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  • 中上貴晶、2019年もLCR・ホンダからMotoGP参戦が決定

    中上貴晶、2019年もLCR・ホンダからMotoGP参戦が決定

    中上貴晶が、2019年シーズンもロードレース世界選手権(MotoGP)のMotoGPクラスに「LCR Honda IDEMITSU(エルシーアール・ホンダ・イデミツ)」から引き続き参戦することが発表された。

    中上貴晶は、2012年にMoto2クラスへ初参戦。ホンダが進めてきた、世界で活躍するアジア人ライダーを育成する取り組みの一環として、2014年からは「イデミツ・ホンダ・チーム・アジア(IDEMITSU Honda Team Asia)」より参戦し、これまでに2回優勝している。

    2018年は、MotoGPクラスに昇格し、LCR Honda IDEMITSUより参戦。現在ランキング20位(第15戦終了時点)につけ、ルーキー・オブ・イヤーの獲得を目指している。

    中上貴晶選手 | LCR Honda IDEMITSU
    「2019年もLCR Honda IDEMITSUでMotoGPに参戦できることを、本当にうれしく思います。多大な支援をいただいている出光興産さま、私を信頼して、戦える環境を用意してくれるHonda、HRCには感謝してもしきれません。LCR Honda IDEMITSUはプロフェッショナル集団で、最高峰クラスへのデビューシーズンに臨んだ私にとっては、最高のチームでした。代表のルーチョ、そしてチームクルーたちと引き続き戦えることがとてもうれしいです。新シーズンが待ちきれない思いですが、今週末のもてぎでのホームレース、そしてシーズン残りの戦いにも集中してがんばっていきます」

    ルーチョ・チェッキネロ | LCR Hondaチームプリンシパル&CEO
    「中上選手の最高峰クラスデビューシーズンをともに戦えることは光栄でしたので、出光興産さま、ならびにHondaとHRCが中上選手への支援を来シーズンも継続してくれることを本当にうれしく思います。MotoGPクラスへのデビューはライダーにかなりの苦労を強いますが、タカ(中上選手)は非凡な才能と学習意欲を発揮し、ルーキーの中では最高レベルの走りを見せてくれています。チームを代表して、出光興産さま、Honda、HRCへ感謝するとともに、タカとの新たな挑戦を成功させるべく全力を尽くします」

    ■中上貴晶(なかがみ たかあき) プロフィール
    生年月日:1992年2月9日 26才
    出身:千葉県
    身長・体重:174cm・64kg

    ■主な戦績
    2011年 全日本ロードレース選手権 J-GP2 チャンピオン
    2012年 MotoGP世界選手権Moto2 15位
    2013年 MotoGP世界選手権Moto2 8位
    2014年 MotoGP世界選手権Moto2 22位
    2015年 MotoGP世界選手権Moto2 8位
    2016年 MotoGP世界選手権Moto2 6位
    2017年 MotoGP世界選手権Moto2 7位
    2018年 MotoGP世界選手権MotoGP 20位(第15戦終了時点)

    ■LCR Honda
    チームプリンシパル&CEO:ルーチョ・チェッキネロ (Lucio Cecchinello)
    設立:1996年
    チーム拠点:モナコ公国

  • ホンダ、2019年型レース専用車「NSX GT3 Evo」を発表

    ホンダ、2019年型レース専用車「NSX GT3 Evo」を発表

    ホンダは、レース専用車両「NSX GT3」をベースに、さらなる性能向上を図った「NSX GT3 EVO」を、2019年シーズンより投入する。

    ホンダのフラッグシップスポーツカー「NSX」をベースに、FIA-GT3規格に準じ設計された「NSX GT3」は、2017年1月にNSXの生産拠点がある北米でレースデビュー、2018年からは北米に加えて日本・欧州・アジアのカスタマーを中心にレースで活躍してきた。

    ホンダは、これらの実戦を通じ、全世界のカスタマーチームにさらなるパフォーマンスと信頼性を届けるべく、NSX GT3 EVOでは、以下の改良を行った。

    ・ 新設計のフロントスプリッター、リア・ディフューザー、リアバンパーの採用によりドラッグを低減。 同時に、前後の空力バランスの最適化により、ブレーキング時の安定性を高めドライバビリティーを向上。
    ・ 冷却システムのエア流れ改善により冷却効率を向上。

    さらに、2019年モデルには、最新のBosch製アンチロックブレーキシステムを採用。また、高次元のドライビング環境を提供するために、ディスプレイとデータロガーをアップグレードする。これらのアップデートアイテムは、既存のNSX GT3にも使用できるように準備が進められている。

    好評のエンジンについては、新しいターボチャージャーを採用しスロットルレスポンスと燃費性能を向上。新ターボチャージャーは、リプレイス用パーツとして、既存のすべてのNSX GT3にも順次、導入が予定されている。

    今回のアップデートは、過去2年間にわたりグローバルに展開しているNSX GT3カスタマー・レーシング・プログラムでのテスト、レース活動を通して収集されたデータの解析によって実現した。

    山本雅史 (Hondaモータースポーツ部 部長)
    「この度、2019年シーズンに向けてNSX GT3 EVOを発表できることを大変うれしく思います。NSX GT3は、これまでに世界中の権威あるGTシリーズで勝利を挙げて参りましたが、我々は常にアップデートを続け、最高の製品とサポートをカスタマーの皆さまにお届けすることを目指しています。NSX GT3のカスタマープログラムを通じて、Hondaのテクニカルパートナーとグローバルな連携を続けてきたことによって得られたノウハウを投入したNSX GT3 EVOは、カスタマーの皆様がさらにレースで活躍できるよう、最新のアップデートを実現させています」

