものです。午前中に転倒してからマシンの力を引き出せませんでした。午前中の転倒は完全に自分のミスです。中古タイヤでコースに出て、ほかの左コーナーではプッシュできていたので、十分にタイヤが温まっていると思ってしまいました。昨日より低速で入ったにも関わらず転倒してしまい、これで一日の計画がすべて狂いました。セカンドマシンは完全に違う状態だったのであまりよくありませんでした。そのためQ1を無駄にしてしまい、Q2に進めませんでした。ミスをして、最終セクターで大きく暴れ、そこでザルコに対して0.4秒も遅れてしまいました。明日は13番手からスタートしますが、レースに向けてペースはいいです。明日は上位を目指してバトルします。トップ5は可能だと思います」

    ジャック・ミラー (MotoGP 19番手)

    「難しいレースウイークになりましたが、FP4でいい感触を見つけたような気がします。新しいフロントタイヤで一生懸命プッシュしました。Q1では前進することができました。しかし、先週のバルセロナテストに参加しなかったことで、セットアップに時間がかかっているのだと思います。金曜日と今朝のプラクティスセッションでは十分にフロントをプッシュすることができませんでした。コーナーでスライドしてしまうので、ジオメトリーをいろいろ変えてみました。クルーチーフのラモンは、レースに向けていくつかアイディアがあるようです。いずれにしても、1分47秒台に入ることができてよかったです」

  • 【MotoGP】 ホンダ:第6戦 イタリアGP 初日レポート

    【MotoGP】 ホンダ:第6戦 イタリアGP 初日レポート

    MotoGP 第6戦イタリアGPのフリー走行は、終日、青空の広がる絶好のコンディションの中で行われた。最高気温は27℃まで上昇し、路面温度も54度という厳しい条件の中、カル・クラッチロー(LCR Honda)がトップタイムをマーク。以下、1秒差以内に16台という大接戦となり、ダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が7番手、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が13番手につけた。

    クラッチローは、午前のセッションでは10番手だったが、午後のセッションで0.829秒タイムを短縮してトップに浮上した。2013年の大会では3位表彰台を獲得しており、ムジェロは得意とするサーキットのひとつ。加えて、チームのホームグランプリに気合十分のクラッチローが好調なスタートを切った。

    3戦連続で表彰台に立ち、上り調子のダニ・ペドロサは午前のセッションで13番手、午後のセッションでタイムを短縮して7番手へと浮上しした。1回目のセッションより気温も路面温度も上がり、厳しい条件となった2回目のセッション。タイムを短縮できなかった選手が多かった中で、ペドロサは着実に前進し、4戦連続の表彰台と今季2勝目に向けて好発進した。

    午前のセッションで9番手だったマルク・マルケスは、午後のセッションでタイムを更新できず、13番手へとポジションを下げた。しかし、決勝日も厳しいコンディションを想定しているマルケスは、さまざまなセットアップにトライ。土曜日のフリー走行、予選ではタイムの短縮に挑み、今季3回目のポールポジションを狙う。

    トップから1秒差以内には入れなかったが、今季、好調ぶりをみせているジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)がトップから1.195秒差の17番手、チームメートのティト・ラバトが18番手と続いており、土曜日のフリー走行、予選での走りに注目だ。

    カル・クラッチロー (MotoGP 1番手)
    「今大会は、チームにとってとても重要なレースであり、とてもいいムードです。この数日間、ケガの影響であまり気分がよくなく、マシンに乗っていてもフィーリングはよくありませんでした。しかし、今日のパフォーマンスにはとても満足しています。今日は中速コーナーでのフィーリングは改善されましたが、まだ完ぺきではありません。タイヤとのマッチングを見直し、明日はもっとよくなるように改善したいです」

    ダニ・ペドロサ (MotoGP 7番手)
    「今日はマシンのセットアップと新しいフロントタイヤとの組み合わせの調整に取り組みました。グリップに少し苦戦しましたが、いつも通り、いくつかのテストを行い、タイヤテストに集中しました。リズムは安定していたし、その部分では前進することができました。明日に向けて、さらにフィーリングを改善したいです。今日はラップタイムをさらに上げていけるようにデータを集めることもできました。明日のFP3は予選に向けてとても重要になるので、いいタイムを出さなければなりません。そしてFP4では決勝に向けて準備を進めたいです」

