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  • ホンダ F1特集:レッドブルと迎える新たなシーズン

    ホンダ F1特集:レッドブルと迎える新たなシーズン

    ホンダとレッドブルの提携は、F1を追いかける人達の間で、しばしば「プレッシャー」という言葉とともに語られる。

    トロロッソに加えてレッドブル・レーシングとの提携が決まったことで、ホンダが2015年にF1に復帰してから抱いてきた「チャンピオン争い」に近づくという目標にさらに接近した。

    レッドブル・レーシングは過去10年間にドライバーズタイトルとコンストラクターズタイトルを各4回獲得。昨シーズンは4回優勝している。正に勝つためのチームであり、そのプレッシャーに対する準備はできているとホンダの山本雅史モータースポーツ部長は語る。

    「レッドブルの判断基準はレースで勝つため、チャンピオンになるために必要かどうかです。それが彼らの最優先事項であり、明確な目標に向かってチーム一丸となって取り組んでいます。彼らと交渉を始めてから、その印象は変わりません。そのような生粋のレーシングチームと仕事をすることを本当に楽しんでいます。交渉を始めた時から、ファンやメディアから期待されるビッグチームだということは分かっていましたので、その意味では準備はできていました。今はプレッシャーと期待が半々という気持ちです」

    レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナー氏は過去3年に渡ってチームの勝利を見届けてきたが、チームは2013年以来チャンピオンになっていない。目標はホンダと一緒にチャンピオンに返り咲くことであり、お互いの良さを引き出すためには辛抱が必要だとホーナーは語る。

    「ホンダと働き始めて感じたことは、非常にストレートで分かりやすい関係性を築けていると言うことです。我々には情熱があります。率直でオープンな対話を重ねてきて、F1に対するホンダの意志の強さが分かりましたし、互いに理想的な組み合わせだと思っています。今までのところ順調ですし、この先も喜びを分かち合いたいと思います。12年ぶりにPUサプライヤーを変更したので、ここからさらに互いを知る努力が必要です。ローマは1日にして成らずというように、我々は2~3年のスパンで考えています。今シーズンは1年をとおして成長していければいいと思っています。フェラーリやメルセデスとの差を見れば、ここ1~2年の自分たちのポジションが分かります。得意なサーキット、苦手なサーキットがありますが、どのサーキットでも結果を出せるようになるのが目標です」

    昨年のトロロッソとの提携があり、ホンダとレッドブルの関係はすでにある程度成熟している。昨年1年間の関係が、今年のホンダとレッドブルの提携に結びついたとクリスチャン・ホーナーは語る。

    「2018年のホンダとトロロッソの提携は戦略的に重要な決断でした。レッドブル・テクノロジーはトロロッソにギアボックスなどのドライブトレインを提供しています。トランスミッションをホンダのPUに組み込む過程で、彼らの仕事を垣間見ることができました。彼らの1年をとおした成長を見て、レッドブル・レーシングのPUのサプライヤーを決めました」

    レッドブルとの提携が始まっても、トロロッソとの提携が終わるわけではない。2チームと提携するのは4年前にF1に復帰してから初ですが、山本雅史はあらゆる面でいい影響があると考えている。

    「1年をとおしてより良い結果を出すという目標は両チーム一緒です。ホンダとしては計画どおりにアップデートを進め、レースでの勝利を目指します。チャンピオンへのチャレンジの年にしたいと思っています」

    その目標はレッドブルやクリスチャン・ホーナーとも共有されている。ミルトンキーンズの両社のファクトリーはクルマで数分の場所にある。大御所デザイナーのエイドリアン・ニューウェイを始めとしたスタッフが働くファクトリーには、すでにいい影響があらわれているとクリスチャン・ホーナーは語る。

    「ファクトリーは前向きな雰囲気で満ちていますし、レースに情熱的に取り組む新しいパートナーと仕事をできることに興奮します。ホンダとレッドブルのエンジニアは目標に向かって懸命に取り組んでいます。デザイナーとして馬力のあるPUを望むエイドリアンにとって、今回の提携は歓迎すべきものです。彼はHRD-Sakuraも訪れ、ホンダのPUへの変更がスムーズにいくように尽力しました。技術的な連携を深めている技術チームは今までと心機一転、新たな提携に対して情熱的に取り組んでいます」

