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  • ホンダF1 「全体として厳しい予選だったと感じている」 / バーレーンGP

    ホンダF1 「全体として厳しい予選だったと感じている」 / バーレーンGP

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2019年のF1世界選手権 第2戦 バーレーンGPの予選を振り返った。

    F1バーレーンGPの予選ではレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがQ3進出を果たして5番手グリッドを獲得。しかし、それ以外の3台はQ2で敗退し、アレクサンダー・アルボンが12番手、ピエール・ガスリーが13番手、ダニール・クビアトが15番手という結果に終わった。

    「4台中3台がQ2で予選を終えたという点では、全体として厳しい予選だったと感じています」と田辺豊治はコメント。

    「だが、レッドブル・トロロッソ・ホンダのルーキー、アルボン選手が2戦目で12番手を獲得するなど、ポジティブな部分もありました」

    「また、アストンマーティン・レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン選手がいつも通り力強いパフォーマンスを見せ、5番グリッドを獲得してくれたことは、明日につながる結果だと思ってます」

    「他の3台については難しい場所からのスタートになりますが、長いレースになりますし、全てのマシンが乾燥し、できる限り多くのポイントを獲得できるよう準備を進めます」

    関連:F1バーレーンGP 予選:シャルル・ルクレールが初ポールポジション!

  • MotoGP | ホンダ:第2戦 アルゼンチンGP 初日レポート

    MotoGP | ホンダ:第2戦 アルゼンチンGP 初日レポート

    MotoGP 第2戦アルゼンチンGPのフリー走行は、トップから1秒差に21台という大接戦となり、大会2連覇を狙うカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が4番手、FP1でトップタイムをマーク、FP2でも最後のアタック合戦になるまで首位につけていたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が8番手、中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が10番手と、FP1から好調だった3選手が着実にセットアップを進めた。

    その大接戦の中で、Honda勢トップの4番手につけたカル・クラッチローは、1分40秒台で連続ラップを刻み、順調にセットアップを進めた。課題はコーナーの進入の安定性だが、今季初優勝と大会2連覇に向けて、2日目のフリー走行と予選で課題の解消に取り組む。

    昨年、圧倒的な速さを見せながらノーポイントに終わっているマルク・マルケスが、今年はその雪辱と大会3度目の優勝に挑む。昨年の大会は不安定な天候の中でスタート進行が混乱し、その混乱の中でマルケスはグリッド上でエンジンが止まり、その後のスタート進行の違反でライドスルーのペナルティーで大きくポジションを落とした。さらに、追い上げ途中に他車と接触したことでタイム加算のペナルティーを科せられ、ノーポイントに終わった。しかし、このサーキットで圧倒的な速さを見せるマルケスは、FP1、FP2とロングランに集中し、安定したラップを刻んだ。初日のポジションは8番手だが、1分39秒台で連続ラップを刻み、16年以来、3度目の優勝に向けて、すばらしい内容で初日を終えた。

    開幕戦カタールGPで9位でフィニッシュの中上貴晶が、今大会もまずまずのスタートを切った。FP1は11番手、大接戦となったFP2では1秒以上タイムを短縮して、ポジションを一つ上げた。予選ではダイレクトでのQ2進出を目指し、予選ではカタールGPの9番手をしのぐベストグリッド獲得に挑む。

    Repsol Honda Teamで2戦目を迎えるホルヘ・ロレンソが、グリップの悪い路面に苦戦して21番手。厳しいスタートになった。しかし、トップとの差は1秒差以内。2日目のタイム短縮とポジションアップに期待される。

    カル・クラッチロー(MotoGP 4番手)
    「今日はいい日になりました。しかし、マシンのセッティングは、まだ完ぺきではありません。明日は、もっといろいろなことを試す予定です。今日はコーナーの進入に苦しんでいますが、全体的にはいい感触で、いいラップタイムを刻めています。初日から速さもあり、ポジションもよく、ポジティブな一日でした。チームとHRCは、いい仕事をしています。明日の予選が楽しみです。いい結果を出せることを願っています」

    マルク・マルケス(MotoGP 8番手)
    「今日は全体的にとても満足しています。FP1では速さがあり、FP2はいい形でセッションを進めることができました。今日、予定していたことは、すべて消化できました。決勝に向けて、いいペースとリズムを見つけることに集中しました。昨年と同じスタイルで仕事をしています。路面コンディションが変わり続ける中、集中してセットアップに取り組むことができました。もちろん優勝を目指し、全力を尽くします」

    中上貴晶(MotoGP 10番手)
    「初日をトップ10で終えることができました。今日も予選のようなアタック合戦となりましたが、明日のFP3は、さらに厳しい戦いになると思います。しっかりトップ10をキープし、ダイレクトでのQ2進出に挑みたいです。今日は路面のコンディションがよくありませんでした。そのためリアタイヤのグリップに苦戦しましたが、FP1、FP2ともに安定したタイムで走行できたのはよかったと思います。明日はさらにコンディションがよくなり、タイムもさらに上がると思いますが、自分たちのできることをしっかりやってベストグリッド獲得に挑みたいです。今日はトップから1秒差以内に21台という本当に厳しい戦いでした。ちょっとでもミスをすると大きくポジションを下げることになるので、気を緩めることができません。明日は、いいグリッドから決勝に進めるように全力を尽くします」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 21番手)
    「このサーキットは、これまでも、あまりうまく走ることができませんでした。その理由は、グリップが悪く、非常に滑りやすいサーキットだからです。今日は、トップから遅れているタイムを取り戻そうと努力しました。ポジションはよくありませんが、トップとは1秒差以内です。FP1、FP2でかなり前進できました。集中力を維持して、引き続きがんばります」

