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  • MotoGP | ホンダ 第17戦 オーストラリアGP 予選レポート

    MotoGP | ホンダ 第17戦 オーストラリアGP 予選レポート

    MotoGP 第17戦オーストラリアGPの予選は、断続的に雨が降る不安定な天候の中で行われた。その中でMotoGPクラスは、幸いにも、FP3、FP4、Q1、Q2ともにドライコンディションで行われ、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、2戦ぶり今季5回目のポールポジション(PP)を獲得した。

    ドライコンディションとは言え、気温も路面温度も低く、時折り小雨が降る厳しい条件となった。加えて、フィリップアイランド特有の強い風が終日吹いて、選手たちを悩ませた。その中でマルケスは、いつも通り、決勝に向けてのセットアップに集中した。

    FP3は、前日のタイムをなかなか更新できないコンディションだったが、その中でマルケスはタイヤテストに集中しながら前日のベストを更新。総合順位は6番手のままだったが、1分29秒台で連続ラップを刻み、セッションのトップタイムをマーク。上位5位までの選手が前日のタイムを更新できない厳しい状況の中で順調にセットアップを進めてQ2に進出した。その後に行われたFP4では、FP3で使用したタイヤで引き続きロングランを行い6番手だったが、ここでも1分29秒台から30秒台でラップを刻み、決勝のシミュレーションを行った。

    迎えたQ2では、セッション中に小雨がぱらつく難しい状況だったが、快調にタイムを刻んだマルケスが、2位のマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)に0.3秒差をつけて今季5回目、大会5年連続のPPを獲得した。

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、厳しいコンディションの中でタイヤテストに集中した。フリー走行では総合18番手。11番手以下で競うQ1では4番手までポジションを上げて14番グリッドが確定した。決勝ではシングルフィニッシュを目指す。

    ルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得に向けて着実に前進するフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、今大会、さらにステップを刻むためのトライを続けて15番手。決勝では追い上げのレースに挑む。

    今年を最後に引退を表明しているダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、不安定な路面コンディションと強風に苦しめられ、思ったような走りができなかった。小柄なペドロサにとって、これまでもフィリップアイランドは苦戦するサーキットだったが、土曜日の予選は、厳しい条件がそろう一日となった。決勝は後方からのスタートになりますが、追い上げのレースに期待される。

    初ポイント獲得に闘志のトーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は20番手。不安定なコンディションの中で、タイヤの選択など、なかなか思うようにセットアップを進めることができなかったが、決勝では初ポイント獲得に挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP ポールポジション)
    「ポールポジションを獲得するのは、とてもたいへんでした。天候がトリッキーだったので、いつプッシュすればいいのか、難しい判断を強いられました。降り方は小雨で、路面を十分に濡らせるほどではありませんでした。しかし、バイザーやスクリーンに雨粒がつくので少し怖い思いをしました。小雨が止んだときに、すぐにアタックしました。ポールポジションを獲得するのに十分なラップを刻むことができました。PPを獲得し、上位のライダーたちに近づくことができました。正直、思っていたほど快適ではないのですが、それでもレースウイークを通して前進してきたのでメンタルもいつものようにポジティブです。でも、明日のレースでは何を期待したらいいのかはっきりわかりません。昨日今日と、多くの転倒があり、僕も転倒しました。そして天候は本当に予測不能であり、タイヤの選択は重要になります。僕たちはコンストラクターズとチームのチャンピオンシップのことを考えなければなりません。もし優勝が無理ならば表彰台を狙います」

    中上貴晶(MotoGP 14番手)
    「通常ならセッションをこなすごとにコンディションがよくなるのですが、今日はあまりコンディションが改善されず、おまけに風も強く、厳しい条件の一日になりました。昨日は転倒で一日を終えたので、今日はFP3、FP4、そしてQ1と確実にセットアップを進め、タイヤテストに集中しました。昨日まではミディアムを使用していましたが、今日のコンディションでは、ライダーのほとんどが、ソフトとハードに分かれました。今日のようなコンディションならソフト。天気がよくなればハードを選ぶことになると思います。このコースは、ペースを落とすとすぐにタイヤが冷えるので、単独で走ることが多く、なかなか、MotoGPマシンでの走り方を学ぶチャンスが少なくて残念でした。明日はいいスタートを切ってグループについていき、フィリップアイランドを攻略したいです」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 15番手)
    「今大会はずっと試していることがあるのですが、昨日から少し前進することができました。よかったです。明日はもっと前進したいと思います。いい天気になってもらい、レースではポイント圏内を目指しアタックしたいと思います」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 18番手)
    「路面コンディションと強い風のために今日はとても難しい一日となりました。特にセクター1とセクター3の高速コーナーでいい感触がつかめませんでした。ホイールを地面に接地させることに苦労しました。まるでセーリングをしているようでした。コーナリングスピードをうまく使えないのは、このサーキット特有のものがあります。なぜならコーナリングスピードとバンク角が重要だからです。あまりうまく走れず、予選は本当によくありませんでした。明日は風が収まり、今日よりうまく走れることを願っています」

    トーマス・ルティ(MotoGP 20番手)
    「最後のラップはセクター3までよかったのですが、セクター4でタイムを落してしまいました。今日は接戦だったので、このミスがなければもっといいポジションを獲得できたと思います。今日はセッティングがよくなったのですが、トリッキーなコンディションで簡単ではありませんでした。かなり後方からのスタートになり残念です。全体的には悪くありませんでした。レースに向けてまだタイヤの選択をしなければなりませんが、多くのことを学びました。フロントタイヤが最後まで持つかどうか確かではありません」

  • MotoGP 第17戦 オーストラリアGP 予選 | マルク・マルケスがPP獲得

    MotoGP 第17戦 オーストラリアGP 予選 | マルク・マルケスがPP獲得

    MotoGP 第17戦 オーストラリアGPの公式予選が10月27日(土)にフィリップアイランド・サーキットで行われ、マルク・マルケス(ホンダ)がポールポジションを獲得した。

    気温15度、路面温度25度のドライコンディションの中、2018年王者のマルク・マルケスは1分29秒199をマーク。今季6度目、最高峰クラスで51度目、当地で5年連続6度目、キャリア通算79度目のポールポジションを獲得した。