    新しい提携がレッドブルを後押ししているのと同じく、ミルトンキーンズとSakuraのホンダのファクトリーもいい雰囲気に満ちている。強いチームと組む効果について、山本雅史は次のように語る。

    「レッドブルのようなトップチームとパートナーシップを組めることは、ホンダにとっては大きなプレッシャーであると同時に、間違いなく大きなチャンスであると感じています。昨年、トロロッソとは互いにリスペクトしながらもオープンな非常にいい関係を築けたと思っていますが、今年はレッドブルとも同様のパートナーになれると信じています。すぐにトップ争いをするレベルで勝負を見せられるかは実際に走ってみないと分かりませんが、一緒に前進を続けていけるパートナーシップだと強く感じています」

  • ストフェル・バンドーン 「ホンダのF1エンジンはマクラーレン時代と別物」

    ストフェル・バンドーン 「ホンダのF1エンジンはマクラーレン時代と別物」

    元マクラーレンのF1ドライバーであるストフェル・バンドーンは、今年レッドブル・レーシングに搭載されているホンダのF1エンジンはマクラーレン時代のそれとは別物だと語る。

    F1バルセロナテストではフェルナンド・アロンソがパドックを訪れて話題となったが、チームメイトだったストフェル・バンドーンもカタルニア・サーキットを訪れ、2019年F1マシンの走行を観察した。

    2019年の勢力図について質問されたストフェル・バンドーンは、フェラーリが一歩リードしているとの報道に同意する。

    「フェラーリは本当にいい走りをしているのは事実だ。でも、他の年もそうだったと思う。彼らはとても頑張ってスタートを切ったように思う」とストフェル・バンドーンは Ziggo Sport にコメント。

    「他のチームが手の内を隠していることはみんながわかっていることだし、正確なことはわからない」

    「ホンダのF1エンジンを搭載してレッドブルは優勝争いに加わる可能性があると思う。もはや僕がマクラーレン時代に知っていたホンダエンジンではないことは間違いない。彼らがタイトル争いに加われれるかどうかを言うにはまだあまりに時期尚早だけどね」

    元所属チームであるマクラーレンについては「彼らは過去3回のウインターテストより1週間でより多くの周回数を走ることができていたけど、パフォーマンス面で彼らがどの位置にいるかを言うのは難しい」と語った。

    今年、ストフェル・バンドーンは、フォーミュラEへの参戦と並行してメルセデスのF1シミュレータードライバーを務めている。

    「最高に楽しいというわけではないけど、僕にとってメルセデスとの関係は非常に重要だ」とストフェル・バンドーンはコメント。

    スドフェル・バンドーンは、メルセデスが2019年マシンを仕上げて走らせた先週は特に忙しかったとし、バルセロナでもいくつかのミーティングに参加したと語る。

    「僕はチームに情報を与え、彼らは僕にクルマの何を改善させる必要があるかについてのフィードバックを与える。それから僕たちはシミュレーターでそれらのことを試してみる」とストフェル・バンドーンはシミュレーターでの作業について説明する。

    「僕にとって異なる役割だけど、クルマに影響を与えられるんは素晴らしいことだ。彼らの仕事の仕方は僕がマクラーレンで経験していたものとはかなり異なる。クルマの準備の進め方、シーズンに向けての準備、成功するために注いでいる努力といった点でね」

  • ホンダ、開幕戦F1オーストラリアGPのパブリックビューイングを開催

    ホンダ、開幕戦F1オーストラリアGPのパブリックビューイングを開催

    ホンダは、3月17日に開催される「2019 F1世界選手権 開幕戦オーストラリアグランプリ」の決勝レースをHondaウエルカムプラザ青山の館内の大型ビジョンでライブ中継する。

    2019年、ホンダにとってはF1復帰後初めて2チームにパワーユニット(PU)を供給する体制で臨む。PUサプライヤーとして、スクーデリア・トロ・ロッソに加え、レッドブル・レーシングへのPU供給を開始する。

    先週行われたバルセロナテストでは、4日間を通してPUに大きなトラブルはなく、トロロッソが482周、レッドブルが475周を走り、ホンダとしては957周を走行した。今後も万全の体制で開幕戦に臨むべく、マシンの熟成を進めている。

    ドライバーは、トロロッソ・ホンダがダニール・クビアトとアレクサンダー・アルボン、レッドブル・レーシングがマックス・フェルスタッペンとピエール・ガスリーの4名を擁して、シーズンを戦う。

    「STR14」と「RB15」のデビューレースとなる今シーズンの開幕戦をHondaファン、F1ファンの皆様と一緒に応援しよう!