    NSX GT3 EVOは、市販車「NSX」のDNAを継承している。V型6気筒3.5Lツインターボエンジンは、市販型NSXのエンジン製造を行う米国オハイオ州のアンナ・エンジン工場で生産され、設計仕様はもとより、ブロック、ヘッド、バルブトレーン、クランクシャフト、ピストン、ドライサンプ潤滑システムに至るまで、ベース車両と同じ仕様をNSX GT3に採用している。また、メインフレームも市販車NSXの製造を担う米国オハイオ州メアリズビルのパフォーマンス・マニュファクチュアリング・センターで生産され、これらの主要パーツをもとに、イタリアのミラノにあるJ.A.S Motorsportにて最新のFIA安全規格を遵守する安全装備が施され、レース専用6速トランスミッションの搭載を含めた最終的な組み立てと完成車のテスト走行確認を行っている。

    なお、日本における販売、テクニカルサポート、パーツ供給などは(株)M-TECが担う。

    Honda NSX GT3 Evo

    ホンダ NSX GT3 Evo 主要諸元

    エンジン
    タイプ Twin-turbocharged DOHC 75°V6
    ボア×ストローク 91 x 90 mm
    排気量 3,501 cc
    出力 FIA規則に則る (BoP)
    バルブ 24 バルブ, IN/EX VTC
    インジェクション 直噴 / ポートインジェクション
    潤滑 ドライサンプ
    スロットルコントロール ドライブバイワイヤ
    寸法  
    ホイルベース 2,630 mm
    全長 4,612 mm
    全幅 2,040 mm
    トレッド 前 / 後 1,715 mm / 1,687 mm
    重量 1,240 Kg
    シャシー
      アルミ合金
      クロームモリブデン製ロールケージ
    トランスミッション
    ギアボックス XTRAC製 セミオートマチックシーケンシャル6速
    クラッチ ZF/SACHS製 焼結またはカーボン
    (耐久レース用オプションとしてカーボンを選択可)
    クラッチ制御 電子制御
    ブレーキ
    ブレーキ BREMBO製 前 390×34 / 後 355×32 ディスク
    BREMBO製 前 6ポッド / 後 4ポッド
    ABS(VF) BOSCH製 M5
    サスペンション
    サスペンション 前: ダブルウィッシュボーン
    後: マルチリンク
    ショックアブソーバー SACHS製 5-way 可変ダンパー
    ディスプレイ
    Bosch製 ディスプレイ (DDU-10) ・データロガー
    ホイール
    ホイール 前: 12”x18” 鍛造アルミ
    後: 13”x18” 鍛造アルミ

    NSX GT3は2017年にデビューして以来、デイトナ24時間レース、マカオGTワールドカップ、スパ・フランコルシャン24時間レース、鈴鹿10時間耐久レースなどの世界的に権威あるGTレースに参戦してきた。2018年、IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップのGTDクラスでは、ドライバー、チーム、そしてマニファクチャラーチャンピオンの有力候補となっている。また、ブランパンGTシリーズ・アジアやドイツのADAC GTマスターズ、日本のSUPER GT GT300クラスでも活躍中。

    J.A.S Motorsport
    イタリアのレース車両製作販売会社。1995年設立。1998年にHondaのオフィシャル・レーシングチームとなり、2001年からテクニカルパートナーとして活動。Honda車をベースに、FIAヨーロッパ・スーパーツーリングカー選手権やヨーロッパツーリングカー選手権などに参戦。また、世界ツーリングカー選手権(WTCC)においては、Hondaのワークス活動のパートナーとして参戦当初から車体開発に携わり、2013年にはマニュファクチャラーズタイトルを獲得している。2015年からは「Civic TCR」の開発・製造販売を行っている。
    (株)M-TEC
    Honda専用アフターパーツの製造販売やレースエンジンの開発製造メンテナンスを行う会社。2003年設立。社長:橋本朋幸

  • MotoGP | ホンダ 第15戦 タイGP 決勝レポート

    MotoGP | ホンダ 第15戦 タイGP 決勝レポート

    初開催となったMotoGP タイGPは、今季5度目のポールポジション(PP)を獲得したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)との最終ラップの攻防を制し、今季7勝目を達成。総合2位で今大会2位のドヴィツィオーゾとの差を77点とし、3年連続5度目のタイトル獲得に王手をかけた。

    PPから好スタートを切ったマルケスは、ホールショットを奪うと4周目までトップを快走。その後、5周目にバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、11周目にはドヴィツィオーゾが首位に立った。マルケスもドヴィツィオーゾに続き、ロッシをかわして2番手へ。その2人を追うロッシの3人がトップグループを形成した。

    わずかの差でカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)、ヨハン・ザルコ(ヤマハ)、アレックス・リンス(スズキ)、そしてダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が続き、トップグループは一時、8台まで膨れあがった。

    しかし、終盤はドヴィツィオーゾとマルケスの一騎打ちとなり、マルケスは何度も首位を奪うが、すかさずドヴィツィオーゾが抜き返すという大接戦。迎えた26周目、最終ラップで前に出たマルケスをドヴィツィオーゾが最終コーナーで逆転。しかし、クロスラインで立ち上がったマルケスが再逆転し、サーキットに集まった10万人の大観衆から大きな歓声と拍手が送られた。

    マルケスは、これまで最高峰クラスで4回のタイトルを獲得。そのうち2回は日本GPでタイトルを決めている。今年は、日本GPでの3度目のタイトル決定に期待が寄せられる。

    予選5番手からトップグループに加わり、前半4番手を走行したクラッチローは、終盤にかけてややペースを落とし7位。トップ集団に加わったペドロサは、16周目の5コーナーで転倒を喫し、リタイアに終わった。

    予選13番手からシングルフィニッシュが期待されたフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、暑さの中でブレーキが思うように機能せず14位、チームメートのトーマス・ルティは20位。中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、序盤3周目の最終コーナーで転倒。再スタートを切って22位だった。