  • ホンダ:F1バーレーンGP 金曜フリー走行レポート

    ホンダ:F1バーレーンGP 金曜フリー走行レポート

    ホンダのF1エンジンを搭載したレッドブル・レーシングとトロロッソの4台のマシンは、F1バーレーンGP初日のフリー走行で一日を通して高い信頼性を見せた。

    バーレーンではP1が日中、P2は夕刻後に行われるため、外気温を中心に、コンディションが大きく変化する。P1では、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン、ピエール・ガスリーが5番手・6番手となり、トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトが9番手となった。

    アレクサンダー・アルボンがP1でマークした13番手のポジションをP2でも自身の最速タイムを更新しながらキープ。ピエール・ガスリーは予選シミュレーション中にソフトコンパウンドタイヤでクリアラップ走行ができず、P2を12番手で終えた。ダニール・クビアトはP2では10番手となり両セッションをトップ10以内で終え、マックス・フェルスタッペンは約0.25秒差という僅差の中、金曜最後のセッションは6番手となった。

    ホンダのF1エンジンを搭載した4台は今日行われた金曜のプラクティスから得られたデータをベースに、明日のバーレーンGP予選でQ3進出をかけて戦うこととなる。

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今日はPUとしては通常の金曜と同様に、このサーキットにあわせたPUセッティングの最適化を進め、2チーム、4台ともにスムーズにプログラムを消化できた一日でした。ここでは日中に行われるP1と夕刻に行われるP2で大きくコンディションが異なるため、様々な路面や外気温の状況に合わせたデータを取ることができました。それらのデータを元に、これからの作業でレースと予選に向けたセットアップを進めます」

    マックス・フェルスタッペン (レッドブル・レーシング)
    「悪くはありませんでしたが、もう少しいい結果にもできたとも思います。ミディアムタイヤでの手応えはよく、最初のショートランでの走行で最速タイムを出せるはずでしたが、最終コーナーでのわずかな問題で0.2、3秒タイムを落としてしまいました。ソフトタイヤでは十分なグリップを得られなかったので、改善できるよう追及しなければいけない点だと思います。ロングランでも、レースで最もよく使うであろう、ミディアムタイヤで手応えを感じる結果となりました。予選のアタックラップはたった1周のみとなりそうなので、セットアップの細かい調整がさらに必要です。現時点で一番速さを見せているフェラーリチームがメルボルン大会で抱えていた問題をどうやら解決したようなので、ギャップをより縮められるようにしたいと思います」

    ピエール・ガスリー (レッドブル・レーシング)
    「P1とP2の最初の方でのパフォーマンスはとてもよかったと感じました。P1が行われた今朝は気温がとても高く、マシンのバランスは理想的だとは言えないものの悪くはありませんでした。午後のP2ではミディアムタイヤで速さを見せることはできましたが、ソフトタイヤではどこか速さに欠けるペースでした。最初の周で思ったようにできなかったので、理想的ではありませんでしたが3周目でプッシュするしかありませんでした。相対的にはマシンの調子はよく、ソフトタイヤ装着時の改善が必要であるのと、このセッティングでのペースが少しつかめていないだけだと思います。マシンへの手応えから、自信を感じています。もちろんメルボルンとは違うトラックなので、それに合わせすべてを最適化しなければなりませんが、明日にはさらに自信をもって挑めると思います」

    ダニール・クビアト (トロロッソ・ホンダ)
    「総じて、手応えのある金曜日になりました。今日の走行で予定していたテスト項目を全てカバーし、金曜の走行では一番大事なロングランとショートランでの走行も行うことができました。中団チームのパフォーマンスはとても僅差なので、明日の予選でいいポジションに持っていけるよう、今夜時間をかけて準備していきたいと思います」

    アレクサンダー・アルボン (トロロッソ・ホンダ)
    「チームにとってポジティブな日となったのではないでしょうか。中団争いはとても僅差で、少しのミスも許されないと感じています。
    今朝のセッションでマシンのバランス調整に少し苦戦してしましたが、P2までには改善することができました。しかしマシンのパフォーマンスを上げるためには、今夜さらに改善策を見いだす必要があります。明日を最善の状態で迎えられるよう調整が必要なことはまだいくつかあり、僅差の中団争いで必要なのはマシンの最大のパフォーマンスを引き出すことが重要であると思います。改善するべき点は分かっているので、明日の予選では更に戦える状態で迎えられるようにしていきたいと思います」

  • MotoGP | ホンダ:第2戦 アルゼンチンGP プレビュー

    MotoGP | ホンダ:第2戦 アルゼンチンGP プレビュー

    2019年のMotoGP 第2戦 アルゼンチンGPが、3月29日(金)~31日(日)までの3日間、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスの北東約1,200kmに位置するアウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンドで行われる。当地での開催は今年で6回目となる。

    テルマス・デ・リオ・オンドは、サンティアゴ・デル・エステロ州の州都サンティアゴ・デル・エステロから約65kmに位置し、温泉が出ることから、アルゼンチン国内ではスパリゾート地として知られている。また、このサーキットからはアンデス山脈の雄大な景色を望むことができる。

    アウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンドが完成したのは2008年。その後、13年に大幅な改修が行われ、同年8月には初の世界選手権となる世界ツーリングカー選手権(WTCC、現WTCR)が開催された。そして、翌年の14年4月には、ロードレース世界選手権(WGP)が初めて開催された。

    初開催の14年の決勝日は5万2,749人(3日間の合計で12万5,961人)。15年は5万234人(同合計で13万360人)。16年は5万1,535人(同合計で13万6,969人)、17年は6万1,223人(同合計で16万7,398人)、18年は6万3,305人(3日間:17万1,604人)と観客数は着実に増加している。

    テルマス・デ・リオ・オンドは人口2万5,000人の小さな街だが、アルゼンチンGPには毎年大勢のファンが詰めかけ、この国の一大イベントの一つに成長し、地元の経済発展に寄与している。

    そのため、ファンはもちろんのこと、レース関係者にとっても宿泊施設などを確保するのが非常に難しい大会の一つ。宿泊施設を確保できないファンたちが夜を徹してお祭り騒ぎを楽しむイベントとなっている。

    アウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンドは、ほぼ平坦な土地に作られた一周4.806kmのコースで、メインストレートが1.076kmと長く、中高速コーナーが続くシンプルなレイアウトとなっている。

    アルゼンチンGPのスタートは、ブエノスアイレス郊外のアウトドローモ・オスカル・ガルベスで1961年に初めて開催され、99年まで断続的に計10回開催された。テルマス・デ・リオ・オンドに舞台を移してから今年で6年目となり、アルゼンチンGPは通算16回目の開催となる。

    テルマス・デ・リオ・オンドに舞台を移した過去5年間では、3年連続(通算5回)チャンピオンのマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、予選では14年から17年まで、4年連続でポールポジション(PP)を獲得している。昨年は不安定な天候の中で6番手と初めてPPを逃したが、コース攻略という点では、ライバルを圧倒してきた。

    決勝でも、14年、16年は優勝したが、15年は他車と接触して転倒リタイア、17年も転倒リタイアに終わっている。いずれも優勝争い、もしくはトップを快走していながらの転倒という悔しい結果だった。そして昨年は、混乱したスタート進行の中で、スタート方法に違反があったとしてライドスルーのペナルティーを科せられた。そのため、ほぼ最後尾となる19番手までポジションを下げたあと、すばらしい追い上げをみせて5番手まで浮上したが、他車との接触でタイムが加算されるペナルティーで18位、ノーポイントという悔しい結果だった。

    こうして過去5大会で圧倒的なスピードを見せてきたマルケスだけに、今年は3年ぶり3回目の大会制覇の期待が寄せられる。開幕戦カタールGPでは、優勝争いを繰り広げての2位。今大会も、優勝を目指すことはもちろんだが、表彰台獲得を目標に戦う。

    チームメートでRepsol Honda Teamで2戦目を迎えるホルヘ・ロレンソ(Repsol Honda Team)は、今季初表彰台、初優勝に挑む。ロレンソは、ウインターシーズンのトレーニング中に左手を負傷、そのために2月のマレーシアテストをキャンセル、2月下旬のカタールテストだけで開幕戦カタールGPに挑んだ。初日は快調なスタートを切ったが、2日目のフリー走行で転倒を喫し、その影響で予選グリッドは15番手、決勝は後方グリッドから追い上げて13位でフィニッシュした。ロレンソは、ウインターテストで負傷した左手に加え、開幕戦カタールGPの転倒でろっ骨を痛めたが、この2週間のインターバルで、左手とろっ骨は順調に回復した。アルゼンチンGPでは、14年大会の3位以来となる2度目の表彰台獲得を目指す。

    昨年の大会を制しているカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が、開幕戦カタールGPからの2戦連続表彰台と大会2連覇に挑む。クラッチローは、昨年10月のオーストラリアGPのケガのために、ウインターテストは十分ではなかったが、RC213Vのセットアップが順調に進み、開幕戦カタールGPでは3位でフィニッシュ。カタールGP初表彰台を獲得して絶好のシーズンのスタートを切った。今大会はシーズンを通して得意とするサーキットの一つ。今年はHondaライダーとして6年目のシーズンとなるが、15年の3位、17年の3位、昨年の優勝に続き、アルゼンチンGP4回目の表彰台獲得を目指す。

    MotoGPクラスで2年目のシーズンを迎える中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、開幕戦カタールGPで9位でフィニッシュ。順調なスタートを切った。今年は、ウインターテストから好調で、開幕戦の目標はトップ10入りすることだった。予選ではベストグリッドとなる9番手につけ、決勝でもトップグループを視野に9位でフィニッシュした。昨年の最終戦バレンシアGPでベストリザルトの6位でフィニッシュ。以来、スペインのバレンシアとヘレス、年明けのマレーシアとカタールテストでつねにトップ10入りを果たしてきた。昨年のアルゼンチンGPでは、MotoGPクラス初ポイント獲得となる13位でフィニッシュ。今年は2戦連続シングルフィニッシュとベストリザルト獲得に挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP 総合2位)
    「カタールGPでは、いいスタートを切って、最後までバトルすることができました。アルゼンチンGPでも、いいレースをして、なるべくたくさんのポイントを獲得することが目標になります。カタールGPが終わってから、アルゼンチンGPまで2週間のインターバルがありました。この2週間の間には、モトクロスのトレーニングに戻ることができました。体調もよくなっています。今回のレースは自信があります」