    2019 F1 オーストラリアGP パブリック・ビューイング
    開催日:2019年3月17日(日)
    時間:レース中継開始13:50~(予定)、決勝レーススタート14:10~
    参加申込方法:自由席(座席200席)
    入場料:無料

    ■ ご来場についての注意事項
    ※当日のHondaウエルカムプラザ青山の開館時間は10:00~18:00となっております。
    ※当館の駐車/駐輪場には限りがあります。なるべく公共交通機関のご利用をお願いいたします。なお、満車の場合は駐車をお断りする場合がございます。
    ※当館の駐車/駐輪場の入出庫可能時間は10:00~18:00で、時間外の入出庫はできません。
    ※館内への飲食物のお持ち込み、ペットを連れてのご入館はご遠慮ください。
    ※イベント参加ご希望のお客様は8:30からお並びいただけます。
    ※8:30以前にお越しいただいてもお並びいただけません。(前日深夜および当日早朝は防犯上および安全上の理由から並ぶことはできません)
    ※お手荷物を置いたまま列を離れたり、シートなどを貼っての場所取りはご遠慮ください。
    ※並んでいる列への割り込み、先に並んでいる方との後からの合流などは、ご遠慮ください。
    ※座席は自由席ですが、入場時に座席確保券をお渡ししますので、ご自身のご希望される座席(先に確保券が貼付されていない座席)に貼付して、座席を確保してください。
    ※館内および敷地内には喫煙場所はありません。
    ※イベントスケジュールは予告なく変更する場合がございます。
    ※イベント当日は、取材カメラが入る関係で、ご来場のお客様の個々の肖像権については、Hondaウエルカムプラザ青山に帰属することをご了承ください。
    ※3月17日のASIMO & UNI-CUBのデモンストレーションは11:00~の1回となりますので、あらかじめご了承ください。
    ※四輪車、二輪車の展示車両も少なくなる予定です。展示車に関する詳細なお問合せは、ご面倒ですが03-3423-4118までご確認ください。

  • ホンダ F1バルセロナテスト2 – 2日目レポート

    ホンダ F1バルセロナテスト2 – 2日目レポート

    ホンダは、2019年のF1世界選手権に向けた最後の公式テストとなる4日間にわたるプレシーズンテストの2日目を終えた。

    ウインターテストは6日目を迎え、開幕までに走行できるのはあと2日のみ、オーストラリアGPのプラクティスセッション開始までも残すところ16日になった。

    今日はトロロッソ・ホンダはダニール・クビアト、レッドブル・レーシングはマックス・フェルスタッペンが走行を担当し、ダニールが101周、マックスが128周を走行した。

    ホンダとしては、昨日に引き続き走行を重ねてデータを蓄積していくとともに、チームがプログラムを順調に進めるために問題なく走行を続けていけることにフォーカスしながらプログラムを進めていった。

    一日を通して、レッドフラッグやその他の要因により走行を止めなければならないこともあったが、パワーユニット(PU)としては総じて問題なくセッションを終えている。

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今日はここまでのウインターテストでは最もイレギュラーが多かった一日でした。午前も午後にも赤旗中断やその他の要因により、計画していたほどの周回を重ねることができませんでした。ただ、そのような状況でも、両チームとも100周超を走行し、PUとしては今日も大きなトラブルのない一日になりました。テストも残すところ2日のみとなりましたので、チームとともに限られた時間を効率的に使いながら、残りのプログラムに臨みます」

    ギヨーム・ロケリン (レッドブル・レーシング レースエンジニアリング責任者)
    「朝のセッションは昨日と同じプランで、多くのショートランでの走行とセットアップ変更を行うことができ、有意義な時間を過ごせました。午後はレースシミュレーションを重視して行うことにしました。3分の2ほどを完了し、マックス(フェルスタッペン選手)が軽くコースアウトしたために、その影響を確認するためギアボックスチェックを行うことになりました。そう簡単にチェックできるパーツではないため、ガレージで少し時間を要してしまいました。コースへ復帰したときの路面状況からは特に得られることもないだろうと判断し、レースワークの一部として予定していたピットストップ練習に時間を使うことにしました。明日も同じプランを行い、マシンの理解を深め、有益な情報を得ることを追求していきたいと思います」