    マルク・マルケス (MotoGP 13番手)
    「今日は天気がとてもよく、週末の予報も引き続きよさそうなので、いくつかのセットアップにトライし、決勝に備えることにしました。今日は大きく異なるいくつかの解決策にトライし、フロントのフィーリングを改善する作業を行いました。そのため、ソフトのリアタイヤを使わずに走行を続けたので、ラップタイムを少し犠牲にしました。今日は少し苦戦しましたが、リズムはそれほど悪くはありませんでした。明日は、今日の走行でよかった状態にして挑み、トップに近づけるようにしたいです」

    ジャック・ミラー (MotoGP 17番手)
    「ル・マンのビッグクラッシュから身体はほぼ回復しました。ここはストレートが長く、苦戦を予想していたので、今日の結果には満足しています。明日に向けてフロントのフィーリングを改善しなければなりません。ブレーキをリリースするとマシンが走っていくような感じがあり、しっかりとコーナーを攻めることができませんでした。このサーキットはスピードが速いので、ブレーキングはとても重要です。しかし、全体的に悪くはなく、レースタイヤのペースには満足しています。後半セクションのシケインをうまく攻略できれば、最終コーナーからストレートでのタイム短縮につながります。明日は、今日の課題をクリアできるようにがんばります」

    ティト・ラバト (MotoGP 18番手)
    「今日はとてもいい仕事ができました。FP1、FP2ともに安定したタイムで走れたし、進歩することができました。コンディションもよく、決勝に向けて準備を進められました。タイムは接近しているし、ジャック(ミラー選手)ともそれほど差はありません。決勝ではいいスタートを切って、ポイントを獲得できるようにがんばります」

  • 【MotoGP】 ホンダ:第6戦 イタリアGP プレビュー

    【MotoGP】 ホンダ:第6戦 イタリアGP プレビュー

    MotoGP 第6戦イタリアGPが、6月2日(金)~4日(日)までの3日間、フィレンツェ近郊のムジェロ・サーキットで開催される。イタリアGPは、5月もしくは6月の大会として定着しており、今年は6月上旬での開催となる。

    ムジェロで初めてグランプリが開催されたのは1976年。以降、イモラ、モンツァなど、複数のサーキットでイタリアGPが開催されてきたが、1991年にサーキットの全面改修を受けてからは、ムジェロがイタリアGPの舞台として定着した。

    91年はサンマリノGP、92年はイタリアGP、そして93年は再びサンマリノGPとして開催され、94年以降はイタリアGPの舞台となり、今年で24年連続の開催となり、91年~93年の大会を加えると、27年連続となる。

    ホンダは、93年のサンマリノGP以来、ムジェロでは13勝を挙げている。93年から98年までミック・ドゥーハンが6年連続優勝(イタリアGPとしては5年連続)。以降、アレックス・クリビーレ、ロリス・カピロッシ、アレックス・バロス、バレンティーノ・ロッシがホンダで優勝。そして、Repsol Honda Teamとしてはダニ・ペドロサが10年、マルク・マルケスが14年に優勝している。今年は3年ぶりの優勝を目指しす。

    ムジェロは、一周5.245kmのハイスピードコースで、グランプリが開催されるサーキットでは、オーストラリアのフィリップアイランドに次いでアベレージスピードの高いコース。下り勾配の最終コーナーから約1.1kmのロングストレートで繰り広げられる超高速バトルが最大の見どころで、見ている観客を興奮させる。ムジェロは全体的にパッシングポイントが多く、目まぐるしくポジションを入れ替える競り合いになることがしばしばで、選手からも観客からも評価の高いサーキットになっている。

    この季節のムジェロは、好天の日が多く、2009年のウエットレースを最後に10年から16年まで7年連続で天候に恵まれた。6月に開催された大会では気温が30℃前後まで上昇することも多く、タイヤに厳しい戦いとなる。そのためタイヤの選択がリザルトに影響することも多く、フリー走行、予選でのセットアップが重要になる。