    カル・クラッチロー(MotoGP 総合3位)
    「優勝したことがあるサーキットは、得意なサーキットだと思われがちですが、それほど単純ではありません。アルゼンチンのサーキットは好きですが、昨年は普通とは違う状況でした。スタートの混乱とその後のペナルティーなどがなければ、マルクが勝っていたと思います。昨年のレースでは、MotoGPではなにが起きるか分からないということが証明されました。気持ちを新たにし、先入観を持たずアルゼンチンに向かいたいです。そして、さらにポイントを獲得したいと思います。すべてのレースで優勝を目指しています。今回もベストを尽くします」

    中上貴晶(MotoGP 総合9位)
    「カタールGPが終わり、すぐにスペインへ移動しました。アルゼンチンGPに向けて、バルセロナで一生懸命トレーニングをしました。昨年のアルゼンチンGPでは、MotoGPクラスで初ポイントを獲得しました。また、チームメートのカル・クラッチローがそのレースで優勝しました。すばらしい思い出があります。好きなサーキットです。僕のライディングスタイルに合うレイアウトです。カタールGPはすばらしいレースになりました。今大会もとても楽しみにしています。トップ10に入れるようにがんばります。もしかしたらトップ6かトップ7争いができるかもしれません。それが今週末の目標です」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 総合13位)
    「カタールでは、思っていたような結果を出すことができませんでしたが、ポテンシャルの高さを見せることはできたと思います。アルゼンチンではさらにマシンを改善できればと思います。2週間の休みの間は、手首と、ろっ骨の回復に専念しました。 手首はかなりよくなり、ろっ骨もかなり痛みが取れました。これまでアルゼンチンはあまりいい結果を残していません。しかし、今年はHondaが新たなチャンスを与えてくれると感じています」

  • ホンダ:2019年 第2戦 F1バーレーンGP プレビュー

    ホンダ:2019年 第2戦 F1バーレーンGP プレビュー

    ホンダは、レッドブル・レーシングとスクデーリア・トロ・ロッソとともに2019年のF1世界選手権 第2戦 バーレーンGPに挑む。

    開幕戦オーストラリアGPでは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが3位入賞を果たしてホンダに11年ぶりの表彰台をもたらすとともに、トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトが10位入賞を果たす好スタートを切った。

    2018年のバーレーンGPは、ホンダが2015年にF1へ復帰して以来の最高位フィニッシュとなったこともあり、トロロッソ・ホンダにとって忘れられないレースになった。予選6番手を獲得し、決勝では5番グリッドから臨んだピエール・ガスリーが、さらにポジションを上げて4位フィニッシュ。レースウイークを通じて懸命に取り組んできた成果が現れた。

    夕方にスタートが切られるトワイライトレースとして行われ、ドラマティックな戦いが繰り広げられる。サーキットは砂漠の中に位置しており、コース上には砂が舞うためにグリップが弱くなるほか、パワーユニットも砂の粒子による影響を防がねばならず、当地特有のチャレンジが待ち受けている。

    田辺豊治 (ホンダF1 F1テクニカルディレクター)
    「2019年開幕戦オーストラリアGPでは、ホンダF1として11年ぶりに表彰台を獲得するというよい形でシーズンのスタートが切れました。一方で、予選・本戦を通して他車と我々のパフォーマンス差も見えました。開幕戦で得られたデータの解析を進め、この第2戦に備えると共に今後のシーズンに向けての準備も進めています。今回のレースが行われるバーレーン・インターナショナル・サーキットは、前戦アルバートパークがストップアンドゴー型のストリートサーキットだったのに比べて、長めのストレートが特徴なより一般的なレーストラックです。異なる特性のサーキットでの戦いから、自分たちのマシンパッケージに対する理解がさらに深まる週末になると思います。我々にとってバーレーンGPは、昨年トロロッソ・ホンダのガスリー選手と、F1復帰以降最高位となる4位を獲得した特別なレースです。オーストラリアで得たいい流れを継続し、今回もポジティブな結果とともに終わりたいと考えています」

    マックス・フェルスタッペン (レッドブル・ホンダ)
    「走行時間が昼から夜に変化するので、マシンバランスの面でも挑戦しがいのあるレースウイークになると思います。プラクティスと予選ではトラックコンディションが異なり、予選が始まるまで僕たちの実力の程度がはっきりとは分かりません。中盤のテクニカルなセクターがバーレーンのサーキットの魅力ですし、今年はうまく走れると思います。オーストラリアで表彰台を獲得してシーズンを開幕できたのはとてもうれしいですが、メルボルンは特殊なサーキットです。中国GPが終わるまで僕たちの実力の程度ははっきりとは分からないので、まだ安心はできません」

    ピエール・ガスリー (レッドブル・ホンダ)
    「バーレーンは僕の好きな大会の一つです。去年この場所で、F1での自分のベストリザルトである4位を獲得しました。その時の感動を思い出し、前向きな気持ちになります。レース結果だけでなく、6番手というベストの予選結果を獲得して、5番グリッドから決勝をスタートできたのもいい思い出です。そのようないい経験と思い出があるので、バーレーンは特に好きな大会です。メルボルンでのレースウイークが難しいものだっただけに、アストンマーティン・レッドブル・レーシングのドライバーとして、思い出の場所に戻るのが楽しみです。バーレーンのサーキットが好きですし、マシンには競争力があるので、トラックを走るのが待ちきれません」