    ジョディ・エギントン (スクーデリア・トロ・ロッソ テクニカルディレクター)
    「テスト2日目の今日の走行はダニール(クビアト選手)が担当し、序盤は通常の空力テストを大きな問題なく行うことができました。気温が上がるにつれて、セットアップ変更をして、さらに予定していたテストプログラムを消化していきました。セッション途中の赤旗に加え、午前中に発生してしまったいくつかの小さな問題に時間を取られてしまったこともあり、走行時間をロスしてしまいました。このことについては明日のセッションの前に解明していかなければなりません。しかし、今日はさらにマシンのセットアップについて理解を深めることができたので、残り2日となったウインターテストにどう活かしていけるか楽しみであり期待しています」

    マックス・フェルスタッペン (レッドブル・ホンダ)
    「パーフェクトな日だったとは言えませんが、良い一日だったと思います。(ギアボックスの状態確認について)何かが壊れるまで走り続けるよりは、その前にきちんと時間をかけて状態を確認したほうが良いと思っています。午後は(コースアウトのダメージを確認するために)ガレージ内でのマシンの状態確認に多くの時間を費やしましたが、セッション終盤にはコースに戻ることもできました。少し遅れを取ってしまいましたが、120周の走行を完了することができたので、非常にポジティブな一日だったと思います。周回を重ねれば重ねただけ充実した一日になっていくものですが、その意味で今日は多くの走行ができましたし、僕は満足しています」

    ダニール・クビアト (トロロッソ・ホンダ)
    「今日はテストとしてはいい一日になったと思います。多くの有効なテストアイテムをこなすことができ、いいラップを記録することもできました。もちろん、常に可能な限り多くの周回を走りたいのと思うものですが、細かい問題が多々発生してしまい、時間を取られてしまった部分もありました。全体としては、今日は実りある日だったと言えると思います。多くの有益なテストを行うことができたので、次の日のテストに集中することができそうです。ライバルは皆それぞれ違うプログラムをテストでは行っているので、タイムについてはあまり気にしていませんが、マシンにはかなりいい手応えを感じています。今日予定していたテスト項目はほぼすべてこなせたので、今日入手したたくさんの有益なデータを、これからエンジニアと見返していきます。僕が乗れるのはあと一日なので、メルボルンに向かう前にその時間を最大限に活かしたいと思います」

    関連:F1バルセロナテスト 2日目 結果:マクラーレンのサインツが最速タイム

  • ホンダ、F1テスト2日目も合計239周 「イレギュラーが多かった一日」

    ホンダ、F1テスト2日目も合計239周 「イレギュラーが多かった一日」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、F1バルセロナテスト2の2日目の作業を振り返った。

    テスト2日目は、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが128周を走行して6番手タイム、トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトが101周を走行して7番手タイムをマーク。前日に続き、ホンダのF1エンジンは239周を走り込んだ。

    しかし、レッドブル・レーシングは午前中にギアボックスの問題でピットレーン出口でストップ。トロロッソ・ホンダも複数の小さな問題のチェックのために時間を費やした。さらにフェラーリのセバスチャン・ベッテルのクラッシュによって午前中にセッションが40分間中断するなど、田辺豊治いわす“最もイレギュラーが多かった一日”となった。

    「今日はここまでのウインターテストでは最もイレギュラーが多かった一日でした」と田辺豊治はコメント。

    「午前も午後にも赤旗中断やその他の要因により、計画していたほどの周回を重ねることができませんでした」

    「ただ、そのような状況でも、両チームとも100周超を走行し、パワーユニットとしては今日も大きなトラブルのない一日になりました」

    「テストも残すところ2日のみとなりましたので、チームとともに限られた時間を効率的に使いながら、残りのプログラムに臨みます」

    テスト3日目となる明日27日(木)は、レッドブル・レーシングがピエール・ガスリー、トロロッソ・ホンダはアレクサンダー・アルボンがテストを担当する。

    関連:F1バルセロナテスト 2日目 結果:マクラーレンのサインツが最速タイム

  • ホンダ F1バルセロナテスト2 – 1日目レポート

    ホンダ F1バルセロナテスト2 – 1日目レポート

    ホンダは、2019年のF1世界選手権に向けた最後の公式テストとなる4日間にわたるプレシーズンテストをスタートさせた。

    2月26日(火)、第2回バルセロナテストが、カタルニア・サーキットで始まった。本日から4日間のテストが、オーストラリア・メルボルンでの開幕戦に向けた最終調整の場となる。