    2番手には0.310秒差でマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が入り、今季4度目の1列目に進出すれば、3番手には0.506秒差でヨハン・ザルコ(ヤマハ・テック3)が入り、2戦連続6度目の1列目を確保した。

    2列目にはアンドレア・イアンノーネ(スズキ)、アレックス・リンス(スズキ)、ジャック・ミラー(アルマ・プラマック)、3列目にはバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、ダニロ・ペトルッチ(アルマ・プラマック)、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が並ぶ。

    中上貴晶(LCR・ホンダ)は、公式予選1で4番手となり、14番グリッドから決勝をスタートする。

    2018年 MotoGP 第17戦 オーストラリアGP 予選結果

    順位 No. Rider Team Time
    1 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分29秒199
    2 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分29秒509
    3 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分29秒705
    4 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分29秒712
    5 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分30秒026
    6 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング 1分30秒140
    7 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分30秒270
    8 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング 1分30秒328
    99 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分30秒519
    10 55 ハフィス・シャーリン モンスター・ヤマハ・テック3 1分30秒593
    11 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分30秒640
    12 19 アルバロ・バウティスタ ドゥカティ・チーム 1分32秒367
    13 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム 1分30秒174
    14 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ 1分30秒452
    15 21 フランコ・モルビデリ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分30秒518
    16 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分30秒646
    17 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング 1分30秒679
    18 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分30秒770
    19 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分30秒911
    20 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分30秒958
    21 81 ジョルディ・トーレス レアーレ・アビンティア・レーシング 1分31秒141
    22 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分31秒309
    23 7 マイク・ジョーンズ アンヘル・ニエト・チーム 1分32秒639
  • MotoGP | ホンダ 第17戦 オーストラリアGP 初日レポート

    MotoGP | ホンダ 第17戦 オーストラリアGP 初日レポート

    MotoGP 日本GPからの連戦となった第17戦オーストラリアGPは、時折り小雨が落ちる不安定な天候の中でフリー走行が行われた。この日は、午前中に行われたMoto3クラスのフリー走行で、コース上に出たオイルの処理で2時間の中断となり、大幅にスケジュールが変わった。MotoGPクラスの2回のセッションは、ともに午後に行われ、ドライコンディションだった。

    こうして、イレギュラーなタイムスケジュールで行われたフリー走行だが、前戦日本GPで3年連続5度目のチャンピオンに輝いたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、これまで通りタイヤテストに集中、連続周回をこなし、決勝に向けて準備を進めた。1回目のセッション終盤に、前後新品タイヤでコースインして3周目に転倒を喫したが、2回目のセッションでは1回目のセッション終盤に投入したタイヤで連続ラップをこなし、多くのデータを収集した。初日は、トップから1秒差以内に9台という接戦となり、その中で7番手のマルケスだが、内容では相変わらずポールポジション(PP)争い、優勝争いに加わる走りでファンを喜ばせた。

    チームメートのダニ・ペドロサは初日13番手、2日目のフリー走行で予選Q2進出に向けてトップ10内を目指す。不安定な天候の中でペドロサは、FP1では1コーナーで転倒、FP2ではタイムを短縮したがポジションは変わらず苦戦の一日となった。課題はフロントの接地感で、土曜日のフリー走行、予選で改善に取り組む。

    ルーキー・オブ・ザ・イヤーに向けて着実に前進しているフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、リアのセットアップに苦戦する一日となり18番手。しかし、このコースを得意としているだけに、2日目のフリー、予選でタイムとポジションを上げることが期待される。

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、高速コーナーが続くフィリップアイランド攻略にやや手間取り、ソフトタイヤでアタックしたFP2では転倒してタイムを伸ばせず19番手。モルビデリ同様、2日目のフリーと予選でコース攻略に全力を尽くす。

    初ポイント獲得に闘志を燃やすトーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、21番手からイギリスGPの15番手を凌ぐベストグリッド獲得に挑む。

    初日5番手とHonda勢トップのカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、FP2のセッション終盤に1コーナーで転倒し、右足首を骨折して今大会を欠場する。クラッチローはメルボルン市内の病院で手術を受ける予定。

    マルク・マルケス(MotoGP 7番手)
    「今日はマシンやフロントタイヤのフィーリングがよくないままスタートすることになりました。そして予想もしていない転倒をしてしまいました。セカンドセッションでは7番手に終わりましたが、前進できたので満足しています。マシンを調整して、フィーリングを理解するためにロングランをこなしました。まだやることはたくさんありますが、今は正しい方向へ進んでいると思います。今回も接戦になっています。みんなのポジションがまだはっきりしないので、明日がどうなるか様子を見たいです。もちろん100%を尽くします」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 13番手)
    「今日の1回目のセッションは感触は悪くありませんでした。しかし、同じタイヤを使い、マシンにもなにも調整していない状態でセカンドランに出たとき、フロントから転倒してしまいました。2回目のセッションでもコーナリングでのフロントの感触は完ぺきではありませんでした。タイヤはソフトとミディアムスペックを試しました。引き続き取り組んでいかなければなりません。明日がどうなるか様子を見たいです」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 18番手)
    「今日はリアのパンピングの問題でかなり苦戦しました。そのため難しい一日になりました。でもハードタイヤではまずまずの速さがあったのでよかったです。なぜこうしたことが起こったのか原因を考えなければなりません。とにかくこのサーキットをMotoGPマシンで走ることができてよかったです。明日も引き続き、決勝に向けてパフォーマンスをよくしていくことに集中したいと思っています」

    中上貴晶(MotoGP 19番手)
    「オランダGPの行われるアッセンと似たような感じで、切り返しのタイミングなどがつかみにくく、最後まで攻略できませんでした。タイヤを冷やさないようにしながら、だれかの走りを見ようと思いましたがうまくいきませんでした。今日はスケジュールが大きく変わり、FP1のあと、マシンのセットアップをちゃんとチェックする時間がないまま、FP2に挑まなくてはいけませんでした。今日はハードで走って着実にセットアップを進めたいと思っていました。FP2の最後に、ソフトタイヤでタイムを出そうと思ったのですが、6コーナーの進入で転んでしまいました。今日はマシンのセットアップはもちろんのこと、コース攻略ができていないままの部分もいくつかあるので、明日も引き続きコース攻略に努めたいです」