    マルク・マルケス(MotoGP 優勝)
    「今日はとてもうれしいです。このようなかたちでドビ(ドヴィツィオーゾ)を破ったのは初めてです。僕たちはほとんど同じペースだったので、僕の戦略はギャップを広げるためにアタックすることでした。そして最終ラップまでバトルすることを避けること。でもドビのペースはとてもよく、僕はフロントタイヤに苦戦していたので、それはできませんでした。その代りにタイヤをうまく使い、彼についていきました。正直、最終ラップへ入るときはあまり自信がありませんでした。なぜならこれまで彼との一対一のバトルで何度も負けていたからです。でも今回は役割が逆転しました。僕はドビのスタイルを使い、ドビはマルケススタイルでした。それがうまくいき最終コーナーで彼をオーバーテイクできました。すべてのライダーを平等に応援してくれるタイのすべてのファンの前でこのようなレースができて素晴らしい気分です。このスポーツがとても楽しく、レースウイークを通していい気分でした。彼らに本当に感謝しています。最初のマッチボールは日本になります。Hondaにとって唯一のホームグランプリなので最も重要なレースです。もちろん僕たちもベストを尽くしますが、もしそれが可能でなければ、目標はどこかでタイトル獲得を達成することです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 7位)
    「今日は素晴らしいレースでした。数周ですが、トップグループで戦うことができていいショーになりました。残念ながら前のライダーたちのペースをキープすることはできませんでした。ベストを尽くしましたが、15周走ったところでリアタイヤがかなり消耗したのを感じました。フロントタイヤのグリップのよさがリアに影響し、うまくグリップをマネジメントすることができませんでした。チームは戦闘的なマシンを僕に準備するためにいい仕事をしてくれました。レースを完走することはチャンピオンシップにおいて重要なことです。しかし、今回は、今シーズンの中では最悪なフィニッシュの一つになりました。以前、トップと6秒差で表彰台に立ったことがあるのですが、今日はトップと6秒差で7位というリザルトだったからです。でも、今はこれからの3連戦が楽しみです。日本はHondaのホームレースです。ベストを尽くします。もてぎは僕と相性がいいと思います」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 14位)
    「とても難しいレースでした。最初からトップスピードに苦しみ、集団の中では思ったように深くブレーキができませんでした。ポイント圏内に戻るのも難しいレースでしたが、なんとか貴重な2ポイントを獲得しました」

    トーマス・ルティ(MotoGP 20位)
    「序盤に大きなミスをしてしまい、それで自分のレースが滅茶苦茶になってしまったのが残念です。1周目の3コーナーで危ない瞬間がありました。ブレーキングのコントロールできず、芝生に入ってしまい、最後尾になってしまいました。その後、中上の転倒を避けるために6秒落としてしまいました。こうして僕のレースは終わってしまい、あとはとにかく走り続け、マシンをもっと理解することにつとめました。このような暑いコンディションではいいトレーニングになりました」

    中上貴晶(MotoGP 22位)
    「スタートして3周目の最終コーナーで転んでしまいました。完全に自分のミスです。いつもより、ちょっと突っ込みすぎてしまい、ブレーキを握ったままマシンを倒し込んだときに、路面のバンプにのってフロントから転びました。今日はタイヤの選択に悩みましたが、ミシュランのエンジニアのアドバイスもあり、最終的に前後ハードをチョイスしました。フリー、予選でもハードはちょっとフィーリングがよくなかったのですが、タイヤライフを考えればハードしかありませんでした。日本GP前のレースとしては残念な結果に終わりましたが、気持ちを切り替えてもてぎに挑みたいです」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP リタイア)
    「今日は、表彰台争いができるチャンスだったので、この結果はとても残念でした。一生懸命プッシュして、前に近付いているときにフロントから転倒してしまいました。バンプに当たり、セーブできませんでした。今日はスタートがレースに大きく影響しました。最初はクラッチに問題があり、そのすぐあとには、(ジャック)ミラーがインに入ってきて、2人ではらんでしまったからです。今日は、みんなハードリアを使わざるを得なかったので、最初の3周は、タイヤを温めるのに苦労しましたし、グリップがあまりありませんでした。速いリズムをつかむのに少し時間がかかりました。ポジティブなことは、そのあと力強いレースができて、トップグループに近付いたことです。いいチャンスがあったのですが、転倒で終わりました。次のレースではもっとうまくいくことを願っています」

  • MotoGP | ホンダ 第15戦 タイGP 初日レポート

    MotoGP | ホンダ 第15戦 タイGP 初日レポート

    初開催となったMotoGP タイGPのフリー走行は、終日、青空が広がり、最高気温30℃、路面温度が54度を記録する、熱帯地方特有の厳しいコンディションの中で行われた。タイGPが開催されるチャーン・インターナショナル・サーキットは、2月に3日間の公式テストが行われており、各チームともに2月のデータを基に走行を開始、厳しい条件の中で、トップから1秒差に17台という大接戦となった。

    その中でカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が、2台のRC213Vをフルに活用、異なるセットアップに取り組みながら、3番手と上々のスタートを切った。2月の公式テストのベストタイムにはとどかなかったが、フィーリングはよく、セットアップも順調に進み、土曜日の予選、そして日曜日の決勝に向けて手応えをアピールした。

    2月のテストで1分30秒台で連続ラップを刻んでいるマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、順調にセットアップを進めた。FP1、FP2の総合タイムでは4番手だったが、今大会も1セッション1セットのタイヤで連続走行を行い、ベストタイムは4番手だが、内容では今大会もポールポジションを狙えるものだった。今大会の結果では、タイトルに王手がかかるマルケス。「コース上では走ることに集中する」とコメントしている通り、着実にセットアップを進めた。

    2月の公式テストでトップタイムをマークしているダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は8番手。FP1、FP2とタイヤテストに集中し、着実に前進した。前戦アラゴンGPでは、表彰台争いに加わり5位でフィニッシュ。今季初の表彰台獲得の期待が膨らむ。

    後半に入って調子を上げているフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が12番手。ウインターテストのときに比べ、確実に成長していることを感じ取る一日になり、今季3回目のQ2進出に闘志を燃やす。

    ウインターテストで10番手につけた中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が、FP1で8番手、FP2で13番手へとポジションを落としたが、大接戦の中で順調にセットアップを進めた。2月のテストとは、コンディションが違うためにタイヤテストに集中、土曜日は2戦連続4回目のQ2進出に挑む。