    ホンダにとっても、2年目のタッグとなるスクーデリア・トロ・ロッソと新パートナーのレッドブル・レーシングという2チーム体制での運用に慣れ、準備を進める最後の機会。4人のドライバーのうち、唯一ホンダのパワーッユニット(PU)でのレース経験があるピエール・ガスリーはいくらか慣れている部分もあるが、それを差し引いても今日まではすべてが順調に進んでいる。バルセロナに集った10チームのマシンは、発表時からさらなる進化を見せており、現代のF1が非常に高いレベルで技術開発が行われていることを物語っている。

    初日は、トロロッソのアレクサンダー・アルボンが103周、レッドブル・レーシングのピエール・ガスリーが136周を走行。チームによっては2人のドライバーが同じ日に走行しているが、両チームともに1日ごとに担当ドライバーを決めてテストに臨んでいる。

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「先週のテスト1を終え、今日から再びテスト2が始まりました。開幕戦に向けて走行できるのは今日も含めて残り4日間しかありませんので、両チームが予定しているプログラムを完了させるためにも、可能な限りの走り込みを行い、準備を進める必要があります。
    今日は、ロングランやショートランを交えながら両チーム合計で239周近くを走行できましたし、PUとしても大きな問題はなく、多くのデータを蓄積できて、順調な一日となりました。ドライバーやエンジニア、メカニックにとっては、走れば走った分だけ、マシンやオペレーションへの理解を深められる時期だと思いますし、明日以降もスムーズなセッションを続けられればと思っています」

    ギヨーム・ロケリン (レッドブル・レーシング レースエンジニアリング責任者)
    「先週の第1回バルセロナテストは、いいスタートを切ることができました。今日は第2回テストの初日でしたが、まず走行プランをショートラン重視の方向に少し変更し、その結果多くのテスト項目をこなすことができました。これによって走行間にガレージで作業する時間も多かったのですが、スムーズに進み、手順の確認も含め、多くのチェック項目を確認することができました。ピエールの午後の走行によって車体のパフォーマンスも少し見ることができ、このテストウィークのいいスタートとなりました。明日はレースに向けた準備をさらに進めていきたいと思います」

    ジョディ・エギントン (スクーデリア・トロ・ロッソ テクニカルディレクター)
    「今日はアレックスが走行を担当し、ロングランを含むさまざまなテストメニューをこなしました。路面温度が徐々に上がる中、通常のプログラム通りエアロレイクをつけての走行など空力テストから一日をスタートしました。この午前のテストで有益なデータを得ることはできたのですが、いくつかの小さな問題により、やや時間を消費してしまったために、予定していたテスト項目をすべて完了できなかったのは残念です。しかし、メカニック達のすばらしい作業のおかげで、影響を最小限にすることができました。午後のセッションはまずC2タイヤに重点を置いてテストをし、一日で最も気温が高いときのタイヤの状況を知ることができました。セッション終盤では、今朝できなかった残りのテスト項目をこなすことができました。PU側では、ホンダがテスト1の続きを行いましたが、シャシー側のプログラムへの影響は最小限に抑えてくれました。これは彼らがオフシーズンの間に努力をした成果の一つです。多くの走行距離を稼ぎ、マシンの操作に慣れるための貴重な経験をすることができたので、アレックスにとって有益な一日となったのではないでしょうか。そして、チームにとっても2019年度のマシンについて学習を進める助けにもなりました。明日にかけてデータ解析を行い、残りのテスト2をよりよいものにし、メルボルンに向けて着実に準備をしていきたいと思います」

    ピエール・ガスリー (レッドブル・ホンダ)
    「今日は一日で多くのことをこなしましたが、重視したのはマシンの挙動を理解することでした。チームにとってはたくさんの空力テストとアイテムの評価を行うことができ、僕もマシンをさらに快適に乗りこなすことができるようになりました。周回ごとによくはなったものの、まだたくさんの課題が残っていると思います。ペースは悪くはないと思いますが、さらに自分たちのことに集中し、各日に用意したプログラムを着実にこなさなければいけないと思います。多くの走行距離も稼ぐことができ、計画通りに遂行できているので、今のところはポジティブなテストにできているのではないでしょうか。ポテンシャルは確実に感じているので、できることに全力を注ぎ、引き続きチーム一丸となって努力していきたいと思います」