    前戦フランスGPの開幕前には、Repsol Honda Teamで06年にチャンピオンに輝き、昨年からスーパースポーツ世界選手権に参戦していたニッキー・ヘイデンが交通事故に遭い、重体という暗いニュースの中でレースが行われた。その後、世界中のレースファンの願いは届かず、ニッキー・ヘイデンが入院先の病院で亡くなるという悲しいニュースが報告された。

    06年から08年までRepsol Honda Teamでニッキー・ヘイデンとチームメートだったダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、深い悲しみの中で今大会を戦うことになる。今季は5戦を終えて総合2位。ニッキー・ヘイデンの追悼レースとなる今大会は、今季2勝目と4戦連続での表彰台を目指す。

    このサーキットでペドロサは、250cc時代の05年に優勝、MotoGPクラスでは、07年に2位、08年に3位、10年の大会ではポール・トゥ・ウインを達成。12年と13年は2位とコンスタントに表彰台に立ったが、14年から16年までは3年連続の4位と表彰台にあと一歩届かなかった。今年は4年ぶりの表彰台、そして10年以来の優勝が期待される。

    前戦フランスGPで転倒リタイアに終わったマルク・マルケス(Repsol Honda Team)も、今大会はその雪辱に闘志を燃やしている。マルク・マルケスは、125cc時代の10年にムジェロでグランプリ初優勝を達成した。Moto2クラスでは11年、MotoGPクラスでは14年に優勝。15年は転倒リタイアとなるも、16年は優勝争いを繰り広げて2位。優勝は逃したが、その激しいバトルは、サーキットの観客を喜ばせた。

    ムジェロはコーナリングスピードが要求されるコース。マシンのセットアップが特に重要となるサーキットだけに、初日からセットアップに集中しなければならない。前戦フランスGPの後にはカタルニアGPの開催されるバルセロナでテストを行い、さまざまなセッティングに取り組んだ。その中でも、重要課題となっていたミシュランの新しいフロントタイヤのセットアップが進んだことに手応えを感じているだけに、今季2勝目と3年ぶりの大会制覇が期待される。

    5戦を終えて総合7位のカル・クラッチロー(LCR Honda)が、今季2度目の表彰台と今季初優勝に闘志を燃やしている。今年はシーズン序盤から好調で、第2戦アルゼンチンGPで3位表彰台獲得、第3戦アメリカズGPで4位。第4戦スペインGPでは転倒リタイアも、第5戦フランスGPでは5位と安定した走りをみせている。今年は13年以来となるイタリアGPの表彰台獲得に挑む。

    5戦を終えて総合10位につけるジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が、今大会は開幕戦カタールGP、第5戦フランスGPの8位をしのぐ今季ベストリザルトを目指す。昨年の大会はケガを抱え、さらに決勝ではスタート直後の1コーナーで多重クラッシュに巻き込まれる不運でリタイアしている。その雪辱を果たす意気込みだ。

    チームメートのティト・ラバトは、転倒リタイアに終わった第4戦スペインGPを除き、ここまで5戦の内4戦でポイントを獲得した。チームメートで好調な走りをみせるミラーを目標に今大会も戦う。ラバトにとってムジェロは、Moto2時代の14年と15年に優勝している相性のいいサーキット。今大会は今季ベストリザルトを狙う。

    ダニ・ペドロサ (MotoGP 総合2位)

    「今週のムジェロに向けてとても感傷的な気持ちです。友人であり、チームメートとして3年間戦ったニッキーが亡くなりました。ニッキーは、夢だったMotoGPチャンピオンになるためにすごい努力をしたし、決してあきらめませんでした。2015年、私は腕上がりに苦しみ、開幕戦カタールGPを終えた後、レースを欠場することにしました。そのときにニッキーは、すぐに自分に会いに来てくれました。ニッキーは私の苦しみをすぐに分かってくれたし、ニッキーが手術を受けたドクターを紹介してくれました。彼はとてもすばらしい人でした。今はとても悲しいです。家族のことを思うと、とても辛い気持ちです。先週、モンメロでテストしたときもそうでしたが、ニッキーは我々の心の中にいます。それはムジェロでも同じです。先週のテストでは、改修されたコースで、セットアップにトライしながらミシュランのフロントタイヤのテストに取り組み、いいフィーリングでした。ベースのセットアップがいいことを確認することができました」