    14戦を終えてノーポイントのトーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は22番手。今大会もポイント獲得を目標に全力で挑む。

    カル・クラッチロー(MotoGP 3番手)
    カル・クラッチロー 「2月にここでテストを行ったときよりも路面コンディションが悪いように感じました。しばらく使われていなかったせいかもしれません。それ以外では、フィーリングもよく、マシンもうまく機能しました。今日は2つのセッティングを試しました。一つはいつものマシンで、もう一つはテストを行ったときのマシンです。いつものマシンの方が感触がよかったように感じます。明日も引き続き一生懸命がんばらなければなりません。残念ながら僕たちのタイムはトップ10に残るためには十分ではないので、明日の午前中のFP3で、またがんばらなければなりません。しかし、全体的にマシンはフィーリングはよく、チームはいい仕事をしています。ホルヘが転倒するというアクシデントがありましたが、無事であることを願っています。大きな転倒でした。決して見たいと思うようなものではありません。とにかく、自分の仕事に集中しなければなりません。そして、できる限りベストな仕事をして、トップ5でフィニッシュできるようにがんばります」

    マルク・マルケス(MotoGP 4番手)
    「今日はマシンのフィーリングがよかったです。暑い一日でしたが、耐えられない暑さではありませんでした。今大会もこれまでと同じように取り組み、タイヤやマシン、電気系のセットアップ、そして路面コンディションを理解するために周回しました。もちろんプッシュしましたが、セットアップのプランを頭においてのプッシュでした。午前中は少し滑りやすい路面でしたが、一日を通してよくなっていきました。ラップタイムはテストの時より遅いですが、これはテストの時と違うリアタイヤを使っているためだと思います。そのため基本的にセットアップをそれに合わせる必要があります。とにかく、ここまでいい仕事をしています。レースペースは快適です。明日は自分のポジションがもっとクリアになると思います」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 8番手)
    「今日はタイヤや路面コンディションを理解するために一生懸命取り組みました。路面コンディションは、FP1よりFP2と徐々によくなりました。グリップとトラクション、そして耐久性のベストな妥協点を見つけることが重要になってくるので、ミシュランが持ってきたいくつかのタイヤのスペックを試しました。明日も引き続きこれに取り組まなければなりませんが、今のところいい仕事ができていると思います。徐々に感触はよくなっています。引き続き前進していかなければなりません」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 12番手)
    「ここではタイヤのチョイスが4つあり、レースへ向けて正しい選択をすることが重要になってくるので、タイヤのパフォーマンスをチェックすることにかなり時間を費やしました。また、プレシーズンのときに比べていろいろ改善させることができたので、全体的にいい日でした。テストで走った経験があるので、より自由に走ることができました」

    中上貴晶(MotoGP 13番手)
    「FP1が8番手だったので、13番手までポジションを落としたのは残念でした。しかし、タイムがすごく接近しているので、ミスをせず、明日のFP3ではしっかりまとめてQ2に進出したいです。今日はトップ10までが0.3秒差。トップから1秒差に16台という接戦。ワンミスが決定的にタイムに影響するので、しっかりチャンスをいかしたいです。今日の課題は3コーナー。ライン取りが難しく、ここでちょっとタイムをロスしています。ウインターテストより、全体的にタイムが遅いので、明日はまだまだ上がることが予想されます。しっかりデータをチェックして明日に備えたいです」

    トーマス・ルティ(MotoGP 22番手)
    「FP2でタイムを更新したのはよかったのですが、同じポジションだったことに少しフラストレーションがたまりました。午後はマシンの感触がかなりよくなりました。明日の予選でまた前進できるように引き続きがんばります。今日はかなり走り込みましたが、もっと速くなる必要があります。FP2は本当に暑くて、こういうコンディションになったら、ライダーにとってもタイヤにとっても厳しいレースになると思います」

  • ホンダ、新型「インサイト」を日本で2018年冬に発売

    ホンダ、新型「インサイト」を日本で2018年冬に発売

    ホンダは、2018年冬に発売を予定している新型ハイブリッド車「INSIGHT(インサイト)」をホームページで公開した。

    1999年発売の初代モデル、2009年発売の2代目と、ハイブリッド専用車としてのチャレンジを続けてきたインサイト。3代目となる新型はクルマとしての基本価値を磨き、走り、デザイン、安全性能、すべてにおいて上質を追求したミドルセダンとして登場する。

    新型インサイトのパワートレーンには、コンパクトながら2モーターならではの力強く滑らかな加速を実現するHonda独創のハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」を、1.5L DOHC i-VTECエンジンと組み合わせて搭載し、上質な走りと燃費性能の両立を実現。また先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を全タイプで標準装備している。

    日本仕様の装備としては、フロントグリルを専用デザインとしたほか、トランクスポイラーを追加。走りの面でも独自のチューニングを施し、こだわりをもった日本のお客様のニーズにお応えする仕上がりを目指した。

    今後、新型インサイトに関する情報はホンダのホームページにて順次公開される。

    ホンダ 新型インサイト①ホンダ 新型インサイト②ホンダ 新型インサイト③

  • ブレンドン・ハートレー 「鈴鹿はホンダを搭載する僕たちの重要なレース」

    ブレンドン・ハートレー 「鈴鹿はホンダを搭載する僕たちの重要なレース」

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーが、2018年のF1世界選手権 第17戦 日本GPへの意気込みと、鈴鹿サーキットについて語った。

    「鈴鹿サーキットは間違いなく年間カレンダーのハイライトの一つだ。特に高速セクションであるセクター1は、F1に携わる人間ならだれもが一度は口にしたことがあるだろう。現代のF1マシンをもってしても限界までプッシュしなくてはいけないセクター1は、ドライバーにとって最もマシンのすばらしさを感じられるセクションだと思う」とブレンドン・ハートレーはコメント。