    トーマス・ルティ(MotoGP 21番手)
    「FP1は、とてもいいスタートが切れました。スピードもあり、前進できると思いましたが、間違った方向でセットアップを進めてしまいました。明日に向けて再度マシンのバランスを考え直さなければなりませんが、進むべき方向性について、おもしろいことを見つけました。明日の天候が安定することを願っています。天候がよければ、予選と決勝に向けて準備を整えることができると思います」

  • MotoGP | ホンダ 第17戦 オーストラリアGP プレビュー

    MotoGP | ホンダ 第17戦 オーストラリアGP プレビュー

    MotoGP 日本GPからの連戦となる第17戦オーストラリアGPが、10月26日(金)~28日(日)の3日間、フィリップアイランド・サーキットで開催される。1周4.4kmのフィリップアイランドは、高速コーナーが連続するレイアウトで、シーズンを通して高いアベレージスピードを誇る高速サーキットの一つだ。アクセル全開で走る割合が多いので、エンジンの性能差がほとんど出ない。また、こうした特徴により、スリップストリームを使い合うことになるため、毎年し烈なバトルが繰り広げられる。今大会も壮絶な優勝争いとなることが予想される。

    前戦日本GPでは、タイトル王手のマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、総合2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)と一騎打ちの戦いを繰り広げ、アラゴン、タイに続く3連勝を達成、今季8勝目を挙げて3年連続5回目のタイトルを獲得した。3連戦の最初のレースでタイトルを決めたマルケス。すべてのプレッシャーから解放されて残り3戦に挑む。

    過去、フィリップアイランドでは、2012年にMoto2クラスのタイトルを獲得している。MotoGPクラスでは、15年に大会初優勝、昨年はポール・トゥ・ウイン。今年は2年連続3回目の大会制覇と今季9勝目に挑む。マルケスのライダーズタイトルに続き、今大会はHondaが3年連続24回目のコンストラクターズタイトル獲得に王手をかけており、Honda勢は全力で優勝を目指す。

    前戦日本GPで今季3回目の表彰台に立ち、総合5位につけるカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が、2戦連続表彰台と今季2勝目にチャレンジする。フィリップアイランドでは、12年に表彰台獲得を果たしているが、LCR Honda CASTROLに移籍してからはまだ表彰台獲得がない。登り調子で迎える今大会は、マルケスとともに今季2回目の1-2フィニッシュを目指す。

    総合11位のダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が最後のオーストラリアGPに闘志をかきたてている。しかし、これまでフィリップアイランドはMotoGPクラスでは優勝経験がないサーキットの一つ。その理由は、不安定な天候と、加えて、フィリップアイランド特有の強風にある。小柄なペドロサにとっては厳しい条件のサーキットだが、フィリップアイランドで今季初の表彰台獲得を目指す。

    総合14位につけるフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、ここまで11回のポイント獲得で、ルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得に大きく前進している。今大会はサンマリノGPからの連続ポイント獲得記録を「5」に伸ばす意気込みだ。

    前戦日本GPで15位。ホームGPで思うような走りができなかった中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)がその雪辱に挑む。フィリップアイランドは得意とするサーキット。Moto2時代は表彰台獲得はないが、MotoGPクラスではポイント獲得とトップ10入りを目指す。

    トーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、念願の初ポイント獲得に挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP 総合1位)
    「タイトルを獲得してオーストラリアに到着できることはすばらしい気分です。シーズンの最後を楽しみたいと思います。もちろんコンストラクターズとチームのタイトルのことを考えなければならないので、同じレベルのパフォーマンスを維持したいと思います。その目標を達成させることは僕たちやHondaにとって重要なことなので、さらに優勝を目指したいです。フィリップアイランドは大好きです。ファンにとっては、すばらしいショーとなる長いバトルのレースになります。晴れて暖かい天気から、急に寒く風が強くなったりするので、レースウイークを通じて天気がいいことを願っています。とにかくいつも通り集中してトップグループを目指します。そしてレースを楽しみたいと思います」

    カル・クラッチロー(MotoGP 総合5位)
    「フィリップアイランドではベストを尽くします。常にベストを尽くしてきました。でも今の最大の問題は、チャンピオンを獲得したマルクには、失うものがなにもないということです。 そのため、僕たちにとってはこれまで以上に厳しい戦いが待ち受けることになります。もし、3回のDNFがなければ、今年はチャンピオン争いができていたかもしれません。でもそれはもう終わったことなので、全力で戦うだけです」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 総合11位)
    「フィリップアイランドでは過去にいい結果を出したこともありますが、あまり得意なサーキットではありません。最近はいいセットアップを見つけるのに苦戦しました。できる限りベストを尽くしたいです。いい天気になってもらいたいです。すべてのセッションをうまく利用してレースに向けて準備ができることを願っています」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 総合14位)
    「フィリップアイランドはもてぎとは全く違うサーキットです。過去にあまりいい結果を残したことはありませんが、大好きなサーキットの一つです。MotoGPマシンで走るのが、とても楽しみです」

    中上貴晶(MotoGP 総合20位)
    「日本GPを終えて、次のレースがすぐあるのはすばらしいことです。なぜなら、日本では残念な結果に終わったからです。チームも僕も気持ちを切り替えてオーストラリアGPに挑みたいです。フィリップアイランドは大好きなサーキットです。レースウイークを通して安定した天候となることを願っています。ベストを尽くします」

    トーマス・ルティ(MotoGP 総合26位)
    「フィリップアイランドはすばらしいサーキットです。これほど壮観なサーキットでレースができることがうれしいです。3連戦ということで、チームとたくさんの時間を過ごすことになります。楽しい時間でもあり、次のレースに向けてクリアなプランを立てることにも役立ちます。フィリップアイランドでは、もっと速いスピードで周回できることを願っています」