    マルク・マルケス (MotoGP 総合4位)

    「先週、モンメロで行うテストの準備をしているときに、ニッキーが亡くなるという信じられないニュースを知らされました。ニッキーはすばらしいライダーで、偉大な人でした。自分がまだ15歳でグランプリを走り始めたころ、MotoGPチャンピオンだったニッキーと一緒にイベントに参加したことがあります。英語が上手ではなかった私のためにニッキーは、スペイン語で話しかけてくれました。とてもおもしろく優しい人で、自分を弟のように接してくれました。昨年のオーストラリアGPでは、一緒にレースを戦い、レース終了後のパーティでは、彼の家族の一員のようにすばらしい時間を過ごしました。ニッキーはレースに対して大きな情熱を持っていました。彼はいつも私たちの心の中にいます。モンメロのテストでは、セットアップに取り組みました。特にムジェロから使用するミシュランのフロントタイヤのテストに多くの時間を割きました。テストしたタイヤは挙動が少なく、フィーリングもよく、ラップタイムも安定していました。自分のライディングスタイルには合っていると思います。全体的によかったし自信につながりました。ムジェロでは自分の走りをヘルプしてくれると思います」

    カル・クラッチロー (MotoGP 総合7位)

    「これまでのところ、まずまずの結果を残せているし、今週の目標はもう一度6位以内でフィニッシュすることです。Honda、そしてチームとはいい仕事ができているし、ムジェロのレースをとても楽しみにしています。ムジェロは自分の中では最も難しく苦手なサーキットの一つですが、2013年に表彰台に立っています。イタリアGPはとてもすばらしい大会です。雰囲気はとてもよくて、イタリアのファンはとても暖かく迎えてくれます」

    ジャック・ミラー (MotoGP 総合10位)

    「ル・マンのレースを終えてすぐに病院に行って検査を受けました。フランスGPのFP4で転倒したときに痛めた右手と右ヒザが痛かったので、骨折などがないことを確認するための検査でした。その後、腫れを軽減するための処置をしながら、今週のイタリアGPに向けてサイクリングやスーパーモタードでトレーニングしました。身体にはなにも問題はなく、すべてが順調でした。イタリアGPの行われるムジェロは特別なサーキットの一つ。ロングストレートは馬力を必要としますが、コース全体としてはフロントの安定性が重要になります。今年はレースをこなすたびにコーナリングとコーナーの切り返しなどで大きなステップを刻んできました。これはムジェロでは大きな効果があると思います。今週の目標はトップ10フィニッシュですが、現実的な目標だと思っています」

    ティト・ラバト (MotoGP 総合17位)

    「ル・マンと先週に行ったバルセロナの2日間のテストの成果で、今週のムジェロではどんな結果を得られるのかがとても楽しみです。改善すべきポイントは分かっているし、それが決勝のリザルトにつながっています。しかし、フリー走行、予選でコンディションが変わったときにしっかり対処しなくてはいけません。フランスGPではそれができませんでした。今年は、いいリズムをつかむまで時間がかかっているので、その部分を改善しなくてはいけません。ムジェロはハイスピードコースで、ライダーやマシンに求められるものはとても高いです。しかし、とても楽しいサーキットです。疲れを感じることもなく、お気に入りのサーキットの一つです」

  • マクラーレン 「問題はホンダのF1エンジン。全てのオプションを評価」

    マクラーレン 「問題はホンダのF1エンジン。全てのオプションを評価」

    マクラーレンは、2018年に再び競争力を取り戻すために全てのオプションをテーブルに並べているとエグゼクティブディレクターを務めるザク・ブラウンは語る。

    マクラーレン・ホンダは、開幕から6戦連続でノーポイント。マクラーレンにとってチーム史上最悪のシーズンスタートとなっている。

    マクラーレンは、FIAに2018年のエンジン供給元としてホンダを申請しているが、現在の苦境はホンダのエンジンにあると指摘。2018年にむけて全てのオプションを評価していると述べ、エンジンメーカー変更の可能性も示唆している。