    アレクサンダー・アルボン (トロロッソ・ホンダ)
    「オーストラリアでは、フリー走行で少ししくじってしまったものの、レースウイークにはおおむね満足しています。予選はいい走りができただけに、ポイント獲得に届かなかったのは残念でしたが、次戦のバーレーンに向けてポジティブな雰囲気で臨めるような手ごたえを得ることができました。多くのことを学びましたし、しっかりと準備ができています。先週は初めてのグランプリということもあり、インタビューやメディア対応などでかなり多忙になることが分かりましたし、こんなにたくさんファンと触れ合えるとは思っていませんでした。これがF2とは大きく異なる点ですね。マシンをドライブするという点ではそんなに変化はなく、ヘルメットを被れば、やるべきことは簡単です。コース上にいる間は集中して走るのみなので、セッション中は気が楽でした。バーレーンは、F2でのレース経験があるので、少なくともどんなコーナーがあるかは把握しています。昨年のF2レースでは、かなりいい走りができていました。楽しいコースとは言えませんが、走る分にはいいところです。ロングストレートが複数あるので、その分、各コーナーでの走りが重要です。その点は少しモンツァに似ていて、簡単にはリズムをつかめないサーキットです。レース用サーキットなので、(公道も使用する)メルボルンと比べると、路面のバンプが少なくなります。コースを分かっていて、メルボルンで経験も積めたので、今週末は少し楽に感じられればいいなと思っています。まだベテランドライバーのような気分にはなれないでしょうが、何が起きるか予想はつくので、物事はよりシンプルに進むはずです」

    ダニール・クビアト (トロロッソ・ホンダ)
    「先週のオーストラリアでは、いいシーズンのスタートが切れました。中団の混戦の中で戦えることが分かり、チームも大きな自信を得られたと思いますし、ポジティブな気持ちでバーレーンに向かえています。パッケージを進化させるとともに、マシンについての理解も深めていかなければなりません。僕もエンジニアとハードワークをして、マシンの持つ力を引き出さなければならないし、バーレーンでそれがどの程度なのかも見えると思います。オーストラリアでは、メカニック、エンジニアがそれぞれの役割を全うしていて、チーム全員の働き方に感銘を受けました。こうしたチームスピリットが見られてうれしいですし、次戦に向けても同じ姿勢で臨まなければなりません。これまで、バーレーンでは特にいい結果を残せていないのですが、コースは面白く、ドライブしていて楽しいです。アルバートパークとは大きく変わり、レース専用コースになるので、マシンの挙動を確認するのにとても適しています。したがって、僕らの実力の程度やマシンの競争力も見えやすいと思います。また、メルボルンより気温も高くなるので、タイヤのコンディションも一般的なものになるでしょう」

    関連:2019年 F1バーレーンGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ホンダF1 「バーレーンではF1エンジンの能力がより明確になる」

    ホンダF1 「バーレーンではF1エンジンの能力がより明確になる」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2019年のF1世界選手権 第2戦 バーレーンGPへの意気込みを語った。

    今年からレッドブル・レーシングが加わり2チーム・4台体制でのF1エンジン供給を開始したホンダは、開幕戦オーストラリアGPでレッドブルのマックス・フェルスタッペンが3位入賞を果たし、ホンダとして11年ぶりの表彰台を獲得した。

    だが、田辺豊治は、開幕戦で優勝したメルセデスとはまだ明らかなパフォーマンスギャップがあると考えており、常設サーキットでロングストレートを備えるバーレーンでは、両チームのマシンとパワーユニットの実力がより明確にわかることになるだろうと語る。

    「オーストラリアでのシーズン開幕戦では3位でフィニッシュし、2008年以来となる表彰台を獲得する良い結果を出すことができました」と田辺豊治はコメント。

    「ですが、予選とレースの両方で勝利チームとは明らかなパフォーマンスギャップがありましたし、英国と日本の施設に戻ってすぐにメルボルンで4台のクルマから収集したすべてのデータの詳細な分析を開始し、今週末とその後のレースにむけてパワーユニットの開発作業を続けました」

    「これから我々はバーレーンとサキール・サーキットに向かいます。多くのストップ&ゴーがある他とは異なるアルバート・パーク・サーキットとは異なるノーマルな常設サーキットです」

    「サキールのトラックにはかなり長いストレートもあるので、週末の終わりまでには両方のマシン/PUパッケージの能力とポテンシャルについてよりはっきりとしたアイデアを得られるはずです」

    「昨年はガスリーとトロロッソがその年のベストリザルトとなる4位入賞を果たしたので、もちろん、バーレーンには良い思い出があります。ここでもっと良い思い出をつくれるよう、オーストラリアで目にしたポジティティな傾向を継続するために努力していきます」

    関連:2019年 F1バーレーンGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ホンダF1 「レッドブルとの結果は2020年以降のF1継続のためにも重要」

    ホンダF1 「レッドブルとの結果は2020年以降のF1継続のためにも重要」

    ホンダにとって今年のレッドブル・レーシングとの結果は、2020年以降もF1参戦を継続するかどうかの重要な要素となる。

    今年、レッドブルとホンダは、新たな2年間のパートナーシップを開始。開幕戦オーストラリアGPでレッドブル・ホンダは2015年にF1に復帰して以来の初となる表彰台をホンダにもたらした。