  • ホンダ、NSXの2019年モデルを発売

    ホンダ、NSXの2019年モデルを発売

    ホンダは、スーパースポーツモデル「NSX(エヌエスエックス)」をモデルチェンジし、10月25日(木)より購入の申し込みを受け付け、2019年5月に発売する。

    2016年8月に発表した2代目NSXは、卓越した運動性能を持ちながら誰もが快適に操ることができる「人間中心のスーパースポーツ」という、初代モデルが提案したコンセプトを継承しながら、ホンダ独自の電動化技術である3モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID SH-AWD(Super Handling-All Wheel Drive)」との融合により、エンジンだけでは達成することが難しい高いレベルのレスポンスとハンドリング性能を実現。

    “新時代のスーパースポーツ体験(New Sports eXperience)”を提案したモデル。発表から2年で、当初の計画を大きく上回る約400台がオーダーされるなど、好評を博している。

    ホンダが考える“新時代のスーパースポーツ体験”を提案するクルマとして進化を続けるNSXは、今回の改良でダイナミクス性能の熟成を図り、日常からサーキットでのスポーツ走行まで、ドライバーとクルマの一体感が生み出す操る喜びをさらに追求している。またデザインにおいても、フロントまわりや各カーボンパーツの仕上げの変更により、NSXの特徴であるワイド&ローなたたずまいに磨きをかけるとともに、存在感を放つ新色「サーマルオレンジ・パール」を追加した。

    NSXの購入のサポートおよび商談のお申し込みは、全国のNSX PERFORMANCE DEALERにて承る。受注生産となり、納期の見通しは約半年から1年となる。

    NSX
    乗車定員:2名
    エンジン:3.5L V6 DOHCツインターボ
    トランスミッション:9速DCT
    駆動方式:4WD(SPORT HYBRID SH-AWD)
    全国メーカー希望小売価格:23,700,000円(消費税8%込み)
    ※価格には、保険料、税金(消費税を除く)、登録などに伴う費用は含まれません
    ※自動車リサイクル法の施行によりリサイクル料金が別途必要。リサイクル料金は、リサイクル預託金(シュレッダーダスト、エアバッグ類、フロン類のリサイクルなどに必要な費用、情報管理料金)および資金管理料金の合計金額

    ○ボディーカラー(全8色)
    バレンシアレッド・パール、ヌーベルブルー・パール、サーマルオレンジ・パール(新色)、ソースシルバー・メタリック※3、カジノホワイト・パール※3、130Rホワイト、クルバレッド、ベルリナブラック
    ○インテリアカラー(全5色)
    エボニー、オーキッド、レッド、サドル、インディゴ(新色)

    NSX 主な変更点
    走り:ドライバーとクルマの一体感が生み出す、操る喜びを追求
    市街地からワインディングロード、またサーキットでの限界走行域まで、あらゆるシーンでのコントロール性や、アクセル操作におけるドライバビリティー、路面との接地感のさらなる向上を目指し、ダイナミクス性能を進化させた。新開発の専用タイヤを採用するとともに、サスペンション各部を見直し、フロントスタビライザーを26%、リアスタビライザーを19%、リアコントロールアームブッシュを21%、リアハブを6%と、それぞれ剛性を高め、クルマとしての基本性能を向上。合わせてNSXの魅力の一つである、走行シーンに応じて最適な車両特性を選択できる「インテグレーテッド・ダイナミクス・システム」の各モードの制御を最適化。アクティブ・ダンパー・システム、VSA、EPSの各制御や「SPORT HYBRID SH-AWD®」の駆動配分制御を熟成した。これにより低中速域での切れの良いハンドリングと高速域での安定性を高次元で両立させ、限界走行域においても、コーナリング時の高いGでのコントロール性や車両安定性を追求している。

    デザイン:NSXの個性をさらに印象づける、質感の向上や新色の追加
    ご好評いただいているワイド&ローなスタイリングをより際立たせるため、フロントグリルを、従来のシルバーからボディーと同色に変更したほか、フロントとリアのメッシュパーツや、オプション設定の各種カーボンパーツを、従来のマット仕上げからグロス仕上げに変更。質感を向上し、シャープなたたずまいを強調した。

    スーパースポーツとしての存在感を際立たせるボディーカラーとして、新たに「サーマルオレンジ・パール」を追加。初代NSXで採用していたイモラオレンジ・パールにインスピレーションをうけながら、現在の塗装技術の活用で、より鮮やかなオレンジとして刷新。またカーボンセラミックブレーキローター(オプション設定)にも、ブレーキキャリパーの新色としてオレンジを追加した。さらにインテリアでは、上質感ただよう新色としてインディゴを追加したほか、レッドを、セミアニリンフルレザーパワーシート(オプション設定)でも選択可能とした。

    装備:アルミ製スポーツペダル&フットレストを標準装備化
    これまでカーボンファイバーインテリアスポーツパッケージ(オプション設定)の一部だったアルミ製スポーツペダル&フットレストを、標準装備化

  • MotoGP | ホンダ 第16戦 日本GP 決勝レポート

    MotoGP | ホンダ 第16戦 日本GP 決勝レポート

    マルク・マルケス(Repsol Honda Team)のタイトル王手で迎えたMotoGP 第16戦 日本GPは、昨年同様、マルケスと総合2位につけるアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)との一騎打ちとなり、ラスト2周となった23周目の10コーナーでドヴィツィオーゾが転倒したことで、マルケスの3年連続5回目のチャンピオンが決まった。

    今大会は、マルケスのタイトル獲得にストップを掛けたいドヴィツィオーゾが、ポールポジションスタートから先頭に立った。一方、予選6番手から好スタートを切ったマルケスは、オープニングラップで2番手に浮上、ドヴィツィオーゾをピタリとマークした。

    その後、マルケスが一度トップに立つが、ドヴィツィオーゾがすぐに抜き返す。しかし、ラスト7周となった18周目に1分45秒台へとペースを上げたマルケスが、21周目にドヴィツィオーゾを抜いて首位に浮上。マルケスに先着するのがタイトル阻止の条件となるドヴィツィオーゾだが、10コーナーのブレ-キングで転倒を喫し、チャンピオン争いに決着がついた。ドヴィツィオーゾの転倒でタイトルが決定したマルケスですが、アラゴンGP、タイGPに続く3連勝と今季8勝目を挙げて、タイトル獲得に華を添えた。