    「我々は問題に取り組む必要がある。我々はマシンの後部にかなり大きな問題を抱えている」とザク・ブラウンはコメント。

    「2018年は遠い話ではない。我々はいかにしてトップにたどり着くかについて評価しなければならない。レース部門(兼マクラーレンCOO)で私のパートナーを務めるジョナサン・ニールが述べたように、そのための全オプションがテーブルの上に並べられている。我々はトップに返り咲かなければならない」

    「まだはっきりとした答えは出ていないが、取り組んでいるところだ」

    また、フェルナンド・アロンソの去就について、マクラーレンに残留するかどうかは完全にアロンソに委ねられているとザク・ブラウンは語る。

    「現在の我々の位置を考えれば、来年にワールドチャンピオンシップを争うことなど非常に想像しがたいことのように思えるだろう。だが、大きな前進は可能だ」とザク・ブラウンはコメント。

    「今はどのようにそのポジションを手に入れるか見つけ出そうとしているところだ。夏休みまでにはまだ少し時間がある」

    「次の数カ月でどうなるか見てみよう。フェルナンドを納得させられるかはわからない。彼は自分がレースをしたい環境であるかどうかを自分自身で納得するだろう」

    「フェルナンドとレースチームに話をさせ、シーズン後半にどうなるか見てみようと思っている」

  • ホンダ 「佐藤琢磨と共に歩み続けてこられたことを大変誇りに思う」

    ホンダ 「佐藤琢磨と共に歩み続けてこられたことを大変誇りに思う」

    ホンダが、インディ500で日本として初優勝を成し遂げた佐藤琢磨を祝福した。

    佐藤琢磨は、5月28日(日)に米国インディアナポリス・モータースピードウェイにて開催された第101回インディアナポリス500で優勝を飾った。

    インディ500は、F1GP、ル・マン24時間レースと並ぶ『世界3大レース』のひとつとして知られ、日本人がインディ500で優勝したのは佐藤琢磨が初めてとなる。

    佐藤琢磨は2010年の第94回大会から挑戦を続け、8回目のチャレンジでの栄冠となる。翌5月29日(月)に表彰式が行われ、佐藤琢磨は賞金245万8129ドル(約2億7千万円)を手にした。

    佐藤琢磨は、早稲田大学在籍時にレーシングドライバーになることを決意。大学を休学して1996年に鈴鹿サーキット・レーシング・スクール・フォーミュラに入学して首席で卒業。それ以来、F1を含めて20年以上にわたってホンダとともにキャリアを築いてきた。

    ホンダのブランド・コミュニケーション本部長を務める森山克英は「世界3大レースのひとつであるインディ500で日本人初優勝という快挙を成し遂げた琢磨選手と、マイケル・アンドレッティCEOをはじめとするチームおよび関係者の方々、そして、琢磨選手を応援してくださっているファンの皆さまに心より感謝申し上げるとともに、この快挙達成の喜びを分かち合いたいと思います」とコメント。

    「そしてHondaとして、琢磨選手のレーシング・ドライバーとしてのキャリアと共に歩み続けてこられたことを大変誇りに思います」

    佐藤琢磨は「本当にタフなレースでした。最後の5周、エリオは本当にフェアなレースをしてくれました。本当に素晴らしいレースでした。残り3周でエリオとサイドバイサイドになったときも、とにかく行くしかないと思っていました。まだ信じられないです。昨年までの4年間、私に素晴らしい経験を与えてくれたAJフォイトに感謝します。素晴らしい機会を与えてくれたマイケル・アンドレッティに感謝します。そして、26号車のチームクルー、エンジニア、ホンダ、パナソニック、とにかくみんなに感謝します。本当に凄いです」とコメント。

    「アンドレッティという素晴らしいチームに、ただただ驚くばかりです。このチームを本当に誇りに思います。そして、ずっとサポートして下さったスポンサーのみなさん、信じて応援し続けてくれたファンの方々に本当に感謝します。この偉大な勝利を大変光栄に思います。本当にありがとうございました」