    アレクサンダー・アルボン (トロロッソ・ホンダ)
    「今日は悪くなかったと思います。朝に問題が見つかり、出だしは少し遅れてしまいましたが、すぐに挽回し、多くの周回を走ることができました。午後のセッションでは大きく前進することができました。マシンについて多くのことを学び、ロングランでの挙動も把握できたので、明日は今日得た成果を活かせればと思います。僕自身まだマシンに慣れている途中で、勉強しなくてはいけないこともいくつかあるのですが、チューニングして合わせ込んでいけると思います。高速時のマシンコントロールやレース中の『いつプッシュできるか、できないか』の見極めも、これからもっと走ればつかめてくると思います。マシンにとってなにがベストか、そしてあと数週間でやってくる僕の初レースに向けて着実に準備ができたセッションになりました」

  • ホンダ、F1テスト初日に合計239周を走破 「大きな問題もなく順調な一日」

    ホンダ、F1テスト初日に合計239周を走破 「大きな問題もなく順調な一日」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、F1バルセロナテスト2回目の初日の内容を振り返った。

    2019年の開幕戦に向けた最後のF1合同テストがスタート。ホンダのF1エンジンを搭載する2チームは、レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーが初日最多となる136周を走破。トロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンも103周を走り込み、合計で239周を走行。高い信頼性をみせた。

    それだけでなく、ピエール・ガスリーは2番手タイムとなる1分17秒715を記録。トップタイムを記録したランド・ノリス(マクラーレン)よりも1段階柔らかく、ピレリのタイヤの中では中間に位置するC3タイヤでのタイムとなっており、各コンパウンドに0.6秒のパフォーマンス差があることを考えれば、これまでの総合トップタイムに相当。信頼性だけでなく、レッドブルとホンダのパッケージはパフォーマンス面でも真価を発揮し始めている。

    「先週のテスト1を終え、今日から再びテスト2が始まりました。開幕戦に向けて走行できるのは今日も含めて4日間しかありませんので、両チームが予定しているプログラムを完了させるためにも、可能な限りの走り込みを行い、準備を進める必要があります」と田辺豊治はコメント。

    「今日はロングランやショートランを交えながら両チームで合計239周近くを走行できましたし、パワーユニットとして大きな問題はなく、多くのデータを蓄積できて、順調な一日となりました」

    「ドライバーやエンジニア、メカニックにとっては、走れば走った分だけ、マシンやオペレーションへの理解を深められる時期だと思いますし、明日以降もスムーズなセッションを続けられればと思っています」

    関連:F1バルセロナテスト 1日目:マクラーレンのランド・ノリスがトップタイム

  • ホンダ F1バルセロナテスト 最終日レポート

    ホンダ F1バルセロナテスト 最終日レポート

    ホンダは、2019年のF1世界選手権に向けた4日間にわたる1回目のプレシーズンテストの最終日を迎えた。

    4,454.835km – これがホンダのパワーユニットを搭載するレッドブル・レーシングとトロロッソの2台のマシンが4日間のバルセロナテスト1で走破した距離の合計となる。

    多くのマイレージを重ねてきたが、この数字から今年の実力を測ることができるわけではない。ただ、十分な距離を走行し、予定していたプログラムを順調に消化することができたことは大きな収穫となった。

    ホンダは、テストプログラムとしては、パワーユニット(PU)の機能確認や各ドライバーの特性に合わせたドライバビリティーの調整などに取り組んできた。それに加えて、今年から始まった2チームへのPU供給を、サーキットでどのようにスムーズにオペレーションしていくかという部分でも、両チームと綿密にコミュニケーションを取りながら改善を続けてきた。

    今日まで膨大なデータを収集してきた。ここからは来週の火曜から開始するテスト2に向け、サーキットがあるバルセロナ、日本のHRD Sakura、そして英国のHRD-MKにおいてデータの解析を進めていく。