    その後方では、カル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)とアレックス・リンス(スズキ)のし烈な2位争いが繰り広げられ、クラッチローがリンスの追撃を振り切って2位でフィニッシュ。今季3回目の表彰台に立った。

    ダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、予選11番手から8位争いを繰り広げ8位でフィニッシュ。表彰台には立てなかったが、日本のファンの声援に応え、熱い走りを見せた。

    フランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が11位。ホームGPを迎えた中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、スタート直後にコースアウト、オープニングラップ22番手と厳しいレースとなったが、追い上げて15位。トーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は20位でチェッカーを受けた。

    マルク・マルケス(MotoGP 1位)
    「本当にとてもいい気持ちです。夢が実現したとか、それ以上で、夢の中にいるような感覚です。チーム、HondaとHRCの人たち、家族、そしてスタッフと、ここで一緒に分かち合えるということも、とても特別なものです。このシーズンはすばらしいシーズンだったので、アラゴン以来、このタイトル獲得を夢見てきました。それが目前にあったからです。でもそのあと、それでは自分のスタイルになっていないと気がつきました。さらにモチベーションを高める必要があったので、最初の勝負の場となるもてぎで、勝ってタイトルを決めるという目標を定めました。その目標を達成する場としてもてぎはチャレンジングなサーキットでしたが、自分はプレッシャーのもとにあるほど、マシンに乗っていて心地よく感じるような気がします。今日のレースは自分が想定していた通りになりました。いいスタートができるように準備していたので、すぐに数人をパスできました。1周目の終盤には2位になり、そのあとはアンドレアの後ろにつくことができ、そのままついて行きました。自分のほうが若干余裕があると感じていたので、最終ラップより前に仕掛けようと考えていました。アンドレアはハードにプッシュしていて、ミスをしてしまいました。彼は表彰台にいて当然だったので、とても残念です。表彰台についていえば、ダニも今季少なくとも一度は獲得するに値すると思っています。フィニッシュラインを通過したとき、喜びが爆発しました。周りの人たちが、今回のレベル7の企画をしてくれていたのですが、僕は事前に何も知らされていませんでした。きっと、あのようなゲームでたくさん遊んできたからなのだと思います。これからこの7度目のタイトル獲得のお祝いをして、残りの3レースを楽しみたいと思います」

    カル・クラッチロー(MotoGP 2位)
    「今日はみんないいバトルを見ることができたと思います。Hondaのホームレースでこの結果を出せてうれしいです。チームはすばらしい仕事をしてくれました。ドヴィ(ドヴィツィオーゾ)がペースを落とし続けたので、後ろのみんなが追いついてきたことが問題でしたが、この状況ですばらしい仕事ができたと思います。リアタイヤの左側のグリップに少し苦しんでいたので、レース終盤のためにタイヤをセーブして、リンスを押さえ続けました。僕がしなければならないことはそれだけでした。そしてドヴィが転倒し、僕が2位になったので、最終的にはとてもうれしいです。今回は非常にうまく走っています。最近はいい結果をいくつか出していますし、次のフィリップアイランドへ強い意気込みで向かうことができます。もちろんタイトルを獲得したマルクにはおめでとうと言いたいです。彼はすばらしいシーズンにしました」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 8位)
    「今日のレースは期待していたようなパフォーマンスにたどり着けず、とても残念です。マシンに完ぺきなフィーリングがなく、かなり苦戦しました。このサーキットはとても好きなところなので残念です。とにかくこのような状況でも、できる限りがんばらなければなりません。マルクにはおめでとうと言いたいです。彼の成し遂げたことはすごいことです。彼は今シーズンどこでも強く、ほとんどミスもせず、常にポイントを獲得してきました。彼は前進し続けるライダーです。チームもすばらしい仕事をしたと思います」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 11位)
    「このサーキットではレースウイークを通して苦戦しました。残念ながら昨日は予選でマシンを壊してしまいましたが、レースではようやく速く走ることができました。いいペースを維持してトップ10に近いところでフィニッシュすることができました。加速ポイントが多く、難しいサーキットだったのでとてもうれしいです」

    中上貴晶(MotoGP 15位)
    「スタートは4列目でしたが、混戦の中でも、まずまずうまく切れて1~2コーナーはクリアできました。しかし、3コーナーから4コーナーでの接触でハンドルがひっかかり、立て直したのですがコースアウト。そこで順位を落として、レースを厳しいものにしてしまいました。できる限りプッシュしたのですが、悔しい結果に終わりました。今回はブレーキの問題も朝のウォームアップランで解決し、タイヤ選択も問題なく追い上げて行ける状況だったので悔しいです。多くの声援に応えることができず申し訳ない気持ちです。残り3戦、準備をしっかりして結果を残せるように挑みます」

    トーマス・ルティ(MotoGP 20位)
    「レース序盤からすでに問題があり、マシンの感覚をつかむことが全くできませんでした。スタートでは、しっかりと反応して加速できたことはよかったのですが、その後、リアのグリップに苦労して、タイヤに熱を入れることができず、前方に引き離されてしまいました。レースの中盤でリズムがよくなってきましたが、それでは遅すぎました」

  • MotoGP | マルク・マルケスが2018年の年間チャンピオンを獲得!

    MotoGP | マルク・マルケスが2018年の年間チャンピオンを獲得!

    MotoGP 第16戦 日本GPの決勝レースが10月21日(日)にツインリンクもてぎで行われ、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が優勝。3年連続、5度目のMotoGPチャンピオンを獲得した。

    快晴のもとで行われた日本GPの決勝レースは、タイトルを争うマルク・マルケスとアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)によるバトルが展開された。マルケスはドヴィツィオーゾに2ポイント差をつければタイトル確定という状況。

    しかし、残り2周で2番手を走行していたアンドレア・ドヴィツィオーゾが転倒。マルク・マルケスがホンダの母国グランプリでチェッカーを受け、MotoGPチャンピン3連覇を達成。最高峰クラスで自身5度目のタイトルを獲得した。