    関連:佐藤琢磨、インディ500優勝は歴史的快挙

  • マクラーレン、インディ500でのエンジン故障に「よく目にする光景」

    マクラーレン、インディ500でのエンジン故障に「よく目にする光景」

    マクラーレンのエグゼクティブディレクターを務めるザク・ブラウンは、フェルナンド・アロンソのインディ500がホンダのエンジン故障で終わったことは“ショックだが、驚くことではない”と述べた。

    フェルナンド・アロンソは、初挑戦のインディ500でF1ワールドチャンピオンの実力を示した。素晴らしいレースセンスで27周ラップをリードしたが、残り21周でマシンのリアから白煙が上がった。ホンダのエンジンがブローしたのだ。

    マクラーレン・ホンダのF1での苦境のなか、インディ500のプロジェクトの成功はアロンソの士気を高めるものだった。だが、フェルナンド・アロンソはインディ500でもホンダのトラブルに悩まされることになった。

    ザク・ブラウンは、ホンダの問題がアロンソをリタイアに追い込んだことはより一層フラストレーションを感じさせると述べた。

    「煙が噴き出した。それは我々全員があまりによく目にしている光景だ」とザク・ブラウンはコメント。

    「フェルナンド、マクラーレンのみんな、アンドレッティのみんなのことを思うと悲しい」

    「我々は非常に痛みをともなう2年間を過ごしたきたし、これは我々に良い結果を与えるためのプロジェクトになることを願っていた」

    「再び失望させてしまったことはショックだが、驚くことではない」

    ホンダのエンジンは、インディ500の2週間を通してトラブルが多発しており、レースにむけて信頼性に懸念を抱えていた。

    フェルナンド・アロンソのチームメイトのライアン・ハンターレイもレース中盤にエンジン故障でリタイア。ホンダのエンジンは3台をリタイアに追い込んだ。

    ザク・ブラウンは、フェルナンド・アロンソが問題が発生していることを感じ取っていたと語る。

    「フェルナンドはレースの途中になにかに言及していた。彼は何かが少しおかしくなっていると考えていた。それは我々に恐怖を与えたが、彼のペースは良かった」

    「彼は明らかにクルマの雰囲気を掴んでいたし、彼がその瞬間に感じたものが最終的に窮地に追い込んだことには驚かなかった。だが、我々ははっきりとはわからなかった」

    終盤、フェルナンド・アロンソは、異なるピットストップ戦略で後退していたが、エンジン故障に見舞われたときにはトップ集団へと戻っていた。

    ザク・ブラウンは、アロンソが勝てたかどうかを知るのは不可能だとしつつも、リタイアしていなければ、優勝した佐藤琢磨らと終了間際のラップを争っていただろうと語る。

    「そうなっていたと思う」とザク・ブラウンはコメント。

    「今、レースがどのように終わっていたか、彼がどの位置を走ってかを言うのは簡単だ。だが、彼はそこにいたと考えている」

    「彼は非常に印象的だった。彼はこの1ヵ月で悪い走りはしていなかった。誰もが興奮していたし、みなさんもその熱狂を感じていたと思う。全員が彼が勝つことを望んでいたと思う。彼はそれを喜んでいたと確信している」

    関連:【インディ500】 フェルナンド・アロンソ、エンジントラブルでリタイア

  • ホンダF1 「シーズン初ポイントのポテンシャルがあった」 / F1モナコGP

    ホンダF1 「シーズン初ポイントのポテンシャルがあった」 / F1モナコGP

    ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介が、マクラーレン・ホンダのF1モナコGP 決勝を振り返った。

    F1モナコGPでは、ストフェル・バンドーンがポイント圏内を走るポテンシャルを見せたものの、セーフティカー後のレース再開直後に1コーナーでクラッシュ。無念のリタイアとなった。

    ホンダのパワーユニットコンポーネントの交換により15グリッド降格となったジェンソン・バトンは、ピットレーンからスタートして1周目にピットインするという作戦に出たが、パスカル・ウェーレインを抜くことができず、最後はポルティエでウェーレインと接触してリタイアとなった。