    ホンダにとってV6ターボハイブリッドエンジン時代での表彰台なしの期間は81レースの終わりを告げたが、今シーズンのより大きな目標は勝利を挙げることにある。

    また、ホンダは、他の参加者と同様に、2020年以降の新たなF1契約にコミットする必要がある。

    レッドブル・レーシングのチャンスはホンダがF1参戦を継続することを会社に納得させるためにどれくらい重要であるかと質問されたホンダF1のマネージングディレクターを務める山本雅史は「今年はホンダにとって2020年以降にF1にどのようにコミットを考えるための非常に重要なシーズンになると思います」と Autosport にコメント。

    「全体的な状況を判断しなければなりません。ひとつの要因は2021年の規制についてですし、もちろん、それは含まれることになります。また、F1を中心としたビジネスとマーケティングもそうです」

    「最後のことはレッドブルとどのような結果を達成できるかです。ひとつつのことだけで判断することはできません」

    F1は、3月26日(火)にロンドンで開かれた会議で、2021年の大きなビジョンを様々なステークホルダーに提示しました。

    この会議に先立ち、山本雅史はF1が進めている方向性は“正しい”ものであり、彼らはマニュファクチャラーのニーズに“耳を傾けていた”と述べた。

    2015年にF1に復帰したホンダだが、パフォーマンスと信頼性によってマクラーレンから日常的に批判される苦しい3シーズンに耐えてきた。

    しかし、2018年にレッドブルのジュニアチームであるトロロッソとの新たなパートナーシップで再建の1年を過ごし、レッドブル・レーシングにホンダのF1エンジンを搭載させることを納得させた。

    山本雅史は以前はホンダのモータースポーツ活動全般を統括しており、マネージングディレクターとしての新しい役割は、以前はモータースポーツのボスだったことから、ホンダがF1プロジェクトに注力していることを示している。

    山本雅史は、技術チームが“快適な環境”で仕事をし、ホンダの上級管理職との関係を処理することが自分の責任であると述べた。

    「ホンダとして、我々がモータースポーツのあらゆるカテゴリーに参加する際の目的は勝つことです」と山本雅史は述べた

    「レッドブルとのパートナーシップを解すする前に、経営陣に対して、我々がどのようにしてそれを達成するかについて詳細をの説明しました。そして、私たちは上級経営陣に納得させました」

    「ですから、今、会社の気持ち、そして、ここにいる人々は、勝利に向かって同じ方向性を持っています」

  • 鈴鹿サーキットレーシングスクールの入校式が開催

    鈴鹿サーキットレーシングスクールの入校式が開催

    3月27日(水)、鈴鹿サーキットにて、鈴鹿サーキットレーシングスクール(SRS)の2019年度入校式が行われた。40名がライダーあるいはドライバーになる夢を叶えるべく、本格的にレースについて学ぶ。

    SRSは、“世界のトップクラスとして通用するライダー・ドライバーの育成”を目的として、92年に開校。国内外で活躍する数多くのライダー・ドライバーを輩出してきた。

    昨年11月の株式会社モビリティランドとホンダによる合同記者会見では、SRS卒業生の佐藤琢磨氏がSRS-Kart、SRS-FormulaのPrincipalに就任し、長年にわたりSRSで講師として若手ドライバーの教育にあたってきた中野信治氏がVice Principalを務めることが発表された。

    入校式では、SRS-MotoのPrincipalである岡田忠之氏は「今年の新入生はみんないいレベルです。講師の先生方がアドバイスをくれます。聞くことは簡単ですが、自分の走りを自分の力で分析する力をつけてもらいたい。考えてから講師に質問をしてほしい。そうすることで全日本や世界に行く壁を自分自身で超えてほしい。厳しい世界ではありますが、講師の先生と力を合わせてほしい」と生徒にエールを送った。

    佐藤琢磨からは「『自分はここで夢をつかむんだ』と97年の入校式で思ったことを思い出しますし、中嶋悟さんから声をかけていただいたことも覚えています。このスクールでは思いきりチャレンジしてほしい。世界で頂点を目指す人に我々は最高峰のサポートをしたい。自覚と意識を持って、いま自分が座っているシートが当たり前と思わないでほしいです。みんな才能があって選ばれた人であるのは間違いありませんが、悔しい思いをした人たちがいることを忘れずに、この時間を大切にしてほしい。両親、講師陣、メカニックに感謝をして、自分に負けないよう最高の走りをして、最高の人間になってください。成長をすごく楽しみにしています。1年間一緒にがんばっていきましょう!」と、自らの経験を交えながら式辞があった。

    なお、入校式に先駆けて、鈴鹿サーキットでは、SRS-Moto BasicとSRS-Kartの走行トレーニングを実施。参加した生徒は、講師からアドバイスを受けながら、走行技術を学んだ。

    27日には、19年度よりフランスモータースポーツ連盟による育成プログラム「FFSA Academy」との連携が決まったことも発表された。SRSからFFSA Academyへのカリキュラムの参加、FFSA AcademyからSRSのカリキュラムの参加など相互交流のほか、海外レース・海外コースを経験する機会を通じて生徒のレベルアップを目指す。

  • インディカー | ホンダ:第2戦オースティン 決勝レースレポート

    インディカー | ホンダ:第2戦オースティン 決勝レースレポート

    テキサス州の州都オースティンにある高速ロードコース、サーキット・オブ・ジ・アメリカスで初めて開催されたインディカー・レースで、ルーキーのコルトン・ハータ(Harding Steinbrenner Racing)がキャリア初優勝を飾った。

    曇り空の下でスタートが切られ、3番手へと一つ順位を上げたハータは、レースを通してそのスピードを維持してトップグループを走り続けた。終盤のフルコースコーション直前に行ったピットストップが功を奏し、トップに躍り出た。