    2位にはカル・クラッチロー(LCR・ホンダ)、3位にはアレックス・リンス(スズキ)が入り、表彰台を獲得した。

    日本人ドライバーでは、中須賀克行(ヤマハ・ファクトリー・レーシング)が13位、中上貴晶(LCR・ホンダ)が14位でレースをフィニッシュした。

    2018年 MotoGP 第16戦 日本GP 決勝 結果

    順位 No. Rider Team
    1 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム
    2 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール
    3 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター
    4 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP
    5 19 アルバロ・バウティスタ アンヘル・ニエト・チーム
    6 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3
    7 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP
    8 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム
    9 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング
    10 55 ハフィス・シャーリン モンスター・ヤマハ・テック3
    11 21 フランコ・モルビデリ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS
    12 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
    13 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
    14 89 中須賀克行 ヤマルーブ・ヤマハ・ファクトリー・レーシング
    15 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ
    16 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング
    17 81 ジョルディ・トーレス レアーレ・アビンティア・レーシング
    18 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム
    19 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ
    20 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS
    21 50 シルバン・ギュントーリ チーム・スズキ・エクスター
    22 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター
    23 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム
    24 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング
    25 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ
  • MotoGP | ホンダ 第16戦 日本GP 予選レポート

    MotoGP | ホンダ 第16戦 日本GP 予選レポート

    MotoGP 第16戦 日本GPの予選は、最高気温20℃、路面温度31℃の中で行われ、カル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が4番手、タイトル王手のマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、FP4の転倒が影響して6番手だった。

    初日2番手のクラッチローは2日目も好調で、フリー走行で総合2番手につけてQ2進出を果たすと、大接戦の中で4番グリッドを獲得した。

    この日は、ポールポジション(PP)から6番手のマルケスまで、わずか0.299秒差の厳しい戦い。その中でクラッチローは、惜しくもフロントローは逃したが、今季2勝目と3度目の表彰台獲得に向けて好グリッドを獲得した。

    初日4番手スタートのマルケスは、FP3で4番手。決勝に向けてセットアップを進めながら確実にQ2進出を果たした。そして、決勝を想定したロングランに挑んだFP4では、好タイムで連続ラップを刻むが、1分45秒台で5周目に入った8コーナーでフロントから転倒。その転倒でマシンの修復が間に合わず、セカンドマシンで挑むことになったQ2では、異なるセットアップのマシンのために完ぺきなアタックができず、6番手となった。

    しかし、決勝に向けてすばらしいラップを刻んでいるだけに、決勝では優勝候補の一角。2年ぶり2度目の日本GP制覇へ期待が膨らむ。決勝で、マルケスが総合2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾに先着するか、順位で上回れなくても今大会で2ポイント以上差を詰められなければ、3年連続5度目の最高峰クラスタイトルが決まる。

    ダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、大接戦の中で11番手につけた。前戦タイGPでは予選7番手からスタートしたが、転倒リタイアとなっただけに、日本GPでの上位進出に期待がかかる。

    ホームGPを迎えた中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、フリー走行で総合16番手。そのため総合11番手以下のQ1から予選に挑むことになった。このセッションで中上は2番手タイムをマーク、今季4度目のQ2進出を果たし、12番グリッドを獲得した。中上も前戦タイGPでは転倒再スタートでノーポイントに終わっているだけに、母国GPでの奮起に期待が高まる。

    フランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)はQ1で転倒を喫し17番グリッドが確定。チームメートで初ポイント獲得を目指すトーマス・ルティは23番手。ともに追い上げのレースに挑む。

    カル・クラッチロー(MotoGP 4番手)
    「今日のペースには満足しています。チームはパッケージを改善して戦闘的にするために一生懸命仕事をしてきました。それが結果に反映されました。でも予選のポジションは残念です。最終コーナーでミスをしてしまい、フロントローを獲得するためのアドバンテージを得ることができませんでした。フロントローを獲得していれば、明日のレースではとても役に立ったと思います。レースウイークを通してすばらしいペースがあり、快適です。明日に向けて自信があります。どんなレースができるのかとても楽しみです」

    マルク・マルケス(MotoGP 6番手)
    「FP4では、とても強く安定していましたが、転倒してしまいました。セカンドマシンはかなり違うセットアップになっていて、あまり好きではありませんでした。でもセットアップを変更する時間がなかったので、少し苦戦すると思いながら予選をスタートしました。でも2列目までのグリッドを獲得するという目標は変わりませんでした。明日に向けていいレースペースはあるので、それはうれしいです。いいスタートを切って、1周目を走り終えたときにどこにいるのか様子を見たいです。それ以降はがんばってうまくレースを戦いたいです。目標は表彰台です。もし可能であれば優勝争いがしたいです」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 11番手)
    「今週末は予選をもっとよくしたいと思っていましたが、うまくいきませんでした。残念です。なぜなら、このサーキットではいいスターティングポジションがとても重要だからです。最初の数周はオーバーテイクがいつも難しいですが、リカバーしなければなりません。いいタイヤの選択をして、うまくスタートし、それからはどんな選択があるのか様子をみたいです」

    中上貴晶(MotoGP 12番手)
    「FP4では2台のマシンのセットアップを詰めていたのですが、いいフォーリングをつかむことができませんでした。でもQ1ではまとめることができてQ2に進めました。このことは素直に喜びたいと思います。大事なのは決勝なので、Q2で出たブレーキの問題を解決して、さらにマシンを詰めて、集中して戦い抜きたいです」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 17番手)
    「FP4はとても難しくてかなり苦戦しましたが、全体的にはかなりいい日になりました。予選ではハードタイヤを使って、ブレーキングをよくしようとしましたが、エッジグリップが足りず、12コーナーでフロントから転んでしまいました。最後の速いラップをフィニッシュできなくて残念でした。スターティングポジションはそれほど悪くありません。明日のレースでマシンがもっとよくなるようにいくつか調整したいと思います」

    トーマス・ルティ(MotoGP 23番手)
    「少しラップタイムがよくなりましたが、十分ではありません。23番手となり残念です。もっと大きく前進したいと思っていました。今日の問題の一つは、2つのマシンの感触が違ったことです。なにが起きたのか分析しなければなりません。予選では、コーナー出口でマシンが思うようにコントロールできないように感じました。一歩前進してもっとレースで走りやすいマシンにしなければなりません」