    「今日のレースは、チームにとってシーズン初ポイントのポテンシャルを逃す残念な結末となってしまいました」と長谷川祐介はコメント。

    「ストフェルは12番手からスタートしなければなりませんでしたが、今週末彼に競争力があることはわかっていました。実際、彼は素晴らしいパフォーマンスとチームの素晴らしい戦略によってピットストップ後に10番手に浮上していました。今日彼が示したパフォーマンスは非常に励みになるものだと思いますし、あのような不運な事故でレースを終え、ポイントを獲得できなかったことは残念です」

    「ジェンソンのレースにもポテンシャルがありましたが、モナコはオーバーテイクが非常に難しく、彼は本気でプッシュすることができませんでした。彼の事故は期待外れでした。ですが、今週末、彼は素晴らしい熱意と陽気なパーソナリティーを持たしてくれましたし、チームのメンバー全員が彼とレースをすることを楽しんだと思います」

    「次はモントリオールですが、もちろん、その前にフェルナンドのインディ500への挑戦をテレビスクリーンで見ることに集中するつもりです」

    関連:【動画】 F1モナコGP 決勝ハイライト … フェラーリが1-2達成!

  • ホンダF1 「現在のMGU-Hは2戦しか持ちこたえることができない」

    ホンダF1 「現在のMGU-Hは2戦しか持ちこたえることができない」

    ホンダは、現在のF1エンジンでのMGU-H設計が、2戦しか持ちこたえることができないことを認めた。

    フェルナンド・アロンソの代役としてF1モナコGPに参戦するジェンソン・バトンは、予選で9番手タイムを記録したが、木曜フリー走行後にMGU-Hに不具合が見つかり、ターボチャージャーとともに交換を強いられたことで15グリッド降格ペナルティを科せられ、決勝は最後尾からスタートする。

    ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介は、正確な原因はまだ特定できていないものの、MGU-Hの“ベアリングの回転”に関連したものだと述べた。

    ホンダは、4月の第3戦バーレーンGPで数回の故障に見舞われた後、信頼性のためにMGU-Hの設計を修正している。

    長谷川祐介は、今回のトラブルがそれに関連しているかどうかは確信していないが、コンポーネントの挙動は類似しており、現在のMGU-Hの設計ではまだ2戦以上持ちこたえる十分な強さがないと認めた。

    「2戦ごとに変更する必要があります。それは許容されることではありません」と長谷川祐介は Autosport にコメント。

    「頑丈にするために特に回転するパーツをさらに改良する必要があると思っています」

    「現在、我々は温度や挙動をコントロールしています。その信頼性は管理すできています。今回、マイレージ面ではOKでしたが、まだ信頼性にいくつかの問題を抱えてます」

    モナコは、マクラーレン・ホンダにとって2017年でポイントを獲得する最大のチャンスであるため、今回のレースでのグリッドペナルティはその見通しに災いを及ぼすと考えたホンダは、当初、エンジンパーツを変更することを渋っていたという。だが、マクラーレンと状況を“非常に慎重”に協議した結果、ホンダはコンポーネントをレースの最後まで持ちこたえさせることは“あまりにリスキー”だと判断したという。

    「FP2の走行後、我々は通常すべての回転パーツ(エンジン、MGU-H)をチェックしています。そして、MGU-Hが通常の状況で少し奇妙な回転をしていることを確認しました」と長谷川祐介はコメント。

    「完全におかしいというわけではありませんでしたが、メカニックは若干のフリクションを感じていました。MGU-Hが完全に故障した場合、MGU-Hのタービンは完全に動かなくなります。急に止まります」

    「今回、そのような問題ではありませんでしたが、メカニックは若干の抵抗を感じていました」

    「我々は日本側と協議し、金曜日の朝い交換することを決定しました」

    「100,000rpmのパーツですし、何か異変を感じた場合、それは持ちこたえることができません。若干の可能性はありましたが、その価値はありませんでした」

    関連:【F1】 パワーユニット 用語解説 (ICE/MGU-H/MGU-K/TC/ES/CE)