    「過去には鈴鹿サーキットをシミュレーターで走ったことがあるし、今回のレースに向けて数週間前も走った。世界耐久選手権シリーズでは、富士スピードウェイで合計4度のレースに参戦した。富士では1勝を挙げており、何度か3位表彰台も獲得するなど、いい成績を残している。日本人ファンの情熱的な応援も印象に残っている。鈴鹿サーキットでは、ホンダ、そしてトロロッソのファンからの盛大な応援を受けられることを期待している。日本に行くのは大好きなので、レースが今から待ちきれない」

    「ソチでのロシアGPが終わったらすぐに日本へ向かい、鈴鹿にあるHRD Sakuraを含め、ホンダの施設をいくつか訪れる予定だ。ホンダのPUを積んでの鈴鹿でのレースは、僕たちにとって非常に大切な大会だ。日本のファン、そしてホンダのためにもいい走りを見せて、ポイントを獲得できることを願っている」

    関連:2018年 F1日本GP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • MotoGP | ホンダ、「日本グランプリ ファンミーティング」を開催

    MotoGP | ホンダ、「日本グランプリ ファンミーティング」を開催

    ホンダは10月16日(火)に10月21日(日)に開催される「2018 FIM MotoGP 世界権シリーズ第16戦 MOTUL 日本グランプリ」に参戦する、Repsol Honda Teamのマルク・マルケスとダニ・ペドロサ、LCR Honda CASTROLのカル・クラッチロー、LCR Honda IDEMITSUの中上貴晶を迎えて、ファンミーティングをHondaウエルカムプラザ青山で開催する。

    第14戦のアラゴンGPでは、マルケスが大会3連覇で今季6勝目を挙げ、ペドロサは今季ベストタイの5位でフィニッシュ。アラゴンGPを終えてマルケスは、次戦タイGPの結果次第ではタイトル王手となる。

    当日の司会には、ピエール北川さんを迎え、日本でも大注目のHondaライダー4名に日本でのレースに対する想いなどを聞き出していくう。イベント後半では、会場の皆様からも直接質問をいただく時間が設けられる。

    2018 FIM MotoGP 世界権シリーズ 第16戦 「MOTUL 日本グランプリ ファンミーティング」
    ■開催日時:
    2018年10月16日(火) 15:00~16:00(予定)

    ■ゲスト:
    Repsol Honda Team マルク・マルケス、ダニ・ペドロサ
    LCR Honda CASTROL カル・クラッチロー
    LCR Honda IDEMITSU 中上貴晶

    ■司会:
    ピエール北川氏、Hondaスマイル

    ■内容:
    トークショー、フォトセッションなど

    ■入場料:
    無料(座席数150席。座席指定なし。先着順)

    ■ご来場にあたっての注意事項
    ※当日のウエルカムプラザの開館時間は10:00~18:00となっております。
    ※当館の駐車/駐輪場には限りがあります。なるべく公共交通機関のご利用をお願いいたします。なお、満車の場合は駐車をお断りする場合がございます。
    ※館内への飲食物のお持ち込み、ペットを連れてのご入館はご遠慮ください。
    ※イベントスケジュールは予告なく変更する場合がございます。
    ※イベント当日は、取材カメラが入る関係で、ご来場のお客様の個々の肖像権については、ウエルカムプラザ青山に帰属することをご了承ください。
    ※10月16日のASIMO&UNI-CUBのデモンストレーションはございません。
    ※四輪車、二輪車の展示車両も少なくなる予定です。展示車に関する詳細なお問合せは、ご面倒ですが03-3423-4118までご確認ください。

  • MotoGP | ホンダ 第14戦 アラゴンGP 決勝レポート

    MotoGP | ホンダ 第14戦 アラゴンGP 決勝レポート

    MotoGP 第14戦 アラゴンGPの決勝レースは、レースウイークを通じて最も気温も路面温度も上がり、厳しいコンディションの中でスタートが切られた。その中で予選3番手につけたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、決勝に向けて調整してきたハードコンパウンドのリアタイヤのフィーリングが完ぺきでなかったことから、ウォームアップのあとでソフトを選択することを決断。チームとの間で長いミーティングを行い、チームも最終的にマルケスの判断を尊重、フロントにハード、リアにソフトを履いてレースに挑んだ。

    結果的にそれが功を奏し、23周を通じて安定した走りが実現。中盤まではアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)をピタリとマーク。後半はスズキ勢の2人、アンドレア・イアンノーネとアレックス・リンスを加えた4台でトップグループを形成するが、終盤トップに立ったマルケスが後続の追撃を振りきり、今季6勝目を達成した。これにより、後半戦に入って連勝を続けてきたドゥカティ勢の連勝は「3」でストップ。総合2位で今大会2位のドヴィツィオーゾとの差を67点から72点へと広げ、マルケスはタイトル獲得まで、あと一歩に迫った。

    大会3連覇、最高峰クラスで通算4回目の優勝を達成したマルケスは、サーキットに集まった大勢の地元ファンの声援を受け、満面の笑みを浮かべた。

    チームメートのダニ・ペドロサも今季ベストタイの5位でフィニッシュした。トップグループを形成した4人には少し遅れを取ったが、後続の追撃を完全にシャットアウトするすばらしい走りを披露。2年連続の表彰台獲得は果たせずも、アラゴンGP最後のレースで好走を見せたペドロサには、ファンから大きな拍手が送られた。

    予選13番手もグリッドペナルティーにより、19番グリッドから決勝に挑んだフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、すばらしい追い上げを見せて11位でフィニッシュした。今大会は初日から好調な走りを見せていたが、決勝でも厳しいグリッドからの追い上げに、ファンは大喜びだった。そのモルビデリと最後まで激しい戦いを展開した中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が12位。Moto2時代からのライバルに遅れを取り、悔しいレースとなったが、次戦からのアジアラウンドを迎えるにあたり、上り調子の走りで手応えをアピールした。

    トーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が17位でフィニッシュ。初ポイント獲得にあと一歩まで迫った。15位のカレル・アブラハム(ドゥカティ)とは2秒差と、着実に初ポイント獲得が視野に入っているだけに、次戦タイGPでの走りに期待される。