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「2019年最初のバルセロナテストの4日間は、レッドブル・トロ・ロッソ・ホンダ、アストンマーティン・レッドブル・レーシングともに順調にプログラムを消化することができました。最終日の今日もスムーズに周回を重ね、多くのデータを蓄積しました。ホンダにとってはF1復帰後初めて2チームにPUを供給する体制で臨み、オペレーション面でも学びの多いテストになりました。4日間を通してPUに大きなトラブルはなく、トロロッソが482周、レッドブルが475周を走り、ホンダとしては957周を走行しました。今回得られたデータをこの後の4日間で十分に解析し、テスト2に臨みます。来週も順調にテストを行い、万全の体制で開幕戦に臨められればと考えています」

    フランツ・トスト (スクーデリア・トロ・ロッソ チーム代表)
    「バルセロナでのテスト1は、チームにとって成功だったと言えます。4日間を走り切り、パフォーマンスと信頼性の両面でいい結果を得ました。ダニールとアレックスは初めてSTR14に乗りましたが、2人ともいい仕事をしてくれて、マシンとPUについていいフィードバックを得られました。マシンの改善に向けては、まだやることが沢山あります。合計482周を走り、チームはいい仕事をしてくれたと感じています。多くのデータを集められたので来週は次のテストに進みますが、項目は山積みです。今年のバルセロナは風も強くなく、好天に恵まれています。路面温度も上がり、特に午後のセッションでは有意義な走行ができました。メルボルンでの開幕に向けて、実りのあるテストになったと思います」

    ジョディ・エギントン (スクーデリア・トロ・ロッソ 副テクニカルディレクター)
    「テスト1の最終日、前日にダニールが行ったテストを踏まえ、アレックスがマシンに乗りました。まずは空力に関するテストを行い、さまざまなセッティングで通常のテストプログラムをこなしました。その後、新品のタイヤを使ったテストに移り、ショートランでの新品タイヤの経験を積みました。C4とC5の柔らかいタイヤコンパウンドでいいパフォーマンスが見られたのは良かったです。午後は、3日目のダニールと同じようにロングランを行い、長距離でのタイヤマネージメントについて経験を重ねました。アレックスはマシンの理解を進め、ショートラン、ロングランの両方の走行について習熟を重ね、エンジニアと共にマシンセッティングを熟成させました。来週のテストでもまだまだやることはありますが、STR14と共に進化を続けたいと思います」

    ギヨーム・ロケリン レッドブル・レーシング レースエンジニアリング責任者)
    「ピエールはさまざまなプログラムを消化し、テスト1の最終日をいい形で終えることができました。多くの時間をC3タイヤを履いたロングランに費やし、周回を重ねるだけでなく、マシン開発に必要なさまざまなことを行えました。全体としては大成功のテスト1になりました。予定していたプログラムを消化できましたし、マシン開発に関わる収穫もありました。昨日使用したリアウイングなど、ファクトリーからのサポートもあり、着実で有意義な4日間になり、目標をクリアできました」

    アレクサンダー・アルボン (スクーデリア・トロ・ロッソ)
    「一昨日と今日の2日間で、初めてのF1テストを楽しむことができました。午前中にトップタイムを出すことができましたが、まだテストで、ほかのチームのことは分かりません。それでも今後に向けたいいサインだと思います。初日はスタート直後にスピンを喫するなどトリッキーなスタートになりましたが、チームのお陰でいい雰囲気の中でプログラムをこなせました。ファクトリーで分析を行うエンジニアにとって重要となるマイレージの目標を達成できましたし、予定通りに進んでいますが、マシンにはついては理解を進めているところです。グリップが強くて慣れるのに時間がかかりましたが急速に学ぶことはできていると思います。まだ完全にリズムを掴みきってはいませんが、来週のテストを終えればレースの準備が整うと考えています」

    ピエール・ガスリー (レッドブル・レーシング)
    「今日はとても有意義な一日でした。ロングランやテストを行い、146周を走りました。マシンの感触は全体的に非常にいいです。今日はそれほど早いタイムは出ませんでしたが、これはあくまでテストですし、自分が今どんな項目に取り組んでいるかを理解しているので、内容には満足しています。テスト1は全体を通して良くできたと思います。多くの周回を重ねましたし、マシンや新しいエンジニアに慣れることもできました。メルボルンに向けて、今週は全員がいい仕事をしましたが、まだ来週はさらにやるべきことが沢山あります」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)

  • レッドブル 「フェルスタッペンの成熟とホンダの進化が成果を挙げる」

    レッドブル 「フェルスタッペンの成熟とホンダの進化が成果を挙げる」

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、2019年のF1世界選手権に向けてマックス・フェルスタッペンが“はるかに成熟”しており、ホンダのF1エンジンにも満足感を示していると語る。