  • MotoGP | ホンダ 第16戦 日本GP 初日レポート

    MotoGP | ホンダ 第16戦 日本GP 初日レポート

    MotoGP 第16戦日本GPのフリー走行は、不安定な天候の中で行われ、MotoGPクラスは、午前中のFP1がドライ、午後のFP2がウエットコンディションとなり、カル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が2番手、タイトル王手で今大会を迎えたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が4番手で初日を終えた。

    朝方、青空が広がったツインリンクもてぎだが、次第に雲が空を覆い、正午から午後に掛けて雨になった。そのためFP2でタイムアップを果たせたライダーはおらず、MotoGPクラスは、FP1のタイムが初日の総合順位となった。

    トップタイムはアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)で、1秒差に9台というセッションとなった。その中でクラッチローは、前後ソフトタイヤでスタートし、セッション終盤にリアにミディアムを入れて2番手タイムをマークした。ウエットコンディションになったFP2は、リスクを避けるために走行を回避し、2日目のフリー走行、予選に挑むことになった。

    タイトルに王手をかけているマルケスは、フロントにソフト、リアにミディアムでスタート。午後の天候が不安定なことから、セッション終盤にフロントにミディアム、リアにソフトを入れてベストタイムを刻み4番手で初日を終えた。マルケスも、ウエットコンディションになった午後の走行は、ピットで待機。路面が完全に乾くのを待ったが、ドライコンディションにならなかったことから、走行しないままFP2を終えた。

    以下、Honda勢は、ダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が11番手。微妙なコンディションとなった午後のFP2ではトップタイムをマーク。2日目のフリー走行、予選に向けて上り調子をアピールした。

    ホームGPを迎えた中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、フロントにソフト、リアにミディアムを入れて走行に挑み13番手。微妙なコンディションとなったFP2は、セッション終盤に3ラップ。路面を確認して走行を終えた。

    フランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、FP1で転倒を喫し20番手。チームメートのトーマス・ルティは25番手。2日目のフリー走行と予選でポジションアップに挑む。

    カル・クラッチロー(MotoGP 2番手)
    「今日はとてもよい一日でした。FP1にはとても満足しています。状況を分析する必要がありましたが、トラックコンディションはそれほど悪くなく、タイムもコンペティティブでした。もう少し改善が必要なセクターはありますが、全体としては満足しています。天気予報では土日はドライになりそうなので、午後はリスクのほうが大きいと思い、FP2ではコースに出ませんでした。チームやHRCとともに今夜も作業を続けます。明日の予選が楽しみです」

    マルク・マルケス(MotoGP 4番手)
    「午前中はドライで感覚がよかったので、ウエットとドライの入り混じったコンディションとなった午後は、走行しないことを選択しました。もちろんそのような状況も得意です。FP1では、しっかりと戦えると感じられたので、いい方向性で乗ることができたと思います。そのため、自分たちの状況を早い段階で把握することができ、このウイークはドヴィが速そうだということも分かりました。いずれにしても、それは関係なく自分たちのいつも通りのメンタリティーをキープして、作業を進めていこうと思います。細かい部分についていえば、加速やブレーキングの安定性など調整が必要なことが多いですが、まだまだよくできる部分が残っています」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 11番手)
    「今日は、序盤に少し苦戦して、マシンのセットアップを調整しなくてはなりませんでした。準備を終えて午後を迎えたのですが、雨のために、FP2開始前にコンディションが悪化してしまいました。ミックスコンディションで走行することに意味があるのか確信が持てなかったのですが、最終的にはなんとか感覚を少し改善することができたので、ポジティブにとらえています。最後の数ラップはスリックタイヤで走ることができたので、明日もし雨が降った場合に備えることもできたと思います」

    中上貴晶(MotoGP 13番手)
    「MotoGPで初めてのもてぎなので、映像やデータを確認して勉強しました。でも、Moto2で走っていたときとは、全く違うサーキットのように感じました。複合コーナーではハンドリングが重要だと気づき、旋回性を上げることに取り組みました。FP3は、予選並の激しい走行になると思いますが、しっかりセットを詰めて、早く見極めてタイムアップしたいと思います。初日から、こんなにたくさんの人に注目され、応援してもらえるのは初めてです。しっかりと、その期待に応えたいと思っています」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 20番手)
    「朝はウェットコンディションのためにいい感覚を得ることができませんでした。そして、トリッキーな一日でした。午前中は問題があって転倒してしまい、午後にはウエットで感覚が得られませんでした。その後、スリックタイヤが使えるようなコンディションになりましたが、時間がありませんでした」

    トーマス・ルティ(MotoGP 25番手)
    「今日はフラストレーションのたまる一日でした。朝はもう少しいい結果を期待していました。感じたことは、このコースをMotoGPバイクで走るのがいかに難しいかが分かったということです。また、ミスも多く、このため、よりよいリズムをつかむためにミディアムタイヤを使い続け、ソフトタイヤを使うことができませんでした。FP2直前のウエットコンディションで状況が難しくなってしまいましたが、セッションの終盤にはトラックが乾いてきてスリックで出ることができました。明日はドライコンディションでレースに向けたセットアップができることを願っています」

  • MotoGP | ホンダ 第16戦 日本GP プレビュー

    MotoGP | ホンダ 第16戦 日本GP プレビュー

    ロードレース世界選手権のMotoGP 第16戦日本GPが、10月19日(金)~21日(日)の3日間、栃木県・ツインリンクもてぎで開催される。

    ツインリンクもてぎでは、1999年に初めて日本GPが開催された。2000年から03年までの4年間は、鈴鹿サーキットで日本GP、ツインリンクもてぎではパシフィックGPとして開催されたが、04年からはツインリンクもてぎだけの開催となり、日本GPの舞台として定着した。

    日本GPが秋の開催になったのは2010年からで、シーズン終盤のタイトル決定の一戦として、カレンダーに定着した。今年も日本GPは5年連続で3連戦の初戦の舞台となり、オーストラリアGP、マレーシアGPと続く。