    予選4番手から2戦連続表彰台の期待が寄せられたカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、スタート直後に転倒したホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)を回避するために8番手へとポジションを落とし、その遅れを取り戻そうとした5周目の1コーナーで転倒、リタイアとなった。

    今大会を終えてマルケスは、次戦タイGPの結果次第ではタイトル王手となる。コンストラクターズタイトルでも、今大会の優勝でドゥカティとの差を28ポイントへと広げ、チームタイトルでもドゥカティとの差を29ポイントに広げた。

    マルク・マルケス(MotoGP 優勝)
    「今日はリスクを負ってもいいと思い、朝、目を覚ましました。レースウイーク中はハードのリアタイヤであまりフィーリングがよくなかったので、ウォームアップのあとにソフトタイヤを使いたいとチームに話しました。それから長いミーティングが始まり、話し合いが続きました。最終的にソフトで行くことにし、レースに勝つことができました。チームに対して、賭けに出ることを説得できたからです。結局、正しい選択でした。レースではいいスタートを切りましたが、そのあとすぐに汚れている路面で転倒しそうになりました。そのため、ブレーキを離して少しはらまなければなりませんでした。ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)が転倒していたことには最後まで気づきませんでした。とにかくアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)やアンドレア・イアンノーネ(スズキ)とのバトルはとてもタイトでした。たいへんなバトルでしたが、限界は超えませんでした。これがMotoGPです。今日はファンが楽しめるレースになったと思います。モーターランド・アラゴンは大好きなサーキットの一つですがプレッシャーは高く、毎日やることがたくさんあります。しかし、楽しく走ることができました。いいコースですが、難しいサーキットです。それでも集中力を維持して、チームとうまく仕事に取り組み、ついにドゥカティの勢いを止めることができました。午前中はDrakeの『In my feelings』を聞き、ウイニングランではこの曲のことを考えました。とにかく、今まで以上に落ち着き、レースウイークをうまく過ごさなければなりませんでした。なぜならタイトルを獲得したいからです。そのためには完全に集中しなければなりませんでした」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 5位)
    「今日はほかのレースのときよりも戦闘的になれたと思います。そしてトップグループに近づけたと思います。残念ながら、今日のレースのカギはタイヤの選択だったと思います。自分のライディングもペースもよかったのですが、グリップがあまり高くなく、ハードリアタイヤがプラクティスのときと同じグリップを発揮できなかったのが残念でした。もしかしたら、今日の路面コンディションにはソフトの方がよかったかもしれません。毎周、コンマ数秒タイムを落としました。ほかのライダーにもついていけませんでした。それがなければ表彰台争いはもちろん、優勝も狙えたと思います。一歩一歩、少しずつ前進しています。次のレースではもっと速くなれるようにしたいです」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 11位)
    「今日はいい仕事ができました。それと同時に、チームがレースウイークを通していい仕事をしてくれたことを証明できました。残念ながらグリッドペナルティーで19番手からのスタートになってしまいましたが、かなりのポジションをリカバーすることができて、11位を獲得できました。とてもうれしく思っています。チームのサポートがなければこの結果は出せませんでした」

    中上貴晶(MotoGP 12位)
    「ベストリザルトタイの12位でしたが、正直、内容がよくなかったのであまりうれしくありません。今日は前後ハードでいったのですが、フロントに問題があり、特に左コーナーのブレーキングで問題を抱え、ペースを上げられませんでした。そのタイミングでほかのライダーに前を抑えられ、なかなか抜けなくなりました。今日はトップ10を狙っていました。バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)に抜かれ、その後、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)にも抜かれましたが、マーベリックの前でゴールできたんじゃないかと思います。悔しさの残るレースですが、予選ではソフトを使えるようになるなど、成果はありました。しかし、正直もったいないレースをしてしまったという気持ちです。ほかの選手のペナルティーで一つグリッドが上がって11番グリッドだったので、もう少し上のリザルトを残したかったです」

    トーマス・ルティ(MotoGP 17位)
    「ポイント獲得まであと少しだったので、それを逃してしまい残念です。スタートからリズムがとてもよく、ロレンソが転倒したときにインサイドにいたのはラッキーでした。レース中盤、タイヤに問題が出るまではいいペースがありました。残り4周では、リアホイールに少し振動がありました。レース序盤でタイヤをセーブする方法を見つけなければなりません。このような暑いコンディションのレースで多くのことを学びました。今後のレースに役立つと思います」

    カル・クラッチロー(MotoGP リタイア)
    「いいスタートを切ることができましたが、ホルヘが僕の前で転倒して、ポジションを9番手から10番手まで落としてしまいました。彼のせいではありません。あれはレースアクシデントの一つです。彼に当たってしまうと思ったので、止まらなければなりませんでした、そのあと追い上げましたが、ウォームアップの1コーナーで転んだマルクのような転倒をしてしまいました。ブレーキングで突然、グリップを失いました。レースではかなりいい感触がありました。自分のペースには満足しています。必要であればもっと速く走れると思いました。でも長いレースだということが分かっていたので、自分のポジションをしばらくキープしました。それから数周でアレイシやダニに追いつきました。転ばなければ、表彰台争いもできたかもしれません。でもドヴィやマルクの走りはすばらしく、スズキ勢も今日はいい走りをしていたので、厳しいレースになっていたかもしれません。でも転倒してしまったので、今は次のタイに気持ちを切り替えたいです」

  • MotoGP | ホンダ 第14戦 アラゴンGP 予選レポート

    MotoGP | ホンダ 第14戦 アラゴンGP 予選レポート

    MotoGP 第14戦アラゴンGPの予選は、2日連続で青空が広がる絶好のコンディションとなり、フリー走行でトップタイムをマークしてQ2進出を果たしたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、大接戦の予選で3番手につけ、今季8回目のフロントローを獲得した。