    マックス・フェルスタッペンは、昨シーズン序盤に様々なインシデントに巻き込まれたが、モナコGPのFP3でのクラッシュ後にアプローチを変更したことにより、その後の15レースで10回の表彰台を獲得する立ち直りを見せた。

    また、マックス・フェルスタッペンは、元エンジンサプライヤーのルノーを批判したことでもメディアの見出しを飾ったが、ヘルムート・マルコは、レッドブルがホンダにF1エンジンを切り替えた、そして、マックス・フェルスタッペンの成熟ぶりにとても満足していると語る。

    「我々は何度か話し合いをしているし、彼が忍耐を示しているのは確かだ」とヘルムート・マルコは Sky Sport F1 にコメント。

    「彼は自分がなぜ勝てないかを理解していた。レースをフィニッシュし、ポイントを稼ぐことが重要だとね。そうでなければチャンピオンシップには勝てない」

    「今の彼は成熟している。彼はまだ非常に若いが、はるかに成熟している」

    「彼はエンジンのドライバビリティににも満足している。昨年は無線でそれほど満足できないとのコメントを度々耳にいた」

    「今シーズンにむけて彼とチームは大きな自信を持っていると思う」

    F1バルセロナテストでは、信頼性が向上し、2つのチームに供給するようになったことで、ホンダは2015年にF1に復帰して以来、初めてメーカーよりも多くの走行距離を走り切った。

    レーシングポイントのオイル漏れへの対応、ウィリアムズのテスト開始の遅れにより、3チームのメルセデスを破り、走行距離でルノー、さらにはメルセデスを上回った。

    ヘルムート・マルコは、プレシーズンテストはレッドブル・レーシングとトロロッソにとって史上最高なものになったと述べ、マックス・フェルスタッペンの新しいアプローチも成果を挙げたと語る。

    「すでに彼は自分のテストに熱心に集中することで非常に前向きな一歩を踏み出した」とヘルムート・マルコは語る。

    「以前、テストは彼にとって少し退屈だった。彼はただそれを義務としてみなしていた」

    「しかし、今の彼はそれが非常に非常に重要であることを理解しています。エンジニアがクルマを開発するための彼の意見が重要だということをね」

  • ホンダ 「英国の自動車工場の閉鎖はF1活動には影響しない」

    ホンダ 「英国の自動車工場の閉鎖はF1活動には影響しない」

    ホンダは、英国の自動車工場の閉鎖は、F1活動には影響しないと述べた。

    今年からホンダは、レッドブル・レーシングとトロロッソにF1エンジンを供給。エンジン自体は日本のHRD Sakuraで開発されているが、英国のミルトン・キーンズにヨーロッパの拠点としてファクトリーを構えている。

    ホンダは今週、3500人の従業員がホンダ・シビックを生産しているスウィンドンの自動車工場を閉鎖することを発表。2021年中に完成車の生産を終了する方向であることを従業員に説明し、2月20日(水)より労使間での協議を開始した。

    ホンダは、今回の決定について「世界の自動車産業を取り巻く急激な環境変化への対応として、グローバルにおける四輪車の生産体制をさらに進化させます」と説明している。

    しかし、ホンダの広報担当は、自動車工場の閉鎖がF1活動には影響しないと France’s Ouest の取材に語った。

    「スウィンドンのニュースは、ミルトン・キーンズの我々の活動にも、より全般的なF1プログラムにも影響を及ぼしません」

    現在、英国はEU離脱問題で揺れている。イギリスのメイ首相は今回のホンダの決定に対して失望の意を表明している。

    メルセデスのF1チーム代表トト・ヴォルフは、英国のEU離脱(ブレグジット)はフェラーリに優位性を与えることになると懸念を示している。

    だが、レッドブル・レーシングのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、ブレグジットは、F1への影響については不確実性が多いため、何かを予測するのは難しいと語る。

    「当然ながら、チームとして我々は十分な注意を払っているが、取引があるないに関わらず、我々はそれに対処していかなければならない。結局、人生は続いていくものだ」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    「かなり多くの点で不安を抱いているため、すべての不確実性を取り除くためにも、後で結論を出すよりも早くに結論を出すことが重要だと思う」

    「ブレグジットは、全員にとって明確にするために、後回しではなく、もっと早くに対処していく必要のあることだと思う」