    2台のマシンが接触し、1台がガードレールに強くヒットしてストップしたために出されたフルコースコーションは、その時点でトップと2番手を走っていたドライバーたちがまだ最後のピットストップを終えていなかったタイミングで出された。彼らが給油とタイヤ交換を行うためにピットに入ると、すでに作業を終えていたハータが先頭に躍り出た。トップを走っていたウィル・パワー(シボレー)はこのときのピットストップでメカニカルトラブルが発生し、リタイア。2番手、3番手だったアレクサンダー・ロッシ(Andretti Autosport)とスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)はピットイン後、14番手、15番手まで大きく順位を下げた。

    レース再開はゴールまで残り10周。ここでハータは、ルーキーながらプレッシャーなど感じていないかのような落ち着きぶりでダッシュ。1周でジョセフ・ニューガーデン(シボレー)とライアン・ハンターレイ(Andretti Autosport)という2人の元チャンピオンを2秒以上も突き放すと、その後もミスをすることなくリードを一時は4秒にまで広げるベテランのような走りをみせ、歓喜のチェッカーフラッグを受けた。サーキット・オブ・ジ・アメリカスに集まった大勢のファンは、新しいアメリカ人ウイナーの誕生に大歓声を送っていた。

    ハータは、インディカーで2勝を挙げたブライアン・ハータの息子。少年時代からレースキャリアを積んできた彼は、18歳でインディカー・シリーズでの初優勝を達成した。これまでの最年少ウイナーは、2008年のセント・ピーターズバーグで19歳3カ月と2日で勝利したグレアム・レイホールだったが、ハータ二世が18歳11カ月と25日で優勝し、新しいインディカー最年少ウイナーとなった。昨シーズンの最終戦ソノマが初レースだったハータは、デビュー3戦目にして早々と初優勝。第2戦終了時点のポイントスタンディングでも2番手につけた。

    そして、今回の勝利はHarding Steinbrenner Racingにとってもうれしい初勝利だっら。2017年にHarding Racingとして参戦を開始し、18年が初のフルシーズン出場。19年からはHarding Steinbrenner Racingに体制変更し、Hondaエンジンを使うようになった。18年シーズンにはHondaエンジンで走る5チームすべてが優勝を記録したが、19年はHondaファミリーに加わったばかりの新チームが開幕2戦目にして早くも優勝を飾った。

    3位でゴールしたのはハンターレイ。12年のインディカー・チャンピオンは2戦目にして今シーズン初の表彰台に上った。4位グラハム・レイホール(Rahal Letterman Lanigan Racing)、5位セバスチャン・ブルデー(Dale Coyne Racing with Vasser-Sullivan)、6位マルコ・アンドレッティ(Andretti Herta with Marco & Curb-Agajanian)、7位佐藤琢磨(Rahal Letterman Lanigan Racing)、9位アレクサンダー・ロッシ(Andretti Autosport)、10位はジャック・ハーヴェイ(Meyer Shank Racing with Arrow SPM)と、Hondaドライバー8人がトップ10でのフィニッシュを達成した。ロッシはゴールまで10周のリスタート時点では14番手。そこからの驚異的な走りをみせた。5つもポジションアップを果たした彼の走りも、ファンの目を惹きつけるものだった。

    佐藤琢磨は予選ではアタックラップが他車の出した赤旗により計測されず、14番グリッドからのスタートを切った。ハードタイヤで走り出すと1回目のピットストップを早めに行い、残り周回はソフトタイヤを連続投入する作戦を採用し、徐々にポジションを上げて行った。3回目のピットストップではエアジャッキの作動が悪く、時間をロスして順位を落としたが、その後に出されたフルコースコーションが有利に働き、ポジションのばん回に成功。ゴールまで10周のリスタート後にもオーバーテイクを成功させ、7位でゴールした。マシントラブルによるリタイアを喫した開幕戦の直後だけに、確実に走り切っての7位フィニッシュを佐藤とチームは喜んでいた。

    次戦はアラバマ州バーミンガムでのHondaグランプリ・オブ・アラバマ。サーキット・オブ・ジ・アメリカスと同じ常設ロードコースですが、コースの特徴は大きく異なる。緑の中を縫う、アップアンドダウンに富むサーキットの中で白熱したバトルが繰り広げられることとなるだろう。

    コルトン・ハータ(優勝)
    「私たちのチームの作戦がすばらしかったと思います。今日のレースでは、まさか自分たちが勝てるとは思ってもいませんでした。表彰台に上ること、3位でのゴールを目標にしていたんです。実際に、私たちにはそれを実現できるだけのスピードがあると、レースを戦っていて感じました。そして、私たちにとって完ぺきなタイミングでフルコースコーションが出されました。驚きました。最後のリスタートからのバトルで体力を使いきりました。リスタート後の私たちにはスピードがありました。今日はレースの序盤から、私たちは走り始めが早く、周回を重ねてからペースダウンする戦いになっていました。だからリスタートからゴールまでが短いのは私たち向きで、速さを見せることができたのだと思います。最高の1日になりました」