    過去の日本GPでは、14年の大会でマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、2年連続チャンピオンを決め、Hondaとしては初めてホームグランプリでのタイトル獲得を達成、ファンも関係者も歓喜に沸く大会となった。翌15年は、ダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が優勝したが、その時点で、チャンピオン争いに加わっていたマルケスのタイトルの可能性が消滅するという、悔しさも残る結果になった。その雪辱に闘志を燃やすことになった16年は、再び日本GPがタイトル決定の舞台となり、マルケスはシーズン5勝目を挙げて2年ぶりにタイトル獲得を果たした。

    そして昨年は、マルケスは総合首位で日本GPを迎え、総合2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)とし烈な優勝争いを繰り広げて2位。続くオーストラリアGP、マレーシアGPの連戦に挑み、最終戦決着となったバレンシアGPでは、見事、2年連続、最高峰クラスで4度目のタイトルを獲得した。

    マルケスは、13年には史上最年少記録で最高峰クラス初のポールポジション(PP)、優勝、タイトルを獲得。14年にHondaはシーズン最多PP記録と最多優勝記録を達成した。16年の日本GPのタイトル決定時は、15戦を終えてシーズン最多タイ記録となる8人のウイナー(シーズン終了時には9人)が誕生する激戦となったが、5勝を含む11度の表彰台獲得を果たしてチャンピオン獲得。最終戦決着となった昨シーズンは、6勝12回の表彰台で2年連続4度目の最高峰クラスチャンピオンに輝いた。

    今年は15戦を終えて7勝12回の表彰台を獲得。第16戦日本GPをタイトル王手で迎えた。タイトルの可能性を残すのは、総合2位で77ポイント差のドヴィツィオーゾ、総合3位で99ポイント差のバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)。今大会を終えて75ポイント以上の差をつければ、マルケスのタイトルが決まる。これまで日本GPで2度タイトルを決めているマルケスが、日本GP3度目となるチャンピオン決定に挑む。

    総合6位のカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が、ツインリンクもてぎで今季3度目の表彰台獲得に闘志を燃やしている。これまでクラッチローは、ツインリンクもてぎでは、あまりいい結果を残せなかったが、ウエットコンディションとなった15年に6位、ドライコンディションで行われた16年は5位と着実に苦手意識を克服している。ウエットコンディションとなった昨年は転倒リタイアに終わったが、今年は優勝争いに加わる意気込みだ。

    後半戦に入って着実に調子を上げているペドロサが、今季初の表彰台獲得に挑む。ツインリンクもてぎを得意とするペドロサは、MotoGPクラスでは11年、12年、そして15年と過去3度の優勝を達成している。激しい雨の中で行われた昨年の大会は、タイヤのパフォーマンスをうまく引き出せず、リタイアとなった。今シーズンを最後に引退を表明しているペドロサ。最後となる日本GPで最高のレースを見せる意気込みだ。

    シーズン後半に入って着実に調子を上げているフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が、第4戦スペインGPの9位をしのぐベストリザルトに挑む。前戦タイGPは、タイヤのパフォーマンスをうまく引き出せず14位と、フリー走行、予選の走りを再現できなかった。15戦を終えて総合15位。ルーキー勢トップのモルビデリに注目だ。

    ホームグランプリを迎える中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、開幕を前に来季の継続参戦が発表された。レースに集中できる環境ができた中上は、地元ファンの前で今季最高のモチベーションで挑む。目標はトップ10フィニッシュと今季ベストリザルト。昨年の大会は、Moto2クラスに出場、PPを獲得し決勝6位と日本のファンの声援に応えた。今年も日本のレースファンの期待に応える意気込みだ。

    トーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、得意とするツインリンクもてぎで今季初ポイント獲得に挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP 総合1位)
    「Hondaのホームレースで最初のタイトル決定戦となりました。このレースは僕たちのファクトリーにとって、とても重要なレースになります。もちろんHondaで働く人たち、そして、ホームのファンの前で最高の結果を残したいと思いますが、もてぎはストップアンドゴーサーキットで、力強い加速が勝敗のカギを握ります。もしドゥカティとの戦いになったときには、その部分に一生懸命取り組み、少し改善しなければなりません。もしくは集中力を維持して、落ち着いて、できる限りその状況に対応できるようにがんばらなければなりません。重要なことはどこかの時点で最終的な目標を達成することです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 総合6位)
    「もてぎはカレンダーの中で最も重要なレースの一つです。なぜならHondaとHRCのホームレースだからです。そのため僕たちはいい結果を本当に残したいと思っています。タイではもっといい結果を出したかったです。でも同時にインディペンデントチームライダーズチャンピオンシップでリードできたことはうれしいことでした。もてぎはブリーラムよりも僕のライディングスタイルに合っているので、目標はトップ5です。できれば表彰台に上がりたいです。トップグループでのバトルはとても厳しいと思います。どうなるかは様子を見たいです。日本の観客はいつものように最高だと思います。日曜日にすばらしいショーを見せるためにベストを尽くします。また、タカ(中上)のホームレースでもあります。彼が家族やファンのためにいいレースができることを願っています」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 総合11位)
    「もてぎは楽しいサーキットで、これまでいい結果をたくさん残してきました。でもたいへんな時期もありました。だから様子を見なければなりませんが、もちろん今年はうまくいくことを願っています。ここ数戦のように、マシンのセットアップで前進し続けられることを願っています。日本のファンはいつも歓迎してくれます。サポートされている気持ちになります。もてぎで走ることを楽しみにしています」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 総合15位)
    「タイは難しいレースでしたが、今週末のHondaのホームレースではもっと戦闘的になれることを願っています。いい仕事をして、このパッケージの力を最大限発揮できるようにがんばります」

    中上貴晶(MotoGP 総合20位)
    「タイGPは思っていたような結果は残せませんでしたが、今回は僕のホームグランプリなので、いい結果を残したいです。僕にとっては、とても忙しいグランプリになりますが、RC213Vでもてぎを走るのを楽しみにしています。ベストを尽くして、今年のベストリザルトを出せることを願っています」

    トーマス・ルティ(MotoGP 総合25位)
    「日本での一番の目標は今シーズン初のポイント獲得です。日本はとても好きな場所で、ツインリンクもてぎではたくさんのいい思い出があります。Hondaにとって大きなレースなので、力強い走りができることを願っています。3連戦の最初のレースで、ポジティブな結果でスタートできることを願っています」