    1回目のアタックは、ライバルのスリップをうまく利用し、1分46秒台を2周連続でマークする快走で、この時点でトップに浮上した。

    しかし、リアタイヤを新品にして挑んだ2回目のアタックは、Q2に進出した多くの選手が牽制し合う接近戦となり、大会2連覇中で、フリー走行でも快調な走りを見せたマルケスをマークする選手も多く、そのため完全なアタックができず、3番手へとダウンした。

    こうしてマルケスは、今季5回目のポールポジション(PP)獲得は果たせなかったが、タイトル獲得に向けて重要な戦いとなるだけに、あえて無理せず、着実にフロントローを獲得した。昨年の大会は予選5番手から圧倒的な速さで大会2連覇を達成した。「今年は無理に優勝を狙うレースはしない」とコメントしているが、チャンスがあれば地元ファンの期待に応えて今季6勝目を目指す意気込みだ。

    初日4番手のカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が、予選でも4番手タイムをマークした。2回目のアタックでは、前を走る選手がラインを外し、それを回避するため通常とは違うラインを走行し、その結果、転倒を喫し、タイム短縮を果たせなかった。今大会は、アラゴンで事前テストを行っているドゥカティ勢が好調な走りを見せているが、クラッチローは、2列目から2戦連続の表彰台と今季2勝目に挑む。

    2年連続の表彰台と今季初表彰台を目指すダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が6番グリッドを獲得した。今年で引退を表明しているペドロサだけに、地元ファンの声援は一段と大きく、自然と気合の入った走りになっている。今年はここまで表彰台のないペドロサだが、今季初表彰台と2年連続のアラゴンGP表彰台獲得が期待される。

    初日19番手と出遅れた中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が、2日目のフリー走行で17番手へとややポジションを上げ、予選11番手以下の選手が出場するQ1では、これまで課題だったソフトタイムを攻略してQ2進出を果たした。今季3回目となったQ2では、ロングストレートをうまく利用しようと牽制しあうセッションとなり、上位陣の走りを学ぼうと思っていた中上は思惑が外れ、Q2最下位の12番手だった。しかし、今大会はレースペースもよく、決勝では今季初のトップ10フィニッシュを目指す。

    初日11番手と好調なスタートを切ったフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は13番手だった。フリー走行では、トップ10に入れず、11位以下の選手で競うQ1でも中上貴晶にわずかに届かず3番手だった。その結果、13番グリッドが確定したが、予選終了後、コース上でスロー走行をしたことで3列後退のペナルティを科せられ19番グリッドとなった。しかし、アラゴンを得意とするモルビデリだけに、決勝では追い上げのレースに挑む。チームメートで初ポイント獲得に挑むトーマス・ルティは20番グリッドから決勝に挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP 3番手)
    「今日はポールポジション争いができました。実際にラップタイムは接戦でした。ここではスリップストリームがかなり大きな役割を果たすので、あるポイントでは、みんなそれを待っていました。最初のアタックでは、スリップストリームを使ってトップに立つことができました。そして、最後のアタックでもスリップを使いたかったのですがうまくいきませんでした。最後のラップは、ドヴィ(ドヴィツィオーゾ)の後ろでいいペースで走っていましたが、いくつかミスを犯しました。一つは12コーナー。少しだけラインをミスし、チャンスを失いました。しかし、フロントロースタートは僕たちの目標だったし、それを達成することができました。今回もまた僕とドゥカティ勢の戦いになりそうです。どうなるかは様子を見たいです。FP4ではブレーキングを少し遅らせたことで転倒してしまいましたが、それまでのペースはユーズドタイヤでもとてもよかったです。コーナーでの限界を見つけることができたのでそれもいい警告になりました。長いレースになると思いますが、力はあると思います。ほかのセッションでも楽にマシンを乗りこなすことができたので、明日は可能であれば最後まで戦いたいです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 4番手)
    「今回の予選は、最後のラップでブレーキングミスをしてしまったので少し残念でした。マーベリック(ビニャーレス)か、ほかのブルーのマシンのライダーがコースを外れたのが見えたので、フルブレーキのあと、早めにマシンを寝かせたのですが、それで転倒してしまいました。でも僕は大丈夫です。チームも一生懸命仕事をしています。事前テストもしていないのに、このサーキットでドゥカティ勢に対していい戦いができています。彼らのペースは僕たちよりも強いことは疑いの余地はありません。彼らはマルクよりも力強いペースがあります。でも明日のレースでなにができるかは様子を見て考えたいです。ほぼすべてのセッションでかなりいいところに来ているので楽しみです」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 6番手)
    「上位のラップタイムはとても接戦でした。そのため、小さなミスでも、2つか3つポジションを落としてしまいます。ここアラゴンでは少なくとも前の2列に入ることが重要です。なぜなら1コーナーがスタートからとても近く、少しトリッキーになるからです。いいスタートを切って、最初の2つのコーナーでいいラインを見つけなければなりません。明日のペースがどうなるかはまだわかりませんが、全体的にレースのリズムはいつもよりいいです。明日のウォームアップでもう少し調整を進め、様子を見たいです」

    中上貴晶(MotoGP 12番手)
    「昨日の課題だったフロントタイヤを今日は少しうまく使えてタイムを上げることができました。これで3回目のQ2進出となりましたが、とてもポジティブでした。しかし、今日は1分48秒台が限界で、それ以上を狙うには、さらにセットアップを進めなくてはいけないと感じました。そのためにもQ2でみんなの走りを見たいと思いました。特にマルクの走りを参考にしたかったのですが、今日のQ2はみんなが集団になってしまい、Moto3クラスのように牽制しあう予選になってしまったので、ちょっと残念でした。とは言ってもソフトの走り方のきっかけを見つけられたのは大きな収穫でした。明日の決勝はトップ10を目指しがんばります」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 13番手) ※決勝のスターティンググリッドは19番手
    「今日はいいスピードがありましたが、残念ながら予選では2度目のアタックができませんでした。でも全体的には今日は満足しています。速いペースのライダーがたくさんいるので、厳しいレースになると思います。明日はとても暑くなると思うので、タイヤのマネジメントが重要になると思います」