    佐藤琢磨(7位)
    「昨日のプラクティスと予選でマシンをよくできたので、そこから細かい部分にさらに変更を加えて決勝に臨みました。空力をトリムしたセッティングが正解ではなく、今回の自分たちはロードコースでマシンの力を最大限引き出すことができていたとは言えません。チームメートのグレアム・レイホールは4位ですし、私たちはジャッキのトラブルがありましたが、フルコースコーションを味方につけて7位でゴールすることができました。チーム全体にとって、サーキット・オブ・ジ・アメリカスでのレースはよいものになったと感じています。今回のデータと経験は次のシリーズ第3戦が行われるバーバー・モータースポーツ・パークでも活かすことが可能なはずですから、よりよい戦いぶりを見せられるようにしたいと思います」

  • IMSA | ホンダ:セブリング12時間レース 決勝レポート

    IMSA | ホンダ:セブリング12時間レース 決勝レポート

    2019年もACURAはIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップの最高峰カテゴリーであるDPi(デイトナ・プロトタイプ・インターナショナル)に2台のアキュラARX-05をエントリーさせている。シーズン第2戦はセブリング12時間レース。開催地は開幕戦の行われたデイトナビーチから100マイルほど南、内陸のより温かなエリアとなる。空港を使ったコースでのレースは1952年から行われており、アメリカで最も長い歴史を誇っている。

    平坦なコースだが高速コーナーが多く、路面がバンピーなこともあってマシンにもドライバーにも非常に過酷なレースとして知られ、数々のドラマティックなバトルが繰り広げられてきたことから人気も高いレースとなっている。

    カーナンバー#7をつけるACURA ARX-05はエリオ・カストロネベス/リッキー・テイラー/アレクサンダー・ロッシの3人がドライブし、12時間の過酷なレースを戦い抜いて4位でフィニッシュした。レース序盤はマシンセッティングがコンディションに合っていなかっために苦戦し、驚くほどクリーンでフルコースコーションがほとんど出されずにハイペースでレースは進む中、テイラーのスピンと、緩んだシートベルトを締め直すためのピットストップで2周の遅れを取った。しかし、ピットストップで調整を続けてマシンが本来のスピードを取り戻すと、3人のドライバーたちはトップグループと同等のラップタイムで周回し、ばん回のチャンスを待ち続けた。その粘り強さは、レース終盤に重ねて出されたフルコースコーションによって報われ、カーナンバー#7はリードラップへと復活。2ラップの遅れを跳ね返し、4位でチェッカーフラッグを受けた。

    もう1台のARX-05はデイン・キャメロンにより予選でポールポジションを獲得し、午前10時40分のスタートからペースカーの後ろでトップを走った。路面コンディションが向上して12周目にグリーンフラッグが振り下ろされると、その直後からキャメロンは電気系統に不具合からギアシフトがスムーズに行えず、苦しい戦いを余儀なくされた。ステアリングを交換しても問題は解決されず、さらに2回のピット作業を行って後退した彼らだったが、ファン・パブロ・モントーヤ/シモン・パジェノーと交代して戦い続け、9位でのゴールを果たした。

    GTDクラスに出場する2台のACURA NSX GT3 EVOは、DPiのアキュラ勢とは逆に、終盤に続けて出されたフルコースコーションによって優勝のチャンスを逃した。キャサリン・レッグ/ビア・フィゲイレド/クリスティーナ・ニールセンの3人が乗るカーナンバー#57は、17台が出場するGTDクラスで、その大半がリードラップで走り続ける過酷なバトルを戦い、レースが終盤を迎えてからトップに浮上した。フィニッシュドライバーはNSXでの3シーズン目を迎えているレッグが担当。真っ暗になったコースでの彼女のスピードはすばらしいものだったが、最後のピットストップで5番手まで後退し、ゴールまで10分を切ってからのリスタートでは複数のマシンが接触し、コースオフを強いられたため、リカバーするもクラス8位でのゴールとなった。

    予選でGTDクラスのポールポジションを獲得したトレント・ハインドマンは、決勝でもウエットコンディションで目覚ましい走りを披露し、90分間の走行で2番手以下に30秒近くの差をつけた。しかし、レース終盤のトップ争いの中でカーナンバー#86はピットで機材に接触したためにペナルティーを科せられ8番手まで後退。レッグと同様に最後のリスタート後のバトルでライバル勢と接触してコースを外れ、そこからばん回するも手にした結果はクラス7位だった。

    リッキー・テイラー(総合4位 / DPiクラス4位)
    「本当に、最終的には満足ができた戦いでした。2ラップの遅れをレース序盤の2時間で取りながら、そこからリードラップにばん回したのですから。チームとしてファンタスティックな戦いぶりをみせることができたと思います。絶対にあきらめない姿勢により、最後の最後でリードラップに戻ることができました。優勝を争うペースを実現できていなかったのは事実ですが、幾らかの幸運が味方をしてくれていたら表彰台に上ることはできていたでしょう。4位でゴールしたことで、チャンピオンを争うためのポイントを稼ぐことができたと考えています。この先のシーズンはスプリントレースが続きますから、全力でプッシュします」

    トレント・ハインドマン(GTDクラス 7位)
    「Meyer Shank Racing、Acura、そしてHPDに感謝します。私たちのマシンは本当にすばらしいハンドリングになっていました。暑いときも、ウエットコンディションでも、路面がドライになっても、気温が下がってからも、レースを通してそれは変わりませんでした。このような戦いが可能なチームで走れることを誇りに感じています。私は2人のチームメートたちから多くを学ぶこともできています。でも、最終的に今回は私たちの日になりませんでした。何度もトップに立ちましたし、先頭を走るマシンの走りは非常によいものでしたから、このまま戦い続ければ幸運が巡って来ると思います」