    トーマス・ルティ(MotoGP 20番手)
    「ポジティブな日でした。そして前進することができましたが、それはほかのライダーたちも同じです。今日は、昨日よりもマシンの感触がよく、予選もポジティブでした。レースに向けてタイヤを選択するためには、まだ十分ではなく、すべてのインフォメーションを分析して理解する必要があります。このサーキットはフロントタイヤが少し特別なものが要求されます。今日はハードのフロントタイヤの方が感触がよかったです」

  • MotoGP | ホンダ 第14戦 アラゴンGP 初日レポート

    MotoGP | ホンダ 第14戦 アラゴンGP 初日レポート

    終日、青空が広がったMotoGP アラゴンGPのフリー走行は、過去2年連続で大会を制覇しているマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が順調にセットアップを進め、トップタイムで初日を終えた。FP1は、前後ミディアムコンパウンドのタイヤを装着して、1セッション1セットで走り続けて6番手。FP1より気温が5℃上がり、最高気温が30℃まで上昇した午後のFP2は、前後ともにハードを装着してセットアップを進めた。そしてセッション終盤、フロントにミディアム、リアにソフトの新品タイヤを入れてタイムを短縮してトップに浮上、地元ファンの声援の中で、大会3連覇に向けて順調なスタートを切った。

    前戦サンマリノGPで3位、今季2度目の表彰台に立ったカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が、初日4番手とまずまずのスタートを切った。この日は、2台のマシンを使い、異なるセッティングにトライしながら順調にセットアップを進めた。そして最後のアタックでは、オーバーランを喫するミスがあったが、それでもトップのマルケスから0.480秒差の4番手。「ミスがなければ、あと0.3秒はタイムは短縮できたはず」と語るだけに、土曜日の予選では、マルケスとともにポールポジションとフロントロー獲得が期待される。

    昨年の大会でマルケスと1-2フィニッシュを果たしたダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が7番手と、2年連続表彰台獲得に向けて、まずまずのスタートを切った。マルケス同様にFP1は1セットのタイヤでセッションを走りきって18番手だったが、午後のFP2では前後にハードタイヤを装着してセットアップを進めると、セッション終盤にリアにソフトを装着して7番手に浮上した。ソフトタイヤを入れて、思うようにタイムが上がらなかったと語るペドロサ。2日目のフリー走行と予選で、問題を解消して上位を狙う。

    2戦連続3度目のQ2進出を狙うフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が11番手と好調なスタートを切った。Moto2時代の16年に3位、17年に優勝しているが、MotoGPでもコース攻略をスムーズに済ませ、順調なスタートを切った。

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、ソフトタイヤでタイムを出せず、やや苦戦の一日となった。トップとの差も1.741秒と大きく、2日目はトップと1秒差以内を目標にセットアップを進めることになる。初ポイント獲得を目指すトーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、リアタイヤのグリップに課題を残した。2日目のフリー走行、予選でタイム短縮とポジションアップに挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP 1番手)
    「今日はかなりいい仕事ができました。午前中から午後にかけて、特にリアタイヤの面で前進できました。今シーズン初めてこのサーキットを走ったので、マシンのセッティングや電気系を調整しなければなりませんでした。明日もこの調子で引き続き取り組みたいです。FP2の最後にみんなが新品リアタイヤを使いました。僕たちもそうしました。僕たちが金曜日からこれを使ったのはおそらく今年初めてだと思います。いくつか調整した部分がどのような結果になるのか理解することは大事なことです。これで疑問点が減りましたが、明日は、いくつか再確認したいと思います。幸い、天気がよく、とても暑いです。ドゥカティはここで事前テストを行っているので、同じレベルになるためにも、一つでも違った方向のセッティングをしないようにしたいです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 4番手)
    「今日はそれほど悪くありませんでした。マシンの感触はかなりよかったです。今日は違うセッティングを2つ試しました。両方ともポジティブとネガティブな部分があったので、そのちょうど中間の状態を作りあげようとしているところです。マシンはこのサーキットで感触がよく、うまく機能しています。アタックしている周の最終コーナーで、ポル(エスパルガロ)の後ろで大きなミスをしてしまい、コースから外れてしまいました。それでもまずまずのラップタイムを刻むことができました。ミスがなければ、あと0.3秒は速く走れたと思うのでとてもポジティブです。感触はいいので、レースのセットアップに集中して、明日の予選がどうなるか様子を見たいです」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 7番手)
    「今日はタイヤやサスペンション、そしてコースの感触をつかむことに集中して取り組みました。かなり暑く、決勝日も同じような気候になりそうなので、レースに向けていい感触をつかむことが重要になってきます。FP1の最後に新品タイヤは使いませんでしたが、午後のセッションでは最後に使いました。ソフトタイヤで思ったようにラップタイムは上げられなかったので、理由を調べたいと思います。また引き続きレースペースにも取り組んでいきたいと思います」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 11番手)
    「今日はMotoGPマシンで初めて走るこのサーキットを学ぶことに集中しました。いい日になったと思います。少しグリップが足りませんが、全体的にはレースへ向けて前進できたと思います」

    中上貴晶(MotoGP 19番手)
    「かなり暑いコンディションでした。予想通り路面温度も上がりましたが、思ったより路面の状態はよかったと思います。午前中はミディアム、午後はハードでスタートして最後にソフトを入れました。今日はハードで1分49秒台で走れるようになりましたが、ソフトでは、思ったようにタイムを出せませんでした。これは、これまでずっと抱えている課題なので、どこが遅れているのか、どこを改善しなくてはいけないのかをしっかりチェックしたいです。カルのデータも参考にしながら明日のフリー、予選に挑みたいです」

    トーマス・ルティ(MotoGP 21番手)
    「FP1からとてもいい感触があったので、セットアップにかなり取り組むことができました。でもまだ改善の余地はあります。特にリアグリップです。レースでは戦闘的になれるようにセットアップに集中しなければなりません。ソフトタイヤの方がマシンはうまく機能しますが、レースタイヤではそれほどではありません」